JP4043643B2 - アルミニウム合金製架空線圧縮接続管 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直線スリーブ、引留クランプ、ジャンパスリーブ、T、Y、L形の各分岐スリーブ、補修スリーブ、圧縮端子などのアルミ撚線(架空線)を圧縮接続する、製造加工性、接続時の圧縮加工性、耐応力緩和特性が改善されたアルミニウム合金製架空線圧縮接続管に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アルミニウム合金製架空線圧縮接続管には、導電率が優先される場合は純アルミ系のJISA1070合金が用いられ、強度が優先される場合はJISA6101合金、JISA6061合金、JISA6063合金(Al−Mg−Si系合金)などの時効硬化型アルミ合金が用いられてきたが、これら合金は応力緩和が大きいため送電時の発熱により圧縮接続管とアルミ撚線間の接触抵抗が増大して異常発熱が起き、その結果、アルミ撚線の補強鋼線が断線したり、接続管からアルミ撚線が脱落したりする恐れがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなことから、応力緩和し難い材料として母材中にセラミックスを分散させた複合材が提案された(特願平6−338232号公報)が、この複合材は 加工性が悪い、圧縮時に亀裂が入る(圧縮成形性が悪い)、製造コストが高いなどの問題があった。本発明者等は、かかる状況に鑑み、圧縮接続管への製造加工性、接続時の圧縮加工性、耐応力緩和性などの諸特性を満足するために必要な金属材料の機械的、電気的性質などについて検討し、引張強さ145N/mm2以上、0.2%耐力70N/mm2以上、伸び5%以上、240℃で30分加熱時の強度残存率90%以上、導電率58%IACS以上のときに前記諸特性が満足されることを知見し、さらに合金組成、熱処理条件などを広く検討して本発明を完成させるに至った。本発明は、製造加工性、接続時の圧縮加工性、接続信頼性に優れ、かつ安価なアルミニウム合金製架空線圧縮接続管の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、Zrを0.01〜0.04wt%、Feを0.05〜0.2wt%、Siを0.05〜0.2wt%含有し、さらにTi、Vの群から選ばれる少なくとも1種を合計で0.003〜0.05wt%含有し、残部がAlと不可避不純物からなることを特徴とするアルミニウム合金製架空線圧縮接続管である。
【0005】
請求項2記載の発明は、Zrを0.01〜0.04wt%、Feを0.05〜0.7wt%、Siを0.05〜0.6wt%含有し、Be、Sr、Mgの群から選ばれる少なくとも1種を合計で0.001〜0.1wt%含有し、さらにTi、Vの群から選ばれる少なくとも1種を合計で0.003〜0.05wt%含有し、残部がAlと不可避不純物からなるアルミニウム合金製架空線圧縮接続管であって、前記接続管は350〜420℃で4〜72hr時効処理されていることを特徴とするアルミニウム合金製架空線圧縮接続管である。
【0006】
請求項3記載の発明は、Zrを0.01〜0.04wt%、Feを0.2〜0.7wt%、Siを0.2〜0.6wt%、Mgを0.35〜1.2wt%、Cuを0.05〜0.4wt%含有し、さらにTi、Vの群から選ばれる少なくとも1種を合計で0.003〜0.05wt%含有し、残部がAlと不可避不純物からなるアルミニウム合金製架空線圧縮接続管であって、前記接続管は515〜550℃で溶体化処理され、次いで150〜20℃で4〜36hr時効処理されていることを特徴とするアルミニウム合金製架空線圧縮接続管である。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、Zr、Fe、Si、およびTi、Vの群から選ばれる少なくとも1種をそれぞれ所定量含有するAl合金製架空線圧縮接続管であって、金型鋳造法、機械加工法、熱間加工法、これらを組合わせた加工法などにより加工され、加工後の接続管には溶体化処理や時効処理を施す必要がないものである。
【0008】
請求項1記載の発明において、ZrはAlマトリックスに固溶して加熱の際の転位の移動を妨げて応力緩和を抑制する。その含有量を0.01〜0.04wt%に規定する理由は、0.01wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.04wt%を超えると鋳造割れや接続時の圧縮加工で割れが発生し易くなるためである。
【0009】
Feはアルミ地金に含まれる不可避不純物元素であり微量でも固溶または析出して耐熱性向上に寄与する。その含有量を0.05〜0.2wt%に規定する理由は0.05wt%未満の場合は高純度地金を用いる必要があるため不経済であり、0.2wt%を超えると接続管として必要な導電率が得られなくなるためである。
