JP4060242B2 - 木質成形体の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は熱可塑性樹脂、特に熱可塑性樹脂成形物の廃品から回収された回収樹脂をバインダーとして木片等の木質材料を結着した木質成形体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、特殊アクリルゴム−アクリロニトリル−スチレン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂は家庭電化製品や事務用品、あるいは自動車等の部品、あるいは日常用品、容器類、シート等の原料として多用されている。従って、これらの熱可塑性樹脂製品の廃品も大量に発生している。
従来、上記熱可塑性樹脂製品の廃品をリサイクルするには、通常該廃品を粉砕し、加熱溶融しペレット化して再び成形材料として使用するのが一般的である。しかし、上記熱可塑性樹脂製品は使用中に例えば熱や紫外線等の曝されたり、あるいはリサイクル時の加熱溶融、攪拌や成形時の剪断力等によって機械的性質が劣化する。従ってこのような再生樹脂を使用すれば、新規樹脂を材料とした製品と等しい性能は得られない。即ち等価再生することが出来ない。
再生樹脂の劣化した機械的性質を改良するために、ゴムやエラストマー等を主成分とした改良剤が提供されている。このような改良剤は再生樹脂の劣化した機械的性質、特に耐衝撃性を改良するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−105332号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこれら改質剤は高価であり、また再生樹脂との相溶性も問題であるし、該改質剤を添加しても完全な等価再生が保障されない。従って現在では再生樹脂の充分なリサイクルは行われておらず、余剰の再生樹脂は埋立てや焼却等によって処理されているのが現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するための手段として、
押出機(1)より熱可塑性樹脂溶融物を押出す工程1、該熱可塑性樹脂溶融物を複数の濾布(5,5)によって濾過し、所定時間経過後そのうちの一つの濾布(5)に該熱可塑性樹脂溶融物を逆方向から送通して該濾布(5)に付着した異物を除去する工程2、
濾過した該熱可塑性樹脂溶融物をギアポンプ(10)によって定量的に100℃〜300℃の範囲の温度に加熱されたチャンバー(14)内に設置されているダイ(15)に送り込む工程3、
該熱可塑性樹脂溶融物をダイ(15)のオリフィス(16)から糸状に吐出させ、該チャンバー(14)内において木質材料Wと混合しつつ、マットをフォーミングする工程4、
該マットを該チャンバー(14)から取出してプレス成形する工程5
以上の工程1、2、3、4、5からなる木質成形体の製造方法を提供するものである。
【0006】
また本発明の木質成形体の製造方法としては、上記複数個の濾布(5)の上流側と下流側に圧力センサS1、S2をそれぞれ配置し、更にギアポンプ(10)の下流側にも圧力センサS3を配置し、各濾布(5)の上流側に配置した圧力センサS1によって押出機(1)からの熱可塑性樹脂溶融物の押出圧を検出し、該押出圧の検出値によって濾布(5)に付着した異物状況を検知し、所の押出圧に達した時点で該濾布(5)に対して該熱可塑性樹脂溶融物を逆方向から送通して該濾布(5)に付着した異物を除去し、該濾布(5)の下流側に配置した圧力センサによって濾過後の熱可塑性樹脂溶融物の送通圧を検出し、該送通圧が一定になるように押出機(1)からの該熱可塑性樹脂溶融物の押出量を制御することによって、ギアポンプ(10)に一定の送通量で該熱可塑性樹脂溶融物を送通し、更に該ギアポンプ(10)の下流側に配置した圧力センサによってギアポンプ(10)からの該熱可塑性樹脂溶融物の送通圧を検出し、該検出値によって該ギアポンプ(10)の回転数を調節して該ギアポンプ(10)からの該熱可塑性樹脂溶融物の送通量が一定になるように制御し、かくして濾過した熱可塑性樹脂溶融物を定量的に100℃〜300℃の範囲の温度に加熱されたチャンバー(14)内に設置されているダイ(15)に送り込むようにすることが望ましい。
