JP4067325B2 - 浴槽内足裏マッサージ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入浴中に入浴者の足裏をマッサージするための浴槽内足裏マッサージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記浴槽内足裏マッサージ装置に関連する装置として、足を湯に浸けて暖めるフットバス(いわゆる足浴器)や、椅子式のマッサージ機に備えた足裏ローラーなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記フットバスは足だけを暖め、又、足裏ローラーは足の裏を摩擦するだけであるため、血行促進や快適性(リフレクソロジー)の点で一定の効果が期待できるが、足裏を十分にマッサージすることはできなかった。
【0004】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、入浴中において入浴者の足裏を十分にマッサージすることが可能となる浴槽内足裏マッサージ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本発明に係る浴槽内足裏マッサージ装置の第一の特徴構成は、請求項1に記載した如く、浴槽内に入浴している入浴者の足裏を押圧するように突出自在な指圧部材と、前記指圧部材を突出させる駆動機構と、前記入浴者の足裏に向けて水流を噴出自在な噴出ノズルとが設けられ、
前記駆動機構を構成するに、前記指圧部材をシリンダの内部でシリンダに沿って移動可能に支持されるように構成し、
前記駆動機構により、加圧された水を供給する加圧水供給手段から供給される水を、前記シリンダの前部と後部とに交互に供給して、前記指圧部材を前記シリンダの内部に引退した引退状態と前記シリンダの外部に突出した吐出状態とに切換え、前記引退状態から前記突出状態への移行時に前記指圧部材から足裏に向けて噴出する点にある。
【0006】
同第の特徴構成は、請求項に記載した如く、上記第の特徴構成に加えて、前記指圧部材が、前記加圧水供給手段にて供給された水を先端部側に位置した水流噴出孔に導く流路を備えるとともに、前記流路の途中箇所に、前記水流噴出孔から流路内への水の逆流を阻止するための逆止弁を設けている点にある。
【0007】
同第の特徴構成は、請求項に記載した如く、上記第一又はの特徴構成に加えて、前記加圧水供給手段が、前記加圧された水として、給湯装置から供給される温度調整された加圧温水を用いるように構成されている点にある。
【0008】
同第の特徴構成は、請求項に記載した如く、上記第一又は三の特徴構成に加えて、前記指圧部材の先端部の形状が変更可能に構成されている点にある。
【0009】
同第の特徴構成は、請求項に記載した如く、上記第一から第のいずれかの特徴構成に加えて、前記指圧部材により入浴者の足裏に過大な押圧力が加わるのを防止する押圧力制限手段が設けられている点にある。
【0010】
同第の特徴構成は、請求項に記載した如く、上記第の特徴構成に加えて、前記駆動機構が、弾性部材を介して前記指圧部材を押し操作して突出させるように構成されるとともに、前記押圧力制限手段が前記弾性部材にて構成されている点にある。
【0011】
同第の特徴構成は、請求項に記載した如く、上記第一から第のいずれかの特徴構成に加えて、入浴者の足裏に対する前記指圧部材の押圧力を変更調整する押圧力調整手段が設けられている点にある。
【0012】
同第の特徴構成は、請求項に記載した如く、上記第一から第のいずれかの特徴構成に加えて、入浴者の足裏に対して突出する前記指圧部材のストロークを変更調整するストローク調整手段が設けられている点にある。
【0013】
同第の特徴構成は、請求項に記載した如く、上記第一から第のいずれかの特徴構成に加えて、前記指圧部材により押圧可能な位置にある入浴者の足を載置し且つその載置位置を上下に変更可能な足載せ台が設けられている点にある。
【0014】
同第の特徴構成は、請求項10に記載した如く、上記第一から第のいずれかの特徴構成に加えて、座位姿勢の入浴者の臀部を受け止め保持する座体が設けられている点にある。
【0015】
同第十一の特徴構成は、請求項11に記載した如く、上記第一から第のいずれかの特徴構成に加えて、入浴者の前方側に位置する把持位置と収納位置とに位置変更自在なハンドルが設けられている点にある。
【0016】
同第十二の特徴構成は、請求項12に記載した如く、上記第一から第十のいずれかの特徴構成に加えて、心拍数計測手段にて計測される心拍数と前記指圧部材による押圧動作時間とを表示する表示手段が設けられている点にある。
【0017】
以下、作用並びに効果について説明する。
