JP4044285B2 - 交換広帯域マルチポイント/マルチメディア相互通信を提供するネットワーク - Google Patents
交換広帯域マルチポイント/マルチメディア相互通信を提供するネットワーク Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はマルチメディア通信に関し、より特定的には、このようなネットワークを用いる任意の2つ以上のコンピュータ(及び/又はユーザ)間の通信セッションの可変の即時回答データ帯域幅を提供するネットワークに関し;さらに特定的には、このようなネットワークをローカルで(同じ建物内で)用いて接続されるコンピュータ(及び/又はユーザ)間だけではなく、長距離を隔てたコンピュータ(及び/又はユーザ)間でもこのような可変の即時回答帯域幅をコストパフォーマンス良く提供するネットワークに関する。本発明は、インターネットなどの公衆パケット交換網インフラストラクチャの有用さを公衆交換電話網(PSTN)などの公衆回路交換網インフラストラクチャと組合せ、これによって、ユーザが、Webブラウザなどの1つの共通の標準のインタフェースを用いて1つのコンピュータからこの双方のタイプの交換インフラストラクチャに対するアクセスと制御による恩典を得ることができるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】
ビデオ通信又はビデオ情報の公表と分配などのマルチメディア通信には、データスループットレートを300kbpsを越える値から最大で6Mbpsに維持して画像のサイズ、品質及びフレームレートをテレビのそれにまで達成する必要がある。このような高品質のマルチメディア接続を即時回答式に広い地域にわたってこのタイプの高品質ビデオや他のマルチメディア通信に必要とされる帯域幅で達成することは、たった1つ又は2つの切換ベアラチャネル(その各々が64kbpsという容量を提供する)の接続を提供する、BRI ISDNなどの従来のディジタル電話サービスを用いたりまたは各接続上でさらに低い容量(通常は36kbps未満)しか提供しないモデムを持つアナログ切換電話サービスを用いては不可能である。たとえ複数のベアラチャネルを用いて、PRI ISDNなどのサービスを用いる接続上で又は複数のBRI ISDN接続を組み合わせることによってより大きい帯域幅容量を達成したとしても、このようなより高い帯域幅接続を一貫した又は信頼性のあるように達成することは、標準化されたネットワークインタフェース、ネットワークスイッチングメカニズム及び/又は一貫したエンドポイントアドレス指定スキームが欠如しているため困難である。ATMなどの技術が出現して広い地域にわたって遍くこのようなサービスを実質的にサポートしたとしても、公衆の基準や非常に高い展開費用が欠けているために、ATMを効果的な解決策として利用可能なものとするには限界がある。
【0003】
従来のビデオ会議とマルチメディア情報分配システムはしばしば、専用の直接的で永久的な2地点間中継回線をユーザのコンピュータサイト同士間でリースすることによって、また、各サイトで洗練された固有のハードウエアを提供することによってこの問題を解決しようとしている。これにはかなりの投資が必要であり、ユーザが通信セッションを注意してスケジューリングする必要があり、しかがって、任意のユーザグループ内の個人同士間で一貫したサービス品質で様々なレベルの即時回答用途に適するようには基準化できない。そのうえ、これらのシステムはしばしば新しいインフラストラクチャ要件と大きい追加のトラフィック負荷をサイトのLANなどの既存のローカルコンピュータ網インフラストラクチャに追加して、以前にはこのようなユーザによって利用可能な従来のデータサービスの品質と信頼性を犠牲にする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、サイトの既存のLANネットワークインフラストラクチャ又はLANトラフィック負荷を侵害したり無駄に追加したりすることなく、セッション毎に基準化可能な可変帯域幅と即時回答サービスとを提供するシステムを持つ標準のベアラチャネルを用いてローカル地域と広地域の双方にわたってマルチメディア通信を供給する技術上の必要性が存在する。本発明はこの必要性を満足するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、標準の回路交換式公衆交換電話網インフラストラクチャ(standard circuit-switched public switched telephone network infrastructure)(PSTN)上で同時にそして透明的に公衆インターネットパケット交換インフラストラクチャと相互動作して広帯域マルチメディア通信を提供し、この2つのインフラストラクチャの能力を、既存の双方のタイプの交換インフラストラクチャを用いる恩典をWebブラウザなどの同じの共通で単純なインタフェースツールの制御下にある大きなユーザグループに及ぼすことができるシームレスの機能に合併させることである。本発明は、低待ち時間と予測不可能反応時間とが問題とならないコンテンツの送受信(すなわち、テキスト、小型図名、eメール、小型ファイルの転送)のためのパケット切換接続および通信セッション中における他のユーザとの帯域幅に対する競合がなくて、固定データレートでのストリーミングデータから役立つコンテンツの送受信(すなわち、ビデオ、音声、複合図形とアニメ、さらに大型ファイルの転送)のためのパケット切換接続の両方をユーザに確立できる。
【0006】
本発明はまた、標準の世界公衆電話基準&インフラストラクチャ(standard worldwide public telephone standards and infrastructure)と公衆のインターネット基準&インフラストラクチャ(public Internet standards and infrastructure)の双方を用いて、任意の帯域幅でマルチメディア通信のルーティングと課金とを扱うネットワーク制御インフラストラクチャを提供することを目的とする。
【0007】
本発明はさらに、LANなどの既存の現場データ通信インフラストラクチャに侵入したりこれの交換を必要としたりすることなく、また、既存のPSTN上の本来の位置にすでに存在する標準の交換のもしくは移送のインフラストラクチャのどれをも不必要に交換することなく、即時回答式のローカルと広域広帯域マルチメディア通信を提供することにある。
【0008】
本発明のさらに別の目的は、ユーザのLAN及び/又はインターネットなどのパケット交換サービスにアクセスするために公衆インターネットに対するアクセス及び個別のユーザに対する1つの物理的アクセス接続を用いて広域2地点間交換回路サービス(wide area point-to-point switched-circuit services)に対するアクセスのためのPSTNインフラストラクチャに対するアクセスを、両クラスのサービスのシームレスWWWブラウザソフトウエア制御とを組み合わせるネットワーク、およびPSTN回路スイッチングと移送インフラストラクチャで上での回路スイッチングを制御するためにアドレス指定するインターネットプロトコル(IP)を用いて合成するネットワークを提供することである。
【0009】
本発明のさらに別の目的は、ユーザ及びユーザによって実行されるソフトウエアアプリケーションに対して、パケット交換接続と回路交換接続のどちらを用いるかを接続毎に;また、回路交換接続の場合は、各接続に対してどの程度の帯域幅(一般的には以下の多くのベアラチャネル(bearer channels))を割り当てるかを選択することを可能とするようなネットワーク制御とユーザソフトウエアを提供することにある。
【0010】
本発明のさらに別の目的は、広帯域ネットワーク上で送信及び/又は受信される高速/高品質のビデオコンテンツを、ユーザのコンピュータに対して完全に外部にあり、ユーザの既存のコンピュータハードウエアに対する追加や修正を必要としないワークステーションインタフェースを用いて傍受し、処理し、表示して、ユーザに対して、高品質ビデオをユーザのコンピュータ画面上で、ユーザの既存のコンピュータに対する前述の物理的修正や適用を必要とすることなく処理し、送信/受信し、表示することを可能とすることにある。
【0011】
本発明のさらに別の目的は、個々の接続及び/又は個々の接続のセグメントが異なった(そしてしばしば履歴的にコンパティブルでないタイプの)スイッチングと移送の方法を介して及び/又は同士間でスイッチングされ得るエンドツーエンド交換の広帯域接続を提供することが可能なマルチメディアが可能なネットワークを提供することである。例えば、接続の1つのレッグが、疑似等時性の専用エサーネット接続上でエサーネットパケットとして搬送され、別のレッグが交換仮想回路ATM接続上で仮想ベアラチャネルとして搬送され、さらに別のレッグが従来の遠隔通信施設上で高価物理的ベアラチャネルとして搬送されることがある。本発明は、履歴的にコンパティブルでない異質のクラスのスイッチングと移送リソースをシームレスの広帯域ローカルと広域交換帯域幅のネットワーク機能に合成する包括的な端末相互間制御の信号通信変換とデータトラフィック変換の手段を提供することにある。
【0012】
これらの目的及び他の目的を達成するために、本発明はしばしば、常に必要とするわけではないが、ユーザの既存のコンピュータワークステーション及び/又はマルチメディア情報サーバ、構内スイッチ、都市スイッチ並びにネットワーク制御システムサーバ及びアーキテクチャに対する外部ワークステーションインタフェースを含む。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に示されるように、本発明による広帯域ネットワークは、シティノード10‐1....10‐mを含んでいる。1つあるいはそれ以上のローカルノード50‐1、50‐2....50‐nは、DS1、E1、DS3、あるいはE3等のような従来の電話ネットワーク伝送設備(telephone network transport facilities)を使用して複数の標準64kbpsベアラチャネル60‐1....60‐pを介して各ノードに接続されている。各ローカルノード50は、交換広帯域接続(図示せす)を発信あるいは受信できる1つあるいはそれ以上のユーザをサポートする。本発明の目的によれば、エンドユーザは、既存のローカルエリアパケット交換ネットワークに接続されたままであると同時に広帯域ネットワークの他の回線交換接続を確立できる。
【0014】
シティノード10は、既存の公衆交換電話ネットワーク(PSTN)20を介して互いに接続されている。シティノード10はPSTN20で広帯域を予約する交換資源を含んでいる。シティノード10およびローカルノード50(好ましくは、シティノード10を介する)は、ネットワーク制御システムサーバ40の制御下で信号ネットワーク20を介しても接続される。広帯域ネットワーク内の回線交換接続は、一般的には同一あるいは異なるシティノードに接続された任意の2つあるいはそれ以上のローカルノードの2人あるいはそれ以上のユーザ間で確立される。ネットワーク制御システムサーバ40はネットワークユーザ間のルーティングおよび課金の接続を処理する。信号ネットワーク30は、広帯域ネットワーク外部のユーザによる侵入から守られるパケット交換リンクおよびルータからなる。
【0015】
説明を明瞭にし、容易にするために、本発明は、市内中継線およびトランク・ベアラチャネル交換機のような従来のPSTN伝送基盤(transport structure)を詳細に参照して後述される。しかしながら、本発明はこれらの特定の例に限定されないことに注目すべきである。むしろ、本発明は、異なる型式のシティノード交換機資源および標準PSTN以外の形成に応用可能であることが理解される。これらの交換機資源は、実際には実チャネルあるいは仮想チャネルを交換してもよいし、TDM、ATM、SONET、ISDNあるいはパケットを使用して交換してもよい。ユーザの特定のマルチメディア通信トラフィックが、ネットワーク制御システムサーバ40の共通制御の下では、2人あるいはそれ以上のユーザ間の所与の接続の異なるセグメントに関してさえ、異なる種類の基本的な交換手順およびデータトランスポート手順を使用して端末相互間に透過的に伝達できることが本発明の目的であり、当該技術において新規である。したがって、所与の接続で使用される特定の回線交換インフラストラクチャの唯一の条件は、このインフラストラクチャがネットワーク制御システムサーバによってアクセス可能な交換機資源を介して供給される統合可能で、分離可能な量の広帯域で構成されるべきであるということである。
【0016】
ここで使用される「ノード」は広帯域ネットワーク接続トポロジーの機能ポイントを示していることにさらに注目すべきである。しかしながら、「ノード」は別々のハードウェアコンポーネントあるいは接続を必ずしも示していなくて、コンポーネントおよび接続の群あるいは集合体を示していることを理解すべきである。
【0017】
上記に列挙された広帯域ネットワークコンポーネント、その相互接続および動作の各々はより詳細に後述される。
【0018】
1.ローカルノード(Local Nodes)
本発明によるローカルノード50の1つの実施形態は、図2に示されている。ローカルノード50は、既存のローカルエリアネットワーク型式ケーブル布線120を介して構内交換機110に接続されたユーザワークステーション100‐1....100‐qを含んでいる。この構内交換機110は、新しい接続135を使用するユーザの既存のLANルーティングファシリティ130および広帯域ネットワークのシティノードの両方に接続されている。構内交換機と既存のLANルーティング135との間の接続によって、広帯域ネットワークのユーザは、その既存のLAN資源に論理的に接続されたままであると同時に広帯域ネットワークを介して接続を確立する能力を有することができる。後で説明されるように、2つの異なるネットワークに同時に接続するこの能力は、ユーザもLANの管理システムもユーザのLANアドレスあるいはトラフィックロードの任意の変化を確認できないように達成される。
【0019】
ワークステーションインタフェース140‐1....140‐qは、各ユーザワークステーション100‐1....100‐qのそれぞれに接続され、LAN型式ケーブル布線120を介して構内交換機110と通信する(通常、ユーザをLANに直接接続するために予め使用された既存のケーブル布線を再使用する)。既存のLANシステム120の所定のユーザあるいはユーザの全てが、全てのLANユーザが構内交換機によって再接続する必要なしに構内交換機によって再接続できることに注目すべきである。さらに、サイト上に2つ以上の構内交換機があってもよい。
【0020】
本実施形態では、広帯域ネットワークユーザがその予め存在するLANケーブル布線およびユーザワークステーションを介して広帯域ネットワークに接続されることにも注目すべきである。しかしながら、既存のLANケーブル布線の使用は、既存で、有用な接続トポロジーを単に提供し、ネットワークおよび本発明の唯一のコンポーネントであり、本発明の他の要素に影響を及ぼさない。オンサイトおよびオフサイトの両方の他の広帯域ネットワークユーザは既存のLANに接続される必要がない。すなわち、ネットワークユーザは、構内交換機がサイト上に物理的に配置されても配置されなくても、構内交換機に直接接続されることができる。他のローカルノード接続トポロジーは、例えば、ATMあるいはギガビットイーサネットのようなローカルノードの広帯域LAN機能の使用を含んでもよい。このトポロジーに関しては、広帯域マルチメディアトラフィックは、ユーザの既存のLANルータ/交換機を通って伝送設備を介して広帯域ネットワークのシティノードに接続されるポートに送られてもよい。このトポロジー構成に関しては、ユーザのLANルータ/交換機は、ユーザワークステーションおよび/またはワークステーションインタフェースからネットワーク制御システムサーバ40へのネットワーク信号メッセージを中継するように構成される必要もある。
【0021】
各ワークステーション100と構内交換機110との間および構内交換機110とLANルータ130との間のケーブル布線120は、多数の公知の方法で実現でき、そのこと自体、特定の実施は本発明に付随的である。しかしながら、好ましくは、既存のLANケーブル布線120は、10ベースTあるいは100ベースTのイーサネット可能であり、LANルータ130はイーサネットファシリティであり、構内交換機110とLANルータとの間の接続は100ベースTイーサネットである。構内交換機を介してユーザに同時に接続する既存のLANケーブル布線の使用によって、予め存在するケーブル布線は、最初のワイヤ上に完全に別個のクラスのトラフィックを直ちに伝達できる。したがって、広帯域ネットワークユーザは、既存のローカルエリアネットワークサービスに接続されたままである間、交換広帯域広域接続サービスに直ちに直接アクセスし、これは、LANルータによって調べられるようなユーザのワークステーションのネットワークアドレスを変えるかあるいは任意の付加的トラフィックロードを既存のLANルータに付加することなしに達成される。
【0022】
I.A.ユーザワークステーション(User Workstation)
図2に示された実施形態による典型的なユーザワークステーション構成は図3に示されている。図3に示されるように、ユーザワークステーション100は、ビデオディスプレイ101と、ビデオコントローラ102と、CPU103と、LANインタフェース104と、ユーザワークステーション100に接続されたI/O装置を介してユーザによるユーザコマンド入力を調停するユーザI/O105と、スピーカ107へのオーディオ出力を発生するPCオーディオ部106とを含んでいる。理解できるように、ユーザワークステーションコンポーネントは、多数のこのような公知の方法および多数の異なる公知のアーキテクチャで実現できる。そのこと自体は、選択された特定のコンポーネントおよびアーキテクチャは本発明に付随している。しかしながら、ビデオ装置101がVGAあるいは「多重同期」性能を提供でき、CPU109がJavaアプリケーションをサポートでき、LANインタフェース104がイーサネットをサポートできることが好ましい。
【0023】
I.A.1.ユーザワークステーションソフトウェア(User Workstation Software)
図4は、ユーザワークステーション100のソフトウェアロードの例のブロック図である。まず、ユーザワークステーション100の唯一の必要なソフトウェアはJavaウェブブラウザ3102である。しかしながら、ワークステーションインタフェース140と必要な対話を行うために、デーモン処理(daemon process)3104はユーザワークステーション100で具体化される。ユーザワークステーション100のソフトウェアは、ユーザI/O105からのユーザ入力に応答し、ビデオコントローラ102を介してビデオディスプレイ101にオブジェクトを描写する責任を負うユーザインタフェース処理も含んでいる。ブラウザ3102が広帯域ネットワークに固有なURLを処理できるために、このブラウザ3102は、広帯域ネットワーク接続がブラウザから要求される場合にその主機能がデーモン処理3104に通知することにあるヘルパ処理(helper process)3108で構成される。
【0024】
ワークステーション100が電源投入される場合、デーモン処理は具体化され、(ヘルパ処理3108を介して)ブラウザ3102からの接続を生じるように要求するメッセージかあるいはワークステーションインタフェース140から他のユーザがワークステーション100に対する接続を終了させることを要求していることを指示するメッセージかのいずれかを受話する。
【0025】
図5は、本発明によるユーザワークステーションのソフトウェアロードによって実行された動作シーケンスを示す。
【0026】
ユーザがブラウザ3102を実行する場合、ブラウザウィンドウ3105はビデオディスプレイ101上に表示される。ユーザが広帯域ネットワーク接続を生じることを望む場合、広帯域ネットワークユーザのディレクトリィを含むウェブサイトはアクセスされ、ディレクトリィビューア3152はブラウザウィンドウに表示される。ディレクトリィビューア3152は、その名前3154が広帯域ネットワークに固有なURLを有するリンクを有するハイパーテキストとして示されるのが好ましい広帯域ネットワークユーザのリストを含んでいる。ユーザがリストから関係者を選択する場合、ブラウザ3102は、ヘルパ処理3108を呼び出し、リクエストを処理し、次に、ヘルパ処理3108はデーモン処理3104を通知する。デーモン処理3104は、ディスプレイウィンドウ3160をビデオディスプレイ101上に描写するユーザインタフェース処理3106を呼び出す。ユーザインタフェース処理3106も、ユーザがどんな種類の接続(例えば、オーディオだけ、データだけ、遠隔会議等)を望むかを指定することを尋ねるダイアログボックス(図示せず)を得てもよい。この情報は、デーモン処理3104に戻され、信号ネットワーク30を介してネットワーク制御システムサーバ40にリクエストを送信するワークステーションインタフェース140に転送される接続リクエストにフォーマット化される。
【0027】
一方、他の広帯域ネットワークユーザからワークステーション100に送られた接続リクエストに関して、これらはデーモン処理3104によって受信される。このようなリクエストが受信される場合、デーモン処理3104は、ユーザインタフェース処理3106を起動し、次に、このユーザインタフェース処理3106は、ビデオディスプレイ101上にダイアログボックス3156をペイントし、ユーザが接続に参加することを望むかどうかを問い合わせる。この応答は、ユーザI/O105を介してユーザインタフェース処理3106によって収集され、デーモン処理3104へ、そこからワークステーションインタフェース140へ中継される。接続が承認され、接続が行われる場合、ユーザインタフェース処理3106はビデオディスプレイ101上にディスプレイウィンドウ3160を描写する。
【0028】
ディスプレイウィンドウ3160が多数のサブウィンドウを含むことができる場合、これらは、例えば、ローカルユーザおよび遠隔ユーザのビデオカメラ画像を表示するために使用されるクロマ‐キーサブウィンドウ(chroma-key subwindows)3158および3166を含んでもよい。これらのクロマ‐キーサブウィンドウは、ユーザインタフェース処理3106によってペイントされ、これらのサブウィンドウの座標およびサイズは、ワークステーションインタフェース140に報告されるので、ワークステーションインタフェースは、ビデオコントローラ102によって発生されたビデオ信号のどこにサブウィンドウがあるかを知ることができる。ウィンドウ3160あるいはサブウィンドウ3158および3166がユーザI/Oを介して再度ある大きさに作られる場合、ユーザ処理3106は、位置を更新し、ある大きさにして、ワークステーションインタフェース140に報告する。サブウィンドウは、ワークステーションインタフェース140によって指定されるカラーかあるいはワークステーションインタフェース140に報告されるカラーのいずれかでペイントされる。ディスプレイウィンドウも、ユーザ制御3164を可能にする制御ウィンドウ(例えば、ハングアップ)およびグラフィック画像を表示するために使用できるディスプレイサブウィンドウ3168を含んでもよいしあるいは会議参加者あるいは他のオブジェクトの表示のための他のクロマ‐キーウィンドウであってもよい。表示されるサブウィンドウの数およびサイズは予め決めることができるかあるいは接続の型式、参加者の数および使用されるメディアストリーム量に応じて変えることができることは明らかであるべきである。
【0029】
広帯域ネットワーク接続の処理は接続を選択するためにユーザと対話するユーザインタフェース処理の例を参照して前述されているけれども、多数の代替が可能であることは明らかであるべきである。例えば、パケット交換接続(例えば、テキスト、小さいグラフィックス、電子メールおよび小さいファイル転送のような低い待ち時間アプリケーション)あるいは所望の特定の型式の通信に対する回線交換接続(例えば、ビデオ、音声、複合グラフィックスおよびアニメーション、あるいは大きいファイル転送)を使用するかどうかを自動的に決定するソフトウェアの付加的レイヤを形成できる。
【0030】
I.B.ワークステーションインタフェース(Workstation Interface)
図2に示された実施形態による典型的なワークステーション構成は図3に示されている。この構成はユーザワークステーション100およびワークステーションインタフェース140を含む。図3に示されるように、ワークステーションインタフェース140は、ユーザのワークステーション100への2つの重要な接続がある。第1の接続は、ビデオコントローラ102とビデオディスプレイ101との間にあるので、ワークステーションインタフェースは、通常、ビデオコントローラ102によってビデオディスプレイ101に直接送信される信号を遮断し、操作できる。下記により詳細に説明されるように、広帯域ネットワーク接続に関係ないビデオディスプレイ信号は変化なしにこのような接続を通過されるのに対して、広帯域ネットワーク接続に関係あるビデオディスプレイ信号は、広帯域ネットワーク接続にわたって送受信される付加ビデオディスプレイ情報を含むように変更される。ユーザワークステーションとワークステーションインタフェースとの間の第2の接続はユーザワークステーション上のLANインタフェース104に対するものである。これは、ワークステーションインタフェース140がユーザワークステーションとLANルーティングファシリティとの間に流れることを目的とするデータトラフィックとユーザワークステーションおよび/またはワークステーションインタフェースと広帯域ネットワークとの間に流れることを目的としているデータトラフィックとを区別できるようなものである。この節および構内交換機の節の両方で下記により詳細に説明されるように、ユーザワークステーションとLANとの間の正規のデータトラフィックは、ワークステーションインタフェース140および構内交換機110の両方を通して単に送られると同時に広帯域ネットワーク接続に関連するデータトラフィックはローカルノード内の特別処理をトリガする。ワークステーションインタフェース140はユーザワークステーション100のPCオーディオ部106からの第3の接続も含んでもよいので、ワークステーションオーディオ出力はワークステーションインタフェースによって広帯域ネットワーク接続情報に含めてもよい。
【0031】
ワークステーションインタフェース140は、スピーカ150、マイクロホン152、カメラ154、ビデオモニタ156(ユーザワークステーションビデオディスプレイモニタ101に加えて)、電話器158、オーディオ装置160、直列I/O装置162、PCMCIAカード164、ユーザ入力装置166、テストコネクタ168および状態指示器の各々の1つあるいはそれ以上を含むユーザのデスクトップに通常配置されたいろいろな周辺装置への接続もサポートする。これらの装置およびこれらの装置への接続は下記により詳細に説明される。
【0032】
電源故障の場合の付加的透過性および信頼性に関して、例えば、ワークステーションインタフェース140はカットオーバリレー171、172、173および174を含む。通常動作中、これらのリレーは、ユーザワークステーション100からのおよびユーザワークステーション100への信号をワークステーションインタフェースによって処理させるように構成される。しかしながら、電源故障あるいは他の故障の場合、リレーはトリップするようにさせられ、それによってその正規のルートに沿って信号を無理矢理出すので、このような故障はLANおよびワークステーションの別の正規の機能を妨害しない。
【0033】
図6は、図3に示された実施形態によるワークステーションインタフェース140のトップレベル機能ブロック図である。
【0034】
図6に示されるように、ワークステーションインタフェース140は、ビデオブロック200と、オーディオブロック210と、ハードウェア暗号化/暗号解読・セキュリティブロック220と、CPUコア230と、テスト・ディスプレイI/Oブロック240と、ネットワークインタフェースブロック250と、電源・システムモニタブロック260とを含んでいる。ワークステーションインタフェースもSVGAディスプレイモニタ270を含んでもよい。
【0035】
ディスプレイモニタ270および関連ユーザ入力装置166が装備される場合、ワークステーションインタフェースは、既存のワークステーションコンピュータをワークステーションインタフェースに取り付ける必要なしにユーザのために通信サービスおよびコンピュータサービスを直接サポートできるようになる。この使用モードでは、ワークステーションインタフェースは、ユーザの既存のLANのファシリティおよび広帯域ネットワークの設備の両方を介して同時に通信できるスタンドアローンネットワークコンピュータになる。
【0036】
