JP4049559B2 - 検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検査装置に関し、特に作業効率が高いとともに組立ラインのレイアウト変更にも容易に対応させることができる検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、各種の工業製品を製造・販売する場合には、製品の品質を一定レベルにする必要があるため、生産・組立ラインの途中、若しくは最後において、一定の品質検査を行っている。磁気テープカートリッジの製造工場においても、規格で定められた基準や、メーカーの社内で決められた基準を満たしているかを確認するため、一定の検査を行っている。
【0003】
ところで、従来の品質検査は、その検査項目が実行できる程度に製品の製造・組立が完了した後に、人や、検査装置により、一つの検査項目ずつ行っていた。例えば製品の可動部分が正常に動くかどうかを確認するような検査は、その可動部分の組立が完了した後に検査担当者が手で動かして検査したり、検査装置により、作動に必要な荷重が所定の値の範囲に入っているかを確認したりして検査していた。そして、複数の検査を行う場合には、一つの検査項目の検査が終了した後に、他の検査装置を使用して次の検査を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のように1つの検査が終了した後に次の検査を行う場合、それぞれの検査について専用の検査装置が必要とされ、それぞれの検査装置で検査を始める度に検査対象の製品を固定して、位置決めした後に検査を始めなければならなかった。従って、検査装置の設備、及び検査装置を設置するスペースの面から設備コストが嵩むとともに、作業に手間、時間がかかるという問題があった。
【0005】
また、組立ラインは、生産量や、製品仕様の変更等に応じてレイアウトを適宜変更していく必要があるが、従来、複数の検査装置がある場合、組立ラインに合わせてそれぞれを設置しなおす必要があった。そして、検査装置は、一般に測定の正確さが要求されることから、検査装置を移動した場合には、装置の水平を確認したり、測定結果が正確であるかの確認、その他の検査装置固有の設定をする必要がある。そのため、組立ラインのレイアウトを変更する度にこれらの設置、確認をすることは極めて煩雑であり、需要者のニーズに合わせて製品を改良し、増産して行くにあたり障害となっていた。
【0006】
そこで、本発明では、これらの問題に鑑み、検査の作業を高速・効率化し、組立ラインの変更にも容易に対応することができる検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
組立ラインに直結され、組立終了後のワークの検査を行う検査装置であって、組立終了後のワークを搬入する搬入部と、前記ワークを検査する台である検査台と、検査終了後のワークを搬出する搬出部と、前記搬入部に搬入されたワークを前記検査台へ移送するとともに、前記検査台において検査が終了したワークを前記搬出部へ移送する移送装置と、前記検査台に移送されたワークを検査する間固定する固定手段とを備え、前記検査台に前記ワークが固定されている間に複数の検査を並行して行う構成において、前記ワークは、磁気テープカートリッジであって、前記磁気テープカートリッジは、リーダピンとリーダピンバネを有し、前記リーダピンは、磁気テープの先端に固定され、前記リーダピンバネは、カートリッジケース内の前記磁気テープの引出口に前記リーダピンを保持して構成されており、前記リーダピンと、このリーダピンを保持するリーダピンバネの接触の可否を検査する接触検査装置を備え、前記接触検査装置は、前記リーダピンと前記リーダピンバネの接触部を撮像するCCDカメラと、前記CCDカメラの両側からそれぞれ前記接触部を照らす2つの照明と、前記CCDカメラで撮像された画像の分析及び接触の可否を判断する画像処理装置と、を有して構成されることを特徴とする。
【0008】
これらの複数の検査項目としては、いわゆるLTO(Linear Tape Open)規格に準拠した磁気テープカートリッジ等の場合、a.誤消去防止爪を開閉するのに必要な力を測定するライトプロテクト作動力検査、b.スライドドアを開くのに必要とする力を測定するドア開力検査、c.リールロックを解除するのに必要な力を測定するリールロック解除力検査、d.リーダピンを保持するリーダピンバネと前記リーダピンとの接触状態を検査するリーダピンバネ接触検査、の4つをあげることができる。これらの検査項目のうち、少なくとも2つの検査項目の検査を並行して行うように構成すると良い。もちろん、他の検査項目をさらに追加するようにしてもよい。
【0009】
このような検査装置によれば、搬入部へ搬入されてきたワークを移送装置が検査台へ移送し、固定手段がこのワークを固定している間に、複数の検査項目を並行して行うので、従来、各検査において行っていた固定作業が一回で済むと共に、同時に並行して検査を行うことから検査に要する時間も短縮することができる。また、本発明の検査装置は、接触検査装置を備えるため、2つの照明で照らしたリーダピンとリーダピンバネの接触部をCCDカメラで撮像し、画像処理装置の制御部により、CCDカメラで撮像した画像を分析する。その結果、リーダピンとリーダピンバネの間に影があれば、リーダピンとリーダピンバネの間に隙間がある(リーダピンとリーダピンバネが接触していない)とわかるので不良品と判断することができ、影がなければ、隙間がない(リーダピンとリーダピンバネが接触している)とわかるので、良品であると判断することができる。
本発明の検査装置によれば、接触検査装置によりリーダピンとリーダピンバネの接触の可否を検査するだけで、リーダピンとリーダピンバネが良品であるか不良品であるかを判断することができる。
このため、リーダピンとリーダピンバネの状態を検査するために、例えば、従来のように、リーダピンとリーダピンバネに接触して、リーダピンをリーダピンバネから着脱する際のリーダピンの力量を測定する接触式検査を行う場合、装置の構造が複雑となり、1台の検査装置に組み込むことが困難であったところ、本発明の検査装置によれば、比較的構造の簡単な接触検査装置を用いるため、1台の検査装置に組み込むことが可能となり、1ステーションでの並行検査を実現することができる。したがって、検査の作業効率をより向上させることができる。
