JP4046831B2 - 放射線画像の電気的表示を得るための方法 - Google Patents
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Description
【発明の分野】
本発明はデジタル放射線写真の分野にあり、さらに特定的にはCCDセンサーを用いて放射線画像の電気的表示を得るための方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
デジタル放射線写真の分野において種々の方法が既知である。
【0003】
1つのそのような方法は従来の燐光体(phosphor)に基いており、その即時−発光光(prompt−emitting light)がx−線照射の間にCCDセンサーを用いて直接測定される。蛍光燐光体(fluorescent phosphor)により発光される光はこれによりCCDに光学的に伝送される。1つのそのようなシステムがUS 5,519,751に記載されており、その場合は医学用x−線画像処理機が、光伝送部品により燐光体スクリーンに連結された2次元CCDセンサーから入力データを受け取る。x−線画像変換媒体として即時発光燐光体が用いられるということのために、検出は露光と同時に行われ得るのみである。CCDの検出面積は比較的小さいので(15x15mm)、小さいX−線画像のみを同時にとることができる。従って用途は例えば歯科用の露光に制限される。CCDを用いてもっと大きな画像を読み出すのは、発光された光の縮小画像をCCD上に形成するためのレンズを用いてのみ可能である。この場合、最初の画像が非常に縮小され、それは非常に低い収集効率(collection efficiency)を生ずる。そうすると高いシグナル対ノイズ比は、大きなX−線の線量を用いてしか達成することができない。さらに、即時発光燐光体を用いる放射線画像の検出はその場で行われなければならない。画像が記録される場所以外の別の場所で、及びX−線露光が行われる時と別の時に画像を読むことは不可能である。従ってすべてのX−線装置はCCD及び画像形成光学部品を含有していることが必要である。これらのすべての因子のために、CCDを用いるx−線システムの実現はまだ非常に経費がかかり、実用的でない。US 4,933,558に記載されている他のシステムは、画像検出のために保存エネルギー放出燐光体板を用いる。X−線画像に露光された後、燐光体は適した光源を用いて刺激され、燐光体板に記録された画像がCCD画像形成機を用いて読み出される。CCD画像形成機はレンズ又はファイバーオプチック束を用いて燐光体板に連結されている。テーパー付きのファイバーオプチックスを用いると、これはCCDの寸法の7倍の寸法を有する燐光体板の使用を可能にするが、この方法はある程度の画素分解能が望まれる場合に用いることができる燐光体板の限られた寸法のために制限される。US 4,933,558に記載されている別の実施態様の場合、燐光体は、燐光体板全体を連続的に一定の速度で走査する直線状のCCDの列(それぞれある程度の長さを有するが、1つだけの画素の寸法の幅である)を用いて読み出される。この配置を用いては、少量の画素が同時に読み出されるのみである。許容され得る時間内に蛍光画像の完全な読み出しを得ることは不可能である。US 4 953 038に、刺激可能な燐光体板を用いる他のシステムが記載されている。読み出しに用いられるセンサーは、時間遅延積算モード(time delay integration mode)で走査されるCCDセンサーである。各画素に関して比較的長い読み出し時間が得られるが、その方法には読み出しセンサーの連続的走査移動が必要であり、従ってセンサーの移動と読み出しエレクトロニクスを同調させるために非常な注意をしなければならない。読み出し画素の数は比較的少なく、従って読み出しは長時間かかる。
【0004】
【発明の目的】
本発明の目的は、画像読み出し機能を集中させることができ、読み出しをx−線露光と同時に行わなくても良い、CCDを用いて放射線画像の電気的表示を得るための方法を提供することである。本発明のさらに別の目的は、蛍光画像の完全な読み出しを与え、大量の画素を同時に読み出すことができる読み出し法を提供することである。さらに別の目的は下記の記載から明らかになるであろう。
【0005】
【発明の概略】
上記の目的の達成のために本発明は、
−刺激可能な燐光体板を放射線画像に露光し、それにより放射線画像を燐光体板上に記録し、
