JP4059427B2 - 遊技用システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、催事(イベント)を実施する遊技場において、遊技中の遊技者がイベント対象者であるか否かを、店員等に報知する遊技用システムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、遊技場においては、顧客の固定化や情報収集並びに顧客へのサービス向上の一環並びに来場者の増大を目的として、多くの遊技場においては、遊技者を対象とした各種の催事(イベント)が実施されている。
【0003】
これら催事の例としては、例えば遊技機の可変表示の始動回数が所定の回数以上回転させた遊技者等に対し、通常は大当り後の連続遊技が不可な遊技台であっても連続遊技を可能とする「無制限」サービスや、予め会員登録を実施した特定の会員遊技者が、今月が自分の誕生月であった場合には、記念品を進呈するサービス等があるが、これら「無制限」サービスや記念品進呈サービス等の各種のイベントを実施する場合においては、遊技者からの申告や会員カードの提示、或いは店員が始動回数表示器等の表示を確認することで、イベント対象者に対して「無制限」サービスや記念品の進呈等の所定の利益を付与している。
【0004】
これらイベントを開催する場合においては、前述のように、遊技者からの申告や会員カードの提示、或いは店員が始動回数表示器等の表示を確認することでイベント対象者であるか否かを判定する必要があるため、これらの判定が面倒であるとともに、イベントが複数存在する場合等においては、その対象条件も複数の条件となるために、これらの対象者であるか否かの判定が判断しづらかったり、間違った判定をしてしまう場合があることから、近年にあっては、予めイベントの対象条件を設定しておくことで、遊技中の遊技者がイベント対象者であるか否かを判定して報知するシステムが提案されてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら遊技中の遊技者がイベント対象者であるか否かを判定して報知するシステムにおいては、これらイベント対象者であることの報知が、会員カード等の遊技者特定情報が記録された記録媒体が返却されるまで継続されることから、店員がイベントの利益付与が既に完了しているか否かを識別できず、その結果、これら利益付与を行ったか否かに関して、遊技者との間にトラブルを生じる場合があるという問題があった。
【0006】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、イベント対象者への利益付与の完了/ 非完了を的確に識別でき、遊技者との間にトラブルを生じることを大幅に回避することのできる遊技用システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技用システムは、
少なくとも遊技者を特定可能な遊技者特定情報と該遊技者に関する遊技者関連情報とが対応付けて登録された遊技者データベースを有する管理装置と、
遊技場内に設置された遊技台に対応して設けられ、前記遊技者特定情報が記録された記録媒体を受付けて該記録情報の読み出しを行う読み出し手段と、該読み出し手段により読み出された前記遊技者特定情報と該遊技用装置を特定可能な装置識別情報とを前記管理装置に送信する送信手段とを備える遊技用装置と、
から成る遊技用システムにおいて、
前記管理装置は、
複数の催事各々について、催事対象者となる条件を設定するための催事対象条件設定手段と、
該催事対象条件設定手段にて設定された催事対象条件を記憶する催事対象条件記憶手段と、
受信した前記遊技者特定情報に基づいて、該遊技者が催事対象者であるか否かを判定するための判定手段と、
該判定手段にて催事対象者であると判定した場合に、前記遊技者特定情報とともに送信されてきた前記装置識別情報から、該装置識別情報を送信した遊技用装置が対応する遊技台を特定し、該特定した遊技台を特定可能な情報を表示するための表示手段と、
前記判定手段にて催事対象者であると判定した場合に、催事対象遊技者である旨を前記遊技用装置に返信する返信手段と、
を備え、
前記遊技用装置は、
該返信に基づいて催事対象者である旨の報知を行う報知手段と、
前記催事対象者への利益付与の完了を入力するための入力手段と、を備え、
該入力手段からの入力に基づき、前記報知手段による催事対象者である旨の報知を終了し、
前記催事対象条件設定手段は、各々の催事について、遊技者1人あたりの催事対象者として判定される上限回数をさらに設定し、
前記判定手段は、各遊技者について催事対象者であると判定された判定回数を計数する計数手段と、受信した前記遊技者特定情報に基づいて、該遊技者が前記催事対象条件を満たしているか否かを判定する催事対象条件判定手段と、前記計数手段により当該遊技者について計数された判定回数が上限回数に達しているか否かを判定する上限回数判定手段とを含み、前記催事対象条件判定手段により前記遊技者が催事対象条件を満たしていると判定され、かつ前記上限回数判定手段により判定回数が上限回数に達していないと判定されたときに、当該遊技者が催事対象者であると判定する
ことを特徴としている。
この特徴によれば、店員並びに遊技者が、利益付与の完了/ 非完了を的確に識別でき、これら利益付与の完了/ 非完了に伴うトラブルの発生を大幅に回避することができる。また、遊技用装置から送信される遊技用装置を特定可能な装置識別情報と遊技者特定情報に基づき、該遊技用装置が対応する遊技台にて遊技している遊技者が催事対象者であるか否かが前記判定手段にて判定され、催事対象者であると判定された場合において、該遊技者が遊技をしている遊技台が特定され、該特定された遊技台を特定可能な情報が表示手段に表示されるようになるため、遊技場内における催事対象者の存在状況をリアルタイムでかつ簡便に把握することができる。また、各々の催事について、遊技者1人あたりの催事対象者として判定される上限回数が設定できるので、1人の遊技者に対して提供されるサービスを制限できるため、特定の遊技者に対してサービスが偏ることがなく、イベント対象者となる各遊技者に対して公平にサービスを提供することができる。
本発明の遊技用システムの前記遊技用装置は、前記報知手段により催事対象者である旨の報知が行われている状態で、前記入力手段により前記利益付与の完了が入力されたときに、該利益付与が完了した催事以外の催事対象者である場合には、前記報知手段により催事対象者である旨の報知を行い、該利益付与が完了した催事以外の催事対象者でない場合には、前記報知手段による催事対象者である旨の報知を終了することが好ましい。
このようにすれば、遊技者が複数の催事の対象者になっていても、順次全ての催事について対象者報知が実施されるようになり、遊技者は対象となっているすべての催事の利益を確実に享受できる。
【0008】
本発明の遊技用システムの前記報知手段は、催事対象遊技者である旨の報知開始から所定時間の経過後において、報知態様を変化させることが好ましい。
このようにすれば、利益付与が遅れている催事対象者の存在や、入力手段からの入力のし忘れを店員が知覚することができる。
【0009】
本発明の遊技用システムは、催事対象者である旨の報知を開始する時期を設定する報知開始時期設定手段を備えることが好ましい。
このようにすれば、好適なタイミングにて報知を開始させることができる。
【0010】
本発明の遊技用システムの前記催事対象条件設定手段は、各催事の優先度を設定可能とされ、前記報知手段は、前記優先度の最も高い催事の報知を行うとともに利益付与が完了した催事以外の催事対象者である場合に、該利益付与が完了した催事の優先度に次いで優先度の高い催事の報知を開始することが好ましい。
このようにすれば、遊技者が複数の催事対象者になっていても、優先度に応じて最適な報知が実施されるようになり、遊技者は全ての催事の利益付与を確実に享受できる。
【0012】
本発明の遊技用システムの前記送信手段は、催事対象者である旨の報知が終了した旨を前記管理装置に送信し、前記管理装置は、該報知が終了した旨の受信に基づいて、報知が終了した旨を送信した遊技用装置が対応する遊技台の前記表示手段における表示態様を変更する表示態様変更手段を有することが好ましい。