通常の使用では、ビデオブロック200は、VGAあるいは同様な型式のケーブルを介するユーザワークステーションビデオコントローラ102およびワークステーションインタフェースに接続されているカメラ154からのビデオ入力を受信する。ビデオブロック200は、ビデオ信号をユーザワークステーションおよび(任意には)第2のビデオディスプレイあるいはテレビモニタ156に出力する。ビデオブロック200は、ビデオ信号を付加オプショナルディスプレイモニタ270(通常、ワークステーションインタフェースが前述のようなスタンドアローンネットワークコンピュータとして使用される場合だけ使用される)にも出力する。
【0037】
好ましくは、2つのカメラ154からの入力および2つのビデオモニタ156への出力がサポートされる。ビデオ出力信号は、ディスプレイモニタの種類に応じて、アナログ(RGB)/ディジタル(VGA/多重同期)あるいはテレビ方式(NTSC/PAL)のいずれかであってもよい。ディスプレイモニタは、これらのビデオ信号を付加ディスプレイモニタ(図示せず)に供給するために通過ジャックを含んでもよい。カメラ154は、CCD等のような実時間ビデオピックアップを含んでもよいしあるいはVCR、レーザディスクあるいはDVDのようなビデオ再生装置を含んでもよい。
【0038】
オーディオブロック210は、マイクロホン152、ユーザワークステーション100のPCオーディオ部106およびオーディオ装置160からのオーディオ入力および電話器158からのオーディオ入力を受信する。オーディオブロック210は、オーディオ信号をスピーカ150、ワークステーションインタフェースに取り付けられた内部スピーカ280、および電話器158にも出力する。好ましくは、4つのスピーカ150へのステレオ出力がサポートされる。
【0039】
テスト・ディスプレイI/Oブロック240は、コネクタ168、ユーザ入力装置(例えば、マウスおよび/またはキーボード)166、汎用直列I/O装置162およびPCMCIAカード164からの入力を受信する。テスト・I/OディスプレイI/Oブロック240は直列I/O装置162、PCMCIAカード164および状態指示器170への出力も生じる。
【0040】
ネットワークインタフェースブロック250は、ユーザワークステーション100のLANインタフェース104に接続され、通常再使用されるLANケーブル布線120を介して構内交換機110も経由して接続される。
【0041】
万一ワークステーションインタフェース140がその理由が何であっても(電力損失のために、任意の内部ハードウェアコンポーネントの故障であろうと任意の内部ソフトウェアコンポーネント等の故障であろうと)故障するならば、ユーザワークステーション100の機能性および構内交換機110を介する既存のLANルータ130へのそのデータ接続は悪影響を及ぼされない(すなわち、ユーザワークステーションは、なお作動し、なお既存のLANルータ130と通信できる)ことに注目することは重要である。これは、ワークステーションインタフェースの任意のハードウェア故障あるいはソフトウェア故障の場合、バイパスリレーは、解除され、ワークステーションインタフェース140を構内交換機110に接続するLANワイヤ120にユーザワークステーションLANインタフェース140を接続させるために可能である。
【0042】
前述のワークステーションインタフェース140の構成から、ユーザワークステーション100とともにその取り付けが、LANケーブルをワークステーション100のネットワークインタフェースカードに接続するジャックおよびディスプレイモニタケーブルをワークステーション100のビデオコントローラカードに接続するジャックのようなワークステーション100の既存のジャックのワイヤを交換する簡単な方法であることに注目すべきである。これらの取り換えられた接続は広帯域ネットワーク接続の場合を除いてユーザワークステーションの動作に全然影響を及ぼさないことは前述の説明からさらに明らかであるべきである。さらに、ワークステーションインタフェース140は、既存の機能性を変更しないであるいは制限しないで本発明の広帯域ネットワークで作動可能であるワークステーション100の既存の機能性を単に拡張するのに役立つ。
【0043】
I.B.1.CPUコア(CPU Core)
図7は、図6に示された本発明の実施形態によるCPUコア230を示している。このCPUコア230は、クロック・電力管理ブロック231と、CPU232(例えば、SPARC、MIPS、Am486/K5/K6等)と、フラッシュメモリ233と、DRAMメモリ234と、その全てがローカルバス235を介して通信するPCIバスインタフェース236とを含む。PCIバスインタフェース236は、PCIバス290を介するCPUコアとワークステーションインタフェース140の他の機能コンポーネントとの間の通信を調停する。PCIバスは本実施形態で使用されるのが好ましいけれども、他のバスアーキテクチャは同様に可能であることを理解すべきである。上記のコンポーネントの構造および動作は周知である。
【0044】
CPUコア230は、PCIバス290を介する電源・システムモニタブロック260からCPU割り込みを受信する。電源故障あるいは他のワークステーションインタフェース故障の場合、CPU割り込みによって、停止処理はCPU232によって起動される。
【0045】
I.B.2.ビデオブロック(Video Block)
図8および図9は、図6に示されたワークステーションインタフェース140の実施形態によるビデオブロック200の例を示している。このビデオブロック200は、モニタオーバーレイ・出力ブロック300と、符号化/復号化ブロック302と、ビデオキャプチャブロック304と、ビデオグラフィックコントローラ306とを含んでいる。
【0046】
モニタオーバーレイ・出力ブロック300は、ユーザワークステーション100からビデオディスプレイ信号を受信し、ビデオディスプレイ信号をユーザワークステーション100ディスプレイモニタ101に出力する。広帯域ネットワーク接続中、モニタオーバーレイ・出力ブロック300は、符号化/復号化ブロック302を介してネットワークあるいはローカル接続カメラ154からビデオ信号も受信してもよい。モニタオーバーレイ・出力ブロック300は、下記により詳細に説明されているようにこれらの信号をワークステーションビデオディスプレイ信号にオーバーレイする。しかしながら、このシステムのワークステーションインタフェース140は全ての広帯域ネットワークデータ送信、受信、ビデオ符号化/復号化およびビデオオーバーレイディスプレイのタスクを実行するために、ユーザワークステーション100はそれほど負担をかけられていないことをこの時点で理解すべきである。さらに、ワークステーションインタフェース140は、ユーザワークステーションとは無関係に作動し、広帯域ネットワークデータを処理し、表示するために、特定の型式、処理速度、あるいはユーザワークステーション100のソフトウェアオペレーティングシステムに関係なくその機能性を提供できる。さらに、同様に重要であることに、役に立つマルチメディア広帯域ネットワークサービスをサポートする必要があるネットワーク接続管理およびビデオ処理機能性の全ては、物理的変更を実行するかあるいはユーザワークステーション内で任意の付加コンポーネントを追加する必要もなくユーザのワークステーションに提供できる。ワークステーションインタフェースは、大部分の既存のユーザワークステーションで既に使用可能であるイーサネット(あるいは同様な)およびVGA(あるいは同様な)型式の接続を使用してユーザワークステーションにだけ接続される必要がある。
【0047】
しかしながら、好ましくは、ワークステーションのビデオディスプレイ101は、ワークステーションインタフェース140によってサポートされるディスプレイの型式であり、ユーザワークステーションのビデオコントローラ102は、ワークステーションインタフェース140によってサポートされるビデオフォーマットを出力する。好ましくは、ビデオディスプレイはアナログRGBであり(大多数はそうである)、アナログビデオフォーマットは、VGA、SVGA、および他の多重同期モニタで使用されるような別個の同期を有する赤/緑/青符号化に適合している。マッキントッシュシステムおよびサンシステムもアナログRGBであるので、これらのシステムは更なるプラットホーム独立のためにモニタオーバーレイ・出力ブロック(monitor overlay and output block)300によってサポートされる。簡単な拡張によって、他の様式のモニタディスプレイフォーマットは必要である場合にサポートできる。いくつかの場合、異なるコネクタ方式のための簡単な機械的アダプタを必要としてもよい。
【0048】
図9にさらに示すように、モニタオーバーレイ・出力ブロック300は、復号化ビデオデータをローカルカメラ154あるいは広帯域ネットワーク通信から受信し、それをユーザワークステーションのビデオディスプレイ101上に出力するためのユーザワークステーションのビデオコントローラ102からのビデオディスプレイ信号にオーバーレイするオーバーレイモジュール350および352を含む。特に、オーバーレイモジュール350および352は、ワークステーションのビデオディスプレイ信号を変更なしに送る。2つのオーバーレイモジュールは例としてのみ示されることに注目すべきである。モニタオーバーレイ・出力ブロック300は、所望のものと同じ数のオーバーレイモジュールを有することができる。例えば、妥当なサイズの9つのオーバーレイビデオウィンドウが典型的なビデオディスプレイモニタスクリーンを充填するように正確に配置できるために、9が好ましい数である。
【0049】
モニタオーバーレイ・出力ブロック300と並列であるのは、例えば、電源・システムモニタブロック260からの故障信号によって示されるような電源故障の場合、ビデオ信号をワークステーションビデオディスプレイに送るカットオーバーリレー(cutover relay)171である。
【0050】
オーバーレイモジュール350および352は、当該技術分野で周知の技術を使用して、ワークステーションのRGBビデオ信号とワークステーションインタフェースの復号化ブロック362および364によって供給された新しい画素とを自動的に、急速に繰り返して切り換えるので、他方の画像にオーバーレイされた一方の画像表示をワークステーションディスプレイスクリーン上に行う。オーバーレイモジュール350および352は、特別の「キーイング」信号に対するアナログRGB信号を調べることによって何時切り換えるかを知る。これらはアナログあるいはディジタルであってもよい。現インプリメンテーションはアナログシステムを使用し、このシステムにおいて、オーバーレイモジュール350は、クロマ‐キーカラーA(所定の割合の赤、緑、および青として規定される)を探すように(例えば、ドライバを介して)ソフトウェアによって通知される。オーバーレイモジュール352は、クロマ‐キーカラーB(異なる割合の赤、緑、および青として規定される)を探すように通知される。キーカラーが見つけ出される場合、切り換えが生じる。この技術によって、ユーザワークステーションで実行するソフトウェアは、所望される場合は常に適切なキーカラーの矩形を描くことによってワークステーションインタフェースのビデオウィンドウオーバーレイの位置を制御できる。同期信号を待ち受け、(x,y)のディスプレイスクリーン座標を計数することによってディジタル方法でオーバーレイタスクも実行できる。それから、この信号はx,yの所望の値で切り換えられる。
【0051】
ビデオキャプチャブロック304は、ビデオ信号ビデオ1およびビデオ2をカメラ154から受信する。図9に示されるように、ビデオアナログ/ディジタル変換器(ADC)354および356は、それぞれビデオ信号をディジタル化ビデオ信号を圧縮器/伸長器ブロック(compressor/decompressor)302に選択的に出力するビデオマルチプレクサ358にディジタル化する。
【0052】
圧縮器/伸長器ブロック302は、PCIバス290を経由してネットワーク中からビデオデータストリームを受信する。圧縮器/伸長器ブロック302は、ネットワークからのデータを伸長し、ビデオデータストリームをモニタオーバーレイ・出力ブロック300に出力する。反対に、圧縮器/伸長器ブロック302は、カメラからのビデオデータを圧縮し、圧縮データをネットワークに出力する。圧縮データは、H.261、MPEG1およびMPEG2のような公知のフォーマットであるのが好ましい。このビデオデータは、公知の工業規格であるYUV422フォーマットであるのが好ましい。
【0053】
図9に示されるように、圧縮器/伸長器ブロック302は、圧縮器/伸長器モジュール360、362および364を含んでいる。圧縮器モジュールは、好ましくはAVP4400(Lucent Technologiesによって製造されたビデオ圧縮器/伸長器製品)である。しかしながら、当該技術に公知の多数の同様な製品はその代わりに使用できる。好ましい実施形態では、圧縮器/伸長器ブロック302は、H.261あるいはMPEG1および/あるいはMPEG2フォーマットを使用してビデオデータを圧縮/伸長する。圧縮器モジュール360は、ビデオキャプチャブロックからのディジタル化ビデオ信号を圧縮する。圧縮器モジュール360からの圧縮ビデオ信号は、PCIバス290を経由して広帯域ネットワーク接続を介して送信するために多重化/分離化装置エンジン(mux/demux engine)320に送られる。伸長器モジュール362は、PCIバス290および多重化/分離化装置エンジン320を介して広帯域ネットワーク接続から受信されたH.261データを伸長し、伸長データをモニタオーバーレイ・出力ブロック300に出力する。同様に、伸長器モジュール364は、PCIバス290および多重化/分離化装置エンジン320を介して広帯域ネットワーク接続から受信されたH.261データも伸長し、伸長データをモニタオーバーレイ・出力ブロック300に出力する。複数の伸長器モジュールを備えることによって、複数相手のビデオ接続は広帯域ネットワークを介して複数の同時接続を確立することによってサポートできる。
【0054】
好ましくは、モニタオーバーレイ・出力ブロック300に出力される伸長データはYUV422フォーマットにある。
【0055】
図8および図9に示されるように、ビデオブロック200は、伸長器モジュール362および364のそれぞれから出力された伸長ビデオデータを標準テレビモニタ156上に表示するためのNTSCあるいはPALのような標準テレビビデオ信号に変換するビデオ変換器366および368を含んでもよい。
【0056】
SVGAコントローラ306は多重化/分離化装置エンジン320を介してPCIバス290からビデオ信号を受信する。これらの信号は、前述のようにネットワークあるいはローカルカメラ156からの伸長ビデオ信号である。このSVGAコントローラブロック306は別のディスプレイ機構を備え、それによってユーザは、受信ビデオ画像を、ユーザワークステーションビデオディスプレイモニタ101上に受信ビデオをオーバーレイする代替例としてのテレビセットのような別個のディスプレイ装置上に向けることができる。ビデオ画像をワークステーションディスプレイモニタ101上にオーバーレイすることに加えて(あるいはオーバーレイする代わりに)、ワークステーションインタフェースは、ビデオストリームを別個のアナログRGBモニタ、LCDスクリーン、あるいはNTSCテレビディスプレイに供給する。項目306、370、270、372はこれらの機能を実行する。VGAコントローラ306は、直接あるいはテレビ変換器370を通してのいずれかでビデオ信号を外部ビデオモニタ156におよびSVGAモニタ270にも出力する。SVGAモニタ270のためのバックライトおよび輝度の制御は、CPUコア230の制御の下でSVGAディスプレイ制御モジュール372によって送られる。このモジュールの機能は、一般的にはワークステーションインタフェースのPCIバスを介してアクセスされる。
【0057】
多重化/分離化装置エンジン320は、PCIバスを介してネットワークからネットワークデータを受信し、ネットワークデータをネットワークに出力する。多重化/分離化装置エンジン320は、圧縮器/伸長器ブロック302からネットワークデータを受信し、ネットワークデータを圧縮器/伸長器ブロック302に出力する。広帯域ネットワークデータストリームからのビデオ情報は、SVGAモニタ270あるいはテレビモニタ156上に任意に表示するためのVGAコントローラに供給される。さらに、広帯域ネットワーク接続上の別個のデータストリーム内部に含まれた送受信オーディオ情報あるいは符号化/復号化ブロック360、362、および364によって結合オーディオ/ビデオストリームから/結合オーディオ/ビデオストリームへ多重化/分離化されるオーディオ情報は、二次オーディオ処理のために多重化/分離化装置エンジン320およびPCIバス290を介してオーディオブロック210に送られる。下記により詳細に述べられるように、オーディオブロック210は、オーディオのアナログ/ディジタル変換、オーディオレベル制御、オーディオストリームの混合、オーディオストリームの圧縮/伸長、音響効果によって引き起こされるエコーの消去、ネットワーク伝送遅延によって引き起こされるエコーの消去および普通の古い電話サービス(POTS)電話回線およびPOTS電話器へ/普通の古い電話サービス(POTS)電話回線およびPOTS電話器からのオーディオのインタフェースの責任を負っている。
【0058】
図9に示されるように、ビデオブロック200は、ビデオブロックの前述のコンポーネントの動作を同期化するために使用されるクロック発生器を含んでいる。同様に、全ビデオクロックおよびオーディオクロックは、画質およびオーディオリップ同期を保持するために同期化しなければならない。適切な標準ネットワーク伝送プロトコルと併用される場合、同期オーディオおよびビデオ情報は、別個の同期パケットストリームとして広帯域ネットワーク接続上に伝送できる。前述の同期クロックを使用して、発信ワークステーションインタフェースは、オーディオを含むパケットおよびビデオを含むパケットを「時間スタンプ(time-stamp)」できるので、たとえパケットが正確に同じ時間に受信ワークステーションインタフェースに到着しないとしても、受信ワークステーションインタフェースのソフトウェアはこれらのタイムスタンプに基づいて受信オーディオおよびビデオを再同期できる。
【0059】
I.B.3.オーディオブロック(Audio Block)
図10は、図6に示されたワークステーションインタフェース140の実施形態によるオーディオブロック210の例を示している。オーディオブロック210は、全てオーディオバス460を介して互いに接続される、オーディオディジタイザ400と、POTSサポートモジュール410と、オーディオ圧縮モジュール420と、オーディオミキサ430と、TDMA交換機440と、オーディオディジタル/アナログ変換器(DAC)450とを含んでいる。
【0060】
オーディオDAC450は、オーディオバス460を介してディジタル化オーディオ信号を受信し、ディジタル化オーディオ信号をアナログ信号に変換し、ディジタル化オーディオ信号をスピーカ150、電話器のスピーカホン158、あるいはオーディオ装置161を介して出力する。ワークステーションソフトウェア説明で上記に説明されるように、ワークステーションで実行するソフトウェアアプリケーションによりユーザは、どのオーディオ入出力を使用するかを選択できる。このような選択は、ユーザワークステーションとワークステーションインタフェースとの間のイーサネット接続を介してこのソフトウェアからワークステーションインタフェースに通信される。ワークステーションインタフェースのソフトウェアは、これらのコマンドを受信し、オーディオブロック210でオーディオ切り換え(例えば、オーディオドライバによって)を制御し、要求オーディオ入出力を選択する。
【0061】
オーディオミキサ430は、ビデオブロック200の多重化/分離化装置320を介してオーディオデータ信号をネットワークに送信し、ネットワークから受信する。オーディオミキサ430も、オーディオデータ信号をオーディオバス460に送信し、オーディオバス460から受信する。オーディオミキサ430は、構内雑音およびDAC450を介してスピーカに供給された同じオーディオによって引き起こされた「エコー」を取り除くためにネットワークに供給されたオーディオディジタイザ400からのディジタルオーディオを調べ、修正する。ネットワークから任意のスピーカに供給され、任意のマイクロホンからネットワークに供給された任意のオーディオは、オーディオミキサ430を使用してこのように「エコー消去(echo-canceled)」されてもよい。
【0062】
オーディオディジタイザ400は、マイクロホン152、ユーザワークステーション100オーディオモジュール106、およびオーディオ装置160からオーディオ信号を受信し、オーディオ信号をディジタル化し、オーディオ信号をオーディオバス460を介してオーディオDACに、および/またはオーディオミキサ430および当の特定のオーディオ信号に対して適切であるようなオーディオバス460を介してネットワークに出力する。さらに、ユーザワークステーション100からのオーディオ信号は、電源・システムモニタブロック260から受信された故障信号によって示されるように、ワークステーションインタフェースの故障あるいはその電力の損失の場合、カットオーバーリレー172を介してスピーカ150に直接送られてもよい。
【0063】
POTSサポートモジュール410は、電話器158から電話信号を受信し、カットオーバーリレー174が、電源・システムモニタブロック260からの故障信号によって示されるように、電源故障あるいはワークステーションインタフェース140の他の故障の結果として解除される場合、このような電話信号をPOTS電話回線インタフェース159に直接出力する。これによって、電源故障あるいはワークステーションインタフェースそのものの場合、電話器は、通常電話回線を介して「ライフライン(life-line)」サービスに常に接続できる。通常の使用中、カットオーバーリレー174は起動され、それによって電話回線インタフェース159および電話器158の両方をPOTSサポートモジュール410に接続する。
【0064】
POTSサポートモジュール410は、接続POTS電話回線上の着信呼信号に応答し、ワークステーションインタフェース140に接続された電話器158を呼び出すのに必要な信号を発生する。POTSサポートモジュール410も、DTMFダイヤル信号を検出および発生でき、フックスイッチ信号を検出および発生し、それによって全POTS電話サポートをワークステーション100に提供する。さらに、POTSサポートモジュール410は、電話回線インタフェース159と電話器インタフェースとの間のアナログ電話オーディオ信号および広帯域ネットワーク接続上に生じるオーディオストリームに最終的に変換し、接続するおよび/または広帯域ネットワーク接続上に生じるオーディオストリームと混合するためのオーディオバス上およびオーディオバスから離れた所のアナログ電話オーディオ信号を切り換えることができる。
【0065】
オーディオ圧縮モジュール420は、オーディオミキサ430およびオーディオバス460を経由してネットワークを介して送信するための公知の電話オーディオ圧縮規格(例えば、A規則あるいは*規則)に従ってオーディオバス460を介してオーディオディジタイザ400からのディジタル化オーディオデータを圧縮する。同様に、受信ディジタルオーディオは、アナログ信号に変換される前にオーディオ圧縮ブロック420によって伸長される。
【0066】
TDMA交換機440は、時分割多重化を使用してディジタルオーディオデータのいろいろな送信元をオーディオバス上のこのデータのためのいろいろの宛先に接続するディジタルスイッチング回路である。このTDMA交換機の好ましい実施形態は、ディジタル化オーディオのようなデータをスイッチングするマルチベンダーインタフェースプロトコル(MVIP)のような当業者に公知である工業規格法を使用する。この方式は、多数の可能なオーディオ入力を多数の可能なオーディオ出力に接続する汎用ソフトウェア制御法を提供するために使用された。
【0067】
I.B.4.ハードウエアセキュリティブロック(Hardware Security Block)
図11は、図6に示された本発明の実施形態によるハードウエアセキュリティブロック220を示している。
【0068】
暗号/キー管理機能(encryption/key management function)510は、システムセキュリティに必要な機能と、データセキュリティに必要な機能と、キー管理、データ暗号/データ暗号解読、ビデオ/オーディオ実時間暗号/暗号解読、およびエンド・ツー・エンド認証を含むがこれに限定されない認証に必要な機能とを含んでいる。本発明の目的のために、上記の機能は、RSA公開キー暗号およびウェブシステムズ社によって提供されるようなキー管理ハードウエアおよびソフトウェアのような当該技術で周知のハードウエア暗号手順およびソフトウェア暗号手順を使用して実行される。これらの商用ハードウエアモジュールおよびソフトウェアモジュールは、従来ワークステーションのプラグインカードにあるかあるいはワークステーションにインストールされたソフトウェアとして実行される。このようなセキュリティモジュールを使用するこの周知の方法は、ワークステーションを物理的に修正する必要のためおよび/または暗号モジュールに基づいたソフトウェアを必要とする付加計算のためにユーザに対して著しい困難さ形成した。本発明の一部であるこのような暗号化およびキー管理機能の新規のインプリメンテーションは、所望の暗号機能およびキー管理機能がユーザワークステーションへの物理的取り付けあるいはユーザワークステーションの修正および/またはユーザワークステーションによる付加計算ロードを必要としないようにネットワークのユーザ間に設けられるようにこれらの機能をワークステーションインタフェースで実行することにある。明瞭にするために、暗号/キー管理機能510は、ハードウエアセキュリティブロック220のコンポーネントとして示される。しかしながら、この機能は、ブロック220、あるいはCPUブロック230あるいはどこかほかにあるソフトウェアで実行できることを理解すべきである。
【0069】
ハードウエアセキュリティブロック220は、好ましくは48ビットのMACアドレスを含む固有連続番号520も含む。工場から出荷する前に各ワークステーションインタフェースは、1つ(あるいはそれ以上)の固有識別子番号を含む、永久に装備された機械可読装置を有する。この装置に含まれた番号を変えることはできないので、さらにもう一つのユーザのためのセキュリティの要素を提供するように暗号キーの作成および管理においてデータの付加的要素として使用できる各装置のための指紋を提供する。
【0070】
I.B.5.テスト・I/Oディスプレイブロック(Test and I/ODisplay Block)
図12は、図6に示された本発明の実施形態によるテスト・I/Oブロック240を示している。テスト・I/Oブロック240は、直列入出力インタフェースモジュール610と、PCMCIAインタフェースモジュール620と、キーボードインタフェースモジュール630と、マウスインタフェースモジュール640と、コネクタIDモジュール650と、コネクタ状態モジュール660と、状態ディスプレイ670とを含んでいる。全ての上記のモジュールは、PCIバス290を介して個々の外部装置とCPUコア230との間での通信を調停する。これらの機能は、主に診断動作あるいはサービス動作を処理するために提供され、必ずしもネットワーク接続あるいは他の実時間動作を確立するためには役に立たない。むしろ、これらの機能はユーザの設備を簡単にするために組み入れられる。例えば、コネクタIDモジュール650は、押された場合、ボタンに隣接するコネクタと関係あるのは何であるかの可視あるいはオーディオのプロンプトをトリガするボタンを含んでいる。LEDは、ユーザの注意を特定のコネクタに対して喚起するようにフラッシュできる。
【0071】
I.B.6.ネットワークインタフェースブロック(Network Interface Block)
図13は、図6に示された本発明の実施形態によるネットワークインタフェースブロック250を示している。ネットワークインタフェースブロック250は、(使用可能である場合)既存イーサネットケーブル布線を使用してユーザワークステーションのイーサネット(あるいは同様な)LANデータポートに接続するためのイーサネット(あるいは同様な)インタフェース760と、構内交換機110に接続するための第2のイーサネットあるいは同様なインタフェース770とを含んでいる。これは唯一の好ましい実施形態であり、ATMおよびトークンリングのような他のローカルエリアネットワークフォーマットはその代わりに実行できることに注目すべきである。
【0072】
本実施形態では、標準イーサネットネットワークLANコントローラ710および730のそれぞれ、ホストおよびネットワーク10bTレイヤ720および750のそれぞれ、ネットワークインタフェースコネクタ740は、前述の2つのインタフェース760および770を備えるのに役立つ。2つのLANコントローラの各々はその個々のポート上のトラフィックを受信する。2つのインタフェース760および770の各々から受信された各パケットは、他のインタフェースに転送するかあるいはワークステーションインタフェース140によってさらに処理するための決定ロジック780によって調べられる。
