JP4059280B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents

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本発明は、湯を沸かして保温する電気湯沸かし器に関するものである。
近年、電気沸かし器の制御回路は交流電源から直流低電圧電源への変換に、整流後にトランスを使用せず、抵抗による電圧ドロップ方式やコンデンサによる電圧ドロップ方式などを用いることで、制御基板の低コスト化を図っている。特に、容器内のお湯を保温する保温ヒータを利用しての電圧ドロップ方式なども採用されている。
以下、保温ヒータを利用した従来の電気湯沸かし器の制御回路について説明する。図6に従来例の構成ブロック図を示す。図6において、1は液体を収容する容器、2は容器1の温度を測定する温度検知手段、3は容器1に収容された液体を加熱する加熱手段であり、加熱ヒータ3aとリレー3bとトランジスタTr5などで構成されている。容器1に収容された液体を任意の温度に保温する保温手段は、保温ヒータ4aで構成されている。5はダイオードブリッジからなる整流手段、6はSCRによるスイッチ素子、8は直流電源であり、オペアンプIC、および平滑コンデンサCなどにより構成されている。モータ駆動回路9は、ポンプ9aのポンプモータ9b、出湯スイッチ9c、およびトランジスタTr6などで構成されている。10は制御回路であり、温度検知手段2の入力によりトランジスタTr5のオンオフ信号を出力し加熱ヒータ3aを制御している。また、トランジスタTr6をオンすることにより、使用者が出湯スイッチ9cを閉じるとポンプモータ9bに直流電源8の電圧Vuが供給され、ポンプ9aにより容器1の液体が排出される。
上記構成において、その動作を説明する。まず、直流電源8の動作について説明する。図7は従来例における直流電源8の動作を示すタイミングチャートである。図7において、平滑コンデンサCの電圧Vuは、まず、A1時点で所定電圧VLを下回ると、オペアンプICの出力はLOWとなりトランジスタTr2はオフとなる。トランジスタTr2がオンのときには、スイッチ素子6のゲートをグランドに接続してゲート抵抗3からスイッチ素子6へのゲート電流を遮断していたので、トランジスタTr2がオフとなることにより、スイッチ素子6にゲート電流が供給され、スイッチ素子6は図7におけるA1時点でオンとなり、ダイオードD5を介して平滑コンデンサCに充電が開始される。
次に、A2時点で電圧Vuが所定電圧VHを上回ると、オペアンプIC出力はHIGHとなる。このとき、オペアンプICの出力はヒステリシスを持った動作をするため、所定電圧VLと所定電圧VHに電位差が生じており、このため平滑コンデンサCの電圧、すなわち直流電源8の出力電圧Vuは、電圧VLから電圧VHのリップルを持った直流電圧が得られる。また、スイッチ素子6は、一旦オンとなると、保持電流が流れ続けている間はオフとならないので、次に整流手段5による全波整流出力の電圧がゼロボルトとなるA3時点で、保持電流がなくなるまでは、保温ヒータ4aを介した電流が流れ続ける。
このとき、そのままでは平滑コンデンサCへの充電が継続してしまうので、図6に示したように、オペアンプICの出力により、トランジスタTr3をオンとしてA2時点からA3時点までは、平滑コンデンサCへの充電を停止している。またこのとき、ダイオードD5があるため、トランジスタTr3がオンとなっても、平滑コンデンサCに充電された電荷は、トランジスタTr3方向へと流れ出さず、電圧Vuは、直流電源8の出力で消費される電流分のみ低下していく。
次に、保温時における直流電流8の動作において、図面を参照しながら説明する。図8は保温時の動作を示すタイミングチャートである。図8において、B1時点で温度検知手段2の入力により測定した結果から、容器1内の液体の温度がそのとき設定されている保温温度以下になったと判断した場合、制御回路10は保温ヒータオン信号をLOWとするように制御している。この動作により、図6に示したトランジスタTr2はオフとなるので、抵抗R3によりスイッチ素子6はオン状態を続ける。
ところが、平滑コンデンサCの電圧Vuは電圧VL以上であるので、オペアンプICの出力はHIGHのままでトランジスタTr3はオン状態のままであり、平滑コンデンサCへの充電は開始されない。このため、保温ヒータ4aを介して直流電源8に供給されている電流は、平滑コンデンサCへは流れずに、そのまま整流素子5の全波整流回路とスイッチ素子6とトランジスタTr3を通じて商用電源に帰ることになり、保温ヒータ4aは容器1を加熱して容器1内の液体は所定の保温温度になるまで温度上昇する。