−燐光体板の面積を少なくとも2つの異なる部分に分割し、
−板の部分のそれぞれを、光源から板の部分に導かれる、刺激可能な燐光体の刺激波長領域内に波長を有する光により刺激し、燐光体板の部分に刺激された光を発光させ、
−刺激された光を燐光体板の部分から、燐光体板の部分に対して静位置に保たれた少なくとも1つの2次元CCDセンサーに導き、CCDセンサーを用いて刺激された光を検出し、
−検出された刺激された光を板の部分の電気的表示に変換し、
−異なる板の部分のそれぞれの電気的表示を合わせて放射線画像の電気的表示とする
段階を特徴とする1つ又は複数のCCDセンサーを用いて放射線画像の電気的表示を得る方法を提供する。記載されている刺激可能な燐光体は、放射線画像を保存することができ、それを後に、燐光体を刺激し、それによって燐光体板の画像通りの蛍光を生じさせることにより、ある減衰時間の間に読み出すことができる型のものである。そのような燐光体の例はヨーロッパ特許出願EP 503 702に記載されている。
【0006】
刺激可能な燐光体板及びCCDを用いることにより、数個の画素を同時に読み出すことができ、各画素に関する読み出し時間を比較的長くすることもでき、従ってこの方法は分解能の損失を生ずることなく10μ秒〜300ミリ秒の範囲内にあり得る減衰時間を有する燐光体の使用も可能にすることは、利点であることがわかる。板の部分を刺激光により順に刺激することができ、ここで1つのセンサーが順に該部分のそれぞれに対して静位置に配置されており、燐光体板の異なる部分に由来する刺激された光を順に検出する。画像の検出の間、CCDセンサーが静止されたままなので、画像の鮮鋭度が強化させることは明らかである。種々の部分の読み出しシグナルが合わされるので、比較的大きな燐光体板を読み出すことができる。板の部分は刺激光により同時に刺激されることもでき、この場合、別々の2次元センサーが部分のそれぞれに対して静位置に配置され、燐光体板の種々の部分に由来する刺激された光を同時に検出する。同時に数個のCCD装置を用いることにより、燐光体板に関する全体的読み出し時間をもっと短くすることができ、より高い処理量を生ずる。より高い処理量が必要でない場合、各画素に関して幾分長い読み出し時間を用いることができ、燐光体をもっと深く読み出すことができ、より高い感度及び優れた画像の質を達成することができる。
【0007】
両方の方法を合わせることもでき、その場合すべてのCCDセンサーが種々の板の部分に向いて順に配置されているわけではない。
【0008】
この方法を用いると、光源の選択が回折有限光源(diffraction limited light sources)に限られないことはさらなる利点である。
【0009】
燐光体を刺激するための刺激光を与える刺激光源は、タングステン ハロゲンランプ、水銀ランプ、キセノンランプ及びナトリウムランプなどのいずれのランプであることもできる。この光源は青(467nm)、純緑(557nm)、緑(565nm)、黄色(586nm)、オレンジ(610nm)、赤(660nm)又は赤外(850nm)光を発光するLEDの列であることもできる。光源はアルゴン−イオン、クリプトン、二重周波数(frequency doubled)及び非二重周波数Nd:YAG、ならびにダイオードレーザーなどのレーザーであることもできる。光源を焦点に集める必要はない。これにより強いランプ及び強力レーザー−ダイオード列を用いることができる。燐光体を刺激するために用いられるエネルギーの量をこのように強化することにより、燐光体をより深く読み出すことができる。
【0010】
高い読み出し効率を与えるために、光源から燐光体板の部分に刺激光を導くためのファイバーオプチックスを用いて光の導きを行うのが有利である。ファイバーオプチックス手段は、凝集束として配置され、1つの単位を形成するように一緒に溶融された光学繊維の多数が平行に配置されたファイバーオプチック板であることができる。各部分の刺激された光を検出する時に高い収集効率を有するオプチックスを用いることにより、吸収されるそれぞれのX−線光子に関する検出される光子の数がより大きくなる。この方法を用い、保存燐光体をより深く読み出すことができる。これは、量子変換効率に強く依存する画像の質を強化する。従って燐光体板の部分から発光される光をCCDに導くためにファイバーオプチックスを利用するのが有利である。これはシステム全体に関し、より高い読み出し効率を与える。ファイバーオプチックアセンブリの入力面は、鮮鋭な画像を得るために燐光体板と密接に接触している。
