JP4060212B2 - 建材用スチレン系樹脂押出発泡板 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、単位時間当たりの総揮発性有機化合物の放散量が少なく、環境衛生に優れた建材用スチレン系樹脂押出発泡板に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、住宅の高気密化に伴って建材から発生する揮発性有機化合物が人体に悪影響を及ぼす、所謂、シックハウス症候群が社会問題化しており、厚生労働省による室内濃度指針値も示されている。
【0003】
そして、住宅の建材としてスチレン系樹脂押出発泡板が汎用されており、スチレン系樹脂押出発泡板についてもこれまで以上に環境面が重要視されている。特に、スチレン系樹脂発泡体から放散されるスチレンモノマーについては、上記室内濃度指針値が設定されており、対策が急がれている。
【0004】
そこで、特許公報1には、スチレン系樹脂発泡体中に含まれるスチレン系モノマーの残存量を減少させるために、押出機のベント部分から残存スチレン系モノマーを吸引除去することが提案されている。
【0005】
しかしながら、押出機内の溶融状態のスチレン系樹脂からスチレン系モノマーを十分に吸引除去するには複数個のベントを必要とし、設備が大がかりになるといった問題点がある。
【0006】
又、スチレン系樹脂押出発泡板には難燃剤が通常、添加されているが、この難燃剤の一部がベント部分で吸引されてしまい、必要以上に難燃剤を添加する必要があるといった問題点もあった。
【0007】
【特許公報1】
特開2002−212325号公報(特許請求の範囲)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、単位時間当たりに放散される総揮発性有機化合物の量が少なく且つ簡便な発泡体の製造設備でもって製造することができる環境衛生上に優れた建材用スチレン系樹脂押出発泡板を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の建材用スチレン系樹脂押出発泡板は、一の表面とこの表面から厚み方向に2mmだけ入った部分との間にある部分からなる表皮層の密度が32〜50kg/m3 であり且つ押出発泡板全体の密度が上記表皮層の密度よりも4〜20kg/m3 低いと共に、JIS A1901:2003に規定された総揮発性有機化合物の放散速度が100μg/m2 ・時間以下であることを特徴とする。
【0010】
上記建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aは、その少なくとも一つの表面1(好ましくは両方の表面)と、この表面1から厚み方向に2mmだけ内方に入った部分2との間にある部分からなる表皮層3の密度を32〜50kg/m3 と高密度化して、表皮層3を所謂、スキン層としている。
【0011】
ここで、建材用スチレン系樹脂押出発泡板の表面1から厚み方向に2mmだけ内方に入った部分2とは、図1に示したように、建材用スチレン系樹脂押出発泡板の表面1から該表面1に対する法線方向に2mmだけ内方に入った部分をいう。
【0012】
このように、上記建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aは、その表皮層3を高密度化、即ち、スキン層とすることによって、表皮層3中を揮発性有機化合物が透過しにくくしていると共に、建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aの表面1(表皮層3の表面)に開口する気泡が殆ど存在しない状態として建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aの表皮層3表面1の表面積を減少させ、建材用スチレン系樹脂押出発泡板A中に含有される揮発性有機化合物が外部に殆ど放散しないように構成されている。
【0013】
具体的には、上記建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aの表皮層3の密度は、小さいと、表皮層3中を透過する揮発性有機化合物量が多くなり、又、大きいと、建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aの軽量性が低下するので、32〜50kg/m3 に限定され、35〜45kg/m3 が好ましい。
【0014】
そして、上記建材用スチレン系樹脂押出発泡板A全体の密度は、表皮層3の密度よりも4〜20kg/m3 低くなるように調整される。これは、建材用スチレン系樹脂押出発泡板A全体の密度と表皮層3の密度との差が4kg/m3 未満となると、建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aの軽量性及び成形性が低下するからであり、又、建材用スチレン系樹脂押出発泡板A全体の密度と表皮層3の密度との差が20kg/m3 を超えたものは、その製造自体が困難であるからである。
【0015】
