JP4063172B2 - ヘッドホン - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドホンに係り、特に頭部への安定した装着を可能とし良好な装着感が得られるヘッドホンに関する。
耳に柔らかく当接するためのイヤーパッドを装着した一対のドライバユニットを略U字状に彎曲したヘッドバンドで連結し構成のヘッドホンが知られている。
そして、この構成のヘッドホンを、安定的に、また、感触よく頭部に装着できるようにその形態は検討され、従来、様々な形態のヘッドホンが提案されてきた。
例えば、ヘッドバンドの内側(頭部側)に弾性を有する一対のヘッド支持体を設け、この支持体を頭頂部側を自由端とし、側頭部側を対向する位置で片持ち的に支持させ、頭部形状に沿わせて自由端側を当接させるように構成したヘッドホンがあり、特許文献1に記載されている。
一方、ヘッドバンドの内側(頭部側)に設けた一対のヘッドパッドを、ヘッドバンドの頂部で回動可能に一点支持するように構成したヘッドホンがあり、特許文献2に記載されている。
特開平6−54389号公報 特開平10−145885号公報
ところで、一般にヘッドホンは、不特定多数の人間の頭部に装着されるので、様々な形状の頭部への装着を安定的に行え、かつ、いずれの場合においても良好な装着感が得られるようにするために、装着される頭部形状にできるだけフィットする当接部を備え、かつ、頭部形状によらず適切な押圧力を発揮する構造が必要である。
しかしながら、従来のヘッドホンはこれらを十分に満たすものではなかった。
例えば、特許文献1に記載されている構成のヘッドホンにおいては、イヤーパッドが装着されるドライバーユニット部とヘッド支持部の固定部との距離が一定距離に固定され、これを変えることができず、頭部形状に確実にフィットさせることが難しいものである。
また、頭部への押圧力がヘッドバンドを押し広げる際の反発力のみによることから、頭部形状の違い、特に大きさに対して柔軟に対応できるものではなかった。
さらに、耳と頭頂部との距離が長い人と短い人とで極端に押圧力が異なり、この距離が短い人の場合には緩く、長い人の場合にはきつくなりその最適調整が十分に行えないものであった。
従って、頭部への装着が安定して行えず、また良好な装着感を得にくいという問題があった。
一方、特許文献2に記載されている構成のヘッドホン500においては、ヘッドパッド150が移動できる(図6の矢印Q方向)ので、頭部の大きさにある程度対応できるものである。
しかしながら、ヘッドバンド110とドライバユニット100との連結点P100がドライバユニット100の中心線CL100上にあるので、大きな頭部の場合には、図6に示すように、イヤーパッド30が耳に対して下向きの押圧力F10を与えてしまうものであり、さらに、ヘッドパッド150からの押圧力F20も頭部を押し下げるように働くので、すべての力がヘッドホン500を上方向(Du方向)に外す方向の頭部からの反力を生じる。これにより、ヘッドホンが外れるような不快な装着感を被装着者に与えると共に、安定した装着ができるものではなかった。
この力の付与方向を図6(B)に模式的に示す。ヘッドパッド150が頭部を押圧する力点をX1,X2とし、イヤーパッド30が耳を押圧する力点をX3,X4とすると、押圧力F10は、四角形X1〜X4の外側へ向かう力となり、頭部を上方向に押圧する力がないことを示している。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、頭部の大きさによらず、安定して装着が可能で良好な装着感が得られるヘッドホンを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の構成を有する。
即ち、請求項1に係る発明は、耳に当接させる第1のパッド(3)を有し、電気信号を音に変換する変換器(1)を収納した一対のヘッドホンユニット(10)と、略U字状に形成された第1のヘッドバンド(11)と、前記第1のヘッドバンド(11)の端部と前記ヘッドホンユニット(10)とを連結する連結部(12,13)とを備え、前記連結部(12,13)を、前記ヘッドホンユニット(10)に、前記ヘッドバンド(11)の反対側に偏倚した位置で連結して成ることを特徴とするヘッドホン(50)である。
