JP4067943B2 - 内燃機関の無接点点火装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の点火装置をストップスイッチの操作にもとづき失火制御可能にする内燃機関の無接点点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の動力源として駆動される例えばチエンソーにあっては、木材の切断作業中にキックバックと呼ばれるチエンソー自体の木材からのはね戻し現象が生じる場合があり危険である。一方、この現象が発生したとき、失火用スイッチを直ちに操作することにより、内燃機関を停止させてソーチエンの駆動を停止することが行われている。
【0003】
前記失火用スイッチは、磁石を持つロータの回転によって発電コイルが誘起する電圧を短絡するように切り替え操作が可能であり、この発電コイルの短絡によって点火装置を失火状態に保持し、チエンソーの駆動を停止可能にしている。
【0004】
【特許文献】
実公平3−43421号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の内燃機関の無接点点火装置にあっては、失火用スイッチとして自己保持型のスイッチを用いていたため、内燃機関が停止した後にこれを再起動するために前記失火用スイッチを再操作しなければならず、チエンソーなどのように頻繁に停止および再起動を繰り返して使用するのに不便であるという問題があった。
【0006】
本発明は前記のような問題を解消するためになされたものであり、失火用のストップスイッチの操作により、内燃機関を一時的に失火させて予め設定した時間経過後に、自動的に再起動させることができる内燃機関の無接点点火装置を簡単でローコストな構成にて提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のために、請求項1の発明にかかる内燃機関の無接点点火装置は内燃機関の回転に同期して電圧を誘起する発電コイルおよびトリガコイルと、前記発電コイルの誘起電圧を充電する点火用充放電コンデンサと、前記トリガコイルが誘起した電圧にもとづく設定タイミングで、前記点火用充放電コンデンサの電荷を点火回路へ供給する第1のスイッチング素子と、前記トリガコイルの誘起電圧を時定数回路を介して受けて一つの安定動作状態を保持するフリップフロップ回路と、該フリップフロップ回路を他の安定動作状態となるようにスイッチ操作することで、前記第1のスイッチング素子を介して前記発電コイルをショートさせるストップスイッチとを備えたことを特徴とする。
【0008】
これにより、内燃機関の回転数制御を実施しながら、簡単でローコストな構成にて、一時的な失火制御および自動的な再起動を実現することができる。
【0009】
また、請求項2の発明にかかる内燃機関の無接点点火装置は、前記時定数回路が前記フリップフロップ回路の二つの入力端子に各別に接続され、前記ストップスイッチ側の時定数回路の時定数に対してもう一方側の時定数回路の時定数を小さくしたことを特徴とする。
【0010】
これによりエンジンの停止後から再起動までの時間を任意に選んだ短時間に設定することができる。
【0011】
また、請求項3の発明にかかる内燃機関の無接点点火装置は、内燃機関の回転に同期して電圧を誘起する発電コイルおよびトリガコイルと、前記発電コイルの誘起電圧を充電する点火用充放電コンデンサと、前記トリガコイルの誘起電圧が最初にトリガレベルに達したときトリガされて導通し、前記点火用充放電コンデンサに充電した電圧をイグニッションコイルに供給する第1のスイッチング素子と、前記発電コイルおよびトリガコイルの誘起電圧を充電するトリガ制御用コンデンサと、該トリガ制御用コンデンサの充電に続く放電の所定時間分、前記トリガコイルの誘起電圧による前記第1のスイッチング素子のトリガを禁止する第2のスイッチング素子と、前記トリガコイルの誘起電圧を時定数回路を介して二つの入力端子に受けて動作可能となるフリップフロップ回路と、該フリップフロップ回路の動作を反転するように操作され、前記第2のスイッチング素子をオフ状態に保ちつつ、前記トリガコイルの誘起電圧による前記第1のスイッチング素子のオンによって前記発電コイルをショートさせるストップスイッチとを備えたことを特徴とする。
【0012】
これにより内燃機関を常用回転数までは起動性および馬力の向上を図り、常用回転数以降では内燃機関の過回転を防止しながら、一時的な失火制御を実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図について説明する。図2は本発明における内燃機関の無接点点火装置を構成する発電コイル1およびトリガコイル2のロータ3に対する配置関係を示す説明図である。同図において、ロータ3は、例えばアルミ製の非磁性体4内に、磁石5を挟むようにして一対の磁極6,7を埋設したものからなる。また、これらの各磁極6,7はロータ3の外周面に一部が図示のように露出しており、ロータ3の回転中に後述のコアの脚端面に対向可能とされている。
