JP4039540B2 - ゴルフ練習器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフ練習器に関し、特に一連の打撃動作の繰り返しによってパッティングの反復打撃練習が行えるようにしたゴルフ練習器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のゴルフ練習器として、パターと連動して振り出される2個の並行に配置され、所定長さの軌条体構成部材の間の床面(芝面、地面等も含む)に載置したボールをヘッドで打撃し、ある距離だけ床面を転走させ、その後軌条体に沿って元の位置に戻してくるようにしたものがあリ、これらの一連の打撃動作の繰り返しによってパッティングの反復打撃練習が行えるようにしたものである。このボール打撃の際、振り出されたヘッドと連動して振り出された軌条体構成部材はボールの中心より下方側部をすり抜けることができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来のゴルフ練習器は、パターヘッドと連動して振り出される2個の軌条体構成部材を、床面上に載置した静止しているボールに接触しないように、ボールの中心より下方の側部をすり抜けさせてスイングする必要がある。そのため、下記▲1▼及び▲2▼の現象が発生する。
▲1▼スイングに伴い発生するヘッドの軌条体の幅方向の不可避の振れ
▲2▼練習者がスイングしたときのヘッド底部の描く円弧状軌跡の半径と軌条体のわん曲半径の差異により生じる軌条体の床面からの高さ変動
【0004】
上記▲1▼,▲2▼の点を考慮すると、前記2個の軌条体構成部材の間隔はボールの直径を越えない範囲でできるだけ広いほうがスイング動作の安定していない初心者でも容易に練習しうるという観点から望ましい。以下上記のことを図47を用いて説明する。
【0005】
図47は上記従来のゴルフ練習器を用いて練習者がスイングした場合の、床面に載置したボールと軌条体断面の位置関係を示す図である。図示するように、パターヘッドと連動して振り出される2個の軌条体構成部材3a、3aは床面30に載置されたボール6の直径寸法より小さい寸法L1だけ離間している。この2個の軌条体構成部材3a、3aの間の中央線とボール6の中心とを一致させた状態で且つ床面より微小な高さ寸法hになるようにパターを構えてスイングする場合、軌条体構成部材3a、3aのボール6に接触しないで許容される幅方向の最大振れ寸法はmである。
【0006】
ところが、上記のように軌条体のわん曲半径と練習者がスイングした場合のヘッドの円弧状軌跡の半径の差により、軌条体構成部材3a、3aの床面からの高さ寸法がh1に増加したとすると、この増加状態におけるボール6に接触しない範囲での軌条体構成部材3a、3aの最大振れ寸法はm1にまで激減し、僅かな振れで軌条体構成部材3a、3aがボール6に接触してしまいスイングが非常に難しくなる。このことから、上記のように2個の軌条体構成部材3aと3aの間隔はボール6の直径寸法を越えない範囲でできるだけ大きいほうが練習し易いということになる。
【0007】
しかしながら、上記のように2個の軌条体構成部材3a、3aの間隔を広くした場合は、初心者などにとってはラフな打撃練習は行えるものの、高度な技能を有する練習者にとってはパッティング動作の規範とされるボール6の中心を通る目標線に対してパターの打撃面を直角に向けたまま、ヘッド40の中心を前記目標線から逸脱させないようにスイングする、所謂直線ストロークの高度な管理が行えない欠点がある。
【0008】
例えば、直径42mmのゴルフボールに対し、厚さ2mmの軌条体構成部材3a、3aの間隔を40mmとした場合、軌条体中心がボール中心に一致した状態から軌条体がボール6に接触するまでの許容振れ量は、ボール中心から左右にそれぞれ10mmもの寸法(スイング誤差)が許容され、スイング誤差を少なくしながら打撃練習をしようとしても、上記従来のゴルフ練習器では行うことができない。
【0009】
