JP4057045B1 - 誤操作判定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
コンピュータ端末で行われた操作について、所定の操作などが行われた際に、誤操作がないのかを判定する誤操作判定システムを提供することを目的とする。
【解決手段】
操作画面情報を各クライアント端末から受け取る操作画面情報受付部と、操作画面情報一時記憶部と、操作ログ情報を各クライアント端末から受け取る操作ログ情報受付部と、操作ログ情報保存部と、操作類型情報記憶部と、誤操作判定処理を開始させるかを判定し、判定処理を開始させると判定した場合にはその操作ログ情報に対応する始点情報と終点情報とを抽出する操作ログ情報比較部と、誤操作判定処理を実行する誤操作判定部と、操作画面情報保存部と、を有しており、誤操作判定部は、始点情報と終点情報との間の各操作ログ情報を用いて誤操作があったかを判定し、操作ログ情報比較部は、始点情報と終点情報の間の操作画面情報を記憶させる、誤操作判定システムである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータ端末で行われた操作について、所定の操作などが行われた際に、その操作に応じた適切な入力が行われているか、即ち、誤操作がないのかを判定する誤操作判定システムに関する。
企業などの組織内では、その業務遂行のために多数のコンピュータ端末が使用されている。しかしユーザ全員がコンピュータ端末の操作に習熟しているわけではないことから、人によって習熟度に著しい差があり、コンピュータ端末に詳しくないことに起因した誤操作も存在している。
この誤操作は、単に本人の作業遅延にとどまっているのであれば、本人の習熟度が上がれば解決されるので、さほど問題とはならない。しかしこの誤操作によって、企業で扱っている情報の流出などもあり得る。このような誤操作は組織にとっては許容されるべきものではないことから、組織にとって各ユーザができるだけ誤操作を行わないように管理することが望まれている。
そこで下記特許文献に記載のような誤操作を監視するシステムが存在する。
特開2003−345487号公報 特開2000−163186号公報
特許文献1及び特許文献2に記載の従来の誤操作の監視システムの場合、各コンピュータ端末における操作を監視し、誤操作の場合にそのユーザに対して正しい操作方法を提示するシステムとなっている。また特許文献1に記載の発明の場合、さらに当該ユーザの過去の操作履歴を参照することによってユーザが行おうとしていた操作を推定した上で、ユーザに正しいと思われる操作方法を提示するシステムとなっている。
これらの誤操作の監視システムを用いることによって、当該ユーザに対して誤操作の情報を提示することができるので、当該ユーザは習熟を図ることができる点で有益である。
しかしコンピュータ端末の使用において、あるユーザが誤操作を行う場合には、ほかのユーザも同様の誤操作を行う可能性がある。すなわちユーザ自身の問題で誤操作が発生するほか、コンピュータ端末(或いはそこに搭載されているソフトウェア)に使いづらいなどの何らかの理由があることによって、複数のユーザで同じ誤操作が発生する可能性もある。そのような場合、その発生を各コンピュータ端末を管理する管理者がそれを事前に把握することによって、ほかのユーザに対しても何らかの処置を行うことができる。
たとえばあるユーザによって誤操作の可能性があると疑われる操作が発生した場合、ほかのユーザでも同様の誤操作の発生が予測される。従って、その誤操作を管理者が事前に把握し、それをほかのユーザにも通知したり、何らかの機能制限を加えたりすることによって、ほかのユーザにおいて誤操作の発生を防止することができる。そして誤操作に起因した情報流出等の問題も防ぐことができる。
しかし従来の誤操作の監視システムの場合、当該ユーザに対してしか正しい操作方法などが提示されておらず、上述のような課題を解決することができない。
そこで本願発明者は上記問題点に鑑み、誤操作が許されない、あるいは誤操作が発生しやすい操作などの、予め定められた操作を検出した場合に、その操作に対応した処理として予め設定されている間、当該コンピュータ端末における操作入力に誤操作の可能性があったかを判定してそれを通知することで、所定の管理者などが誤操作の可能性があったことを認知しやすくなる誤操作判定システムを発明した。
また単に誤操作の可能性があったことを判定するのみではなく、上述の予め定められた操作を検出した場合に、その操作に対応した処理として予め設定されている間、当該コンピュータ端末の表示装置で表示している画面を画像情報として保存させることによって、上記通知の際に、コンピュータ端末でどのような操作が行われていたのかを、所定の管理者などが認知しやすくなる誤操作判定システムを発明した。
請求項1の発明は、各クライアント端末における操作入力について誤操作の可能性を判定する誤操作判定システムであって、各クライアント端末における操作ログ情報を保存する操作ログ情報保存部と、トリガとなる操作ログ情報と、その処理を開始する始点情報と、その処理を終了する終点情報とを対応づけて記憶する操作類型情報記憶部と、前記クライアント端末からの操作ログ情報と、前記操作類型情報記憶部における前記トリガとなる操作ログ情報とを比較することで、誤操作判定処理を開始させるかを判定し、判定処理を開始させると判定した場合にはその操作ログ情報に対応する前記始点情報と終点情報とを前記操作類型情報記憶部から抽出する操作ログ情報比較部と、前記操作ログ情報比較部において誤操作判定処理を開始することを判定すると、前記誤操作判定処理として、前記始点情報と終点情報との間の操作ログ情報を前記操作ログ情報保存部から抽出し、その間の各操作ログ情報を用いて誤操作の可能性があるかを判定する誤操作判定部と、を有する誤操作判定システムである。
本発明のように構成することで、ユーザの当該クライアント端末に対する操作入力について誤操作の可能性があるかを判定することが出来る。そのため、そのような操作があった場合に、管理者などがそれを把握することが出来、それをユーザに指導したり、あるいはユーザのクライアント端末に対して当該操作の起動制御を行うことが出来る。これによって、誤操作による情報流出を防止したり、誤操作の改善を図ることが出来る。
また、クライアント端末からリアルタイムで操作画面情報や操作ログ情報を送信して管理端末で処理を実行しても良いし、バッチ処理で操作画面情報や操作ログ情報を送信して管理端末で処理を実行しても良い。
請求項2の発明は、各クライアント端末における操作入力について誤操作の可能性を判定する誤操作判定システムであって、各クライアント端末における操作ログ情報を、前記各クライアント端末から受け取る操作ログ情報受付部と、前記操作ログ情報受付部で受け付けた操作ログ情報を保存する操作ログ情報保存部と、トリガとなる操作ログ情報と、その処理を開始する始点情報と、その処理を終了する終点情報とを対応づけて記憶する操作類型情報記憶部と、前記受け取った操作ログ情報と、前記操作類型情報記憶部における前記トリガとなる操作ログ情報とを比較することで、誤操作判定処理を開始させるかを判定し、判定処理を開始させると判定した場合にはその操作ログ情報に対応する前記始点情報と終点情報とを前記操作類型情報記憶部から抽出する操作ログ情報比較部と、前記操作ログ情報比較部において誤操作判定処理を開始することを判定すると、前記誤操作判定処理として、前記始点情報と終点情報との間の操作ログ情報を前記操作ログ情報保存部から抽出し、その間の各操作ログ情報を用いて誤操作の可能性があるかを判定する誤操作判定部と、を有する誤操作判定システムである。
