JP4060204B2 - 蓄積型デジタル放送装置、蓄積型デジタル放送受信端末 - Google Patents

蓄積型デジタル放送装置、蓄積型デジタル放送受信端末 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、蓄積型デジタル放送装置および蓄積型デジタル放送受信端末に関し、デジタル放送に用いられる放送装置や放送受信端末に適用して好適なものである。
【0002】
また、この発明は、ハードディスクドライブなどの蓄積装置を内蔵した受信端末に対し、圧縮した映像信号や音声信号と同時に番組情報に多重化した蓄積制御情報を伝送し、受信端末において蓄積制御情報を解析させ、受信端末の動作を制御、蓄積装置内に蓄積される番組を管理することを可能とする蓄積型デジタル放送装置および蓄積型デジタル放送受信端末に適用して好適なものであり、特に、蓄積制御情報を電子番組情報内に埋め込むことにより、既存のデジタル放送の伝送規格を変更することなく、また、蓄積装置を持たない既存の受信端末の受信動作に影響も与えることなく、各受信端末を制御し、また、それぞれの受信端末ごとの蓄積装置内に蓄積される番組の管理が可能な蓄積型デジタル放送サービスを提供することが可能な蓄積型デジタル放送装置および蓄積型デジタル放送受信端末に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
ハードディスクを内蔵したデジタル放送受信機と上記受信機の蓄積機能を活用するデジタル放送受信システムに関しては、例えば、特許文献1に記載されているシステムを挙げることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−152650号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された従来のデジタル放送受信システムにおいては、次のような問題があった。
【0006】
すなわち、特許文献1には、ハードディスクを内蔵したデジタル放送受信機と、この受信機の蓄積機能を活用するデジタル放送受信システムとについて開示されている。しかしながら、この特許文献1には、それぞれのデジタル放送受信機ごとのハードディスクの制御方法、管理方法、特に、放送局側からのデジタル放送受信機ごとのハードディスクの制御方法や、管理方法に関しては、何ら開示されていない。
【0007】
そのため、放送局側からのデジタル放送受信機ごとの蓄積装置の制御や管理を行って、デジタル放送受信機ごとの制御や管理を実現することができなかった。そして、圧縮映像信号や圧縮音声信号とともに、番組情報に多重化した蓄積制御情報を伝送し、この蓄積制御情報を受信端末に解析させたり、受信端末の動作を制御したり、蓄積装置内の番組を管理したりするためには、既存のデジタル放送の伝送規格を変更する必要が生じる。
【0008】
また、ハードディスクなどの蓄積装置を備えていないデジタル放送受信機の受信動作に影響を与える可能性もあった。
【0009】
そのため、それぞれのデジタル放送受信機を制御して、それぞれの受信端末ごとに蓄積される番組を管理可能な蓄積型デジタル放送サービスに関する技術の開発が熱望されていた。
【0010】
したがって、この発明の目的は、ハードディスクドライブなどの蓄積装置を内蔵した受信端末に対し、圧縮した映像信号や音声信号と同時に番組情報に多重化した蓄積制御情報を伝送し、受信端末において蓄積制御情報を解析させ、受信端末の動作を制御、蓄積装置内の番組を管理することが可能で、既存のデジタル放送の伝送規格を変更することなく、また、蓄積装置を備えていない受信端末の受信動作に影響を与えることなく、それぞれの受信端末を制御することができるとともに、それぞれの受信端末の蓄積装置内に蓄積される番組を管理可能な蓄積型デジタル放送サービスを提供することが可能な、蓄積型デジタル放送装置および蓄積型デジタル放送受信端末を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の第1の発明は、
少なくとも1つ以上の映像音声再生手段と、
映像信号の圧縮処理を行う少なくとも1つ以上の映像信号圧縮手段と、
音声信号の圧縮処理を行う少なくとも1つ以上の音声信号圧縮手段と、
蓄積制御情報を生成する蓄積制御情報生成手段と、
番組詳細情報を生成する番組情報生成手段と、
上記映像信号圧縮手段から出力される圧縮映像信号、上記音声信号圧縮手段から出力される圧縮音声信号、および上記番組情報生成手段から出力される番組情報を多重化する多重化手段と、
上記多重化手段により多重化された多重化信号の暗号化処理を行う暗号化手段と、
上記暗号化手段から出力された暗号化された信号の変調処理を行う信号変調手段とを有し、
上記番組情報生成手段が、上記蓄積制御情報を、電子番組表において使用される文字セットで上記番組詳細情報中に埋め込んで出力するように構成されている
ことを特徴とする蓄積型デジタル放送装置である。
【0013】
この発明の第2の発明は、
入力される信号を復調処理する信号復調手段と、
暗号化された信号を復号する暗号復号手段と、
多重化された映像音声圧縮信号と番組詳細情報とを分離する多重分離手段と、
蓄積制御情報を解析する蓄積制御情報解析手段と、
上記蓄積制御情報解析手段から出力される制御情報に基づいて、上記多重分離手段から出力される映像音声圧縮信号の蓄積と蓄積されている映像音声圧縮信号の再生との少なくとも一方を実行可能な蓄積再生手段と、
上記蓄積制御情報解析手段から出力される制御情報に基づいて、上記多重分離手段から入力される映像音声圧縮信号と、蓄積再生手段から入力される映像音声圧縮信号とを切り替えて出力する第1の信号切替手段と、
上記第1の信号切替手段から出力された映像音声圧縮信号に対して伸張処理を実行して、映像信号および音声信号を出力する映像音声伸張手段とを有して構成され、
