JP4062402B2 - シート搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機,プリンタ等のシート搬送路等に適用されるシート搬送装置に係り、特に、シート搬送路を開閉する開閉扉が内側扉部と外側扉部の二重扉構造となっており、この開閉扉内部に別のシート搬送路を配設してなる態様のシート搬送装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のシート搬送装置としては、例えば、図19および図20に示すようなものが知られている(特開平9−134050号公報参照)。
すなわち、シート搬送装置のジャム処理用の開閉部を、装置本体500に旋回可能に取り付けられる内側旋回部501および外側旋回部502とから構成される二重扉構造とし、装置本体500と内側旋回部501間に第1搬送路503が、内側旋回部501と外側旋回部502間に第2搬送路504がそれぞれ設けられている。
そして、外側旋回部502と内側旋回部501を不図示のロック機構によりロックしておき、外側旋回部502を開くと内側旋回部501が固定された状態で同時に開き(図19参照)、ロック解除操作部506により内側旋回部501のロックを外すと内側旋回部501と外側旋回部502間が開くように構成されていた(図20参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術の場合には、シートのジャム処理を行うべく外側旋回部502を開いた際に、外側旋回部502と内側旋回部501が重なったままなので、第2搬送路504の視認性が悪く、ユーザが第2搬送路504でのシートのジャムに気づかない場合がある。
また、第2搬送路504におけるシートのジャムに気づいた場合でも、ロック解除操作部506の視認性が悪く、ユーザがロック解除をせずに内側,外側旋回部501,502の隙間から手を入れて部品を破損させたりする懸念がある。
【0004】
特に、図21乃至図23に示すように、内側,外側旋回部501,502と同じ側にシート後処理装置507を配置した場合は、ロック解除操作部506がシート後処理装置507の陰になって目線に入らず(図23参照)、さらに視認性が悪くなってしまう。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、ジャムしたシートの確認を確実にでき、しかも、確実にジャム処理を行うことができるシート搬送装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の基本的構成は、図1(A)に示すように、装置本体1に開閉可能に取り付けられる内側扉部3および外側扉部4を有する二重扉構造の開閉扉2を備え、この開閉扉2と装置本体1との間に第1のシート搬送路5を設けると共に、前記内側扉部3と外側扉部4の間に第2のシート搬送路6を設けてなるシート搬送装置であって、前記開閉扉2の開放時に自動的に内側扉部3と外側扉部4とが離間せしめられて内外両扉部3,4の開放間隔を作成する間隔作成手段7aを設けたことを特徴とする。
【0006】
このような技術的手段において、開閉扉2の開閉態様は通常旋回動作によるものが主であるが、例えば平行移動によって開閉する態様をも含む。
ここで、間隔作成手段7aとしては、外側扉部4と内側扉部3の間に介装されるばね部材としてもよく、この態様であれば、簡単な構成で内外両扉部3,4の開放を実現することができる。
また、開閉扉2が旋回可能な態様にあっては、外側扉部4の回転に連動して内側扉部3を回転させる運動伝達機構とし、外側扉部4よりも内側扉部3の開放角を小さくする構成としてもよく、この態様にあっては、内外両扉部3,4を確実に開放することができる。そして、本態様において、運動伝達機構としては、歯車機構としてもよいし、ベルト伝達機構としてもよいし、摩擦車なども利用することができる。
【0007】
さらに、開閉扉2が旋回可能な態様において、例えば内側扉部3および外側扉部部4が自重によって下方に開く構成の場合には、間隔作成手段7aは、外側扉部4の開放角よりも内側扉部3の開放角を小さくする回転止めによって構成してもよく、この態様にあっては、簡単に内外両扉部3,4間を開放することができる。
さらにまた、間隔作成手段7aの他の態様としては、装置本体1に対して外側扉部4を固定するロック手段と、該ロック手段によるロック状態を解除するロック解除手段とを備えた態様において、ロック解除手段の一部を利用して間隔作成手段7aを構成するようにしてもよい。
【0008】