このようにして、オリフィスへの熱可塑性樹脂溶融物の供給量を制御し、安定化することができる。
【0007】
本発明に使用されるダイ(15)はストランド方式のダイ(15)であり、該ダイ(15)のオリフィス(16)は複数個一列または複数列に併設されていてもよい。
【0008】
該プレス成形はホットプレスとコールドプレスの二段階で行われることが望ましい。
【0009】
ホットプレスには、通常の定盤によるホットプレスのほか、ホットロールプレス、ホットベルトプレス等があり、またコールドプレスには、通常の定盤によるコールドプレスのほか、コールドロールプレス、コールドベルトプレス等がある。またホットロールプレスとコールドロールプレスを上下2本のベルトで結んだホットアンドコールドの連結プレスでもよい。
【0010】
該熱可塑性樹脂は熱可塑性樹脂製品の廃品から回収された回収樹脂であることが望ましい。
本発明は上記したように、特に熱可塑性樹脂製品の廃品から回収された回収樹脂を使用することにより、極めて大きい産業的効果が奏せられる。
【0011】
また更に、本発明は、上流側から押出機(1)、濾過機(6)、ギアポンプ(10)、ダイ(15)からなる熱可塑性樹脂溶融物吐出装置において、押出機(1)からの熱可塑性樹脂溶融物の押出量を濾過機(6)の下流側に配した圧力センサにて送通圧を検出して一定量供給し、濾布(5)の異物付着状況を濾過機(6)の上流側に配した圧力センサにて押出機(1)の押出圧を検出することで感知して濾布(5)に熱可塑性樹脂溶融物を逆方向から送通して濾布(5)に付着した異物を除去し、ギアポンプ(10)の下流側に圧力センサを配して熱可塑性樹脂溶融物の送通圧を検出し検出値に基づいてギアポンプ(10)の回転数を調節することでダイ(15)から吐出される熱可塑性樹脂溶融物の吐出量を制御する熱可塑性樹脂溶融物吐出システムを提供する。
なお本発明において、上流側とは、押出機(1)、濾過機(6)、ギアポンプ(10)、ダイ(15)からなる熱可塑性樹脂溶融物吐出装置において、原料が投入される側、を意味するものであり、また下流側とは、熱可塑性樹脂溶融物が吐出される側、を意味するものである。
【0012】
【作用】
熱可塑性樹脂は押出機(1)内で加熱溶融され、押出機(1)末端のフランジ(3A,3B)より熱可塑性樹脂溶融物(以下、樹脂溶融物と云う)が押出される。特に再生樹脂の場合には往々にして該溶融物中に異物が混合しており、糸状の樹脂溶融物を途切れることなく連続的に吐出させるには、濾布(5)による濾過を行うことにより異物を除去することが必要である。
しかし濾布(5)が目詰まりすると濾過を中断して濾布(5)の目詰まりを解消するか、あるいは濾布(5)を更新しなければオリフィスからの安定的な吐出が困難となる。しかし濾過を中断すれば樹脂溶融物の吐出も停止するため、マットへの原料散布に片寄りが生じ、不均一なものとなったり、また生産性が著しく低下する。
そこで本発明では濾布(5)を複数用意して濾過し、そのうちの一つの濾布(5)が目詰まりする前に該樹脂溶融物を逆方向から送通して該濾布(5)に付着した異物を除去する。その間の濾過は異物除去中の濾布(5)以外の濾布(5)を使用して行う。従って濾過工程が断続的になることはない。
【0013】
