JP4063366B2 - 建具用レバーハンドル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建具用レバーハンドルに関し、特に軸部と握り部有する全体としてL型形状の建具用レバーハンドルに関する
【0002】
【従来の技術】
一般に建具用レバーハンドルを創作する場合、当業者の間では視覚上最も目に触れ易い握り部の形状が重視されている。そのため、現在、握り部の形状に美的な創作がなされた色々意匠が実施されている。
【0003】
ところで、建具用レバーハンドルは、機能的にはラッチボルトをフロント板の垂直面へと後退させ、又はフロント板から突出させる操作手段の1つである。この建具用レバーハンドルは周知のように錠箱、ラッチケース等に内装されたハンドルカム軸に一体的に取付けられる。ハンドルカム軸は、ラッチボルトの出没機構を構成する部材の1つであるが、このハンドルカム軸が錠箱内に他の部材と共に正確な位置に取付けられていないと、当然、ハンドルカム軸に取付けられる内側又は外側レバーハンドルの握り部は、厳密な意味では水平状態とはならないすい。そこで、ラッチボルトの出没機構を構成する各部材(水平移動板、駆動カム板、ハンドルカム軸等)の組合わせが正確であるか否かを外部から目視により簡単に知ることができる手段が現在要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような従来の要望点に鑑み、第1の目的は、ラッチボルトの出没機構を構成する各部材(水平移動板、駆動カム板、ハンドルカム軸等)の組合わせが正確であるか否かを外部から目視により簡単に知ることができる建具用レバーハンドルを提供することである。第2の目的は、技術的な面のみならず意匠的効果を高めることができる建具用レバーハンドルを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の建具用レバーハンドルは、軸部と握り部を有する全体としてL型形状の建具用レバーハンドルに於いて、レバーハンドル1を透明の材質で形成し、またレバーハンドル1の握り部5内に液体収納部6を形成し、この液体収納部6には、水準基面用の空気9を有する液体7を封入したことを特徴とする。
【0006】
また軸部と握り部有する全体としてL型形状の建具用レバーハンドルに於いて、レバーハンドル1Aを透明の材質で形成し、またレバーハンドル1Aの握り部5A内に液体収納部6Aを形成し、この液体収納部6Aには、水準基面用の球体9Aを有する液体7Aを封入したことを特徴とする。
【0007】
さらに、軸部と握り部有する全体としてL型形状の建具用レバーハンドルに於いて、レバーハンドル1Bを透明の材質で形成し、またレバーハンドル1Bの握り部5B内に液体収納部6Bを形成し、この液体収納部6Bには、水準基面用の第1液体7Bと、この第1液体7Bに対して性質上分離する水準基面用の第2液体15とを封入したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の実施の形態を図1乃至図3で示す第1実施例で説明する。まず図1は建具用レバーハンドルの使用状態を示す概略説明図である。建具用レバーハンドル1は、周知のように扉2の開放側に丸座3或いは長座と共に取付けられる。レバーハンドル1は各種形態のものが存在するが、基本的には、図示しないハンドルカム軸に一体的に連結される軸部4と、この軸部4に対して直角方向に連設する握り部5とから成り、全体としてL型形状をしている。
【0009】
しかして、第1実施例の建具用レバーハンドル1は、全体が透明の材質で形成されている。材質としては、いわゆる強化ガラス、強化プラスチックス等が採用されている。握り部5は、軸部側5aから先端部側5bに至るまで全体として下方方向の湾曲と成っている。この場合軸部側又は先端部側の幅を自由にデザイン設計(例えば先端部側を先細り状にする。)しても良いことはもちろんである

【0010】
6は握り部5内に形成されたやや湾曲状の液体収納部で、この液体収納部6は、本実施例では軸部側5aから先端部側5bにかけて形成されている。
【0011】
7は液体収納部6に封入された水、アルコール等の液体である。この場合液体7に特に図示しないが蛍光物質を混入されている。したがって、特に夜には暗い場所に存するレバーハンドル1の存在が蛍光物質の発光により知ることができる。この液体7は、握り部5の背部(内壁面側)に形成され、かつ、液体収納部6に連通する小さな液体封入口8から封入される。液体7が液体封入口8から液体収納部6に適宜に封入した後に、該液体封入口8は握り部5と同一の材料で封止されている。液体7は白色、黒色、灰色の無彩色でも、又は青色、紫色、黄色、ピンク色等の有彩色のいずれでも良い。
