JP4055727B2 - プロジェクタ及びパターン画像表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スクリーンなどの投射対象物に投射光を投射して、画像を表示するプロジェクタに関し、特に、投射光の投射される投射光範囲の大きさを変化させることが可能なズームレンズと、投射対象物を撮影する撮像部と、を備えるプロジェクタに関するものである。
近年のプロジェクタでは、投射レンズ内にズームレンズを備え、そのズームレンズを駆動させ、そのズームレンズのズーム位置を変化させることにより、スクリーン上に形成される投射光範囲の大きさを自在に可変できるものが知られている。
また、そのようなプロジェクタをスクリーンの前方に設置する場合、プロジェクタからスクリーンに投射された投射光によって、スクリーン上に適切に画像が表示されるように、予め、プロジェクタにおいて、ズーム調整,キーストーン補正,フォーカス調整など種々の調整を行う必要がある。
しかしながら、可搬性のあるプロジェクタの場合、プロジェクタを設置する度に、スクリーンとの相対的位置が変わる可能性があるため、ユーザは、上記のような各種調整を、その都度行わねばならず、非常に煩雑であった。
そこで、従来においては、例えば、下記の特許文献1に記載されているように、プロジェクタにモニタカメラを設けると共に、そのプロジェクタをスクリーンの前方に設置した際に、まず、プロジェクタにおいて、液晶ライトバルブ上に形成した調整用パターン画像をスクリーン上に拡大投射して表示させ、そのパターン画像を表示するスクリーンをモニタカメラによって撮影し、その撮影画像を解析して、その解析結果に基づいて、上記した各種調整を自動的に行うようにしていた。
一般に、モニタカメラでは、入射した光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)などを備えており、撮影画像の全体の明るさを予め設定された値(露出目標値)にするために、シャッタ速度やゲイン(感度)や絞りなどを可変する機能(自動露出)を有している。
図8は従来におけるモニタカメラの自動露出による効果を説明するための説明図である。図8において、上段は、調整用パターン画像の表示されたスクリーンを示し、中段は、そのスクリーンをモニタカメラによって撮影して得た撮影画像を示し、下段は、その撮影画像において、中央の水平線(破線)に沿って並ぶ各画素の明るさを表す値を示している。また、(A)はプロジェクタの通常時の状態を示しており、(B)は、プロジェクタの低輝度設定時の状態を示している。
なお、撮影画像における各画素の明るさを表す値を、以下、階調値という。かかる階調値は、モニタカメラ(CCDモジュール)から出力される撮影画像の画像信号から得られる値である。
図8において、液晶ライトバルブ上に形成した調整用パターン画像は全面白の画像であり、上段に示すように、スクリーンにおいて、パターン画像の表示された範囲、すなわち、白色部分の範囲が、上記した投射光範囲となる。
また、モニタカメラによって撮影して得られる撮影画像では、中段のようになる。
また、下段において、横軸は撮影画像の中央水平線上における各画素の位置に対応し、縦軸は各画素の階調値を示している。
プロジェクタにおいて、光源ランプが低輝度設定にされている場合は、通常時に比較して、プロジェクタから投射される投射光の輝度は低くなる。そのため、スクリーン上に表示されるパターン画像の明るさも、図8(B)に示すように、(A)の通常時に比較して、暗くなっている。しかし、そのパターン画像をモニタカメラによって自動露出で撮影すると、被写体が暗くても撮影画像の全体の明るさが適正になるように、シャッタ速度やゲインや絞りなどが調整されるため、その撮影画像では、パターン画像の明るさは、図8(B)に示すように、(A)の通常時と変わらない。従って、撮影画像において、黒色部分(すなわち、投射光範囲外の部分)は無視できるほど暗いため、黒色部分における各画素の階調値は0とみなせるのに対し、白色部分(すなわち、パターン画像の部分)における各画素の階調値は、ほぼ、所望階調値Ltのまま、変化しない。
このように、モニタカメラにおいて自動露出機能を働かせることにより、プロジェクタにおいて、光源ランプを低輝度設定し、スクリーン上に表示されるパターン画像の明るさが暗くなっても、撮影画像において、白色部分(すなわち、パターン画像の部分)における各画素の階調値を、通常時と同様に、所望階調値Ltにほぼ維持することができる。このことは、低輝度設定時に限らず、光源ランプが経年劣化して、その輝度が落ちた場合でも、同様である。
特開2000−241874号公報
しかしながら、このようなズームレンズとモニタカメラを備えるプロジェクタにおいては、ズームレンズのズーム位置を変えて、スクリーン上の投射光範囲の大きさを変化させた場合に、モニタカメラの自動露出に起因して、次のような問題があった。
図9は従来におけるズーム位置を変えた場合の、モニタカメラの自動露出による問題を説明するための説明図である。図9において、図8と同様に、上段は調整用パターン画像の表示されたスクリーンを、中段はそのスクリーンの撮影画像を、下段はその撮影画像における画素の階調値を、それぞれ示している。また、(A)はズームレンズのズーム位置を中間位置にした場合の状態を示しており、(B)はそのズーム位置をワイド側にした場合の状態を示しており、(C)はそのズーム位置をテレ側にした場合の状態を示している。
プロジェクタにおいて、ズームレンズのズーム位置をワイド側にした場合、スクリーン上における投射光範囲の面積は、図9(B)の上段に示すように、(A)の中間位置に比較して、広くなる。ここで、液晶ライトバルブ上に形成される調整用パターン画像は一定であるため、スクリーン上における投射光範囲の面積が広くなると、それに伴って、スクリーン上に表示されるパターン画像も拡大する。従って、そのパターン画像をモニタカメラによって撮影すると、その撮影画像において、白色部分(すなわち、パターン画像の部分)の面積は、図9(B)の中段に示すように、(A)の中間位置に比較して広くなり、黒色部分(即ち、投射光範囲外の部分)の面積は狭くなる。
このとき、その撮影を自動露出で行うと、撮影画像の全体の明るさを露出計算値として算出し、その露出計算値が、予め設定された露出目標値に等しくなるように、シャッタ速度やゲインや絞りなどが制御される。ここで、撮影画像の全体の明るさは、CCDにおける各画素で検出される光を電気信号に変換して増幅した量の総和でもあり、その値は、その撮影画像における各画素の階調値の平均値に比例する。よって、通常、露出計算値は、撮影画像における全画素の階調値の平均値を用いる。
