JP4043435B2 - 熱交換器用フィンの製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は熱交換器用フィンの製造装置に関し、更に詳細には開閉自在に設けられた上型と下型とが型閉じする際に、前記下型に設けられた先端部にしごき部が形成されたパンチと、前記上型に設けられたダイとによって、金属製のプレートに穿設された穿設孔の周縁に突出加工で形成された突出片をしごき加工し、所定高さのカラーに成形する熱交換器用フィンの製造装置に関する。
ルームクーラ等の熱交換器の熱交換部は、方形の金属製のプレート、例えばアルミウム板に複数個の所定高さのカラー付透孔を点設して構成されている。
かかるフィンの複数枚が各フィンのカラー付透孔の各々を合致させて重合され、こられの透孔にわたって銅等の熱伝導度の高い金属から成る導管が挿入されて一体化されている。
この様な熱交換器用フィンの製造方法には、図4に示す製造方法が採用されている。図4に示す製造方法では、金属製のプレート100(以下、単にプレート100と称することがある)に穿設加工及び突出加工(バーリング加工)を施し、突出片102によって周縁が囲まれる穿設孔101を形成する[図4(a)の工程]。
次いで、穿設孔101の開口径を拡径しつつ突出片102をしごき、所定高さのカラー104とするしごき加工(アイアニング加工)を施す[図4(b)の工程]。
更に、所定高さのカラー104は、その先端部が折り曲げられて鍔105が形成される[図4(c)の工程]。
かかる図4に示す熱交換器用フィンの製造方法のうち、アイアニング加工には、下記特許文献1に提案されているダイとパンチとを用いることができる。このダイとパンチとを図5に示す。
図5は、可動型としての上型が降下し、固定型としての下型を構成する、バネ等の付勢部材(図示せず)によって上型方向に付勢されているストリッパープレート12に当接した状態を示す。
かかる下型を構成するストリッパープレート12と、上型に設けられたダイ20との間には、穿設孔101の周縁を囲む突出片102が形成されたプレート100が挟持されており、プレート100に形成された突出片102はダイ20内に挿入される。
このプレート100に形成された穿設孔101の下方には、下型の固定部材に下端部が固定されたパンチ10の先端部がストリッパープレート12の孔内に挿入されている。
特開平4−81232号公報(第1図、第2図)
かかるパンチ10の先端部は、ストリッパープレート12が上型の降下に伴って下方に押圧されると、ストリッパープレート12の孔から突出して、上型のダイ20の内方に進入し、プレート100に形成された突出片102にアイアニング加工を施す。
突出片102にアイアニング加工を施すパンチ10の先端部には、最先端部にパンチ10を案内するガイド部14が形成され、ガイド部14の底部近傍には、ダイ20の内方に挿入されたプレート100に形成された突出片102の内壁面に当接してしごき加工を施すしごき部16が形成されている。
更に、パンチ10のしごき部16の下方には、パンチ10のしごき部16が突出片102の先端を越えてダイ20の内方進入したとき、突出片102の内側面の実質的全面と接触する外壁面が、先端方向に縮径するテーパ面18に形成されている。
また、かかるテーパ面18が形成されたパンチ10(以下、テーパパンチ10と称することがある)の先端部が挿入されるダイ20は、内壁面がテーパパンチ10の先端部の進入方向に縮径するテーパ面22に形成されているテーパダイ(以下、テーパダイ20と称することがある)である。このテーパダイ20のテーパ面22は、テーパパンチ10の先端部がテーパダイ20の内方に進入したとき、テーパパンチ10のテーパ面18との間の距離が次第に短縮され、両テーパ面間に挟み込んだ突出片102を圧縮して延展(圧延加工)するものである。