この間に、B2時点において平滑コンデンサCの電圧が電圧VLを下回ると、オペアンプICの出力がLOWとなるのでトランジスタTr3はオフとなり、スイッチ素子6からトランジスタTr3を通って商用電源に帰っていた電流は、平滑コンデンサCの充電に当てられる。そして電圧VHまで充電が完了すると再びオペアンプICの出力がHIGHとなるので、トランジスタTr3がオンとなり、平滑コンデンサCへの充電動作から、トランジスタTr3を通って商用電源に帰る動作に電流路が切り替えられる。そして、図8におけるB4時点で、温度検知手段2の入力により測定した結果から、容器1内の液体の温度がそのとき設定されている保温温度以上になったと判断したとき、制御回路10は保温ヒータオン信号をHIGHとする。
この動作により、図6に示したトランジスタTr2はオンとなるので、つぎのゼロボルト点であるB5時点において保持電流がなくなったスイッチ素子6はオフとなり、保温ヒータ4aへの通電が停止して容器1内の液体の加熱が終了する。
次に、ゲートオフ手段7の動作について説明する。ゲートオフ手段7は整流手段5の出力の瞬時電圧が所定の電圧以上ではスイッチ素子6をオンさせない手段で、ACピーク付近でのスイッチ素子6のオンによるノイズ抑制のために設けている。
図6において、スイッチ素子6がオフ状態の場合に整流手段5の全波整流回路の出力電圧が、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧を超えると抵抗R1を介してツェナー電流が流れ始め、さらに電圧が上昇して所定電圧VONに達するとツェナー電流が増加し、その電流によりトランジスタTr1がオンとなる。すると、スイッチ素子6のゲートがグランドに接続されるため、スイッチ素子6にゲート電流が流れなくなり、スイッチ素子6はオンとなれなくなるものである。すなわち、スイッチ素子6をオフ状態からオン状態にできるのは、整流手段5による全波整流回路の電圧が電圧VON以下の範囲だけとなる。
図9において、通常は、C1時点のように、平滑コンデンサCの電圧Vuが所定電圧VLまで低下した時点で、スイッチ素子6をオン、トランジスタTr3をオフとして平滑コンデンサCに充電を開始し、C2時点で充電が完了すると、トランジスタTr3を再びオンとして充電を停止し、スイッチ素子6もトランジスタTr2をオンとすることにより、C2時点でゲート電流を流さなくしているので保持電流がなくなるC3時点でオフにしている。
次に、C4時点で、平滑コンデンサCの電圧Vuが電圧VLまで低下した場合には、全波整流回路の出力がVON以上であり、トランジスタTr1がオン状態であるためゲート電流が流れず、スイッチ素子6はオフになれない。次に、C5時点で全波整流回路の出力がVON以下となってトランジスタTr1がオフになると初めてスイッチ素子6がオンとなる。すなわち、トランジスタTr1とトランジスタTr2が同時にオフする期間でのみ、スイッチ素子6のオンの開始が可能であり、図9においては、C1時点からC6時点までと、C5時点からC7時点でのみスイッチ素子6のオンの開始が可能になるようにしている。
しかし、このような従来の制御回路構成では、図9において、全波整流回路出力のC8時点からC5時点までの間に負荷電流の大きいポンプモータ9bを駆動した場合、モータ電流により平滑コンデンサCの電圧が急速に低下する。この間はゲートオフ手段7によってスイッチ素子6はオフとなっているので、電圧VLを大きく下回ってもC5時点が来るまでは、平滑コンデンサCに充電されない構成となっている。平滑コンデンサCの電圧が大きく低下すると制御回路10の電源電圧に影響し、リセットの可能性など不具合が生じる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、直流電源の平滑コンデンサの電圧が大きく低下することを防止することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、出湯スイッチより前に操作するロック解除キーの入力を受付ることでスイッチ素子をオンさせるように制御する制御回路を備えた電気湯沸かし器とするものである。これにより、負荷電流の大きいポンプモータを駆動する前に予めスイッチ素子をオンしておくので、平滑コンデンサの電圧Vuが電圧VLを下回った時点で、すぐに充電動作に入れ、電圧Vuが大きく低下することによる不都合を解消することができる。
本発明の電機湯沸かし器によれば、負荷電流の大きいポンプモータを駆動する前に予めスイッチ素子をオンしておくので、直流電源のコンデンサ電圧が大きく低下することを防止することができる。