本発明のように構成しても、上述の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項3の発明は、操作入力について誤操作の可能性を判定する誤操作判定機能付きコンピュータ端末であって、該コンピュータ端末における操作ログ情報を保存する操作ログ情報保存部と、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報と、その処理を開始する始点情報と、その処理を終了する終点情報とを対応づけて記憶する操作類型情報記憶部と、前記操作ログ情報と、前記操作類型情報記憶部における前記トリガとなる操作ログ情報とを比較することで、誤操作判定処理を開始させるかを判定し、判定処理を開始させると判定した場合にはその操作ログ情報に対応する前記始点情報と終点情報とを前記操作類型情報記憶部から抽出する操作ログ情報比較部と、前記操作ログ情報比較部において誤操作判定処理を開始することを判定すると、前記誤操作判定処理として、前記始点情報と終点情報との間の操作ログ情報を前記操作ログ情報保存部から抽出し、その間の各操作ログ情報を用いて誤操作の可能性があるかを判定する誤操作判定部と、を有する誤操作判定機能付きコンピュータ端末である。
本発明のように構成してもで、上述の各発明と同等の技術的効果をクライアント端末で実現することが出来る。
請求項4の発明において、前記誤操作判定システムは、更に、各クライアント端末の表示装置で表示している操作画面情報を前記各クライアント端末から受け取る操作画面情報受付部と、前記操作画面情報受付部で受け付けた操作画面情報を一時的に記憶する操作画面情報一時記憶部と、前記操作ログ情報比較部が前記操作画面情報一時記憶部から抽出した操作画面情報を保存する操作画面情報保存部と、を有しており、前記操作ログ情報比較部は、前記始点情報と終点情報の間の操作画面情報を前記操作画面情報一時記憶部から抽出して、前記操作画面情報保存部に記憶させる、誤操作判定システムである。
請求項5の発明において、前記誤操作判定機能付きコンピュータ端末は、更に、該コンピュータ端末における操作画面情報を受け取る操作画面情報受付部と、前記操作画面情報受付部で受け付けた操作画面情報を一時的に記憶する操作画面情報一時記憶部と、前記操作ログ情報比較部が前記操作画面情報一時記憶部から抽出した操作画面情報を保存する操作画面情報保存部と、前記操作画面情報保存部に保存した操作画面情報を管理端末に送信する操作画面情報送信部と、を有しており、前記操作ログ情報比較部は、前記始点情報と終点情報の間の操作画面情報を前記操作画面情報一時記憶部から抽出して、前記操作画面情報保存部に記憶させる、誤操作判定機能付きコンピュータ端末である。
本発明のように構成することで、上述の各発明において、ユーザの操作入力を画像として保存できるが、操作画面情報の保存を行う場合にはどの時点(始点)からどの時点(終点)までを保存したらよいか特定することが出来る。これによって従来とは異なり、不要な操作画面情報を保存する必要がなくなる。またこれによって従来では保存を開始した操作画面情報から管理者が必要な操作画面情報を選択する必要性があったが、そのような作業を行う必要がなくなり、自動的に必要な操作画面情報が保存されることとなる。
請求項6の発明において、前記操作類型情報記憶部の前記始点情報は前記誤操作判定処理を開始する操作ログ情報であり、前記終点情報は前記誤操作判定処理を終了する操作ログ情報であり、前記操作ログ情報比較部は、前記誤操作判定部において誤操作の可能性があると判定した場合には、前記操作ログ情報保存部に保存する操作ログ情報のうち、該抽出した始点となる操作ログ情報と終点となる操作ログ情報の各日時情報を抽出し、その始点となる操作ログ情報の日時情報と終点となる操作ログ情報の日時情報との間の操作画面情報を、前記操作画面情報一時記憶部から抽出する、誤操作判定システムである。
上述の発明において、どの操作画面情報を保存するかは本発明のように構成することが好ましい。
請求項7の発明において、前記誤操作判定システムは、更に、前記誤操作判定部で誤操作の可能性があると判定した場合に、所定のコンピュータ端末に対して通知する、該クライアント端末に対して前記誤操作の可能性があると判定した操作の起動制限の指示を通知する、のいずれか一以上を行う通知部、を有する誤操作判定システムである。
このような通知部を設けることで、所定の管理者などに対して、ユーザによる誤操作を通知することが出来たり、あるいはユーザが利用するクライアント端末において当該操作の起動制限を実現することが出来る。これによってユーザによる誤操作の改善が図れると共に、誤操作による情報流出を減らすことも出来る。
請求項8の発明において、前記誤操作判定部は、前記始点となった操作ログ情報と、前記終点となった操作ログ情報との間の操作ログ情報を用いて、各操作に対応づけて予め割り当てられているポイントを演算し、該演算値が所定の条件を充足した場合に、誤操作の可能性があったと判定する、誤操作判定システムである。
請求項9の発明において、前記誤操作判定部は、前記始点となった操作ログ情報と、前記終点となった操作ログ情報との間の操作ログ情報を用いて、その時間間隔を算出し、該時間間隔が所定の条件を充足した場合に、誤操作の可能性があったと判定する、誤操作判定システムである。
誤操作の判定方法には様々な方法を用いることが出来るが、これらの発明のように構成することも出来る。
請求項10の発明は、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報と、その処理を開始する始点情報と、その処理を終了する終点情報とを対応づけて記憶する記憶装置にアクセス可能な管理端末を、各クライアント端末における操作ログ情報を、前記各クライアント端末から受け取り、前記管理端末の記憶装置に記憶させる操作ログ情報受付部、前記受け取った操作ログ情報と、前記記憶装置に記憶した前記トリガとなる操作ログ情報とを比較することで、誤操作判定処理を開始するかを判定し、誤操作判定処理を開始すると判定した場合にはその操作ログ情報に対応する前記始点情報と終点情報とを前記記憶装置から抽出する操作ログ情報比較部、前記操作ログ情報比較部において誤操作判定処理を開始することを判定すると、前記記憶装置に記憶する操作ログ情報を用いて前記誤操作判定処理を実行する誤操作判定部、として機能させる誤操作判定プログラムであって、前記誤操作判定部は、前記始点情報と終点情報との間の操作ログ情報を前記記憶装置から抽出し、その間の各操作ログ情報を用いて誤操作の可能性を判定する、誤操作判定プログラムである。
本発明のように構成することで、管理端末において上述の発明と同様の処理を実行することが出来る。
請求項11の発明は、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報と、その処理を開始する始点情報と、その処理を終了する終点情報とを対応づけて記憶する記憶装置にアクセス可能なクライアント端末を、各クライアント端末における操作ログ情報を前記クライアント端末の記憶装置に記憶させる操作ログ情報受付部、前記記憶装置に記憶した操作ログ情報と、前記記憶装置に記憶した前記トリガとなる操作ログ情報とを比較することで、誤操作判定処理を開始するかを判定し、誤操作判定処理を開始すると判定した場合にはその操作ログ情報に対応する前記始点情報と終点情報とを前記記憶装置から抽出する操作ログ情報比較部、前記操作ログ情報比較部において誤操作判定処理を開始することを判定すると、前記記憶装置に記憶する操作ログ情報を用いて前記誤操作判定処理を実行する誤操作判定部、として機能させる誤操作判定プログラムであって、前記誤操作判定部は、前記始点情報と終点情報との間の操作ログ情報を前記記憶装置から抽出し、その間の各操作ログ情報を用いて誤操作の可能性を判定する、誤操作判定プログラムである。