上記従来のゴルフ練習器で小さいスイング誤差(軌条体の振れ)を検知しようとすれば軌条体の間隔を狭くして、スイング途上における軌条体構成部材3a、3aの内側縁がボール6に接触するのを検知するしか術がなく、このように僅かな軌条体の振れによって軌条体構成部材3a、3aがボール6に接触するようにその間隔を狭くするとストローク誤差の大きい初心者には使用できないばかりか、軌条体上に乗り上げた場合のボール6への制動力が低下し、軌条体先端のストッパーへの衝突によりパターに大きな衝撃が伝わる等の不具合が生じる。
【0010】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、軌条体の間隔をできるだけ広くして、スイングの不安定な初心者から高い技能を備えた者までが簡単に打撃練習を繰り返すことができ、必要に応じてヘッドのスイートスポットを目標線上(ボール中心が通る線)から逸脱させないようにする高精度のスイングが習得できるゴルフ練習器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、所定寸法離間して略並行に配置された2個の軌条体構成部材を有する軌条体と、該軌条体をパターのヘッドの打撃面に対してその長手方向が略直角となるようにパターに取り付け得るように構成された取付け手段とを具備し、軌条体構成部材はその離間寸法がボールの直径より小さく且つ軌条体に該ボールを載せた場合、該ボール底部が該軌条体底部より下方に突出する寸法としたゴルフ練習器において、取付け手段で軌条体を前記パターに取り付けた状態で該パターのヘッドの打撃面より前方の所定位置に、2個の軌条体構成部材の間の床面に静止するボールに対する該軌条体構成部材の幅方向の振れを検知する検知手段を設け、検知手段は軌条体の長手方向中心線に略対称な位置に設けられた検知部材を具備し、検知部材には該検知部材の軌条体幅方向の間隔を調整することができる調整手段が設けられていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項2に記載の発明は請求項1に記載のゴルフ練習器において、軌条体はパターに取付け手段で取り付けた状態で、該取付け手段に対して所定範囲で上下に傾動し得るように構成されていることを特徴とする。
【0014】
上記のように検知機構を具備したゴルフ練習器は、軌条体をパターに取り付けて打撃練習を行うに際し、床面に静止したボールに対する軌条体の幅方向の振れが、予め設定した検知機構の設定値以下の場合は検知部材がボールに接触することなくスイングできて打撃練習が行なえるものの、軌条体の幅方向の振れが検知機構の設定値以上の場合は検知部材がボールに接触してスイングすることができないので、通常は視認することのできない打撃目標線に対するヘッドの幅方向振れをスイング途上に簡単に確認することができる。従って、練習者は知らず知らずのあいだに極めて高精度のスイングを習得することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態例〕
図1〜図10は本発明の第1実施形態例であるゴルフ練習器を示す図である。図1は右利き練習者が所持する通常のパターヘッド40に本発明のゴルフ練習器を装着し前方(x方向)へ打撃するべく構えた状態を示す側面図、図2は平面図、図3は図1のA−A断面図、図4は図1のB−B断面図、図5は図2のC部を示す分解組立て斜視図、図6は図1のD−D断面図、図7は検知機構の分解組立て斜視図、図8、図9は検知機構の作動図、図10は第1実施形態例のゴルフ練習器の作動図である。
【0016】
本ゴルフ練習器は、図1及び図2に示すように通常のパター23のヘッド40に取り付けることのできる基板1と、該基板1に傾動機構2を介して連結された軌条体3と、軌条体3の途上に設けられた検知機構4及び軌条体3の先端に設けられたストッパー部材5より成る。軌条体構成部材3a、3aの上面には後に述べる練習時にテークバック寸法を読み取ることができるテークバック読み取り目盛り31が設けられている。
【0017】
軌条体3は後方から前方(x方向)に向かって略平行に伸びた2個の軌条体構成部材3a、3aで構成され、軌条体3は凹状にわん曲している。このわん曲半径は、多くの練習者がスイングした場合にパター23のヘッド40の底部が描く円弧状軌跡Sの半径より適量大きい寸法に形成されている。
【0018】
