JP4044323B2 - 面状発光装置および液晶表示装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、面状発光装置および液晶表示装置に関するものであり、特に、液晶表示装置を均一に照明するための面状発光装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
太陽光や照明光を光源として表示を行う反射型液晶表示装置は、消費電力が小さいという特徴から、携帯電話や携帯情報端末などに用いられているが、この反射型液晶表示装置は、外部の光源が利用できない暗所での表示が極端に劣るという問題がある。この問題を解決するために、反射型液晶表示装置にバックライトを配して、外光が得られない暗所などではこのバックライトを点灯させて透過表示を行う半透過反射型液晶表示装置が知られている。
しかしながら、この半透過反射型液晶表示装置ではバックライトからの光を金属薄膜からなる反射膜を通過させる必要があるため、透過表示と反射表示の明るさを両立させることは極めて困難であった。
【0003】
そこで、導光板の側端面から導入された冷陰極管などの光源からの光を導光板の主面から反射型液晶表示装置内に照射する面発光装置(フロントライト)を備えた液晶表示装置が開発されている。このように液晶表示装置の前面に面発光装置を配することにより、暗所であっても外光を利用する場合と同様の反射表示が可能になる。
図17は、液晶表示ユニットの前面にフロントライトを備える液晶表示装置の一例を示す断面構造図であり、この図において、液晶表示装置200は、フロントライト210と液晶表示ユニット220とから構成されており、フロントライト210は、透明なアクリル系樹脂等からなる導光板212とその側端面212aに配置された冷陰極管やLED(Light Emitting Diode)等からなる光源213とから概略構成されており、導光板212の出射面212bと反対側の反射面212cには、導光板212の内部を伝搬する光を反射させるための第1の斜面部216およびこの第1の斜面部216に続く第2の斜面部217が交互に連続して複数形成されている。この2つの斜面部216、217のうち第1の斜面部216は、出射面212bに対してより急な傾斜角を有して形成されており、導光板212の内部を伝搬する光の方向を出射面212b側に向けるように形成されている。
一方、液晶表示ユニット220は液晶層223を挟んで対向する一対のガラス基板221、222をシール材224で接合一体化した構成である。液晶表示ユニット220の後面側(図示下面側)の基板221の液晶層223側に反射膜225と表示回路226が形成されている。基板221と対向する基板222の液晶223側に表示回路227が形成されている。尚、表示回路226、227は、図示されていないが電極層や配向膜などの液晶層223を駆動、制御する回路を含むものであり、反射層225は光を反射させるためのアルミニウムや銀からなる反射膜を含むものである。
【0004】
上記の構成の液晶表示装置200において、フロントライト210の導光板212は液晶表示ユニット220の表示領域の前面(図示上面)に配置されている。フロントライト210の光源213からの光は、導光板212の側端面212aを介して導光板212の内部に導入されて出射面212bや反射面212cで反射されて導光板212の内部を伝搬するとともに反射面212cに形成された2つ斜面部216、217のうち、より急な傾斜角を有する斜面部216における反射により出射面212bに向かう方向へその伝搬方向を変えられて、出射面212bから出射される。このようにしてフロントライト210が液晶表示ユニット220を照明するようになっている。次に、液晶表示ユニット220に入射した光は、表示回路226、227および液晶層223を通過して反射層225に達し、この反射層225によって反射されて再び液晶表示装置220の外側に戻る。この反射された光がフロントライト210を通過して観察者に到達して液晶表示ユニット220の表示が観察者に視認される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の構成の液晶表示装置200によれば、フロントライト210を点灯させることにより暗所であっても表示を行うことが可能であるが、その輝度は全体的に不足しており、光源213の光量を大きくしても液晶表示装置200の表示の輝度はそれほど向上しない。
これは、光源213から導光板212に導入された光のうち、相当の部分が導光板212の反射面212cから直接外部へ漏れ出る漏れ光となるために、光源213の光量を大きくしても表示の輝度を支配する出射面212bからの出射光量が増加しないことによるものであると考えられる。
【0006】
そこで本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、光源の光を効率よく利用して出射面からの出射光量を増加させた面状発光装置、および表示が明るく、かつ表示領域の全面にわたって均一な明るさの表示が可能な液晶表示装置を提供することを目的とする
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
【0008】