一方、露出目標値は、予め設定された一定値であるため、図9(A)に示すように、ズーム位置が中間位置である場合に、露出計算値が、その露出目標値に一致していたとすると、上記したように、ズーム位置をワイド側にして、撮影画像における白色部分の面積が広くなった場合、その面積の広がった分だけ、全画素の階調値の平均値、すなわち、露出計算値は、露出目標値よりも上昇する。その結果、自動露出が働いて、露出計算値が露出目標値に等しくなるよう、シャッタ速度やゲインや絞りなどを変化させると、撮影画像における全画素の階調値の平均値は下がることになる。上述したように、撮影画像において、黒色部分は無視できるほど暗く、黒色部分における各画素の階調値は0とみなせるので、全画素の階調値の平均値が下がるということは、図9(B)の下段に示すように、白色部分における各画素の階調値が所望階調値Ltよりも下がるということに他ならない。
反対に、ズームレンズのズーム位置をテレ側にした場合、スクリーン上における投射光範囲の面積は、図9(C)の上段に示すように、(A)の中間位置に比較して、狭くなる。ここで、上述したとおり、液晶ライトバルブ上に形成されるパターン画像は一定であるため、スクリーン上における投射光範囲の面積が狭くなると、それに伴って、スクリーン上に表示されるパターン画像も縮小する。従って、そのパターン画像をモニタカメラによって撮影すると、その撮影画像において、白色部分(すなわち、パターン画像の部分)の面積は、図9(C)の中段に示すように、(A)の中間位置に比較して狭くなり、黒色部分(即ち、投射光範囲外の部分)の面積は広くなる。
このように、撮影画像における白色部分の面積が狭くなった場合、その面積の狭くなった分だけ、全画素の階調値の平均値、すなわち、露出計算値は、露出目標値よりも低下する。その結果、自動露出が働いて、露出計算値が露出目標値に等しくなるよう、シャッタ速度やゲインや絞りなどを変化させると、撮影画像における全画素の階調値の平均値は上がり、結果として、図9(C)の下段に示すように、白色部分における各画素の階調値が所望階調値Ltよりも上がることになる。
以上説明したように、従来においては、ズームレンズのズーム位置をワイド側にして、スクリーン上の投射光範囲の面積が広くなった場合には、モニタカメラの自動露出に起因して、撮影画像における白色部分の各画素の階調値が所望階調値Ltよりも下がってしまい、反対に、テレ側にして投射光範囲の面積が狭くなった場合には、白色部分の各画素の階調値が所望階調値Ltよりも上がってしまい、何れの場合も、白色部分の階調値の平均値を所望階調値Ltに維持することはできなかった。
従って、このように、ズームレンズのズーム位置の変化によって、撮影画像における白色部分の階調値の平均値が所望階調値Ltから外れてしまうと、その後、上述したように、その撮影画像を解析して、その解析結果に基づき、種々の調整を自動的に行おうとした場合に、調整の内容によっては、適正な調整が行えないという問題があった。
なお、このような問題は、調整用パターン画像が、全面白である場合に限らず、白色以外の他の特定の色(例えば、緑色など)である場合にも、あるいは、全面でなく一部である場合にも、起こり得る。
従って、本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し、ズームレンズのズーム位置が変化しても、撮影画像における、特定の色で表された特定色部分の階調値の平均値を所望階調値にほぼ維持することができる技術を提供することにある。
上記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の第1のプロジェクタは、投射対象物に投射光を投射して、画像を表示させるプロジェクタであって、
前記投射対象物に表示するための所定のパターン画像を形成することが可能な画像形成部と、
前記投射光の投射される投射光範囲の大きさを変化させることが可能なズームレンズと、
前記ズームレンズのズーム位置を検出するズームレンズ位置検出部と、
制御部と、
前記投射対象物を撮影する撮影部と、
前記撮影部によって撮影された撮影画像から露出計算値を算出し、算出した前記露出計算値が、前記制御部によって設定される露出目標値にほぼ等しくなるように、前記撮像部における露出調整を行う撮像制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記ズームレンズ位置検出部によって検出された前記ズーム位置を取得し、取得した前記ズーム位置に応じて、前記画像形成部に形成される前記パターン画像における、特定の色で表された特定色部分の面積を変化させることを要旨とする。
このように、本発明の第1のプロジェクタでは、ズームレンズのズーム位置に応じて、画像形成部に形成されるパターン画像における特定色部分の面積を変化させている。従って、例えば、投射対象物上における投射光範囲を狭くしようとして、ズーム位置をテレ側にした場合、それに応じて、撮影画像における投射光範囲の面積も狭くなるが、ズーム位置がテレ側になるのに伴って、画像形成部に形成されるパターン画像における特定色部分の面積を反対に広くなるように変化させれば、撮影画像における特定色部分の面積をほぼ一定に保つことができ、撮影画像における全画素の階調値の平均値もほとんど変化しない。すなわち、自動露出において、露出計算値が変化せず、露出目標値に等しいままであるため、撮影画像における特定色部分の階調値の平均値を所望階調値にほぼ維持することができる。また、投射対象物上における投射光範囲を広くしようとして、ズーム位置をワイド側にした場合、それに応じて、撮影画像における投射光範囲の面積も広くなるが、ズーム位置がワイド側になるのに伴って、画像形成部に形成されるパターン画像における特定色部分の面積を反対に狭くなるように変化させれば、撮影画像における特定色部分の面積をほぼ一定に保つことができ、全画素の階調値の平均値もほとんど変化しない。すなわち、この場合も、自動露出において、露出計算値が変化せず、露出目標値に等しいままであるため、撮影画像における特定色部分の階調値の平均値を所望階調値にほぼ維持することができる。
本発明の第1のプロジェクタにおいて、前記制御部は、取得した前記ズーム位置に基づいて、前記撮影部によって撮影された撮影画像における特定色部分の階調値の平均値が、前記ズーム位置の変化に関わらず所望階調値にほぼ等しくなるような、前記パターン画像における特定色部分の面積に関連したパラメータを算出し、算出した前記パラメータに応じた前記特定色部分の面積を持つ前記パターン画像を前記画像形成部に形成させるようにしてもよい。
また、本発明の第1のプロジェクタにおいて、前記ズームレンズの各ズーム位置に対応して、前記撮影部によって撮影される撮影画像における特定色部分の階調値の平均値が、前記ズーム位置の変化に関わらず所望階調値にほぼ等しくなるような、前記パターン画像における特定色部分の面積に関連したパラメータがそれぞれ設定された特定色面積テーブルを、予め用意し、
前記制御部は、取得した前記ズーム位置に基づいて、前記特定色面積テーブルを参照し、前記ズーム位置に対応した前記パラメータを導き出し、導き出した前記パラメータに応じた前記特定色部分の面積を持つ前記パターン画像を前記画像形成部に形成させるようにしてもよい。