このようにすれば、店員による催事対象者への利益付与の対応状況をリアルタイムでかつ簡便に把握することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本実施例における遊技用システムの構成を示す図であり、この遊技用システムは、遊技場において複数配置された遊技島に並設される遊技機としてのカードリーダ式パチンコ機(以下パチンコ機)2に対して1対1に設置される遊技用装置であるカードユニット3並びに情報表示装置350と、遊技場の所定箇所に設置され、カードユニット3にて使用される後述の記録媒体である会員カード並びにビジターカードの管理等を行うシステムコントローラ100と、会員カードを所有する会員遊技者の情報等を管理する管理装置としての会員管理コンピュータ120と、から主に構成されており、システムコントローラ100並びに会員管理コンピュータ120とカードユニット3とはハブ(HUB)8’(図3参照)並びに通信ケーブル8を介してデータ通信可能に接続されているとともに、システムコントローラ100と会員管理コンピュータ120とは通信ケーブル10を介してデータ通信可能に接続されている。また、システムコントローラ100は、通信回線網11を介して図示しないカード管理会社に設置された管理サーバとデータ通信可能に接続されている。
【0014】
初めに、本実施例にて用いた記録媒体について説明すると、本実施例では予め会員登録をした会員遊技者に対して発行される会員カードと、カードユニット3に装着されているビジターカードと、の2種類のICカードを記録媒体として用いている。
【0015】
まず、本発明の記録媒体としての会員カードについて説明すると、この会員カードには、カードユニット3内に設けられている後述のカードリーダライタ327と非接触にてデータ通信を行うことが可能な非接触式ICカードとされており、その内部メモリには、各会員カードを個別に識別可能なカードIDや遊技者特定情報としての会員ID、カードユニット3とシステムコントローラ100との通信がオフライン状態の場合に使用されるセキュリティー情報等が書き換え不可に記録されているとともに、カードリーダライタ327とのデータ通信により、パチンコ玉の貸出に使用される度数等の情報が書き換え可能に記録される。
【0016】
次いで、ビジターカードについて説明すると、このビジターカードも会員カードと同様に非接触式ICカードが適用されており、その内部メモリには、各ビジターカードを個別に識別可能なカードID等が書き換え不可に記録されているとともに、前述したカードリーダライタ327とのデータ通信により、パチンコ玉の貸出に使用される度数や装着されているカードユニット3の装置ID等の情報が書き換え可能に記録される。
【0017】
次いで、本実施例の遊技用装置であるカードユニット3について説明すると、このカードユニット3は、前述のように遊技島に並設される遊技機としてのパチンコ機2に1対1に対応して設置される。
【0018】
カードユニット3の前面には、図2に示すように、各種表示部や操作ボタン、紙幣挿入口302、硬貨投入口303、硬貨返却口313、会員カード挿入口319、ビジターカード装着口318が設けられている。
【0019】
カードユニット3の前面に設けられる表示部のうち、報知手段である多機能表示部301は、内部に設けられた多機能LED301aの発光態様によりカードユニット3の動作状況や遊技中の遊技者がイベント対象者であることが報知される。本実施例では、多機能表示部301が、消灯、青色点灯、青色点滅、赤色点灯、赤色点滅、緑色点灯、緑色点滅、紫色点灯、紫色点滅、水色点灯、水色点滅、黄色点灯、黄色点滅、白色点灯、白色点滅からなる、合計7色、15態様(消灯含む)の発光態様により各状況が報知される。
【0020】
具体的には、多機能表示部301が消灯している場合は、カードユニット3が使用不可能な状態を示し、青色点灯は、会員カードが挿入されている状態を示し、赤色点灯は、システムコントローラ100または会員管理コンピュータ120とのオフライン状態を示し、赤色点滅は、カードユニット3の異常状態を示し、緑色点灯は、待機状態を示し、緑色点滅は、待機状態でかつイベント対象台である旨を示す。
【0021】
また、青色点滅、紫色点灯、紫色点滅、水色点灯、水色点滅、黄色点灯、黄色点滅、白色点灯、白色点滅は、挿入された会員カードに記録された会員IDにより特定される遊技者がイベント対象者である旨を示し、更に、発光態様により会員遊技者が該当するイベントの種別が判別可能とされている。尚、後に詳述するが、これらイベントの種別を示す発光態様の割当は、会員管理コンピュータ120に登録されたイベントデータに基づいて設定されている。
【0022】
このように本実施例では、多機能表示部301の発光色や点灯状況等の発光態様を変化させることで複数の状況を報知することが可能とされており、別個の表示部を設ける場合に比較して、カードユニット3の限られたスペースを有効に活用できるようになっている。尚、本実施例では、発光態様として発光色と点灯状況(点灯または点滅)の変化を例示しているが、例えば、異なる複数の色を交互に発光させる等、規則的に発光色を変化させるようにしても良い。
【0023】
また、カードユニット3の前面に設けられた表示部のうち、変更可能表示部305は、後述する貸出処理における貸出単位(1回の貸出操作で使用される度数の大きさ)の変更が可能である場合にその内部に設けられた変更可能LED305a(図3参照)が点灯する。貸出単位表示部307は、前述した貸出単位が内蔵された貸出単位表示器307a(図3参照)により表示される表示部であり、度数表示部309は、会員カードやビジターカードから読み出された度数やエラーコード等が内蔵された度数表示器309a(図3参照)により表示される表示部である。方向指示表示部311は、対応する遊技機の連結方向を示す表示部であり、遊技機と接続されている場合に内部に設けられた方向指示LED311a(図3参照)が点灯する。挿入中表示部312は、会員カードが挿入中である場合に内部に設けられた挿入中LED312a(図3参照)が点灯する。会員カード用表示部314は、受付中の会員カードから特定される貯蓄玉数に基づく再プレイ可能回数等の情報が内蔵された会員カード用表示器314a(図3参照)により表示される表示部である。
【0024】
また、カードユニット3の前面に設けられたボタンのうち、硬貨返却ボタン304は、硬貨投入口303から投入された硬貨が詰まった場合等において、硬貨を返却させる際に押圧するボタンである。貸出単位変更ボタン306は、貸出単位を変更する際に押圧するボタンである。端数ボタン308は、度数表示部309の表示内容を変更表示させる際に押圧するボタンである。テンキー315は、暗証番号等の入力を行う際に操作するキーである。プレイ選択ボタン316は、度数を用いて遊技を実施するか、若しくは貯蓄玉数を用いて遊技を実施するかを選択する際に押圧するボタンである。エンターボタン317は、暗証番号を決定する場合や貯蓄玉数の払戻を実施する際に押圧するボタンである。
【0025】
また、会員カード挿入口319とビジターカード装着口318とは、遊技者から見て左右に並設配置されている。会員カード挿入口319は、内蔵されるカードリーダライタ327(図3参照)の会員カードスロット(図示略)に連設されており、この会員カード挿入口319を介して会員カードを会員カードスロットに挿入可能とされている。また、ビジターカード装着口318は、カードリーダライタ327のビジターカード収容室(図示略)に連設されており、このビジターカード装着口318を介してビジターカードをビジターカード収容室に装着可能とされている。
【0026】
また、ビジターカード収容室にビジターカードが装着された際には、この装着されたビジターカードの先端がビジターカード装着口318から突出する態様にて装着されるようになる。また、このビジターカード装着口318の前面には、透明カバー部材318’が取付けられるようになっており、これによりカードリーダライタ327に装着されたビジターカードが、透明カバー部材318’を通して視認できるとともに、透明カバー部材318’により装着されたビジターカードの抜き取りができない状態とされる。
【0027】
また、挿入中表示部312の下には、赤外線を受光する赤外線受光ユニット310が設けられている。この赤外線受光ユニット310は、遊技場の店員などが携帯する入力装置としてのリモコンから照射される赤外線を受光すると、受光した旨の信号を制御ユニット328へ出力するようになっている(図3参照)。
【0028】
図3は、カードユニット3の構成を示すブロック図である。カードユニット3は、読み出し手段としてのカードリーダライタ327と、制御ユニット328と、から主に構成されている。
【0029】
カードリーダライタ327は、前述した会員カードやビジターカードの記録情報の読み出し並びに書き込みを行うとともに、HUB8’を介してシステムコントローラ100とデータ通信可能に接続されており、挿入された会員カードに記録されたカードIDや度数の認証等がシステムコントローラ100との間で行われる。
【0030】
制御ユニット328には、前述した各種LEDや表示器、スイッチ等の各種電気部品や紙幣識別ユニット322、硬貨識別ユニット324が接続されている。
【0031】
制御ユニット328に接続された各種スイッチのうち、貸出単位変更スイッチ306aは、貸出単位変更ボタン306の操作を検知するスイッチであり、端数スイッチ308aは、端数ボタン308の操作を検知するスイッチであり、テンキースイッチ315aは、テンキーの操作を検知するスイッチであり、プレイ選択スイッチ316aは、プレイ選択ボタン316の操作を検知するスイッチであり、エンタースイッチ317aは、エンターボタン317の操作を検知するスイッチである。