【0073】
パケットを調べ、転送する決定ロジック780は、CPUコア230で実行するソフトウェアとして実行できる。しかしながら、決定ロジックは、(明らかにするために図13に示されるように)ネットワークインタフェースブロックあるいはシステムのどこかほかにあるゲートアレイあるいは同様な装置として実行できることに注目すべきである。決定ロジックは、ワークステーションインタフェースのイーサネットアドレス785およびマルチキャストリスト790を比較するために使用する。マルチキャストリスト790のアドレスは、ネットワーク接続セットアップ中ネットワーク制御システムサーバ40によって割り当てられる。例えばオーディオおよびビデオであり、かつ例えば、複数の参加者と接続するためのオーバーヘッド処理を容易にするためのユニキャストアドレスよりもむしろマルチキャストIPアドレスとともに送信される所定のデータ流れ。接続がセットアップされる場合、ネットワーク制御システムサーバは、接続における全参加者からなるマルチキャスト群を規定し、接続における所定のデータ流れのためのマルチキャストIPアドレスを割り当てる。これらのアドレスは参加者に送信される。ワークステーションインタフェースはこれらのアドレスをマルチキャストリスト790にセーブする。
【0074】
各受信パケットは下記のアルゴリズムに従って処理される。
【0075】
1.各受信パケットがユニキャストパケットであり、どちらかのポートに到着し、ワークステーションインタフェース140にアドレス指定される場合、パケットを保持する。特に、ユニキャストパケット(unicast packet)を他のポートの外部に転送する。
【0076】
2.各受信パケットが同報通信パケットである場合、各受信パケットを保持し、他のポートの外部に転送する。
【0077】
3.各受信パケットがマルチキャストパケットである場合、各受信パケットとマルチキャストアドレスのリストとを比較する。各受信パケットがリスト上の任意のアドレスと一致する場合、各受信パケットを保持し、他のポートの外部に転送する。各受信パケットが一致しない場合、各受信パケットを他のポートの外部に転送する。
【0078】
さらに、ユーザワークステーション100と既存のLANルータ資源130との間の結合性の損失の場合、ネットワークブロック250の任意のコンポーネントの任意の故障を生じないことに注目することは重要である。この目的のために、電源・システムモニタブロック260からの故障信号に従って構成されるカットオーバーリレー173が装備される。
【0079】
インタフェース770によって処理されるデータトラフィックは、ワークステーションインタフェース140そのものに供給するかあるいはワークステーションインタフェース140を介してユーザワークステーション100に供給することを目的としてもよい。同様に、インタフェース760は、既存のLANルータ130に供給することを目的とし、ワークステーションインタフェース140に供給することを目的とし、あるいは広帯域ネットワーク接続を介して到着される他の着信先に供給することを目的としているユーザワークステーション100から発生するデータトラフィックを処理する。ワークステーションインタフェース140で実行するソフトウェアは、各パケットがワークステーションインタフェース140のどちらかの通信ポートにそれぞれ接続されたインタフェース760あるいは770のいずれかを介してPCIバス290上に到着するときに各パケットを調べ、どのネットワークあるいは装置に各パケットが送信されるべきかを決定する。
【0080】
さらに、データトラフィックはワークステーションインタフェース140そのものに発生し得る。例えば、オーディオブロック210およびビデオブロック200によってデータストリームに変換されるアナログオーディオ信号およびビデオ信号はワークステーションインタフェース140の外部の伝送を必要し得る。このクラスのトラフィックは、通常広帯域ネットワーク接続の一部として供給することを目的とするので、インタフェース770によって処理される。
【0081】
本発明の重要な要素は、既存のLANルータ130によって確認されるような関連ユーザワークステーション100のネットワークIDおよびアドレスを本質的に推測し、中間ルータあるいはブリッジ装置として既存のLANルータ130に生じるパケットをワークステーションインタフェース140なしで、それによって既存のLANルータ130のマネージャによるアドレス変化あるいは構成変化なしに既存LANルータ130におよび既存LANルータ130から中継できるワークステーションインタフェース140の能力である。しかしながら、構内交換機説明により詳細に説明されるように、パケットがワークステーションインタフェース140あるいは関連ユーザワークステーション100と広帯域ネットワーク着信先との間に向けられた場合、構内交換機110は、これらのパケットのワークステーションインタフェースあるいはユーザワークステーションのアドレスと一時的に割り当てられたネットワークアドレスとを交換する。これらの一時的アドレス割り当ては広帯域ネットワーク接続が設定される時にネットワーク制御システムサーバ40によって発生され、ワークステーション、ワークステーションインタフェースおよび接続に必要とされる構内交換機にだけ識別される。毎接続に基づいて変わるこれらの一時アドレスの使用は、当該技術では新規であり、本発明の他の態様である。この機能は、誰かが広帯域ネットワークを介して2つの関係者間で反復された通信を監視しようと試み、何のパケットアドレスが使用されているかを任意の特定の通信に対して知ることを困難にすることによって付加的ネットワークセキュリティを与える。
【0082】
図14は、ユーザワークステーションに関連したローカルノード50LANデータトラフィックの流れを示している。このようなトラフィックに対する全てのパケットはワークステーションインタフェース140をいつかの点で横切る。明らかにするために、ユニキャストパケットの流れの例が示される。同報通信およびマルチキャストパケットの処理は前述のアルゴリズムに従って処理される。ワークステーションインタフェース140は、各パケットpkt1を調べ、ユーザワークステーション100から受信されたトラフィックに関しては、宛先イーサネットアドレスEdest1はワークステーションインタフェース140の専用イーサネットアドレスと比較される。パケットがワークステーションインタフェースに実際にアドレス指定される場合、パケットは処理するためにワークステーションインタフェースのCPUコア230に送られる。特に、このパケットは構内交換機110のパケットスイッチ112に転送される。同様に、ワークステーションインタフェース140は、ネットワークから受信され、ボンダー114から転送される構内交換機110のパケットスイッチ112から受信されたパケットpkt2の着信先アドレスEdest2を調べる。ワークステーションインタフェース140は、特にワークステーションインタフェースにアドレス指定されるこのようなパケットを処理するためにCPUコア230に転送し、更に処理をしないで非一致パケットを転送する。
【0083】
I.B.7.電源・システムモニタブロック(Power Supply and System Monitor Block)
図15は、図6に示された本発明の実施形態による電源・システムモニタブロック260を示している。電源・システムモニタブロック260は、外部電源インタフェース810と、DC‐DC変換器820と、電池830と、システムモニタモジュール840とを含んでいる。
【0084】
外部電源インタフェース810は、外部電源(図示せず)、一般的には交流120ボルトの壁差し込み口から交流電力を受け取り、それを24ボルト直流に変換する。DC‐DC変換器820は、外部電源インタフェース810によって24ボルト直流供給出力を受け取り、ワークステーションインタフェース140のいろいろのコンポーネントの動作に必要である5ボルト直流電源および3.3ボルト直流電源のような調整直流電圧を発生する。DC‐DC変換器820は、再充電可能電池830にも充電電流を供給し、交流電源が外部電源によって供給されない場合、12ボルト直流を電池830から受け取る。この装置の目的は、ワークステーションインタフェース140がオン/オフスイッチを必要としないことである。すなわち、ワークステーションインタフェースをそのように装備することによって、ワークステーションインタフェースは必要とされる場合は常に(電話のように)ベルを鳴らすことができ、ネットワーク保守およびテスト手順は、ユーザが装置を実際に使用しているかどうかに関係なく広帯域ネットワークを横切って呼び出すことができる。
【0085】
システムモニタ840は、外部電源・電池830の状態ならびに温度のような他の状態を監視し、故障が生じる場合、CPU割り込みをCPUコア230に発生する。CPU割り込みを発生することに加えて、ワークステーションインタフェース140の電源故障あるいは他の故障の際に、システムモニタ840は、カットオーバーリレーが他のワークステーションインタフェースコンポーネントで起動でき、それによってこのような故障がワークステーション100の通常動作に悪影響を及ぼさないことを確実にするように故障信号を発生する。
【0086】
システムモニタ840は、必要である場合、システムを冷却するファン(図示せず)の動作も制御する。
【0087】
I.B.8.ワークステーションインタフェースソフトウェア(Workstation Interface Software)
図16はワークステーションインタフェースソフトウェアを示す図である。その主機能は、ビデオブロック200、オーディオブロック21、およびテスト・ディスプレイI/Oブロック240を介してワークステーションインタフェースに取り付けられた1つあるいはそれ以上の装置、あるいはワークステーションに取り付けられた装置から収集された広帯域ネットワーク接続データの送信、広帯域ネットワーク接続データの受信、およびビデオブロック200、オーディオブロック210、およびテスト・ディスプレイI/Oブロック240、あるいはワークステーション100を介する1つあるいはそれ以上のメディア装置上への広帯域ネットワーク接続データの表示を調整することにある。いくつかの装置は1つ以上のエントリ点を有するドライバを有してもよい。すなわち、154のようなカメラに関連するドライバは、ワークステーションインタフェースソフトウェアによってドライバに供給されたパラメータに応じて、H.261、MPEG1、MPEG2等の形で出力を供給できる。
【0088】
図17は、いろいろの接続、ビューアーおよびワークステーションインタフェースに関連したメディアストリームを制御するワークステーションインタフェースのソフトウェアのブロック図である。これらの制御のインタフェースは、付加的装置、接続型式およびメディアストリームの容易な拡張に役立つようにオブジェクト指向設計に従って形成されるのが好ましい。これを達成するために、インタフェースは、各々が単一ルート階層から得られたオブジェクトによって規定される。各オブジェクトのベースクラスは、好ましくはパラメータなしのオブジェクトのインスタンスの形成をサポートし、コピー構成器、割り当て操作および消去関数のために備えている。例外処理はベースクラスレベルで導入される。インタフェースも好ましくは独立したプラットホームである。この要求をサポートするために、Javaプログラミング言語が使用される。
【0089】
図17に示されるように、ワークステーションインタフェースソフトウェアのアーキテクチャは、システムオブジェクト3010と、セッションオブジェクト3012と、接続オブジェクト3014と、メディアストリームオブジェクト3016と、メディア装置オブジェクト3018と、事象通知オブジェクト3020とを含み、これらの各々は下記により詳細に述べられる。
【0090】
ワークステーションインタフェース140がターンオンされ、初期化される場合、システムオブジェクト3010は具体化される。システムオブジェクト3010は、接続あるいはセッションが全然存在しない場合、起動および停止で実行されねばならない機能を含んでいる。具体化される場合、システムは事象通知オブジェクト3020を形成し、開始する。システムは、ワークステーションインタフェースでメディア装置オブジェクト3018を初期化し、このオブジェクトをメディア装置登録3022に登録する。メディア装置登録3022は、事象通知オブジェクトおよびセッションオブジェクトがメディア装置オブジェクト3018を知ることができるようにように開かれる。
【0091】
システムオブジェクト3010は、構内交換機インタフェース770から生じるネットワークトラフィックを受話し、ポート3024を介する接続リクエストを検出する機能を含んでいる。接続リクエストは、工業規格仕様書のセッション記述子プロトコル(SDP)に基づいている。SDP仕様は、IPマルチキャストの使用および実際のオーディオおよびビデオデータの供給のためのIPを介するいろいろのプロトコルに的を絞る。この仕様書は、H.320およびデータリンクおよび物理レイヤとしてのISDNのような他のトランスポートプロトコルおよびネットワークプロトコルを処理するように修正される。主要な変更は、SDP仕様書の「c=」および「m=」フィールドに対するものである。いくつかの若干の加算は「a=」フィールドに対しても行われる。
【0092】
SDPでは、「c」フィールドは下記になりそうである。
c=<プロトコルファミリー><アドレスタイプ><アドレス>[/<アドレスモデファイア>]*
ISDNあるいは通常のPSTN電話番号へのH.320接続をサポートするために、2つの新しい「プロトコルファミリー」、「ISDN」および「PSTN」が規定される。プロトコルファミリー内で、アドレスタイプディスクリミネータはアドレス空間を区切る。例えば、IPでは、プロトコルファミリーは「IN」であり、バージョン4アドレスタイプは「IP4」である。インターネットはバージョン6をサポートしている場合、アドレスタイプ「IP6」は利用できるようになる。
【0093】
<アドレスタイプ>フィールドは、ゲートウェイを通してアクセスできるいろいろの第3者ネットワークを区別するために使用される。例えば、「MCI」の<アドレスタイプ>はMCIのISDNを示し、「PSTN」の<アドレスタイプ>は、理論的には、ネットワークはグローバルであり、広帯域ネットワークはPSTNにおける任意の電話の1つのベアラチャネルと接続できることを示している。
【0094】
<アドレス>フィールドは端点の全E.163アドレスである。すなわち、それは国コードを含む全電話番号である。広帯域ネットワークに付属しているワークステーションインタフェースのための着信アドレスは下記になりそうである。
c=ISDNMCI+1.510.737.1500
同様に、PSTNゲートウェイを使用して電話に接続するための宛先アドレスは下記になりそうである。
c=ISDNPSTN+1.510.737.1500
SDPの「m」レコードはセッション内で使用可能である1つの媒体を規定する。これは下記になりそうである。
m=<媒体タイプ><媒体ディスクリミネータ><プロトコル><フォーマット>
ここで、SDPの<媒体タイプ>は、「オーディオ」、「ビデオ」、「データ」、「テキスト」、あるいは「ホワイトボード」のような単一媒体であり、<媒体ディスクリミネータ>は、通常UDP/IPあるいはTCP/IPポートであり、<プロトコル>は要求された最高レイヤプロトコル(例えば、「RTP/AVP」および「UDP」は両方共既知値である)、および<フォーマット>は、<プロトコル>に固有であり、サブフォーマットを決定する。フォーマットの組み合わせはほぼ「/」文字によって決定され、オプションはコンマの間に挙げられる。フォーマットは、RTPが予想するものであるために数で示す。
【0095】
広帯域ネットワークオーディオ/ビデオ接続は多重オーディオおよびビデオを示すので、「オーディオ」あるいは「ビデオ」のSDPの単一媒体方式は不適当である。したがって、新しい<媒体タイプ>、すなわち「オーディオビデオ」が規定される。
【0096】
しかしながら、<媒体ディスクリミネータ>は必ずしもH.320になく、フィールドは他の情報にとって有用であり得るので、フィールドはワード「X」で充填される。<プロトコル>は、例えば、広帯域ネットワーク接続の場合、H.320であり、PSTNゲートウェイを介しての「オーディオ」接続の場合、POTSであり得る。
【0097】
フォーマットは、「オーディオビデオ」媒体タイプの「/」の左側のオーディオフォーマットおよび右側のビデオフォーマットで詳細に説明している。例えば、m=オーディオビデオxH320g711/h261である。
【0098】
接続のためのベアラチャネル数は、「AS:」クラスの値を使用する「b=」文節で指定される(「AS」は「固有アプリケーション」を示し、右側は、単位がKビットのビットレートであるので、b=768は768000ビット/秒である)
フレームレートは、既にa=フィールドの受信属性である。さらに、その値として「CIF」あるいは「QCIF」をとる「x‐res:」フィールドはサポートされる。
【0099】
システムオブジェクト3010は接続リクエストを検出する場合、システムオブジェクト3010は接続オブジェクト3014を形成する。これに続いて、システムオブジェクトは、接続リクエストから要求メディアストリームオブジェクト3016を決定し、この要求メディアストリームオブジェクトを適切なメディア装置オブジェクト3018に添付する。これらの工程が成功した場合、セッションオブジェクト3012が形成される。
【0100】
システムオブジェクト3010がユーザ操作ワークステーション100から広帯域ネットワーク接続のリクエストを受信する場合、システムオブジェクト3010はこの広帯域ネットワークユーザへの接続を要求するSDP型式のメッセージを形成する。
【0101】
最後に、システムオブジェクト3010は、例えば、ポート3026を介してユーザワークステーション100をピンポンし、ユーザワークステーションがオンあるいはオフであるかどうかを知るウォッチドッグ機能(watchdog function)を保持するようないくつかのはハウスキーピングタスクを実行できる。いくつかの接続の場合、好ましいメディア装置はユーザワークステーション100に存在してもよいが、ユーザワークステーションがオフである場合、接続を生じさせるのに必要な役割を果たすことができるワークステーションインタフェース140に存在するメディア装置があってもよい。例えば、電話の呼び出しは、ユーザワークステーションの電話装置よりもむしろ送受器158を呼び出すことができる。
【0102】
セッションオブジェクト3012は、接続、メディアストリームおよびメディア装置を一緒に関連付け、これらの要素を作成し、初期化し、一緒に結合するエージェントの役割を果たす。このセッションオブジェクト3012は、システムの上部に形成されたユーザアプリケーション(図示せず)ともインタフェースできる。
【0103】
セッションオブジェクト3012は、セッションによって使用中の要素のいずれかによって発生された事象に応答し、セッションオブジェクト3012が事象を処理したか否かを信号要素にも通知する。
【0104】
セッションオブジェクト3012はタイプ入力されてもよい。これによって、一般セッションテンプレートはワークステーションインタフェース140アプリケーションの開発を簡単にするように作成できる。マルチユニット会議、標準POTS電話呼び出し、ソフトウェア保守更新(例えば、ワークステーションインタフェースおよび/またはユーザワークステーションへおよびワークステーションインタフェースおよび/またはユーザワークステーションからデータを転送するセッション)および他の種類の標準装置に対するセッションオブジェクトテンプレートは、セッション誘導クラスで形成できる。さらに、後述の事象通知オブジェクト3020を使用すると、遠隔サイトからワークステーションインタフェースに所属するユーザは、任意の型式の1つあるいはそれ以上のセッションが確立されるべきであることを要求できた。
【0105】
セッションオブジェクト3012は、ポート3026を介してユーザワークステーション100で実行するソフトウェアと通信するユーザワークステーションインタフェース760を介して信号チャネルも作成し、ユーザワークステーション100とワークステーションインタフェース140との間の対話を調整する。
【0106】
接続オブジェクト3014は、1つあるいはそれ以上のメディアストリームが伝達されるデータ経路に対する制御アーキテクチャを示している。接続オブジェクト3014は、どんなメディアストリーム3016が接続によってサポートされるかの情報、すなわち、どんなメディアストリームタイプの接続がサポートできるかの情報ならびにどんなメディアストリームが他の接続の終わりに遠隔システムによって発生あるいは受信できるかの情報を提供する。
【0107】
接続オブジェクトはいろいろな型式を有する。これらの型式は、TCP/IPコンパチブルソケット接続と、可変帯域幅データチャネルと、多重非同期/同期データチャネルと、2点間アナログ接続と、他の型式の接続とを含み得る。
【0108】
接続オブジェクト3014は、ダイヤル(特定のネットワークロケーション/ユーザの接続)し、ハングアップ(切り離しのリクエスト)し、呼び出し(他のネットワークロケーション/ユーザからの接続リクエスト)し、信号ビジー(拒否された接続)を出し、および接続された信号を送出する機能性を生じることが好ましい。
【0109】
接続は事象を生成する。これらの事象は、上記に示された要求信号の関係で生じることができるかあるいはメディアストリームの追加あるいはメディアストリームを接続からの取り外しを示すことができる。接続は、含むメディアストリームを知り、メディアストリームをセッションに列挙できる。接続は、多数であるセッションこともいう。接続は1つのセッションとだけ関連し得る。しかしながら、1つのセッションは多重接続をサポートできる。
【0110】
メディアストリームオブジェクト3016は、接続に関連した広帯域ネットワークトラフィックのデータ内容を示している。1つあるいはそれ以上のメディアストリームは同じ接続に存在できる。メディアストリームは片方向性であってもよいしあるいは両方性であってもよい。メディアストリームは関連データフォーマット指示子を有する。メディアストリームの制御をサポートするために、各メディアストリームはデータ通信に加えて両方向性通信機能を有する。この機能によって、例えば、メディアストリームは、その内容の再生のための1つあるいはそれ以上の「提案」メディア装置についての情報を提供できる。この機能は、付加的機能性をもたらすように得られたクラスにおいて拡張できる。
【0111】
サポートされるのが好ましいメディアストリームの型式は、オーディオ、ビデオ、MIDI、T.120、H.230および他の型式のデータを含む。メディアストリームは、いろいろのプラットホームとワークステーションインタフェース装置との間で機能および情報の交換のためにもタイプ入力される。このメディアストリームは、2つあるいはそれ以上のワークステーションインタフェースとそのユーザワークステーションとの間で確立された広帯域ネットワーク接続の持続時間の間存在する。
【0112】
前述のように、メディア装置3018はメディアストリーム3016に取り付けられる。反対に、メディアストリームは、ストリームにデータを現在供給しているかあるいはストリームのデータを減らしている装置まで溯ってのことをいう。したがって、マルチセッション遠隔会議に役立つオーハンメディアストリームがサポートされる。メディア装置オブジェクト3018は、1つあるいはそれ以上のメディアストリームの情報を供給できるかあるいはこの情報を求めることができる物理的装置を示している。これらの物理的装置は、標準アナログ電話と同様に簡単であってもよく、複合ビデオ装置と同様に複雑であってもよく、好ましくは、メディアストリームを生成あるいは供給できる(あるいはいくつかの場合、両方同時に)。ハードウェアはメディア装置によって資源とみなされる。ハードウェアがメディア装置に取り付けられる場合、ハードウェアはこのメディア装置クラスによってカプセル化できる。
【0113】
メディア装置オブジェクト3018は、このオブジェクトが使用されるために利用可能であるかどうかをセッションに通知する機能性を含む。いくつかの装置は1つあるいはそれ以上のメディアストリームによる同時使用をサポートしてもよい。このような装置は、どれくらいの数のメディアストリーム(入りおよび出)をサポートできるかを報告する。0の値は、何もないことを示し、1−Nの値はサポートメディアストリームの数を示し、−1の値はいかなる数もサポートできることを示している。この装置共用は、ビデオを伝送し、例えば、同時に自動観察をする目的に必要である。
【0114】
メディア装置は事象も生成できる。これらの事象は現在装置に関連している全てのセッションに送られる。メディア装置は、事象を処理し、事象が処理されたことの報告を装置に戻すセッションに達する。セッションが装置に全然関連ない(あるいはセッションが事象を全然処理しない)場合、事象はシステムレベル事象処理機構に転送される。システムの一部が全然事象に応答したくない場合、この事象も廃棄されてもよい。
【0115】
下記の型式のメディア装置は最低限サポートされることが好ましい。
1.ダイヤルし、呼び出し、応答し、ハングアップし、消音する能力を有する標準アナログ電話。この装置は呼び出しを示す事象を生成する。
2.マイクロホン、ラインイン、ラインアウト、スピーカアウトおよびウェブファイルプレイバックを制御する能力を有する標準サウンドブラスタ(クリエイティブラブ社の商標)。
3.少なくとも単色あるいはカラービデオをキャプチャできるビデオキャプチャ装置。この装置はブランク(黒)あるいは静止フレーム出力を供給できる。この装置も多重フレームレートおよび多重フォーマットでデータを供給できる。
4.少なくとも単色あるいはカラービデオを表示できるビデオディスプレイ装置。この装置は多重フレームレートおよび多重フォーマットでデータを表示できる。この装置も、「フリーズフレーム」およびキャプチャ機能を行うと同様に表示のサイズを変えることができてもよい。
5.ビデオおよびオーディオのプレイバックの両方ができる結合オーディオ‐ビデオ装置。上記のビデオ装置およびオーディオ装置の能力は1つの装置に結合できる。
6.制御装置型式。これらの装置の中の少なくとも1つがワークステーションインタフェース制御に存在する。これは1つあるいはそれ以上のワークステーションインタフェースの動作を調整するために使用されるハードウェア制御およびソフトウェア制御の抽象化である。この装置は、任意の特定メディア装置あるいはメディアストリームに関連しないシステムの機能情報を交換するために使用される。制御装置は、メディア駆動機能、例えば、呼び出し阻止を越えるサービス強化も備え、専用音声および/またはビデオメールシステムの機能および実行を妨害しない。
【0116】
サポートされてもよい付加的メディア装置タイプは下記を含む。
1.遠隔RS‐232ポート接続。この装置は、遠隔カメラ、制御システムあるいはRS‐232ポートに接続できる任意の他の装置を制御するのに役立ち得る。
2.COMポート/モデムエミュレーション。これは、アプリケーション共用、ホワイトボード、ファイル転送およびチャットに対するT.120規格を現在サポートしないアプリケーションに役立つ。
【0117】
いくつかの型式のメディア装置はいろいろのビューアーのためのヘルパクラスを含み得る。例えば、ヘルパクラスは、ユーザワークステーションスクリーン上のクロマ‐キーウィンドウのビデオデータストリームのビュイングおよび配置を制御する必要がある。このような内部インプリメンテーションはメディア装置内でカプセル化され、他のオブジェクトにさらされない。アプリケーション通信はメディア装置に通信し、メディア装置は必要に応じてヘルパクラスと通信する。これは、外部インタフェースを2つの異なる型式のメディア装置(ヘルパクラスを有する装置およびヘルパクラスなしの装置)から遮蔽する。
【0118】
事象通知オブジェクト3020は事象に応答する機能性を含む。事象は、ユーザワークステーション100内の装置あるいはワークステーションインタフェース140に関連する装置あるいはシステムオブジェクトによって生成できる。前述のように、これらのオブジェクトが存在する場合、事象はセッション、接続およびメディアストリームによっても生成できる。事象もまた生成できるユーザオブジェクトを有することも望ましいことであり得る。これは、ここにカバーされる抽象化の中の1つによって示されないソフトウェアオブジェクトによって生成された事象に応答する有用な機構であり得る。セッションに関連した任意の項目によって生成された事象は処理のためのこのセッションに転送される。セッションがない場合、事象通知システムは事象に応答する機構を備えている。
【0119】
事象通知オブジェクト3020はデフォルト事象をサポートする。しかしながら、機能性に対するより多くの制御を必要する事象の場合、事象通知オブジェクトは、着信事象を適切な宛先に単に転送する。