本発明のように構成することで、クライアント端末において上述の発明と同様の処理を実行することが出来る。
本発明を用いることによって、誤操作が許されない、あるいは誤操作が発生しやすい操作などの、予め定められた操作を検出した場合に、その操作に対応した処理として予め設定されている間、当該コンピュータ端末における操作入力に誤操作の可能性があったかを判定してそれを通知することで、所定の管理者などが誤操作の可能性があったことを認知しやすくなる。また一連の操作の連続性の監視を行わなければ発見できないような誤操作についても、本願発明では判定することができる。
また上記予め定められた操作を検出した場合に、その操作に対応した処理として予め設定されている間、当該コンピュータ端末の表示装置で表示している画面を画像情報として保存しているので、管理者などが誤操作の可能性を認知しやすくなる。
更に画面を画像情報として保存する場合、画面の保存を終了するタイミングが定められているので、無駄な画面の保存を行わなくても済み、管理者が必要な画面の画像情報と、不必要な画面の画像情報との切り分けを行わなくても良い。また不必要な画面の画像情報を保存しないので、記憶領域を無駄に消費せずに済む。
本発明の全体の概念図を図1に示す。
誤操作判定システム1は、各クライアント端末3を監視する管理者が利用するコンピュータ端末またはサーバ(以下、「管理端末2」という)において、所定のプログラムが読み込まれ、処理されることにより実現される(なお、このプログラムがクライアント端末3に読み込まれることで実現されても良い)。管理端末2は、複数のクライアント端末3においてどのようなプログラムが実行されているか、どのような操作が実行されているか、どのような画面が表示装置22で表示されているかを保存、監視する。従って、各クライアント端末3には、当該クライアント端末3において実行されているプログラム名、ファイル名などの情報や、当該クライアント端末3に入力装置23で入力された情報などが定期的に、あるいは新たなプログラムやファイルが実行された場合または終了した場合などの所定のタイミングで、クライアント端末3から管理端末2にその操作ログの情報を送信する機能、クライアント端末3の表示装置22で表示している画面をキャプチャして、定期的にまたは不定期に管理端末2に送信する機能を備えている。操作ログを送信する機能は、クライアント端末3の演算装置20で実行しているプログラム名やファイル名を抽出したり、メモリ内のプログラム名やファイル名を抽出したり、当該クライアント端末3の入力装置23で入力された情報を送信すればよい。また画面をキャプチャするには、例えばVRAMなどの画面に表示する情報を記憶する画面表示情報記憶部(図示せず)から画面で表示している画面情報を読み取り、それを画面情報として送信すればよい。
管理端末2は、プログラムの演算処理を実行するCPUなどの演算装置20と、情報を記憶するRAMやハードディスクなどの記憶装置21と、演算装置20の処理結果や記憶する情報をインターネットやLANなどのネットワークを介して送受信する通信装置24と、ディスプレイなどの表示装置22を少なくとも有している。コンピュータ上で実現する各機能(各手段)は、その処理を実行する手段(プログラムやモジュールなど)が演算装置20に読み込まれることでその処理が実行される。各機能は、記憶装置21に記憶した情報をその処理において使用する場合には、該当する情報を当該記憶装置21から読み出し、読み出した情報を適宜、演算装置20における処理に用いる。当該管理端末2には、キーボードやマウスやテンキーなどの入力装置23を有していても良い。図3に管理端末2のハードウェア構成の一例を模式的に示す。また管理端末2は、複数のコンピュータ端末またはサーバに、その機能が分散配置されていても良い。
本発明における各手段は、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。
誤操作判定システム1のシステム構成の一例を模式的に示す概念図を図2に示す。本実施例においては、操作画面に係る処理を管理端末2において行う場合を説明する。
管理端末2は、操作画面情報受付部4と操作画面情報一時記憶部5と操作ログ情報受付部6と操作ログ情報保存部7と操作類型情報記憶部8と操作ログ情報比較部9と操作画面情報保存部10と誤操作判定部13と通知部14とを有する。
操作画面情報受付部4は、各クライアント端末3から定期的にまたは不定期に、当該クライアント端末3の表示装置22で表示している操作画面の画面情報を、画像情報として受け取る。受け取った画像情報は、後述する操作画面情報一時記憶部5に一時的に記憶させる。なお操作画面情報受付部4は、操作画面情報一時記憶部5に操作画面情報を記憶させる際に、その日時、どのクライアント端末3における操作画面情報であるかを識別する情報と共に記憶させる。なお管理端末2が各クライアント端末3から操作画面情報を受け取る際にはネットワークを介して受け取っても良いし、操作画面情報がクライアント端末3においてDVDなどの記録媒体に記録され、その記録媒体が管理端末2に読み取られ、そこから操作画面情報を読み込むことによって受け取っても良い。
操作画面情報一時記憶部5は、操作画面情報受付部4が各クライアント端末3から受け取った操作画面情報を、画像情報として一時的に記憶させる。ここで一時記憶させた操作画面情報は、所定時間経過後、削除することが好ましい。また操作画面情報は、各クライアント端末3またはその利用者(ログイン名など)毎に保存することが好ましい。
操作ログ情報受付部6は、各クライアント端末3から定期的にまたは不定期に、当該クライアント端末3における操作ログ情報を受け取る。受け取った操作ログ情報は、後述する操作ログ情報保存部7に、その日時、どのクライアント端末3における操作ログ情報であるかを識別する情報と共に記憶させる。なお操作ログ情報としては、各クライアント端末3における操作内容を示す情報であれば良く、例えば「ファイルコピー」、「ファイル選択」、「ドライブ追加」など、当該クライアント端末3の利用者の操作を示す情報が該当する。
なお管理端末2が各クライアント端末3から操作ログ情報を受け取る際にはネットワークを介して受け取っても良いし、操作ログ情報がクライアント端末3においてDVDなどの記録媒体に記録され、その記録媒体が管理端末2に読み取られ、そこから操作ログ情報を読み込むことによって受け取っても良い。
操作ログ情報保存部7は、操作ログ情報受付部6が各クライアント端末3から受け取った操作ログ情報を保存する。操作ログ情報の一例を模式的に図5に示す。なお操作ログ情報は、各クライアント端末3またはその利用者(ログイン名など)毎に保存することが好ましい。
操作類型情報記憶部8は、操作ログ情報として受け付けた操作について、その操作と、どこから(始点となる操作ログ)どこまで(終点となる操作ログ、あるいは始点からの時間など)の操作を一連の操作として誤操作判定処理の対象とするか、を記憶する。またこの始点と終点が画面情報を保存する範囲となる。図6に操作類型情報記憶部8の一例を模式的に示す。操作類型情報は、どの操作ログ情報を検出したときに誤操作判定の処理を行うかを、管理者が任意に設定することが可能である。また始点となる操作ログ情報、終点となる操作ログ情報についても、管理者が任意に設定可能である。