【0010】
また、磁気テープカートリッジでは、磁気テープカートリッジを固定しない状態で、カートリッジケースの平坦度検査をする必要があることから、前記移送手段が前記検査台にワークである磁気テープカートリッジを移送した後、前記固定手段が固定する前、又は前記複数の検査の終了後、前記固定手段による固定を解除した後にカートリッジケース下面の平坦度を検査するカートリッジケース平坦度検査を行うのが望ましい。
【0011】
このようにすることで、磁気テープカートリッジに必要な検査を、より迅速に行うことが可能となる。
【0012】
また、組立ラインのレイアウト変更があった場合には、この検査装置のみを移動して、搬入部が組立ラインと直結するように設置し、この検査装置についてのみ、水平出しや設定を行えば済むので、容易に組立ラインのレイアウト変更に対応することができる。このように、2つの検査を同時に並行して行うことは、一見容易に見えるが、従来行われていなかったものであり、本発明によれば、生産システムの効率化を進めることができる。
【0013】
なお、ここで並行して検査を行うというのは、厳密に同時に検査を開始して同時に終るという意味ではない。単に、ある検査が終った後に、次の検査を行うという動作ではなく、ある検査が終る前に同時に他の検査も行うことを意味する。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明をLTO規格に準拠した磁気テープカートリッジに適用した実施の形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は本発明の実施の形態に係る検査装置の全体平面図である。なお、図1において説明の便宜上、右をX方向、下をY方向、紙面手前側をZ方向とする。図1に示すように、本実施形態の検査装置1は、組立終了後の磁気テープカートリッジWを搬入する搬入部2と、前記磁気テープカートリッジWを検査する台である検査台5と、検査台5において検査が終了した磁気テープカートリッジWを搬出する搬出部3と、前記搬入部2に搬入された磁気テープカートリッジWを前記検査台5へ移送するとともに、前記検査台5において検査が終了した磁気テープカートリッジWを前記搬出部3へ移送するロボット6と、前記検査台5に移送された磁気テープカートリッジWを検査する間固定する固定手段7とを備える。そして、磁気テープカートリッジWの検査をする装置として、ライトプロテクト作動力検査装置(以下、「作動力検査装置」という。)10、ドア開力検査装置20、リールロック解除力検査装置(以下、「解除力検査装置」という。)30、リーダピンバネ接触検査装置(以下、「接触検査装置」という。)40、カートリッジケース平坦度検査装置(以下、「平坦度検査装置」という。)50、カートリッジメモリのリード・ライトテスト装置(以下、「CM検査装置」という。)60とが備えられている。
【0015】
[磁気テープカートリッジW]
まず、本実施の形態で検査対象のワークとなる磁気テープカートリッジWの概要について説明する。
図3は一実施形態に係る磁気テープカートリッジWの構成部品を示す分解斜視図である。図3に示すように、磁気テープカートリッジWは、カートリッジケース101となる下ハーフ101A及び上ハーフ101Bの内部に、磁気テープMTが巻装されたリール102、ロックプレート103、圧縮コイルバネ104、リリースパッド105、スライドドア106、ねじりコイルばね107、誤消去防止爪108、カートリッジメモリ109、及びリーダピンバネ110が内装されて構成されている。
【0016】
カートリッジケース101の一側壁の隅部近傍には、下ハーフ101A及び上ハーフ101Bに跨って磁気テープMTを引き出すための磁気テープ引出口101Cが形成されている。磁気テープ引出口101Cは、スライドドア106が下ハーフ101Aの側壁111a及び上ハーフ101Bの側壁111bに沿ってスライド移動することにより開閉される。スライドドア106は、二つのコイル部を有するねじりコイルばね107により、閉方向に常時付勢されている。
【0017】
下ハーフ101A及び上ハーフ101Bは、それぞれカートリッジケース101の半分を形成し、この二つを組み合わせることでカートリッジケース101が構成されている。
下ハーフ101Aの底板101Eの内側には、スライドドア6がスムーズにスライドできるように、側壁111aの内側に沿って浅いガイド溝113aが形成されている。また、図3において向かって左側の側壁である側壁112a,112bに跨って、誤消去防止爪108が開閉される操作窓115が開口されている。
【0018】
上ハーフ101Bの内面は、図示はしないが、下ハーフ101Aの内面とほぼ対称に形成されており、スライドドア106の上端をガイドするガイド溝113bが開口部101Cの内側に側壁111bに沿って形成されている。
【0019】
誤消去防止爪108は、操作窓115に面した板状の前面部108aをその主体とし、下ハーフ101Aに向かって先端が円柱形状のガイド突起108bが前面部108aの裏側に一体に成形されている。前面部108aの操作窓115に面する外面側には、ユーザが誤消去防止爪108を開閉するために係止する部分である爪部108cが上下に延在するリブ形状として突出している。
下ハーフ101Aの底板101Eの前記ガイド突起108bに対応する位置には、長円形のガイド穴101Fが側壁112aに沿って形成されており、前記ガイド突起108bがこのガイド穴101Fに嵌まり合うことで、誤消去防止爪108が側壁112aに沿ってスライド移動することが可能になっている。また、上ハーフ101Bの誤消去防止爪108が位置する内面には、前面部108aの裏面に沿ってガイドリブ101Gが突設されている。誤消去防止爪108はガイドリブ101Gによりその上部がスライド移動可能に案内されている。また、誤消去防止爪108は、図示しない可撓性のあるリブが前面部108aの裏側に突設され、ガイドリブ101G等に形成された図示しない溝と停止位置で嵌り合うことで、書込み可側、書込み不可側の停止位置で、所定の節度を持って停止するように構成されている。
