JP4060306B2 - 電子機器用筐体 - Google Patents

電子機器用筐体 Download PDF

Info

Publication number
JP4060306B2
JP4060306B2 JP2004310049A JP2004310049A JP4060306B2 JP 4060306 B2 JP4060306 B2 JP 4060306B2 JP 2004310049 A JP2004310049 A JP 2004310049A JP 2004310049 A JP2004310049 A JP 2004310049A JP 4060306 B2 JP4060306 B2 JP 4060306B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
side wall
reference example
tongue piece
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004310049A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005123635A (ja
Inventor
徹 西村
勝紀 北口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2004310049A priority Critical patent/JP4060306B2/ja
Publication of JP2005123635A publication Critical patent/JP2005123635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4060306B2 publication Critical patent/JP4060306B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

本発明は、テレビジョン受信機、ビデオテープレコーダ、パーソナルコンピュータ等の高周波回路装置に好適な電子機器用筐体に関する。
電子機器用筐体の従来技術による具体例について、その概略構造を示す斜視図である図15、16を用いて説明する。
この電子機器用筐体は、主に筐体側壁部1とカバー部2とから構成される。そして、筐体側壁部1は、板金を折曲成形して作製されたもので偶数組の対向する側壁10と、その内部を仕切るように配置された仕切り板11によって構成されている。さらに、その側壁10には、入出力端子13(F型接栓、DIN端子、RCAジャック等)や電源供給端子14(貫通型コンデンサー等)が取り付けられる。又、筐体内部にはチップ部品や挿入部品や時には電源供給用端子が取り付けられた回路基板(基板完成品)15が収められる。
一方、カバー部2は、筐体側壁部1と同様に板金を折曲成形して作製され、上記筐体側壁部1の開放されている上面又は下面の開口部を覆うように被せられる天面20と、その外周部に沿って垂直方向に設けられる爪部21から成っている。又、その天面20には筐体側壁部1内部の仕切り板11と接する為の舌片22が設けられる。
そして、上記筐体側壁部1の側壁10には、上記カバー部2外周部から垂直方向に伸びる爪部21の先端部に内側へ成型された掛止部23が引っかかる様に、側面を突出して成型された水平方向に伸びる凸部12が設けられている。
この様な構成のもとでは、カバー部2を筐体側壁部1に重ねるように被せて押し下げると(図15の一点鎖線の矢印方向)、カバー部2の外周部の垂直方向に伸びる爪部21が筐体側壁部1の側面に圧接し、さらに押し下げると筐体側壁部1の側面の凸部12を乗り越えて爪部21が筐体側壁部1を挟み込むようにして圧接した状態でカバー部2が筐体側壁部1に取り付けられる。
同時に、図18(a)の上面図及び図18(b)の側面断面図に示されるようなカバー部2天面20に設けられた舌片22の先端部22aや折り返し部22bが、筐体側壁部1の一部や仕切り板11天面に設けられた折り曲げ部分11aに接触し、さらに押し下げると舌片22の先端部22aがカバー部2天面内側に向かって近づいてくる。
さらに、筐体側壁部1とカバー部2との高周波アースを強化するために、アース板(図示せず)がそれらの間に挿入されることがある。
しかしながら、近年の薄型化の傾向に対し、上記のような筐体の構造では、例えばチューナーに必要な入出力端子や電源供給用端子が筐体側壁部1の側面に取り付けられることから、それら入出力端子や電源供給用端子に接触しないようにするために、カバー部2外周から垂直方向に伸びる爪部21の状態(数や形状)が対向する面で異なるということが生じてしまっていた。
このため、カバー部2外周から垂直方向に伸びる爪部21の数の多い方や形状的に強度の強い方向に引っ張られ、カバー部2天面に設けられた舌片22が希望する位置に固定されず電気的性能のバラツキの要因となっていたり、最悪の場合はカバーが外れてしまうということさえ発生していた。
したがって、カバー部2が傾斜するようなこともある。すると、高周波アースを強化するためにカバー部2天面に成型される舌片22が、筐体の接触面との間で距離が遠くなる部分ができ、アース効果が少なく(弱く)なってしまった。また、舌片22は、カバー部2の天面を切出し折り曲げて成型され、基本的に切り抜いた場所より切出した部品が小さくなるが、切りぬく時に金型で叩かれるため若干大きくなることもあり、舌片22の先端部が切出した部分のカバー天面内側への接触したり、しなかったりして接触が不安定で性能がバラついてしまうという問題があった。