【0032】
また、制御ユニット328には、特に図示しないが、接続されたパチンコ機2に設けられる貸出ボタン(パチンコ玉の貸出を行う際に操作されるボタン)や返却ボタン(受付け中の会員カードを返却させる際に操作されるボタン)の操作を検知する貸出スイッチや返却スイッチが接続されている。
【0033】
制御ユニット328に接続された紙幣識別ユニット322は、紙幣挿入口302に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を行う。また、硬貨識別ユニット324は、硬貨投入口303より投入された硬貨の真贋並びに硬貨種別の識別を行う。
【0034】
制御ユニット328に接続された各種LEDや表示器は、制御ユニット328により制御される。また、制御ユニット328は、各種スイッチの検出信号や、紙幣識別ユニット322や硬貨識別ユニット324による識別信号を受けて各種の制御を行う。
【0035】
また、制御ユニット328には、外部機器と接続可能なコネクタ331が接続されており、このコネクタ331を介して受付け中の会員カードの会員IDにより特定される遊技者がイベント対象者である旨を示す外部出力信号や各種文字情報が外部機器に対して出力されるようになっている。
【0036】
本実施例では、外部機器として対応するパチンコ機2の上方に設置される呼び出しランプ4や文字情報を表示可能なドットマトリクスLED等の表示器を備える情報表示装置350が、コネクタ331に接続されており、呼び出しランプ4に対してはイベント対象者報知信号が出力され、情報表示装置350に対しては文字情報が出力されるようになっている。
【0037】
また、制御ユニット328には、対応するパチンコ機2からの外部出力信号線が接続可能な信号入力部332が接続されており、この信号入力部332を介してパチンコ機2から出力される始動信号や、通常の大当り時に出力される大当り信号1、次回の大当りまでの間、大当り確率が向上する特典を有する確率変動大当り時に出力される大当り信号2が制御ユニット328に入力されるようになっている。
【0038】
また、制御ユニット328は、前述したカードリーダライタ327とデータ通信可能に接続されており、各種コマンドの送受が実施可能とされているとともに、HUB8’を介して会員管理コンピュータ120とデータ通信可能に接続されており、各種情報の送受が実施可能とされている。また、制御ユニット328は、対応するパチンコ機2と接続されており、各種信号の送受が実施可能とされている。
【0039】
次いで、本実施例における管理装置としての会員管理コンピュータ120について説明すると、該会員管理コンピュータ120は、図4に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス121に、この会員管理コンピュータ120が実施する各種処理や後述の会員管理DBの更新処理等を行うCPU122、ワークメモリ等として使用されるRAM123、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC124、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置125、キーボードやマウス等の入力装置126、各種情報を表示出力する表示手段である表示装置127、各種情報をプリント出力するプリンタ128、システムコントローラ100とのデータ通信を行う第1通信部129、カードユニット3とのデータ通信を行う第2通信部130、が接続された通常のコンピュータである。
【0040】
また、前記記憶装置125には、該会員管理コンピュータ120の処理を実施するための処理プログラムに加えて、会員情報テーブル(遊技者データベース)と、イベントテーブルと、会員別報知履歴テーブルと、から構成される会員管理データベース(DB)と、遊技台の状況を示す遊技台データベースが記憶されている。
【0041】
会員情報テーブルには、図5(a)に示すように、会員IDと、対象となるイベントNO.と、会員カードの会員ID毎に、当該会員が貯蓄しているその時点の貯蓄玉数と、本人確認のための暗証番号と、イベントPt.と、来店回数と、来店ポイントと、最後の来店日と、これら来店回数や来店日等に基づく会員ランクと、当該会員カードを所有する遊技者の氏名(名字並びに名前)、性別、年齢、誕生日、職業、住所からなる会員遊技者の会員情報と、が登録されている。
【0042】
イベントテーブルには、図5(b)に示すように、遊技者に対して告知されたイベントのイベント名と、そのイベントNO.と、その実施期間と、当該イベントの実施期間中であるか否か、すなわち当該イベントが本日実施されるイベントであるか否かを示す実施期間中フラグ(当該イベントの実施期間中である場合には「Yes」が登録され、当該イベントが有効とされるとともに、当該イベントの実施期間中ではない場合には「No」が登録されて当該イベントが無効とされる)と、実施時間と、当該イベントのイベント対象の条件(全会員、女性会員、来店回数50回以上の会員、過去1ヶ月の入金額が5万円以上の会員、イベントPt.10Pt.以上、来店Pt.50Pt.以上等)と、対象となるカードユニット3の範囲(全ユニット、〜番島、対象となるカードユニット3の個別の装置ID等)と、イベント対象者に対する特典(無制限、粗品進呈、等価交換等)と、対象となるカードユニット3においてイベント対象者である旨を報知する際の報知時期(遊技開始時、大当り発生時等)と、同一遊技者1人当りの上限報知回数と、対象となるカードユニット3においてイベント対象者である旨を報知する際の報知態様(多機能表示部301の発光態様)と、当該イベントの上限報知回数と、当該イベントの報知回数と、からなるイベントデータが登録されている。
【0043】
また、イベントテーブル中に登録されているイベントデータには、イベントを重複して実施する場合に、該イベントの他のイベントに対する優先度も併せて登録するようになっている。
【0044】
会員別報知履歴テーブルには、図6に示すように、各会員ID、すなわち会員カードを所有する各遊技者毎に、イベント対象者として報知された報知履歴(報知されたイベントのイベントNo.、当該イベントの特典、受付日時、受付けたカードユニット3の装置ID)が登録されている。
【0045】
この会員管理データベース(DB)を構成する各テーブルは、カードユニット3から送信される各種情報や後述する各種設定画面において入力された情報等に基づいて逐次最新のデータに更新されるようになっている。
【0046】
また、前記遊技台データベースは図7に示すようにパチンコ機2の台番号と、パチンコ機2に対応して設けられているカードユニット3の装置IDと、前回の大当りからの始動回数と、その日に営業が開始されてからのパチンコ機2における総始動回数と、営業が開始されてから現時点までの大当り回数と、大当り回数のうち確率変動大当りの回数と、が対応づけて登録されている。
【0047】
また、本実施例の会員管理コンピュータ120の表示装置127には、会員管理DBの会員情報テーブルへの新規会員情報の登録や既に登録されている会員情報の変更等を実施するための会員登録/変更画面(図示略)や、イベントテーブルに登録される遊技者に対して告知したイベントに関するイベントデータの登録または変更を実施するためのイベント設定画面(図8参照)が表示可能とされており、これら各設定画面を表示して必要事項の入力または変更を行うことで、会員管理DBにおける各テーブルの登録データが更新されるようになっている。
【0048】
イベント設定画面においては、図8に示すように、その上部位置に帯状とされ、会員管理処理プログラムのバージョンや表示内容のタイトル並びに現在の日付と時間や「営業中」や「営業前」或いは「営業後」といった状態が表示されるタイトル域501や、その下部位置において種々の表示内容が表示される表示領域502や、該表示領域502の右位置に形成され、前記表示領域502に表示される内容を選択するためのサブメニュー表示域503と、前記表示領域の下部位置に形成され、「削除」や「登録」、「印刷」、「変更」等といった各種機能ボタンが表示される機能ボタン域505とを有する表示形態による表示が実施されるようになっており、前記サブメニュー表示域503の表示領域502側の辺には、「入力」、「報告」、「分析」、「ABC」、「イベント」、「検索」、「出力」、「設定」、「保守」、「戻る」の各種メニュー分類に対応する10種類のメニュータブ504が設けられており、これら各メニュータブ504を画面上にて選択することにより、該選択されたメニュー分類に該当するサブメニューが前記サブメニュー表示域503に表示され、該サブメニュー表示域503に表示されたサブメニューから所望の項目を選択することで、選択内容に該当する内容の表示が前記表示領域502に表示され、必要に応じて前記機能ボタン域505に表示される「印刷」の機能ボタンを選択することで、該表示内容を前記プリンタ128にて印刷することができるようになっている。
