JP4056694B2 - 液注出容器の中栓 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液注出容器の中栓、とくに分別廃棄を容易にするとともに不正行為の有無を確認できるようにした中栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器口部上端部に、注出筒天面にバージンシールを貼着した中栓を被嵌した化粧料、食料品等の液注出容器、例えば、図5に示すような容器は、従来より知られている。
図5において、Aaは容器、Baは中栓である。
容器の口部aの上端部は、縮径嵌合部bとなっており、上端外周には、嵌合突条cが突設されている。
【0003】
中栓Baは、内筒dと外筒eおよび上壁fとを具えており、外筒eには、口部aの嵌合突条cに係合する嵌合突条gが設けられている。
上壁fの中央部には、注出孔を穿孔した注出筒hが立設されており、注出筒hの天面には、バージンシールiが貼着されている。
上記液注出容器は、内容物充填後に、容器口部aに中栓Baを打栓し、注出筒h天面にバージンシールiを貼着することによって容器内部を密封し、外気が容器内部に侵入することを防いで、雑菌の侵入、内容物の酸化などにより内容物が変質しないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、過剰包装の回避、資源の節約が求められ、キャップを被せただけで、その上から密封包装しないで店頭に陳列し、販売されるようになっている。
そうした場合、商品を手に取りキャップを開いて、故意または過失によりバージンシールを剥がしたり、時には、中栓をこじ開け異物を混入するという犯罪的行為すら行われる可能性がある。
【0005】
そうした不正行為の有無を点検するために、キャップを開いてシールや中栓の嵌合部を観察することが行われるが、中栓がこじ開けられ不正行為が行われた後に再び中栓が被嵌されると、中栓がこじ開けられたか否かを簡単に視認できないという問題点があった。
【0006】
また、近年、使用後の容器の廃棄にあたっては、資源の再利用のため、異種の樹脂が混入しないよう容器と中栓を分別して廃棄することが求められている。
しかし、上記従来の液注出容器では、中栓の嵌着を強くしており、簡単に取り外すことができなくなっている。
各家庭では、ドライバーやナイフ、その他金属製のへら状物を中栓の外筒下端と容器口部との間に差し込み、中栓をこじ開け取り外すようにしているが、それも簡単ではなく、大部分の家庭では、分別しないでそのまま廃棄しているのが現状であるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決することを課題として、注出容器の廃棄にあたって、中栓を容易に取り外すことができ、かつ、店頭陳列時に、故意または過失による不正行為が行われたか否かを簡単に判別確認できるようにした液注出容器の中栓を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、液注出容器の中栓として、容器の口部上端に、上壁に注出筒を立設した中栓を嵌合した液注出容器において、容器口部は、上端の縮径嵌合部と拡径部とを具え、拡径部の上端部に膨出環を設け、拡径部の上面に縮径嵌合部に沿って上端を縮径嵌合部より切り下げた一定巾の差込段部を設け、中栓の外筒下端に、切断可能な連結片を介して、縮径嵌合部全周と差込段部を覆い、口部拡径部の膨出環と係合する膨出環を具えた保護リングを連設したことを特徴とする構成を採用する。
【0009】
保護リングの実施態様として、保護リングに弱化ラインを刻設し、弱化ラインの近傍に摘みを設けたことを特徴とする構成を採用する。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは容器、Bは中栓、Cはキャップであり、容器Aはガラスまたは硬質の合成樹脂によって成形され、化粧料、食料液などが収容されている。
中栓B、キャップCは、容器Aと異なる合成樹脂によって成形されている。
【0011】
図1,2に示すように、容器Aは口部1と、胴部2、底部とからなっており、口部1は、上方の縮径嵌合部3と拡径部4、該拡径部4よりやや拡径されたねじ筒部5とを具えている。
縮径嵌合部3の上端外周には、嵌合突条6が突設され、拡径部4の所定の位置には、縮径嵌合部3外周に沿って一定巾に渡って切り下げられた差込段部7が刻設され、該差込段部7の下方に膨出環8が突設されている。
【0012】
ねじ筒部5には、ねじ9が螺設され、その下方にネックリング10が突設され、胴部2の肩壁に続いている。
胴部2は、断面円形又は楕円形、或いは角形であり、内容物によっては、容器Aを合成樹脂によって成形し、スクイズ可能とすることもできる。
【0013】
図3に示すように、中栓Bは、口部1の縮径嵌合部3に嵌合する内筒11と外筒12、および上壁13とを具えており、内筒11は、容器口部1内周との間に締め代を以て嵌合するようにし、容器A内部を密封するようにしている。
【0014】