更に本発明では濾過後の樹脂溶融物をギアポンプ(10)によって定量的にダイ(15)に送り込み、該ダイ(15)のオリフィス(16)から吐出させ、木質材料Wと混合するから、所望の混合比率で該樹脂溶融物を該木質材料Wに混合することが出来る。そして該ダイ(15)は100℃〜300℃の範囲の温度に加熱されたチャンバー(14)内に設置され、該樹脂溶融物は該ダイ(15)のオリフィス(16)から糸状に吐出されるから、該樹脂溶融物は溶融状態を維持して糸状の細化状態で混合され、該樹脂溶融物は該木質材料Wに均一に混合され易くなる。上記したように該樹脂溶融物は濾過によって異物を除去されているから、ダイ(15)のオリフィス(16)がつまったりダイ(15)のオリフィス(16)から糸状に吐出される樹脂溶融物が途中で切れてしまったりすることがない。
このようにして該樹脂溶融物を混合した木質材料Wはマットにフォーミングされ、該マットは該加熱されたチャンバー(14)内から取出され、所望形状(一般には板状)にプレス成形される。
【0014】
また更に、本発明の木質成形体の製造方法は、上記複数個の濾布(5)の上流側と下流側に圧力センサをそれぞれ配置し、更にギアポンプ(10)の下流側にも圧力センサを配置し、各濾布(5)の上流側に配置した圧力センサによって押出機(1)からの樹脂溶融物の押出圧を検出し、該押出圧の検出値によって濾布(5)に付着した異物状況を検知し、所望の押出圧に達した時点で該濾布(5)に該樹脂溶融物を逆方向から送通して該濾布(5)に付着した異物を除去し、該濾布(5)の下流側に配置した圧力センサによって濾過後の樹脂溶融物の送通圧を検出し、該送通圧が一定になるように押出機(1)からの該樹脂溶融物の押出量を制御することによって、ギアポンプ(10)に一定の送通量で該樹脂溶融物を送通し、更に該ギアポンプ(10)の下流側に配置した圧力センサによってギアポンプ(10)からの該樹脂溶融物の送通圧を検出し、該検出値によって該ギアポンプ(10)の回転数を調節して該ギアポンプ(10)からの該樹脂溶融物の送通量が一定になるように制御し、かくして濾過した樹脂溶融物を定量的に100℃〜300℃の範囲の温度に加熱されたチャンバー(14)内に設置されているダイ(15)に送り込むようにするので、オリフィスへの樹脂溶融物の供給量を制御し、安定化することができる。
ギアポンプ(10)の前段に圧力センサを挿入して該樹脂溶融物の送通圧を検出し、該検出値にもとづいて押出機(1)からの樹脂溶融物の押出量を制御すると、ギアポンプ(10)に樹脂溶融物が過不足なく供給され、容量性がより正確に実現される。
【0015】
ダイ(15)は、ストランド方式のダイ(15)であり、ダイ(15)のオリフィス(16)からの吐出する樹脂溶融物は樹脂溶融温度近くまで加熱されたチャンバー(14)内で吐出されるため、延伸作用が高く、また木質材料Wを散布付着させることにより、その重量増でより延伸されより細化された糸状になり、樹脂溶融物はより均一に木質材料Wに混合される。
【0016】
ダイ(15)のオリフィス(16)は複数個一列または複数列に併設されていると、該樹脂溶融物の供給速度が大きくなり、生産性が向上すると共に巾方向で樹脂溶融物の混合量がより均一化される。
【0017】
プレス成形はホットプレスとコールドプレスの二段階で行われると、いきなりコールドプレスする場合のような成形物表面の急冷による成形不良が防止出来る。
【0018】
上記ホットプレスによってマットから熱を奪うことなく原料を均一に広げることができ、またマット内の余剰な樹脂を成形体表裏面へ滲出せしめて、該マットの表面性が改善される。また上記コールドプレスによってホットプレスにより均一に広げられた原料が冷却固化し成形体の形状が保形される。
【0019】
