JP4049640B2 - 燃料電池発電システムおよびその運転方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機性廃棄物から発生するバイオガスを燃料として利用する燃料電池発電システムおよびその運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、燃料電池発電システムでは、都市ガスや液化石油ガス(LPG)等の炭化系水素を燃料としたものが大部分を占め、下水やし尿、あるいは生ゴミや食品廃水等の有機性廃棄物をバクテリアで分解させて発生させ、メタンを60%以上含んだバイオガスに適用されるものは極く限られていた。
【0003】
また、バイオガス燃料中に含まれる不純物には、硫化水素、アンモニア、塩素等がある。これら不純物を予め処理する前処理装置は、不純物の性状に合せて処理できるように設計されている。前処理装置の処理方法には、例えば水洗法、アルカリ吸着法、酸化吸着法、またはこれらを組み合せたものが使用されている。そして、これらの手法を適用した前処理装置は、不純物の濃度を数十ppmまで除去した後、最終的に活性炭吸着法を用いて不純物の濃度を数ppm以下に低下させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
バイオガス燃料に含まれる不純物は、上述の手法を用いて前処理を行っているが、実際には適用形態や適用場所、その他の要因がケース毎にそれぞれ異なるため、充分に性状等を確認できないまま前処理を行っていた。このため、不純物を充分に前処理しないまま燃料電池発電装置の改質器等に供給され、改質器等に充填されている触媒を被毒させることがあった。
【0005】
ところで、バイオガス中には、硫化水素、アンモニア、塩素等の不純物以外に、有機性廃棄物に含まれる高分子化合物から発生する炭素数9〜13の飽和炭化水素、トルエンやシリコンから発生する珪素数1〜5のシロキサン等の炭化水素化合物が数十ppm程度含まれている場合がある。
【0006】
これらの炭化水素系化合物は、水洗法、アルカリ吸着法、酸化吸着法では吸着せず、活性炭に吸着される性質を持っている。
【0007】
したがって、従来の前処理装置では、炭化水素系化合物の活性炭への吸着を考慮していないため、活性炭の量や種類の選定が不適切となり、その結果として活性炭の寿命が短くなったり、硫化水素、アンモニア、塩素等の不純物が充分に除去できない等の問題点があった。
【0008】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、前処理装置の不純物吸着性能をより一層向上させるとともに、前処理装置の保守の改善を図り、不純物除去性能の劣化に充分に対処して信頼性の高い燃料電池発電システムおよびその運転方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る燃料電池発電システムは、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、有機性廃棄物から発生したバイオガスに含まれる不純物を処理する前処理装置と、この前処理装置で処理した燃料を改質させて電気化学的に発電する燃料電池発電装置とを備えた燃料電池発電システムにおいて、前記前処理装置は、活性炭を充填する容器を少なくとも二つ以上にして直列に接続するとともに、直列に接続する前記容器のうち、上流側はバイオガスに含まれた炭素数9以上の飽和炭化水素、または炭化水素系化合物を吸着する汎用活性炭を充填した第1容器と、下流側はバイオガスに含まれた酸、塩基、硫黄のうち、少なくとも一つ以上を吸着する機能性活性炭を充填した第2容器とを備えたものである。
【0011】
また、本発明に係る燃料電池発電システムは、上述の目的を達成するために、請求項2に記載したように、前記第2容器に充填した機能性活性炭は、硫黄化合物吸着用活性炭、アンモニア吸着用活性炭、塩素吸着用活性炭を層状に充填したものである。
【0012】
また、本発明に係る燃料電池発電システムは、上述の目的を達成するために、請求項3に記載したように、前記第1容器は、これを2基に分割して並列に配置し、前記第2容器は、1基のみとし、これに並列に配置するバイパス系を備えたものである。