上記蓄積制御情報は、電子番組表において使用される文字セットで番組詳細情報中に埋め込まれているものであり、
上記蓄積制御情報解析手段は、上記多重分離手段から出力された番組詳細情報の中から蓄積制御情報を抽出して解析し、上記蓄積再生手段と上記第1の信号切替手段との制御を行うように構成されている
ことを特徴とする蓄積型デジタル放送受信端末である。
【0017】
この発明の第3の発明は、
入力される信号を復調処理する信号復調手段と、
入力される暗号化信号を切り替える第2の信号切替手段と、
上記暗号化信号を復号する暗号復号手段と、
多重化された映像音声圧縮信号と番組詳細情報とを分離する多重分離手段と、
蓄積制御情報を解析する蓄積制御情報解析手段と、
上記蓄積制御情報解析手段から出力される制御情報に基づいて、映像音声圧縮信号を蓄積し、または、蓄積されている映像音声圧縮信号を再生する蓄積再生手段と、
上記蓄積制御情報に基づいて、上記多重分離手段から供給される映像音声圧縮信号と、上記蓄積再生手段から供給される映像音声圧縮信号とを切り替える第1の信号切替手段と、
上記映像音声圧縮信号に対して伸張処理を行って映像信号および音声信号を出力する映像音声伸張手段とを有して構成され、
上記蓄積制御情報は、電子番組表において使用される文字セットで番組詳細情報中に埋め込まれているものであり、
上記蓄積制御情報解析手段は、上記多重分離手段から出力された番組詳細情報の中から蓄積制御情報を抽出して解析し、上記蓄積再生手段と上記第1の信号切替手段と上記第2の信号切替手段とを制御し、
上記第2の信号切替手段が、上記蓄積制御情報解析手段から出力される上記蓄積制御情報に基づいて、上記信号復調手段から供給される暗号化信号と、上記蓄積再生手段から供給される暗号化信号とを切り替えて出力し、
上記暗号復号手段が、上記蓄積制御情報解析手段から出力される蓄積制御情報に基づいて、入力信号をそのまま出力するか、または、復号処理するかを選択して信号処理を行うように構成されている
ことを特徴とする蓄積型デジタル放送受信端末である。
【0018】
この発明の第4の発明は、
デジタル放送を受信する受信端末であって、
受信した番組を蓄積するための蓄積装置と、
デジタル放送信号に多重されている番組詳細情報を分離する多重分離回路と、
上記番組詳細情報の文字列の中から、電子番組表において使用される文字セットで番組詳細情報中に埋め込まれている、蓄積制御情報として処理される文字列を抽出し、上記抽出された蓄積制御情報に基づいて前記蓄積装置を制御するためのコマンドを出力する蓄積制御情報解析装置と、を備え、
前記コマンドには、前記蓄積装置へ番組を蓄積するための蓄積コマンド、前記蓄積装置に蓄積されている番組を再生するための再生コマンド、および、前記蓄積装置に蓄積されている番組を削除する削除コマンドのうち少なくともいずれかが含まれることを特徴とする受信端末である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の一実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。
【0021】
まず、この発明を適用する一実施形態による蓄積型デジタル放送装置および蓄積型デジタル放送受信端末について説明する。図1に、この一実施形態による一般家庭に設置されている蓄積型デジタル放送受信端末と、蓄積型デジタル放送装置を含むデジタル放送衛星とを用いた蓄積型デジタル放送システムの全体構成を示す。
【0022】
図1に示すように、デジタル放送衛星を用いた蓄積型デジタル放送システムは、放送センタ100、放送衛星110、パラボラアンテナなどのアンテナ120、受信端末130、テレビなどの映像音声受信機(受像機)140、ICカードなどの記憶媒体150、公衆電話回線網160、顧客管理センタ170および金融機関180から構成されている。
【0023】
次に、図1に示す蓄積型デジタル放送装置、蓄積型デジタル放送受信端末、およびこれらを用いた蓄積型デジタル放送システムの動作について説明する。
【0024】
まず、受信端末130は、放送センタ100から送出された放送波を、放送衛星110を介して受信して、圧縮されている映像信号や音声信号を伸張再生した後に、受像機140に対し出力する。
【0025】
また、この一実施形態による蓄積型デジタル放送システムにおいては、例えば、チャンネル単位、番組単位、シリーズ番組やシーズン視聴契約などの一連の番組単位などによって課金を行うことができる。
【0026】
この視聴契約情報は、例えばICカードなどの書換可能な記憶媒体150に記憶されている。そして、視聴契約が交わされている場合、記憶媒体150から解読鍵が出力され、スクランブルが解除されることにより、受信端末130による視聴が可能となる。
【0027】
また、番組単位や、一連の番組単位における課金の場合、それぞれの番組を番組単位や一連の番組単位ごとに購入することになる。この場合、通常のリアルタイムに視聴する方法のみならず、受信端末130の蓄積機能を利用して、視聴に先行し、事前に番組単位や一連の番組単位で受信端末130に自動蓄積させた後、または蓄積中に、課金して番組を購入して視聴することもできる。
【0028】
このときの視聴記録は、記憶媒体150に記憶される。そして、この視聴記録は、受信端末130に内蔵されたモデム(図1中、図示せず)を用いて、公衆電話回線網160などのネットワーク網を介し、顧客管理センタ170に送信され、受信端末130を所有する視聴者に対する課金が行われる。
【0029】
また、顧客管理センタ170は、銀行やクレジットカード会社などの金融機関180に接続されている。そして、この金融機関180における処理としての口座引き落としやクレジットカード決済を利用することにより、視聴料を精算することができる。
