JP4061458B2 - ビデオデータ検索方法およびビデオデータ検索システムおよびビデオデータ編集方法およびビデオデータ編集システム - Google Patents

ビデオデータ検索方法およびビデオデータ検索システムおよびビデオデータ編集方法およびビデオデータ編集システム Download PDF

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    • G11B27/105Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers of operating discs
    • GPHYSICS
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    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
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    • G11B27/031Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ビデオデータ検索方法およびビデオデータ検索システムおよびビデオデータ編集方法およびビデオデータ編集システムに関するものである。とりわけ収録されている、時間的に推移するコンテンツであるビデオデータおよび、このコンテンツに随伴して収録されたメタデータ等の関連データの検索や編集に係る、ビデオデータ検索方法およびビデオデータ検索システムおよびビデオデータ編集方法およびビデオデータ編集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
事象の状態変化に伴い時々刻々と発生・変化する情報には、時系列的に連続して取込まれ収録される情報がある。
一例として、放送番組の制作においては取材対象である素材の時系列的に変遷する映像・音声情報がソース・マテリアルとして収録され、ついで収録されたソース・マテリアルを編集することにより、時系列的な構成を有する放映素材が制作される。放映素材はコンテンツとも称せられ、1本の放映素材はそれぞれが放映単位として形成された複数のイベントが連結されて成るビデオストリームとして制作される。ここでイベントは例えば1つのコマーシャルといったような、1つの連続した放映単位である。
例えば取材対象が野球試合などスポーツ試合の場合、中継や実況中継により撮影・集音された映像・音声がソース・マテリアルとして記録装置へ収録される他に、実況中継による放送番組として直ちにリアルタイムで放送される。或いはコンサートや舞台中継においても同様に、時間経過にともない推移する映像・音声がソース・マテリアルとして収録され、また実況中継としてリアルタイム放送される。テレビ番組の中継放送については撮影・集音された映像と音声のうち、主として音声付映像が放送され、テレビ番組の中継記録については映像と音声が記録される。一方ラジオ番組では音声が放送される。
【0003】
上記のように収録されたソース・マテリアルに、次いで編集加工が施されることにより放映素材(コンテンツ)が制作されるが、通常ソース・マテリアルは数時間に亘る実況映像と音声であり、連続した収録がなされるから、よってその内容に応じた区切りが存在しない。一方、編集加工はソース・マテリアルの内容に着目した特定部分の抽出作業であるから、ソース・マテリアルを構成する各部分の内容の確認が不可欠となるが、前述のように区切りが存在しない以上、このためソース・マテリアル全体を再生しつつ内容確認するという非効率的な作業を余儀なくされる。
【0004】
そのため従来は、中継や実況中継中に発生する状況の変化を収録者が捉えて、その都度手書きのメモに記することで残し、後にこのメモに基づいてソース・マテリアルの該当部分を手動で検索・抽出のうえ編集する作業が実行されてきた。 例えば野球試合の中継中のメモとして、「巨人ヤクルト開幕戦。8回裏1死でヤクルト攻撃中、打者小早川が投手斎藤から3打席連続のホームラン。」の記載があり、編集者がこの場面をハイライト番組に取込むことを検討する場合、実況映像が収録されているソース・マテリアル上を手動でサーチして8回裏の部分を出し、ついで手動で1死の部分に進め、打者小早川の着目する本塁打の場面を再生させるようにする。
或いは、バレエの上演中継中に、「コッペリア上演中、小牧バレエ団の小牧氏演ずるコッペリウスがセット2階から転落。但し無傷。小牧氏衣装のまま舞台袖に出て観客に不手際謝罪。チャルダッシュから再開すると言明。そのとおり上演再開。」との記載があり、編集者がこの場面をカットする必要ありと判断すると、最初のチャルダッシュの部分をサーチして削除するようにしてきた。
このように従来は手書きメモによって参考情報の準備がなされ、また編集現場で使用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような参考情報の準備については、収録映像たとえばスポーツの試合などを見ながら場面ごとのメモをとる必要があり、煩雑な作業を強いられる上に低効率であり、さらに編集作業の開始までの間にメモの紛失など不都合が発生するおそれがあった。
また編集作業では長時間の映像素材からメモにしたがい、頭出し位置や編集点を探す操作が必要とされ、煩雑で長時間の作業を要して低効率であった。さらに、過去の映像素材を検索し、また閲覧するためにスクリプトなどのメモを添付しなければならず、蓄積素材の管理が煩雑になる上、その効率的な利用において問題があった。
【0006】
本発明は前記のような課題を解決するためなされたもので、ビデオデータ素材の頭出し、編集点決めの効率化による編集作業の生産性向上および、ビデオデータ素材の検索性、閲覧性の向上を図り、さらに蓄積素材および参考情報をはじめ、編集に係る情報の合理的な管理を可能にする、ビデオデータ検索方法およびビデオデータ検索システムおよびビデオデータ編集方法およびビデオデータ編集システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため請求項1に係るビデオデータ検索方法は、映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの検索方法であって、
前記ビデオデータと、
前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
をデータ記録媒体に記録したビデオデータベースを用いて、
(1) 記随伴情報を読出して呈示する過程と、
(2)れた前記随伴情報の何れかが指定されると当該指定随伴情報に基づき、前記各対応情報を参照することにより前記ビデオデータベース上の該当する前記ビデオデータを特定する過程と、
(3)記随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
1)記録するか、
2)呈示するか、
の少なくとも何れかを実行すること、
を特徴とする。
【0008】
請求項2に係るビデオデータ検索方法は、映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの検索方法であって、
前記ビデオデータと、
前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
をデータ記録媒体に記録したビデオデータベースを用いて、
(1)与件の検索条件にしたがい前記随伴情報を検索して該当する随伴情報を確定させる過程と、
(2)確定された前記随伴情報に基づき前記対応情報を参照することにより前記ビデオデータベース上の該当する前記ビデオデータを特定する過程と、
(3)随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
1)記録するか、
2)呈示するか、
の少なくとも何れかを実行すること、
を特徴とする。
【0009】
請求項3に係るビデオデータ検索方法は、請求項1または2に記載のもので、前記ビデオデータベースの前記対応情報が、
前記ビデオデータと任意の第1の時間軸に基づく第1時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、
前記随伴情報と任意の第2の時間軸に基づく第2時間情報とを対応させた第2対応情報と、
前記第1の時間軸と前記第2の時間軸との対応か、または前記第1時間情報と前記第2時間情報との対応を示す第3対応情報と、
を備えて構成されることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係るビデオデータ検索方法は、請求項1または2に記載のもので、前記ビデオデータベースの前記対応情報が、
時間情報を任意の共通の時間軸に基づく共通時間情報として、
前記ビデオデータと前記共通時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、 前記随伴情報と前記共通時間情報とを対応させた第2対応情報と、
を備えて構成されることを特徴とする。
【0011】
【0012】
請求項5に係るビデオデータ編集方法は、請求項1乃至4の何れかに記載のもので、前記随伴情報を、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報としたことを特徴とする。
【0013】
請求項6に係るビデオデータ編集方法は、請求項1乃至4の何れかに記載のもので、前記随伴情報を、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報としたことを特徴とする。
【0014】
請求項7に係るビデオデータ編集方法は、請求項1乃至4の何れかに記載のもので、前記随伴情報を、大分類標記と小分類標記の組合せで構成し、
前記大分類の標記は、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報とし、
前記小分類の標記は、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報とすることを特徴とする。
【0015】
請求項8に係るビデオデータ検索システムは、映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの検索システムであって、
前記ビデオデータと、
前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、をデータ記録媒体に記録したビデオデータベース部を備え、
且つ、前記ビデオデータベース部から前記随伴情報を読出して呈示する随伴情報読出手段と、
呈示された前記随伴情報の何れかが指定されると当該指定随伴情報に基づき、前記対応情報を参照することにより前記ビデオデータベース部上の該当する前記ビデオデータを特定する随伴情報処理手段と、
前記随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
1)記録するか、
2)呈示するか、
の少なくとも何れかを実行すること、
を特徴とする。
【0016】
請求項9に係るビデオデータ検索システムは、映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの検索システムであって、
前記ビデオデータと、
前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
をデータ記録媒体に記録したビデオデータベース部を備え、
且つ、与件の検索条件にしたがい前記随伴情報を検索して該当する随伴情報を確定させる随伴情報検索手段と、
確定された前記随伴情報に基づき前記対応情報を参照することにより前記ビデオデータベース部を検索し、該当する前記ビデオデータを特定するビデオデータ検索手段と、
前記随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
1)記録するか、
2)呈示するか、
の少なくとも何れかを実行すること、
を特徴とする。
【0017】
請求項10に係るビデオデータ検索システムは、請求項8または9に記載のものであって、前記ビデオデータベース部の前記対応情報が、
前記ビデオデータと任意の第1の時間軸に基づく第1時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、
前記随伴情報と任意の第2の時間軸に基づく第2時間情報とを対応させた第2対応情報と、
前記第1の時間軸と前記第2の時間軸との対応か、または前記第1時間情報と前記第2時間情報との対応を示す第3対応情報と、
を備えて構成されることを特徴とする。
【0018】
請求項11に係るビデオデータ検索システムは、請求項8または9に記載のものであって、前記ビデオデータベース部の前記対応情報が、
時間情報を任意の共通の時間軸に基づく共通時間情報として、
前記ビデオデータと前記共通時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、 前記随伴情報と前記共通時間情報とを対応させた第2対応情報と、
を備えて構成されることを特徴とする。
【0019】
【0020】
請求項12に係るビデオデータ検索システムは、請求項8乃至11の何れかに記載のものであって、前記随伴情報を、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報とする構成としたことを特徴とする。
【0021】
請求項13に係るビデオデータ検索システムは、請求項8乃至11の何れかに記載のものであって、前記随伴情報を、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報とする構成としたことを特徴とする。
【0022】
請求項14に係るビデオデータ検索システムは、請求項8乃至11の何れかに記載のものであって、前記随伴情報を、大分類標記と小分類標記の組合せで構成し、
前記大分類の標記は、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報とし、
前記小分類の標記は、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報とする構成としたことを特徴とする。
【0023】
上記の請求項1のビデオデータ検索方法または請求項8のビデオデータ検索システムによると、ビデオデータベースまたはビデオデータベース部に記録された随伴情報が先ず呈示され、ついでその内の何れかが指定されると、指定された当該随伴情報に基づき対応情報を参照して該当するビデオデータが特定される。ここで随伴情報はビデオデータと併行して推移して、ビデオデータと相関を有するものであるから、先ず随伴情報が指定されることにより対象になるビデオデータの前選抜による絞りこみが、しかもビデオデータ自体を開くことなく随伴情報のみで容易になされ、よって検索効率の向上が実現される。
【0024】
上記の請求項2のビデオデータ検索方法または請求項9のビデオデータ検索システムによると、ビデオデータベースまたはビデオデータベース部に記録された随伴情報につきこれを検索する検索条件が与件として付与されると、この検索条件に基づき検索がなされて該当する随伴情報が確定され、ついで当該確定随伴情報に基づき対応情報を参照して該当するビデオデータが特定される。ここで随伴情報はビデオデータと併行して推移して、ビデオデータと相関を有するものであるから、先ず随伴情報が検索条件によって前選抜で絞りこまれることで、これにより対象になるビデオデータの絞りこみが、ビデオデータ自体を開くことなく随伴情報のみで容易になされ、よって検索効率の向上が実現される。
【0025】
上記の請求項3のビデオデータ検索方法または請求項10のビデオデータ検索システムによると、ビデオデータベースまたはビデオデータベース部に記録された第1対応情報乃至第3対応情報につき、或る随伴情報が与えられると第2対応情報の参照により対応している第2時間情報が決まり、ついでこの第2時間情報につき第3対応情報の参照により対応している第1時間情報が決まり、ついでこの第1時間情報につき第1対応情報の参照により対応しているビデオデータが特定される。このように、ビデオデータと随伴情報がそれぞれ異なる時間軸および異なる時間情報により記録されていても、第2対応情報、第3対応情報、第1対応情報が順に参照されることによって該当ビデオデータの特定がなされる。