【0012】
9は液体7中に混入した或いは残された気泡状の空気である。気泡状の空気9はレバーハンドル1の傾き及び該レバーハンドル1の傾きを介してラッチボルトの出没機構を構成する各部材(水平移動板、駆動カム板、ハンドルカム軸等)の組合わせが正確であるか否かを外部から目視により確かめるために液体収納部6に液体7と一緒に入れられる。この場合空気9は、水準基面の機能を有するのであれば、本実施例のように気泡状のみならず、やや大きめの空気玉を形成する空気、或いは液体7に対して境界線のような水平面を形成するやや多量の空気であっても良い。
【0013】
以上の説明から明らかなように、本発明の建具用レバーハンドル1は、技術的面に着目すると、水準器の機能を有する。したがって、建具用レバーハンドル1を扉2に丸座3と共に取付けた場合に於いて、ラッチケース又は錠箱内に図示し
ないラッチボルト駆動カム板や該駆動カム板に一体的に取付けられたハンドルカム軸がそれぞれ正確に組み合っていれば、当該建具用レバーハンドル1をハンドルカム軸に固定した際、当然、建具用レバーハンドル1の気泡状の空気9が握り部5の略中央部に来る。一方、前記ハンドルカム軸の位置が左右いずれかにズレている場合には、液体収納部6内の前記気泡状の空気9は、先端部側5b又は軸部側5aの方へ偏る。
【0014】
そこで、ラッチボルト出没機構を構成する各部材の組合わせが不正確であり、その結果、建具用レバーハンドル1の握り部5が所望の水平状態になっていないことを目視により知ることができる。
【0015】
【実施例】
この欄では、第1実施例と発明の目的が同一である第2実施例及び第3実施例について説明する。なお、これらの実施例の説明に当って、第1実施例と同一構成の部分には同一又は同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0016】
図4乃至図7に記載の第2実施例は、気泡状の空気9に代えて転動する球体 (例えばビー玉。)9Aを液体収納部6Aの液体7A中に入れた点が第1実施例と相違する。
【0017】
しかして、第2実施例の建具用レバーハンドル1Aの握り部5Aは、軸部側5aから先端部側5bに至るまで全体として腹部(内壁面)側に湾曲と成っているものの、軸部側5aから先端部側5bに至るまでの背部(外壁面)の縦方向の幅は略同一である。そして、握り部5Aに形成された液体収納部6Aの内壁底面11は、第1実施例のそれとは相違し、球体(例えばビー玉。)9Aの水準基面の機能発揮との関係で望ましくは略水平面となっている。
【0018】
また液体収納部6Aの内壁水平底面11を転動する球体9Aは、少くとも1個あれば十分であるが、本実施例では技術的効果をより高めるために、複数個(例えば3個)用いられている。すなわち、物理的に1個の球体9Aの場合よりも複数個の場合の方が転動し易くなるので、レバーハンドル1Aの僅かな傾倒状態も知ることができる。また意匠的な観点からは、球体9Aと相俟って意匠的効果を訴えるために、前記液体7Aは有彩色(例えばブルー、ピンク等)であることが望ましい。なお、前記液体7Aには、第1実施例と同様に蛍光物質が混在している。
【0019】
上記構成に於いても、建具用レバーハンドル1Aを扉2に取付けた際に、その握り部5Aが水平状態でないと、図7で示すように球体の一例としてのビー玉9Aは、液体収納部6Aの内壁底面11を軸部側5a又は先端部側5bのいずれかの方向へ転動する。
【0020】
図8乃至図11に記載の第3実施例は、気泡状の空気9に代えて第1液体7B(例えば水)に対して性質上分離する第2液体(例えば油)15を液体収納部6Bに収納した点が第1実施例と相違する。
【0021】
しかして、第3実施例の建具用レバーハンドル1Bの握り部5Bの形状は、第1実施例のそれと同一であるが、握り部5Bに形成された液体収納部6Bはやや大きめに形成されている。前記第1液体7Bは「水」であるが、この場合視覚上の識別性、或いは意匠的な効果を考慮し、ブルー、ピンク、オレンジ等の有彩色を付与した水であるのが望ましい。また前記第2液体15は「油」であるが、この場合工業用油や工業用油脂の中で望ましくは高粘性油が採用されている。なお、前記第1液体7Bには、第1実施例と同様に蛍光物質が混在している。