【0020】
磁気テープMTの先端には、金属で構成されたリーダピン118がクリップ119によりクランプされている。このリーダピン118は、記録再生装置が磁気テープ引出口101Cから磁気テープMTを引き出すために係合する部分となる。リール102のカップ状ハブ102Aの下面には、リール102を回転駆動するためのフェースギヤ102C(図6参照)が形成されており、このフェースギヤ102Cが下ハーフ101Aの底板101Eの中央に形成された円形開口101Dから露出している。
【0021】
下ハーフ101Aの底板101Eの磁気テープ引出口101C付近には、磁気テープ引出口101Cに向けて広がったU字形状の係合凹部116aが、同様に上ハーフ101Bには係合凹部116bが形成されている。この係合凹部116a,116bは、リーダピン118がカートリッジケース101内に入った時に収まる部分であり、U字形状の開口側からリーダピン118の両端部が入り始め、U字形状の奥の半円部分にリーダピン118の両端部が入り込むことでリーダピン118が収納される。リーダピン118が収まる前記係合凹部116a,116bの側方からは金属板からなるリーダピンバネ110のV字形の押圧子110aが張り出している。リーダピン118をカートリッジケース101から脱着する際には、この押圧子110aがリーダピン118と干渉するように押圧子110aの形状が設定されており、押圧子110aを変形させながら脱着させることにより、リーダピン118の収納時にリーダピン118を所定の荷重で仮固定することができるようになっている。
そして、このリーダピンバネ110は、下ハーフ101A及び上ハーフ101Bのそれぞれの内面に形成された細い位置決め溝117a,117bに入り込むことでその位置が決められている。
【0022】
ロックプレート103は、リール102のカップ状ハブ102A内に収容可能な円板状のプレート本体103Aを有し、その下面の周辺部には、カップ状ハブ102Aの底板102Bに突設された凹凸係合面102Eに係脱可能な放射状の刃筋を有する断面三角形の凹凸係合面103Bが形成されている。また、前記プレート本体103Aの上面中央部には、前記上ハーフ101Bの内面中央部に突設された図示しない4本の係合突起が挿入される十字状の係合筒部103Cが突設されている。そして、このロックプレート103は、係合筒部103Cに外装されて上ハーフ101Bとの間に介設される圧縮コイルばね104によって下方に付勢され、その下面の凹凸係合面103Bがカップ状ハブ102Aの底板102B上の各凹凸係合面102Eに係脱自在に係合する。
【0023】
リリースパッド105は、角部の輪郭を円弧状とした概略正三角形の板状に形成されて前記カップ状ハブ102Aの底板102Bとロックプレート103との間に介設されるパッド本体105Aを有する。各角部の下面には、前記カップ状ハブ102Aの底板102Bに形成された3個(1個のみ図示する。)の導出孔102Dにそれぞれ挿通される円柱状の3本(2本のみ図示する。)のロック解除ピン105Bが角部の円弧状周面に連続して突設されている。また、前記パッド本体105Aの中央部には、ロックプレート103のプレート本体103Aの下面中央部に形成された図示しない球面突起に点接触する球面突起105Dが形成されている。
【0024】
このように、リリースパッド105、ロックプレート103、圧縮コイルバネ104、及びリール102の導出孔102Dによりリール102の回転をロックするリールロック機構が構成されている。リール102のロックを解除する時には、ドライブ装置の駆動用のフェースギヤがリール102側のフェースギヤ102Cと噛み合うと同時に、リリースパッド105のロック解除ピン105Bを押し上げ、さらにリリースパッド105がロックプレート103を押し上げることでロックプレート103の凹凸係合面103Bと、リール102の凹凸係合面102Eとの係合を解き、ロックを解除するようになっている。
【0025】
[検査装置1]
次に、図1を参照しながら、検査装置1の搬入部2、搬出部3、検査台5、ロボット6、固定手段7についてそれぞれ説明する。
【0026】
搬入部2は、ローラコンベヤ、ベルトコンベヤ等の搬送装置により、組立完了後の磁気テープカートリッジWを搬入して一定位置に待機させる装置である。本実施の形態では、ベルトコンベヤ2aの始端部を組立ラインのベルトコンベヤに連結させ(図示せず)、ベルトコンベヤ2aの終端部に磁気テープカートリッジWを停止させるストッパ2bを設けることで、組立が完了した磁気テープカートリッジWが自動的に検査装置1に搬入され、一定位置で停止するようになっている。なお、搬入部2を構成する搬送装置は、コンベヤ類に限らず、ロボット等によりワークを把持して所定位置に搬入する装置であっても構わない。
【0027】
搬出部3は、ローラコンベヤ、ベルトコンベヤ等の搬送装置により、検査終了後の磁気テープカートリッジWを搬出する装置である。本実施の形態では、ベルトコンベヤ3aの始端部3bに検査終了後の磁気テープカートリッジWを載置することにより、検査装置1から次の工程へ磁気テープカートリッジWを搬出するように構成されている。ベルトコンベヤ3aの終端部は、例えば、人による目視検査の工程へ連結されたり、梱包の工程へ連結されたりする。なお、搬出部3を構成する搬送装置は、搬入部2と同様、コンベヤ類に限らず、ロボット等を利用しても構わない。
【0028】
検査台5は、磁気テープカートリッジWの所定の検査をするために、磁気テープカートリッジWを載置する台である。本実施の形態では、平坦度検査装置50の一部を兼ねて構成されている。本実施形態の検査台5は、磁気テープカートリッジWの4つの角のうち、3つの角の近傍の下面を支える3本のピン5aにより構成されている。3本のピン5aは、図1に示す平面視において、磁気テープカートリッジWの左上、右上、右下の3箇所の角部近傍を下から支えるように位置している。3本のピン5aの上端の高さは同一となっており、磁気テープカートリッジWの下面は、水平になるように支持される。