2個の軌条体構成部材3a、3aはボール6の直径寸法より適量小さい間隔で配置され、軌条体3上にボールをのせた場合、図3に示すようにボール6の底部が軌条体3の底部から下方に向けて寸法aだけ突出するように構成される。また、2個の軌条体構成部材3a、3aはその前端部において、ストッパー部材5により一体的に連結されている。
【0019】
軌条体3の後部には、前方が二股状に開き、底面が前記円弧状軌道Sと略等しい半径でわん曲した板状の基板1が配置され、該基板1の前端両側部にパターのヘッド40の打撃面を宛てがうための打撃面当接体7、7が立設されている。この2個の打撃面当接体7、7は平面的に見て軌条体3の中心線と略直角をなすz方向に一直線に配置される。
【0020】
打撃面当接体7、7の両外側部にはz方向のヒンジピン孔を有するヒンジピン取付部材8、8aが一体的に設けられている。一方、2個の軌条体構成部材3a、3aの後方には前記と同様にz方向のヒンジピン孔を有するヒンジ取付部材9、9aが立設され、軌条体3の中心線に対し同じ側にあるヒンジピン取付部材8、9及び8a、9aのヒンジピン孔には片端にネジ部を有する頭付きヒンジピン10、10が遊嵌され、片端にはナット11が適度に緩く螺入され、接着剤などにより固着されている。
【0021】
上記のようにヒンジピン10、10を介して基板1と軌条体3を連結した状態で、ヒンジピン取付部材9、9aより後部の軌条体構成部材3a、3aは基板1の底部に略平行に接している。軌条体3はヒンジピン10、10を軸として、基板1に対して、図1の実線で示す初期の状態から、破線で示す位置まで少なくとも角度θ1まで反時計方向に回動自在であるが、前記初期状態から時計方向への回動は軌条体構成部材3a、3aの後部が基板1に当接しているから阻止されている。なお、上記初期の状態で軌条体3のわん曲線の後端部の接線と、基板1のわん曲線の前端部の接線は略同じ傾きを有している。
【0022】
検知機構4は図7に示すように、軌条体3の後方寄りに設けられている。該検知機構4は軌条体3の外側に突出した取付座12、12と、該取付座12、12の上面にビス13及びローレットナット14により取り付けられるL字状の検知部材15、15とから成る。なお、16はビス13を挿入するために取付座12に設けられた孔、17は検知部材15の底辺18に設けられた長孔、19は検知部材15を軌条体3に対して直角方向へ摺動案内するために取付座12に設けられた案内部材である。20は検知部材15に設けられた指標であり、取付座12に設けられた目盛21を指すようになっている。なお、22は取付座12を軌条体構成部材3a、3aに固着するためのビスである。
【0023】
上記のように構成された検知機構4はローレットナット14を緩めた状態では取付座12に対し、検知部材15を軌条体3と直角方向に自由に摺動することができ、ローレットナット14を締め付けることにより、調整範囲の任意の位置で固定でき、一対の検知部材15、15の軌条体3の幅方向の間隔を調整できる。この調整は図8に示す最も狭い間隔、即ち軌条体3の中心線(軌条体構成部材3aと3aの間の中心線)とボール6の中心が一致した状態で検知部材15、15がボール6に接する間隔Eから、図9に示す最も広い間隔F、即ち軌条体3の底面がボール6の底部と略同一高さにある場合、軌条体3の内側にあるボール6が軌条体構成部材3a、3aの内縁に接するまで左右いずれの側に片寄っても、検知部材15、15がボール6に接しない間隔Fまで自由に行える。
【0024】
以下、上記構成のゴルフ練習器を通常のパターに取り付けてパッティング練習する方法について説明する。まず、図1、図2に示すように、パター23のヘッド40の打撃面24を打撃面当接体7、7に宛てがい、ヘッド40の重心位置を軌条体3の中心線に一致させ、押え具25の前端をヘッド40の上面に、また後端部の舌辺26を基板1に設けられた多数個の角孔27のいずれかに嵌め合わせ、基板1の下方から孔27aを介して押入したボルト28にローレットナット29を捩じ込んで締め付ける。これにより基板1、軌条体3は共にパターのヘッド40に一体的に摩擦固定される。
【0025】
