JP4537351B2 - 光変調装置 - Google Patents

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本発明は、光通信に利用する光変調装置に関し、特に、半導体光増幅器のような光増幅器と光強度変調器とを組み合わせて構成される光変調装置の構成技術に関する。
従来から、光短パルスレーザ、あるいは振幅変調/位相変調により生成した複数の光搬送波を含む多波長光を、波長多重 (WDM : Wavelength Division Multiplexing)信号伝送に用いる方式が検討されてきた。このような多波長光は、各サイドモードのスペクトル間隔がすべて等しく、サイドモードを波長分離して得られるチャネルはすべて等しい波長間隔になる。従って、このような多波長光は、チャネルごとに個別のレーザを用意してチャネルごとに波長を設定する方法による多波長光よりも、波長配置に関して簡便である。
多波長光を用いたWDM信号伝送システムを実現する上で、光変調回路構成の簡易化、および経済化が重要な課題の一つである。図1に、従来の光変調回路の構成を示す。多波長光源101から発生した多波長光は、波長分波器103により波長分波された後、各々の光強度変調器105で変調され、波長合波器107により再度合波される。図1に示す構成では、透過中心波長の絶対値の等しい2つの波長合分波器103、107が必要であることから、図2に示すような、1つの波長合分波器207と、1つあるいは複数の光強度変調器209と、この光強度変調器の個数に等しい反射鏡211とで構成した光変調装置が提案されている(特許文献1参照)。
図2に示す光変調装置では、光入力手段201の入力ポート203から入力した多波長光は、入出力ポート205を通って波長分波器207により波長分波された後、各々の光強度変調器209で変調され、光反射器211で反射されて、もとの光路を戻り、再び波長合波器207により再度合波され、入出力手段201の出力ポート213から出力される。この装置構成によれば、1つの波長合分波器207だけで構成できるので、波長合分波器の透過中心波長合わせが容易となり、かつ装置コストの削減が可能となる。
図1および図2のいずれにおいても、各波長の光パワーは、波長合分波器などの使用される光デバイスの損失によって減少する。また、多波長光源と光変調器が物理的に離れた位置にあるシステムでは、その間を結合する光ファイバ伝送路の損失が無視できなくなる。WDM信号パワーの低下は、信号対雑音比(SNR:Signal-to-Noise Ratio)の悪化を招くため、図1の109、あるいは図2の215に示すような光増幅器を用いてパワーを増幅する必要がある。
図1および図2には、多波長光の波長域をすべてカバーする広帯域の光増幅器を用いて、WDM信号パワーを一括して増幅する例が開示されている(特許文献2参照)。この例では、波長多重された変調光の偏波に依存せずに、その光強度を増幅する偏波無依存光増幅器が用いられている。このような光増幅器には、エルビウム(Er)添加光ファイバ増幅器(EDFA : Erbium Doped Fiber Amplifier)などの光ファイバ増幅器が用いられるのが一般的である。EDFAは、石英ガラス光ファイバのコア部分にエルビウムイオンEr3+を添加することにより、そのイオンの固有な遷移での誘導放出を用いて、光ファイバ内を進行する光を増幅させる光増幅器である。一方、光通信に用いられる光増幅器として、半導体光増幅器(SOA : Semiconductor Optical Amplifier)が開発されている。SOAは、半導体レーザの共振器端面を低反射化することにより、半導体内の活性層を進行する光を誘導放出により増幅させる光増幅器である。
上記のいずれの光増幅器も利得帯域は30nm以上と広帯域であるが、励起準位にあるキャリアの寿命時間が大きく異なる。EDFAは、複数の離散的な励起エネルギー準位からの遷移により利得広がりが形成されるため、キャリア寿命時間はms(ミリ秒)オーダと長く、利得広がりは不均一となる。一方、SOAは、キャリア寿命時間はns(ナノ秒)オーダと短く、利得広がりは均一とみなせる。通常、光増幅器は、高出力を得るために利得の飽和領域において動作される。利得の飽和領域において、複数の異なる信号波長を増幅する場合、利得広がりの均一な光増幅器では、各々の波長が利得の奪い合いを行い、チャネル間のクロストークが生じて信号波形が劣化する。従って、WDM信号を一括して増幅する場合には、上述のようにEDFAなどの光ファイバ増幅器が用いられるのが一般的である。しかしながら、半導体を注入電流により励起させるSOAと、励起光を出力する半導体レーザ、エルビウムなどを添加した添加物光ファイバ、励起光を添加物光ファイバに結合する結合器から構成されるEDFAとを比較すると、SOAが部品点数の観点から遙かに経済的であると言える。特に、1信号波長を増幅する場合にはSOAの方が適している。
光ファイバ増幅器を用いてWDM信号を一括して増幅するには、波長合分波器、光強度変調器などの光構成部品で生ずる光の損失を補うため、光増幅器の高出力化が必須である。しかしながら、多波長光の波長域をすべてカバーする広帯域、かつ高出力の光増幅器は、たとえ一つでも非常に高価である。従って、要求される波長帯域と出力によっては、各波長をSOAによって個別に増幅する構成の方が、光ファイバ増幅器を用いる構成よりも、より廉価に光変調回路を実現できる場合がある。