【0120】
事象に伝達される情報は比較的端的である。これは、事象、符号化値およびASCIIストリングの組み合わせのような事象内容および緊急コードを形成した要素まで溯る参照を含む。この事象は下記のような事象を指示できる。
1.オーディオ装置は、レベルオーバーロードおよびヌルストリングを示す符号化値を与えることによってオーバーロード指示を生成する。
2.メディアストリームは、適切な符号およびASCIIストリング「スタンバイして下さい」を供給することによって伝送の一時的中断の通知を行う。
【0121】
ワークステーションインタフェースソフトウェアはワークステーションインタフェースだけに常駐できるけれども、若干の機能性がTCP/IPを介して確立された処理間通信でワークステーション100に複製されてもよいことが明らかであるべきである。
【0122】
次に、ワークステーションインタフェースソフトウェアの作動が説明される。
ワークステーションインタフェース140が最初にターンオンされる場合、インストーラは、ワークステーションインタフェース140を構内交換機110のイーサネットアドレス、ならびに信号ネットワーク30のIPアドレスおよび広帯域ネットワークによって提供されるインターネットアクセスのIPアドレスに対して構成する。
【0123】
ワークステーションインタフェースターンオンのソフトウェア事象のシーケンスは下記のとおりである。
1.ワークステーションインタフェース140はターンオンされ、初期化される。
2.システムオブジェクト3010は作成され、初期化される。
3.事象通知スレッド3020は作成され、開始される。
4.ワークステーションインタフェースに常駐するメディア装置は決定され、対応するメディア装置3018は作成され、初期化される。
5.メディア装置はメディア装置登録3022に登録される。
6.メディア装置登録3022は事象通知オブジェクト3020に利用される。
【0124】
ユーザワークステーション100ターンオンの事象のシーケンスは下記のとおりである。
【0125】
1.ユーザワークステーション100はターンオンされ、デーモン処理3104は初期化される。
2.ユーザワークステーション100に常駐するメディア装置が決定され、対応するメディア装置オブジェクト3018は作成され、初期化される。
3.ユーザワークステーション100/ワークステーションインタフェース140ハイブリッドメディア装置3018作成が試みられる。これらは、ユーザワークステーション100の局部的ないくつかの部分およびワークステーションインタフェース140の局部的ないくつかの部分を有する分散装置として実行される。
4.メディア装置はメディア装置登録3022に登録される。
5.メディア装置登録3022は事象通知オブジェクト3022に利用される。
【0126】
広帯域ネットワーク接続をするようにワークステーションインタフェースソフトウェアで実行される工程は下記のとおりである。
【0127】
1.接続リクエストはワークステーション100から受信される。
2.システムオブジェクト3010はSDPリクエストを形成する。POTS呼び出しでは、これは丁度電話番号である。
3.システムオブジェクト3010は接続オブジェクト3014を作成する。
4.システムオブジェクト3010は接続に対して必要なメディアストリームオブジェクト3016を作成する。
5.システムオブジェクト3010は対応するメディア装置3018をメディアストリーム3016に取り付ける。
6.システムオブジェクト3010はメディアストリーム3016を接続オブジェクト3014に付加する。
7.上記の工程が成功した場合、システムオブジェクト3010はセッションオブジェクト3012を作成する。
8.セッションオブジェクト3012はメディアストリーム3016を開始する。
9.セッションオブジェクト3012およびセッションオブジェクト3010は、事象通知オブジェクト3020によって転送された事象を処理する。
10.接続が終了される場合、セッションオブジェクト3012は全接続オブジェクト3014を遮断する。
【0128】
着信広帯域ネットワーク接続を受信する際の事象のシーケンスは下記のとおりである。
1.システムオブジェクト3010は着信接続を検出する。
2.システムオブジェクト3010は、接続が要求されたことを実現する。
3.システムオブジェクト3010は、接続を受信し、接続オブジェクト3014を作成する。
4.システムオブジェクト3010は、接続を要求される資源に対応するメディアストリーム3016を形成する。
5.システムオブジェクト3010は、メディア装置3018をメディアストリーム3016に取り付ける。
6.システムオブジェクト3010は、メディアストリーム3016を接続オブジェクト3014に付加する。
7.システムオブジェクト3010はセッションオブジェクト3012を作成する。
8.セッションオブジェクト3012は、発呼者から開始されるメディアストリームに応じてメディアストリーム3016を開始する。
9.リングワークステーション100。
10.システムオブジェクト3010およびセッションオブジェクト3012は事象通知オブジェクト3020によって転送された事象を処理する。
11.接続が終了される場合、セッションオブジェクト3012は全接続3014を停止する。
【0129】
図18は、広帯域ネットワーク接続中データを処理するワークステーションインタフェースソフトウェアの動作をさらに示している。
【0130】
接続が設定される場合、接続中に必要であるメディアストリームの数および型式が識別され、制御コード3050は、入力タスクおよび出力タスク3052および3054をそれぞれ生じ、各同期ストリームを処理する。同期ストリームは、望ましくは時間整列される任意の型式の多重ストリームからなり得る。例えば、オーディオストリームおよびビデオストリームは、リップ同期を保証するようにテレビ会議中に時間整列されるべきである。これらの2つのストリームは別々に生成され、供給され、処理はこのストリームを時間整列させるのに必要である。入出力タスク3052および3054はこの機能を実行する。
【0131】
ネットワークインタフェース機能3056は、例えば、TCP/IPプロトコルに従ってネットワークインタフェース770を介して構内交換機110からのデータの送受信のタスクを実行する。
【0132】
したがって、広帯域ネットワーク接続中、ネットワークインタフェース3056は構内交換機110からオーディオデータおよびビデオデータを受信し、オーディオデータおよびビデオデータを出力タスク3054に転送する。出力タスク3054は、オーディオデータおよびビデオデータをオーディオストリームおよびビデオストリームに変換し、オーディオストリームおよびビデオストリームをオーディオストリーム装置およびビデオストリーム装置3058および3060のそれぞれに出力する前にそのパケットタイプスタンプに従ってオーディオストリームおよびビデオストリームを時間整列させる。一方、入力タスク3052は、オーディオストリーム装置およびビデオストリーム装置3062および3064のそれぞれからオーディオストリームおよびビデオストリームを受信し、ネットワークインタフェース機能3056を介してオーディオストリームおよびビデオストリームをパケット化し、時間スタンプする前にオーディオストリームおよびビデオストリームを時間整列させる。
【0133】
I.C.構内交換機(Premises Switch)
図2に示された本発明の実施形態による典型的な構内交換機構成は図19にさらに詳細に示されている。図19に示されるように、構内交換機110は、ルーティング機能(routing function)113と、結合器(bonder)114と、ネットワークインタフェースカード115と、CPU116と、RAM117と、ネットワークアドレス変換機能(network address translation function)119と、ネットワークコマンド変換機能(network command translation function)121と、バス118を介して通信する結合機能(bonding function)123とを含んでいる。パケットスイッチ(packet switch)112は、イーサネットリンクを介してネットワークインタフェースカード115と通信する。
【0134】
パケットスイッチ112は、ワークステーションインタフェース140および(任意には)広帯域ネットワークによってサービスされない他のLANワークステーション102からLANパケットトラフィックを受信する。その宛先イーサネットアドレスを読み取ることによって、パケットスイッチ112は、広帯域ネットワーク接続に関連しないパケットを通過させ、既存LANルータ130に送るのに対して、広帯域ネットワーク接続に関連したパケットは、シティノード10に伝送するためにルーティング機能113を介して結合器114に、あるいは広帯域ネットワーク接続が2つあるいはそれ以上のローカルユーザ間にある場合、アドレス指定されたワークステーションインタフェース140に直接ルーティングされる。同様に、既存LANルータ130からのLANトラフィックは、パケットスイッチ112を介してワークステーションインタフェース140におよびワークステーションインタフェースを通ってワークステーション100にディスパッチャされる。当業者は、パケットスイッチ112が多数の公知の方法で実行でき、このような設計選択は本発明と同一であると理解する。しかしながら、好ましくは、パケットスイッチ112は、カリフォルニア州のサンノゼ市のスリーコム社で製造されたイーサスイッチスーパースタックモデル1000(EtherSwitch SuperStack model 1000)あるいはIGMPをサーポートする同様な装置である。
【0135】
このような交換機は当該技術で一般的であるけれども、パケット交換機が本発明で使用される方法は、下記により詳細に説明されるように、広域広帯域ネットワークへのLANには見えない広帯域ネットワーク接続を提供する。イーサネット交換機、ワークステーションインタフェース140のデュアルMACおよびIPアドレス指定機能(dual MAC and IP addressing functions)、構内スイッチ110およびネットワーク制御システムサーバ40の専用ルーティング、交換およびアドレス変換機能(specialized routing, switching, and address translation functions)の組み合わせのこの使用は当該技術で新規であるネットワーク機能を提供する。
【0136】
CPU116は、ルーティング機能113、結合器114、ネットワークインタフェースカード115およびRAM117の動作を制御する。CPU116は、多数のベアラチャネル間にできるだけスプレッドされる広帯域ネットワーク接続上の回線交換トラフィックデータをLAN型式パケット交換データパケットへ変換およびその逆変換を調整する。CPU116およびバス118が多数の方法で実行できることに注目すべきである。保守および低コストを容易にするためにCPU116の好ましいインプリメンテーションはUnixのようなオペレーティングシステムを実行できるCPUである。マルチプロセッサバージョンは、より大きな装置に対して適切なコンピュータ出力を確実にするために使用できる。多数の主要な半導体会社はこのような装置を製造し、x86ファミリー装置は現在最大費用効果である。低コストの理由のために、バス118の好ましいインプリメンテーションは周辺コンポーネント相互接続(PCI)バスである。
【0137】
ネットワークインタフェースカード115は、パケットスイッチ112を介してワークステーションインタフェース140に/インタフェース140からLANデータパケットを送受信する標準PCIイーサネットカードである。
【0138】
ルーティング機能113は明瞭にするために別々に示されているが、CPU116あるいは他のプロセッサで実行するソフトウェアとして実行されてもよい。ルーティング機能13は、パケットスイッチ112を介して受信されたデータパケットを選別し、データパケットを結合器114の適切な出力ポートに向ける責任を負う。選択機能13は、例えば、パケットの宛先アドレスおよび送信元アドレスをさらに選別することによって広帯域ネットワークの不許可使用から付加的保護を行うセキュリティ機能も実行する。
【0139】
結合器114は、パケットスイッチ112を介してワークステーションインタフェース140から広帯域ネットワーク接続データを受信し、データをシティノード10に送信する。反対に、広帯域ネットワークトラフィックデータは、シティノード10から受信され、結合器114は、パケットスイッチ112を介してトラフィックデータをワークステーションインタフェース140に中継する。
【0140】
ネットワークアドレス変換機能119は、明瞭にするために別々に示されているが、CPU116あるいは他のプロセッサで実行するソフトウェアとして実行されてもよい。ネットワークアドレス変換機能119は、広帯域ネットワークに転送するパケットスイッチ112を介してワークステーションインタフェース140から受信されたデータパケットのアドレス変換を実行し、結合器114を経由して広帯域ネットワークを介して受信され、ワークステーションインタフェース140およびワークステーション100に送られることになっているデータパケットのアドレス変換を実行する責任を負う。
【0141】
ネットワークコマンド変換機能121は、明瞭にするために別々に示されているが、CPU116あるいは他のプロセッサで実行するソフトウェアとして実行されてもよい。ネットワークコマンド変換機能121は、結合器114を経由して信号ネットワーク30を介して受信されたネットワークコマンドを変換し、処理する責任を負う。
【0142】
結合機能123は、明瞭にするために別々に示されているが、CPU116あるいは他のプロセッサで実行するソフトウェアとして実行されてもよい。結合機能123は、異なる広帯域ネットワーク接続のために使用され、信号ネットワークトラフィック、回線交換トラフィックおよびインターネットアクセスを含むポートのリストを保有する責任を負う。ポートは1つあるいはそれ以上のベアラチャネル60からなってもよい。例えば、6Mbpsの回線交換接続は、必ずしも同じT1回線で多重化されない96のベアラチャネルから成ってもよい。この接続に対するポートは、結合器114が広帯域ネットワークおよびシティノード10に送ることになっていて、広帯域ネットワークおよびシティノード10から到着する広帯域データを中継するこれらのチャネルのリストとして構成される。このリストは、ネットワーク制御システムサーバ40によって命じられたチャネル再割り当てに従って更新できる。
【0143】
ローカルノード50の既存のローカルエリアネットワークの構内交換機110の設置はLANルータ130およびLAN120で作動する他のワークステーションに全体に透過であることは、前述の説明から明らかであり、後述の説明からさらに明らかであるべきである。さらに、構内交換機110を設置する方法はLANルータ130へのワークステーションの接続に単に結合する必要がある。
【0144】
I.C.1.結合器構成(Bonder Configuration)
典型的な結合器(Bonder)は図20に示されている。図から分かるように、この結合器は結合器114‐1〜114‐bを含み得る。各結合器モジュールは、シティノード10に接続されたPCIバス118と1つのT1回線との間の通信を処理する。周知のように、TI回線は、単一物理的接続上で24の64kbpsベアラチャネルを多重化する。したがって、本発明の本例で備えられたベアラチャネル60の全数は、ローカルノードの構内交換機とシティノード10との間に備えられたT1回線数の24倍である。結合器は、その中に直列データが各結合器モジュール間の時分割多重化(TDM)されるPCMハイウェイ111をさらに含んでいる。これは適応性および冗長性を提供することにある。結合器114の重要なタスクは、パケットスイッチ112と広帯域ネットワークとの間のデータを転送することであるけれども、例えば、PBXのような音声電話ネットワークのような他のシステムにインタフェースすることは場合によっては望ましいことである。このような相互接続の好ましい方法はTDMハイウェイである。冗長性は、万一T1回線の中の1つが使用されていない場合、トラフィックは、TDMハイウェイを介して他のT1回線上のベアラチャネルに再割り当てをすることができるという点で提供される。
【0145】
好ましくは、PCMハイウェイ111は、マルチベンダー統合プロトコル(MVIP)を使用し、少なくとも96の全二重の64kbpsのチャネルの容量を有する。ここに説明されている好ましい実施形態はT1多重化の使用に基づいているけれども、ヨーロッパおよび他の国々に一般に普及しているE1多重化規格を使用する技術に精通している当事者はこの実施形態を同様に実行できることに注目すべきである。DS‐3、OC‐1等のような任意の型式の電話トランク機能に直接に接続することは同様に可能である。
【0146】
図21および図22は、図19に示されるような結合器モジュールのような構内交換機110の114‐1のような典型的な結合器モジュールをさらに示している。図から分かるように、この結合器モジュールは、PCIバス118を介してローカルバス1080とCPU116との間の通信を調停するPCIバスインタフェース1010を含んでいる。この結合器モジュールは、SRAM・制御モジュール1020と、Bチャネル多重化/分離化モジュール1030と、TDM交換機1050と、回線インタフェース装置1060とを含んでいる。
【0147】
図22に示されるように、結合器モジュール114‐1は、システム起動の際にPCIバス動作を可能にするファームウェアを記憶するPCIコントローラブートEEPROM1012をさらに含んでいる。SRAM・制御モジュール1020は、SRAMモジュール1022と、SRAM制御・ローカルバス調停ロジック(PLD)モジュール1024とを含んでいる。TDM交換機1050は、ハイウェイコネクタ1052と、TDM交換機&クロックコントローラ1054とを含んでいる。回線インタフェース装置1060は、LIUコントローラ1061と、フレームコントローラ1063と、CSU/DSX交換機1065とを含んでいる。CSXインタフェース1067およびDSXインタフェース1069は、当該技術で周知であるT1回線に対する標準インタフェースである。フレームコントローラ1063は他の結合器コンポーネントによって使用されるためのフレーム同期クロック1062を生成する。インタフェース1067および1069は、構内交換機110をシティノードに接続されたT1回線と直接インタフェースする。
【0148】
受信動作中、フレーム広帯域ネットワーク接続トラフィックデータは、CSU/DSX交換機によって制御されるように、CSUあるいはDSXインタフェース1067および1069を介して回線インタフェース装置1060を通して受信される。LIUコントローラ1061の制御の下で、フレームネットワーク接続データは、TDM交換機モジュール1050からフレームコントローラ1063を通って直列に受信される。TDM交換機モジュール1050は、PCMハイウェイ111上のネットワーク接続データの時分割多重化を処理する。Bチャネル多重化/分離化装置1030は、PCMハイウェイ111からネットワーク接続データを受信し、個別のベアラチャネルの直列データとバッファLANデータとの間に変換する。SRAM・制御モジュール1020は、CPU116および多重化/分離化装置1030によって非細分化されるとき広帯域ネットワークトラフィックデータをLANからバッファリングする。PCIバスインタフェースコントローラ1010は、構内交換機110の結合器コンポーネントとPCIバスとの間のデータの流れを調停する。分解されたデータは、結合機能123によって供給された情報でCPU116によって伝送するためにパケット化され、ネットワークアドレス変換機能119およびルーティング機能113によって適切な宛先に送信される。
【0149】
逆に、送信動作中、広帯域ネットワークに送ることになっているLANデータパケットはルーティング機能113によって結合器114にルーティングされる。結合機能123からの情報は、データがどのようなベアラチャネルに伝送されるべきであるかを決定するために使用される。伝送するためのデータパケットは、PCIバス118を介して結合器114に供給される。PCIバスインタフェースコントローラ1010は、構内交換機110の結合器コンポーネントとPCIバスとの間のデータの流れを調停する。SRAM・制御モジュール1020は、CPU116および多重化/分離化装置1030によって細分化されるときLANからの広帯域ネットワークデータをバッファする。したがって、Bチャネル多重化/分離化装置1030は、バッファLANデータを割り当てられた個別のベアラチャネル上に伝送するための直列データに変換し、このデータをPCIハイウェイ111に送信する。TDM交換機モジュールは、PCIハイウェイ111上のデータをネットワークの時分割多重で処理する。LIUコントローラ1061の制御下で、フレームネットワーク接続データは、TDM交換機モジュール1050からフレームコントローラ1063を通して直列に送信され、フレーム広帯域ネットワークデータは、CSU/DSX広帯域1065によって制御されるように、CSUあるいはDSXインタフェース1067および1069を介して回線インタフェース装置1060を通して伝送される。
【0150】
下記により詳細に説明されているように、いかなるパケットも交換回線広帯域ネットワーク接続を介して伝送され、ルーティング機能113は、その送信元MACアドレスと、交換回線接続がネットワーク制御システムサーバによって設定された時点で構内交換機に供給された情報とを比較する。万一到着パケットが特定広帯域ネットワーク交換接続にトラフィックを送信することを許可されるユーザワークステーションあるいはワークステーションインタフェースからではない場合、パケットは構内交換機によって廃棄される。
【0151】
さらに、LIUに(PCIバス118を介してLANからもたらされるデータを送信する場合、多重化/分離化装置1030およびCPU116は共に、ワークステーションあるいはワークステーションインタフェースから受信され、一般的には大きいデータをより小さい部分に細分化することは好ましいので、各部分の伝送は同時に、したがってより速く生じる。すなわち、出側のネットワークデータは、(結合機能123によって保持されるように)この接続のための割り当てられたベアラチャネルの間で細分化される。例えば、接続のために割り当てられたベアラチャネルの数は10であると仮定すると、1500バイトのイーサネットパケットは、10の150バイトフラグメントに分割され、10のベアラチャネルの間で多重化される。帯域幅のこの線形分割の代わりに、負荷バランスアルゴリズムはデータを分割するために使用できる。各フラグメントは、TDM交換機1050内の別個の経路を介してLIUに送信される。LIUからデータを受信する場合、多重化/分離化装置1030は、LANに伝送するためにフラグメントを大きなブロックに組み立て戻す。
【0152】
上記の処理をさらに説明するために、ネットワーク接続の開始の際に、ネットワーク制御システムサーバ40は、必要な帯域幅の量を決定し、広帯域ネットワーク接続を確立し/受け取るユーザワークステーション100にベアラチャネルを割り当てる。好ましくは、ベアラチャネルの数は必要な全帯域幅に直線的に関連している。すなわち、例えば、1Mbps接続は16のベアラチャネルを必要とするのに対して、6Mbps接続は96のベアラチャネル(各々が64kbpsの容量を有する)を必要とする。割り当てられたベアラチャネルは、リストに保持され、結合機能123によってポートと関連付けられるので、広帯域ネットワークを介して中継されたデータパケットは、広帯域ネットワーク・ユーザワークステーション100とワークステーションインタフェース140との間にルーティング機能113および結合器114によって正確にルーティングされる。
【0153】
この接続に関連するフレーム広帯域ネットワーク接続トラフィックデータは、シティノード10を介してこの接続(多分、多数のT1回線にわたって拡張される)のための割り当てベアラチャネルを介して受信される。各T1回線に関連する回線インタフェース装置1060は、(例えば、一次群インタフェース(PRI)規格に従ってフォーマット化された)データを非フレーム化する。CPU116は、指定T1回線に関連した結合器モジュールの各々の各TDM交換機1054がデータをPCMハイウェイ111に配置するタイムスロット(好ましくは、ベアラチャネル当たり1タイムスロット)を制御し、Bチャネル多重化/分離化装置1030の多重分離および各関連結合器モジュール114のSRAMモジュール1020へのデータのバッファリングも制御する。CPU116は、(パケットに割り当てられたアドレスに応じて)バッファリングされたデータをパケットスイッチ112を通して適切なワークステーションインタフェース140におよび/あるいはパケットスイッチ112を通り過ぎてユーザワークステーション140に伝送するためのLANパケットにフォーマット化する。パケットは、ネットワークアドレス変換機能119によってパケットに配置されたイーサネット宛先アドレスで結合器モジュール114からパケットスイッチ112に転送される。次に、パケットスイッチ112は、パケットを適切なワークステーションインタフェース140に転送する。ワークステーションインタフェースは、各パケットの宛先アドレスを調べ、パケットそのものを使い尽くすかあるいはこのパケットをその関連ユーザワークステーション100に転送するかのいずれかである。逆の動作が、ユーザワークステーション100あるいはワークステーションインタフェース140から送信された広帯域トラフィックデータに対して行われる。
【0154】
I.C.2.結合器PCIバスインタフェースコントローラ(Bonder PCI Bus Interface Controller)
図23は、図21に示されるPCIバスインタフェースコントローラ1010なような結合器モジュールのPCIバスインタフェースコントローラ1010を示している。PCIバスインタフェースコントローラ1010は、PCIバスアドレス/データ1013および制御情報1011をPCIバス118を介してCPU116とPCIバスコントローラ1018との間で通信するバスコネクタ1014および1010を含む。PCIバスコントローラは、ローカルバス1080に沿ってのローカルバスアドレス1015、データ1017および制御情報1019の流れを調停する。
【0155】
図24は、図23に示されたバスコネクタ1014および1016のようなPCIバスインタフェースコントローラ1010のバスコントローラ1014および1016を示している。このコネクタは一緒に、32ビット(PCI AD[31...0])のアドレス/データ情報1013をPCIバス118を介して送受信する。このコネクタは、結合器コンポーネントとCPU116との間での制御信号情報の交換のためにも備えている。信号およびプロトコルは周知のPCI規格による。
【0156】
図25は、図23に示されたPCIバスコントローラ1018のようなPCIバスインタフェースコントローラ1010のPCIバスコントローラ1018を示している。PCIバスコントローラ1018は、PCIバスアドレス1013および制御情報1011を送受信する。PCIバスコントローラ1018は、ローカルバスアドレス1015、データ1017および制御情報1019も送受信する。
【0157】
図26は、図23に示されるPCIバスコントローラ1018のようなバスインタフェースコントローラ1010のPCIバスコントローラ1018をさらに示している。本例では、PCIバスコントローラ1018は、カリフォルニア州のサンノゼ市のPLXテクノロジー社によって製造されたPCI9050によって主に実現される。図から分かるように、PCIバスコントローラ1018は、制御レジスタ読み出し/書き込み動作を選択し、制御レジスタに対応する制御データをローカルデータバス1017上に供給するPCIバス制御信号1011に応答するロジック回路1018‐Aをさらに含む。このバスを完璧に説明しているPCI仕様書バージョン2.1を参照せよ。公知のように、PCIコントローラはPCIブートコントローラ1012によって起動時にプログラム化される。これは、CPUがPCIバス上の装置にアクセスしたい場合、CPUがどのバスアドレスを使用しているかをPCIコントローラに通知する。PCIコントローラがこのようなアドレスを検出する場合、PCIコントローラは、制御信号を生成し、選択された装置を選択(起動)し、読み出しあるいは書き込みが実行されるべきであるかどうかを示す。
【0158】
I.C.3.結合器SRAM・制御モジュール(Bonder SRAM and Control Module)
図27は、図21に示されたSRAM・制御モジュール1020のような結合器モジュールのSRAM・制御モジュール1020を示している。SRAM・制御モジュール1020は、SRAMモジュール1021‐1および1021‐2を含む。SRAMモジュール1021‐1および1021‐2は、SRAMコントローラ1023によって供給され、ローカルバス制御信号1019から復号化されたローカルバスアドレス情報1015および制御信号1023に従ってローカルデータバス1017を介して同報通信されたネットワーク接続データを記憶し、供給する。
