JP4053033B2 - ブロックおよびその設置方法 - Google Patents

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Description

本発明は、駐車場などのアスファルトやコンクリートの舗装面に追設されるブロックおよびその設置方法に関するものである。
路上あるいは駐車場などの下地がアスファルトまたはコンクリートにより舗装あるいは補強された領域に、コンクリート製のブロックを後から取り付けることがある。駐車場においては、断面が方形あるいは台形などの車止め用のブロックが取り付けられる。かつて、車止めブロックは接着剤だけで舗装面に固定されていたが、接着剤だけでは付着力が小さく、車のタイヤで押されると、剥離してしまうことがある。このため、さらに強固にブロックを取り付ける方法が提案されている。その1つは、ブロックに、それを上下に貫通する孔を開けておき、その孔の上方から杭またはピンといった棒状の部材を打ち込み、下地にブロックを固定する方法であり、特開2002−227148号公報に開示されたものが知られている。
特開2002−227148号公報
従来、ブロックを上限に貫通する孔は、型枠にコンクリートを注入してブロックを成形するときに孔を形成する円錐あるいはテーパー状の補助型枠を取り付けておき、コンクリートが固まった段階でその補助型枠を除去する方法により形成される。しかしながら、補助型枠をコンクリートブロックから取り除くのはそれほど容易な作業ではない。取り除き易いように、テーパーの角度を大きくすると、貫通する孔の断面が、それを貫通するピンの直径に対して大きくなるので、使用するときにピンががたついたり、ピンを差し込む位置がずれるなどのディメリットがある。さらに、大きな孔を埋めるために大量のグラウトを注入する必要もある。
これに対し、図9に、示すように、プラスチックなどにより形成された円筒状のスリーブを埋め込んで上限に貫通した孔を備えた車止めブロックを製造することが考えられている。図9(a)にブロックの断面を示し、図9(b)にブロックを上方から見た様子を示してある。この車止めブロック100は、タイヤが当たる傾斜面101が形成されるように断面が片台形となり、全体が水平方向に長いコンクリート製のブロックである。そして、ブロック100の長手方向の2箇所には、その短辺方向のほぼ中央に、上下方向に延びる2本の貫通孔102を形成する2本のスリーブ103が埋設されている。
図10に、このブロック100の製造方法の一例を示してある。図10(a)に示したように、内側の形状が片台形となった型枠110を用い、ブロック100の底面105が上になるように製造される。スリーブ103を埋設する位置に対応する型枠110の底面111の反対側にはナット112が取り付けられており、長ボルト113を用いて、パイプ(スリーブ)103を型枠110に固定できる。次に、図10(b)に示したように、生コンクリートを型枠110に投入してコンクリート製の車止め用のブロックを形成する。コンクリートが固まった後、ボルト113を外し、ブロック100を脱型することによりスリーブ103が埋設された車止めブロック100が製造される。
型枠110へコンクリートを注入する際、スリーブ103の一端は型枠110の底面111に押し付けられて塞がれ、他方の端は取り付け用のボルト113のヘッドにより塞がれる。したがって、型枠110にコンクリートを注入する際に、スリーブ103の内部にコンクリートは入り難く、スリーブ103がコンクリートにより詰まることはない。
図11にブロック100を舗装面120に設置する様子を示してある。図11(a)に示すように、適当な量の接着剤121をブロック100の底面105に塗布し、底面105を舗装面120に当てる。次に、パイプ103により形成された貫通孔102に上方からアンカーピン125を通し、アンカーピン125をハンマーなどで舗装面120に打ち込む。これにより、図11(b)に示すように、車止めブロック110が舗装面120に固定される。
このスリーブ103を埋設したタイプのブロック100は、ブロックを貫通する孔を形成するために補助型枠を着脱する必要がないので、製造が容易であり低コストで量産できる。また、現場でアンカーピンを打ち込むだけで舗装面に追設できるので、現場施工が容易であり、施工時間が短く、施工費用も低減できるはずである。しかしながら、製造はそれほど容易ではなく、また、施工もそれほど容易ではなく、さらに、取り付け強度がそれほど高くならないという問題がある。
その要因はスリーブ103を埋め込むことにある。スリーブ103を埋め込むことにより、テーパーではなくストレートな孔をブロックに形成できる。スリーブ103の中を、型枠に取り付けるときにはボルトを通し、施工するときにはアンカーピンを通す。したがって、スリーブの内径は、ボルトおよびアンカーピンの双方の外径よりも大きくなければならず、さらに、クリアランスを確保するためには、双方の製造誤差を含めた外径より大きいことが必要である。製造現場、施工現場の状況を考えると、スリーブの内径は、多少の砂やごみなどがボルトやアンカーピンについていても、それらがスムーズに通る程度のより大きなクリアランスが必要である。そして、テーパー状の孔ではなく、ストレートな孔になるので、孔全体で一定以上のクリアランスを持っていることが要求される。
一方、ブロックが舗装面に設置された後には、ピンとスリーブとの間にクリアランスがあると、がたつきとなり、タイヤなどがブロックに当たったときにアンカーピンに衝撃が加わりアンカーピンが抜け易くなる。したがって、クリアランスはできるだけ小さいことが望ましい。これらの相反する要求を同時に満たすことは難しい。したがって、施工後に、スリーブにモルタル(グラウト)を注入することによりアンカーピンとスリーブとの間を埋める方法を採用することが考えられる。しかしながら、モルタルを注入するためには、ある程度のクリアランスが必要となり、結局、ボルトやアンカーピンの径に対して非常に大きな内径のスリーブを埋設することになる。これでは、モルタルの量を減らすこともできず、アンカーピンを打ってからモルタルを注入するときにブロックの位置決めを再度行う必要がある。したがって、施工時間を短縮することが難しくなる。
強度を持たせたモルタルは流動性が小さいので数mm程度のクリアランスではほとんど注入できない。一方、水分を多くして流動性を大きくすると、強度がなく、がたつきを防止する機能は果たさない。接着剤も同様であり、ブロックの底面に大量の接着剤を塗布しておいたり、上から流し込もうとしても、がたつき防止に最も効果が高い底面付近のスリーブとアンカーピンとのクリアランスを埋めるほどの十分な量を供給できないし、接着剤だけでは強度が不足する。
また、型枠によりブロックを製造するときにコンクリートは収縮する性質があるので、それを見込んだ寸法にしないと出来上がったブロックでは、スリーブが長すぎて底面から突き出てしまう可能性がある。スリーブが底面から突き出ていると、底面が平らではないので、舗装面に安定した状態で施工できず、アンカーピンが抜けたり、底面に塗った接着剤が効かない可能性がある。一方、スリーブが短すぎて、その端が底面に沈んでしまうと、スリーブを型枠に固定しているボルトがコンクリートに包まれて外れなくなる。したがって、ボルトの回りのコンクリートを除去する手間がかかる。
そこで、本発明においては、スリーブを使ってアンカーピンを差し込む孔を形成するタイプのブロックであって、製造が容易で、現場施工も容易であり、さらに、取り付け強度も十分に得ることができるブロックおよびその設置方法を提供することを目的としている。
本発明においては、ブロックに埋設したスリーブによりアンカーピンを通す貫通孔を形成せず、底部がコンクリートに対して閉じた筒状部材をコンクリートブロックに埋設し、ブロックを設置する際に、筒状部材の表面の側からアンカーピンを挿入し、筒状部材の底部を貫通させてアンカーピンの先端を舗装面に打ち込むようにしている。底部がコンクリートに対して閉じた筒状部材とは、底部からコンクリートが侵入しない筒状部材を意味し、底部が完全に閉じた状態の筒状部材に加え、底部にコンクリートが侵入しない程度の微少な孔が開いた筒状部材も含む。
したがって、本発明のブロックの設置方法は、舗装面に当接するほぼ水平な底面を備えたブロック本体と、ブロック本体の表面から底面に向けて埋設された筒状部材とを有し、底面または底面近傍に位置する筒状部材の底部はコンクリートに対して閉じているブロックの設置方法であって、筒状部材の表面の側からアンカーピンを挿入し、筒状部材の底部を貫通させてアンカーピンの先端を舗装面に打ち込む工程を有する。
さらに、筒状部材にアンカーピンを挿入してアンカーピンにより筒状部材の底部を打ち抜くとともに、コンクリート層の筒状部材の底部の下の部分を破壊して、アンカーピンの先端を舗装面に打ち込む。
筒状部材にアンカーピンを挿入して底部を貫通することにより、筒状部材の底部、および、筒状部材の底部を覆いブロックの底面を構成するコンクリートが割れた場合は、これらが骨材となって、筒状部材とアンカーピンとのクリアランスを埋めてがたつきを防止する。アンカーピンを打ち込むことにより、舗装面の近傍において骨材が生成されるので、流動性の高いモルタルあるいは接着剤を流し込むことにより、筒状部材とアンカーピンとのクリアランスは、骨材とモルタルあるいは接着剤が混ざった強度の高いシール材により埋まることになる。一方、骨材が現場で生成されるので、それに対して筒状部材を介して表面から流し込むモルタルや接着剤は、流動性の高いものでよい。したがって、筒状部材とアンカーピンとのクリアランスが小さくても、十分な量のモルタルあるいは接着剤を所望の位置まで流し込むことができる。また、筒状部材の内径が、アンカーピンを容易に差し込める程度のクリアランスを備えた程度に小さくなれば、アンカーピンを打ち込むことにより割れた底部やコンクリートにより埋まる体積が大きくなり、より強固にアンカーピンを固定できる。したがって、アンカーピンを打ち込む工程の後に、筒状部材にモルタルまたは接着剤を注入する工程を有することが望ましい。
モルタルまたは接着剤は、ブロック本体の底面を舗装面に当てる前に、底面または舗装面に塗布しておいても良い。すなわち、ブロック本体の底面を舗装面に当てる前に、底面または舗装面にモルタルまたは接着剤を塗布する工程を有する設置方法は有効である。この場合も、接着強度を上げたい箇所で、アンカーピンを打ち込むことにより骨材となる筒状部材の底部の割れ片および/またはコンクリートの割れ片が形成されるので、骨材とモルタルや接着剤によりアンカーピンと筒状部材との間のクリアランスを埋めることができる。さらに、ブロックの底面は、製造される際に、コンクリートが投入される面となり、レイタンスと称される不純物が浮き、このレイタンスが薄い表皮のようにはげ易くなる。このため、底面に接着剤やモルタルを塗布してブロックを舗装面に設置したとしても、高い接着強度は得られにくい。しかしながら、アンカーピンで筒状部材の底部を貫くことにより底面の一部が破壊されて、レイタンスがはがれた部分が露出するので、接着力が増し、さらに、はがれたレイタンスは骨材となって接着剤の強度を高める。したがって、ブロックと舗装面の接着強度を高くすることができる。
このように、底部がコンクリートに対して閉じている筒状部材を埋設したブロックは、施工面で高い効果を備えている。さらに、型枠によりブロックを製造する際も、底部からコンクリートが筒状部材の内部に侵入しない。したがって、筒状部材の底部は、コンクリートブロックの底面あるいはその近傍で底面から突き出さないようにすることができる。特に、筒状部材をその底部が、ブロックの底面より後退した位置になるようなサイズにすることにより、コンクリートが型枠に注入された後に縮んでも、筒状部材の底部が底面から突き出していないブロックを確実に製造できる。したがって、本発明の、舗装面に設置するブロックであって、舗装面に当接するほぼ水平な底面を備えたブロック本体と、ブロック本体の表面から底面に向けて埋設された筒状部材とを有し、底面または底面近傍に位置する筒状部材の底部がコンクリートに対して閉じているブロックは、製造が容易であり、量産性が高い。さらに、舗装面に取り付けるときにがたつかないので、現場における施工も容易となる。特に、筒状部材の底部は底面より後退した位置にあることが望ましい。
本発明の、舗装面に当接するほぼ水平な底面を備えたブロック本体を有するブロックは、ブロック本体の表面が下になるように形成する型枠の底面に設けられたボスに、ブロック本体の底面側に位置する底部がコンクリートに対して閉じている筒状部材を取り付ける工程と、型枠に、筒状部材の底部が隠れる程度までコンクリートを注入する工程とを有する製造方法により製造できる。この製造方法では、筒状部材を型枠に取り付けるためにボルトは不要であり、さらに、製造時間を短縮でき、製造コストを下げることができる。
筒状部材の表面の開口に樹脂製の環状部材が取り付けられていることが望ましい。ハンマーを用いてアンカーピンを舗装面に打ち込む際に、環状部材によりブロック本体にハンマーが当たるのを防止でき、打ち込み作業によりブロック本体に損傷を与えることを未然に防止できる。
筒状部材は鉄製であっても良いが樹脂製とすることが望ましい。樹脂製の筒状部材であれば、アンカーピンで底部を貫いたときに、弾性によりアンカーピンを保持し易い、または、アンカーピンと底部とのクリアランスを小さくし易い。
筒状部材の底部の厚みは、筒状部材に挿入されるアンカーピンの直径程度とすることが望ましい。底部が厚すぎると、アンカーピンを打ち込む作業が大変になる。一方、底部が薄すぎると、アンカーピンを保持する力が得られない。また、骨材として強度をアップする機能も得られにくい。
本発明においては、コンクリートに対して閉じた底部を備えた筒状部材をブロックに埋設することにより、アンカーピンの挿入し易い程度の小さなクリアランスの内径の筒状部材を用い、製造し易く、現場において施工し易く、さらに、舗装面との接着強度も高いブロックを提供することができる。
以下に図面を参照して本発明をさらに詳しく説明する。図1に本発明に係る車止めブロックの斜視図を示してある。図1では、ブロック10は駐車場の舗装面2に固定された状態を示している。この車止めブロック10は、タイヤの当たる側が傾斜面11となった断面がほぼ片台形であり、水平方向に長いコンクリート製のブロックである。ブロック10は、舗装面2に面したほぼ水平な底面13を備えたコンクリート製のブロック本体20と、このブロック本体20に、表面12から底面13に向けて埋設された2本の筒状部材21とを有している。埋設された筒状部材21は、表面12からブロック本体20の内部に延びた未貫通の孔24を形成しており、その孔24にアンカーピン22を挿入し、舗装面2に向けて打ち込むことにより、ブロック10は舗装面2に固定される。
図2(a)に、ブロック10の概略の構成を断面で示してある。また、図2(b)は、ブロック10を上方から見た様子を示している。ブロック10には、長手方向の中央より端に近い位置で、短手方向のほぼ中央に2本の筒状部材21が埋設されている。それぞれの筒状部材21は、一方の端26が開口で、他方の端27が閉じており、ブロック本体20の表面12に開口26が表れ、閉じた端27がほぼ垂直にブロック10の底面13に向かうように埋設されている。したがって、筒状部材21の閉じた端27が未貫通の孔24の底部27となる。本例のブロック10においては、筒状部材21の底部27は、ブロック本体20の底面13よりも後退した位置にあり、筒状部材21とブロックの底面13との間にコンクリートの層19がある。筒状部材21は、その中間位置に円板状に張り出したリブ28を備えており、このリブ28により、筒状部材21がブロック本体20に対して上下方向にずれたり、外れたりするのを防いでいる。
図3に、このブロック10を舗装面2に設置する様子を示してある。図3(a)に示すように、まず、ブロック10の底面13に接着剤29を塗布する。特に、筒状部材21の底部27の下の部分13aと舗装面2との間に接着剤29が存在するように塗布する。接着剤29が塗られたブロック10を、底面13が駐車場の舗装面2に当たるように所望の位置に置く。舗装面2にブロック10を置く前、または置いた後に、ブロック本体20の表面12に表れた筒状部材21の開口26に樹脂製の環状部材36を貼り付ける。そして、図3(b)に示すように、アンカーピン22を、環状部材36を通して筒状部材21に挿入し、ハンマーにより舗装面2に対して打ち込む。アンカーピン22は、筒状部材21の底部27と、その下のコンクリート層19とを貫いて、舗装面2に対して打ち込まれ、ブロック10を舗装面2に設置する。
図4に、アンカーピンが貫通して、ブロック10と舗装面2とを接続した状態を拡大して示してある。筒状部材21の内径はアンカーピン22の外径に対してクリアランスCLが開くサイズになっている。クリアランスCLを設けることにより、アンカーピン22が挿入しやすくなる。ピン22の打ち込みに際して、多少の砂やごみがピン22についていたり、筒状部材21の中に入っても、ピン22を筒状部材21にスムーズに入れることができる。
一方、アンカーピン22を舗装面2に打ち込むと、筒状部材21の底部27と、その下のコンクリート層19は割れたり、破壊された状態になり、筒状部材21とアンカーピン22との間のクリアランスCLは、その破片18により満たされる。そして、接着剤29が破片18の間や、破片18とアンカーピン22との間、破片18と筒状部材21との間、破片18とコンクリートブロック本体20との間、破片18と舗装面2との間などに侵入し、これらに対してバインダーとして作用し、接合する。したがって、アンカーピン22と筒状部材21およびブロック本体20との間は、破片18が骨材となり、接着剤29がバインダーとなった状態で埋まり、アンカーピン22と筒状部材21およびブロック本体20が強固に接合される。また、ブロック本体20と舗装面2との間も、破片18と接着剤29とにより強固に接着される。このため、ブロック10は、アンカーピン22を介して舗装面2に強固に取り付けられると共に、破片18と接着剤29との組み合わせにより、ブロック10とアンカーピン22との間の接合が強まり、また、ブロック10と舗装面2との間の接合も強まる。
したがって、アンカーピン22との間に十分なクリアランスCLがある筒状部材21が埋設されたブロック10を、クリアランスCLに起因するがたつきがほとんど無い状態で舗装面2に取り付けできる。このため、タイヤに押されて水平方向の力がブロックに加わったときの衝撃をアンカーピン22と、ブロック10の底面13と舗装面2との間の接着剤29とで受けることができ、衝撃によりアンカーピン22が歪むのも防止できる。したがって、衝撃の繰り返しによりアンカーピン22が抜けるのも防止でき、ブロック10を長期間にわたり安定した状態でコンクリート舗装された面や、アスファルト舗装された面に設置できる。
ハンマーでアンカーピン22を叩いて、筒状部材21の底部27を打ち抜くと、その下のブロック本体20のコンクリート層19は円錐状に広範囲に破壊される。筒状部材21の底部27はある程度の厚みがあり、面積もあるので、アンカーピン22をコンクリートに直に打ち込むより、底部27の下のコンクリート層19は広く破壊されると考えられる。ブロック本体10の底面13は、レイタンスが浮いた状態の強度が小さい面に成りやすい。しかしながら、本例では、アンカーピン22を打ち込むことにより、レイタンスの層の一部を破壊して接着剤29と混ざり合い、レイタンスが除去された強度の高いコンクリート層と舗装面2とを接合する状態になる。この点でも、ブロック10は強固に設置される。
ブロック10を舗装面2に設置するときに、筒状部材21の開口26に取り付けられる環状部材36は、樹脂製で、その外径は、アンカーピン22のヘッド22aより若干大きい。したがって、アンカーピン22のヘッド22aをハンマーなどにより叩いたときに、ヘッド22aは、ブロック本体20の表面12に直に当たることはない。また、アンカーピン22のヘッド22aがブロック本体20に近づいたときに、ハンマーの位置が多少ずれたとしてもハンマーは樹脂製の環状部材36に当たる。したがって、アンカーピン22のヘッド22aあるいはハンマーが、直にブロック本体20にあたるのを防止し、ヘッド22aあるいはハンマーによりブロック本体20のコンクリートを破損するのを防止できる。
図5に、ブロック10の製造方法を示してある。図5(a)に示すように、ブロック本体20の表面12を下にして成形する型枠30が用いられる。ブロック10の表面12が、ブロック10を舗装面2に設置したときに表に表れる面になるので、その面を型枠30により成形し、表面が滑らかで、見た目も良いブロック10を製造するためである。型枠30は、ブロック10の片台形に対応した形状をしており、ブロック10において筒状部材21の開口26が表れる位置に対応する、型枠30の面(型枠の底面)31には筒状部材21の開口26に嵌めこんで筒状部材21を固定できるサイズおよび形状のボス32が溶接あるいはねじ止めなどの方法により取り付けられている。したがって、筒状部材21を、その開口26がボス32を覆うように取り付けることにより、筒状部材21を型枠30の所望の位置に、所望の姿勢で、コンクリートを注入するときに動かないように取り付けできる。このため、本例のブロック10を製造するときに、筒状部材21を型枠30に着脱するためにボルトなどの金具あるいは固定具を着脱する必要はなく、単に、筒状部材21を型枠30の一部であるボス32に差し込むだけで良い。
次に、図5(b)に示すように、型枠30の所定の高さまでコンクリート39を入れ、所望のサイズのブロック10を成形する。筒状部材21の長さ(高さ)は、ブロック10の製造後の高さより若干短くなっている。したがって、コンクリート39は筒状部材21の底部27を覆うことになる。筒状部材21の底部27は閉じて底面が形成されているので、コンクリート39が筒状部材21の内部に侵入することはない。また、筒状部材21の開口26はボス32により塞がれているので、開口26からコンクリートが筒状部材21の内部に入ることはない。そして、型枠30からブロック10を脱型するときは、筒状部材21の伸びた方向、すなわち、図5(b)の上方に型枠30とブロック10とを分離することにより、筒状部材21の開口26はボス32から自然に外れる。したがって、本例のブロック10を容易に製造でき、低コストで供給できる。
筒状部材21の長さは、型枠30にコンクリート39を入れる予定の高さよりも10〜15mm程度短いものが使用されている。したがって、コンクリート39を注入した段階では、ブロック本体20の底面13に対して、筒状部材21の底部27は10〜15mm程度後退した位置になる。一方、コンクリートは、表面水の変化などの要因により、硬さなどの条件が日々異なる。そして、コンクリート39は、投入したときよりも数ミリ程度、投入した面が下がるまたは縮むことがある。さらに、型枠30にコンクリート39を投入したときの面の高さも数mm程度で誤差が発生する。これに対し、本例では、筒状部材21の底部27の高さを、コンクリート投入時で10〜15mm程度低くなるようにしているので、投入誤差と、コンクリート自体の縮みにより底面13が低下しても、筒状部材21の底部27はブロック本体20の底面13から後退した位置となる。投入誤差と、縮みが大きい場合は、筒状部材21の底部27が底面13のごく近傍あるいは面位置になるとしても、筒状部材21の底部27が、ブロック本体の底面13から突き出ない関係にすることが可能である。
このため、ブロック10は底面13から筒状部材21が突き出ることはなく、それによるがたつきは防止される。また、筒状部材21が底面から突き出ていると、在庫の積み上げ、あるいは運搬時の積み上げも不安定になり、さらに、コンクリートの投入時にコテによる表面仕上げをする作業の邪魔にもなるが、本例のブロック10においてはこれらの問題も解消されている。
筒状部材21とアンカーピン22とのがたつきを防止するためには、本来、筒状部材21の内径とアンカーピン22の外径をほぼ同一にすることが望ましい。そして、筒状部材21が樹脂により形成されている場合は、アンカーピン22の外径が多少大きくても、打ち込むことにより筒状部材21が膨らんでアンカーピン22を通すことができる。しかしながら、コンクリートに埋め込まれた状態では筒状部材21は膨らまず、無理にアンカーピン22を打ち込めば、コンクリート製のブロックにひびが入ったり、割れたりする可能性がある。また、外側にあるコンクリートにより筒状部材21は若干内側に湾曲する可能性があり、逆に、アンカーピン22が入り難い状態になり易い。筒状部材21をプラスチックなどの樹脂で成型することにより内径の誤差を小さくできるとしても、アンカーピン22は舗装面2に打ち込めるだけの強度が必要であり、鉄製のアンカーピンが採用されるので、この外径の誤差を小さくすることができないという問題もある。特に、ピンの頭を拡げたり、あるいは先端を鋭くしたりすると、更なる誤差が発生しやすい。このような形状のピンを量産する場合には、一般的に鍛造と呼ばれる方法が採用され、型枠の中で鉄をプレスすることにより成形される。すなわち、プレスによって、アンカーピンとなる丸棒を瞬間的に大きな力で、両端部を加圧して潰すことにより、先端を尖らせたり、ヘッドとなる部分を広げたりする。元の鉄線または丸棒の外径自体に誤差があったり、鉄線の材質の相違、プレスの金型の磨耗の度合いなどにより、個々の製品のばらつきが大きくなり、更に筒、および、ピンが多少長手方向に曲がっていたりすることもある。これらの条件を全て勘案すると、設計上、アンカーピンの外径よりも筒の内径は、数mm程度は少なくとも大きくすることが一般的である。しかしながら、このクリアランスがあるため、せっかくピン22を打ち込んでも、車のタイヤによってブロック10が押された時に、がたつきが生じてアンカーピン22が抜ける可能性が高くなる。
これに対し、本例のブロック10では、底部27がコンクリートに対して閉じた筒状部材21を用い、アンカーピン22で底部27とその下のコンクリート層19を打ち抜くことにより、筒状部材21とアンカーピン22との間のクリアランスを筒状部材21とコンクリート層19により詰めて、施工後のクリアランスをなくすようにしている。したがって、本例のブロック10においては、施工前にはアンカーピン22と筒状部材21との間に十分なクリアランスを確保でき、施工後においてはクリアランスをなくすことができるので、アンカーピン22と筒状部材21との間の施工後のがたつきを解消できる。また、本例のブロック10では、筒状部材21の底部27がブロック本体20の底面13から突き出ることのない製造方法を採用できるので、その点でも、ブロック10を舗装面2に対しがたつきのない状態で施工できる。
上記の例では、筒状部材21の底部27は完全に閉じた状態になっているが、図6に示すように、底部27にコンクリートが入り込まない、直径が数mm程度の小さな孔25が形成された筒状部材を用いることも可能である。この筒状部材21は、アンカーピン22の細くなった先端を筒状部材21の底部27の孔25に合わせて打ち込むことができる。したがって、筒状部材21の底部27を破壊する代わりに、底部27を、クリアランスを詰めるためのスペーサとして利用し、アンカーピン22を安定させることができる。この場合、底部27が薄いとアンカーピン22を安定させることができない。したがって、少なくともアンカーピン22の直径と同程度厚みを持った底部27を筒状部材21は備えていることが望ましい。
図7(a)では、舗装面2に取り付ける前に、ブロック10を横にした状態で、アンカーピン22を筒状部材21に挿入し、ハンマーにより衝撃を与えて底部27の孔25をアンカーピン22の先端で貫通させる。それにより、ブロック本体20の底面13のコンクリート層19は粉砕されるので、レイタンスも含めてブロック本体の底面13から除去できる。したがって、筒状部材21の底部27の下側のブロック本体の底面13は、レイタンスが除去され、さらに、凸凹状態になり、全体として凹んだコンクリート面35が表れる。このため、接着剤あるいはモルタルにより接着強度が確保しやすい状態となる。したがって、図7(b)に示すように、十分な接着剤29あるいはモルタルを凹んだ部分35を中心に塗布し、舗装面2にブロック10をおき、その後、図7(c)に示すように、アンカーピン22を舗装面2に打ち付けることによりブロック10を舗装面2に高い強度で設置できる。
また、接着剤あるいはモルタルは、筒状部材21の表側の開口26から注入することも可能である。図8に示すように、アンカーピン22を打ち込んで、筒状部材21の底部27と、その下のコンクリート層19とを割ったり、破壊した状態で、筒状部材21の上部開口26からモルタル50を流し込むことができる。この場合、モルタル50は、筒状部材27の底部27あるいはコンクリート層19の破片を骨材として固定できるもので良いので、水分の多い流動性の高いもので良く、筒状部材21とアンカーピン22との間のクリアランスを介してコンクリートブロック10の底に到達するように注入することができる。その後、さらにアンカーピン22を所望の位置まで打ち込むことにより、筒状部材21の上部の開口26は塞がる。そして、そのときの衝撃により、注入したモルタル50と筒状部材27の破片およびコンクリート層19の破片は混ざり合うので、アンカーピン22と筒状部材21の間、アンカーピン22とブロック10との間、さらには、アンカーピン22と舗装面2との間、ブロック10と舗装面2との間を高い強度で接合することができる。
なお、上記においては、駐車場など舗装面に車止めブロックを設置する例により本発明を説明したが、本発明は車止めブロック以外のアンカーピンによりブロックを舗装面に設置するケースにも適用可能である。例えば、歩車道境界ブロックをアンカーピンにより舗装面に取り付けるような場合にも本発明は適用できる。
本発明に係る車止めブロックの斜視図である。 図2(a)は車止めブロックの断面図、図2(b)はその車止めブロックの平面図である。 図3(a)は車止めブロックを舗装面に置く様子、図3(b)は舗装面に置かれた車止めブロックにアンカーピンを打ち込んだ状態を示す図である。 アンカーピンが打ち込まれた車止めブロックの底部側を拡大して示す断面図である。 車止めブロックの製造方法を示す図であり、図5(a)は型枠にスリーブを固定する様子、図5(b)はその型枠にコンクリートを投入した様子を示す図である。 スリーブの底部に径の小さな孔が形成されている車止めブロックを示す断面図である。 図7(a)は事前にアンカーピンでスリーブの底部を貫通した様子、図7(b)はその車止めブロックを舗装面においた様子、図7(c)はその車止めブロックにアンカーピンを打ちつけた様子を示す断面図である。 スリーブにモルタルを注入してアンカーピンを打ち込んで車止めブロックを設置する例を示す断面図である。 図9(a)はスリーブを埋設したブロックの断面図、図9(b)はそのブロックの平面図である。 図9に示したブロックの製造方法を示す図である。 図9に示したブロックの設置方法を示す図である。
符号の説明
2 舗装面
10 車止めブロック
12 表面
13 底面
20 ブロック本体
21 筒状部材
22 アンカーピン
27 底部
36 環状部材

Claims (9)

  1. 舗装面に当接するほぼ水平な底面を備えたコンクリート製のブロック本体と、前記ブロック本体の表面から前記底面に向けて埋設された、底部を備えた樹脂製の筒状部材とを有し、前記筒状部材の底部の下側に、前記ブロック本体の前記底面を形成するコンクリート層を備え、前記筒状部材の底部は前記コンクリート層に対して閉じているブロックの設置方法であって、
    前記筒状部材の前記表面の側からアンカーピンを挿入し、前記アンカーピンにより前記筒状部材の底部を打ち抜くとともに、前記コンクリート層の前記筒状部材の底部の下の部分を破壊して、前記アンカーピンの先端を前記舗装面に打ち込む工程を有する設置方法。
  2. 請求項1において、前記ブロック本体の底面を前記舗装面に当てる前に、前記底面または前記舗装面にモルタルまたは接着剤を塗布する工程を有し、
    前記コンクリート層の破片と前記モルタルまたは前記接着剤とが混ざることを特徴とする設置方法。
  3. 請求項1において、前記打ち込む工程の後に、前記筒状部材にモルタルまたは接着剤を注入する工程を有し、
    前記コンクリート層の破片と前記モルタルまたは前記接着剤とが混ざることを特徴とする設置方法。
  4. 舗装面に設置するコンクリート製のブロックであって、
    前記舗装面に当接するほぼ水平な底面を備えたブロック本体と、
    前記ブロック本体の表面から前記底面に向けて埋設された、底部を備えた樹脂製の筒状部材とを有し、
    前記筒状部材の底部の下側に、前記ブロック本体の前記底面を形成するコンクリート層を備え、前記筒状部材の底部は前記コンクリート層に対して閉じており、前記筒状部材の前記表面の側からアンカーピンを挿入し、前記アンカーピンにより前記筒状部材の底部を打ち抜くと、前記コンクリート層の前記筒状部材の底部の下の部分が破壊されるブロック。
  5. 請求項4において、前記筒状部材の底部は前記底面より10〜15mm程度後退した位置にある、ブロック。
  6. 請求項4において、前記筒状部材の前記表面の開口に樹脂製の環状部材が取り付けられている、ブロック。
  7. 請求項において、前記筒状部材の底部の厚みは、前記筒状部材に挿入されるアンカーピンの直径程度である、ブロック。
  8. 舗装面に当接するほぼ水平な底面を備えたコンクリート製のブロック本体を有するブロックの製造方法であって、
    前記ブロック本体の表面が下になるように形成する型枠の底面に設けられたボスに、底部を備えた樹脂製の筒状部材を取り付ける工程と、
    前記型枠に、前記筒状部材の底部が隠れるコンクリート層であって、前記筒状部材の底部は当該コンクリート層に対して閉じており、前記筒状部材の前記表面の側からアンカーピンを挿入し、前記アンカーピンにより前記筒状部材の底部を打ち抜くと、当該コンクリート層の前記筒状部材の底部の下の部分が破壊されるコンクリート層が形成されるまでコンクリートを注入する工程とを有するブロックの製造方法。
  9. 請求項8において、前記コンクリートを注入する工程では、前記筒状部材の底部が前記ブロック本体の底面より10〜15mm程度後退した位置になるまでコンクリートを注入する、ブロックの製造方法。
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