JP4046982B2 - 内視鏡用クリップ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内視鏡の処置具挿通チャンネルに通して使用されて、体内の止血、結紮或いはマーキング等を行うために用いられる内視鏡用クリップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡用クリップ装置は一般に、クリップの後側に隣接して配置されたクリップ閉じリングが可撓性シースの先端に着脱自在に連結されていて、クリップは、クリップ閉じリング内に引き込まれることにより開閉したあと閉じた状態に保持されて、クリップ閉じリングと共に体内に留置されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような内視鏡用クリップ装置においては、クリップとクリップ閉じリングとが直列に並んで配置された構成になることから、可撓性シースの先端部分の硬質部の長さが非常に長くなる。
【0004】
そのため、内視鏡の処置具挿通チャンネルが小さな曲率半径で屈曲された状態では、内視鏡用クリップ装置の先端部分がそこに引っ掛かって、挿脱不能になったり破損してしまう場合があった。
【0005】
そこで本発明は、先端部分の硬質部の長さを短縮することができて、内視鏡の処置具挿通チャンネルが小さな曲率半径で屈曲していてもスムーズに破損なく通過させることができる内視鏡用クリップ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用クリップ装置は、可撓性シースの先端に着脱自在に連結されたクリップ閉じリングが、複数の腕部を基端側で連結して形成されたクリップの後側に隣接して配置され、クリップが、クリップ閉じリング内に引き込まれることにより前方に向かって開閉したあと閉じた状態に保持されるように構成された内視鏡用クリップ装置において、クリップを、クリップ閉じリング内に引き込まれて開閉動作する前のセッティング状態においては腕部の先寄りの部分が後方に向かうように、曲がった形状に形成したものである。
【0007】
なお、セッティング状態においては、クリップがほぼ無負荷の状態であってもよく、クリップの、軸線を含む断面におけるセッティング状態における断面形状が、略w状であってもよい。
【0008】
また、セッティング状態において、クリップの腕部の後方に向かう部分をクリップ閉じリングの外面に沿って配置することにより先端硬質部の長さをさらに短縮することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、使用準備のためのセッティングができた状態の内視鏡用クリップ装置の先端部分を示しており、使用に際しては、この状態で内視鏡の処置具挿通チャンネル(図示せず)に挿脱される。
【0010】
1は、例えばステンレス鋼線を一定の径で密着巻きしたコイルパイプ状の可撓性のシースであり、その軸線位置に挿通配置された操作ワイヤ3が、シース1の基端に連結された操作部(図示せず)において軸線方向に進退操作される。
【0011】
シース1の外面には、例えば四フッ化エチレン樹脂チューブ又は超弾性合金管等からなる可撓性の外套管10が、単独で軸線方向に進退できるように緩く被嵌されている。
【0012】
クリップ2は、例えばバネ用ステンレス鋼板材等の板状部材により形成されていて、180°対称に形成された一対の腕部2aが互いに基端連結部2cにおいて一体に連結され、各腕部2aの先端に爪状部2bが形成されている。
【0013】
クリップ2は、ほとんど負荷のかかっていない自然状態にあるこのセッティング状態では、軸線を含む断面における断面形状が略w状をなす形状に形成されていて、腕部2aの先寄りの部分が途中から後方を向くように、途中の屈曲部2dで曲げられている。
【0014】
操作ワイヤ3の先端には、クリップ2の後端部分から後方に延出するクリップ連結ワイヤ5に対して係脱させることができるクリップ連結フック4が取り付けられている。
【0015】
クリップ連結フック4は、後側半部に操作ワイヤ3が半田付け等によって連結固着され、先側半部の側面部分に凹んで形成された凹部4aに環状のクリップ連結ワイヤ5を係脱させることができるようになっている。クリップ連結ワイヤ5は、一本のワイヤの両端部分を結び合わせて環状に形成されている。
【0016】
シース1の先端に固着された筒状のリング受け部材8の先端寄りの部分には、クリップ2を開閉駆動して閉じた状態に保持するための円筒状のクリップ閉じリング6が係脱自在に嵌め込まれている。この実施例のクリップ閉じリング6は、先端付近の内径が他の部分に比べて小さく形成されている。
【0017】
クリップ2は、このようなクリップ閉じリング6に対して、基端連結部2c部分が少しだけ内部空間に引き込まれた状態に配置されていて、屈曲部2dがクリップ閉じリング6の先端面に当接し、そこから爪状部2bに至る腕部2a部分がクリップ閉じリング6の外面に沿う状態にセットされている。
【0018】
