JP4059748B2 - フカセ釣り用仕掛け - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣り針に刺した餌を水中で水の流れに沿って揺動させながら釣りを行うフカセ釣り用の仕掛けに関し、詳しくは投入時に浮き下を長くでき、巻き取り時は浮き下の釣り糸まで巻き取りを可能にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、釣り針に刺した餌を水中で水の流れに沿って揺動させながら釣りを行うフカセ釣りという手法がある。この手法は、釣り針に刺した餌が水中で本物の餌のように動くことで魚の警戒心を刺激することなく掛かりを良好にするもので、特に磯部でメジナ等の大型魚を釣る際に用いられている。
【0003】
ところで、前記フカセ釣りにおいて、浮き下の長さは通常浮きを道糸とハリスの間にシモリ等を介して所定位置に保持することで決めており、浮き下が長いほど餌を水深の深いところで揺動させることができて魚が掛かり易くなる。しかし、浮き下を長くすると釣り糸の巻き取り時に浮きとシモリが釣り竿のガイドを通過できない為釣った魚を容易に引き上げられず、浮き下を3〜4mに制限される等少なくとも釣り竿の長さより長くできない問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、浮き下を従来より長く確保できるようにするとともに、釣り竿の長さに係らず釣り糸を多く円滑に巻き取って掛かった魚を容易に手元まで引き上げできるようにするフカセ釣り用仕掛けを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 釣り糸が浮きの糸孔を通過できるように浮きを釣り糸の途中に取付けられ、釣り針に刺した餌を水中で水の流れに沿って揺動させながら釣りを行うフカセ釣り用仕掛けであって、浮きの浮き本体に釣り糸の道糸とハリスとの結び目又はそれらを接続するサルカンのいずれかで形成される係止部の外径より大きい径の内径を有する糸孔を上下に貫通するように設け、浮き本体の糸孔のハリス側端部に釣り糸の係止部の外径より小さく且つ釣り糸の外径より大きい間隙のスリットを前記糸孔と連通するように設け、投入時は釣り糸の係止部をスリット縁に係止することで浮き下を長くでき、巻き取り時は釣り糸の係止部をスリットから外して糸孔を通過させることで釣り針を竿元に引き寄せるまで巻き取りできるようにしたことを特徴とするフカセ釣り用仕掛け
2) 浮き本体のスリットと反対側に所定重量の重錘を設け、投入時に浮き本体を重錘の自重でスリットが上向くように反転させることで浮きに手を触れることなく釣り糸の係止部をスリット縁に掛止し易くした前記1)記載のフカセ釣り用仕掛け
3) 複数本のスリットを糸孔を中心に所定間隔おいて放射状に設けた前記1)記載のフカセ釣り用仕掛け
にある。
【0006】
【作用】
本発明によれば、浮き本体に釣り糸の途中に形成される係止部の外径より大きい径の内径を有する糸孔を上下に貫通するように設け、浮き本体の糸孔に釣り糸の係止部の外径より小さく且つ釣り糸の外径より大きい間隙を有するスリットを前記糸孔と連通するように設けたから、投入時は釣り糸の係止部をスリット縁に掛止して浮き下を長くでき、巻き取り時は釣り糸の係止部をスリットから外した後糸孔に通過させることで釣り竿の長さに係らず浮き下の釣り糸まで円滑に巻き取って掛かった魚を容易に引き上げることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の浮き本体には、スリットと反対側に所定重量の重錘を設けると、投入時に浮き本体を重錘の自重でスリットが上向くように反転し、浮きに手を触れることなく釣り糸の係止部をスリット縁に掛止し易くできて好ましい。また、複数本のスリットを糸孔を中心に所定間隔おいて放射状に設けると、重錘を設けることなく釣り糸の係止部がいずれかのスリットに掛止し易くなり、操作性が向上して好ましい。本発明でいう係止部とは、道糸とハリスの結び目、又はそれらを接続するサルカン等の釣り具をいう。以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
【0008】
【実施例】
図1〜7に示す実施例は、本発明の浮きを使用してフカセ釣りを行う仕掛けの例である。図1は実施例の浮きの斜視図、図2は実施例の浮きの平面図、図3は図1のA−A断面図、図4は実施例のフカセ釣りにおける投入前の工程を示す説明図、図5は実施例の浮きにおける釣り糸の状態を示す説明図、図6は実施例のフカセ釣りの説明図、図7は実施例の釣り糸の巻き取り後の状態を示す説明図である。
【0009】
図中、1は浮き、2は糸孔、2aはテーパ部、3はスリット、3aはテーパ部、4は重錘、5は道糸、6はハリス、7は結び目、8は釣り針、9は釣り竿、10はリール、Eは餌、Fは魚、Iは磯、Wは海である。
【0010】
本実施例の浮き1は、図1〜3に示すように直径3cmの木製からなる球状で、内径2mmの糸孔2を上下に貫通するように直線状に形成するとともに、同糸孔2の片端に釣り糸の切断を防止する所定角度のテーパ部2aを形成している。浮き1の表面側には0.7mmの間隙を有するスリット3を糸孔2から35°傾斜させた角度に且つ糸孔2と連通するように形成するとともに、同スリット3の上端に釣り糸の切断を防止する所定角度のテーパ部3aを形成している。浮き1のスリット3と反対側には重量3gの鉛製の重錘4を糸孔2と直角方向に埋設している。
【0011】