操作ログ情報比較部9は、操作ログ情報受付部6で受け取った操作ログ情報に基づいて、誤操作判定の処理を開始するトリガとなる操作ログ情報であるかを、操作類型情報記憶部8(例えば図6)を参照することにより比較、判定する。例えば受け取った操作ログ情報が「ファイルコピー」であれば、操作類型情報記憶部8に記憶した、誤操作判定処理の開始を行うトリガとなる操作ログ情報なので、それを判定する。また「ファイルの新規作成」であれば、誤操作判定処理の開始を行う操作ログ情報として操作類型情報記憶部8に記憶されていないので、そのまま次の操作ログを操作ログ情報受付部6で受け取るのを待機する。
また操作ログ情報比較部9は、上述の比較、判定の結果、誤操作判定処理を開始することを判定した場合に、後述する誤操作判定部13における処理を開始させる。また操作ログ情報比較部9は、後述の誤操作判定部13における判定の結果、誤操作の可能性があることを判定した場合に、操作画面情報を、操作画面情報一時記憶部5から抽出し、それを後述する操作画面情報保存部10に記憶させる。この抽出の際には、操作ログ情報における、日時の情報、クライアント端末3を識別する情報などに基づいて行えばよい。
操作画面情報保存部10は、操作ログ情報比較部9において、操作画面情報一時記憶部5から抽出した操作画面情報を保存する。
誤操作判定部13は、上述の操作ログ情報比較部9において誤操作判定処理を開始することを判定すると、その始点、終点に対応する操作ログ情報の間の各操作ログ情報を、操作ログ情報保存部7から抽出する。具体的には、操作ログ情報比較部9で始点となる操作ログ情報を判定すると、誤操作判定部13において誤操作判定処理が開始される。まず、上述の終点となる操作ログ情報が操作ログ情報保存部7に記憶されるまで、それらを逐次、あるいはまとめて操作ログ情報保存部7から抽出することで、始点となった操作ログ情報から、終点となった操作ログ情報までの各操作ログ情報を抽出する。そして、これら抽出した操作ログ情報を用いて、その間に誤操作の可能性があるかを判定する。
抽出した各操作ログ情報に誤操作の可能性があるかは、様々な方法で判定することが出来るが、例えば以下のような方法がある。
第1の方法としては、始点となった操作ログ情報と、終点となった操作ログ情報との間の各操作ログ情報について、各操作(すべての操作でも一部の操作でも良い)に対応づけて予め割り当てられているポイントを演算し、その演算値が所定の条件を充足した場合(例えば所定の値や、始点として抽出した操作ログ情報に対して予め決められた値より大きい場合)に、誤操作の可能性があると判定する。これを模式的に示すのが図10及び図11である。
図10の例の場合、始点となった操作ログ情報(操作)が「ファイル「顧客情報(機密)」に対するファイルコピー」であり、終点となった操作ログ情報(操作)が「ファイル「顧客情報(機密)」に対するデータ貼り付け」である。そのため、この間の各操作ログ情報を抽出する。従って、「ファイル「予定表」の起動」、「ファイル「InternetExplorer」の起動」、「リムーバブルのドライブ追加」、「ファイル「予定表」のウィンドウ切り替え」と終点となった操作ログ情報について、予め定められたポイントが割り当てられているかを判定する。
たとえば、操作ログ情報「ウィンドウを開く」について「8ポイント」、「ウィンドウの切り替え」に「10ポイント」、「シフトキー押下」について「1ポイント」、「マウスの右ボタンクリック」に「15ポイント」、「スクリーンセーバが起動」に5ポイントが割り当てられており、誤操作であると判定する基準が「10ポイント」であったとすると、図10の場合、26(=8+8+10)ポイントであり(演算方法が加算であるとする)、所定の基準値10ポイントを超過しているので、誤操作の可能性があると誤操作判定部13は判定する。
また図11の場合、始点となった操作ログ情報(操作)、終点となった操作ログ情報が図10と同様であり、その間の各操作ログ情報が、「ファイル「予定表」の起動」、「ファイル「予定表」でシフトキー押下」、「リムーバブルのドライブ追加」であった場合には、9(=8+1)ポイントである。従って演算値が所定の基準値10ポイントを超過していないので、誤操作の可能性がないと誤操作判定部13は判定する。
第1の方法の場合、ポイントが必要以上に高いと、不必要な操作が含まれていることが考えられる。従って、そのような場合に誤操作の可能性があると判定すると良い。このようにポイントを用いて誤操作の可能性があったかを判定するので、各操作ログ情報に基づいて細かく誤操作の判定を行える。
また誤操作判定部13における誤操作判定の第2の方法としては、始点として抽出した操作ログ情報における日時情報と、終点として抽出した操作ログ情報における日情報とを用いて、その間の時間を算出し、それが所定の時間、あるいは始点として抽出した操作ログ情報に対して割り当てられた時間を超過している場合には、誤操作の可能性があると判定する。この場合を図12に示す。
図12の場合、始点として抽出した操作ログ情報における日時情報が「2007年1月30日11時18分」であり、終点として抽出した操作ログ情報における日時情報が「2007年1月30日11時54分」であることを誤操作判定部13が算出する。そして所定の時間、あるいは始点として抽出した操作ログ情報に対して割り当てられた時間が「30分」であったとすると、始点と終点との間の時間は「36分」であることから、基準時間を超過している。このような場合に、誤操作判定部13は、誤操作の可能性があると判定する。時間が不必要に長いと、操作に迷ったり、何らかの必要ない操作を行っていることが考えられるからである。
なお操作ログ情報に対して割り当てられた基準時間は、操作ログ情報(操作)ごとに任意に設定されていて良い。
誤操作判定部13における誤操作判定の第3の方法としては、始点の操作ログ情報と終点の操作ログ情報との間の操作ログ情報がいくつかあるかをカウントすることによって、その数が基準値以上の場合には誤操作の可能性があると判定する。
誤操作判定部13における誤操作判定の第4の方法としては、上述の第1の方法乃至第3の方法のいずれか2つ或いは3つを組み合わせた場合である。これらの双方を用いて誤操作判定処理を行うことにより、誤操作判定の精度を高めることが出来る。
通知部14は、誤操作判定部13において誤操作の可能性があるを判定すると、所定の管理者あるいはその管理者が利用するコンピュータ端末に対して、誤操作の可能性があることを通知する。その通知の際には、どのクライアント端末3(あるいはどのユーザ)において誤操作があったかのほか、その間の操作ログ情報の全部または一部、更に、操作画面情報保存部10で保存した、当該クライアント端末3の表示装置22で表示した各操作画面情報を通知することが好ましい。
あるいは通知部14は、当該クライアント端末3に対して、当該誤操作の可能性があると判定した操作について、当該操作入力に対応した制御の実行制限(たとえばソフトウェアや当該機能をロックするなど)を行う通知を与えたり、誤操作の可能性があることの通知を行っても良い。
次に本実施例における誤操作判定システム1の処理プロセスの一例を、図4のフローチャート、図2の概念図を用いて説明する。
各クライアント端末3から管理端末2には、当該クライアント端末3の入力装置23から行われた各種操作の情報(操作ログ情報)、当該クライアント端末3の表示装置22で表示している操作画面情報が、定期的にまたは所定のタイミングで送信されている。そして操作画面情報については、管理端末2の操作画面情報受付部4で受け取り、操作ログ情報については、管理端末2の操作ログ情報受付部6で受け取る(S100)。なお操作ログ情報の記録のタイミングと操作画面情報をキャプチャするタイミングとは同じであっても良いし、異なっても良い。