また、図17の上面図に示すように、複数のカバー部2それぞれが独立して筐体を被さる様にして電気的性能を改善しているものの場合では、カバー部2どうしが接触して性能の劣化を生じるという問題もあった。
また、更なる高周波アースを強化するために、筐体側壁部1とカバー部2との間にアース板を介在させることがあるが、従来の形状では筐体側壁部1の上にアース板を置いてその上からカバー部2を被せたり、カバー部2の内側にアース板を置きアース板が落ちないように押さえながら筐体側壁部1に被せていた。このために、アース板の位置決めがしにくく、ズレ易く所定の位置に設置できないといったような問題もあった。
本発明は、この様な点に鑑みてなされたものであり、筐体側壁部とその開口部を覆うカバー部とのアース効果を向上させることが可能な電子機器用筐体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、内部に回路基板が収納された筐体側壁部と、外周部に設けられた爪部により筐体側壁部側面に掛止してその筐体側壁部の開口部を覆うカバー部と、筐体側壁部とカバー部との間に介在されるアース板とから構成される電子機器用筐体において、前記カバー部の爪部には掛止部が内側へ成型されており、アース板がカバー部内部に保持されるように、カバー部の爪部の内面に当接するとともに、前記掛止部に引っ掛かる当接部がアース板の外周部に設けられた構成としている。なお、ここで、アース板がカバー部内部に保持されるようにカバー部の爪部の内面に当接するとは、アース板の当接部がカバー部の爪部の内部側面に当接して固定されているものだけではなく、アース板の当接部がカバー部の爪部の内部方向に突出した凸部の上方に引っ掛かるようにしてアース板がカバー部内部にはめ込まれて落下しないようなものも含む。
上記の構成によれば、アース板がカバー部内部に保持されるように、カバー部の爪部の内面に当接する当接部がアース板の外周部に設けられた構成としているので、アース板をカバー部に一度はめ込めば、アース板がカバー部から落ちることが無く、且つアース板の一部分の当接部だけがカバー部との隙間が少ないことになり容易に挿入でき、さらに位置ずれを防止できる。
以上のように、本発明によれば、アース板がカバー部内部に保持されるように、カバー部の爪部の内面に当接する当接部がアース板の外周部に設けられた構成としているので、アース板をカバー部に一度はめ込めば、アース板がカバー部から落ちることが無く、且つアース板の一部分の当接部だけがカバー部との隙間が少ないことになり容易に挿入でき、さらに位置ずれを防止できる。
したがって、本発明によれば、筐体側壁部とその開口部を覆うカバー部とのアース効果を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、以下の参考例および実施形態の電子機器用筐体全体の基本的な概略構造を示す斜視図である図1に基づいて説明する。
図1に示すように、この電子機器用筐体は、主に、内部に回路基板15が収納された筐体側壁部1に、その筐体側壁部1又は筐体側壁部1内部に設けられた仕切り板11と接触する舌片22を備えた覆うカバー部2が、筐体側壁部1の開口部を覆うように、図1中の一点鎖線の矢印の上下方向から被せられて構成される。
そして、カバー部2の舌片22は、筐体側壁部1又は筐体側壁部1内部に設けられた仕切り板11と接触し得る2箇所の接触部を有するものである。または、カバー部2の舌片22は、カバー部2の一面を切り込んで折り曲げて形成され、カバー部2の切り込み跡に対してカバー部2の一面と平行な方向に舌片22の先端部がずれるように折り曲げられたものである。
さらに、カバー部2にスリット24が設けられ、そのスリット24に嵌合する突起部10aが筐体側壁部1に設けられている。
なお、図15を用いて説明した従来のものと同様、筐体側壁部1は、板金を折曲成形して作製されたもので偶数組の対向する側壁10と、その内部を仕切るように配置された仕切り板11によって構成されている。さらに、その側壁10には、入出力端子13(F型接栓、DIN端子、RCAジャック等)や電源供給端子14(貫通型コンデンサー等)が取り付けられる。又、筐体内部にはチップ部品や挿入部品や時には電源供給用端子が取り付けられた回路基板(基板完成品)15が収められる。
一方、カバー部2は、筐体側壁部1と同様に板金を折曲成形して作製され、上記筐体側壁部の開放されている上面又は下面の開口部を覆うように被せられる天面20と、その外周部に沿って垂直方向に設けられる爪部21から成っている。又、その天面20には筐体側壁部1内部の仕切り板11と接する為の舌片22が設けられる。
そして、上記筐体側壁部1の側壁10には、上記カバー部2外周部から垂直方向に伸びる爪部21の先端部に内側へ成型された掛止部23が引っかかる様に、側面を突出して成型された水平方向に伸びる凸部12が設けられている。
この様な構成において、カバー部2を筐体側壁部1に重ねるように被せて押し下げると、カバー部2の外周部の垂直方向に伸びる爪部21が筐体側壁部1の側面に圧接し、さらに押し下げると筐体側壁部1の側面の凸部12を乗り越えて爪部21が筐体側壁部1を挟み込むようにして圧接した状態で、カバー部2が筐体側壁部1に取り付けられる。
参考例1〕
参考例1について、図2を用いて説明する。