本発明では熱可塑性樹脂を木質材料Wのバインダーとして使用するので、熱可塑性樹脂製品の廃品から回収した回収樹脂を使用しても、回収樹脂の機械的劣化は殆んど製品の性能に影響しない。従って、特に改質剤を添加する必要もなく、そして木質成形体は建築材料として大量に生産されるので、回収樹脂は大量有効に再利用することが出来る。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明を以下に詳細に説明する。
〔木質材料〕
本発明において使用される木質材料Wとしては、木片、ストランド、木粉、木毛、木質繊維束、木質パルプ等がある。該木質材料Wは、例えば、木造建築物を構築、改築あるいは解体する場合に発生する端切れや廃材等から得られるものであってもよい。このような端切れや廃材は従来主として焼却処理されていたが、焼却処理によれば地球温暖化の原因となるCO2ガスが発生する。しかし上記のように端切れや廃材を木質材料Wとして再利用すれば環境負荷を低減出来る。
上記木質材料Wとして、特にフレーク形状の木片を使用することが好ましい。フレーク形状の木片は例えばパールマン社のリングフレーカーを用いて、薄削片状にした形状で幅0.5〜20mm、長さ1〜50mm、厚み0.1〜5mmのものが好ましく、更に幅0.5〜10mm、長さ4〜35mm、厚み0.1〜2.5mmのものが好ましく、特に幅4〜8mm、長さ20〜25mm、厚み0.5〜1mmの木片が好ましい。
上記したように該木質材料Wは廃材を使用することが出来るが、このような改築、解体木材は容易にフレーカーによってフレーク形状の木片とすることが出来る。
また、木片に水分があると加熱成形の際木片から水蒸気が発生し、木片と熱可塑性樹脂との間に水蒸気膜を作ってしまい、木片と熱可塑性樹脂との密着が上手くいかないため、通常、木片処理化した後にドライヤーにて木片の含水率は5%未満に乾燥される。
【0021】
〔熱可塑性樹脂〕
本発明の対象とする熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−プロピレン共重合体(EPR)、エチレン−プロピレンターポリマー(EPT)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリスチレン(PS)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ポリ酢酸ビニル(PVAC)、フッ素樹脂(PTFE)、熱可塑性アクリル樹脂(AA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の熱可塑性ポリエステル、熱可塑性ポリアミド(PA)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(NBR)、スチレン−ブタジエン共重合体(SBR)、スチレン−アクリロニトリル共重合体(AN)、特殊アクリルゴム−アクリロニトリル−スチレン樹脂(AAS)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等の熱可塑性樹脂および上記熱可塑性樹脂の廃材がある。
特に本発明あっては、上記熱可塑性樹脂は熱可塑性樹脂製品の廃品から回収された回収樹脂が有用である。上記廃品から樹脂を回収するには、まず樹脂と金属、紙、繊維等の他材料とを分離し、望ましくは樹脂も種類別に分別する。樹脂を種類別に分離するには比重差、あるいは帯電電圧差等を利用する。分離後、所望により、これらの樹脂を2種以上適当な比率で混合してもよい。
上記木質成形体Wと、熱可塑性樹脂以外に、本発明の木質成形体には、例えば、撥水剤、防水剤、酸化防止剤、酸化抑制剤等の老化防止剤、着色剤、低粘土化剤、接着改良剤等が添加されても良いし、特に、二種類以上の熱可塑性樹脂を混合して溶融する場合には、相溶化剤を添加しても良い。
【0022】
〔木質成形体の製造方法〕