【0026】
上記の請求項4のビデオデータ検索方法または請求項11のビデオデータ検索システムによると、ビデオデータベースまたはビデオデータベース部に記録された第1対応情報および第2対応情報につき、或る随伴情報が与えられると第2対応情報の参照により対応している共通時間情報が決まり、ついでこの共通時間情報につき第1対応情報の参照により対応しているビデオデータが特定される。このように第2対応情報、第1対応情報が順に参照されることによって該当ビデオデータの特定がなされる。
【0027】
【0028】
上記の請求項5のビデオデータ検索方法または請求項12のビデオデータ検索システムによれば、随伴情報が時間経過につれて数値が増加する順位適応型情報とされることにより、順位ソート等の処理の割愛がなされて検索の効率化がなされる。
【0029】
上記の請求項6のビデオデータ検索方法および請求項13のビデオデータ検索システムによれば、随伴情報が文字列にもとづく意味適応型情報とされることにより、検索精度の改善がなされる。
【0030】
上記の請求項7のビデオデータ検索方法および請求項14のビデオデータ検索システムによれば、随伴情報が、時間経過につれて数値が増加する順位適応型情報による大分類標記と、文字表現による意味適応型情報による小分類標記との組合せで構成されることにより、先ず大分類標記の検索により大まかな検索が高速かつ効率的になされ、ついで小分類標記の検索により高精度の検索がなされ、全体として検索効率と精度の向上がなされる。
【0031】
つぎに請求項15に係るビデオデータ編集方法は、映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの編集方法であって、
前記ビデオデータと、
前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
をデータ記録媒体に記録したビデオデータベースを用いて、
前記ビデオデータベースに記録されている前記随伴情報のうちの任意の随伴情報が指定されると、指定された前記随伴情報および前記対応情報に基づき該当する前記ビデオデータを前記ビデオデータベースから取出して呈示し、
ついで呈示されている前記ビデオデータにつき、切りだし点が指定されると、
1)前記切りだし点が指定された時点で前記ビデオデータを切り出してビデオクリップを形成させるか、
2)切りだし点をクリップ情報として前記ビデオデータベースまたは他のデータ記録媒体に記録するか、
3)前記切りだし点をクリップ情報として外部に供給するか、
の少なくとも何れかを実行し、
前記随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
1)記録するか、
2)呈示するか、
の少なくとも何れかを実行すること、
を特徴とする。
【0032】
請求項16に係るビデオデータ編集方法は、映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの編集方法であって、
前記ビデオデータと、
前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
をデータ記録媒体に記録したビデオデータベースを用いて、
前記ビデオデータベースに記録されている前記随伴情報につき、与件の検索条件に基づく前段階の選抜を実行して対象とする随伴情報を決定し、
前記決定された随伴情報および前記対応情報に基づき該当する前記ビデオデータを前記ビデオデータベースから取出して呈示し、
ついで呈示されている前記ビデオデータにつき、切りだし点が指定されると、
1)前記切りだし点が指定された時点で前記ビデオデータを切り出してビデオクリップを形成させるか、
2)前記切りだし点をクリップ情報として前記ビデオデータベースまたは他のデータ記録媒体に記録するか、
3)前記切りだし点をクリップ情報として外部に供給するか、
の少なくとも何れかを実行することを特徴とする。
【0033】
請求項17に係るビデオデータ編集方法は、請求項15または16に記載のものであって前記ビデオデータベースの前記対応情報が、
前記ビデオデータと任意の第1の時間軸に基づく第1時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、
前記随伴情報と任意の第2の時間軸に基づく第2時間情報とを対応させた第2対応情報と、
前記第1の時間軸と前記第2の時間軸との対応か、または前記第1時間情報と前記第2時間情報との対応を示す第3対応情報と、
を備えた構成とされることを特徴とする。
【0034】
請求項18に係るビデオデータ編集方法は、請求項15または16に記載のものであって、時間情報を任意の共通の時間軸に基づく共通時間情報として、前記ビデオデータベースの前記対応情報が、
前記ビデオデータと前記共通時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、 前記随伴情報と前記共通時間情報とを対応させた第2対応情報と、
を備えて構成されることを特徴とする。
【0035】
【0036】
請求項19に係るビデオデータ編集方法は、請求項15乃至18の何れかに記載のものであって、前記随伴情報を、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報としたことを特徴とする。
【0037】
請求項20に係るビデオデータ編集方法は、請求項15乃至18の何れかに記載のものであって、前記随伴情報を、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報としたことを特徴とする。
【0038】
請求項21に係るビデオデータ編集方法は、請求項15乃至18の何れかに記載のものであって、前記随伴情報を、大分類標記と小分類標記の組合せで構成し、
前記大分類の標記は、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報とし、
前記小分類の標記は、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報とすることを特徴とする。
【0039】
つぎに請求項22に係るビデオデータ編集システムは、映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの編集システムであって、
前記ビデオデータと、
前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
をデータ記録媒体に記録したビデオデータベース部を備え、
且つ、前記ビデオデータベース部に記録されている前記随伴情報のうちの任意の随伴情報が指定されると、指定された前記随伴情報および前記対応情報に基づき該当する前記ビデオデータを前記ビデオデータベース部から取出して呈示する前段階処理手段と、
ついで呈示されている前記ビデオデータにつき、切りだし点が指定されると、
1)前記切りだし点が指定された時点で前記ビデオデータを切り出してビデオクリップを形成させるか、
2)前記切りだし点をクリップ情報として前記ビデオデータベース部または他のデータ記録媒体に記録するか、
3)前記切りだし点をクリップ情報として外部に供給するか、
の少なくとも何れかを実行する編集手段と、
前記随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
1)記録するか、
2)呈示するか、
の少なくとも何れかを実行すること、
を特徴とする。
【0040】
請求項23に係るビデオデータ編集システムは、映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの編集システムであって、
前記ビデオデータと、
前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
をデータ記録媒体に記録したビデオデータベース部を備え、
且つ、前記ビデオデータベース部に記録されている前記随伴情報につき、与件の検索条件に基づく前段階の選抜を実行して対象とする随伴情報を決定し、ついで前記決定された随伴情報および前記対応情報に基づき該当する前記ビデオデータを前記ビデオデータベース部から取出して呈示する前段階処理手段と、
ついで呈示されている前記ビデオデータにつき、切りだし点が指定されると、
1)前記切りだし点が指定された時点で前記ビデオデータを切り出してビデオクリップを形成させるか、
2)前記切りだし点をクリップ情報として前記ビデオデータベース部または他のデータ記録媒体に記録するか、
3)前記切りだし点をクリップ情報として外部に供給するか、
の少なくとも何れかを実行する編集手段と、
前記随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
1)記録するか、
2)呈示するか、
の少なくとも何れかを実行すること、
を特徴とする。
【0041】
請求項24に係るビデオデータ編集システムは、請求項22または23に記載のものであって、前記ビデオデータベース部の前記対応情報が、
前記ビデオデータと任意の第1の時間軸に基づく第1時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、
前記随伴情報と任意の第2の時間軸に基づく第2時間情報とを対応させた第2対応情報と、
前記第1の時間軸と前記第2の時間軸との対応か、または前記第1時間情報と前記第2時間情報との対応を示す第3対応情報と、
を備えた構成とされることを特徴とする。
【0042】
請求項25に係るビデオデータ編集システムは、請求項22または23に記載のものであって、前記ビデオデータベース部の前記対応情報が、時間情報を任意の共通の時間軸に基づく共通時間情報として、
前記ビデオデータと前記共通時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、
前記随伴情報と前記共通時間情報とを対応させた第2対応情報と、
を備えた構成とされることを特徴とする。
【0043】
【0044】
請求項26に係るビデオデータ編集システムは、請求項22乃至25の何れかに記載のものであって、前記随伴情報を、時間経過につれて数値が増加する数値表現による順位適応型情報とする構成としたことを特徴とする。
【0045】
請求項27に係るビデオデータ編集システムは、請求項22乃至25の何れかに記載のものであって、前記随伴情報を、文字列にもとづく文字表現による意味適応型情報とする構成としたことを特徴とする。
【0046】
請求項28に係るビデオデータ編集システムは、請求項22乃至25の何れかに記載のものであって、前記随伴情報を、大分類標記と小分類標記の組合せで構成し、
前記大分類の標記は、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報とし、
前記小分類の標記は、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報とする構成としたことを特徴とする。
【0047】
上記の請求項15のビデオデータ編集方法または請求項22のビデオデータ編集システムによると、ビデオデータベースまたはビデオデータベース部に記録された随伴情報のうちの任意の随伴情報が指定されると、指定された当該随伴情報に基づき対応情報を参照して該当するビデオデータが取出され呈示される。このように先ず随伴情報が指定されることで随伴情報の前選抜が為されるが、ここで随伴情報はビデオデータと併行して推移してビデオデータと相関を有するものであるから、随伴情報を対象にした前選抜によってビデオデータの絞りこみが、ビデオデータ自体を開くことなく随伴情報のみで容易になされる。
ついで呈示されているビデオデータにつき、切りだし点が指定されると、切り出しによるビデオクリップ形成、切りだし点をクリップ情報として記録または外部へ供給、などが為される。このようにして以降の編集加工の対象であるビデオクリップが容易に生成される。或いはクリップ情報単独で記録保存され、または外部供給されることにより、後の任意の時期での編集加工時に再度、ビデオデータの切りだし点の指定をすることなく、保存されているクリップ情報を用いてのビデオクリップの生成が容易かつ迅速に為される。上記の結果、総じて編集作業の効率化が為される。
【0048】
上記の請求項16のビデオデータ編集方法または請求項23のビデオデータ編集システムによると、ビデオデータベースまたはビデオデータベース部に記録された随伴情報につき、与件の検索条件に基づく前段階の選抜がなされることで対象とする随伴情報が決定され、ついで決定された当該随伴情報に基づき対応情報を参照して該当するビデオデータが取出され呈示される。ここで随伴情報はビデオデータと併行して推移して、ビデオデータと相関を有するものであるから、このように先ず与件の検索条件に適う随伴情報の検索により、随伴情報の前選抜による絞りこみがなされることで、対象になるビデオデータの絞りこみがビデオデータ自体を開くことなく随伴情報のみで容易になされる。ついで呈示されているビデオデータにつき、切りだし点が指定されると、切り出しによるビデオクリップ形成、切りだし点をクリップ情報として記録または外部へ供給、などが為される。このようにして以降の編集加工の対象であるビデオクリップが容易に生成される。或いはクリップ情報単独で記録保存され、または外部供給されることにより、後の任意の時期での編集加工時に再度、ビデオデータの切りだし点の指定をすることなく、保存されているクリップ情報を用いてのビデオクリップの生成が容易かつ迅速に為される。上記の結果、総じて編集作業の効率化が為される。
【0049】
上記の請求項17のビデオデータ編集方法または請求項24のビデオデータ編集システムによると、ビデオデータベースまたはビデオデータベース部に記録された第1対応情報乃至第3対応情報につき、或る随伴情報が与えられると第2対応情報の参照により対応している第2時間情報が決まり、ついでこの第2時間情報につき第3対応情報の参照により対応している第1時間情報が決まり、ついでこの第1時間情報につき第1対応情報の参照により対応しているビデオデータが取出される。このように、ビデオデータと随伴情報がそれぞれ異なる時間軸および異なる時間情報により記録されていても、第2対応情報、第3対応情報、第1対応情報が順に参照されることによって該当ビデオデータの取出しがなされる。
【0050】
上記の請求項18のビデオデータ編集方法または請求項25のビデオデータ編集システムによると、ビデオデータベースまたはビデオデータベース部に記録された第1対応情報および第2対応情報につき、或る随伴情報が与えられると第2対応情報の参照により対応している共通時間情報が決まり、ついでこの共通時間情報につき第1対応情報の参照により対応しているビデオデータが取出される。このように第2対応情報、第1対応情報が順に参照されることによって該当ビデオデータの取出しがなされる。
【0051】
【0052】
上記の請求項19のビデオデータ編集方法または請求項26のビデオデータ編集システムによれば、随伴情報が時間経過につれて数値が増加する順位適応型情報とされることにより、随伴情報の検索時の順位ソート等の処理の割愛がなされて編集の効率化がなされる。
【0053】
上記の請求項20のビデオデータ編集方法および請求項27のビデオデータ編集システムによれば、随伴情報が文字列にもとづく意味適応型情報とされることにより、随伴情報の検索精度の改善がなされ、総じて編集の効率化がなされる。
【0054】
上記の請求項21のビデオデータ編集方法および請求項28のビデオデータ編集システムによれば、随伴情報が、時間経過につれて数値が増加する順位適応型情報による大分類標記と、文字表現による意味適応型情報による小分類標記との組合せで構成されることにより、先ず大分類標記の検索により大まかな検索が高速かつ効率的になされ、ついで小分類標記の検索により高精度の検索がなされ、全体として随伴情報の検索効率と精度の向上がなされる。よって総じて編集の効率化がなされる。
【0055】