【0159】
図28は、図27に示されたSRAM・制御モジュール1020のようなSRAM・制御モジュール1020をさらに示している。SRAMモジュール1021‐1および1021‐2は、カリフォルニア州のサンノゼ市のサイプレスセミコンダクタ社によって製造されたCYM18×1メモリであることが好ましい。図から分かるように、SRAMモジュール1021‐1および1021‐2は、ローカルデータバスを介して32ビットのデータ経路を提供し、ローカルアドレスバス1015を介する16ビットのアドレス情報を復号化する。
【0160】
SRAMコントローラ1022は、ローカルバス制御信号1019を復号化し、SRAMモジュール1021‐1および1021‐2の読み出し動作および書き込み動作を制御する制御信号1023を供給する。SRAMコントローラ1022は、バンク選択モジュール1024と、イネーブルモジュール1025と、SRAMモジュールコントローラ1026と、バイト選択モジュール1027とを含んでいる。複数のバンクのメモリを備えることは一般的にやり方であるので、コンピュータ設計は、設置されたRAMの量に従って特定の用途に対して最適化できる。したがって、バンク選択モジュール(bank select module)1024はアドレス信号1015を復号化し、RAMのどのバンクが任意の所与のサイクルでアクセスされるかを通知する。さらに、特定の用途は、データが8、16あるいは32ビット(すなわち、1バイト、2バイト、4バイト)の単位で転送されるべきかを必要とし得る。したがって、SRAMモジュールコントローラ1026は、どの型式のアクセスが選択されるかを正確に決定し、所望のようなSRAMモジュール1021‐1および1021‐2を起動する適切な制御信号1023を発生する。
【0161】
図29は、バス制御信号1019から適切な制御信号1023を生成する、図28に示されたSRAMモジュールコントローラ1026のようなSRAMモジュールコントローラ1026をさらに示している。ロジックコンポーネントおよびその動作は当業者に周知であり、そのこと自体は、その動作の更なる詳細な説明はここで繰り返す必要はない。
【0162】
I.C.4.結合器Bチャネル多重化/分離化装置(Bonder B-channel Mux/Demux)
図30は、図21に示されたBチャネル多重化/分離化装置1030のような結合器のBチャネル多重化/分離化装置1030を示している。図から分かるように、Bチャネル多重化/分離化装置1030は、チャネル化器(channelizer)1031と、制御アドレス開始レジスタ1032とを含まれる。チャネル化器1031は、主に、PCMハイウェイ111上の24チャネルのデータと、ローカルアドレスバス1015を介して供給されたアドレス信号および回線インタフェース装置1060によって供給されたフレーム同期信号1062に従ってローカルデータバス1017を介して取り出され、分岐されたバッファリングされたSRAMデータとの間で多重化/分離化する責任を負う。
【0163】
図31はBチャネル多重化/分離化装置1030をさらに示す。本例では、チャネル化器1031は、ドイツのシーメンスコンポーネント社によるPEB20320のようなHDLC(MUNICH32)のためのマルチチャネルネットワークインタフェースコントローラによって主に実現された。そのデータピン、アドレスピンおよび制御ピンは、それぞれローカルデータバス1017、ローカルアドレスバス1015、および制御バス1019に結合されている。チャネル化器1031は、フレーム同期クロック1062に従ってHDLCフォーマット化データを受信し、送信するPCMハイウェイ111にもそれぞれ結合されている。この装置は全ソフトウェアプログラマブルである。制御アドレス開始レジスタ1032は、電源投入の際に実行を開始すべきアドレスを供給する。
【0164】
図32は、図30に示されたアービタ1034のようなBチャネル多重化/分離化装置1030で使用するためのアービタ1034を示す。PCIバスを介するホストコンピュータあるいはチャネル化器1031のいずれかはRAMをいつでもアクセスしてもよいが、ホストコンピュータおよびチャネル化器1031が同時に正確にRAMをアクセスすることは許可されない。アービタ1034は、ローカルバス制御信号1019を介してこれらの装置からのリクエストを受信し、1つの装置だけが同時にメモリをアクセスすることを可能にする。さらに、一方の装置がバスを使用し、他方の装置が制御信号1019を介してバスに要求する場合、アービタ1034は、直ちにホールドするように他方の装置に通知する適切な信号を生成する。
【0165】
I.C.5.結合器TDM交換機(Bonder TDM Switch)
図33は、図21に示された本発明の実施形態によるTDM交換機・クロックコントローラ1054を示す。TDM交換機・クロックコントローラ1054は、ホスト制御部1055と、TDM交換機マトリックス1056とを含んでいる。
【0166】
ホスト制御部1055は、PCIバス118およびローカルバス1088を介してCPU116からデータ、アドレスおよび選択情報を受信する。好ましい実施形態は、マルチベンダーインタフェースプロトコル(MVIP)のような技術で公知のTDMバス・スイッチングフォーマットを使用する。
【0167】
TDM交換マトリックス1056は、ホスト制御部1055の制御の下でPCMハイウェイ111へ/PCMハイウェイから、パケットスイッチ112、SRAM1020、およびBチャネル回線多重化装置/多重分離装置1030を介してLANから/LANへ受信/送信された広帯域ネットワークトラフィックデータを回線インタフェース装置1060を介して広帯域ネットワークシティノードへ/広帯域ネットワークシティノードから送信/受信されたデータに多重化する。
【0168】
TDMトラフィックは、直列あるいは並列データストリームのいずれかとして送信できる。好ましい実施では、TDMトラフィックは直列として送信され、2.048×106ビット/秒の速度で送信される。公知のように、データは、TDM複合の時間位置に基づいてTDMバス上に識別されるかあるいはアドレス指定される。ホスト制御1056は、通過ビットを計数する正確なクロックを含む。ホスト制御1056がビットを一方の接続装置(例えば、回線インタフェース装置1060)から他方の接続装置(例えば、Bチャネル回線多重化装置/多重分離装置1030)に移動させたい場合、ビットは、交換機マトリックス1056内のバッファに一時的に蓄積され、それから受信装置によって予想される正確な瞬間に読み出される。したがって、TDM交換機・クロックコントローラ1054に接続された各装置は、データを一方の装置から他方の装置に移動させるとき何時受話するか伝送するかを知る。
【0169】
I.C.6.結合器回線インタフェース装置(Bonder Line Interface Unit)
図34は、図21に示された本発明の実施形態による回線インタフェース装置1060を示す。回線インタフェース装置1060は、LIUコントローラ1061と、フレームコントローラ1063と、CSU/DSX交換機1065と、CSUインタフェース1067と、DSXインタフェース1069とを含んでいる。インタフェース1067および1069は、構内交換機をシティノードに接続されたTI回線と直接にインタフェースする。LIUコントローラ1061は、所定の条件に従って警報インジケータの起動を制御する。
【0170】
図35は、図34に示されたフレームコントローラ1063のような回線インタフェース装置のフレームコントローラ1063を示している。本例では、フレームコントローラ1063は、ドイツのシーメンスコンポーネント社で製造されたフレーミング・回線インタフェース+信号コントローラ(FALC54)チップ番号PEB2254によって主に具体化される。その作動モードの1つは周知の一次群インタフェース(PRI)による。フレームコントローラ1063は、ローカルアドレスバス1015、ローカルアドレスバス1017、およびローカル制御バス1019、ならびにTDM交換機1050を介するPCMハイウェイ111への接続を含む。フレームコントローラ1063は、CSU/DSX交換機1065の制御の下で、インタフェース1067および1069を介して広帯域ネットワーク接続から/広帯域ネットワーク接続にトラフィックデータを受信し、送信する交換機コネクタ1068も含んでいる。
【0171】
図35にさらに示すように、フレームコントローラ1063はクロック発生器1064から局部的に生成したクロックを受信する。フレームコントローラ1063は、局部的に生成されたクロックに基づいてフレーム同期クロック1062を出力できる。しかしながら、より一般的には、FALC54は、T1回線からの信号に埋め込まれたクロックを自動的に検出し、それ自体をこのクロックに連動する。
【0172】
図36は、図34に示されるようなLIUコントローラ1061およびCSU/DSX交換機1065のような回線インタフェース装置のLIUコントローラ1061およびCSU/DSX交換機1065を示している。
【0173】
LIUコントローラ1061は、ローカルデータバスおよび制御バス1017および1019を介して信号を受信する。このような信号はCPU116によって制御され、CSU/DSX交換機1065に命令し、ネットワーク送受信経路を制御する選択信号を含む。これらは、LIUコントローラ1061によって復号化され、CSU/DSX交換機1065を適切に構成するように出力される制御信号を生成するために使用される。
【0174】
LIUコントローラ1061によって受信された信号は、警報LED1064を起動する出力を生成するように復号化される信号も含んでいる。本発明の好ましい実施形態は3つの警報を規定する。赤の警報は、T1回線上に全然信号が検出されない場合に生じる。黄の警報は、T1回線の遠端が消失信号を有するという信号を出す場合に生じる。青の警報は、信号が存在するが、フレーミングにエラーがある(すなわち信号タイミング)ことを示す。適切なLEDを起動することに加えて、構内交換機110は、全てのこれらの警報状態をネットワーク制御システムサーバおよびその関連顧客/ネットワーク管理ソフトウェアに報告するので、広帯域ネットワークのマネージャは、生じる警報状態時に作動できる。
【0175】
図36にさらに示すように、CSU/DSX交換機1065は、LIUコントローラ1061からの選択信号によって制御されるリレー1068‐Aおよび1068‐Bを含んでいる。これらの選択信号により、送信経路および受信経路は、交換機コネクタパッド1066を介するフレームコントローラ1063と、インタフェースコネクタパッド1070‐Aおよび1070‐Bのそれぞれを介するCSUインタフェース1067およびDSXインタフェース1069との間に確立される。
【0176】
図37は、図34に示されたDSXインタフェース1069のような回線インタフェース装置のDSXインタフェース1069を示している。DSXインタフェース1069は、インタフェースコネクタパッド1070‐BをDSXコネクタ1078を介するT1回線から分離するDSX分離回路1072を含んでいる。DSXインタフェース1069は、可能性としてある致死電圧から保護する回線変圧器1074および1076も含んでいる。このような保護は多数の型式の電話回線のための技術で標準であり、安全機能として提供される。
【0177】
図38は、図34に示されるCSUインタフェース1067のような回線インタフェース装置のCSUインタフェース1067を示している。CSUインタフェース1067は、インタフェースコネクタパッド1070‐AをCSUコネクタ1081を介するT1回線から分離するCSU分離回路1073を含んでいる。
CSUインタフェース1067は、長距離トランシーバ1071、警報LED1075、および回線変圧器1077および1079も含んでいる。要素1073および1079は、上記に説明されるように危険な電圧から保護する。要するに、長距離トランシーバ1071には、装置が事情が変われば可能であるよりも長いワイヤ(最高12,000フィート)を介して作動できる増幅器がある。警報LED1075は、前述のようなLED1064と同様な機能を実行する。
【0178】
I.C.7.ルーティング機能(Routing Function)
図19に示されたルーティング機能113は、従来のルータの機能性を含み、付加的機能を提供する。
【0179】
従来のルータは、パケットおよびポート/アドレスルーティングテーブル(port/address routing table)に埋め込まれたIPアドレスに従ってパケットをポートに送る。
【0180】
一方、ルーティング機能113は、下記のような拡張テーブルを保有する。
【表1】
【0181】
信号ネットワークデータおよびインターネットアクセスのためのテーブル割り当ては、好ましくは初期化時に実行され、あまり変更されない。しかしながら、回線交換接続のためのテーブル割り当ては、接続が設定されている場合、ネットワーク制御システムサーバ40によって決定され、構内交換機110に送信され、割り当ては接続が続く間だけ続く。
【0182】
テーブルの所有者フィールドにはデータの送信元IPアドレスがキー入力され、テーブルのセキュリティフィールドには送信元イーサネットアドレスがキー入力される。テーブルの所有者フィールドおよびセキュリティフィールドの表記法「全登録済」は、LANの全ての登録されたワークステーションおよびワークステーションインタフェースが広帯域ネットワークの信号ネットワークおよびイーサネットアクセスを使用するように許可されることを示している。例えば、広帯域ネットワークのために構成されないワークステーションのような未登録ワークステーションからのデータパケットはルーティング機能によって廃棄される。
【0183】
ルーティング機能の上記のテーブルの目的は、広帯域ネットワークのサービスへの不許可アクセスを防止することにある。特に、広帯域ネットワークに対するIPアドレスを有するデータパケットを送信する誰でもネットワークに潜入できる。データパケットがパケットスイッチ112から受信される場合、ルーティング機能113は、ヘッダの宛先IPアドレスを調べる。宛先IPアドレスがテーブルエントリの1つに一致する場合、ルーティング機能113は、さらに送信元IPアドレスおよび送信元イーサネットアドレスとテーブルエントリとを比較し、送信元IPアドレスおよび送信元イーサネットアドレスが一致しない場合、パケットを落とす。さもなければ、パケットは伝送するために結合器114に転送される。
【0184】
I.C.8.結合機能(Bonding Function)
図19に示された結合機能123は下記のようなテーブルを保有する。
【表2】
【0185】
ベアラチャネル{B1}〜{Bn}セットは、例えば、同じTI回線上で多重化された連続ベアラチャネルあるいはベアラチャネルからなる必要がない。
【0186】
構内交換機10を通る広帯域ネットワークデータは、ポートおよび対応するベアラチャネルのセットを割り当てられる。信号ネットワークデータおよびイーサネットアクセスのためのポート割り当ては、好ましくは、初期化時に実行され、あまり変更されない。しかしながら、回線交換接続のためのポート割り当ては、接続が設定されている場合、ネットワーク制御システムサーバ40によって決定され、構内交換機110に送信され、割り当ては接続が続く間だけ続く。
信号ネットワークあるいはイーサネットアクセスに関連するデータは、個々のポート番号に固定して割り当てることができ、次に、ベアラチャネルのセットは必要に応じて可変に変更できる。それとは別に、ベアラチャネルのセットは固定できる。
【0187】
I.C.9.ネットワークアドレス変換機能(Network Address Translation Function)
図19に示されたネットワークアドレス変換機能119は、広帯域ネットワークデータが適切に転送されることを確認する。ここに記載された本発明の例では、本発明は、インターネットRFC1631に詳細に説明されているNATプロトコルを実行する。しかしながら、他の変換手順は可能である。本発明のネットワークアドレス変換機能の固有な態様は回線交換接続の相手によって使用された一時的に割り当てられたIPアドレスの使用である。これは、接続の意図された相手だけがこの接続のために予約されている帯域幅にアクセスすることを保証する点でセキュリティを提供し、いくつかのIPアドレスは、例えば、接続中、ローカルネットワークによって実際に再割り当てられてもよいという点で安定性も提供する。
【0188】
広帯域ネットワーク回線交換接続が設定される場合、ネットワーク接続システムサーバ40は、接続の各データフローに対する一時IPアドレス対を割り当てる。すなわち、例えば、接続がビデオ、オーディオおよびフォーマット化データストリームを有するA、B、およびC間の遠隔会議である場合、ネットワーク制御システムサーバ40は、AとB間のビデオデータフロー、AとB間のオーディオデータフロー、AとB間のフォーマット化データフロー、BとC間のビデオデータフロー、BとC間のオーディオデータフロー、BとC間のフォーマット化データフロー、AとC間のビデオデータフロー、AとC間のオーディオデータフロー、AとC間のフォーマット化データフローに対する一時IPアドレス対を割り当てる。ワークステーション、ワークステーションインタフェースおよび構内交換機を含む遠隔会議の各相手はフローのための一時IPアドレス対割り当てを得られる。
【0189】
図39(A)は、本発明のネットワークアドレス変換の動作を示す。本例では、接続は、ワークステーション100‐Aおよび100‐Bに関連したユーザ間に確立される。構内交換機110‐Aは、ワークステーション100‐Aおよび/あるいはワークステーション140‐Aからデータを受信し、接続のためにAに割り当てられた一時IPアドレスとともにAの専用IPアドレスを再書き込みする。データが構内交換機110‐Bで受信される場合、構内交換機は、Bの専用IPアドレスとともに一時宛先IPアドレスを再書き込みする。
【0190】
図39(a)に示されたネットワークアドレス変換機能を行うデータヘッダの変化の例は、図39(b)、図39(c)および図39(d)に示されている、AはAの専用IPアドレス、BはBの専用IPアドレス、IP‐AおよびIP‐Bは接続に対する一時割り当てIPアドレスである。
【0191】
ネットワークアドレス変換機能は、好ましくは交換接続を介して両方向に流れるパケットのために対称的に使う。これは、各交換回線接続の各相手に対して、この相手の接続への関係に対する1つの固有アドレス(イーサネットアドレス+IPアドレス)があることを保証する。ネットワークアドレス変換機能なしに、構内交換機は、パケットをその適切な宛先に正確に供給する能力を保証できない。
【0192】
I.C.10.ネットワークコマンド変換機能(Network Command Translation Function)
図19に示されたネットワークコマンド変換機能121のようなネットワークコマンド変換機能121の目的は、結合器114を介して信号ネットワーク30を介して受信されたネットワークコマンドを変換し、処理することにある。交換機コマンダ部により詳細に説明されるように、回線交換接続をルーティングし、確立する目的のためにネットワークにある一様なインタフェースに全交換機資源を有することは望ましい。構内交換機は、本発明の本モデルのネットワークの任意の他の交換機資源のような交換機資源とみなされる。
【0193】
下記により詳細に説明されるように、ネットワークの全交換機資源とネットワーク制御システムサーバとの間に提供された標準インタフェースは中間トークンセットを含む。ネットワークコマンド変換機能の目的は入中間トークンを構内交換機に対して適切な動作に変換し、ネットワーク制御システムサーバによって予想されたフォーマットの中間トークンを出力することにある。
【0194】
中間トークンセットによってサポートされる重要な機能のいくつかは下記のものを含んでいる。
1.ベアラチャネル群を設定し、接続する。
2.広帯域ネットワーク接続を開始する。
3.広帯域ネットワーク接続を終了する。
4.交差点接続を壊す。
5.エラー状態を報告する。
6.装備情報を提供する。
7.検査の形跡を提供する。
【0195】
I.C.11.構内交換機データフロー(Premises Switch Data Flows)
図40は、広帯域ネットワークに関連したローカルノード50のLANデータのフローを示している。構内交換機110のパケットスイッチ112は、ネットワーク伝送のための結合器に転送されるべきパケットを識別しなければならない。この目的のために、構内交換機110が初期化される場合、構内交換機110は結合器に割り当てられたイーサネットアドレスで構成される。このアドレスは、パケットスイッチ112からネットワークインタフェースカード115までのポートに関連し、パケットスイッチ112によって記憶されるので、このアドレスは広帯域ネットワークに行くことになっている全パケットを適切に向けることができる。同様に、ワークステーションインタフェース140が設定される場合、ワークステーションインタフェース140は予め構成されるかあるいはワークステーションインタフェース140はそのローカルノード50の構内交換機110の結合器114のイーサネットアドレスを決定する手段を有するかのいずれかである。 さらに、ワークステーションインタフェース140は、信号ネットワークおよびインターネットアクセスに対して割り当てられたIPアドレスを決定する手段で構成されるかあるいはこの決定する手段を有する。
【0196】
広帯域ネットワーク接続が設定される場合、構内交換機110は、一時IPアドレスのネットワーク制御システムサーバ40によって、構内交換機110が全フロー関連のこの特定交換回線接続のための宛先IPアドレスとして「通知する」(結び付ける)すべきであることを知らされる。これらの一時アドレスは、フローに割り当てられたポートとともにルーティング機能113のルーティングテーブルに記憶される。ネットワーク制御システムサーバ40はこの接続を使用するように許可されたローカルノード50のユーザに関する情報も供給する。この情報は、ルーティング機能113の所有者テーブルおよびセキュリティテーブルのそれぞれに記憶されているユーザのIPアドレスおよびイーサネットアドレスにキー入力されるのが好ましい。
【0197】
パケットスイッチ112は、パケットスイッチ112にパケットによって示されたネットワークアドレスに対する公示を予め読み取れない場合、デフォルトで、パケットスイッチ112のリンクのこのパケットをLANルータに転送するように通常構成される。したがって、ユーザがその固有のインターネット接続(そのLANを介して)を行い、パケットがインターネットのために結び付けられる場合、あるいはパケットがコンピュータあるいはLAN120上の他のネットワーク装置のために結び付けられる場合のいずれかにおいて、パケットスイッチ112は、更なるルーティングおよび処理のためのLANルータ130にパケットを転送するべきデフォルト動作を行う。
【0198】
パケットスイッチ112から構内交換機110内の結合器114に転送されるパケットは3つの可能な宛先を持つことができる。まず、パケットはインターネットに行くにきまっている可能性がある。ルーティング機能113に到着するこのようなパケットは、インターネットアクセスに対して割り当てられた宛先IPアドレス(DestIP=インターネットアクセスIP)を有する。次に、ルーティング機能113は、パケットの送信元イーサネット(Src E′Net)およびIPアドレス(Src IP)を調べ、パケットを送信するユーザが広帯域ネットワークを使用することを許可されているかどうかを決定する。許可されている場合、パケットは結合器モジュールインターネットアクセスの適当なポートにルーティングされる。この場合、例えば、パケットは、固定TCP/IP接続を介して構内交換機から更なる検査あるいは処理のないシティノード10に置かれたパケットルータに伝送される。次に、シティノードのインターネットアクセスルータは、実際にインターネットに到着するようにインターネットにアドレス指定されるこれらのパケットのための手段を提供する。
【0199】
第二に、交換回線接続を管理することに関するメッセージのようなパケットは信号ネットワーク30に送ることになる可能性がある。この場合、パケットPkt1は信号ネットワークのIPにアドレス指定される(DestIP=信号ネットワークIP)。ルーティング機能113は、パケット送信元イーサネットアドレスおよびIPアドレスと信号ネットワークアクセスに対応するセキュリティテーブルおよび所有者テーブルに記憶された値と比較し、発信ユーザが許可される場合、パケットを適切な結合器ポートに転送する。
【0200】
好ましい実施形態の重要な機能は、ネットワーク制御システムサーバ40が信号ネットワークそのものに直接接続されたルータからネットワーク制御システムサーバにアドレス指定されたパケットを受信するだけであるということである。信号ネットワークにアドレス指定され、任意の他のネットワークから得られるパケットは、ネットワーク制御システムサーバ40によって遮断され、廃棄される。したがって、インターネットのような不許可送信元から信号ネットワークを使用しようと試みる誰かが信号ネットワークおよびそれに接続され、ネットワーク制御システムサーバおよび構内交換機を含む全ての要素へのアクセスを否定される。さらにより重要なことには、インターネットのユーザは、広帯域ネットワーク内の交換回線接続上に伝達されるTCP/IPへの直接接続が全然ないこともあり、それによって当該技術で新規である固有の高レベルのセキュリティを提供する。 最後に、パケットPkt1は回線交換広帯域ネットワークを介して接続に行くにきまつている可能性がある(Dest IP=Ckt‐Sw Conn.IP)。回線交換接続が設定されている場合、信号ネットワーク30を介して、接続の発信端および着信端の両方で必要とされる構内交換機110からネットワーク制御システムサーバ40に送信される情報は、発信ユーザワークステーション100およびその関連ワークステーションインタフェース140および着信ユーザワークステーション100およびその関連のワークステーションインタフェース140のIPアドレスおよびイーサネットアドレスを含む。これらのIPアドレスおよびイーサネットアドレスは、各構内交換機110によってネットワーク制御システムサーバ40に送信される。次に、ネットワーク制御システムサーバ40は、これらの受信IPアドレスおよびイーサネットアドレスを特定の接続に必要とされる対応する構内交換機110に転送する。ネットワーク制御システムサーバ40は、さらに接続の各データフローに対する固有の一時セットのIPアドレスを割り当てる。接続の両方の相手に対するIPアドレスおよびイーサネットアドレスは、接続の持続時間だけ保持され、前述されたネットワークアドレス変換機能のために使用される特定の接続に必要とされる構内交換機の両方に送信される。
【0201】
交換回線接続に送ることになっているパケットの構内交換機処理は、図40を参照して下記のように進行する。まず、ルーティング機能113は、パケットの送信元イーサネットアドレスおよびIPアドレスとセキュリティテーブルおよび所有者テーブルのそれぞれに記憶されているイーサネットアドレスおよびIPアドレスとを比較する。特定のデータフローに対する許可ユーザは、どちらかがフローを正確に処理するメディア資源を有するかに応じてワークステーションインタフェース140あるいはワークステーション100のいずれかであってもよいし、あるいはビデオおよびある共有データアプリケーションを含む接続の場合のように両方の装置に属するメディア資源の使用を必要とする接続に対してワークステーションインタフェース140およびワークステーション100の両者であってもよい。構内交換機がパケットを選別すべき特定のイーサネットアドレスは、接続が設定される場合、ネットワーク制御システムサーバ40によって構内交換機110に供給される。これらのアドレスが合致しない場合、構内交換機110はパケットを拒否する。したがって、構内交換機は、特定の接続に必要とされる相手だけがこの接続のために提供された交換帯域幅を使用することを許可されることを保証できる。構内交換機がこの比較を行わない場合、一旦交換回線接続が確立されると、着信相手のIPアドレスにパケットを送信しようと試みる誰かそのようにすることができ、したがって交換回線接続の相手に、この相手が支払う交換接続の帯域幅の排他的使用を得させないようにするためにこのセキュリティ機能は重要である。
【0202】
送信元IPアドレスおよびイーサネットアドレスが一致する場合、接続に必要とされる各構内交換機は、構内交換機から送信された出のパケットの宛先アドレスおよび構内交換機によって受信された着信パケットの送信元アドレスの両方を再書き込みするためにそのネットワークアドレス変換機能を使用する。
【0203】