【0049】
このイベント設定画面において「新規作成」を入力し、イベント設定エリアにおいて、新規に登録するイベント名と、当該イベントの実施期間と、実施時間と、当該イベント対象を設定する対象条件と、イベント対象となるカードユニット3の範囲である対象範囲と、当該イベントにより提供される特典と、イベント対象者である旨の報知を実施する際の報知時期と、多機能表示部301による報知態様(青色点滅、紫色点灯、紫色点滅、水色点灯、水色点滅、黄色点灯、黄色点滅、白色点灯、白色点滅のいずれか)と、複数のイベントが重複してイベント登録される場合の実施の優先度合いを設定する優先度と、上限報知回数からなるイベントデータを入力した後、「登録」を入力することで、新規イベントNo.が発行されるとともに、該イベントNo.に対応して、これらイベント設定エリアに入力されたイベントデータがイベントテーブルに登録されるとともに、イベントテーブル表示エリアに、登録されたイベントデータが追加表示されるようになっている。なお、ここで言う優先度とは、設定された優先度の数字が小さいほど優先順位が高いことを意味している。
【0050】
また、前記イベントテーブル表示エリアに表示された任意のイベントNo.を指定し、「変更」を入力するとイベント設定エリアには既に登録されているイベントデータが表示され、イベント設定エリアにおいて、イベントデータを変更入力した後、「登録」を入力することで、イベントテーブルにおいて登録されている指定されたイベントNo.のイベントデータが、変更入力されたイベントデータに更新されるとともに、イベントテーブル表示エリアに表示されている当該イベントNo.のイベントデータも更新されるようになっている。また、イベントテーブル表示エリアに表示された任意のイベントNo.を指定し、「削除」を入力することで、イベントテーブルにおいて登録されている指定されたイベントNo.並びに当該イベントNo.のイベントデータが削除されるとともに、イベントテーブル表示エリアに表示されている当該イベントNo.並びに当該イベントNo.のイベントデータも削除されるようになっている。
【0051】
このようにイベント設定画面において、イベント対象者である旨の報知を実施する際の報知開始時期を設定できるようにすることで、イベント対象者である旨の報知を最も適したタイミングで報知を開始させることができ、例えば、無制限や等価交換といった大当り発生時に関連するサービスが提供されるイベントであれば、大当り発生時にイベント対象者である旨の報知を行うことができるようになっている。
【0052】
また、各イベントの実施の優先度合いを決定できる優先度を設定出来るようになっていて、前記多機能LED301aは、前記優先度が最も高く設定されたイベントの報知を行うとともに、そのイベントの報知が終了した後に、該報知を終了したイベントの優先度に次いで優先度の高いイベントの報知を開始することで、遊技者が複数のイベント対象者になっていても、設定された優先度に応じて順次全てのイベント対象の報知が実施されるようになり、遊技者は設定されている全てのイベントの利益を確実に享受できるようになっている。
【0053】
また、本実施例では、イベント設定画面においてイベント別の報知回数の上限回数を設定できるようになっており、例えば、先着100名を対象とするイベント等、イベント対象者の人数制限のあるサービスを提供することも可能となり、イベントの運営を多様化することができる。尚、本実施例では、遊技場全体のイベント別の上限報知回数を設定できる構成とされているが、所定領域別、例えば、遊技島別または遊技機の機種別にイベント別の上限報知回数を設定できるようにしても良く、このようにすることで、更にイベントの運営を多様化することができる。また、本実施例では特に行っていないが、例えば、上限報知回数から現在の報知回数を減算した残り報知回数、すなわち人数制限のあるイベントでの残りイベント対象者数が何人であるかを、カードユニット3に接続された情報表示装置350等に表示させるようにしても良く、これにより人数制限のあるイベントの実施状況を正確にイベント対象者に対して報知することができる。
【0054】
また、本実施例では、イベント設定画面において該当するイベントにおける遊技者1人あたりの報知回数の上限回数を設定できるようになっており、1人の遊技者に対して提供されるサービスを制限できるため、特定の遊技者に対してサービスが偏ることがなく、イベント対象者となる各遊技者に対して公平にサービスを提供することができるようになっている。また、これら1人あたりの上限回数を無制限とすることもできるため、イベントの内容に応じて何回でもサービスを受けることができるようにすることも可能である。尚、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技者1人あたりの報知回数が一義的に設定されていても良い。
【0055】
次いで、図8において設定される各イベントの実施状況表示を図9に基づいて説明すると、図9には、会員管理コンピュータ120に接続されている表示装置127に、遊技場のある時点におけるイベント実施状況を示しており、画面右側のサブメニュー表示域503には現在設定されているイベントのイベントNo.と各イベントの対象者の人数とが表示されている。
【0056】
画面中央には、各島毎にパチンコ機2が設けられている様子を示しており、各島内に表示されている各セル1つ1つが各パチンコ機2に対応するようになっている。
【0057】
また、各セルでは、前記図7のイベント設定画面において設定された、イベント実施時におけるカードユニット3に設けられている多機能LED301aの表示・報知態様と同様の報知を行うようになっており、例えば、イベントNo.65のイベントでは大当り時に多機能LED301aが紫色で点滅するようになっているが、図9においてもイベントNo.65のイベントが行われているパチンコ機2に対応したセルは多機能LED301aと同様に、紫色で点滅するようになっている。
【0058】
また、機能ボタン域505に設けられているプリントボタンを選択することで、設定の様子をプリント出来るようになっている。
【0059】
また、パチンコ機2に対して複数のイベントが設定されている場合には、前記イベント設定画面で設定されている優先度に従ってその時点で最も優先度の高いイベントの実施表示が行われるようになっている。
【0060】
ここで、最も優先度の高いイベントが終了した後には、その次に優先度の高いイベントの表示を行うようになっている。また、あるイベントを行うパチンコ機2のみを抽出して表示することも出来るようにしてもよく、例えば、表示画面右側のサブメニュー表示域503に表示されているイベントNo.65が表示されている部分を選択することで、イベントNo.65のイベントを実施するパチンコ機2のみのセルを点灯して表示装置127に表示するようにしても良い。
【0061】
次いで、イベント報知処理に係るカードユニット3並びに会員管理コンピュータ120の処理状況について詳述する。
【0062】
まず、前記会員管理コンピュータ120は、図11に示すように、会員管理DBのイベントテーブルに登録されているイベントから、営業当日が登録された実施期間に該当するイベントのイベントNo.を抽出し、これら抽出したイベントNo.に対応する実施期間中フラグの項目に「Yes」を登録する。次いで、イベントテーブルから実施期間中フラグの項目に「Yes」が登録されたイベントデータ、すなわち本日実施されるイベントデータ(イベント名、実施期間、実施時間、イベント告知条件、対象範囲、特典、報知時期、報知態様)を抽出する。また、これら抽出したイベントデータに含まれる対象範囲に該当する装置IDのカードユニット3に対してこの抽出したイベントデータを送信する。
【0063】
これら会員管理コンピュータ120より送信されたイベントデータを受信したカードユニット3は、受信したイベントデータを記憶するとともに、多機能表示部301を緑色点滅させてイベント対象台である旨を報知するとともに、当台が本日のイベント対象台である旨のメッセージを表示させるためのイベント対象台表示データを定期的に情報表示装置350に出力することで、これらイベント対象台表示データに基づくメッセージを情報表示装置350に表示させる。
【0064】
次いで、図12に示すように、イベント対象台としてのカードユニット3、すなわち開店時にイベントデータを受信したカードユニット3が会員カードを受付けると、会員IDを読み出して、この読み出した会員IDとイベント判定要求と当該カードユニット3の装置IDとを会員管理コンピュータ120に送信する。
【0065】