以下、この発明の好適な実施形態を添付図を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態は、この発明の本質的な構成と作用を示すための好適な例の一部であり、したがって技術構成上好ましい種々の限定が付されている場合があるが、この発明の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0056】
また本発明においては、
「映像」を、「動画像または静止画像の少なくとも何れか」
と定義する。
さらに、
時間経過につれて推移する音声付き映像、または映像、または音声の少なくと
も何れかを含むデータを「ビデオデータ」、
と定義するものとする。ビデオデータの典型的な例として、スポーツ試合中継の音声付き映像がある。
さらに、ビデオデータに随伴して発生するか形成がなされ、時間経過につれて推移する情報を、
「随伴情報」と定義するものとする。随伴情報の典型的な例として、スポーツ試合において試合経過が記録されるスコア情報がある。
また「呈示」とは、画面表示、印字印刷、音声ガイドの少なくとも何れかを含むものと定義する。
【0057】
図1は、本発明に係るビデオデータ検索システムの一実施形態の概略ブロック構成図である。以下、図1に基づき構成を説明する。
本実施形態に係るビデオデータ検索システムVDRS1は、随伴情報読出手段0100、随伴情報処理手段0110、ビデオモニタ0131、入力部Ipt、通信ネットワークNW、さらにビデオデータベースVDBを備えるコンピュータシステムとして構成される。より詳細には、上記のうちで随伴情報読出手段0100と随伴情報処理手段0110とビデオモニタ0131と入力部Iptを具備し、さらにこれらの動作を制御する不図示の制御手段を備えた第1系統のコンピュータ(例えばワークステーションやパソコン等)と、大容量記録装置を擁してビデオデータベースVDBを形成する第2系統のコンピュータ(例えばメインフレーム)と、これら第1及び第2系統のコンピュータ間のデータ授受を中継する通信ネットワークNWを備えるコンピュータシステムとして構成される。
【0058】
或いは、通信ネットワークNWを用いることなく、一つのコンピュータで上記各手段等及びビデオデータベースVDBの両方を実現する構成とすることもできる。ここでは前者のコンピュータシステム構成に基づいて説明する。
【0059】
第1系統のコンピュータは、コマンドデータやビデオデータを伝送するためのバス、演算処理実行に関わる演算処理装置CPU(Central Processing Unit)、デイスプレイに表示されるビデオデータやGUIのためのグラフイツク表示を管理する呈示コントローラ、通信ネットワークを介しての外部との通信を制御する通信インターフエイス、キーボードやマウス及びペン・タブレツト等のポインテイングデバイスからの入力データの処理に関わる入力デバイスインターフエイスや外部インターフエイスを有し、さらにオペレーテイングシステムや一部のアプリケーシヨン・ソフトウエアが格納されている読み出し専用記憶装置ROM(Read Only Memory)または/およびハード磁気ディスク装置等のデータ記録装置と、アツプロードされたアプリケーシヨン・ソフトウエアやCPUの実行過程で発生するデータを暫定格納する読み書き可能な記憶装置RAM(Random Access Memory)などを具備するが、これらは一般的なコンピュータ構成であり、よって冗長と煩雑を避けるべく詳細説明は割愛される。
【0060】
随伴情報読出手段0100は随伴情報読込部0101と呈示部(モニタ)0102を備え、呈示部0102はディスプレイ装置や印刷装置によって構成され、後述するように呈示データd0104として随伴情報読込部0101から送付された随伴情報群の呈示(画面表示やプリントアウト)に適合する。
【0061】
一方、随伴情報読込部0101および随伴情報処理手段0110はコンピュータプログラムとして準備され、これらコンピュータプログラムはROMまたは/およびハード磁気ディスク装置等に格納されてCPUにより読取り実行される。 随伴情報読込部0101は入力部Iptから随伴情報群の読込指示d0101が与えられると、随伴情報群の読込コマンドd0102を通信ネットワークNW経由でビデオデータベースVDBへ送付し、取出された随伴情報群d0103を通信ネットワークNW経由で読込んで呈示データd0104とし、呈示部0102へ送付する。
随伴情報処理手段0110は入力部Iptから随伴情報の指定d0105が与えられると、指定された随伴情報d0106として通信ネットワークNW経由でビデオデータベースVDBへ送付し、この随伴情報に対応する該当ビデオデータd0109を通信ネットワークNW経由で受けて呈示ビデオデータd0110とし、ビデオモニタ0131へ送付する。
【0062】
入力部Iptは例えばキーボードやマウスからなり、ユーザの操作により一般的にはデータベースを構築するオブジェクトデータの入力や、データ検索を行う際の検索条件の指示や、指定あるいは設定等を行うものであるが、本実施形態では随伴情報群の読込指示d0101を随伴情報読込部0101へ入力し、または随伴情報の指定入力d0105を随伴情報処理手段0110へ入力する。
【0063】
ビデオモニタ0131は例えばCRT装置や液晶ディスプレイ装置等からなるものであり、随伴情報処理手段0110から送付された呈示ビデオデータd0110を呈示(画面表示)してユーザに提供する。
また通信ネットワークNWには専用回線、公衆回線、インターネット網、CATV網、衛星回線と公衆回線の組合せによるネットワーク等の双方向ブロードバンド・ネットワークが使用され、ポイント・ツー・ポイントによる2点間方式あるいは直結方式、またはオープンネットワークによるパケット・ネットワーク通信構成などの適用が可能である。
【0064】
一方、ビデオデータベースVDBは第2系統のコンピュータとして構成され、とりわけ大容量データの記録とハンドリングに適合するデータベース運用機能を具備した構成とされる。
ビデオデータベースVDBは、コンテンツであるビデオデータを記録格納するビデオデータファイル0123、上記コンテンツと時系列的に併行発生した随伴情報を記録格納する随伴情報ファイル0121、随伴情報とビデオデータを対応付ける情報を記録格納する対応情報ファイル0122を有する。随伴情報ファイル0121からは随伴情報を纏めて取りだし可能に構成されている。
【0065】
ビデオデータベースVDBは随伴情報読込部0101から随伴情報群の読込コマンドd0102が送付されると、随伴情報ファイル0121から随伴情報を纏めて読出し、取出された随伴情報群d0103として随伴情報読込部0101へ送出するよう構成されている。また随伴情報処理手段0110から指定された随伴情報d0106が送付されると、指定随伴情報d0106に基づき随伴情報ファイル0121、対応情報ファイル0122、ビデオデータファイル0123をこの順に参照して、指定随伴情報d0106に該当するビデオデータを特定し、これを該当するビデオデータd0109として随伴情報処理手段0110へ送出するよう構成されている。
【0066】
以下に、「随伴情報」につき説明する。
随伴情報は、時間経過につれて変化するコンテンツの任意の着目する場面の出現時などのタイミングで発生がなされ、コンテンツの内容を簡潔に示すことができる時系列的な情報である。したがって随伴情報は時間情報と密接な関係にある。随伴情報の代表的な例としては、スポーツ試合やドラマ、コンサート等のイベントにおいて形成されるイベント情報、たとえば野球試合中継というイベントで発生するスコアデータなどがある。
さらに随伴情報は該当するコンテンツの内容を、コンテンツを開くことを要せずに案内することができるガイド・データとして利用できるとともに、コンテンツの流れ中で該当するコンテンツを特定するための「栞」または「ラベル」としても利用することができる。
【0067】
上記から明らかなように随伴情報は時間情報と密接な対応をするものであるが、随伴情報と時間情報の組合せ、または随伴情報と記録位置(すなわち番地)情報の組合せを、ここで説明の便宜上、「メタデータ」と記載することにすると、これらがデータ記録媒体に記録される形態として、
(a)メタデータのみ、
(b)ビデオデータのみ、
(c)ビデオデータおよびメタデータの何れもが可能である。
【0068】
形態(a)の場合に、データ記録媒体として単独移動や運搬に適する着脱式が適用されることがある。たとえばメモリスティック(商品名)等に代表される携帯容易な記録媒体が適用されると、これに記録された随伴情報を含むメタデータを使用して検索・編集を実行する。
ただし、着脱式に限定されることはない。たとえば野球試合中継で、ビデオデータは球場から回線伝送されて局内のデータベースシステムに収録される一方で、球場に暫定設置されたパソコンの内蔵する非脱着式HDDにメタデータとして随伴情報および対応情報が記録されると、中継終了後にこのパソコンが局に戻った際に記録済みのメタデータをLAN等を経由してデータベースシステムへ転写し、または編集システムがLAN等を経由して直接アクセスするといった利用が可能になる。または中継終了後に球場に置いたパソコンから通信回線経由で局のデータベースシステムへ転写し、または編集システムがその内蔵する例えばHDDにメタデータを上記パソコンから直接取り込むことも可能である。
【0069】
形態(b)および(c)の場合は、ビデオデータのストリームを長時間収録する必要性から、メモリカードやリムーバブル磁気ディスク媒体のような比較的小記録容量の着脱式データ記録媒体よりも、大記録容量の着脱式磁気テープによるVTR(または複数のVTRによるシステム)や、複数の磁気ディスク列で構成される大容量RAIDシステムが適用される。したがって本発明はこれら大記録容量の媒体を利用して検索・編集を行う。
【0070】
以下では時間情報につき説明する。
前記のように随伴情報は時間経過を伴うものであり、時間経過につれて推移するから、その部分々々ごとに計時して時間情報を対応させることができる。本実施形態では、その計時の尺度を「第2の時間軸」とする。また、この第2の時間軸に基づき計時された時間を「第2時間情報」とする。このようにして随伴情報の推移が第2時間情報と対応付けられる。
【0071】
一方、コンテンツであるビデオデータは時間経過を伴うものであり、時間経過につれて推移するから、その部分々々ごとに計時して時間情報を対応させることができる。本発明では、その計時の尺度を「第1の時間軸」とする。また、この第1の時間軸に基づき計時された時間を「第1時間情報」とする。したがって各ビデオデータの推移は第1時間情報と対応付けられる。
第1の時間軸は、たとえばフットボールやゴルフ試合当時の現地時刻のように任意に設定されるもので、その設定において前記の第2の時間軸からの制約を受けない。
【0072】
同様に第2の時間軸は第1の時間軸とは独立して任意に設定されるもので、第1の時間軸(たとえば試合当時の現地時刻)に制約されることはない。
【0073】
さらにビデオデータが記録媒体に記録される際には、それが記録される位置情報すなわちアドレスとの対応がなされる。したがって収録済みの素材(コンテンツ)すなわち収録済みのビデオデータにはそれが記録されている位置情報すなわちアドレスが対応し、さらに収録時点でのタイムコードが第1時間情報として記録される。このタイムコードの一形態が実時間タイムコードであり、当時の時間、たとえば標準時刻が例えば年月日とともに記録される。或いは当時において定めた時間原点からの経過時間として記録される。
しかし編集時にこの記録済みのタイムコードのみからビデオデータの該当部分のコンテンツ内容を推測することはできない。タイムコードだけでは情報が不足する。とはいえ収録されたビデオデータを全て見ながら編集作業を行うのは非効率である。そこでコンテンツ内容を容易に推測できる中間的な情報として、本発明では随伴情報を利用する。すなわち検索や編集作業のための手段として随伴情報を利用する。
【0074】
一方、たとえば収録後の整理段階で随伴情報を作成する際に、随伴情報に関連付けて記録されるタイムコードは本発明で定義する第2の時間軸に基づく第2時間情報となるが、これは整理段階での時間であり、したがって第1の時間軸と第2の時間軸は一般的に異なる。
また西欧圏や北米、南米などからリアルタイム放映されるイベントや、通信回線経由でリアルタイム配信されるイベント等で現地時間のタイムコードがスタンプされ、或いは任意設定された時間軸による標記がなされている場合に、これらは第1の時間軸となるが、ここで現在時間を第2の時間軸に設定すると乖離が生じ、第1の時間軸と第2の時間軸は一致しない。そこで第1の時間軸と第2の時間軸とを対応付けるリンク表が準備される。
【0075】
上記のような随伴情報と時間情報と記録位置とを対応させる一方法として、図3乃至図5に示される各テーブルが使用される。
図3は、第1時間情報とアドレスとを対応させた表形式情報である「タイム管理テーブル」の構成例を示す。このタイム管理テーブルはディスク状記録媒体に適用されるもので、第1時間情報、クラスタアドレス、セクタアドレスをそれぞれフィールドとするレコードで構成される。図示される例でたとえば第2のレコードの第1時間情報は、
11:20:14:05:01
であり、クラスタアドレス(6バイト)は16進表示で、
h00000000001E
であり、セクタアドレス(1バイト)は16進表示で、
h00
と記録される。
【0076】
図4は、随伴情報と第2時間情報とを対応させた表形式情報である「随伴情報テーブル」の構成例を示す。この随伴情報テーブルは随伴情報、第2時間情報をそれぞれフィールドとするレコードで構成される。図示される例でたとえば第1のレコードの随伴情報は、
「映像開始」
であり、それに対応する第2時間情報は経過時間で表示されるものとして、
00:00:00
と記録される。
【0077】
さらに図5は、第1時間情報と第2時間情報とを対応させた表形式情報である「リンクテーブル」の構成例を示す。このリンクテーブルは第1時間情報、第2時間情報をそれぞれフィールドとするレコードで構成される。図示される例でたとえば第3のレコードの第1時間情報は時刻表示で、
11:20:14:05:32
であり、それに対応する第2時間情報は経過時間で表示されるものとして、
00:00:32
と記録される。
【0078】
また時間情報を共通の時間軸に基づくものとすることも可能である。すなわち第2の時間軸を第1の時間軸と同じに設定する。例えばマラソンの実況中継でリアルタイムによるオンエアおよびビデオデータ収録を同時に行い、且つ、随伴情報をリアルタイムで形成させる。このような場合、時間軸は共通となり、よって時間情報も共通時間情報となる。
共通の時間軸の第1の例は万国普遍的なグリニッジ標準時刻であり、これに年月日が付加されることもある。第2の例は、関係者間で取り決めた始点時刻からの経過時間である。これも関係者間では共通の時間情報となる。
【0079】
前記の随伴情報テーブル、タイム管理テーブルおよびリンクテーブルを適用したビデオデータベースVDB1のブロック構成を図2に示す。
ビデオデータベースVDB1は、ビデオデータやテーブルを記録格納する記録メディア0201、記録メディア0201への書込みと読み出しを司る書込読出制御手段0202、読み出されるビデオデータのバッファメモリ0203を備える。書込読出制御手段0202はコンピュータプログラムとして準備される。
記録メディア0201はハード磁気ディスクや光磁気ディスクや光学式ディスクなどのディスク状記録媒体または/およびビデオカセットテープなどのテープディスク状記録媒体または/および半導体メモリなどをはじめ、これらのうち任意の複数種類の記録媒体を併用した構成等が適用される。
【0080】
書込読出制御手段0202はまたバッファメモリ0203を制御し、ビデオデータd0109の伝送レートと記録メディア0201からの読出レートとの差に基づきデータのバッファリングを管理する。
記録メディア0201上の各領域には、ビデオデータがビデオデータファイル0123の各セグメントに逐次記録され、さらに随伴情報テーブル0213が随伴情報ファイル0121内に、タイム管理テーブル0211とリンクテーブル0212が対応情報ファイル0122内に、それぞれ記録されている。
【0081】