また、本発明において、間隔作成手段7aは内側扉部3と外側扉部4とを離間させるものであればよいが、例えば内側扉部3と外側扉部4とを同時に開放しようとした時、開放操作の力によっては、内側扉部3の開放位置が不十分になったり、あるいは、内外両扉部3,4間の開放間隔が狭くなる場合が起こり得る。
このような場合、各シート搬送路5,6にてジャムが生じたとしても、ジャム処理スペースを充分に確保することができず、ジャム処理がし難いという懸念がある。
このような事態に対処するには、図1(A)に示すように、内側扉部3と外側扉部4との開放間隔が変動自在に調整せしめられる間隔調整手段7bを設けることが好ましい。
【0009】
本態様によれば、内側扉部3と外側扉部4との開放間隔を調整することで、各シート搬送路5,6に対するジャム処理スペースを充分に確保することが可能であり、ジャム処理をより容易且つ確実に実行できる。
また、間隔調整手段7bは内外両扉部3,4の開放間隔を調整できればよいが、開閉操作を容易に行うという観点からすれば、内側扉部3と外側扉部4との間を一定の基準開放間隔に保ちながら内外両扉部3,4を開閉可能とすることが好ましい。
【0010】
特に、本発明にあっては、開閉扉2閉鎖時に、内側扉部3と外側扉部4との高さ位置が位置決めされる高さ位置決め手段を設けることが必要である。
この態様によれば、離間した内側扉部3と外側扉部4とを閉鎖する時に、開閉扉2を一体化し易い。
ここで、高さ位置決め手段は、間隔作成手段7aと別体に設けることは可能であるが、本発明にあっては、構成の簡略化(部品点数の低減)を図るという観点からすれば、間隔作成手段7aが高さ位置決め手段を兼用している態様が採用されている。
【0011】
また、本発明に関連する参考発明としては、図1(B)に示すように、装置本体1に開閉可能に取り付けられる内側扉部3および外側扉部4を有する二重扉構造の開閉扉2を備え、この開閉扉2と装置本体1との間に第1のシート搬送路5を設けると共に、内側扉部3と外側扉部4の間に第2のシート搬送路6を設け、さらに内側扉部3と外側扉部4を重ねた状態で固定するロック手段と、該ロック手段のロック状態を解除するロック解除手段8とを備えたシート搬送装置であって、前記ロック解除手段8を複数箇所に設け、いずれのロック解除手段8によってもロック手段のロック状態を解除可能に構成したものが挙げられる。
本態様によれば、ロック解除手段8を複数箇所に設け、いずれのロック解除手段8によっても前記内側ロック機構のロックを解除可能に構成したので、ユーザの作業する目線にかかわらずロック解除部の視認性が向上するし、これによリユーザがジャム除去ミスを低減することができる。
さらに、本発明に関連する他の参考発明としては、図1(B)に破線で示すように、前記内側扉部3および外側扉部4の少なくともいずれか一方にロック解除手段8の操作部8aの設置方向を表示する表示部9を設けるようにするものが挙げられる。
本態様によれば、ロック解除手段8の操作部8aの設置方向を表示する表示部9を設けたことにより、上述したのと同様、ユーザの作業する目線にかかわらずロック解除部の視認性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は本発明の基本的構成を具備したシート搬送装置が適用される画像形成装置の搬送系の全体構成図、図3は図2のカセット前搬送路および反転搬送路部分の断面図、図4は本発明が適用されたシート搬送装置の実施の形態1を示す要部説明図である。
【0013】
まず、図2を参照して画像形成装置の搬送系の全体構成を説明する。
この画像形成装置は、装置本体10の下部に上下に配置される複数のシート収容カセット11と、このシート収容カセット11から水平方向に送出されシートを上方向に方向転換させるカセット前搬送路12と、このカセット前搬送路12を通過したシートをシート収容カセット11からの送出方向とは反対方向に方向転換させる逆方向搬送路13と、この逆方向搬送路13を通過したシートをシート収容カセット11からのシート送出方向と同じ方向に再び方向転換させて画像形成部14に搬送する半円周状の再方向転換搬送路15と、画像形成部14から定着部16を経て排出口17に至る主搬送路18とを備えている。
【0014】
また、主搬送路18の定着部16と排出口17の間から分岐してカセット前搬送路12と装置本体10の側面との間に下方に延びる反転搬送路19と、この反転搬送路19に設けられた反転ローラ20の上方から分岐して再方向転換搬送路15に合流する再方向転換反転搬送路21と、反転搬送路19の上流で右方向に分岐し、フェースを反転したシートを排出口17へ排出する搬排出送路22とを備えている。