本発明の請求項1記載の発明は、液体を収容する容器と、前記容器の液体を排出するポンプと、商用電源を整流する整流手段と、前記整流手段により整流された電流を二次側の回路にオンオフ通電するスイッチ素子と、前記スイッチ素子から供給される電圧をコンデンサにより平滑した直流電源と、前記整流手段の出力の瞬時電圧が所定の電圧以上では前記スイッチ素子をオンさせない手段と、出湯スイッチにより前記直流電源の電圧が供給されるポンプモータと、前記容器の液体を排出するため前記出湯スイッチより前に操作するロック解除キーと、前記ロック解除キーの入力を受付けることで前記スイッチ素子をオンさせるように制御する制御回路を備えた電気湯沸かし器とするものである。
また、本発明の請求項2記載の発明は、液体を収容する容器と、前記容器の液体を排出するポンプと、前記容器の液体を保温する保温ヒータと、商用電源を整流する整流手段と、前記整流手段により整流された電流を二次側の回路にオンオフ通電するスイッチ素子と、前記整流手段の出力の瞬時電圧が所定の電圧以上では前記スイッチ素子をオンさせない手段と、出湯スイッチにより前記直流電源の電圧が供給されるポンプモータと、前記容器の液体を排出するため前記出湯スイッチより前に操作するロック解除キーと、前記ロック解除キーの入力を受付けることで前記スイッチ素子をオンさせるように制御する制御回路を備え、前記制御回路は、前記ロック解除キーの受付から前記ポンプモータの起動までの期間、前記保温ヒータへのオン通電を行わない電気湯沸かし器とするものである。
さらに、本発明の請求項3記載の発明は、液体を収容する容器と、前記容器の液体を排出するポンプと、前記容器の液体を保温する保温ヒータと、商用電源を整流する整流手段と、前記整流手段により整流された電流を二次側の回路にオンオフ通電するスイッチ素子と、前記整流手段の出力の瞬時電圧が所定の電圧以上では前記スイッチ素子をオンさせない手段と、出湯スイッチにより前記直流電源の電圧が供給されるポンプモータと、前記容器の液体を排出するため前記出湯スイッチより前に操作するロック解除キーと、前記ロック解除キーの入力を受付けることで前記スイッチ素子をオンさせるように制御する制御回路を備え、前記制御回路は、前記ロック解除キーの受付からポンプモータの起動までの期間と、その期間終了から時間T後までの間、前記保温ヒータへのオン通電を行わない電気湯沸かし器とするものである。
このように、制御回路によって、ロック解除キーの入力を受付けにより、スイッチ素子をオンさせるように制御するので、負荷電流の大きいポンプモータを駆動する前に予めスイッチ素子をオンすることができ、平滑コンデンサの電圧Vuが電圧VLを下回った時点で、すぐに充電動作に入れ、電圧Vuが大きく低下することによる不都合を解消することができる。
また、制御回路によって、ロック解除キーの受付からポンプモータの起動までの期間、保温ヒータへのオン通電を行わないので、保温ヒータへの通電を必要最小限にすることができる。さらに、制御回路によって、ロック解除キーの受付からポンプモータの起動までの期間と、その期間終了から時間T後までの間、保温ヒータへのオン通電を行わないので、保温ヒータへの通電をさらに低減にすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、前述の従来例について説明した構成部分と同じ部分については同一符号を付しその説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態の構成を示す回路ブロック図であり、同図において、11は容器1の液体を排出するため出湯スイッチ9cより前に操作するロック解除キーである。図2は保温時における本実施の形態の動作を示すタイミングチャートである。
図2において、平滑コンデンサCの電圧Vuは、まず、D1時点で所定電圧VLを下回ると、電圧Vuを抵抗R7と抵抗R8で分割したオペアンプICへの正の入力(+)は、一定電圧が入力されている負の基準電圧入力(−)を下回り、オペアンプICの出力はLOWとなる。オペアンプICの出力がLOWとなるとトランジスタTr2とトランジスタTr3へのベース電流の供給が停止し、トランジスタTr2、Tr3はオフとなる。トランジスタTr2がオフとなることにより、スイッチ素子6にゲート電流が供給され、スイッチ素子6はD1時点でオンとなり、ダイオードD5を介して平滑コンデンサCに充電が開始される。