【0013】
また、本発明に係る燃料電池発電システムは、上述の目的を達成するために、請求項4に記載したように、前記第2容器の出口側に、バイオガスに含まれる不純物を検出する検出器と、この検出器から検出した信号に基づいてバイオガスの供給を遮断させる遮断弁とを備えたものである。
【0014】
また、本発明に係る燃料電池発電システムは、上述の目的を達成するために、請求項5に記載したように、前記遮断弁は、バイオガスに含まれる不純物を検出した実検出信号に、予め定められた設定許容信号とを突き合せ、偏差が出たとき、その偏差に基づいて遮断指令を演算するガス濃度演算器を備えたものである。
【0015】
また、本発明に係る燃料電池発電システムの運転方法は、上述の目的を達成するために、請求項6に記載したように、有機性廃棄物から発生したバイオガスに含まれる不純物を処理する前処理装置と、この前処理装置で処理した燃料を改質させて電気化学的に発電する燃料電池発電装置とを備え、前記前処理装置で不純物が処理され、改質された後の前記バイオガスで発電を行う燃料電池発電システムの運転方法において、汎用活性炭を充填した並列2基の第1容器と、機能性活性炭を充填した第2容器とを備える前記前処理装置を運転させる際、運転中の前記第1容器に充填した汎用活性炭を交換するとき、一方の第容器を運転させ、残りの第容器を待機させておき、運転中の第容器の汎用活性炭の交換の際、待機中の第容器に切り替えて運転を継続させる方法である。
【0016】
また、本発明に係る燃料電池発電システムの運転方法は、上述の目的を達成するために、請求項7に記載したように、有機性廃棄物から発生したバイオガスに含まれる不純物を処理する前処理装置と、この前処理装置で処理した燃料を改質させて電気化学的に発電する燃料電池発電装置とを備え、前記前処理装置で不純物が処理され、改質された後の前記バイオガスで発電を行う燃料電池発電システムの運転方法において、汎用活性炭を充填した第1容器と、機能性活性炭を充填した第2容器とを備える前記前処理装置を運転させる際、運転中の前記第2容器に充填した機能性活性炭を交換するとき、前記第2容器に並列に配置するバイパス系を使用し、前記第2容器の機能性活性炭を交換する方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る燃料電池発電システムおよびその運転方法の実施形態を図面および図面に付した符号を引用して説明する。
【0018】
図1は、本発明に係る燃料電池発電システムの第1実施形態を示す概略系統図である。
【0019】
本実施形態に係る燃料電池発電システムは、大別して前処理装置1と燃料電池発電装置2とを備えた構成になっている。
【0020】
前処理装置1は、バイオガス入口3の下流側に汎用活性炭9を充填する第1容器5と、機能性活性炭10を充填する第2容器7を備えている。
【0021】
また、前処理装置1は、バイオガス出口8を燃料電池発電装置2に接続させている。なお、燃料電池発電装置2は、脱硫器、改質器、変成器、燃料電池本体等を備えているが、本実施形態の直接的な対象になっていないので、ここではその説明を省略する。
【0022】
第1容器5には、炭素数9〜13の飽和炭化水素、トルエンや珪素数1〜5のシロキサン等の炭化水素系化合物を吸着する汎用活性炭9が充填されている。
【0023】
また第2容器7には、活性炭に化学処理し、酸性ガス、塩基性ガス、中性ガスへの吸着能力を増加させた機能性活性炭10が充填されている。
【0024】
この機能性活性炭10は、硫化水素および硫黄化合物を吸着させるイオウ化合物吸着用活性炭11と、アンモニアや塩基性ガスを吸着させるアンモニア吸着用活性炭12と、塩素や塩酸を吸着させる塩素吸着用活性炭13の3種類を層状に充填して使用している。
【0025】
なお、汎用活性炭9および機能性活性炭10は、バイオガス中の炭化水素化合物、硫化水素、アンモニア、塩素の濃度と活性炭の吸着容量との関係から寿命および交換頻度が経済的に好ましくなるよう、その充填量が決定される。
【0026】
