JP4042902B2 - ダミープレートの製造のための増粘剤を含むコーティング組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非光感受性コーティング組成物、オフセット印刷版、及び非光感受性コーティングを含むオフセット印刷のためのダミープレート、及びそのような印刷版及びダミープレートを製造するための方法に関する。特に、本発明は、増粘剤を含む非光感受性コーティング組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
新聞の印刷においては、印刷されるウェブへ全くインキを転写してはならない箇所のシリンダーの該当部分に、非印刷版が載せられる。これらの非印刷プレートは「ダミープレート」と呼ばれる。そのようなダミープレートは、多色印刷の場合にも用いられる。ダミープレートは、インキ受容領域を有していない印刷版である。ダミープレートは、シリンダーの全幅に亘って適用された湿し水を、ウェブに転写するが、インキを受け取ってはならない。
【0003】
粗面化され、陽極酸化されたアルミニウムプレートは、一般的にダミープレートとして用いられる。しかしながら、そのようなプレートは、指紋や埃などの他の外部の影響を非常に受けやすい。指紋は、インキ受容性領域を生じさせ、これにより印刷機が汚れる。さらに、そのようなダミープレートの親水性は、使用の間に減少して、再度インキ受容性領域を生じさせ、これによりまた汚れる。したがって、ダミープレートは、保護のためのゴム溶液で処理されることが好ましい。
【0004】
コーティングされたダミープレートは、例えば、EP−A−0894642に開示されており、非光感受性水溶性保護層が、pKaが
【化1】
Figure 0004042902
の値である、少なくとも一のOH−またはNH−酸性基を含む水溶性有機化合物を含み、かつ層の厚みは、支持体物質の平均の粗さより小さいものである。
【0005】
他のコーティングされたダミープレートは、EP−A−790530に記載されており、水溶性非光感受性層が、室温で少なくとも2g/lの水溶性を有する少なくとも一の有機ポリマーと、酸として反応する少なくとも一の無機化合物をを含むものである。
【0006】
しかしながら、これらの文献に記載されたコーティング組成物は、スロットコーターで基材に塗布することができず、コーターでしか塗布できないもので、これはコーターと基材が直接接触して、基材がコーティングの間に機械的に傷つくかもしれないという欠点を有する。
【0007】
DE−C−4201660では、オフセット印刷版のためのゴム化剤として有用な顆粒が開示されている、この顆粒の溶液は、スロットコーターにより基材に塗布することができるかもしれないが、得られたコーティングの特性は不十分なものである。
【0008】
スロットコーター技術は、例えばロールコーターに比べて有利な点があるために、コーティング組成物はスロットコーターにより塗布できることが望ましい。例えば、基材とコーターとが直接接触しないため、基材は、スロットコーターにより傷つく可能性がない。さらに、スロットコーター技術では、ロールコーターに比べて、より大きいウェブ速度を採用することができ、コーティングの厚さなどのコーティングのパラメーターの調整を、スロットコーターではより容易に行なうことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、優れた特性を有するコーティングをもたらし、すなわち、長手方向のコーティングの剥がれがなく、及びコーティングの厚さにむらがなく、他方で、ダミープレートのためのコーティングとして用いられるときに、巻き取りが迅速で、トーニングのない、非光感受性コーティング組成物のニーズが存在する。さらに、コーティングの間に、基材の機械的な損傷を避けるために、コーティング組成物のスロットコーターによる塗布が可能であることが必要である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
一の態様では、本発明は、リソグラフダミープレートを製造するためのスロットコーター用非光感受性コーティング組成物であって、
(a)前記コーティング組成物に対して0.2乃至20重量%の、デキストリン類、ポリビニルアルコール類及びポリビニルピロリドン類からなる群より選択される少なくとも一の水溶性皮膜形成ポリマー;
