JP4058148B2 - 容器用シート及びそれを用いた容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規な容器用シート及びそれを用いた容器に関し、さらに詳しくは、皿的機能を有する基材と台紙とが疑似接着で一体化され、例えば餅菓子類などの粘着性製品を形崩れすることなく、容易に取り出すことができ、かつ金属系異物混入の検知が可能であって、特に粘着性食品用容器に好適に用いられる容器用シート、及びこのものを用いた容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば餅やおはぎなどの餅菓子類のような粘着性食品は、例えばエンボス加工されたポリエチレンフィルムを表面に有するアルミニウム箔が板紙などに貼合されて成る積層シートを用い、該アルミニウム箔上に載置し、上からヘラなどで該餅菓子類をそぎ取り、直接食するか、あるいは皿に取って食するといった方法が通常行われている。
しかしながら、このような粘着性食品載置用積層シートにおいては、餅菓子類は粘着力が極めて強いため、剥がれにくく、ヘラなどでそぎ取る際に形崩れしやすいので、皿に取って客に出す場合、形崩れによって客に出せないことがあるなど、しばしば好ましくない事態を招来する。また、アルミニウム箔が用いられているため、廃棄処分上の問題がある上、金属系異物混入の検知が不可能であるなど、品質管理上の問題もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情のもとで、粘着性食品を取り皿に取る必要がなく、形崩れがなくて良好な外観を保持したまま客に出すことができ、かつ金属系異物混入の検知が可能である上、廃棄処分の問題もなく、特に粘着性食品用容器に好適に用いられる容器用シート、及びこのものを用いた容器を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、特定の構成の皿的機能を有する基材と、特定の構成の台紙とを疑似接着させ、この両者が容易に剥離しうる構造のシートが、容器用シートとしてその目的に適合しうること、そして、この容器用シートを用い、その基材層が容器の内面になるように容器を形成し、かつ該基材層面に一つ以上の切れ目を設けることにより、例えば必要個数の粘着性食品を、形崩れをもたらすことなく、皿として機能する基材上に載置したまま取り出しうることを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)基材層、疑似接着層及び台紙層から構成され、台紙層の片面に剥離層が設けられ、該剥離層に疑似接着層を疑似接着することによって、基材層と台紙層が手作業で剥離可能であって、少なくとも基材層が物品を載せるトレーとして機能することを特徴とする容器用シート、
(2)基材層、疑似接着層及び台紙層から構成され、基材層と台紙層が剥離可能であって、少なくとも基材層が物品を載せるトレーとして機能する容器用シートであって、基材層が樹脂層(表面側)と紙層との積層体である容器用シート、
(3)樹脂層が表面に凹凸を有するプラスチックフィルム層である第(2)項記載の容器用シート、
(4)基材層が樹脂含有紙である第(1)項又は第 ( 2 ) 項記載の容器用シート、
(5)疑似接着層が熱可塑性樹脂層である第(1)項ないし第 ( 4 ) 項のいずれかに記載の容器用シート、及び
(6)第 ( 1 ) 項ないし第 ( 5 ) 項のいずれかに記載の容器用シートを用い、その基材層が容器の内面になるように容器を形成し、かつ該シートの基材層面から、少なくとも一つの切れ目をその先端が台紙層に接する深さで設けたことを特徴とする容器、
を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の容器用シートについて、添付図面に従って説明する。
図2は、本発明の容器用シートの1例の断面図であって、紙層7の表面側に樹脂層6を有する皿的機能をもつ基材層3と、台紙基材層10の疑似接着層8に接する面に剥離層9を有する台紙層2とが熱可塑性樹脂などからなる疑似接着層8を介して疑似接着されている構造を示す。
本発明シートにおいて、樹脂層6は、例えばその上に載置された餅菓子類などの粘着性食品を剥がしやすくするとともに、滑り落ちを防止するために、表面にエンボス加工などにより凹凸を設けたものが好ましい。この凹凸の例としては、平均径10〜2000μm、好ましくは50〜500μmで、かつ平均高さ(又は深さ)10〜1000μm、好ましくは40〜200μmの微細な凹凸をもつ梨地状のものが挙げられる。
