JP4053787B2 - 搬送波抑圧光パルス列生成方法及び装置並びにグレーティング装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、搬送波抑圧光パルス列生成方法及び装置並びにグレーティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及等により通信需要が急速に増大し、伝送速度が毎秒1テラビット(1Tbit/s=1×1012bit/s)以上の高速・大容量伝送システムが実用化されつつある。このようなテラビット級の伝送速度を実現するためには、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)技術が必要不可欠である。特に、波長間隔を狭めて光搬送波(チャネル)を波長軸上に高密度に配置した、いわゆる高密度WDM(DWDM:Dense WDM)システムが注目されている。しかしながら、かかるDWDMシステムにおいては、隣接チャネル間のスペクトルの重なり(クロストーク)や相互位相変調などの非線形効果により伝送特性が劣化することが問題となっている。
【0003】
この問題を解決する一つの方法として、従来のRZ(Retun-to-Zero)信号に比べて狭いスペクトル帯域幅を有し、非線形効果に対しても良好な耐性を示す搬送波抑圧RZ(CS−RZ:Carrier Suppressed Retun-to-Zero)信号を用いた伝送システムが注目されている。かかるCS−RZ信号を生成する方法としては、Mach-Zender(MZ)位相変調器を用いる方法、例えば、Y.ミヤモト(Y.Miyamoto)等による「搬送波抑圧リターン−トゥ−ゼロ・パルスフォーマットを用いた、120kmの中継器間隔を有する、ゼロ分散平坦ライン367km超・320Gbit/s(8×40Gbit/s)WDM伝送("320Gbit/s(8×40Gbit/s) WDM transmission over 367-km zero-dispersion-flattened line with 120-km repeater spacing using carrier-suppressed return-to-zero pulse format")」(OAA '99, PDP4, 1999)と題する論文に記載されているものがある。また、他の方法としては、位相シフタ及び遅延線を用いる方法、例えば、小西他による、「Supercontinuum光源による多波長キャリア抑圧RZ信号生成」(信学技報、Vol.101, No.394, OCS2001-69, 2001)と題する論文に記載されているものがある。あるいは、モードロックレーザを用いる方法、例えば、K.サト(K.Sato)等による「43Gb/s搬送波抑圧リターン−トゥ−ゼロ・パルス生成のためのモードロックレーザ("Mode-Locked lasers for 43Gb/s carrier suppressed return-to-zero pulse generation")」(ECOC '2001, 2001)と題する論文に記載されているものがある。
【0004】
しかしながら、これらの方法においては、デバイスの挿入損失が大きい、構成が複雑である、又はコストが高い等の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、挿入損失が小さく、また構成が簡便で、低コストかつ高性能な搬送波抑圧光パルス列生成方法及び装置並びにグレーティング装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による光パルス列生成方法は、所定パルス周期を有するソース光パルス列を生成し、実質的に同一のブラッグ周波数を有する複数の均一ピッチグレーティングの各々をλ/4位相シフト部を介して順次結合して形成されたλ/4位相シフトグレーティングを設け、ソース光パルス列をλ/4位相シフトグレーティングの一端から入射せしめるとともにλ/4位相シフトグレーティングからの反射光を導波して反射光パルス列を生成することを特徴としている。
【0007】