また、請求項2に係る発明は、伸縮可能な第2のヘッドバンド(14)を前記一対の連結部(13)の間にわたるように設け、前記第2のヘッドバンド(14)の両端部側に、頭部に当接させる一対の第2のパッド(15)を備えて成ることを特徴とする請求項1記載のヘッドホンである。
本発明によれば、装着する人の頭部の大きさによらず、安定して装着が可能であり、また、極めて良好な装着感を得ることができるという効果を奏する。
本発明を実施するための最良の形態を、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本発明のヘッドホンの実施例を示す斜視図であり、
図2は、本発明のヘッドホンの実施例を示す模式的正面図であり、
図3は、本発明のヘッドホンの実施例の要部を説明する図であり、
図4は、本発明のヘッドホンの実施例の作用を説明する模式図であり、
図5は、本発明のヘッドホンの実施例の変形例を説明する図である。
図1は、本発明の実施例のヘッドホン50の外観斜視図である。
このヘッドフォン50は、略半楕円体状の一対のヘッドホンユニット10(10A,10B)と、各ヘッドホンユニット10と連結して一方向に延在したアーム部12と、このアーム部12の先端と連結したバンド連結部13と、このバンド連結部13に固定され、バンド連結部13同士を連結する略U字状に彎曲したヘッドバンド11と、このヘッドバンド11の内側(ヘッドホンユニット10側)に配置され、一対のサブパッド15が装着され両端をバンド連結部13に連結した伸縮バンド部14とを備えている。
まず、ヘッドホンユニット10について説明する。
ヘッドホンユニット10は、電気信号を音に変換する変換手段であるドライバユニット1と、それを収納したケース2と、ケース2に装着された弾力性を有する略ドーナツ状のイヤーパッド3とを有している。
ケース2は周知の熱可塑性樹脂材で形成され、イヤーパッド3は耳に密着するような弾力性を備えて柔らかな触感が得られる材料(例えばポリウレタンフォーム)で形成される。
一方のヘッドホンユニット10Aには、ドライバユニット1に電気信号を供給するためのコード4が接続されており、他方のヘッドホンユニット10Bに対しては、コード4を分岐した配線(図示せず)をアーム部12,バンド連結部13,ヘッドバンド11等の内部を経由して接続し、電気信号が供給される。
アーム部12は、略弓状であり、その一端側がケース2と回動軸P1を有するように連結されている。図2(A)に示すように、この回動軸P1の位置は、一対のドライバユニット10の中心線CL10に対して当図の下方向に距離Lだけずれた位置に設定されている。
図2(B)は、ケース2とアーム部12とを示す模式図であるが、当図に示すように、ケース2はアーム部12に対して回動軸P1周りに角度G1の範囲で回動可能とされている。このアーム部12は、周知の熱可塑性樹脂で形成される。
一方、このアーム部12の他端側は、バンド連結部13と回動軸P2を有するように連結されている。
図2(C)は、バンド連結部13とヘッドホンユニット10とを、図2(A)における矢視DL方向から見た図である。回動軸P2は、アーム部12の概ね長手方向に設定され、アーム部12は、その回動軸P2周りに角度G2の範囲で回動(揺動)可能となるように構成されている。
ヘッドバンド11は、断面が略円形の略U字状の棒材を一対、並列に配置した形態であり、それぞれの両端がバンド連結部13と結合されている。材質としては、可撓性を有する樹脂が好適であるが、金属を使用してもよい。
このヘッドバンド11は、ヘッドホン50を頭部MHに装着する際に、押し広げられて装着されるように、非装着時のU字形状が頭部MHの形状より小さくなるように設定されている。
そのため、ヘッドバンド11には、この押し広げられる変形によって反発力F1が生じ、ヘッドホン50の装着時に両耳に対してイヤーパッド3を介してそれぞれ概ね(F1)/2の大きさの側圧(力)f1a,f1bが付与される。
ここで、ケース2が回動軸P1周りに回動可能な角度G1は、ヘッドホン50がいかなる大きさの頭部MHに装着されても、イヤーパッド3が耳に当接する当接面3aが上方を向くように設定されている。具体的には、通常の人間の頭部において両耳間の幅DMHが最大となる場合でも当接面3aが上方(頭頂部MHT側)を向くように設定されている。
従って、上述した構成から、イヤーパッド3を介して耳に付与される側圧f1a,f1bは、頭部MHの内部上方に向かう力として与えられる。