参考例1は、図1に示した構成において、カバー部2の舌片22が、筐体側壁部1又は筐体側壁部1内部に設けられた仕切り板11と接触し得る2箇所の接触部を有するものである。そして、図2の部分拡大図に示すように、その舌片22と先端部が同方向となる舌片形状の接触部22cが設けられたものである。なお、図2において、(a)は本参考例の舌片22の上面図、(b),(c)本参考例の舌片22の側面断面図である。
参考例では、上記のように、カバー部2を筐体側壁部1に取り付けるとき、まず、図2(b)に示すように、カバー部2の天面20に設けられた舌片22の先端部22aや折り返し部22bが、筐体側壁部1の一部や仕切り板11天面に設けられた折り曲げ部分11aに接触する。そして、さらに押し下げると、舌片22の先端部22aがカバー部2の天面20内側に向かって近づき、内部舌片形状の接触部22c(先端部)も筐体側壁部1の一部や仕切り板11天面に設けられた折り曲げ部分11aに接触する。
このような、舌片22は、カバー部2の天面20の切り出し加工のときに、舌片22の内部にそれと同一方向に小さな舌片形状の切り出し加工部を形成して、内側を押し出しすることにより形成することができる。
以上のように、本参考例によれば、上記のようなカバー部2を筐体側壁部1に被せると外側舌片22の折り返し部22bと内側舌片22cとが筐体側壁部1と接触するので、その接触部分において短い距離でカバー部2とアースが取れることになり高品位な高周波アースを得ることができる。
参考例2〕
参考例2について、図3を用いて説明する。
参考例2は、図1に示した構成において、カバー部2の舌片22が、筐体側壁部1又は筐体側壁部1内部に設けられた仕切り板11と接触し得る2箇所の接触部を有するものである。そして、図3の部分拡大図に示すように、その舌片22と先端部が反対方向となる舌片形状の接触部22c’が設けられたものである。なお、図3において、(a)は本参考例の舌片22の上面図、(b),(c)本参考例の舌片22の側面断面図である。
参考例では、上記のように、カバー部2を筐体側壁部1に取り付けるとき、まず、図3(b)に示すように、カバー部2の天面20に設けられた舌片22の先端部22aや折り返し部22bが、筐体側壁部1の一部や仕切り板11天面に設けられた折り曲げ部分11aに接触する。そして、さらに押し下げると、舌片22の先端部22aがカバー部2の天面20内側に向かって近づき、内部舌片形状の接触部22c’(先端部)も筐体側壁部1の一部や仕切り板11天面に設けられた折り曲げ部分11aに接触する。
このような、舌片22は、カバー部2の天面20の切り出し加工のときに、舌片22の内部にそれと反対方向に小さな舌片形状の切り出し加工部を形成して、内側を押し出しすることにより形成することができる。
以上のように、本参考例によれば、上記のようなカバー部2を筐体側壁部1に被せると外側舌片22の折り返し部22bと内側舌片22c’とが筐体側壁部1と接触するので、その接触部分において短い距離でカバー部2とアースが取れることになり高品位な高周波アースを得ることができる。
さらに、本参考例によれば、上記参考例と異なり内側舌片22c’を外側舌片22と先端部が反対方向となるようにしているので、カバー部の舌片22の折り曲げる方向と逆の方向にその内部の舌片22c’を折り曲げられ、接触部分において内部の舌片22c’が突っ掛かる難くなり、筐体側壁部1にカバー部2を円滑に取り付けることができる。
参考例3〕
参考例3について、図4を用いて説明する。
参考例3は、図1に示した構成において、カバー部2の舌片22が、筐体側壁部1又は筐体側壁部1内部に設けられた仕切り板11と接触し得る2箇所の接触部を有するものである。そして、図4の部分拡大図に示すように、カバー部2の舌片22の内部に凸形状の接触部22dが設けられたものである。なお、図4において、(a)は本参考例の舌片22の上面図、(b)本参考例の舌片22の側面断面図である。
参考例では、上記のように、カバー部2を筐体側壁部1に取り付けるとき、まず、図4(b)に示すように、カバー部2の天面20に設けられた舌片22の先端部22aや折り返し部22bが、筐体側壁部1の一部や仕切り板11天面に設けられた折り曲げ部分11aに接触する。そして、さらに押し下げると、舌片22の先端部22aがカバー部2の天面20内側に向かって近づき、凸部22dも筐体側壁部1の一部や仕切り板11天面に設けられた折り曲げ部分11aに接触する。
このような、舌片22の凸部22は、カバー部2の天面20に舌片22の内部を押し出し加工(ダボ出し)することにより形成することができる。
以上のように、本参考例によれば、上記のようなカバー部2を筐体側壁部1に被せると外側舌片22の折り返し部22bとその内部の凸部22dとが筐体側壁部1と接触するので、その接触部分において短い距離でカバー部2とアースが取れることになり高品位な高周波アースを得ることができる。
参考例4〕
参考例4について、図5を用いて説明する。
参考例4は、図1に示した構成において、カバー部2の舌片22は、カバー部2の天面20を切り込んで折り曲げて形成され、その天面20の切り込み跡に対して天面20と平行な方向で舌片22の先端部がずれるように折り曲げられたものである。
参考例のカバー部2の舌片22は、従来では図5(a)の部分拡大上面図に示すように切り出して図5(b)の部分拡大側面図に示すように「切り出す」の矢印方向で舌片22を切り込んで形成していたのを、図5(b)の「押す」の矢印方向にスライドさせるようにして成型すれば、形成できるものである。すなわち、図5(c)の部分拡大上面図に示すように図中点線の22’にて切り出し後に水平方向(図中横方向)に押すことにより、図5(d)の部分拡大側面図に示すように図中点線の舌片22’とならず舌片22のように形成できる。