本発明の面状発光装置は、光源と、該光源の光を側端面から入射して該光を出射面から出射する導光板とを備え、前記導光板の出射面と反対側の面は、前記導光板の内部を伝搬する光を反射させるための反射面とされており、前記光源の光が導光板内部へ入射する角度の範囲である放射角を制御するための光学手段が前記光源に設けられ、前記光学手段は、前記光源の、前記導光板の側端面と対向する側に設けられた導光体であり、前記導光体は、前記導光板に対向する出射面が曲面とされるとともに、曲面の中心が前記導光体の中心から外れた側にずらされ、前記導光体の厚さ方向において非対称な形状とされており、前記導光体からの出射光を、前記導光体の出射面から、前記導光板の反射面側あるいは出射面側の方向に広がるように出射させることを特徴とする。
係る構成によれば、光源から導光板へ入射する光の入射角を一定の範囲に絞ることができ、前記導光板の出射面における輝度の分布を均一にして、かつ導光板の反射面からの漏れ光を低減した面状発光装置が得られる。
【0009】
次に、本発明の面状発光装置は、前記放射角が、前記導光板の厚さ方向に70度以上180度以下の範囲であることを特徴とする。
係る構成によれば、前記導光板の出射面における輝度の分布を均一にした面状発光装置が得られる。
【0010】
次に、本発明の面状発光装置は、前記放射角が前記導光板の厚さ方向に76度以上180度以下であることを特徴とする。
係る構成によれば、前記導光板の出射面における輝度の分布をより均一にした面状発光装置が得られる。
【0011】
次に、本発明の面状発光装置は、前記放射角が、前記導光板の厚さ方向に76度以上120度以下であることを特徴とする。
係る構成によれば、前記導光板の出射面からの出射光量を増加させることができるとともに、出射面における輝度分布を改善することができる。
【0012】
次に、本発明の面状発光装置は、前記導光板内部に入射する光の入射角分布の中央値が、前記導光板の出射面に対して−5度以上5度以下の範囲の角度であることを特徴とする。
係る構成によれば、前記導光板に入射した光が広がる方向を導光板の厚さ方向に変化させるので、光の伝搬方向を導光板の反射面の形状や、導光板の寸法に合わせることが可能になり、輝度分布を最適化した面状発光装置が得られる。
【0013】
次に、本発明の面状発光装置は、前記導光板の反射面に、前記導光板内部を伝搬する光を反射させるための複数の斜面部が設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、反射面に前記斜面部が設けられているので、効率よく導光板の内部を伝搬する光を反射させてその伝搬方向を出射面に向かう方向に変えることができるので、出射面からの出射光量を増加させることができる。
【0014】
次に、本発明の液晶表示装置は、本発明の面状発光装置を備えたことを特徴とする。
係る構成によれば、出射光量が大きくかつ輝度の分布が均一である面状発光装置を備えるので、表示が明るく、かつ表示領域の全面にわたって均一な明るさの表示が可能な液晶表示装置が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、本明細書において参照される各図面は、面状発光装置や液晶表示装置の構成を説明するためのものであり、各部の大きさや厚さや寸法などは実際の面状発光装置や液晶表示装置とは異ならしめてある。
【0016】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態であるフロントライト(面状発光装置)を備えた液晶表示装置の断面構成図である。この図において液晶表示装置1は液晶表示ユニット20と、この液晶表示ユニット20の前面側(図示上面側)に配置されて必要に応じて液晶表示ユニット20を照明するフロントライト10とから概略構成されている。フロントライト10は、透明な導光板12と、この導光板12の側端面12aに配置された光学手段11を備える棒状の光源13とから概略構成されている。
【0017】
フロントライト10の導光板12は、上記液晶表示ユニット20の表示領域の前面(図示上面)に配置されて光源13からの光を液晶表示ユニット20に照射するものであり、透明なアクリル樹脂などから構成されている。図1に示すように導光板12の液晶表示ユニット20と対向する面(導光板12の下面)は、液晶表示ユニット20を照明する光が出射される出射面12bとされており、この出射面12bと反対側(導光板12の外面側)は、導光板12の内部を伝搬する光の伝搬方向を変えるための反射面12cとされている。
導光板12を構成する材料としては、上記アクリル系樹脂のほかポリカーボネート系樹脂、エポキシ樹脂などの透明な樹脂材料や、ガラスなどを用いることができる。また、具体的な例を挙げるならば、特に限定されるものではないが、アートン(商品名:JSR社製)やデルペット(商品名:旭化成社製)等を好適なものとして挙げることができる。
【0018】
導光板12の反射面12bは、液晶表示ユニット20と対向して配置されて液晶表示ユニット20を照明する光が出射される面であり、表面粗さ10nm以下の平滑な面とされている。この出射面12b上には、導光板12の内部または外部からこの出射面12bを通過する光の反射を防ぐための反射防止膜が設けられていてもよい。この反射防止膜としては市販の反射防止フィルムを用いることができる。具体的には、特に限定されるものではないが、ARP4T(商品名:大日本印刷社製)などを好適なものとして挙げることができる。