図5に示すテーパパンチ10とテーパダイ20とによれば、プレート100の突出片102に対し、テーパパンチ10のしごき部16によるしごき加工と、テーパパンチ10のテーパ面18とテーパダイ20のテーパ面22とによる圧延加工とを併用でき、しごき加工のみの場合と比較して、カラー104の高さを高くできる。
また、図6に示す様に、テーパパンチ10の先端部のテーパダイ20の内方への進入量を変更することによって、カラー104の高さを変更することもできる。
ところで、従来の熱交換器用フィンの製造装置では、図7に示す様に、下型ダイセット30に装着された下型Aを構成する載置板32に後端面が載置されたテーパパンチ10は、固定板34,36によって下型Aに固着されている。このため、テーパパンチ10の先端部のテーパダイ20の内方への進入量を変更すべく、固定板36から突出するテーパパンチ10の先端部の突出長を変更するには、長さの異なるテーパパンチ10に交換すること或いはテーパパンチ10の底面側にスペーサを挿入することが必要である。
しかし、テーパパンチ10の交換やスペーサの挿入は、固定板36との間に設けられたバネ38によって、上型ダイセット40に装着された上型Bの方向に付勢されたストリッパープレート12等を取外してから行なうことを要し、装置を長時間停止することを必要とし、テーパパンチ10の交換等を度々行なうことは装置の可動率を低下させる。
このため、通常、カラー104の高さを変更する場合には、テーパパンチ10に比較して交換作業が容易である上型Bに装着されたテーパダイ20を、内径の異なるテーパダイ20に交換することが行なわれていた。
テーパパンチ10の先端部が進入するテーパダイ20の内径が異なると、テーパパンチ10のテーパ面18とテーパダイ20のテーパ面との間の間隔幅を変更でき、圧延加工の程度を変更できるため、カラー104の高さを調整できるからである。
しかし、上型Bにも、上型ダイセット40に固着された固体板44,46に、テーパダイ20が装着されているダイ固定板42が固着されており、上型ダイセット40及び固体板44,46を貫通する貫通孔48内に挿入されたバネ52によって下型A方向に付勢されたノックアウト50がテーパダイ20内に挿入されている。このノックアウト50は、下型Aと上型Bとの型開の際に、テーパダイ20内でしごき加工等が施されたカラー104をテーパダイ20から押し出すものである。
したがって、テーパダイ20の交換作業も、上型Bからダイ20が装着されているダイ固定板42を、テーパダイ20に挿入されているノックアウト50から抜き出しつつ、固定板44,46から取外した後、別のテーパダイ20が装着されているダイ固定板42を、ノックアウト50をテーパダイ20内に挿入しつつ装着することが必要であるため、短時間で交換作業を完了することは困難である。
一方、近年、熱交換器用フィンの製造装置に対しも、多品種少量生産への対応が要請され、短時間でカラー104の高さを調整可能とすることが要求されつつある。
そこで、本発明の課題は、金属製のプレートに穿設された穿設孔の周縁に突出加工で形成された突出片にしごき加工等を施し、所定高さのカラーに成形する際に、パンチ等の部品を交換することなくカラーの高さを容易に変更し得る熱交換器用フィンの製造装置を提供することにある。、
本発明者は、前記課題の解決には、図7に示すテーパパンチ10を、下型Aに装着した状態で上下動可能とすることが有効であると考え検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、開閉自在に設けられた上型と下型とが型閉じする際に、前記下型に設けられた先端部にしごき部が形成されている中実状のパンチと、前記上型に設けられたダイとによって、金属製のプレートに穿設された穿設孔の周縁に突出加工で形成された突出片にしごき加工を施し、所定高さのカラーに成形する熱交換器用フィンの製造装置において、前記パンチが、先端側よりも大径に形成された後端部を具備し、前記上型と下型とが型閉じする際に、前記しごき部が突出片の先端を越えてダイの内方に進入したとき、前記突出片の内側面の実質的全面と接触する外壁面が、先端方向に縮径するテーパ面に形成されているパンチであり、前記ダイが、前記パンチの先端部の進入に伴って、前記パンチのテーパ面との間の距離が次第に短縮され、前記パンチのテーパ面との間に挟み込んだ前記突出片を圧縮して延展できるように、内壁面が前記パンチの先端部の進入方向に縮径するテーパ面に形成されたダイであって、前記下型には、前記上型と下型との型閉じが終了したとき、前記ダイの内方に進入するパンチの先端部の進入量が調整できるように、前記パンチの後端部の後端面が当接し、前記パンチの先端を上下方向に昇降する昇降手段が設けられ、且つ前記上型には、前記ダイ内に進入したパンチの先端面と当接するノックアウトを、しごき加工が施された突出片をダイから押し出すように、前記パンチのダイへの進入方向に対して反対方向に付勢する付勢部材が設けられており、前記付勢部材の付勢力が、前記昇降手段によって先端部の進入量が調整されたパンチの後端部の先端面と下型の構成部材との間に空隙が形成されても、前記上型と下型とを型開きする際に、前記パンチの後端部の後端面が前記昇降手段との当接面から離れないように、前記ノックアウトがパンチの先端面を押圧し得る付勢力に調整されていることを特徴とする熱交換器用フィンの製造装置にある。
かかる本発明において、昇降手段として、下型の平坦面に沿って移動可能に設けられ、前記移動方向に対して傾斜する傾斜面が形成された第1移動部材と、前記第1移動部材の下型の平坦面に沿っての移動に伴って上下方向に昇降するように、前記第1移動部材の傾斜面に摺接する傾斜面が形成された第2移動部材とから構成され、前記第2移動部材の平坦面にパンチの後端面が載置されている昇降手段を用いることによって、パンチの昇降を容易に行なうことができる。
更に、昇降手段には、下型の基準面から突出するパンチの先端部の突出量を表示する表示装置を設けることによって、上型と下型との型閉じが終了したとき、ダイの内方に進入するパンチの先端部の進入量を予め知ることができる。
また、パンチを構成する後端部の後端面の周縁部に面取りを施すことによって、パンチの後端部に衝撃を受けても破損されることを防止できる。
本発明では、上型と下型とが型閉じする際に、しごき部が金属製のプレートに形成された突出片にしごき加工を施して、その先端を越えてダイの内方に進入したとき、この突出片の内側面の実質的全面と接触する外壁面が、先端方向に縮径するテーパ面に形成されているパンチ(以下、テーパパンチと称することがある)と、このテーパパンチの先端部の進入に伴って、テーパパンチのテーパ面との間の距離が次第に短縮され、テーパパンチのテーパ面との間に挟み込んだ突出片を圧縮して延展できるように、内壁面がテーパパンチの先端部の進入方向に縮径するテーパ面に形成されたダイ(以下、テーパダイと称することがある)とを用いることによって、プレートの突出片にしごき加工と圧延加工とを施すことができ、しごき加工のみの場合と比較して高いカラーを形成できる。
しかも、本発明では、テーパパンチが設けられた下型には、テーパパンチの先端を上下方向に昇降する昇降手段が設けられているため、上型と下型との型閉じが終了したとき、テーパダイの内方に進入するテーパパンチの先端部の進入量を調整でき、金属製のプレートに形成した突出片に施す圧延加工の程度を容易に調整できる。
更に、昇降手段によって先端部の進入量が調整されたパンチの後端部の上端面と下型の構成部材との間に空隙が形成されても、上型と下型とを型開きする際に、テーパパンチの後端部の後端面が昇降手段との当接面から離れないように、ノックアウトがテーパパンチの先端面を押圧し得る付勢力に調整されているため、型と共にテーパパンチが上昇する事態を防止でき、テーパパンチの後端面の周縁部が破損することを防止できる。
