JP4053163B2 - 板紙直交合板の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、板紙直交合板の製造方法関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種箱状容器や住設宅建材等において、板紙を複数枚重ねて接着した複数層からなる板紙合板やベニヤ合板が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の板紙合板は、各層の板紙は全て縦目繊維の一方向である。ベニヤ板のように各層の板紙を縦目繊維と、これに直交する横目繊維を重ねると、交差する繊維によって強靭な板紙合板が得られるが、各層の板紙の水分と伸縮率が不均一であり、反りや捩じれが発生する不具合があった。その上、所要の長さと幅の平板接着による製造方法を用いなくてはならないので生産能率性にも難点がある。
【0004】
本発明の目的は、反りや捩じれを解消し、強靭な板紙直交合板をコイル方式により連続生産を可能にした板紙直交合板の製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明は、リード紙巻取ロールに長手方向に縦目繊維を持った長尺のリード紙が巻き取られているリード紙コイルから巻き戻されたリード紙上に、リード紙の縦目繊維に対し直交する横目繊維を持ち、所定の長さに裁断された中芯板紙を前記リード紙の巻き戻し走行方向に並列接着して前記リード紙にて連結し、これを中芯板紙巻取ロールに巻き取って中芯板紙コイルを製造し、2つの中芯板紙コイルからそれぞれのリード紙に接着されている中芯板紙同志を前記連結部が齟齬して対接するよう巻き戻し、それぞれのリード紙面に、表面板紙コイルから巻き戻した長手方向に縦目繊維を持った表面板紙を接着し、少なくとも2枚の縦目繊維の表面板紙の間に縦目繊維の2枚のリード紙層と横目繊維の2枚の中芯板紙層が介在してなる板紙直交合板を製造することを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。先ず図1に示すように、本発明の重要な要素である中芯板紙コイル8を製造する。この中芯板紙コイル8の製造は、リード紙巻取ロール2に長手方向に縦目繊維を持った長尺のリード紙3が巻き取られているリード紙コイル1から巻き戻されたリード紙3の上面に接着剤ロール4で接着剤を塗布してリード紙3の縦目繊維に対し直交する横目繊維を持ち、所定の長さに裁断された中芯板紙5を前記リード紙3の巻き戻し走行方向に並列接着して前記リード紙3にて連結gし、プレスロール6によって中芯板紙5をリード紙3に押圧して確実に接着させて中芯板紙巻取ロール8に巻き取り、中芯板紙コイル8を製造する。
【0007】
次に、上記の中芯板紙コイル8を用いて本発明の板紙直交合板を製造する。この板紙直交合板の製造方法を図3によって説明する。図3において、左端から第1表面板紙コイル9a、第1中芯板紙コイル8a、第2中芯板紙コイル8b及び第2表面板紙コイル9bを並列配置する。前記第1表面板紙コイル9a及び第2表面板紙コイル9bのそれぞれは前記リード紙3と同様に長手方向に縦目繊維を持った第1,第2表面板紙10a,10bが巻き取られている。
【0008】
前記第1中芯板紙コイル8aは、第1リード紙3a上の中芯板紙5aが上向きで巻き戻されるよう配置し、前記第2中芯板紙コイル8bは第2リード紙3b上の中芯板紙5bが下向きで巻き戻されるよう配置する。
【0009】
前記第1表面板紙コイル9aから巻き戻された第1表面板紙10aの上面に接着剤ロール11で接着剤を塗布し、この第1表面板紙10aの上面に第1中芯板紙コイル8aから巻き戻された第1リード紙3aを合流対接し、第1リード紙3a上の第1中芯板紙5aに接着剤ロール12で接着剤を塗布する。
【0010】
前記第1中芯板紙コイル8aから巻き戻され、接着剤ロール12で接着剤が塗布されている第1リード紙3a上の上向きの第1中芯板紙5aに対し第2中芯板紙コイル8bから巻き戻された第2リード紙3b上の下向きの第2中芯板紙5bを合流対接して第1中芯板紙5aと第2中芯板紙5bを接着する。この第1中芯板紙5aと第2中芯板紙5bとを合流対接する際には、それぞれの連結ga,gb部分が互い違いに齟齬するよう位相差を持たせる。
【0011】
前記第2中芯板紙コイル8bから巻き戻された第2リード紙3bには接着剤ロール13で接着剤が塗布され、これに第2表面板紙コイル9bから巻き戻された第2表面板紙10bを合流対接して接着する。
【0012】