ヘッドバンド11の内側(ヘッドホンユニット10側)には、伸縮バンド14が配置されている。
伸縮バンド14は、スリーブ14Bと一対のベースプレート14Aとを備えている。
一対のベースプレート14Aは、細長の板状であり、それぞれ一端側がバンド連結部13に回動軸P4を有するように連結されている。
図2(A)に示すように、このベースプレート14Aは、回動軸P4周りに角度G4の範囲で回動可能とされている。
このベースプレート14Bは、熱可塑性樹脂の例えばPP(ポリプロピレン)で形成される。
一方、スリーブ14Bは、断面が略コ字状の、第1半体スリーブ14B1及び第2半体スリーブ14B2を内部に空間を設けるように組み合わせて成る偏平のスリーブ状である。
伸縮バンド14は、このスリーブ14Bの両端の開口部14Dからベースプレート14Aの一部が摺動自在に挿入した構成とされている。
第1の半体スリーブ14B1は可撓性を有するPP(ポリプロピレン)等の熱可塑性樹脂で形成され、第2の半体スリーブ14B2はゴムで形成され、それぞれが周知の係合構造により係合されている。
第1の半体スリーブ14B1において、その外側面14B1a(ヘッドホン50の内側を向く面)の両端近傍には、サブパット15を装着するサブパッド装着部14Cが設けられている。
このサブパッド15とサブパッド装着部14Cとについて図3を用いて詳述する。
図3(A)は、サブパッド15とサブパッド装着部14Cとの一部を示す斜視的部分断面図であり、図3(B)は、サブパッド15をサブパッド装着部14Cに装着した状態を説明する側面図であり、図3(C)は、図3(B)におけるS−S断面図である。
以下の説明は、図2(A)における左側のサブパッド装着部について説明するが、右側のサブパッド装着部も同様の対象形状である。
第1の半体スリーブ14B1の表面14B1a上には、その長手方向に沿って所定の幅t2で突出したリブ14C1が形成されている。
このリブ14C1は、その突出方向の先端部に第1の半体スリーブ14B1の表面14B1aと略平行になる底面14C3aを有する底部14C3が形成されており、概ね逆T字状に形成されている。
リブ14C1の長手方向における一方の端部には壁部14C2が形成されている。また、他方の端部側は開放されており、底部14C3が表面14B1a側に傾斜して、底面14C3aと表面14B1aとの間の間隔を狭くする傾斜端部14C4を有している。
一方、サブパッド15は、ベース部15Aとこのベース部15Aに装着されて頭部に直接当接するパッド部15Bを備えている。
パッド部15Bは弾力性を有する材料、例えばポリウレタンフォームで形成され、また、ベース部15Aは熱可塑性樹脂で形成されている。
ベース部15Aの、パッド部15Bを装着した面とは反対側の面15bには、サブパッド15の短手方向に間隙15aを有して対向配置された一対の略L字状の腕部15A1が設けられている。腕部15A1は、ベース部15の面15bから略直交方向に突出した一対の支持部15A1bと、この一対の支持部15A1bの先端から互いに向き合う方向に面15bに沿って突出した略円筒状の係合部15A1aとからなる。
また、間隙15aは、リブ14C1の厚さt2より若干大きく形成される。
この係合部15A1aの径φ1は、リブ14C1の底面14C3aと第1の半体スリーブ14B1の表面14B1aとの距離t1よりも若干大きく設定されている。
以上の構成により、リブ14C1を間隙15aに通すように係合部15A1aを傾斜端部14C4側から挿入し係合部15A1aを底部14C3aと表面14B1a間に強嵌合にて係合させることができる。
この挿入の際には、傾斜端部14C1と、第1の半体スリーブ14B1のこの傾斜端部14C1が対向する部分とを変形させながら係合部15A1aを通過させて嵌め込めばよい。これにより、容易に抜けることなく係合が維持される。
また、係合部15A1aは、リブ14C4と内側スリーブ14B1との間の、長手方向の距離L2の範囲でスライドすることができる。その際、嵌合は上述したような強嵌合となっているので、指等で力を付与しない限り、サブパッド15は任意の位置で保持されている。
一方、係合部15A1aが移動可能な範囲L2の両端近傍位置において、係合部15A1aが当接する第1の半体スリーブ14B1の表面14B1aには、係合部15A1aの曲率に概ね合わせた面を有する凹部14d1,14d2が形成されている。