このエンボス加工方法としては特に制限はなく、従来プラスチックシートのエンボス加工において慣用されている方法を用いることができる。例えば、紙基材表面に、熱可塑性樹脂を溶融押出法によりラミネートする際、エンボス加工されたロールを用い、ラミネートと同時にエンボス加工する方法を好ましく採用することができる。
また、この樹脂層を形成する熱可塑性樹脂としては、例えばポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂などのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂、塩化ビニリデン樹脂などが用いられるが、これらの中で、特にポリプロピレン系樹脂及びポリエチレン系樹脂が好適に用いられる。また、この樹脂層は、本発明シートを食品用容器に使用する場合、食品と直接接触するため、その添加剤、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、光安定剤、フィラー、滑剤などについては、人体に対して安全であるものを用いることが必要である。
なお、樹脂層6は、水や有機溶剤に溶解あるいは分散した天然又は合成樹脂を塗工したものでもよい。
この樹脂層6は、前記したように、食品を剥がしやすくするとともに、滑り落ちを防止する作用を有する外、食品に付着している液状物のシート中への浸透を防止する作用も有している。該樹脂層の平均厚さは、通常10〜1000μm、好ましくは40〜100μmの範囲で選ばれる。
本発明の容器用シートにおいて、紙層7を形成する紙基材としては特に制限はないが、一般に上質紙が好ましく用いられる。この上質紙は、厚さ50〜500μmの範囲のものが好ましく、特に100〜200μmの範囲のものが好適である。
本発明の容器用シートの基材層3としては、前記樹脂層6と紙層7との積層体の他、プラスチック板や紙であってもよい。廃棄処分上の問題から紙が好ましく、特にエポキシ樹脂やメラミン樹脂などの耐水化剤又は合成樹脂を塗布、含浸させた耐水紙や、フッ素樹脂などを塗布、含浸させた耐水・耐油紙が好ましく用いられる。さらに、これら耐水紙にはエンボス加工を施してもよい。
また、熱可塑性樹脂などからなる疑似接着層8は、次に述べる剥離層9と疑似接着し、この両者間で剥離する。該疑似接着層を形成する熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂が好ましく、ポリオレフィン系樹脂の中でもポリエチレン系樹脂、特に低密度ポリエチレンが好適である。該疑似接着層の厚さは、通常0.1〜30μmの範囲である。また、この疑似接着層の形成方法については後で説明する。
【0006】
一方、剥離層9は、台紙基材層10の片面に設けられるコート層であって、前記疑似接着層8と剥離可能に接着する。なお、剥離層9は前記疑似接着層8と該台紙基材層10が剥離可能に接着する場合は省略できる。この剥離層を形成する材料としては、例えばスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アルキッド樹脂などが挙げられる。また該剥離層には、必要に応じ、シリカ、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛などのフィラーを添加してもよい。
この剥離層を台紙基材層上に設ける方法については特に制限はなく、従来公知の種々の方法、例えばエアーナイフコーティング法、ロールコーティング法、エクストルージョンコーティング法などを用いることができる。この剥離層の厚さは、通常0.1〜30μmの範囲である。
さらに、この剥離層が設けられる台紙基材層10としては特に制限はないが、一般に上質紙が好ましく用いられる。この上質紙は、厚さ50〜500μmの範囲のものが好ましく、特に100〜200μmの範囲のものが好適である。
本発明の容器用シートの製造方法としては、前記の構造を有し、かつ疑似接着層8と台紙層2とが疑似接着され、これらの間で剥離可能であるものが得られる方法であればよく、特に制限はないが、例えば次に示す方法により、効率よく製造することができる。
まず、前記したように、紙層7の片面に、エンボス加工された熱可塑性樹脂層6を設けた基材層3を作製する。一方、台紙基材層10の片面に、剥離層9を設けた台紙層2を作製する。次に、疑似接着層8を構成する熱可塑性樹脂を押出機により加熱溶融してフィルム状に押出し、このフィルムの片面に前記基材層3の紙層7の表面を接触させると共に、他方の片面に台紙層2の剥離層9の表面を接触させ、基材層3と台紙層2を貼合する。
この際、疑似接着層を構成する溶融熱可塑性樹脂は、その一部が紙層7中に浸透するが、台紙層2の台紙基材には表面に剥離層9(目止め層)が設けられているので、この台紙基材中には浸透しない。したがって、疑似接着層と台紙層とは疑似接着され、これらの間で剥離可能となる。