なお、上記建材用スチレン系樹脂押出発泡板A全体及びその表皮層3の密度は、JIS K7222:1999「発泡プラスチック及びゴム−見掛け密度の測定」に記載の方法に準拠して測定されたものをいう。具体的には、建材用スチレン系樹脂押出発泡板A全体の密度を測定する際の試験片は、建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aから、該建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aの押出方向(MD方向)に直交する方向(TD方向)における全幅でもって押出方向に試験片の体積が50cm3 以上となる寸法で建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aの全厚みでもって切り出したものを用いる。
【0016】
又、建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aの表皮層3の密度を測定する際の試験片は、建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aから表皮層3部分を剥離し、この剥離した表皮層3部分から、該建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aの押出方向(MD方向)に直交する方向(TD方向)における全幅でもって押出方向に試験片の体積が50cm3 以上となる寸法で表皮層3の全厚みでもって切り出したものを用いる。
【0017】
上記建材用スチレン系樹脂押出発泡板A中に含有される揮発性有機化合物とは、JIS A1901:2003の3.1.24に規定された、ガスクロマトグラフにおいて分析した、n−ヘキサンからn−ヘキサデカンまでの範囲で検出される揮発性有機化合物をいう。そして、建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aの原料としては、通常、新規なスチレン系樹脂に、スチレン系樹脂の回収原料(リサイクル原料)を一部混合させたものが用いられている。
【0018】
このような回収原料としては、食品用トレーや魚箱等の種々の用途に用いられたスチレン系樹脂発泡体が含まれ、この回収原料には、製造過程で添加されたり或いは使用中に含浸された揮発性有機化合物成分が含有されており、この揮発性有機化合物としては、例えば、シクロヘキサン、トルエン、キシレン、プロピルベンゼン等が挙げられる。
【0019】
更に、回収原料の中には、リモネンに代表されるようなスチレン系樹脂を溶解し得る溶媒中にスチレン系樹脂を溶解させ、再度、溶媒を除去することによって回収されたスチレン系樹脂も用いられ、このようにして得られたスチレン系樹脂中には若干の揮発性有機化合物成分が残存している。
【0020】
従って、本発明の建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aでは、スチレン系樹脂の原料に起因したスチレン、エチルベンゼンの他に、上記種々の用途に用いられた回収原料に起因した、例えば、n−ヘキサン、ベンゼン、シクロヘキサン、トルエン、エチルベンゼン、m−キシレン、p−キシレン、o−キシレン、クメン、n−プロピルベンゼン、i−プロピルベンゼン、n−ヘキサデカン等の揮発性有機化合物を含めた総揮発性有機化合物の放散速度を所定量以下とすること、即ち、JIS A1901:2003の3.1.24に規定された総揮発性有機化合物の放散速度を所定量以下とすることによって環境衛生上、優れたものに構成している。
【0021】
即ち、本発明の建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aは、JIS A1901:2003の3.1.24に規定された総揮発性有機化合物の放散速度を100μg/m2 ・時間以下に限定し、好ましくは80μg/m2 ・時間以下となるように構成している。
【0022】
特に、本発明の建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aは、上記揮発性有機化合物のうちでも他の揮発性有機化合物よりも多く含まれているスチレンモノマーの放散速度が好ましくは50μg/m2 ・時間以下に、より好ましくは30μg/m2 ・時間以下になるように構成することによって環境衛生上、より優れたものとすることができる。
【0023】
ここで、建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aにおける総揮発性有機化合物の放散速度は下記の要領で測定されたものをいう。即ち、建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aを製造してから3日間、放置した後、この建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aから縦165mm×横165mm×厚さ25mmの試験片を切り出す。なお、試験片の一面全面が表皮層3となるようにする。
【0024】
しかる後、上記試験片を二週間放置した後、試験片の表皮層3表面における任意の一辺が147mmの平面正方形状部分(以下、「放散部分」という)を除いた全ての面を被覆、隠蔽し、表皮層3の放散部分からのみ揮発性有機化合物が放散されるようにする。
【0025】