この第2表面板紙コイル9bから巻き戻された第2表面板紙10bを第2中芯板紙コイル8bから巻き戻された第2リード紙3bに合流対接して接着した後はプレスロール14で押圧して第1表面板紙10a、第1リード紙3a、第1中芯板紙5a、第2中芯板紙5b、第2リード紙3b及び第2表面板紙10bを重合一体化し、カッター15によって所望任意の長さに裁断して平面的な板紙直交合板16を連続的に製造するものである。
【0013】
前記板紙直交合板16は図4で示すように、2枚の縦目繊維の第1,第2表面板紙10a,10bの間に縦目繊維の2枚の第1,第2リード紙3a,3b層と横目繊維の2枚の第1,第2中芯板紙5a,5b層が介在された6枚の重合層であり、しかも、2枚の第1,第2中芯板紙5a,5b層のそれぞれの連結ga,gb部分の継ぎ目が互い違いに齟齬している形態の板紙直交合板16である。
【0014】
従って、上記本発明により製造した板紙直交合板16は、縦目繊維の第1,第2表面板紙10a,10b及び第1,第2リード紙3b,3bと、これらの縦目繊維と直交する横目繊維の第1,第2中芯板紙5a,5bとによる異なる繊維方向で重合しているため、縦目繊維と横目繊維とで互いに伸縮を抑制し、温湿度等による反りや捩じれがなく、経時変化を防止し、方向性強度が均一された強靭な板紙直交合板が得られる。
【0015】
また、中芯板紙5は、リード紙3上に所定の長さに裁断された中芯板紙5を前記リード紙3の巻き戻し走行方向に並列接着して前記リード紙3にて連結gされているため、中芯板紙巻取ロール8による巻き取りを容易にし、製紙幅(サイドライン)を任意に限定してロスのない中芯板紙コイル8の製造を実現することができる。
【0016】
さらに、この中芯板紙コイルと表面板紙コイルとによる全てコイル状の材料を以てこれら各コイルの巻き戻しで各材料を重合接着一体化して板紙直交合板16を製造するため、従来のような平板重合接着による製造に比較すると、はるかに能率的に生産することができコストの低減が図られる。
【0017】
上記本発明で製造された板紙直交合板16は、必要に応じて耐水、防災、耐油等の処理を施し、各種物品包装箱、看板、壁板、天井板等の建材、家具裏板、額縁等に強靭で反りや捩じれのない材料として提供することができる。
【0018】
尚、上記の実施形態では、2枚の第1,第2表面板紙10a,10bによる板紙直交合板16の構成であるが、表面板紙は必要に応じて各2層以上の複数層とすることは任意である。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、従来では得られなかったコイル方式による板紙直交合板の製造を可能とし、各重合層の伸縮を縦目繊維と横目繊維との直交重合によって抑制し、湿度等による反りや捩じれのない強靭な板紙直交合板を連続的に高能率生産することができ、コストダウンが図られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】中芯板紙コイルの製造を示す側面図
【図2】図1の要部平面図
【図3】板紙直交合板の製造を示す側面図
【図4】本発明の方法によって製造された板紙直交合板の拡大断面図
【符号の説明】
1 リード紙コイル
2 リード紙巻取ロール
3 リード紙
3a 第1リード紙
3b 第1リード紙
5 中芯板紙
5a 第1中芯板紙
5b 第2中芯板紙
7 中芯板紙巻取ロール
8 中芯板紙コイル
8a 第1中芯板紙コイル
8b 第2中芯板紙コイル
9a 第1表面板紙コイル
9b 第2表面板紙コイル
10a 第1表面板紙
10b 第2表面板紙
16 板紙直交合板

Claims (1)

  1. リード紙巻取ロールに長手方向に縦目繊維を持った長尺のリード紙が巻き取られているリード紙コイルから巻き戻されたリード紙上に、リード紙の縦目繊維に対し直交する横目繊維を持ち、所定の長さに裁断された中芯板紙を前記リード紙の巻き戻し走行方向に並列接着して前記リード紙にて連結し、これを中芯板紙巻取ロールに巻き取って中芯板紙コイルを製造し、
    2つの中芯板紙コイルからそれぞれのリード紙に接着されている中芯板紙同志を前記連結部が齟齬して対接するよう巻き戻し、それぞれのリード紙面に、表面板紙コイルから巻き戻した長手方向に縦目繊維を持った表面板紙を接着し、
    少なくとも2枚の縦目繊維の表面板紙の間に縦目繊維の2枚のリード紙層と横目繊維の2枚の中芯板紙層が介在してなる板紙直交合板を製造することを特徴とする板紙合板の製造方法。
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