このような構成を備えた燃料電池発電システム、特に前処理装置1において、下水やし尿あるいは生ゴミや食品廃水の有機性廃棄物からメタン発酵処理により生成されたバイオガスは、水洗法、アルカリ吸着法、酸化吸着法のうち、いずれかの方法で硫黄化合物、酸、塩基等の不純物の濃度をそれぞれ数十ppmまで吸着した後、バイオガス入口3に供給される。
【0027】
バイオガスが第1容器5に充填された汎用活性炭9を通る間に、バイオガスに含まれる炭素数9〜13の飽和炭化水素や珪素数1〜5のシロキサン等の炭化水素系化合物が吸着される。なお、硫黄化合物、酸、塩基性の不純物もある程度吸着される。
【0028】
次に、バイオガスが第2容器7に充填された機能性活性炭10を通る間に、バイオガスに含まれる硫化水素および硫黄化合物が硫黄化合物吸着用活性炭11で吸着される。また、アンモニアや塩基性ガスは、アンモニア吸着用活性炭12で吸着される。さらに、塩素や塩酸は、塩素吸着用活性炭13で吸着される。
【0029】
そして、第2容器7の出口では、硫黄化合物が0.1ppm以下、アンモニアおよび塩素の各濃度が0.05ppm以下に低減されて燃料電池発電装置2に供給される。
【0030】
このように、本実施形態は、バイオガスに含まれている不純物のうち、水洗法、アルカリ吸着法、酸化吸着法等を用いても従来の前処理装置で吸着できなかった炭化水素系化合物を第1容器5の汎用活性炭9で吸着させ、さらに第2容器7の機能性活性炭10で硫黄化合物、酸、塩基等の不純物を吸着させてその濃度を低減させ、改質器等に用いている触媒の被毒を防止して燃料電池発電システムに長期間に亘って安定運転を行わせることができる。
【0031】
図2は、本発明に係る燃料電池発電システムの第2実施形態を示す概略系統図である。なお、第1実施形態の構成部品と同一構成部品には同一符号を付す。
【0032】
本発明に係る燃料電池発電システムは、運転中に第1容器5の汎用活性炭9が、予め決められた交換時期になった場合や例えば性能劣化等、何らかの事情で交換を余儀なくする場合、第1容器5の交換ができるように、第1容器5と並列に第1副容器16を設置するとともに、第1容器5の入口側および出口側のそれぞれに第1容器用入口止め弁14および第1容器用出口止め弁15を設ける一方、第1副容器16の入口側および出口側のそれぞれにも第1副容器用入口止め弁17および第1副容器用出口止め弁18を設け、さらに、第1容器5と第1副容器16との間に第1バイパス管19を設け、第1バイパス管19に第1バイパス容器用入口止め弁20、第1バイパス容器用出口止め弁21、第1バイパス副容器用入口止め弁22、第1バイパス副容器用出口止め弁23を設けたものである。
【0033】
また、本発明に係る燃料電池発電システムは、上述と同様に、運転中に第2容器7の機能性活性炭10が、予め決められた交換時期になった場合や例えば、性能劣化等何らかの事情で交換を余儀なくする場合、第2容器7の機能性活性炭10の交換ができるように、第2容器7の入口側および出口側のそれぞれに第2容器用入口止め弁24および第2容器用出口止め弁25を設けるとともに、第2容器7に第2バイパス弁26を介装した第2バイパス管27を設けたものである。
【0034】
次に、燃料電池発電システムの運転方法を説明する。
【0035】
上述の構成を備えた燃料電池発電システムにおいて、通常運転時、第1容器5は運転中、第1副容器16は待機中になっている。このとき、第1容器用入口止め弁14および第1容器用出口止め弁15は「開」、第1副容器用入口止め弁17および第1副容器用出口止め弁18は「閉」、第1バイパス管19の第1バイパス容器用入口止め弁20、第1バイパス容器用出口止め弁21、第1バイパス副容器用入口止め弁22、第1バイパス副容器用出口止め弁23は、「閉」になっている。
【0036】
この状態から、第1容器5の汎用活性炭4の交換時期がきたとき、第1副容器用入口止め弁17および第1副容器用出口弁18を「開」、第1容器用入口止め弁14、第1容器用出口止め弁15を「閉」とし、第1容器5から第1副容器16に運転を切り替えると、第1容器5の汎用活性炭9は容易に交換することができる。
【0037】