したがって、本参考例によれば、カバー部2天面20の切り込み跡に対してその天面20と平行な方向で舌片22の先端部がずれるように折り曲げられた構成としているので、筐体側壁部1にカバー部2を取り付けるときに、舌片22の折り曲げ部近傍等の上面がカバー部2の天面20の下面と接触し、舌片22による筐体側壁部1等との接触を確実に行え、高周波アースを強化することができる。
参考例5〕
参考例5について、図6を用いて説明する。
参考例5は、図6に示すように、図5に示した参考例5の舌片22の先端部22aの近傍部分に折り返し部22bを設けたものである。
参考例のカバー部2の舌片22は、従来では図6(a)の部分拡大上面図に示すように切り出して図6(b)の部分拡大側面図に示すように「切り出す」の矢印方向で舌片22を切り込んで形成していたのを、図6(b)の「押す」の矢印方向にスライドさせるようにして成型すれば、形成できるものである。すなわち、図6(c)の部分拡大上面図に示すように図中点線の22’にて切り出し後に水平方向(図中横方向)に押すことにより、図6(d)の部分拡大側面図に示すように図中点線の舌片22’とならず舌片22のように形成できる。
したがって、参考例5のものに加えて、舌片22による筐体側壁部1等との接触をより確実に行え、高周波アースをより強化することができる。
なお、上記参考例1〜3においても、参考例5、6と同様に、カバー部2の天面20の切り込み跡に対して天面20と平行な方向で舌片22の先端部がずれるように折り曲げるようにしても良い。
また、上記参考例1〜6において、それぞれ単一の舌片22について説明したが、上記のような舌片22が、カバー部2の天面20に複数形成されるものである。
参考例6〕
参考例6について、図7、8を用いて説明する。
参考例6は、図1を用いて上述したように、カバー部2にスリット24が設けられ、そのスリット24に嵌合する突起部10aが筐体側壁部1に設けられているものであり、その取り付け後の様子を要部部分拡大斜視図である図7に示す。
したがって、本参考例のものが上記の従来のものと異なるのは、筐体側壁部1の上端もしくは下端部に突起10aが、カバー部2の天面20にスリット24が設けられている点である。
なお、筐体側壁部1の上端もしくは下端部に成型される突起10aは、従来のものと同様に板金を打ち抜き、折り曲げをする工程上で筐体側壁部1に成型することができる。また、カバー部2の天面20に成型されるスリット24も同じく、従来のもの同様に板金を打ち抜き、折り曲げをする工程上でカバー部2に成型することができる。
そして、図7に示すように、スリット24が設けられたカバー部2を筐体側壁部2に被せることにより、突起10aがスリット24の外周部に当たり、ストッパーの役目をして、必要以上にカバー部2がずれることを防いでいる。
以上のように、本参考例によれば、カバー部2のスリット24により筐体側壁部1の突起部10aがカバーストッパーとして役目をし必要以上カバーがずれることを防ぎ、希望する位置にカバーを固定することができ、高品位な高周波アースを得ることができる。
また、図8の部分拡大側面図に示すように、スリット24と突起10aとの両端にできる隙間をカバー部2を、引っ張られる方向に対して小さくすることにより、更なるカバーのズレを防ぐことができる。
参考例7〕
参考例7について、図9を用いて説明する。
参考例7は、上記参考例6の突起10aに掛止部を設けたものである。すなわち、図9の部分拡大側面図に示すように、筐体側壁部1の突起10aにカバー部2のスリット24が接する位置に対して切り欠きを形成して、これらを掛止させるものである。これにより、カバー部2の爪部21の強度のアンバランスによってズレが生じても、カバー部2の天面20を筐体側壁部1に圧接するように押さえつけることができ、カバー部2の位置ズレを防止できる。
以上のように、本参考例によれば、筐体側壁部1の突起10aに掛止部が設けられた構成としているので、筐体側壁部1にカバー部2を確実に固定できる。
参考例8〕
参考例8について、図10を用いて説明する。
参考例8は、上記参考例6の突起10aの長さを、筐体側壁部1側面に掛止するカバー部2外周部の爪部21の長さより長くしたものである。すなわち、図10(a)の部分拡大側面図に示すように、突起10aの長さAをカバー部2外周部の垂直方向に形成された爪部21の長さBよりも長くし、この構成でカバー部2を筐体側壁部1に取り付けると、図10(a)の部分拡大側面図に示すようになる。このとき、カバー部の爪部21の状態に影響されない位置からカバー部の位置決めができる。したがって、カバー部2に設けられたスリット24を利用し、筐体側壁部1へのカバー部2の挿入が容易に行え、且つ位置決めができる。
以上のように、本参考例によれば、筐体側壁部1の突起10aの長さがカバー部2外周部の爪部21の長さより長いので、筐体側壁部1にカバー部2を取り付けるときに、爪部21が筐体側壁部1の側面10aに接触する前に、筐体側壁部1の突起10aがカバー部2のスリット24に挿入されることになり、その挿入が容易に行え、且つ位置決めが容易に行える。
参考例9〕
参考例9について、図11、12を用いて説明する。