次に、D2時点で電圧Vuが所定電圧VHを上回ると、電圧Vuを抵抗R7と抵抗R8で分割して得たオペアンプICへの正の入力(+)は、一定電圧が入力されている負の基準電圧入力(−)を上回り、オペアンプIC出力はHIGHとなる。このとき、オペアンプICの出力に接続された抵抗R6の働きで、電圧Vuを分割しているオペアンプICへの正の入力(+)は、ヒステリシスを持った動作になっている。オペアンプICの出力がHIGHとなるとトランジスタTr2とTr3はオンとなる。トランジスタTr3のオンにより、平滑コンデンサCへの充電は停止される。トランジスタTr2のオンによりスイッチ素子6のゲート電流は供給されていないため、この状態が継続すれば全波整流回路出力の電圧がゼロボルトとなるD3時点でスイッチ素子6はオフとなる。
ここで、使用者が容器1の液体を排出するためにD4時点でロック解除キー11を押すと、制御回路10は保温ヒータオン信号をLOW出力し、負荷を検知する。そうすると、トランジスタTr2のベース−エミッタ間の電位差が0となり、トランジスタTr2はオフする。トランジスタTr2のオフによりD3時点でもスイッチ素子6のゲート電流が供給されるため、スイッチ素子6は引き続きオンする。この場合D2時点からD5時点のようにトランジスタTr3がオンしている期間は、平滑コンデンサCへの充電路はバイパスされ、商用電源は保温ヒータ4aのみの電力消費に使われる。
次に、D6時点で使用者がスイッチ9cを閉じて、ポンプモータ9bが駆動されると、D7時点より放電状態である平滑コンデンサCの電圧Vuは、モータの負荷電流が付加されることにより、D6時点より急速な放電が行われ、D8時点の電圧VLまで低下する。ここでスイッチ素子6は保温ヒータオン信号出力により継続オン状態であるので、トランジスタTr3をオフすることですぐに平滑コンデンサCの充電が行えるものである。以後は、ポンプモータ9bが駆動されている間はD8時点からD9時点およびD9時点からD10時点と同じ時定数による充放電が繰り返される。その後、使用者がスイッチ9bを開き、ロック解除キー11を再び押すと、制御回路10は保温ヒータオン信号の出力を停止する。以後、トランジスタTr2はオペアンプICの出力により制御される。
ここで、ロック解除キー11の入力により制御回路10が保温ヒータオン信号を出力しない場合を考えると、図3において、E1時点でポンプモータ9bが駆動されると、その負荷電流により平滑コンデンサCの電圧Vuは急速に放電されE2時点で電圧VLを下回る。しかし、E3時点でスイッチ素子6はオフしており、E2時点でゲートオフ手段7のトランジスタTr1はオン状態であるため、スイッチ素子6はE2時点ではオンできない。その結果スイッチ素子6がオンできるE4時点まで平滑コンデンサCの電圧Vuは電圧Vminまで低下してしまうことになる。電圧Vminが制御回路10のリセット電圧を下回ることになれば、制御回路10は制御動作の停止という不具合を起こす。
(実施の形態2)
図4において、モータオンモニター手段12の出力電圧は、出湯スイッチ9cを開いているときは、抵抗R15がグランドに接続されているため0Vであり、出湯スイッチ9cが閉じられているときは、電圧Vuを抵抗R14と抵抗R15により分圧した電圧、約5Vになる。本実施の形態の特徴とするところは、モータオンモニター手段12の信号を制御回路10が受付けると、保温ヒータオン信号を出力する構成としたものである。
このように、モータオンモニター手段12の信号により保温ヒータオン信号を出力する構成にすると、ポンプモータ9bの起動と同時にスイッチ素子6のオンを指示するため、実施の形態1におけるロック解除キー11の受付けからポンプモータ9bの起動までの期間、スイッチ素子6とトランジスタTr3のオンによる保温ヒータ4aの通電を行わないため、不要な電力を低減できるものである。
このように実施の形態2では、モータオンモニター手段12の出力信号を受付けると保温ヒータオン信号の出力を行うよう制御することで、ポンプモータ9bの起動と同時にスイッチ素子6のオンを指示するため、平滑コンデンサCの電圧Vuが電圧VLを下回った時点で充電動作に入るまでの時間が短縮され、電圧Vuが大きく低下することを防止できることに加え、保温ヒータ4bへの通電時間を大きく短縮し、不要な電力を低減できるものである。
(実施の形態3)
本実施の形態の特徴とするところは図5に示すように、制御回路10により、ロック解除キー11の受付けにより保温ヒータオン信号の出力を行い、ポンプモータ9b起動時に出力されるモータオンモニター手段12の信号を受付てから時間T後に保温ヒータオン信号の出力停止を行う構成にしたものである。
