JP4044419B2 - 表示制御回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示制御回路に関し、特に、文字や記号等のキャラクタを表示画面上に表示させるオンスクリーンディスプレイ回路に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン受像機、モニター装置等の映像出力装置においては、例えば使用者が各種設定を行ったり、確認したりできるように、チャンネルや音量等の情報を表示画面上に表示するものがあった。この情報を表示画面上に表示する機能は、オンスクリーンディスプレイ(以下、「OSD」と称す。)と呼ばれている。
【0003】
上記OSDによる情報表示は、表示させる情報(文字、記号等)に係るキャラクタ画像を原画像に重ね合わせることで、原画像とともに各種情報が表示画面上に表示される。上記キャラクタ画像の画像データ(フォントデータ)は、ラスタフォント(ビットマップフォント)形式でフォントROMと呼ばれる記憶装置に保存されている。
【0004】
ここで、キャラクタ画像の大きさを拡大して表示画面上に表示させるには、拡大したキャラクタ画像のフォントデータをフォントROMにそれぞれ保存しておく必要がある。しかし、同じ文字、記号等の使用したいすべての大きさのフォントデータをフォントROMにそれぞれ保存すると、膨大な記憶領域(メモリ領域)を要してしまう。そこで従来は、所定の大きさのフォントデータのみをフォントROMに保存して、例えば特許文献1に記載されているようにフォントデータをパラレルデータから表示するためのシリアルデータに変換するクロック信号の周波数を低くしたり、特許文献2に記載されているようにn倍周期でフォントデータを読み出すとともにn倍周期で選択出力するビットを変化させたりして、フォントデータに拡大処理を施し表示画面上にキャラクタ画像を拡大表示していた。
【0005】
以下、フォントデータに拡大処理を施しキャラクタ画像を表示画面上に拡大表示させるための従来のOSD回路について説明する。
図8は、従来のOSD回路の構成例を示すブロック図である。
図8において、81はメモリ読み出し制御部、82はフォントROM、83はパス切換部、84はパラレル−シリアル変換部、85はフォント修飾部である。
【0006】
図8に示したOSD回路は、フォントROM82内の任意の1つのキャラクタ画像を指定する文字コード信号CHR及びキャラクタ画像の横方向の拡大率を指定する拡大率指定信号EXPが外部から入力され、指定されたキャラクタ画像のフォントデータに拡大処理を施す。さらに、外部から入力される文字修飾処理(拡大処理は除く。)を指定するコマンド信号CMDに応じて、拡大処理されたフォントデータに修飾処理(縁取り等)を施した後、原画像に重ね合わせて表示するための出力フォントデータFDTとして出力する。
【0007】
上述した従来のOSD回路の動作について、図9を用いて説明する。
図9は、上記図8に示したOSD回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。なお、フォントROM82には、横24ドット×縦32ドットの領域に1つのキャラクタ画像を記録したフォントデータが、複数のキャラクタ画像についてそれぞれ保存されているとする。また、上記フォントデータにおいて、図示しない表示装置の表示動作における水平走査と同一方向の1つの行を「ラスタ」と称する。
【0008】
表示画面上に表示させるキャラクタ画像(文字コード“00”)を指定する文字コード信号CHRがメモリ読み出し制御部81に入力されると、メモリ読み出し制御部81は、指定されたキャラクタ画像のフォントデータを読み出すためのフォントアドレスAD(“00”)をフォントROM82に出力する。上記フォントアドレスADは、フォントROM82において当該フォントデータが記憶保存されている領域の先頭アドレスである。
【0009】
フォントROM82は、入力されたフォントアドレスADに対応するフォントデータを24ビット(1ラスタ)毎にパラレルフォントデータDTとしてパス切換部83に順次出力する。ここで、パラレルフォントデータDTは、DT[0]〜DT[23]の24ビットであり、DT[23]を最上位ビット(MSB)、DT[0]を最下位ビット(LSB)とする。
【0010】
上記パラレルフォントデータDTは、拡大率指定信号EXPにより指定された拡大率に応じてパス切換部83により伝達経路(データパス)が制御され、パラレルフォントデータEDTとしてパラレル−シリアル変換部84に出力される。パラレル−シリアル変換部84は、メモリ読み出し制御部81からのロードイネーブル信号LENがハイレベル(以下、ハイレベルを“H”と記す。)のとき、パラレルフォントデータEDTを取り込む。さらに、パラレル−シリアル変換部84は、取り込んだパラレルフォントデータEDTをパラレル−シリアル変換し、シリアルフォントデータIDTとして出力する。
【0011】
図10は、拡大率“2”に対応した従来のパラレル−シリアル変換部84の具体的な構成例を示す図である。パラレル−シリアル変換部84は、図10に示すようにクロック信号(ドットクロック信号)CLKに同期して動作する48個のDフリップフロップCF0〜CF47からなるシフトレジスタで構成されている。
【0012】
DフリップフロップCF0〜CF47の入力端子Dは、セレクタCS0〜CS47の出力端子Xに接続されている。セレクタCS0〜CS47の一方の入力端子Aは、パラレルフォントデータEDT[0]〜EDT[47]を供給するための信号線が接続され、他方の入力端子Bは、前段に接続されたDフリップフロップCF1〜CF47の出力端子Qに接続される。また、セレクタCS0〜CS47の制御入力端子Sは、ロードイネーブル信号LENを供給するための信号線が接続されている。
【0013】
ここで、指定された拡大率が“1”の場合には、フォントROM82から出力される24ビット(1ラスタ分)のパラレルフォントデータDT[k](kは0〜23、以下についても同様)が、シフトレジスタの下段側24個のDフリップフロップCF0〜CF23に対して供給される。つまり、パラレルフォントデータDT[k]がパラレルフォントデータEDT[k]となるようにパス切換部83によりデータの伝達経路が制御され、パラレル−シリアル変換部84に供給される。このとき、シフトレジスタの上段側24個のDフリップフロップCF24〜CF47は使用しない。
【0014】