【0015】
そして、図3,図4に示すように、装置本体10の反転搬送路19側の側面下部にジャム除去作業用の開閉扉30が設けられている。
この開閉扉30は、装置本体10に旋回可能に取り付けられる内側旋回部33および外側旋回部34を有する二重扉で、内側旋回部33と外側旋回部34の間に第2のシート搬送路としての反転搬送路19の下半分が設けられている。また、内側旋回部33と装置本体10の間に、第1のシート搬送路としてのカセット前搬送路12の一部が形成されている。
外側旋回部34は、外カバー部34aと、この外カバー部34aの裏面に配置され反転搬送路19の外側ガイドとなるガイドリブ34bとを備えている。
【0016】
内側旋回部33は、外側旋回部34のガイドリブ34bを取り囲む四角形状の開放部分を持つフレーム35と、このフレーム35に支持される中間搬送ガイド部36と、を備えている。中間搬送ガイド部36は各シート収容カセット11に対応して複数のサブ搬送ガイド部36aに分割されており、各サブ搬送ガイド部36aの表裏面はそれぞれ反転搬送路19とカセット前搬送路12に面しており、反転搬送路19に面する表側には反転搬送路19の内側ガイドとなる複数のガイドリブ36bが、カセット前搬送路12に面する裏側にはカセット前搬送路12の外側ガイドとなる板状のシュート36cと、搬送ローラ対23の一方の搬送ローラ23aが設けられている。
【0017】
各サブ搬送ガイド部36aの両側面にはフレーム35の側壁に設けられた支持穴36dに嵌合する支持軸36eが上下一対ずつ設けられ、この支持軸36eを介して、各サブ搬送ガイド部36aはフレーム35に支持されている。支持穴36dは前後に長い長穴となっており、長穴の分だけサブ搬送ガイド部36aは前後に移動可能となっている。また、図5に示すように、支持軸36eにはサブ搬送ガイド部36aのシュート36cをフレーム35からカセット前搬送路12側に突出させる方向に付勢するシュート付勢スプリング37が装着され、各サブ搬送ガイド部36aの搬送ローラ23aは、シュート36cを介して装置本体10側の搬送ローラ23bに圧接される。
【0018】
開閉扉30を構成する内側および外側旋回部33,34は、その奥側でヒンジを介して装置本体10に旋回自在に取り付けられており、外側旋回部34が、外側ロック機構38によって、その閉位置において装置本体10にロックされている。外側ロック機構38は、外側旋回部34に設けられるラッチ38aと、装置本体10に設けられ前記ラッチ38aが係脱するロックピン38bとから構成され、ラッチ38aは、不図示の付勢手段によってロックピン38bに係合する方向に常時付勢されており、不図示のノブ等によってロックピン38bから離脱する方向に傾動させることにより、ロックが解除される。
【0019】
そして、外側旋回部34開放時に自動的に内側旋回部33と外側旋回部34とを離間させる間隔作成手段として、外側旋回部34と内側旋回部33の間にばね部材40が介装されている(図4参照)。
すなわち、内側旋回部33と外側旋回部34間にはロック機構はなく自由状態で、閉じている時には内側旋回部33は外側旋回部34と装置本体10間に挟まれて固定されている。この閉状態では、ばね部材40は内側および外側旋回部33,34を開方向に常時付勢する状態に弾性変形しており、このばね部材40のばね力は外側旋回部34をロックする外側ロック機構38によって支持されている。
ばね部材40としては、図示例では板ばねが用いられ、内側旋回部33の下側縁に配設されている。ばね部材40は、内側旋回部33に限定されず、外側旋回部34側に設けてもよいし、その両方に設けてもよい。
ばね部材40としては、板ばね,コイルばね,ねじりコイルばね,トーションバー等種々のばね部材を用いることができる。
【0020】
なお、内側旋回部33の搬送ローラ23aはシュート付勢スプリング37のばね力によって装置本体10側の搬送ローラ23bに圧接されており、内側旋回部33を開放すると同時にシュート付勢スプリング37のばね力によって搬送ローラ23aを介して内側旋回部33が押圧され、内側旋回部33も自動的に開く。
次に本発明の他の実施の形態について説明する。以下の説明では、実施の形態と異なる点のみを説明するものとし、同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0021】
◎実施の形態2
図6(A)(B)は本発明の基本的構成を具備した実施の形態2に係るシート搬送装置を示している。