本発明による光パルス列生成装置は、所定パルス周期を有するソース光パルス列を生成する光パルス源と、実質的に同一のブラッグ周波数を有する第1及び第2の均一ピッチグレーティングをλ/4位相シフト部を介して結合して形成されたλ/4位相シフトグレーティングと、λ/4位相シフトグレーティングの長手方向に沿って形成され、ソース光パルス列をλ/4位相シフトグレーティングの一端から入射せしめるとともにλ/4位相シフトグレーティングからの反射光パルス列を導波する光導波路と、を有することを特徴としている。
【0008】
本発明によるグレーティング装置は、光導波路内にグレーティングが形成されたグレーティング装置であって、グレーティングは、実質的に同一のブラッグ周波数を有する第1及び第2の均一ピッチグレーティングをλ/4位相シフト部を介して結合して形成されたλ/4位相シフトグレーティングであり、第1及び第2の均一ピッチグレーティングのブラッグ波長における第1及び第2の均一ピッチグレーティングの各々の反射率をそれぞれR1,R2としたとき、反射率R1,R2は実質的に、
R1/R2=(1−R1)2
を満たすことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明に用いられる図において、実質的に等価な構成要素には同一の参照符を付している。
[第1の実施例]
図1は、本発明による位相シフトグレーティングが適用された位相シフト・ファイバグレーティング10の構成を模式的に示す斜視図である。
【0010】
位相シフト・ファイバグレーティング10は、クラッド12及びコア14からなる光ファイバ11、及び位相シフトブラッググレーティング(PSBG:Phase Shifted Bragg Grating、以下、単に位相シフトグレーティングともいう)20を有している。すなわち、光ファイバ11のコア14の屈折率を周期的に変化させることにより光ファイバ11中にブラッグ回折格子が形成されている。この位相シフトグレーティング20は、後に詳述するように、位相シフト部(PS:Phase Shift)23によって所定の間隔をおいて配置された第1及び第2の均一ピッチブラッググレーティング(UBG:Unifrom Bragg Grating、以下、単に均一ブラッググレーティング又は均一グレーティングともいう)UBG(1)21,UBG(2)22からなる。なお、位相シフトグレーティング(PSBG)20は、位相シフトフェーズマスクを用いて形成した。
【0011】
図2は、位相シフトグレーティング(PSBG)20の構成及び光ファイバ11の長手方向、すなわち導波方向(z軸方向)における屈折率(n)の変化を模式的に示している。図に示すように、第1の均一グレーティングUBG(1)21はLU1の長さを有し、その屈折率n=n(z)は一定のピッチ又は周期Λ(グレーティング周期)で変化している。第1の均一グレーティングUBG(1)21は、ブラッグ条件を満たす波長の光のみを選択的に反射する。また、第2の均一グレーティングUBG(2)22はLU2の長さを有し、第1の均一グレーティングと同様にその屈折率n(z)は一定の周期Λ(グレーティング周期)で変化している。位相シフトグレーティング(PSBG)20は、長さLPSBGを有している。
【0012】
第1の均一グレーティングUBG(1)21及び第2の均一グレーティングUBG(2)22は、位相シフト部(PS)23によって所定の間隔をおいて配置されている。すなわち、位相シフト部(PS)23の長さLPSは、位相シフトグレーティング(PSBG)20がλ/4位相シフト構造となるように定められている。つまり、PSBG20は、λ/4位相シフトグレーティングである。
【0013】
より具体的には、第1及び第2の均一グレーティングUBG(1)21,UBG(2)22の反射波長をλC(真空中における波長)とし、位相シフトグレーティング(PSBG)20が設けられたファイバ部分における実効屈折率をneffとしたとき、位相シフト部PS23の長さLPSは、次式で表される。
LPS=(2k+1)・λC/4neff (1)
ここで、kは0以上の整数(k=0,1,2,...)である。また、右辺のλC/neffは導波路内波長を表す。
【0014】
図2に示す場合において具体的に説明すると、位相シフト部PS23の長さLPSは第1及び第2の均一グレーティングUBG(1)21,UBG(2)22の最も近い同一位相位置(屈折率n(z)の「山」の位置A,A’)間の距離で与えられる。
