JP4047669B2 - 積層プリント配線基板の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内蔵抵抗と内蔵コンデンサとを備える積層プリント配線基板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内蔵抵抗を備える積層プリント配線基板の製造方法として、例えば、図9(a)に示すように、絶縁体層21の上に抵抗体層22が形成されており、抵抗体層22上に銅箔等の金属箔からなる導電体層23が形成されている積層体24を用いる方法が知られている。抵抗体層22は、導電体層23よりもエッチングされにくいNi−P系合金からなる。
【0003】
前記積層体を用いて前記積層プリント配線基板の製造するときには、まず、図9(a)示のように、導電体層23上に所定のパターンを備える第1のフォトレジスト層25を形成する。前記パターンは、形成しようとする配線パターンに対応している。
【0004】
次に、フォトレジスト層25が形成された積層体24を塩化第二銅溶液または塩化第二鉄溶液に浸漬することにより、第1のエッチングを行う。このようにすると、導電体層23のうちフォトレジスト層25に被覆されずに露出している部分はエッチングされるが、抵抗体層22は導電体層23よりもエッチングされにくいので、そのまま残される。この結果、図9(b)示のように、フォトレジスト層25に被覆されている部分の導電体層23のみが抵抗体層22上に積層されている状態の積層体24が得られる。
【0005】
そこで、次に、図9(b)示の積層体24を熱硫酸銅溶液に浸漬することにより、第2のエッチングを行う。前記熱硫酸銅溶液によれば、導電体層23よりもエッチングされにくいNi−P系合金からなる抵抗体層22もエッチングされる。この結果、抵抗体層22のうちフォトレジスト層25と導電体層23とに被覆されずに露出している部分がエッチングされ、図9(c)示のように、フォトレジスト層25に被覆されている部分の導電体層23、抵抗体層22のみが絶縁体層21上に積層されている状態の積層体24が得られる。
【0006】
そして、フォトレジスト層25を剥離すると、図9(d)示のように、絶縁体層21上に、抵抗体層22と導電体層23が積層された配線パターン26が形成される。
【0007】
次に、図9(e)示のように、配線パターン26のうち、抵抗を形成しようとする部分の導電体層23のみが露出されるように、第2のフォトレジスト層27を形成する。そして、フォトレジスト層27が形成された積層体を銅アンモニウム錯イオンを主成分とするアルカリ水溶液に浸漬して第3のエッチングを行うと、フォトレジスト層27に被覆されずに露出している部分の導電体層23のみがエッチングされる。次いで、フォトレジスト層27を剥離すると、図9(f)示のように、配線パターン26の一部に、抵抗体層22上に間隔を存して導電体層23,23が配設された内蔵抵抗28を備えるプリント配線基板29が得られる。
【0008】
プリント配線基板29は、図示しない他の基板と積層することにより、内蔵抵抗28を備える積層プリント配線基板を形成することができる。
【0009】
また、従来、内蔵コンデンサを備える積層プリント配線基板の製造方法として、例えば、図10(a)に示すように、絶縁体層31の両面に銅箔等の金属箔からなる導電体層32が形成されている積層体33を用いる方法が知られている。
【0010】
積層体33を用いて前記積層プリント配線基板の製造するときには、まず、図10(b)示のように、積層体33の両面の導電体層32上に所定のパターンを備えるフォトレジスト層34を形成する。前記パターンは、形成しようとする配線パターンに対応し、しかも絶縁体層31を挟んで相対向する部分を備えている。
【0011】
次に、フォトレジスト層34が形成された積層体33を塩化第二銅溶液または塩化第二鉄溶液に浸漬してエッチングを行うと、導電体層32のうちフォトレジスト層34に被覆されずに露出している部分がエッチングされ、図10(c)示のように、フォトレジスト層34に被覆されている部分の導電体層32のみが絶縁体層31上に積層されている状態の積層体33が得られる。
【0012】
そこで、次に、フォトレジスト層34を剥離すると、図10(d)示のように、絶縁体層31上に導電体層32からなる配線パターン35が形成され、両面の導電体層32,32が絶縁体層31を挟んで相対向する部分が内蔵コンデンサ36とされたプリント配線基板37が得られる。内蔵コンデンサ36は、相対向する両面の導電体層32,32と、その間に挟まれた絶縁体層31とからなる。