さらにSOAは、以下のような利点もある。
・SOAは注入電流を変調信号に応じて変化させることにより、変調器として利用可能である。
・SOAは電界吸収型(EA:Electro Absorption)変調器などと集積化が可能である。
次に、SOAを利用した光変調装置の典型的な構成例について説明する。
(従来例1)
図1に示す光強度変調器105に利用可能な従来の光変調装置の構成例を従来例1として図3に示す。従来例1の装置は、SOAを変調器306として利用し、光変調装置303が光源と離れた位置にある場合を想定して図示されている。SOAの変調器306の両端は、光信号が入力される入力伝送路301、および、光信号が出力される出力伝送路309に結合される。しかしながら、これら入出力伝送路内には、図示していないが、光フィルタ、光カプラなどの各種光デバイスや、光コネクタ、スプライス(splice)などが含まれ、またこの図では省略されているが、入出力伝送路301とSOAの変調器306の間には波長合分波器が挿入されており、それら構成部品はすべて反射点となる。これらの反射点がSOAの光増幅部306の両端側に存在するわけであるから、これらの反射点とSOAで光共振器を成すことになり、その結果SOAの動作が不安定になることもあると考えられる。この不都合を防ぐためには、図3に示すように、SOAの両端には単一方向の光のみを透過させる光アイソレータ305、306が挿入される。
(従来例2)
図2の光変調回路に適用される従来の光変調装置の構成例を従来例2として図4に示す。図4には2つのタイプの光変調装置405,407の構成が示されている。一つのタイプの光変調装置405は、波長合分波器403で分波された連続光の光パワーを双方向光増幅器409において増幅し、光強度変調器411に入力してデータ信号により強度変調して変調光とした後、光反射器413により反射させて、光強度変調器411、双方向光増幅器409を再度通過させる構成である。もう一つのタイプの光変調装置407は、波長合分波器403で分波された連続光の光パワーを双方向光増幅器415において増幅し、光サーキュレータ417を用いてつくられた光ループに入力して、この光ループ内に配置された光強度変調器419においてデータ信号により強度変調して変調光とした後、光サーキュレータ417を経て、双方向光増幅器415を再度通過する構成である。前者の光変調装置405においては、光反射器413を、光強度変調器411とは別体の単品としてもよいし、光強度変調器411の端面に貼り付けて一体化した構成のものとしてもよい。
図4の構成で用いられる双方向増幅器409、415は、1波長の増幅を行えればよいのでSOAが適当である。しかし、SOAを双方向光増幅器409、415として用いると、利得の飽和領域において連続光と変調光の間の利得の奪い合いが信号劣化を引き起こす。つまり、光増幅器409、415の内部において連続光が変調光の信号パターンにより変調されることになる。
そのため、図5に示すように、連続光と変調光の双方向光増幅器409、415からの出力パワーの和(もしくは入力パワーの和)が、ある出力パワー(もしくは入力パワー)以下において、利得が一定に保たれる利得の未飽和領域で使用されることが望ましい。
特開2002−318374号公報 特開2003−18853号公報 Ohman, F.; Bischoff, S.; Tromborg, B.; Mork, J.; "Noise properties and cascadability of SOA-EA regenerators", Lasers and Electro-Optics Society, 2002. LEOS 2002. The 15th Annual Meeting of the IEEE , Volume: 2 , 2002 Page(s): 895 -896
図3で示された従来例1の構成では、SOA306の両端に光アイソレータ305,307を挿入しても、SOA素子そのものの端面反射の問題が残る。通常、SOA306の端面に無反射コートを施すことにより、端面反射率は低減化されており、一般にこの端面反射率の値は、伝送路反射の反射率の値などよりも小さい。しかしながら、SOA306の利得が大きいと、光変調装置303は共振器としての効果が大きくなり、増幅動作が不安定になる。つまり、端面反射率の値は、SOAに許容する利得の大きさを制限することになる。したがって、SOAにより高利得増幅を実現するには、例えば図6に示すように、SOAを多段に接続する必要がある。
SOAの多段に接続する構成として、SOA+EA変調器(EA変調器については後述) のカスケード構成を2段に接続したものが提案されている(非特許文献1)。SOAを多段にした場合に、光反射の影響を最小限にするためには、図6に示すように多段に接続したすべてのSOAの入出力端に光アイソレータを挿入すればよいが、コストの観点から望ましとは言えない。また、参考文献1では、光アイソレータの挿入についての記述は一切ない。