書込読出制御手段0202は、随伴情報群の読込コマンドd0102を受けると、随伴情報テーブル0213から随伴情報群を読出し、これらによる取出された随伴情報群d0103を編成して送出する。或いは指定された随伴情報d0106を受けると、随伴情報テーブル0213を参照してこの随伴情報に対応する第2時間情報を参照データd0107(図1参照)とし、ついでリンクテーブル0212を参照してこの第2時間情報に対応する第1時間情報を参照データd0108(図1参照)とし、ついでタイム管理テーブル0211を参照してこの第1時間情報に対応するアドレスに基づき該当するビデオデータd0109を特定し、これを送出する。
【0082】
記録メディア0201をハード磁気ディスクや光磁気ディスクや光学式ディスクなどのディスク状媒体で構成する場合、時間情報の記録位置および管理については以下に示す各方式があり、本発明はその何れにも適応する。
(a)トラック上の、各ビデオデータが記録された各領域内のヘッダに、各時間情報を記録する。例としてトラック上の最小記録管理単位として形成されるセクタにつき、その内部に設けたサブヘッダ部に時間情報を記録する。サブヘッダ部として4乃至8バイト程度が準備される。
(b)トラック上の、各ビデオデータが記録された各領域内に別項目で各時間情報を記録する。例としてはセクタのデータエリアの先頭に時間情報記録領域を設けて記録するもので、ブックマークと称されることもある。
(c)ビデオデータが記録されたビデオストリーム領域とは別に設けられた管理データ記録領域内に、対応テーブル形式で時間情報を記録する。例として、時間情報と、トラック上の絶対アドレス(各セクタ内のヘッダ部にクラスタアドレスとセクタアドレスが記録されている)とを対置させた形式のテーブルを別途作成して管理データ記録領域内に記録する。因みに1セクタを512バイトで構成し、1クラスタを64セクタ構成とする場合、1クラスタあたりの記録容量は30kバイトとなる。
また、時間情報と、一つまたは複数のクラスタで構成されるフレーム番号とを対置させた形式のテーブルが作成されることもある。上記のように記録形式に応じて、「時間情報と或るクラスタ内のセクタ」、「時間情報とフレーム」等の対応がなされる。ここでフレームは動画像の各葉を構成する上での基本単位となり、通算フレーム数に基づき管理がなされる。
【0083】
一方、テープ状磁気記録媒体を用いるVTRの時間情報の記録は、テープ媒体上に形成される長手方向トラック上に記録されるLTCと、傾斜トラック上に記録されるVITCとの階層的記録によりなされる。またテープ媒体上に記録開始位置SOMをスタンプして、これをガイドデータ(随伴情報)と対応させる構成にも適合する。
【0084】
図6は図1に示したビデオデータ検索システムVDRS1の動作フローチャートである。以下、動作を説明する。
ステップ601で、入力部Iptから随伴情報読出手段0100の随伴情報読込部0101へ、随伴情報群の読込指示d0101の入力があったかがチェックされる。入力があるとステップ602へ進み、随伴情報読出手段0100の随伴情報読込部0101が随伴情報群の読込コマンドd0102を通信ネットワークNW経由でビデオデータベースVDBへ送付する。
ステップ603で、読込コマンドd0102を受けたビデオデータベースVDBが随伴情報ファイル01210内の随伴情報テーブルから随伴情報群d0103を取出し、随伴情報読込部0101へ通信ネットワークNW経由で送出する。ついでステップ604で、随伴情報読出手段0100の随伴情報読込部0101が送出された随伴情報群d0103を通信ネットワークNW経由で取り込み、呈示部0102に呈示する。
【0085】
ついでステップ605で、入力部Iptから随伴情報処理手段0110へ、随伴情報の指定入力d0105があったかがチェックされ、指定入力があるとステップ606へ進み、随伴情報処理手段0110が指定された随伴情報d0106を通信ネットワークNW経由でビデオデータベースVDBへ送付する。
ステップ607で、ビデオデータベースVDBでは通信ネットワークNW経由で送付された随伴情報d0106か、またはそれに対応した所定の仲介情報(例えば前記の第2時間情報など)を参照データd0107としこれに基づき対応情報ファイル0122を参照し、その対応結果を次ぎの参照データd0108としてビデオデータファイル0123を検索する。
ついでステップ608で、ビデオデータベースVDBが該当するビデオデータd0109を取出し、通信ネットワークNW経由で随伴情報処理手段0110へ送出する。
ステップ609で、ビデオデータd0109を受けて随伴情報処理手段0110が呈示ビデオデータd0110をビデオモニタ0131へ画面呈示または/及び外部へ出力送出し、このタスクを了える。
なお上記の各ステップで、通信ネットワークNWを経由せず直接、または専用回線経由で伝送しても差し支えない。
【0086】
このようにビデオデータ検索システムVDRS1は、ビデオデータと併行して推移してビデオデータと相関を有し、且つビデオデータの内容に関わる情報を載せた随伴情報群を、ビデオデータベースVDBから読み込んで呈示し、ついでその内の何れかが指定されると、指定された当該随伴情報に基づきビデオデータベースVDBに記録されている対応情報を参照して該当するビデオデータを特定する。よって随伴情報に基づき、対象になるビデオデータの前選抜による絞りこみが、しかもビデオデータ自体を開くことなく容易にできる。この結果、検索効率が向上する。
【0087】
図7は、図2に示したビデオデータベースVDB1を、図1のビデオデータ検索システムVDRS1のビデオデータベースVDBに適用した際の動作フローチャートである。以下、動作を説明する。
ステップ701で、書込読出制御手段0202は入力が随伴情報群の読込コマンドd0102であればV(ステップ702)へ、随伴情報d0106であればW(ステップ703)へ動作を進める。
ステップ702で、書込読出制御手段0202は随伴情報ファイル0121から随伴情報群d0103を纏めて送出し、このタスクを了える。
一方ステップ703で、書込読出制御手段0202は随伴情報テーブル0213を参照して第2時間情報を得る。ついでステップ704で書込読出制御手段0202はリンクテーブル0212を参照して第1時間情報を得る。
ステップ705で、ついで書込読出制御手段0202はタイム管理テーブル0211を参照してアドレスを得る。
ステップ706で、書込読出制御手段0202はビデオデータファイル0123の該当するアドレスからビデオデータd0109を取出し送出し、このタスクを了える。
【0088】
このように、ビデオデータと随伴情報がそれぞれ異なる時間軸および異なる時間情報により記録されていても、随伴情報テーブル0213、リンクテーブル0212、タイム管理テーブル0211を順に参照することによって該当ビデオデータの特定が可能になる。また該当するビデオデータを容易且つ迅速に取出すことができる。
【0089】
前記の共通時間情報を適用したビデオデータベースVDB2のブロック構成を図8に示す。なお前記ビデオデータベースVDB1と同一部分には同一符号を付けて前記説明を援用する。
ビデオデータベースVDB2は、記録メディア0201、書込読出制御手段0802、バッファメモリ0203を備える。書込読出制御手段0802はコンピュータプログラムとして準備され、バッファメモリ0203を制御してデータのバッファリングを管理する。
記録メディア0201上の各領域にはビデオデータファイル0123に加え、随伴情報テーブル0812が随伴情報ファイル0121内に、タイム管理テーブル0811が対応情報ファイル0122内に、それぞれ記録されている。随伴情報テーブル0812は「随伴情報」対「共通時間情報」を、タイム管理テーブル0811は「共通時間情報」対「アドレス」を、夫々記録している。アドレスはビデオデータと対応している。
【0090】
書込読出制御手段0802は、随伴情報群の読込コマンドd0102を受けると、随伴情報テーブル0812から随伴情報群を読出し、これらによる取出された随伴情報群d0103を編成して送出する。或いは指定された随伴情報d0106を受けると、随伴情報テーブル0812を参照してこの随伴情報に対応する共通時間情報を参照データd0107(図1参照)とし、ついでタイム管理テーブル0211を参照してこの共通時間情報に対応するアドレスに基づき該当するビデオデータd0109を特定し、これを送出する。共通時間情報の概念を図9に示す。図示される共通時間情報とメディアアドレスが、タイム管理テーブルにおいて記録管理され、また図示される随伴情報と共通時間情報が、随伴情報テーブルにおいて記録管理される。さらにメディアアドレスには図示されない収録素材(ビデオデータ)が一対一の対応で記録されている。
したがって共通時間情報を仲介して随伴情報から対応する収録素材(ビデオデータ)をアクセスすることができる。
【0091】
図10は、図8に示したビデオデータベースVDB2を、図1のビデオデータ検索システムVDRS1のビデオデータベースVDBに適用した際の動作フローチャートである。以下、動作を説明する。
ステップ1001で、書込読出制御手段0802は入力が随伴情報群の読込コマンドd0102であればV(ステップ1002)へ、随伴情報d0106であればW(ステップ1003)へ動作を進める。
ステップ1002で、書込読出制御手段0802は随伴情報ファイル0121から随伴情報群d0103を纏めて送出し、このタスクを了える。
ステップ1003で、書込読出制御手段0802は随伴情報テーブル0812を参照して共通時間情報を得る。
ステップ1004で、ついで書込読出制御手段0802は共通時間に基づきタイム管理テーブル0811を参照してアドレスを得る。
ステップ1005で、書込読出制御手段0802はビデオデータファイル0123の該当する該当するアドレスからビデオデータd0109を取出し送出し、このタスクを了える。
【0092】
このように、随伴情報に基づき先ず随伴情報テーブル0812を、ついでタイム管理テーブル0811を順に参照することにより、この随伴情報に該当するビデオデータを容易且つ迅速に特定することができる。また該当するビデオデータを容易且つ迅速に取出すことができる。
【0093】
つぎにビデオデータベースVDBが如何に構築されるかの一例を図11乃至図14に沿って説明する。図11は図2に示されたビデオデータベースVDB1へのデータ記録時の概念図である。図12は図11に示された随伴情報処理部の一例のブロック構成図である。図13は図11に示された素材処理部の一例のブロック構成図である。また図14は図2に示されたビデオデータベースのデータ記録時の説明図である。
図11に示されるように、ビデオデータベースVDBにデータ収録する場合、随伴情報処理部1101、素材処理部1103が接続される。
素材処理部1103は収録対象の素材であるコンテンツを取込む処理を司るものであり、撮像カメラ等からの信号を取込む。したがって発生する素材(たとえばスポーツ試合)との直接の接点となる。
素材処理部1103は、対象とする素材をビデオデータから成るビデオストリームに編成して送出可能な機能を具備し、収録に適うビデオストリーム1103dをビデオデータベースVDBへ、またオンエアに適うビデオストリーム1103bを不図示のオンエア系へそれぞれ送出する。収録に適うビデオストリーム1103dはビデオデータベースVDBのビデオデータファイル0123へ収録され、一方オンエアに適うビデオストリーム1103bはそのまま放送される。
【0094】
第1の時間軸1104による第1時間情報は素材処理部1103において設定管理が為されるほか、ビデオデータベースVDBから第1時間情報が符号1105d1として素材処理1103へ付与されることもある。
【0095】
随伴情報処理部1101はビデオストリームに随伴して発生または形成される随伴情報を時系列データに編成のうえ送出可能な機能を具備し、随伴情報1101dをビデオデータベースVDBへ送出する。ここで内蔵するタイマなどによる第2の時間軸1102に基づき第2時間情報が随伴情報1101dにスタンプされ、この随伴情報1101dがビデオデータベースVDBへ供給されると、ビデオデータベースVDBではこの供給された第2時間情報を用いるようにし、よってビデオデータベースVDB内で第2時間情報を生成させない。然る後に、随伴情報1101dと第2時間情報とを対応付けた状態で記録する。これは具体的には随伴情報テーブル0213として記録する。
一方、他の場合として随伴情報処理部1101で第2時間情報が随伴情報に付加されることなく、随伴情報1101dがビデオデータベースVDBへ供給された場合は、ビデオデータベースVDBでは内蔵するタイマなどにより第2の時間軸1102に基づく第2時間情報を生成させ、この第2時間情報を随伴情報1101dに対応させる。
上記のように作成時には第1時間情報と第2時間情報の処理によって複数の構成があるが、いずれにせよ最終的には上記のビデオデータや各テーブルが収録された状態でビデオデータベースVDBが準備される。
【0096】
図12は、随伴情報処理部の一例のブロック構成図である。随伴情報処理部1101は、収録対象の事象に関するデータの手動入力を受け付けて入力データ1201dとして供給するための入力手段1201、供給された入力データ1201dから随伴情報を形成し、内蔵タイマ1204からの第2時間情報に基づき時間をスタンプした随伴情報1101dとして通信ネットワークNW経由でビデオデータベースVDBへ送付する随伴情報形成手段1202、随伴情報形成手段1202に接続され、形成される随伴情報などを画面表示する表示手段1203を備える。この随伴情報処理部1101はコンピュータ、とりわけ現場搬入容易なノート型パソコン等を主体に構成され、入力手段1201や随伴情報形成手段1202、さらに不図示の通信制御手段等の各手段はCPUが読取り実行可能なプログラムとして準備される。
【0097】
入力手段1201にはコンピュータ周辺機器であるキーボード機器をはじめ、従来スポーツ中継現場で使用されている、スポーツコーダと呼称される専用キーボード型の機器や、スピードガンと呼称される専用の速度計測器などが適用される。また随伴情報形成手段1202に第2時間情報の形成機能を具備させず、第2時間情報が含まれない随伴情報1101dをビデオデータベースVDBへ送付する構成とすることもできる。
【0098】
図13は、素材処理部の一例のブロック構成図である。この素材処理部1103は、複数台の撮像カメラ(例えば撮像カメラ1301)からの映像信号と複数のマイクロフォン(例えばマイクロフォン1302)からの音声信号のうちいずれかを選択し出力する切換選択手段1303、データ変換等の処理をしてビデオストリームに編成するビデオストリーム編成手段1304、ビデオストリーム編成手段1304に接続されて画面表示を行うモニタ1306を備える。さらに第1時間情報または共通の時間情報の生成手段として機能し、ビデオストリーム編成手段1304へ第1時間情報または共通の時間情報を提供するタイマ1305を備える。ここで切換選択手段1303には一般にスイッチャーと称せられている切換機器が適用される。
【0099】
ビデオストリーム編成手段1304により、ビデオデータベースVDBへ送出するビデオストリーム1103dと、不図示のオンエア系へ送出するオンエア・ビデオストリームが形成される。
【0100】
図14に示されるようにビデオデータベースVDB1は、記録メディア0201、ビデオストリーム1103dから第1時間情報を抽出してタイム管理テーブル作成手段1402とリンクテーブル作成手段1106へ送付する第1時間情報抽出手段1401、記録可能なアドレスデータ1404dを出力するアドレス管理手段1404、アドレスデータ1404dおよび第1時間情報を受けて両者を対応付けたタイム管理テーブルデータ1402dを作成し書込読出制御手段0202へ送付するタイム管理テーブル作成手段1402、第1時間情報を受け、また随伴情報テーブルデータ1101dから第2時間情報を抽出して両者を対応付けたリンクテーブルデータ1403dを作成し書込読出制御手段0202へ送付するリンクテーブル作成手段1403、ビデオストリーム1103dをバッファメモリ0203経由で取り込みビデオデータをビデオデータファイル0123へ記録し、またタイム管理テーブルデータ1402dをタイム管理テーブル0211へ記録し、またリンクテーブルデータ1403dをリンクテーブル0212へ記録し、また随伴情報テーブルデータ1101dを随伴情報テーブル0213へ記録する書込読出制御手段0202を備える。