なお、本実施の形態では、平坦度検査を行うためにこのような3本のピン5aにより検査台5を構成しているが、平坦度検査を行わない場合には、ワークを一定の姿勢で支持することさえできれば、どのような台であっても良い。例えば磁気テープカートリッジWの下面と同様の形状を有する平面状の台であっても良いし、磁気テープカートリッジWを立てた姿勢で支持するような台であっても構わない。
【0029】
ロボット6は、図2に示すように多軸多関節を有する汎用型ロボットであり、そのロボットのアーム6a先端のハンド部6bには、磁気テープカートリッジWの側部を挟持するのに適当なチャック部6cを2つ備えている。2つのチャック部6cは、アーム6aの軸に対して、軸対称に配置されており、ハンド部6bをアーム6aの軸周りに180度回転させることで、互いの位置を入れ替えることができるようになっている。
ロボット6が、磁気テープカートリッジWを移送させる際には、まず、両方のチャック部6cに何も持たない状態で、搬入部2から組立完了後の磁気テープカートリッジWを一方のチャック部6cで把持し、ハンド部6bを検査台5の上部へ移動させる。このハンド部6bを移動させる途中、又は移動させた後等にアーム部6aに対しハンド部6bを180度回転させることにより、磁気テープカートリッジWを把持していない他方のチャック部6cが下向きになった状態となる。そして、検査台5上の磁気テープカートリッジWの検査が終了したならば、ハンド部6bを下降させて空いたチャック部6cで検査終了後の磁気テープカートリッジWを把持して取り上げるとともに、ハンド部6bをアーム部6aに対し180度回転して検査前の磁気テープカートリッジWを下向きにし、ハンド部6bを下降させて検査台5の上に磁気テープカートリッジWを載置する。さらに、ハンド部6bをアーム部6aに対し180度回転させつつ搬出部3上へ移動させ、検査終了後の磁気テープカートリッジWを搬出部3の上に載置する。
なお、移送装置としてのロボット6は、ハンド部6bに1つのチャック部を備えるだけでも良く、また、汎用のロボットではなく、専用のクレーン等でワークを搬入部2から検査台5へ、また検査台5から搬出部3へと移送させるように構成しても良い。
【0030】
固定手段7は、図1における磁気テープカートリッジWの上側及び右側を支持する支持ピン7aと、磁気テープカートリッジWをX方向に関し固定するX軸固定パッド7bと、磁気テープカートリッジWをY方向に関し固定するY軸固定パッド7cと、磁気テープカートリッジWをZ方向に関し固定するZ軸固定パッド7dとから構成されている。
支持ピン7aは、磁気テープカートリッジWの図1における上側及び右側をそれぞれ2本ずつのピンで支持している。
X軸固定パッド7bは、磁気テープカートリッジWが載置された後、ポリアセタール系の樹脂からなる当接部7eをエアスライドテーブル等の往復駆動手段により平行移動させて、磁気テープカートリッジWの図1における左側から当接させる。これにより、支持ピン7aとの間で磁気テープカートリッジWをX方向に関し固定する。
同様に、Y軸固定パッド7cも、ポリアセタール系の樹脂からなる当接部7fを備え、当接部7fを往復駆動手段によりY方向に移動させて、磁気テープカートリッジWをY方向に固定する。Z軸固定パッド7dも、ポリアセタール系の樹脂からなる当接部7gを備え、2つの往復移動手段により、当接部7gをX方向に移動させて磁気テープカートリッジWの上部に位置させ、さらに下方に移動させて磁気テープカートリッジWを検査台5との間でZ方向に挟持して固定することが出来るように構成されている。
なお、ポリアセタール系の樹脂を使用しているのは、カートリッジケース101を傷つけないためであり、カートリッジケース101の材料より柔らかい材料であれば、適宜他の材料を使用することができる。
【0031】
次に、検査装置1の一部を構成する、各検査項目を測定する検査装置について順に説明する。
【0032】
[作動力検査装置10]
図4は、誤消去防止爪108をスライド移動させるのに必要な荷重を測定する作動力検査装置の一部破断斜視図である。
作動力検査装置10は、図4に示すように、爪部108cに係合する操作アーム11が、誤消去防止爪108のスライド方向(X方向)の圧縮、引張荷重を測定することが出来るロードセル12に固定され、一体に動くことが可能になっている。そして、この操作アーム11がロードセル12と共に、エアスライドテーブル13によりワークである磁気テープカートリッジWに近接、離間する方向(Y方向)に平行移動可能であり、さらに、サーボモータ17で駆動されるボールネジスライダー16によりX方向に平行移動できるように構成されている。
【0033】
操作アーム11は、断面四角形の棒の先端が爪部108cと沿うように楔形に尖った形状をしており、楔の先端には爪部108cの厚さより僅かに広い隙間の係止溝11aが形成されている。操作アーム11の楔形の稜線(Z方向)の長さは爪部108cの長さより若干短く、操作アーム11が近接することで爪部108cに係止溝11aが外嵌できるようになっている。このように、操作アーム11の先端には係止溝11aが形成されて、この係止溝11aが爪部108cに外嵌できるようになっているので、爪部108cを開く方向、及び閉じる方向の両方に操作力を加えることができる。なお、操作アーム11は本実施の形態では断面四角の棒状をしているが、その先端が爪部108cに外嵌できるような溝を有していれば、磁気テープカートリッジWの方向に向けて自由な形状をとることができる。
また、LTO規格に準拠した磁気テープカートリッジWの場合、係止溝11aの幅は、1.14〜1.16mmとし、楔の挟み角は50〜60度とすることで、爪部108cに外嵌する際にもカートリッジケース101に干渉することがない。
【0034】
ロードセル12は、圧縮、引張荷重の両方を測定することができる測定子のユニット部分であり、ストレインゲージ又は圧電結晶等を内装して構成され、物性値の変化を検知する部分である。ロードセル12が検知した物性値は、出力ケーブル12aにより信号として出力され、公知の増幅器Pにより、荷重として出力されて、測定値を管理する図示しないコンピュータへ出力される。
【0035】