【0030】
さらに、視聴契約などの顧客情報の一部を含む個別情報は、放送センタ100に送信され、放送衛星110を介して、受信端末130に挿入された記憶媒体150に送り込まれる。これにより、例えば視聴契約の変更などの処理を完結することができる。
【0031】
次に、図1に示す放送センタ100の内部構成について説明する。この放送センタ100の内部構成を図2に示す。
【0032】
図2に示すように、図1に示す放送センタ100は、ビデオサーバ200、圧縮装置210、多重化装置220、暗号化装置230、変調装置240、放送波出力端子250、番組情報生成装置260、蓄積制御情報生成装置270、図1に示す顧客管理センタ170とのインターフェースとなるインターフェース端子280を有して構成されている。
【0033】
次に、放送センタ100が、番組およびこの番組に付随した情報を送出する動作について図2を参照しつつ説明する。
【0034】
すなわち、番組の素材は、例えば、デジタルVTRにより編集された後、放送センタ100内のビデオサーバ200に一度蓄積される。ビデオサーバ200から再生された映像および音声は、圧縮装置210により、例えば、映像がMPEG2(Motion Pictures Experts Group Phase 2)規格で圧縮処理されるとともに、音声信号が、例えばMPEG1(Motion Pictures Experts Group phase 1)のLayer2規格で圧縮処理される。なお、放送センタ100においては、複数のビデオサーバ200と複数の圧縮装置210とが備えられており、他の番組も並行して処理される。
【0035】
一方、蓄積制御情報生成装置270において生成される蓄積制御情報には、指定した受信端末130ごと、または、例えば視聴契約している企業の受信端末130単位や、特定の地域や県域に設置されている受信端末130単位や、特定の会員組織に所属する視聴者宅に設置されている受信端末130単位などの、指定した特定グループごとに、受信端末130において蓄積を開始する時間、蓄積する番組、再生を開始する時間、再生する番組、受信端末130上から消去する時間、消去する番組、暗号化したまま番組を蓄積し再生時に課金する再生時課金方式を採用するか、受信視聴時または蓄積時に課金する受信時課金方式を採用するか、などの情報が含まれる。
【0036】
また、蓄積制御情報生成装置270においては、顧客管理センタ170とのインターフェース端子280を介して、顧客情報に基づいた情報が受け付けられる。
【0037】
次に、蓄積制御情報生成装置270により、顧客管理センタ170からの指示に従って、指示された情報が、受信端末130ごと、または受信端末130の特定グループごとに分類され、さらに番組情報生成装置260に照会されて、該当する番組のイベントIDにおける、それぞれの該当するイベントIDごとに、その情報が分類される。
【0038】
そして、蓄積制御情報生成装置270により、蓄積制御情報を示す特定の識別情報が生成され、この識別情報は、そのイベントIDごとに分類されたそれぞれの情報の先頭に付加される。さらに、蓄積制御情報生成装置270により、それぞれの情報に、電子番組表のフォーマットに合致するように改行コードなどが付加されて、情報が成形され、蓄積制御情報が生成されて、番組情報生成装置260に転送される。
【0039】
この番組情報生成装置260においては、電子番組情報が生成されるのみならず、蓄積制御情報生成装置270から転送される蓄積制御情報が、イベントIDごとに分類して分割され、該当するイベントIDにより指示された番組の電子番組情報に対して、それぞれ、分割した蓄積制御情報の埋め込み処理が実行され、所定のフォーマットに基づいて、パケット化されて出力される。
【0040】
また、多重化装置220により、複数の圧縮装置210から入力された圧縮映像信号や圧縮音声信号と、番組情報生成装置260から入力された電子番組情報と、その他の顧客管理情報とが、例えば、MPEG2のトランスポートストリーム形式で多重化される。
【0041】
また、暗号化装置230により、有料放送の場合に、多重化装置220により多重化されたトランスポートストリームが暗号化されて出力される。
【0042】
さらに、変調装置240により、暗号化装置230によって暗号化されたトランスポートストリームに対して、例えば、リードソロモン(Reed-Solomon)符号の付加、同期反転、インターリーブ、エネルギー拡散および、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調などの、一連のDVB−S(Digital Video Broadcasting -Satellite)規格に則った方式に基づいて変調処理が行われ、放送センタ(放送局)100の例えば屋上などに設置されたアンテナから、放送衛星110に対して、アップリンクさせる。
【0043】
次に、図1に示す受信端末130の動作原理について説明する。図3に、この受信端末130内の内部回路のブロック図を示す。
【0044】
図3に示すように、受信端末130は、例えばICカードなどの書き換え可能な記憶媒体150との間において、情報データを入出力可能に構成されている。
【0045】
また、この受信端末130は、アンテナ入力端子300、復調回路310、信号切替回路320、暗号復号回路330、多重分離回路340、蓄積制御情報解析装置350、蓄積装置360、信号切替回路370、映像音声伸張処理回路380、映像信号出力端子390、および音声信号出力端子391を有して構成されている。
【0046】
この受信端末130においては、まずパラボラアンテナ120(図1参照)によって放送衛星110からの放送波が受信される。これに伴い、この受信信号は、アンテナ入力端子300を介して復調回路310に供給される。
【0047】