上記の説明は、データトラフィックはユニキャストであると仮定する。ユニキャストは共有データアプリケーションのようなデータトラフィックに対して好ましいけれども、ビデオ/オーディオトラフィックは、好ましくはIPマルチキャストを使用する。上記の説明の大部分はマルチキャストトラフィックも利用する。しかしながら、いくつかの顕著な例外がある。
【0204】
接続の各セグメントに対して与えられた固有の一時IPアドレスを加えて、一時マルチキャスト群アドレスは接続設定中ネットワーク制御システムサーバによっても生成される。このマルチキャストグループアドレスは、設定時にワークステーションインタフェース140ならびに構内交換機110に供給される。しかしながら、一時IPアドレスと違って、マルチキャスト群アドレスは一般に接続のセグメントに対して使用される。例えば、相手A、B、およびC間の3方向接続(単一接続セグメントと仮定する。複数のセグメントならば、まさに各セグメントに対してこれを繰り返す)において、3対の接続IPアドレス、すなわち、AからBへの接続に対して1対、BからCへの接続に対して1対、およびAからCへの接続に対して1対が割り当てられる。他方、1つのマルチキャスト群アドレスだけが割り当てられる。このことは、マルチキャストによって単一グループアドレスに送信されたパケットはグループの多数の相手によって受信できるとき、多方向展開が要求する全てである。それは多数の相手に情報を伝送する1回送信、複数読み出し方法である。ユニキャストが使用される場合、2つの別個の書き込み動作が要求される。
【0205】
ワークステーションインタフェース140は、オーディオ/ビデオトラフィックをマルチキャストグループに書き込み、接続に必要とされる他のワークステーションインタフェースのIPアドレスに書き込まない。
【0206】
既に述べた機能に加えて、その接続設定処理の一部としてのワークステーションインタフェース140および構内交換機はマルチキャストグループ(これらはグループに加える)にその所属を宣言する。この所属宣言は、IPスタックによって記憶されるので、グループにアドレス指定されたパケットがワークステーションインタフェースあるいは構内交換機のいずれかによつて調べられる場合、IPスタックは、これらがワークステーションインタフェースおよび構内交換機が受信したいパケットであることを知る。
【0207】
マルチキャストは前述のNAT処理を遂行しない。NATはユニキャストトラフィックに対してだけ必要である(ウェブブラウジング、共有アプリケーション等)
I.C.12.構内交換機サーバフロントエンド(Premises Switch Server Front End)
構内交換機の重要な機能が広帯域接続を発信し、着信できることであることは上記から明らかであるべきである。ワークステーションインタフェースおよび構内交換機のいろいろの機能性が異なる用途に対して多数の代替の方法で結合し、分割できることも明らかであるべきである。これによって、例えば、構内交換機は、サーバあるいは他のインテリジェントネットワーク要素(例えば、ビデオウェブサーバあるいはISDN(BRIあるいはPRI)ネットワークゲートウェイ)に接続されたワークステーションインタフェースを有しないサーバあるいは他のインテリジェントネットワーク要素に対するフロントエンドの役目を果たすことができる。これは、ユーザワークステーションおよびワークステーションインタフェース、特に接続管理コンポーネントで使用されるのと同じソフトウェア機能のいくつかを構内交換機に含むことによって行うことができる。
【0208】
いかに構内交換機がサーバおよび/またはネットワークゲートウェイに対する接続を発信し、着信するように構成できるかの例が後述される。しかしながら、この例は、単なる構内交換機が異なる機能を達成するように構成できるいろいろの異なる方法の実例となることに注目することは重要である。
【0209】
ビデオウェブサーバに関しては、構内交換機はウェブサーバにかけられた全ての電話に対する終了プログラムとしての役割を果たすことができる。これは、特別ビデオサーバインタフェースソフトウェアに加えて、構内交換機のプロセスとして実行する接続管理ソフトウェアを含むことによって達成できる。このソフトウェアは、ビデオウェブサーバの特別URLを選択することによって接続管理ソフトウェア(SDPを介して)によって要求される特定のビデオタイトルの再生のためのリクエストを受信する。次に、ビデオウェブサーバは、メッセージをビデオサーバに送信し、リクエストされたタイトルを再生し始める。
【0210】
この構成において、ビデオサーバからのビデオ出力に対する宛先アドレスは、広帯域接続のビデオ部に対するネットワーク制御システムサーバ40によって割り当てられたIPアドレスとして規定される。さらに、休止、停止、高速送り等のようなビデオ管理情報を中継する制御チャネルはユーザワークステーションとビデオサーバとの間に確立される。この制御チャネルは、広帯域接続に対するSDPリクエストに規定できる公衆インターネットあるいは別個の広帯域接続のいずれかを介して延びることができる。
【0211】
II.シティノード(City Nodes)
本発明によるシティノード10の1つの実施形態は図41に示されている。このシティノード10は、市内中継線41を介して接続されたベアラチャネル交換機42‐1...42‐sを含んでいる。ベアラチャネル42‐1...42‐sは、それぞれ1つあるいはそれ以上のベアラチャネル60にも接続されている。このベアラチャネル60は同様に1つあるいはそれ以上のローカルノード50に接続されている。トランク交換機44は市内中継線45を介して既存のPSTNトランスポートインフラストラクチャ20に接続されている。交換機コマンダ46は、交換機制御回線43を介してベアラチャネル交換機42およびトランク交換機44の各々に接続されている。交換機コマンダ46は、信号ネットワーク30を使用して広帯域ネットワーク制御システムサーバ40にさらに接続されている。シティノードのベアラチャネル交換機42の中の所定の1つあるいは全てだけが交換機コマンダ46に接続できることに注目すべきである。さらに、ベアラチャネル交換機は異なる型式であってもよいし、標準PSTN以外を作ってもよいことに注目すべきである。ベアラチャネル交換機は、実際に物理チャネルあるいは仮想チャネルを交換してもよい。この交換機はTDM、ATM、SONET、ISDNあるいはパケットを使用して交換してもよい。ユーザの特定のマルチメディア通信トラフィックがネットワーク制御システムサーバ40の共通制御の下で、2人あるいはそれ以上のユーザ間の所与の接続の異なるセグメントに対してさえ異なる種類の基本的なスイッチング手順およびデータ転送手順を使用して透過的にエンド・ツー・エンドで伝達できることが本発明の目的の1つである。さらに、シティノード10に2つ以上のトランク交換機44があってもよく、所定のトランク交換機あるいはこのトランク交換機の全ては交換機コマンダ46に接続できる。
【0212】
本実施形態では、シティノード10およびローカルノード50は物理的に異なるサイトにあることにも注目すべきである。しかしながら、これは必ずしもそうではない。ワークステーションインタフェース140および構内交換機110のようなローカルノード50の所定の要素もシティノード10と同じ構内にあっもよい。
【0213】
図41に示された本発明のシティノード10の例では、ベアラチャネル60は、その24が、標準T1キャリア(すなわち、DS1)、市内中継線41多重24ベアラチャネルおよびより高い容量の回線45多重672ベアラチャネル、すなわちDS3上で多重化される標準の64kbpsチャネル(すなわち、D20)である。したがって、ベアラチャネル交換機42は、好ましくは、1ベアラチャネルのスイッチング粒度(granularity)を有し、市内中継線41の任意の数の最高24ベアラチャネルを交差接続できる(すなわち、ベアラチャネル交換機42は、当該技術分野で公知のような「1/0交換機」である)。さらに、トランク交換機44は、好ましくは、1市内中継線、すなわち、DS1回線のスイッチング粒度を有し、672ベアラチャネルを多重化する市内中継線45から同時に24のベアラチャネルを交差接続できる(すなわち、トランク交換機44は、当該技術分野で公知のような「3/1交換機」である)。
【0214】
しかしながら、本発明も非同期通信トランスポート機構およびATMのような交換機ならびに交換仮想回線のための保証されたサービス品質をサポートできるパケットルータおよび交換機を介して仮想ベアラチャネル回線として伝送され、交換される仮想ベアラチャネルのような多重ベアラチャネルのマルチメディア通信トラフィックをトランスポートし、交換するために提供することに再度注目すべきである。
【0215】
図41に示されるように、シティノード10は、ベアラチャネル60を介して公衆インターネットと広帯域ネットワークユーザ間でインターネットデータパケットをルーティングするインターネットアクセスルータ47をさらに含んでいるので、ローカルインターネット接続なしにインターネットアクセスを広帯域ネットワークユーザに供給する。シティノード10は、信号ネットワーク40と接続ローカルノード50との間でパケットをルーティングする信号ネットワークアクセスルータ48も含んでいる。
【0216】
II.A.シティノード交換機(City Node Switches)
一般的には、交換機42および44は、いろいろの電話サービスプロバイダの中央局ファシリティによって所有され、この中央局ファシリティにある既存の交換機であり、広帯域ネットワークによる使用のために賃貸される。好ましくは、交換機42および44は、ディジタル交差接続(すなわち、DACS、例えばAT&T DACS ID)であるが、交換機42および44もATM交換機、あるいは端局あるいはタンデムのPOTS回線交換機であってもよい。上記の異なる型式の交換機をサポートするために、交換機コマンダソフトウェアには、好ましくは、特定の型式および/または品質の交換機によって制御されることを要求される特定の制御プロトコル変換ソフトウェアが装備されている。これらの制御プロトコルの詳細は特定の品質および/または型式の交換機にしばしば特有であるけれども、これらの制御プロトコルによって提供される一般的な機能性は全ての交換機に共通である(例えば、ポートxをポートyに接続し、ポートxをポートyから切り離し、要求された接続が理由nのために失敗したことを報告する)。交換機コマンダは、特定の品質および/または型式の交換機によって要求される特定の詳細制御信号と任意の種類の交換機を制御する一般的な制御信号との間の変換器としての役目を果たす。交換機コマンダおよびネットワーク制御システムサーバは、専用信号ネットワーク30を使用して互いに通信し、ユーザの接続の特定のセグメントに実際に使用される特定の型式の交換機とは関係なく特定のユーザ要求接続に対する要求量の帯域幅を有する交換回線通信路を実際に確立するかあるいは取り除く。
【0217】
典型的な交差接続交換機は外部制御および試験のための2〜4つの制御ポートを有する。これらのポートは、交換機機能、ネットワーク管理および警報システムのインタフェースおよび(典型的な交差接続交換機の場合)技術者に対するアクセスを提供し、交換機のベアラチャネルポート間の交差接続を手動で接続あるいは切り離すために通常使用されている。交換機インタフェース回線43は、好ましくは、これらの制御ポートの少なくとも1つに取り付けるか、あるいは特定のキャリアによって既に使用中の既存のネットワーク管理システムを通して間接にこれらの制御ポートの少なくとも1つに取り付ける。
【0218】
II.B.交換機コマンダ(Switch Commander)
交換機コマンダ46は交差接続交換機42および44を制御する。コマンダは、ネットワーク制御システムサーバ40と交換機42および44との間のインタフェースとして役立つ。主として、交換機コマンダ46は、信号ネットワーク30と特定のコマンド言語の基本的な交換機との間で送信されたコマンド(好ましくは、TL1 X.25コマンドであるが、しばしば特定の交換機に専用であるコマンド)を待ち行列にし、変換するように作動する。交換機コマンダ46は、交換機動作についての監査および課金情報も収集するので、キャリアがそのインフラストラクチャの一部である交換機の使用に対して適切な広帯域ネットワーク料金を課金および監査できる。
【0219】
II.B.1.交換機コマンダ構成(Switch Commander Configuration)
図41に示されるような交換機コマンダ46のようなシティノード10の交換機コマンダ46の例は図42に示されている。交換機コマンダ46は、ポート回線2006を介して交換機ポート2004に取り付けられた交換機43に交換コマンドを通信するコマンドコントローラ2002を含んでいる。この例示例では、交換機コマンダ46も、ローカルネットワーク2012、ルータ2008および信号ネットワークインタフェース2010を含んでいる。信号ネットワークインタフェース2010は、信号ネットワーク30を介してネットワーク制御システムサーバと通信する。物理的にシティノードにある構内交換機110は、ローカルネットワーク2012を介して交換機コマンダ46とインタフェースしてもよい。さらに、交換機コマンダ46は、この特定のシティノード10を介して行われた広帯域ネットワーク接続に関する課金ファイルおよび監査ファイルを記憶する監査データベースを含む。キャリアインタフェース2014がさらに備えられているので、キャリアは交換機ポート2004を直接アクセスおよび制御でき、ローカルネットワーク2012およびコマンダコントローラ2002を介して監査データベース2016に記憶された課金ファイルおよび監査ファイルをアクセスできる。
【0220】
上記のコンポーネントは多数の公知の方法で実行できることは明らかであるべきである。しかしながら、コマンドコントローラ2002は、SPARCstation実行Solaris 5.5.1(サンマイクロシステムズ社の商標)であり、交換機ポート2004がX.25ポートであり、ローカルネットワーク2012はイサーネットであるのが好ましい。コマンドコントローラ2002は、例えば、監査データベース2016をアクセスするキャリアインタフェース2014にテレネットセッションも提供することが好ましい。
【0221】
好ましい実施形態では、交換機コマンダは、SparcプラットホームおよびX86プラットホームの両方で実行され、一般にTCP/IPを、特にテレネットを使用し、交換機43と通信する。交換機コマンダは、被制御交換機そのものに対応するキャリアレコードと比較するために使用できる監査データベース2016に記憶されたそれ専用監査情報を生成する。交換機コマンダは、基本的なキャリアのネットワーク管理システムから状態情報も受信できる。最も重要なことは、状態情報は、(問題の周りにルーティングするために)直接ネットワーク制御システムサーバ40ならびに作用できるネットワーク管理情報の一部としての顧客サポートシステムにおける広帯域ネットワークのマネージャの両方によって使用される警報情報を含んでいる。
【0222】
それとは別に、交換機コマンダはATM方式環境にあってもよい。この場合、交換機コマンダも、ATMネットワークインタフェースカードおよびキャリアによってアクセスするためのイサーネットネットワークインタフェースカードを含んでもよい。すなわち、交換機コマンダは、Cisco2500あるいは7xxクラスカード方式ルータ+アウトボードATM CSU/DSUを含み得る。これは、汎用性ならびにファイヤウォールおよびルーティング能力(firewalling and routing capabilities)を提供する。
【0223】
他の代替例として、交換機コマンダはネットワーク制御システムサーバ40のサイトに物理的に置かれてもよい。この場合、X.25は、制御される適切なDACSに専用回線を介して伝送されると同時に、交換機そのものはネットワーク制御システムサーバの専用イサーネットをアクセスされる。このような交換機コマンダの構成が装備されている場合、インターネットサブネットにも適切なファイヤウォールおよびセキュリティが装備されてもよいので、DACSスイッチングサービスを提供するキャリアは交換機コマンダからの課金記録および監査記録にアクセスできる。
【0224】
II.B.2.交換機コマンダ動作(Switch Commander Operation)
図43は、図42に示された交換機コマンダ46のような交換機コマンダ46の通過機能を示している。図43に示されるように、本発明の1つの態様によれば、交換機コマンダは、テレネットセッション2100から基本的なDACS交差接続交換機のX.25 TL1ポートにコマンド回線TL1コマンドの通過を行う(TL1はDACS交差接続交換機のコマンド言語であると仮定する)。この通過はDACS交差接続交換機に対する通常の機能ネーミング方式を使用しなければならなく、TL1等に対する同一のトランザクションID空間を使用しなければならないことは明らかであるべきである。そのこと自体は、交換機コマンダは、完全に受動的な通過の役割を果たすことができることが好ましい。
【0225】
本発明の他の態様によれば、交換機コマンダは、広帯域ネットワークあるいは実キャリアによる他の仮想キャリアに専用されたシティノード10の基本的な交換機資源のパーティションを行うことができる。これらの交換機ファシリティは、交換機42および44に加えて、最終的には全て交換機42および44の交換機制御の下である市内中継線41および45を含む。パーティションは1つあるいはそれ以上のこれらのファシリティの集合体である。特に、パーティションは、広帯域ネットワークによって使用するために割り当てられた交差接続交換機で利用できる全ポートのサブセットを示し、実キャリアによって使用するために残りのポートを使用可能なままにする。ファシリティ2150は物理的あるいは仮想的であってもよい。すなわち、3/0交換機は物理的ファシリティであるのに対して、3/0交換機の単一DSOは仮想ファシリティである。両者とも広帯域ネットワークによって使用するために使用可能なファシリティである。何故ならば、両者とも、3/0交換機の制御ポートをアクセスすることによって任意にネットワーク制御システムサーバにより回線交換接続を確立際に使用するために割り当てることができるためである。図44は、図42に示された交換機コマンダのような交換機コマンダのパーティション機能を示す。図44に示されるように、テレネットセッション2100を行うのに加えて、交換機コマンダは、入力待ち行列2152と、出力待ち行列2154と、設備提供インタフェース機能2156と、パーティション固有ファシリティネーミング機能2158と、パーティションセキュリティ機能2160と、パーティション固有TL1コマンダ機能2162と、出力処理機能2164とを含んでいる。
【0226】
パーティション設備提供インタフェース機能2156は、情報をその交換機ファシリティ2150が分割する一部であるかに関するパーティションデータベース2166に記憶し、管理する。サポートできるパーティション数に特別の技術的な制限がない。しかしながら、実際には、多数のパーティションを管理することは広範囲にわたらない。したがって、交換機が大いに分割される場合、複数の交換機コマンダは装備されるのが好ましい。
【0227】
パーティションは、ネットワーク制御システムサーバ節により詳細に説明される広帯域ネットワークの設備提供システムによって保持される。設備提供システムは、広帯域ネットワークオペレータは、交換機およびファシリティについての情報をネットワークシステムサーバ40のいろいろのコンポーネントによって必要とされる情報を提供する中央データベースに入力する。このような情報を必要とする最も顕著なコンポーネントは、ネットワーク制御システムサーバならびに交換機コマンダそのものの交換機シャドウ機能およびファシリティ変換機能である。次に、パーティション情報は、信号ネットワーク30を介してネットワーク制御システムサーバ40内の設備提供データベースをアクセスすることによって起動時間に交換機コマンダによってロードされる。
【0228】
交換機コマンダおよび設備提供システムが一致しない場合、ネットワーク制御システムサーバ40は交換するファシリティのキャリアによって許可されないファシリティを交換しようと試みるかあるいはネットワーク制御システムサーバ40はキャリアが広帯域ネットワークによって使用するために利用できた全ファシリティを完全に使用できないかのいずれかであるために、交換機コマンダおよび設備提供システムは同じファシリティマップを有する必要がある。2つのシステムは、キャリアのネットワーク管理・設備提供システムとネットワーク制御システムサーバの設備提供システムとの間での情報の電子交換による一致が保持される。この情報の交換はインタフェースとして交換機コマンダを使用して実行できる。
【0229】
パーティション固有ファシリティネーミング機能2158によって、基本的な物理的なファシリティは、可変ネーミング方式でネーミングできる(例えば、フラグメント化名前空間を統合するかあるいは非T1.238名前を使用すること)。パーティション内のファシリティの名前は、DACS交差制御交換機によって与えられた通常の物理(あるいは仮想)ファシリティ名であってもよい。しかしながら、広帯域ネットワークは、基本的な交換機に適合しない方式でファシリティに命名してもよいので、これらのファシリティ名を1つあるいは複数のDACS交差接続交換機によって利用されたネーミングにマッピングする必要があることもある。それとは別に、このようなマッピングはネットワーク制御システムサーバ40によって実行されてもよく、その場合、交換機コマンダは、基本的なDACSと一致するファシリティ名だけを認識する。ネットワーク制御システムサーバは、ファシリティ変換機能によってファシリティ名をその交換機固有フォーマットに変換し、交換機コマンダに交換機コマンダが制御している特定の型式の交換機に対するネーティブ形式のファシリティ名を含むリクエストを提供する。
【0230】
パーティション方式セキュリティ機能2160は、特定のパーティションの規定が他のパーティションのユーザの動作によって修正できないことを確実にする機構を提供する。この点に関して、パーティションは、いくつかのファシリティ2150、特に交換機42および44のような物理ファシリティを共有してもよい。基本的なDACS交差接続交換機が、例えば、秒当たり非常に多数の接続だけを処理できる場合、任意の仮想キャリアはそれ自体十分高速に接続を実行することによって単に任意の他の交換機をフリーズアウトできる。好ましくは、セキュリティ機能はこのようなサービスの否定攻撃を防止する。
【0231】
交換機コマンダは、ネットワーク制御システムサーバ40に警報を出す出力処理機能2164に全ての事象を報告することが好ましいことにさらに注目すべきである。例えば、全OOS/MOS/等、事象は報告されねばならなく、任意のパーティションに関連するファシリティを参照する任意の事象は、このパーティションを保持するネットワーク制御システムサーバのサーバ機能にも供給されねばならない。例えば、純1/1交換機では、特定のDS1が同期を失うべきである場合、このDS1のOOS事象は、物理層キャリアにおよびこのDS1を含んだどの仮想キャリアのパーティションに対しても供給される必要がある。しかしながら、3/1交換機では、DS3それ自体はサービスを出すことができなく、基本的なDS1はそのようにできる。2つの仮想キャリアは任意の所与のDS3でDS1を所有することは考えられることで、さらに可能がある。そこで、このDS3が故障するならば、DS1の各々に対してOOSインジケータを適切なパーティションを保持するソフトウェア機能に供給することは重要である。
【0232】
出力処理機能2164は、エラー、警告、肯定応答、全通知および他の応答をさらに翻訳し、必要ならば、これらを交換機コマンド言語から翻訳し、これらを出力待ち行列2154を介して中継してネットワーク制御システムサーバ40に戻す。全動作および事象は監査データベース2016に記録される。
【0233】
パーティション固有コマンド機能2162は、信号ネットワーク30を介する各パーティションに固有なTL1コマンドを入力するネットワーク制御システムサーバ40の能力をサポートする。すなわち、機能2169は、入力待ち行列2152を介してネットワーク制御システムサーバ40から受信されたTL1コマンドを実行し、データベース2166から決定され、ファシリティがこのパーティションに関連したネーミング機能2158と協力して、必要ならば、コマンドを各ファシリティに対して適切なトークンセット(token set)に変換し、それから変換されたコマンドが適切なファシリティ2153に送信されることを確実にする。
【0234】
さらに、交換機コマンダはその非通過TL1環境(non-passthrough TL1 environment)を統合する。すなわち、たとえ基本的な交換機が異なるコマンド言語および制御インタフェースで作動できるとしても、パーティションインタフェースに提供されたTL1は基本的な交換機間で変わらない。さらに、「統合された」物理層TL1インタフェース(すなわち、パーティションベースネーミングを使用しなくて、全てのポートをアクセスするインタフェース)が装備される。これは交換機コマンダの透過性(transparency)を制限するが、仮想キャリアを現実にする必要である。交換機コマンダによってサポートされるDACSの各モデルは、この特定のDACSの制限あるいは特定の物理的要求あるいはデータリンク要求を処理するそれ専用のモデル固有を有する。
【0235】
テレネットセッション2100を介する交換機コマンダとネットワーク制御システムサーバ間のコマンドプロトコルは、好ましくはTL1コマンドに基づくことが好ましいが、特に構内交換機110に中継するために若干の付加的情報を送ることも好ましい。
【0236】
それとは別に、コマンド言語プロトコルはテレネット以外のプロトコル(X.25等)に基づいてもよい。さらに、交換機コマンダは、交換機コマンダによってDACSそのもののSNMPあるいはCMIPプロキシーに対するサポートとともにSNMP方式管理あるいはCMIP方式管理を行ってもよい。
【0237】
交換機コマンダによって提供された機能の多くが特定のシティノード10の交換機ファシリティの能力によって決まることにも注目すべきである。例えば、いくつかのファシリティは、そのDACS交差接続交換機の制御ポートにインタフェースするためにオハイオ州のダブリン市のアプライドイノボケーション社によって製造されたAISwitchのような高性能交換機であってもよい。AISwitchは高性能であり、中央局環境に対して設計された非常に使用可能な端末集信装置である。そのこと自体は、AISwitchは、X.25ポートに接続する誰かがあるTCP/IPマシンのテレネットセッション、あるいはその逆もしくはこのように作動するこのような直列X.25、全OSI、あるいはTCP/IPプロトコルの任意の組み合わせを得るように構成できる。AISwitchは、TL1メッセージセットをTCP、X.25、あるいは全OSIのいずれかを介してその端末インタフェースの中の1つと認識する。このように、AISwitchは、前述の交換機コマンダの設備提供機能の多くを既に実行する。さらに、テレネットを介してOSから交換機コマンダにX.25方式管理セッションをハンドオフするように構成できるので、スタンドアロン交換機コマンダが必ずしもサポートしないいくつかの透過性をサポートする。
【0238】
さらに、いくつかのキャリアは、基本的な交換機を直接制御するX.25へのアクセスができなくてもよい。むしろ、これらのキャリアは、LANを介して帯域幅プロバイダーがアクセスするサービスを介してだけアクセスする。1つのこのようなシステムはテレポートコミュニケーショングループによって提供されるCNCである。この場合、交換機コマンダは、CNCと対話し、ネットワーク制御システムサーバコマンドをCNCのコマンドセットに変換する能力を有する。
【0239】
II.B.3.交換機コマンダソフトウェア(Switch Commander Software)
交換機コマンダソフトウェアモジュールは本来は翻訳プログラムである。基本機能は下記である。
【0240】
1.ネットワーク制御システムサーバ40からのコマンダを実行し、コマンダを中間トークンセットに翻訳する。
2.中間トークンセットを実行し、これを基本的な交換機のためのキャリアコマンダに翻訳する。
3.キャリアによって要求されたプロトコルを介してこれらのコマンダをキャリアに送信する。
4.キャリアからのエラー、警告、肯定応答、全通知および他の応答を含む情報項目を実行し、これらを中間トークンセットに翻訳する。
5.これらの他の情報を適切に処理する。どちらか:
a.これらの他の情報をネットワーク固有情報に翻訳し、FYIあるいは動作のためのネットワーク制御システムに送信する、あるいは
b.これらの他の情報をネットワーク制御システムサーバに変更なく直接送信する。
6.アラームおよびその夜の設備提供情報ダンプに対するキャリアを監視する。
7.この情報をキャプチャし、この情報をネットワーク制御システムサーバを翻訳なしに送信する。
8.行われた各動作で、活動のコピーを監査形跡としてディスクファイルに書き込む。
【0241】