また、指定された拡大率が“2”の場合には、フォントROM82から出力される24ビットのパラレルフォントデータDT[k]が、シフトレジスタの下段側から2つずつ順に供給され、シフトレジスタの48個のDフリップフロップCF0〜CF47に対して供給される。つまり、パラレルフォントデータDT[k]がパラレルフォントデータEDT[2k]及びパラレルフォントデータEDT[2k+1]となるようにパス切換部83によりデータの伝達経路が制御されてパラレル−シリアル変換部84に供給される。
【0015】
上記図10に示したパラレル−シリアル変換部84において、セレクタCS0〜CS47は、ロードイネーブル信号LENが“H”のときには、パラレルフォントデータEDT[0]〜EDT[47]を選択し、ロードイネーブル信号LENがロウレベル(以下、ロウレベルを“L”と記す。)のときには、前段に接続されたDフリップフロップCF0〜CF47の出力を選択する。つまり、パラレル−シリアル変換部84は、ロードイネーブル信号LENが“H”のときに取り込んだパラレルフォントデータEDT[0]〜EDT[47]を、ロードイネーブル信号LENが“L”のときにクロック信号CLKの1サイクル毎に1ビットずつシフトし、DフリップフロップCF0の出力をシリアルフォントデータIDTとして出力する。
【0016】
したがって、上記図9に示したように指定された拡大率が“1”の場合には、パラレル−シリアル変換部84は、フォントROM82から出力された値が“555555”であるパラレルフォントデータDTをパラレル−シリアル変換して、1サイクル毎に“1”→“0”→“1”→“0”→“1”→…とシリアルフォントデータIDTを出力する(時刻T91)。なお、パラレルフォントデータDTは16進数表記で示しており、シリアルフォントデータIDTは2進数表記で示している。
【0017】
また、指定された拡大率が“2”の場合には、パラレル−シリアル変換部84は、フォントROM82から出力された値が“555555”であるパラレルフォントデータDTをパラレル−シリアル変換して、1サイクル毎に“1”→“1”→“0”→“0”→“1”→…と2倍に拡大処理が施されたシリアルフォントデータIDTを出力する(時刻T92)。同様に、指定された拡大率が“2”であり、フォントROM82から出力された値が“333333”である場合には、パラレル−シリアル変換部84は、1サイクル毎に“1”→“1”→“1”→“1”→“0”→…と2倍に拡大処理されたシリアルフォントデータIDTを出力する(時刻T93)。
【0018】
上述のようにして出力されたシリアルフォントデータIDTは、フォント修飾部85に入力され、コマンド信号CMDにより指定された文字修飾処理(例えば、縁取り処理や着色処理等)が施された後、出力フォントデータFDTとして外部に出力される。フォント修飾部85は、コマンド信号CMDに応じた文字修飾処理を施すための図11に示すような修飾処理回路を有している。
【0019】
図11に示した修飾処理回路は、指定された拡大率が“1”のときには、入力されるシリアルフォントデータIDTをDフリップフロップPF0〜PF4に5ビット(5ドット)分取り込む。そして、通常時(拡大率“1”)の論理を用いてデコード回路111にて取り込んだデータを判別して修飾フォントデータTDT(例えば、縁取りデータ)を出力する。また、指定された拡大率が“2”のときには、5ビットを10ビットに拡張し(シリアルフォントデータIDTをDフリップフロップPF0〜PF9に取り込み)、さらにデコーダ回路111にて通常時の論理とは異なる2倍拡大時の論理を用いて上述と同様の処理を行い、修飾フォントデータTDTを出力する。
【0020】
【特許文献1】
特開昭60−126691号公報
【特許文献2】
特開平11−338454号公報
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のOSD回路では、フォントROM82から出力されたパラレルフォントデータDTは、指定された拡大率に応じてパス切換部83にてデータの伝達経路を制御することにより拡大処理され、パラレル−シリアル変換部84及びフォント修飾部85に出力される。したがって、パラレル−シリアル変換部84及びフォント修飾部85は、対応可能な拡大率に応じて表示画面上に表示されるドット数と同じ数のフリップフロップ(記憶素子)を設けなければならなかった。例えばOSD回路において、横方向の拡大率“2”に対応できるようにするには、上記図10、図11に示したように通常時(拡大率“1”)の2倍の数のフリップフロップをパラレル−シリアル変換部84及びフォント修飾部85に設けなければならなかった。
【0022】
つまり、従来のOSD回路は、横方向の拡大率が大きくなるのに伴って必要になるフリップフロップの数が増加して回路規模が著しく増加するとともに、製造後に対応可能な拡大率を大きくすることができず、製造する段階で対応可能な拡大率が決定されてしまうという問題があった。また、キャラクタ画像に対して文字修飾処理を施す修飾処理回路は、対応する拡大率にそれぞれ応じた論理を有するデコード回路を備えなければならなかった。
【0023】
本発明は、このような問題に鑑みて成されたものであり、フォントデータの処理に用いる記憶素子を増加させることなく、フォントデータに係るキャラクタ画像を任意の倍率で横方向に拡大表示させることができるようにすることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示制御回路は、原画像に重ね合わせて表示させるキャラクタ画像の画像データをパラレル−シリアル変換し出力するデータ変換部と、上記画像データのシフト動作を制御するためのシフトイネーブル信号を生成するシフトイネーブル信号生成部とを備える。上記データ変換部は、クロック信号に同期して動作し、nビット毎(nは2以上の整数)に並列して供給される画像データがそれぞれ入力可能なn個の記憶素子で構成されるシフトレジスタを有するとともに、シフトイネーブル信号に応じて上記記憶素子に、当該記憶素子の出力、又はnビット毎に並列して供給される上記画像データもしくは前段に接続された上記記憶素子の出力を選択的にそれぞれ供給するn個の第1の選択部を有する。上記シフトイネーブル信号生成部は、上記キャラクタ画像に対する横方向の任意の拡大率m(mは自然数)に応じて、上記クロック信号のm周期の期間中に、上記画像データを1回シフトさせるようなシフトイネーブル信号を生成する。
これにより、クロック信号のm周期の期間中は、画像データを1回だけシフトし、残りの期間は記憶素子に画像データが保持されるので、クロック信号のm周期の期間中に拡大率m分の同じ画像データを出力することができるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明において、同一の信号には同一の符号を付している。また、後述する図1に示すフォントROM2には、キャラクタ画像の大きさによらず、同じ文字、記号を示すキャラクタ画像については、図2に示すような横24ドット×縦32ドットの領域に1つのキャラクタ画像が記録された1つのフォントデータのみがラスタフォント(ビットマップフォント)形式でそれぞれ保存されているとする。