【0011】
より大きな読み出し面積を得るために、光源及び板の部分の間の、又は板の部分及びCCDの間の光の導きを、テーパー付きのファイバーオプチックスを用いることにより行うことができ、これは読み出し分解能における過剰な損失なしでCCDに関するより大きな読み出し面積と共に高い収集効率を保証する。テーパー付きファイバーオプチックの場合、オプチックの入力及び出力面は異なる寸法を有し、従って導かれる入力画像は出力側で縮小/拡大されて再現される。
【0012】
反射モードで作業するための方法を提供するために、可能な実施態様は刺激光源とCCDを燐光体板の同じ側に配置することを可能にする結合ファイバーオプチックの使用を含む。
【0013】
テーパー付きの結合ファイバーオプチックシを用いることにより、反射モードの際に、より大きな面積を読み出すことができる。
【0014】
高いシグナル対ノイズ比を得るために、CCDによる刺激光の検出が避けられねばならない。従ってカラーフィルター手段を設け、刺激光がCCDに達するのを防がねばならない。カラーフィルター手段は板とCCDの間の経路に配置され、ある程度の厚さを有し、それは画像の鮮鋭度に影響する。従ってカラーフィルターは可能な限り薄いのが好ましい。薄いゼラチンフィルターが好ましく、それは鮮鋭度に悪影響を与えず、優れた濾過性を有する。
【0015】
CCDへの光の導きのためにドーピングされたファイバーを用いるのはさらに有利である。これは導かれる光の濾過を与え、刺激波長と発光波長の分離を可能にする。好ましい実施態様はパルス刺激光源を用いる。これはCCDから刺激光を遮蔽するためにフィルターがすでに設けられている場合でも、CCDに達する刺激光の量を減少させるので、これはさらに有利である。
【0016】
他の好ましい実施態様の場合、時間−分解モードで読み出しが行われる。CCDにおける新しい電荷蓄積期間は、刺激光パルスが燐光体に与えられた直後に開始される。刺激された光の検出はさらなる光パルスが与えられる直前に停止される。検出された光の変換は後の段階に行うことができる。この時間分解モードは、読み出しシステムを刺激光に関して全体的に非感受性とし、かくして保存燐光体の刺激された光を表示するシグナルのみがシグナル処理装置に達する。この方法を用いるさらなる重要な利点は、刺激波長と刺激された波長を分離するための光学フィルターの使用がいらなくなることである。この方法を用い、比較的安くて簡単な装置で読み出しを行うことができる。もっと大きな利点は、これが燐光体の刺激波長が発光される波長領域に近い、又はその中にさえあるような刺激特性を示す保存燐光体の使用を可能にすることである。この方法は、多くの画素を同時に読み出すことができるので、刺激された画像の読み出しのためにCCDを用いる場合に非常に好ましいが、時間分解モードを燐光体板の読み出しのための既知の他の方法において用いることもできる。光の検出の目的のために通常、検流計、多角形ミラー(ポリゴンミラー(polygon mirror)又は電気−光学装置を用いるレーザースキャナーの場合、板を走査する時にそれぞれの画素の位置において光パルスが与えられる。収光計及び光電子増倍管による蛍光の検出は光パルスの中間に行われる。燐光体板の読み出しのためにCCDを用いる連続走査を用いる場合も該システムを用いることができる。この場合、パルスする光の列により板を刺激し、その間にCCD(例えばファイバーオプチック連結を用いて)が同調された方法で板を走査し、蛍光画像を検出する。これにより時間遅延積算モードでCCDを駆動することが可能であり、その場合合計読み出し時間がもっと長くなる。
【0017】
【発明の詳細な記述】
図1は本発明の方法を用いる読み出し装置の実施態様を示す。ヨーロッパ出願EP 597 311に記載されているLiTaO3:Tb3+燐光体を含み、前にx−線装置(示されていない)で露光された保存エネルギー放出燐光体板1を読み出し装置で読み出す。保存燐光体板を二重周波数Nd:YAGレーザー(532nm)2により刺激する。用いられる光源は回折有限光源に制限されないことは明らかであり、それはシステムのさらなる利点である。燐光体板は読み出し配置の寸法に従って少なくとも2つの異なる板部分に分割される。これらの限定された部分が別々に読み出される。
【0018】