かかる位相シフトグレーティング(PSBG)20に光(真空中における波長λC)を入射させた場合、位相シフト部(PS)23の長さLPSを変えることにより第1及び第2の均一グレーティングUBG(1)21,UBG(2)22からの反射光の位相差を制御することが可能である。上記したように、位相シフトグレーティング(PSBG)20をλ/4位相シフト構造とすることで、当該位相差をπとすることができる。このようなλ/4位相シフト構造を有するグレーティングの反射スペクトルは図3に示すように、ブラッグ波長に急峻な反射率の低下域を有する。
【0015】
なお、均一ブラッググレーティングUBG(1)21,UBG(2)22が1次のグレーティングの場合、λ/4の位相シフトはΛ/2(Λはグレーティング周期)に対応するが、1次のグレーティングに限らず、高次のグレーティングを用いることもできる。
また、図2において、第1及び第2の均一グレーティングUBG(1)21,UBG(2)22が正弦波状の屈折率分布プロファイルを有する場合について示したが、これに限らない。すなわち、UBG(1)21又はUBG(2)22は、一定周期の屈折率変化を有し、ブラッググレーティングとして機能するものであればよい。例えば、矩形波状、三角波状等の屈折率分布プロファイルを有していてもよい。
【0016】
図4及び図5を参照しつつ、上記した位相シフトグレーティング(PSBG)20を用いた搬送波抑圧RZ(CS−RZ)信号を生成する原理について以下に説明する。PSBG20にPSBG20のブラッグ波長と同じ搬送波波長のRZ光パルス列が入射された場合、光パルス列の搬送波成分はPSBG20を透過し、反射波には搬送波成分は含まれない。従って、入射光パルス列(Pin)は、その一部がUBG(1)21によって反射され、その反射光パルス列(PU1)は入射光パルス列Pinと逆方向に導波される。入射光パルス列PinのうちUBG(1)21を透過した光はUBG(2)22によって反射され、その反射光パルス列(PU2)は反射光パルス列PU1と同一方向に導波される。この際、図5に示すように、UBG(1)21からの反射光パルス列PU1に対し、UBG(2)22からの反射光パルス列PU2には位相差及び伝播遅延が生じる。PSBG20の位相シフトはλ/4(=π/2)であるので往復での位相差はπである。また、UBG(1)21及びUBG(2)22のそれぞれの反射中心位置の間隔、あるいはそれらの長さに応じて伝播遅延時間を調整することができる。当該伝播遅延時間が入射光パルス列Pinのパルス周期の1/2とするためには、伝播遅延時間をTd、光速をcとしたとき、第1及び第2の均一グレーティングの反射中心位置間隔Dは次式で表される。
【0017】
D=c・Td/2neff (2)
この条件を満たすように設計されたPSBG20を用いることによって、λ/4位相シフトグレーティングPSBG20からの反射光パルス列PU1、すなわち、UBG(1)21からの反射光パルス列と、位相シフト部PS23を介してUBG(2)22により反射されかつ位相シフト部PS23を経た反射光パルス列PU2と、を結合したものは入射光パルス列Pinの2倍のビットレートを有し、かつ各光パルスの位相が交互にπずれた光パルス列(Pout)となる。従って、PSBG20からの反射光パルス列Poutは、搬送波抑圧RZ(CS−RZ)光信号として用いることができる。
【0018】
次に、ビットレートが20ギガビット/秒(Gbit/s)のRZ光信号から40Gbit/sのCS−RZ光信号を生成する場合を例にしてより具体的に説明する。図6は、位相シフト・ファイバグレーティング10に光パルスPin(真空中における波長λC)が入射したときの、入射光パルスPinとUBG(1)及びUBG(2)からの反射光パルスとの光強度の関係を模式的に示している。均一ブラッググレーティングの反射率Rは、グレーティング長L、光の波長λ、ブラッグ波長λB及び入射光波長間の離調(デチューニング)量δ、光とグレーティングとの結合係数κをパラメータとして定まるが、波長λがブラッググレーティング中心波長に等しいとき(デチューニング量δ=0)、反射率Rは次式で表される。
【0019】
R=tanh2(κL) (3)