該回収樹脂は通常粉砕され、そして水洗して表面に付着したごみ等を除去され、乾燥した上で図1に示す押出機(1)にホッパー(2)から投入される。該押出機(1)にはスクリューが内設され、先端には二又のフランジ(3A,3B)が設けられ、更に加熱装置が具備されており、樹脂は該押出機(1)内で溶融され、スクリューによって推進されてフランジ(3A)または(3B)から通路(4A,4B)に押出される(工程1)。
また、複数種類の回収樹脂を投入したときは、この押出機(1)内で溶融しながら強混練されることで均一に分散される。
【0023】
該押出機(1)の後段には左右一対の濾布(5A,5B)を張設した濾過ボックス(6A,6B)からなる濾布変更式の濾過機(6)が配置され、通路(4A)は濾過ボックス(6A)に連絡し、通路(4B)は濾過ボックス(6B)に連絡する。各濾過ボックス(6A,6B)の入口にはシャッター(7A,7B)が付設されている。
該濾過機(6)において、該濾過ボックス(6A,6B)は前段側から樹脂溶融物排出路(8A,8B)が連絡しており、後段側には通路(9A,9B)が差出され、ギアポンプ(10)に合一して連絡する。該濾過ボックス(6A,6B)の出口にはシャッター(11A,11B)が付設されており、更に排出路(8A,8B)の入口にはシャッター(12A,12B)が付設されている。
【0024】
前記したように樹脂溶融物は押出機(1)のフランジ(3A,3B)より通路(4A,4B)に押出されシャッター(7A,7B,11A,11B)が開の状態にある濾過ボックス(6A,6B)内に至り、濾布(5A,5B)を通して押出される。該樹脂は前記したように表面に付着しているごみ等の異物は水洗によって除去されているが、前記熱可塑性樹脂製品に組込まれている熱硬化性樹脂材料やゴム材料、紙等の繊維、粉、ゴミ等が該樹脂溶融物に混合したり、該樹脂溶融物に接着剤、アルミ箔が付着したものもあり、不溶物は必ず混入しており、このような異物は上記濾過によって除去される。このような異物は濾布(5A,5B)面に付着し、濾過工程を続けると濾布(5A,5B)が目詰まりを起すので、その前に何れかの濾布(5A)または(5B)に樹脂溶融物を逆方向から送通して濾布(5A,5B)に付着した異物を除去する(工程2)。濾布(5A)に付着した異物を除去するには、濾過ボックス(6A)のシャッター(12A)を開き、シャッター(11A)を閉じる。また濾布(5B)に付着した異物を除去するには、濾過ボックス(6B)のシャッター(12B)を開きシャッター(11B)を閉じる。
濾布(5A,5B)に付着した異物を除去した樹脂溶融物は排出路(8A,8B)に排出され、冷却粉砕されて該回収樹脂と混合され、再び押出機(1)内に投入される。
このように濾布変更式の濾過機(6)にあっては、目詰まりをする前に濾布(5A,5B)に付着した異物を交互に除去することによって、濾過工程を連続的に行うことが出来る。なお該濾過ボックス(6A.6B)のシャッターの開閉は濾布(5A,5B)上流側に配された圧力センサからのデータを基に所定のプログラミングにしたがって自動的に行われる。
なお本発明の濾過機(6)において、シャッターのかわりに、シリンダーとその表面の溝により樹脂経路を切り替えるもの等、別の切り替え装置のある濾過機(6)であってもよい。
【0025】
このようにして濾過処理された樹脂溶融物は通路(9A,9B)からギアポンプ(10)に至る。該ギアポンプ(10)は回転する一対のギアによって該樹脂溶融物に定量的に通路(13)に押出し、図2に示す加熱チャンバー(14)内に設置されているダイ(15)、木質材料供給コンベア(19,19)、散布ロール(21,21)およびフォーミングコンベア(22,22)からなるフォーマー(24)のダイ(15)に圧送する(工程3)。