また、図4に示した従来例2の構成では、双方向光増幅器(SOA)409、415の両端における反射光1と反射光2が存在する。双方向光増幅器409、415の端面は無反射コートにより低反射化されているとはいえ、その端面反射の前後にその反射光のパワーが増幅されるために、その反射光の値は大きく、その反射光は信号光と干渉して雑音になる。なお、反射光1、反射光2については、後述の図8に関する説明で詳しく述べる。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、光増幅器を多段に接続構成した光変調装置、ないしは光増幅器を双方向光増幅器として含む光変調装置において、光増幅器の内部を通過する反射の影響を考慮したデバイス仕様設計、デバイス構成により、反射光の影響を低減した安定な増幅機能を達成し、かつ経済的な光変調装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の光変調装置の一態様は、それぞれ個別の注入電流で反転分布を生成する複数n個(n>=2)の半導体光増幅器と、入力端子と前記複数n個の半導体光増幅器と出力端子を順次接続する(n+1)個の光接続手段と、前記(n+1)個の光接続手段の奇数番の位置毎に、または偶数番の位置に順次挿入される光アイソレータと、前記(n+1)個の光接続手段のうちのいずれか1箇所に挿入されて、入力する連続光に対して送信信号により強度変調を施す光強度変調手段とを具備することを特徴とする。
ここで、前記(n+1)個の光接続手段のうち、前記入力端子および前記出力端子と接続される光接続手段以外のいずれか1箇所に前記光強度変調手段を挿入した構成であることを特徴とすることができる。
また、前記(n+1)個の光接続手段の中で前記光アイソレータが挿入されていない光接続手段に前記光強度変調手段を挿入した構成であることを特徴とすることができる。
上記目的を達成するため、本発明の光変調装置の他の態様は、それぞれ個別の注入電流で反転分布を生成する複数n個(n>=2)の半導体光増幅器と、入力端子と前記複数n個の半導体光増幅器と出力端子を順次接続する(n+1)個の光接続手段と、前記(n+1)個の光接続手段の奇数番の位置毎に、または偶数番の位置毎に順次挿入される光アイソレータとを有し、前記複数n個の半導体光増幅器の中のいずれか1つの半導体光増幅器を、送信信号により強度変調された注入電流を印加して、入力する連続光に対して強度変調を施す光強度変調手段にした構成であることを特徴とする。
上記構成により、本発明は、多段に接続した半導体光増幅器(SOA) を含む透過型の光変調装置に対して、反射光の影響を低減することによる安定した増幅機能とコストの低減とを同時に達成する。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態は、多段に接続した半導体光増幅器(SOA) を含む透過型の光変調装置に対して、1つおきに光アイソレータを挿入することにより、反射光の影響を低減することによる安定した増幅機能とコストの低減とを同時に実現するものである。本実施形態の具体的な構成例を説明する前に、その原理を説明する。
<SOAを多段接続した時の反射光>
図7は、複数のSOAを多段接続した時の反射光を説明する図である。この多段接続構成において、光変調装置として機能するためには、使用するSOAのうちの1つを光強度変調器として使用するか、もしくは外部変調器を挿入する必要があるが、ここでは反射光の説明を簡単化するために、すべてのSOAを単に光増幅器として機能させることとする。
図7において、n(>=2)個の半導体光増幅器(S,S,‥, S,‥,S)が、入出力を含むn+1個の光パス(x,x,‥, x,‥,xn+1)により直列に結合され、その入出力は、それぞれ、入力側伝送路301、出力側伝送路309に接続されている。上述したように入出力伝送路301,309は反射点となる。また、SOA(S,S,‥, S,‥,S)は素子そのものの両端に反射端を持つため、SOA自体が反射点なる。
図8は、SOAの反射光を説明する図である。SOAの利得g、端面反射率rとすると、光パワー1の光がSOAに入射された時、SOAの反射光パワーはg rとなり、端面反射率がg 倍される。この反射はそれぞれのSOAにつき双方向で起こりうる。
図7では、信号光の進行方向と同一方向の反射を入力側から順に、Ref(0),Ref(1),‥,Ref(i),‥Ref(n)、逆方向の反射を入力側から順に、ref(1),ref(2),‥,ref(i),‥ref(n+1)、としている。Ref(0)およびref(n+1)は、それぞれ、入力側伝送路反射および出力側伝送路反射であり、それ以外の反射Ref(i),ref(i)は、半導体光増幅器Sの双方向の反射を表す。
反射光の影響について、簡単のためn=2の場合について考える。図9は、n=2の場合の反射光を説明する図である。Ref(0),Ref(1),Ref(2)は信号光の進行方向と同一方向の反射、ref(1),ref(2),ref(3)は逆方向の反射を表す。Ref(0)およびref(3)は、それぞれ、入力側伝送路反射および出力側伝送路反射であり、Ref(1),ref(1)およびRef(2),ref(2)は、それぞれ、半導体光増幅器SおよびSの反射である。一般に反射が問題となるのは、信号光の進行方向と逆方向の反射(1回目の反射)に引き続いて、同一方向の反射(2回目の反射)が起こり、それが信号光と干渉して信号光パワーが不安定になることによる。図9においては、SOAの利得が含まれるため、反射光はその利得により増幅され、その影響はより大きくなる。