(b)前記コーティング組成物に対して0.02乃至0.2重量%の、キサンタンゴム及びヒドロキシエチルセルロースからなる群より選択されるチキソトロピー性を示す少なくとも一の高分子増粘剤;及び
(c)前記コーティング組成物に対して80乃至99.6重量%の、水及び水混和性有機溶媒から選択される溶媒;
を含み、ただし、前記コーティング組成物の固形含有量が全組成物の0.22乃至2重量%である、リソグラフダミープレートを製造するためのスロットコーター用非光感受性コーティング組成物に関する。
【0011】
他の態様では、本発明は、プレートプリカーサーの光感受性層上に、本発明のコーティング組成物を塗布することにより得ることができるオーバーコートを備えたオフセット印刷版プリカーサーに関する。
【0012】
さらに別の態様では、本発明は、基材上に、本発明のコーティング組成物を塗布することにより得ることができるコーティングを備えた、オフセット印刷のためのダミープレートに関する。
【0013】
さらに別の態様では、本発明は、本発明のコーティング組成物をスロットコーターにより塗布することを含む、印刷版プリカーサー又はダミープレートの製造方法に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明のリソグラフダミープレートを製造するためのスロットコーター用非光感受性コーティング組成物は、
(a)前記コーティング組成物に対して0.2乃至20重量%の、デキストリン類、ポリビニルアルコール類及びポリビニルピロリドン類からなる群より選択される少なくとも一の水溶性皮膜形成ポリマー;
(b)前記コーティング組成物に対して0.02乃至0.2重量%の、キサンタンゴム及びヒドロキシエチルセルロースからなる群より選択されるチキソトロピー性を示す少なくとも一の高分子増粘剤;及び
(c)前記コーティング組成物に対して80乃至99.6重量%の、水及び水混和性有機溶媒から選択される溶媒;
含み、ただし、前記コーティング組成物の固形含有量が全組成物の0.22乃至2重量%である。
【0016】
水溶性皮膜形成ポリマーは、デキストリン類、ポリビニルアルコール(PVA)類及びポリビニルピロリドン(PVP)類からなる群より選択される。ダミープレートのためには、デキストリンは特に好ましいが、オーバーコートのためには、PVAとPVPが最も好ましい。コーティング組成物中の水溶性皮膜形成ポリマーの量は、特に限定されず、ポリマーの分子重量と用いられるコーティング方法によって決められる。多くの場合、その量は、全コーティング組成物に対して約0.2乃至約20重量%の範囲内であり、より好ましくは、約0.2乃至約15重量%の範囲内である。スロットコーターで塗布するためには、約0.2乃至約1重量%の量が最も好ましいが、ロールコーターで塗布するためには、約5乃至約15重量%の量が、最も好ましい。
【0017】
高分子増粘剤は、キサンタンゴム及びヒドロキシエチルセルロースからなる群より選択される。好ましいものは、チキソトロピー性とともに擬似塑性の挙動を示すような増粘剤である。好ましい増粘剤は、キサンタンゴム及び高粘度ヒドロキシエチルセルロースであり、キサンタンゴムは最も好ましいものである。コーティング組成物中の増粘剤の量は、全組成物に対して、約0.02乃至約0.2重量%である。増粘剤の量は、好ましくは、ULアダプターを備えた20℃でのBrookfield,DV−IL−LVで測定した、中度の剪断応力でのコーティング組成物の粘度が、約2.5乃至約60mPa・sの範囲であり、好ましくは約5乃至約50mPa・sの範囲となる量である。
【0018】
本発明によれば、増粘剤としては高分子量であり、バインダーとしては低分子量である、ある種のポリマー(例えばPVA)を用いることが可能である。例えば、約15000乃至30000の分子量と、約3乃至約8mPa・sの粘度(Hopplerによって20℃で4%溶液で測定されたもの)を有するPVAは、バインダーとして有用である。約70000乃至100000の分子量と、約30乃至約55mPa・sの粘度(Hopplerによって20℃で4%溶液で測定されたもの)を有するPVAは、増粘剤として有用である。
【0019】
コーティング溶液は、水(好ましくは脱イオン水)、水に混和可能な有機溶媒(例えば低級アルコール類及びグリコール類)又はこれらの混合物を溶媒として含む。好ましい溶媒は、水、及び水と低級アルコール(イソプロパノール)の混合物である。しかしながら、溶媒の量は、制限されない。好適には、溶媒の量は、全組成物に対して、約80乃至約99.6重量%であり、より好ましくは約94乃至約99,5重量%である。