これに基づき会員管理コンピュータ120では、カードユニット3よりイベント対象判定要求とともに受信した会員IDに基づいてイベント対象者である旨を報知するか否かを判定するためのイベント対象者判定処理を行う。
【0066】
このイベント対象者判定処理では、まず、受信した会員IDを会員管理DBの会員情報テーブルより抽出し、この抽出した会員IDに対応して登録されているイベントNo.のイベントデータのうち、実施期間中フラグに「Yes」が登録されているイベントデータをイベントテーブルから抽出する。
【0067】
次いで、抽出したイベントデータの実施時間、イベント別の上限報知回数、報知回数を参照し、現在の時刻がイベントデータの実施時間中であり、かつ報知回数がイベント別の上限報知回数に到達していないかを判定する。この判定で現在の時刻がイベントデータの実施時間中であり、かつ報知回数がイベント別の上限回数に到達していない場合には、更に、抽出したイベントデータの1人あたりの上限報知回数と、会員別報知履歴テーブルにおける前記受信した会員IDのイベント対象者の報知履歴と、を参照し、この抽出したイベントデータに基づくイベント対象者である旨の報知回数が1人あたりの上限報知回数に到達していないかを判定し、この判定においてイベント対象者である旨の報知回数が1人あたりの上限報知回数に到達していない場合には、イベント対象者であると判定する。
【0068】
尚、本実施例では、会員管理コンピュータ120が、カードユニット3からイベント判定要求を受信する毎に、それとともに受信した会員IDがイベント対象者であるかの判定を各テーブルを参照することで実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、開店時においてその日のイベント対象者となる会員IDにイベントフラグをセットしておき、イベント判定要求を受信した場合には、それとともに受信した会員IDに対応してイベントフラグがセットされているか否かを確認し、イベントフラグがセットされている場合にイベント対象者であると判定するようにしても良い。
【0069】
また、本実施例では、これらの判定に加えて、イベントPt.が所定数に到達している場合にもイベント対象者であると判定する。この際イベントPt.はクリアされて0Pt.に更新される。
【0070】
このイベント対象者判定処理において、イベント対象者であると判定された場合には、イベント対象者通知と、報知されるイベントのイベントNo.と、を送信元のカードユニット3に返信する。また、対象イベントの前記設定された優先度も合わせて返信する。また、前述のようにイベントPt.が所定数に到達することでイベント対象者であると判定された場合には、イベント対象者通知とイベントPt.が所定数に到達した旨を示すポイントアップ情報とを送信元のカードユニット3に返信する。更に、イベントテーブルの該当するイベントデータにおける報知回数に1回を加算し、会員別報知履歴テーブルを参照し、該当する会員IDの遊技者に対する当該イベントの報知が初めての場合には、会員情報テーブルの該当する会員IDのイベントPt.に1Pt.を加算する。すなわち本実施例では、1イベントの参加に対して1Pt.のみのイベントPt.が付与される。また、会員別報知履歴テーブルの該当する会員IDに、報知したイベントのイベントNo.、特典、会員カードの受付日時、受付けたカードユニット3の装置IDからなる報知履歴を登録する。
【0071】
尚、前述のイベント対象者判定処理においてイベント対象者ではないと判定された場合にはイベント対象外通知を送信元のカードユニット3に対して返信するようになっている。
【0072】
このように本実施例の会員管理コンピュータ120では、カードユニット3からイベント判定要求を受信してイベント対象者であるか否かの判定を行う場合に、当該イベントの実施期間中であることが判定条件の1つとして含まれており、このようにすることでイベントの実施期間以外に誤ってイベント対象者である旨が報知されてしまうことによる不都合を回避できるようになっている。
【0073】
また、本実施例では、イベント対象者と判定された場合に、会員情報テーブルに登録されたイベントPt.が加算されるとともに、このイベントPt.が所定数となることで所定のサービスが受けられるようになっている。すなわち、イベントに参加することで更なる特典が付与されることとなるため、遊技者のイベントへの参加意欲を向上させることができるようになっている。尚、本実施例では、1イベントの参加に対してイベントPt.が1Pt.のみ付与される構成とされているが、例えば、イベントへの参加回数に応じてイベントPt.を付与するようにしても良い。
【0074】
また、各カードユニット3に固有に予め付与された装置IDを前記会員IDとともに会員管理コンピュータ120に送信し、前記会員管理コンピュータ120は、前記会員IDとともに送信されてきた前記装置IDから、該装置IDを送信したカードユニット3が対応するパチンコ機2を特定し、該特定したパチンコ機2を特定可能な情報を表示するための表示装置127を備えることで、イベント対象者の来店状況をリアルタイムでかつ簡便に把握することができる。
【0075】
会員管理コンピュータ120よりイベントNo.と、そのイベントの優先度等の情報を含むイベント対象者通知の返信を受けたカードユニット3では、イベント対象者通知を制御ユニット328内に設けられている図示しない記憶部内に一時記憶して、図10に示すような報知制御処理を行うようになっており、まず、S1において前記図8のイベント設定画面において登録されたイベント報知情報が前記図示しない記憶部内に登録されているか否かを判定し、登録があると判定した場合はS2において登録されているイベントの中から設定されている優先度を判定して、登録されているイベント報知の中から最も優先度の高いイベント報知を特定し、設定されている報知のタイミング待ちとなる(S3)。また、イベント報知登録がないと判定した場合には、処理を終了するようになっている。
【0076】
S3においてイベントの報知タイミングに該当した場合は、特定したイベント報知に該当する予め設定されている点灯色にて多機能LED301aと、図9の遊技場のイベント状態表示画面に点灯を開始する(S4)。
【0077】
次いで、S5において報知が開始された時間から一定時間に設定された報知タイマをリセットするとともにスタートする。
【0078】
報知タイマがスタートしてから設定された所定時間が経過する前に赤外線受光ユニット310からの信号の入力があったか、すなわち入力装置としてのリモコンが操作されて赤外線受光ユニット310において赤外線が照射されたか否かをS6において判定し、赤外線受光ユニット310からの信号入力がない場合にはS5においてスタートしている報知タイマの所定時間が経過したか否かを判定し(S9)、所定時間が経過していないと判定した場合には、報知タイマの所定時間が経過するまで赤外線受光ユニット310からの入力信号待ちとなる。
【0079】
また、S6において赤外線受光ユニット310から信号が入力された場合には、S7においてイベント報知を終了し多機能LED301aの点灯態様を点滅から点灯に変化させ、報知終了通知を会員管理コンピュータ120へ送信するとともに、S8において終了したイベント報知登録を前記イベントテーブルから削除し、S1に戻るようになっている。
【0080】
また、本実施例では、パチンコ機2の上部位置に情報表示装置350が設けられており、多機能LED301aにおいて報知が行われるのと同時に、受信したイベントNo.に該当するイベントデータに基づき、本日のイベント対象者である旨と、イベント名と、イベント特典と、からなるメッセージを表示するためのイベント対象者表示データを生成し、この生成したイベント対象者表示データを情報表示装置350に出力することで、これら生成したイベント対象者表示データに基づくメッセージを情報表示装置350に表示させるとともに、外部出力信号を呼出ランプ4に出力して呼出ランプ4を点灯させることで、遊技者や遊技場の係員に対してイベント対象者である旨が報知される。
【0081】
また、S9において、報知タイマの所定時間が経過した場合には、赤外線受光ユニット310から赤外線が照射された旨の信号が入力されるまで、店員などに対してイベント対象台への処理を促すように、図示しない制御マイコンにより多機能LED301aの点灯態様を高速点滅するように制御するとともに、図9の遊技場のイベント状態表示画面に点灯態様も高速点滅に変更するようになっている。
【0082】
このように、前記多機能LED301aは、イベント対象遊技者である旨の報知開始から報知タイマの所定時間の経過後において、点灯の態様を点滅から高速点滅に変化させることで、利益付与が遅れているイベント対象者の存在や、リモコンからの赤外線入力のし忘れを店員が知覚することができる事から好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、所定時間が経過した後にも報知態様を変化させることなくそのまま報知を行うようにするようにしてもよく、このようにすれば報知における制御負荷を低減させることができる。