図9におけるRef(i)およびref(i)の反射率を、それぞれ、R(i)およびr(i)(但し、1<=i<=3)とした時の信号光に対する2回反射光の割合を説明する図が図10である。図10に示すように、ref(i)に引き続いてRef(i−1)の反射が起こる場合には、信号光に対する2回反射光の割合は、反射点の反射率の2乗のオーダであるが、ref(i)に引き続いてRef(i−2)ないしRef(i−3)の反射が起こる場合には、信号光に対する2回反射光の割合は、反射点の反射率の2乗のオーダに対して、通過するSOAの利得の2乗倍だけ大きくなる。
図10は、n=2の場合について示しているが、一般にn個のSOAを多段接続したときには、ref(i)に引き続くRef(i−2),Ref(i−3),‥,Ref(0)の反射は、ref(i)に引き続くRef(i−1)の反射と比較して、それぞれ、Si−1,i−1+Si−2,‥,Si−1+Si−2+‥+Sの利得の2乗倍だけ、信号光に対する反射光の割合のオーダが大きくなる(但し、1<=i<=n+1)。
従って、ref(i)に引き続くRef(i−1)の反射を許容し、ref(i)に引き続くRef(i−2),Ref(i−3),‥,Ref(0)の反射を防ぐには、光パス(x,x,‥,x,‥,xn+1)に対して一つおきに光アイソレータを挿入すればよい。
<具体的構成例>
図11A〜図11Cは、上記のように光パスに対して一つおきに光アイソレータを挿入した本発明の第1の実施形態の光変調装置の構成を説明する図である。ここで、O,Oは光アイソレータである。第1番目の光アイソレータOは入力側伝送路と第1番目のSOA S間の第1番目の光パスxに挿入され、第2番目の光アイソレータOは第2番目のSOA Sと第3番目のSOA S間の第3番目の光パスxに挿入されている。このように、本実施形態では、光パスに対して一つおきに光アイソレータを挿入することを特徴としている。
また、本例では、SOAの個数n=3であり、そのうちの任意のいずれか1つを、注入電流を送信信号により強度変調することにより光強度変調器(MOD)として使用している。すなわち、図11Aでは、第3番目のSOA Sを光強度変調器として使用し、図11Bでは、第2番目のSOA Sを光強度変調器として使用し、図11Cでは、第1番目のSOA Sを光強度変調器として使用している。
光アイソレータと光強度変調器についての上記の配列関係は、SOAの個数nが2の場合や、4以上になっても同様である。
この実施形態の構成により、連続光を出力する光源と光強度変調器が伝送路を介して離れた位置にある光通信システムにおいて、伝送路における光パワー損失の補完と変調動作を同時に達成する装置を実現できる。
(第2の実施形態)
図12A〜図12Cは、本発明の第2の実施形態の光変調装置の構成を説明する図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形例に相当し、光増幅器を構成する3個のSOA S1,2,の任意のいずれかの間に光強度変調器Mを挿入する。
図12Aは光アイソレータO,Oが挿入されていない区間に、光強度変調器Mを挿入した構成である。ここでは第1と第2のSOA S1,間の第2の光パス(光接続手段)xに光強度変調器Mを挿入した例を示しているが、第3のSOA Sと出力端子との間の第4の光パスxに光強度変調器Mを挿入してもよい。ただし、この場合には最終段のSOA Sで増幅された光パワーに対応できる光強度変調器Mを用いる必要がある。
図12Aの構成では、第1のSOA Sから出力された連続光と、第2のSOA Sと第1のSOA Sにおける連続光の2回反射光が干渉するまでに、光強度変調器Mで2度の強度変調を受ける。従って、信号光に対する2回反射光の割合は光強度変調器Mを挿入しない場合に対して相対的に小さくなる。
図12Bは光アイソレータOが挿入されている区間に光強度変調器Mを挿入した構成を示す。ここでは第2と第3のSOA S2,間の第3の光パスxに光強度変調器Mを挿入した例を示すが、入力端子と第1のSOA Sとの間の第1の光パスxに光強度変調器Mを挿入してもよい。ただし、後者の場合には光強度変調器Mの損失によりSOA Sへの入力パワーが低下し、SNRが劣化することを考慮する必要がある。なお、図12Bと図12Cに示すように、光アイソレータOと光強度変調器Mの接続の順番は任意である。
本実施形態で用いられる光強度変調器Mとしては、例えば電界吸収型光強度変調器(EA変調器)を用いることができる。前述の第1の実施形態ではSOAを光強度変調器としているためにG(bps)以上の変調動作は困難であったが、EA変調器を光強度変調器として用いる場合には40G(bps)程度までの変調動作に対応することができる。
(第1の参考例)
本発明の第1の参考例の光変調装置は、前述の図4に示すような双方向光増幅器を有する装置構成において、増幅器の利得の数値限定を後述のように行なうことにより、双方向光増幅器の端面における反射光の影響を低減し、安定した増幅機能を達成することができるようにした装置である。以下に、本発明による増幅器利得の数値限定について説明する。
<反射光の影響を定量化する手法>