また、この復調回路310においては、例えば、DVB−S規格に則った方式により復調処理が行われ、これにより、暗号化されたままのトランスポートストリームが出力される。
【0048】
通常、放送波を受信している場合、信号切替回路320の入力としては、復調回路310からの入力が選択されているため、信号切替回路320は、復調回路310からの入力信号を選択して出力する。
【0049】
また、暗号復号回路330においては、入力された暗号化されたままのトランスポートストリームが、記憶媒体150から取り出された解読鍵に基づいて復号される。この復号されたトランスポートストリームは、デスクランブル処理がされて暗号復号回路330から出力される。
【0050】
そして、多重分離回路340においては、選局処理によって指定されたPID(Packet IDentification)を持つ映像圧縮信号および音声圧縮信号を含むTS(Transport Stream)パケットのみがフィルタリングされ、出力される。これと同時に、多重分離回路340により、このトランスポートストリームに多重されている電子番組情報を含むTSパケットがフィルタリングされて出力される。
【0051】
信号切替回路370においては、多重分離回路340から入力される信号が選択されて出力される。
【0052】
映像音声伸張処理回路380においては、入力された信号が受信されると、映像音声伸張処理回路380内部において、映像圧縮信号を含むTSパケットと音声圧縮信号を含むTSパケットとが仕分けされ、それぞれのTSパケットが映像音声伸張処理回路380内部の映像伸張処理回路と音声信号伸張処理回路とにそれぞれ転送され、それぞれ伸張処理が行われる。
【0053】
映像音声伸張処理回路380において伸張処理が行われた、それぞれの映像信号および音声信号は、それぞれ映像信号出力端子390および音声信号出力端子391を介し、受像機140に入力されて再生される。
【0054】
他方、多重分離回路340において多重分離された、電子番組情報を含むTSパケットは、蓄積制御情報解析装置350に転送される。そして、この蓄積制御情報解析装置350において、入力されたTSパケットが解析され、電子番組表が構成される。
【0055】
また、蓄積制御情報を検索する際、蓄積制御情報解析装置350においては、電子番組情報と所定の識別情報を示す文字列とが比較検査されて、電子番組情報中に含まれる識別情報が検出され、蓄積制御情報の本体部分が抽出される。
【0056】
そして、この抽出された蓄積制御情報の中に、受信端末130に挿入されている記憶媒体150としてのICカードのICカード番号、または所属するグループIDを含む蓄積制御情報が含まれているか否かが検索される。
【0057】
このようにして、得られた電子番組表中に蓄積制御情報が組み込まれた番組の電子番組情報の一表示例を、図4に示す。
【0058】
図4に示すように、この一実施形態による電子番組情報は、電子番組表600、時間軸表示欄610、チャンネル番号表示欄620、番組名表示欄630、番組詳細情報表示欄640、およびカーソル650などからなる。なお、これらがすべて含まれている必要はなく、他方、これら以外の項目が含まれていてもよい。
【0059】
この電子番組表600は、蓄積制御情報解析装置350によって構成がなされるが、映像音声伸張処理回路380内にある描画機能を用いることにより、受像機140に表示することも可能である。
【0060】
また、図4に示す電子番組表600の表示例の場合、時間軸表示欄610に、現在の時刻以降の時間軸が表示され、番組名表示欄630に、チャンネル番号表示欄620において選択されているチャンネルで放送される番組名が表示される。具体的には、例えば、カーソル650によって番組Aが選択されていた場合、番組詳細情報表示欄640に、番組Aの番組詳細情報が表示される。
【0061】
この番組詳細情報には、番組名のほか、出演者、選手、監督、あらすじなどの付加情報が記述されているのが通常である。また、これに蓄積制御情報を番組詳細情報中に埋め込む場合には、蓄積制御情報を、蓄積型デジタル放送に対応していない受信端末においても、番組詳細情報を閲覧可能、かつ、蓄積型デジタル放送に対応していない受信端末において誤動作を生じないフォーマットによって記述する。
【0062】
すなわち、蓄積制御情報は、蓄積型デジタル放送に対応していない受信端末に対応可能な電子番組表600において使用される文字セットにより記述されている。
【0063】
また、蓄積制御情報解析装置350は、番組詳細情報中に、例えば[]で囲まれた「[蓄積制御情報]」という文字列を比較検査することによって、蓄積制御情報を検出する。
【0064】
この「[蓄積制御情報]」という文字列により記述される識別情報の後に、例えば、所属、蓄積イベントID、再生開始時間、再生条件、消去イベントID、および課金方式などの要素が付加されて、蓄積制御情報が構成されている。
【0065】
すなわち、まず、蓄積制御情報中に、所属を示す要素の記述がある場合、特定のグループ、例えば、図4においては、受信端末130に挿入されているICカードがグループAに所属している場合にのみ有効な蓄積制御情報であることを示す。なお、この所属の属性は、例えば、所定のグルーピング、ICカード番号、受信機メーカ、機種、ハードウェアのバージョン、ソフトウェアのバージョン、受信地域、受信県域などであっても良い。
【0066】
次に、電子番組表に記述される番組情報には、イベントIDという番組単位によって固有の番号が割り振られている。そして、蓄積イベントIDによって、蓄積すべきイベントIDが指定される。
【0067】
図4においては、例えば、受信端末130に挿入されている記憶媒体150がグループAに所属している場合に、蓄積イベントIDによってイベントIDが「003」と付与された、番組Aと独立した番組を蓄積するように指示される。