【0014】
また、8はロータ3に対向したコ字状の前記コアであり、これらの脚8a,8bにはそれぞれ前記発電コイル1およびトリガコイル2が巻装されている。なお脚8a,8bのロータ3との対向面は円弧状に形成されて、ロータ3との距離を一定に保つようにされている。
【0015】
図1は本発明の内燃機関の無接点点火装置を示す回路図である。同図においては、発電コイル1にダイオード9、点火用充放電コンデンサ10およびイグニッションコイル11の一次コイル11aが直列接続され、これが発電コイル1が誘起する正の電圧を充電する充電回路を構成している。
【0016】
また、点火用充放電コンデンサ10は、第1のスイッチング素子としてのサイリスタ12のアノード・カソードおよびイグニッションコイル11の一次コイル11aとともに直列接続されて、これらが点火用充放電コンデンサ10の充電電荷を放電する放電回路を構成している。これによれば、サイリスタ12がトリガされて導通したとき、前記点火用充放電コンデンサ10の充電電荷をイグニッションコイル11に放出するように機能する。
【0017】
さらに、前記イグニッションコイル11の二次コイル11bには点火プラグ13が接続されており、前記サイリスタ12のアノード・カソード間には、イグニッションコイル11の一次側のLC発振用ダイオード14が接続されている。
【0018】
一方、トリガコイル2の両端には、ダイオード15、抵抗16、トリガ制御用コンデンサ17および逆流防止用ダイオード18が直列接続されている。また、発電コイル1とダイオード9とを結ぶ回路および前記抵抗16とトリガ制御用コンデンサ17とを結ぶ回路間に、ダイオード19および抵抗20が直列接続されている。
【0019】
また、前記トリガ制御用コンデンサ17の両端にはこれとともに時定数回路を形成する抵抗21、22が直列接続され、これらの抵抗21、22の接続点に第2のスイッチング素子としてのトランジスタ23のベースが接続されている。このトランジスタ23のコレクタは、前記トリガコイル2とダイオード18とを結ぶ回路に接続されている。また、そのエミッタはダイオード24を介してトリガコイル2とダイオード15とを結ぶ回路に接続されている。さらに、前記コレクタは抵抗25を介してサイリスタ12のゲートにも接続されている。サイリスタ12のゲート、カソード間にはゲート電位設定用の抵抗26が接続されている。図3は図1におけるトリガコイル2とトランジスタ23のベースとの間に接続される失火制御回路を示す。同図において、前記トリガコイル2の正端子側Pに電圧整流用のダイオード27、抵抗28および電圧平滑用のコンデンサ29が順次直列接続されて接地されており、このコンデンサ29には抵抗30と、後述のICからなるフリップフロップ回路を耐圧保護するツェナダイオード31が並列接続されている。
【0020】
また、前記コンデンサ29には前記フリップフロップ回路32の一方の入力端子が接続され、このフリップフロップ回路32の他方の入力端子が抵抗33を介して前記コンデンサ29に接続されている。この他方の入力端子は、メカニカルに操作される自己復帰型のストップスイッチ34およびコンデンサ35をそれぞれ介して図示のように接地されている。なお、コンデンサ29および抵抗33は時定数回路を構成している。
【0021】
一方、フリップフロップ回路32の出力端子にはダイオード36および抵抗37を介してトランジスタ38のベースが接続されている。そして、このトランジスタ38のエミッタは接地され、コレクタは図1におけるトランジスタ23のベース側Qに接続されている。39は一端がフリップフロップ回路32の出力端子に接続され、他端が接地されたコンデンサである。なお、コンデンサ35、39およびダイオード36は点火動作時に発生するノイズの除去に利用される。
【0022】
次に前記構成の内燃機関の無接点点火装置の動作について説明する。まず、内燃機関が作動し、ロータ3が図2において矢印A方向に回転すると、このロータ3に対向するコア8上の発電コイル1およびトリガコイル2には、図4(a)、(b)に示す波形の電圧がそれぞれ誘起される。そして、この発電コイル1の誘起電圧のうち正の電圧は、ダイオード9、点火用充放電コンデンサ10を介してイグニッションコイル11の一次コイル11aに印加されて、点火用充放電コンデンサ10に電荷が充電される。
【0023】
一方、トリガコイル2の誘起電圧のうち正の電圧は、発電コイル1の正の誘起電圧の立上りより所定周期だけ早く立上り、この電圧はダイオード15、抵抗16を介してトリガ制御用コンデンサ17を充電する。また、このトリガ制御用コンデンサ17には、発電コイル1からの正の誘起電圧によっても充電が行われ、図4(c)に示すような充電電圧波形となる。
【0024】