【0026】
図2は、フォントROM2に保存されているフォントデータの一例を示す図である。フォントデータは、Xi列、Yj行の交差部分に配置されるドット毎に、データを有するか否か(色情報は含まない。)が、“1”(データ有り)あるいは“0”(データ無し)の1ビットデータでそれぞれ保存されている。なお、上記Xi列、Yj行において、i及びjは添え字であり、i=0〜23の整数、j=0〜31の整数である。また、保存されているフォントデータにおいて、図示しない表示装置の表示動作における水平走査と方向が同じであるキャラクタ画像内の1つの行(上記図2においては、各Yj行)を「ラスタ」と称する。
【0027】
図1は、本発明の実施形態による表示制御回路を適用したオンスクリーンディスプレイ回路(以下、「OSD回路」と称す。)の一構成例を示すブロック図である。
図1において、1はメモリ読み出し制御部、2はフォントROM、3はイネーブル信号生成部、4はパラレル−シリアル変換部、5はフォント修飾部である。上記図1に示すように、文字コード信号CHR、拡大率指定信号EXP及びコマンド信号CMDが外部からOSD回路に入力され、これらの信号CHR、EXP、CMDに応じた出力フォントデータFDTがOSD回路から外部に出力される。
【0028】
ここで、文字コード信号CHRは、フォントROM2にフォントデータが保存されている複数のキャラクタ画像の中から任意の1つのキャラクタ画像を指定する信号である。また、拡大率指定信号EXPは、キャラクタ画像の横方向の拡大率を指定する信号であり、コマンド信号CMDは、キャラクタ画像等に施す文字修飾処理(ただし、拡大処理は除く。)を指定する信号である。また、出力フォントデータFDTは、原画像に重ね合わせて表示画面上に表示する画像の画像データである。
【0029】
メモリ読み出し制御部1は、入力される文字コード信号CHRに応じて、フォントROM2に保存されているフォントデータの読み出し動作を制御する。メモリ読み出し制御部1は、上記文字コード信号CHRにより指定されたキャラクタ画像のフォントデータを出力させる(読み出す)ためのフォントアドレスADをフォントROM2に出力する。また、メモリ読み出し制御部1は、フォントROM2より出力されるフォントデータの取り込みを許可するロードイネーブル信号LENをパラレル−シリアル変換部4に出力する。
【0030】
フォントROM2は、上記図2に示したようにそれぞれ構成された複数のフォントデータが記憶保存されている記憶装置である。フォントROM2は、メモリ読み出し制御部1よりフォントアドレスADが入力され、フォントデータをパラレルフォントデータDTとして1ラスタ毎に並列出力(パラレル出力)する。すなわち、フォントROM2は、24ビットで構成される1ラスタ分のフォントデータを並列にパラレルフォントデータDTとして順次出力する。
【0031】
イネーブル信号生成部3は、拡大率指定信号EXPが入力され、当該拡大率指定信号EXPに応じて、パラレル−シリアル変換部4及びフォント修飾部5でのデータのシフト動作を制御するためのシフトイネーブル信号SENを出力する。パラレル−シリアル変換部4は、フォントROM2より出力されるパラレルフォントデータDTをシリアルフォントデータIDTに変換(パラレル−シリアル変換)し出力する。
【0032】
具体的には、パラレル−シリアル変換部4は、メモリ読み出し制御部1より入力されるロードイネーブル信号LENに基づいて、フォントROM2より出力されるパラレルフォントデータDTを内部のシフトレジスタに取り込む。さらに、パラレル−シリアル変換部4は、イネーブル信号生成部3より入力されるシフトイネーブル信号SENを用いて、シフトレジスタに取り込んだパラレルフォントデータDTを1ビットずつシフトさせて出力することにより、シリアルフォントデータIDTを出力する。
【0033】
フォント修飾部5は、入力されるシリアルフォントデータIDTに、例えば縁取りや着色や変形(文字や記号を斜体、イタリック体に変形する。)等の所定の文字修飾処理を施すための修飾処理回路を有する。フォント修飾部5は、コマンド信号CMD、シリアルフォントデータIDT及びシフトイネーブル信号SENが入力され、コマンド信号CMDにより指定される文字修飾処理をシリアルフォントデータIDTに施す。フォント修飾部5は、文字修飾処理を施したシリアルフォントデータIDTあるいは文字修飾処理により生成した修飾フォントデータTDTとシリアルフォントデータIDTとを合成したデータを出力フォントデータFDTとして出力する。
【0034】
次に、上記図1に示したイネーブル信号生成部3について詳細に説明する。
図3は、イネーブル信号生成部3の具体的な構成例を示す図であり、図4はイネーブル信号生成部3の動作例を示すタイミングチャートである。
図3において、31はカウンタであり、クロック信号(ドットクロック信号)CLK及びリセット信号RSTが入力され、カウンタ値CNTを出力する。32はデコーダであり、拡大率指定信号EXPが入力されるとともに、カウンタ31より出力されたカウンタ値CNTが入力され、シフトイネーブル信号SENを出力する。
【0035】
図4に示すようにカウンタ31は、入力されるクロック信号CLKを用いて、当該クロック信号CLKの1サイクル(1周期)CT毎にカウンタ値CNTを1ずつインクリメント(増加)させて出力する。なお、リセット信号RSTが活性化された際には、カウンタ31はカウンタ値CNTを初期値(例えば“0”)に設定する。
【0036】
デコーダ32は、カウンタ31より供給されるカウンタ値CNTをデコードする。さらに、デコーダ32は、デコードしたカウンタ値CNTが拡大率指定信号EXPにより指定される拡大率に応じた所定の条件を満足するときには、信号レベルを“H”にして(活性化して)シフトイネーブル信号SENを出力する。一方、デコーダ32は、デコードしたカウンタ値CNTが所定の条件を満足しないときには、信号レベルを“L”にして(非活性化して)シフトイネーブル信号SENを出力する。
【0037】
具体的には、図4に示すように拡大率指定信号EXPにより指定された拡大率が“1”の場合(図4において、時刻T41から時刻T42まで)には、デコーダ32は、カウンタ値CNTにはかかわらず、出力するシフトイネーブル信号SENの信号レベルを常に“H”にする。
【0038】