【0068】
そして、蓄積制御情報解析装置350がこの指示を検出すると、検出されたイベントIDが含まれた番組を録画するように制御が行われる。
【0069】
すなわち、蓄積制御情報解析装置350は、蓄積装置360に対して、蓄積コマンドを発行し、指定時間および指定チャンネルの番組を、蓄積装置360に蓄積する。
【0070】
さらに、再生開始時間を示す要素が記述されている場合には、蓄積制御情報解析装置350から、指定時間が到来した時点において、そのイベントIDの番組を再生するように、蓄積装置360に対して再生コマンドが発行される。
【0071】
この場合、再生条件を指定することができ、具体的に、例えば、平日のみ、休祝日のみ、または指定した曜日のみ、もしくは再生回数、または、一回あたりの繰り返し再生回数などを指定することができる。
【0072】
また、蓄積制御情報解析装置350から信号切替回路370に対し、蓄積装置360の再生出力を選択するよう指示が行われる。信号切替回路370は、蓄積装置360の再生信号を選択して出力する。これにより、蓄積装置360に蓄積されていた番組が再生される。
【0073】
また、消去イベントIDが記述されている場合、蓄積制御情報解析装置350により、蓄積装置360に対して消去コマンドが発行される。これにより、蓄積装置360内に蓄積されている指定されたイベントIDの番組が消去される。
【0074】
さらに、課金方式の要素が記述されているとともに、再生時課金が指定されている場合においては、指定されたイベントIDの番組を記録する時に、暗号復号回路330において、暗号復号処理を実行せずに、入力されたトランスポートストリームをそのまま出力する。
【0075】
多重分離回路340においては、所定のPIDをもつTSパケットのみがフィルタリングされ、蓄積装置360に蓄積される。
【0076】
そして、指定された再生開始時間になった場合に、蓄積制御情報解析装置350から蓄積装置360に対して、再生コマンドが発行され、これを受けた蓄積装置360において、指定されたイベントIDに該当する番組が再生される。
【0077】
一方、蓄積制御情報解析装置350においては、信号切替回路320に対して、蓄積装置360の出力信号を選択するよう指示するコマンドが発行される。
【0078】
そして、信号切替回路320においては、蓄積装置360から入力される信号を選択し、出力する。また、暗号復号回路330においては、ICカードなどの記憶媒体150から解読鍵が入手され、暗号復号処理の実行により暗号復号したトランスポートストリームが出力される。
【0079】
この暗号復号回路330から多重分離回路340に供給されたトランスポートストリームは、蓄積装置360への蓄積時において、すでに所定のTSパケットのみがフィルタリングされた状態にある。そのため、多重分離回路340においては、入力されたトランスポートストリームがそのまま出力される。
【0080】
そして、蓄積制御情報解析装置350においては、信号切替回路370に対して、多重分離回路340の出力信号を選択する指示をするためのコマンドが発行される。
【0081】
この信号切替回路370においては、多重分離回路340から供給される信号に対して所定の選択処理が実行されて出力され、この信号が映像音声伸張処理回路380に転送される。これにより、映像音声が再生されて、再生時課金が実現される。
【0082】
次に、以上のような動作を実行する受信端末130の具体的構成について説明する。この受信端末130のハードウェア構成のブロック図を図5に示す。
【0083】
図5に示すように、図1に示す受信端末130は、ICカードなどの記憶媒体150との間でデータの入出力可能に構成されている。また、この受信端末130は、CPUなどから構成されるマイクロコンピュータ(マイコン)400、キー410、LED(Laser Emitting Diode)420、リモートコントローラ(リモコン)430、メモリ440、フラッシュメモリ450、システムバス460、チューナ470、デスクランブラ480、トランスポートデコーダ500、MPEG2デコーダ510、オーディオDAC(Digital to Analog Converter)520、ビデオエンコーダ530、アンテナ入力端子540、音声出力端子550、映像出力端子560、モデム570、回線接続端子580、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ590、HDD591を有して構成されている。
【0084】
なお、図3に示す受信端末130の動作原理を示す図におけるアンテナ入力端子300は、図5に示すアンテナ入力端子540と同一のものである。
【0085】
同様に、復調回路310は、チューナ470によって実現される。また、それぞれの信号切替回路320,370は、それぞれマイコン400がフラッシュメモリ450内のプログラムに従った処理を実行し、システムバス460を制御することにより実現される。
【0086】
また、暗号復号回路330は、デスクランブラ480と同一であり、このデスクランブラ480によって暗号復号が実現される。また、多重分離回路340は、トランスポートデコーダ500と同一であり、このトランスポートデコーダ500により多重分離が実現される。
【0087】
また、蓄積制御情報解析装置350は、マイコン400がフラッシュメモリ450内のプログラムに従ったソフトウェア処理を実行することにより実現される。また、蓄積装置360は、HDDコントローラ590とHDD591とから構成されている。
【0088】
また、映像音声伸張処理回路380は、MPEG2デコーダ510と同一であり、このMPEG2デコーダ510により映像信号および音声信号の伸張処理が実行される。また、映像信号出力端子390は、映像出力端子560と同一であり、音声信号出力端子391は、音声出力端子550と同一である。