また、前記点火用充放電コンデンサ10の充電後にこのサイリスタ12のゲートの電位が設定レベル、つまり、トリガコイル2の誘起電圧が図4(b)に示す最初のトリガレベルTLに達すると、このサイリスタ12はターンオンして、点火用充放電コンデンサ10の電荷を、このサイリスタ12を通じてイグニッションコイル11へ供給する。このため、このイグニッションコイル11から点火プラグ13に点火電圧が印加されて、内燃機関における燃焼室内の混合気に点火が行われる。この動作の繰り返しによって、内燃機関の起動およびこれに続く回転数の上昇が促され、さらに点火時期の進角によってエンジン出力である馬力が増す。
【0025】
そして、トリガコイル2の誘起電圧が正から負に変化する過程で、トリガ制御用コンデンサ17に充電された図4(c)に示す充電電圧波形の電荷が、このトリガ制御用コンデンサ17とともに時定数回路を構成する抵抗21、22を通じて放電され、トランジスタ23がオンとなる。このため、これまでトリガコイル2、抵抗25、サイリスタのゲート・カソードおよびダイオード24を通じて流れていたトリガ電流が、トリガ制御用コンデンサ17の放電の所定時間分トランジスタ23のオンによってシャントされ、この間サイリスタ12のトリガが禁止されてオフ状態となる。
【0026】
従って、前記トランジスタ23のオンによるトリガ電流のシャントは、内燃機関が予め設定された常用回転数を超えて高速回転すると、トリガコイル2の誘起電圧が次のトリガレベルTLに達する時点にまで続くことになり、従ってサイリスタの次回のトリガが回避されることとなって、点火時期の遅角が始まる。つまり、内燃機関の回転数が、図5に示すように前記時定数回路の設定時定数に対応する常用回転数を超えると、点火時期が徐々に遅れることとなり、結果として、内燃機関の過回転を防止できる。
【0027】
一方、前記失火制御回路においては、内燃機関の作動中にトリガコイル2が誘起する電圧がダイオード27および抵抗28を介してコンデンサ29に充電されるとともに、フリップフロップ回路32の一方の入力端子に入力され、また抵抗33を介して間接的にフリップフロップ回路32の他方の入力端子にも入力される。これにより、フリップフロップ32の二つの入力端子はいずれもハイレベル「H」となり、出力端子がローレベル「L」となる一つの安定動作状態を維持する。このため、前記トランジスタ38がオフとなり、このトランジスタ38に繋るマグネット回路側の図1におけるトランジスタ23のベース電位がハイレベルに維持される。
【0028】
一方、前記内燃機関が例えば前記チエンソーなどに用いられる場合において、前記のようなキックバックにより自動的に、または作業員による手動操作によって、自動復帰型のストップスイッチ34がオンされると、フリップフロップ回路32の前記他方の入力端子の電位がローレベルになる。このためその出力端子の電位がハイレベルに固定され、他方の安定動作状態になる。また、出力端子の電位がハイレベルになることで、トランジスタ38がオンとなり、このトランジスタ38のコレクタに接続されたマグネト回路側のトランジスタ23のベース電位をアース側に短絡させる。従って、このトランジスタ23はオンしない。
【0029】
なお、発電コイル1の正電位側の波形とトリガコイル2の正電位側の波形に続く負電位側の波形との位相が重なることにより、前記トランジスタ23がオンしない場合でも、前記負電位側の波形によって、第1のスイッチング素子であるサイリスタ12がオンとなる。このため、発電コイル1の正の誘起電圧が短絡されて、点火用充放電コンデンサ10の充電が行われず、従って、内燃機関が失火状態に入り、遂には前記ロータ3の回転速度が低下して停止する。
【0030】
そして、内燃機関が停止しても、フリップフロップ回路32の入力端子の電位が例えば10秒間ハイレベルに保持されている。このため、内燃機関は直ちに再起動することはできず、前記10秒を経過すると再起動する。また、抵抗30によりコンデンサ29を放電させることにより、フリップフロップ回路32の入力電圧を一秒ほどでローレベルにすることができる。また、内燃機関の停止後にストップスイッチ34をオン操作すると内燃機関を直ちに再起動させることができる。
【0031】
図6は前記失火制御回路の他の実施の形態を示す。この図6では、前記トリガコイル2とフリップフロップ回路32の一方の入力端子との間に、図3に示したものと同様の整形回路、平滑回路を構成する電圧整流用のダイオード40、抵抗41および抵抗42からなる直列回路が接続されている。また、抵抗41、42の接続中点と接地との間に電圧平滑用のコンデンサ43が接続され、このコンデンサ43にIC保護用のツェナダイオード44が並列接続されている。なお、コンデンサ43および抵抗42は時定数回路を構成している。
【0032】
