JP4049952B2 - トルクリミッタ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、油圧発生機構を内蔵し、その発生油圧によって動作する湿式多板クラッチを用いたトルクリミッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
湿式多板クラッチを用いたトルクリミッタは、クラッチの押圧力を調整することにより容易に設定トルクが変えられ、かつ、大トルクの伝達が可能なことから、特開昭56−55723号公報や実開昭58−107203号公報等に記載の技術が従来より提案されている。これらは、クラッチ板を押圧するための圧油を供給する油圧ポンプと、トルクリミッタ機構としての多板クラッチ部分とをそれぞれ単独の装置として別々に配置し、油圧ポンプの吐出油を、途中クラッチかん脱弁を介して油圧管路で多板クラッチ部に導いている。さらに、設定トルクを越えた過大トルクが作用したときに生ずる、クラッチの入力側と出力側の回転速度差を利用した過負荷検出装置を設けて、過負荷がかかったときにクラッチかん脱弁を脱にしてクラッチを解放するよう構成されている。また、これらの多板クラッチ型トルクリミッタ装置は、油タンクを備えたケーシングに軸受を介して支持され、ケーシングの外壁には前記油圧ポンプ、クラッチかん脱弁、油圧配管等が取り付けられ、原動機と被動機の間に据え付けられて使用されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の湿式多板クラッチ型トルクリミッタは、クラッチ機構と油圧ポンプとをそれぞれ独立に配置しているので、油タンク、圧油を供給・遮断するためのクラッチかん脱弁や油圧配管等を設ける必要があり、さらに、過負荷検出装置を設けて過負荷が検出されたときにクラッチかん脱弁を操作してクラッチを遮断する必要がある。また、軸と一体に形成されたクラッチ機構をケーシング内に収容してケーシングを据付台に据え付けて使用すため、シャーピン式やローラデテント式等のトルクリミッタのように、回転体である動力伝達軸上に支持することが困難であると同時に、装置全体の構造が複雑で大型化する問題がある。本発明は、これらの問題を解決べくなされたもので、クラッチ機構と油圧ポンプ機構とを一体化し、回転軸上に装着可能で、過負荷検出装置を必要としない小型軽量の湿式多板クラッチ型トルクリミッタを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、第1回転軸に一体に連結されたケーシング部材と、第2回転軸と、前記ケーシング部材に形成されたピストン室と、このピストン室に摺動自在に挿入された押圧ピストンと、油圧ポンプから供給される圧油のみによって該押圧ピストンが圧接されてケーシング部材と第2回転軸を一体に接続する多板式クラッチとを備え、クラッチ板に所定値以上のトルクが作用したときにクラッチ板がスリップして、ケーシング部材と第2回転軸とが相対的に回転し過大トルクの伝達を回避するトルクリミッタにおいて、前記ケーシング部材に、第2回転軸に固定されたカムとケーシング部材との相対回転によって吸入と吐出の行程を繰り返すプランジャポンプと、ケーシング内と該プランジャポンプの吸込口とを連通する吸込油路と、該吸込油路に配設されてプランジャポンプのポンプ室からケーシング内への流れを阻止する逆止弁と、前記ピストン室とプランジャポンプの吐出口とを連通する吐出油路と、該吐出油路に配設されてピストン室からプランジャポンプのポンプ室への流れを阻止する逆止弁と、前記ピストン室とアキュムレータ入口孔とを連通しピストン室に供給される圧油の一部をばねの押しつけ力に抗してシリンダー内に蓄えるアキュムレータと、前記ピストン室に連通しピストン室内の圧力を所定値に保持すると共に、前記プランジャポンプから供給される圧油によりピストン室内の圧力が所定値以上に上昇したらバルブピストンをドレンポート開口位置に保持するデテント機構によりピストン室内の圧油をケーシング内に排出するリリーフバルブとを備え、クラッチ板のスリップ発生に連動してクラッチ板の押圧力を喪失させるものである。