【0013】
プリント配線基板37は、図示しない他の基板と積層することにより、内蔵コンデンサ36を備える積層プリント配線基板を形成することができる。
【0014】
そこで、図11に示すように、内蔵抵抗28を備えるプリント配線基板29と、内蔵コンデンサ36を備えるプリント配線基板37とを積層し、真空プレス等により一体化することにより、内蔵抵抗28と内蔵コンデンサ36とを備える積層プリント配線基板38を形成することができる。
【0015】
しかしながら、前記のようにして形成される積層プリント配線基板38では、内蔵抵抗28を備える配線パターン26と、内蔵コンデンサ36を備える配線パターン35とが異なる層にあり、配線上制約を受けることがあるという不都合がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる不都合を解消して、配線の自由度を高くすることができる積層プリント配線基板を容易に製造することができる製造方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明の積層プリント配線基板の製造方法は、第1の絶縁体層と、該第1の絶縁体層上に備えられた抵抗体層と、該抵抗体層の上に備えられた導電体層とからなり、該抵抗体層は該導電体層よりもエッチングされにくい材料により形成されている積層体に対し、該導電体層の上に所定のパターンを備える第1のフォトレジスト層を形成する工程と、第1のフォトレジスト層から露出している該導電体層の露出部分と、該露出部分の下の抵抗体層とを、該抵抗体層と導電体層との両方をエッチング可能な溶液により、該抵抗体層と導電体層との両方を1回の処理でエッチングした後、第1のフォトレジスト層を剥離し、第1のフォトレジスト層に被覆されていた部分に、該抵抗体層と該導電体層とからなる第1の電極と、該抵抗体層と該導電体層とからなり該第1の電極に接続された所定の第1の配線パターンとを形成する工程と、第1の電極と第1の配線パターンとの上に、該第1の配線パターンを形成する該導電体層の少なくとも一部を露出する第2のフォトレジスト層を形成する工程と、第2のフォトレジスト層から露出している該導電体層の露出部分を、該導電体層のみをエッチングする溶液によりエッチングした後、第2のフォトレジスト層を剥離し、第2のフォトレジスト層に被覆されていた部分に、該抵抗体層の上に間隔を存して該導電体層が配設された内蔵抵抗を形成する工程と、該第1の電極と該内蔵抵抗を含む第1の配線パターンとが形成された該積層体に対し、該絶縁体層の第1の配線パターンが形成されている面と反対側の面に、該第1の電極に対向する第2の電極を設け、第1、第2の両電極と該両電極間の第1の絶縁体層とからなる内蔵コンデンサを形成する工程とを備えることを特徴とする。
【0018】
本発明の製造方法は、第1の絶縁体層と、該第1の絶縁体層上に備えられた抵抗体層と、該抵抗体層の上に備えられた導電体層とからなる積層体を用いて、積層プリント配線基板を製造する。前記抵抗体層は、前記導電体層よりもエッチングされにくい材料により形成されている。
【0019】
本発明の製造方法では、まず、前記積層体の前記導電体層上に所定のパターンを備える第1のフォトレジスト層を形成する。前記所定のパターンは、形成しようとする第1の配線パターンに対応している。
【0020】
次に、第1のフォトレジスト層から露出している前記導電体層の露出部分と、該露出部分の下の抵抗体層とを、該抵抗体層と導電体層との両方をエッチング可能な溶液によりエッチングする。この結果、前記エッチングの後、第1のフォトレジスト層を剥離すると、第1のフォトレジスト層に被覆されていた部分に、第1の電極と、該電極に接続された所定の第1の配線パターンとが形成される。前記第1の電極と前記第1の配線パターンとは、共に、前記抵抗体層と前記導電体層とが積層された構成を備えている。
【0021】
次に、前記第1の電極と前記第1の配線パターンとの上に、該第1の配線パターンを形成する前記導電体層の少なくとも一部を露出する第2のフォトレジスト層を形成する。そして、第2のフォトレジスト層から露出している前記導電体層の露出部分を、該導電体層のみをエッチングする溶液によりエッチングする。前記溶液によれば、前記導電体層のみがエッチングされるので、前記導電体層の露出部分の下の前記抵抗体層はエッチングされずにそのまま残される。