【0083】
また、前記制御ユニット328は、イベント対象者である旨の報知が終了した旨を前記会員管理コンピュータ120に送信し、前記会員管理コンピュータ120は、該報知が終了した旨の受信に基づいて、報知が終了した旨を送信したカードユニット3が対応するパチンコ機2の、前記表示装置127における表示態様を変更する(例えば、イベントNo.65のイベントであれば、表示態様を紫点滅から紫点灯に変更する)CPU122を有することで、店員によるイベント対象者への利益付与の対応状況をリアルタイムでかつ簡便に把握することができる。
【0084】
また、このイベント報知の優先度は「1」であるため、他のイベント報知が設定されていたとしても、優先してイベントNo.65のイベント報知を行うようになっている。
【0085】
このように本実施例では、カードユニット3においてイベント対象者である旨が報知される場合に、イベントの内容(イベントNo.)に応じて多機能表示部301の発光態様が変化するため、例えば、遊技場の係員等が、カードユニット3の発光態様を確認することでイベント対象者であることに加えて、その対象となるイベント内容についても容易に確認できるようになっている。
【0086】
更に、本実施例では、情報表示装置350にイベント内容が表示されるようになっているため、イベント対象者となる遊技者もイベント内容を容易に確認できるようになっている。
【0087】
また、本実施例のカードユニット3は、イベント対象者である旨の報知を行う際に、外部機器である呼出ランプ4にその旨を示す外部出力信号を出力するようになっており、これにより外部機器においてもイベント対象者である旨の報知を行うことができる。尚、本実施例では、イベント対象者である旨を示す外部出力信号を呼出ランプ4に出力しているが、例えば、ホールコンピュータ等の機器に出力することで、店全体のイベント対象者の遊技状況を把握できるようにしても良い。
【0088】
以上説明したように、本実施例の遊技用システムでは、少なくとも遊技者を特定可能な会員IDと該遊技者に関する情報である氏名や年齢・性別などとが対応付けて登録された遊技者データベースを有する会員管理コンピュータ120と、遊技場内に設置されたパチンコ機2に対応して設けられ、前記会員IDが記録された会員カードを受付けて会員IDの読み出しを行うカードリーダライタと、読み出された会員IDを前記会員管理コンピュータ120に送信する制御ユニット328とを備えるカードユニット3と、から成る遊技用システムにおいて、前記会員管理コンピュータ120は、イベント対象者となる条件を設定するためのイベント設定画面と、イベント設定画面にて設定されたイベント対象条件を記憶する記憶装置125と、受信した会員IDに基づいて前記遊技者データベースの登録情報から該遊技者に関する遊技者関連情報を抽出し、該抽出した遊技者関連情報に基づいて、該遊技者がイベント対象条件を満たしているか否かを判定するためのCPU122と、CPU122にてイベント対象条件を満たしていると判定した場合に、イベント対象遊技者である旨を前記カードユニット3に返信する第2通信部130と、を備え、カードユニット3は、該返信に基づいて催事対象者である旨の報知を行う多機能LED301aと、前記イベント対象者への利益付与の完了を入力するための赤外線受光ユニット310と、この赤外線受光ユニット310から赤外線が感知されるのに基づき前記多機能LED301aによる報知を終了させる制御ユニット328と、を備えることにより、前記多機能LED301aによるイベント対象者である旨の報知が、イベント対象者への利益付与の完了に際して前記赤外線受光ユニット310からの赤外線の入力に基づいて報知が終了するようになるため、店員並びに遊技者が、利益付与の完了/ 非完了を的確に識別でき、これら利益付与の完了/ 非完了に伴うトラブルの発生を大幅に回避することができる。
【0089】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0090】
例えば、前記実施例の遊技用システムでは、遊技用装置としてカードユニット3を適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、会員管理コンピュータ120とデータ通信可能に接続され、少なくともカードリーダ等、会員カードの記録情報の読み出し手段と、イベント対象者である旨を報知する報知手段を有する機器であれば良く、例えば、会員に対して情報提供等、種々のサービスを実施するための呼出ランプや現金玉貸機や再プレイサンド等の会員カード受付装置、会員カードへの入金機、景品カウンタ等に設置されるPOS端末、来店ポイントの確認等を行うための来店受付機等に適用するようにしても良い。
【0091】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
本発明の請求項1は、
少なくとも遊技者を特定可能な遊技者特定情報(会員ID)と該遊技者に関する遊技者関連情報(住所、年齢、性別など)とが対応付けて登録された遊技者データベースを有する管理装置(会員管理コンピュータ120)と、
遊技場内に設置された遊技台(パチンコ機2)に対応して設けられ、前記遊技者特定情報(会員ID)が記録された記録媒体(会員カード)を受付けて該記録情報(会員ID)の読み出しを行う読み出し手段(カードリーダライタ327)と、該読み出し手段(カードリーダライタ327)により読み出された前記遊技者特定情報(会員ID)と該遊技用装置(カードユニット3)を特定可能な装置識別情報(装置ID)とを前記管理装置(会員管理コンピュータ120)に送信する送信手段(制御ユニット328)とを備える遊技用装置(カードユニット3)と、
から成る遊技用システムにおいて、
前記管理装置(会員管理コンピュータ120)は、
複数の催事各々について、催事対象者となる条件を設定するための催事対象条件設定手段(イベント設定画面)と、
該催事対象条件設定手段にて設定された催事対象条件を記憶する催事対象条件記憶手段(記憶装置125)と、
受信した前記遊技者特定情報(会員ID)に基づいて、該遊技者が催事対象者であるか否かを判定するための判定手段(CPU122)と、
該判定手段にて催事対象者であると判定した場合に、前記遊技者特定情報(会員ID)とともに送信されてきた前記装置識別情報(装置ID)から、該装置識別情報(装置ID)を送信した遊技用装置(カードユニット3)が対応する遊技台(パチンコ機2)を特定し、該特定した遊技台(パチンコ機2)を特定可能な情報を表示するための表示手段(表示装置127)と、
前記判定手段にて催事対象者であると判定した場合に、催事対象遊技者である旨を前記遊技用装置(カードユニット3)に返信する返信手段(第2通信部130)と、
を備え、
前記遊技用装置(カードユニット3)は、
該返信に基づいて催事対象者である旨の報知を行う報知手段(多機能LED301a)と、
前記催事対象者への利益付与の完了を入力するための入力手段(赤外線受光ユニット310)と、を備え、
該入力手段(赤外線受光ユニット310)からの入力に基づき、前記報知手段(多機能LED301a)による催事対象者である旨の報知を終了し、
前記催事対象条件設定手段(イベント設定画面)は、各々の催事について、遊技者1人あたりの催事対象者として判定される上限回数(上限報知回数)をさらに設定し、
前記判定手段(CPU122)は、各遊技者について催事対象者であると判定された判定回数(報知回数)を計数する計数手段と、受信した前記遊技者特定情報(会員ID)に基づいて、該遊技者が前記催事対象条件を満たしているか否かを判定する催事対象条件判定手段と、前記計数手段により当該遊技者について計数された判定回数(報知回数)が上限回数(上限報知回数)に達しているか否かを判定する上限回数判定手段とを含み、前記催事対象条件判定手段により前記遊技者が催事対象条件を満たしていると判定され、かつ前記上限回数判定手段により判定回数(報知回数)が上限回数(上限報知回数)に達していないと判定されたときに、当該遊技者が催事対象者であると判定する
本発明の請求項2は、前記遊技用装置(カードユニット3)は、前記報知手段(多機能LED301a)により催事対象者である旨の報知が行われている状態で、前記入力手段(赤外線受光ユニット310)により前記利益付与の完了が入力されたときに、該利益付与が完了した催事以外の催事対象者である場合には、前記報知手段(多機能LED301a)により催事対象者である旨の報知を行い、該利益付与が完了した催事以外の催事対象者でない場合には、前記報知手段(多機能LED301a)による催事対象者である旨の報知を終了。
【0092】