このように、取得したズーム位置に基づいて、パターン画像における特定色部分の面積に関連したパラメータを算出したり、露出目標値テーブルから導き出したりして、得られたパラメータに基づいて、そのパラメータに応じた特定色部分の面積を持つパターン画像を画像形成部に形成させることにより、取得したズーム位置に応じてパターン画像における特定色部分の面積を変化させることができ、ズーム位置が変化しても、撮影画像における特定色部分の階調値の平均値を所望階調値にほぼ維持することができる。
本発明の第2のプロジェクタは、投射対象物に投射光を投射して、画像を表示させるプロジェクタであって、
前記投射対象物に表示するための所定のパターン画像を形成することが可能な画像形成部と、
前記投射光の投射される投射光範囲の大きさを変化させることが可能なズームレンズと、
制御部と、
前記投射対象物を撮影する撮影部と、
前記撮影部によって撮影された撮影画像から露出計算値を算出し、算出した前記露出計算値が、前記制御部によって設定される露出目標値にほぼ等しくなるように、前記撮像部における露出調整を行う撮像制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記撮影部によって撮影された撮影画像を取得し、取得した前記撮影画像における、特定の色で表された特定色部分の面積に関連するパラメータを導き出し、導き出した前記パラメータに基づいて、前記画像形成部に形成される前記パターン画像における特定色部分の面積を変化させることを要旨とする。
このように、本発明の第2のプロジェクタでは、撮影画像における特定色部分の面積に関連するパラメータを導き出し、導き出したパラメータに基づいて、画像形成部に形成されるパターン画像における特定色部分の面積を変化させるようにしている。撮影画像における特定色部分の面積は、ズームレンズのズーム位置と相関関係があるため、ズーム位置に代えて、撮影画像における特定色部分の面積を用い、画像形成部に形成されるパターン画像における特定色部分の面積を変化させるようにしても、上記した第1のプロジェクタと同様の効果を奏することができる。
また、本発明のプロジェクタにおいて、前記特定の色は白色であってもよい。また、白色以外の他の特定の色、例えば、緑色,灰色などであってもよい。
なお、本発明は、上記したプロジェクタなどの装置発明の態様に限ることなく、プロジェクタにおいて、投射対象物に所定のパターン画像を表示させる方法など、方法発明としての態様で実現することも可能である。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
1.プロジェクタの構成:
2.画像投射動作:
3.露出目標値設定動作:
4.実施例の効果:
5.変形例:
5−1.変形例1:
5−2.変形例2:
5−3.変形例3:
5−4.変形例4:
5−5.変形例5:
5−6.変形例6:
5−7.変形例7:
5−8.変形例8:
1.プロジェクタの構成:
図1は本発明の一実施例としてのプロジェクタの構成を示すブロック図である。このプロジェクタ100は、可搬性を有するプロジェクタであって、図1に示すように、A/D変換部102と、撮像部104と、撮像制御部105と、撮影画像メモリ106と、パターン画像メモリ107と、画像処理部108と、液晶ライトバルブ駆動部110と、照明光学系112と、液晶ライトバルブ114と、ズームレンズ116を備える投射光学系118と、CPU120と、ズームレンズ位置検出部122と、ズームレンズ駆動部124と、リモコン制御部126と、リモコン128と、を備えている。このうち、CPU120は、請求項における制御部に、電気光学デバイスである液晶ライトバルブ114は、請求項における画像形成部に、それぞれ、相当する。
なお、図1では、CPU120は、バスを介して、撮像制御部105,撮影画像メモリ106,パターン画像メモリ107,画像処理部108,液晶ライトバルブ駆動部110,ズームレンズ位置検出部122,ズームレンズ駆動部124,リモコン制御部126のみとつながっているように描いてあるが、実際には他の構成部ともつながっている。また、撮像部104はCCDを備えており、その撮像部104及び撮像制御部105は、モニタカメラとしてのCCDモジュール130を構成している。ズームレンズ位置検出部122は、例えば、ズームエンコーダなどによって構成することができる。また、図1において、白色面積テーブル格納部109については、後述する。
また、本実施例において、図1に示す撮像部104は請求項に記載の撮像部に、撮像制御部105は請求項に記載の撮像制御部に、液晶ライトバルブ114は請求項に記載の画像形成部に、ズームレンズ116は請求項に記載のズームレンズに、ズームレンズ位置検出部122は請求項に記載のズームレンズ位置検出部に、CPU120は請求項における制御部に、それぞれ、相当する。
2.画像投射動作:
それでは、まず、プロジェクタ100における通常動作である画像投射動作について簡単に説明する。
図1において、ユーザがリモコン128を用いて、画像投射の開始を指示すると、リモコン128は、入力されたその指示を無線通信によってリモコン制御部126に伝える。リモコン制御部126は、リモコン128からの指示をバスを介してCPU120に伝える。CPU120は、それら指示に基づいて、画像処理部108を始めとする各構成部を制御して、画像投射動作を行う。
まず、A/D変換部102が、ビデオプレーヤやテレビやDVDプレーヤなどから出力された画像信号や、パーソナルコンピュータなどから出力された画像信号を入力し、これらアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換して、画像処理部108に出力する。画像処理部108は、画像の表示状態(例えば、輝度、コントラスト、同期、トラッキング、色の濃さ、色合いなど)が所望の状態となるように、入力されたデジタル画像信号を調整し、液晶ライトバルブ駆動部110へ出力する。
液晶ライトバルブ駆動部110は、入力されたデジタル画像信号に基づいて、液晶ライトバルブ114を駆動し、液晶ライトバルブ114上に画像を形成する。これにより、液晶パネル114では、照明光学系112から射出された照明光を、その形成した画像に応じて変調する。投射光学系118は、プロジェクタ100の筐体の前面に取り付けられており、液晶ライトバルブ114によって変調された投射光を、スクリーン(図示せず)に投射する。これにより、スクリーン上には、画像が投射表示される。
3.パターン画像可変動作:
それでは、プロジェクタ100における本発明の特徴部分であるパターン画像可変動作について、詳細に説明する。
従来においては、上述したように、液晶ライトバルブ上に形成される調整用パターン画像は、一定であったが、本実施例においては、ズームレンズ116のズーム位置が変化しても、撮影画像における白色部分の階調値の平均値が所望階調値にほぼ維持されるよう、ズーム位置に応じて、液晶ライトバルブ上に形成される調整用パターン画像における白色部分の面積を変化させるようにしている。
そこで、ユーザが、スクリーンの前方における所望の位置にプロジェクタ100を設置した後、プロジェクタ100の電源をオンすると、プロジェクタ100は、種々の調整を行うために、スクリーン上に調整用パターン画像を投射表示させる。