【0019】
反射面12cには、導光板12の内部を伝搬する光の一部を反射させてその伝搬方向を変えるために出射面12bに対して傾斜して形成された第1の斜面部16と、この第1の斜面部16より緩やかな傾斜角度を有して形成された第2の斜面部17が交互に連続して複数形成されている。この反射面12cにも上記出射面12bと同様に反射防止膜を設けてもよい。
第1の斜面部16の出射面12bに対する傾斜角度は、40〜50度程度とすることが好ましく、第2の斜面部17は、出射面12bに対する傾斜角度を5度以下として出射面12bと概ね平行とすることが好ましい。これは、第1の斜面部16が、導光板12の内部を伝搬する光の伝搬方向を出射面12bに向かう側に変える作用を供するのに対して、第2の斜面部17が導光板12の内部を伝搬する光を反射させて光源13から遠ざかる方向に送る作用を供するものであるからである。
また、上記第1の傾斜部16は、出射面12bにおける輝度の分布を均一にするために100μm〜300μm程度の間隔で形成されていることが好ましく、その導光板12の厚さ方向の幅は、出射光量を大きくするために3μm〜10μmとすることが好ましい。
【0020】
尚、図1に示す導光板12では、反射面12cの形状を、2つの斜面部16、17が交互に連続した三角波状としているが、反射面12cの形状はこれに限られるものではなく、この他にも、特に限定されるものではないが、斜面部16、17によって形成されるくさび状の溝の間に出射面12bとほぼ平行な平坦部を設けた台形状が連続した形状としたものや、反射面12cに球面の一部を成す凹部を複数形成した形状、あるいは球体の一部を成す凸部を反射面12c上に複数形成した形状などを挙げることができる。
【0021】
光源13は、導光板12の側端面12aに光を照射するものであり、導光板12に照射される光の広がる角度を制御するための光学手段11を備えている。この光学手段11はアクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂などの透明な樹脂材料から構成されており、場合によってはガラス製であってもよい。
光源13としては、冷陰極管のほか有機EL素子、LEDあるいはLEDと棒状導光体を組み合わせたものなど、導光板12の側端面12aに均一に光を照射することができるものであれば、いずれのものも好適に用いることができる。
【0022】
液晶表示ユニット20は、液晶層23を挟持して対向するガラスなどからなる第1の基板21と、第2の基板22をシール材24で接合一体化して構成されている。前記第1の基板21の液晶層23側の面に金属の反射膜を含む反射層25と、表示回路26が順に積層されており、前記第2の基板22の液晶層23側の面には、それぞれ表示回路27が形成されている。このように液晶表示ユニット20は、外部から入射した光を反射させるための反射層25を備えた反射型の液晶表示ユニットとされている。
表示回路26および27は、図示されていないが液晶層23を駆動するための透明導電膜等からなる電極層や液晶層23の配向を制御するための配向膜等を含むものである。また、場合によってはカラー表示を行うためのカラーフィルタなどを有する構成であってもよい。
反射層25は例えば表面に凹凸形状が形成されたアクリル系樹脂等からなる有機膜上に、アルミニウムや銀などからなる金属の反射膜をスパッタ法などにより形成し、この反射膜と有機膜を覆うようにシリコーン系樹脂などからなる平坦化膜を形成して構成される。この反射層25はカラーフィルタを含む構成としても良く、その場合には、前記反射膜の直上にカラーフィルタを形成することが好ましい。このような構成とするならば、光の反射面にカラーフィルタを配置することができるので、色ずれや視差を低減して高品位のカラー表示が可能である。
【0023】
ここで、上記の液晶表示ユニット20の反射層25の有機膜の表面および有機膜上に形成される反射膜の形状について図2を参照して以下に説明する。
図2は、液晶表示ユニット20の反射層25に形成された有機膜と反射膜とを拡大して示す斜視図である。この図において、有機膜28の表面には内面が球面の一部を成す多数の凹部28aが重なり合うように連続して形成されており、この有機膜28上に反射膜29が成膜されている。
有機膜28は、基板上に感光性樹脂などからなる樹脂層を平面形状に形成した後、図2に示す有機膜28の表面とは逆凹凸の表面形状を有するシリコーン系樹脂などからなる転写型を上記樹脂層の表面に圧着した後、樹脂層を硬化させることにより形成される。反射膜29は、有機膜28の表面に形成されて液晶表示ユニット20に入射する光を反射するものであり、アルミニウムや銀などの高い反射率を有する金属材料をスパッタ法や真空蒸着などの成膜法により形成したものである。
【0024】
図2に示す凹部28aは、その深さを0.1μm〜3μmの範囲でランダムに形成し、隣接する凹部28aのピッチを5μm〜100μmの範囲でランダムに配置し、上記凹部28a内面の傾斜角を−30度〜+30度の範囲に設定することが望ましい。