【0006】
上記リリーフバルブはバルブピストンをデテント機構から強制的に脱出させて初期のドレンポート閉止状態に復帰するリセット機構備えることが好ましい。
【0007】
【実施例】
図1〜7は、本発明を適用したトルクリミッタの実施例を示している。図1は、動力伝達系に本発明のトルクリミッタを設置した模式図を示すもので、図1に基づき本発明の基本構成について説明する。原動機1に連結された第1回転軸2は、トルクリミッタ3のケーシング10に結合され、ケーシング10及びその内周スプライン部に係合された多板式クラッチのアウタープレート11を駆動する。一方、被動機械5に結合された第2回転軸8には、軸と一体のクラッチハブ17を介してインナープレート12が係合していて、ケーシング10に設けられた押圧ピストン13によって前記プレートが一体に圧接され、原動機1の動力が多板式クラッチを介して被動機械5に伝達される。
【0008】
上記ケーシング10には、第2回転軸8に固定されたカム16とケーシング10との相対回転により、吸入と吐出の行程を繰り返すプランジャポンプ9が設けてあって、ケーシング10内の油を吸込逆止弁6を介して吸込み、吐出逆止弁7を介してピストン室4に供給する。さらに、ケーシング10には、ピストン室4に連通したアキュムレータ14と、ピストン室4内の圧力を所定値に保持するリリーフバルブ15が設けてある。なお、図1の例では、原動機1を第1回転軸2に、被動機械5を第2回転軸8に結合しているが、原動機1と被動機械5を入れ換えて結合しても同一の機能が得られるものであり、駆動側と被動側が限定されるものではない。
【0009】
図2は、本発明の実施例に係わるトルクリミッタの側面断面図で、図6における切断線A位置での断面を表す。図2において、トルクリミッタのケーシングは、一方端を円板状の側板部20で塞がれた円筒形の第1ケーシング10a と、その他方端を塞ぐようにボルトによって第1ケーシング10a に一体に固定されたた第2ケーシング10b とから構成され、第1ケーシング10a の側板部20には、原動機に連結された第1回転軸が結合される。一方、被動機械に連結された第2回転軸8の外周にはスプライン21が設けてあって、内周部にスプラインを備えたクラッチハブ17が一体に結合されている。前記第1ケーシング10a の内周部には、一方を側板部20にボルトで固定されたキャリア22が内側に張り出していて、そのキャリア張り出し部は環状に形成され、クラッチプレートの軸方向移動量を規制している。
【0010】
上記の多板クラッチは、第1ケーシング10a の内周スプラインにかみ合ったアウタープレート11とクラッチハブ17の外周スプラインにかみ合ったインナープレート12とが交互に配列されて構成されている。そして、第1ケーシング10aと第2ケーシング10b とによって形成された環状のピストン室4には、押圧ピストン13が軸方向移動可能に嵌挿されており、これらのプレートは、プランジャポンプ9からピストン室4に供給され作動油の圧力のみによってキャリア22と押圧ピストン13との間で圧着され、該プレートの摩擦力によってケーシング側から第2回転軸8に所定のトルクが伝達される。
【0011】
ケーシングは、キャリア22及び第2ケーシング10b の内周部に取り付けられた軸受23によって、第2回転軸8と一体のクラッチハブ17上に回転自在に支持されていて、第2ケーシング10b にはプランジャポンプ9が設置されている。このプランジャポンプ9は、半径方向に貫通したシリンダ24内に嵌挿されたポンプピストン25と、ポンプピストン25の下部に直角方向に取り付けられたローラピン27と、該ローラピン27に回転自在に支持されたローラ26と、前記シリンダ24の外側端にねじ込まれてポンプ室29を液密に塞ぐプラグ28と、このプラグ28とポンプピストン25との間に設置され、ポンプピストン25を半径方向内側に押しつけるばね30とから構成され、ポンプピストン25の往復動により、作動油の吸い込みと吐き出しを繰り返す構造になっている。
【0012】