その結果、金属製のプレートの材質や厚さ等が変更された場合、或いは形成するカラー高さが変更された場合であっても、テーパパンチの破損を防止しつつ容易に対応でき、熱交換器用フィンの製造装置に対し、形成できるカラー高さの幅を拡大できる。
本発明において用いるパンチ及びダイとしては、図5及び図6に示すテーパパンチ10及びテーパダイ20を用いることができる。
かかるテーパパンチ10及びテーパダイ20は、テーパパンチ10のテーパ面18の最小外径d、テーパダイ20のテーパ面22の最大内径D、及び金属製のプレート100(以下、単にプレート100と称することがある)に形成した突出片102の厚さtの関係が(D−d)/2≧tを満足するものである。
更に、テーパパンチ10及びテーパダイ20は、テーパパンチ10の先端部がテーパダイ20内に進入したとき、テーパダイ20のテーパ面22の最大内径D、テーパパンチ10のテーパ面18の最大外径φ、及びプレート100の突出片102の厚さtの関係が(D−φ)/2<tを満足するものである。
また、テーパパンチ10のテーパ面18の傾斜角θとテーパダイ20のテーパ面22の傾斜角θ′とは互いに等しく、1〜4°(1〜3°、特に1.5〜2°が好ましい)である。
かかるテーパパンチ10は、図1に示す様に、下型ダイセット30に載置された固定板34,36、及び固定板36との間に設けられた付勢部材としてのバネ38によって上型方向に付勢されたストリッパープレート12とから成る下型Aに装着されている。
図1に示す下型Aには、テーパパンチ10を昇降可能とする昇降手段54が設けられている。
この昇降手段54は、下型ダイセット30に形成された溝部33の底面である平坦面に沿って移動可能に設けられ、この移動方向に対して傾斜する傾斜面55aが形成された複数個の第1移動部材54a,54a・・が直列的に接続されていると共に、複数個の第1移動部材54a,54a・・の各々の傾斜面55aに摺接する傾斜面55bが形成された複数個の第2移動部材54b,54b・・が直列的に接続されている。この複数個の第2移動部材54b,54b・・の下型ダイセット30の平坦面に沿った移動は、最側端側に配設された第2移動部材54bの端面に固定板34に固定されたピン56の側面が当接して阻止される。
更に、第1移動部材54a,54a・・の最側端側に配設された第1移動部材54aには、ネジ部材58の一端部が螺着されており、ネジ部材58の他端部60を回動することによって、第1移動部材54a,54a・・の全体を下型ダイセット30の平坦面に沿って移動できる。
かかる第1移動部材54a,54a・・を下型ダイセット30の平坦面に沿って移動すると、第1移動部材54a,54a・・の各傾斜面55aと対応する傾斜面55bが摺接する第2移動部材54b,54b・・は、第1移動部材54a,54a・・の移動に伴って上下方向に昇降できる。このため、第2移動部材54b,54b・・の各平坦面にテーパパンチ10の後端面を載置しておくことによって、第1移動部材54a,54a・・を下型ダイセット30の平坦面に沿って移動することにより、第2移動部材54b,54b・・の各平坦面に搭載されたテーパパンチ10を昇降できる。
かかるネジ部材58の回転方向及び回転数に基づいて、第1移動部材54a,54a・・の下型ダイセット30の平坦面に沿っての移動距離及びこの第1移動部材54a,54a・・の移動距離に基づく第2移動部材54b,54b・・の各平坦面の昇降距離を算出できる。
このため、ネジ部材58の回転方向及び回転数に基づいて、第2移動部材54b,54b・・の各平坦面の昇降距離、すなわちテーパパンチ10の先端の昇降距離を予測でき、下型Aの基準面、例えば固定板36から突出するテーパパンチ10の先端部の突出量を予測できる。かかる予測値を表示する表示装置62を設けることによって、固定板36から突出するテーパパンチ10の先端部の突出量を容易に調整できる。
図1に示す下型Aは、図7に示す上型Bと一対になって使用される。図3には、図1に示す下型Aと上型Bとを型閉した状態を示す。