エアスライドテーブル13は、空気圧によってスライドするテーブルで公知の装置である。エアスライドテーブル13は、下テーブル14とその上をスライド移動する上テーブル15とから構成されている。下テーブル14には、レール14aがY方向に沿って突設され、上テーブル15の溝15aがレール14aに嵌りあってスライド移動可能になっている。上テーブル15の上面には、前記ロードセル12が固定されており、エアスライドテーブル13によりロードセル12をY方向へ往復移動させることが可能である。下テーブル14上面の、上テーブル15の移動方向両端には上テーブル15の移動量を規制するストッパー14b,14bが設けられている。そして、ストッパ14b,14bには上テーブル15が当接するストロークアジャスタ14c,14cが螺合されている。上テーブル15の動作は、ストロークアジャスタ14c,14cに当接することで停止するので、ストロークアジャスタ14c,14cの調整により上テーブル15の停止位置を微調整できるようになっている。また、下テーブル14には、エア制御装置に制御されるポンプに接続されたエアチューブ14d,14dが接続されており、この一方に前記ポンプによりエアを吹き込むと上テーブル15が磁気テープカートリッジWに近づく方向へ、他方へエアを吹き込むと上テーブル15が磁気テープカートリッジWから遠ざかる方向へ移動する。
【0036】
前記ストロークアジャスタ14c,14cは、操作アーム11が誤消去防止爪108に近づいた時には、操作アーム11の先端が誤消去防止爪108の前面部108cの直前で止まるように調整され、一方、操作アーム11が遠ざかった時には、磁気テープカートリッジWの移送の妨げにならない適度な位置まで後退できるように調整されている。
【0037】
なお、エアスライドテーブル13は、ロードセル12をY方向に平行移動させることを目的とした装置であるので、その機能を果たすものであれば、エアスライドテーブルに限らず、単軸アクチュエータ等でもよい。但し、機敏な動作速度及び組立ライン内での動力の供給やコスト面を考慮すると、エアスライドテーブルを用いるのが望ましい。
【0038】
ボールネジスライダー16は、エアスライドテーブル13をX方向へ平行移動させる装置である。ボールネジスライダー16は、主にサーボモータ17と、ガイド枠18と、ボールネジ軸19aと、ボールナットテーブル19bとから構成されている。サーボモータ17は図示しない回転制御装置Rにより回転制御がなされるモータである。サーボモータ17の図示しない回転軸は、ボールネジ軸19aと同軸上で結合され、サーボモータ17の本体はガイド枠18の外壁に固定されている。ガイド枠18は、ボールナットテーブル19bをスライド可能に支持する長方形でロ字形の枠であり、向かい合う短辺の枠部18a,18aの略中心に前記ボールネジ軸19aが同軸上で回転可能に支持されている。向かい合う長辺の枠部18b,18bの内側には、ガイド溝18cが長手方向(X方向)に沿って設けられている。ボールナットテーブル19bは、長辺側の枠部18b,18bの内側に嵌りこんだ外観が箱状のテーブルであり、前記枠部18b,18bのガイド溝18cに入り込む図示しない突部により、X方向に平行移動することが可能である。このガイド溝18cと前記突部は、レールとなる丸棒と、その丸棒に外嵌されるボールナットテーブルの貫通穴等で構成される場合もある。また、ボールナットテーブル19bは、ボールネジのナットがその内部に構成され、ボールネジ軸19aが挿入されて、回転されることで、X方向への往復駆動がなされる。ボールナットテーブル19bの上面には、前記エアスライドテーブル13の下テーブル14が固定されており、操作アーム11はエアスライドテーブル13を介して、ボールネジスライダー16によりX方向に往復移動可能である。
【0039】
ボールネジスライダー16は、操作アーム11をX方向に平行移動させることを目的とするものであるから、ボールネジ機構とサーボモータを利用するものに限らず、単軸アクチュエータ、単軸ロボット等を使用することもできるが、本実施の形態の場合、荷重測定方向に操作アーム11を移動させるものであるため、不要な振動を生じることなく正確な位置制御ができる前記機構を用いるのが望ましい。
【0040】
以上のような構成を有する作動力検査装置10は、次のように作動する。
まず、書込み可側になっている誤消去防止爪108に対し、操作アーム11は、係止溝11aが爪部108cと同じX位置になる位置で待機している。磁気テープカートリッジWが位置決めされると、エア制御装置は、上テーブル15が磁気テープカートリッジWに近づくようにエアチューブ14dの一方にエアを送るようにバルブを制御する。すると、上テーブル15は誤消去防止爪108側へスライド移動する。これに伴い操作アーム11も誤消去防止爪108側へ平行移動し、係止溝11aが爪部108cに外嵌し、上テーブル15がストロークアジャスタ14c,14cに当接したところで、上テーブル15が停止する。上テーブル15が停止したことを示す信号は回転制御装置Rに伝えられる。
【0041】
次に、回転制御装置Rは、サーボモータ17を一方向(正方向とする)へ回転させる。サーボモータ17に結合されているボールネジ軸19aは正方向に回転し、ナットテーブル19bがXの正方向へスライド移動する。これにより、操作アーム11はXの正方向へ平行移動し、係止溝11aで係止している爪部108cにXの正方向の力をかけ、誤消去防止爪108を書込み不可側へスライド移動させる。誤消去防止爪108はスライド移動するときに摩擦や部品の撓みにより所定の反力が発生するように構成されているので、この反力が操作アーム11にかかる。操作アーム11は、前記反力を圧縮力としてロードセル12に伝え、ロードセル12において、圧縮力が例えばストレインゲージを使用していれば微小な電気抵抗の変化として検出される。この電気抵抗の変化は、増幅器Pへ送られ、増幅器Pにおいて荷重に換算されて表示又は出力される。さらにサーボモータ17は回転し、誤消去防止爪108が完全に開く位置まで移動したら停止する。このスライド移動の制御はサーボモータ17とボールネジ機構により極めて精度良く行われるので、その位置の誤差は前後約20μmで行われる。ロードセル12はこの間同様にして誤消去防止爪108をスライド移動させるのに必要な荷重を測定し続け、増幅器Pでは逐次荷重に換算して、この間の最大値が表示される。
【0042】