該ギアポンプ(10)の下流側に圧力センサが挿入されており、該樹脂溶融物の送通量が検出される。検出された該送通量に関する検出値に基づいてギアポンプ(10)の回転数を調節することで濾過した樹脂溶融物の送通量が制御される。このように樹脂溶融物の押出量即ち、ダイ(15)への送通量を一定にすることにより、木質材料Wと樹脂溶融物とを所定の比率に安定して混合することが出来る。
【0026】
この樹脂溶融物の吐出システムについて、以下、詳細に説明する。
熱可塑性樹脂溶融物吐出装置は、上流側から、押出機(1)、濾過機(6)、ギアポンプ(10)、ダイ(15)からなり、該押出機(1)と濾過機(6)との間に、圧力センサS1、濾過機(6)とギアポンプ(10)との間に圧力センサS2、ギアポンプ(10)とダイ(15)との間に圧力センサS3がそれぞれ配置される。
それぞれの圧力センサS1、S2およびS3の圧力は、樹脂溶融物の吐出を調節するために一定の値に初期設定される。例えば、それぞれの圧力センサS1、S2およびS3の圧力値P1、P2およびP3を、P1=0.8MPa、P2=0.5MPa、P3=0.5MPaと設定する。樹脂溶融物の吐出が円滑に行われている場合の圧力センサS1、S2およびS3の圧力の実測値は設定値と異ならないが(例えばP1=0.5MPa、P2=0.5MPa、P3=0.5MPa)、濾過機(6)の濾布(5)に異物が付着し、濾布(5)が目詰まりを起すと、樹脂溶融物の流れが悪くなるので、P2の実測値は設定値よりも下回る(例えば、P1は0.8MPaへ上昇し、P2が0.3MPaに下がる)。
そうすると、圧力値P2を、設定値の0.5MPaに戻すために、圧力センサS2から更なる押出量の増加の指示が押出機(1)へ伝達される。
この指示によって押出機(1)はスクリューの回転数を上げ、その結果、押出圧力が高くなり、P1の実測値は、例えば0.8MPa以上となり、初期設定値0.8MPaを上回るので、濾過機(6)の濾布(5)が異物によって詰まったと判断され、それにより樹脂溶融物を逆方向から送通して濾布(5)に付着した異物の除去が始まる。濾布(5)を逆方向から樹脂溶融物を送通することで濾布(5)の目詰まりが解消され、実測値は0.5MPaになっている。
またその際、P2の実測値が、例えば、0.3MPaとなると、P3の実測値も0.3MPaとなり、設定値0.5MPaの値を下回る。すると設定値0.5MPaに戻そう圧力センサS3からギアポンプ(10)に指示が伝達され、ギアポンプ(10)の回転数が上がる。その結果、P2の実測値が設定値以下であっても、そのこととは関係なくP3の圧力値を設定値に戻すことがでる。
従って異物の詰まりがある場合や、異物の詰まりを除去している場合であっても、定量的にダイ(15)に濾過された樹脂溶融物を供給することが出来る。
異物の除去が終わると当然にしてP2値は測定値に戻るので、押出機(1)は押出量を元に戻し、またP3値も設定値に戻るので、ギアポンプ(10)の回転数も元に戻る。
以上のようにして本発明のシステムは、樹脂溶融物の異物除去をしつつ定量的にダイ(15)から糸状の樹脂溶融物を吐出することができるので、安定した木質成形体の製造を行うことができる。
【0027】
また上記チャンバー(14)の温度は、100℃〜300℃望ましくは150℃〜250℃に設定する。木質材料Wの熱変性、炭化による着火、粉塵爆発を防止するため該チャンバー(14)内は、N2ガスを供給し、O2濃度を10容量%以下の雰囲気にすることが望ましい。また本発明で使用されるダイ(15)はストランド方式のダイ(15)である。
【0028】
ダイ(15)へ圧送された樹脂溶融物は、図3に示すダイ(15)のオリフィス(16)から糸状に吐出される。
この際、該ダイ(15)のオリフィス(16)は、100℃〜300℃の範囲において樹脂溶融温度付近まで加熱されたチャンバー(14)中に設置されているので、熱可塑性樹脂吐出物Rは自重で延伸細化する。