【0089】
続いて、受信端末130の具体的な処理について説明する。
【0090】
すなわち、まず、パラボラアンテナなどのアンテナ120(図1参照)によって、放送衛星110からの放送波を受信した受信端末130においては、この受信信号がアンテナ入力端子540を介してチューナ470に取り込まれる。
【0091】
チューナ470においては、例えば、QPSK復調、逆エネルギー拡散、デインターリーブ、同期反転、または、リードソロモン(Reed-Solomon)符号検査などの、一連のDVB−S規格に則った方式で復調処理が行われ、暗号化されたままのトランスポートストリームが出力される。
【0092】
暗号化されたままのトランスポートストリームは、デスクランブラ480を介してトランスポートデコーダ500に一度入力される。
【0093】
そして、視聴者が、キー410またはリモコン430によって選局動作を指定した場合、指定したPIDのTSパケットのみをフィルタリングするよう指示信号が、マイコン400から、システムバス460を介して、トランスポートデコーダ500に供給される。
【0094】
これにより、トランスポートデコーダ500においては、暗号鍵に含まれるTSパケットのフィルタリングが行われる。そして、マイコン400により、このTSパケットのペイロードに含まれる共通暗号化情報や個別暗号化情報が抽出され、記憶媒体150に対する設定がなされる。
【0095】
また、マイコン400により、記憶媒体150からスクランブル鍵が抽出され、システムバス460を介して、デスクランブラ480が設定されることにより、特定のPIDを有する暗号化されたTSパケットが復号される。
【0096】
なお、この特定のPIDの中には、圧縮映像信号が含まれるTSパケットおよび圧縮音声信号が含まれるTSパケットなどが存在する。そして、トランスポートデコーダ500において、これらのTSパケットから、圧縮映像信号および圧縮音声信号が再構成され、これらの圧縮信号がMPEG2デコーダ510に供給される。
【0097】
トランスポートデコーダ500から圧縮映像信号および圧縮音声信号が入力されたMPEG2デコーダ510においては、それぞれの圧縮映像信号および圧縮音声信号が、それぞれMPEG2デコーダ510内のビデオデコーダおよびオーディオデコーダに入力され、これらのビデオデコーダおよびオーディオデコーダにおいて伸張処理が行われる。
【0098】
また、これらの圧縮信号に含まれる時間情報をもとに、MPEG2デコーダ510内のビデオデコーダ、オーディオデコーダを制御して、映像と音声の出力の時間を調整し、映像と音声の同期をとる。
【0099】
また、MPEG2デコーダ510により、伸張処理されたデジタル映像信号がビデオエンコーダ530に供給される。このデジタル映像信号が入力されたビデオエンコーダ530においては、デジタル映像信号が、例えばNTSC(National Television Standard Committee)形式のアナログ信号に変換され、このアナログ信号が映像出力端子560を介して受像機140(図1参照)に供給される。
【0100】
同様に、MPEG2デコーダ510により、伸張処理されたデジタル音声信号がオーディオDAC520に供給される。このオーディオDAC520においては、デジタル音声信号が例えば2チャンネルのアナログ信号に変換され、音声出力端子550を介して受像機140に供給される。
【0101】
他方、電子番組情などを含むTSパケットについては、マイコン400によりトランスポートデコーダ500においてフィルタリングされ、システムバス460を介してメモリ440にDMA(Direct Memory Access)転送される。
【0102】
また、視聴者がキー410やリモコン430を用いて電子番組情報の表示の指示を送信した場合、マイコン400により、メモリ440内にキャッシュされたデータの中から電子番組情報などが抽出される。これとともに、MPEG2デコーダ510内のスクリーンバッファに、OSD(On Screen Display)用の画像イメージが展開される。
【0103】
また、MPEG2デコーダ510のグラフィックエンジンが制御されて、伸張処理された映像とOSDとが重ね合わされて、図4に示す電子番組表が表示される。
【0104】
また、マイコン400により、電子番組情報がメモリ440内にキャッシュされる際には、蓄積制御情報が検索されて蓄積制御情報が抽出される。
【0105】
マイコン400は、抽出した蓄積制御情報の記述内容に従って、システムバス460を介して、HDDコントローラ590を制御する。そして、HDDコントローラ590によって、HDD591が制御されて、指定されたイベントIDの番組が蓄積されたり、指定されたイベントIDの番組が再生されたりする。
【0106】
なお、蓄積制御情報の中に再生時課金の指定がある場合には、指定されたイベントIDの番組が蓄積されるときに、システムバス460を介してデスクランブラ480に暗号復号処理の停止を指示する信号が供給される。
【0107】
この停止の指示を受けたデスクランブラ480によって、入力された暗号化されたままのトランスポートストリームがそのまま出力される。そして、トランスポートデコーダ500により、指定されたチャンネルのTSパケットのみが、フィルタリングされる。
【0108】
その後、これらのTSパケットは、マイコン400によってシステムバス460を介してHDDコントローラ590にDMA転送され、この信号がHDDコントローラ590によりHDD591に蓄積される。
【0109】