つぎに2個の軌条体構成部材3a、3aの間の床面30上にボール6を置き、軌条体3の底部を床面30から微小寸法だけ浮かした状態で通常のパッティング練習するようにパター23を構える。この状態で軌条体3の底部は図4に示すように床面30より微小寸法bだけ上方にあり、この寸法bは図3に示した寸法aより小さい。従ってボール6は2個の軌条体構成部材3a、3aに接触しない。
【0026】
次に、図10に示すように、ヘッド40を後方に引いてテークバックをとるとヘッド40の底部は凹状の円弧状軌跡Sに沿って軌条体3と共に移動する。この円弧状軌跡Sの半径は練習者の身長、姿勢等に関連し異なり、練習者固有のものである。しかしながら前記したように軌条体3のわん曲の半径は、練習者がスイングした場合のヘッド40の描く円弧状軌跡Sの半径より大きい。このため、ヘッド40の後方への移動が進むにつれて軌条体3の底部はやがて床面30に接し、その後床面30を擦りながらヘッド40に曳かれて後方に移動する。
【0027】
この移動につれて軌条体3はヒンジピン10、10を軸として、ヘッド40及び基板1に対して角度θ1だけ反時計方向に回転してテークバックが終了する。このテークバックした量は軌条体構成部材3a、3aに設けたテークバック読み取り目盛31により練習者は上方から視認できる。このテークバックの終了状態で軌条体3の底部は床面30と点Pで接し、床面に静止したままのボール6の位置における床面30から軌条体3の底部までの高さ寸法はcとなる。
【0028】
しかしながら、上記寸法cは通常の範囲では円弧軌跡Sがどのような半径であっても、常に図3に示した寸法aより小さくなる。従って、テークバックによって軌条体構成部材3a、3aは床面30に静止したボール6に接触することはなく、2個の軌条体構成部材3a、3aはテークバック開始から終了までボール6の中心から下方の側部をすり抜ける。
【0029】
次にヘッド40を前方に振り出して床面に静止したボール6を打撃するが、この場合は上記したテークバックの場合とは逆の過程をたどり、軌条体3はやはりボール6に接触することなく基板1、つまりヘッド40に押されて床面30を擦りながら前方に移動する。そして軌条体3は基板1に対しては前記とは反対に時計方向に角度θ1だけ回転し、図1に示す初期の状態に戻りパターのヘッド40がボール6を打撃する。この打撃と同時に軌条体構成部材3a、3aの後部が基板1の底面に接触して、その後の軌条体3の時計方向の回転は阻止される。
【0030】
ヘッド40に打撃されたボール6は軌条体3の軌条体構成部材3a、3aに接触することなく、ある距離だけ床面30上を前方に転走する。このボール6の速度はヘッド40と連動して振り出される軌条体3の速度より大きい。しかしながらヘッドに対する時計方向の回転を阻止された軌条体3はヘッド40の円弧状軌跡Sに沿って上昇しつづけるので、ボール6はやがて軌条体3に乗り上げ、2個の軌条体構成部材3a、3aに跨って転走し始める。
【0031】
軌条体3上を転走し始めたボール6はその後のヘッド40の振り出しによって起こる軌条体3の前上がり勾配の増加によって制動され、軌条体3上で失速する。また強く打撃した場合は先端のストッパー部材5に衝突して失速する。軌条体3の上で失速したボール6は2個の軌条体構成部材3a、3aに跨ってヘッド40の位置まで転がり落ちてくる。
【0032】
次に、検知機構4の作用について説明する。まず、打撃動作途上における軌条体3の幅方向の振れ寸法を、ボール6の中心を通る目標線に対して図6の寸法e以下の精度で管理しようとする場合は、ローレットナット14を緩めて検知部材15をずらし、前記指標20と目盛21を合わせて図6に示すボール6の中心と軌条体3の幅方向の中心とが一致した状態でボール6と検知部材15とが寸法eだけ離れるように検知部材15、15を固定する。
【0033】
上記のように検知部材15と15の間隔を設定して上述の打撃練習を行うが、先ずヘッド40を後方に引いてテークバックをとると、初期においてボール6より前方に位置している検知機構4は床面30上に静止しているボール6の両側部をすり抜けて軌条体3と共にボール6の後方に移動する。
【0034】