【0022】
この結果、前記エッチングの後、第2のフォトレジスト層を剥離すると、第2のフォトレジスト層に被覆されていた部分に、前記抵抗体層の上に間隔を存して前記導電体層が配設され、該抵抗体層と該導電体層とにより内蔵抵抗が形成される。
【0023】
次に、前記第1の電極と前記内蔵抵抗を含む第1の配線パターンとが形成された前記積層体に対して、前記絶縁体層の該第1の配線パターンが形成されている面と反対側の面に、該第1の電極に対向する第2の電極を設ける。このようにすると、前記第1の電極と第2の電極とが、前記絶縁体層を挟んで相対向して配置されることとなり、両電極と両電極間に挟まれた第1の絶縁体層とからなる内蔵コンデンサが形成される。
【0024】
本発明の製造方法によれば、第1のフォトレジスト層から露出している部分のエッチングを、前記抵抗体層と前記導電体層との両方をエッチング可能な溶液による1回の処理でエッチングすることができるので、前記抵抗体層と前記導電体層とをそれぞれ異なる溶液によりエッチングする必要がない。従って、工程を簡略化することができ、内蔵抵抗と内蔵コンデンサとを含む積層プリント配線基板を容易に製造することができる。
【0025】
また、本発明の製造方法によれば、前記内蔵抵抗を備える配線パターンは、前記内蔵コンデンサを構成する第1の電極に接続されており、前記内蔵抵抗と前記内蔵コンデンサとを同一の層に備え、配線の自由度を高くすることができる積層プリント配線基板を製造することができる。
【0026】
本発明の製造方法では、第1のフォトレジスト層から露出している部分のエッチングを、前記抵抗体層と前記導電体層との両方をエッチング可能な溶液によりエッチングする。そこで、前記抵抗体層は、全体の10〜20重量%のリンを含むNi−P系合金からなり、前記導電体層は銅箔からなることが好ましい。また、前記抵抗体層と前記導電体層との両方をエッチング可能な溶液は、加温された塩化第二銅溶液または塩化第二鉄溶液であることが好ましい。
【0027】
前記Ni−P系合金は、全体の10〜20重量%のリンを含むことにより、アモルファス(非晶質)となる。前記アモルファスのNi−P系合金は、比抵抗が150〜200μΩ・cmと大きく、抵抗温度係数が100ppm/℃と小さいので、前記抵抗体層に適している。
【0028】
前記Ni−P系合金は、リンの含有量が全体の10重量%未満であると結晶質となり、比抵抗が30〜75μΩ・cmと小さく、抵抗温度係数が300〜1000ppm/℃と大きいので、前記抵抗体層に適さない。また、前記Ni−P系合金は、リンの含有量が全体の20重量%を超えると、金属間化合物を形成し、比抵抗は低く、抵抗温度係数が著しく高くなるばかりか、機械的強度も著しく低減するので、前記抵抗体層に適さない。
【0029】
また、前記加温された塩化第二銅溶液または塩化第二鉄溶液によるエッチングは、前記抵抗体層と前記導電体層との両方をエッチングするために、該溶液を0.5〜5kg/cm2の圧力で噴射することにより行うことが好ましい。前記溶液の噴射圧が0.5kg/cm2未満では、Ni−P合金からなる前記抵抗体層をエッチングすることが難しい。また、前記溶液の噴射圧が5kg/cm2を超えると、エッチング速度のコントロールが難しい上、該噴射圧により、前記絶縁体層と前記抵抗体層と前記導電体層とからなる積層体が変形する虞がある。
【0030】
また、前記抵抗体層は、前記加温された塩化第二銅溶液または塩化第二鉄溶液によりエッチング可能とするために、膜厚が1μm以下であることが好ましい。
【0031】
また、本発明の製造方法では、さらに、前記第1の配線パターンに能動部品を実装する工程と、前記第1の配線パターンに、該能動部品を収容する凹部を備える第2の絶縁体層を介して金属箔を積層して、第1の配線パターンと、第2の絶縁体層と、該金属箔とを一体化する工程と、前記金属箔と前記第1の配線パターンとを接続する層間接続を形成する工程と、前記金属箔をエッチングして所定の第2の配線パターンを形成する工程とを備えていてもよい。
【0032】
前記製造方法では、まず、内部に前記内蔵抵抗と内蔵コンデンサとが形成された前記積層プリント配線基板に対し、前記第1の配線パターンに半導体素子等の能動部品を実装する。
【0033】