このようにモータオンモニター手段12の信号を受付けてから時間T後に保温ヒータオン信号の出力停止を行うことにより、起動電流が大きく安定時との電流差が大きいようなポンプモータを使用する場合に、起動電流による平滑コンデンサCの電圧Vuの低下を予めスイッチ素子6のオンにより防止し、安定時の負荷電流が流れる期間は、スイッチ素子6の制御をオペアンプICの出力にまかせることができる。本実施の形態ではT=100msとしている。これにより、平滑コンデンサCの電圧Vuが電圧VL以上の期間にスイッチ素子6とトランジスタTr3のオンによる保温ヒータ4aの通電を行わないため、不要な電力を低減できるものである。
このように、実施の形態3では、ロック解除キー11の入力を受け付けると保温ヒータオン信号の出力を行い、その後、モータオンモニター手段12の出力信号を受け付けてから所定時間後に、保温ヒータオン信号を出力停止するため、最大負荷電流であるポンプモータ9bの起動電流による平滑コンデンサCの電圧Vuの低下を防止できることに加え、保温ヒータ4bへの通電時間を減らし、不要な電力を低減できるものである。
以上のように、本発明に係る電機湯沸かし器は、負荷電流の大きいポンプモータを駆動する前に予めスイッチ素子をオンしておくので、直流電源のコンデンサ電圧が大きく低下することを防止することができ、負荷電流の大きい負荷を直流電源から供給する回路構成を有するものに適用することができる。
本発明の実施の形態1の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における電源回路の動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態1における電源回路の電圧低下の動作を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態2の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3における電源回路の動作を示すタイミングチャート 従来例の構成を示すブロック図 従来例における電源回路の動作を示すタイミングチャート 従来例における保温動作を示すタイミングチャート 従来例におけるノイズ抑制動作を示すタイミングチャート
符号の説明
1 容器
4b 保温ヒータ
5 整流手段
6 スイッチ素子
7 ゲートオフ手段
8 直流電源
9b ポンプモータ
9c 出湯スイッチ
10 制御回路
11 ロック解除キー

Claims (3)

  1. 液体を収容する容器と、前記容器の液体を排出するポンプと、商用電源を整流する整流手段と、前記整流手段により整流された電流を二次側の回路にオンオフ通電するスイッチ素子と、前記スイッチ素子から供給される電圧をコンデンサにより平滑した直流電源と、前記整流手段の出力の瞬時電圧が所定の電圧以上では前記スイッチ素子をオンさせない手段と、出湯スイッチにより前記直流電源の電圧が供給されるポンプモータと、前記容器の液体を排出するため前記出湯スイッチより前に操作するロック解除キーと、前記ロック解除キーの入力を受付ることで前記スイッチ素子をオンさせるように制御する制御回路を備えた電気湯沸かし器。
  2. 液体を収容する容器と、前記容器の液体を排出するポンプと、前記容器の液体を保温する保温ヒータと、商用電源を整流する整流手段と、前記整流手段により整流された電流を二次側の回路にオンオフ通電するスイッチ素子と、前記整流手段の出力の瞬時電圧が所定の電圧以上では前記スイッチ素子をオンさせない手段と、出湯スイッチにより前記直流電源の電圧が供給されるポンプモータと、前記容器の液体を排出するため前記出湯スイッチより前に操作するロック解除キーと、前記ロック解除キーの入力を受付ることで前記スイッチ素子をオンさせるように制御する制御回路を備え、前記制御回路は、前記ロック解除キーの受付から前記ポンプモータの起動までの期間、前記保温ヒータへのオン通電を行わない電気湯沸かし器。
  3. 液体を収容する容器と、前記容器の液体を排出するポンプと、前記容器の液体を保温する保温ヒータと、商用電源を整流する整流手段と、前記整流手段により整流された電流を二次側の回路にオンオフ通電するスイッチ素子と、前記整流手段の出力の瞬時電圧が所定の電圧以上では前記スイッチ素子をオンさせない手段と、出湯スイッチにより前記直流電源の電圧が供給されるポンプモータと、前記容器の液体を排出するため前記出湯スイッチより前に操作するロック解除キーと、前記ロック解除キーの入力を受付ることで前記スイッチ素子をオンさせるように制御する制御回路を備え、前記制御回路は、前記ロック解除キーの受付からポンプモータの起動までの期間と、その期間終了から時間T後までの間、前記保温ヒータへのオン通電を行わない電気湯沸かし器。
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