刺激光を燐光体板部分に導くファイバーオプチック板3は刺激光源の光を広げている。読み出される予定の画素のみが刺激されるように、ファイバーオプチック板は燐光体層1と直接接して置かれている。ファイバーオプチックの発光末端は燐光体板1に向いて平均に分布している。従って刺激の間に等しい光の強度が得られ、画像処理部門において感知されたシグナルの色むら修正(shading correction)の必要がない。高い分解能及び高い読み出し効率を得るために、燐光体板の他の側において、ファイバーオプチック板4が燐光体層の刺激部分と密接に接触している。かくして該方法を用いる装置は透過モードで働き、すなわち燐光体板が1つの側で刺激光に露光されている間に刺激された光の検出が反対側で行われる。この実施態様の場合、刺激された光を導くファイバーオプチック板はテーパー付きであり、画像の寸法が縮小される。5:1の縮小率を得ることができる。ファイバーオプチック板自身の収集効率は80%にような高いものであることができる。実際に燐光体層とファイバーオプチック板の間、及びファイバーオプチック板4とCCD5の間に光の損失はなく、それはこれらの部品が直接接触しているからである。収集効率は、保存燐光体板の読み出しに通常用いられるレーザースキャナーを用いる系における効率より約4倍高い。用いられるCCD5は2次元型のものである。これはCCDの感光性部位がマトリックス構造を形成することを意味する。第1段階で電荷が部品に蓄積され、ここで電荷は感知される、燐光体板上の該部分の刺激された光の強度に対応する。CCDからの電荷の読み出しは非常に短時間に行うことができる。電荷は感光性領域からクロックされ(clocked)、画像シグナルに変換される。CCDは転送緩衝器6を含む型のものであることもできる。このCCDセンサーの場合、電荷は(同時に)光に非感受性の転送緩衝器中にクロックされる。緩衝器からの電荷の読み出しは後の時期に行うことができる。この読み出し段階の間、CCDは固定されて保たれる必要はない。
【0019】
テーパー付きのファイバーオプチックスを用いることにより、同時に読み出すことができる合計面積をより大きくすることができる(例えば50x50mm)。数個の画素が同時に読み出され、画像処理のためのCCDからシグナル処理部門7へのデータの転送は、数ミリ秒しかかからない。これは高い処理量を保証し、1μ秒〜300ミリ秒の範囲内の減衰時間を有する光刺激可能な燐光体を分解能の損失を伴わずに使用できるようにし、それは板に対するCCDの動きがないからである。
【0020】
板の1つの部分のシグナル取得の後、燐光体板1及び読み出し配置は、次の部分を読み出すことができるように相対的に互いに動く。これは板を動かすことにより、又は読み出し光学部品を動かすことにより行うことができる。板を動かす間、刺激光源は外される。CCDから電荷を貯蔵所に入れる(binning)ことによりCCD5の感光性領域を清浄化した後、新しい電荷の蓄積/読み出し段階が新しい板部分において開始される。すべての板部分の読み出しの後、画像シグナルをシグナル処理部門7により合わせる。合わされる画像の継目における情報を失わないように、照射される部分をわずかにオーバーラップさせるのが有利であり得る。2回読み出される画素は、各領域の位置を調節するためのコンピューターへの情報を与える。最後の結果は、保存される放射線画像の電子的表示である。
【0021】
a)連続モード
連続モードを用いる方法の場合、発光される光は刺激の間に測定される。二重周波数Nd:YAGレーザー2の刺激光はCCDに達することが許されず、光学的に除去されねばならない。これは燐光体層とファイバーオプチック板の間に着色ガラスフィルター又は薄いゼラチンフィルターを加えることにより達成することができる。ドーピングされたガラス繊維を用いると、濾過をファイバーオプチック板自身により行うことができる。ゼラチンフィルターは非常に薄くすることができ、従って分解能の損失なしでそれを燐光体層とファイバーオプチック板の間に置くことができる。吸光性保護層8を燐光体層に加えることもできる。保護層は刺激光のみを吸収するが、発光される光に関しては高い透過率を有する。フィルターの型は発光される光の波長及び刺激光の波長の関数として選ばれる。
【0022】
b)パルスモード