参考例9は、上記参考例6の突起10aを、先端の幅が狭くなった形状としたものである。すなわち、筐体側壁部1の上端部もしくは下端部に設けられた突起10aの上端部に、C面又はR面加工を行ったものである。それらの様子について、図11(a)の部分拡大側面図にC面加工を施したもの、図11(b)の部分拡大側面図にR面加工を施したものをそれぞれ示す。
したがって、本参考例によれば、カバー部2に設けられたスリット24を利用し、若干の位置ずれが生じた場合でも、C面又はR面加工により突起10aに引っかかることなく、カバー部2が挿入できるので、自動機によるカバー閉め工程にも対応でき、筐体側壁部1へのカバー部2の挿入が容易に行え、且つ位置決めができる。
なお、上記参考例8のものにおいても、本参考例8と同様に突起10a先端部にC面又はR面加工を行っても良く、C面加工を施したものの様子を図12(a)の部分拡大側面図に、R面加工を施したものの様子を図12(b)の部分拡大側面図にそれぞれ示す。
参考例10〕
参考例10について、図13を用いて説明する。
参考例10は、上記参考例6の突起10aを、先端の幅が狭くなった形状としたものである。そして、上記参考例9とは異なり、図13の部分拡大側面図に示すように、筐体側壁部1の上端もしくは下端部に設けられた突起10aを2段構造とし、また、上記参考例8と同様、突起10aの長さを筐体側壁部1側面に掛止するカバー部2外周部の爪部21の長さより長くしている。
したがって、本参考例によれば、筐体側壁部1へのカバー部2の挿入が容易に行え且つ位置決めができることに加えて、突起10aを伏せ型チューナの高さ確保用足としても利用できる。
なお、上記参考例6〜10のいずれも、上記参考例1〜5のいずれとも組み合わせても良い。
また、図17に示したような複数のカバー部が設けられたような構成のものにおいて、上記参考例6〜10の構成を適用することができる。そのように適用すれば、複数のカバー部どうしが接触することを防止することが可能となる。
実施形態
実施形態について、図14を用いて説明する。
本実施形態は、図14に示すように、図1に示した構成において、筐体側壁部1とカバー部2との間にアース板3を介在させ、そのアース板3がカバー部2内部に保持されるように、カバー部2の爪部21の内面に当接する当接部をアース板3の外周部に設けたものである。すなわち、カバー部2の天面20外周部から垂直方向に成型された爪部21の先端部に内側へ成型された掛止部部分に、アース板3外周部の爪部31の四辺の一部の爪部32の長さを長くして、これらの隙間を少なくし当接させるようにしたものである。なお、図14において、(a)は取り付け後の一部を切り欠いた部分拡大側面図、(b)はアース板3の上面図である。
したがって、本実施形態によれば、アース板3がカバー部2内部に保持されるように、カバー部2の爪部21の内面に当接する当接部(爪部32)がアース板3の外周部に設けられているので、アース板3をカバー部2に一度はめ込めば、それがカバー部2爪部21の掛止部23に引っ掛かるようになり、アース板3がカバー部2から落ちることが無く、且つアース板3の一部分の当接部(爪部32)だけがカバー部2との隙間が少ないことになり容易に挿入でき、さらに位置ずれを防止できる。
なお、本実施形態のアース板の構成は、上記参考例1〜10のいずれと組み合わせても良く、また上記参考例1〜10のうちの複数を組み合わせたものにさらに適用しても良い。
本発明の電子機器用筐体は、テレビジョン受信機、ビデオテープレコーダ、パーソナルコンピュータ等の高周波回路装置に好適である。
本発明の実施形態および参考例の電子機器用筐体全体の基本的な概略構造を示す斜視図である。 参考例1の舌片を示す部分拡大図であり、(a)はその上面図、(b),(c)はその側面断面図である。 参考例2の舌片を示す部分拡大図であり、(a)はその上面図、(b),(c)はその側面断面図である。 参考例3の舌片を示す部分拡大図であり、(a)はその上面図、(b),(c)はその側面断面図である。 参考例4の舌片を示す部分拡大図であり、(a),(c)はその上面図、(b),(d)はその先端部方向から見た側面図である。 参考例5の舌片を示す部分拡大図であり、(a),(c)はその上面図、(b),(d)はその先端部方向から見た側面図である。 参考例6のスリット及び突起を示す要部部分拡大斜視図である。 参考例6のスリット及び突起を示す要部部分拡大側面図である。 参考例7のスリット及び突起を示す要部部分拡大側面図である。 参考例8のスリット及び突起を示す要部部分拡大側面図である。 参考例9のスリット及び突起を示す要部部分拡大側面図である。 参考例9のスリット及び突起を示す要部部分拡大側面図である。 参考例10のスリット及び突起を示す要部部分拡大側面図である。 実施形態のアース板を示す図であり、(a)は一部を切り欠いた要部部分拡大側面図、(b)はアース板の上面図である。 従来の電子機器用筐体の概略構造を示す斜視図である。 従来の電子機器用筐体の概略構造を示す斜視図である。 カバー部を2枚設けた構成の電子機器用筐体の概略構造を示す上面図である。 従来の電子機器用筐体の舌片を示す部分拡大図であり、(a)はその上面図、(b)はその側面断面図である。
符号の説明
1 筐体側壁部
2 カバー部
3 アース板
10 側壁
10a 突起
11 仕切り板
15 回路基板
20 天面
21 カバー部爪部
22 舌片
22a 舌片先端部
22b 舌片折り返し部
22c,22c’ 舌片形状の接触部(内側舌片)
22d 舌片凸部
32 アース板爪部(当接部)