この実施の形態では、間隔作成手段として、外側旋回部34の回転に連動して内側旋回部33を回転させる運動伝達機構としての歯車伝達機構50としたものである。歯車伝達機構50は、外側旋回部34の開放角よりも内側旋回部33の開放角を小さくするようにギア比が構成される。
歯車伝達機構50は、図6(B)に示すように、外側旋回部34と一体の外側ギア51と、内側旋回部33と一体の内側ギア52が回転中心のヒンジに回転自在に嵌合しており、この外側、内側ギア51,52が、2段ギア53の大径歯車と小径歯車53a,53bに噛み合っている。
【0022】
◎実施の形態3
図7(A)は本発明の基本的構成を具備した実施の形態3に係るシート搬送装置を示している。
この実施の形態は、内側および外側旋回部33,34は自重によって下方に開く構成で、前記間隔作成手段が、外側旋回部34の開放角よりも内側旋回部33の開放角を小さくする回転止め61,62によって構成される。すなわち、内側および外側旋回部33,34の回転止め61,62の作用する位置を異ならせることで、間隔作成を行う。
回転止め61,62は種々の構成が適用可能であるが、たとえば、図7(B)(C)に示すように、中央に屈曲自在の薄肉部63を設けたベルト64によって構成され、一端が装置本体10に固定され、他端が内側旋回部33および外側旋回部34に固定される。
【0023】
◎実施の形態4
図8は本発明の基本的構成を具備した実施の形態4に係るシート搬送装置を示している。
この実施の形態では、外側旋回部34が、外側ロック機構38によって、その閉位置において装置本体10にロックされている。
ここで、外側ロック機構38は、外側旋回部34に設けられるラッチ38aと、装置本体10に設けられ前記ラッチ38aが係脱する図示外のロックピン(図4中符号38に相当)とから構成され、ラッチ38aは、不図示の付勢手段によってロックピン38bに係合する方向に常時付勢されており、外側旋回部34に設けられるロック解除機構39(本例では、不図示のノブを操作する事により上下動するロック解除レバー391を有し、このロック解除レバー391に前記ラッチ38aを取り付けるようにした機構)によって図示外のロックピン38bから離脱する方向に移動せしめられ、ロックピンとの係合状態(ロック状態)が解除されるようになっている。
【0024】
そして、本実施の形態では、間隔作成手段として、ロック解除機構39のロック解除操作に連動して、内側および外側旋回部33,34を離間させる押出機構100が設けられている。
この押出機構100は、図8及び図10(A)に示すように、ロック解除機構39のロック解除レバー391に押出ブロック101を固定しておき、内側旋回部33の前記押出ブロック101に対応した箇所には傾斜突起部102を設け、ロック解除機構39のロック解除操作(本例では、ロック解除レバー391を下方に移動させ、ロックピンとラッチ38aとの係合を解除する操作に相当)に伴ってロック解除レバー391がロック解除位置に到達した時点で、前記押出ブロック101を傾斜突起部102の傾斜面103に当接させ、この傾斜突起部102を介して内側旋回部33を閉じる方向に向けて押し出すようになっている。
【0025】
また、本実施の形態では、内側および外側旋回部33,34の開放間隔を調整する間隔調整機構が設けられている。
この間隔調整機構は、図8及び図9に示すように、内側および外側旋回部33,34の底部間に掛け渡されたリンク機構110からなり、このリンク機構110は、例えば外側旋回部34の底部にリンクプレート111の一端を支持ピン112にて回転自在に支持する一方、このリンクプレート111には所定形状の係止スリット113を形成すると共に、前記内側旋回部33の底部には係止ピン114を突設させ、前記係止スリット113に摺動可能に前記係止ピン114を係止させるようにしたものである。
【0026】
本例において、リンク機構110の係止スリット113は、図9及び図10(B)に示すように、略逆V字状に形成されており、開閉扉30のヒンジ31中心を中心とする円弧状軌跡部113aと、この円弧状軌跡部113aの端部から前記支持ピン112側に向かって延びる直線状軌跡部113bとを備えている。
そして、前記係止ピン114が係止スリット113の屈曲部115に位置する状態において、このリンク機構110は、内側および外側旋回部33,34の開放角度を所定角度θ1に規制するようになっており、この位置関係において、リンクプレート111の一部を切り起こした弾性突片部116が内側旋回部33の底部の段差部331に衝合するようになっている。
但し、内側旋回部33をさらに内方向に強制移動させる際には、前記弾性突片部116は弾性変形により段差部331を乗り越えるようになっている。
【0027】
次に、本実施の形態に係るシート搬送装置の開閉扉30の開閉操作について説明する。
本例において、第1のシート搬送路としてのカセット前搬送路12又は第2のシート搬送路としての反転搬送路19でシートがジャムしたような場合、先ず開閉扉30を開放操作するようにすればよい。
このとき、図8に示すように、ロック解除機構39によるロック解除操作を行い、外側旋回部34側のラッチ38aと装置本体10側の図示外のロックピンとの係合状態を解除し、この状態で外側旋回部34を開放すればよい。
【0028】
特に、本実施の形態では、ロック解除機構39によるロック解除操作に伴って押出機構100が働く。
すなわち、ロック解除操作時には、図10(A)に示すように、ロック解除レバー391が下方に移動するが、これに伴って押出ブロック101が傾斜突起部102に当接し、内側旋回部33を内側方向に向けて押し出す。
このため、外側旋回部34を外側に向かって開放すれば、内側旋回部33は内側に向かって押し出されることになるため、内側および外側旋回部33,34間は所定の開放角度で開放される。
【0029】
さらに、本実施の形態では、リンク機構110が設けられているため、外側旋回部34を開放していくと、図9に示すように、リンクプレート111の係止スリット113内に係止ピン114が摺動していき、当該係止ピン114が係止スリット113の屈曲部115に到達した時点で、リンクプレート111の弾性突片部116が内側旋回部33の段差部331に当接する。
この状態において、外側旋回部34をさらに開放していくと、所定の開放角度θ1を保った状態で内側旋回部33も外側に向かって追従開放される。
それゆえ、本実施の形態においては、外側旋回部34と内側旋回部33との間が所定の開放角度θ1で開放され、また、外側旋回部34を開放することに伴って内側旋回部33も開放されることから、これらの開放スペースを利用してカセット前搬送路12や反転搬送路19のジャムシートの存在を確認し、かつ、確実にジャム処理を行うことができる。
【0030】
さらに、本実施の形態では、例えばジャム処理に当たって、外側旋回部34と内側旋回部33との間のスペースをもう少し拡大したいというような要請下にあっては、前記内側旋回部33を内側方向に向けて移動させるようにすればよい。
このとき、図9に示すように、内側旋回部33の係止ピン114は円弧状軌跡部113aに沿って摺動するため、内側旋回部33の移動に伴って外側旋回部34が追従移動することはなく、内側および外側旋回部33,34の開放角度をθ1よりも拡げることができる。
この状態において、内外両旋回部33,34間のジャム処理スペースをより広く確保することができるため、その分、ジャム処理が容易に行われる。
【0031】
一方、内側旋回部33の内側のスペースをもう少し拡大したいという要請下にあっては、内側旋回部33を直接あるいは外側旋回部34を介して外側に向けて開放するようにすればよい。
このとき、内側および外側旋回部33,34は所定の開放角度θ1を保ったまま外側に開放されていくため、結果的に、内側旋回部33内のジャム処理スペースを広く確保することができ、その分、ジャム処理が容易に行われる。
【0032】
◎実施の形態5
図11は本発明が適用された実施の形態5に係るシート搬送装置を示している。
本実施の形態において、間隔作成手段としては、例えば外側旋回部34の回転自由端縁の一部に位置決め突片121を設ける一方、前記内側旋回部33の回転自由端縁の一部には前記位置決め突片121が支持される回転可能な位置決めロール122を設けたものが採用されている。
この態様においては、例えば開閉扉30を開放する際に、外側ロック機構38のロック状態を解除し、外側旋回部34を開放すると、前記位置決め突片121と位置決めロール122との間の摩擦抵抗は極めて小さいため、外側旋回部34が開放されたとしても、内側旋回部33は外側旋回部34に追従することなく、位置決め突片121と位置決めロール122との係合が外れ、内側および外側旋回部33,34間は所定の開放角度で開放される。
【0033】
なお、内側旋回部33の搬送ローラ23aはシュート付勢スプリング37のばね力によって装置本体10側の搬送ローラ23bに圧接されている関係上、外側旋回部34が開放されると、シュート付勢スプリング37のばね力によって搬送ローラ23aを介して内側旋回部33が押圧され、内側旋回部33も自動的に開く。
この状態において、内側および外側旋回部33,34間、あるいは、内側旋回部33の内側が共に開放されることから、これらのスペースを利用してジャム処理などが行われる。
【0034】
また、本実施の形態では、例えばジャム処理が終了した後、開閉扉30を閉じる際に、外側旋回部34を閉じていくと、前記位置決め突片121が位置決めロール122上に乗り上げることから、内側および外側旋回部33,34の高さ位置が所定位置に位置決めされることになり、開閉扉30は一体となって閉じられる。
このとき、前記間隔作成手段としての位置決め突片121および位置決めロール122は各旋回部33,34の高さ位置を位置決めする機能部材としても働くようになっており、内側および外側旋回部33,34の相対位置関係は前記間隔作成手段である位置決め機構によって正確に保たれる。
このため、開閉扉30の外観品質が損なわれることがないばかりか、内外両旋回部33,34に設けられる搬送ローラ対23のアライメントも正確に調整される。
なお、位置決め突片121の先端部分は位置決めロール122に乗り上げ易いように曲面状に形成することが好ましく、また、位置決め突片121と位置決めロール122との位置関係については逆に設けるようにしてもよい。さらに、位置決め機構については、本実施の形態に限られず、位置決め機能を発揮できるものであれば、適宜選定して差し支えない。
【0035】
◎実施の形態6
図12乃至図14は本発明に関連する参考発明が適用された実施の形態6に係るシート搬送装置を示している。
この実施の形態では、内側旋回部33と外側旋回部34を重ねた状態で固定する内側ロック機構70と、内側ロック機構70によるロック状態を解除するロック解除機構80とが設けられており、従来と同様に、外側旋回部34を開くと内側旋回部33が外側旋回部34と共に開き、その後、ロック解除機構80によって内側ロック機構70を解除するものである。
【0036】
内側ロック機構70は、図13(A)(B)に示すように、外側旋回部34の裏面から内側旋回部33に向かって突出するラッチ71と、内側旋回部33側に設けられラッチ71の係止爪72が係合するロックプレート部73と、から構成される。ロックプレート部73は、支持軸74を介して、ロック位置と、ロック解除位置との間を上下方向に移動自在に支持され、不図示のスプリングのばね力によってロック位置に常時付勢されている。
ラッチ71の係止爪72の先端部は傾斜部75となっており、内側旋回部33と外側旋回部34間を閉じた際には、ロックプレート部73下端がこの傾斜部75に当接し、スプリングのばね力に抗して上方に押し上げられ、係止爪72を乗り越えた時点でスプリングのばね力によりラッチ71の係止位置に係合する。
本実施の形態では、上記内側ロック機構70が、内側および外側旋回部33,34の側縁に、上下に離間して2箇所に設けられている(図14参照)。
【0037】
一方、ロック解除機構80は、図13(A)に示すように、上記ロックプレート部73に連結される操作レバー部81と、この操作レバー部81の先端に設けられる操作部としてのロック解除ノブ82と、を備えており、ロック解除ノブ82を上方にスライドさせることにより、ロックプレート部73をラッチ71の係止爪72から離間させ、ロックを解除することができる。
この実施の形態では、図14に示すように、このロック解除機構80が、内側旋回部33側面の上部と下部の2箇所に設けられており、上部の操作レバー部81と下部の操作レバー部81がリンク部83を介して連結されており、上下いずれのロック解除ノブ82を操作しても、ロックを解除することができる。
このようにすれば、例えば、図15に示すように、装置本体10にシート後処理装置90が設置され、上部のロック解除ノブ82がシート後処理装置90の陰に隠れて見えない場合でも、下部のロック解除ノブ82が目線の範囲に入るので、内側旋回部33を開放して反転搬送路19のジャム処理を確実に行うことができる。
【0038】
このロック解除ノブ82は、図16に示すように、内側旋回部33の側面から上面側に回り込む表示片82aを設け、上面から視認可能としてもよい。
また、図17に示すように、ロック解除ノブ82を、内側旋回部33の側面と上面の2箇所に設けてもよい。この場合、図示しないが、上面側のロック解除ノブ82の操作方向を側面のロック機構の解除操作方向に変換する変換機構を設けておけばよい。
【0039】
◎実施の形態7
図18は本発明に関連する参考発明が適用された実施の形態7に係るシート搬送装置を示している。
この実施の形態では、内側旋回部33および外側旋回部34の少なくともいずれか一方に、ロック解除ノブ82の設置位置を指示する表示部85を設けたものである。ロック解除ノブ82は1箇所でもよいし、数カ所に配置されていてもよい。また、表示部85も一箇所でもよいし、数カ所に設けてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、外側開閉扉の開放時に、自動的に前記内側扉部と外側扉部とが離間せしめられる間隔作成手段を設けたので、外側扉部を開放する1つの操作で、外側および内側扉部が離間した状態で開放されるため、内外両扉部と装置本体の間、外側および内側扉部の間のシートのジャムを確実に発見でき容易に除去可能となる。
さらに、本発明において、開閉扉閉鎖時に、内側扉部および外側扉部の高さが位置決めされる高さ位置決め手段を付加するようにすれば、離間した両扉部を簡単に一体化することが可能になるため、開閉扉の開閉操作を容易に行うことができるばかりか、外観品質を常時良好に保つことができる。
【0041】
特に、本発明によれば、間隔作成手段が高さ位置決め手段を兼用しているので、構成の簡略化を図りながら、ジャム処理を容易に行い且つ開閉扉を一体化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の基本的構成に係るシート搬送装置の概要を示す説明図、(B)は本発明の基本的構成の別の態様を示す説明図である。
【図2】 本発明の基本的構成を具備した実施の形態1に係るシート搬送装置が適用される画像形成装置の全体構成の説明図である。
【図3】 図2のカセット前搬送路と反転搬送路の開閉扉の構成を示す側面図である。
【図4】 図3の開閉扉の開放状態の斜視図である。
【図5】 図2の内側旋回部のシュート付勢スプリング部の透視図である。
【図6】 (A)は本発明の基本的構成が適用された実施の形態2に係るシート搬送装置の上面図、(B)は(A)の歯車伝達機構の矢視説明図である。
【図7】 (A)は本発明の基本的構成が適用された実施の形態3に係るシート搬送装置の概略斜視図、(B)は(A)の回転止め部材の斜視図、(C)は(B)の側面図である。
【図8】 本発明の基本的構成が適用された実施の形態4に係るシート搬送装置の開閉扉の開放状態の斜視図である。
【図9】 図8の底面説明図である。
【図10】 (A)は押出機構の原理を示す説明図、(B)は間隔調整機構の拡大説明図である。
【図11】 本発明が適用された実施の形態5に係るシート搬送装置の開閉扉の開放状態の斜視図である。
【図12】 本発明に関連する参考発明が適用された実施の形態6に係るシート搬送装置の開閉扉の開放状態の斜視図である。
【図13】 (A)は図12のロック機構とロック解除機構の部分透視図、(B)はその要部説明図である。
【図14】 図12の上下2箇所のロック機構とロック解除機構の全体構成を示す一部破断透視図である。
【図15】 図12のシート搬送装置が適用される画像形成装置に後処理装置を設置した状態の斜視図である。
【図16】 本発明の実施の形態6の変形例を示す図である。
【図17】 本発明の実施の形態6の他の変形例を示す図である。
【図18】 本発明に関連する参考発明が適用された実施の形態7に係るシート搬送装置を示す図である。
【図19】 従来のシート搬送装置の二重扉構造の開閉扉を一体で開放した状態の斜視図である。
【図20】 図19の二重扉構造の外側および内側旋回部を開放した状態の斜視図である。
【図21】 図19の装置の開閉扉側に後処理装置を設置した状態の斜視図である。
【図22】 図21の装置の開閉扉を一体で開放した状態の斜視図である。
【図23】 図22の開閉扉の外側旋回部と内側旋回部を開放した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1…装置本体,2…開閉扉,3…内側扉部,4…外側扉部,5…第1のシート搬送路,6…第2のシート搬送路,7a…間隔作成手段,7b…間隔調整手段,8…ロック解除手段,9…表示部
Claims (1)
- 装置本体に開閉可能に取り付けられる内側扉部および外側扉部を有する二重扉構造の開閉扉を備え、この開閉扉と装置本体との間に第1のシート搬送路を設けると共に、前記内側扉部と外側扉部の間に第2のシート搬送路を設けてなるシート搬送装置において、
前記開閉扉の開放時に自動的に前記内側扉部と外側扉部とが離間せしめられて内外両扉部の開放間隔を作成する間隔作成手段と、
開閉扉閉鎖時に、内側扉部と外側扉部との高さ位置が位置決めされる高さ位置決め手段とを備え、
前記間隔作成手段が前記位置決め手段を兼用していることを特徴とするシート搬送装置。
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