具体的には、CPU120が、調整用パターン画像を生成して、デジタル画像信号としてパターン画像メモリ107に書き込み、画像処理部108,液晶ライトバルブ駆動部110などに画像投射を指示すると、画像処理部108が、書き込んだデジタル画像信号を読み出して、液晶ライトバルブ駆動部110へ出力する。液晶ライトバルブ駆動部110は、入力されたデジタル画像信号に基づいて液晶ライトバルブ114を駆動し、液晶ライトバルブ114上に、後述するような調整用パターン画像を形成する。液晶ライトバルブ114は、照明光学系112から射出された照明光を、その形成したパターン画像に応じて変調する。投射光学系118は、液晶ライトバルブ114によって変調された投射光を、ズームレンズ116などを介して、スクリーンに投射する。これにより、スクリーンには、調整用パターン画像が表示される。スクリーン上において、この調整用パターン画像の表示された範囲が、投射光範囲となる。
本実施例では、調整用パターン画像として、例えば、垂直方向において、上の部分が黒色、下の部分が白色の、上下2色に分かれた画像を用いる。従って、スクリーン上において、投射光範囲も、上の部分が黒色、下の部分が白色と、上下2色に分かれることになる。
こうして、スクリーン上にパターン画像が表示された後、次に、ユーザが、スクリーン上における投射光範囲の大きさを調整すべく、リモコン128のズームボタン(図示せず)を操作して、ズーム位置の移動を指示すると、リモコン128は、入力されたその指示を無線通信によってリモコン制御部126に伝える。リモコン制御部126は、リモコン128からの指示をバスを介してCPU120に伝える。CPU120は、その指示に基づいて、ズームレンズ駆動部124を制御して、投射光学系118が備えるズームレンズ116を駆動し、ズームレンズ116のズーム位置を移動させる。その後、スクリーン上における投射光範囲が所望の大きさとなったところで、ユーザが、リモコン128のズームボタンを操作して、ズーム位置の移動停止を指示すると、CPU120は、その指示に基づいて、ズームレンズ駆動部124を制御して、ズームレンズ116のズーム位置の移動を停止させる。この間、ズームレンズ位置検出部122は、ズームレンズ116のズーム位置を検出して、その検出結果をズーム量としてCPU120に伝える。本実施例において、ズーム量は、ズーム位置がテレ側の最端部にある場合を、「0」とし、ワイド側の最端部にある場合を、「100」としている。
また、CPU120は、図示せざるメモリからパターン画像可変処理プログラムを読み出して実行する。具体的には、CPU120は、図2に示す処理手順に従って、パターン画像メモリ107を始めとする各構成部を制御して、パターン画像の可変動作を行うことになる。
図2は図1のプロジェクタにおけるパターン画像可変処理の処理手順を示すフローチャートである。
図2に示す処理が開始されると、CPU120は、ズームレンズ位置検出部122より伝えられたズーム量を取得し(ステップS102)、その取得したズーム量に基づいて、液晶ライトバルブ114上に形成すべきパターン画像における白色部分の面積(以下、ライトバルブ白色面積と略す。)を算出する(ステップS104)。具体的には、次の手法によって、ズーム量に応じたライトバルブ白色面積を算出する。ここで、取得したズーム量をZ、算出すべきライトバルブ白色面積をSqとする。
図3は液晶ライトバルブ114に形成される調整用パターン画像とCCDモジュール130によって撮影される撮影画像とを示す説明図である。図3において、(A)は液晶ライトバルブ114に形成される調整用パターン画像であり、(B)は、その調整用パターン画像をスクリーン上に拡大投射して表示させ、その表示したスクリーンをCCDモジュール130によって撮影した撮影画像である。前述したとおり、スクリーン上において、この調整用パターン画像の表示された範囲が投射光範囲であるため、撮影画像においても、投射光範囲の部分が、調整用パターン画像に対応している。
本実施例においては、図3(A)に示すように、調整用パターン画像として、上の部分が黒色、下の部分が白色の、上下2色に分かれた画像を用いるため、図3(B)に示すように、撮影画像において、投射光範囲の部分は、上の部分が黒色部分となり、下の部分が白色部分となる。また、投射光範囲外部分は、黒色部分となる。
今、撮影画像において、投射光範囲の横辺の長さをw、縦辺の長さをh、投射光範囲の面積をSzとする。投射光範囲の大きさとズーム量Zとの関係では、一般に、投射光範囲の横辺の長さがズーム量Zに比例することが知られている。従って、投射光範囲の横辺の長さwは、式(1)で表される。
w=k×Z+w0 (1)
但し、k,w0は、それぞれ、定数である。
よって、投射光範囲の面積Szをズーム量Zで表すと、式(1)から、式(2)のごとくになる。
Sz=w×h
=K×w×w
=K×(k×Z+w0)2 (2)
但し、Kはアスペクト比に応じた係数である。例えば、パターン画像のアスペクト比が4:3である場合には、K=3/4となる。
また、撮影画像において、白色部分(すなわち、投射光範囲の下の部分)の面積をSp、白色部分の階調値の平均値をL、撮影画像全体の面積をSccd、撮影画像における全画素の階調値の平均値をLccdとすると、階調値の平均値と面積との関係は式(3)のごとくになる。
Lccd/L=Sp/Sccd (3)
従って、撮影画像における白色部分の面積Spは、式(4)で表される。
Sp=(Lccd×Sccd)/L (4)
撮影画像において、黒色部分(すなわち、投射光範囲外の部分)は無視できるほど暗いため、黒色部分における各画素の階調値は0とみなせるからである。
なお、例えば、撮影画像において、画素の階調値が0ではないが、或る閾値以下である部分については、投射光範囲外であると判断して、その部分における画素の階調値を0に置き換えて計算するようにしてもよい。
ところで、自動露出では、前述したとおり、露出計算値として、撮影画像における全画素の階調値の平均値Lccdを用いており、その露出計算値Lccdが、露出目標値Rに等しくなるように、シャッタ速度やゲインや絞りなどが制御される。従って、式(4)において、LccdにRを代入することにより、式(4)は、式(5)のごとくになる。
Sp=(R×Sccd)/L (5)
ここで、露出目標値Rは定数であり、撮影画像全体の面積Sccdも定数であるため、ズームレンズ116のズーム位置、すなわち、ズーム量Zの変化に関わらず、撮影画像における白色部分の階調値の平均値Lが所望階調値Ltをほぼ維持するようにするには、式(5)において、LにLtを代入して、式(6)を導けば明らかなように、ズーム位置の変化に関わらず、撮影画像における白色部分の面積Spが常に一定になるようにすればよい。
Sp=(R×Sccd)/Lt (6)
一方、前述したとおり、撮影画像において、投射光範囲の部分は、スクリーン上に表示されたパターン画像、言い換えれば、液晶ライトバルブ114上に形成されたパターン画像に対応している。従って、液晶ライトバルブ114上に形成されるパターン画像全体の面積をSlvとすると、撮影画像における、投射光範囲の面積Szに対する白色部分の面積Spの比(面積比)は、液晶ライトバルブ114上における、パターン画像全体の面積Slvに対するライトバルブ白色面積Sqの比(面積比)と、式(7)に示すごとく一致する。