一方、図4,6に示す釣り竿は5.3mの1.2号竿、道糸5は3号、ハリス6は長さ7mの2.5号、釣り針はグレ針7号を使用し、40cm以上のメジナを狙う際に使用する仕掛けとしている。また、道糸5とハリス6の結び目7は可能な限り小さくなるようにし、少なくとも外径が浮き1の糸孔2の内径より小さく且つスリット3の間隙より大きいものにする。そして、結び方は一番切れ難い双方4面締めとし、最後に必ず切り捨ての部分を強く引いて強固に緊締する。なお、浮き1を流さない為にハリス6に浮き止めを取り付けてシモリを入れておいてもよい。
【0012】
本実施例では、図4(a)に示すようにまずハリス6を竿先から引き出して結び目7を竿先に掛けた後、その状態でハリス6の下端部を持ち、図4(b)に示すように竿先を下向きに傾斜させて浮き1を竿先に送り、結び目7を竿先より30cm程出す。
【0013】
次に、図4(c)に示すようにハリス6の下端を持って竿先から直線状に張り、竿先を下向きに傾斜させて浮き1を道糸5に移動させる。このとき、図5(a)に示すように結び目7の外径は糸孔2の内径より小さく形成されているから、糸孔2内を結び目7が円滑に通過して浮き1が道糸5側に移動する。
【0014】
次に、図4(d)に示すようにハリス6を緩めると浮き1が自重で下方に下がり、図5(b)に示すように浮き1が重錘4の自重でスリット3が上向いて道糸5がスリット3に挿入され、結び目7がスリット3のテーパ部3aに掛止されて浮き1下が所定長さに保持される。
【0015】
そして、図6に示すように仕掛けを所望のポイントに向けて投入すると、リール10から道糸5が引き出されて浮き1とハリス6と釣り針8に刺した餌Eがポイントの海面に着水して沈降し、潮の流れにより浮き1下のハリス6及び餌Eが揺動してフカセ釣りが行われる。
【0016】
魚Fが掛かると道糸5及びハリス6が直線状に張り、浮き1のスリット3から結び目7が外れて糸孔2を下方に通過し、その後リール10で道糸5及びハリス6を十分に巻き取り、図7に示すように魚Fを手元まで容易に引き上げることができる。
【0017】
本実施例はこのように構成したから、浮き1下を従来より長く確保できる一方、釣り竿9の長さに係らず道糸5とハリス6を十分に巻き取って掛かった魚Fを容易に引き上げることができた。また、空上げ時は結び目7を出して引き上げたり強風時に釣り針8まで来た浮き1をつかむ方法、あるいはハリス6に浮き止めを付けて浅棚から深棚に応じて浮き1下を調整する方法等に応用できてセットの手間を省略できる。さらに、本実施例の浮き1を使用することにより浮き止めの移動とガン玉の脱着のみでフカセから全遊動半遊動固定浮き釣りにワンタッチで変更でき、万能浮きとして有用である。
【0018】
図8に示すのは、フカセ釣り用仕掛けの他の浮きの例である。図8は実施例の他の浮きのの平面図である。実施例の他の例では、図8に示すようにスリット3を糸孔2を中心に4箇所放射状に所定間隔おいて形成し、重錘4を省略している。従って、実施例の浮き1と比較して軽量となり、釣り竿9の傾斜角度に係らず結び目7がいずれかのスリット3のテーパ部3aに掛止し易くなる。その他、符号、構成、使用方法は実施例と同じである。
【0019】
なお、浮き1として本実施例では直径3cmの球状のものを示したが、これに限定されるものではなく、例えば楕円状のものや細長状のもの等様々な形状や大きさ、材質のものに応用でき、狙う魚やそれに用いる仕掛け、潮の状況、ポイントに応じて任意に選定されるものである。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、浮き下を従来より長く確保できるとともに釣り竿の長さに係らず釣り糸を多く円滑に巻き取って掛かった魚を手元まで容易に引き上げし得るフカセ釣り用仕掛けを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の浮きの斜視図である。
【図2】 実施例の浮きの平面図である。
【図3】 図1のA−A断面図である。
【図4】 実施例のフカセ釣りにおける投入前の工程を示す説明図である。
【図5】 実施例の浮きにおける釣り糸の状態を示す説明図である。
【図6】 実施例のフカセ釣りの説明図である。
【図7】 実施例の釣り糸の巻き取り後の状態を示す説明図である。
【図8】 実施例の他の浮きの平面図である。
【符号の説明】
1 浮き
2 糸孔
2a テーパ部
3 スリット
3a テーパ部
4 重錘
5 道糸
6 ハリス
7 結び目
8 釣り針
9 釣り竿
10 リール
E 餌
F 魚
I 磯
W 海

Claims (3)

  1. 釣り糸が浮きの糸孔を通過できるように浮きを釣り糸の途中に取付けられ、釣り針に刺した餌を水中で水の流れに沿って揺動させながら釣りを行うフカセ釣り用仕掛けであって、浮きの浮き本体に釣り糸の道糸とハリスとの結び目又はそれらを接続するサルカンのいずれかで形成される係止部の外径より大きい径の内径を有する糸孔を上下に貫通するように設け、浮き本体の糸孔のハリス側端部に釣り糸の係止部の外径より小さく且つ釣り糸の外径より大きい間隙のスリットを前記糸孔と連通するように設け、投入時は釣り糸の係止部をスリット縁に係止することで浮き下を長くでき、巻き取り時は釣り糸の係止部をスリットから外して糸孔を通過させることで釣り針を竿元に引き寄せるまで巻き取りできるようにしたことを特徴とするフカセ釣り用仕掛け
  2. 浮き本体のスリットと反対側に所定重量の重錘を設け、投入時に浮き本体を重錘の自重でスリットが上向くように反転させることで浮きに手を触れることなく釣り糸の係止部をスリット縁に掛止し易くした請求項1記載のフカセ釣り用仕掛け
  3. 複数本のスリットを糸孔を中心に所定間隔おいて放射状に設けた請求項1記載のフカセ釣り用仕掛け
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