また、蓄積制御情報の中に記述された再生開始時間になった場合、視聴者によって指定されたイベントIDの番組を再生するコマンドが、マイコン400により、システムバス460を介して、HDDコントローラ590に供給される。これにより、HDD591から再生された信号がデスクランブラ480にDMA転送される。デスクランブラ480においては、HDD591から再生された信号が復号されることにより再生時課金が実現される。
【0110】
以上、この発明の一実施形態について具体的に説明したが、この発明は、上述の一実施形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
【0111】
例えば、上述の一実施形態においては、この発明を、デジタル放送衛星を用いた蓄積型デジタル放送装置、蓄積型デジタル放送受信端末、およびこれらを用いた蓄積型デジタル放送システムに適用した場合について説明したが、他のデジタル放送、例えば、デジタルケーブルテレビや光ファイバやADSL(Asynchronous Digital Subscriber Line)を採用したデジタル放送に適用することも可能である。
【0112】
また、この発明においては、蓄積装置の例として、HDDを例にあげて説明したが、その他の蓄積媒体、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)やDV−Rなどの光ディスクや、フラッシュメモリ、受信端末とネットワーク接続されたオンライン上のネットワークドライブなどに適用することも可能である。
【0113】
また、例えば上述の一実施形態において、さらに、蓄積制御情報の中に、例えば、所属として特定の視聴者の受信端末130に挿入されている記憶媒体150としてのICカードのICカード番号、蓄積イベントID、再生条件として例えば7日間などの数日間のみ再生可能、課金方式として再生時課金などを設定することにより、特定の視聴者のみに指定した番組を自動で蓄積させることが可能となる。また、所定の期日の到来時点において、第2の蓄積制御情報の中に、所属として特定の視聴者の受信端末130に挿入されているICカードのICカード番号や消去イベントIDなどを記述するようにしてもよい。これにより、放送した段階、または放送が終了した段階で、指定した受信端末130に蓄積されている番組を自動消去することができ、これらを組み合わせることによって、蓄積型デジタル放送システムを利用したビデオレンタル放送サービスや試写会サービスを実現することが可能となる。
【0114】
このようにして蓄積制御情報を利用することにより、受信端末130ごとに、常時蓄積させる番組の量を管理することが可能となり、受信端末130内のHDD591を、放送センタ100が自由に管理することのできる事業者領域と、視聴者が自由に録画用として使用することのできる視聴者領域とに、仮想的に分割することが可能となる。しかも、事業者領域を自由に制御することが可能となる。このような機能により、例えば、事業者領域を多く設定することによって、広告番組を多くの受信端末130に送信して、広告主から広告料を得るようにし、これに応じて、受信端末130を大幅に低価額で視聴者に販売することも可能となる。
【0115】
同様に、例えば、初期設定において事業者領域を多く設定し、受信端末130を低価額で販売し、視聴者が支払う追加料金の金額に応じて、視聴者領域を増やすような付加サービスを実現することも可能となる。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、蓄積装置を内蔵した受信端末に対し、圧縮映像信号や圧縮音声信号ととともに、番組情報に多重化した蓄積制御情報を伝送し、受信端末において蓄積制御情報を解析させ、受信端末の動作を制御、蓄積装置内の番組を管理することが可能で、既存のデジタル放送の伝送規格を変更することなく、また、蓄積装置を持たない既存の受信端末の受信動作に影響も与えることなく、各受信端末を制御し、また、それぞれの受信端末ごとの蓄積装置内に蓄積される番組を管理可能な蓄積型デジタル放送サービスを提供することができる、蓄積型デジタル放送装置および蓄積型デジタル放送受信端末を実現することができる。
【0117】
また、この発明を適用することによって、蓄積装置を備えていない既存の受信端末の受信動作に影響を与えることなく、それぞれの受信端末を制御することができるとともに、それぞれの受信端末ごとの蓄積装置内に蓄積される番組を管理可能な蓄積型デジタル放送サービスを、視聴者に提供することができる蓄積型デジタル放送装置および蓄積型デジタル放送受信端末を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による蓄積型デジタル放送受信端末および、蓄積型デジタル放送装置を含むデジタル放送衛星を用いた蓄積型デジタル放送システムの全体構成を示す略線図である。
【図2】この発明の一実施形態による放送センタの内部構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の一実施形態による受信端末内の内部処理動作を説明するためのブロック図である。
【図4】この発明の一実施形態による電子番組表中に蓄積制御情報が組み込まれた番組の電子番組情報を表示した表示を示す平面図である。
【図5】この発明の一実施形態による受信端末における実際のハードウェアにおいて実現した場合の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 放送センタ
110 放送衛星
120 アンテナ
130 受信端末
140 受像機
150 記憶媒体
160 公衆電話回線網
170 顧客管理センタ
180 金融機関
200 ビデオサーバ
210 圧縮装置
220 多重化装置
230 暗号化装置
240 変調装置
250 放送波出力端子
260 番組情報生成装置
270 蓄積制御情報生成装置
280 インターフェース端子
300 アンテナ入力端子
310 復調回路