次に、ヘッド40を前方に振り出すと、検知機構4は再びボール6の両側部をすり抜けて、こんどはボール6の前方に移動する。この時点でボール6はヘッドに打撃され床面30上を転がり始めるが、ボール6が床面30を転がる速さは検知機構4が前方へ移動する速度より速いので、ボール6は軌条体構成部材3a、3aに接触することなく床面30を転がりながら検知機構4をすり抜けて追越し、その後において上記のように軌条体3上に乗り上げる。練習時における検知機構4の作用は上記したように、テークバック時、振り出し時、打撃後の3回にわたって検知機構4とボール6は相互にすり抜け合う。
【0035】
そして、上記のように検知機構4の検知部材15と15の間隔を調整し、検知部材15、15がボール6に接触することなく上記打撃練習を行ない得た場合は、テークバック、ベッド40の前方への振り出し等一連のスイング・打撃動作を通して軌条体3の幅方向の振れ寸法が前記寸法e以下であることが保証される。この寸法eを微小寸法とすることにより極めて高精度なパッティング・ストロークの管理が行い得る。なお、上記打撃練習時において、スイング途上の軌条体3の幅方向の振れが寸法e以上であった場合は検知部材15、15のいずれかがボール6に接触し、この接触によって練習者はスイングの不良がリアルタイムで確認できる。
【0036】
特に、上記打撃動作途上に生じる軌条体3の振れは、単なるz方向(幅方向)の振れだけでなく、ヘッド40と検知機構4とが軌条体3の長さ方向に隔たっているので、動作途上のヘッド40の打撃面の目標方向(ボール6の中心を通る線方向)に対する直角からの傾きが増幅されて現れるので、より一層高精度なパッティング・ストロークの管理が行えるものである。
【0037】
上記において、とくに3回目のボール6と検知部材15、15の「すり抜け」は、打撃されたボール6の転がる方向とヘッド40つまり軌条体3の振り出す方向が共に一致している場合にのみ可能であり、極めて高精度のスイングチェックが行えるものである。
【0038】
上記例では検知機構4は軌条体3の後方寄りに設けたが、この検知機構4は更に軌条体3の前方に設けることにより前記した打撃後の「すり抜け」はボール6が軌条体3に乗り上げた後で行わせることができる(乗り上げた後はボール6の中心と軌条体3の幅方向の中心は一致するので、前記寸法eはさらに小さい寸法であっても「すり抜け」可能である)。そしてこの場合は寸法eを更に小さくして、テークバック時から打撃にいたるまでのボール6に対する軌条体3の振れ、つまりヘッドの振れだけを極めて高精度に管理できる。
【0039】
本発明の実施形態例1は上述の通りであり、ゴルフ練習器を通常のパターに取り付けるだけで面倒なボール収集などが不要となり、ヘッド40のスイング精度を練習者各位の所望する精度で管理しながら、手軽にパッテイングの打撃練習が行える。
【0040】
〔第2実施形態例〕
図11〜図14は本発明の第2実施形態例であるゴルフ練習器を示す図である。図11はゴルフ練習器の側面図、図12〜図14は作用を模式的に示した側面図である。図11において、軌条体3のわん曲半径は多くの練習者がパターをスイングしたときにヘッド40の底部の描く円弧状軌跡Sの半径より適量小さい。
【0041】
本第2実施形態例では、図11に示すようにヒンジピン取付部材9、9aより後方には軌条体構成部材を設けず、基板1の底面と軌条体構成部材3a、3aの底面を略同じ高さに保ち、基板1の前端に設けた打撃面当接体7、7と軌条体3の後端部に設けたヒンジピン取付部材9、9aの後端との間には寸法dの隙間を設けている。
【0042】
上記ような隙間を設けることにより、基板1に対して軌条体3が、図中に実線で示した状態、即ち基板1の前端部底面の接線と軌条体3の後端部底面の接線とが略一致した状態から、図中に破線で示したように反時計方向には角度θ2、時計方向には角度θ3だけ回転できるように構成される。このように角度θ3だけ時計方向に回転した時点で軌条体構成部材3a、3aの後端部が基板1の打撃面当接体7、7に接触し、それ以上の回転が阻止されるようになる。なお、本第2実施形態例において、上記以外は検知機構を含めて前記第1実施形態例と同じである。
【0043】
上記構成のゴルフ練習器の作用を図12〜図14に基づいて説明する。まず、上記同様にパターを構えた状態から、図12に示すようにテークバックをとると、軌条体3のわん曲線の半径がスイング時の円弧状軌跡Sの半径より小さいので、軌条体3は自重により、ヒンジピン10、10を軸にして、ヘッド40に対して角度θ3だけ時計方向に回転する。そしてテークバック終了時は軌条体3の底部は床面30と点Qで接し、このとき、静止しているボール6の位置における床面30から軌条体3の底部までの高さ寸法はc1となる。
