JP4047901B1 - 半導体素子の波長測定装置及び半導体素子の検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コスト安価な構成により広範囲の波長帯域において精度良く半導体素子の発光波長を測定する。
【解決手段】半導体素子1の発光波長λを測定する半導体素子の波長測定装置において、半導体素子1の順方向立上がり電圧Vを測定する閾値電圧測定手段20と、半導体素子1から出射する出力光を検出する受光手段40と、光透過特性が異なる複数の色フィルタ70a,70b,70cと、閾値電圧測定手段20が測定した順方向立上がり電圧値Vに基づいて複数の色フィルタ70a,70b,70cから1の色フィルタを選択するフィルタ選択手段84と、受光手段80が前記選択された1の色フィルタを透過した前記出力光と透過していない前記出力光とをそれぞれ検出し、各検出値PO1,PO2に基づいて前記選択された1の色フィルタの透過率Rを算出する透過率検出手段86と、透過率Rから半導体素子1の発光波長λを算出する波長算出手段88と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体素子の発光波長を測定する波長測定装置、及び該波長測定装置を用いた半導体素子の検査装置に関する。
半導体レーザやLED等の半導体素子では、不良品をスクリーニングするため電流−光出力特性等を光学特性テスタで測定することで良否判定を行なっている。
このような光学特性テスタでは、所定の電流を注入するとともに、その時の半導体素子の出力光を受光装置で検出するようになっているが、生産された半導体素子には10nm〜15nm程度の発光波長のばらつきがあるにもかかわらず、受光装置の受光感度が入力波長により変化するため、正確な光量を検出することができないという問題がある。
この問題に対し、あらかじめ被検査素子の波長測定を行い、測定された波長に基づいて受光装置の光感度を補正することで正確な光量を検出することが可能となるが、波長測定には非常に高価な分光器や光スペクトラムアナライザーが必要となり、光学特性テスタの製造コストが大幅に増大する問題がある。
一方、半導体レーザから出射されたレーザ光を受光する受光手段と、半導体レーザと受光手段との間に出入り可能に配置された色フィルタとを設け、色フィルタ挿入前後における受光手段の検出電流値から色フィルタの透過率を求め、この求めた透過率よりレーザ光の発振波長を決定することで、非常に安価な構成で半導体素子の波長を測定する波長測定装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記の波長測定装置では、色フィルタの透過率より半導体レーザの発光波長を測定しているため、広範囲な波長域を測定するには波長変化に対する透過率の変化が小さい色フィルタを用いる必要があるが、このような色フィルタでは精度良く波長を測定することができない。一方、精度良く波長を測定するには波長変化に対する透過率の変化が大きい色フィルタを用いる必要があるが、このような色フィルタでは測定可能な波長帯域が狭くなり広範囲な波長域を測定することができない。つまり、上記の波長測定装置では、測定波長の高分解能化と測定可能な波長帯域のワイドレンジ化を両立できない問題がある。
なお、下記特許文献1には、異なる特性を有する色フィルタを取り替えることで、異なる波長帯域の測定が可能である点が示唆されているが、どのようにして異なる特性を有する色フィルタから適切な色フィルタを選択するのか開示されていない。
特開2003−247894号公報
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、広範囲の波長帯域において精度良く発光波長を測定することができる半導体素子の波長測定装置をコスト安価に提供すること、及び、正確な光量を検出することができる半導体素子の検査装置をコスト安価に提供すること、を目的とする。
請求項1に係る発明は、半導体素子の発光波長を測定する半導体素子の波長測定装置において、前記半導体素子の順方向立上がり電圧を測定する閾値電圧測定手段と、前記半導体素子から出射する出力光を検出する受光手段と、光透過特性が異なる複数の色フィルタと、前記閾値電圧測定手段が測定した順方向立上がり電圧値が所定の範囲内である場合に前記順方向立上がり電圧値に基づいて前記複数の色フィルタから1の色フィルタを選択し、前記閾値電圧測定手段が測定した順方向立上がり電圧値が所定の範囲外である場合に前記半導体素子の測定を終了するフィルタ選択手段と、前記受光手段が前記選択された1の色フィルタを透過した前記出力光と透過していない前記出力光とをそれぞれ検出し、各検出値に基づいて前記選択された1の色フィルタの透過率である第1透過率を算出する透過率算出手段と、前記第1透過率から前記半導体素子の発光波長を算出する波長算出手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記波長算出手段は、前記第1透過率が所定値以下の場合に、前記第1透過率から前記半導体素子の発光波長を算出し、前記第1透過率が所定値より大きい場合に、前記複数の色フィルタから前記選択した1の色フィルタ以外の他の色フィルタを選択し、前記他の色フィルタを透過した前記出力光と透過していない前記出力光とをそれぞれ検出し、各検出値に基づいて前記他の色フィルタの透過率である第2透過率を算出し、前記第2透過率から前記半導体素子の発光波長を算出するとを特徴とする。
請求項3に係る発明は、半導体素子の光出力を測定する半導体素子の検査装置において、前記半導体素子の順方向立上がり電圧を測定する閾値電圧測定手段と、前記半導体素子から出射する出力光を検出する受光手段と、光透過特性が異なる複数の色フィルタと、前記閾値電圧測定手段が測定した順方向立上がり電圧値が所定の範囲内である場合に前記順方向立上がり電圧値に基づいて前記複数の色フィルタから1の色フィルタを選択し、前記閾値電圧測定手段が測定した順方向立上がり電圧値が所定の範囲外である場合に前記半導体素子の検査を終了するフィルタ選択手段と、前記受光手段が前記選択された1の色フィルタを透過した前記出力光と透過していない前記出力光とをそれぞれ検出し、各検出値に基づいて前記選択された1の色フィルタの透過率である第1透過率を算出する透過率算出手段と、前記第1透過率から前記半導体素子の発光波長を算出する波長算出手段と、前記波長測定手段により算出された波長に基づいて前記受光手段の受光感度を補正する補正手段と、を備えること特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3の発明において、前記波長算出手段は、前記第1透過率が所定値以下の場合に、前記第1透過率から前記半導体素子の発光波長を算出し、前記第1透過率が所定値より大きい場合に、前記複数の色フィルタから前記選択した1の色フィルタ以外の他の色フィルタを選択し、前記他の色フィルタを透過した前記出力光と透過していない前記出力光とをそれぞれ検出し、各検出値に基づいて前記他の色フィルタの透過率である第2透過率を算出し、前記第2透過率から前記半導体素子の発光波長を算出するとを特徴とする。
本発明によれば、コスト安価な構成により広範囲の波長帯域において精度良く半導体素子の発光波長を測定することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本実施形態に係る半導体素子の検査装置10の断面図、図2は検査装置10の動作を示す検査装置10の概略平面図、図3は検査装置10を示すブロック図、図4は検査装置10の動作を示すフローチャート、図5はフィルタ70a,70b,70cの光透過率特性を示すグラフ、図6は受光素子42の感度特性を示すグラフである。
本実施形態における半導体素子の検査装置10は、定格駆動させた半導体レーザ1から出射されるレーザ光の光出力値を受光部40によって測定することで、半導体レーザ1の光学特性について検査するものである。
この検査装置10は、図1〜図3に示すように、被検査素子である半導体レーザ1が装着される検査ステージ12と、検査ステージ12上の半導体レーザ1に駆動電流を供給する駆動部20と、駆動電流が入力された半導体レーザ1からの光出力を検出する受光部40と、半導体レーザ1と受光部40との間に色フィルタ70a,70b,70cを切替可能に配設するフィルタ切替部60と、駆動部20、受光部40及びフィルタ切替部60を予め定められた操作プログラムに従って制御する制御部80とを備えている。
駆動部20は、制御部80からの指令を受けて、所定の波高値を有する定電流、あるいは所定の波高値及びパルス幅を有するパルス電流を検査ステージ12上に装着された半導体レーザ1に駆動電流として供給する電源供給部22と、半導体レーザ1より抽出した駆動電流の電流値I、及び半導体レーザ1の電圧降下量である順方向立上がり電圧Vを検出し、検出した検出値I,Vを制御部80へ入力する閾値電圧測定部24とを有する。
受光部40は、駆動電流の入力を受けた半導体レーザ1から出射される光出力を検出するPINフォトダイオードなどの受光素子42と、受光素子42により出力光を光電変換して得られた検出値Pを測定し、この検出値Pを制御部80に入力する光計測部44とを備え、受光素子42は、図6に示すように、入力波長に対する受光感度特性が既知の受光素子が用いられている。