このようにすると、前記積層プリント配線基板の表面には前記能動部品が突出している。そこで、次に、前記第1の配線パターンに、該能動部品を収容する凹部を備える第2の絶縁体層を介して金属箔を積層する。
【0034】
前記操作は、例えば、所定の位置にバンプを形成した前記金属箔を用いて行うことができる。この場合には、まず、前記金属箔の所定の位置にバンプを形成した後、前記金属箔の前記バンプが形成された面に、前記能動部品を収容する凹部を備える第2の絶縁体層を積層する。そして、前記バンプを前記第2の絶縁体層に貫通させ、該バンプの先端を露出せしめる。
【0035】
次いで前記金属箔と第2の絶縁体層との積層体を、前記能動部品が実装された第1の配線パターンを積層し、前記金属箔と、第2の絶縁体層と、第1の配線パターンとを真空プレス等により一体化する。このようにすると、前記第2の絶縁体層から露出した前記バンプの先端が第1の配線パターンに圧着せしめられ、該バンプにより、前記金属箔と第1の配線パターンとを接続する層間接続が形成される。そこで、次に、前記金属箔をエッチングして所定の第2の配線パターンを形成する。
【0036】
また、前記製造方法では、半導体素子等の能動部品が実装された前記第1の配線パターンに、該能動部品を収容する凹部を備える第2の絶縁体層を介して金属箔を積層する操作を、バンプを備えていない前記金属箔を用いて行ってもよい。この場合には、まず、前記能動部品が実装された第1の配線パターンに、前記能動部品を収容する凹部を備える第2の絶縁体層を積層し、第2の絶縁体層の上に前記金属箔を積層する。そして、第1の配線パターンと、第2の絶縁体層と、前記金属箔とを真空プレス等により一体化した後、前記金属箔をエッチングして所定の第2の配線パターンを形成する。
【0037】
次に、前記第2の配線パターンが形成された前記金属箔と、第2の絶縁体層とを貫通して前記第1の配線パターンに達する穴部を形成する。そして、前記穴部の内面を導電体のめっき層により被覆することにより、前記金属箔と、第1の配線パターンとを接続する層間接続を形成する。
【0038】
前記第2の絶縁体層は、例えば、前記能動部品を収容する窓部を備える第3の絶縁体層と、前記窓部が形成されていない第4の絶縁体層とを積層し、第3の絶縁体層の窓部を第4の絶縁体層で閉塞して、該能動部品を収容する凹部とすることにより形成することができる。第3、第4の各絶縁体層は、プリプレグ等を用いることができる。
【0039】
この結果、本発明の製造方法によれば、前記内蔵抵抗と内蔵コンデンサとを備える前記積層プリント配線基板に、さらに前記能動部品を内蔵させることができる。
【0040】
前記能動部品は、前記積層プリント配線基板に内蔵されており、しかも前記内蔵抵抗と内蔵コンデンサとを形成することにより高密度化された配線が電磁波シールドとして働くので、外部からの電磁波ノイズの影響を受けにくくなる。また、前記能動部品は、前記積層プリント配線基板に内蔵されることにより配線長が短縮されるので、GHz級の信号に対しても誤作動を低減することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図1及び図2は本発明の第1の実施形態の製造方法を示す説明的断面図、図3乃至図6は本発明の第2の実施形態の製造方法を示す説明的断面図、図7及び図8は本発明の第3の実施形態の製造方法を示す説明的断面図である。
【0042】
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。
【0043】
第1の実施形態の製造方法は、図1(a)示のように、絶縁体層1の上に、全体の10〜20重量%のリンを含むNi−P系合金からなる抵抗体層2を備え、抵抗体層2の上にさらに銅箔からなる導電体層3を備える積層体4を用いる。前記積層体4は、前記絶縁体層1の上に、一方の面に抵抗体層2を備える電解銅箔を、抵抗体層2の側で積層することにより形成することができる。
【0044】
前記電解銅箔に備えられる抵抗体層2を形成する前記Ni−P系合金としては、Ni−P、Ni−P−Cu、Ni−P−Cr、Ni−P−Fe、Ni−P−W等の組成を備える合金を挙げることができる。また、前記電解銅箔において、抵抗体層2と反対側の面は、表面粗度Rzが1〜10μmの範囲にあり、下地層とシランカップリング層とからなる1〜100nmの範囲の厚さの防錆処理が施されている。前記下地層は、亜鉛層からなるもの、亜鉛層とクロメート層とからなるもの、ニッケル層と亜鉛層とからなるもの、ニッケル層と亜鉛層とクロメート層とからなるもの、銅−亜鉛合金層とクロメート層とからなるもの等を挙げることができる。このような電解銅箔として、例えば、三井金属株式会社製3EC−III(商品名)等を挙げることができる。