拡大率指定信号EXPにより指定された拡大率が“2”の場合(時刻T42から時刻T43まで)には、デコーダ32は、デコードしたカウンタ値CNTの最下位ビットの値(バイナリー値)が“0”のとき、出力するシフトイネーブル信号SENの信号レベルを“H”にする。一方、そうでないときには、デコーダ32は、出力するシフトイネーブル信号SENの信号レベルを“L”にする。
【0039】
同様に、拡大率指定信号EXPにより指定された拡大率が“4”の場合(時刻T43以降)には、デコーダ32は、デコードしたカウンタ値CNTの下位2ビットの値(バイナリー値)が“00”のとき、出力するシフトイネーブル信号SENの信号レベルを“H”にする。そうでないときには、デコーダ32は、出力するシフトイネーブル信号SENの信号レベルを“L”にする。
【0040】
以上の動作をまとめると、イネーブル信号生成部3は、拡大率指定信号EXPにより拡大率p(pは自然数)が指定されたとき、クロック信号CLKにおけるpサイクルの期間のうち、はじめの1サイクルの期間だけ、出力するシフトイネーブル信号SENの信号レベルを“H”にし、他の期間は“L”にする。つまり、イネーブル信号生成部3は、フォントデータにおける1ドットについて、指定された拡大率pの値と同じ回数(pサイクル期間)だけ同じデータが繰り返されるように、pサイクル期間に1回だけフォントデータをシフトさせる、1サイクル期間だけ“H”になるシフトイネーブル信号SENを生成し出力する。
【0041】
次に、上記図1に示したパラレル−シリアル変換部4について詳細に説明する。
図5は、パラレル−シリアル変換部4の具体的な構成例を示す図である。
図5において、FF0〜FF23は記憶素子であるとともにシフトレジスタを構成するDフリップフロップ、FS0〜FS23及びIS0〜IS22はセレクタ、IS23は論理積演算回路(AND回路)である。なお、本実施形態においては、図5に示すようにDフリップフロップの数は、OSD回路が対応する拡大率にかかわらず固定の数であり、24個(フォントデータの1ラスタ分)である。
【0042】
セレクタFS0〜FS23は、制御入力端子Sに供給される信号が“H”のときには、入力端子Bに供給される信号を出力端子Xより出力し、“L”のときには、入力端子Aに供給される信号を出力端子Xより出力する。一方、セレクタIS0〜IS22は、制御入力端子Sに供給される信号が“H”のときには、入力端子Aに供給される信号を出力端子Xより出力し、“L”のときには、入力端子Bに供給される信号を出力端子Xより出力する。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、AND回路IS23をセレクタと称す。
【0043】
セレクタFSm(mは添え字であり、m=0〜23、以下についても同様)の入力端子Aは、DフリップフロップFFmの出力端子Qに接続され、セレクタFSmの入力端子Bは、セレクタISmの出力端子Xに接続される。セレクタFSmの制御入力端子Sは、シフトイネーブル信号SENが供給される信号線に接続され、セレクタFSmの出力端子Xは、DフリップフロップFFmの入力端子Dに接続される。
【0044】
DフリップフロップFFmのクロック入力端子CKは、クロック信号(ドットクロック信号)CLKが供給される信号線に接続され、リセット入力端子CLは、Dフリップフロップ等を初期化するためのリセット信号RSTが供給される信号線に接続される。したがって、DフリップフロップFFmは、クロック信号CLKに同期して動作する。
【0045】
また、セレクタISmの入力端子Aは、パラレルフォントデータDT[m]が供給される信号線に接続され、セレクタISmの入力端子Bは、セレクタFS(m+1)の入力端子AとDフリップフロップFF(m+1)の出力端子Qとの相互接続点に接続される。なお、パラレルフォントデータDT[m]は、上記図2に示したXm列のフォントデータにそれぞれ対応するパラレルフォントデータDT(24ビット)の中の1ビットを示し、パラレルフォントデータDT[23]が最上位ビット(MSB)、パラレルフォントデータDT[0]が最下位ビット(LSB)である。
【0046】
セレクタISmの制御入力端子Sは、ロードイネーブル信号LENが供給される信号線に接続される。ただし、セレクタ(AND回路)IS23の入力端子の一方は、パラレルフォントデータDT[23]が供給される信号線に接続され、入力端子の他方は、ロードイネーブル信号LENが供給される信号線に接続される。
また、セレクタFS0の入力端子AとDフリップフロップFF0の出力端子Qとの相互接続点は、シリアルフォントデータIDTを供給するための信号線に接続される。
【0047】
上述のように構成することで、ロードイネーブル信号LENが“H”かつシフトイネーブル信号SENが“H”のときには、DフリップフロップFFmにはパラレルフォントデータDT[m]が入力される。ロードイネーブル信号LENが“L”かつシフトイネーブル信号SENが“H”のときには、DフリップフロップFFmには、DフリップフロップFF(m+1)の出力(ただし、DフリップフロップFF23には“L”の信号)が入力される。つまり、このときDフリップフロップFF0〜FF23は、データを1ビットずつシフトする。
また、シフトイネーブル信号SENが“L”のときには、シフトイネーブル信号SENの信号レベルにかかわらず、DフリップフロップFFmは値を保持する。
【0048】
次に、上記図1に示したフォント修飾部5について詳細に説明する。
図6は、フォント修飾部5が有する修飾処理回路の一例を示す構成図である。図6において、TF0〜TF4は記憶素子であるとともにシフトレジスタを構成するDフリップフロップ、TS0〜TS4はセレクタ、61はデコーダである。セレクタTS0〜TS23は、制御入力端子Sに供給される信号が“H”のときには、入力端子Bに供給される信号を出力端子Xより出力し、“L”のときには、入力端子Aに供給される信号を出力端子Xより出力する。
【0049】
デコーダ61は、入力されるデータを用いて、当該修飾処理回路で施す文字修飾処理に応じた所定の論理での演算処理を行い、修飾フォントデータTDTを出力する。なお、デコーダ61より出力される修飾フォントデータTDTは、デコーダ61内部にて上記図3と同様にしてデコードされ出力される。また、デコーダ61にて行われる演算処理の所定の論理は、指定される拡大率にかかわらず同じ論理である。
【0050】
セレクタTSn(nは添え字であり、n=0〜4、以下についても同様)の出力端子Xは、DフリップフロップTFnの入力端子Dに接続され、DフリップフロップTFnの出力端子Qは、セレクタTSnの入力端子Aに接続される。セレクタTSnの入力端子Bは、セレクタTS(n+1)の入力端子AとDフリップフロップTF(n+1)の出力端子Qとの相互接続点に接続され、セレクタTSnの制御入力端子Sは、シフトイネーブル信号SENが供給される信号線に接続される。ただし、セレクタTS4の入力端子Bは、シリアルフォントデータIDTが供給される信号線に接続される。