図4に示すように、双方向光増幅器409,415の両端からの反射光は2つ存在し、一方の反射光1は変調光と、もう一方の反射光2は連続光と同一方向に進む。この連続光は強度変調されて変調光となり、反射光2は連続光と同じ経路を辿るため、結局、変調光には反射光1および反射光2が付与される。変調光は反射光1および反射光2の同一偏波方向成分と干渉し、ビート雑音として強度揺らぎが生じる。以下に、反射光1と反射光2が変調光に与える影響を定量的に示す手法について説明する。
ここでは、以下を想定することができる。
・ 双方向光増幅器409,415の一方の端面で反射された光が再度もう一方の端面で反射される多重反射光は十分小さいとして無視する。
・ 送信信号のマーク率は1/2である。(データ信号列にマークまたはスペースが連続すると、信号を受信する際にクロック信号を抽出することが困難になるため、通常、SDH(synchronous digital hierarchy;同期ディジタルハイアラーキー)におけるスクランブル(scramble)、ギガビットイーサ(giga bit ether)における8B→10B(bel)変換などで、マーク率をほぼ1/2にする手法が講じられる。)
双方向光増幅器409,415への入力連続光パワー、双方向光増幅器409,415の利得、光強度変調器411,419への入力連続光パワーに対する変調光出力パワー差、双方向光増幅器全体の反射率を、それぞれ、1、g、x、r’とすると、光変調器出力の変調光パワー、反射光1のパワー、反射光2のパワーは、それぞれ、gx、r’、gr’で表される。
今、問題となるのは、変調光と反射光の干渉であるので、変調光マーク時の反射光の影響のみを考えればよい。送信信号のマーク率は1/2であるので、光変調器出力の変調光のマークレベルパワー、および、反射光2のマークレベルパワーは、それぞれ、2gx、4gr’である。但し、光変調器出力において変調光および反射光2が同時にマークとなる確率は1/2であるので、反射光2の影響は半減される。したがって、変調光マーク時の変調光と全反射光とのパワー比は、
Figure 0004537351
と記述できる。さらに、r’は光ファイバ結合損を無視すると、r’=grなる関係が成り立つので、
Figure 0004537351
と書き換えることができる。式(2)をxの関数としてみなすと、
Figure 0004537351
の時に、式(2)は最大値をとる。すなわち、この時に反射光の影響を最も小さくすることができる。これを対数スケールに書き直し、伝送路損失L[dB]、双方向増幅器利得G[dB]を用いると、
Figure 0004537351
となる。またこの時に、反射光1と反射光2のパワーは等しくなる。
実際には、反射光は変調光と干渉するので、上記はあくまでもSNRを最適化する上式(4)の導出において有効である。変調光に対する反射光の影響の定量的な見積もりは以下のように行うことができる。
Figure 0004537351
Figure 0004537351
で表される。
受信光電流は、必要とする係数を一切無視すると、
Figure 0004537351
となる。ここでは、第1項が変調光そのものであり、第2項以下は雑音である。第1項ないし第6項は、それぞれ、変調光および反射光がすべてマーク側にあるときの、変調光パワー、変調光と反射光1のビート(干渉)、変調光と反射光2のビート(干渉)、反射光1パワー、反射光2パワー、反射光1と反射光2のビート(干渉)を表す。第4項ない第6項は、反射光は変調光に対して小さいことから無視できる。ここでは、第2項および第3項の影響を考慮して、規格化ビートノイズパワーとして以下を定義する。
Figure 0004537351
複数の反射点が関与する場合のビートノイズは、分散値として式(7)で表される値を示すガウス分布として取り扱うことができる。逆に反射点の数が少ない場合には、ビートノイズを過剰に見積もることになる。
ここまでの議論は、反射光として双方向光増幅器409,415の両端面からの反射光1および反射光2を考慮したが、実際には、双方向光増幅器409,415の端面反射以外に、系に挿入される各種光デバイスの入出力端反射や、光コネクタによる反射なども存在し、これらの反射点からの反射光も双方向光増幅器409,415の利得を受けることにより、それらの反射率如何によってはその影響が無視できなくなる。このような場合には、ここまでの議論で用いた端面反射率rを、端面反射以外の反射点からの反射率の合計として捉えれば、式(7)で与えられる分散値を用いた反射光の影響の見積もりは妥当であると言える。一方、双方向光増幅器409,415の両端面からの反射のみが支配的な場合には、上記見積もりを最悪設計と見なせばよい。
以上の議論は、アレイ導波路回折格子(AWG: Arrayed-Waveguide Grating)のコヒーレントクロストークの影響を定量的に見積もる手法を示した、IEEE J. Lightwave Tchnol., vol.14, no. 6, pp.1097-1105, 1996の論文からの類推によるものである。但し、本光変調装置においては、変調光マーク時において反射光2が同じくマークである確率は1/2であるため、式(7)は、
Figure 0004537351
に書き換えられる。この式の値は、式(2)の逆数の2倍に等しい。