別の方法はパルス光源を含む同じ読み出し配置を用いる。スリットを有するシャッター又は回転輪を用い、光源が断続的に発光するようにすることができる。LED−列及びダイオードレーザーは電流を変調させることにより直接パルスさせることができる。アルゴン及びクリプトンレーザーも音響−光学変調器(acousto−optic modulator)を用いて変調させることができる。二重周波数Nd:YAGレーザーのパルス時間は燐光体ルミネセンスの減衰時間の1〜30%の範囲内が好ましい。2つのパルス間の時間は燐光体ルミネセンスの減衰時間の1〜3倍の範囲内が好ましい。刺激光パルスの間の電荷の蓄積は後にCCDからクロックされ、画像の検出には用いられない。この直後にCCDが再設定され、燐光体の減衰の故にまだ存在する刺激された光の検出のための新しい電荷の蓄積段階が開始される。発光される光の強度が小さすぎるようになったら、感知された電荷を読み出すことができ、新しい刺激パルスを与えることができ、その後、同じ領域に関する新しい電荷検出サイクルが開始される。そうして刺激パルスの全部が与えられ、その間に光パルスの中間にCCDに蓄積された電荷のみが読み出される。従って、刺激光と発光される光を分離する光学フィルターを見い出すことができなくても、発光される光の波長より短い、近い、又は等しい波長を有する光を用いて燐光体を刺激することができるので、これが本発明のさらなる利点を提供することは明らかである。この問題は刺激光を消した直後に発光される光を測定することにより解決される。刺激パルスの間に読み出される電荷はシグナル処理部門に供給され、そこでさらなる処理を行うことができる。1つのそのような方法は、得られる種々のシグナルを平均し、より優れたシグナル対ノイズ比を生ずることである。
【0023】
図2は本発明の方法を用いる第2の実施態様を示しており、その場合、刺激光及び刺激された光を燐光体板部分に、及びそこから導くために結合ファイバーオプチックス9が用いられる。読み出しが透過モードで働く最初に記載された実施態様と対照的に、この実施態様は反射モードを用いており、すなわち刺激された光が、刺激光が板上に照射される側と同じ側で検出される。ファイバーオプチックアセンブリ9は、光を二重周波数NdYAGレーザー2から燐光体板部分に導く入力ファイバー10を含む。燐光体板における入力ファイバー10の分布は平均にされ、等しい光分布が保証されている。出力ファイバー11の末端は発光される刺激された蛍光を吸収し、この画像−通りの蛍光をCCD5に導く。1つの板部分のシグナル取得の後、読み出しアセンブリは燐光体板1に対して動き、次の部分を読み出すことができる。刺激光源は板を動かしている間、消される。CCDから電荷を貯蔵所に入れることによりCCDの感光性領域を清浄化した後、新しい取得/読み出し段階がある板部分において開始される。数段階行った後、燐光体板全体が読み出され、放射線画像を示す合わされた画像シグナルがシグナル処理部門7により得られる。
【0024】
図3は本発明の第3の実施態様を示す。光を異なる板の部分からCCD5に導く数個のテーパー付きファイバーオプチック束12が合わされ、300x400mmの完全な燐光体層1を1時に読むことができる。これによりCCDの列が燐光体板の全面積を覆うので、CCDセンサーの置き換えは必要がない。燐光体板はタングステン白熱ランプ13による投光照明を用いて刺激される。すべてのCCDが同時に働き、従って高い処理量を得ることができる。より高い処理量が必要でない場合、燐光体をもっと深く読み出すことができ、より高い感度及びより優れた画像の質を達成することができる。種々のCCDのシグナルをシグナル処理装置7で合わせ、そこで放射線画像を示す完全な電子シグナルを組み立てる。
【0025】
本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。
【0026】
1.−刺激可能な燐光体板を放射線画像に露光し、それにより該放射線画像を該燐光体板上に記録し、
−該燐光体板の面積を少なくとも2つの異なる部分に分割し、
−該板の該部分のそれぞれを、光源から該板の部分に導かれる、該刺激可能な燐光体の刺激波長領域内に波長を有する光により刺激し、該燐光体板の該部分に刺激された光を発光させ、
−該刺激された光を該燐光体板の部分から、該燐光体板の部分に対して静位置に保たれた少なくとも1つの2次元CCDセンサーに導き、該CCDセンサーを用いて該刺激された光を検出し、
−該検出された刺激された光を該板の部分の電気的表示に変換し、
−該異なる板の部分のそれぞれの該電気的表示を合わせて該放射線画像の該電気的表示とする
段階を特徴とする1つ又は複数のCCDセンサーを用いて放射線画像の電気的表示を得る方法。
【0027】
2.該板の部分を該刺激光により順に刺激し、ここで1つのセンサーを該部分のそれぞれに対して静位置に順に配置し、該燐光体板の該異なる部分に由来する該刺激された光を順に検出する上記1項に記載の方法。