特に、凹部28a内面の傾斜角分布を−30度〜+30度の範囲に設定する点、隣接する凹部28aのピッチを平面全方向に対してランダムに配置する点が特に重要である。なぜならば、仮に隣接する凹部28aのピッチに規則性があると、光の干渉色が出て反射光が色付いてしまうという不具合があるからである。また、凹部28a内面の傾斜角分布が−30度〜+30度の範囲を超えると、反射光の拡散角が広がりすぎて反射強度が低下し、明るい表示が得られない(反射光の拡散角が空気中で36度以上になり、液晶表示装置内部の反射強度ピークが低下し、全反射ロスが大きくなるからである。)からである。
また、凹部28aの深さが3μmを超えると、後工程で凹部28aを平坦化する場合に凸部の頂上が平坦化膜で埋めきれず、所望の平坦性が得られなくなる。
【0025】
隣接する凹部28aのピッチが5μm未満の場合、有機膜28を形成するために用いる転写型の製作上の制約があり、加工時間が極めて長くなる、所望の反射特性が得られるだけの形状が形成できない、干渉光が発生する等の問題が生じる。また、有機膜28の表面形状を形成するための前記転写型は、ダイヤモンド圧子をステンレス鋼などの基材に多数押圧して作製された転写型用母型の表面形状を、シリコーン樹脂などに転写することによって作製されるが、このダイヤモンド圧子の先端径は実用上30μm〜200μmであることが望ましいので、隣接する凹部28aのピッチは5μm〜100μmとすることが望ましい。
【0026】
液晶表示ユニット20は、反射層25を構成する反射膜29が上記のような形状とされているので、外部から入射する光を効率よく反射、散乱することが可能であり、明るい反射表示と広い視野角を実現することができる。これは、図2に示す凹部28aの深さやピッチが上記に示す範囲に制御されていることと、凹部28aの内面が球面であることによる。
すなわち、凹部28aの深さとピッチが制御されて形成されていることにより、光の反射角を支配する凹部28aの内面の傾斜角が一定の範囲に制御されるので、反射膜29の反射効率を一定の範囲に制御することが可能になる。
【0027】
以上の構成の液晶表示装置1は、太陽光や照明などの周囲光を利用した反射表示のほか、必要に応じてフロントライト10を点灯させることによりこのフロントライト10からの光を利用した反射表示を行うことができる。
フロントライト10の光源13から光学手段11を介して導光板12の側端面12aに照射された光は、導光板12の内部に導入されて導光板12の内部を反射しながら伝搬するとともに、その一部が反射面12cの斜面部16によって反射され、その伝搬方向を出射面12bに向かう方向に変えられて出射面12bから出射して液晶表示ユニット20を照明する。液晶表示ユニット20に入射した光は液晶表示ユニット20の表示回路26、27および液晶層23を通過して反射層25に達し、図2に示すこの反射層25の反射膜29によって反射されて液晶表示ユニット20の外側へ戻り、導光板12を通過して反射面12cから出射されて観察者に到達する。このようにして液晶表示ユニット20の表示が観察者に視認される。
【0028】
上記のフロントライト10において、光源13から導光板12に導入される光は、光源13の導光板12の側端面12aと対向する側に設けられた光学手段11によって導光板12内部へ入射する角度の範囲である放射角が所定の角度になるように制御されている。この光学手段11を介した導光板12内部への光の入射について図3および図4を参照して以下に説明する。
【0029】
図3は、図1に示すフロントライト10の導光板12と光源13を含む部分を拡大して示す部分断面図であり、図4A〜図4Cは光学手段11の断面形状の構成例を示す図である。
図3に示すように光源13から発せられた光は、光源13の導光板12側に設けられた光学手段11を介して導光板12の内部に導入される。光源13から発せられた光は広がりをもって光学手段11に入射するが、この広がりは光源13を構成する冷陰極管やLEDなどの特性によって異なる。光学手段11は、このような光源13の光の広がりを所望の範囲に制御して導光板12に導入するために光源13の導光板12と対向する側に設けられている。
【0030】
図3に示すフロントライト10においては、光学手段11を介して側端面12aから導光板12内部へ入射された光の入射角が、図3に示す放射角αの範囲内に制御されている。このような構成とすることにより導光板12の出射面12bから出射される光のうち、表示に寄与しうる光の量を増加させることができるとともに、出射面12bにおける輝度分布を均一なものとすることができる。これは、以下に示す理由によるものである。
【0031】
まず、図1に示すフロントライト10は、導光板12の側端面12aから導入された光を内部で反射させながら伝搬させるとともに、反射面12cに設けられた傾斜部16で反射された光を出射面12bから液晶表示ユニット20に向けて出射するようになっている。そのため、出射面12bの各部から出射される光量は対応する傾斜部16によって反射される光量に依存している。
また、図1および図2に示す液晶表示ユニット20の反射層25においては、上述のように反射膜29の形状が制御されて形成されている。上記の形状を有する反射膜29が最も効率よく反射させることができる光は反射膜29への入射角度が±20度以下の光であり、液晶表示装置1の輝度はこの±20度以下で反射膜29に入射する光量に大きく左右される。そのため、太陽光などの十分な光量を有する光源を利用して表示を行う場合には十分な輝度が得られていても、フロントライトのように光源の利用効率がそれほど高くなく光量が小さい光源を用いる場合には、この±20度以下で反射膜29に入射する光量が小さいと視認性が大きく低下することになる。
【0032】
従って、液晶表示装置1の表示の輝度を向上させるためには、フロントライトの出射面12bからの出射光量を向上させるとともに、出射面12bから出射される光のうち、液晶表示ユニット20の反射層25に±20度以下の入射角度で入射する成分を増加させる必要がある。この条件を満たすには、導光板12内部を伝搬する光のうち図3に示す斜面部16に入射する光の入射角度と、その光量を適切に設定すればよい。
具体的には、導光板12内部を伝搬する光が、斜面部16に対してより浅い角度で入射するようにすればよいので、図3に示す側端面12aにおける放射角αを小さくすればよい。その一方で、放射角αを小さくしすぎると出射面12bで反射して進行する光の反射角が小さくなるために、光源13から離れた位置の斜面部16に入射する光量が小さくなり、出射面12bから出射される光の光量の均一性に劣るものとなる。従って放射角αは、適切な範囲に設定する必要がある。そこで本実施形態の構成によれば、図3に示す光学手段11により上記放射角αを適切な範囲に制御することができるので、液晶表示装置1の表示の輝度を向上させることができるとともに、フロントライト10の出射面12bにおける輝度分布を改善することができる。
【0033】
図3に示す放射角αは、70度以上180度以下であることが好ましい。放射角αが70度より小さい場合には導光板12内部を光源13から離れる方向に伝搬する光の出射面12bでの反射角が小さくなりすぎるために光源13から離れた位置での出射面12bからの出射光量が小さくなり、輝度の均一性に劣るものとなるためである。
また、上記放射角αは、76度以上180度以下であることがより好ましい。
このような範囲に放射角αを設定することにより、出射面12bにおける輝度の分布をより均一にすることができる。
また、上記放射角αは、76度以上120度以下とすることがより好ましい。
このような範囲に放射角αを設定することにより、図2に示す液晶表示ユニット20の反射膜29に±20度以下の入射角で入射する光量を増加させることができるとともに、出射面12bにおける輝度の分布も均一化することができる。
【0034】
また、図3に示す導光板12に入射する光の入射角分布の中央値が、出射面12bに対して−5度以上+5度以下の角度を成すようにすることが好ましい。すなわち、図3に示す放射角αの中心線18が出射面12bに対して−5度以上+5度以下の角度を成すようにすることが好ましい。このような構成とすることにより、導光板12内部における光の伝搬方向を反射面12c側、あるいは出射面12b側に向けることができる。従って、導光板12の反射面12cの形状や、導光板12の寸法に合わせて導光板12内部における光の伝搬方向を最適化することができる。これにより、導光板12の出射面12bにおける輝度の分布をより均一にすることができる。
【0035】
図3に示す光学手段11は、例えば、図4A〜図4Cの断面図で示す導光体を用いることができる。まず、この光学手段11として図4Aに示す導光体11Aを用いる場合を以下に説明する。尚、導光体11Aの実際の形状は、図4Aに示す断面構造を有する棒状である。
この導光体11Aは、入射面14a(図示右側面)から光源の光を導入して、この光を上記入射面14aと反対側の面(図示左側面)である出射面14bから出射するようになっている。この出射面14bは図4Aに示すように導光体11Aの外側に凸な曲面となっており、この面を通過する光は導光体11Aの厚さ方向(図示上下方向)の広がりが狭くなるように屈折される構造となっている。尚、出射面14aの形状は光源13の種類(冷陰極管やLEDや有機EL素子など)、および導光板12内部への放射角によって適宜最適な形状とすればよい。
上記の光学手段11を通過して導光板12の側端面12aに照射された光は、光学手段11によってその広がりを制御されているので、図3に示す導光板12の側端面12aから入射された光の放射角αも所望の角度に制御されたものとなる。
【0036】
次に、図4Bに示す導光体11Bを光学手段11として用いる場合について説明する。導光体11Bは、図4Bに示す断面構造を有する棒状であり、光源13からの光が入射される平坦な面である入射面14bと、この入射面14bと反対側に位置して導光体11Bを伝搬する光を出射する出射面15bを備える構成である。出射面15bは導光体11Bの外側に凸なる形状を形成する2つの斜面部15b1、15b2から構成されている。
上記の構成の導光体11Bの内部に光源13から入射面14bを介して導入された光は、出射面15bから出射されて導光板12に導入される。出射面15bは上記のような形状であるので、出射面15bを通過する光は導光体11Bの厚さ方向の広がりが狭くなるように屈折されて出射される。このように導光体11Bを用いた場合も、光源13から導光体11Bを介して導光板12に導入される光の放射角αを制御することができる。
【0037】