次に、回転制御装置Rは、サーボモータ17を逆方向へ回転させ、ナットテーブル19bをXの負方向へスライド移動させることで操作アーム11をXの負方向へ平行移動させる。操作アーム11は誤消去防止爪108を書込み可側へ移動させ、誤消去防止爪108が完全に閉まるまでサーボモータ17は回転される。この間、ロードセル12は操作アーム11が爪部108cから受けた反力を検出しつづけて増幅器Pに信号を送り、増幅器Pにおいて、荷重に換算されて荷重の最大値が表示される。
【0043】
次に、エア制御装置は、エアチューブ14dの他方にエアを送るようバルブを制御し、上テーブル15がYの正方向へスライド移動する。上テーブル15はストロークアジャスタ14cに当接して停止し、エアの送りも停止され、装置のすべてが初期の待機状態に戻る。
【0044】
[ドア開力検査装置20]
次に、図5を参照しながら、磁気テープ引出口101Cを開閉するスライドドア106を開くのに必要な力を測定するドア開力検査装置20について説明する。なお、以下の各検査装置の説明において、作動力検査装置10と同様の構成については適宜説明を省略する。
ドア開力検査装置20は、スライドドア106の閉方向側の先端に当接してスライドドア106を開く棒状の測定子21がロードセル12と同様の圧縮荷重を測定するロードセル22の測定部22aに結合されている。ロードセル22と測定子21とは、前記ボールネジスライダー16と同様のボールネジスライダー23のボールナットテーブル23aに固定されることにより、スライドドア106の開閉方向(Y方向)に平行移動可能に構成されている。そして、測定子21は、Y方向に沿って配置され、測定子21の先端面21aは、スライドドア106の閉方向の延長線上に位置するように配置されている。
ロードセル22で検出した圧縮荷重の信号は、図示しない増幅器により荷重として出力されて、測定値を管理する図示しないコンピュータへ出力される。
【0045】
なお、ロードセル22を往復移動させる手段は、ボールネジスライダーに限らず、エアシリンダやエアスライドテーブルを用いても構わないが、測定子21とスライドドア106の当接時の振動を少なくして、スライドドア106の開き始めの荷重を正確に測定するためには、移動の位置と速度を適度に制御できる手段が望ましい。
【0046】
[解除力検査装置30]
次に、図6を参照しながら、解除力検査装置30について説明する。リール102のロックを解除するのに必要な荷重は、ドライブ装置の駆動用のフェースギヤがリリースパッド105を圧縮コイルバネ104に抗して押し上げるのに必要な荷重であるが、ここではリール102全体を所定高さ押し上げて、圧縮コイルバネ104を所定長さ縮めたときの荷重として測定する。
リールロック解除力検査装置30は、フェースギヤ102Cを押し上げる測定子31と、測定子31を下方から押し上げる連結ロッド32と、圧縮荷重を測定するロードセル33と、測定子31を前記ロードセル33とともに上下に平行移動させるエアシリンダ34とから構成されている。
測定子31はフェースギヤ102Cより若干小さい直径の円板状の板であり、上面は平坦に形成されている。もちろん、測定子31の上面にフェースギヤ102Cと噛みあうフェースギヤを形成させても構わない。測定子31は、不要な変形が無いように、金属板により構成されている。
ロードセル33は、ロードセル12と同様の荷重測定器である。荷重を検知する測定部33aには、前記連結ロッド32が上方の磁気テープカートリッジWへ向けて固定されており、連結ロッド32の上端は、前記測定子31の下面に固定されている。
【0047】
エアシリンダ34は、公知の一般的なエアシリンダであり、図示しない2つのエアの取り入れ口の一方にエアを吹き込むとピストンロッド34aが延出し、他方の入口にエアを吹き込むとピストンロッド34aが縮退するようになっている。本実施の形態では、ピストンロッド34aが上下に延出、縮退するように配置され、ピストンロッド34aの上端に前記ロードセル33が固定されている。リール102を所定高さ押し上げたところでピストンロッド34aが停止するように、図示しないストッパにより停止位置が調整されている。
【0048】
ロードセル33で検出した圧縮荷重の信号は、図示しない増幅器により荷重として出力されて、測定値を管理する図示しないコンピュータへ出力される。
【0049】
なお、ロードセル33を上下に移動させる手段はピストンロッドに限らずエアスライドテーブルやモータ等を使用することもできる。ピストンロッドを使用する場合にも、ロードセルの真下に配置するのではなく、側方に配置しても構わない。
【0050】
[接触検査装置40]
次に、リーダピン118とリーダピンバネ110の押圧子110aの接触状態を検査する接触検査装置40について説明する。図7に示すように、接触検査装置40は、2つの照明41と、CCDカメラ42と、CCDカメラ42で撮像された画像の分析及び接触の可否を判断する画像処理装置43とから構成されている。リーダピン118と、リーダピンバネ110(押圧子110a)とは、共に金属で構成されていることから、2つの照明41で照らされたリーダピン118及びリーダピンバネ110とをCCDカメラ42で撮像し、画像処理装置43でリーダピン118とリーダピンバネ110の間に影があれば、隙間があるので不良品であると判断し、影が無ければ良品であると判断するように構成されている。
【0051】
照明41は、発光ダイオード41aを平面上に縦横に複数並べて構成されている。このように複数の発光体を使用しているのは、リーダピン118とリーダピンバネ110の間に、隙間以外による不要な影が出来にくくするためであり、ある程度の面積で発光するものであれば、電球や蛍光灯であっても構わない。
2つの照明41は、CCDカメラ42の両側から、それぞれリーダピン118とリーダピンバネ110が接触する部分に向けて、接触部を照らすように設置されている。
【0052】
CCDカメラ42は、レンズ及びCCD撮像素子等からなる公知のCCDカメラであり、反射光をレンズで集光し、CCD撮像素子に像を結んだ後、明暗に応じた信号が出力される装置である。CCDカメラ42としては、撮像した画像を512×480等の直交座標上に配列された画素のデータとして得ることができ、さらに、各画素ごとに0〜255の256段階等の階調に分けたデータとして得ることができるものを使用する。