この実施の形態では、コンデンサ43および抵抗42を含む時定数回路の時定数を、コンデンサ29および抵抗33を含む時定数回路の時定数に対して小さく設定することにより、内燃機関の停止後フリップフロップ回路32の保持を短期間でリセットさせることができる。つまり、内燃機関の停止から再起動までの時間を任意の幅で短縮させて、トリガコイル2の誘起電圧が不安定になる前にフリップフロップ回路32の出力をハイレベルからローレベルにすることができる。なお、前記実施の形態のように、IC構成のフリップフロップ32用の電源としてトリガコイルの誘起電圧を用いているため、失火制御回路部の小形化を実現でき、従って無接点点火装置全体の構成の大形化やコストアップを避けることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば内燃機関の回転に同期して電圧を誘起する発電コイルおよびトリガコイルと、前記発電コイルの誘起電圧を充電する点火用充放電コンデンサと、前記トリガコイルが誘起した電圧にもとづく設定タイミングにて、前記点火用充放電コンデンサの電荷を点火回路へ供給する第1のスイッチング素子と、前記トリガコイルの誘起電圧を時定数回路を介して受け、一つの安定動作状態を保持するフリップフロップ回路とを設け、前記フリップフロップ回路を他の安定動作状態とするようにストップスイッチを操作して、前記第1のスイッチング素子を介して前記発電コイルをショートさせることにより、内燃機関の回転数制御を実施しながら、簡単でローコストな構成にて一時的な失火制御および自動的な再起動を実現することができる。
【0034】
また、前記時定数回路を前記フリップフロップの二つの入力端子に各別に設けて、前記ストップスイッチ側の時定数回路の時定数に対してもう一方側の時定数回路の時定数を小さくしたことにより、エンジンの停止後から再起動までの時間を任意に選んだ短時間に設定することができる。また、内燃機関を常用回転数までは起動性および馬力の向上を図り、常用回転数以降では過回転を防止しながら一時的な失火制御および自動的な再起動を実現することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による内燃機関の無接点点火装置を示す回路図である。
【図2】図1における無接点点火装置の要部構成を一部破断して示す正面図である。
【図3】本発明における失火制御回路を示す回路図である。
【図4】図1に示す回路各部の電圧波形を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明における内燃機関の回転数と点火時期との関係を示す特性図である。
【図6】本発明における他の失火制御回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 発電コイル
2 トリガコイル
10 点火用充放電コンデンサ
11 イグニッションコイル
12 サイリスタ(第1のスイッチング素子)
17 トリガ制御用コンデンサ
21、22 時定数回路用の抵抗
23 トランジスタ(第2のスイッチング素子)
29 コンデンサ(時定数回路)
32 フリップフロップ回路
33 抵抗(時定数回路)
34 ストップスイッチ
42 抵抗(時定数回路)
43 コンデンサ(時定数回路)
Claims (3)
- 内燃機関の回転に同期して電圧を誘起する発電コイル1およびトリガコイル2と、前記発電コイル1の誘起電圧を充電する点火用充放電コンデンサ10と、前記トリガコイル2が誘起した電圧にもとづく設定タイミングにて、前記点火用充放電コンデンサ10の電荷を点火回路へ供給する第1のスイッチング素子12と、前記トリガコイル2の誘起電圧を時定数回路を介して受け、一つの安定動作状態を保持するフリップフロップ回路32と、該フリップフロップ回路33を他の安定動作状態となるようにスイッチ操作することで、前記第1のスイッチング素子12を介して前記発電コイル1をショートさせるストップスイッチ34とを備えたことを特徴とする内燃機関の無接点点火装置。
- 前記時定数回路が前記フリップフロップ回路32の二つの入力端子に各別に接続され、前記ストップスイッチ34側の時定数回路の時定数に対してもう一方側の時定数回路の時定数を小さくしたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の無接点点火装置。
- 内燃機関の回転に同期して電圧を誘起する発電コイル1およびトリガコイル2と、前記発電コイル1の誘起電圧を充電する点火用充放電コンデンサ10と、前記トリガコイル2の誘起電圧が最初にトリガレベルに達したときにトリガされて導通し、前記点火用充放電コンデンサ10に充電した電圧をイグニッションコイル11に供給する第1のスイッチング素子12と、前記発電コイル1およびトリガコイル2の誘起電圧を充電するトリガ制御用コンデンサ17と、該トリガ制御用コンデンサ17の充電に続く放電の所定時間分、前記トリガコイル2の誘起電圧による前記第1のスイッチング素子12のトリガを禁止する第2のスイッチング素子23と、前記トリガコイル2の誘起電圧を時定数回路を介して二つの入力端子に受けて動作可能となるフリップフロップ回路32と、該フリップフロップ回路32の動作を反転するように操作されて、前記第2のスイッチング素子23をオフ状態に保ちつつ、前記トリガコイル2の誘起電圧による前記第1のスイッチング素子12のオンによって前記発電コイル1をショートさせるストップスイッチ34とを備えたことを特徴とする内燃機関の無接点点火装置。
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