また、図4Cに断面構造を示す導光体11Cも、上記の導光体11A、11Bと同様に光学手段11として適用することができる。図4Cに示す導光体11Cは、図4Bに示す導光体11Bと同様の棒状であり、図示右側面の入射面14cから光源13の光を導入して、この光を入射面14cと反対側(図示左側面)の出射面15cから導光板12へ照射する構造となっている。この導光板11Cの出射面15cは、導光体11Cの外側に凸である曲面を成しているが、この曲面は導光体11Cの厚さ方向に対称な形状ではなく、図4Cに示すように曲面の中心が図示上方にずれた形状(すなわち、導光体11Cの中心から外れた側に曲面の中心をずらした形状)に形成されている。このような構造の導光体11Cを光学手段11として適用するならば、導光体11Cの出射面15cから出射される光が広がる方向を図示上方側とすることができる。従って、導光板12へ導入された光の伝搬方向は導光板12の反射面12cに向かう方向となる。
【0038】
尚、図4Cには導光体11Cを通過する光の広がる方向が図示上方側となるように導光体11Cの出射面15cを形成した例を示したが、導光体11Cを通過した光が図示下方側へ広がるように出射面15cを構成することもできる。この場合には、出射面15cを構成する曲面の中心を図示下方側にずらした構成とすればよい。
【0039】
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、図1に示す光学手段11が光源13に備えられている構成としたが、この光学手段11を導光板12の側端面12aに形成した構成とすることもできる。この様な構成を本発明の第2の実施形態として図5A、Bを参照して以下に詳細に説明する。
【0040】
図5A、図5Bは、本発明の第2の実施形態であるフロントライトの部分断面図である。まず、図5Aに示すフロントライト110Aについて説明する。フロントライト110Aは、導光板112Aと、その側端面114aに配置された光源113Aとから概略構成されている。図5Aに示すフロントライト110Aが上記第1の実施形態のフロントライト10と異なる点は、光源113Aから導光板112Aに入射する光の入射角を制御するための光学手段が導光板112Aの側端面114aの形状により実現されている点であり、これ以外の構成は図1に示すフロントライト10と同様である。
【0041】
図5Aに示すように導光板112Aの側端面114aは、導光板112Aの外側に凸なる曲面を成すように形成されている。従ってこの側端面114aを介して光源113Aから導光板112Aに入射する光は、側端面114aでその広がりが導光板112Aの厚さ方向に狭くなるように屈折されて導光板112A内部に導入される。このように導光板112Aの側端面114aは、図3に示す光学手段11と同等の機能を有するものであり、側端面114aから導光板112A内部へ伝搬する光の放射角を制御して、フロントライト110Aの出射光量と輝度分布を最適化することができる。
【0042】
次に、図5Bに示すフロントライト110Bについて説明する。フロントライト110Bは、導光板112Bとその側端面114bに配置された光源113Bとから概略構成されており、導光板112Bの側端面114bの形状以外は、図5Aに示すフロントライト110Aと同様の構成である。
導光板112Bの側端面114bは、図5Bに示すように2つの斜面部からなり、導光板112Bの内側に凸なるくさび状となっている。光源113Bから導光板112Bの側端面114bを介して導光板112B内部に導入される光は、この側端面114bを通過する際にその導光板112Bの厚さ方向の広がりが狭くなるように屈折される。すなわち、導光板112B内部への放射角が小さくなるように屈折されて導光板112B内部に導入される。
従って、導光板112Bの側端面114bも、上記導光板112Aの側端面114aと同様に図3に示す光学手段11と同等の機能を有するものであり、この側端面114bの形状を最適化することにより、フロントライト110Bの出射光量と輝度分布を最適化することができる。
【0043】
【実施例】
(実施例1)
図1に示すフロントライト10と同様の構成のフロントライトを作製した。導光板はアクリル樹脂デルペット(商品名:旭化成社製)を材料として射出成形を行うことにより作製し、反射面形状は、深さ5.7μm、間隔160μmの三角波状とした。フロントライトの光源は白色LEDとした。上記光源と導光板の間の光学手段は、アクリル樹脂デルペットを材料として射出成形を行うことにより作製された導光体とした。この導光体の形状は図4Aに示す導光体11Aと同様の形状とし、出射面として外側に凸なる曲面を備える構成とした。この導光体の出射面は、上記のフロントライトにおいて光源からの導光体を介して導光板に導入される光の導光板内部への放射角が77.5度となり、導光板内部への入射角の分布の中央値が出射面に対して1.25度となるように設定した。
【0044】
上記にて作製されたフロントライトを点灯させて導光板の出射面の輝度を測定した。尚、輝度の測定は導光板の長手方向に出射面を9つの領域に分割してそれぞれの領域について測定を行った。その測定結果を図6に示す。図6に示すグラフの横軸は上記の9つの領域を光源に近い側から1番目として示す領域番号であり、縦軸はフロントライトの輝度を示す。
上記のフロントライトの平均輝度は327.7(cd/m)であった。また輝度の最大値と最小値の比は0.755であった。
【0045】
次に、上記のフロントライトの反射面からの漏れ光量、および出射面からの出射光のうち出射面の法線に対して±20度以下の角度で出射する光量(液晶表示ユニットを出射面と対向するように配置した状態で、液晶表示ユニットの反射膜に±20度以下の入射角で入射する光量:以後有効光量と称す。)を測定した。