なおダイ(15)のオリフィス(16)は、複数個併設されていることが望ましく、該オリフィス(16)の口径φ1は、1.0mm〜3.0mmとすることが望ましい。
【0029】
上記延伸細化された熱可塑性樹脂吐出物Rに、上記ダイ(15)のオリフィス(16)の直下両側に配置される木質材料供給コンベア(19,19)により供給される木質材料Wを散布し、混合する。
該木質材料供給コンベア(19,19)上の木質材料Wは、図中の矢印に示すように熱風を循環させる熱風循環装置(20,20)により加熱される。加熱された木質材料Wは、該供給コンベア(19,19)末端に配置されている散布ロール(21,21)によって散布され、ダイ(15)のオリフィス(16)から下方に向けて吐出された熱可塑性樹脂吐出物Rに木質材料Wが付着し、その重量増によってさらに延伸細化され、木質材料Wと熱可塑性樹脂吐出物Rとの混合性が改善される。
このとき散布ロール(21,21)はディスク式であって、木質材料Wをはじき飛ばしながら散布するので木質材料Wはスピンしながら樹脂溶融吐出物に接するので、該樹脂溶融吐出物により絡みつく。更に、木質材料Wが加熱されていると熱可塑樹脂吐出物との絡みつき(融着)が強くなり、該木質材料Wと熱可塑性樹脂吐出物との分離が抑制される。
またチャンバー(14)内が加熱されていることで、熱可塑性樹脂吐出物Rの延伸細化が促進され、原料の分散性も促進される。
【0030】
なお上記ダイ(15)以外に、複数個のオリフィス(16)からなる列を複数列有するダイ、例えば、図4に示される複数個のオリフィス(16)からなる列を2列あるいは3列併設したダイ(15A)を使用してもよい。また熱可塑性樹脂吐出物の左右から熱風を吹付け延伸させるメルトブロー方式であっても良好なマット成形が可能である。
【0031】
ダイ(15)のオリフィス(16)より吐出された熱可塑性樹脂吐出物Rと、木質材料供給コンベア(19,19)より供給された木質材料Wからなる混合物Mxは、フォーミングコンベア(22,22)上の型板(23)上にマット状に堆積され、フォーミングされる。
【0032】
型板(23)上のマット状の混合物Mxはチャンバー(14)外へ搬送されプレス成形される。
該プレス成形は、ホットプレスとコールドプレスの二段階で行われることが望ましい。このとき混合物Mxは未だ蓄熱しているのでホットプレスは常温時の場合と比べて短時間に効率よく成形できる。該ホットプレスのプレス温度は、熱可塑性樹脂の融点以上に設定される。該ホットプレスには、加熱プレス、加熱ロールプレス、加熱ベルトプレス等により行われる。該コールドプレスは、冷間圧締装置、冷間プレス装置、冷間圧延ロールプレス等により行われる。また一環したホットアンドコールドの連続ベルトプレス(コンティニアスプレス)でも良い。
【0033】
以下、本発明を実施例により説明する。なお本発明は以下に示される実施例のみに限定されるものではない。
〔実施例〕
熱可塑性樹脂としてポリスチレン成形物の廃品から回収した再生ポリスチレン(粉砕物)を使用した。
木質材料Wとしては、解体木材のピンチップをフレーカーで加工した木片を使用した。使用した木片は、幅4〜8mm、厚み0.5〜1mm、長さ20〜25mmである。上記再生ポリスチレンは押出機(1)のホッパー(2)から投入され、250℃に加熱溶融されてフランジ(3A)またはフランジ(3B)から押出され濾過機(6)によって濾過された上でギアポンプ(10)によって200℃に加熱されているN2ガス90容量%、空気10容量%雰囲気のチャンバー(14)内のフォーマー(24)のダイ(15)に送り込まれる。
該ポリスチレン溶融物はダイ(15)のオリフィス(16)から糸状に吐出され、木質材料供給コンベア(19,19)により供給される木片Wが散布、混合され、混合物Mxはフォーミングコンベア(22,22)上の型板(23)にマット状にフォーミングされる。