Claims (3)

  1. 内部に回路基板が収納された筐体側壁部と、外周部に設けられた爪部により前記筐体側壁部側面に掛止して該筐体側壁部の開口部を覆うカバー部と、前記筐体側壁部と前記カバー部との間に介在されるアース板とから構成される電子機器用筐体において、
    前記カバー部の爪部には掛止部が内側へ成型されており、
    前記アース板が前記カバー部内部に保持されるように、前記カバー部の爪部の内面に当接するとともに、前記掛止部に引っ掛かる当接部が前記アース板の外周部に設けられたことを特徴とする電子機器用筐体。
  2. 請求項1に記載の電子機器用筐体を構成することを特徴とする電子機器用筐体のカバー部。
  3. 請求項1に記載の電子機器用筐体を構成することを特徴とする電子機器用筐体のアース板。
JP2004310049A 2004-10-25 2004-10-25 電子機器用筐体 Expired - Fee Related JP4060306B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004310049A JP4060306B2 (ja) 2004-10-25 2004-10-25 電子機器用筐体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004310049A JP4060306B2 (ja) 2004-10-25 2004-10-25 電子機器用筐体

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04378499A Division JP3691276B2 (ja) 1999-02-22 1999-02-22 電子機器用筐体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005123635A JP2005123635A (ja) 2005-05-12
JP4060306B2 true JP4060306B2 (ja) 2008-03-12