Sp/Sz=Sq/Slv (7)
従って、ライトバルブ白色面積Sqは、式(8)で表される。
Sq=(Sp×Slv)/Sz (8)
そこで、式(8)において、Szに式(2)の値を代入すると、式(9)のごとくになる。
Sq=(Sp×Slv)/{K×(k×Z+w0)2} (9)
ここで、パターン画像全体の面積Slvは定数であるので、前述したとおり、ズームレンズ116のズーム位置、すなわち、ズーム量Zの変化に関わらず、撮影画像における白色部分の面積Spが常に一定になるようにするには、式(9)において、その白色部分の面積Spを定数と見なした上で、ズーム量Zに応じてライトバルブ白色面積Sqを、式(9)に従って算出するようにすればよい。そのようにすれば、ズーム位置に関わらず、撮影画像における白色部分の階調値の平均値を所望階調値に維持させ得る、ライトバルブ白色面積Sqを算出することができる。式(9)から明らかなように、そのようなライトバルブ白色面積Sqは、ズーム量Zの二乗に反比例する。
次に、CPU120は、算出したライトバルブ白色面積Sqに基づき、調整用パターン画像を修正して、パターン画像メモリ107の内容を書き換え(ステップS106)、画像処理部108,液晶ライトバルブ駆動部110などに画像投射を指示する(ステップS108)。これにより、液晶ライトバルブ114上には、白色部分の面積がSqに修正されたパターン画像が形成され、その修正されたパターン画像が、スクリーン上に拡大投射されて表示される。
そして、CPU120は、撮像制御部105に対して、撮影を指示し(ステップS110)、図2に示すパターン画像可変処理を終了する。
これにより、撮像制御部105は、撮像部104を制御して、撮影を開始させる。撮像部104は、パターン画像の表示されたスクリーンを撮影する。また、このとき、撮像制御部105は、撮像部104によって撮影された撮影画像から、全画素の階調値の平均値Lccdを露出計算値として算出し、その露出計算値が、予め設定されている露出目標値Rに等しくなるように、撮像部104におけるシャッタ速度やゲインや絞りなどを制御して、自動露出を行う。
こうして、撮像部104は、パターン画像の表示されたスクリーンを撮影すると、撮影した撮影画像をデジタル画像信号として画像処理部108へ出力する。画像処理部108は、入力されたデジタル画像信号に、所望の処理を施した後、撮影画像メモリ106に書き込み、その内容を更新していく。
CPU120は、その後、撮影画像メモリ106からデジタル画像信号を読み出して、撮影画像を取得し、その撮影画像を解析する。そして、その解析結果に基づいて、各種調整を実行する。
4.実施例の効果:
図4は各ズーム位置での、液晶ライトバルブ114上に形成されるパターン画像を示す説明図である。図5は同じく各ズーム位置での、撮影画像と、撮影画像の各画素の階調値を示す説明図であり、図5において、上段は、CCDモジュール130によって撮影された撮影画像を示し、下段は、その撮影画像において、破線で示す水平線に沿って並ぶ各画素の階調値を示している。また、図4及び図5において(A)はズームレンズのズーム位置をテレ側にした場合の状態を示しており、(B)はそのズーム位置を中間位置にした場合の状態を示しており、(C)はそのズーム位置をワイド側にした場合の状態を示している。具体的には、(B)の中間位置は、(A)のテレ側の位置を基準としてワイド側に2倍ズームした位置であり、(C)のワイド側の位置は、(A)のテレ側の位置を基準としてワイド側に3倍ズームした位置である。
ズーム位置が中間位置である場合、図5(B)の下段に示すように、撮影画像における白色部分の各画素の階調値が所望階調値Ltに一致していたとする。本実施例においては、ズームレンズ116のズーム位置、すなわち、ズーム量Zに応じて、ライトバルブ白色面積Sqを、式(9)に従い変化させている。具体的には、液晶ライトバルブ114上に形成されるパターン画像において、白色部分の横辺の長さはそのままで、縦辺の長さを変えることにより、ライトバルブ白色面積Sqを変化させている。
そこで、ユーザが、スクリーン上における投射光範囲を狭くしようとして、ズーム位置をテレ側にした場合(すなわち、ズーム量Zを減らした場合)、それに応じて、撮影画像における投射光範囲の面積Szも、図5(A)の上段に示すように、(B)の中間位置に比較して狭くなるが、ライトバルブ白色面積Sqは、式(9)に従って、図4(A)に示すように、反対に広くなる。従って、撮影画像における白色部分(すなわち、投射光範囲の下の部分)は、図5(A)の上段に示すように、(B)の中間位置に比較して、形状が変化するものの、その面積Spは変わらないため、撮影画像における全画素の階調値の平均値は変化しない。すなわち、自動露出において、露出計算値が変化せず、露出目標値に等しいままであるため、本実施例においては、図5(A)の下段に示すように、白色部分における各画素の階調値を所望階調値Ltにほぼ維持することができる。
一方、ユーザが、スクリーン上における投射光範囲を広くしようとして、ズーム位置をワイド側にした場合(すなわち、ズーム量Zを増やした場合)、それに応じて、撮影画像における投射光範囲の面積Szも、図5(C)の上段に示すように、(B)の中間位置に比較して広くなるが、ライトバルブ白色面積Sqは、式(9)に従って、図4(C)に示すように、反対に狭くなる。従って、撮影画像における白色部分(すなわち、投射光範囲の下の部分)は、図5(C)の上段に示すように、(B)の中間位置に比較して、形状が変化するものの、その面積Spは変わらないため、撮影画像における全画素の階調値の平均値は変化しない。すなわち、自動露出において、露出計算値が変化せず、露出目標値に等しいままであるため、本実施例においては、図5(C)の下段に示すように、白色部分における各画素の階調値を所望階調値Ltにほぼ維持することができる。
ちなみに、図4に示した液晶ライトバルブ114上に形成されるパターン画像において、ライトバルブ白色面積Sqは、パターン画像全体に対する面積比で表すと、(A)のテレ側の位置では90%であり、これに対して、(B)の中間位置では22.5%(=90/22)となり、(C)のワイド側の位置では10%(=90/32)となる。
以上説明したように、本実施例においては、ズームレンズ116のズーム位置が変化しても、撮影画像における白色部分の階調値の平均値を所望階調値Ltにほぼ維持することができる。
5.変形例:
なお、本発明は上記した実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
5−1.変形例1:
上記した実施例においては、ズーム量Zに応じたライトバルブ白色面積Sqは、CPU120が、式(9)に従って計算により導き出していたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ズーム量毎に、そのズーム量Zに応じたライトバルブ白色面積Sqを、予め、計算または実測により求め、その結果を白色面積テーブルとして、図1に点線で示す白色面積テーブル格納部109に格納しておく。そして、CPU120は、白色面積テーブル格納部109からその白色面積テーブルを読み出して参照し、取得したズーム量Zから、そのズーム量Zに応じたライトバルブ白色面積Sqを導き出すようにしてもよい。
図6はそのような白色面積テーブルの一例を示す説明図である。図6において、(A)は白色面積テーブルの内容であり、(B)はその白色面積テーブルより得られるズーム量Zとライトバルブ白色面積Sqとの関係を示すグラフである。
この例では、撮像部104の備えるCCDは640×480画素であるため、撮影画像全体の面積Sccdは640×480となっている。また、調整用パターン画像としては、アスペクト比4:3の画像を用いており、ズーム位置がテレ側の最端部にある場合、撮影画像における投射光範囲の面積Szは、300×225であるのに対し、ワイド側の最端部にある場合は、600×450である。なお、撮影画像における白色部分の面積Spは、ズーム位置がテレ側の最端部にある場合、投射光範囲全体である300×225としている。さらに、所望階調値Ltは200とし、露出目標値R(=Sp×L/Sccd)は43.95としている。また、液晶ライトバルブ114上に形成されるパターン画像全体の面積Slvは1024×768である。
前述したとおり、ライトバルブ白色面積Sqは、ズーム量Zの二乗に反比例するため、図6に示すように、ライトバルブ白色面積Sqは、ズーム量Zが増加するのに伴って、減少している。つまり、ライトバルブ白色面積Sqとしては、ズームレンズ116のズーム位置がテレ側にあるほど、値は大きく、ワイド側にあるほど、値は小さくなる。
なお、図6(A)に示す白色面積テーブルでは、ズーム量Zは「5」刻みの値として記載されているが、実際には、その記載した値をaとした場合に、例えば、a−2.5<Z≦a+2.5の範囲のズーム量Zに関しては、値aに対応するライトバルブ白色面積Sqを用いるようにする。
5−2.変形例2:
上記した実施例においては、調整用パターン画像として、垂直方向において、上の部分が黒色、下の部分が白色の、上下2色に分かれた画像を用いるようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。従って、調整用パターン画像としては、後に行われる調整の内容に応じて、適正なパターン画像を用いることができる。
また、液晶ライトバルブ114上に形成される調整用パターン画像において、白色部分の横辺の長さはそのままで、縦辺の長さを変えることにより、ライトバルブ白色面積Sqを変化させるようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ライトバルブ白色面積Sqさえ、ズーム位置に応じて導き出した値になっていれば、白色部分の形状は、どのような形状であってもよい。
さらにまた、例えば、調整用パターン画像として、上記した白色に代えて、他の特定の色、例えば、緑色,灰色などを用いるようにしてもよい。
5−3.変形例3:
上記した実施例では、撮像制御部105は、撮像部104におけるシャッタ速度やゲインや絞りなどを制御して、自動露出を行っていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、シャッタ速度,ゲイン及び絞りのうち、いずれか1つを制御して、自動露出を行ってもよいし、あるいは、2つ以上を組み合わせ、それらを制御して自動露出を行ってもよい。
5−4.変形例4:
上記した実施例では、ズーム位置がテレ側の最端部にある場合を、ズーム量「0」とし、ワイド側の最端部にある場合を、ズーム量「100」としていたが、本発明はこれらの値に限定されるものではなく、ワイド側の最端部にある場合、ズーム量を「100」以外の値としてもよい。また、ズーム位置がワイド側の最端部にある場合を、ズーム量「0」としてもよい。また、ズーム量にオフセット値を持たせてもよい。さらに、ズームレンズ116のズーム位置に対応する値であれば、ズーム量以外の値を用いるようにしてもよい。
なお、この変形例の場合、上述した式(1),(2),(9)自体も、その変形に応じて、修正する必要がある。
5−5.変形例5:
上記した実施例においては、ズームレンズ116のズーム位置に基づいて、ライトバルブ白色面積Sqを直接導き出すようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ライトバルブ白色面積Sqに代えて、液晶ライトバルブ114上に形成すべきパターン画像全体の面積Slvに対するライトバルブ白色面積Sqの面積比を導き出すようにしてもよい。あるいは、液晶ライトバルブ114上に形成すべきパターン画像における、白色部分の横辺の長さおよび/または縦辺の長さや、白色部分を構成する画素、すなわち、白色画素の画素数を導き出すようにしてもよい。
5−6.変形例6:
上記した実施例においては、ズームレンズ位置検出部122によりズームレンズ116のズーム位置、すなわち、ズーム量Zを検出し、その検出したズーム量Zに基づいて、ライトバルブ白色面積Sqを導き出すようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ズーム量Zに代えて、撮影画像において、白色部分(すなわち、投射光範囲の下の部分)の面積Spを用いるようにしてもよい。
従来のごとく、ズームレンズ116のズーム位置、すなわち、ズーム量Zの変化に関わらず、ライトバルブ白色面積Sqを一定としている場合には、液晶ライトバルブ114上における、パターン画像全体の面積Slvに対するライトバルブ白色面積Sqの比(面積比)も一定であり、撮影画像における、投射光範囲の面積Szに対する白色部分の面積Spの比(面積比)も一定である。従って、このときの面積比をTcとすると、投射光範囲の面積Szは、式(10)に示すごとく表される。
Sz=Tc×Sp (10)
一方、前述したとおり、投射光範囲の面積Szは、ズーム量Zが変化すると、式(2)に従って変化する。従って、式(2)において、Szに式(10)の値を代入すると、式(11)に示すごとくになる。
Tc×Sp=K×(k×Z+w0)2 (11)
すなわち、ズーム量Zの変化に関わらず、ライトバルブ白色面積Sqを一定としている場合には、撮影画像における白色部分の面積Spは、ズーム量Zの変化に応じて、式(11)に従って変化する。
よって、ズーム量Zの変化に関わらず、ライトバルブ白色面積Sqを一定としている場合には、ズーム量Zに代えて、撮影画像における白色部分の面積Spを用いるようにしてもよい。
ところで、前述したとおり、ズームレンズ116のズーム位置、すなわち、ズーム量Zの変化に関わらず、撮影画像における白色部分の階調値の平均値Lが所望階調値Ltをほぼ維持するようにするには、式(5)において、LにLtを代入して、式(6)を導けばよい。但し、式(6)において、露出目標値Rは定数であり、撮影画像全体の面積Sccdも定数であり、所望階調値Ltも定数であるため、撮影画像における白色部分の面積Spは定数である。従って、この場合における白色部分の面積をSpcとすると、式(6)は式(6')のごとくになる。