また、受光部40は、リニアガイド14に取り付けられたベース16を介して移動可能に配設され、半導体レーザ1の光出力を計測中は、図2(b)に示すように半導体レーザ1の上方に位置し、光出力の計測前後では、図2(a)に示すように半導体レーザ1の上方より退避するようになっている。
フィルタ切替部60は、モータ62の駆動軸62aにユニバーサルジョイント64を介して連結された従動軸66と、この従動軸66に接続された切替板68とを備える。切替板68は従動軸66を中心とする同心円上に光透過特性の異なる複数種類(本実施形態では3種類)の色フィルタ70a,70b、70cが配設されており、モータ62の回転動作に伴って切替板68が従動軸回りに所定角度回転することで、半導体レーザ1と受光部40との間に色フィルタ70a,70b,70cのうちいずれか1の色フィルタを切り替えて配設する、あるいは、いずれの色フィルタ70a,70b,70cも介在しない退避状態に設定するようになっている。
各色フィルタ70a,70b,70cは、図5に示すように、入射波長に対する透過率特性が既知であり、それぞれ透過波長帯域が異なるシャープカットフィルタであって、例えば、各色フィルタ70a,70b,70cの透過限界波長は、第1色フィルタ70aが800nm、第2色フィルタ70bが640nm、第3色フィルタ70cが390nmである。
制御部80は、駆動部20、受光部40及びフィルタ切替部60を予め定められた操作プログラムに従って制御するとともに駆動部20及び受光部40から入力される検出結果を記録する主制御部82と、入力された順方向立ち上がり電圧Vの大きさに基づいて3種類の色フィルタ70a,70b,70cから1の色フィルタを選択するフィルタ選択部84と、半導体レーザ1と受光素子42との間に選択した1の色フィルタを介在させた場合と退避させた場合、それぞれの場合における受光素子42の検出値Pに基づいて選択した1の色フィルタの透過率Rを算出する透過率算出部86と、透過率算出部86が算出した透過率Rより半導体レーザ1の発光波長λを測定する波長算出部88と、波長算出部88が算出した発光波長λに基づいて受光素子42の受光感度を補正する補正部90とを備えている。
次に、上記のような検査装置10によって半導体レーザ1から出射されるレーザ光の光出力値を検出する方法について、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、図2(a)に示すように、受光部40が検査ステージ12上より退避した状態で、半導体レーザ1を検査ステージ12に装着し(ステップS101)、次いで、駆動部20が、例えば1mA程度の電流を半導体レーザ1に加えて半導体レーザ1の順方向立上がり電圧Vを測定する(ステップS103)。このように半導体レーザ1の順方向立上がり電圧Vを測定する際に半導体レーザ1に流す電流を1mA程度の微少電流とすることで電極のオーミックコンタクトに相当する電圧降下を無視できるようになり、順方向立上がり電圧Vを精度良く測定することができる。
測定した順方向立上がり電圧Vが第1基準電圧値(本実施形態では1.0V)より小さい場合、被検査対象の半導体レーザ1はショートしている異常素子として、該半導体レーザ1の測定を終了し、順方向立上がり電圧Vが第1基準電圧値以上の場合、ステップS107に進む(ステップS105)。
ステップS107では、順方向立上がり電圧Vが第2基準電圧値(本実施形態では1.5V)より小さい場合、すなわち、順方向立上がり電圧Vが1.0V以上で1.5V未満の場合、透過限界波長が800nmである第1色フィルタ70aを選択し、ステップS119に進み(ステップS109)、順方向立上がり電圧Vが第2基準電圧値以上の場合、ステップS111に進む。
ステップS111では、順方向立上がり電圧Vが第3基準電圧値(本実施形態では2.0V)より小さい場合、すなわち、順方向立上がり電圧Vが1.5V以上で2.0V未満の場合、透過限界波長が640nmである第2色フィルタ70bを選択し、ステップS119に進み(ステップS113)、順方向立上がり電圧Vが第3基準電圧値以上の場合、ステップS115に進む。
ステップS115では、順方向立上がり電圧Vが第4基準電圧値(本実施形態では4.0V)より小さい場合、すなわち、順方向立上がり電圧Vが2.0V以上で4.0V未満の場合、透過限界波長が390nmである第3色フィルタ70cを選択し(ステップS117)、順方向立上がり電圧Vが第4基準電圧値以上の場合、被検査対象の半導体レーザ1は断線している異常素子として、該半導体レーザ1の測定を終了する。