本発明の請求項は、前記報知手段(多機能LED301a)は、催事対象遊技者である旨の報知開始から所定時間の経過後において、報知態様を変化させる(点滅〜高速点滅)。
【0093】
本発明の請求項は、催事対象者である旨の報知を開始する時期を設定する報知開始時期設定手段(イベント設定画面)を備える。
【0094】
本発明の請求項は、前記催事対象条件設定手段(イベント設定画面)は、各催事の優先度を設定可能とされ、前記報知手段(多機能LED301a)は、前記優先度の最も高い催事の報知を行うとともに利益付与が完了した催事以外の催事対象者である場合に、該利益付与が完了した催事の優先度に次いで優先度の高い催事の報知を開始する。
【0096】
本発明の請求項6は、前記送信手段(カードユニット3、制御ユニット328)は、催事対象者である旨の報知が終了した旨を前記管理装置(会員管理コンピュータ120)に送信し、前記管理装置(会員管理コンピュータ120)は、該報知が終了した旨の受信に基づいて、報知が終了した旨を送信した遊技用装置(カードユニット3)が対応する遊技台(パチンコ機2)の前記表示手段(表示装置127)における表示態様を変更する表示態様変更手段(CPU122)を有する。
【0097】
なお、前記実施例では、会員遊技者の情報を管理する管理装置としての会員管理コンピュータ120と、会員カードやビジターカードの管理などを行うシステムコントローラ100とが別個に設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これらの情報を一元に管理することが出来るようなコンピュータを使用すれば、コンピュータ1台で会員管理と会員カードやビジターカードの管理を行うようにしてもよい。
【0098】
また、前記実施例では、イベント対象者と判定した場合に、イベントNo.と優先度とを返信しているが、開店時にカードユニット3に送信するイベントデータに優先度を含め、イベント対象通知時には優先度を送信せずにイベントNo.のみを送信するようにしてもよい。
【0099】
また、前記実施例ではパチンコ機2の上部位置には情報表示装置350が設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、情報表示装置350を設けない構成としても良い。
【0100】
また、前記カードユニット3は、紙幣挿入口302や硬貨投入口303から挿入されている会員カードやビジターカードに追加入金が出来るようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、追加入金できないような構成でも良い。
【0101】
また、前記カードユニット3には、多機能表示部301の中に設けられているフルカラー表示が可能な多機能LED301aの点灯により様々な表示を行うようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、フルカラーLEDではなく例えば、電球などを用いるようにしても良く、また、フルカラー表示で表示を行わなくともよい。
【0102】
また、前記カードユニット3には、会員の認証を行うためにテンキー315やプレイ選択ボタン316、エンターキー317が設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら各ボタン等を設けないような構成となっていても良い。
【0103】
また、前記カードユニット3には、赤外線受光ユニット310が設けられていて、リモコンから照射された赤外線を受光することで制御を行うようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、赤外線受光ユニット310ではなく、手指を接触させることで信号を出力するタッチセンサやボタンなどを設けるようにしても良い。
【0104】
また、多機能LED301aの点灯態様については、単色の連続点灯若しくは点滅にて点灯を行うようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、複数色を用いた点灯表示を行うようにしても良い。
【0105】
また、前記実施例では、イベント対象者である旨の報知をカードユニット3の多機能表示部301の発光態様を変化させることにより実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の手段、例えば、音声による報知を実施するようにしても良い。
【0106】
また、前記カードユニット3では、遊技球の貸出処理を行うことができるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、貸出処理を行なわないカードユニットであっても良い。
【0107】
また、前記実施例では報知を開始する時期を実施されるイベントに応じて設定できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、報知するタイミングを設定できないようにしても良いし、また、報知タイミングを行われるイベントに関係なく一定としても良い。
【0108】
また、前記実施例では、各イベントに優先度を設けるようにして、優先的に行うイベントを設定できるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、優先度を設定しないようになっていても良い。また、優先度を設定しない場合には、前記記憶部内に登録された順でイベントを行うようにしても良い。
【0109】
また、前記実施例では、会員管理コンピュータ120には、カードユニット3に対応して設けられているパチンコ機2を特定し、該特定したパチンコ機2を特定可能な情報を表示する表示装置127が備えられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示装置127にパチンコ機2を特定可能な情報を表示しないような構成としても良い。
【0110】
また、前記実施例では、カードユニット3から出力される多機能LED301aによる報知を終了した旨の信号を会員管理コンピュータ120が受信した際に、前記表示装置127の報知が終了したカードユニット3に対応して設けられているパチンコ機の領域の表示態様を変更するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、表示装置127の表示態様を変更しないようになっていても良い。
【0111】
また、前記実施例では、多機能表示部301の発光色や点灯状況等の発光態様を複数の態様に変化させることでイベントの内容を報知することが可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、複数の表示部を設け、これら各表示部の点灯状況によりイベントの内容を確認できるようにしても良い。
【0112】
また、前記実施例では、記録媒体(会員カード)として非接触型のICカードを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これを磁気カードや接触型のICカードとしても良いし、更には識別符号を用いて記録情報を特定できる場合等には、記録媒体を特定可能な識別符号等の情報を少なくとも読み取り可能に記録できるものであれば良く、例えばバーコード等の所定の情報記録シンボル等が読み取り可能にプリントされた記録媒体等であっても良い。
【0113】
また、前記実施例に用いた会員カードは、所定の遊技場内においてのみ使用可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の遊技場において使用可能とされた共通会員カードとして使用するようにしても良い。
【0114】
また前記実施例においては、遊技機の一例としてパチンコ玉を用いて遊技を行う通常のパチンコ機を適用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の遊技機、例えばメダルやパチンコ玉を用いて遊技を行うスロットマシンやパチンコ玉が内部で循環する循環式パチンコ機や、メダルやパチンコ玉を用いることなくクレジットを用いて遊技を行う完全クレジット式のスロットマシン等の遊技機を適用しても良い。
【0115】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
(a)請求項1の発明によれば、この特徴によれば、店員並びに遊技者が、利益付与の完了/ 非完了を的確に識別でき、これら利益付与の完了/ 非完了に伴うトラブルの発生を大幅に回避することができる。また、遊技用装置から送信される遊技用装置を特定可能な装置識別情報と遊技者特定情報に基づき、該遊技用装置が対応する遊技台にて遊技している遊技者が催事対象者であるか否かが前記判定手段にて判定され、催事対象者であると判定された場合において、該遊技者が遊技をしている遊技台が特定され、該特定された遊技台を特定可能な情報が表示手段に表示されるようになるため、遊技場内における催事対象者の存在状況をリアルタイムでかつ簡便に把握することができる。また、各々の催事について、遊技者1人あたりの催事対象者として判定される上限回数が設定できるので、1人の遊技者に対して提供されるサービスを制限できるため、特定の遊技者に対してサービスが偏ることがなく、イベント対象者となる各遊技者に対して公平にサービスを提供することができる。