操作画面情報受付部4は、各クライアント端末3から操作画面情報を受け取ると、その日時、どのクライアント端末3における操作画面情報であるかの識別情報と共に、受け取った操作画面情報を操作画面情報一時記憶部5において、一時的に記憶させる(S110)。
また操作ログ情報受付部6は、各クライアント端末3から操作ログ情報を受け取ると、その日時、どのクライアント端末3における操作ログ情報であるかの識別情報と共に、受け取った操作ログ情報を操作ログ情報保存部7に保存させる(S110)。
操作ログ情報を受け取ると、操作ログ情報比較部9は、操作ログ情報受付部6で受け取った操作ログ情報が、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報であるかを、操作類型情報記憶部8(例えば図6)を参照することにより比較する(S120)。
この比較の結果、操作類型情報記憶部8に記憶されている、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報と、受け取った操作ログ情報とが一致する場合には(S130)、誤操作判定部13における誤操作判定処理を開始する。なお一致しない場合には、次の操作ログ情報が格納されるのを待機する。
誤操作判定処理を開始することを判定すると、上述の、一致した操作ログ情報に対応する操作類型情報における始点となる操作ログ情報、終点となる操作ログ情報が何の操作ログ情報であるかを、操作ログ情報比較部9は抽出する(S140)。そして抽出した始点となる操作ログ情報、終点となる操作ログ情報を誤操作判定部13に渡す。
例えば受け取った操作ログ情報が「ファイルコピー」であり、「ファイルコピー」が図6に示すように、操作類型情報記憶部8に記憶されている、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報と一致する場合には、当該「ファイルコピー」の始点と終点の情報、即ち、「同一タイトルのファイルの選択操作」、「ファイルコピーの操作」の情報を抽出する(S140)。
そして操作ログ情報比較部9において、上述の始点と終点との間の各操作ログ情報を操作ログ情報保存部7から抽出して、誤操作判定部13で上述の誤操作判定処理を実行することにより、誤操作の可能性があるかを判定する(S150)。
もし誤操作判定部13において誤操作の可能性があったことを判定できなかった場合には(S160)、そのまま次の操作ログ情報を待機する。
また誤操作判定部13において誤操作の可能性があったことを判定した場合には(S160)、操作ログ情報比較部9は、上記で特定した当該始点の時点と終点の時点の間における当該クライアント端末3における操作画面情報を、操作画面情報一時記憶部5から抽出して、操作画面情報保存部10に記憶させる(S170)。
例えば上述の場合、操作ログ情報「ファイルコピー」における、誤操作判定処理を開始する始点となる操作は「同一タイトルのファイルの選択操作」、終点となる操作は「ファイルコピーの操作」であることが操作類型情報記憶部8から抽出できるので、操作ログ情報比較部9は、その間における操作を操作ログ情報保存部7から検索する。つまり操作ログ情報「ファイルコピー」が選択されたのが、例えば「顧客情報(機密)」のファイル名であったとすると、ファイル名「顧客情報(機密)」の選択操作の時点とファイル名「顧客情報(機密)」のファイルコピー操作の時点とを、操作ログ情報保存部7から特定する。なおこの際に当該クライアント端末名などの識別情報を用いて識別させることが好ましい。
そうすると、ファイル名「顧客情報(機密)」の選択操作の時点は「2007年1月30日11時18分」、ファイル名「顧客情報(機密)」のファイルコピー操作の時点は「2007年1月30日11時24分」と特定できるので、操作ログ情報比較部9は、この間の当該クライアント端末3(図5の操作ログ情報の場合「SKY123456」のクライアント端末3)の操作画面情報を、操作画面情報一時記憶部5から抽出して操作画面情報保存部10に保存する。これを模式的に示すのが図7である。
このように、操作画面情報を保存する始点と終点のタイミングとを特定することによって、管理者がのちに操作画面情報を必要な部分だけ探したりする手間がなくなり、また無駄な操作画面情報を保存しておく必要もなくなる。
このようにして誤操作判定部13において誤操作の可能性があることを判定し、その間の操作画面情報を操作画面情報保存部10に保存すると、通知部14は、誤操作の可能性があること、その間の操作ログ情報(操作)の全部または一部、その間の操作画面情報とを、所定の管理者が利用するコンピュータ端末に対して通知する(S180)。あるいは通知部14は、当該クライアント端末3に対して、誤操作の可能性があると判定した機能(始点となった操作、始点と終点との間の各操作など任意に設定可能である)の起動制限の通知(この通知をクライアント端末3で受け取ることで当該機能の起動を制限する制御を行う)、クライアント端末3のユーザに対して、誤操作の可能性があることの通知を行っても良い。
次に本発明のほかの実施形態を説明する。実施例1では各クライアント端末3から定期的にまたは不定期に操作画面情報と操作ログ情報とが管理端末2に送信されていたが、本実施例では操作画面情報と操作ログ情報とをバッチ処理で行い管理端末2に送信する場合を説明する。
この場合、操作画面情報受付部4は各クライアント端末3からバッチ処理で送信される複数の操作画面情報を受け取り、操作画面情報一時記憶部5に記憶させる。また操作ログ情報受付部6は各クライアント端末3からバッチ処理で送信される複数の操作ログ情報を受け取り、操作ログ情報保存部7に保存させる(各操作ログ情報は時系列的に並べ替えられていることが好ましい)。
そして操作ログ情報比較部9は、操作ログ情報保存部7に保存した各操作ログ情報を順に、操作類型情報記憶部8に記憶する、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報であるかを比較する。
例えばバッチ処理で送られてきた操作ログ情報が図5の場合、まず最初の操作ログ情報「2007年1月30日11時18分」の「スタートメニューのアクティブ」の操作ログ情報が、図6に示すような操作類型情報記憶部8に記憶した、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報と一致するかを比較する。ここでは一致しないので、次の操作ログ情報、「2007年1月30日11時18分」の「顧客情報(機密)のファイル選択」の操作ログ情報が、図6に示すような操作類型情報記憶部8に記憶した、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報と一致するかを比較する。このようにバッチ処理で送られてきた操作ログ情報には複数の操作ログ情報があるので、順に、それらの操作ログ情報が、操作類型情報記憶部8に記憶した、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報と一致するかを比較し、一致した場合には実施例1と同様の操作ログ情報比較部9、誤操作判定部13、通知部14における処理を行うことで、誤操作の判定処理を行い、誤操作の可能性がある場合には、操作画面情報一時記憶部5から当該操作画面情報を抽出して、操作画面情報保存部10に保存する。