ステップS119では、図2(b)に示すように、受光素子42が検査ステージ12に装着された半導体レーザ1上に位置するように受光部40を移動し、次いで、ステップS121において半導体レーザ1を所定駆動条件で駆動させた時に出射される出力光量PO1を測定し、ステップ123に進む。なお、このステップS121で測定される出力光量PO1は、いずれの色フィルタ70a,70b,70cも半導体レーザ1と受光素子42との間に介在していない退避状態において測定された検出値である。
次いで、ステップS123では、モータ62を回転制御して切替板66を駆動軸回りに回転させることで、切替板66に配設された色フィルタ70a,70b,70cのうちステップS109,S113,S117において選択したいずれか1の色フィルタ(例えば、第3色フィルタ70c)を検査ステージ12に装着された半導体レーザ1と受光部40の受光素子42との間に介在させた後、ステップ121と等しい駆動条件で半導体レーザ1を駆動した時に出射され第3色フィルタ70cを透過した出力光量PO2を測定する。
次いで、ステップS125では、色フィルタ70a,70b,70cの退避状態及び第1色フィルタ70aが介在する状態において受光部40により検出された出力光量PO1,PO2から第3色フィルタ70cの透過率R=PO2/PO1を算出し、ステップS127に進む。
ステップS127では、ステップS125において算出した透過率Rと、図5に示すような第3色フィルタ70cの入射波長に対する透過率特性とに基づいて、第3色フィルタ70cの入射光の波長、すなわち、半導体レーザ1の発光波長λを算出し、ステップS129に進む。
ステップS129では、図6に示すような受光素子42の入力波長に対する受光感度特性とに基づいて、ステップS127で算出した波長λにおける感度補正係数Fを算出し、次いで、ステップS129において算出した感度補正係数FをステップS121において測定した半導体レーザ1の出力光量PO1に乗じることで、入力波長λに対する受光素子42の受光感度を補正する(ステップS131)。
以上のように、本発明によれば、順方向立上がり電圧Vの大きさから被検査素子である半導体レーザ1の波長測定に適した透過特性を有する色フィルタの選択が可能となり、近赤外、赤色、青紫色等の広範囲な波長帯域において精度良く半導体レーザ1の発光波長を測定することができる。そのため、近赤外、赤色、青紫色等の広範囲な波長帯域の被検査素子1に対して、発光波長のばらつきがあっても各素子毎に的確に受光素子42の受光感度特性を補正することができ、正確な光出力値を測定することができる。
また、順方向立上がり電圧Vは、半導体レーザ1のオープン・ショートテストと同時に測定できるため、コスト安価に検査装置10を製造することができる。
さらに、本発明の検査装置10では、色フィルタの透過率Rによって波長測定を行っているため、半導体レーザ1の発熱を無視できる数ns程度の短パルス駆動した場合であって波長測定が可能となり、発熱に起因した測定誤差を抑えることができる。
なお、本実施形態では、3種類の色フィルタ70a,70b,70cから1の色フィルタを選択するものであったが、本発明はこれに限定されず、選択可能な色フィルタの数を増やしてもよく、これにより、更に広範囲な波長帯域において精度良く波長測定が可能となる。
(変更例)
次に本実施形態の変更例について、図7を参照して説明する。上記した実施形態と同一又は対応する要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本変更例と上記実施形態との相違点は、透過率Rを算出するステップS125と波長λを算出するステップS127の間に、選択した色フィルタが適切であるかを判断するためのステップS133及びステップS135を有している点である。
すなわち、ステップS125において算出した透過率Rが所定の閾値Tより大きい場合、選択した色フィルタが適切でないと判断して、半導体レーザ1と受光素子42との間に介在させる色フィルタを、現在選択している色フィルタ(例えば、第3色フィルタ70c)より透過限界波長が一段階大きい色フィルタ(例えば、第2色フィルタ70b)に切り替え、その後、ステップ121と等しい駆動条件で半導体レーザ1を駆動した時に出射され第2色フィルタ70bを透過した出力光量PO2を再度測定し、透過率Rを算出するステップS125に戻る。一方、ステップS125において算出した透過率Rが閾値T(ただし、0≦T≦1)より小さい場合、選択した色フィルタが適切であると判断して、ステップS127に進む。
本変更例では、半導体レーザ1の半導体結晶の結晶性不良等に起因して素子抵抗が増大している場合であっても、適切な色フィルタを選択することができ、より確実に発光波長を測定することができる。