本実施例においては、入射光パルス列Pinの波長(真空中)をλC=1550ナノメートル(nm)とし、UBG(1)21及びUBG(2)22のブラッグ波長もまたλB=1550nmとしている。図7(a)に示すように、光パルス周期は50ピコ秒(ps)、光パルス幅(全幅)は25psである。位相シフト部PS23を含むファイバ部分の実効屈折率neffは1.45であり、位相シフト部PS23の長さを267.2nmとした。また、前述のように、UBG(2)22からの反射光パルスの遅延時間はUBG(1)21及びUBG(2)22のそれぞれ反射中心位置の間隔で定まるが、ここではUBG(1)21及びUBG(2)22の長さLU1,LU2をそれぞれ2.5ミリメートル(mm)とし(図2を参照)、反射中心位置間隔をを2.5mmとした。また、長さLU1,LU2は、光パルス全幅(25ps)に対応する光路長にほぼ等しい。
【0020】
図8は、位相シフト・ファイバグレーティング10の軸方向の屈折率変調度Δn/n0(n0はグレーティングが形成されていない光ファイバ部分の屈折率)の包絡線を示している。かかる屈折率変調度に応じて前述の結合係数κが変化するため、UBG(1)21及びUBG(2)22の反射率を変化させることができる。なお、UBG(1)21及びUBG(2)22は、アポダイズされていないグレーティング(非アポダイズグレーティング)である。
【0021】
入射光パルスPinの光強度を1に正規化し、UBG(1)21及びUBG(2)22の入射光パルスPinに対する反射率をそれぞれR1,R2としたとき、UBG(1)21及びUBG(2)22からの反射光パルスPU1,PU2の光強度はそれぞれR1,(1−R1)2R2となる(図6)。従って、反射率R1,R2が次式、
R1/R2=(1−R1)2 (4)
を満たすように前述のパラメータを選ぶことによって反射光パルス列PU1,PU2の光強度を等しくすることができる。本実施例においては、長さLU1,LU2を等しくし、UBG(1)21及びUBG(2)22の屈折率変調度を異ならせることによって反射光パルスPU1,PU2の光強度が等しくなるようにしている。
【0022】
図7(b)に示すように、この位相シフトグレーティングPSBG20からの反射光のうち、UBG(2)22からの反射光パルス列PU2(破線)はUBG(1)21からの反射光パルス列PU1(一点鎖線)と位相がπずれており、光強度はほぼ等しい。また、各光パルス間の間隔は一定(25ps)となっている。これらの反射光パルス列PU1,PU2の光パルスのパルス幅は反射によって広がり、部分的に重なり合っている。しかしながら、隣接する光パルス間では位相がπずれているために重なり合った光は打ち消し合って、図7(c)に示すような重なりの無い光パルス列(Pout)が得られる。従って、この光パルス列Poutは、入射光パルス列Pinの2倍のビットレート(40Gbit/s)を有する搬送波抑圧RZ(CS−RZ)光信号である。
【0023】
なお、本実施例においては、反射光パルスPU1,PU2の光強度が等しくなるようにUBG(1)21及びUBG(2)22の各反射率R1,R2を異ならせた場合について説明したが、当該反射率は同じ(すなわち、R1=R2)であってもよい。
[第2の実施例]
図9は、本発明の第2の実施例であるλ/4位相シフトグレーティングPSBG20の屈折率変調度の包絡線を模式的に示している。すなわち、均一グレーティングUBG(1)21の屈折率変調度が光ファイバ11の長手方向の両端側において低減されたグレーティング、すなわちアポダイズされたグレーティングとなっている。均一グレーティングUBG(2)22も同様にアポダイズグレーティングとなっている。かかるアポダイズによって、グレーティングの反射パルスの時間拡がりを改善することができる。
【0024】
上記したように、均一グレーティングUBG(1)21,UBG(2)22を非アポダイズグレーティングとしたときには、図7(b)に示すように、隣接する光パルスが位相反転の関係にあるため打ち消し合うが、パワーロスが発生する。このパワーロスを防止するために、均一グレーティングUBG(1)21及びUBG(2)22の双方をアポダイズグレーティングとしている。
【0025】
なお、本実施例においては、均一グレーティングUBG(1)21及びUBG(2)22の双方をアポダイズグレーティングとしたが、いずれか一方のみをアポダイズグレーティングとしてもよい。
さらに、入射光パルス列Pinの光パルス全幅をパルス周期の1/2以下、あるいは光パルスの半値全幅(FWHM)をパルス周期の1/4以下として、上記した光パルスの重なりを低減するようにしてもよい。
【0026】
[第3の実施例]