【0051】
DフリップフロップTFnのクロック入力端子CKは、クロック信号(ドットクロック信号)CLKが供給される信号線に接続され、リセット入力端子CLは、Dフリップフロップ等を初期化するためのリセット信号RSTが供給される信号線に接続される。したがって、DフリップフロップTFnは、クロック信号CLKに同期して動作する。
デコーダ61の複数の入力端子は、セレクタTSnの入力端子AとDフリップフロップTFnの出力端子Qとの相互接続点にそれぞれ接続され、出力端子は修飾フォントデータTDTを供給するための信号線に接続される。
【0052】
上述のように構成することで、シフトイネーブル信号SENが“H”のときには、DフリップフロップTFnには、DフリップフロップTF(n+1)の出力(ただし、DフリップフロップTF4にはシリアルフォントデータIDT)が入力される。また、シフトイネーブル信号SENが“L”のときには、DフリップフロップTFnは値を保持する。
【0053】
次に、上記図1に示したOSD回路の動作について説明する。
図7は、上記図1に示したOSD回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。なお、図7に示すタイミングチャートは、外部から入力される文字コード信号CHRに応じて、パラレル−シリアル変換部4よりシリアルフォントデータIDTが出力されるまでの動作を示している。
【0054】
メモリ読み出し制御部1は、表示画面上に表示させるキャラクタ画像(文字コード“00”)を指定する文字コード信号CHRが入力されると、文字コード“00”に対応するフォントアドレスAD(“00”)をフォントROM2に出力する。上記フォントアドレスADは、フォントROM2において文字コード“00”に対応するフォントデータが記憶保存されている領域の先頭アドレスである。
【0055】
フォントROM2は、入力されたフォントアドレスADにより指定されるフォントデータを24ビット(1ラスタ)毎にパラレルフォントデータDTとしてパラレル−シリアル変換部4に順次出力する。なお、本実施形態においては、フォントデータが保存されている領域の先頭アドレスをフォントアドレスADにより指定することで、フォントデータを1ラスタ毎にフォントROM2から読み出すことが可能である。
【0056】
また、メモリ読み出し制御部1は、フォントアドレスADを出力して所定の期間が経過した後、ロードイネーブル信号LENを“H”にする。ここで、イネーブル信号生成部3は、入力される拡大率指定信号EXPにより指定される拡大率が“1”であるので、常に“H”であるシフトイネーブル信号SENを出力している。
【0057】
したがって、ロードイネーブル信号LENが“H”であるとともに、シフトイネーブル信号SENが“H”である時刻T71において、パラレル−シリアル変換部4は、パラレルフォントデータDT(16進数表記で値“555555”)を内部に備えるシフトレジスタ(DフリップフロップFF0〜FF23)に取り込む。また、時刻T71において、メモリ読み出し制御部1は、ロードイネーブル信号LENを“L”にする。
【0058】
続いて、パラレル−シリアル変換部4は、ロードイネーブル信号LENが“L”であるとともにシフトイネーブル信号SENが“H”であるので、取り込んだパラレルフォントデータDTをクロック信号CLKのクロックサイクル毎に1ビットずつシフトさせる。具体的には、パラレル−シリアル変換部4内部のシフトレジスタにて、それぞれのDフリップフロップに対し、前段に接続されたDフリップフロップの出力がクロック信号CLKに同期して入力される。
【0059】
これにより、パラレル−シリアル変換部4は、取り込んだパラレルフォントデータDT(値“555555”)をパラレル−シリアル変換し、クロック信号CLKの1サイクル毎に“1”→“0”→“1”→“0”→“1”→…のようにパラレルフォントデータDTの各ビットの値をシリアルフォントデータIDTとして順次出力する。
【0060】
また、拡大率指定信号EXPにより指定される拡大率が“2”になると(時刻T72)、イネーブル信号生成部3は、クロック信号CLKの2サイクルの中ではじめの1サイクルだけ“H”になるシフトイネーブル信号SENを出力する。
【0061】
このとき、パラレル−シリアル変換部4は、ロードイネーブル信号LENが“L”であるので、シフトイネーブル信号SENが“H”のときには、パラレルフォントデータDTをクロック信号CLKに同期して1ビットシフトさせる。一方、シフトイネーブル信号SENが“L”のときには、パラレルフォントデータDTをシフトさせずにシフトレジスタに保持させる。
【0062】
具体的には、ロードイネーブル信号LENが“L”かつシフトイネーブル信号SENが“H”のときには、パラレル−シリアル変換部4にてそれぞれのDフリップフロップに対し、前段に接続されたDフリップフロップの出力がクロック信号CLKに同期して入力される。一方、ロードイネーブル信号LENが“L”かつシフトイネーブル信号SENが“L”のときには、それぞれのDフリップフロップに対し、自らの出力がクロック信号CLKに同期して入力され値が保持される。
【0063】
したがって、パラレル−シリアル変換部4は、パラレルフォントデータDT(値“555555”)をパラレル−シリアル変換し、クロック信号CLKの1サイクル毎に“1”→“1”→“0”→“0”→“1”→…のようにシリアルフォントデータIDTとしてパラレルフォントデータDTの各ビットの値を2回ずつ繰り返して順次出力する。
【0064】
そして、1ラスタ分のパラレルフォントデータDTに対する処理が終了し、ロードイネーブル信号LENが再び“H”になる時刻T73において、パラレル−シリアル変換部4は、フォントROM2より出力される次の1ラスタのパラレルフォントデータDTを内部のシフトレジスタに取り込む。さらに、パラレル−シリアル変換部4は、上述した動作と同様の動作を行い、取り込んだパラレルフォントデータDTをパラレル−シリアル変換し、シリアルフォントデータIDTとして出力する。
【0065】
上述のようなパラレル−シリアル変換が施されたシリアルフォントデータIDTは、フォント修飾部5に入力され、コマンド信号CMDにより指定された文字修飾処理がフォント修飾部5にて施される。本実施形態において、フォント修飾部5が有する修飾処理回路は、上記図6に示したように構成されている。