また、ポンプピストン25の外周部には軸方向の溝31が設けられ、この溝31には第2ケーシング10b に固定されたガイドピン32の先端部が差し込まれていて、ポンプピストン25がシリンダ24内で回転するのを防止している。なお、キャリア22及び第2ケーシング10b の内周部外側端にはオイルシール38、39が取り付けられていて、ケーシング内が液密に保持され、このケーシング内には所定量の作動油が封入されている。
【0013】
一方、第2回転軸8と一体回転するクラッチハブ17にはカム部37が形成されていて、該カム部37には、前記ポンプピストン25に取り付けられたローラ26がばね30の抗力によって押しつけられている。このカム部37の軸直角方向断面は、図6に示す如く、正方形の角部を円弧で滑らかにつないだ形状をしていて、このカム部の外周面に前記ローラ26が接触している。
【0014】
上記構成により、原動機を始動すると、それに連結されたケーシング部材が回転し始めるが、多板クラッチのプレートは遊離しているので、被動機械に連結された第2回転軸8は静止状態にあり、両者の間には相対回転が生ずる。この相対回転により、ケーシング部材と一体に回転するポンプピストン25のローラ26が、カム部37の外周に沿って転がり、ポンプピストン25が半径方向に往復動する。すなわち、図においてポンプピストン25が下方に移動すると、ケーシング内の作動油がポンプ室29に吸い込まれ、ポンプピストン25が上方に押し上げられると、ポンプ室29内の作動油がクラッチのピストン室4に吐き出されるので、ピストン室4がしだいに充満して作動油の圧力が上昇し、多板クラッチが徐々に結合される。そして、多板クラッチが完全に結合されると、ケーシング部材と第2回転軸8との相対回転がなくなるので、プランジャポンプ9からの圧油の供給もなくなる。なお、本実施例では、このプランジャポンプの吸入と吐出の行程が軸1回転について4回繰り返されるので、ポンプのサイズを小型にすることが可能になる。
【0015】
図3、図4及び図6は、プランジャポンプ9のポンプ室29に連通する、吸込油路と吐出油路を説明するための部分断面図及び正面断面図であって、図3は図6におけるC−C切断線の部分断面を、図4は図6におけるB−B切断線の部分断面を、図6は図2におけるE−E切断線の正面断面をそれぞれ表している。図3及び図6に示すように、第1ケーシング10a 及び第2ケーシング10b には、プランジャポンプ9の吸込口49と第1ケーシング10a の内側に開口する吸込部51とを連通する吸込油路45が設けてあって、その途中には吸込逆止弁6が設置されている。該吸込逆止弁6は、吸込部51の直径より大きい鋼球48と、その鋼球を吸込部51に押しつけるばねとで構成され、ポンプ室29の作動油が第1ケーシング10a 内に逆流するのを防止している。
【0016】
また、図4及び図6に示すように、第2ケーシング10b にはプランジャポンプ9の吐出口50とピストン室4とを連通する吐出油路46が設けてあって、その途中には吐出逆止弁7が設置されている。該吐出逆止弁7は、吐出油路より直径の大きい鋼球47と、その鋼球を吐出油路の上流側へ押し付けるばねとで構成され、ピストン室4内の作動油がプランジャポンプ9のポンプ室29に逆流するのを防止している。
【0017】
さらに、第2ケーシング10b には、クラッチのピストン室4に連通するリリーフバルブ15が設置されている。該リリーフバルブ15は、外周部に半球状のへこみ溝43を有し、シリンダー内を摺動してケーシング内側に連通したドレンポート36を開閉するバルブピストン34と、シリンダー内に嵌挿されて開口端を密閉するリセットステム40と、リリーフバルブの入口ポートを開閉する鋼球35と、前記バルブピストン34とリセットステム40との間に設置され、バルブピストン34を介して鋼球35を入口ポートに押しつけるばね33と、バルブピストン34の外周にばね41で押しつけられたデテントボール42とから構成され、ピストン室4の圧力は、ばね33の押しつけ荷重により設定された所定値に保持されるので、ケーシング側から第2回転軸に所定のトルクが伝達される。