CCDカメラ42は、リーダピン118とリーダピンバネ110が接触する接線の方向にこの接触部を撮像するように設置され、少なくともこの接線方向から左右30度以内の位置に設置される。
【0053】
画像処理装置43は、CPU、記憶装置等を有するコンピュータであり、CCDカメラ42から出力された画像データを処理して、リーダピン118とリーダピンバネ110の接触の可否を判断するプログラムが実行されることにより構成されている。図8に示すフローチャートのように、画像処理装置43では、CCDカメラ42から出力された画像データを取得し(ステップS1)、この画像データに対し、各画素ごとに、階調が例えば100以上の画素を白、100未満の画素を黒とするように、所定の閾値を境にして白と黒とに分ける2値化処理を行う(ステップS2)。その後、リーダピン118と、リーダピンバネ110の接触する付近のみの領域の画像をトリミングして測定エリアを抽出する(ステップS3)。次に、その抽出された測定エリア内で、縦方向の連続した黒い線があるか否かを判断し(ステップS4)、黒い線があった場合にはリーダピン118とリーダピンバネ110とが接触していないと判定し(ステップS5)、黒い線が無かった場合には、リーダピン118とリーダピンバネ110とが接触していると判定する。
【0054】
このように、陰影でリーダピン118とリーダピンバネ110の接触を検査する場合、リーダピン118とリーダピンバネ110の間に全く影が出ないということはないが、前記した閾値を適宜調整することにより、不要な影を消すことは可能である。
【0055】
なお、リーダピン118とリーダピンバネ110の接触検査は、スライドドア106が開いていないとできないことから、本実施の形態では、前記ドア開力検査装置20が作動してスライドドア106が開いている間に測定を行う。
【0056】
[平坦度検査装置50]
次に、磁気テープカートリッジWの下面の平坦度を検査する平坦度検査装置50について図9を参照しながら説明する。図9は平坦度検査装置50の斜視図である。なお、図9において平坦度検査装置50以外の部分は省略して示す。
【0057】
平坦度検査装置50は、検査台5を兼ねる3本のピン5aと、カートリッジケース101の所定の位置の高さを測定するレーザセンサ51と、レーザセンサ51が測定した結果を受け取り、検査の判定をする図示しないコンピュータとから構成されている。
【0058】
3本のピン5aは、前記したように、その上端がそれぞれ同一高さになるように配置され、カートリッジケース101の4つの角のうち3つの角の近傍の下面を支持している。
【0059】
レーザセンサ51は、ピン5aが支持していない残りの角の近傍の下面の高さを測定するように配置されており、カートリッジケース101の下方からレーザを測定位置に向けて発光する発光部と、カートリッジケース101で反射したレーザを受光する受光部とを備え(図示せず)、レーザセンサ51と測定位置との距離をコンピュータへ出力する。コンピュータでは、レーザセンサ51から入力された距離が、予め設定された値の範囲内にあるか判断し、範囲内であれば、良品、範囲外であれば不良品であると判定するようなプログラムが実行される。
【0060】
[CM検査装置60]
次に、カートリッジメモリ109の書込み・読み取りの検査装置(CM検査装置60)について説明する。
カートリッジメモリ109は、磁気テープカートリッジWの固有の管理情報を電波により非接触で書き込み、読み取ることが可能な素子である。本実施の形態では、前記各検査の後に、正常に書込み及び読み取りが出来るか検査するとともに、生産管理情報を書き込んでいる。
図10に示すように、カートリッジメモリ109に対し書込み・読み取りのテストを行うためには、カートリッジメモリ109のリードライタ61にカートリッジメモリ109を所定の向きで接近させなければならないことから、前記各検査装置での検査が終了した後、ロボット6で磁気テープカートリッジWを取り上げ、搬出部3へ載置する途中にリードライタ61を設置し、ロボット6で前記所定の向きでリードライタ61に接近させて、カートリッジメモリ109の書込み・読み取りの検査を行うようにする。
【0061】
リードライタ61は公知の検査装置であり、その箱形の本体の上面の一部に、実際にカートリッジメモリ109に対し書込み・読み取りを行う電波発生部61aを備えている。
ロボット6は、磁気テープカートリッジWを、その内部に収納されているカートリッジメモリ109を前記電波発生部61aの上部に近づけるように移送する。この際、磁気テープカートリッジWの姿勢は、カートリッジメモリ109が収納されている側の一辺がリードライタ61の上面(電波発生部61a)に近く、前記一辺と対向する他辺がリードライタ61の上面から離れるように微妙に斜めにするのが望ましい。LTO規格に準拠した磁気テープカートリッジWの場合であれば、リードライタ61の上面との距離が、近接側で0.4±0.1mm、離れている他辺側で、2±0.3mmとなるようにロボット6にその位置をティーチングするとよい。
なお、このように磁気テープカートリッジWを移送するロボット6としては、6軸のロボットを使用するのが望ましい。
【0062】
[検査装置1の動作]
以上のような検査装置1によれば、次のようにして磁気テープカートリッジWの検査を効率的に行うことができる。
図示しない組立ラインで組み立てられた磁気テープカートリッジWは、搬入部2のベルトコンベヤ2aにより検査装置1内に搬入され、ストッパ2bにより所定位置に停止させられて待機する。検査台5では既に先に組み立てられた他の磁気テープカートリッジWの検査が行われている。先の磁気テープカートリッジWの検査が終了する前にロボット6が動作して、一方のチャック部6cにより把持される。
【0063】
先に検査されていた磁気テープカートリッジWの検査が終了したならば、固定手段7による固定が解かれ、ロボット6は他方の空いているチャック部6cで検査済みの磁気テープカートリッジWを把持し、取り上げる。ロボット6は、アーム部6aを中心にハンド部6bを180度回転させ、次の磁気テープカートリッジWを検査台5の上に載置する。