【0101】
書込読出制御手段0202によってビデオデータファイル0123、タイム管理テーブル0211、リンクテーブル0212、随伴情報テーブル0213がそれぞれ記録・更新記録される。これによってビデオデータベースVDBの記録がなされ、また更新が為される。
なお上記はあくまでも一例に過ぎず、これ以外の他の種々の構成と形態が適用可能であることは論を待たない。
【0102】
図15は、本発明に係るビデオデータ検索システムの別の実施形態のブロック構成図である。以下、図15に基づき構成を説明する。また前記実施形態と同じ部分は同一符号を付して前記説明を援用する。
本実施形態に係るビデオデータ検索システムVDRS2は、随伴情報読出手段1500、随伴情報検索手段1510、ビデオデータ検索手段1520、ビデオモニタ0131、入力部Ipt、通信ネットワークNW、さらにビデオデータベースVDBを備えるコンピュータシステムとして構成される。より詳細には、上記のうちで随伴情報読出手段1500、随伴情報検索手段1510、ビデオデータ検索手段1520、ビデオモニタ0131と入力部Iptを具備し、さらにこれらの動作を制御する不図示の制御手段を備えた第1系統のコンピュータ(例えばワークステーションやパソコン等)と、大容量記録装置を擁してビデオデータベースVDBを形成する第2系統のコンピュータ(例えばメインフレーム)と、これら第1及び第2系統のコンピュータ間のデータ授受を中継する通信ネットワークNWを備えるコンピュータシステムとして構成される。
【0103】
或いは、通信ネットワークNWを用いることなく、一つのコンピュータで上記各手段等及びビデオデータベースVDBの両方を実現する構成とすることもできる。ここでは前者のコンピュータシステム構成に基づいて説明する。また第1及び第2系統のコンピュータの構成は前記実施形態におけると略同様であり、よって前記説明を援用する。
【0104】
随伴情報読出手段1500は随伴情報読込部1501と呈示部(モニタ)0102を備える。随伴情報読込部1501、随伴情報検索手段1510、ビデオデータ検索手段1520はコンピュータプログラムとして準備され、これらコンピュータプログラムはROMまたは/およびハード磁気ディスク装置等に格納されてCPUにより読取り実行される。
随伴情報読込部1501は、入力部Iptから随伴情報検索手段1510へ与件の検索条件d1501が入力された際に、これを察知した不図示の制御手段や随伴情報検索手段1510から送付されるトリガ信号によって作動し、随伴情報群の読込コマンドd1502を通信ネットワークNW経由でビデオデータベースVDBへ送付し、取出された随伴情報群d1503を通信ネットワークNW経由で読込んで随伴情報群データd1504とし、随伴情報検索手段1510へ供給する。さらに呈示部0102へ送り画面表示や印刷をさせることもできる。
【0105】
随伴情報検索手段1510は供給された随伴情報群データd1504を、与件の検索条件d1501に基づき検索して適合する随伴情報を確定させ、確定した随伴情報d1505としてビデオデータ検索手段1520へ送付する。
【0106】
ビデオデータ検索手段1520はこれを確定随伴情報d1506として通信ネットワークNW経由でビデオデータベースVDBへ送付し、この随伴情報に対応する該当ビデオデータd0109を通信ネットワークNW経由で受けて呈示ビデオデータd1510とし、ビデオモニタ0131へ送付する。
【0107】
一方、ビデオデータベースVDBは前記実施形態におけると略同様であり、よって前記説明を援用する。
【0108】
図16は図15に示したビデオデータ検索システムVDRS2の動作フローチャートである。以下、動作を説明する。
ステップ1601で、入力部Iptから与件として随伴情報の検索条件d1501の入力があると、これが不図示の制御手段により検出され、随伴情報読出手段1500と随伴情報検索手段1510へ通知される。
ステップ1602で、随伴情報読出手段1500の随伴情報読込部1501が、随伴情報群の読込コマンドd1502をビデオデータベースVDBへ送付する。
ステップ1603で、ビデオデータベースVDBが随伴情報ファイル0121から随伴情報群d1503を取出し、随伴情報読込部1501へ送出する。
【0109】
ステップ1604で、随伴情報読込部1501が送出された随伴情報群d1503を取り込み、随伴情報検索手段1510へデータd1504として送付する。
ステップ1605で、随伴情報検索手段1510が検索条件d1501に基づき随伴情報群を検索して該当する随伴情報d1505を確定させ、これをビデオデータ検索手段1520へ送付する。
ステップ1606で、これを受けたビデオデータ検索手段1520は確定された随伴情報d1506としてビデオデータベースVDBへ送付する。
【0110】
ステップ1607で、ビデオデータベースVDBでは送付された随伴情報d1506か、またはそれに対応した不図示の所定の仲介情報を参照データd0107とし、これに基づき対応情報ファイル0122を参照し、その対応結果を次ぎの参照データd0108としてビデオデータファイル0123を検索する。
ステップ1608で、ビデオデータベースVDBが該当するビデオデータd1509を取出し、ビデオデータ検索手段1520へ送出する。
ステップ1609で、ビデオデータd1509を受けてビデオデータ検索手段1520が呈示データd1510に編成し、これをビデオモニタ0131へ画面呈示するか、または/及び外部へ出力する。
また上記の各伝送過程にあって通信ネットワークNWを経由する構成とすることもできる。また上記で随伴情報検索手段1510はビデオデータベースVDB上で直接、随伴情報ファイル0121を検索するようにしてもよい。
【0111】
このビデオデータ検索システムVDRS2によると、ビデオデータベースVDBに記録された随伴情報群につきこれを検索する検索条件が与件として与えられると、この検索条件に基づき随伴情報を自動検索して該当する随伴情報を確定させ、ついで当該確定随伴情報に基づき対応情報を参照して該当するビデオデータを特定させる。このように先ず随伴情報を検索条件によって前選抜で絞りこむことで、対象になるビデオデータを、しかもビデオデータ自体を開くことなく絞り込むことができるから検索効率が顕著に向上する。
【0112】
つぎに図17は、本発明に係るビデオデータ編集システムの一実施形態のブロック構成図である。以下、図17に基づき構成を説明する。また前記ビデオデータ検索システムの実施形態と同じ部分には同一符号を付して前記説明を援用する。
本実施形態に係るビデオデータ編集システムVDES1は、前段階処理手段1700、編集手段1710、ビデオモニタ0131、入力部Ipt、通信ネットワークNW、さらにビデオデータベースVDBを備えるコンピュータシステムとして構成される。より詳細には、上記のうちで前段階処理手段1700、編集手段1710、ビデオモニタ0131と入力部Iptを具備し、さらにこれらの動作を制御する不図示の制御手段を備えた第1系統のコンピュータ(例えばワークステーションやパソコン等)と、大容量記録装置を擁してビデオデータベースVDBを形成する第2系統のコンピュータ(例えばメインフレーム)と、これら第1及び第2系統のコンピュータ間のデータ授受を中継する通信ネットワークNWを備えるコンピュータシステムとして構成される。
【0113】
或いは、通信ネットワークNWを用いることなく、一つのコンピュータで上記各手段等及びビデオデータベースVDBの両方を実現する構成とすることもできる。ここでは前者のコンピュータシステム構成に基づいて説明する。また第1及び第2系統のコンピュータの構成は前記実施形態におけると略同様であり、よって前記説明を援用する。
【0114】
前段階処理手段1700、編集手段1710の主要部はコンピュータプログラムとして準備され、これらコンピュータプログラムはROMまたは/およびハード磁気ディスク装置等に格納されてCPUにより読取り実行される。
前段階処理手段1700は印刷機能を具備して、編集作業の開始以前の任意の時点で、ビデオデータベースVDBから記録されている随伴情報群d0103を取出して印刷情報1790とする。こののち入力部Iptから任意の随伴情報の指定d1701が為されると、指定随伴情報d1702を通信ネットワークNW経由でビデオデータベースVDBへ送付し、ビデオデータベースVDBから取出された該当するビデオデータd1705を通信ネットワークNW経由で読込み、呈示ビデオデータd1706としてビデオモニタ0131へ送り画面表示させる。
【0115】
編集手段1710は、入力部Iptから切り出し点指定d1707が入力されると、その時点でビデオデータベースVDBから送出されているビデオデータd1705から切り出しを実行してビデオクリップを作成すると同時に、ビデオデータd1705に塔載されているタイムコードデータを取り込み、或いはその時点でのビデオデータd1705に係る記録位置データd1709をビデオデータベースVDBの対応情報ファイル0122またはビデオデータファイル0123または随伴情報ファイル0121から取り込み、クリップ情報を編成する。
さらに作成したビデオクリップd1710を通信ネットワークNW経由でビデオデータベースVDBへ送付し、ビデオクリップファイル1751へ格納するか、または/及び外部へ出力するか、または/及び更に続く編集加工を施すかの少なくとも何れかを実行する。
さらに編成したクリップ情報d1711を通信ネットワークNW経由でビデオデータベースVDBへ送付し、クリップ情報ファイル1752へ格納するか、または/及び外部へ出力するか、または/及び更に続く編集加工を施すかの少なくとも何れかを実行する。
【0116】
一方、ビデオデータベースVDBは、ビデオクリップファイル1751とクリップ情報ファイル1752が追加される以外は前記実施形態におけると略同様であり、よって前記説明を援用する。
【0117】
図18および図19は、図17に示したビデオデータ編集システムVDES1の動作フローチャートである。以下、動作を説明する。
ステップ1801で、編集開始前の任意の時点で、前段階処理手段1700がビデオデータベースVDBから随伴情報群d0103を取り込み、印刷する。
ステップ1802で、入力部Iptから任意の随伴情報d1701の指定入力があると、これを受けてステップ1803で、前段階処理手段1700が指定入力された随伴情報をd1702としてビデオデータベースVDBへ送付する。
ついでステップ1804で、ビデオデータベースVDBが送付された随伴情報d1702か、またはそれに対応した所定の仲介情報を参照データd0107とし、これに基づき対応情報ファイル0122を参照し、その対応結果を次ぎの参照データd0108としてビデオデータファイル0123を検索する。
【0118】
ついでステップ1805で、ビデオデータベースVDBは上記で得たビデオデータd1705を前段階処理手段1700へ送出する。
ステップ1806で、前段階処理手段1700はビデオデータd1705を受けて呈示ビデオデータd1706とし、これをビデオモニタ0131へ呈示する。この呈示画面を編集者がチェックできる。このあと編集手段の処理へ進む。
【0119】
図19のステップ1901で、呈示中のビデオデータd1706につき、切り出し点d1707を指定する入力が入力部Iptから為されると、ステップ1902で編集手段1710がこの指定入力された切り出し点d1707を受け、ビデオデータd1705からタイムコードを抽出するか、またはビデオデータベースVDBからこの記録位置データd1709を受けて、ビデオクリップまたは/及びクリップ情報を作成する。
ステップ1903で、編集手段1710がビデオクリップd1710をビデオデータベースVDBへ送付してビデオクリップファイル1751へ記録するか、または/及び外部へ出力する。
ステップ1904で、編集手段1710がクリップ情報d1711をビデオデータベースVDBへ送付してクリップ情報ファイル1752へ記録するか、または/及び外部へ出力する。
【0120】
このように随伴情報群を開示し、ついで任意の随伴情報が指定されると、指定された当該随伴情報に基づき対応情報を参照して該当するビデオデータを取出し呈示する結果、随伴情報の指定がなされることで対象であるビデオデータが絞りこまれ、よって無駄を排除できる。
しかも、この絞り込みの操作時にはビデオデータ自体を開く必要がないから効率的である。
ついで現在呈示されているビデオデータの切りだし点が指定されると、切り出しによるビデオクリップ形成、切りだし点をクリップ情報として記録保存または外部へ供給などを実行するから、以降の編集加工の対象であるビデオクリップを容易に生成でき、また、後の任意の時期での編集加工時に再度、ビデオデータの切りだし点の指定をすることなく、保存されているクリップ情報を用いてビデオクリップを容易かつ迅速に生成できる。この結果、編集作業を効率化でき、またコスト削減ができる。
【0121】
ここで編集操作につきさらに説明する。
ビデオストリームは映像/音声の連続した流れであり、これをデータ化したのがビデオデータである。ビデオストリームは時系列的に順次並んだビデオデータとして記録され、また時系列的に並んだビデオデータが順次再生されてビデオストリームが形成される。
連続した流れであるビデオストリームを任意の部分から他の任意の部分まで切り取り抽出したものがビデオクリップである。抽出開始の点がイン点、抽出終了の点がアウト点である。
したがって、イン点とアウト点をクリップ情報とすると、クリップ情報のみで管理することもできる。クリップ情報とビデオデータを共に、または別個に記録しておき、後にクリップ情報に基づき該当するビデオデータを切り取ることにより、所望の任意の時期にビデオクリップを作成することができる。
イン点とアウト点は、操作者や編集者によって入力指定がなされる。ただし随伴情報テーブルの記録にない場合がある。例えば野球試合で随伴情報が3回表の開始を記録し、また3回2アウトの時点を記録していても、ビデオクリップとされる開始と終了部分がその途中のシーンである場合、タイミングは随伴情報が示すタイミングとは別のタイミングとなる。したがってイン点とアウト点に該当するビデオデータのアドレスまたはタイムコードは、タイム管理テーブルから読取りがなされるほか、該当するビデオデータの媒体記録面上に記録されたアドレスまたはタイムコードから読取りがなされる。
【0122】
クリップ生成以降の編集処理にあっては、繋ぎ合わせ、エフェクト、特殊加工等の編集加工がある。特殊効果処理の場合、モザイク効果では、ビデオイメージをタイル状の小片に分けてモザイク画のように見せる。
クロツプ効果は、画枠を小さくすることによってビデオイメージの一部を切り出すものであり、ビデオイメージの一部を切り出すことから切り出し効果とも呼ばれている。画枠の右辺及び左辺位置、並びに上辺及び下辺位置、さらにはエツジのぼかし具合の加工がなされる。
3次元画像変換(3-Dimensional Transform )は、3次元空間上で画像を仮想的に変換する。画像の水平方向をX軸、垂直方向をY軸、奥行き方向をZ軸として定義すれば、当該X軸、Y軸又はZ軸を回転軸として画像を回転させ、或いはX軸、Y軸又はZ軸方向に画像を移動させる画像変換を実行する。
トレイル効果(リカーシブ効果)は、画像を空間的に移動させる際に所定間隔で画像を静止画としてフリーズし、そのフリーズした画像を残像イメージとして残す。
さらに切換処理として指定されているワイプ効果は、現在表示されている古い画像を新しい画像でぬぐい消すようにして、画面に表示される画像を切り換えるトランジシヨン・エフェクトを指す。
本発明では、例えば切り出し点の指定が為される際に、適合する特殊加工の情報を前記クリップ情報に記載しておき、以後において為される編集加工に供することもできる。
【0123】
つぎに図20は、本発明に係るビデオデータ編集システムの別の実施形態のブロック構成図である。以下、図20に基づき構成を説明する。また前記実施形態と同じ部分には同一符号を付して前記説明を援用する。