以下に、本発明の第3の実施例について説明する。位相シフトグレーティングは、波長選択ファブリペロー共振器として作用するために、多重反射が発生する。図10は、入射光パルス列Pinに対するUBG(1)21及びUBG(2)22による多重反射を模式的に示している。また、図11は、かかる多重反射による光パルスの干渉を模式的に示している。図10に示すように、光パルス列Pinに対する多重反射により反射光パルス列S1,S2,S3,S4,...が生じる。入射光パルス列Pinの光強度を1に正規化したとき、反射光強度は、S1=R1,S2=(1−R1)2R2,S3=(1−R1)2R1R22,...と表される。個々の光パルスについて説明すると、図11に示すように、光パルス列Pinの最初の光パルスP-1に対して多重反射光パルスS1-1,S2-1,S3-1,S4-1,...からなる多重反射光パルス列P-1’が生じる。また、光パルス列Pinの2番目の光パルスP-2に対して多重反射光パルスS1-2,S2-2,S3-2,S4-2,...からなる多重反射光パルス列P-2’が生じる。同様にして、光パルス列Pinの各光パルスP-3,P-4,...に対しても多重反射光パルスが生じる。これらの多重反射光パルスが互いに干渉してコヒーレンスクロストークが発生する。このコヒーレンスクロストークは、UBG(1)21及びUBG(2)22の反射率が高いほど大きくなる。従って、かかるコヒーレンスクロストークが伝送特性に影響を与えないようにUBG(1)21及びUBG(2)22の反射率が定められる。例えば、伝送後のパワーペナルティを1dB以下に抑えるためには、妨害信号強度の主信号強度に対する比が−30dB以下、すなわち、UBG(1)21及びUBG(2)22の反射率R1,R2が次式を満たすように定めればよい。
【0027】
R1×R2≦10-3 (5)
この条件を満たすように位相シフトグレーティングPSBG20を形成することによって、高い伝送性能を有する搬送波抑圧光パルス信号を生成するためのグレーティング装置を実現することができる。
[第4の実施例]
図12は、本発明の第4の実施例であるλ/4位相シフトグレーティングPSBG20を適用した搬送波抑圧光キャリア信号(CS−RZ信号)生成装置30の構成を示すブロック図である。
【0028】
光源31は、所定周期の光パルス列(RZ信号)を生成する。光源31は、例えばモードロックレーザ等を用いており、波長(真空中)がλC=1550nm、光パルス幅(FWHM)が12.5psでビットレートが20Gbit/sのRZ光信号を生成する。生成されたRZ光信号は、光ファイバ32を介して光サーキュレータ33の第1ポートに供給される。当該RZ光信号は、光サーキュレータ33の第2ポートから出力され、λ/4位相シフト・ファイバグレーティング10に供給される。λ/4位相シフト・ファイバグレーティング10において、UBG(1)21及びUBG(2)22のブラッグ波長はλB=1550nm、UBG(1)21及びUBG(2)22の長さはそれぞれ2.5mm、位相シフト部PS23の長さは267.2nmである。
【0029】
位相シフト・ファイバグレーティング10からの反射光パルス列として40Gbit/sのCS−RZ光信号が得られる。当該CS−RZ光信号は、光サーキュレータ33を介して光アンプ(OA)35に供給され、増幅される。例えば、光アンプ(OA)35は、エルビウムドープ・ファイバアンプ等の光ファイバ増幅器、又は半導体増幅器など種々の光増幅器を用いることができる。光アンプ(OA)35によって所定レベルに増幅されたCS−RZ光信号は、出力端36から出力される。このCS−RZ光信号は搬送波抑圧光信号として用いることができる。また、波長の異なるCS−RZ信号生成装置30を複数設けることによってWDM用のキャリア光源として適用することができる。
【0030】
以上、本発明の実施例について詳細に説明した。なお、上記した実施例においては、λ/4位相シフトグレーティング20が2つの均一グレーティングUBG(1)21及びUBG(2)22からなる場合について説明したが、これに限らない。図13に示すように、複数の均一グレーティングUBG(1),UBG(2),...の各々をλ/4位相シフト部を介して順次結合して形成されたλ/4位相シフトグレーティングの各々をλ/4位相シフト部を介して順次結合して形成されたλ/4位相シフトグレーティングを用いることができる。
【0031】