<反射光の影響についての計算例>
図13は、上記の式(8)を用いた計算結果を示す。同図において、横軸は変調部損失(L)[dB]、縦軸は左側がQ値[dB]および右側が光変調装置利得[dB]を示す。光変調装置利得は、変調部(光強度変調器)411,419における3dBの変調損失を考慮しない2G−(L−3.0)[dB]、および、3dBの変調損失を考慮する2G−L[dB]の両方について図示している。ここでいうQ値とは、IEEE Photon. Technol. Lett. Vol. 5, no.3, pp.304-306において提案されている、変調光の信号対雑音比(SNR:Signal to Noise Ratio)を規定する評価パラメータであり、
Figure 0004537351
により定義される。ここで、S(1)およびS(0)は、それぞれ、マークおよびスペースの信号レベルを表し、またσおよびσは、それぞれ、マークおよびスペースの雑音量を表す。ここでは、S(1)=1とすると、σ=σRINであり、S(0)およびσは、ほぼゼロと見なすことができる。
計算では、光変調装置405,407への入力連続光パワー−6dBm、双方向光増幅器利得G=10[dB]、双方向光増幅器雑音指数7dB、双方向光増幅器全体の反射率を−22dBとし、光プリアンプ受信を行わずに直接光電変換して変調光を受信するものとした。その計算結果である図13に示すように、変調部損失L=11.5[dB]、つまり、L=G+1.5[dB]においてQ値は最大値をとり、Q値を表す曲線はその値を中心に左右対称となる。図中、(α)、(β)、(γ)、(δ)の範囲は、それぞれ、次の通りとなる。
(α)0<=L<=2G+3.0
光変調器利得2G−[L−3.0]>=0、かつ、光変調器利得2G−[L−3.0]=0 (dB)のQ値が保障される光変調部損失領域。
(β)3.0<=L<=2G
光変調器利得2G−L>=0、かつ、光変調器利得2G−L=0 (dB)のQ値が保障される光変調部損失領域。
(γ)G−4.5<=L<=G+7.5
Q値が最大値に対して3dB以内となる領域。
(δ)L=G+1.5
最大Q値をとる変調部損失。
(δ)の領域については、上記の通りである。また、(α)および(β)の領域におけるLの上限値は、光変調利得が0[dB]以上であることを示す。また、変調部損失Lの値は、Q値曲線が上記のように左右対称であることから必然的に決定される。
また、Q値が最大値に対して3dB以内となるのは、5.5[dB]<=L<=17.5[dB]、つまり、(G+1.5)−6[dB]<=L<=(G+1.5)+6[dB] の時である。このLの範囲はGの値によらない。実際、上記の式(3)に示されるxの値を、上記の式(1)に代入して得られる値の半分(3dB減)が、式(1)に等しいとした時のxの2次方程式を解くと、その解は、
Figure 0004537351
である。さらに、これを対数スケールに書き直すと、
Figure 0004537351
となり、これが(γ)の領域の上限値および下限値を表す。
従って、変調部損失Lを(α)の領域の間の任意の範囲(例えば、(β)、(γ)、(δ))において、光変調装置が利得を保持したまま、変調光に対する反射光の比率を低く抑えることができる。このとき、図13から明らかなように、変調部損失Lを(δ)のL=G+1.5に近付ける程、その比率を低くできる。
(第2の参考例)
本発明の第2の参考例の光変調装置の構成を図14に示す。本参考例の光変調装置は、偏波回転手段を挿入することにより、双方向光増幅器の端面における反射光の影響を低減し、安定した増幅機能を実現するものである。
図14に示すように、本装置は、入力多波長光と出力変調光とを偏波面の違で分離する偏波分離器501と、多波長光を所定の波長毎に分波する波長合分波器502と、分波された各単一波長光のパワーを双方向で増幅する双方向光増幅器503と、単一波長光の偏波面を双方向で回転させる偏波回転手段504と、単一波長光の強度を双方向で変調する光強度変調器505と、光強度変調器505から出力される変調された単一波長光を再び双方向光増幅器503に帰還させる光反射器506とを備える多波長一括光変調装置である。
偏波分離器501としては、一般によく使用される偏波ビームスプリッタ(PBS:Polarization Beam Splitter)を用いればよいが、例えば、出力光を光サーキュレータ、あるいは光カプラを介して波長合分波器502から出力させ、偏光子を用いて入力光と90度偏波のずれた光のみを取り出す構成としてもよい。
波長合分波器502として、例えばAWGを用いることができる。AWGは、ある入力導波路から入射された光が、波長に応じて異なる出力導波路から出力される。また、AWGは可逆性を有しており、複数の波長光を1つの出力導波路に合波することもできる。
双方向光増幅器503として、例えばSOAを用いることができる。SOAは、半導体レーザの共振器端面を低反射化することにより、半導体内の活性層を進行する光を、誘導放出により増幅させる光増幅器である。双方向光増幅器503としては、エルビウム添加光ファイバ(EDFA:Erbium Doped Fiber Amplifier)などの光ファイバ増幅器を考えることもできるが、光ファイバ増幅器は、ポンプ光を出力する半導体レーザ、エルビウムなどを添加した添加物光ファイバ、ポンプ光を添加物光ファイバに結合する結合器から構成されるため、部品点数の観点からSOAよりも高コストになることが予想され、コスト面からはSOAの方が有利である。