本発明の第一の特徴構成によれば、加圧された水を供給する加圧水供給手段から供給される水を、前記シリンダの前部と後部に交互に供給して、前記指圧部材を前記シリンダの内部に引退した引退状態と突出した突出状態とを切換える駆動機構により、指圧部材を突出させると、その指圧部材が浴槽内に入浴している入浴者の足裏を押圧する。また、加圧水供給手段が噴出ノズルに加圧された水を供給し、その噴出ノズルから前記指圧部材により押圧可能な位置にある入浴者の足裏に向けて水流が噴出される。すなわち、入浴者の足裏が指圧部材によって押圧されるとともに、指圧部材とは別に設けた噴出ノズルから噴出する水流が入浴者の足裏に当たる。
【0018】
従って、入浴中において指圧部材が入浴者の足裏を押す指圧作用と、指圧部材とは別に設けた噴出ノズルからの水流が指圧部位の周囲の足裏に当たる作用によって、入浴者の足裏を十分にマッサージすることが可能となる浴槽内足裏マッサージ装置が提供される。特に、指圧部材により、足の裏にある「湧泉」などのつぼをしっかりと押圧することができ、また、例えば、足裏全体に分布するように配置した複数の噴出ノズルにより、入浴者の足裏全体を軽く撫ぜるようにして快適なマッサージ効果を得ることができる。
そして、入浴による温熱効果と、足裏への指圧及び水流の両刺激効果とを組合せた相乗効果により、ふくらはぎ等に滞留した体液、血液が汲み上げられて、血行促進、むくみの解消などの健康増進効果が得られるとともに、快適性(リフレクソロジー)が実現される。
【0019】
さらに、本発明の第一の特徴構成によれば、加圧水供給手段が加圧された水を前記指圧部材に供給すると、前記指圧部材の先端部から水流が噴出される。すなわち、入浴者の足裏が指圧部材によって押圧されるとともに、入浴者の足裏に指圧部材の先端部から噴出する水流が当たる。
従って、指圧部材が入浴者の足裏を直接押す作用に加えて、指圧部材の先端部から噴出する水流が足裏に当たる作用によって、一層快適な指圧効果が実現できる浴槽内足裏マッサージ装置の好適な実施形態が提供される。
【0020】
同第の特徴構成によれば、前記加圧水供給手段により供給された水が前記指圧部材に備えた流路によって先端部側の水流噴出孔に導かれて、その水流噴出孔から水流が噴出した後、前記加圧水供給手段による水の供給が停止して水流噴出孔からの水流の噴出が停止するときに、前記流路の途中箇所に設けた逆止弁によって、前記水流噴出孔から流路内へ浴槽内の水が逆流することが阻止される。
すなわち、水流噴出孔からの水流噴出を停止させるために加圧水の供給を停止すると、浴槽内の水が水流噴出孔から負圧状態の流路内に逆流しようとするが、上記逆止弁によって浴槽内の水の逆流が阻止される。
従って、浴槽内の水が指圧部材内の流路やそれに連なる部分に侵入するのを防ぐことができるので、浴槽内の水が侵入した場合に、菌等の繁殖や人体からの汚染物質の堆積等による衛生状態の悪化、入浴剤による指圧部材の流路内面等の腐食のような不都合が発生するのを有効に回避することができる浴槽内足裏マッサージ装置の好適な実施形態が提供される。
【0021】
同第の特徴構成によれば、加圧水供給手段が、給湯装置から供給される温度調整された加圧温水を加圧された水として用いて、前記指圧部材又は前記噴出ノズルに供給する。すなわち、前記指圧部材の先端部又は前記噴出ノズルから、入浴者の足裏に向けて温度調整された温水が噴出される。
従って、入浴者の足裏に当たる水流の温度を変化させることで、水流の当たり作用に加えて温度による刺激効果が実現できる浴槽内足裏マッサージ装置の好適な実施形態が提供される。
例えば、浴槽内の湯温よりも高い温度の水流を指圧部材の先端部や噴出ノズルから噴出させることにより、足裏に対するお灸効果や温熱効果が得られ、逆に、浴槽内の湯温よりも低い温度の水流を噴出させることにより、足裏が冷水に接したときに得られる冷感刺激に似た効果が得られる。
【0022】
同第の特徴構成によれば、入浴者の足裏を押圧する指圧部材の先端部の形状を変更することができる。例えば指圧部材の先端部の形やサイズ(大きさ)などを変更することができる。
従って、指圧部材の先端部の形状を変更すると、足裏に対するマッサージの感覚が異なるので、使用者の好みによって指圧部材の先端部の形状を選択し、指圧効果を高めることが可能となる浴槽内足裏マッサージ装置の好適な実施形態が提供される。
【0023】
同第の特徴構成によれば、押圧力制限手段によって、前記指圧部材により入浴者の足裏に過大な押圧力が加わることが防止される。
従って、入浴者の足裏に過大な押圧力が加わることがないので、高齢者や女性、子供などでも安心して使用することができる浴槽内足裏マッサージ装置の好適な実施形態が提供される。
【0024】
同第の特徴構成によれば、指圧部材が弾性部材を介して押し操作されて突出作動するが、このときに弾性部材が押圧力制限手段として機能する。すなわち、押し操作の力が過大である場合は、弾性部材が変形して押し操作の力を吸収するので、指圧部材は弱められた力で押し操作される。一方、押し操作の力が過大でない場合は、弾性部材は変形せず、力を吸収しないので、指圧部材はそのままの力で押し操作される。
従って、指圧部材を突出させるために指圧部材を押し操作する駆動機構において、バネ等の弾性部材を力の伝達経路に介在させるだけの簡素な構成により、過大な押圧力が入浴者の足裏に加わることを回避することができる浴槽内足裏マッサージ装置の好適な実施形態が提供される。
【0025】
同第の特徴構成によれば、押圧力調整手段によって、入浴者の足裏に対する指圧部材の押圧力を変更調整することができる。
すなわち、指圧部材の押圧力を変更して指圧の強さを調整することができるので、使用者の好みに応じて、例えば、指圧の強さを強くしたいときは押圧力を大きくし、指圧の強さを弱くしたいときは押圧力を小さくするように調整する。
従って、指圧部材の押圧力の変更により、指圧部材による指圧効果を各個人の好みに応じて適切な値に調整し、便利に使用することができる浴槽内足裏マッサージ装置の好適な実施形態が提供される。
【0026】
同第の特徴構成によれば、ストローク調整手段によって、入浴者の足裏に対して突出する指圧部材のストロークを変更調整することができる。
すなわち、指圧部材の突出ストロークを変更して指圧の強さを調整することができるので、使用者の好みに応じて、例えば、指圧の強さを強くしたいときはストロークを大きくし、指圧の強さを弱くしたいときはストロークを小さくするように調整する。
従って、指圧部材の突出ストロークの変更により、指圧効果を各個人の好みに応じて適切な値に調整し、便利に使用することができる浴槽内足裏マッサージ装置の好適な実施形態が提供される。
【0027】
同第の特徴構成によれば、前記指圧部材により押圧可能な位置にある入浴者の足を足載せ台に載置するとともに、その足載せ台による載置位置を上下に変更することができる。
すなわち、使用者の体格や好み等に応じて上下位置を調整した足載せ台に足を載せた状態で足裏マッサージを行うことができる。
従って、入浴者が足載せ台に足を載せれば指圧部材により押圧可能な位置に足が位置するので、高齢者や女性、子供などでも極力疲れない状態で使い易い浴槽内足裏マッサージ装置の好適な実施形態が提供される。
【0028】
同第の特徴構成によれば、座位姿勢の入浴者の臀部が座体で受け止め保持される。
従って、入浴者が座位姿勢で足裏マッサージを行うときに臀部が受け止め保持されるので、安定した姿勢を保って足裏マッサージを円滑に行うことができる浴槽内足裏マッサージ装置の好適な実施形態が提供される。
【0029】
同第十一の特徴構成によれば、浴槽内で足裏マッサージを行うときは、入浴者が前方側の把持位置に位置変更させたハンドルを持って足裏マッサージを行い、足裏マッサージをしないときは、ハンドルを収納位置に位置変更させる。
従って、足裏マッサージを行うときに前方側に位置したハンドルにつかまり、安定した姿勢で保つことができるとともに、ハンドルを使用しないときは邪魔にならない位置に収納することができる浴槽内足裏マッサージ装置の好適な実施形態が提供される。
【0030】
同第十二の特徴構成によれば、表示手段に、心拍数計測手段にて計測される入浴者の心拍数と、前記指圧部材による押圧動作時間が表示される。
従って、入浴者は、心拍数や押圧動作時間の表示情報から足裏マッサージによる効果や指圧時間を確認することができる。
そして、上記確認に基づいて、例えば指圧の強さを調整したり、あるいは、予定の指圧時間を経過していれば足裏マッサージの停止や出湯を判断することができ、適度な負荷状態で足裏マッサージを行うことが可能となる浴槽内足裏マッサージ装置の好適な実施形態が提供される。
【0031】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
本発明に係る浴槽内足裏マッサージ装置(以下、「バスリフレクソロジャー」と呼ぶ)の第1実施形態について図面に基づいて説明する。
【0032】
図1及び図2に示すように、バスリフレクソロジャーには、浴槽1内に入浴している入浴者の足裏を押圧するように突出自在な指圧部材2と、その指圧部材2により押圧可能な位置にある入浴者の足裏に向けて水流を噴出自在な噴出ノズル12とが設けられている。上記指圧部材2は、足裏の略中央にある指圧のつぼ「湧泉」の位置に対応させて、左右の各足に対して1個づつ設けられ、噴出ノズル12は、上記「湧泉」よりも上側及び下側に位置させて、左右の各足に対して5個づつ設けられている。そして、上記指圧部材2は、先端部2Aから水流を噴出自在に構成されている。
【0033】
次に、上記指圧部材2を突出させる手段と、指圧部材2の先端部2Aから水流を噴出させる手段について説明する。
図1、図3〜図5に示すように、浴槽1の横側位置に、前記2個の各指圧部材2に対応させて指圧用シリンダユニット3が設置され、各指圧用シリンダユニット3が、取付け部材3Bによって浴槽1内の水が漏れない状態で浴槽1に接続されている。
【0034】
指圧部材2は、半球状の先端部2Aと、この先端部2Aをネジ結合により支持する円筒状の本体部2Bとからなる。そして、この本体部2Bの後端部に、指圧用シリンダユニット3のシリンダ室3A内に移動自在に支持されたピストン3Cが連設されるとともに、本体部2Bが前記取付け部材3Bによって浴槽内壁に垂直な方向に移動自在に支持されている。ピストン3Cは、ストッパー3Dで受け止めたコイルバネ3Eにより後方側(引退方向)に復帰付勢されている。従って、コイルバネ3Eが伸びてピストン3Cが後方側に復帰した位置(このとき、先端部2Aのつば2A1が取付け部材3Bに当たってピストン3Cが停止する)で、前記指圧部材2が引退状態になり、コイルバネ3Eが縮んでピストン3Cが前方側に移動した位置(このとき、縮んだコイルバネ3Eを介してピストン3Cがストッパー3Dに当たって停止する)で、前記指圧部材2が突出状態になる。
【0035】
ピストン3Cの可動範囲よりも後方側(図の右側)に位置して、シリンダ室3Aに連通する第1孔A1と、ピストン3Cの可動範囲よりも前方側(図の左側)に位置して、シリンダ室3Aに連通する第2孔A2が形成されている。そして、給湯装置5から供給される加圧温水を第1孔A1から流入させるとともに、第2孔A2への加圧温水の流入流出を停止して、引退状態にある指圧部材2を突出させる突出作動状態(図3の状態)と、給湯装置5からの加圧温水の流入を遮断すると共に、第1孔A1と第2孔A2を連通させて、突出状態にある指圧部材2を引退させる引退作動状態(図4の状態)とに切り替えるための電磁式の方向切替弁4が設けられている。尚、上記方向切替弁4は、脱衣室又は屋外等に設置した制御ユニットSU内に設けられ、指圧用シリンダユニット3との間が温水通流用のホース11で接続されている。方向切替弁4は、制御ユニットSU内の制御装置によって作動制御される。
【0036】
従って、上記指圧用シリンダユニット3、方向切替弁4、給湯装置5などによって、前記指圧部材2を突出させる駆動機構SK(具体的には、加圧された水の圧力によって指圧部材2を突出させる水圧式の駆動機構)が構成される。なお、このように指圧部材の駆動機構SKが水圧式の駆動機構であるため、浴槽1周りに供給されている水道水や前記給湯装置5からの温水等の加圧された水を利用して浴槽内足裏マッサージ装置を簡素に構成できる利点がある。
【0037】
前記本体部2Bの内部に、筒軸方向に沿って流路R1が形成され、この流路R1にピストン3Cよりも前方側のシリンダ室3Aが連通している。さらに、流路R1の途中箇所には、後方への通流を阻止するために、流路R1を塞ぐように弁座6Cに向けてバネ6Bで付勢された弁体6Aを備えた逆止弁6が設けられている。又、図12(イ)及び(ロ)に示すように、先端部2Aの斜め前部位置に正面視で90度回転対称の位置に、4個の水流噴出孔f1が形成されるとともに、各水流噴出孔f1に連通する分岐状の流路R2が上記流路R1に連通している。従って、指圧部材2が、前記加圧水供給手段FK1にて供給された水を先端部2A側に位置した水流噴出孔f1に導く流路R1,R2を備えるととともに、その流路R1,R2の途中箇所に、前記水流噴出孔f1から流路R1,R2内への水の逆流を阻止するための逆止弁6を設けている。
【0038】
上記指圧部材2の先端部2Aの形状は変更可能に構成されている。具体的には、先端部2Aの大きさが人差し指サイズになるように、半球の径が10mm〜20mm程度に形成されている。図12(イ)に径が小さい例を、図12(ハ)に径が大きい例を示す。なお、先端部2Aは半球状以外の種々の形状(楕円形状等)に形成することが可能である。
【0039】
そして、前記突出作動状態(図3の状態)では、ピストン3Cよりも前方側のシリンダ室3A内の温水が加圧され、その加圧された水が流路R1に流入して逆止弁6を開状態にし、流路R2を通過して先端部2Aの水流噴出孔f1から噴出される。一方、前記引退作動状態(図4の状態)では、ピストン3Cよりも後方側のシリンダ室3A内の水が方向切替弁4を介して、ピストン3Cよりも前方側のシリンダ室3A内に流入するため、ピストン3Cよりも前方側のシリンダ室3A内の温水が加圧されず、逆止弁6が閉状態になるので、上記水流噴出孔f1からの水の噴出は停止し、同時に、浴槽1内の湯がシリンダ室3Aに進入(逆流)することが防止される。
【0040】
従って、上記指圧用シリンダユニット3、方向切替弁4、給湯装置5などによって、前記指圧部材2の先端部2Aから水流を噴出させるために前記指圧部材2に加圧された水を供給する加圧水供給手段FK1が構成される。そして、この加圧水供給手段FK1が、上記加圧された水として、給湯装置5から供給される温度調整された加圧温水を用いている。
【0041】
前記指圧部材2の先端部2Aの材料としては、1)繰り返し荷重に対する強度、2)押圧力を伝達するための剛性、3)耐水性(吸水性が低く、膨潤しないこと)、4)耐熱性(60℃で強度低下、変質しないこと)、5)線膨張率が低いこと、6)耐薬品性(腐食しないこと)、7)コスト低く、重量が軽いこと等の条件が要求される。これらの条件を考慮すると、樹脂材料や、表面コーティングしたアルミなどが適当である。樹脂の中では、例えば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、POM(ポリアセタール)、高分子PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等が使用できる。
【0042】
又、図示はしないが、上記先端部2Aにキャップを被せて、ソフトな指圧を実現することができる。そのキャップの材料としては、1)皮膚を損傷しない柔軟性と肌触り、2)繰り返し荷重に対する強度、3)耐水性(吸水性が低く、膨潤しないこと)、4)耐熱性(60℃で強度低下、変質しないこと)、5)線膨張率が低いこと、6)耐薬品性(腐食しないこと)等の条件が要求される。これらの条件を満たす材料として、ネオプレン、軟質ゴム、シリコン等がある。
【0043】
次に、前記噴出ノズル12から水流を噴出させる手段について説明する。
図1、図6〜図8に示すように、浴槽1の横側位置に、左右の各足用に設けた前記5個の噴出ノズル12のうち、上部で横方向に並ぶ3個の噴出ノズル12に対応させて1個のノズル用シリンダユニット13が設置され、下部で縦方向に並ぶ2個の噴出ノズル12に対応させて1個のノズル用シリンダユニット13が設置されている。この各ノズル用シリンダユニット13が、取付け部材13Bによって浴槽1内の水が漏れない状態で浴槽1に接続されている。
【0044】
具体的には、先端側に噴出ノズル12を形成したノズル体15が、シリンダ室13Aの前側に連通する状態で、ノズル用シリンダユニット13に接続されるとともに、シリンダ室13A内に移動自在に支持されたピストン13Cが、ストッパー13Dで受け止めたコイルバネ13Eにより後方側に復帰付勢されている。従って、コイルバネ13Eが伸びて後方側に復帰した位置と、コイルバネ13Eが縮んで前方側に移動した位置(このとき、縮んだコイルバネ13Eを介してピストン13Cがストッパー13Dに当たっている)の間が、ピストン13Cの移動範囲となる。
【0045】
ピストン13Cの可動範囲よりも後方側(図の右側)に位置して、シリンダ室13Aに連通する第1孔A3と、ピストン13Cの可動範囲よりも前方側(図の左側)に位置して、シリンダ室13Aに連通する第2孔A4が形成されている。そして、給湯装置5から供給される加圧温水の圧力を増圧回路16によってさらに高い圧力に増圧し、その増圧された加圧温水を第1孔A3から流入させるとともに、第2孔A4への加圧温水の流入流出を停止して、復帰位置にあるピストン13Cを前方側に移動させる噴出作動状態(図6の状態)と、上記加圧温水の流入を遮断すると共に第1孔A3と第2孔A4を連通させて、前方側に移動したピストン13Cを後方側に移動させる噴出停止状態(図7の状態)とに切り替えるための電磁式の方向切替弁14が設けられている。尚、上記方向切替弁14は、前記制御ユニットSU内に設けられ、ノズル用シリンダユニット13との間が温水通流用のホース17で接続されている。方向切替弁14は、制御ユニットSU内の制御装置によって作動制御される。
【0046】
図9に増圧回路16の構成を示す。中央部分のシリンダ室の内径d1が左右両側部分のシリンダ室の内径d2よりも大きいシリンダ40が設けられ、このシリンダ40内に、中央部分41aのロッド径が上記内径d1に等しく、左右両側部分41bのロッド径が上記内径d2に等しく形成されたピストン41が移動自在に保持されている。中央部分のシリンダ室の両端側夫々に、第1遮断弁42と第2遮断弁43を介して給湯装置5からの加圧温水の供給路が接続されている。また、左右の小径のシリンダ室の各端部に、逆止弁44a,44cを介して給湯装置5からの加圧温水の供給路が接続されるとともに、逆止弁44b,44dを介して前記方向切替弁14の流入口が接続されている。
【0047】
上記増圧回路16において、先ず、第1遮断弁42を通過状態に駆動し、第2遮断弁43を遮断状態に駆動すると、ピストン41が下記の式で表わされるF1の力を受けて図の右方向に移動する。式中、p1はピストン41よりも右側の大径のシリンダ室内に生じる圧力である。このとき、右側の小径のシリンダ室内の水にF2の力が加わり、この力F2と下式の関係にある圧力p2が生じる。そして、F1とF2が等しいことから、最終的に増圧比p2/p1が求められる。例えば、p1=1kg/cm2(水道圧)、d1=4cm、d2=2cmの場合、
増圧比p2/p1=3となり、3kg/cm2の増圧された加圧温水が噴出ノズ
ル12に供給される。
【0048】
【数1】
F1=(π/4)(d12−d22)p1
F2=(π/4)(d22)p2
p2/p1=(d12−d22)/(d22
【0049】
次に、第1遮断弁42を遮断状態に駆動し、第2遮断弁43を通過状態に駆動すると、ピストン41が図の左方向に移動する。このときは逆止弁44b,44dが働いて上記増圧された加圧温水の圧力は低下しない。以下、両遮断弁42,43の駆動状態を交互に切り替える動作を所定周波数で繰り返す。
【0050】
そして、前記噴出作動状態(図6の状態)では、ピストン13Cよりも前方側のシリンダ室13A内の温水が加圧され、その加圧された水がノズル体15に供給されて噴出ノズル12から水流が噴出される。一方、前記噴出停止状態(図7の状態)では、ピストン13Cよりも前方側のシリンダ室13A内の温水が加圧されないので、噴出ノズル12からの水の噴出は停止する。尚、噴出停止状態では、ピストン13Cよりも後方側のシリンダ室13A内の水が方向切替弁14を介して、ピストン13Cよりも前方側のシリンダ室13A内に流入し、浴槽1内の湯がシリンダ室13Aに進入することを防いでいる。
【0051】
従って、上記ノズル用シリンダユニット13、方向切替弁14、増圧回路16、給湯装置5などによって、前記噴出ノズル12から水流を噴出させるために前記噴出ノズル12に加圧された水を供給する加圧水供給手段FK2が構成される。そして、この加圧水供給手段FK2が、上記加圧された水として、給湯装置5から供給される温度調整された加圧温水を用いている。
【0052】
図1及び図2に示すように、前記指圧部材2により押圧可能な位置にある入浴者の足を載置し且つその載置位置を上下に変更可能な足載せ台31が設けられている。足載せ台31の上下位置変更機構について説明すると、足載せ台31の基端部が、浴槽1の内壁に上下向きに形成した凸状の案内レール32によって上下方向に移動自在に支持されるとともに、足載せ台31を適当な上下位置で締め付け固定するクランプ31Aが設けられている。
【0053】
図1に示すように、浴槽1内には、座位姿勢の入浴者の臀部を受け止め保持する座体7が設けられている。この座体7は、入浴者の臀部の形状に沿うように断面略L字型に形成された移動台7Aと、この移動台7Aを前後方向にスライド自在な状態で支持する基台7Bとで構成され、基台7Bは、浴槽1の底部表面に免状ファスナー等にて固定されている。
浴槽1には、入浴者の前方側に位置する把持位置と収納位置とに位置変更自在なハンドル8が設けられている。すなわち、ハンドル8の基端部が浴槽1の前方縁部に設けた回動機構9によって、手前側に倒れて略水平状態となる把持位置と、垂直方向に立った状態の収納位置との間で回動自在に支持されている。尚、ハンドル8の先端には入浴者が把持し易いように環状の把持部8aを備えている。
【0054】
浴室の横壁には風呂リモコン10が設置され(図1参照)、この風呂リモコン10は、図10及び図11に示すように、制御部20と、制御部20に接続される状態で、各種情報を表示する表示部21、スピーカー22、給湯温度等を設定するためのアップダウン式の設定キー23、運転/停止スイッチ24、湯張りスイッチ25、追い炊きスイッチ26等が設けられている。尚、制御部20は、前記給湯装置5及び図示しない追い炊き装置と通信自在に接続され、上記各スイッチによる指令を各装置に伝達している。上記風呂リモコン10には、入浴者の心拍数を計測する心拍数計測手段27が接続されている。心拍数計測手段27は、例えば入浴者の耳にクリップで装着する携帯式の心拍計で構成される。
【0055】
前記風呂リモコン10の表示部21を利用して、前記心拍数計測手段27にて計測される入浴者の心拍数と前記指圧部材2による指圧動作時間(マッサージ時間)を表示する表示手段101が構成されている。尚、指圧動作時間については、前記制御部11が制御ユニットSUから指圧動作状態であることの情報を入手して指圧動作開始時からの時間を計測し、その指圧動作開始時からの時間を指圧動作時間として表示部21に表示させる。
【0056】
〔第2実施形態〕
次に、本発明に係るバスリフレクソロジャーの第2実施形態について説明する。
この第2実施形態では、入浴者の足裏に対する前記指圧部材2の押圧力を変更調整する押圧力調整手段100が設けられている点を除いて、第1実施形態と同様に構成されている。
具体的には、図13に示すように、前記ピストン3Cよりも後方側のシリンダ室3Aと浴槽1内とを連通する流路R3が形成され、流路R3の浴槽内への出口箇所に通流面積を変更自在な調整ネジ30が設けられている。即ち、調整ネジ30を回して通流面積を大きくするほど、ピストン3Cを押す水圧が浴槽1内に逃げて低下し指圧部材2の押圧力が弱くなるので、上記調整ネジ30にて押圧力調整手段100が構成されている。
【0057】
〔第3実施形態〕
次に、本発明に係るバスリフレクソロジャーの第3実施形態について説明する。
この第3実施形態では、前記指圧部材2により入浴者の足裏に過大な押圧力が加わるのを防止する押圧力制限手段102が設けられている点を除いて、第2実施形態と同様に構成されている。即ち、前記駆動機構SKが、弾性部材(後述のコイルバネ34)を介して前記指圧部材2を押し操作して突出させるように構成されるとともに、前記押圧力制限手段102が前記弾性部材(後述のコイルバネ34)にて構成されている。
【0058】
具体的には、図14に示すように、加圧温水の圧力(指圧部材2を押し操作する力)を指圧部材2に伝達するピストン3Cが、加圧温水の圧力を受ける筒状ピストン部32と、指圧部材2の本体部2Bに結合された中間部材33と、筒状ピストン部32と中間部材33を結合する前記弾性部材としてのコイルバネ34とで構成されている。因みに、このコイルバネ34のバネ定数は大きく、例えば前記ピストン3C戻し用のコイルバネ3Eのバネ定数の3倍程度に設定する。この構成において、何らかの理由(給水圧の変動等)により通常の場合に比べて過大な圧力が筒状ピストン部32に加わった場合には、コイルバネ34が収縮して過大な押圧力の発生を防止し(緩衝作用)、指圧部材2には弱められた押圧力が伝達されるので、入浴者の足裏に過大な押圧力が加わることが防止される。一方、筒状ピストン部32に加わる圧力が過大でない場合には、コイルバネ34は収縮せず、そのままの押圧力が指圧部材2に加わって突出作動する。
なお、上記弾性部材としては、コイルバネの他に、硬質ゴム材等を使用することが可能である。
【0059】
〔第4実施形態〕
次に、本発明に係るバスリフレクソロジャーの第4実施形態について説明する。
この第4実施形態では、入浴者の足裏に対して突出する前記指圧部材2のストロークを変更調整するストローク調整手段103が設けられている点を除いて、第1〜第3実施形態と同様に構成されている。
具体的には、前記指圧用シリンダユニット3に対する方向切替弁4の突出作動時間が標準値に設定されるとともに、風呂リモコン10の設定キー23を用いて上記ストロークの変更情報を入力すると、そのストロークの変更情報に基づいて、前記制御ユニットSU内の制御装置が上記方向切替弁4の突出作動時間を変更するように構成されている。例えば、指圧部材2のストロークを長くする場合は、方向切替弁4の突出作動時間が長くし、指圧部材2のストロークを短くする場合は、方向切替弁4の突出作動時間が短くする。従って、図15に示すように、上記制御ユニットSUにてストローク調整手段103が構成されている。
【0060】
〔別実施形態〕
以下に別実施形態を説明する。
上記第2実施形態では、押圧力調整手段100(調整ネジ30)が、指圧部材2の押圧力を弱くする方向での調整しかできないので、指圧部材2の押圧力を強くする方向での調整が可能な押圧力調整手段100について説明する。
具体的には、図16に示すように、前記給湯装置5からの加圧温水が前記方向切替弁4に供給される通流路の途中箇所に、増圧回路16Aと開度調整弁35とが設置され、さらに、この開度調整弁35が前記制御ユニットSU内の制御装置によって開度調整されるように構成されている。尚、増圧回路16Aは前述の増圧回路16と同様な構成である。また、上記開度調整弁35の開度は予め中程度の開度標準値に設定されている。
そして、風呂リモコン10の設定キー23を用いて上記押圧力の変更情報を入力すると、その押圧力の変更情報に基づいて、前記制御ユニットSU内の制御装置が上記開度調整弁35の開度を変更する。例えば、指圧部材2の押圧力を強くする場合は、開度調整弁35の開度を大きくし、指圧部材2の押圧力を弱くする場合は、開度調整弁35の開度を小さくする。従って、上記制御ユニットSU及び開度調整弁35にて押圧力調整手段100が構成される。
【0061】
上記第3実施形態では、押圧力制限手段102を、加圧された温水の圧力によって指圧部材2を押し操作して突出させる駆動機構SKに設けた弾性部材(コイルバネ34)で構成したが、これ以外に、例えば、突出作動時に加圧されるピストン3Cよりも後方側のシリンダ室3A内の温水圧力が所定の上限圧力を超えると、そのシリンダ室3A内の圧力を外部に逃がす圧力逃がし弁等で押圧力制限手段102を構成することも可能である。
【0062】
上記実施形態では、指圧部材2を左右の各足に対して1個設けるようにしたが、左右の各足に対して複数個の指圧部材2を設けるようにしてもよい。図17に3個の指圧部材2を設けた例を示す。この場合、3個の指圧用シリンダユニット3を小型に形成して接近配置する必要があるので、加圧温水の圧力を前記増圧回路16と同一構成の増圧回路によって、例えば3kg/cm2と高くして各指圧用シリンダユニット3に供給し、狭い受圧面積の小型の指圧用シリンダユニット3でも十分な押圧力が発生するようにしている。尚、複数の指圧部材2を設けた場合、全部の指圧部材2を同時に突出作動させる他に、各指圧部材2を順次突出させるようにすることで、快適性を一層高めることができる。
【0063】
上記実施形態では、左右の各足において、足裏の上部位置で横方向に並ぶ3個の噴出ノズル12に対応させて1個のノズル用シリンダユニット13を設置し、足裏の下部位置で縦方向に並ぶ2個の噴出ノズル12に対応させて1個のノズル用シリンダユニット13を設置したが、各噴出ノズル12に対して1個のノズル用シリンダユニット13を設けるようにしてもよい。上部位置で横方向に並ぶ3個の噴出ノズル12の場合を図18に示す。この場合も、複数個のノズル用シリンダユニット13を小型に形成して接近配置し、加圧温水の圧力を増圧回路16によって高くして各ノズル用シリンダユニット13に供給することで、狭い受圧面積の小型のシリンダユニット13でも十分な噴出力が発生するようにしている。尚、この場合は、複数の噴出ノズル12を同時に噴出作動させる他に、各噴出ノズル12を順次噴出作動させることで、快適性を一層高めることができる。
【0064】
上記実施形態では、座位姿勢の入浴者の臀部を受け止め保持する座体7を前後方向にスライド自在に構成したが、固定式の座体でもよい。