【0010】
SiはAl−Fe系化合物の析出を促進して導電率の向上および熱間加工性を改善する。その含有量を0.05〜0.2wt%に規定する理由は、0.05wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.2wt%を超えると接続管として必要な導電率が得られなくなるためである。
【0011】
TiおよびVは鋳造組織を微細化し、接続管の製造加工性、接続時の圧縮加工性を向上させる。その含有量を合計で0.003〜0.05wt%に規定する理由は、0.003wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.05wt%を超えると導電率が著しく低下するためである。
【0012】
請求項2記載の圧縮接続管は、Zr、Fe、Siをそれぞれ所定量含有し、Be、Sr、Mg、の群から選ばれる少なくとも1種を所定量含有し、さらにTi、Vの群から選ばれる少なくとも1種を所定量含有するAl合金製架空線圧縮接続管であって、金型鋳造法、機械加工法、熱間加工法、これらを組合わせた加工法などにより加工され、加工後の接続管に時効処理を施して固溶元素を析出させ、強度、導電率、耐応力緩和性などの特性を高めたものである。
【0013】
この発明で、前記時効処理を350〜420℃で4〜72hr加熱する条件で施す理由は、350℃未満でも4hr未満でもその効果が十分に得られず、420℃を超えると析出物が粗大化して耐熱性の向上が望めなくなり、また72hrより長く時効してもその効果が飽和して不経済なためである。
【0014】
この発明において、Zrは時効処理により固溶Zrの一部が微細に析出して耐熱性を向上させる。また一部はAlマトリックスに固溶して加熱の際の転位の移動を妨げて応力緩和を抑制する。その含有量を0.01〜0.04wt%に規定する理由は、0.01wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.04wt%を超えると鋳造割れや接続時の圧縮加工で割れが発生し易くなるためである。
【0015】
Feはアルミ地金に含まれる不可避不純物であり、微量でも、固溶または析出して耐熱性を改善する。その含有量を0.05〜0.7wt%に規定する理由は、0.05wt%未満では高純度地金を用いる必要から不経済であり、0.7wt%を超えると時効処理してFeを析出させても接続管に必要な導電率が得られないためである。
【0016】
SiはAl−Fe系化合物の析出を促進して導電率および熱間加工性を改善する。その含有量を0.05〜0.6wt%に規定する理由は、0.05wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.6wt%を超えると時効処理してSiを析出させても接続管として必要な導電率が得られなくなるためである。
【0017】
この発明で、Be、Sr、Mgの群から選ばれる少なくとも1種は時効処理の際にAl−Zr系化合物の析出を促進する。その合計含有量を0.001〜0.1wt%に規定する理由は、0.001wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.1wt%を超えると接続管として必要な導電率が得られなくなるためである。Ti、Vの群から選ばれる少なくとも1種は鋳造組織を微細化して接続管の成形加工性を向上させる。その合計含有量を0.003〜0.05wt%に規定する理由は、0.003wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.05wt%を超えて含有させてもその効果が飽和する上、導電率が著しく低下するためである。
【0018】
請求項3記載の発明は、Zr、Fe、Si、Mg、Cu、およびTi、Vの群から選ばれる少なくとも1種をそれぞれ所定量含有するAl合金製架空線圧縮接続管であって、金型鋳造法、機械加工法、熱間加工法、これらを組合わせた加工法などにより加工され、加工後の接続管に溶体化処理および時効処理を施して固溶元素を析出させ、強度、導電率、耐応力緩和性などの特性を高めたものである。
【0019】
前記溶体化処理を515〜550℃の温度条件で行う理由は、515℃未満では合金元素が十分固溶せず、550℃を超えると局部的に溶解する恐れがあるためである。また時効処理を150〜250℃で4〜36hr加熱する条件で施す理由は、150℃未満でもまた4hr未満でも時効処理による強度並びに導電率の向上効果が十分に得られず、250℃を超えてもまた36hrを超えても過時効が起きて強度が低下し応力緩和が起き易くなるためである。
【0020】
本発明において、ZrはAlマトリックスに固溶して加熱の際の転位の移動を妨げて応力緩和を抑制する。さらに接続管成形後の時効処理により固溶Zrの一部が微細に析出して耐熱性を向上させる。その含有量を0.01〜0.04wt%に規定する理由は、0.01wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.04wt%を超えると鋳造割れや接続時の圧縮加工性が低下するためである。