双方向光増幅器503と光強度変調器505との間には偏波回転手段504が配置されているが、この偏波回転手段504としては、1/4波長板、あるいはファラデー素子などが適用できる。また、ファラデー素子の一方の出力端に反射鏡を取り付けたファラデーミラーを用いてもよい。
光強度変調器505としては、例えばマッハツェンダ型光強度変調器、電界吸収型光強度変調器(EA変調器)などが適用でき、単一波長光をデータ信号で強度変調する機能を有する。これらの光強度変調器によれば、40G(bps)オーダの変調信号による強度変調が実用レベルで可能である。
光反射器507としては、例えば金属膜をコーティングした鏡、誘電体多層膜をコーティングした鏡などが適用できる。また、特定の波長に関する反射鏡として、回折格子やファイバブラッググレーティングなども光反射器として用いることができる。また、ファイバブラッググレーティングの応用例として、光導波路に直接回折格子(グレーティング)を書き込んだ光反射器でもよい。
偏波分離器501の一つの出力ポートは、空間光学系あるいは光導波路によって波長合分波器502の入力導波路に光学的に接続されている。波長合分波器502の出力導波路は、それぞれ空間光学系あるいは光導波路によって双方向光増幅器503の片方のポートに光学的に接続されている。双方向光増幅器503のもう一方のポートは、同じく空間光学系あるいは光導波路によって偏波回転手段504の片方のポートに光学的に接続されている。偏波回転手段504のもう一方のポートは、同じく空間光学系あるいは光導波路によって光強度変調器505の片方のポートに光学的に接続されている。光強度変調器505のもう一方のポートは、同じく空間光学系あるいは光導波路によって光反射器507に光学的に接続されている。
本参考例では、光強度変調器505の入力、および変調光の出力を偏波分離器501で切りわけているが、偏波回転手段504として例えば1/4波長板を用いた場合、入力光と出力光の偏波面の角度は90度ずれているので、出力光の特定の偏波だけを偏波分離器501で切り出せば、入力光と出力光とは分離できる。
波長合分波器502の入力導波路から入力された多波長光は、波長合分波器502で各波長毎に分波され、分波された一つの単一波長光は、それに対応する一つの双方向光増幅器503に導かれ、そのパワーを増幅される。
双方向光増幅器503は、利得の飽和領域において連続光と変調光の間の利得の奪い合いが信号劣化を引き起こす。よって、図5に示すように、連続光と変調光の双方向光増幅器503からの出力パワー(横軸)の和(もしくは入力パワーの和)が、ある出力パワー(もしくは入力パワー)以下において利得(縦軸)が一定に保たれる利得の未飽和領域で使用されることが望ましい。
各双方向光増幅器503においてパワーを増幅された連続光(単一波長光)は、それぞれそれに対応する偏波回転手段504に入力される。偏波回転手段504において、連続光は偏波面が45度回転されて光強度変調器505に入力され、光強度変調器505で変調信号(データ信号)により強度変調される。変調された単一波長光は光強度変調器505の光反射器側ポートより出力され、光反射器507へ入力される。光反射器507で反射された変調光は、再び光強度変調器505を通過して、偏波回転手段504に入力される。変調光は、偏波回転手段504において偏波面がさらに45度回転され、双方向光増幅器503に入力されて、双方向光増幅器503で再度光パワーを増幅される。双方向光増幅器503の出力変調光は、その偏波面が入力光と比べて90度ずれているため、偏波分離器501により入力光と出力光とを分離することができる。従って、双方向光増幅器503から出た出力変調光は、波長合分波器502で合波されてから、偏波分離器501の出力ポートから装置外部に出力される。
光増幅器を双方向動作させるには、光増幅器の内部に光アイソレータを挿入することができないため、光増幅経路の両端からの端面反射の影響を考慮する必要がある。図4に示すように、この反射光は、双方向伝送時には2つ存在し(反射光1、反射光2)、反射光1は変調光と、反射光2は連続光と同一方向に進む。この連続光は強度変調されて変調光となり、反射光2は連続光と同じ経路を辿るため、従来例と同様に反射光1,2、連続光、変調光の偏波面が同じ方向とすれば、変調光には反射光1と反射光2が付与され、その結果、変調光は反射光1および反射光2の同一偏波方向成分と干渉し、ビート雑音として強度揺らぎが生じることになる。
しかしながら、偏波回転手段504を有する本参考例の構成においては、図15で偏波面の方向を表わす円で囲まれた矢印で示すように、双方向光増幅器503の反射光1および反射光2は、同一方向に進む連続光もしくは変調光の偏波方向と直交する。反射光1は変調光と偏波方向が直交するため、出力において偏波分離器501において分離される。また、反射光2は連続光と偏波方向が直交し、以後強度変調されて変調光となってからもその偏波関係は保持され、反射光1と同様に出力において偏波分離器501において分離される。その結果、双方の光の干渉による強度揺らぎを解消することができる。