また、上記した実施例においては、第1及び第2の均一グレーティングUBG(1)21及びUBG(2)22の長さが同一の場合を例に説明したが、これに限らない。前述のように、UBG(2)22からの反射パルス列の伝播遅延時間、すなわちパルス間隔はUBG(1)21及びUBG(2)22のそれぞれの反射中心位置の間隔に応じて調整することができる。一方、グレーティング長Lと結合係数κとの積(κL)が大きいほどグレーティングの反射率は高くなるので、例えば、後段のグレーティングUBG(2)22の長さを光入射側のグレーティングUBG(1)21のそれよりも長くすることによりUBG(2)22の反射率を高くすることができる。従って、UBG(1)21及びUBG(2)22の両者の結合係数κ、すなわち屈折率変調度を異ならせることなく両者の反射率を調整することができる。あるいは、UBG(1)21及びUBG(2)22の両者の屈折率変調度を異ならせるとともに、グレーティング長を異ならせるようにしてもよい。また、光パルスの広がりを含む光パルス波形等を考慮する場合には、後段のグレーティングUBG(2)22の長さを光入射側のグレーティングUBG(1)21よりも短くして波形劣化を抑制することができる。
【0032】
上記した実施例においては、1550nm帯の光パルスを生成する場合について説明したが、この波長帯に限定されない。例えば、1310nm帯などの波長帯に対しても適用が可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、挿入損失が小さく、また構成が簡便で、低コストの高性能なグレーティング装置、搬送波抑圧光パルス列生成装置及びその方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による位相シフトグレーティングが適用された位相シフト・ファイバグレーティングの構成を模式的に示す斜視図である。
【図2】本発明による位相シフトグレーティング(PSBG)の構成及び光ファイバの導波方向(z方向)における屈折率nの変化を模式的に示している。
【図3】λ/4位相シフトグレーティングの反射スペクトルを示す図である。
【図4】位相シフトグレーティング(PSBG)のUBG(1),UBG(2)による入射光の反射を示す図である。
【図5】入射光パルス列Pin、UBG(1)及びUBG(2)からの反射光パルス列PU1,PU2,及び位相シフトグレーティングPSBGからの反射光パルス列Poutを示す図である。
【図6】入射光パルスPinとUBG(1)及びUBG(2)からの反射光パルスとの光強度の関係を模式的に示す図である。
【図7】入射光パルス列Pin、UBG(1)及びUBG(2)からの反射光パルス列PU1,PU2,及びPSBGからの反射光パルス列Poutを模式的に示す図である。
【図8】λ/4位相シフト・ファイバグレーティングの軸方向の屈折率変調度を模式的に示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例である、アポダイズグレーティングからなるλ/4位相シフト・ファイバグレーティングの軸方向の屈折率変調度を模式的に示す図である。
【図10】入射光パルス列Pinに対するUBG(1)及びUBG(2)による多重反射を模式的に示す図である。
【図11】多重反射による光パルスの干渉を模式的に示す図である。
【図12】本発明の第4の実施例であるλ/4位相シフトグレーティングを適用した搬送波抑圧CS−RZ光信号生成装置の構成を示すブロック図である。
【図13】λ/4位相シフト部を介して順次結合された複数の均一グレーティングを有するλ/4位相シフトグレーティングの構成を示す図である。
【主要部分の符号の説明】
10 λ/4位相シフト・ファイバグレーティング
11,32,34 光ファイバ
12 クラッド
14 コア
20 位相シフトブラッググレーティング
21 均一ブラッググレーティング(1)
22 均一ブラッググレーティング(2)
23 位相シフト部
31 光源
33 光サーキュレータ
35 光アンプ
36 光出力端
Claims (19)
- 光パルス列生成方法であって、
所定パルス周期を有するソース光パルス列を生成し、実質的に同一のブラッグ周波数を有する複数の均一ピッチグレーティングの各々をλ/4位相シフト部を介して順次結合して形成されたλ/4位相シフトグレーティングを設け、