【0018】
上記のように構成されたトルクリミッタにおいて、被動機械に連結された第2回転軸8に過大トルクがかかると、クラッチのプレートがスリップしてケーシングと第2回転軸8との間に相対回転が生じ、プランジャポンプ9からピストン室4に作動油が供給されるので、ピストン室4の圧力が急激に高くなって所定値以上に上昇し、ピストン室側から鋼球35が押されてリリーフバルブ15の入口ポートが開く。これにより、バルブピストン34が押されてドレンポート36の開口位置まで移動すると、デテントボール42がバルブピストン外周部のへこみ溝43に嵌まって、バルブピストン34がドレンポート開口位置に係止されるので、ピストン室4内の作動油はケーシング内に排出され、クラッチプレートの押圧力が喪失してトルクリミッタは遮断された状態に保持される。なお、リリーフバルブ15の端部に取り付けられたリセットステム40を押すことにより、バルブピストン34を強制的にデテントボール42による係止状態から脱出させることができ、バルブピストン34を初期の取り付け位置に復帰させることができる。
【0019】
図5は、図6におけるD−D切断線の部分断面図で、アキュムレータ14の構成を表すものである。アキュムレータ14は、シリンダーの開口部を塞ぐカバー52と、シリンダーに嵌挿されたピストン53と、クラッチのピストン室4とアキュムレータ14とを連通する入口孔55と、前記ピストン53とカバー52との間に設置され、ピストン53を入口孔の方向に押しつけるばね54とから構成され、ピストン室4に供給された作動油の一部を、ばね54の押しつけ力に抗してシリンダーに蓄える。このアキュムレータ14の設置により、ピストン室4内に充満した作動油が時間の経過とともにシール部から漏れた場合でも、アキュムレータ14から作動油が補給されるのでピストン室4内の圧力を長時間所定値に保持することができる。これにより、ピストン室4内の押圧力低下に伴うクラッチのスリップ発生頻度が減少し、過大トルクがかかっていない定常トルク運転におけるプランジャポンプの起動回数を減らすことができる。
【0020】
また、アキュムレータ14を設けることによって、ピストン室4の油圧上昇が緩やかになるので、負荷側の慣性が大きい用途に対して、原動機の起動時におけるトルクリミッタの接続ショックが緩和される。尚、図6に示すように、本実施例では高速回転でも使用できるよう回転中の動バランスを考慮し、プランジャポンプ9及びアキュムレータ14を180°対称位置にそれぞれ2個づつ設置してあるが、低速回転での用途に対しては2個づつ設ける必要はない。
【0021】
図7は、本発明の他の実施例に係わるトルクリミッタの側面断面図を表すもので、第1実施例の図2に相当するものである。基本的な構成は前記第1実施例と同じなので、異なる部分についてのみ説明する。本実施例では、第2回転軸60上に設けられた軸受61、62でケーシング部材が支持され、クラッチハブ64とカム63が別体に形成されている。このクラッチハブ64及びカム63は、第2回転軸60の外周部に設けられたスプラインとかみ合って、第2回転軸60と一体に回転する。なお、クラッチハブ64及びカム63は、カラー66及び67を介して、ボルト締めされた押さえ板65によって軸方向の移動が固定される。本実施例では、クラッチハブ64とカム63を別体にしたので、カムを単独で加工するとが可能になり、機械加工や成型など加工手段の選択範囲が広がって加工がしやすくなると共に、カムの形状を変更してプランジャポンプの吐出量を変えることが容易になる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のトルクリミッタによれば、多板クラッチ機構と油圧ポンプ機構とが一体化されクラッチに圧油を供給・遮断するクラッチかん脱弁や油圧配管が不要になると共に、クラッチがスリップすると機械的にクラッチ板に作用する押圧力が喪失しトルクの伝達が遮断されるので、過負荷検出機構を別に設ける必要がなくなり、構造が簡素になるとともにトルクリミッタが確実、かつ、速やかに遮断されトルクリミッタを小型軽量にすることができ、回転軸上に装着することが可能になる。