また、第2容器7においても、運転中、機能性活性炭10の交換時期がきたとき、第2バイパス管27の第2バイパス弁26を「開」、第2容器用入口止め弁24および第2容器用出口止め弁25を「閉」とし、第2バイパス管27を使用することにより、第2容器7の機能性活性炭10は交換することができる。
【0038】
この場合、第1容器5の汎用活性炭9も硫黄化合物、酸、塩基性の不純物の吸着能力を有しているため第2容器7の機能性活性炭10の交換作業による短期間のバイパス運転においても燃料電池発電装置2の改質器等の触媒を被毒させることはない。
【0039】
なお、第1容器5と第1副容器16とを使用し、汎用活性炭9の能力を充分に活用する場合、第1バイパス管19を使用し、第1容器5と第1副容器16とを連通させて運転させてもよい。この場合、第1容器用入口止め弁14を「開」、第1容器用出口止め弁15を「閉」、第1副容器用入口止め弁17を「閉」、第1副容器用出口止め弁18を「開」、第1バイパス容器用出口止め弁20を「閉」、第1バイパス容器用出口止め弁21を「開」、第1バイパス副容器用入口止め弁22を「開」、第1バイパス副容器用出口止め弁23を「閉」とする。
【0040】
このように、本実施形態は、第1容器5と並列に第1副容器16を設け、第1容器5と第1副容器16との間に第1バイパス管19を設けるとともに、第2容器7にも第2バイパス管27を設けたので、吸着能力の低下した汎用活性炭9および機能性活性炭10を容易に交換させて吸着能力を高く維持することができる。
【0041】
図3は、本発明に係る燃料電池発電システムの第3実施形態を示す概略系統図である。なお、第1実施形態の構成部品と同一構成部品には同一符号を付す。
【0042】
本実施形態に係る燃料電池発電システムは、前処理装置1の第2容器7とバイオガス出口8との間に検出器28とガス濃度演算器29を備えた遮断弁30とを設けたものである。
【0043】
ここで、検出器28は、燃料電池発電装置2の改質器等の触媒を被毒させる不純物、例えば、硫化水素、アンモニア、塩素、酸素等のうち、少なくとも一つ以上の濃度を検出できるようになっている。
【0044】
また、ガス濃度演算器29は、検出器28から検出された実ガス濃度と比較する予め設定した許容濃度信号を入力しておき、許容値を超えて偏差が出たとき、偏差を演算して警報を出すとともに、遮断弁30を閉じる指令を出すようになっている。
【0045】
このような構成を備えた燃料電池発電システムにおいて、バイオガスは、第2容器7の機能性活性炭10でバイオガス中の不純物が十分吸着されない状態で検出器28に流れると、ここで燃料電池発電装置2の改質器等の触媒を被毒させる、例えば硫化水素、アンモニア、塩素、酸素のうち、いずれかのガス濃度が検出される。
【0046】
検出されたガス濃度は、ガス濃度演算器29に与えられ、予め定められた許容値と比較される。ガス濃度演算器29は、偏差が出ると、その偏差を基に警報信号と遮断指令とを演算し、警報を出すとともに、遮断弁30を閉鎖させる。
【0047】
このように、本実施形態は、第2容器7の出口側に検出器28とガス濃度演算器29を備えた遮断弁30とを設け、検出器28で検出されたバイオガス濃度がガス濃度演算器29の許容設定値を超えたとき、警報信号を出し、遮断弁30を遮断させる指令を出すので、燃料電池発電装置2に安全かつ安定運転を行わせることができる。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明の通り、本発明に係る燃料電池発電システムおよびその運転方法によれば、バイオガス中の被毒ガスとなる不純物を吸着する前処理装置において、汎用活性炭と機能性活性炭とを組み合せることにより、優れた不純物吸着性能を発揮するとともに、活性炭の寿命を改善して運転コストを低減することができる。
【0049】
また、運転中、活性炭を交換できる手段を備えて断続的に運転を続行させるので、稼働率を向上させることができる。
【0050】
さらに、バイオガス中の不純物のガス濃度検出手段と不純物の濃度が高いとき、ガスの流れを遮断する手段とを組み合せたので、安全かつ安定運転を維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池発電システムの第1実施形態を示す概略系統図。