そしてバッチ処理で受け取った操作ログ情報の全てについて上述の処理を行ったのち、あるいは処理が終了し一定時間経過後、操作画面情報一時記憶部5に記憶した不要となった操作画面情報(操作画面情報保存部10に保存しなかった操作画面情報)を削除する。
なお上述の処理において、操作画面情報一時記憶部5に記憶した操作画面情報について、トリガとなる操作ログ情報と一致した場合に始点と終点とを特定して、それらの間の誤操作判定部13で誤操作判定処理を行う場合を説明したが、始点と終点を特定したのち、次の操作ログ情報の処理を行い、全ての操作ログ情報に係る処理を行ったのちに、特定した各始点と終点の間における誤操作判定処理を行うように構成しても良い。
上述の実施例1及び実施例2では、各クライアント端末3から操作画面情報と操作ログ情報とを管理端末2が受け取り、その処理を実行していたが、本実施例においてはその処理をクライアント端末3において行う場合を説明する。なお基本的な処理は実施例1及び実施例2と同様である。
この場合、各クライアント端末3には、操作画面情報一時記憶部5、操作ログ情報保存部7、操作ログ情報比較部9、操作類型情報記憶部8、操作画面情報保存部10、操作画面情報送信部11、操作ログ情報送信部12、誤操作判定部13、通知部14を備えることとなる。この場合のシステム構成の一例を図8に示す。なお以下の説明では実施例1と同様の処理をクライアント端末3で行う場合で説明するが、実施例2と同様の処理をクライアント端末3で行う場合でも良い。
操作画面情報一時記憶部5は、当該クライアント端末3の表示装置22で表示する操作画面情報を、VRAMなどから抽出することで、画像情報として一時的に記憶する。ここで一時記憶させた操作画面情報は、所定時間経過後、削除することが好ましい。また操作画面情報は、日次毎に保存することが好ましい。
操作ログ情報保存部7は、当該クライアント端末3における操作ログ情報を保存する。この操作ログ情報は、各端末における操作内容を示す情報を、日時などに対応づけて保存している。
操作類型情報記憶部8は、画面情報を保存する操作について、その操作と、どこから(始点)どこまで(終点)の操作を一連の操作として誤操作判定処理の対象とするか、を記憶する。またこの始点と終点とが画面情報を保存する範囲となる。図6に操作類型情報記憶部8の一例を模式的に示す。操作類型情報は、どの操作ログを検出したときに誤操作判定処理を開始するかを、管理者が任意に設定することが可能である。また誤操作判定処理を開始する始点となる操作、終点となる操作についても、管理者が任意に設定可能である。
操作ログ情報比較部9は、操作ログ情報保存部7に保存する操作ログ情報、または当該クライアント端末3の入力装置23などから入力された操作ログ情報などに基づいて、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログであるかを、操作類型情報記憶部8(例えば図6)を参照することにより比較、判定する。例えば受け取った操作ログ情報が「ファイルコピー」であれば、操作類型情報記憶部8に記憶した、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報なので、それを判定する。また「ファイルの新規作成」であれば、誤操作判定処理を開始するトリガの操作ログ情報として操作類型情報記憶部8に記憶されていないので、そのまま次の操作ログを操作ログ情報受付部6で受け取るのを待機する。
また操作ログ情報比較部9は、上述の比較、判定の結果、誤操作判定処理を開始することを判定した場合に、誤操作判定部13における誤操作判定処理を開始させる。また操作ログ情報比較部9は、後述の誤操作判定部13における判定の結果、誤操作の可能性があること判定した場合に、その始点、終点に対応する操作画面情報を、操作画面情報一時記憶部5から抽出し、それを後述する操作画面情報保存部10に記憶させる。この抽出の際には、操作ログ情報における、日時の情報などに基づいて行えばよい。
操作画面情報保存部10は、操作ログ情報比較部9において、画面情報を保存することを判定した操作画面情報を保存する。
操作画面情報送信部11は、操作画面情報保存部10に保存した操作画面情報、あるいは操作ログ情報比較部9が操作画面情報一時記憶部5から抽出した操作画面情報を、所定のタイミングで管理端末2に送信する。
操作ログ情報送信部12は、操作ログ情報保存部7に保存した操作ログ情報を所定のタイミングで管理端末2に送信する。なお操作画面情報と操作ログ情報とは、同じタイミングで管理端末2に送信されても良い。
操作画面情報送信部11、操作ログ情報送信部12は、後述の通知部14における通知タイミングと同じタイミングで送信することが好ましいが限定されない。
誤操作判定部13は、上述の操作ログ情報比較部9において誤操作判定処理を開始することを判定すると、その始点、終点に対応する操作ログ情報の間の各操作ログ情報を、操作ログ情報保存部7から抽出する。具体的には、操作ログ情報比較部9で始点となる操作ログ情報を判定すると、誤操作判定部13において誤操作判定処理が開始される。まず、上述の終点となる操作ログ情報が操作ログ情報保存部7に記憶されるまで、それらを逐次、あるいはまとめて操作ログ情報保存部7から抽出することで、始点となった操作ログ情報から、終点となった操作ログ情報までの各操作ログ情報を抽出する。そして、これら抽出した操作ログ情報を用いて、その間に誤操作の可能性があるかを判定する。
通知部14は、誤操作判定部13において誤操作があったことを判定すると、管理端末2に対して、または所定の管理者やその管理者が利用するコンピュータ端末に対して、誤操作の可能性があることを通知する。その通知の際には、どのクライアント端末3(あるいはどのユーザ)において誤操作の可能性があったかのほか、その間の操作ログ情報の全部または一部、更に、操作画面情報保存部10で保存した、当該クライアント端末3の表示装置22で表示した各操作画面情報を通知することが好ましい。
また通知部14は、誤操作として判定した操作について、当該操作入力に対応した制御の実行制限を当該クライアント端末3において行ったり、ユーザに対して通知を行っても良い。
次に本実施例における誤操作判定システム1の処理プロセスの一例を、図9のフローチャート、図8の概念図を用いて説明する。
各クライアント端末3では、当該クライアント端末3の入力装置23から行われた各種操作の情報(操作ログ情報)が定期的にまたは所定のタイミングで、当該クライアント端末3の操作ログ情報保存部7に保存される(S200)。また当該クライアント端末3の表示装置22で表示している操作画面情報を、画像情報としてVRAMなどから定期的にまたは所定のタイミングで抽出し、操作画面情報一時記憶部5に一時的に記憶される(S200)。これらの操作ログ情報、操作画面情報は、日時と対応づけて保存、一時記憶されることが好ましい。
操作ログ情報比較部9は、新たな操作ログ情報を受け取ると、受け取った操作ログ情報が、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログであるかを、操作類型情報記憶部8(例えば図6)を参照することにより比較する(S210)。
この比較の結果、操作類型情報記憶部8に記憶されている、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報と、受け取った操作ログ情報とが一致する場合には(S220)、一致した操作ログ情報に対応する操作類型情報における始点となる操作ログ情報、終点となる操作ログ情報が何の操作ログ情報であるかを、操作ログ情報比較部9は抽出する(S230)。抽出した始点となる操作ログ情報、終点となる操作ログ情報は、誤操作判定部13に渡す。