このようにして、図2の断面図で示される本発明の容器用シート、すなわち、紙層7の片面に、好ましくは表面がエンボス加工された樹脂層6を有し、かつその反対面に疑似接着層8を有する皿的機能をもつ基材層3と、台紙基材層10の片面に剥離層9を有する台紙層2とが、疑似接着層8を介して疑似接着され、剥離可能な積層シートが得られる。
以上、剥離層9を台紙基材層10に設けた場合について述べたが、剥離層9を紙層7側に設けてもよい。この場合、疑似接着層8は台紙層2側に残る。
また、疑似接着層8に粘着剤を用いてもよい。この場合、基材層3にシリコーン樹脂やアルキッド樹脂などからなる剥離層を設け、該基材層3の剥離層の面と台紙層2を粘着剤を介して積層される。
次に、本発明の容器について、図2に示した本発明の容器用シートを使用した例を挙げて説明する。
本発明の容器の1例は、前記のようにして得られた本発明の容器用シートを、その台紙層が箱本体内面に接するように接着剤を介して装着し、かつ該シートの樹脂層6面から、少なくとも一つの切れ目をその先端が剥離層9に接する深さで設けたのである。
この容器について、添付図面に従って説明すると、図1(a)及び(b)は、それぞれ本発明の容器の1例の正面図及び平面図である。この図1で示されるように、本発明容器は、複数の粘着性食品4を載置する樹脂層6と、紙層7及び疑似接着層8とから構成され(この層構成は図示せず)、かつ取り出し部Y、Y'及び一つ以上の切れ目5が設けられた皿的機能を有する皿部30と、剥離層9及び台紙基材層10から構成された(層構成は図示せず)台紙層2とを、疑似接着層と剥離層で疑似接着させて成るシートを、その台紙基材層が箱本体1の内面に接するように接着剤を介して装着した構造を有している。なお、この図1において、取り出し部Y、Y'は曲げられていないが、取り出しやすくするために、内側に折り曲げられていてもよい。
【0007】
箱本体1の材質としては特に制限はないが、一般に紙基材が用いられる。また、この箱本体1の内面、すなわち底面及び側面に、該シートの台紙基材面を接着させるが、この接着剤としては特に制限はなく、従来紙と紙との接着に慣用されているものの中から任意のものを選択して用いることができる。
この容器に、粘着性食品4を複数個収容し、取り出し部Y、Y'をもって上方へ引き上げると、皿部30が、台紙層2から剥離するとともに、切れ目5から分離し、図3の斜視図に示されるように、粘着性食品4を載置した皿としての機能を発揮する。
本発明の容器は、例えば以下に示す工程に従って製造することができる。
図4は、本発明の容器の製造工程の1例を示す説明図であって、まず、(イ)の斜視図で示されるように、剥離層及び台紙基材層から構成された台紙層(層構成は図示せず)2と、樹脂層〜疑似接着層から構成された皿部(層構成は図示せず)30とが、それぞれ剥離層及び疑似接着層で疑似接着された本発明のシートを用い、台紙層2のみを、(ロ)の斜視図で示されるような形状にカットする。次いで、(ハ)の平面図(台紙層2を上にした場合)で示されるような形状に打ち抜き、Y、Y'の取り出し部を設け、さらに、(ニ)の平面図(皿部30を上にした場合)で示されるように、皿部30のみに切れ目を入れる。なお(ニ)において点線は折り線である。次に、このようにして加工されたシートを、図1で示されるように、その台紙層2側が箱本体1の底面及び側面に接するようにして接着剤により接着することにより、本発明の容器が得られる。
なお、上記では、箱本体の内側に本発明の容器用シートを装着した例で説明したが、本発明の容器用シートのみで容器を形成してもよい。
本発明における粘着性食品については、粘着性を有する固形食品であればよく、特に制限はないが、例えば大福もち、赤福もち、柏もち、桜もち、切りざんしよう、すはま、おはぎ、だんご、あべかわもちなどが挙げられる。
【0008】
【実施例】
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
実施例1
紙層を構成する厚さ160μmの上質紙[日本製紙社製、商品名:EV−A125]の片面に、ポリプロピレン樹脂[日本ポリオレフィン社製、商品名:LR510]を溶融押出法によりラミネートし、平均厚さ50μmの樹脂層を形成して基材層を作製した。この際、ロールとしてエンボス加工したものを用い、ラミネートと同時に、ポリプロピレン樹脂層の表面に、平均径500μm、平均高さ(又は深さ)60μmの微細な凹凸を有する梨目状のエンボス加工を施した。
一方、台紙基材層を構成する厚さ160μmの上質紙[日本製紙社製、商品名:EV−A125]の片面に、スチレン系樹脂[昭栄化学工業社製、商品名:エスゾール]をロールコーティング法により、コーティングして、厚さ2μmの剥離層を形成し台紙層を作製した。