また、本参考例の構成によれば、図15で示すように、偏波回転手段504からの出力が光反射器507により反射され、再度偏波回転手段504に戻ってくるまでの経路における、光の偏波面が双方向において同一であるため、光強度変調器505として、LiNbOマッハツェンダ型光強度変調器などの単一の入力偏波に対してのみ変調が可能な光強度変調器を使用することが可能である。
(第3の参考例)
本発明の第3の参考例の光変調装置の構成を図16に示す。本第3の参考例の装置は上述の第2の参考例における多波長一括光変調装置の光強度変調器505の前または後に(本図では後に挿入)、単一偏波のみを通過させることのできる偏光子506を挿入している。その他の構成は第2の参考例と同様なのでその詳細説明は省略する。
一般に、光デバイスや光ファイバを複数結合すると、直交する2つの偏波間の偏波消光比は著しく劣化する。図16に示す構成によれば、偏波回転手段504からの出力が光反射器507により反射され、再度偏波回転手段504に戻ってくるまでの経路における、光の偏波面が双方向において同一であるため、光経路内に偏光子506を挿入することができる。この偏光子506の挿入により、劣化した偏波消光比を回復させることができる。
(他の実施形態)
なお、本発明の好適な実施形態を例示して説明したが、本発明の実施形態は上記例示に限定されるものではなく、請求の範囲の各請求項に記載の範囲内であれば、その構成部材等の置換、変更、追加、個数の増減、形状の変更等の各種変形は、全て本発明の実施形態に含まれる。
従来の光変調回路の構成を示すブロック図である。 従来の反射型光変調装置の構成を示すブロック図である。 半導体光増幅器を利用した従来の光変調装置の構成を示すブロック図である。 双方向光増幅器を利用した従来の光変調装置の構成を示すブロック図である。 半導体光増幅器の未飽和領域を説明するグラフである。 半導体光増幅器を多段接続して高利得増幅を実現する光変調装置として考えられる構成を示すブロック図である。 複数の半導体光増幅器を多段接続した時の反射光の様子を示す概念図である。 半導体光増幅器の反射光を説明する概念図である。 2個の半導体光増幅器を多段接続した時の反射光の様子を示す概念図である。 図9における信号光に対する反射光の割合を説明する図である。 本発明の第1の実施形態の光変調装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の光変調装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の光変調装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の光変調装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の光変調装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の光変調装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の参考例の光変調装置の特性を説明するグラフである。 本発明の第2の参考例の光変調装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の参考例における偏波面の方向を説明する模式図である。 本発明の第3の参考例の光変調装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
301 入力側伝送路
309 出力側伝送路

Claims (4)

  1. それぞれ個別の注入電流で反転分布を生成する複数n個(n>=2)の半導体光増幅器と、
    入力端子と前記複数n個の半導体光増幅器と出力端子を順次接続する(n+1)個の光接続手段と、
    前記(n+1)個の光接続手段の奇数番の位置毎に、または偶数番の位置に順次挿入される光アイソレータと、
    前記(n+1)個の光接続手段のうちのいずれか1箇所に挿入されて、入力する連続光に対して送信信号により強度変調を施す光強度変調手段と
    を具備することを特徴とする光変調装置。
  2. 前記(n+1)個の光接続手段のうち、前記入力端子および前記出力端子と接続される光接続手段以外のいずれか1箇所に前記光強度変調手段を挿入した構成であることを特徴とする請求項1に記載の光変調装置。
  3. 前記(n+1)個の光接続手段の中で前記光アイソレータが挿入されていない光接続手段に前記光強度変調手段を挿入した構成であることを特徴とする請求項またはに記載の光変調装置。
  4. それぞれ個別の注入電流で反転分布を生成する複数n個(n>=2)の半導体光増幅器と、
    入力端子と前記複数n個の半導体光増幅器と出力端子を順次接続する(n+1)個の光接続手段と、
    前記(n+1)個の光接続手段の奇数番の位置毎に、または偶数番の位置毎に順次挿入される光アイソレータとを有し、
    前記複数n個の半導体光増幅器の中のいずれか1つの半導体光増幅器を、送信信号により強度変調された注入電流を印加して、入力する連続光に対して強度変調を施す光強度変調手段にした構成であることを特徴とする光変調装置。
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