【図2】本発明に係る燃料電池発電システムの第2実施形態を示す概略系統図。
【図3】本発明に係る燃料電池発電システムの第3実施形態を示す概略系統図。
【符号の説明】
1 前処理装置
2 燃料電池発電装置
3 バイオガス
5 第1容器
7 第2容器
8 バイオガス出口
9 汎用活性炭
10 機能性活性炭
11 硫黄化合物吸着用活性炭
12 アンモニア吸着用活性炭
13 塩素吸着用活性炭
14 第1容器用入口止め弁
15 第1容器用出口止め弁
16 第1副容器
17 第1副容器用入口止め弁
18 第1副容器用出口止め弁
19 第1バイパス管
20 第1バイパス容器用入口止め弁
21 第1バイパス容器用出口止め弁
22 第1バイパス副容器用入口止め弁
23 第1バイパス副容器用出口止め弁
24 第2容器用入口止め弁
25 第2容器用出口止め弁
26 第2バイパス弁
27 第2バイパス管
28 検出器
29 ガス濃度演算器
30 遮断弁

Claims (7)

  1. 有機性廃棄物から発生したバイオガスに含まれる不純物を処理する前処理装置と、この前処理装置で処理した燃料を改質させて電気化学的に発電する燃料電池発電装置とを備えた燃料電池発電システムにおいて、前記前処理装置は、活性炭を充填する容器を少なくとも二つ以上にして直列に接続するとともに、直列に接続する前記容器のうち、上流側はバイオガスに含まれた炭素数9以上の飽和炭化水素、または炭化水素系化合物を吸着する汎用活性炭を充填した第1容器と、下流側はバイオガスに含まれた酸、塩基、硫黄のうち、少なくとも一つ以上を吸着する機能性活性炭を充填した第2容器とを備えたことを特徴とする燃料電池発電システム。
  2. 前記第2容器に充填した機能性活性炭は、硫黄化合物吸着用活性炭、アンモニア吸着用活性炭、塩素吸着用活性炭を層状に充填したことを特徴とする請求項1記載の燃料電池発電システム。
  3. 前記第1容器は、これを2基に分割して並列に配置し、前記第2容器は、1基のみとし、これに並列に配置するバイパス系を備えたことを特徴とする請求項1記載の燃料電池発電システム。
  4. 前記第2容器の出口側に、バイオガスに含まれる不純物を検出する検出器と、この検出器から検出した信号に基づいてバイオガスの供給を遮断させる遮断弁とを備えたことを特徴とする請求項1記載の燃料電池発電システム。
  5. 前記遮断弁は、バイオガスに含まれる不純物を検出した実検出信号に、予め定められた設定許容信号とを突き合せ、偏差が出たとき、その偏差に基づいて遮断指令を演算するガス濃度演算器を備えたことを特徴とする請求項4記載の燃料電池発電システム。
  6. 有機性廃棄物から発生したバイオガスに含まれる不純物を処理する前処理装置と、この前処理装置で処理した燃料を改質させて電気化学的に発電する燃料電池発電装置とを備え、前記前処理装置で不純物が処理され、改質された後の前記バイオガスで発電を行う燃料電池発電システムの運転方法において、汎用活性炭を充填した並列2基の第1容器と、機能性活性炭を充填した第2容器とを備える前記前処理装置を運転させる際、運転中の前記第1容器に充填した汎用活性炭を交換するとき、一方の第容器を運転させ、残りの第容器を待機させておき、運転中の第容器の汎用活性炭の交換の際、待機中の第容器に切り替えて運転を継続させることを特徴とする燃料電池発電システムの運転方法。
  7. 有機性廃棄物から発生したバイオガスに含まれる不純物を処理する前処理装置と、この前処理装置で処理した燃料を改質させて電気化学的に発電する燃料電池発電装置とを備え、前記前処理装置で不純物が処理され、改質された後の前記バイオガスで発電を行う燃料電池発電システムの運転方法において、汎用活性炭を充填した第1容器と、機能性活性炭を充填した第2容器とを備える前記前処理装置を運転させる際、運転中の前記第2容器に充填した機能性活性炭を交換するとき、前記第2容器に並列に配置するバイパス系を使用し、前記第2容器の機能性活性炭を交換することを特徴とする燃料電池発電システムの運転方法。
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