Spc=(R×Sccd)/Lt (6')
一方、前述したとおり、ライトバルブ白色面積Sqは、ズーム量Zを用いると、式(9)で表される。
Sq=(Sp×Slv)/{K×(k×Z+w0)2} (9)
従って、式(9)において、Spに、式(6')のSpcを代入し、{K×(k×Z+w0)2}に式(11)の値を代入すると、式(12)に示すごとくになる。
Sq={(R×Sccd)×Slv}/{Lt×(Tc×Sp)} (12)
よって、ズームレンズ116のズーム位置、すなわち、ズーム量Zの変化に関わらず、撮影画像における白色部分の階調値の平均値Lが所望階調値Ltをほぼ維持するようにするには、ライトバルブ白色面積Sqを一定としている場合の、撮影画像における白色部分の面積Spに基づいて、ライトバルブ白色面積Sqを、式(12)に従って算出するようにすればよい。式(12)から明らかなように、そのようなライトバルブ白色面積Sqは、撮影画像における白色部分の面積Spに反比例する。
この変形例におけるプロジェクタの構成は、図1に示したプロジェクタ100の構成とほぼ同じである。但し、この変形例では、ズームレンズ116のズーム位置、すなわち、ズーム量を把握する必要がないため、ズームレンズ位置検出部122は不要である。
図7は変形例におけるパターン画像可変処理の処理手順を示すフローチャートである。
ユーザが、リモコン128のズームボタンを操作することにより、ズームレンズ116のズーム位置が所望の位置に移動した場合に、図7に示す処理が開始されると、CPU120は、調整用パターン画像として全面白の画像を生成して、デジタル画像信号としてパターン画像メモリ107に書き込み(ステップS202)、画像処理部108,液晶ライトバルブ駆動部110などに画像投射を指示する(ステップS204)。これにより、液晶ライトバルブ114上には全面白のパターン画像が形成され、そのパターン画像がスクリーン上に拡大投射されて表示される。スクリーン上では、パターン画像の表示された範囲が投射光範囲となるが、この場合、パターン画像は全面白の画像であるので、スクリーン上にパターン画像として表示された白色部分全体が投射光範囲となる。
次に、CPU120は、撮像制御部105に対して、撮影を指示する(ステップS206)。これにより、撮像制御部105は、撮像部104を制御して、撮影を開始させ、撮像部104は、全面白のパターン画像の表示されたスクリーンを撮影する。撮像部104によって撮影された撮影画像は、デジタル画像信号として、画像処理部108を介して撮影画像メモリ106に書き込まれる。
次に、CPU120は、撮影画像メモリ106からデジタル画像信号を読み出して、2値化処理を施すことにより、白黒2値の撮影画像を取得し、その取得した撮影画像を解析して、撮影画像における白色部分の面積Spを取得する(ステップS208)。このとき、液晶ライトバルブ114上には、前述したとおり全面白のパターン画像が形成されており、従って、液晶ライトバルブ114上において、ライトバルブ白色面積Sqはパターン画像全体の面積Slvと等しく、一定となっている。
なお、撮影画像において、白色部分の面積は、白色画素の画素数に比例するため、CPU120は、白黒2値の撮影画像から、白色画素の画素数をカウントすることによって、白色部分の面積Spを導き出すことができる。
次に、CPU120は、その取得した白色部分の面積Spに基づいて、前述したとおり式(12)に従って、ライトバルブ白色面積Sqを算出する(ステップS210)。
そして、CPU120は、算出したライトバルブ白色面積Sqに基づき、調整用パターン画像を修正して、パターン画像メモリ107の内容を書き換え(ステップS212)、画像処理部108,液晶ライトバルブ駆動部110などに画像投射を指示する(ステップS214)。これにより、液晶ライトバルブ114上には、全面白ではなく、白色部分の面積がSqに修正されたパターン画像が形成され、その修正されたパターン画像が、スクリーン上に拡大投射されて表示される。
そして、CPU120は、撮像制御部105に対して、撮影を指示し(ステップS21216)、図7に示すパターン画像可変処理を終了する。
これにより、撮像制御部105は、撮像部104を制御して、撮影を開始させる。撮像部104は、パターン画像の表示されたスクリーンを撮影する。また、このとき、撮像制御部105は、撮像部104によって撮影された撮影画像から、全画素の階調値の平均値Lccdを露出計算値として算出し、その露出計算値が、予め設定されている露出目標値Rに等しくなるように、撮像部104におけるシャッタ速度やゲインや絞りなどを制御して、自動露出を行う。
以上のように動作させることにより、この変形例においても、ズームレンズ116のズーム位置の変化に対して、撮影画像における白色部分の階調値の平均値を所望階調値にほぼ維持することができる。
5−7.変形例7:
上記した変形例5においては、撮影画像における白色部分の面積Spに基づいて、ライトバルブ白色面積Sqを導き出すようにしていたが、白色部分の面積Spに代えて、白色部分の横辺の長さまたは縦辺の長さに基づいて、ライトバルブ白色面積Sqを導き出すようにしてもよい。
5−8.変形例8:
プロジェクタ100における電気光学デバイスとして液晶ライトバルブ114を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像信号に基づいて画像を形成し、その形成した画像に応じて変調した光を射出する種々の装置を利用することができる。例えば、DMD(ディジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いても良いし、CRTやプラズマディスプレイパネルなどを用いてもよい。
本発明の一実施例としてのプロジェクタの構成を示すブロック図である。 図1のプロジェクタにおけるパターン画像可変処理の処理手順を示すフローチャートである。 液晶ライトバルブ114に形成される調整用パターン画像とCCDモジュール130によって撮影される撮影画像とを示す説明図である。 各ズーム位置での、液晶ライトバルブ114上に形成されるパターン画像を示す説明図である。 各ズーム位置での、撮影画像と、撮影画像の各画素の階調値を示す説明図である。 白色面積テーブルの一例を示す説明図である。 変形例におけるパターン画像可変処理の処理手順を示すフローチャートである。 従来におけるモニタカメラの自動露出による効果を説明するための説明図である。 従来におけるズーム位置を変えた場合の、モニタカメラの自動露出による問題を説明するための説明図である。
符号の説明
100...プロジェクタ
102...A/D変換部
104...撮像部
105...撮像制御部
106...撮影画像メモリ
107...パターン画像メモリ
108...画像処理部
109...白色面積テーブル格納部