【0020】
コーティング組成物は、さらに、ゴム溶液に通常用いられる、少なくとも一の防腐剤、界面活性剤、染料、殺菌剤、金属イオン封鎖剤、消泡剤、腐食防止剤を含むことができる。好適な界面活性剤は、ドデシル硫酸ナトリウム、ドデシルスルホン酸ナトリウム、アルキルアミノカルボキシラート及びジカルボキシラートなどのアニオン性界面活性剤、テトラアルキルアンモニウム塩などのカチオン性界面活性剤、ポリエチレングリコール類などの非イオン性界面活性剤である。好適な防腐剤の例は、例えば、p−ヒドロキシ安息香酸エステル及び1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンである。有用な金属イオン封鎖剤は、例えば、ポリホスファート、Trilon(登録商標)(ドイツのBASFから市販されている)及びPolygonからのSequionである。硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム及びカルバミン酸アンモニウムが好適な腐食防止剤である。好適な消泡剤は、例えば、Agitan(登録商標)290(ドイツのMunzingから市販されている)、Silikon-Antischaum-Emulsion SE57(ドイツのWacker Chemieから市販されている)、Antimussol WLN(スイスのSandozから市販されている)である。
【0021】
上記に列挙された添加剤の量は、皮膜形成ポリマーと増粘剤の混合により得られる本発明の効果を損ねない限り、特に限定されない。防腐剤の量は、バインダーの全重量に対して、約0乃至約10重量%、好ましくは約0.1乃至2重量%である。界面活性剤の量は、バインダーの全重量に対して、約0乃至約10重量%、好ましくは約0.05乃至0.5重量%である。金属イオン封鎖剤の量は、バインダーの全重量に対して、約0乃至約5重量%、好ましくは約0.005乃至0.1重量%である。消泡剤の量は、バインダーの全重量に対して、約0乃至約1重量%、好ましくは約0.001乃至0.05重量%である。腐食防止剤の量は、バインダーの全重量に対して、約0乃至約5重量%、好ましくは約0.1乃至1重量%である。染料の量は、バインダーの全重量に対して、約0乃至約1重量%、好ましくは約0.005乃至0.05重量%である。
【0022】
本発明のコーティング組成物は、コーティングされたダミープレートの調製のために特に有用であるが、それは、皮膜形成ポリマーが好適に選択されるなら、すなわち、例えばポリビニルアルコールなら、O−バリアとして印刷版プリカーサーの光感受性層の上にオーバーコートを塗布するためにも用いることができる。
【0023】
本発明のダミープレートは、従来より印刷版に用いられている基材を備えている。好ましくは基材は、機械的に及び/又は電気化学的に砂目立てされたアルミニウム箔又はプレート、陽極酸化処理を受けた砂目立てされたアルミニウム、任意にアルミニウム箔に積層されたプラスチック箔からなる群より選択される。最も好ましくは、ダミープレートのための基材は、ある種の印刷方法に用いられる印刷版のための基材と同じであり、両方のプレートは、同じインキ−水バランスを示す。
【0024】
本発明のコーティング組成物は、当業者に周知の通常の手段で上記基材に塗布される。乾燥コーティング重量は、好ましくは、約0.10乃至約0.25g/m、より好ましくは約0.10乃至約0.15g/mである。ロールコーター、バーコーター、ワイヤ巻き取りロッドコーター、エアナイフコーターなどのあらゆる従来からのコーターを用いることができるが、基材にコーティング組成物を塗布するためにスロットコーターを用いることが好ましい。スロットコーターを用いるとき、塗布されるコーティング組成物の固形含有量は、全組成物に対して、好ましくは約0.2乃至約2重量%であり、より好ましくは約0.3乃至約1.0重量%である。スキージローラーを用いるコーターについては、コーティング組成物の固形含有量が、全組成物に対して、約5乃至約20重量%、より好ましくは約8乃至約12重量%であることが好ましい。
【0025】