【0045】
本実施形態の製造方法では、まず、図1(a)示のように、導電体層3の上に所定の配線パターンに対応するパターンを備える第1のフォトレジスト層5を形成する。
【0046】
次に、第1のフォトレジスト層5から露出している導電体層3の露出部分と、該露出部分の下の抵抗体層2との両方を30〜85℃の範囲の温度に加温された塩化第二銅溶液または塩化第二鉄溶液によりエッチングする。前記エッチングは、第1のフォトレジスト層5が形成された積層体4を水平に搬送しながら、前記塩化第二銅溶液または塩化第二鉄溶液を0.5〜5kg/cm2の圧力で積層体4の表面に噴射することにより行う。
【0047】
この結果、図1(b)示のように、導電体層3の前記露出部分と、該露出部分の下の抵抗体層2とがエッチングされ、第1のフォトレジスト層5に被覆されている部分の導電体層3と、抵抗体層2とのみが絶縁体層1上に積層されている状態の積層体4が得られる。前記エッチングの後、第1のフォトレジスト層5を剥離すると、図1(c)示のように、第1のフォトレジスト層5に被覆されていた部分に、第1の電極6aと、所定の配線パターン6bとが形成される。第1の電極6aと配線パターン6bとは、共に抵抗体層2と導電体層3とが積層された構成を備えており、配線パターン6bは図示しない部分で第1の電極6aに接続されている。
【0048】
次に、図1(d)示のように、第1の電極6aと配線パターン6bとの上に、配線パターン6bを形成する導電体層3の少なくとも一部を露出する第2のフォトレジスト層7を形成する。そして、第2のフォトレジスト層7から露出している導電体層3の露出部分を、30〜85℃の範囲の温度に加温された銅アンモニウム錯イオンを主成分とするアルカリ水溶液によりエッチングする。前記エッチングは、第2のフォトレジスト層7が形成された積層体4を前記銅アンモニウム錯イオンを主成分とするアルカリ水溶液に浸漬して水平に搬送することにより行う。
【0049】
前記エッチングによれば、導電体層3の露出部分のみがエッチングされるので、該露出部分の下の抵抗体層2はエッチングされずにそのまま残される。この結果、前記エッチングの後、第2のフォトレジスト層7を剥離すると、図1(e)示のように、第2のフォトレジスト層7に被覆されていた部分に、抵抗体層2の上に間隔を存して導電体層3,3が配設され、該抵抗体層2と導電体層3,3とにより内蔵抵抗8が形成される。
【0050】
このとき、第1の電極6aは第2のフォトレジスト層7に保護されているので、前記エッチングを受けることがなく、図1(c)と同一の状態で残される。そして、内蔵抵抗8が形成された配線パターン6bは図示しない部分で第1の電極6aに接続されている。
【0051】
次に、図2(a)示のように、第1の電極6aと、内蔵抵抗8を含む配線パターン6bとが形成された積層体4を、絶縁体層1の配線パターン6bが形成されている面と反対側の面で、第1の電極6aに対向する第2の電極9を備える配線基板10に積層する。配線基板10は、絶縁体層11の上に配線パターン9aが形成されており、配線パターン9aの一部に第2の電極9が形成されている。
【0052】
次に、積層体4を配線基板10に積層して真空プレス等により、積層体4と配線基板10とを一体化する。この結果、図2(b)示のように、相対向して配置された両電極6a,9と、両電極6a,9の間に挟まれた絶縁体層1とにより形成される内蔵コンデンサ12を備える積層プリント配線基板13を得ることができる。積層プリント配線基板13では、第1の電極6aと配線パターン6bとからなる同一の層に、内蔵抵抗8と内蔵コンデンサ12とが配設されている。
【0053】
本実施形態では、第1の電極6aと、内蔵抵抗8を含む配線パターン6bとが形成された積層体4を、第1の電極6aに対向する第2の電極9を備える配線基板10に積層するようにしている。しかし、これに代えて、絶縁体層1の両面に抵抗体層2と導電体層3とが形成された積層体を用い、該積層体の一方の面に第1の電極6aと配線パターン6bとを形成する際に、同時に該積層体の他方の面に、第1の電極6aに対向する第2の電極9を形成するようにしてもよい。