そして、試験片を温度25℃、相対湿度50%の雰囲気下の容積20リットルのステンレス製のチャンバー内に配設し、JIS A1901:2003に記載の方法に準拠して総揮発性有機化合物の量を測定した。但し、チャンバー内を1.1m2 /m3 の試料負荷率でもって換気する。換気を始めてから20時間経過した後、チャンバー内の空気をTenax TA捕集管に3.2リットル採取する。
【0026】
この採取された空気をガスクロマトグラフを用いて分析し、総揮発性有機化合物を定量し、試験片における表皮層3の単位面積当たりから単位時間当たりに放散された総揮発性有機化合物の量を算出する。なお、建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aにおける総揮発性有機化合物の放散速度は、有限会社アドテック社から商品名「ADPAC−SYSTEM3(W)」で市販されている放散試験装置及び株式会社島津製作所から商品名「QP5000」で市販されているクロマトグラフを用いて測定することができる。
【0027】
又、上記建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aを構成するスチレン系樹脂としては、従来から発泡体に用いられているものであれば、例えば、スチレン、メチルスチレン、エチルスチレン、i−プロピルスチレン、ジメチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン等のスチレン系単量体の単独重合体又はこれらスチレン系単量体を二種以上組み合わせた共重合体の他に、上記スチレン系単量体とこのスチレン系単量体と共重合可能な単量体との共重合体等が挙げられ、ブロック、ランダム、グラフト共重合体の何れであってもよい。
【0028】
なお、上記スチレン系単量体と共重合可能な単量体としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリロニトリル、無水マレイン酸、ブタジエン等が挙げられる。又、上記スチレン系樹脂としては、スチレン系樹脂が50重量%以上含んでおれば、スチレン系樹脂以外の樹脂が含有されていてもよい。
【0029】
次に、上記建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aの製造方法について説明する。この建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aの製造方法としては、スチレン系樹脂及び物理発泡剤を押出機に供給して溶融混練し、押出機の先端部に取り付けた金型のリップ温度を60〜90℃に調整しつつ押出発泡し、この押出発泡された直後の溶融状態の押出発泡板の表面温度を20〜50℃に冷却することにより上記建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aを製造する方法が、汎用の発泡体の製造設備を利用することができ且つ簡単に上記建材用スチレン系樹脂押出発泡板Aを製造することができて好ましい。
【0030】
なお、上記物理発泡剤としては、従来から発泡体の製造に用いられているものであれば、特に限定されず、例えば、ジメチルエーテル、i−ブタン、n−ブタン、二酸化炭素、水、窒素、塩化メチル、1,1−ジフルオロエタン、1,1,1−トリフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン等が挙げられ、単独で用いられても併用されてもよい。
【0031】
そして、上記物理発泡剤の押出機への供給量は、少ないと、発泡しないことがあり、又、多いと、破泡することがあるので、スチレン系樹脂100重量部に対して8〜14重量部が好ましい。
【0032】
【作用】
本発明の建材用スチレン系樹脂押出発泡板は、その表皮層及び押出発泡板全体の密度を所定範囲に限定していると共にJIS A1901:2003に規定された総揮発性有機化合物の放散速度を100μg/m2 ・時間以下に限定し、建材用スチレン系樹脂押出発泡板内に残存するシックハウス症候群の原因の一つと考えられている揮発性有機化合物の放散を抑制して環境衛生上、優れたものに構成されている。
【0033】
【実施例】
(実施例1)
φ200mmの第一押出機の先端にφ200mmの第二押出機を接続してなるタンデム型押出機における上記第一押出機内に、ポリスチレン(東洋スチレン社製 商品名「HRM−18」、主要揮発性有機化合物量:540ppm、スチレンモノマー量:420ppm)100重量部、発泡核剤としてタルク粉末0.5重量部及び難燃剤としてヘキサブロモシクロドデカン3.0重量部を供給して溶融、混練すると共に、第一押出機の先端部から発泡剤として塩化メチル7.0重量部、ブタン3.0重量部及び二酸化炭素0.5重量部を溶融状態のポリスチレン内に圧入した。
【0034】
そして、第一押出機内の溶融状態のポリスチレンを第二押出機内に連続的に供給し、溶融状態のポリスチレン系樹脂を第二押出機にて発泡に適した温度:112℃に冷却した上で、第二押出機の先端部に取り付けられた、リップ温度が80℃に調整された金型(幅:500mm、厚み:2.0mm)から押出発泡した。なお、第二押出機からのポリスチレンの吐出量を730kg/時間とした。
【0035】