本発明のコーティング組成物を、スロットコーターにより基材に塗布するとき、コーティングヘッドと、コーティングされる基材との間のギャップは、一定に保持され、好ましくは約100乃至約250μmである、基材の速度は、好ましくは約20乃至80m/分であり、より好ましくは約30乃至約60m/分である。コーティング重量は、ギャップと速度を変えることにより変化させることができる。
【0026】
コーティングされたダミープレートの調製について上述した方法と同様にして、印刷版プリカーサーの光感受性層へ本発明のコーティング組成物を塗布することができる。
【0027】
上記の手順で製造されたダミープレートは、低いチキソトロピー性を有するコーティング溶液を用いた従来の方法によって製造されたダミープレートでみられるような、長手方向のコーティングの剥がれや、模様のゆがみもなく、コーティング厚みのむらもない。いかなる理論にも拘束されないが、本発明者は、コーティング組成物は、剪断応力によりコーティングされる間に組成物の粘度が減少するために、用いた増粘剤のチキソトロピー特性のために均一に塗布することができると考えている。チキソトロピー性のために、得られたダミープレートは、泡や斑点の全くない優れた「コーティングの見栄え」を示す。これらの利点以外にも、本発明のダミープレートは、自動化された製造ラインにより経済的に製造することができ、指紋や埃に影響されず、粘着性の傾向もなく、長期保存してもずっと安定で、優れた親水性特性を示すものであり、したがって、トーニングに影響されない。印刷再開後、本発明のダミープレートは、速いロールアップを示す。
【0028】
ここで引用された全ての参考文献は、参照としてここにその全てが取り込まれる。
【0029】
以下の実施例は、本発明をより詳しく示すものであり、これにより本発明を限定するものではない。
【0030】
【実施例】
実施例1
1.コーティング組成物
ゴム溶液(保存溶液):
DE−C−4201660の実施例1の顆粒を以下の成分を用いて調製した。
529.0g デキストリン(ジャガイモデンプン)
105.8g ソルビトール
2.5g Marlophen(登録商標)1028N(ドイツ、Huls AGから市販されている界面活性剤)
0.6g Trilon(登録商標)B(EDTAの4ナトリウム塩;ドイツBASFから市販されている)
19.8g 尿素
0.1g Agitan(登録商標)290(ドイツ、Munzing Chemieから市販されている消泡剤)
7.9g Parmetol(登録商標)B70(ドイツ、Schulke & Mayer GmbHから市販されている防腐剤)
0.7g NaOH
得られた顆粒を脱塩水に溶解して、その20%溶液を得た。
【0031】
コーティング組成物1:
94.9重量%の脱イオン水、5.0重量%の上記で得られたゴム溶液、0.1重量%のKelzan(登録商標)D(キサンタンゴム、ドイツ、RitterhudeのLanger & Co.から市販されている)を攪拌しながら混合することにより、コーティング組成物を調製した。中度剪断応力での組成物の粘度を、Brookfield法(ULアダプターを備えたDV-II-LV)を用いて測定し、49.4mPa・s(20℃において)であった。rpmに対する組成物の粘度を図1に示す。
【0032】
コーティング組成物2
94.87重量%の脱イオン水、5.00重量%の上記で得られたゴム溶液、0.1重量%のKelzan(登録商標)D、及び0.03重量%の1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを攪拌しながら混合することにより、コーティング組成物を調製した。粘度を測定したところ、49.5mPa・s(20℃において)であった。
【0033】
コーティング組成物3
99.3重量%の脱イオン水、0.6重量%のEmdex(登録商標)30 AN45(ドイツ、Emlichheimの、Emsland-Starke GmbH,から市販されているデキストリン)、0.1重量%のKelzan(登録商標)Dを攪拌しながら混合することにより、コーティング組成物を調製した。粘度を測定したところ、48mPa・s(20℃において)であった。
【0034】
コーティング組成物4:
95.9重量%の脱イオン水、4.0重量%の上記で得られたゴム溶液、0.1重量%のRhodopol(登録商標)23(フランス、パリの、Rhone-Poulenc Industriesから市販されているキサンタンゴム)を攪拌しながら混合することにより、コーティング組成物を調製した。
【0035】
コーティング組成物5