本実施形態に係るビデオデータ編集システムVDES2は、前段階処理手段2000、編集手段1710、ビデオモニタ0131、入力部Ipt、通信ネットワークNW、さらにビデオデータベースVDBを備えるコンピュータシステムとして構成される。より詳細には、上記のうちで前段階処理手段2000、編集手段1710、ビデオモニタ0131と入力部Iptを具備し、さらにこれらの動作を制御する不図示の制御手段を備えた第1系統のコンピュータ(例えばワークステーションやパソコン等)と、大容量記録装置を擁してビデオデータベースVDBを形成する第2系統のコンピュータ(例えばメインフレーム)と、これら第1及び第2系統のコンピュータ間のデータ授受を中継する通信ネットワークNWを備えるコンピュータシステムとして構成される。
【0124】
或いは、通信ネットワークNWを用いることなく、一つのコンピュータで上記各手段等及びビデオデータベースVDBの両方を実現する構成とすることもできる。ここでは前者のコンピュータシステム構成に基づいて説明する。また第1及び第2系統のコンピュータの構成は前記実施形態におけると略同様であり、よって前記説明を援用する。
【0125】
前段階処理手段2000、編集手段1710の主要部はコンピュータプログラムとして準備され、これらコンピュータプログラムはROMまたは/およびハード磁気ディスク装置等に格納されてCPUにより読取り実行される。
前段階処理手段2000は随伴情報の検索機能を具備して、入力部Iptから随伴情報に係る与件の検索条件d2001が入力されると、ビデオデータベースVDBから記録されている随伴情報群d0103を取出し、この検索条件d2001に基づき検索を施して条件を満たす随伴情報を決定し、決定随伴情報d2004を通信ネットワークNW経由でビデオデータベースVDBへ送付し、ビデオデータベースVDBから取出された該当するビデオデータd1705を通信ネットワークNW経由で読込み、呈示ビデオデータd1706としてビデオモニタ0131へ送り画面表示させる。
【0126】
編集手段1710の構成と動作は前記実施形態におけると略同様である。またビデオデータベースVDBも前記実施形態におけると略同様であり、よっていずれも前記説明を援用する。
【0127】
図21は、図20に示したビデオデータ編集システムVDES2の動作フローチャートである。以下、動作を説明する。
ステップ2101で、与件の随伴情報検索条件d2001の入力が入力部Iptから前段階処理手段2000へ為されると、ステップ2102で前段階処理手段2000がビデオデータベースVDBから随伴情報群d0103を取り込む。但しここで必ずしも画面呈示等をする必要はない。
ステップ2103で、前段階処理手段2000が入力された検索条件d2001に基づき随伴情報群d0103を検索して条件を満たす随伴情報d2004を決定し、ビデオデータベースVDBへ送付する。
【0128】
ステップ2104で、ビデオデータベースVDBでは送付された随伴情報d2004か、またはそれに対応した所定の仲介情報を参照データd0107とし、これに基づき対応情報ファイル0122を参照し、その対応結果を次ぎの参照データd0108としてビデオデータファイル0123を検索する。
ステップ2105で、ビデオデータベースVDBは上記で得たビデオデータd1705を前段階処理手段2000へ送出する。
ステップ2106で、前段階処理手段2000はビデオデータd1705を受けて呈示データd1706とし、これをビデオモニタ0131へ呈示する。この呈示画面を編集者がチェックできる。これ以降の編集動作は前記図19に示したと略同様であり、よって前記説明を援用する。
【0129】
上記のように、与件の検索条件に基づく随伴情報の検索によって前段階の選抜を実行して対象とする随伴情報を決定し、ついで決定した随伴情報に基づき対応情報を参照して該当するビデオデータを取出し呈示する。よってビデオデータから切り出してビデオクリップを作成する際に、随伴情報を検索することにより前段階スクリーニングを自動的かつ効率的に実行でき、このスクリーニングによって候補を絞ることができるから、目的のシーンにより迅速かつ効率的に到達することができる。しかもスクリーニング終了までビデオデータを開く必要がないから、編集の生産性向上がなされ、低コストになるという顕著な効果がある。
【0130】
つぎに図22は、本発明に係るビデオデータ編集システムのさらに別の実施形態のブロック構成図である。以下、図22に基づき構成を説明する。また前記実施形態と同じ部分には同一符号を付して前記説明を援用する。
本実施形態に係るビデオデータ編集システムVDES3は、随伴情報テーブル読込手段2200、時間間隔演算手段2210、モニタ2220、入力部Ipt、通信ネットワークNW、さらにビデオデータベースVDBを備えるコンピュータシステムとして構成される。
より詳細には、上記のうちで随伴情報テーブル読込手段2200、時間間隔演算手段2210、モニタ2220と入力部Iptを具備し、さらにこれらの動作を制御する不図示の制御手段を備えた第1系統のコンピュータ(例えばワークステーションやパソコン等)と、大容量記録装置を擁してビデオデータベースVDBを形成する第2系統のコンピュータ(例えばメインフレーム)と、これら第1及び第2系統のコンピュータ間のデータ授受を中継する通信ネットワークNWを備えるコンピュータシステムとして構成される。
【0131】
或いは、通信ネットワークNWを用いることなく、一つのコンピュータで上記各手段等及びビデオデータベースVDBの両方を実現する構成とすることもできる。ここでは前者のコンピュータシステム構成に基づいて説明する。また第1及び第2系統のコンピュータの構成は前記実施形態におけると略同様であり、よって前記説明を援用する。
【0132】
随伴情報テーブル読込手段2200、時間間隔演算手段2210はコンピュータプログラムとして準備され、これらコンピュータプログラムはROMまたは/およびハード磁気ディスク装置等に格納されてCPUにより読取り実行される。
随伴情報テーブル読込手段2200は、入力部Iptから時間間隔出力の指示d2201が入力されると、随伴情報テーブルの読込コマンドd2202をビデオデータベースVDBへ送付し、ビデオデータベースVDBから記録されている随伴情報テーブル01211をデータd2203として読込み、これをデータd2204として時間間隔演算手段2210へ送付する。
【0133】
時間間隔演算手段2210は、随伴情報テーブル読込手段2200から随伴情報テーブルのデータd2204を受け、時間間隔データを演算する。すなわち随伴情報(アイテムと称する)が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間間隔を時間情報に基づき演算し、
時間間隔情報d2205としてモニタ2220へ表示するか、または/及び時間間隔データd2206としてビデオデータベースVDBへ送出して時間間隔ファイル2230へ記録する。時間間隔ファイル2230にはアイテム間と、その時間間隔データが記載されている。
【0134】
ビデオデータベースVDBは時間間隔ファイル2230を設ける以外は前記実施形態におけると略同様であり、よっていずれも前記説明を援用する。
【0135】
図23は、図22に示したビデオデータ編集システムVDES3の動作フローチャートである。以下、動作を説明する。
ステップ2301で、入力部から時間間隔出力d2201の指示入力があったかの確認がなされ、入力があると、ステップ2302で随伴情報テーブル読込手段2200が、随伴情報テーブルの読込コマンドd2202をビデオデータベースVDBへ送付する。
ステップ2303で、ビデオデータベースVDBがこのコマンドd2202を受けて随伴情報テーブルデータd2203を送出する。
ステップ2304で、随伴情報テーブル読込手段2200が随伴情報テーブルデータd2203を読込み、データd2204として時間間隔演算手段2210へ送付する。
ステップ2305で、時間間隔演算手段2210が随伴情報テーブルデータd2204を受け、時間間隔データを演算する。
ステップ2306で、時間間隔演算手段2210が時間間隔データd2205をモニタ2220へ表示するか、または/及びビデオデータベースVDBへ送出して時間間隔ファイル2230へ記録する。これ以降の編集動作は前記各実施形態に示したと略同様であり、よって前記説明を援用する。
【0136】
この時間間隔ファイル2230は編集時に参照されることにより、或る随伴情報と、それに続き次ぎに発生する随伴情報に至るまでの時間間隔の長短に基づき、その間に発生したコンテンツの内容の推察を容易にする。
たとえば野球試合中継にあってカウント(ストライクまたはボール)変化毎に随伴情報を発生させる場合、試合が尋常に推移している際にはカウントの変化は概ね平均的な時間経過によって発生するから、或る随伴情報と次ぎの随伴情報間の時間間隔も概ね平均的となるが、ここで随伴情報間が特に長い時間間隔があれば、利用時にそれをチェックすることで試合の異常な推移(例えば投手交代、降雨による中断、審判への長時間の抗議や乱闘など事件発生による中断)があったと推察することが可能になる。これは後の利用において、とりわけ編集作業において有効となる。
【0137】
なお上記の時間間隔に係る構成は、上記のようなビデオデータ編集システムに適用されるばかりか、前掲のビデオデータ検索システムの各実施形態をはじめとする全ゆるシステムに適用できることは言うまでもない。
【0138】
また上記の各実施形態においてデータ記録媒体を、非着脱式のハード磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等で構成することにより、随伴情報およびビデオデータの管理が容易になり、随伴情報とビデオデータとを対応させる処理が簡単になり、またこれらの紛失を防止できる。
しかも広範な種類の記録媒体を適用することにより、種々の構成のデータベースを構築することができる。
【0139】
一方、データ記録媒体を着脱式のハード磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気テープ等で構成するか、上記の非着脱式データ記録媒体を併用した構成とすることにより、ビデオデータまたは/および随伴情報を別々に管理でき、しかも広範な種類の記録媒体を適用できることで製品設計の自由度が増大する。
なお前記のビデオファイル、随伴情報ファイルや随伴情報テーブル、対応情報ファイルやタイム管理テーブル、リンクテーブル等は必ずしも同一のデータ記録媒体上に記録格納されている必要はなく、例えば前述した各ディスク状やテープ状など異なる種類の複数の記録媒体に分散して記録格納されている構成であっても差し支えないことは言うまでもない。例えばビデオファイルをVTRによるカートシステムや、またはディスク状記録媒体によるRAIDシステムに格納し、他のファイルやテーブルを別途設けたサーバ装置の具備するハード磁気ディスクに格納する等が可能である。またその他、種々の構成が可能である。
【0140】
つぎに随伴情報につき以下にさらに説明する。
随伴情報の記録に係る一つの実施形態として、随伴情報を文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報として記録することが可能である。この構成は随伴情報を打ち込み入力する際に文字表現による入力ができるから、随伴情報の準備作業がより判り易いものになり、たとえば数値のみによる入力に比して誤入力の発生が減少し、且つ使い勝手が向上するという利点もある。さらにこの記録データの利用時における検索精度を改善することができる。
【0141】
また別の実施形態として、記録部が随伴情報を、時間経過につれて数値が単調増加する、数値表現による順位適応型情報として記録するように構成する。
ビデオストリームを継続的に収録したビデオデータの記録順序は時刻または経過時間に沿った順序であり、発生時刻や経過時間の逆転が生じることなく順に記録される。これはシーケンシャル記録をするテープ磁気記録媒体を用いたリニア型記録装置は勿論のこと、ランダムアクセス可能なディスク状記録媒体や半導体メモリを用いたノンリニア型記録装置についても、位置決め処理演算等にかかるオーバヘッド短縮のため連続記録がなされることが好ましい。これを本発明では「順位適応型」と説明する。
したがってビデオデータに随伴して発生するガイド情報すなわち随伴情報も順位適応型の情報となる。そこで本実施形態ではガイド情報を、時間経過につれて数値が単調増加する数値表現とする。たとえば野球試合を例にとると、そのスコアデータを単調増加する数値で記載するようにする。図24はこのようなスコアデータの数値表現による順位適応型情報の例を示す。
【0142】
野球試合では攻防の回数の推移は不可逆であり、且つ或る回の先攻(所謂「おもて」)と後攻(所謂「うら」)が必ずこの順で推移して不可逆である。すなわち回数が逆転または再プレイされることはなく、また先攻と後攻が逆転して試合進行することはありえない。さらにアウトカウントにしても同様であり、2アウトから1アウトに戻ることはない。さらに事態の発生は階層的で、回数の下の層に先攻と後攻があり、その各々につき、さらに下層にアウトカウントがある。
この階層的構造を踏まえて順位適応型情報として表現すると、たとえば7回裏の1死であれば、上記の階層の順に数字を並べ、
「07/2/1」
と表現される。ここで先攻と後攻をそれぞれ、1と2で表現する。これは後攻にあてがう数値を先攻にあてがう数値よりも大とするよう表現するものである。また上記でスラッシュ記号は説明の便宜上記されたものであり、実際のガイド情報には図示されるようにスラッシュ記号を除いた4桁(10進数の場合)の数値で表現される。
【0143】
この結果、各ガイド情報は発生の順に単調増加する数値で表現され、のみならず、その数値の特定の桁は試合内容をも表現している。したがって記録されたデータの利用時において着目する例えば回数や攻防が指定されると、ガイド情報を数値的に、しかも単調増加する性質に基づいて、極めて迅速かつ効率的に検索と頭だしを実行することが可能になる。
【0144】
ところで上記において、さらに下層の数値としてストライクとボールを加える場合、例えば7回裏の1死で1ストライク且つ2ボールで打者がヒット出塁し、次ぎの打者の攻撃時に前打者と同じカウントになることがある。また数値的にガイド情報が逆転することがある。すなわち前打者のカウントを表示するガイド情報が、
「07/2/1/1/2」
であり、さらに後続の打者のカウントを表示するガイド情報が、
「07/2/1/0/0」
から始まり、
「07/2/1/1/2」
と、前打者のカウントと同じカウントになると、ガイド情報の数値が単調増加でなくなる。
【0145】
そこで本実施形態では、アウトカウントの層とストライク/ボールの層との間に打者数の層を挿入するように構成する。図25にこのようなスコアデータの拡張された数値表現による順位適応型情報の例を示す。
これによると、第2打者につき1ストライク且つ2ボールであれば、ガイド情報は8桁(10進数の場合)の数値で
「07/2/1/02/1/2」
となり、後続する第3打者につき同じ1ストライク且つ2ボールであれば、ガイド情報は
「07/2/1/03/1/2」
となり、数値として扱う場合、これによってガイド情報の数値の逆転や同一数値の発生を排除して単調増加性を維持することができる。このように本発明では、試合中の進行の不可逆性と、単調増加する数値の性質を組み合わせることにより、随伴情報の合理的な構成を可能にする。
【0146】
さらに別の実施形態として、記録部がガイド情報を大分類標記と小分類標記の組合せで構成し、前記大分類の標記を時間経過につれて数値が単調増加する数値表現による順位適応型情報として記録し、小分類の標記を文字列にもとづく文字表現による意味適応型情報として記録するように構成する。
これにより、当該記録データの利用時において先ずガイド情報の大分類標記の検索により大まかな検索を効率的に実行でき、ついで小分類標記の検索により高精度の検索ができ、よって全体として検索効率と精度を向上させることができる。
例えばサッカー試合の収録において前半の45分と後半の45分につき、ガイド情報の大分類の標記を1分単位の経過時間で単調増加する数値表現とする。ついで分単位に形成された大分類の各数値の下層に、小分類標記としてシュートを行ったプレイヤを文字列で表現する。図26はこのような数値表現による順位適応型情報と文字表現による意味適応型情報によるガイド情報の例を示す。