この凹部14d1,14d2に係合部15A1aが嵌りこむことで、クリック感が得られ、係合部15A1aはその位置で優先的に保持される。
また、この凹部14d1,14d2は任意の位置に設けることができ、その設けた位置においてクリック感が得られると共に優先的に係合部15A1a、すなわちサブパッド15を保持させることができる。
ベース部15Aとリブ14C1との間に所定の隙間Dが得られるようにそれぞれの形状が設定されている。この隙間Dがあることにより、サブパッド15は、係合部15A1aの中心軸を回動軸P3として、図3(B)に示すような所定の角度G3の範囲で回動可能となっている。
上述した構成の伸縮バンド11は、曲率変化が可能なように円弧状に伸縮自在であり、これを頭部MHに装着すると、伸縮バンド11は、サブパッド15を介して図2の上方(矢印Duの方向)に移動させられ、その曲率が小さくなる方向に変形する。
そのため、この曲率を大きくするように反発力F2が発生し、頭部MHにはそれぞれのサブパッド15から概ね(F2)/2の力f2a,f2bが付与される。
次に、上述した構成の実施例のヘッドホン50を頭部MHに装着した際の作用について図4を用いて説明する。
図4(A)は、実施例のヘッドホン50とそれを装着した頭部MHとを模式的に示した図である。
一対のイヤーパッド3が耳MEに対して側圧を付与する力点F1A,F1Bは、ヘッドホンユニット10の回動軸P1を通る中心線CL10に平行な直線LN3上にあり、付与する力f1a,f1bは、この直線LN3上の内側方向への力である。
一方、一対のサブパッド15が頭部MHを押圧する力点F2A,F2Bは、係合部15A1aの中心を通り、サブパッド15が頭部MHと当接する当接面15Baに直交する線LN15とその当接面15Baとの交点として考えることができる。この力点F2A,F2Bにおいて頭部MHに付与する力f2a,f2bは、この直線LN15上の内側方向への力である。
上述したように、ヘッドバンド11の反発力F1により、一対のイヤーパッド3を介してそれぞれの耳には概ね(F1)/2の力f1a,f1bが付与される。また、伸縮バンド14の反発力にF2より、一対のサブパッド15を介して頭部MHには、概ね(F2)/2の力f2a,f2bが付与される。
従って、4つの力f1a,f1b,f2a,f2bは、図4(B)に示すように、すべて、力点F1A,F1B,F2A,F2Bの4点からなる四角形SQの内部方向へ向かう力となっており、すなわち、ヘッドホン50は頭部MHに対して左右上下の4方向からの力を付与してより確実に係止されるものである。
これにより、ヘッドホン50の装着は極めて安定し、被装着者に対して、頭部MHが自然に包まれるような良好な装着感を与えることができる。
また、上述した実施例のヘッドホン50における各部分の可動形態について図4(A)を用いて模式的に説明する。
まず、ドライバユニット10は、回動軸P1周りの所定角度G1の範囲で回動可能であり、また、回動軸P2周りの所定角度G2の範囲で揺動可能である。
一方、サブパッド15は、頭部MHへの当接位置が、周方向R1,R2の長さL2の範囲において可変であり、また、回動軸P3周りの所定角度G3の範囲で回動可能である。
また、伸縮バンド14は、この伸縮バンド14に沿った頭部MHの円弧長RDの長さに応じて当図の上下方向V1,V2への移動が可能である。
従って、このヘッドホン50の被装着者の頭部MHがいかなる大きさや形状であっても、その頭部MHに適切にフィットして安定した装着が可能であると共に、良好な装着感を被装着者に与えることができる。
アーム部12とヘッドホンユニット10との連結部位置は、ヘッドバンド11に沿った方向PHBにおける、ヘッドホンユニット10のイヤーパッド3の長さDXの中央DXCよりもヘッドバンド11の反対側にLだけ偏倚(オフセット)した位置であればよい(図5(E)参照)。この位置は、ヘッドホンユニット10の中心線上になくてもよく、頭部の前後方向に偏倚していてもよい。
これらを満足すれば、ヘッドホンユニット10の形状やアーム部形状は自由に設定することができる。いくつかの例を図6に示す。
図5(A)は、ヘッドホンユニット10を、そのヘッドバンド側を角形とし、反対側を丸形の異形形状とした例である。