【0054】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0055】
第2の実施形態の製造方法では、まず図3示のように、第1の実施形態で得られた内蔵抵抗8と内蔵コンデンサ12とを備える積層プリント配線基板13の配線パターン6bに、半導体素子等の能動部品14を実装する。能動部品14の実装は、半田付け等の通常の方法により行うことができる。尚、図3では、配線パターン6bと、配線パターン6bの一部を構成する電極6aとに能動部品14が実装されるように示されているが、能動部品14が実装される部位はこれに限られるものでないことは、言うまでもない。
【0056】
次に、図4示のように、能動部品14が実装された積層プリント配線基板13にプリプレグ等の絶縁体層16a,16bを介して、銅箔17を積層する。このとき、積層プリント配線基板13の表面には能動部品14が突出している。そこで、まず、能動部品14を収容する部分を刳り抜いて窓部15を形成した絶縁体層16aを積層プリント配線基板13上に積層し、次いで窓部15が形成されていない絶縁体層16bを絶縁体層16a上に積層する。
【0057】
次に、絶縁体層16b上に銅箔17を積層し、真空プレス等により一体化する。この結果、図5示のように、積層プリント配線基板13、絶縁体層16a,16b、銅箔17が一体化された積層体13aが得られる。
【0058】
次に、図6(a)示のように、積層体13aの銅箔17に常法によりエッチングを施して、所定の配線パターン17aを形成し、配線パターン17aの所定の位置にレーザー光を照射して穴部18を形成する。穴部18は、配線パターン17aと、絶縁体層16a,16bとを貫通して、配線パターン6bに達している。そして、図6(b)示のように、穴部18の内面を銅めっき層18aにより被覆してレーザービア19を形成することにより、配線パターン6aと配線パターン17aとを接続する層間接続が形成される。
【0059】
この結果、内蔵抵抗8と内蔵コンデンサ12とを備え、さらに能動部品14が内蔵された積層プリント配線基板13bを得ることができる。積層プリント配線基板13bにおいて、能動部品14は絶縁体層16a,16bにより形成される凹部15に収容されている。
【0060】
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0061】
第3の実施形態の製造方法は、第2の実施形態において、能動部品14が実装された積層プリント配線基板13にプリプレグ等の絶縁体層16a,16bを介して、銅箔17を積層する際に、図7(a)示のように、バンプ20を備える銅箔17を用いるものである。
【0062】
本実施形態では、まず図7(a)示のように、銅箔17の所定の位置に、導電ペーストのスクリーン印刷等により、バンプ20を形成する。そして、バンプ20が形成された銅箔17に絶縁体層16bと、窓部15を備える絶縁体層16aとを積層して、バンプ20を絶縁体層16b,16aに貫通させ、図7(b)示のようにバンプ20の先端を絶縁体層16aから露出せしめる。
【0063】
次に、図8(a)示のように、バンプ20の先端を絶縁体層16aから露出した、銅箔17、絶縁体層16b,16aの積層体を、能動部品14が実装された積層プリント配線基板13に積層し、該積層体と積層プリント配線基板13とを真空プレス等により一体化する。この結果、バンプ20の先端が配線パターン6bに圧着せしめられる。
【0064】
次に、図8(b)示のように、銅箔17をエッチングして配線パターン17aを形成することにより、内蔵抵抗8と内蔵コンデンサ12とを備え、さらに能動部品14が内蔵された積層プリント配線基板13cを得ることができる。積層プリント配線基板13cでは、バンプ20により配線パターン6bと配線パターン17aとを接続する層間接続が形成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す説明的断面図。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す説明的断面図。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す説明的断面図。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す説明的断面図。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す説明的断面図。