外筒12は、口部1の嵌合突条6外周に嵌合され、その下端には、口部1の嵌合突条6の下側に係合する嵌合突条14が設けられている。
外筒12の下端外周には、切断可能な複数の連結片15を介して保護リング16が連設されている。
保護リング16の下端には、口部1の膨出環8に係合する膨出環17が設けられており、保護リング16の内周の所定位置には、縦方向に切断溝が刻設されて弱化ライン18が形成され、弱化ライン18の右側には、保護リング16下端から下方に延びる摘み19が設けられている。
【0015】
上壁13の中央部には、注出孔20を穿孔した注出筒21が立設されており、その上面には、図2に示すようなバージンシール22が貼着されている。
本実施形態においては、バージンシールを貼着するようにしているが、シール方法については、バージンシールに限定されない。
【0016】
キャップCは、無色透明または着色された合成樹脂をもって成形され、図1に示すように、頂壁23と側周壁24とからなっている。
頂壁23の下端には、注出筒21上面に接圧し、注出孔20を密封するパッキンが保持されており、側周壁24には、口部1のねじ9に螺合するねじが螺設されている。
【0017】
次に、本発明液注出容器の作用効果について説明する。
本注出容器は、内容物が充填された後に中栓Bが打栓され、次いで、バージンシール22が貼着される。
キャップCが被蓋された液注出容器は、キャップCを密封する包装をしないで出荷され、販売のため店頭に陳列される。
【0018】
陳列された容器は、容器Aを手に取りキャップCを開いて、故意または過失によりシールを剥がしたり、中栓Bを取り外すような不正行為が行われる可能性がある。
しかしながら、中栓Bを取り外すためには、保護リング16を取り外さなければならず、そのためには、摘み19を引き出し、弱化ライン18を切断し、一定範囲の連結片15を切断して、外筒12の下端が表面に現れるようにしなければならない。
【0019】
弱化ライン18を切断し、次いで連結片15を切断すると、保護リング16が変形して摘み19の部分が下方に落ち、保護リング16の上端縁は、弱化ラインの左右の間に段差が形成される。
また、保護リング16をねじると、すべての連結片15が切断されるが、その場合には、保護リング16が下に落ちることになる。
【0020】
バージンシール23のずれ、保護リング16の上端縁のずれ,保護リング16の落下は、視認することで判別できるので、不正行為の有無を容易に確認することができる。
とくに、キャップCが透明である場合は、キャップCの外側から視認できるので、確認を迅速に行うことができる。
【0021】
容器使用後の廃棄にあたっては、図4に示すように、摘み19をつかんで引き廻すと弱化ライン18が切り裂かれ、次いで、連結片が切断され差込段部7が表面に現れるので、ヘラ状体を差込み中栓外筒12をこじ開けると、容易に抜栓することができ、容器と中栓を分別廃棄することができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
中栓の外筒下端に、切断可能な連結片を介して保護リングを連接したから、中栓をこじ開けようとした場合には、連結片が切断されて保護リングが中栓外筒から外れ、不正行為の有無が容易に視認判別できる。
また、保護リングを取り外した後に、へら状体を外筒下端に差し込みこじ開けることによって、容易に抜栓することができ、容器と中栓を分別廃棄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明液注出容器の斜視図である。
【図2】容器と中栓を説明する一部断面立面図である。
【図3】中栓の説明図で、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は図(b)のA−A線における断面図である。
【図4】保護リングの取り外し時の液注出容器の斜視図である。
【図5】 従来例の容器を説明する一部断面立面図である。
【符号の説明】
A、Ad 容器
B、Bd 中栓
C キャップ
1、a 口部
3、b 縮径嵌合部
6、c 嵌合突条
7 差込段部
11、d 内筒
12、e 外筒
13、f 上壁
14、g 嵌合突条
15 連結片
16 保護リング
17 膨出環
18 弱化ライン
19 摘み
20 注出孔
21、h 注出筒
22、i バージンシール
23 頂壁
24 側周壁

Claims (2)

  1. 容器の口部上端に、上壁に注出筒を立設した中栓を嵌合した液注出容器において、
    容器口部は、上端の縮径嵌合部と拡径部とを具え、
    拡径部の上端部に膨出環を設け、拡径部の上面に縮径嵌合部に沿って上端を縮径嵌合部より切り下げた一定巾の差込段部を設け
    中栓の外筒下端に、切断可能な連結片を介して、縮径嵌合部全周と差込段部を覆い、口部拡径部の膨出環と係合する膨出環を具えた保護リングを連設したことを特徴とする液注出容器の中栓。
  2. 保護リングに弱化ラインを刻設し、弱化ラインの近傍に摘みを設けたことを特徴とする請求項1記載の液注出容器の中栓。
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