例えば受け取った操作ログ情報が「ファイルコピー」であり、「ファイルコピー」が図6に示すように、操作類型情報記憶部8に記憶されている、誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報と一致する場合には、当該「ファイルコピー」の始点と終点の情報、即ち、「同一タイトルのファイルの選択操作」、「ファイルコピーの操作」の情報を抽出する(S230)。
そして誤操作判定部13において、上述の始点と終点との間の各操作ログ情報を操作ログ情報保存部7から抽出して、上述の誤操作判定処理を実行することにより、誤操作があったかを判定する(S240)。
もし誤操作判定部13において誤操作があったことを判定できなかった場合には(S250)、そのまま次の操作ログ情報を待機する。
また誤操作判定部13において誤操作の可能性があることを判定した場合には(S250)、操作ログ情報比較部9は、上記で特定した当該始点の時点と終点の時点の間における当該クライアント端末3における操作画面情報を、操作画面情報一時記憶部5から抽出して、操作画面情報保存部10に記憶させる(S260)。
例えば上述の場合、操作ログ情報「ファイルコピー」における、誤操作判定処理を開始する始点となる操作は「同一タイトルのファイルの選択操作」、終点となる操作は「ファイルコピーの操作」であることが操作類型情報記憶部8から抽出できるので、操作ログ情報比較部9は、その間における操作を操作ログ情報保存部7から検索する。つまり操作ログ情報「ファイルコピー」が選択されたのが、例えば「顧客情報(機密)」のファイル名であったとすると、ファイル名「顧客情報(機密)」の選択操作の時点とファイル名「顧客情報(機密)」のファイルコピー操作の時点とを、操作ログ情報保存部7から特定する。
そうすると、ファイル名「顧客情報(機密)」の選択操作の時点は「2007年1月30日11時18分」、ファイル名「顧客情報(機密)」のファイルコピー操作の時点は「2007年1月30日11時24分」と特定できるので、操作ログ情報比較部9は、この間の操作画面情報を、操作画面情報一時記憶部5から抽出して操作画面情報保存部10に保存する。これを模式的に示すのが図7である。
このようして操作画面情報を保存すると、通知部14が所定の管理者または管理者が利用するコンピュータ端末に対して、誤操作の可能性があることを通知し、また操作画面情報保存部10に保存した操作画面情報を、所定のタイミングで、操作画面情報送信部11が管理端末2に送信する(S270)。また同様に、操作ログ情報送信部12は、所定のタイミングで、操作ログ情報保存部7に保存した操作ログ情報を管理端末2に送信する(S270)。
本実施例の処理によっても実施例1や実施例2と同様に、操作画面情報を保存する始点と終点のタイミングとを特定することによって、管理者がのちに操作画面情報を必要な部分だけ探したりする手間がなくなり、また無駄な操作画面情報を保存しておく必要もなくなる。
更に実施例1及び実施例2と異なり、主要な処理をクライアント端末3において行うため、管理端末2では必要な操作画面情報だけを受け取ることで済む。その為、実施例1及び実施例2の場合よりも管理端末2における処理負担が軽減される。
本発明の誤操作判定システム1を用いることによって、誤操作が許されない、あるいは誤操作が発生しやすい操作などの、予め定められた操作を検出した場合に、その操作に対応した処理として予め設定されている間、当該コンピュータ端末における操作入力に誤操作があったかを判定してそれを通知することで、所定の管理者などが誤操作があったことを認知しやすくなる。
また上記予め定められた操作を検出した場合に、その操作に対応した処理として予め設定されている間、当該コンピュータ端末の表示装置で表示している画面を画像情報として保存しているので、管理者などが誤操作を認知しやすくなる。
更に画面を画像情報として保存する場合、画面の保存を終了するタイミングが定められているので、無駄な画面の保存を行わなくても済み、管理者が必要な画面の画像情報と、不必要な画面の画像情報との切り分けを行わなくても良い。また不必要な画面の画像情報を保存しないので、記憶領域を無駄に消費せずに済む。
本発明の全体の概念図を模式的に示す図である。 本発明のシステム構成の一例を模式的に示す図である。 管理端末のハードウェア構成の一例を模式的に示す図である。 本発明の処理プロセスの一例を模式的に示すフローチャートである。 操作ログ情報保存部を模式的に示す図である。 操作類型情報記憶部を模式的に示す図である。 操作画面情報を抽出する始点と終点とを模式的に示す概念図である。 本発明のほかのシステム構成の一例を模式的に示す図である。 本発明のほかの処理プロセスの一例を模式的に示すフローチャートである。 誤操作判定の第1の方法の例を示す図である。 誤操作判定の第1の方法のほかの例を示す図である。 誤操作判定の第2の方法の例を示す図である。
符号の説明
1:誤操作判定システム
2:管理端末
3:クライアント端末
4:操作画面情報受付部
5:操作画面情報一時記憶部
6:操作ログ情報受付部
7:操作ログ情報保存部
8:操作類型情報記憶部
9:操作ログ情報比較部
10:操作画面情報保存部
11:操作画面情報送信部
12:操作ログ情報送信部
13:誤操作判定部
14:通知部
20:演算装置
21:記憶装置
22:表示装置
23:入力装置
24:通信装置

Claims (11)

  1. 各クライアント端末における操作入力について誤操作の可能性を判定する誤操作判定システムであって、
    各クライアント端末における操作ログ情報を保存する操作ログ情報保存部と、
    トリガとなる操作ログ情報と、その処理を開始する始点情報と、その処理を終了する終点情報とを対応づけて記憶する操作類型情報記憶部と、
    前記クライアント端末からの操作ログ情報と、前記操作類型情報記憶部における前記トリガとなる操作ログ情報とを比較することで、誤操作判定処理を開始させるかを判定し、判定処理を開始させると判定した場合にはその操作ログ情報に対応する前記始点情報と終点情報とを前記操作類型情報記憶部から抽出する操作ログ情報比較部と、
    前記操作ログ情報比較部において誤操作判定処理を開始することを判定すると、前記誤操作判定処理として、前記始点情報と終点情報との間の操作ログ情報を前記操作ログ情報保存部から抽出し、その間の各操作ログ情報を用いて誤操作の可能性があるかを判定する誤操作判定部と、
    を有することを特徴とする誤操作判定システム。
  2. 各クライアント端末における操作入力について誤操作の可能性を判定する誤操作判定システムであって、
    各クライアント端末における操作ログ情報を、前記各クライアント端末から受け取る操作ログ情報受付部と、
    前記操作ログ情報受付部で受け付けた操作ログ情報を保存する操作ログ情報保存部と、
    トリガとなる操作ログ情報と、その処理を開始する始点情報と、その処理を終了する終点情報とを対応づけて記憶する操作類型情報記憶部と、
    前記受け取った操作ログ情報と、前記操作類型情報記憶部における前記トリガとなる操作ログ情報とを比較することで、誤操作判定処理を開始させるかを判定し、判定処理を開始させると判定した場合にはその操作ログ情報に対応する前記始点情報と終点情報とを前記操作類型情報記憶部から抽出する操作ログ情報比較部と、
    前記操作ログ情報比較部において誤操作判定処理を開始することを判定すると、前記誤操作判定処理として、前記始点情報と終点情報との間の操作ログ情報を前記操作ログ情報保存部から抽出し、その間の各操作ログ情報を用いて誤操作の可能性があるかを判定する誤操作判定部と、