本発明の一実施形態に係る半導体素子の検査装置の断面図である。 (a)〜(c)は本発明の一実施形態に係る半導体素子の検査装置の動作を示す検査装置の概略平面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体素子の検査装置を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る半導体素子の検査装置の動作を示すフローチャートである。 色フィルタの光透過率特性を示すグラフである。 受光素子の受光感度特性を示すグラフである。 本発明の変更例に係る半導体素子の検査装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…半導体レーザ
10…検査装置
12…検査ステージ
20…駆動部
24…閾値電圧測定部
40…受光部
42…受光素子
60…フィルタ切替部
70a,70b,70c…色フィルタ
80…制御部
82…主制御部
84…フィルタ選択部
86…透過率算出部
88…波長算出部
90…補正部

Claims (4)

  1. 半導体素子の発光波長を測定する半導体素子の波長測定装置において、
    前記半導体素子の順方向立上がり電圧を測定する閾値電圧測定手段と、
    前記半導体素子から出射する出力光を検出する受光手段と、
    光透過特性が異なる複数の色フィルタと、
    前記閾値電圧測定手段が測定した順方向立上がり電圧値が所定の範囲内である場合に前記順方向立上がり電圧値に基づいて前記複数の色フィルタから1の色フィルタを選択し、前記閾値電圧測定手段が測定した順方向立上がり電圧値が所定の範囲外である場合に前記半導体素子の測定を終了するフィルタ選択手段と、
    前記受光手段が前記選択された1の色フィルタを透過した前記出力光と透過していない前記出力光とをそれぞれ検出し、各検出値に基づいて前記選択された1の色フィルタの透過率である第1透過率を算出する透過率算出手段と、
    前記第1透過率から前記半導体素子の発光波長を算出する波長算出手段と、
    を備えることを特徴とする波長測定装置。
  2. 前記波長算出手段は、
    前記第1透過率が所定値以下の場合に、前記第1透過率から前記半導体素子の発光波長を算出し、
    前記第1透過率が所定値より大きい場合に、前記複数の色フィルタから前記選択した1の色フィルタ以外の他の色フィルタを選択し、前記他の色フィルタを透過した前記出力光と透過していない前記出力光とをそれぞれ検出し、各検出値に基づいて前記他の色フィルタの透過率である第2透過率を算出し、前記第2透過率から前記半導体素子の発光波長を算出するとを特徴とする請求項1に記載の波長測定装置。
  3. 半導体素子の光出力を測定する半導体素子の検査装置において、
    前記半導体素子の順方向立上がり電圧を測定する閾値電圧測定手段と、
    前記半導体素子から出射する出力光を検出する受光手段と、
    光透過特性が異なる複数の色フィルタと、
    前記閾値電圧測定手段が測定した順方向立上がり電圧値が所定の範囲内である場合に前記順方向立上がり電圧値に基づいて前記複数の色フィルタから1の色フィルタを選択し、前記閾値電圧測定手段が測定した順方向立上がり電圧値が所定の範囲外である場合に前記半導体素子の検査を終了するフィルタ選択手段と、
    前記受光手段が前記選択された1の色フィルタを透過した前記出力光と透過していない前記出力光とをそれぞれ検出し、各検出値に基づいて前記選択された1の色フィルタの透過率である第1透過率を算出する透過率算出手段と、
    前記第1透過率から前記半導体素子の発光波長を算出する波長算出手段と、
    前記波長測定手段により算出された波長に基づいて前記受光手段の受光感度を補正する補正手段と、
    を備えること特徴とする半導体素子の検査装置。
  4. 前記波長算出手段は、
    前記第1透過率が所定値以下の場合に、前記第1透過率から前記半導体素子の発光波長を算出し、
    前記第1透過率が所定値より大きい場合に、前記複数の色フィルタから前記選択した1の色フィルタ以外の他の色フィルタを選択し、前記他の色フィルタを透過した前記出力光と透過していない前記出力光とをそれぞれ検出し、各検出値に基づいて前記他の色フィルタの透過率である第2透過率を算出し、前記第2透過率から前記半導体素子の発光波長を算出するとを特徴とする請求項3に記載の半導体素子の検査装置。
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