JP4050191B2 - 引き違い戸における召し合わせ構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、引き違い戸における召し合わせ構造、特に、倉庫用などの大型上吊式の引き違い戸に適応して最適の召し合わせ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、倉庫用の大型上吊式の引き違い戸においては、予め工場などで引戸を組立て、現場搬入した後、躯体側に予め固定されているレールに吊り込むようになっている。この場合、引き違い戸を構成する引戸の召し合わせ部には、引戸の端面に固定されて相手側引戸の側に鉤形に係合し、引戸同士の離間方向への移動を規制するストッパプレートが設けられているものがある。
【0003】
この構造における課題は、レール同士の間隔が広すぎたり狭すぎたりする場合に、横断面略L字形の上記ストッパプレートが、相手側に係合せずストッパプレートとして機能しなかったり、その逆に相手側引戸の側面に干渉し、開閉がスムーズに行われず、傷付を生ずる虞があることである。
これは、躯体側下地のねじれやレール取付精度、あるいは引戸の組立加工精度等による場合が考えられるが、いずれにおいても、組付け段階においてはレールは既に建物躯体に固定されているため、収りを確保するためには前記引戸側のストッパプレートの出入り調整を行う必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この場合における出入り調整作業は、従来では、一旦組付けた引戸の収りが良くない場合に、引戸をレールから外して、ストッパプレートを引戸から取り外し、孔明け作業により、新たな取付け孔をあけ、タッピングねじにより再固定するか、板金加工作業によって新たなストッパプレートを製作し、これを固定していた。
しかし、いずれの方法にあっても、その調整は面倒で熟練を要し、仕上げの見栄えにも影響を与えるものとなっていた。
【0005】
本発明は、以上の課題を解決するものであって、その目的とするところは、組付け現場での召し合わせ部分の出入り調整を容易に行えるようにした引き違い戸における召し合わせ構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、図の実施の形態にも示すように、少なくとも一対の引き違い戸における閉じ合わせ位置端面にあって、引き違い戸を構成する引戸4,5に固定されて相手側引戸の側に係合し、引戸4,5同士の離間方向への移動を規制するストッパプレート12,14を設けた引き違い戸において、前記ストッパプレート12,14の少なくとも一方(移動ストッパプレート14)は、引戸端面の奥行方向に沿って移動調整可能に固定されていることを特徴とする。ストッパプレート12,14の双方を、移動調整可能に固定させることも可能である。
【0007】
これにより本発明によれば、引戸を所定配置したままの状態で、現場における孔明け作業や板金加工作業を行うことなく、召し合わせ調整を簡単に行うことができる。
【0008】
また、本発明では、移動可能なストッパプレート(移動ストッパプレート14)には、該ストッパプレートに略水平方向に形成された長孔16と、該長孔16を通じて引戸4の端面9aに着脱可能に設けられる調整具15とからなる固定手段が設けられていることを特徴とする。調整具15を、例えば、引戸4の端面9aに着脱自在にねじ込まれる調整用ビス等とし、ストッパプレートに形成された長孔16を利用することにより、簡単な操作で出入り調整可能となる。
【0009】
またさらに、本発明では、移動可能なストッパプレート14が、屋内側に配置されている引戸に設けられていることを特徴とする。
これによると、屋外からの調整作業ができないため、防盗上好ましいものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る大型引き違い戸の縦断面図、図2は平断面図である。
【0011】
図において、たとえば倉庫などの建物躯体開口部の上部には、固定用ブラケット1を介して吊下げ用の平行な一対の上部ガイドレール2が固定され、床部にはこれに埋設状態に一体化された一対の下部ガイドレール3が設けられ、上部ガイドレール2および下部ガイドレール3間にそれぞれ屋内側引戸4および屋外側引戸5が移動可能に支持されている。
すなわち、各引戸4,5の上部は、上部ガイドレール2内に沿って回転可能なガイドローラ6に連結具7を介して移動可能に吊下げ支持され、下部は下部ガイドレール3の溝状内部に挿通された支持ローラ8により振れ止めされている。
【0012】