    を有することを特徴とする誤操作判定システム。
  3. 操作入力について誤操作の可能性を判定する誤操作判定機能付きコンピュータ端末であって、
    該コンピュータ端末における操作ログ情報を保存する操作ログ情報保存部と、
    誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報と、その処理を開始する始点情報と、その処理を終了する終点情報とを対応づけて記憶する操作類型情報記憶部と、
    前記操作ログ情報と、前記操作類型情報記憶部における前記トリガとなる操作ログ情報とを比較することで、誤操作判定処理を開始させるかを判定し、判定処理を開始させると判定した場合にはその操作ログ情報に対応する前記始点情報と終点情報とを前記操作類型情報記憶部から抽出する操作ログ情報比較部と、
    前記操作ログ情報比較部において誤操作判定処理を開始することを判定すると、前記誤操作判定処理として、前記始点情報と終点情報との間の操作ログ情報を前記操作ログ情報保存部から抽出し、その間の各操作ログ情報を用いて誤操作の可能性があるかを判定する誤操作判定部と、
    を有することを特徴とする誤操作判定機能付きコンピュータ端末。
  4. 前記誤操作判定システムは、更に、
    各クライアント端末の表示装置で表示している操作画面情報を前記各クライアント端末から受け取る操作画面情報受付部と、
    前記操作画面情報受付部で受け付けた操作画面情報を一時的に記憶する操作画面情報一時記憶部と、
    前記操作ログ情報比較部が前記操作画面情報一時記憶部から抽出した操作画面情報を保存する操作画面情報保存部と、を有しており、
    前記操作ログ情報比較部は、
    前記始点情報と終点情報の間の操作画面情報を前記操作画面情報一時記憶部から抽出して、前記操作画面情報保存部に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の誤操作判定システム。
  5. 前記誤操作判定機能付きコンピュータ端末は、更に、
    該コンピュータ端末における操作画面情報を受け取る操作画面情報受付部と、
    前記操作画面情報受付部で受け付けた操作画面情報を一時的に記憶する操作画面情報一時記憶部と、
    前記操作ログ情報比較部が前記操作画面情報一時記憶部から抽出した操作画面情報を保存する操作画面情報保存部と、
    前記操作画面情報保存部に保存した操作画面情報を管理端末に送信する操作画面情報送信部と、
    を有しており、
    前記操作ログ情報比較部は、
    前記始点情報と終点情報の間の操作画面情報を前記操作画面情報一時記憶部から抽出して、前記操作画面情報保存部に記憶させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の誤操作判定機能付きコンピュータ端末。
  6. 前記操作類型情報記憶部の前記始点情報は前記誤操作判定処理を開始する操作ログ情報であり、前記終点情報は前記誤操作判定処理を終了する操作ログ情報であり、
    前記操作ログ情報比較部は、
    前記誤操作判定部において誤操作の可能性があると判定した場合には、前記操作ログ情報保存部に保存する操作ログ情報のうち、該抽出した始点となる操作ログ情報と終点となる操作ログ情報の各日時情報を抽出し、その始点となる操作ログ情報の日時情報と終点となる操作ログ情報の日時情報との間の操作画面情報を、前記操作画面情報一時記憶部から抽出する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の誤操作判定システム。
  7. 前記誤操作判定システムは、更に、
    前記誤操作判定部で誤操作の可能性があると判定した場合に、所定のコンピュータ端末に対して通知する、該クライアント端末に対して前記誤操作の可能性があると判定した操作の起動制限の指示を通知する、のいずれか一以上を行う通知部、
    を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の誤操作判定システム。
  8. 前記誤操作判定部は、
    前記始点となった操作ログ情報と、前記終点となった操作ログ情報との間の操作ログ情報を用いて、各操作に対応づけて予め割り当てられているポイントを演算し、該演算値が所定の条件を充足した場合に、誤操作の可能性があったと判定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の誤操作判定システム。
  9. 前記誤操作判定部は、
    前記始点となった操作ログ情報と、前記終点となった操作ログ情報との間の操作ログ情報を用いて、その時間間隔を算出し、該時間間隔が所定の条件を充足した場合に、誤操作の可能性があったと判定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の誤操作判定システム。
  10. 誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報と、その処理を開始する始点情報と、その処理を終了する終点情報とを対応づけて記憶する記憶装置にアクセス可能な管理端末を、
    各クライアント端末における操作ログ情報を、前記各クライアント端末から受け取り、前記管理端末の記憶装置に記憶させる操作ログ情報受付部、
    前記受け取った操作ログ情報と、前記記憶装置に記憶した前記トリガとなる操作ログ情報とを比較することで、誤操作判定処理を開始するかを判定し、誤操作判定処理を開始すると判定した場合にはその操作ログ情報に対応する前記始点情報と終点情報とを前記記憶装置から抽出する操作ログ情報比較部、
    前記操作ログ情報比較部において誤操作判定処理を開始することを判定すると、前記記憶装置に記憶する操作ログ情報を用いて前記誤操作判定処理を実行する誤操作判定部、
    として機能させる誤操作判定プログラムであって、
    前記誤操作判定部は、
    前記始点情報と終点情報との間の操作ログ情報を前記記憶装置から抽出し、その間の各操作ログ情報を用いて誤操作の可能性を判定する、
    ことを特徴とする誤操作判定プログラム。
  11. 誤操作判定処理を開始するトリガとなる操作ログ情報と、その処理を開始する始点情報と、その処理を終了する終点情報とを対応づけて記憶する記憶装置にアクセス可能なクライアント端末を、
    各クライアント端末における操作ログ情報を前記クライアント端末の記憶装置に記憶させる操作ログ情報受付部、
    前記記憶装置に記憶した操作ログ情報と、前記記憶装置に記憶した前記トリガとなる操作ログ情報とを比較することで、誤操作判定処理を開始するかを判定し、誤操作判定処理を開始すると判定した場合にはその操作ログ情報に対応する前記始点情報と終点情報とを前記記憶装置から抽出する操作ログ情報比較部、
    前記操作ログ情報比較部において誤操作判定処理を開始することを判定すると、前記記憶装置に記憶する操作ログ情報を用いて前記誤操作判定処理を実行する誤操作判定部、
    として機能させる誤操作判定プログラムであって、
    前記誤操作判定部は、
    前記始点情報と終点情報との間の操作ログ情報を前記記憶装置から抽出し、その間の各操作ログ情報を用いて誤操作の可能性を判定する、
    ことを特徴とする誤操作判定プログラム。
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