また、ピストン室に連通したアキュムレータが設けられていることにより、シール部からの圧油の漏れに伴うクラッチ板の押圧力低下分が補給されるので、定常運転中におけるクラッチ板のスリップ発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトルクリミッタを動力伝達系に設置した模式図である。
【図2】本発明の実施例に係わるトルクリミッタの側面断面図である。
【図3】プランジャポンプの吸込油路を説明する部分断面図で、図6におけるC−C切断線の断面を表すものである。
【図4】プランジャポンプの吐出油路を説明する部分断面図で、図6におけるB−B切断線の断面を表すものである。
【図5】アキュムレータの部分断面図で、図6におけるD−D切断線の断面を表すものである。
【図6】本発明の実施例に係わるトルクリミッタの正面断面図で、図2におけるE−E切断線の断面を表すものである。
【図7】本発明の他の実施例に係わるトルクリミッタの側面断面図である。
【符号の説明】
1 原動機
2 第1回転軸
3 トルクリミッタ
4 ピストン室
5 被動機械
6 吸込逆止弁
7 吐出逆止弁
8,60 第2回転軸
9 プランジャポンプ
10 ケーシング
10a 第1ケーシング
10b 第2ケーシング
11 アウタープレート
12 インナープレート
13 押圧ピストン
14 アキュムレータ
15 リリーフバルブ
16,63 カム
17,64 クラッチハブ
21 スプライン
22 キャリア
23,61,62 軸受
24 シリンダ
25 ポンプピストン
26 ローラ
27 ローラピン
29 ポンプ室
30,33,41,54 ばね
32 ガイドピン
34 バルブピストン
35,47,48 鋼球
36 ドレンポート
37 カム部
40 リセットステム
42 デテントボール
45 吸込油路
46 吐出油路
49 吸込口
50 吐出口
51 吸込部
53 ピストン

Claims (2)

  1. 第1回転軸に一体に連結されたケーシング部材と、第2回転軸と、前記ケーシング部材に形成されたピストン室と、このピストン室に摺動自在に挿入された押圧ピストンと、油圧ポンプから供給される圧油のみによって該押圧ピストンが圧接されてケーシング部材と第2回転軸とを一体に接続する多板式クラッチとを備え、クラッチ板に所定値以上のトルクが作用したときにクラッチ板がスリップして、ケーシング部材と第2回転軸とが相対的に回転し過大トルクの伝達を回避するトルクリミッタにおいて、前記ケーシング部材に、第2回転軸に固定されたカムとケーシング部材との相対回転によって吸入と吐出の行程を繰り返すプランジャポンプと、ケーシング内と該プランジャポンプの吸込口とを連通する吸込油路と、該吸込油路に配設されてプランジャポンプのポンプ室からケーシング内への流れを阻止する逆止弁と、前記ピストン室とプランジャポンプの吐出口とを連通する吐出油路と、該吐出油路に配設されてピストン室からプランジャポンプのポンプ室への流れを阻止する逆止弁と、前記ピストン室とアキュムレータ入口孔とを連通しピストン室に供給される圧油の一部をばねの押しつけ力に抗してシリンダー内に蓄えるアキュムレータと、前記ピストン室に連通しピストン室内の圧力を所定値に保持すると共に、前記プランジャポンプから供給される圧油によりピストン室内の圧力が所定値以上に上昇したらバルブピストンをドレンポート開口位置に保持するデテント機構によりピストン室内の圧油をケーシング内に排出するリリーフバルブとを備え、クラッチ板のスリップ発生に連動してクラッチ板の押圧力を喪失させることを特徴とするトルクリミッタ。
  2. 上記リリーフバルブはバルブピストンをデテント機構から強制的に脱出させて初期のドレンポート閉止状態に復帰するリセット機構備えることを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
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