JP4062888B2 - スイッチギヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配電盤等盤内に複数個のサイリスタ/ダイオードスタックないしは複数個のリアクトルを多段に積載したスイッチギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のスイッチギヤを図3及び図4を参照して説明する。それらの図において、1は盤、2は3個の平板状の仕切板であり、盤1内の前部に上下に間隔をあけて設けられ、支持枠3に固着されている。4は仕切板2の4隅に固着された碍子、5は支持板であり、仕切板2の上方に碍子4に支持されている。6は支持板5に透設された上下方向の通風口、7は通風口6の上方に設けられた3個の冷却ファン、8は3個のサイリスタ/ダイオードスタックであり、それぞれ支持板5に支持され、冷却ファン7の上方に位置し、上部からR相、S相、T相の順に設けられ、各サイリスタ/ダイオードスタック8が盤1に固着されている。
【0003】
9は3個の限流リアクトルであり、盤1内の後部に上部からR相、S相、T相の順に設けられている。10・11はリアクトル9の下面、上面に当てがわれた長板状の下・上支持体、12は碍子であり、下端の4隅の碍子12上に、下支持体10、T相リアクトル9、上支持体11、その上に、4個の碍子12、下支持体10、S相リアクトル9、上支持体11、さらにその上に、4個の碍子12、下支持体10、R相リアクトル9、上支持体11が積載され、盤1に固着されている。13はR相リアクトル9の上方に固着された冷却ファンである。
【0004】
14は盤1の前扉、15は盤1の後扉、16、17は前扉14,後扉15の下部に形成された防塵フィルタ付き前吸気口、後吸気口、18は盤1の天板に固着された排気箱であり、周面に排気口が形成されている。
【0005】
そして、サイリスタ/ダイオードスタック8側の冷却ファン7により前吸気口16から流入した外気は、各碍子4の間、各支持板5の通風口6を通ってサイリスタ/ダイオードスタック8を冷却し、上方の仕切板2の外側から上方へ流れ、また、リアクトル9側の冷却ファン13により後吸気口17から流入した外気は、各碍子4の間に流入し、直接各下支持体10の間を通ってリアクトル9を冷却し、上支持体10の間を通り、順次あるいは直接上方へ流れ、それぞれ排気箱18の排気口から排気される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の前記スイッチギヤの場合、R相、S相、T相の各サイリスタ/ダイオードスタック8が、固定された仕切板2、碍子4、支持板5を介して盤1に固定されているため、各スタック8の保守点検作業がきわめて困難である。
【0007】
さらに、下段のT相スタック8を通った空気は、その上方の仕切板2の外側から中段のS相スタック8及び上段のR相スタック8に流入し、中段のS相スタック8を通った空気も、その上方の仕切板2の外側から上段のR相スタックに流入するため、上段及び中段のスタック8の冷却効果が低下する、という問題点がある。
【0008】
一方、R相、S相、T相の各リアクトル9が、各碍子12とともに一体となって盤1に固定されているため、各リアクトル9の保守点検作業がきわめて困難である、という問題点がある。
【0009】
本発明は、前記の点に留意し、盤内に多段に積載されたサイリスタ/ダイオードスタックの保守点検作業を容易にするとともに、各スタックの冷却効果を向上し、さらに、盤内に多段に積載されたリアクトルの保守点検作業を容易にするスイッチギヤを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、盤内に複数個のサイリスタ/ダイオードスタックを多段に積載したスイッチギヤにおいて、
側板・後板を有し、前面の開口部を吸気口とした複数個の仕切板を、前記盤内に間隔をあけて固着し、
前記各スタック及び冷却ファンをそれぞれ台車に搭載して前記各仕切板に載置し、
前記各スタックを前方へ引き出し自在にし、かつ、前記盤上部に排気ファンを設け、
前記冷却ファンにより、前記仕切板の前記吸気口より流入した空気が、当該仕切板に載置された前記サイリスタ/ダイオードスタックに流れ、