この場合木片Wとポリスチレン溶融物Rとの混合比は、6:4質量比に設定する。
上記マットはその後200℃で20秒ホットプレスされ、次いで室温でコールドプレス(水冷定盤で3分)されて板厚12mmの板状木質成形体が製造される。
【0034】
【発明の効果】
本発明にあっては、熱可塑性樹脂を木質材料のバインダーとして使用するから、樹脂製品の廃品から回収した回収樹脂を使用しても、該回収樹脂の機械的性質の劣化は殆んど木質成形体の性能には影響しない。しがたって回収樹脂をそのまま大量に再利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 木質成形体製造装置の説明概略図
【図2】 フォーマーの全体概略図
【図3】 熱可塑性樹脂溶融物と木質材料との混合工程説明図
【図4】 他の実施例のダイを使用した熱可塑性樹脂溶融物と木質材料との混合工程図
【符号の説明】
1 押出機
5,5A,5B 濾布
6 濾布変更式濾過機
6A,6B 濾過ボックス
10 ギアポンプ
14 チャンバー
15 ダイ
24 フォーマー
W 木質材料
R 熱可塑性樹脂吐出物

Claims (6)

  1. 押出機より熱可塑性樹脂溶融物を押出す工程1
    該熱可塑性樹脂溶融物を複数の濾布によって濾過し、所定時間経過後そのうちの一つの濾布に該熱可塑性樹脂溶融物を逆方向から送通して該濾布に付着した異物を除去する工程2濾過した該熱可塑性樹脂溶融物をギアポンプによって定量的に100℃〜300℃の範囲の温度に加熱されたチャンバー内に設置されているダイに送り込む工程3
    該熱可塑性樹脂溶融物をダイのオリフィスから糸状に吐出させ、該チャンバー内において木質材料と混合しつつ、マットをフォーミングする工程4
    該マットを該チャンバーから取出してプレス成形する工程5
    以上の工程1、2、3、4、5からなることを特徴とする木質成形体の製造方法
  2. 上記複数個の濾布の上流側と下流側に圧力センサをそれぞれ配置し、更にギアポンプの下流側にも圧力センサを配置し、各濾布の上流側に配置した圧力センサによって押出機からの熱可塑性樹脂溶融物の押出圧を検出し、該押出圧の検出値によって濾布に付着した異物状況を検知し、所望の押出圧に達した時点で該濾布に該熱可塑性樹脂溶融物を逆方向から送通して該濾布に付着した異物を除去し、該濾布の下流側に配置した圧力センサによって濾過後の熱可塑性樹脂溶融物の送通圧を検出し、該送通圧が一定になるように押出機からの該熱可塑性樹脂溶融物の押出量を制御することによって、ギアポンプに一定の送通量で該熱可塑性樹脂溶融物を送通し、更に該ギアポンプの下流側に配置した圧力センサによってギアポンプからの該熱可塑性樹脂溶融物の送通圧を検出し、該検出値によって該ギアポンプの回転数を調節して該ギアポンプからの該熱可塑性樹脂溶融物の送通量が一定になるように制御し、かくして濾過した熱可塑性樹脂溶融物を定量的に100℃〜300℃の範囲の温度に加熱されたチャンバー内に設置されているダイに送り込むようにした請求項1に記載の木質成形体の製造方法
  3. 該ダイはストランド方式のダイである請求項1または請求項2に記載の木質成形体の製造方法
  4. 該ダイのオリフィスは複数個一列または複数列に併設されている請求項1〜請求項3のいづれか1項に記載の木質成形体の製造方法
  5. 該プレス成形はホットプレスとコールドプレスの二段階で行われる請求項1〜請求項4のいづれか1項に記載の木質成形体の製造方法
  6. 該熱可塑性樹脂は熱可塑性樹脂製品の廃品から回収された回収樹脂である請求項1〜請求項5のいづれか1項に記載の木質成形体の製造方法
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