【0065】
上記実施形態では、心拍数計測手段27を、入浴者の耳に装着する携帯式の心拍計で構成したが、これ以外に、浴槽に設置した固定式の心電計測装置を利用して構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 浴槽内足裏マッサージ装置を備えた浴槽の全体構成を示す側面断面図
【図2】 指圧部材と噴出ノズルの配置を示す図
【図3】 第1実施形態に係る浴槽内足裏マッサージ装置の指圧動作を示す側面断面図
【図4】 第1実施形態に係る浴槽内足裏マッサージ装置の指圧動作を示す側面断面図
【図5】 足裏に対する指圧部材の突出動作状態を示す平面断面図
【図6】 噴出ノズルによる噴出作動の動作を示す側面断面図
【図7】 噴出ノズルの動作を示す側面断面図
【図8】 足裏に対する噴出ノズルからの水流噴出状態を示す平面断面図
【図9】 増圧回路のブロック図
【図10】 風呂リモコンの制御ブロック図
【図11】 足裏マッサージ時の表示例を示す風呂リモコンの正面図
【図12】 指圧部材の側面断面図と正面図
【図13】 第2実施形態に係る浴槽内足裏マッサージ装置を備えた浴槽の側面断面図
【図14】 第3実施形態に係る浴槽内足裏マッサージ装置を備えた浴槽の側面断面図
【図15】 第4実施形態に係る浴槽内足裏マッサージ装置の要部を示すブロック図
【図16】 別実施形態に係る浴槽内足裏マッサージ装置の要部を示すブロック図
【図17】 別実施形態に係る指圧部材の突出動作状態を示す平面断面図
【図18】 別実施形態に係る噴出ノズルの噴出動作状態を示す平面断面図
【符号の説明】
1 浴槽
2 指圧部材
2A 先端部
7 座体
8 ハンドル
27 心拍数計測手段
100 押圧力調整手段
101 表示手段
102 押圧力制限手段
103 ストローク調整手段
f1 水流噴出孔
FK1 加圧水供給手段
FK2 加圧水供給手段
SK 駆動機構

Claims (12)

  1. 浴槽内に入浴している入浴者の足裏を押圧するように突出自在な指圧部材と、前記指圧部材を突出させる駆動機構と、前記入浴者の足裏に向けて水流を噴出自在な噴出ノズルとが設けられ、
    前記駆動機構を構成するに、前記指圧部材をシリンダの内部でシリンダに沿って移動可能に支持されるように構成し、
    前記駆動機構により、加圧された水を供給する加圧水供給手段から供給される水を、前記シリンダの前部と後部とに交互に供給して、前記指圧部材を前記シリンダの内部に引退した引退状態と前記シリンダの外部に突出した吐出状態とに切換え、前記引退状態から前記突出状態への移行時に前記指圧部材から足裏に向けて噴出する浴槽内足裏マッサージ装置。
  2. 前記指圧部材が、前記加圧水供給手段にて供給された水を先端部側に位置した水流噴出孔に導く流路を備えるとともに、前記流路の途中箇所に、前記水流噴出孔から流路内への水の逆流を阻止するための逆止弁を設けている請求項1に記載の浴槽内足裏マッサージ装置。
  3. 前記加圧水供給手段が、前記加圧された水として、給湯装置から供給される温度調整された加圧温水を用いるように構成されている請求項1又は2に記載の浴槽内足裏マッサージ装置。
  4. 前記指圧部材の先端部の形状が変更可能に構成されている請求項1〜のいずれか一項に記載の浴槽内足裏マッサージ装置。
  5. 前記指圧部材により入浴者の足裏に過大な押圧力が加わるのを防止する押圧力制限手段が設けられている請求項1〜のいずれか一項に記載の浴槽内足裏マッサージ装置。
  6. 前記駆動機構が、弾性部材を介して前記指圧部材を押し操作して突出させるように構成されるとともに、前記押圧力制限手段が前記弾性部材にて構成されている請求項5に記載の浴槽内足裏マッサージ装置。
  7. 入浴者の足裏に対する前記指圧部材の押圧力を変更調整する押圧力調整手段が設けられている請求項1〜のいずれか一項に記載の浴槽内足裏マッサージ装置。
  8. 入浴者の足裏に対して突出する前記指圧部材のストロークを変更調整するストローク調整手段が設けられている請求項1〜のいずれか一項に記載の浴槽内足裏マッサージ装置。
  9. 前記指圧部材により押圧可能な位置にある入浴者の足を載置し且つその載置位置を上下に変更可能な足載せ台が設けられている請求項1〜のいずれか一項に記載の浴槽内足裏マッサージ装置。
  10. 座位姿勢の入浴者の臀部を受け止め保持する座体が設けられている請求項1〜のいずれか一項に記載の浴槽内足裏マッサージ装置。
  11. 入浴者の前方側に位置する把持位置と収納位置とに位置変更自在なハンドルが設けられている請求項1〜10のいずれか一項に記載の浴槽内足裏マッサージ装置。
  12. 心拍数計測手段にて計測される心拍数と前記指圧部材による押圧動作時間とを表示する表示手段が設けられている請求項1〜11のいずれか一項に記載の浴槽内足裏マッサージ装置。
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