Family

ID=34617012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004310049A Expired - Fee Related JP4060306B2 (ja) 2004-10-25 2004-10-25 電子機器用筐体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4060306B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009078060A1 (ja) * 2007-12-14 2009-06-25 Fujitsu Limited シールドケース、それを用いた電子装置、および携帯型情報機器

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4842611Y1 (ja) * 1969-04-09 1973-12-10
JPS59183042U (ja) * 1983-05-25 1984-12-06 ミツミ電機株式会社 高周波装置
JPH0514556Y2 (ja) * 1985-08-21 1993-04-19
JPS6295900A (ja) * 1985-10-23 1987-05-02 株式会社東芝 高周波機器のシ−ルド装置
JPS6397295U (ja) * 1986-12-12 1988-06-23
JPH01143196U (ja) * 1988-03-24 1989-10-02
JPH02120895U (ja) * 1989-03-15 1990-09-28
JPH0567089U (ja) * 1992-02-15 1993-09-03 日本電気エンジニアリング株式会社 シールドケース構造
JP3538691B2 (ja) * 1996-04-23 2004-06-14 株式会社村田製作所 電子部品用筐体
JPH11298181A (ja) * 1998-04-15 1999-10-29 Alps Electric Co Ltd 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005123635A (ja) 2005-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7104842B1 (en) Electromagnetic interference diminishing structure of a connector assembly
JP4898860B2 (ja) コネクタ
US7097512B1 (en) Mini memory card adapter
JP3232480B2 (ja) シールド電気コネクタ
US7137836B2 (en) Card connector with detect switch
US8801451B2 (en) Connector
US7207815B1 (en) Card connector
US20040157478A1 (en) Electrical connector
JP2001035603A (ja) 印刷配線板用コネクタ
US20100297869A1 (en) Electronic apparatus having a cover which synchronously defined as a wall of a modular jack disposed thereof
JP2003109694A (ja) カードコネクタ
JP3186801U (ja) カードコネクタ
JP4273495B2 (ja) 電子部品取付用ソケット
JP3959529B2 (ja) 電子部品取付用ソケット
US7442082B2 (en) Shielded connector with folding arrangement ensuring perpendicularity between sidewall and bottom wall of the metal housing
JP4060306B2 (ja) 電子機器用筐体
JP2006313666A (ja) カード用ソケット組立体
JP3691276B2 (ja) 電子機器用筐体
US7611385B1 (en) Memory card connector
JP3934134B2 (ja) 電子機器用筐体
EP1113528B1 (en) Connecting device for connecting a sound producing device to an electronic equipment
JP2003077565A (ja) カードコネクタ
US20180310440A1 (en) Printed circuit board assembly, and corresponding electronic device and construing method
US6757173B2 (en) Card connector assembly
US6736656B1 (en) Electrical card connector

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071022

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071219

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121228

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees