JP4052185B2 - 液圧成形装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液圧成形装置に関し、特に、液圧成形時にワークが破断等しても成形媒体が飛散しない液圧成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車部品には、凹凸やねじれのような複雑形状の部品が用いられている。このような複雑形状の部品を作り出す装置として、液圧成形装置が知られている。液圧成形装置は、ワークの内側から成形媒体を供給し、ワークの全体または一部を外側へ膨らませ、目的の形状に加工する方法である。
【0003】
例えば、液圧成形装置により、パイプ状のワークを所望の目的形状に成形する場合について説明する。この場合、目的形状と合致する成形面が形成された金型の凹部にワークをセットし、パイプの内側から成形媒体を注入して、内側から液圧をかける。該液圧により、金型の成形面と合致するまでワークが膨らむ。加圧を止めて、金型を取り外せば、目的形状となった成形品が得られる。
【0004】
ここで、ワークの加圧途中に何らかの原因でワークが破断や座屈してしまった場合、非常に高い圧力状態となった成形媒体は、金型とワークとの隙間を満たした後、上限分割面を通って金型外部に直接噴出する。直接噴出した高圧の成形媒体は、周辺の作業者を負傷させる危険性がある。
【0005】
これを防止するために、上下型の分割面に段差を設けた液圧成形装置がある。この装置では、成形媒体は、金型外部に噴出する前に分割面の段差部分に衝突して、勢いと圧力が分散された後に、装置外に流出する(例えば、特許文献1参照)
【0006】
【特許文献1】
特開2002−292436号公報(「発明の詳細な説明」の段落「0024」、第1図等参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記液圧成形装置では、結局成形媒体が装置外部に流出してしまう。これでは、以下の問題が生じてしまう。
【0008】
(1)成形媒体を回収できないため、成形媒体の損失によりコストが増大する。また、回収できたとしても、成形媒体には、装置周辺の環境により、油分や、塵芥等の異物が混入しているので、再利用するには、濾過する必要があり、手間がかかってしまう。
【0009】
(2)液圧成形装置周辺の床に成形媒体が付着し滞留すると、作業者が滑って転倒する危険性もある。
【0010】
(3)気化した成形媒体が作業者に吸引され、または付着することによる作業者の健康状態への影響が懸念される。異臭により作業者に不快感を与え、作業意欲の低下を招く。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ワークが破断等しても成形媒体が装置外部に流出することを防止できる液圧成形装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の液圧成形装置は、成形面が形成された上下型を組み合わせてできるキャビティ内部にワークを収納した状態で、該ワーク内に液状の成形媒体を注入し、前記成形面の形状に合致するまで膨張させて目的形状を得る液圧成形装置であって、前記成形面を取り囲みむように前記上下型の分割面に設けられ、前記成形媒体の飛散を防止する飛散防止手段と、前記ワーク内の圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段による検出結果に基づいて、前記飛散防止手段を他方の型に押付ける圧力を制御する圧力制御手段と、を有し、前記圧力制御手段は、前記成形媒体の注入中に前記ワークが破断して前記圧力検出手段によって検出される圧力が急激に低下した場合、該破断時に前記飛散防止手段を押し付けている圧力を維持する
【0013】
【発明の効果】
本発明の液圧成形装置にあっては、飛散防止手段が設けられているので、ワークが破断等しても、成形媒体が飛散せず、液圧成形装置外に流出しない。したがって、成形媒体の回収が容易になり、成形媒体の損失を低減できる。
【0014】
また、成形媒体の流出の防止により、作業場床面に成形媒体が付着し滞留しないので、作業者が滑って転倒する危険性を解消できる。
【0015】
さらに、成形媒体の流出の防止により、成形媒体が装置外で揮発することがほとんどないので、作業者の健康状態への悪影響の心配がなく、成形媒体による異臭も低減でき、作業者の作業意欲が低減しない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0017】
図1は本発明の液圧成形装置を側面から見た断面図、図2は液圧成形後のワークの様子を示す液圧成形装置を側面から見た断面図、図3は図2に示す液圧成形装置のA−A断面図、図4は図3に示す液圧成形装置のB−B断面図、図5は本発明に係る飛散防止部材を示す斜視図である。
【0018】
本発明の液圧成形装置1は、円筒状のワーク2内に成形媒体を供給して、内側から膨張させ、上下型5、6の成形面51、52に合致する成形品を得るための装置である。
【0019】
液圧成形装置1は、円筒状ワーク2の両端の開口に嵌め合わされる供給ノズル3および回収ノズル4と、該供給ノズル3および回収ノズル4ごとワーク2を挟み込む上型5および下型6とを有する。
【0020】
供給ノズル3は、成形媒体を貯蔵および供給する供給タンク30に接続されている。供給タンク30は、加工の各段階に従って成形媒体を供給する圧力を適宜調整できる。供給タンク30による成形媒体の供給圧によりワーク2が膨張される。供給タンク30と供給ノズル3との間には、圧力計7が設けられており、随時成形媒体の液圧を検出している。また、回収ノズル4には、成形媒体を回収するための回収タンク40が接続されている。
【0021】
上下型5、6は、それぞれ、所望の成形品形状と合致する成形面51、61と、それ以外の部分の分割面52、62とを有する。上記供給ノズル3により成形媒体をワーク2内に注入すると、図2に示すように、ワーク2が成形面51、61と合致するまで膨張する。上下型5、6は、図1〜図3に示すように、成形面51、61および分割面52、62には、回収孔8が複数設けられている。
【0022】
回収孔8は、例えば、図3に点線で示すように、ワーク2の下側、すなわち、成形面61に設けられている。これに加えて、図3に実線で示すように、成形面61以外の分割面62にも複数の回収孔8が設けられている。図3では、下型6に設けられる回収孔8しか図示しないが、上型5にも同様に回収孔8が設けられている。回収孔8は、後述する飛散防止部材に囲まれる範囲内であれば、いかなる場所に形成されてもよい。
【0023】
回収孔8は、図示の通り円形であることが好ましい。その半径は、液圧成形により形成される成形品の角部の曲率半径よりも小さいか、液圧成形により形成可能な曲率半径よりも小さい。
【0024】
一般に、液圧成形により形成可能な半径Rpminは、
【0025】
【数1】
Figure 0004052185
【0026】
で表される。ここで、Pmaxは装置が実現可能な液圧の最大値、Tsはワーク2の引張強度、tはワーク2の板厚、kは1以下の定数である。
【0027】
図1、図2および図4に示すように、各回収孔8は、上下型5、6に設けられた回収通路81を介して、減圧装置(減圧手段)82に接続されている。減圧装置82は、上記圧力計7に接続されており、検出された圧力に基づいて、上下型5、6間の成形媒体を回収し、圧力を減少させる。
【0028】
上下型5、6には、飛散防止部材(飛散防止手段)9が設けられている。飛散防止部材9について、図5を参照して説明する。図5では、上型5、上型5に設けられた飛散防止部材9、およびワーク2を省略し、下型6に設けられた飛散防止部材9と、供給ノズル3または回収ノズル4との関係を示している。ここで、図面手前側では回収ノズル4が上下型5、6に挟み込まれたときの飛散防止部材9の様子を示し、図面奥側では供給ノズル3が上下型5、6に挟み込まれる前の飛散防止部材9の様子を示している。
【0029】
飛散防止部材9は、ゴムやウレタンなどの弾性材により形成されており、下型6の成形面51、61の周りを囲むように配置されている。飛散防止部材9は、上下型5、6に挟み込まれる前には、図面奥に示すように、供給ノズル3用の凹部63に架橋されている。一方で、飛散防止部材9は、図面手前に示すように回収ノズル4が上下型5、6に挟み込まれると、回収ノズル4の周形状に従って変形する。上型5の飛散防止部材9については、省略しているが、上述の下型6のものと同様である。飛散防止部材9は、図5に示すように一部が上下型5、6に埋設されていてもよいし、埋設されていなくてもよい。
【0030】
飛散防止部材9は、図3のC−C断面図である図6に示すように、上下型5、6に設けられた加圧通路91を介して、圧力制御装置(圧力制御手段)90に接続されている。圧力制御装置90は、上記圧力計7にも接続されており、この検出結果に基づいて、飛散防止部材9の押付け圧を制御する。飛散防止部材9は、加圧されることにより、対向する金型の飛散防止部材9または該金型に押付けられる。
【0031】
上記のように構成された液圧成形装置1の正常時の動作と、異常時の動作とを説明する。
【0032】
(正常時の動作)
最初に、正常時の液圧成形装置の動作を、図7に示す圧力P1、P2、P3の推移も参照しつつ説明する。ここで、圧力「P1」は、上下型5、6内の圧力、すなわち、圧力計7により検出される圧力、圧力「P2」は、圧力制御装置90によって押付ける飛散防止部材9の押付け圧、圧力「P3」は、減圧装置82によって制御される回収通路81の圧力である。
【0033】
図1に示すように、最初にワーク2が供給ノズル3および回収ノズル4間にセットされる。ここで、供給ノズル3をワーク2に取り付けるまでに、供給ノズル3からの低圧送水により成形媒体の流出が生じるが、流出した媒体は、回収孔8から回収され、外部には飛散しない。ここでは、圧力P1、P2、P3は変動しない。
【0034】
そして、固く供給ノズル3とワーク2とを密着させる。ここで多少の成形媒体が飛散する。飛散した成形媒体は、高圧に噴出されるものではないので、飛散防止部材9で容易に流出が防止される。供給ノズル3および回収ノズル4とワーク2とが密着される。ワーク2は、供給ノズル3および回収ノズル4ごと上下型5、6に挟まれる。
【0035】
上下型5、6の位置が固定されると、上下型5、6を組み合わせてできるキャビティ内にワーク2が収納されることになる。供給タンク30から低圧で成形媒体を注入する。最初の注入は、成形媒体でワーク2内を充填することが目的である。注入に従って徐々にP1が増加される。圧力P1は、圧力計7に測定されており、圧力計7の測定結果に基づいて圧力制御装置90が飛散防止部材9に加える圧力P2を増加する。これにより、上下型5、6間の隙間が抑えられる。
【0036】
ワーク2内が成形媒体で充填された後、一定時間、圧力P1およびP2の増加を停止して、落ち着かせる。さらに、圧力P1を高めて、成形圧力によりワーク2を膨張させる。圧力制御装置90により制御される飛散防止部材9の圧力も、P1と同じタイミングで増加される。
【0037】
成形圧力によりワーク2は上下型5、6の成形面51、61に合致するまで膨張される。ここで、圧力P1の増加を停止し、しばらく圧力P1を維持して、成形を落ち着かせる。圧力P2もP1と同様に一定に維持する。
【0038】
充分時間が経過したら、回収ノズル4からワーク2内の成形媒体を吸い込み、回収タンク40に回収する。これにより、ワーク2内の圧力P1は一気に低下する。P1の圧力低下に従って、飛散防止部材9の圧力も低下する。これらは、圧力0、すなわち、1気圧になるまで低下される。
【0039】
ワーク2が破断していない場合、ワーク2と上下型5、6の間の隙間とワーク2内とは連通していない。したがって、圧力P3を増減してもワーク2内には作用しない。しかし、ノズルの挿入時等に、若干ワーク2と上下型5、6との間に成形媒体が入り込むことがあるので、圧力P3を下げることにより、成形媒体を除去できる。図7に示すように、成形終了時に圧力P3を低下させているのは、そのためである。
【0040】
最後に、上下型5、6による押さえつけを解除し、供給ノズル3および回収ノズル4をワーク2から取り外すと、所望の成形品が得られる。以上が正常時の液圧成形の手順である。
【0041】
図7に示すように、本発明の液圧成形装置1では、圧力計7により検出される圧力P1に基づいて飛散防止部材9の圧力P2を制御している。これにより、万が一のワーク2の破断等に備えている。なお、圧力P2については、
P2=k×P1(k<1.0)
という関係が成り立つことが好ましい。ここでは、kは定数である。
【0042】
(異常時の動作)
続けて、異常時の液圧成形装置の動作を、図8に示す圧力P1、P2、P3の推移も参照しつつ説明する。
【0043】
ワーク2の破断等の異常が発生するまでの液圧成形装置1の動作は、上述の通りである。
【0044】
ワーク2の破断等の異常が発生すると、ワーク2内の圧力P1が一気に上下型5、6間の隙間等に放出される。したがって、図8に示すように圧力P1が急激に低下する。この圧力P1の低下は、圧力計7により検出される。圧力計7は、減圧装置82および圧力制御装置90に接続されている。
【0045】
減圧装置82は、圧力P1の急激な低下を異常と判断し、回収通路81の圧力P3を0以下に減少、すなわち吸引する。P3の減少により、上下型5、6間でワーク2外に流出した成形媒体が回収通路81に引き込まれ、圧力P1が減少される。この減圧装置82の動作と同時に、圧力制御装置90は、飛散防止部材9の押付け圧P2をその時点の圧力に維持する。これにより、飛散防止部材9は、対向する上型5または下型6に押付けられ、成形面51、61を取り囲んで密閉する。押付け圧P2は、上述の通り、圧力P1の増加に伴い増加されている。したがって、破断時の圧力P2を維持することによって、成形媒体が流出しようとする力がかかっても飛散防止部材9の密閉力の方が勝り、成形媒体の流出を防止できる。なお、破断後には、圧力制御装置90は、圧力P1に関わらず、圧力P2を一定に維持する。
【0046】
一定時間、圧力P2を維持した後、圧力P2を低下させる。ここで、圧力P2を維持する一定時間は、圧力P1が0になるまで、すなわち外気と同じ1気圧になるのに充分な時間である。同時に徐々に、圧力P3も増加して、1気圧に近づけられる。
【0047】
ワーク2内の閉じた空間には、スプリングバック等により圧力P1が完全には0になっていない場合がある。このときに、ワーク2から供給ノズル3および回収ノズル4を引き抜くと、成形媒体が飛散することがあるが、飛散防止部材9に圧力を加えておくことにより防止できる。
【0048】
以上のようにして、本発明の液圧成形装置1では、ワーク2を囲むように飛散防止部材9が設けられているので、ワーク2が破断等しても、成形媒体が飛散せず、液圧成形装置外に流出しない。したがって、成形媒体の回収が容易になり、成形媒体の損失を低減できる。特に、上記実施形態では、回収孔8から容易に成形媒体を回収できる。
【0049】
また、成形媒体の流出の防止により、作業場床面に成形媒体が付着し滞留しないので、作業者が滑って転倒する危険性を解消できる。
【0050】
さらに、成形媒体の流出の防止により、成形媒体が装置外で揮発することがほとんどないので、作業者の健康状態への悪影響の心配がなく、成形媒体による異臭も低減でき、作業者の作業意欲が低減しない。
【0051】
圧力計7の検出結果、すなわち、ワーク2内の圧力の検出結果に比例させて、飛散防止手段の押付け圧を制御するので、ワーク2内の圧力に適した押付け圧によって成形媒体の流出を防止できる。
【0052】
また、回収孔8が減圧装置82に接続されているので、ワーク2が破断等して、飛散防止部材9の内外での圧力差が大きくなっても、飛散防止部材9内の圧力を減少できる。これによって、飛散防止部材9の隙間から成形媒体が霧状になって飛散することを防止しつつ、成形媒体の回収を促進できる。回収した成形媒体は、再利用できる。
【0053】
回収孔8は、その半径が液圧成形により形成される成形品の角部の曲率半径よりも小さいか、液圧成形により形成可能な曲率半径よりも小さく形成されている。すなわち、成形媒体の圧力によってワーク2が回収孔8の形状に膨出されない程度に小さく形成されている。したがって、回収孔8にワーク2の材料流入が起こらず、成形品に回収孔8の形状が転写されない。
【0054】
なお、回収孔8を成形品の角部に相当する部分に形成することも好ましい。上下型5、6の成形品の角部を形成する箇所では、ワーク2の材料流入が生じにくいからである。加えて、ワーク2の成形に直接関係がない部分、すなわち、成形面51、61以外の分割面52、62にのみ回収孔8を設けることによって、ワーク2の回収孔8への材料流入は起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液圧成形装置を側面から見た断面図す液圧成形装置のB−B断面図、図5は本発明に係る飛散防止部材を示す斜視図である。
【図2】 は液圧成形後のワークの様子を示す液圧成形装置を側面から見た断面図である。
【図3】 図2に示す液圧成形装置のA−A断面図である。
【図4】 図3に示す液圧成形装置のB−B断面図である。
【図5】 本発明に係る飛散防止部材を示す斜視図である。
【図6】 図3に示す液圧成形装置のC−C断面図である。
【図7】 正常時の圧力P1、P2、P3の推移を示すグラフである。
【図8】 異常時の圧力P1、P2、P3の推移を示すグラフである。
【符号の説明】
1…液圧成形装置、
2…ワーク、
3…供給ノズル、
4…回収ノズル、
5…上型、
6…下型、
7…圧力計、
8…回収孔、
9…飛散防止部材、
30…供給タンク、
40…回収タンク、
51、61…成形面、
52、62…分割面、
81…回収通路、
82…減圧装置、
90…圧力制御装置。

Claims (5)

  1. 成形面が形成された上下型を組み合わせてできるキャビティ内部にワークを収納した状態で、該ワーク内に液状の成形媒体を注入し、前記成形面の形状に合致するまで膨張させて目的形状を得る液圧成形装置であって、
    前記成形面を取り囲みむように前記上下型の分割面に設けられ、前記成形媒体の飛散を防止する飛散防止手段と、
    前記ワーク内の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記圧力検出手段による検出結果に基づいて、前記飛散防止手段を他方の型に押付ける圧力を制御する圧力制御手段と、
    を有し、
    前記圧力制御手段は、前記成形媒体の注入中に前記ワークが破断して前記圧力検出手段によって検出される圧力が急激に低下した場合、該破断時に前記飛散防止手段を押し付けている圧力を維持する液圧成形装置。
  2. 前記飛散防止手段は、前記上下型の少なくとも一方に設けられ、前記キャビティを囲むように配置される環状の弾性体であり、前記成形媒体の飛散防止に必要な圧力で他方の型に押付けられ、該圧力により前記分割面をシールする請求項1に記載の液圧成形装置。
  3. 前記上下型は、前記成形面および前記飛散防止手段に囲まれる範囲内の前記分割面の少なくとも一方に、前記成形媒体を回収するための回収孔が設けられている請求項1または請求項2に記載の液圧成形装置。
  4. 前記回収孔は、前記キャビティ内の圧力を減圧する減圧手段に接続されている請求項3に記載の液圧成形装置。
  5. 前記回収孔は、前記成形媒体の圧力によって前記ワークが該回収孔の形状に膨出されない程度に小さく形成されている請求項3または請求項4に記載の液圧成形装置。
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