当該スタックを冷却した空気が、当該スタックの上方に位置する仕切板により、該仕切板の外側から上方へ流れ、
該仕切板に載置されたスタックを流れず、該スタックが下方のスタックにより暖められた空気に接せず、
前記排気ファンにより前記盤外に排出されるようにしたものである。
【0011】
前記のように構成された請求項1記載の発明は、盤内に複数個の仕切板が間隔をあけて固着され、複数個のサイリスタ/ダイオードスタックがそれぞれ台車に搭載されて各仕切板に載置され、各スタックが前方へ引き出し自在になっているため、保守点検に際し、各スタックを盤の前方へ引き出すことができ、保守点検作業がきわめて容易になる。
【0012】
その上、仕切板が側板及び後板を有し、前面に開口部を設けて吸気口となっているため、冷却ファンにより前面の吸気口より流入した空気は、その仕切板の側方及び後方へ流出せず、その仕切板に載置されたサイリスタ/ダイオードスタックのみに流れ、そのスタックを冷却した空気は、そのスタックの上方に位置する仕切板により、該仕切板の外側から上方へ流れ、該仕切板に載置されたスタックを流れず、該スタックが下方のスタックにより暖められた空気に接せず、その空気は盤の上部の排気ファンにより盤外へ排出される。
【0013】
さらに、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、盤内に複数個のサイリスタ/ダイオードスタックとともに、複数個のリアクトルを多段に積載し、前記複数個のリアクトルを1個の台車に搭載し、前記複数個のリアクトルを後方へ引き出し自在にし、かつ、前記複数個のリアクトルの上方に冷却ファンを設けたものである。
【0014】
前記のように構成された請求項2記載の発明は、多段に積載された複数個のリアクトルが1個の台車に搭載され、後方へ引き出し自在になっているため、保守点検に際し、各リアクトルを盤の後方へ引き出すことができ、保守点検作業がきわめて容易になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の1形態を図1及び図2を参照して説明する。それらの図において図3及び図4と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
19は複数個の仕切板であり、底板20、両側板21、後板22からなり、前面の開口部を吸気口23とし、上方が開放し、盤1内の前部に上下に間隔をあけて盤1に固着されている。24は枠体25及び枠体25の下面の車輪26からなるスタック用台車であり、枠体25にサイリスタ/ダイオードスタック8が支持され、枠体25の下部に3個の冷却ファン7が設けられ、仕切板19に台車24が載置され、上部からR相、S相、T相の順に各スタック8が位置している。
【0016】
27は前扉14の中部から下部にかけて形成された塩害対策用フィルタ付き前吸気口、28は盤1の天板前部に固着された前排気箱であり、排気ファン29を有し、周面に排気口が形成されている。
【0017】
30は台板31と車輪37からなるリアクトル用台車であり、台板31上に、4個の碍子12、下支持体10、T相リアクトル9、上支持体11、その上に、碍子12、下支持体10、S相リアクトル9、上支持体11、さらにその上に、碍子12、下支持体10、R相リアクトル9、上支持体11が順次積載され、各リアクトル9が台車30に搭載されている。
【0018】
33は後扉15の下部に形成された塩害対策用フィルタ付き後吸気口、34は盤1の天板の後部に固着された後排気箱である。
【0019】
そして、各サイリスタ/ダイオードスタック8が盤1に多段に積載された状態において、各スタック8の冷却ファン7により前吸気口27から流入した外気は、各仕切板19が側板21及び後板22を有し、前面に開口部を設けて吸気口23となっているため、その仕切板19の側方及び後方へ流出せず、その仕切板19に載置されたサイリスタ/ダイオードスタック8のみに流れ、そのスタック8を冷却した空気は、そのスタック8の上方に位置する仕切板19により、該仕切板19の外側から上方へ流れ、該仕切板19に載置されたスタック8を流れず、該スタック8が下方のスタック8により暖められた空気に接せず、その空気は盤1の上部の排気ファン29により盤1外へ排出される。