【図6】本発明の第2の実施形態を示す説明的断面図。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す説明的断面図。
【図8】本発明の第3の実施形態を示す説明的断面図。
【図9】内蔵抵抗を備える積層プリント配線基板の従来の製造方法を示す説明的断面図。
【図10】内蔵コンデンサを備える積層プリント配線基板の従来の製造方法を示す説明的断面図。
【図11】内蔵抵抗と内蔵コンデンサとを備える従来の積層プリント配線基板の構成を示す説明的断面図。
【符号の説明】
1…第1の絶縁体層、 2…抵抗体層、 3…導電体層、 4…積層体、 5…第1のフォトレジスト層、 6a…第1の電極、 6b…第1の配線パターン、 7…第2のフォトレジスト層、 8…内蔵抵抗、 9…第2の電極、 12…内蔵コンデンサ、 13…積層プリント配線基板、 14…能動部品、 15…凹部、 16a,16b…第2の絶縁体層、 17…金属箔、 17a…第2の配線パターン、 19…層間接続、 20…バンプ(層間接続)。
Claims (5)
- 第1の絶縁体層と、該第1の絶縁体層上に備えられた抵抗体層と、該抵抗体層の上に備えられた導電体層とからなり、該抵抗体層は該導電体層よりもエッチングされにくい材料により形成されている積層体に対し、該導電体層の上に所定のパターンを備える第1のフォトレジスト層を形成する工程と、
第1のフォトレジスト層から露出している該導電体層の露出部分と、該露出部分の下の抵抗体層とを、該抵抗体層と導電体層との両方をエッチング可能な溶液により、該抵抗体層と導電体層との両方を1回の処理でエッチングした後、第1のフォトレジスト層を剥離し、第1のフォトレジスト層に被覆されていた部分に、該抵抗体層と該導電体層とからなる第1の電極と、該抵抗体層と該導電体層とからなり該第1の電極に接続された所定の第1の配線パターンとを形成する工程と、
第1の電極と第1の配線パターンとの上に、該第1の配線パターンを形成する該導電体層の少なくとも一部を露出する第2のフォトレジスト層を形成する工程と、
第2のフォトレジスト層から露出している該導電体層の露出部分を、該導電体層のみをエッチングする溶液によりエッチングした後、第2のフォトレジスト層を剥離し、第2のフォトレジスト層に被覆されていた部分に、該抵抗体層の上に間隔を存して該導電体層が配設された内蔵抵抗を形成する工程と、
該第1の電極と該内蔵抵抗を含む第1の配線パターンとが形成された該積層体に対し、該絶縁体層の第1の配線パターンが形成されている面と反対側の面に、該第1の電極に対向する第2の電極を設け、第1、第2の両電極と該両電極間の第1の絶縁体層とからなる内蔵コンデンサを形成する工程とを備えることを特徴とする積層プリント配線基板の製造方法。 - 前記抵抗体層は、全体の10〜20重量%のリンを含むNi−P系合金からなり、前記導電体層は銅箔からなり、該抵抗体層と導電体層との両方をエッチング可能な溶液は、加温された塩化第二銅溶液または塩化第二鉄溶液であることを特徴とする請求項1記載の積層プリント配線基板の製造方法。
- 前記加温された塩化第二銅溶液または塩化第二鉄溶液によるエッチングは、該溶液を0.5〜5kg/cm2の圧力で噴射することにより行うことを特徴とする請求項2記載の積層プリント配線基板の製造方法。
- 前記抵抗体層は、膜厚が1μm以下であることを特徴とする請求項2または請求項3記載の積層プリント配線基板の製造方法。
- 前記第1の配線パターンに能動部品を実装する工程と、
前記第1の配線パターンに、該能動部品を収容する凹部を備える第2の絶縁体層を介して金属箔を積層して、第1の配線パターンと、第2の絶縁体層と、該金属箔とを一体化する工程と、
前記金属箔と前記第1の配線パターンとを接続する層間接続を形成する工程と、
前記金属箔をエッチングして所定の第2の配線パターンを形成する工程とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の積層プリント配線基板の製造方法。
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