この下型Aと上型Bとを型閉する際に、図6に示す様に、しごき部16がプレート100に形成した突出片102にしごき加工を施して、突出片102の先端を越える場合であっても、突出片102には、テーパパンチ10のテーパ面18とダイ20のテーパ面22とによって、圧延加工を施すことができる。
ここで、下型Aと上型Bとの型閉が完了した際に、テーパパンチ10の先端部とテーパダイ20とによって突出片102にしごき加工と圧延加工とを施し、高さh1で且つ厚さt1のカラー104を得ることができた。
次に、図1に示すネジ部材58を所定回転方向に所定数回転し、図1に示す固定板36からのテーパパンチ10の突出量を、高さh1で且つ厚さt1のカラー104を得た場合よりも増加した。この状態で下型Aと上型Bとの型閉を完了すると、テーパパンチ10の先端部がテーパダイ20の内方に進入する進入量は増加し、得られたカラー104の高さh2及び厚さt2が、h2>h1で且つt2<t1となるものであった。
この様に、図1に示す下型Aを用いることによって、下型Aと上型Bとの型閉を完了した際に、テーパパンチ10の先端部がテーパダイ20の内方に進入する進入量を簡単に調整できる。このため、形成するカラー104の高さを変更する際には、熱交換器用フィンの製造装置の停止時間を可及的に短時間にでき、装置の可動効率の向上を図ることができる。
ところで、図1及び図3に示す下型Aでは、テーパパンチ10は、第2移動部材54bの各水平面に載置されているため、第2移動部材54bの昇降程度によれば、図1及び図3に示す様に、テーパパンチ10の後端部10aの先端面と固定板36の裏面との間に、空隙64が形成される。
かかる空隙64が存在すると、型閉した下型Aと上型Bとが型開する際に、上型Bの上昇に伴ってテーパパンチ10も上型Bに伴って上昇を開始する。テーパダイ20内でテーパパンチ10の先端部によってしごき加工と圧延加工とが施されて形成されたカラー104に、テーパパンチ10の先端部が嵌合状態となっているからである。
上型Bに伴って上昇を開始したテーパパンチ10は、その後端部10aの先端面が固定板36の裏面と当接し、カラー104とテーパパンチ10の先端部との嵌合状態が解除され、第2移動部材54bの水平面に落下する。落下したテーパパンチ10は、その後端部10aの後端面が第2移動部材54bの水平面に衝突する。
かかる衝突に因る衝撃によって、テーパパンチ10を構成する後端部10aの後端面、特に後端面の周縁部が破損することがあり、破片が後端部10aと第2移動部材54bの水平面との間に入り込みテーパパンチ10の先端の位置が当初設定時と異なるおそれがある。
かかるテーパパンチ10の破損を防止すべく、衝撃を受けた際に、最も応力が加えられる部分、すなわちテーパパンチ10を構成する後端部10aの後端面の周縁部に面取りを施すことが好ましい。
更に、上型ダイセット40及び固体板44,46を貫通する貫通孔48内に挿入されたバネ52によって下型A方向に付勢されたノックアウト50がテーパダイ20内に挿入されている。このノックアウト50は、下型Aと上型Bとの型開の際に、テーパダイ20内でしごき加工等が施されたカラー104をテーパダイ20から押し出すものであるが、図3に示す様に、テーパパンチ10の先端面に当接している。
このため、付勢部材としてのバネ52を、下型Aと上型Bとを型開きする際にノックアウト50に当接するテーパパンチ10の先端面を、テーパパンチ10を形成する後端部10aの後端面が第2移動部材54bの水平面離れないように押圧し得る付勢力に調整することによっても、テーパパンチ10の落下に因る破損を防止できる。