図5(B)は、ヘッドホンユニットを略半楕円体とし、アーム部を逆U字状として2点で連結した例である。
図5(C)は、ヘッドホンユニットを角形状とした例である。この図において、連結部位置は、頭部の前後方向に距離LBだけ偏倚している。
図5(D)は、ヘッドホンユニットを卵型とし、アーム部を逆U字状として2点で連結した例である。
付言するまでもないが、回動軸P1のドライバユニット10の中心線からのオフセット距離L,回動角度G1〜G3,位置の可変範囲L2及び伸縮バンド11の上下方向の移動可能範囲については、上述した構成及び作用を満足するものであれば自由に設定することができるものである。
また、反発力F1,F2による良好な押圧感が得られるように、へッドバンド11及び伸縮バンド14の形状、材質を適宜設定することができる。
さて、本発明の実施例は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよいものである。
上述した実施例において材料として使用できる熱可塑性樹脂としては、PP(ポリプロピレン)の他にABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン),PC(ポリカーボネート)等がある。
ヘッドバンド11は、断面が略円形の2本のU字状部材であったが、これに限定されるものではなく、一枚の弾性を有する板状部材であってもよい。
また、伸縮バンド14の実施例の構成は一例であって、この構成に限定されるものではない。
一方、伸縮バンド14は、必ずしも必要なものではない。ヘッドバンド11にサブパッド装着部を形成してサブパッド15をヘッドバンド11に装着する構成にしてもよいが、頭部形状により確実にフィットさせるためには伸縮バンド14を設け、そこにサブパッド15を装着するのが最も好ましい。
さらに、伸縮バンド14とサブパッド15の双方を装着しない形態にすることもできる。
この場合、頭部MHにはヘッドバンド11を当接させ、反発力F2は、ヘッドバンド11の反発力を利用するが、良好な装着感を得るためにはサブパッド15を装着することが好ましい。
本発明のヘッドホンの実施例を示す斜視図である。 本発明のヘッドホンの実施例を示す模式的正面図である。 本発明のヘッドホンの実施例の要部を説明する図である。 本発明のヘッドホンの実施例の作用を説明する模式図である。 本発明のヘッドホンの実施例における変形例を説明する図である。 従来のヘッドホンを説明する図である。
符号の説明
1 ドライバユニット
2 ケース
3 イヤーパッド
3a (耳への)当接面
4 コード
10(10A,10B) ヘッドホンユニット
11 ヘッドバンド
12 アーム部
13 バンド連結部
14 伸縮バンド部(サブバンド)
14A ベースプレート
14B スリーブ
14B1 第1半体スリーブ
14B2 第2半体スリーブ
14C サブパッド装着部
14C1 リブ
14C2 壁部
14C3 底部
14C3a 底面
14C4 傾斜端部
14D 開口部
15 サブパッド
15a 間隙
15A ベース部
15A1 腕部
15A1a 係合部
15A1b 支持部
15B パッド部
50 ヘッドホン
CL,CLv,CLh,CL10 中心線
F1,F2,f1a,f1b,f2a,f2b 力
FA1,FA2,FB1,FB2 力点
L,L2 距離(範囲)
LN3,LN15 直線
ME 耳
MH 頭部
MHT 頭頂部
P1〜P4 回動軸
SQ 四角形
G1〜G4 (回動)角度
DX,t1,t2 幅

Claims (2)

  1. 耳に当接させる第1のパッドを有し、電気信号を音に変換する変換器を収納した一対のヘッドホンユニットと、
    略U字状に形成された第1のヘッドバンドと、
    前記第1のヘッドバンドの端部と前記ヘッドホンユニットとを連結する連結部とを備え、
    前記連結部を、前記ヘッドホンユニットに、前記第1のヘッドバンドの反対側に偏倚した位置で連結して成ることを特徴とするヘッドホン。
  2. 伸縮可能な第2のヘッドバンドを前記一対の連結部の間にわたるように設け、
    前記第2のヘッドバンドの両端部側に、頭部に当接させる一対の第2のパッドを備えて成ることを特徴とする請求項1記載のヘッドホン。
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