【0021】
Feは、固溶または析出して強度および耐熱性の向上に寄与する。その含有量を0.2〜0.7wt%に規定する理由は、0.2wt%未満では十分な強度が得られず、0.7wt%を超えると溶体化処理後、時効処理を施してFeを析出させても接続管として必要な導電率が得られなくなるためである。
【0022】
SiはAl−Fe系化合物の析出を促進して強度、導電率、および熱間加工性を改善する。その含有量を0.2〜0.6wt%に規定する理由は、0.2wt%以下ではその効果が十分に得られず、0.6wt%を超えると溶体化処理後、時効処理を施してSiを析出させても接続管として必要な導電率が得られなくなるためである。
【0023】
Mgは強度向上に寄与する。その含有量を0.35〜1.2wt%に規定する理由は、0.35wt%未満ではその効果が十分に得られず、1.2wt%を超えると溶体化処理後の焼入れの際、或いは熱間加工時に割れが生じるためである。
【0024】
Cuは時効処理により化合物として析出し、強度向上に寄与する。その含有量を0.05〜0.4wt%に規定する理由は、0.05wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.4wt%を超えると導電率が著しく低下するためである。
【0025】
TiおよびVは鋳造組織を微細化し、製造加工性および接続時の圧縮加工性の改善に寄与する。また、時効処理時にAl−Zr系化合物の析出を促進する。その含有量を各0.003〜0.05wt%に規定する理由は、0.003wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.05wt%を超えて含有させてもその効果が飽和する上、導電率が著しく低下するためである。
【0026】
【実施例】
以下に本発明を実施例により詳細に説明する。
(実施例1)
表1に示す本発明請求項1に規定の組成の合金を溶解して金型に鋳造し、得られた鋳塊を熱間鍛造して図1に示す寸法形状の接続管(クランプ管)を製造した。
【0027】
(比較例1)
表1に示す請求項1の比較組成合金を用いた他は実施例1と同じ方法により図1に示す寸法形状の接続管(クランプ管)を製造した。
【0028】
実施例1および比較例1で製造した各々の接続管から種々試験片を切出して、強度、耐応力緩和特性、導電率を測定した。前記耐応力緩和特性は、試験片に5wt%の予歪みを付与したのち240℃で30分加熱し、これを引張試験して0.2%耐力T2 を求め、加熱前の0.2%耐力T1に対する強度残存率[(T1−T2)/T1]を算出して評価した。強度、導電率は常法により測定した。結果を表2に示す。
【0029】
【表1】
(注)単位:wt%。
【0030】
【表2】
(注)TS:引張強さ、YS:0.2%耐力。
【0031】
表2より明らかなように、本発明例のNo.1は、引張強さ145N/mm2 以上、0.2%耐力70N/mm2以上、伸び5%以上、240℃で30分加熱時の強度残存率が90%以上、導電率58%IACS以上を満足し、また比較例のNo.3(従来材のJISA1070相当材)に比べて、本発明例はいずれも引張強さと強度残存率が高く、導電率と伸びは同等レベルであった。このため、本発明例のNo.1は、製造加工性および接続時の圧縮加工性に問題がなく、また前記接続管に410mm2のACSRを圧縮接続し通電試験を行ったが異常発熱が起きず接続信頼性に優れるものであった。前記比較例のNo.3の強度残存率(耐応力緩和特性)が低いのはZrが少ないためである。比較例のNo.4はZrが多かったため鋳造割れが多発して製造できなかった。No.5はFeが多かったため、No.7はSiが多かったため、No.8はTiとVが多かったため、いずれも導電率が低下した。No.6はSiが少なかったため熱間加工性および導電率が低下した。このように比較例のNo.3、5、6、7、8は、引張強さ、0.2%耐力、伸び、強度残存率、導電率のいずれかが劣り、そのため通電試験で異常発熱が起きるか、製造加工性に劣るか、または接続時の圧縮加工で割れが生じた。
【0032】
(実施例2)
表3に示す本発明請求項2に規定の組成の合金を溶解して金型に鋳造し、得られた鋳塊を熱間鍛造して直線スリーブ形状に加工し、これに種々条件で熱処理(時効処理)を施して、図1に示す寸法形状の接続管(クランプ管)を製造した。
【0033】
(比較例2)
表3に示す請求項2の比較組成合金を用いた他は実施例2と同じ方法により図1に示す寸法形状の接続管を製造した。
【0034】
実施例2および比較例2で製造した各々の接続管から種々試験片を切出して、実施例1と同じ方法により、強度、応力緩和特性、導電率を測定した。結果を表4、5に示す。