【0020】
さらに、各スタック8がそれぞれ台車24に搭載されて各仕切板19に載置され、各スタック8が前方へ引き出し自在になっているため、保守点検に際し、各スタック8を盤1の前方へ引き出すことができ、保守点検作業がきわめて容易になる。
【0021】
また、複数個のリアクトル9が1個の台車30に多段に積載され、後方へ引き出し自在になっているため、保守点検に際し、各リアクトル9を盤1の後方へ引き出すことができ、保守点検作業がきわめて容易になる。
【0022】
なお、前吸気口27につき、前扉14の中部から下部にかけて形成されたものを図示したが、各仕切板19の前面吸気口23に対応する部分にそれぞれ前吸気口27を形成するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の発明は、盤1内に複数個の仕切板19が間隔をあけて固着され、複数個のサイリスタ/ダイオードスタック8がそれぞれ台車24に搭載されて各仕切板19に載置され、各スタック8が前方へ引き出し自在になっているため、保守点検に際し、各スタック8を盤の前方へ引き出すことができ、保守点検作業をきわめて容易に行うことができる。
【0024】
その上、仕切板19が側板21及び後板22を有し、前面に開口部を設けて前面吸気口23となっているため、冷却ファン7により前面吸気口23より流入した空気は、その仕切板19の側方及び後方へ流出せず、その仕切板19に載置されたサイリスタ/ダイオードスタック8のみに流れ、そのスタック8を冷却した空気は、そのスタック8の上方に位置する仕切板19により、該仕切板19の外側から上方へ流れ、該仕切板19に載置されたスタック8を流れず、該スタック8が下方のスタック8により暖められた空気に接せず、その空気は盤1の上部の排気ファン29により盤1外へ排出され、各スタック8の冷却効果を向上することができる。
【0025】
さらに、請求項2記載の発明は、多段に積載された複数個のリアクトル9が1個の台車30に搭載され、後方へ引き出し自在になっているため、保守点検に際し、各リアクトル9を盤1の後方へ引き出すことができ、保守点検作業をきわめて容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の一部除去切断左側面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】従来例の一部除去切断右側面図である。
【図4】Aは図3の左側面図、Bは図3の右側面図である。
【符号の説明】
1 盤
7 冷却ファン
8 サイリスタ/ダイオードスタック
9 リアクトル
13 冷却ファン
19 仕切板
21 側板
22 後板
23 吸気口
24 台車
29 排気ファン
30 台車
Claims (2)
- 盤内に複数個のサイリスタ/ダイオードスタックを多段に積載したスイッチギヤにおいて、
側板・後板を有し、前面の開口部を吸気口とした複数個の仕切板を、前記盤内に間隔をあけて固着し、
前記各サイリスタ/ダイオードスタック及び冷却ファンをそれぞれ台車に搭載して前記各仕切板に載置し、
前記各サイリスタ/ダイオードスタックを前方へ引き出し自在にし、
かつ、前記盤上部に排気ファンを設け、
前記冷却ファンにより、前記仕切板の前記吸気口より流入した空気が、当該仕切板に載置された前記サイリスタ/ダイオードスタックに流れ、
当該スタックを冷却した空気が、当該スタックの上方に位置する仕切板により、該仕切板の外側から上方へ流れ、
該仕切板に載置されたスタックを流れず、該スタックが下方のスタックにより暖められた空気に接せず、
前記排気ファンにより前記盤外に排出されるようにした
ことを特徴とするスイッチギヤ。 - 盤内に複数個のサイリスタ/ダイオードスタックとともに、複数個のリアクトルを多段に積載し、
前記複数個のリアクトルを1個の台車に搭載し、
前記複数個のリアクトルを後方へ引き出し自在にし、
かつ、前記複数個のリアクトルの上方に冷却ファンを設けたことを特徴とする請求項1記載のスイッチギヤ。
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