【0066】
したがって、シフトイネーブル信号SENが“H”のときには、修飾処理回路内のDフリップフロップに対して、前段に接続されたDフリップフロップの出力が入力されることによりシリアルフォントデータIDTを1ビットずつシフトする。一方、シフトイネーブル信号SENが“L”のときには、修飾処理回路内のDフリップフロップは、値をそれぞれ保持する。
【0067】
つまり、フォント修飾部5が有する修飾処理回路は、例えば拡大率が“2”の場合には、シフトイネーブル信号SENに応じて、入力されるシリアルフォントデータIDTの2ビット毎に1回だけシフト動作を行う。これにより、指定された拡大率にかかわらず、フォントROM2に保存されているフォントデータと同じ状態(拡大処理が施されていない状態)でのデータがデコーダ61に入力される。
【0068】
デコーダ61は、入力されたデータを判別して修飾フォントデータTDT(例えば、縁取りデータ)を出力する。ここで、拡大率にはかかわらず拡大処理が施されていない状態でのデータがデコーダ61には入力されるので、デコーダ61は、通常時(拡大率“1”)の論理を備えるだけで(デコーダ61の論理を変更することなく)文字修飾処理に応じた演算処理を拡大処理されたシリアルフォントデータIDTに対して行うことができる。なお、修飾処理回路より出力されるデータはクロック信号CLKに応じて出力されるため、修飾処理回路より出力されるデータ量と修飾処理回路に入力されるデータ量とは等価である。
【0069】
以上のようにして、フォント修飾部5は、文字修飾処理を施したシリアルフォントデータIDTあるいは文字修飾処理により生成した修飾フォントデータTDTとシリアルフォントデータIDTとを合成したデータを出力フォントデータFDTとして出力する。そして、出力フォントデータFDTは、図示しない合成部により原画像の画像データと合成され、出力フォントデータに係るキャラクタ画像が原画像に重ね合わされて表示装置(例えば、テレビジョン受像機、モニター装置、ディジタルカメラやディジタルビデオの表示装置等)に表示される。
【0070】
以上、詳しく説明したように本実施形態によれば、指定された拡大率pに応じて、クロック信号CLKのpサイクル期間のうち、はじめの1サイクルの期間だけ“H”になり、他の期間は“L”になるシフトイネーブル信号をイネーブル信号生成部3にて生成し、フォントROM2より24ビット(1ラスタ)毎に出力されるパラレルフォントデータDTを、24個のDフリップフロップFF0〜FF24で構成されたシフトレジスタを有するパラレル−シリアル変換部4にてパラレル−シリアル変換する際、上記シフトイネーブル信号に基づいてpサイクル期間に1回だけパラレルフォントデータDTをシフトする。
【0071】
これにより、クロック信号CLKのpサイクル期間は、DフリップフロップFF0〜FF24により1回だけデータがシフトされ、残りの期間はデータが保持されるので、拡大率pに対応するpサイクル期間はシリアルフォントデータIDTとして同じデータを出力することができる。したがって、対応する拡大率にはかかわらず、通常時(拡大率1)の場合(1ラスタ分)と同じ数のDフリップフロップFF0〜FF24により、フォントROM2より出力されるパラレルフォントデータDTに指定された拡大率pに応じた拡大処理を施し、シリアルフォントデータIDTとして出力することができる。
【0072】
また、通常時(拡大率1)のみに対応した回路に対して、DフリップフロップFF0〜FF24に対応するセレクタFS0〜FS23を新たに設けるだけで良いので、回路規模の増加を抑制することができる。さらに、クロック信号CLKのpサイクル期間は、DフリップフロップFF0〜FF24により1回だけデータをシフトし、残りの期間はデータを保持するので、pサイクル期間中のDフリップフロップFF0〜FF24での出力データが変化する回数を従来の方法よりも減少させることができ、OSD回路の消費電力を削減することができる。
【0073】
また、カウンタ31にてクロック信号CLKのサイクル数をカウントし、カウンタ31より供給されるカウンタ値CNTが指定された拡大率に応じた条件を満足するか否かの判別結果に基づいてシフトイネーブル信号を生成する。これにより、本実施形態では、奇数倍を含む任意の倍率でキャラクタ画像を横方向に拡大する、つまりパラレルフォントデータDTに任意の倍率での拡大処理を施しシリアルフォントデータIDTとして出力することができる。また、拡大率に応じた条件を満足するか否かの判別結果に基づいてシフトイネーブル信号を生成するようにしているので、製造後であってもOSD回路が対応可能な拡大率を容易に変更することができる。
【0074】
なお、上述した本実施形態では、カウンタ31に2ビットのインクリメントカウンタを用いているが、本発明はこれに限らず、対応する拡大率以上の値をカウンタ値として保持可能であれば、任意のビットのインクリメントカウンタを適用することができる。また、インクリメントカウンタに限らず、カウンタ値CNTを1ずつデクリメント(減少)させるデクリメントカウンタであっても良い。また、カウンタ31には、カウンタ値CNTを初期化するリセット信号RSTを入力しているが、カウンタ31のみリセット信号RSTとは異なる初期化用の信号を入力するようにすると、カウンタ31のみを独立して任意の時点で初期化することができ、より任意の倍率に対応することが容易になる。
【0075】
また、本実施形態では、フォントROM2に保存されているフォントデータは、横24ドット×縦32ドットの領域に1つのキャラクタ画像が記録されたフォントデータを一例として示したが、本発明はこれに限らず、フォントデータのサイズは任意である。
【0076】
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の諸態様を付記として以下に示す。
【0077】
(付記1)原画像とは異なるキャラクタ画像を上記原画像に重ね合わせて表示装置に表示させるための表示制御回路であって、
クロック信号に同期して動作するとともに、nビット毎(nは2以上の整数)に並列して供給される上記キャラクタ画像の画像データがそれぞれ入力可能なn個の記憶素子で構成されるシフトレジスタを有し、上記画像データをパラレル−シリアル変換し出力するデータ変換部と、
上記キャラクタ画像に対する横方向の任意の拡大率m(mは自然数)に応じて、上記クロック信号のm周期の期間中に、上記データ変換部にて上記画像データのシフト動作を1回実行させるシフトイネーブル信号を生成するシフトイネーブル信号生成部とを備えることを特徴とする表示制御回路。(1)
(付記2)上記シフトイネーブル信号生成部は、上記クロック信号のm周期の期間中に1周期の期間だけ上記シフトイネーブル信号を活性化し、