前記ソース光パルス列を前記λ/4位相シフトグレーティングの一端から入射せしめるとともに前記λ/4位相シフトグレーティングからの反射光を導波して反射光パルス列を生成することを特徴とする光パルス列生成方法。 - 前記複数の均一ピッチグレーティングは、前記反射光パルス列のパルス間隔が実質的に一定となるような間隔で配されていることを特徴とする請求項1記載の光パルス列生成方法。
- 前記複数の均一ピッチグレーティングの各々の反射率は、前記反射光パルス列の光パルス強度が実質的に均一となるように定められていることを特徴とする請求項1記載の光パルス列生成方法。
- 前記複数の均一ピッチグレーティングの各々の長さは、前記ソース光パルス列の光パルス時間幅に対応する光路長以下であることを特徴とする請求項1記載の光パルス列生成方法。
- 前記ソース光パルス列の光パルス全幅は前記所定パルス周期の1/2以下であることを特徴とする請求項1記載の光パルス列生成方法。
- 光パルス列生成装置であって、
所定パルス周期を有するソース光パルス列を生成する光パルス源と、
実質的に同一のブラッグ周波数を有する第1及び第2の均一ピッチグレーティングをλ/4位相シフト部を介して結合して形成されたλ/4位相シフトグレーティングを内部に有するとともに前記λ/4位相シフトグレーティングが導波方向に形成された光導波路と、を有し、
前記光導波路は、前記ソース光パルス列を前記λ/4位相シフトグレーティングの一端から入射せしめるとともに前記λ/4位相シフトグレーティングからの反射光パルス列を導波することを特徴とする光パルス列生成装置。 - 前記第1及び第2の均一ピッチグレーティングは、前記反射光パルス列のパルス間隔が実質的に一定となるような間隔で配されていることを特徴とする請求項6記載の光パルス列生成装置。
- 前記第1及び第2の均一ピッチグレーティングの各々の反射率は、前記反射光パルス列の各光パルスの強度が実質的に均一となるように定められていることを特徴とする請求項6記載の光パルス列生成装置。
- 前記第1及び第2の均一ピッチグレーティングの各々の長さは、前記ソース光パルス列の光パルス時間幅に対応する光路長以下であることを特徴とする請求項6記載の光パルス列生成装置。
- 前記ソース光パルス列の光パルス全幅は前記所定パルス周期の1/2以下であることを特徴とする請求項6記載の光パルス列生成装置。
- 前記第1及び第2の均一ピッチグレーティングの前記ソース光パルス列に対する反射率をそれぞれR1,R2としたとき、前記反射率R1,R2は実質的に、
R1/R2=(1−R1)2
を満たすことを特徴とする請求項6記載の光パルス列生成装置。 - 前記第1及び第2の均一ピッチグレーティングのうち少なくとも1つはアポダイズグレーティングであることを特徴とする請求項6記載の光パルス列生成装置。
- 前記第1及び第2の均一ピッチグレーティングの前記ソース光パルス列に対する反射率をそれぞれR1,R2としたとき、前記反射率R1,R2は実質的に、
R1×R2≦10-3
を満たすことを特徴とする請求項6記載の光パルス列生成装置。 - 前記光導波路は光ファイバであることを特徴とする請求項6記載の光パルス列生成装置。
- 前記光導波路は平面チャネル型光導波路であることを特徴とする請求項6記載の光パルス列生成装置。
- 光導波路内にグレーティングが形成されたグレーティング装置であって、
前記グレーティングは、実質的に同一のブラッグ周波数を有する第1及び第2の均一ピッチグレーティングをλ/4位相シフト部を介して結合して形成されたλ/4位相シフトグレーティングであり、
前記第1及び第2の均一ピッチグレーティングのブラッグ波長における前記第1及び第2の均一ピッチグレーティングの各々の反射率をそれぞれR1,R2としたとき、前記反射率R1,R2は実質的に、
R1/R2=(1−R1)2
を満たすことを特徴とするグレーティング装置。 - 前記第1及び第2の均一ピッチグレーティングのうち少なくとも1つはアポダイズグレーティングであることを特徴とする請求項16記載のグレーティング装置。
- 前記光導波路は光ファイバであることを特徴とする請求項16記載のグレーティング装置。
- 前記光導波路は平面チャネル型光導波路であることを特徴とする請求項16記載のグレーティング装置。
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