(b)請求項2の発明によれば、遊技者が複数の催事の対象者になっていても、順次全ての催事について対象者報知が実施されるようになり、遊技者は対象となっているすべての催事の利益を確実に享受できる。
【0116】
)請求項の発明によれば、利益付与が遅れている催事対象者の存在や、入力手段からの入力のし忘れを店員が知覚することができる。
【0117】
)請求項の発明によれば、好適なタイミングにて報知を開始させることができる。
【0118】
)請求項の発明によれば、遊技者が複数の催事対象者になっていても、優先度に応じて最適な報知が実施されるようになり、遊技者は全ての催事の利益付与を確実に享受できる。
【0120】
(f)請求項6の発明によれば、店員による催事対象者への利益付与の対応状況をリアルタイムでかつ簡便に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における遊技用システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例において用いたパチンコ機並びにカードユニットの正面図である。
【図3】本発明の実施例におけるカードユニットの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例における会員管理コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図5】(a)、(b)は、本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータにおける会員管理DBを構成する会員情報テーブル、イベントテーブルの登録状況を示す図である。
【図6】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータにおける会員管理DBを構成する会員別報知履歴テーブルの登録状況を示す図である。
【図7】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータにおける遊技台DBの登録状況を示す図である。
【図8】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント設定画面を示す図である。
【図9】本発明の実施例に用いた会員管理コンピュータに表示されるイベント実施状況を示す図である。
【図10】本発明の実施例におけるカードユニット3並びに会員管理コンピュータ120の処理状況を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施例に用いた遊技用システムを構成する各機器の処理状況(開店処理時)を示す図である。
【図12】本発明の実施例に用いた遊技用システムを構成する各機器の処理状況(会員カード受付け時)を示す図である。
【符号の説明】
2 カードリーダ式パチンコ機
3 カードユニット
4 呼出ランプ
8 通信ケーブル
8’ HUB
10 通信ケーブル
11 通信回線網
100 システムコントローラ
120 会員管理コンピュータ
121 データバス
122 CPU
123 RAM
124 RTC
125 記憶装置
126 入力装置
127 表示装置
128 プリンタ
129 第1通信部
130 第2通信部
301 多機能表示部
301a 多機能LED
302 紙幣挿入口
303 硬貨投入口
304 硬貨返却ボタン
305 変更可能表示部
305a 変更可能LED
306 貸出単位変更ボタン
306a 貸出単位変更スイッチ
307 貸出単位表示部
307a 貸出単位表示器
308 端数ボタン
308a 端数スイッチ
309 度数表示部
309a 度数表示器
310 赤外線受光ユニット
311 方向指示表示部
311a 方向指示LED
312 挿入中表示部
312a 挿入中LED
313 硬貨返却口
314 会員カード用表示部
314a 会員カード用表示器
315 テンキー
315a テンキースイッチ
316 プレイ選択ボタン
316a プレイ選択スイッチ
317 エンターキー
317a エンターキースイッチ
318 ビジターカード装着口
318’ 透明カバー部材
319 会員カード挿入口
322 紙幣識別ユニット
324 硬貨識別ユニット
327 カードリーダライタ
328 制御ユニット
350 情報表示装置

Claims (6)

  1. 少なくとも遊技者を特定可能な遊技者特定情報と該遊技者に関する遊技者関連情報とが対応付けて登録された遊技者データベースを有する管理装置と、
    遊技場内に設置された遊技台に対応して設けられ、前記遊技者特定情報が記録された記録媒体を受付けて該記録情報の読み出しを行う読み出し手段と、該読み出し手段により読み出された前記遊技者特定情報と該遊技用装置を特定可能な装置識別情報とを前記管理装置に送信する送信手段とを備える遊技用装置と、
    から成る遊技用システムにおいて、
    前記管理装置は、
    複数の催事各々について、催事対象者となる条件を設定するための催事対象条件設定手段と、
    該催事対象条件設定手段にて設定された催事対象条件を記憶する催事対象条件記憶手段と、
    受信した前記遊技者特定情報に基づいて、該遊技者が催事対象者であるか否かを判定するための判定手段と、
    該判定手段にて催事対象者であると判定した場合に、前記遊技者特定情報とともに送信されてきた前記装置識別情報から、該装置識別情報を送信した遊技用装置が対応する遊技台を特定し、該特定した遊技台を特定可能な情報を表示するための表示手段と、
    前記判定手段にて催事対象者であると判定した場合に、催事対象遊技者である旨を前記遊技用装置に返信する返信手段と、
    を備え、
    前記遊技用装置は、
    該返信に基づいて催事対象者である旨の報知を行う報知手段と、
    前記催事対象者への利益付与の完了を入力するための入力手段と、を備え、
    該入力手段からの入力に基づき、前記報知手段による催事対象者である旨の報知を終了し、
    前記催事対象条件設定手段は、各々の催事について、遊技者1人あたりの催事対象者として判定される上限回数をさらに設定し、
    前記判定手段は、各遊技者について催事対象者であると判定された判定回数を計数する計数手段と、受信した前記遊技者特定情報に基づいて、該遊技者が前記催事対象条件を満たしているか否かを判定する催事対象条件判定手段と、前記計数手段により当該遊技者について計数された判定回数が上限回数に達しているか否かを判定する上限回数判定手段とを含み、前記催事対象条件判定手段により前記遊技者が催事対象条件を満たしていると判定され、かつ前記上限回数判定手段により判定回数が上限回数に達していないと判定されたときに、当該遊技者が催事対象者であると判定する
    ことを特徴とする遊技用システム。
  2. 前記遊技用装置は、前記報知手段により催事対象者である旨の報知が行われている状態で、前記入力手段により前記利益付与の完了が入力されたときに、該利益付与が完了した催事以外の催事対象者である場合には、前記報知手段により催事対象者である旨の報知を行い、該利益付与が完了した催事以外の催事対象者でない場合には、前記報知手段による催事対象者である旨の報知を終了する請求項1に記載の遊技用システム。
  3. 前記報知手段は、催事対象遊技者である旨の報知開始から所定時間の経過後において、報知態様を変化させる請求項1または2に記載の遊技用システム。
  4. 催事対象者である旨の報知を開始する時期を設定する報知開始時期設定手段を備える請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用システム。
  5. 前記催事対象条件設定手段は、各催事の優先度を設定可能とされ、前記報知手段は、前記優先度の最も高い催事の報知を行うとともに、利益付与が完了した催事以外の催事対象者である場合に、該利益付与が完了した催事の優先度に次いで優先度の高い催事の報知を開始する請求項1〜4のいずれかに記載の遊技用システム。
  6. 前記送信手段は、催事対象者である旨の報知が終了した旨を前記管理装置に送信し、前記管理装置は、該報知が終了した旨の受信に基づいて、報知が終了した旨を送信した遊技用装置が対応する遊技台の前記表示手段における表示態様を変更する表示態様変更手段を有する請求項1〜5のいずれかに記載の遊技用システム。
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