上記データ変換部は、上記シフトイネーブル信号が活性化されたときに、上記画像データを1ビットずつシフトすることを特徴とする付記1に記載の表示制御回路。(2)
(付記3)上記シフトイネーブル信号生成部は、上記クロック信号の1周期毎にカウンタ値を1ずつ増加させるカウンタ部と、
上記カウンタ部より供給されるカウンタ値に基づいて、上記シフトイネーブル信号を活性化する判別部とを備えることを特徴とする付記2に記載の表示制御回路。(3)
(付記4)上記シフトイネーブル信号生成部は、上記クロック信号の1周期毎にカウンタ値を1ずつ減少させるカウンタ部と、
上記カウンタ部より供給されるカウンタ値に基づいて、上記シフトイネーブル信号を活性化する判別部とを備えることを特徴とする付記2に記載の表示制御回路。
(付記5)上記判別部は、上記カウンタ値が上記拡大率に応じた条件を満足するか否かを判別し、判別結果に従い上記シフトイネーブル信号を活性化することを特徴とする付記3又は4に記載の表示制御回路。
(付記6)上記データ変換部は、上記シフトイネーブル信号に応じて上記記憶素子に、当該記憶素子の出力、又はnビット毎に並列して供給される上記画像データもしくは前段に接続された上記記憶素子の出力を選択的にそれぞれ供給するn個の第1の選択部をさらに備えることを特徴とする付記1〜5の何れか1項に記載の表示制御回路。(4)
(付記7)上記データ変換部は、nビット毎に並列して供給される上記画像データ又は前段に接続された上記記憶素子の出力を選択的にそれぞれ出力するn個の第2の選択部をさらに備えることを特徴とする付記6に記載の表示制御回路。
(付記8)上記キャラクタ画像の画像データを複数記憶し、入力される画像指定信号に応じた上記画像データをnビット毎に並列して出力する記憶部をさらに備えることを特徴とする付記1〜7の何れか1項に記載の表示制御回路。(5)
(付記9)上記記憶部は、上記画像データを1ラスタ毎に並列して出力することを特徴とする付記8に記載の表示制御回路。
(付記10)上記データ変換部より出力されるシリアルな画像データに修飾処理を施す修飾部をさらに備えることを特徴とする付記1〜9の何れか1項に記載の表示制御回路。(6)
(付記11)上記修飾部は、上記拡大率mに依存しない固定の数の記憶素子で構成されるシフトレジスタと、上記記憶素子の出力に基づいて上記シリアルな画像データに修飾処理を施す修飾処理部とを有することを特徴とする付記10に記載の表示制御回路。(7)
(付記12)上記修飾部は、シフトイネーブル信号に応じて上記記憶素子に、当該記憶素子の出力、又は前段に接続された上記記憶素子の出力もしくは上記シリアルな画像データを選択的にそれぞれ供給するn個の選択部をさらに備えることを特徴とする付記11の何れか1項に記載の表示制御回路。
(付記13)上記修飾処理部は、上記記憶素子の出力を用いて、上記拡大率mにかかわらず同じ論理での演算処理を行い、上記画像データに修飾処理を施すことを特徴とする付記11または12に記載の表示制御回路。
(付記14)上記修飾処理は、縁取り処理、着色処理及び変形処理の少なくとも1つの処理であることを特徴とする付記10〜13の何れか1項に記載の表示制御回路。
(付記15)原画像とは異なるキャラクタ画像を上記原画像に重ね合わせて表示装置に表示させるための表示制御回路であって、
クロック信号に同期して動作するとともに、nビット毎(nは2以上の整数)に並列して供給される上記キャラクタ画像の画像データがそれぞれ供給可能なn個の記憶素子と、
上記記憶素子にそれぞれ対応し、上記n個の記憶素子による上記画像データのシフト動作を制御するシフトイネーブル信号に応じて出力信号を切り換えるn個の第1の選択回路とを備え、
上記第1の選択回路の第1の入力端子が、当該第1の選択回路に対応する上記記憶素子の出力端子に対して接続され、上記第1の選択回路の第2の入力端子が、当該記憶素子の前段に接続された記憶素子の出力端子に対して接続され、上記第1の選択回路の出力端子が当該第1の選択回路に対応する上記記憶素子の入力端子に対して接続されていることを特徴とする表示制御回路。(8)
(付記16)上記記憶素子にそれぞれ対応するn個の第2の選択回路をさらに備え、
上記第2の選択回路の第1の入力端子が、上記画像データが供給される信号線に対して接続され、上記第2の選択回路の第2の入力端子が、対応する上記記憶素子の前段に接続された記憶素子の出力端子に対して接続され、上記第2の選択回路の出力端子が上記第1の選択回路の第2の入力端子に対して接続されていることを特徴とする付記14に記載の表示制御回路。(9)
(付記17)上記クロック信号の1周期毎にカウンタ値を1ずつ変化させるカウンタ回路と、
上記カウンタ回路より供給されるカウンタ値に基づいて、上記シフトイネーブル信号を活性化する判別回路とをさらに備えることを特徴とする付記15又は16に記載の表示制御回路。
(付記18)原画像とは異なるキャラクタ画像を上記原画像に重ね合わせて表示装置に表示させるための表示制御方法であって、
nビット毎(nは2以上の整数)に並列して供給される上記キャラクタ画像の画像データをクロック信号に同期して動作するn個の記憶素子で構成されるシフトレジスタに入力し、
上記キャラクタ画像に対する横方向の任意の拡大率m(mは自然数)に応じて、上記クロック信号のm周期の期間中に、上記入力された画像データのシフト動作を1回実行させるシフトイネーブル信号を生成し、
上記生成されたシフトイネーブル信号により上記入力された画像データをパラレル−シリアル変換し出力することを特徴とする表示制御方法。(10)
(付記19)上記シフトイネーブル信号は、上記クロック信号のm周期の期間中に1周期の期間だけ活性化され、
上記シフトイネーブル信号が活性化されたときに、上記画像データを1ビットずつシフトすることを特徴とする付記18に記載の表示制御方法。
【0078】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、キャラクタ画像に対する横方向の任意の拡大率m(mは自然数)に応じたシフトイネーブル信号を生成し、クロック信号に同期して動作するn個(nは2以上の整数)の記憶素子で構成されるシフトレジスタを有するデータ変換部にて、nビット毎に並列して供給されるキャラクタ画像の画像データを、上記シフトイネーブル信号に基づいて上記クロック信号のm周期の期間中に1回だけシフトさせるようにして、上記画像データをパラレル−シリアル変換し出力する。
【0079】