【0022】
上記構成に於いても、建具用レバーハンドル1Bを扉2に取付けた際に、その握り部5Bが水平状態でないと、第1液体7Bと第2液体15との分離した境界線16が斜めに見える。したがって、ハンドルカム軸等の位置が正確でないことが分かる。なお、この建具用レバーハンドル1Bは、図11で示すように使用中に操作者が操作する度に第1液体7Bと第2液体15が液体収納部6B内で波のように揺れるので、視覚上意匠的な面白さがある。それ故に、液体収納部6B内に「ヨット、魚、イルカ等」の意匠的効果を発揮することができる動的物品を入れても良い。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙するような効果がある。
(1)レバーハンドルが扉に水平状態に取付けられているか否かのみではなく、レバーハンドルの取付け状態を介し、錠箱内のラッチボルトの出没機構を構成する各部材(水平移動板、駆動カム板、ハンドルカム軸等)の組合せが正確であるか否かを外部から目視により簡単に知ることができる。
(2)透明の握り部に液体収納部を形成したので、液体を有彩色(俗に色を付けること。)にしたり、或いは液体中に動的な物品(例えばカラフルなビー玉、浮遊的な犠牲小魚等)を入れたりすることにより、技術的効果のみならず意匠的効果を高めることができる。
(3)請求項2及び請求項7に記載の発明は、暗い場所に於いて、扉のレバーハンドルの場所を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図3は本発明の第1実施例を示す各説明図。図4乃至図7は本発明の第2実施例を示す各説明図。図8乃至図11は本発明の第3実施例を示す各説明図。
【図1】第1実施例の発明の実施の形態を示す説明図。
【図2】握り部を正面側から見た概略説明図。
【図3】図2の3−3線拡大断面図。
【図4】第2実施例の発明の実施の形態を示す説明図。
【図5】握り部を正面側から見た概略説明図。
【図6】図5の6−6線拡大断面図。
【図7】扉に取付けたレバーハンドルが偏っている状態の説明図。
【図8】第3実施例の発明の実施の形態を示す説明図。
【図9】握り部を正面側から見た概略説明図。
【図10】図9の10−10線拡大断面図。
【図11】レバーハンドルを操作した直後の説明図。
【符号の説明】
1、1B、1C…レバーハンドル、2…扉、3…丸座、4…軸部、5、5A、5B…握り部、5a…軸部側、5b…先端部側、6、6A、6B…液体収納部、7、7A…液体、7B…第1液体、8…液体封入口、9…空気、9A…球体、11…内壁底面、15…第2液体、16…境界線。

Claims (7)

  1. 軸部と握り部を有する全体としてL型形状の建具用レバーハンドルに於いて、レバーハンドル1を透明の材質で形成し、またレバーハンドル1の握り部5内に液体収納部6を形成し、この液体収納部6には、水準基面用の空気9を有する液体7を封入したことを特徴とする建具用レバーハンドル。
  2. 請求項1に於いて、液体7には蛍光物質が混在していることを特徴とする建具用レバーハンドル。
  3. 軸部と握り部有する全体としてL型形状の建具用レバーハンドルに於いて、レバーハンドル1Aを透明の材質で形成し、またレバーハンドル1Aの握り部5A内に液体収納部6Aを形成し、この液体収納部6Aには、水準基面用の球体9Aを有する液体7Aを封入したことを特徴とする建具用レバーハンドル。
  4. 請求項3に於いて、球体9Aは少なくとも1個以上のビー玉であり、液体収納部6Aの内壁水平底面11を転動することを特徴とする建具用レバーハンドル。
  5. 軸部と握り部有する全体としてL型形状の建具用レバーハンドルに於いて、レバーハンドル1Bを透明の材質で形成し、またレバーハンドル1Bの握り部5B内に液体収納部6Bを形成し、この液体収納部6Bには、水準基面用の第1液体7Bと、この第1液体7Bに対して性質上分離する水準基面用の第2液体15とをそれぞれ封入したことを特徴とする建具用レバーハンドル。
  6. 請求項5に於いて、第1液体7Bは有彩色の水であり、一方、第2液体15は高粘性油であることを特徴とする建具用レバーハンドル。
  7. 請求項6に於いて、第1液体7Bには蛍光物質が混在していることを特徴とする建具用レバーハンドル。
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