【0044】
しかしながら、上記寸法c1は通常の範囲では円弧状軌跡Sの半径がどのような寸法であっても常に前記図3で示した寸法aより小さくなり、従って軌条体3をボール6に接触させることなくテークバックをとることができる。
【0045】
次に、ヘッド40を前方に振り出してボール6を打撃するが、この場合ボール6を打撃する瞬間までは軌条体3はヘッド40に対して反時計方向に角度θ3だけ回転して初期状態に戻り、打撃後は図13に示すように、角度θ3だけ時計方向に回転した後、同方向の回転を阻止され、図14に示すように、軌条体3は床面30を離れて円弧状軌跡Sに沿って上昇する。
【0046】
打撃されたボール6は上記実施形態例1のゴルフ練習器と同様軌条体3に乗り上げ制動される。本第2実施形態例の場合はヘッド40に対する軌条体3の時計方向の回転阻止がボール6の打撃よりやや遅れて起こるので、打撃後も長い時間軌条体3が低い位置にあり、従って、打撃されたボール6が床面30を転がる距離が長くなる。
【0047】
なお、上記第2実施形態例は、基板1に対して軌条体3が反時計方向にも角度θ2だけ回転し得る構造となっているので、上記第1実施形態例のように軌条体3のわん曲の半径が円弧状軌跡Sの半径より大きい場合にも適用でき、この場合には打撃後、ボール6が床面30を転がる距離がいっそう長くなる。
【0048】
〔第2実施形態例の応用例〕
上記第2実施形態例で、図11における隙間寸法dを大きくして、基板1に対する軌条体3の時計方向回転の許容角度θ3を大きくし、更に軌条体3のわん曲半径を適切に選択することにより、図15に示すように、ヘッド40で打撃されたボール6を軌条体3に接触させることなく、軌条体3の先端近くまで床面30を転がして到達させることができる。なお、図15は上記第2実施形態例の応用例の作用を模式的に示した側面図である。
【0049】
図15において、ヘッド40で打撃されたボール6は上記と同様床面30を転がり始めるが、打撃後のヘッド40が円弧状軌跡Sの位置H1、H2、H3に進むにつれて軌条体3はその底部が接する床面30の位置R1、R2、R3と前方に移動し、転がっているボール6の前方の軌条体3を降下させつづける。この降下によって、転走するボール6の位置における床面から軌条体3の底部までの高さ寸法はボール6が軌条体3に乗り上げるほどの高さ(図3の寸法a)には達せず、従ってボール6は軌条体3に接触することなく、軌条体3の前端近くまで床面30を転走する。
【0050】
軌条体3の前端近くまで転走したボール6は軌条体3に乗り上げるか、またはストッパー部材5に衝突して失速する。打撃後はヘッド40を初期の位置に戻し、軌条体3の後端部を床面30に軽く押えつければ、ボール6は軌条体3の上を転がってヘッド40で戻ってくる。本応用例において、軌条体3のわん曲半径が円弧状軌跡Sより大きい場合は、テークバックにより軌条体3が基板1に対し適正角度だけ反時計方向に回転するのは上記第1実施形態例と同じである。
【0051】
〔第3実施形態例〕
図16〜図20は本発明の第3実施形態例であるゴルフ練習器を示す図である。図16はゴルフ練習器の側面図、図17は図16のH−H断面図、図18〜図20はその作用を説明するための側面図である。
【0052】
本第3実施形態例では軌条体3を構成する2個の軌条体構成部材3a、3aは薄いバネ鋼材や樹脂材等のように適度な弾性と可撓性を有する材料で形成され、これらの軌条体構成部材3a、3aの後端部は基板1の前端部下面に図示を省略したカシメ、または接着剤による接着等によって固着されている。軌条体3のわん曲半径は前記第1実施形態例と同様に、多くの練習者がスイングした場合にパター23のヘッド40底部が描く円弧状軌跡Sの半径より適当寸法だけ大きくしている。
【0053】