【0147】
図示されるように、前半(数値は1)の38分から39分に至る1分間(数値は38)を数値表現し、この1分間内に放たれたシュートを発生順に、そのプレイヤ名とともに文字列で表現する。
このように大分類の標記と小分類標記を併用して随伴情報を記録することにより、記録データの利用時において、着目する時間に対応するガイド情報の大分類検索が高速になされ、ついで小分類標記に基づきシュートの詳細な検索と頭だしができる。
【0148】
上記のように本発明の骨子は、取材素材(例えばスポーツ試合の中継や実況中継の映像・音声)の収録中に、その試合に関連する情報として随伴情報(例えばスコアとして、カウントデータやスコアブック・データなど)が発生するが、この随伴情報が素材と同様に時間経過に伴い発生・更新されるのに着目して随伴情報を素材と対応付けて記録されたビデオデータベースを用い、随伴情報を収録素材のガイドデータとして、さらにブックマークとして利用することにより、効率的な編集・検索を実現するものである。
すなわち収録素材の編集保存作業について従来なされていた、例えばスポーツ試合の収録中や収録後の人手による「メモ書き」とその参照などを排除して、実況中継の収録中や収録後に人手により随伴情報を発生させ、時刻または経過時間が記録された試合のリアルタイムデータを仲立ちに随伴情報と収録素材の実時間タイムコードとをリンクさせて記録したビデオデータベースを用いて、検索や編集作業の効率化および検索性向上を実現する。
【0149】
本発明の要諦と利点は上記の説明から明らかであるが、その主となる一部を整理再掲すると以下のようになる。
1.収録対象の素材(ビデオデータ)の時間的推移に伴い発生するリアルタイム随伴情報(時刻付きスコアデータなど)またはオフラインで編成した随伴情報を収録素材の検索・編集時のガイド情報として使用する。
2.収録素材のタイムコードとして機能する第1時間情報と、随伴情報の流れに関わる第2時間情報とを対応付けすることにより収録素材の検索と参照を可能にする。
3.収録素材と随伴情報を関連させたアーカイブによる映像検索性、閲覧性の向上を実現する。
4.さらに蓄積素材の検索性、閲覧性の向上を図り、蓄積素材の合理的な管理を可能とする。
5.収録素材の頭出し、編集点決めの効率化による編集作業の生産性向上に寄与する。
6.リアルタイムのイベント情報、たとえばスポーツにおけるスコアデータを検索や編集の手段として利用することによる放映素材制作の効率化を実現する。
イベント情報例として野球、サッカー、マラソンなどスポーツのほか、カーレース等の定点ロケ番組、バラエティ、コンサート等がある。また既存のVTRやスポーツコーダ、スピードガンなどとの連携使用を可能にする。
【0150】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1のビデオデータ検索方法および請求項9のビデオデータ検索システムは、ビデオデータベースまたはビデオデータベース部に記録された随伴情報を先ず呈示し、ついでその内の何れかが指定されると、指定された当該随伴情報に基づき対応情報を参照して該当するビデオデータを特定するから、随伴情報により対象になるビデオデータを前選抜で絞りこむことができ、且つこの前選抜ではビデオデータ自体を検索する必要がないから、よって検索効率が向上する。
又、随伴情報間の時間の差の演算とその記録または/および呈示を実行することにより、或る随伴情報と、それに続き次ぎに発生する随伴情報に至るまでの時間の差の長短に基づき、その間に発生したコンテンツの内容の推察が容易にでき、効率的な検索が可能になる。また編集を効率化できるという効果がある。
【0151】
請求項2のビデオデータ検索方法および請求項9のビデオデータ検索システムは、ビデオデータベースまたはビデオデータベース部に記録された随伴情報につきこれを検索する検索条件が与件として付与されると、この検索条件に基づき随伴情報を検索して該当する随伴情報を確定し、ついで当該確定随伴情報に基づき対応情報を参照して該当するビデオデータを特定するから、随伴情報を検索条件によって絞りこむことで対象になるビデオデータを前選抜で絞りこむことができ、且つこの前選抜ではビデオデータ自体を検索する必要がないから、よって検索効率が向上する。
又、随伴情報間の時間の差の演算とその記録または/および呈示を実行することにより、或る随伴情報と、それに続き次ぎに発生する随伴情報に至るまでの時間の差の長短に基づき、その間に発生したコンテンツの内容の推察が容易にでき、効率的な検索が可能になる。また編集を効率化できるという効果がある。
【0152】
請求項15のビデオデータ編集方法および請求項22のビデオデータ編集システムは、ビデオデータベースまたはビデオデータベース部に記録された随伴情報のうちの任意の随伴情報が指定されると、指定された当該随伴情報に基づき対応情報を参照して該当するビデオデータを取出し呈示するから、先ず随伴情報が指定されることでビデオデータが絞りこまれ、よって無駄を排除でき、且つこの絞りこみにおいてビデオデータ自体を開く必要がないから効率的である。ついで呈示されているビデオデータの切りだし点が指定されると、切り出しによるビデオクリップ形成、切りだし点をクリップ情報として記録または外部へ供給などを実行するから、以降の編集加工の対象であるビデオクリップを容易に生成でき、また、後の任意の時期での編集加工時に再度、ビデオデータの切りだし点の指定をすることなく、保存されているクリップ情報を用いてビデオクリップを容易かつ迅速に生成できる。この結果、編集作業を効率化できる。
又、随伴情報間の時間の差の演算とその記録または/および呈示を実行することにより、或る随伴情報と、それに続き次ぎに発生する随伴情報に至るまでの時間の差の長短に基づき、その間に発生したコンテンツの内容の推察が容易にでき、効率的な検索が可能になる。また編集を効率化できるという効果がある。
【0153】
請求項16のビデオデータ編集方法および請求項23のビデオデータ編集システムは、ビデオデータベースまたはビデオデータベース部に記録された随伴情報につき、与件の検索条件に基づき前段階の選抜を実行して対象とする随伴情報を決定し、ついで決定した随伴情報に基づき対応情報を参照して該当するビデオデータを取出し呈示するから、前選抜で随伴情報の絞りこみができて効率的である。ついで呈示されているビデオデータの切りだし点が指定されると、切り出しによるビデオクリップ形成、切りだし点をクリップ情報として記録または外部へ供給などを実行するから、以降の編集加工の対象であるビデオクリップを容易に生成でき、また、後の任意の時期での編集加工時に再度、ビデオデータの切りだし点の指定をすることなく、保存されているクリップ情報を用いてビデオクリップを容易かつ迅速に生成できる。この結果、編集作業を効率化できる。
又、随伴情報間の時間の差の演算とその記録または/および呈示を実行することにより、或る随伴情報と、それに続き次ぎに発生する随伴情報に至るまでの時間の差の長短に基づき、その間に発生したコンテンツの内容の推察が容易にでき、効率的な検索が可能になる。また編集を効率化できるという効果がある。
【0154】
請求項3のビデオデータ検索方法および請求項10のビデオデータ検索システムおよび請求項17のビデオデータ編集方法および請求項24のビデオデータ編集システムは、対応情報として第1対応情報と第2対応情報と第3対応情報を備える。第1対応情報は「ビデオデータ」対「第1時間情報」を、第2対応情報は「随伴情報」対「第2時間情報」を、第3対応情報は「第1時間情報」対「第2時間情報」を、それぞれ対応付ける。
これにより随伴情報に基づき先ず第2対応情報を、ついで第3対応情報を、ついで第1対応情報を順に参照することにより、この随伴情報に該当するビデオデータを容易且つ迅速に特定することができる。また該当するビデオデータを容易且つ迅速に取出すことができる。
【0155】
請求項4のビデオデータ検索方法および請求項11のビデオデータ検索システムおよび請求項18のビデオデータ編集方法および請求項25のビデオデータ編集システムは、対応情報として第1対応情報と第2対応情報を備える。第1対応情報は「ビデオデータ」対「共通時間情報」を、第2対応情報は「随伴情報」対「共通時間情報」をそれぞれ対応付ける。
これにより随伴情報に基づき、先ず第2対応情報を、ついで第1対応情報を参照することにより、対応付けられている共通時間情報を仲立ちにしてこの随伴情報に該当するビデオデータを容易且つ迅速に特定することができる。また該当するビデオデータを容易且つ迅速に取出すことができる。
【0156】
【0157】
請求項5のビデオデータ検索方法および請求項12のビデオデータ検索システムおよび請求項19のビデオデータ編集方法および請求項26のビデオデータ編集システムは、随伴情報を時間経過につれて数値が増加する順位適応型情報とすることにより検索を効率化できる。また総じて編集の効率化を具現できる。
【0158】
請求項6のビデオデータ検索方法および請求項13のビデオデータ検索システムおよび請求項20のビデオデータ編集方法および請求項27のビデオデータ編集システムは、随伴情報を文字列にもとづく意味適応型情報とすることにより検索精度を改善することができる。また総じて編集の効率化を具現できる。
【0159】
請求項7のビデオデータ検索方法および請求項14のビデオデータ検索システムおよび請求項21のビデオデータ編集方法および請求項28のビデオデータ編集システムは、随伴情報を、時間経過につれて数値が増加する順位適応型情報による大分類標記と、文字表現による意味適応型情報による小分類標記との組合せで構成することにより、先ず大分類標記の検索により大まかな検索を効率的に実行でき、ついで小分類標記の検索により高精度の検索ができ、よって全体として検索効率と精度を向上させることができる。また総じて編集の効率化を具現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るビデオデータ検索システムの一実施形態のブロック構成図である。
【図2】 本発明において適用されるビデオデータベースの一実施形態のブロック構成図である。
【図3】 図2に示されたタイム管理テーブルの構成例を示す図である。
【図4】 図2に示された随伴情報テーブルの構成例を示す図である。
【図5】 図2に示されたリンクテーブルの構成例を示す図である。
【図6】 図1に示されたビデオデータ検索システムの動作フローチャートである。
【図7】 図2に示されたビデオデータベースの動作フローチャートである。
【図8】 本発明において適用される共通時間情報に基づくビデオデータベースの一実施形態のブロック構成図である。
【図9】 共通時間情報の概念説明図である。
【図10】 図8に示されたビデオデータベースの動作フローチャートである。
【図11】 図2に示されたビデオデータベースへのデータ記録時の概念図である。
【図12】 図11に示された随伴情報処理部の一例のブロック構成図である。
【図13】 図11に示された素材処理部の一例のブロック構成図である。
【図14】 図2に示されたビデオデータベースのデータ記録時の説明図である。
【図15】 本発明に係るビデオデータ検索システムの別の実施形態のブロック構成図である。
【図16】 図15に示されたビデオデータ検索システムの動作フローチャートである。
【図17】 本発明に係るビデオデータ編集システムの一実施形態のブロック構成図である。
【図18】 図17に示されるビデオデータ編集システムの動作フローチャートである。
【図19】 図18に続く動作フローチャートである。
【図20】 本発明に係るビデオデータ編集システムの他の実施形態のブロック構成図である。
【図21】 図20に示されるビデオデータ編集システムの動作フローチャートである。
【図22】 本発明に係るビデオデータ編集システムのさらに別の実施形態のブロック構成図である。
【図23】 図22に示されるビデオデータ編集システムの動作フローチャートである。
【図24】 スコアデータの数値表現による順位適応型情報の例を示す図である。
【図25】 スコアデータの拡張された数値表現による順位適応型情報の例を示す図である。
【図26】 数値表現による順位適応型情報と文字表現による意味適応型情報によるガイド情報の例を示す図である。
【符号の説明】
VDRS2・・・ビデオデータ検索システム、1500・・・随伴情報読出手段、1501・・・随伴情報読込部、0102・・・呈示部、1510・・・随伴情報検索手段、1520・・・ビデオデータ検索手段、0131・・・ビデオモニタ、Ipt・・・入力部、NW・・・通信ネットワーク、VDB・・・ビデオデータベース、0121・・・随伴情報ファイル、0122・・・対応情報ファイル、0123・・・ビデオデータファイル、d1501・・・与件の随伴情報の検索条件、d1502・・・随伴情報群の読込コマンド、d1503・・・取出された随伴情報群、d1504・・・検索対象となる随伴情報群、d1505・・・検索結果で確定した随伴情報、d1506・・・確定随伴情報、d0107・・・参照データ、d0108・・・参照データ、d1509・・・該当するビデオデータ、d1510・・・呈示ビデオデータ

Claims (28)

  1. 映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの検索方法であって、
    前記ビデオデータと、
    前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
    前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
    をデータ記録媒体に記録したビデオデータベースを用いて、
    (1) 前記随伴情報を読出して呈示する過程と、
    (2) 呈示された前記随伴情報の何れかが指定されると当該指定随伴情報に基づき、前記各対応情報を参照することにより前記ビデオデータベース上の該当する前記ビデオデータを特定する過程と、
    (3) 前記随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
    1) 記録するか、
    2) 呈示するか、
    の少なくとも何れかを実行すること、
    を特徴とするビデオデータ検索方法。
  2. 映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの検索方法であって、
    前記ビデオデータと、
    前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
    前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
    をデータ記録媒体に記録したビデオデータベースを用いて、
    (1) 与件の検索条件にしたがい前記随伴情報を検索して該当する随伴情報を確定させる過程と、
    (2) 確定された前記随伴情報に基づき前記対応情報を参照することにより前記ビデオデータベース上の該当する前記ビデオデータを特定する過程と、
    (3) 随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
    1)記録するか、
    2)呈示するか、
    の少なくとも何れかを実行すること、
    を特徴とするビデオデータ検索方法。
  3. 前記ビデオデータベースの前記対応情報は、
    前記ビデオデータと任意の第1の時間軸に基づく第1時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、
    前記随伴情報と任意の第2の時間軸に基づく第2時間情報とを対応させた第2対応情報と、
    前記第1の時間軸と前記第2の時間軸との対応か、または前記第1時間情報と前記第2時間情報との対応を示す第3対応情報と、
    を備えて構成されることを特徴とする前記請求項1または2に記載のビデオデータ検索方法。
  4. 前記ビデオデータベースの前記対応情報は、
    時間情報を任意の共通の時間軸に基づく共通時間情報として、
    前記ビデオデータと前記共通時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、