続いて、第二押出機から押出された直後の溶融状態の押出発泡板を、第二押出機の先端部に取り付けられた金型に密接させて配設された、上下方向に80mmの間隔を存して平行に配設され且つ約30℃に維持された上下一対の板状体(サイジングプレート〔以下、「SP」〕という)の対向面間に連続的に供給して押出発泡板の両面を冷却して、幅が950mmで且つ厚みが80mmの建材用スチレン系樹脂押出発泡板を得た。
【0036】
(実施例2)
ポリスチレン100重量部の代わりに、ポリスチレン(東洋スチレン社製 商品名「HRM−18」、主要揮発分量:540ppm、スチレンモノマー量:420ppm)60重量部及び回収原料40重量部を用いたこと以外は実施例1と同様にして建材用スチレン系樹脂押出発泡板を得た。
【0037】
(実施例3)
第二押出機に取り付けられた金型のリップ温度を90℃に、第二押出機から押出された直後の溶融状態の押出発泡板の両面を上下一対の板状体によって30℃に冷却したこと以外は実施例2と同様にして建材用スチレン系樹脂押出発泡板を得た。
【0038】
(比較例1)
第二押出機に取り付けられた金型のリップ温度を110℃に、第二押出機から押出された直後の溶融状態の押出発泡板の両面を上下一対のSPによって110℃に加熱したこと以外は実施例2と同様にして建材用スチレン系樹脂押出発泡板を得た。
【0039】
(比較例2)
塩化メチルを7.0重量部から5.0重量部に変更したこと以外は比較例1と同様にして押出発泡を行ったが、厚みが80mmの建材用スチレン系樹脂押出発泡板は得られなかった。
【0040】
得られた建材用スチレン系樹脂押出発泡板の全体の密度、表皮層の密度、総揮発性有機化合物の放散速度、スチレンモノマーの放散速度、総揮発性有機化合物含有量及びスチレンモノマー含有量を下記に示した方法で測定して、その結果を表1に示した。
【0041】
(総揮発性有機化合物含有量及びスチレンモノマー含有量)
建材用スチレン系樹脂押出発泡板から試験片10mgを精秤し、この試験片を加熱発生ガスサンプリング装置(日本分析工業社製 商品名「ヘッドスペースサンプラーJHS−100A型」)にセットして150℃で10分間加熱し、試験片から放散された揮発成分を20℃に保持されたTenax TA捕集管にトラップ濃縮した。
【0042】
次に、上記吸着管を熱脱着してガスクロマトグラフ質量分析計(島津製作所社製 商品名「QP5000」)を用いて分析を行った。その分析条件としては、カラム(J&W社製 商品名「DB−1(φ0.25mm×60mm、膜厚:0.25μm)」)を使用し、注入口温度を240℃に且つインターフェイス温度を260℃に保持し、キャリアガスとして移動流量1.0ミリリットル/分のヘリウムを用い、スプリット比(1/10)でカラム温度を40℃で3分間、保持後、カラム温度を200℃まで15℃/分で昇温し、続いて、カラム温度を300℃まで25℃/分で昇温し、カラム温度を300℃にて4.5分保持した温度条件下、TICモードにて分析を行った。
【0043】
得られたクロマトグラムより、n−ヘキサン及びn−ヘキサデカンのピーク保持時間の間に検出されるピーク全てについて、シクロヘキサン、エチルベンゼン、スチレン、n−プロピルベンゼン、i−プロピルベンゼンはそれぞれ標準品を用いて定量し、その他のピークはトルエン換算にて定量した。但し、0.3μg/g以上のピークを定量対象とし、この定量値の総和を総揮発性有機化合物含有量とした。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】
本発明の建材用スチレン系樹脂押出発泡板は、一の表面とこの表面から厚み方向に2mmだけ入った部分との間にある部分からなる表皮層の密度が32〜50kg/m3 であり且つ押出発泡板全体の密度が上記表皮層の密度よりも4〜20kg/m3 低いと共に、JIS A1901:2003に規定された総揮発性有機化合物の放散速度が100μg/m2 ・時間以下であることを特徴とするので、近年問題となっているシックハウス症候群の原因の一つと考えられている揮発性有機化合物の放散量を抑制することができ、環境衛生上、優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建材用スチレン系樹脂押出発泡板を示した模式縦断面図である。
【符号の説明】
1 建材用スチレン系樹脂押出発泡板の表面
3 表皮層
A 建材用スチレン系樹脂押出発泡板
Claims (3)
- 一の表面とこの表面から厚み方向に2mmだけ入った部分との間にある部分からなる表皮層の密度が32〜50kg/m3 であり且つ押出発泡板全体の密度が上記表皮層の密度よりも4〜20kg/m3 低いと共に、JIS A1901:2003に規定された総揮発性有機化合物の放散速度が100μg/m2 ・時間以下であることを特徴とする建材用スチレン系樹脂押出発泡板。
- スチレンモノマーの放散速度が50μg/m2 ・時間以下であることを特徴とする請求項1に記載の建材用スチレン系樹脂押出発泡板。
- スチレンモノマーの放散速度が30μg/m2 ・時間以下であることを特徴とする請求項1に記載の建材用スチレン系樹脂押出発泡板。
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