この組成物は、下記の成分を混合することにより調製した。
84.9重量% 脱イオン水
10.0重量% イソプロピルアルコール
5.0重量% 上記で得られたゴム溶液
0.1重量% Kelzan(登録商標)D

【0036】
比較コーティング組成物A及びB
コーティング組成物Aは、増粘剤が存在しない(95.0重量%の水+5.0重量%の上記ゴム溶液)点において、組成物1と異なる。粘度:2mPa・s(20℃において)。
コーティング組成物Bは、増粘剤が存在しない(94.97重量%の水+5.0重量%の上記ゴム溶液+0.03%の1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン)点において、組成物2と異なる。粘度:2mPa・s(20℃において)。
【0037】
2.ダミープレートの調製
リソグラフのアルミニウム基材(電気化学的に砂目立てされ、陽極酸化されたアルミニウム基材)を、市販のスロットコーターにより、32m/分のウェブ速度及び150μmのギャップにおいて、上記コーティング組成物のいずれかでコーティングした。得られた乾燥コーティング重量は0.15g/mであった。
【0038】
コーティング特性と印刷での挙動を下記の表1に要約する。
【0039】
【表1】
Figure 0004042902
【0040】
表1から明らかなように、本発明のコーティング組成物は、優れたコーティングの挙動を示した。コーティング組成物1乃至5で得られたダミープレートは、速いロールアップを示した。
【0041】
異なる時間で保存した後の印刷特性を、下記の表2に示す。
【0042】
【表2】
Figure 0004042902
【0043】
表2から明らかなように、本発明のダミープレートは、速いロールアップを示し、トーニングの問題がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 rpmに対する組成物の粘度を図1に示す。

Claims (9)

  1. リソグラフダミープレートを製造するためのスロットコーター用非光感受性コーティング組成物であって、
    (a)前記コーティング組成物に対して0.2乃至20重量%の、デキストリン類、ポリビニルアルコール類及びポリビニルピロリドン類からなる群より選択される少なくとも一の水溶性皮膜形成ポリマー;
    (b)前記コーティング組成物に対して0.02乃至0.2重量%の、キサンタンゴム及びヒドロキシエチルセルロースからなる群より選択されるチキソトロピー性を示す少なくとも一の高分子増粘剤;及び
    (c)前記コーティング組成物に対して80乃至99.6重量%の、水及び水混和性有機溶媒から選択される溶媒;
    含み、ただし、前記コーティング組成物の固形含有量が全組成物の0.22乃至2重量%である、リソグラフダミープレートを製造するためのスロットコーター用非光感受性コーティング組成物。
  2. 防腐剤、界面活性剤、金属イオン封鎖剤、消泡剤、腐食防止剤、染料及び殺菌剤からなる群より選択される、少なくとも一の添加剤をさらに含む請求項1記載のスロットコーター用非光感受性コーティング組成物。
  3. 基材の上に、請求項1または2に記載のスロットコーター用非光感受性コーティング組成物から形成されたコーティングを備えた、リソグラフダミープレート。
  4. 乾燥コーティング重量が、0.10乃至0.25g/m 2 である請求項3記載のリソグラフダミープレート。
  5. (a)基材を準備する工程、及び
    (b)請求項1または2に記載のスロットコーター用非光感受性コーティング組成物を、前記基材にスロットコーター手段によって塗布する工程、
    を含むリソグラフダミープレートの製造方法。
  6. 前記基材の速度が20乃至80m/分である請求項5記載の方法。
  7. 前記基材が、機械的に、及び/又は電気化学的に砂目立てされたアルミニウム箔である請求項5記載の方法。
  8. 砂目立てされたアルミニウム箔が、それをコーティングする前に、陽極酸化処理されたものである、請求項7記載の方法。
  9. 基材と、光感受性層と、前記光感受性層上のオーバーコートとを備え、前記オーバーコートは、請求項1または2に記載のスロットコーター用非光感受性コーティング組成物から形成されたものである、リソグラフ印刷版。
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