110...液晶ライトバルブ駆動部
112...照明光学系
114...液晶ライトバルブ
116...ズームレンズ
118...投射光学系
120...CPU
122...ズームレンズ位置検出部
124...ズームレンズ駆動部
126...リモコン制御部
128...リモコン
130...CCDモジュール

Claims (9)

  1. 投射対象物に投射光を投射して、画像を表示させるプロジェクタであって、
    前記投射対象物に表示するための所定のパターン画像を形成することが可能な画像形成部と、
    前記投射光の投射される投射光範囲の大きさを変化させることが可能なズームレンズと、
    前記ズームレンズのズーム位置を検出するズームレンズ位置検出部と、
    制御部と、
    前記投射対象物を撮影する撮影部と、
    前記撮影部によって撮影された撮影画像から露出計算値を算出し、算出した前記露出計算値が、前記制御部によって設定される露出目標値にほぼ等しくなるように、前記撮像部における露出調整を行う撮像制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記ズームレンズ位置検出部によって検出された前記ズーム位置を取得し、取得した前記ズーム位置に応じて、前記画像形成部に形成される前記パターン画像における、特定の色で表された特定色部分の面積を変化させることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記制御部は、取得した前記ズーム位置に基づいて、前記撮影部によって撮影された撮影画像における特定色部分の階調値の平均値が、前記ズーム位置の変化に関わらず所望階調値にほぼ等しくなるような、前記パターン画像における特定色部分の面積に関連したパラメータを算出し、算出した前記パラメータに応じた前記特定色部分の面積を持つ前記パターン画像を前記画像形成部に形成させることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記ズームレンズの各ズーム位置に対応して、前記撮影部によって撮影される撮影画像における特定色部分の階調値の平均値が、前記ズーム位置の変化に関わらず所望階調値にほぼ等しくなるような、前記パターン画像における特定色部分の面積に関連したパラメータがそれぞれ設定された特定色面積テーブルを、予め用意し、
    前記制御部は、取得した前記ズーム位置に基づいて、前記特定色面積テーブルを参照し、前記ズーム位置に対応した前記パラメータを導き出し、導き出した前記パラメータに応じた前記特定色部分の面積を持つ前記パターン画像を前記画像形成部に形成させることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 投射対象物に投射光を投射して、画像を表示させるプロジェクタであって、
    前記投射対象物に表示するための所定のパターン画像を形成することが可能な画像形成部と、
    前記投射光の投射される投射光範囲の大きさを変化させることが可能なズームレンズと、
    制御部と、
    前記投射対象物を撮影する撮影部と、
    前記撮影部によって撮影された撮影画像から露出計算値を算出し、算出した前記露出計算値が、前記制御部によって設定される露出目標値にほぼ等しくなるように、前記撮像部における露出調整を行う撮像制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記撮影部によって撮影された撮影画像を取得し、取得した前記撮影画像における、特定の色で表された特定色部分の面積に関連するパラメータを導き出し、導き出した前記パラメータに基づいて、前記画像形成部に形成される前記パターン画像における特定色部分の面積を変化させることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちの任意の1つに記載のプロジェクタにおいて、
    前記特定の色は白色であることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 投射対象物に投射光を投射して、画像を表示させると共に、前記投射光の投射される投射光範囲の大きさを変化させることが可能なズームレンズと、前記投射対象物を撮影する撮影部と、前記撮影部によって撮影された撮影画像から露出計算値を算出し、算出した前記露出計算値が、予め設定されている露出目標値にほぼ等しくなるように、前記撮像部における露出調整を行う撮像制御部と、を備えるプロジェクタにおいて、前記投射対象物に所定のパターン画像を表示させる方法であって、
    (a)前記ズームレンズのズーム位置を検出する工程と、
    (b)検出した前記ズーム位置に基づいて、形成すべき前記パターン画像における、特定の色で表された特定色部分の面積に関連するパラメータを導き出す工程と、
    (c)導き出した前記パラメータに基づいて、前記パラメータに応じた前記特定色部分の面積を持つ前記パターン画像を形成する工程と、
    (d)形成した前記パターン画像を前記投射対象物に表示させる工程と、
    を備えるパターン画像表示方法。
  7. 請求項6に記載のパターン画像表示方法において、
    前記工程(b)では、前記ズーム位置に基づいて、前記パラメータとして、前記撮影部によって撮影された撮影画像における特定色部分の階調値の平均値が、前記ズーム位置の変化に関わらず所望階調値にほぼ等しくなるような値を導き出すことを特徴とするパターン画像表示方法。
  8. 投射対象物に投射光を投射して、画像を表示させると共に、前記投射光の投射される投射光範囲の大きさを変化させることが可能なズームレンズと、前記投射対象物を撮影する撮影部と、前記撮影部によって撮影された撮影画像から露出計算値を算出し、算出した前記露出計算値が、予め設定されている露出目標値にほぼ等しくなるように、前記撮像部における露出調整を行う撮像制御部と、を備えるプロジェクタにおいて、前記投射対象物に所定のパターン画像を表示させる方法であって、
    (a)前記撮影部によって撮影された前記撮影画像を取得する工程と、
    (b)取得した前記撮影画像における前記投射光範囲の面積に関連する第1のパラメータを導き出す工程と、
    (c)導き出した前記第1のパラメータに基づいて、形成すべき前記パターン画像における、特定の色で表された特定色部分の面積に関連する第2のパラメータを導き出す工程と、
    (d)導き出した前記第2のパラメータに基づいて、前記第2のパラメータに応じた前記特定色部分の面積を持つ前記パターン画像を形成する工程と、
    (e)形成した前記パターン画像を前記投射対象物に表示させる工程と、
    を備えるパターン画像表示方法。
  9. 請求項6ないし請求項8のうちの任意の1つに記載のパターン画像表示方法において、
    前記特定の色は白色であることを特徴とするパターン画像表示方法。
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