    前記随伴情報と前記共通時間情報とを対応させた第2対応情報と、
    を備えて構成されることを特徴とする前記請求項1または2に記載のビデオデータ検索方法。
  5. 前記随伴情報を、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報としたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のビデオデータ検索方法。
  6. 前記随伴情報を、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報としたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のビデオデータ検索方法。
  7. 前記随伴情報を、大分類標記と小分類標記の組合せで構成し、
    前記大分類の標記は、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報とし、
    前記小分類の標記は、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報とすることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のビデオデータ検索方法。
  8. 映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの検索システムであって、
    前記ビデオデータと、
    前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
    前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
    をデータ記録媒体に記録したビデオデータベース部を備え、
    且つ、前記ビデオデータベース部から前記随伴情報を読出して呈示する随伴情報読出手段と、
    呈示された前記随伴情報の何れかが指定されると当該指定随伴情報に基づき、前記対応情報を参照することにより前記ビデオデータベース部上の該当する前記ビデオデータを特定する随伴情報処理手段と、
    前記随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
    1)記録するか、
    2)呈示するか、
    の少なくとも何れかを実行すること、
    を特徴とするビデオデータ検索システム。
  9. 映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの検索システムであって、
    前記ビデオデータと、
    前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
    前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
    をデータ記録媒体に記録したビデオデータベース部を備え、
    且つ、与件の検索条件にしたがい前記随伴情報を検索して該当する随伴情報を確定させる随伴情報検索手段と、
    確定された前記随伴情報に基づき前記対応情報を参照することにより前記ビデオデータベース部を検索し、該当する前記ビデオデータを特定するビデオデータ検索手段と、
    前記随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
    1)記録するか、
    2)呈示するか、
    の少なくとも何れかを実行すること、
    を特徴とするビデオデータ検索システム。
  10. 前記ビデオデータベース部の前記対応情報は、
    前記ビデオデータと任意の第1の時間軸に基づく第1時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、
    前記随伴情報と任意の第2の時間軸に基づく第2時間情報とを対応させた第2対応情報と、
    前記第1の時間軸と前記第2の時間軸との対応か、または前記第1時間情報と前記第2時間情報との対応を示す第3対応情報と、
    を備えて構成されることを特徴とする請求項8または9に記載のビデオデータ検索システム。
  11. 前記ビデオデータベース部の前記対応情報は、
    時間情報を任意の共通の時間軸に基づく共通時間情報として、
    前記ビデオデータと前記共通時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、
    前記随伴情報と前記共通時間情報とを対応させた第2対応情報と、
    を備えて構成されることを特徴とする請求項8または9に記載のビデオデータ検索システム。
  12. 前記随伴情報を、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報とする構成としたことを特徴とする請求項8乃至11の何れかに記載のビデオデータ検索システム。
  13. 前記随伴情報を、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報とする構成としたことを特徴とする請求項8乃至11の何れかに記載のビデオデータ検索システム。
  14. 前記随伴情報を、大分類標記と小分類標記の組合せで構成し、
    前記大分類の標記は、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報とし、
    前記小分類の標記は、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報とする、
    構成としたことを特徴とする請求項8乃至11の何れかに記載のビデオデータ検索システム。
  15. 映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの編集方法であって、
    前記ビデオデータと、
    前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
    前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
    をデータ記録媒体に記録したビデオデータベースを用いて、
    前記ビデオデータベースに記録されている前記随伴情報のうちの任意の随伴情報が指定されると、指定された前記随伴情報および前記対応情報に基づき該当する前記ビデオデータを前記ビデオデータベースから取出して呈示し、
    ついで呈示されている前記ビデオデータにつき、切りだし点が指定されると、
    1)前記切りだし点が指定された時点で前記ビデオデータを切り出してビデオクリップを形成させるか、
    2)前記切りだし点をクリップ情報として前記ビデオデータベースまたは他のデータ記録媒体に記録するか、
    3)前記切りだし点をクリップ情報として外部に供給するか、の少なくとも何れかを実行し、
    前記随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
    1)記録するか、
    2)呈示するか、
    の少なくとも何れかを実行すること、
    を特徴とするビデオデータ編集方法。
  16. 映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの編集方法であって、
    前記ビデオデータと、
    前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
    前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
    をデータ記録媒体に記録したビデオデータベースを用いて、
    前記ビデオデータベースに記録されている前記随伴情報につき、与件の検索条件に基づく前段階の選抜を実行して対象とする随伴情報を決定し、
    前記決定された随伴情報および前記対応情報に基づき該当する前記ビデオデータを前記ビデオデータベースから取出して呈示し、
    ついで呈示されている前記ビデオデータにつき、切りだし点が指定されると、
    1)前記切りだし点が指定された時点で前記ビデオデータを切り出してビデオクリップを形成させるか、
    2)前記切りだし点をクリップ情報として前記ビデオデータベースまたは他のデータ記録媒体に記録するか、
    3)前記切りだし点をクリップ情報として外部に供給するか、
    の少なくとも何れかを実行し、
    前記随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
    1)記録するか、
    2)呈示するか、
    の少なくとも何れかを実行すること、
    を特徴とするビデオデータ編集方法。
  17. 前記ビデオデータベースの前記対応情報は、
    前記ビデオデータと任意の第1の時間軸に基づく第1時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、
    前記随伴情報と任意の第2の時間軸に基づく第2時間情報とを対応させた第2対応情報と、
    前記第1の時間軸と前記第2の時間軸との対応か、または前記第1時間情報と前記第2時間情報との対応を示す第3対応情報と、
    を備えて構成されることを特徴とする請求項15または16に記載のビデオデータ編集方法。
  18. 前記ビデオデータベースの前記対応情報は、
    時間情報を任意の共通の時間軸に基づく共通時間情報として、
    前記ビデオデータと前記共通時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、
    前記随伴情報と前記共通時間情報とを対応させた第2対応情報と、
    を備えて構成されることを特徴とする請求項15または16に記載のビデオデータ編集方法。
  19. 前記随伴情報を、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報としたことを特徴とする請求項15乃至18の何れかに記載のビデオデータ編集方法。
  20. 前記随伴情報を、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報としたことを特徴とする請求項15乃至18の何れかに記載のビデオデータ編集方法。
  21. 前記随伴情報を、大分類標記と小分類標記の組合せで構成し、
    前記大分類の標記は、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報とし、
    前記小分類の標記は、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報とすることを特徴とする請求項15乃至18の何れかに記載のビデオデータ編集方法。
  22. 映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの編集システムであって、
    前記ビデオデータと、
    前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
    前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
    をデータ記録媒体に記録したビデオデータベース部を備え、
    且つ、前記ビデオデータベース部に記録されている前記随伴情報のうちの任意の随伴情報が指定されると、指定された前記随伴情報および前記対応情報に基づき該当する前記ビデオデータを前記ビデオデータベース部から取出して呈示する前段階処理手段と、
    ついで呈示されている前記ビデオデータにつき、切りだし点が指定されると、
    1)前記切りだし点が指定された時点で前記ビデオデータを切り出してビデオクリップを形成させるか、
    2)前記切りだし点をクリップ情報として前記ビデオデータベース部または他のデータ記録媒体に記録するか、
    3)前記切りだし点をクリップ情報として外部に供給するか、
    の少なくとも何れかを実行する編集手段と、
    前記随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
    1)記録するか、
    2)呈示するか、
    の少なくとも何れかを実行すること、
    を特徴とするビデオデータ編集システム。
  23. 映像を、動画像または静止画像の少なくとも何れかとし、時間経過につれて推移する、音声付き前記映像、または前記映像、または音声の少なくとも何れかをビデオデータとする、前記ビデオデータの編集システムであって、
    前記ビデオデータと、
    前記ビデオデータに併行して推移する前記ビデオデータの随伴情報と、
    前記ビデオデータと前記随伴情報とを対応させる対応情報と、
    をデータ記録媒体に記録したビデオデータベース部を備え、
    且つ、前記ビデオデータベース部に記録されている前記随伴情報につき、与件の検索条件に基づく前段階の選抜を実行して対象とする随伴情報を決定し、ついで前記決定された随伴情報および前記対応情報に基づき該当する前記ビデオデータを前記ビデオデータベース部から取出して呈示する前段階処理手段と、
    ついで呈示されている前記ビデオデータにつき、切りだし点が指定されると、
    前記切りだし点が指定された時点で前記ビデオデータを切り出してビデオクリップを形成させるか、
    前記切りだし点をクリップ情報として前記ビデオデータベース部または他のデータ記録媒体に記録するか、
    前記切りだし点をクリップ情報として外部に供給するか、
    の少なくとも何れかを実行する編集手段と、
    前記随伴情報が複数個存在する場合に、或る随伴情報が続く次ぎの随伴情報に至るまでの時間の差を演算して、
    1)記録するか、
    2)呈示するか、
    の少なくとも何れかを実行すること、
    を特徴とするビデオデータ編集システム。
  24. 前記ビデオデータベース部の前記対応情報は、
    前記ビデオデータと任意の第1の時間軸に基づく第1時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、
    前記随伴情報と任意の第2の時間軸に基づく第2時間情報とを対応させた第2対応情報と、
    前記第1の時間軸と前記第2の時間軸との対応か、または前記第1時間情報と前記第2時間情報との対応を示す第3対応情報と、
    を備えて構成されることを特徴とする請求項22または23に記載のビデオデータ編集システム。
  25. 前記ビデオデータベース部の前記対応情報は、
    時間情報を任意の共通の時間軸に基づく共通時間情報として、
    前記ビデオデータと前記共通時間情報とを直接または間接に対応させた第1対応情報と、
    前記随伴情報と前記共通時間情報とを対応させた第2対応情報と、
    を備えて構成されることを特徴とする請求項22または23に記載のビデオデータ編集システム。
  26. 前記随伴情報を、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報とする構成としたことを特徴とする請求項22乃至25の何れかに記載のビデオデータ編集システム。
  27. 前記随伴情報を、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報とする構成としたことを特徴とする請求項22乃至25の何れかに記載のビデオデータ編集システム。
  28. 前記随伴情報を、大分類標記と小分類標記の組合せで構成し、
    前記大分類の標記は、時間経過につれて数値が増加する、数値表現による順位適応型情報とし、
    前記小分類の標記は、文字列にもとづく、文字表現による意味適応型情報とする、構成としたことを特徴とする請求項22乃至25の何れかに記載のビデオデータ編集システム。
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