本発明に係る製造装置を構成する下型の一例を説明するための部分断面図である。 図1に示す下型に設けられた昇降手段に具備する表示装置の一例を説明するための部分正面図である。 図1に示す下型を組み込んだ製造装置を説明するための部分断面図である。 熱交換器用フィンのカラー付透孔を製造する製造方法を説明する工程図である。 テーパパンチ及びテーパダイを説明する部分断面図である。 図5に示すテーパパンチ及びテーパダイの作用効果を説明する説明図である。 図5に示すテーパパンチ及びテーパダイを組み込んだ従来の製造装置を説明するための部分断面図である。
符号の説明
10 パンチ(テーパパンチ)
10a テーパパンチ10の後端部
12 ストリッパープレート
14 ガイド部
16 しごき部
18 テーパパンチ10のテーパ面
20 ダイ(テーパダイ)
22 テーパダイ20のテーパ面
30 下型ダイセット
33 溝部
34,36,44,46 固定板
38,52 バネ
40 上型ダイセット
42 ダイ固定板
48 貫通孔
50 ノックアウト
54a 第1移動部材
54b 第2移動部材
54 昇降手段
55a,55b 傾斜面
56 ピン
58 ネジ部材
62 表示装置
64 空隙
100 金属製のプレート
101 穿設孔
102 突出片
104 カラー
A 下型
B 上型
D 最大内径
d 最小外径
θ 傾斜角
φ 最大外径

Claims (4)

  1. 開閉自在に設けられた上型と下型とが型閉じする際に、前記下型に設けられた先端部にしごき部が形成されている中実状のパンチと、前記上型に設けられたダイとによって、金属製のプレートに穿設された穿設孔の周縁に突出加工で形成された突出片にしごき加工を施し、所定高さのカラーに成形する熱交換器用フィンの製造装置において、
    前記パンチが、先端側よりも大径に形成された後端部を具備し、前記上型と下型とが型閉じする際に、前記しごき部が突出片の先端を越えてダイの内方に進入したとき、前記突出片の内側面の実質的全面と接触する外壁面が、先端方向に縮径するテーパ面に形成されているパンチであり、
    前記ダイが、前記パンチの先端部の進入に伴って、前記パンチのテーパ面との間の距離が次第に短縮され、前記パンチのテーパ面との間に挟み込んだ前記突出片を圧縮して延展できるように、内壁面が前記パンチの先端部の進入方向に縮径するテーパ面に形成されたダイであって、
    前記下型には、前記上型と下型との型閉じが終了したとき、前記ダイの内方に進入するパンチの先端部の進入量が調整できるように、前記パンチの後端部の後端面が当接し、前記パンチの先端を上下方向に昇降する昇降手段が設けられ、
    且つ前記上型には、前記ダイ内に進入したパンチの先端面と当接するノックアウトを、しごき加工が施された突出片をダイから押し出すように、前記パンチのダイへの進入方向に対して反対方向に付勢する付勢部材が設けられており、
    前記付勢部材の付勢力が、前記昇降手段によって先端部の進入量が調整されたパンチの後端部の先端面と下型の構成部材との間に空隙が形成されても、前記上型と下型とを型開きする際に、前記パンチの後端部の後端面が前記昇降手段との当接面から離れないように、前記ノックアウトがパンチの先端面を押圧し得る付勢力に調整されていることを特徴とする熱交換器用フィンの製造装置。
  2. 昇降手段が、下型の平坦面に沿って移動可能に設けられ、前記移動方向に対して傾斜する傾斜面が形成された第1移動部材と、前記第1移動部材の下型の平坦面に沿っての移動に伴って上下方向に昇降するように、前記第1移動部材の傾斜面に摺接する傾斜面が形成された第2移動部材とから構成され、
    前記第2移動部材の平坦面にパンチの後端面が載置されている請求項1記載の熱交換器用フィンの製造装置。
  3. 昇降手段には、下型の基準面から突出するパンチの先端部の突出量を表示する表示装置が設けられている請求項1又は請求項2記載の熱交換器用フィンの製造装置。
  4. パンチを構成する後端部の後端面の周縁部に面取りが施されている請求項1〜3のいずれか一項記載の熱交換器用フィンの製造装置。
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