45は軌条体3上を転がるボール6によって2個の軌条体構成部材3a、3aが軌条体3の幅方向に押し広げられるのを防止するために該2個の軌条体構成部材3a、3aを連結した補強部材であり、該補強部材45は一連の打撃練習を通して、ボール6に接触することがないように図17に示すように略トンネル状になっている。なお、上記以外の事項は全て上記第1実施形態例と同じである。
【0054】
上記構成のゴルフ練習器において、図16に示すように軌条体3の底部を床面30から微小寸法だけ浮かした状態でパターを構え、ヘッド40を後方に引いてテークバックをとると、軌条体3のわん曲半径が円弧状軌跡Sの半径より適量大きいことから、軌条体3の底面はやがて床面に接し、軌条体3が後方に移動するにつれて、ヘッド40と、床面30に接した部位との間の軌条体3は、そのわん曲半径が初期わん曲半径より小さくなるように撓みながら図18に示すように、軌条体3の底面は床面30と点Tで接した状態でテークバックが終了する。
【0055】
上記テークバックが終了した状態で軌条体3の底部は床面30と点Tで接し、床面30に静止したままのボール6の位置における床面30からの軌条体3の底部までの高さ寸法はfとなる。しかしながら、この寸法fも通常の範囲では図3で示した寸法aより小さく、テークバックによって軌条体3が床面に静止したボール6に接触することなく、2個の軌条体構成部材3a、3aはテークバック開始から終了までボール6の中心から下方の側部をすり抜けつづける。
【0056】
次に、ヘッド40を前方に振り出してボールを打撃するが、打撃に至るまでは上記テークバックとは逆の過程をたどり、軌条体3自身の弾力による撓みによって小さくなったわん曲半径を初期の半径に戻しながらヘッド40と共に前方に移動し図16の状態に戻ってボールを打撃する。
【0057】
打撃されたボール6は上記と同様に軌条体3に接触することなく前方に転がるものの、やがて円弧状軌跡Sに沿って上昇してくる軌条体3に乗り上げる。そして図19に示すようにパターの振り出し角度θ4が小さい間は、ボール6の重量による軌条体3の撓みのため、軌条体3の2個の軌条体構成部材3a、3aに跨った状態で床面30上を転走するものの、図20に示すように振り出し角度θ5まで増大すると軌条体3は、実線で示すように、撓んだまま円弧状軌跡Sに沿って上昇し、上記と同様ボール6は軌条体3上で制動され、軌条体3上を転がって元の位置に戻ってくる。打撃動作の終了後は軌条体3は自身の弾性力により図16のように元のわん曲形状に復帰する。
【0058】
なお、本第3実施形態例は、第1及び第2実施形態例とは異なり、2個の軌条体構成部材3a、3aの弾性力の強弱、その長さ、上記振り出し角度の大小等によって打撃練習時の軌条体3及びボール6の挙動はさまざまに変化し極めて興味深い練習が行える。以下その例を説明する。
【0059】
▲1▼軌条体3が比較的長く、軌条体構成部材3a、3aの弾性力が弱い場合は、パターの振り出し角度が図20に示す角度θ5のように増大しても、軌条体3はその先端部を破線で示すように略床面30に接するように大きく撓み、ボール6は上記第2実施形態例における軌条体3の時計方向回転の許容角度θ3を大きくした場合のように、軌条体3の先端に辿りつくまで床面30上を転がりつづける。この場合、ボール6を元の位置に戻してくるには、ヘッド40を元の位置に戻し、ストッパー部材5で引っかけるようにしてボール6を床面30上を転がしながら戻してくればよい。
【0060】
▲2▼軌条体構成部材3a、3aの弾性力を弱く、軌条体3を直線状に形成した場合は、軌条体3が比較的長くても打撃後のボールを床面上を転走させながら軌条体3の先端部まで到達させることができる。
【0061】
〔第4実施形態例〕
図21〜図23は本発明の第4実施形態例であるゴルフ練習器を示す図である。図21はゴルフ練習器の側面図、図22はその作用を説明するための側面図である。本第4実施形態例では軌条体3のわん曲半径は図21に示すように練習者がスイングした場合にヘッド40の底部の描く円弧状軌跡Sの半径と略同じになるように構成され、2個の軌条体構成部材3a、3aは図23に示すようにその後端部おいて一体的にまとめられ、取付け手段としての取付けビス40aによりヘッド40の底部に取付けられている。なお、図23は軌条体3をヘッド40に取り付けるための取付手段を示す図で、ヘッド40の近傍のみを上下反転した部分斜視図である。
【0062】