したがって、このクリップ装置においては、先端部分で柔軟に曲がらない先端硬質部にクリップ2の長さがほとんど含まれないので、内視鏡の処置具挿通チャンネルが相当に小さな曲率半径で屈曲している部分等でも引っ掛かりなくスムーズに通過させることができる。
【0019】
クリップ装置の先端部分が内視鏡の処置具挿通チャンネルの先端から体内に突出したら、図2に示されるように、外套管10を手元側に少し引き寄せてクリップ2を外套管10の先端から前方に出た状態にし、操作ワイヤ3を手元側に牽引する。
【0020】
すると、クリップ2の基端連結部2cがクリップ閉じリング6内の奥側方向に引き込まれて、一対の腕部2aが、背側からクリップ閉じリング6の先端面で押されることにより前方に向かって開いた状態に変化する。
【0021】
その状態で、一対の腕部2aの間にクリッピングの対象である患部100を位置させ、操作ワイヤ3を手元側にさらに牽引すると、図3に示されるように、クリップ2の一対の腕部2aがクリップ閉じリング6により背側からさらに押されて閉じ、爪状部2bが患部100の粘膜に突き刺さる状態になる。
【0022】
そこで、図4に示されるように、操作ワイヤ3を先側に少し押し出しながらシース1を手元側に引き戻すことにより、クリップ連結ワイヤ5とクリップ連結フック4との係合が緩んで外れ、クリップ2が、クリップ閉じリング6により閉じられて患部100の粘膜に食い付いた状態でシース1から離脱し、体内に留置される。
【0023】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば図5に示されるように、クリップ2の腕部2aの数は3本或いはそれ以上であっても差し支えなく、操作ワイヤ3とクリップ2とをワイヤ以外の部材で連結したものであっても差し支えない。
【0024】
また、腕部2aを必ずしもクリップ閉じリング6に沿わせなくても、クリップ2の腕部2aの先寄りの部分を後方に向かって曲がった形状に形成することにより、先端硬質部が短縮化されて内視鏡の処置具挿通チャンネルへの挿通性が向上する。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、クリップを、クリップ閉じリング内に引き込まれて開閉動作する前のセッティング状態において腕部の先寄りの部分が後方に向かうように、曲がった形状に形成したことにより、内視鏡用クリップ装置の先端部分の硬質部の長さを短縮することができて、内視鏡の処置具挿通チャンネルが小さな曲率半径で屈曲していてもスムーズに破損なく通過させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の内視鏡用クリップ装置の使用準備のためのセッティングができた状態の先端部分の側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の内視鏡用クリップ装置のクリップ開閉動作における開状態の先端部分の側面断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の内視鏡用クリップ装置のクリップ開閉動作における閉状態の先端部分の側面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例の内視鏡用クリップ装置のクリップの留置状態を示す側面断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例の内視鏡用クリップ装置の使用準備のためのセッティングができた状態の先端部分の斜視図である。
【符号の説明】
1 シース
2 クリップ
2a 腕部
2c 基端連結部
2d 屈曲部
3 操作ワイヤ
5 クリップ連結ワイヤ
6 クリップ閉じリング
10 外套管

Claims (3)

  1. 可撓性シースの先端に着脱自在に連結されたクリップ閉じリングが、複数の腕部を基端側で連結して形成されたクリップの後側に隣接して配置され、上記クリップが、上記クリップ閉じリング内に引き込まれることにより閉じた状態に保持されるように構成された内視鏡用クリップ装置において、
    上記クリップ、上記クリップ閉じリング内に引き込まれ前の略無負荷のセッティング状態において、上記複数の腕部の基端連結部が上記クリップ閉じリングの先端側から上記クリップ閉じリング内に入った状態に配置されて、上記複数の腕部の先寄りの部分が各々上記クリップ閉じリングの先端から上記クリップ閉じリングの外面に沿って上記クリップ閉じリングの後側に向かい、上記各腕部の基端連結部と先寄りの部分との間の部分が上記クリップ閉じリングの先端面に当接するように曲がった形状に形成されていることを特徴とする内視鏡用クリップ装置。
  2. 上記クリップは、その先端が上記セッティング状態において上記クリップ閉じリングの後端に達しない長さに形成されている請求項1記載内視鏡用クリップ装置。
  3. 上記クリップの、軸線を含む断面における上記セッティング状態における断面形状が、略w状である請求項1又は2記載の内視鏡用クリップ装置。
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