320,370 信号切替回路
330 暗号復号回路
340 多重分離回路
350 蓄積制御情報解析装置
360 蓄積装置
380 映像音声伸張処理回路
390 映像信号出力端子
391 音声信号出力端子
400 マイコン
410 キー
430 リモコン
440 メモリ
450 フラッシュメモリ
460 システムバス
470 チューナ
480 デスクランブラ
500 トランスポートデコーダ
510 デコーダ
530 ビデオエンコーダ
540 アンテナ入力端子
550 音声出力端子
560 映像出力端子
570 モデム
580 回線接続端子
590 コントローラ
600 電子番組
610 時間軸表示欄
620 チャンネル番号表示欄
630 番組名表示欄
640 番組詳細情報表示欄
650 カーソル

Claims (4)

  1. 少なくとも1つ以上の映像音声再生手段と、
    映像信号の圧縮処理を行う少なくとも1つ以上の映像信号圧縮手段と、
    音声信号の圧縮処理を行う少なくとも1つ以上の音声信号圧縮手段と、
    蓄積制御情報を生成する蓄積制御情報生成手段と、
    番組詳細情報を生成する番組情報生成手段と、
    上記映像信号圧縮手段から出力される圧縮映像信号、上記音声信号圧縮手段から出力される圧縮音声信号、および上記番組情報生成手段から出力される番組情報を多重化する多重化手段と、
    上記多重化手段により多重化された多重化信号の暗号化処理を行う暗号化手段と、
    上記暗号化手段から出力された暗号化された信号の変調処理を行う信号変調手段とを有し、
    上記番組情報生成手段が、上記蓄積制御情報を、電子番組表において使用される文字セットで上記番組詳細情報中に埋め込んで出力するように構成されている
    ことを特徴とする蓄積型デジタル放送装置。
  2. 入力される信号を復調処理する信号復調手段と、
    暗号化された信号を復号する暗号復号手段と、
    多重化された映像音声圧縮信号と番組詳細情報とを分離する多重分離手段と、
    蓄積制御情報を解析する蓄積制御情報解析手段と、
    上記蓄積制御情報解析手段から出力される制御情報に基づいて、上記多重分離手段から出力される映像音声圧縮信号の蓄積と蓄積されている映像音声圧縮信号の再生との少なくとも一方を実行可能な蓄積再生手段と、
    上記蓄積制御情報解析手段から出力される制御情報に基づいて、上記多重分離手段から入力される映像音声圧縮信号と、蓄積再生手段から入力される映像音声圧縮信号とを切り替えて出力する第1の信号切替手段と、
    上記第1の信号切替手段から出力された映像音声圧縮信号に対して伸張処理を実行して、映像信号および音声信号を出力する映像音声伸張手段とを有して構成され、
    上記蓄積制御情報は、電子番組表において使用される文字セットで番組詳細情報中に埋め込まれているものであり、
    上記蓄積制御情報解析手段は、上記多重分離手段から出力された番組詳細情報の中から蓄積制御情報を抽出して解析し、上記蓄積再生手段と上記第1の信号切替手段との制御を行うように構成されている
    ことを特徴とする蓄積型デジタル放送受信端末。
  3. 入力される信号を復調処理する信号復調手段と、
    入力される暗号化信号を切り替える第2の信号切替手段と、
    上記暗号化信号を復号する暗号復号手段と、
    多重化された映像音声圧縮信号と番組詳細情報とを分離する多重分離手段と、
    蓄積制御情報を解析する蓄積制御情報解析手段と、
    上記蓄積制御情報解析手段から出力される制御情報に基づいて、映像音声圧縮信号を蓄積し、または、蓄積されている映像音声圧縮信号を再生する蓄積再生手段と、
    上記蓄積制御情報に基づいて、上記多重分離手段から供給される映像音声圧縮信号と、上記蓄積再生手段から供給される映像音声圧縮信号とを切り替える第1の信号切替手段と、
    上記映像音声圧縮信号に対して伸張処理を行って映像信号および音声信号を出力する映像音声伸張手段とを有して構成され、
    上記蓄積制御情報は、電子番組表において使用される文字セットで番組詳細情報中に埋め込まれているものであり、
    上記蓄積制御情報解析手段は、上記多重分離手段から出力された番組詳細情報の中から蓄積制御情報を抽出して解析し、上記蓄積再生手段と上記第1の信号切替手段と上記第2の信号切替手段とを制御し、
    上記第2の信号切替手段が、上記蓄積制御情報解析手段から出力される上記蓄積制御情報に基づいて、上記信号復調手段から供給される暗号化信号と、上記蓄積再生手段から供給される暗号化信号とを切り替えて出力し、
    上記暗号復号手段が、上記蓄積制御情報解析手段から出力される蓄積制御情報に基づいて、入力信号をそのまま出力するか、または、復号処理するかを選択して信号処理を行うように構成されている
    ことを特徴とする蓄積型デジタル放送受信端末。
  4. デジタル放送を受信する受信端末であって、
    受信した番組を蓄積するための蓄積装置と、
    デジタル放送信号に多重されている番組詳細情報を分離する多重分離回路と、
    上記番組詳細情報の文字列の中から、電子番組表において使用される文字セットで番組詳細情報中に埋め込まれている、蓄積制御情報として処理される文字列を抽出し、上記抽出された蓄積制御情報に基づいて前記蓄積装置を制御するためのコマンドを出力する蓄積制御情報解析装置と、を備え、
    前記コマンドには、前記蓄積装置へ番組を蓄積するための蓄積コマンド、前記蓄積装置に蓄積されている番組を再生するための再生コマンド、および、前記蓄積装置に蓄積されている番組を削除する削除コマンドのうち少なくともいずれかが含まれることを特徴とする受信端末。
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