各引戸4,5は、それぞれ左右の縦縁となる端板9の前後面に幕板10を取付け、さらに上下の框11で覆った内部中空のものであり、両引戸4,5を閉じた状態で、その閉じ合せ側の端板9の端部には召し合わせ部、すなわち互いに相手側に鉤形に係合して引戸4,5の離間方向への移動を規制するための横断面略L字形のストッパプレート12,14が配置されている。
【0013】
図3,4はその召し合わせ位置の詳細構造を示すもので、屋外側引戸5においては、固定ストッパプレート12は端板9の端面9aの側部に略L字形をなして一体に延設されており、固定式となっている。これは、固定ストッパプレート12が屋外側からの操作で取付け取外ししたのでは防盗上好ましくないからである。
【0014】
これに対し、屋内側引戸4においては、移動ストッパプレート14は、端板9の端面9aに対して、複数のビスよりなる上下複数の調整具15を介して、着脱可能に連結されるものである。すなわち、端面9aには、複数(図では前後2つで一対のものが上下に複数)の取付け用のビス孔よりなる固定孔9bが略水平方向に平行に形成され、これに対し移動ストッパプレート14の取付け位置では、水平方向を長軸とする複数(図では前後2つで一対のものが上下に複数)の長孔16が開口されている。
【0015】
従って、移動ストッパプレート14の位置調整を行うためには、引戸の組立て状態から調整具15をゆるめて長孔16方向に移動ストッパプレート14を屋内側引戸4の端面9aの奥行方向(屋内側引戸4の厚み方向)へ横移動することで、ストッパプレート12,14間の好適な隙間dに調整でき、この状態で調整具15を再度締上げることで、移動ストッパプレート14は端面9aに再固定され最適隙間dを保持できる。
【0016】
なお、調整具15の取付け位置は、図4に示すように、端面9aの上下位置の少なくとも二カ所以上あれば安定した固定を行うことができる。
【0017】
上記実施形態では、ストッパプレート12,14は、端面9aの上下長さと略同等の上下長さとされているが、ストッパプレート12,14の少なくともいずれか一方を、短冊形の上下に短い形状とし、単数又は複数の短冊形ストッパプレートを設けるようにしてもよい。尚、複数の場合には上下に間隔を置いて設けるようにしてもよい。
特に、固定ストッパプレート12は、上記端面9aの上下長さと略同等の上下長さとし、移動ストッパプレート14は、上下に短寸の単数又は複数の短冊形ストッパプレートとすることにより、防犯上及び調整操作上有利となる。
【0018】
また、実施形態では、本発明を大型倉庫や格納庫、工場などの開閉を行うための引き違い戸に適用した場合を示したが、事務所ビル、家庭用の引き違い戸、サッシ戸、車両コンテナ用引き違い戸などで召し合わせ構造を用いたもの一般に適用可能であることはもちろんである。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明したように、本発明による引き違い戸における召し合わせ構造によれば、組付け現場での召し合わせ部分の出入り調整を容易に行うことができ、従来のような熟練者による孔明け作業や板金加工作業を伴うことがなく、またこれら作業に伴う見栄え低下もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る引き違い戸の縦断面図である。
【図2】同平断面図である。
【図3】同要部拡大の平断面図である。
【図4】一部拡大部分を含む斜視図である。
【符号の説明】
1 固定ブラケット
2 上部ガイドレール
3 下部ガイドレール
4 屋内側引戸
5 屋外側引戸
6 ガイドローラ
7 連結具
8 支持ローラ
9 端板、9a 端面、9b 固定孔
12 固定ストッパプレート
14 移動ストッパプレート
15 調整具
16 長孔
Claims (3)
- 少なくとも一対の引き違い戸における閉じ合わせ位置端面にあって、引き違い戸を構成する引戸に固定されて相手側引戸の側に係合し、引戸同士の離間方向への移動を規制するストッパプレートを設けた引き違い戸において、
前記ストッパプレートの少なくとも一方は、引戸端面の奥行方向に沿って移動調整可能に固定されていることを特徴とする引き違い戸における召し合わせ構造。 - 前記移動可能なストッパプレートには、該ストッパプレートに略水平方向に形成された長孔と、長孔を通じて前記引戸の端面に着脱可能に設けられる調整具とからなる固定手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の引き違い戸における召し合わせ構造。
- 前記移動可能なストッパプレートが、屋内側に配置されている引戸に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の引き違い戸における召し合せ構造。
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