交換機コマンダがCNCシステムを使用してキャリアにおいて交換機資源と関連している場合、CNCによって制御された各DACSあるいは「交換機」に対する1対の処理がある。この対の一方が双方向であり、スイッチングのために使用される。他方はアラームに対して(CNCから交換機コマンダへ)単方向である。ネットワーク制御システムサーバ40と通信する一対の過度の待ち行列がある。一方の待ち行列は送信用であり、他方の待ち行列は受信用である。キャリア当たり1つのネットワーク‐交換機間のコマンダ接続セットがあり、各キャリアに対する交換機当たり1つの交換機コマンダ‐ネットワーク間接続セットがある。交換機コマンダは、起動構成ファイルによってどのCNCシステムに通話し、テレネットポート23を介してCNCに通信する。過度の待ち行列は構成ファイルパラメータを使用することによって設定される。
【0242】
交換機コマンダは監査通過システムだけの役目を果たし、交換機コマンダはこの情報を作動する。ネットワーク制御システムサーバ40に対する通信プロトコルは、TL1方式であり、単にTL1であってもよい。中間トークンセットは達成される機能に基づいている。交換機コマンダは、ページングアウトを除去するために、いくつかのスタックおよび他の情報とともにメモリにトークンセットをロックされたままにするのに十分なRAMを使用し、それによって応答時間を最少にしておくのが好ましい。
【0243】
中間トークンセットによってサポートされた重要な機能のいくつかは、下記を含む。
1.ベアラチャネルのグループを設定し、ベアラチャネルのグループを接続する。
2.広帯域ネットワーク接続を開始する。
3.広帯域ネットワーク接続を終了する。
4.交差接続を分解する。
5.エラー状態を報告する。
6.キャリアからの設備提供情報をネットワークサーバに供給する。
7.監査形跡を行う。
【0244】
上記の機能セットおよび中間トークンセットを含む構内交換機のネットワークコマンド翻訳機能は交換機コマンダによって提供されるインタフェースと同じインタフェースをネットワーク制御システムサーバに提供するのが好ましいので、接続を設定することはネットワーク制御システムサーバの見地から均一であることに注目すべきである。
【0245】
III.ネットワーク制御システムサーバ(Network Control System )
ネットワーク制御システムサーバ40は、接続設定プロトコルに関与するような一般にISDNあるいはISDN風のシステムで使用される従来の大規模の機能性を含み、どのスイッチングコンポーネント、トランクおよびスロットを接続を完成するのに使用するかを決定する。しかしながら、重要なことは、ネットワーク制御システムサーバ40は下記の少なくとも3つの方法で従来のSCPとは異なる。
【0246】
1.それは単一センターからの多数の同時接続を処理するためにスケーラブルである。
2.それはITUプロトコルよりもむしろTCP/IPプロトコルに基づいている。
3.それはTCP/IP接続を設定することを目的としているので、それはTCP/IPルーティングテーブル管理にも関与している。
【0247】
信頼性あるいは安定性のために、ネットワーク制御システムサーバ40は、実際に各々が回線交換接続ルートを計算し、スイッチング・ユーザ端末装置を制御し、ネットワーク設備提供、監視および管理を行う計算装置の1つあるいはそれ以上のファームを備えている。
【0248】
各ファームは1つの物理データセンターにある。これらのデータセンターはグローバルに分散される。任意の広帯域ネットワークの部分集合は1つあるいはそれ以上のファームでサービスされてもよい。ファームは2つの部分集合以上の広帯域ネットワークに役立つてもよい。任意の所与の時間に、1つのファームだけが広帯域ネットワークの任意の1つの部分集合を制御している。しかしながら、故障の場合、他のファームは消失データセンターあるいは連絡のないデータセンターの管理を自動的に引き継ぐ。
【0249】
好ましい実施では、後述のソフトウェア処理エンティティの各々は各ファームの互いに素な部分集合で実行する。しかしながら、これは一般に本発明あるいは好ましい実施形態のどちらかの要件ではない。全てこれらのエンティティが単一のハードウェア装置で実行できる。しかしながら、全ての場合および実施形態では、エンティティ間の通信のために使用された基本的なメッセージモデルは、TCP/IPおよびマルチキャストUDP/IPのような当該技術分野で周知のインターネットプロトコルに基づいているのが好ましい。
【0250】
本発明によるネットワーク制御システムサーバ40の1つのファームの実施形態は図45に示されている。図から分かるように、このファームは、全部が高速ローカルネットワーク75に接続されている、ルータ71と、ディレクタ72と、ルートコントローラ73と、交換機モニタ74と、データベースサーバ76と、信号ネットワークインタフェース81とを含んでいる。このデータベースサーバ76はディスクアレイ77にアクセスを行う。ディスクアレイ77は保守および課金のための低速ローカルネットワーク78にも取り付けられている。低速ローカルネットワーク78にも取り付けられるのは、設備提供マネージャ79と、グラフカルキュレータ79と、課金管理コンポーネント82とがある。信号インタフェース81は、信号ネットワーク30およびルータ71を介して接続された全ネットワーク要素に通信を行う。信号インタフェース81およびルートコントローラ73は、一度に各アクティブの中の2つ以上があってもよい分野を明らかにするために複数の要素として示されている。交換機モニタ74の数はネットワークの交換機ファシリティの数に一致するが、各々は、同じ機能性を有し、同じインタフェースをネットワーク制御システムサーバの他の要素に提供することが好ましい。
【0251】
図45に示された実施形態では、ルータ71は、カリフォルニア州のサンノゼ市のシスコシステムズ社によって製造されたシスコシステム7xxであり、ディレクタ72はシスコシステムズによって製造されたリダィレクタであり、高速ローカルネットワーク75は100ベースTイサーネットであり、ルートコントローラ73、交換機モニタ75および信号インタフェース81はUNIXボックスで実行するソフトウェアプロセスであり、データベースサーバ76はカリフォルニア州のレッドウッド市のオラクルシステムズ社によって製造された並列データベースマネージャであり、ディスクアレイ77は高可用性ディスクアレイであり、設備提供マネージャ79、グラフカルキュレータ80および課金管理コンポーネントは、それぞれスタンドアロンコンピュータで実行するソフトウェアプロセスであり、低速ローカルネットワーク78は10ベースTイサーネットである。しかしながら、いろいろの置換および修正は、いかに各々のコンポーネントがハードウェアあるいはソフトウェアあるいは2つの組み合わせによって実現されるかに関して本実施形態に対して行うことができることが明らかであるべきである。
【0252】
III.A.ネットワーク制御システムサーバルート管理(Network Control System Server Route Management)
制御される回線の型式およびスイッチングに固有である従来の電話ネットワークで使用されるルート管理システムのような従来のルート管理システムに対比して、ネットワーク制御システムサーバ40のルート管理サブシステムは、どんな型式のトランスポート機構あるいはスイッチング機構が任意の所与の接続あるいはルートのために実際に使用されるかに関係なく、全回線ファシリティおよび交換機についての情報を均一方法で記憶するルートデータベースをディスクアレイ77に保有する。本発明では、回線は、ネットワーク故障を監視し、課金をサポートし、帯域幅プロバイダを償うのに必要な物理的レベルおよびエンド・ツー・エンド接続の設定で使用されるルーティングプロトコルを識別するのに必要なネットワークレベルの2つのレベルの抽象化でモデル化される。全てのルーティング決定はネットワークで行われる(例えば、ルーティング決定は現にインターネットで行われる)。しかしながら、広帯域ネットワークのルーティング決定は、動的方法で一方のアプリケーションあるいはユーザのセットに使用可能な帯域幅を他の帯域幅から分離するように全く新しいインターネットサブネットを設定することを含んでもよい。
【0253】
ネットワーク制御システムサーバがトラフィック回線交換ルーチング、パケット交換ルーチングおよび予約回線パケット交換ルーチングをする3つの方向がある。ネットワーク制御システムサーバは、所与のトラフィックセットが所与の時間にルーティングされる特定の方法を制御する。
【0254】
したがって、基本的な回線交換ルーチング決定およびパケット交換ルーチング決定は、DACS交換機(あるいは他の型式の物理回線交換機あるいは仮想回線交換機)、構内交換機、およびシティノード信号ネットワークアクセスルータを含むいろいろのネットワーク要素によって実行される。パケット交換機ルーチングテーブルは、従来のインターネットプロトコルを介してシティノード信号ネットワークアクセスルータおよびインターネットの中で転送される。
【0255】
広帯域ネットワークのあらゆるユーザはネットワークユーザ名および少なくとも1つのルーティング可能な電話番号を有する。ルーティング可能な電話番号は、ユーザの構内交換機110のIPアドレスおよびユーザのワークステーション100のMACアドレスから得られる。これらは下記として結合される。
【0256】
n:n:n:n:I:I:I:I:M:M:M:M:M:M
ここで、Iはユーザの構内交換機のIPアドレスであり、MはユーザワークステーションのMACアドレス、nはプレフィックスである。全体的に、これは法的IPv6アドレス指定方式を形成するように設計された128ビットアドレスを形成する。
【0257】
構内交換機のIPアドレスが広帯域ネットワークユーザのルーティング可能な電話番号に含められるので、接続が2つのユーザ間に要求される場合あるいは次により詳細に説明されるように、ルートのリストを予め計算することによってシティノードの任意の中間番号を有するネットワークの任意の2つのユーザ間のルートを容易に決定するために使用できる。図46に示されるように、グラフカルキュレータ80は、ネットワークのあらゆる既存の構内交換機110間で、全ての公知の交換機資源を通る全ての可能な経路(S120、S130、S140、S190、S180)を予め計算し(S110、S200)、各経路にBチャネル当たりのそのコストをタグ付けする(S160)。特定の経路が所定数の横断交換機を越える場合(S150)、経路は廃棄され、さもなければ、経路は記憶される。得られる経路のリストは呼グラフと呼ばれ、ディスクアレイ77に記憶される(S170)。
【0258】
呼グラフの各エントリは下記のような形式を有することができる。
【表3】
【0259】
ここで、<構内交換機1>および<構内交換機2>エンドポイント構内交換機のIPアドレスであり、カウントはルートのホップ数であり、コストはドル/kb/秒のコストであり、容量は帯域幅(kbps)である。
【0260】
好ましくは、グラフカルキュレータ80は毎回呼グラフを再計算し、新しい構内交換機および交換機資源は、下記により詳細に述べられているように、ネットワークに付加される。
【0261】
III.B.ネットワーク制御システムサーバファシリティ管理(Network Control System Server Facilities Management)
ネットワークに使用可能な帯域幅資源はファシリティによって管理される。ファシリティは、ネットワークの任意の2つのノード間の独立してサービス可能な接続で、ファシリティがこれらの2つのノード間の任意の他の接続とは独立してサービスを外れるかあるいはサービスに入ることができる。ファシリティはノード対固有である。すなわち、例えば、DS1がネットワークの2つのノードを接続するが、ネットワークのスイッチング資源に見えないかあるいはネットワークのスイッチング資源によって制御可能である回線多重化装置によってDS3上に多重化されることを生じる場合、DS1は広帯域ネットワークファシリティである。ファシリティ情報は、下記により詳細に説明されるように、設備提供マネージャ79を介してディスクアレイに記憶される。
【0262】
ファシリティは広帯域ネットワークにグローバルに命名される。すなわち、回線の両端は同じネットワーク名で同じワイヤを知り、ワイヤの両端はこの名前から決定できる。ファシリティが多重アクセスである場合、ファシリティの全可到達性グラフはデータベースにおいて符号化される。
【0263】
大量の情報はネットワーク管理目的のために各ファシリティに対して相互参照される。例えば、単一DS3ファシリティ(ネットワークの見地から)は実際には2つ以上のキャリアからのセグメントで構成される専用回線であってもよい。この場合、各キャリアの回線IDおよびスイッチングファシリティ数は、全DS3ファシリティを保持するためにDS3を参照して記録される。
【0264】
ファシリティは階層であってもよい。すなわち、DS3ファシリティは、それに関連されるDS1コンポーネント、DS0コンポーネント、SMD2コンポーネント、あるいはATMコンポーネントを有してもよい。したがって、ファシリティが構成される異なるコンポーネントはデータベースに記録される。したがって、このようなファシリティのこれらの異なるコンポーネントを上方に切り換えるコマンドは、全経路を使用することが望まれる設備内の固有のコンポーネントに提供できる。例えば、接続は、AXC1000932と命名されたDS3ファシリティ上のDS1数7のBチャネル数3を必要とする場合、回線の経路はAXC1000932/7/3である。
【0265】
多分、交換機名はポイント・ツー・ポイントリンクに対するファシリティ番号に符号化され、予約エントリはSMDSリングファシリティおよび他の多重アクセスファシリティのために使用されてもよい。換言すると、ファシリティA:C:nnnnは交換機Aと交換機Cとの間の接続を示し得る。これは、より大きなテーブルおよびより困難な設備提供規則を犠牲にして、ゴジンタ(gozinta)の詮索を多少より容易にする。
【0266】
ファシリティ内のコンポーネントは範囲で示すことができる。回線範囲は単一ファシリティ内のコンポーネントの範囲である。しかしながら、ファシリティ内のコンポーネントの範囲は明示可能である。ファシリティの範囲は明示できない。例えば、AXC1000932/7/3‐23は、AXC1000932と呼ばれるあるファシリティ(例えば、DS3)の7と呼ばれるあるチャネルの中の20チャネル割り当てを示している。しかしながら、AXC1000932‐AXC1000940のような表現は、ファシリティ(すなわち、AXC1000932〜AXC10009490と番号付けされた全て9つのファシリティ)の範囲を示しているために不可能な定式化である。この制限は互いからファシリティの独立を保持するのに役立つ。
【0267】
図47は、本発明による広帯域ネットワークの例におけるファシリティの複雑のレベル(必ずしも排他的でない)を示す。
【0268】
図47(a)は、個々のワークステーションインタフェース140‐1および140‐2を介して共通構内交換機110を共用する2つのネットワークユーザワークステーション100‐1および100‐2の最小構成である。この例では、2つのユーザは同じLANに共通に接続されてもよいしあるいは接続されなくてもよい。いずれにしても、1つの構内交換機だけがあるために本例では「ファシリティ」は全然ないので、ネットワークが管理するノード間には全然接続がない。さらに、2つのユーザ間に使用可能な帯域幅は、ユーザと構内交換機との間の個々の接続によって固定される。
【0269】
図47(b)は、個々のワークステーションインタフェース140‐1および140‐2を介して2つの構内交換機110‐1および110‐2にそれぞれ接続された2つのネットワークユーザワークステーション100‐1および100‐2の構成を示している。2つの構内交換機は、固定帯域幅を有してもよいしあるいは可変帯域幅を有してもよい1つあるいはそれ以上の接続あるいは「ファシリティ」を介して互いに直接接続されている。
【0270】
図47(c)は、個々のワークステーションインタフェース140‐1および140‐2を介して2つの構内交換機110‐1および110‐2にそれぞれ接続された2つのネットワークユーザワークステーション100‐1および100‐2の構成を示している。2つの構内交換機は、各々が固定帯域幅あるいは可変帯域幅を有する1つあるいはそれ以上の接続あるいは「ファシリティ」を介して互いに接続されているシティノード10‐1および10‐2にそれぞれ接続されている。2つのシティノード10‐1および10‐2は、広帯域ネットワークによって管理される他の接続あるいは「ファシリティ」を介して10‐3、10‐4、および10‐5のような1つあるいはそれ以上のシティノードにさらに接続されてもよい。
【0271】
III.C.ネットワーク制御システムサーバ設備提供(Network Control System Server Provisioning)
ネットワーク制御システムサーバ40の設備提供マネージャ79は、手動入力情報とともに、インターネットサービスおよび他の電話サービスの両方に対して均一の機能を形成するために、いろいろなキャリア(基本的なスイッチングあるいはトランスポート機能を広帯域ネットワークに提供してもよい帯域幅プロバイダ)からの情報を照合する。
【0272】
設備提供マネージャ79は、呼グラフおよび経路計算を実行するグラフカルキュレータと協働する。これは、ネットワーク制御システムサーバ40の他のサブシステムに予め計算された回線ルーチング経路およびコスト情報を提供する。回線接続時間のこのような予め計算され、費用計算された経路の可用性はオンデマンド回線接続を実質的に形成する処理の速度を加速する。可能な交換回線経路のこの予計算および費用計算は当該技術で新規である。
【0273】
設備提供管理は、グラフカルキュレータ80に使用されたのと同じデータモデルを使用して行われる。回線の集合体は、インターネットサブネットアドレスで識別されるので、大きな均一にアドレス指定された回線の群に相関される。
【0274】
回線をインターネットサブネットに分類することは、本発明の重要な機能であり、確立される必要がある接続の型式(すなわち、パケット回線あるいは回線交換)とは無関係である均一ルーチング方式を可能にする。これは、ネットワークを電話番号に基づいている従来の回線ルーチング技術およびスイッチング技術によって課された制約から解放される。
【0275】
図48は、この特徴をさらに示す。本例では、交換機90は3/1交換機であり、トランク群92は共通の宛先(例えば、ニューヨーク市)を有するDS1ファシリティの集合体である。従来、トランク群92は、それに含まれた個別のファシリティのリストを有するトランク群テーブルに記憶された番号によって識別され、トランク群番号は電話番号(例えば、エリアコード212)に関連している。この交換機を通しての接続をルーティングすることはトランク群番号を調べ、それからこのトランク群に属する特定のファシリティの回線番号を調べる必要がある。
【0276】
一方、本発明では、トランク群92は、インターネットサブネットアドレス(例えば、192.168.3.0/30、ここで30は当該技術で周知であるようにサブネットマスクである)で識別される。このサブネットに記憶されたファシリティ情報は下記のテーブルに示すようなものであり得る。
【表4】
【0277】
インターネットサブネットによって交換機資源を規定することが全ての型式の接続に対するIPのようなルーチングの使用を可能にすることは前述から明らかであるべきである。前述のような構内交換機および交換機コマンダと通信する本発明の信号ネットワークに結合されるこの機能は、全て均一インタフェースおよび制御の付加された使用の便宜さおよびシステムの簡単さで、オンデマンドの可変帯域幅を有する任意の型式の接続を可能にする。
【0278】
設備提供管理情報は、ユーザ、その販売代理人、通信業者(すなわち、帯域幅提供者、再販者あるいは下請け契約の帯域幅供給者)あるいはネットワーク技術職員によって手動でも生成できる。
【0279】
ネットワーク制御システムサーバは、少なくとも2つの主要な種類のネットワーク資源設備提供を実行する。すなわち、2つのノード間の帯域幅を増減し、全部の新しいルートを加える。後者、例えば、2つの交換機間に最初のトランクを加えるかあるいは最後のトランクを削除するのは、交換機を追加するように重要な変更である。一方、既に接続されたノード間に新しいリンクを追加するような前者の型式の設備提供は、単に経路に対する集合容量を加える。呼グラフは利用情報(全てのグラフにグローバルでなければならなく、交換機モニタデータベースで行われる)を記憶しないので、容量を加減するのは困難なようではない。
【0280】
新しい交換機を追加するかあるいは2つの交換機間に第1のファシリティを追加することは、新しい交換機あるいは容量を全関連呼グラフに追加する必要がある。ネットワークで使用中の構内交換機の数に応じて、これは潜在的に大きい更新であり、計算するためにかなりの時間をかけてもよい。好ましくは、したがって、このタスクは、正確に模倣されたディスクアレイを使用して実行されるので、古い呼グラフ情報はなお使用できると同時に更新される。
【0281】
このようなタスクに対する基本的なアウトラインは下記のとおりである。
【0282】
1.現呼グラフデータは、ディスクアレイ77の他のテーブル空間によって正確に模倣されたテーブル空間に保持され、このテーブル空間および他のテーブル空間の両方がネットワーク制御システムサーバプロセスに呼び出し専用される。
2.前述のように、グラフカルキュレータ80は呼グラフを計算し、このようなデータはディスクアレイ77の現呼グラフデータテーブル空間に記憶されている。
3.新しい交換機資源が追加された場合、この情報は、グラフカルキュレータに呼グラフを更新するように命じる設備カルキュレータ79によって受信される。
4.グラフカルキュレータ80は呼グラフテーブル空間上のミラーを壊す。「現」呼グラフテーブル空間はネットワーク制御システムサーバにサービスを続ける。
5.更新資源情報を使用して、グラフカルキュレータ80は新しいグラフを計算する。これは潜在的に非常な長い計算を必要とする。グラフがこの計算の大きさを制御するために長さを制限されねばならないことに注目すべきである。
6.新しいグラフが計算された場合、グラフカルキュレータはこのグラフを「更新」呼グラフテーブル空間に記憶する。
7.全グラフが更新された(1バッチのファシリティ更新が完了された)場合、ミラーが再び溶融される。ミラーに追いつくまで新しい更新が許可され、そのときミラーが再び壊され、この工程が繰り返される。
8.このサイクルは、呼グラフを計算するのにかかる時間に基づいて、必要に応じてしばしば実行できる。
【0283】
上記の工程は、交換機資源を取り除き、構内交換機を追加あるいは取り除くために実行できることに注目すべきである。
【0284】
III.D.ネットワーク制御システムサーバ呼管理(Network Control System Server Call Management)
図45に示されたネットワーク制御システムサーバ40のルートコントローラは広帯域ネットワーク内に接続するために予備帯域幅を確立する。任意の回線交換制御環境を予想するように、ルートコントローラ73は2つの主要な機能、すなわち接続設定および接続解除を実行する。本発明のルートコントローラは、インターネットプロトコル内部アドレス指定のその使用(通常の電話ダイヤルプランアドレス指定とは識別されるような)、多重ルートのその同時評価、および設定および取り外しのトランザクションの制御のための固有なマルチキャスト技術のその使用によって従来の回線交換システムから識別される。これらの差異によって、本発明のルートコントローラは、既存の回線交換ネットワークの機能を実際的に、非常に有効にエンドユーザによるシームレスアクセスおよび制御の既存パケット交換インフラストラクチャの機能と結合でき、そのこと自体は、それを当該技術において新規にする。
【0285】
広帯域ネットワークの交換回線の交換回線接続を設定するかあるいは解除する工程は、信号インタフェース81および交換機モニタ74の協力によって行われる。本発明の特定の実施形態には2つ以上の信号インタフェースがあってもよい。すなわち、各信号インタフェース81は、ITU標準信号プロトコルQ.931あるいは他の実際および現存の電話および当業者に周知なようなインターネット信号規格のような特定の信号プロトコルを実行してもよい。
【0286】
信号インタフェース、ルートコントローラおよび交換機モニタは、ネットワーク制御システムサーバ40の一部として使用可能なデータベースサーバ76も使用し、確立された接続予備、課金状態、およびネットワーク作動状態についての情報をディスクアレイ77に記憶する。データベースサーバ76およびディスクアレイ77は当業者に公知の多数の方法で実行できる。
【0287】
III.D.1.ネットワーク呼設定(Network Call Setup)
新しい接続が広帯域ネットワーク内に行うべきである場合、発信ワークステーションインタフェース140は、信号ネットワーク30を介して、好ましくはTCPを介して接続設定リクエストをネットワーク制御システムサーバ40に送信する。発信ワークステーションインタフェース140とネットワーク制御システムサーバ40との間のTCP/IP接続は、要求接続が接続されるかあるいは解除されるまで、続く。これらの状態の中の1つに達する前にソケットが破損する場合、接続が解除されねばならない。
【0288】
信号インタフェース81は、帯域幅を必要とするネットワーク要素(一般的には、節Iに説明されるソフトウェアを使用するユーザワークステーション100あるいはワークステーションインタフェース140)から帯域幅予備リクエストを受信する。信号インタフェースは、交換回線接続に対する要求を開始するユーザに公知の任意の他のネットワーク要素(これらの他のネットワーク要素は、一般的にはこの帯域幅予備およびその後の交換回線接続から得をする広帯域ネットワークにも接続されるウェブサーバのような他のユーザワークステーションあるいは情報サーバ)を接触し、所定のプロトコルを使用して他のネットワーク要素とのメッセージ交換を実行し、これらの他のネットワーク要素のユーザが特定の接続に対する帯域幅の予約に関与することを望むかどうかを決定する責任を負う。
【0289】
信号インタフェース81が回線交換接続に対する要求を受信する場合、ルートコントローラ73は、接続を設定するようにネットワークを操作するように起動される。ルートコントローラ73は、ディレクタ72によって負荷平衡で行われる。リクエストに関連するのは、発信ユーザによって選択される接続識別子であり、好ましくは発信者の識別子および選択された着信者の識別子の連結である。
【0290】
ルートコントローラ73は、信号ネットワークインタフェース81を介して設定メッセージを受信する。ルートコントローラは、最初にこのリクエストを取り除き、2共同の予約にする。すなわち、例えば、3つあるいはそれ以上の相手間の会議が要求される場合、ルートコントローラは、どのくらい数の個別の2共同の予約が要求接続の全てを示す仮想マルチキャストLANを形成するように行われるべきであることを決定する。各2共同トランザクションに関しては、ルートコントローラは、データベースサーバ76および高速LAN75を介してデータアレイ77で着信者を調べ、選択された着信者の電話番号を得る。ルーチングは、下記により詳細に説明されるように、発信者および着信者の電話番号を使用して行われる。
【0291】
各々がその構内交換機プリフィックスを含む発信者および着信者の電話番号が識別される場合、対応する接続グラフはディスクアレイ77からフェッチされ、ルートコントローラ73に戻される。次に、ルートコントローラは、呼グラフの全ての基本的な回線に対応し、構内交換機を含む交換機モニタ74にメッセージを同報通信するマルチキャスト群を決定し、マルチキャストアドレスを割り当てる。接続が接続されるかあるいは取り外されるかのいずれかまで、このマルチキャスト群が続く。ルートコントローラ73は、各交換機モニタに警報を出し、全てこの群に加わるようにメッセージを待つ。
【0292】
全ての交換機モニタ74がマルチキャスト群に加わった後、マルチキャスト群の各交換機モニタに関しては、ルートコントローラは、グラフの次の隣のリストを示す「予約」メッセージ、接続識別子および割り当てられた全帯域幅を構成し、送信する。それとは別に、このメッセージは、交換機モニタに警報が出されると同時におよび全交換機モニタがこのマルチキャスト群に加わる前に送信できる。
【0293】
「予約」メッセージに応じて、各交換機モニタ74は、適切な出力帯域幅が各次の隣のリンクで使用可能であるかどうかを決定する。既に行われない場合、各交換機モニタも接続のためのマルチキャスト群に同時に加わってもよい。次に、各交換機モニタ74は、(部分割り当てであっもよい;すなわち、96のチャネルが交換機Aから交換機Bまでの出力に対して要求され、72だけが使用可能であり、交換機Aに対するモニタは、「A‐B:95の72:回線範囲回線範囲....」のような応答)その応答をマルチキャストし、ルートコントローラ73に戻す。交換機モニタは、トランザクションが完了されるまで選択される回線範囲を予約しなければ成らない。
【0294】