次に、低密度ポリエチレン樹脂[日本ポリオレフィン社製、商品名:L182]を押出機により加熱溶融して上記基材層の紙層と上記台紙層の剥離層間にフィルム状に押出し、厚さ20μmの疑似接着層を形成させるとともに、上記基材層と上記台紙層を、この疑似接着層を介して貼合し、図2に示す構成の本発明の容器用シートを作製した。
このシートは、手により疑似接着層と剥離層間で、極めて容易に、かつきれいに剥離することができた。
実施例2
実施例1で得られた容器用シートを用い、図4の製造工程説明図で示される工程に従って、(ニ)に示すような、樹脂層、紙層及び疑似接着層から構成された皿部30のみに3個の切れ目5を入れ、かつ取出し部Y、Y'を設けた形状に加工した。
次に、この加工シートの台紙基材層を紙箱本体の底面及び側面に接着剤により接着することにより、図1に示す本発明の容器を作製した。
次に、この容器内に、図1で示すように、赤福もち12個を収容させたのち、Y、Y'の取り出し部を手でもち、上に引き上げると、皿部が台紙層から容易に剥離し、図3で示すように、3個の赤福もちを、形崩れなく載置したまま取り出すことができ、皿部は皿としての機能を発揮した。
また、赤福もちは基材層の樹脂層から容易に剥がれ、簡単に食すことができた。
実施例3
実施例1において、紙層と樹脂層を積層した基材層の代わりに、厚さ50μmの樹脂含浸紙[リンテック社製、商品名:耐油耐水紙]と厚さ160μmの上質紙[日本製紙社製、商品名:EV−A125]とをウェットラミネート法で貼合せ、平均径600μm、平均深さ50μmのエンボス加工した基材層を用いた以外は、実施例1と同様に実施して、本発明の容器用シートを作製した。
なお、上記基材層の上質紙側に疑似接着層を設けた。
実施例4
実施例3で得られた容器用シートを用い、実施例2と同様に実施して容器を作製し、おはぎを収容したところ、皿部は容易に取り出すことができ、かつ皿として機能し、また、おはぎは容易に皿部からはずすことができた。
【0009】
【発明の効果】
本発明の容器用シートは、台紙層と皿部とが容易に剥離することができ、該皿部に一つ以上の切れ目を設けて成るシートを装着した容器を用いることにより、必要個数の粘着性食品を取り皿に取る必要がなく、形崩れがなくて良好な外観を保持した状態で、皿部上に載置したまま取り出すことができる。また、皿部の表面には、通常梨目状にエンボス加工された熱可塑性樹脂層が設けられているので、粘着性食品は容易に剥がれ、しかも滑り落ちることがない。
さらに、該シートは、従来のようにアルミニウム箔を使用していないので、金属系異物混入の検知が可能である上、廃棄処分上の問題もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の容器の1例の正面図(a)及び平面図(b)である。
【図2】図2は、本発明の容器用シートの1例の断面図である。
【図3】図3は、本発明の容器に粘着性食品を収容し、皿部上に載置したまま取り出した状態を示す斜視図である。
【図4】図4は、本発明の容器の製造工程の1例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 箱本体
2 台紙層
3 基材層
4 食品
5 切れ目
6 樹脂層
7 紙層
8 疑似接着層
9 剥離層
10 台紙基材層
30 皿的機能を有する皿部
Y 取り出し部
Y' 取り出し部
Claims (6)
- 基材層、疑似接着層及び台紙層から構成され、台紙層の片面に剥離層が設けられ、該剥離層に疑似接着層を疑似接着することによって、基材層と台紙層が手作業で剥離可能であって、少なくとも基材層が物品を載せるトレーとして機能することを特徴とする容器用シート。
- 基材層、疑似接着層及び台紙層から構成され、基材層と台紙層が剥離可能であって、少なくとも基材層が物品を載せるトレーとして機能する容器用シートであって、基材層が樹脂層(表面側)と紙層との積層体である容器用シート。
- 樹脂層が表面に凹凸を有するプラスチックフィルム層である請求項2記載の容器用シート。
- 基材層が樹脂含有紙である請求項1又は2記載の容器用シート。
- 疑似接着層が熱可塑性樹脂層である請求項1ないし4のいずれかに記載の容器用シート。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載の容器用シートを用い、その基材層が容器の内面になるように容器を形成し、かつ該シートの基材層面から、少なくとも一つの切れ目をその先端が台紙層に接する深さで設けたことを特徴とする容器。
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