その結果、反射面からの漏れ光は導光板に入射した光の6.69%であり、出射面の法線に対して±20度以下の角度で出射される光量は導光板に入射した光の3.3%であった。
【0046】
(実施例2)
次に、導光体を介して導光体に導入された光の導光板内部への放射角が75度となるように導光体の出射面の形状を設定した以外は、上記実施例1と同等の構成としたフロントライトを作製した。尚、本実施例のフロントライトは導光板内部への入射角の分布の中央値が、出射面に対して0度となるように設定した。
このフロントライトを点灯させて、上記実施例1と同様の測定を行った。輝度分布を測定した結果を図7に示す。このフロントライトの平均輝度は322.2(cd/m)であった。また、輝度の最大値と最小値の比は0.738であった。
次に、上記実施例1と同様に反射面からの漏れ光量と、有効光量を測定した。
反射面からの漏れ光量は導光板に入射される光の6.43%であり、有効光量は3.45%であった。
【0047】
(実施例3)
次に、導光体を介して導光体に導入された光の導光板内部への放射角を、それぞれ以下の表に示す放射角となるように導光体の出射面の形状を設定した以外は、上記実施例2と同等の構成としたフロントライトを作製した。尚、本実施例のフロントライトは導光板内部への入射角の分布の中央値が、出射面に対して0度となるように設定した。
放射角
実施例3 80度
実施例4 90度
実施例5 120度
実施例6 180度
実施例7 70度
【0048】
上記のフロントライトについて、上記実施例1と同様の方法で輝度分布を測定した結果を図8〜図12に示す。また、それぞれの平均輝度、輝度の最大値と最小値の比、反射面からの漏れ光量、有効光量を測定した結果を以下の表に示す。
平均輝度(cd/m) 輝度の最小値/最大値
実施例3 326.2 0.767
実施例4 332.5 0.793
実施例5 341.0 0.818
実施例6 335.6 0.753
実施例7 323.5 0.701
【0049】
反射面からの漏れ光 有効光量
実施例3 6.84% 3.08%
実施例4 8.79% 2.57%
実施例5 12.83% 1.56%
実施例6 17.57% 0.91%
実施例7 5.89% 3.82%
【0050】
(比較例1、2)
次に、導光体を介して導光体に導入された光の導光板内部への放射角を、それぞれ以下の表に示す放射角となるように導光体の出射面の形状を設定した以外は、上記実施例2と同等の構成としたフロントライトを作製した。尚、本実施例のフロントライトは導光板内部への入射角の分布の中央値が、出射面に対して0度となるように設定した。
放射角
比較例1 60度
比較例2 65度
【0051】
上記のフロントライトについて、上記実施例1と同様の方法で輝度分布を測定した結果を図13および図14に示す。また、それぞれの平均輝度、輝度の最大値と最小値の比、反射面からの漏れ光量、有効光量を測定した結果を以下の表に示す。
平均輝度(cd/m) 輝度の最小値/最大値
比較例1 314.6 0.605
比較例2 323.3 0.633
【0052】
反射面からの漏れ光 有効光量
比較例1 3.98% 5.25%
比較例2 4.84% 4.69%
【0053】
上記の実施例1〜7、および比較例1、2のフロントライトの輝度の最大値と最小値の比を比較するために1つのグラフ上にまとめたものを図15に示す。図に示すグラフにおいて横軸は放射角を示し、縦軸は輝度の最大値と最小値の比を示す。実施例1〜7のいずれのフロントライトも0.7以上の値を示しており、実施例1および実施例3〜6のものについては0.75以上を示している。
フロントライトの輝度の分布は、輝度の最大値と最小値の比において0.7以上であることが好ましく、0.75以上であることがより好ましいので、実施例のフロントライトは出射面からの輝度の分布に優れたものであることが確認された。
【0054】
次に、以上の実施例1〜7、比較例1、2における反射面からの漏れ光量と、有効光量を比較するために1つのグラフとしてまとめたものを図16に示す。図16に示すグラフの横軸は放射角を示し、縦軸は導光板への入射光量に対する漏れ光量、あるいは有効光量の割合を示す。このグラフに示されているように、放射角を狭くするほど反射面からの漏れ光量が減少し、出射面からの有効光量が増加する傾向となっている。ただし、放射角が60度(比較例1)、65度(比較例2)のフロントライトは有効光量は大きいものの、上記のように出射面における輝度の最大値と最小値の比がそれぞれ0.605、0.633と劣るものであった。
【0055】
以上の結果から、本発明によるフロントライトは、輝度分布が均一であり、かつ有効光量が大きいことが確認された。また、このフロントライトを備える液晶表示装置を構成するならば、表示が明るく、かつ輝度が均一な液晶表示装置が得られる。
【0056】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明の面状発光装置は、光源と、該光源の光を側端面から入射して該光を出射面から出射する導光板とを備え、前記導光板の出射面と反対側の面は、前記導光板の内部を伝搬する光を反射させるための反射面とされており、前記光源の光が導光板内部へ入射する角度の範囲である放射角を制御するための光学手段が、前記導光板の側端面または前記光源に設けられている構成としたので、面状発光装置の輝度を大きくすることができるとともに、その出射面における輝度の分布も均一にすることができる。