【0028】
3.該板の部分を該刺激光により同時に刺激し、ここで別々の2次元センサーを該部分のそれぞれに対して静位置に配置し、該燐光体板の該異なる部分に由来する該刺激された光を同時に検出する上記1項に記載の方法。
【0029】
4.該刺激光の該導きを、該刺激光を該刺激光源から該保存燐光体板に伝送するファイバー−オプチック手段を用いて行う上記1項に記載の方法。
【0030】
5.該刺激された光の該導きを、該発光された光を該保存燐光体板から該CCDに伝送するファイバー−オプチック手段により行う上記1項に記載の方法。
【0031】
6.該光導きをテーパー付きファイバー−オプチック手段を用いて行う上記4又は5項に記載の方法。
【0032】
7.該刺激光のための該光導き及び該CCDへの該刺激された光の該光導きを結合ファイバー−オプチック手段を用いて行い、該刺激光を該刺激光源から該保存燐光体板に向け、該発光された光を該保存燐光体板から該CCDに導き、ここで該刺激光を導くファイバーの出力末端及び該刺激された光を導くファイバーの入力末端が該保存板の同じ側に置かれる上記1項に記載の方法。
【0033】
8.該光導きを、少なくとも1つのテーパー付きファイバーオプチックを含む結合ファイバー−オプチック手段を用いて行う上記7項に記載の方法。
【0034】
9.該燐光体板から該CCDへの該光導きを、刺激光のための濾過手段としての薄いゼラチンフィルターと組み合わされたファイバー−オプチック手段を用いて行う上記1項に記載の方法。
【0035】
10.該燐光体板から該CCDへの該光導きを、濾過手段としてのドーピングされたガラス繊維を含むファイバー−オプチック手段を用いて行う上記1項に記載の方法。
【0036】
11.該燐光体板の該刺激をパルスする刺激光源により行う上記1〜10項のいずれかに記載の方法。
【0037】
12.該燐光体板の該刺激をパルスする刺激光源を用いて行い、刺激された光の検出を該刺激光源からの刺激光パルスの中間に行う上記1項に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】刺激光源、燐光体板、CCD及び光学素子を含む、該方法を用いる読み出し装置の可能な実施態様の略図を示す。
【図2】反射モードにおける読み出しのための結合入力−出力ファイバーを含む、該方法を用いる読み出し装置の実施態様を示す。
【図3】大面積を覆うためのccdのマトリックスを有する、該方法を用いる実施態様を示す。
【符号の説明】
1 燐光体板
2 Nd:YAGレーザー
3 ファイバーオプチック板
4 ファイバーオプチック板
5 CCD
6 転送緩衝器
7 シグナル処理部門
8 保護層
Claims (4)
- CCDセンサー(5)によって、放射線画像に刺激可能な燐光体板(1)を露光することによって刺激可能な燐光体板(1)に記録された放射線画像の電気的表現を得る方法において、
該燐光体板(1)の面積を少なくとも2つの異なった部分に分割すること、
光源(2,13)からの案内された光によって該板(1)の該異なった部分を刺激すること、該光が、刺激可能な燐光の刺激波長範囲内の波長を有し、該燐光体板(1)の該部分に刺激された光を発光させることと、
2次元CCDセンサー(5)によって刺激された光が読み出され、検出する間、該燐光体板部分に対して静止した位置に保持された2次元CCDセンサー(5)に、該燐光体板の該部分から該刺激された光を案内することと、
該検出された刺激された光を、該板の部分の電気的表示に変換することと
によって、該異なった部分の各々を別個に読み出すこと、及び
該異なった板部分の各々の電気的表示を、放射画像の電気的表示に組み合わせること
を備えていることを特徴とする、刺激可能な燐光体板(1)に記録された放射線画像を電気的表現を得る方法。 - 該刺激された光の該案内が、該放射光を該貯蔵燐光体板(1)から該CCD(5)に伝送するフアイバー−オプチツク手段(4,11、12)によって行われる請求項1の方法。
- 該燐光体板(1)から該CCD(5)への該光案内が、ドーピングされたガラス繊維を含むフアイバー−オプチック手段(4,11)を使用して行われる請求項1または2の方法。
- 該燐光体板(1)の該刺激が、パルス状の刺激光源(2,13)を用いて行われ、刺激された光の検出が、該刺激光源(2,13)からの該刺激光のパルスの間において実行される請求項1〜3のいずれか1の方法。
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