これにより、クロック信号のm周期の期間においては、画像データが1回だけシフトされ、残りの期間は記憶素子に画像データが保持されるので、拡大率m分だけ繰り返して同じ画像データを出力することができる。したがって、画像データの処理に用いる記憶素子を増加させることなく、拡大率mに応じた拡大処理を施した画像データを出力することができ、キャラクタ画像を任意の倍率で横方向に拡大表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態によるオンスクリーンディスプレイ回路の一構成例を示すブロック図である。
【図2】フォントデータの一例を示す図である。
【図3】本実施形態におけるイネーブル信号生成部の具体的な構成例を示す図である。
【図4】シフトイネーブル信号生成動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図5】本実施形態におけるパラレル−シリアル変換部の具体的な構成例を示す図である。
【図6】本実施形態におけるフォント修飾部が有する修飾処理回路の構成例を示す図である。
【図7】本実施形態によるオンスクリーンディスプレイ回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図8】従来のオンスクリーンディスプレイ回路の構成を示すブロック図である。
【図9】従来のオンスクリーンディスプレイ回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図10】従来のオンスクリーンディスプレイ回路におけるパラレル−シリアル変換部の具体的な構成例を示す図である。
【図11】従来のオンスクリーンディスプレイ回路における修飾処理回路の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 メモリ読み出し制御部
2 フォントROM
3 イネーブル信号生成部
4 パラレル−シリアル変換部
5 フォント修飾部
31 カウンタ
32 デコーダ

Claims (8)

  1. 原画像とは異なるキャラクタ画像を上記原画像に重ね合わせて表示装置に表示させるための表示制御回路であって、
    クロック信号に同期して動作するとともに、nビット毎(nは2以上の整数)に並列して供給される上記キャラクタ画像の画像データがそれぞれ入力可能なn個の記憶素子で構成されるシフトレジスタを有し、上記画像データをパラレル−シリアル変換し出力するデータ変換部と、
    上記キャラクタ画像に対する横方向の任意の拡大率m(mは自然数)に応じて、上記クロック信号のm周期の期間中に、上記データ変換部にて上記画像データのシフト動作を1回実行させるシフトイネーブル信号を生成するシフトイネーブル信号生成部とを備え
    上記データ変換部は、上記シフトイネーブル信号に応じて上記記憶素子に、当該記憶素子の出力、又はnビット毎に並列して供給される上記画像データもしくは前段に接続された上記記憶素子の出力を選択的にそれぞれ供給するn個の第1の選択部を備えることを特徴とする表示制御回路。
  2. 上記シフトイネーブル信号生成部は、上記クロック信号のm周期の期間中に1周期の期間だけ上記シフトイネーブル信号を活性化し、
    上記データ変換部は、上記シフトイネーブル信号が活性化されたときに、上記画像データを1ビットずつシフトすることを特徴とする請求項1に記載の表示制御回路。
  3. 上記シフトイネーブル信号生成部は、上記クロック信号の1周期毎にカウンタ値を1ずつ増加させるカウンタ部と、
    上記カウンタ部より供給されるカウンタ値に基づいて、上記シフトイネーブル信号を活性化する判別部とを備えることを特徴とする請求項2に記載の表示制御回路。
  4. 上記キャラクタ画像の画像データを複数記憶し、入力される画像指定信号に応じた上記画像データをnビット毎に並列して出力する記憶部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の表示制御回路。
  5. 上記データ変換部より出力されるシリアルな画像データに修飾処理を施す修飾部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の表示制御回路。
  6. 上記修飾部は、上記拡大率mに依存しない固定の数の記憶素子で構成されるシフトレジスタと、上記記憶素子の出力に基づいて上記シリアルな画像データに修飾処理を施す修飾処理部とを有することを特徴とする請求項に記載の表示制御回路。
  7. 原画像とは異なるキャラクタ画像を上記原画像に重ね合わせて表示装置に表示させるための表示制御回路であって、
    クロック信号に同期して動作するとともに、nビット毎(nは2以上の整数)に並列して供給される上記キャラクタ画像の画像データがそれぞれ供給可能なn個の記憶素子と、
    上記キャラクタ画像に対する横方向の任意の拡大率m(mは自然数)に応じて、上記クロック信号のm周期の期間中に、上記n個の記憶素子による上記画像データのシフト動作を1回実行させるシフトイネーブル信号に応じて出力信号を切り換える回路であって、上記記憶素子にそれぞれ対応するn個の選択回路とを備え、
    上記選択回路の出力端子が対応する上記記憶素子の入力端子に対して接続されるとともに、上記選択回路の入力として、対応する上記記憶素子の出力及び対応する上記記憶素子の前段の記憶素子の出力が入力可能であることを特徴とする表示制御回路。
  8. 原画像とは異なるキャラクタ画像を上記原画像に重ね合わせて表示装置に表示させるための表示制御回路であって、
    クロック信号に同期して動作するとともに、nビット毎(nは2以上の整数)に並列して供給される上記キャラクタ画像の画像データがそれぞれ供給可能なn個の記憶素子と、
    上記キャラクタ画像に対する横方向の任意の拡大率m(mは自然数)に応じて、上記クロック信号のm周期の期間中に、上記n個の記憶素子による上記画像データのシフト動作を1回実行させるシフトイネーブル信号に応じて出力信号を切り換える回路であって、上記記憶素子にそれぞれ対応するn個の第1の選択回路と、
    上記記憶素子にそれぞれ対応するn個の第2の選択回路とを備え、
    上記第1の選択回路の第1の入力端子が対応する上記記憶素子の出力端子に対して接続され、上記第1の選択回路の第2の入力端子が対応する上記第2の選択回路の出力端子に対して接続され、上記第1の選択回路の出力端子が対応する上記記憶素子の入力端子に対して接続され、上記第2の選択回路の第1の入力端子が上記画像データが供給される信号線に対して接続され、上記第2の選択回路の第2の入力端子が対応する上記記憶素子の前段の記憶素子の出力端子に対して接続されていることを特徴とする表示制御回路。
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