【0057】
次に、前記放射角を、前記導光板の厚さ方向に70度以上180度以下の範囲とするならば、輝度分布を均一にすることが可能であり、前記放射角を前記導光板の厚さ方向に76度以上180度以下とするならば、輝度分布をより均一化することができる。
【0058】
特に、前記放射角を前記導光板の厚さ方向に70度以上120度以下とするならば、輝度分布を均一にすることができる効果に加えて、この面状発光装置を液晶表示ユニットの前面に配して液晶表示装置を構成した際の表示の輝度を向上させることができる。
【0059】
次に、前記放射角の中央値を前記導光板の出射面に対して−5度以上5度以下の範囲の角度とするならば、導光板の反射面あるいは出射面に対して入射する光量を、光源や導光板の特性に合わせて最適化することができるので、より輝度分布を均一にすることができる。
【0060】
次に、本発明の液晶表示装置は、本発明の面状発光装置を備えているので、表示の輝度が高く、また表示領域における輝度の分布が均一であるため、視認性が高く、高品位の表示が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1の実施形態である液晶表示装置の断面図である。
【図2】 図2は、図1に示す反射層の一部を示す斜視図である。
【図3】 図3は、図1に示すフロントライトの部分断面図である。
【図4】 図4A〜図4Cは、光学手段の構成例を示す断面図である。
【図5】 図5A、図5Bは、本発明に係る導光板の側端面の構成例を示す、フロントライトの部分断面図である。
【図6】 図6は、本発明の実施例1の輝度分布の測定結果。
【図7】 図7は、本発明の実施例2の輝度分布の測定結果。
【図8】 図8は、本発明の実施例3の輝度分布の測定結果。
【図9】 図9は、本発明の実施例4の輝度分布の測定結果。
【図10】 図10は、本発明の実施例5の輝度分布の測定結果。
【図11】 図11は、本発明の実施例6の輝度分布の測定結果。
【図12】 図12は、本発明の実施例7の輝度分布の測定結果。
【図13】 図13は、本発明の比較例1の輝度分布の測定結果。
【図14】 図14は、本発明の比較例2の輝度分布の測定結果。
【図15】 図15は、本発明の実施例1〜7および比較例1、2の輝度分布をまとめて示すグラフ。
【図16】 図16は、本発明の実施例1〜7および比較例1、2の漏れ光量と有効光量の測定結果をまとめて示すグラフ。
【図17】 図17は、従来のフロントライトを備える液晶表示装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 10 フロントライト(面状発光装置) 11 光学手段 12 導光板 12a 側端面 12b 出射面 12c 反射面 13 光源 16、17 斜面部 20 液晶表示ユニット

Claims (7)

  1. 光源と、該光源の光を側端面から入射して該光を出射面から出射する導光板とを備え、前記導光板の出射面と反対側の面は、前記導光板の内部を伝搬する光を反射させるための反射面とされており、
    光源の光が導光板内部へ入射する角度の範囲である放射角を制御するための光学手段が前記光源に設けられ、
    前記光学手段は、前記光源の、前記導光板の側端面と対向する側に設けられた導光体であり、
    前記導光体は、前記導光板に対向する出射面が曲面とされるとともに、曲面の中心が前記導光体の中心から外れた側にずらされ、前記導光体の厚さ方向において非対称な形状とされており、
    前記導光体からの出射光を、前記導光体の出射面から、前記導光板の反射面側あるいは出射面側の方向に広がるように出射させることを特徴とする面状発光装置。
  2. 前記放射角が、前記導光板の厚さ方向に70度以上180度以下の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の面状発光装置。
  3. 前記放射角が、前記導光板の厚さ方向に76度以上180度以下であることを特徴とする請求項2に記載の面状発光装置。
  4. 前記放射角が、前記導光板の厚さ方向に76度以上120度以下であることを特徴とする請求項3に記載の面状発光装置。
  5. 前記導光板内部へ入射する光の入射角分布の中央値が、前記導光板の出射面に対して−5度以上5度以下の範囲の角度であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の面状発光装置。
  6. 前記導光板の反射面に、前記導光板内部を伝搬する光を反射させるための斜面部が設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の面状発光装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の面状発光装置を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
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