【0064】
次に、固定手段7のX軸固定パッド7b、Y軸固定パッド7c、Z軸固定パッド7dはそれぞれ一斉に作動して、磁気テープカートリッジWをX方向、Y方向、Z方向に固定する。
【0065】
次に、作動力検査装置10と、ドア開力検査装置20と、リールロック解除力検査装置30の3つが一斉に作動して、誤消去防止爪108の作動荷重、スライドドア106を開くのに必要な荷重、リール102を所定高さ押し上げるのに必要な荷重を測定する。ここで、ドア開力検査装置20がスライドドア106を開いている間に接触力検査装置40が作動してリーダピン118とリーダピンバネ110の接触部を撮像し、リーダピン118とリーダピンバネ110の接触、非接触を判定する。前記4つの検査が終了したならば、固定手段7が磁気テープカートリッジWの固定を解除する。
【0066】
次に、3本のピン5aに磁気テープカートリッジWが自然に載置されている状態で、平坦度検査装置50のレーザセンサ51が磁気テープカートリッジWの所定の位置の高さを測定し、カートリッジケース101の平坦度の良、不良を判定する。
【0067】
次に、ロボット6のチャック部6cが磁気テープカートリッジWを把持して取り上げ、リードライタ61の電波発生部61aにカートリッジメモリ109を合わせるように移送させて図10のようにリードライタ61の上面に対しカートリッジケース101の底板101Eを僅かに斜めにした姿勢で一瞬停止し、カートリッジメモリ109の書込み・読み取りの検査が終了したら、そのまま搬出部3のベルトコンベヤ3aに載置する。ベルトコンベヤ3aは検査済みの磁気テープカートリッジWを次の工程へ搬送する。
【0068】
このようにして、本実施の形態の検査装置1では、固定手段7がワークである磁気テープカートリッジWを一回固定動作をしている間に、並行して4つの項目の検査をワークに対して行うことにより、各検査についてワークを固定する時間が不要であると同時に各検査が同時に行われることで検査の効率化を図ることができる。
【0069】
また、組立ラインのレイアウト変更をする場合には、この検査装置1全体を組立ラインに合わせて移動させ、組立ラインの最後の部分と搬入部2とを連結させることで、簡単にレイアウト変更に対応することが出来る。このため、検査装置1に移動用のキャスタ及び移動しないように固定するブレーキを備えるようにすると、さらにレイアウト変更に容易に対応することができる。また、組立ラインのレイアウト変更に対応させた後、検査装置1の水平合わせ等の調整をする場合も、本実施の形態の検査装置1によれば、検査装置1だけについて調整をするだけで済ますことができる。
【0070】
さらに、測定後の検査データをLAN等のオンラインで送信して品質管理部門へ流し一括管理しようとする場合、本実施の形態の検査装置1によれば、検査装置1を統合管理するコンピュータを設け、このコンピュータについてだけ必要な設定を行えば、容易に統一的な品質管理のシステムを構築し、また、組立ラインのレイアウト変更の際の変更、設定も効率的に行うことができる。
【0071】
なお、本実施の形態では磁気テープカートリッジWをワークの例として取り上げたが、磁気テープカートリッジWに限らず、光磁気ディスク、カメラ等各種の製品の品質検査に適用することができる。
【0072】
本発明の検査装置によれば、一度の固定で複数の検査を同時に行うことができるので検査の作業効率が高い。また、組立ラインのレイアウト変更の際にも、一つの検査装置を移動して搬送手段を連結し、必要な設定も一つの検査装置に対して行うだけで済むので容易に変更に対応することができる。さらに、本発明の検査装置は、リーダピンとリーダピンバネとの接触の可否を検査する接触検査装置を備えるため、一台の検査装置でリーダピンとリーダピンバネの検査を行うことができ、1ステーションでの並行検査を実現することができる。したがって、検査の作業効率をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る検査装置の全体平面図である。
【図2】ロボットの側面図である。
【図3】実施の形態に係る磁気テープカートリッジの構成部品を示す分解斜視図である。
【図4】作動力検査装置の一部破断斜視図である。
【図5】ドア開力検査装置の斜視図である。
【図6】解除力検査装置を説明するための検査装置の断面図である。
【図7】接触検査装置の平面図である。
【図8】接触検査装置の処理フローを示すフローチャートである。
【図9】平坦度検査装置の斜視図である。
【図10】CM検査装置の側面図である。
【符号の説明】
1 検査装置
2 搬入部
3 搬出部
5 検査台
6 ロボット
7 固定手段
10 CM検査装置
101 カートリッジケース
W 磁気テープカートリッジ

Claims (1)

  1. 組立ラインに直結され、組立終了後のワークの検査を行う検査装置であって、
    組立終了後のワークを搬入する搬入部と、前記ワークを検査する台である検査台と、検査終了後のワークを搬出する搬出部と、前記搬入部に搬入されたワークを前記検査台へ移送するとともに、前記検査台において検査が終了したワークを前記搬出部へ移送する移送装置と、前記検査台に移送されたワークを検査する間固定する固定手段とを備え、前記検査台に前記ワークが固定されている間に複数の検査を並行して行う構成において、
    前記ワークは、磁気テープカートリッジであって、
    前記磁気テープカートリッジは、リーダピンとリーダピンバネを有し、
    前記リーダピンは、磁気テープの先端に固定され、前記リーダピンバネは、カートリッジケース内の前記磁気テープの引出口に前記リーダピンを保持して構成されており、前記リーダピンと、このリーダピンを保持するリーダピンバネの接触の可否を検査する接触検査装置を備え、
    前記接触検査装置は、前記リーダピンと前記リーダピンバネの接触部を撮像するCCDカメラと、前記CCDカメラの両側からそれぞれ前記接触部を照らす2つの照明と、前記CCDカメラで撮像された画像の分析及び接触の可否を判断する画像処理装置と、を有して構成されることを特徴とする検査装置。
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