【0035】
【表3】
(注)単位:wt%。
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】
表4、5より明らかなように、本発明例のNo.11、12は、いずれも、引張強さ145N/mm2以上、0.2%耐力70N/mm2以上、伸び5%以上、240℃で30分加熱時の強度残存率が90%以上、導電率58%IACS以上であった。また比較例のNo.15(従来材のJISA1070相当材)に比べて、いずれも導電率、引張強さ、強度残存率が高かった。このため、本発明例のNo.11、12は、いずれも、製造加工性および接続時の圧縮加工性が問題なく、また前記接続管に410mm2のACSRを圧縮接続し通電試験を行ったが異常発熱が起きず接続信頼性に優れるものであった。比較例のNo.16〜28は、引張強さ、0.2%耐力、伸び、強度残存率、導電率のいずれかが劣り、そのため通電試験で異常発熱が起きるか、製造加工性に劣るか、または接続時の圧縮加工で割れが生じるかした。
【0039】
(実施例3)
表6に示す本発明請求項3に規定の組成の合金を溶解して直線スリーブ形状の金型に鋳造し、凝固後表面をブラスト処理し、次いで種々条件で熱処理(溶体化処理→時効処理)を施して図1に示す寸法形状の接続管を製造した。
【0043】
(比較例3)
表6に示す請求項3の比較組成合金を用いた他は実施例3と同じ方法により図1に示す寸法形状の接続管を製造した。
【0041】
実施例3および比較例3で製造した各々の接続管から種々試験片を切出して、実施例1と同じ方法により、強度、応力緩和特性、導電率を測定した。結果を表7、8に示す。
【0042】
【表6】
(注)単位:wt%。
【0043】
【表7】
【0044】
【表8】
(注)合金No.u、zzは鋳造割れが生じたので、その後の加工を中止した。
【0045】
表7、8より明らかなように、本発明例のNo.31、32は、いずれも、引張強さ145N/mm2以上、0.2%耐力70N/mm2以上、伸び5%以上、240℃加熱時の強度残存率が90%以上、導電率58%IACS以上であった。また比較例のNo.43(従来材のJISA6063相当材)に比べて、本発明例のNo.31、32はいずれも導電率、引張強さ、強度残存率が高かった。このため、本発明例のNo.31、32は、いずれも、製造加工性および接続時の圧縮加工性も問題がなく、また前記接続管に410mm2のACSRを圧縮接続して通電試験を行ったが、異常発熱が起きず接続信頼性に優れるものであった。比較例のNo.35〜42、44〜50は、引張強さ、0.2%耐力、伸び、強度残存率、導電率のいずれかが劣り、そのため通電試験で異常発熱が起きるか、製造加工性に劣るか、または接続時の圧縮加工で割れが生じるかした。
【0046】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明の圧縮接続管は引張強さ、0.2%耐力、伸び、240℃加熱時の強度残存率、導電率などの特性のバランスが良く、そのため、圧縮接続管に要求される製造加工性、圧縮成形性、接続信頼性などの諸特性に優れる。また複合材製の接続管に比べて安価である。依って、工業上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルミニウム合金製架空線圧縮接続管の説明図である。
Claims (3)
- Zrを0.01〜0.04wt%、Feを0.05〜0.2wt%、Siを0.05〜0.2wt%含有し、さらにTi、Vの群から選ばれる少なくとも1種を合計で0.003〜0.05wt%含有し、残部がAlと不可避不純物からなることを特徴とするアルミニウム合金製架空線圧縮接続管。
- Zrを0.01〜0.04wt%、Feを0.05〜0.7wt%、Siを0.05〜0.6wt%含有し、Be、Sr、Mgの群から選ばれる少なくとも1種を合計で0.001〜0.1wt%含有し、さらにTi、Vの群から選ばれる少なくとも1種を合計で0.003〜0.05wt%含有し、残部がAlと不可避不純物からなるアルミニウム合金製架空線圧縮接続管であって、前記接続管は350〜420℃で4〜72hr時効処理されていることを特徴とするアルミニウム合金製架空線圧縮接続管。
- Zrを0.01〜0.04wt%、Feを0.2〜0.7wt%、Siを0.2〜0.6wt%、Mgを0.35〜1.2wt%、Cuを0.05〜0.4wt%含有し、さらにTi、Vの群から選ばれる少なくとも1種を合計で0.003〜0.05wt%含有し、残部がAlと不可避不純物からなるアルミニウム合金製架空線圧縮接続管であって、前記接続管は515〜550℃で溶体化処理され、次いで150〜250℃で4〜36hr時効処理されていることを特徴とするアルミニウム合金製架空線圧縮接続管。
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