交換機モニタは、この相の接続設定の帯域幅を過予約でき、過予約すべきであることに注目すべきである。すなわち、例えば、交換機Aのリクエストが96のベアラチャネルに対してであり、交換機Bおよび交換機Cに対する両者が隣接するものとして識別される場合、交換機Aのモニタは、これらのチャネルが使用するために利用可能であるならば、交換機Bに72のチャネルを予約してもよく、交換機Cに96のチャネルを予約してもよい。
【0295】
各交換機モニタは、その専用交差接続の潜在的な集合体を形成するために型式「x‐<itself>....」の応答も同報通信し、収集する。
【0296】
マルチキャスト結果を受信したルートコントローラは、グラフを簡潔にし、使用される実際の経路を選択する。一旦これが決定されると、ルートコントローラは、このトランザクションのための信号インタフェースに対する固有IPアドレスおよびTCPポートとともに、「警報」メッセージを発信者に、および「設定」メッセージを着信者に、送信する。
【0297】
ルートコントローラは、全接続経路を含む「予約済」メッセージをマルチキャスト群の全交換機モニタにも送信する。この「予約済」マルチキャストを受信する際に、そのとき各交換機モニタは経路上に必要とされない任意の予約帯域幅を解除する。
【0298】
マルチキャスト群は、設定トランザクションの持続時間に存在し続けるべきであるので、次のステップは、ルートコントローラが発信者からの「解除」メッセージあるいは着信者からの「接続」メッセージのいずれかを待つことである。「接続」メッセージは着信者から到達する場合、「接続」はマルチキャスト群に送られる。さらに、選択された経路はディスクアレイ77に書き込まれる。次に、予約済帯域幅を有する各交換機モニタは、接続を上方に物理的に切り換えるように正しい接続コマンドをその個々の交換機に送信する。すなわち、これらのメッセージの各々が待ち行列されるとき、交換機モニタは、「Connect Sent」メッセージをマルチキャスト群に送信する。全交換機がその接続メッセージを送信された場合、ルートコントローラは、「接続済」を関与する交換機モニタの各々に送信する。
【0299】
ルートコントローラは、各交換機モニタが「接続済」に応答するまで、マルチキャスト群からのメッセージを聞き続ける。このことが生じる場合、ルートコントローラは、トランザクションを行い、マルチキャスト群を解放し、使用している任意のプロセッサを解除する。
【0300】
全て2共同トランザクションが行われる場合、その関連の構内交換機とともに各発信者および着信者は、接続に割り当てられた固有IPを与えられ、関連構内交換機は、固有の一時IPアドレスを使用することを発信者および着信者に許可するように発信者および着信者に対してイーサネットアドレスを与えられ、その点で、相手は確立された接続に対してデータを送受信し始める。
【0301】
III.D.2.ネットワーク接続解除(Network Connection Teardown) 交換回線接続の解除が複数相手接続の各参加者を個別に取り除くことによって行われる。最初の予約リクエストに含まれた情報とともにルートコントローラ73は、予約を識別された情報が後の使用のために解放されたかどうかを決定する。 解除トランザクションは設定トランザクションと非常同じように開始できる。予約からそれ自体を取り除きたい参加者はTCP/IPを使用するルータ71を介して信号インタフェース81にくつついている。次に、信号インタフェースは、ルートコントローラ73に割り当て、解除リクエストをルートコントローラに知らせる。
【0302】
解除トランザクションは、他のネットワーク管理プロセスあるいは設定手順の失敗によっても開始できる。全ての場合、第1のステップは、信号インタフェースおよびルートコントローラを識別することにある。
【0303】
解除は設定するように同様に続行する。ルートコントローラは、データベースサーバに問い合わせ、情報をデータベース77からリクエストし、全接続の現状態を決定する。この情報および最初の設定メッセージからセーブされる情報から、ルートコントローラは、どの2共同予約が解除される必要があるかを決定する(ユーザA、B、およびC間の会議の場合、Aが解除されることを望む場合、AとBとの間の2共同予約およびAとCとの間の2共同予約が解除される必要があるのに対して、BとCの接続が保持される)。ルートコントローラは、これらの予約の設定中に割り当てられたマルチキャストアドレスも探す。これらのマルチキャストは解除相のために再使用される。その代わりに、異なるマルチキャスト識別子を識別もできる。
【0304】
ルートコントローラ73は、識別された2共同予約の各々に必要とされる基本的な交換機資源を有する交換機モニタ74の各々にユニキャストメッセージを送信する。それとは別に、ルートコントローラ73はこのリクエストを同報通信するかマルチキャストする。
【0305】
次に、各必要とされる交換機モニタ74は、2共同解除トランザクションに関連したマルチキャスト群に加わる。全ての必要とされる交換機モニタが加わった場合、ルートコントローラは、予約を解除するのに必要な情報を発する。
【0306】
次に、各交換機モニタは、信号ネットワーク30およびルータ71を介して、交換機コマンダ46あるいは他の交換機もしくは基本的な交換機資源に関連したルータインタフェースと通信し、予約済帯域幅を解除する。基本的なインタフェースが解除を肯定応答する場合、交換機モニタは解除帯域幅の肯定応答をマルチキャストする。全ての交換機モニタが肯定応答された解除を有する場合、ルートコントローラはマルチキャスト群の「解除動作」メッセージを発する。次に、各交換機モニタはその予約の内部表示を解除し、マルチキャスト群を残す。同時に、ルートコントローラは、ディスクアレイ77に記憶するために予約解除レコードをデータベースサーバ76に書き込む。
【0307】
次に、ルートコントローラは、信号インタフェース81にトランザクションの完了を知らせる。次に、信号インタフェースは、他の信号トランザクションによって使用のためのルートコントローラ73を解除する。次に、信号インタフェースは、参加者が撤退するように参加者とのその会話から撤退する。
【0308】
他の実行は、複数の種類の解除トランザクションを提供することによって、あるいは複数のステップを結合することによってこのプロセスを簡素化してもよい。全ての他の実行はルートコントローラと交換機モニタとの間のマルチキャストを使用する。
【0309】
III.E.ネットワーク制御システムサーバ課金管理(Network Control System Server Billing Management)
ネットワーク制御システムサーバ課金管理コンポーネント82は、低速ネットワーク78を介してディスクアレイ77にアクセスする。このコンポーネント82は、出力するためにそれに記録された情報を収集し、フォーマット化し、電気通信産業全体に使用された現存の標準課金情報フォーマットに従って使用する。
【0310】
前述のネットワーク接続事象に関連するデータベースレコードは接続解除処理中その挿入の際にデータベース76によって再フォーマット化するために問い合わされる。
【0311】
レコードは、使用される個別の交換機あるいはルータのインタフェース(ファシリティあるいはポートID)と、個別の交換機あるいはルータを要求されたサービスの質(すなわち、ベアラチャネルの数あるいは帯域幅)と、設定および解除のトランザクションの物理コミットフェーズ、ネットワークコミットフェーズおよび解除コミットフェーズが開始され、完了された時間とを含む。さらに、各予約に関連するのは、要求された予約がユーザのために使用された媒体あるいはアプリケーションの種類の指示である。例えば、1つの呼は、ビデオ、オーディオおよびアプリケーション/ホワイトボードに関連する帯域幅に対する予約からなる。
【0312】
単一接続と関連した全ての予約トランザクションはこの接続に対する全課金情報セットに相関付けられる。もちろん、これらのレコードは、接続および/または会議の参加者およびその役割(発信者、着信者、加入者等)の識別も含む。
【0313】
次に、レコードは第三者課金機関に適する形式に再フォーマットできる。好ましくは、サポートされたフォーマットは、呼詳細レコード(CDS)およびある部分集合のベルコア自動化管理・課金(AMA)フォーマットを含む。
【0314】
IV.ネットワーク接続動作(Network Connection Operation)
図49は、2つの広帯域ネットワークユーザ間の可変帯域幅のオンデマンド回線交換接続を生じる広帯域ネットワークトポロジーおよび対話を示している。この接続の参加者の数は明瞭にするために2人であるが、一方、3人あるいはそれ以上の参加者は任意の所与の接続において可能であり、各参加者は、提供される異なる量の帯域幅を有してもよい(例えば、2つの参加者はライブビデオおよびオーディオと通信してもよいのに対して、第3の会議参加者はオーディオだけを聞き、通信する)。
【0315】
本例では、A都市のユーザAがB都市のユーザBとライブテレビ会議を行いたいと仮定する。ユーザのワークステーション100‐Aがすでに電源投入されない場合、ユーザAはワークステーションに電源投入し、Javaができるブラウザを起動する。ブラウザから、ユーザAは広帯域ネットワークユーザのディレクトリを含むウェブサイトにアクセスし、ユーザBを探す。ユーザAは、ユーザBの名前をディレクトリから選択することによってテレビ会議を要求し、ブラウザのためのヘルパアプリケーションは、ワークステーションインタフェース140‐Aにリクエストを中継するワークステーション100‐Aにロードされたデーモン処理に警報を出す。
【0316】
ワークステーションインタフェース140‐Aは、テレビ会議に対するユーザAのリクエストを遮断し、必要なメディア装置(例えば、カメラ、マイクロホン、スピーカ、ビデオディスプレイ)に対するストリームをセットアップし、信号ネットワーク30を介してネットワーク制御システム40に送信するためにフォーマット化する。
【0317】
明瞭にするために、直接接続は、実際に相手と通信することを示すためにワークステーションインタフェース100‐Aとネットワーク制御システムサーバとの間を破線によって示される。しかしながら、広帯域ネットワーク接続を要求するデータパケットが逐次パケット交換され、構内交換機110‐Aおよびシティノード10‐Aを通してルーティングされることが前述の詳細説明から明らかであるべきである。
【0318】
広帯域ネットワークの制御の下で交換機資源を介してAとBとの間のルートのリストを予め計算されたネットワーク制御システムサーバ40は、構内交換機110‐Aおよび110‐Bと同様に全て列挙されたルートに沿って基本的な交換機資源で帯域幅に対するリクエストを全ての交換機コマンダに同報通信する。この交換機コマンダおよび構内交換機は、使用可能な量の帯域幅に応答する。一旦必要な帯域幅を有するルートが識別され、必要な交換機資源はこのルートに沿って予約されると、ネットワーク制御システムサーバ40は、ネットワーク制御システムサーバとの接続を確立し、メッセージをワークステーション100‐Bに中継するワークステーションインタフェース140‐Bにメッセージを送信することによってユーザBの電話のベルを鳴らす。ワークステーション100‐Bにロードされたソフトウェアは、ダイアローグボックスをワークステーション100‐B上に表示させ、テレビ会議呼が要求されたことをユーザBに知らせる。ユーザBが呼の受信を示す場合、ワークステーションインタフェース140‐Bは、必要なメディアストリームをセットアップし、応答をフォーマット化し、ネットワーク制御システムサーバ40に信号ネットワーク30を介して送信する。
【0319】
ユーザBから応答が受信される場合、ネットワーク制御システムサーバ40は、接続を上方に切り換えるように接続に対する基本的な交換機資源を予約した交換機コマンダに命じる。交換機コマンダ全てが、接続が完了されたことを応答する場合、ネットワーク制御システムサーバ40は、接続における各データフローに対する固有アドレスおよびIPアドレスを割り当て、これらのアドレスをワークステーションインタフェース140‐Aおよび140‐Bおよび構内交換機110‐Aおよび110‐Bに送信し、テレビ会議が始まる。すなわち、両方のワークステーションインタフェースは伝送するためのそのカメラおよびマイクロホンから受信されたデータのフォーマット化を始め、データが他方の端部から受信される場合、データをそのビデオおよびスピーカを駆動するための信号に変換する。
【0320】
本発明は、その好ましい実施形態を参照して詳細に説明されているけれども、当業者は、いろいろの代替および修正が添付された特許請求の範囲によって規定されたように本発明の精神および範囲から逸脱しないでそれに対して行うことができることを理解する。
【図面の簡単な説明】
当業者には、以下の添付図面を参照して次の詳細な説明を読めば本発明の詳細とその実行の最良モードが理解できよう。
【図1】 本発明の原理にしたがったネットワークのトップレベルの機能図である。
【図2】 図1に示すネットワークのローカルノードのトップレベルの機能図である。
【図3】 図2に示すのようなローカルノードにおけるワークステーション構成の実施形態の図である。
【図4】 図2に示すようなローカルノードにおけるワークステーションに対するソフトウエア負荷のブロック図である。
【図5】 図4に示すワークステーションソフトウエア負荷の動作態様の図である。
【図6】 図3に示すようなワークステーション構成中のワークステーションインタフェースのトップレベルの機能図である。
【図7】 図6に示すようなワークステーションインタフェース中のCPUコアの機能ブロックの図である。
【図8】 図6に示すようなワークステーションインタフェース中のビデオ機能ブロックの図である。
【図9】 図8に示すようなビデオ機能ブロックのさらなる図である。
【図10】 図6に示すようなワークステーションインタフェース中のオーディオ機能ブロックの図である。
【図11】図6に示すようなワークステーション人タフェース中のハードウエアセキュリティ機能ブロックの図である。
【図12】 図6に示すようなワークステーションインタフェース中の試験とI/O表示の機能ブロックの図である。
【図13】 図6に示すようなワークステーションインタフェース中のネットワークインタフェース機能ブロックの図である。
【図14】 図2に示すようなローカルノード中のワークステーションインタフェースを介してのLANパケットデータの流れの図である。
【図15】 図6に示すようなローカルノード中のワークステーションインタフェース中の電源とシステムモニターの機能ブロックの図である。
【図16】 図2に示すようなローカルノード中のワークステーションインタフェースに対するソフトウエア負荷のインタフェースを示すブロック図である。
【図17】 図2に示すようなローカルノード中のワークステーションインタフェースのソフトウエア負荷のオブジェクトレベルの図である。
【図18】広帯域ネットワーク接続を処理するための図16に示すようなワークステーションインタフェースソフトウエアの動作を示すブロック図である。
【図19】 図2に示すようなローカルノード中の構内スイッチの実施形態の図である。
【図20】 図19に示すような構内スイッチ中のベアラチャネルボンダーの実施形態の図である。
【図21】 図20に示すようなベアラチャネルボンダー中のボンダーモジュールのトップレベルの機能ブロック図である。
【図22】 図21に示すようなボンダーモジュールのさらなる図である。
【図23】 図21に示すようなボンダーモジュール中のPCIバスインタフェースコントローラの図である。
【図24A】 図23に示すようなPCIバスインタフェースコントローラ中のPCIバスコネクタの図である。
【図24B】 図23に示すようなPCIバスインタフェースコントローラ中のPCIバスコネクタの図である。
【図25A】図23に示すようなPCIバスインタフェースコントローラの図である。
【図25B】 図23に示すようなPCIバスインタフェースコントローラの図である。
【図26】 図3に示すようなPCIバスインタフェースコントローラ中のPCIバスコントローラのさらなる図である。
【図27】 図21に示すようなボンダーモジュール中のSRAMと制御モジュールの図である。
【図28A】 図27に示すようなSRAMと制御モジュール中のSRAMモジュールの図である。
【図28B】 図27に示すようなSRAMと制御モジュール中のSRAMモジュールの図である。
【図29】 図27に示すようなSRAMと制御モジュール中のSRAMコントローラの図である。
【図30】 図21に示すようなボンダーモジュール中のBチャネルマルチプレクサ/デマルチプレクサの図である。
【図31A】図30に示すようなBチャネルマルチプレクサ/デマルチプレクサ中のチャネライザモジュールの図である。
【図31B】 図30に示すようなBチャネルマルチプレクサ/デマルチプレクサ中のチャネライザモジュールの図である。
【図32】 図30に示すようなBチャネルマルチプレクサ/デマルチプレクサ中のチャネライザのさらなる図である。
【図33】 図21に示すようなボンダーモジュール中のTDMスイッチの図である。
【図34】 図21に示すようなボンダーモジュール中の回線インタフェースユニットの図である。
【図35A】 図34に示すような回線インタフェースユニット中のフレーマと回線コントローラの図である。
【図35B】 図34に示すような回線インタフェースユニット中のフレーマと回線コントローラの図である。
【図36A】 図34に示すような回線インタフェースユニット中のインタフェースタイプスイッチの図である。
【図36B】 図34に示すような回線インタフェースユニット中のインタフェースタイプスイッチの図である。
【図37】 図34に示すような回線インタフェースユニット中のDSXインタフェースの図である。
【図38A】 図34に示すような回線インタフェースユニット中のCSUインタフェースの図である。
【図38B】 図34に示すような回線インタフェースユニット中のCSUインタフェースの図である。
【図39】 図19に示すような構内スイッチ中のネットワークアドレス変換機能の図である。
【図40】 図2に示すようなローカルノード中の広帯域ネットワークに宛先指定されたLANパケットデータの流れの図である。
【図41】 図1に示すネットワークによる都市ノードの実施形態の図である。
【図42】 図41に示すような都市ノード中のスイッチコントローラの図である。
【図43】 図42に示すようなスイッチコントローラのパススルー機能図である。
【図44】 図42に示すようなスイッチコントローラの区分化機能図である。
【図45】 図1に示すネットワークに従ったネットワーク制御システムサーバの実施形態の図である。
【図46】 図45に示すようなネットワーク制御システムサーバのグラフマネージャ中でのコールグラフの構築プロセスを示すフローチャートである。
【図47】 図45に示すようなネットワーク制御システムサーバ中の機能管理の複雑さのレベルを示す図である。
【図48】 本発明の原理に従ったインターネットサブネットにおける回路の識別の図である。
【図49】 結果として本発明の原理に従った即時回答帯域幅を有する接続となる接続トポロジーの図である。
Claims (10)
- ネットワークであって、
個々のIPアドレスを有する少なくとも2つのネットワーク要素と、
回路交換インフラストラクチャと、ここで前記インフラストラクチャは物理的および仮想の回路交換インフラストラクチャのうちの1つであり、
前記回路交換インフラストラクチャの所定の複数のキャリヤスイッチリソースが前記少なくとも2つのネットワーク要素間で回路交換回路を形成するための信号を信号ネットワークを介して送るネットワーク制御システムサーバとを含み、
前記所定の複数のキャリヤスイッチリソースは前記回路交換インフラストラクチャ内のルートに属し、前記ルートは前記少なくとも2つのネットワーク要素の前記個々のIPアドレスに基づき決定され、それによって前記回路交換インフラストラクチャを通し前記少なくとも2つのネットワーク要素間の接続を設定し、
前記回路交換インフラストラクチャの前記回路を、前記ネットワーク制御システムサーバからの前記信号に応じて、前記2つのネットワーク要素間の接続に切換えさせる少なくとも1つのスイッチコマンダをさらに含み、
前記スイッチコマンダは前記所定の複数のキャリヤスイッチリソースにおける関連するキャリヤスイッチリソースとインタフェースし、また、前記スイッチコマンダは前記ネットワーク制御システムサーバからの前記信号を前記キャリヤスイッチリソースに固有の少なくとも1つのスイッチコマンドに変換する
ネットワーク。 - 前記回路交換インフラストラクチャは集合可能な分量と分離可能な分量の帯域幅を含み、前記ネットワーク制御システムサーバは前記接続用の所望の分量の帯域幅に従って前記回路を選択する請求項1に記載のネットワーク。
- 前記ルートがルートの事前計算されたリストから選択される請求項1に記載のネットワーク。
- 回路交換インフラストラクチャ上で少なくとも2つのワークステーション間の接続を設定するネットワークであって、
前記インフラストラクチャは物理的および仮想の回路交換インフラストラクチャのうちの1つであり、前記ワークステーションは個々のIPアドレスを有し、
前記ネットワークは、前記ワークステーションの前記個々のIPアドレスに基づいて決定されたルートに従って、前記2つのワークステーション間において前記回路交換インフラストラクチャの回路を設定するネットワーク制御システムサーバを含み、
ここで、前記ネットワーク制御システムサーバは前記接続が設定される場合に前記接続のために一時的IPアドレスを割り当て、前記少なくとも2つのワークステーションが前記回路上で前記一時的IPアドレスを介して通信するネットワーク。 - 前記一時的IPアドレスはマルチキャストグループアドレスを含み、前記少なくとも2つのワークステーションは前記マルチキャストグループアドレスと関連するマルチキャストグループに属する請求項4に記載のネットワーク。
- 前記ワークステーションの前記1つの前記個々のIPアドレスを前記一時的IPアドレスに変換するネットワークアドレス変換機能をさらに含む請求項4に記載のネットワーク。
- 前記少なくとも2つのワークステーションが前記一時的IPアドレスを介して前記回路にアクセスすることを可能とするルーティング機能をさらに含む請求項4に記載のネットワーク。
- ネットワークであって、
個々のIPアドレスを有する少なくとも2つのワークステーションと、
回路交換インフラストラクチャと、ここで前記インフラストラクチャは物理的および仮想の回路交換インフラストラクチャのうちの1つであり、
前記回路交換インフラストラクチャの所定の複数のキャリヤスイッチリソースが前記少なくとも2つのワークステーション間で回路交換回路を形成するための信号を信号ネット ワークを介して送るネットワーク制御システムサーバとを含み、
前記所定の複数のキャリヤスイッチリソースは前記回路交換インフラストラクチャ内のルートに属し、前記ルートは前記少なくとも2つのワークステーションの前記個々のIPアドレスに基づき決定され、それによって前記回路交換インフラストラクチャを介して前記少なくとも2つのワークステーション間の接続を設定し、
さらに、前記ワークステーションのうちの前記1つに提示するために前記ワークステーションのうちの別の1つから受信したディジタル信号を形式化し、そして、前記ワークステーションのうちの別の1つに送出するために前記ワークステーションのうちの前記1つから受信したディジタルデータを形式化する、前記ワークステーションのうちの1つと組合わされたワークステーションインタフェースと、
前記ネットワーク制御システムサーバ、前記回路、そして前記ワークステーションインタフェースと通信する構内スイッチとを含み、前記構内スイッチは前記ワークステーションインタフェースから発信する前記接続の前記ディジタルデータを収集し、そして前記接続の前記発信ディジタルデータを前記回路上に送信し、前記構内スイッチは前記ワークステーションのうちの前記別の1つによって送られた前記接続の前記ディジタルデータを受信し、そして前記送られたディジタルデータを前記ワークステーションインタフェースに送信し、
前記ネットワーク制御システムサーバは前記接続が設定される場合に前記接続のために一時的IPアドレスを割り当て、前記構内スイッチは前記ワークステーションの内の前記1つの前記個々のIPアドレスを前記一時的IPアドレスに変換するネットワークアドレス変換機能を有するネットワーク。 - ネットワークであって、
個々のIPアドレスを有する少なくとも2つのワークステーションと、
回路交換インフラストラクチャと、ここで前記インフラストラクチャは物理的および仮想の回路交換インフラストラクチャのうちの1つであり、
前記回路交換インフラストラクチャの所定の複数のキャリヤスイッチリソースが前記少なくとも2つのワークステーション間で回路交換回路を形成するための信号を信号ネットワークを介して送るネットワーク制御システムサーバとを含み、
前記所定の複数のキャリヤスイッチリソースは前記回路交換インフラストラクチャ内のルートに属し、前記ルートは前記少なくとも2つのワークステーションの前記個々のIPアドレスに基づき決定され、それによって前記回路交換インフラストラクチャを介して前記少なくとも2つのワークステーション間の接続を設定し、
さらに、前記ワークステーションのうちの前記1つに提示するために前記ワークステーションのうちの別の1つから受信したディジタル信号を形式化し、そして、前記ワークステーションのうちの別の1つに送出するために前記ワークステーションのうちの前記1つから受信したディジタルデータを形式化する、前記ワークステーションのうちの1つと組合わされたワークステーションインタフェースと、
前記ネットワーク制御システムサーバ、前記回路、そして前記ワークステーションインタフェースと通信する構内スイッチとを含み、前記構内スイッチは前記ワークステーションインタフェースから発信する前記接続の前記ディジタルデータを収集し、そして前記接続の前記発信ディジタルデータを前記回路上に送信し、前記構内スイッチは前記ワークステーションのうちの前記別の1つによって送られた前記接続の前記ディジタルデータを受信し、そして前記送られたディジタルデータを前記ワークステーションインタフェースに送信し、
前記ネットワーク制御システムサーバは前記接続が設定される場合に前記接続のために一時的IPアドレスを割り当て、前記構内スイッチは前記ワークステーションの内の前記1つが前記一時期的IPアドレスを介して前記特定の回路にアクセスすることを可能とするルーティング機能を有するネットワーク。 - ネットワークであって、
個々のIPアドレスを有する少なくとも2つのワークステーションと、
回路交換インフラストラクチャと、ここで前記インフラストラクチャは物理的および仮想の回路交換インフラストラクチャのうちの1つであり、
前記回路交換インフラストラクチャの所定の複数のキャリヤスイッチリソースが前記少なくとも2つのネットワーク要素間で回路交換回路を形成するための信号を信号ネットワークを介して送るネットワーク制御システムサーバとを含み、
前記所定の複数のキャリヤスイッチリソースは前記回路交換インフラストラクチャ内のルートに属し、前記ルートは前記少なくとも2つのワークステーションの前記個々のIPアドレスに基づき決定され、それによって前記回路交換インフラストラクチャを介して前記少なくとも2つのワークステーション間の接続を設定し、
さらに、前記ワークステーションのうちの前記1つに提示するために前記ワークステーションのうちの別の1つから受信したディジタル信号を形式化し、そして、前記ワークステーションのうちの別の1つに送出するために前記ワークステーションのうちの前記1つから受信したディジタルデータを形式化する、前記ワークステーションのうちの1つと組合わされたワークステーションインタフェースと、
前記ネットワーク制御システムサーバ、前記回路、そして前記ワークステーションインタフェースと通信する構内スイッチとを含み、前記構内スイッチは前記ワークステーションインタフェースから発信する前記接続の前記ディジタルデータを収集し、そして前記接続の前記発信ディジタルデータを前記回路上に送信し、前記構内スイッチは前記ワークステーションのうちの前記別の1つによって送られた前記接続の前記ディジタルデータを受信し、そして前記送られたディジタルデータを前記ワークステーションインタフェースに送信し、
前記構内スイッチは、前記ワークステーションのうちの前記1つからのデータを前記回路上に送出するために処理し、そして前記回路上で受信した前記ワークステーションのうちの前記別の1つからのディジタルデータを前記ワークステーションのうちの前記1つに送出するために処理するボンダーモジュールをさらに含み、前記ボンダーモジュールは前記回路をポートに割り当てるボンディング機能を含み、前記ボンディング機能はさらに前記接続の期間中に前記所定の部分を介して前記2つのワークステーション間でディジタルデータを送信し受信するために前記回路交換インフラストラクチャの所定の部分を前記ポートに割り当るネットワーク。
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