上記構成のゴルフ練習器において、練習に際して、図21に示すように、軌条体3の底面が床面30から微小寸法b(図4の寸法bと同じ)だけ上方に浮かした状態にパター23を構える。この寸法bは図3に示す寸法aより小さい。このことからボール6は軌条体構成部材3a、3aに接することなく、床面30上に静止している。
【0063】
次に、図22に示すようにヘッド40を後方に引いてテークバックをとるが、上記したように、軌条体3のわん曲半径が練習者の円弧状軌跡Sの半径と略同じであるため、軌条体が後方に移動してもボール位置における軌条体3の床面からの高さ寸法は変化せず、従って2個の軌条体構成部材3a、3aは床面30上に静止しているボール6に接触することなくテークバックが終了する。次にヘッド40を前方に振り出してボール6を打撃するが、打撃の瞬間までは前記テークバックするときと逆の過程を経て2個の軌条体構成部材3a、3aはボール6に接することなく、ボール6の中心より下方の側部をすり抜け前方に移動し、ヘッド40で打撃する。
【0064】
打撃されたボール6は上記と同様に、軌条体3に接することなく或る距離だけ床面を転走し、その後において円弧状軌跡Sに沿って上昇する軌条体3にすくわれるように乗り上げ、軌条体3の勾配の増加によって制動され、軌条体3上を転がって元の位置に戻ってくる。本実施形態例のように軌条体3のわん曲半径と、練習者によるヘッド40の底面が描く円弧状軌跡Sの半径を略等しくすることにより、上記各実施形態例のような傾動機構が不要となる。
【0065】
なお、本第4実施形態例では2個の軌条体構成部材3a、3aはその後端部において一体的にまとめられ、取付けビス40aによりヘッド40の底部に取付けた構成としたが、2個の軌条体構成部材3a、3aの後端部をそれぞれ基板1に固着し、前記第1実施形態例と同様に基板1を介して軌条体3をヘッド40に取付けることもできる。
【0066】
〔第5実施形態例〕
本発明のゴルフ練習器は、上記実施形態例で述べたように、打撃されたボール6は打撃位置から前方に或る距離だけ軌条体3に接触することなく床面を転走して軌条体3に乗り上げる。従って本発明のゴルフ練習器はパターの打撃面から前方に向けて或る区間は軌条体3は必ずしも必要なものではない。
【0067】
図24及び図25は上記観点からヘッド40の打撃面の前方の或る区間には軌条体を設けず、この区間は基板1と軌条体3を構成する軌条体構成部材3a、3aを連結部材32で連結したものである。なお、図24は第5実施形態例のゴルフ練習器の一部を示す平面図である。
【0068】
図24において、ヘッド40の打撃面から前方に向けて或る寸法Lの区間には軌条体構成部材3a、3aは設けられておらず、この区間においては、2個の軌条体構成部材3a、3aと基板1とは連結部材32、32で連結されている。連結部材32と32の間隔は本実施形態例ではボール6の直径より大きくなっている。軌条体構成部材3a、3aの後端3a’、3a’は打撃されて床面30を転がったボール6が軌条体3に接する部位33、33より適当寸法後方(−x方向)に位置している。
【0069】
連結部材32、32は軌条体3の幅方向外側に向けて膨らんだ形に形成され、その前端は図示するように軌条体構成部材3a、3aの後端に一体的に連結され、連結部材32、32の後端はヒンジピン10、10を介して打撃面当接体7、7に連結される。連結部材32、32の後端にはヒンジピン取付部材9b、9cが設けられ、上記第1実施形態例において図1に示した初期状態からの基板1に対する軌条体3の時計方向回動は図25に示すようにヒンジピン取付部材9b、9cから後方に向けて突出して設けられたストッパー部材34、34が打撃面当接体7、7に接触することにより阻止される。
【0070】
本第5実施形態例における検知機構4は連結部材32、32に設けられている。検知機構4は一連のスイング動作時にボールの両側をすり抜ければよいわけであるから、本実施形態例のように検知機構4は軌条体3でなく、連結部材32、32に取り付けられていても上記各実施形態例と同様の作用効果を奏する。なお、上記した以外は第5実施形態例は第1実施形態例と略同一であり、図25は図24のI部分を示す部分斜視図である。
【0071】
〔第6実施形態例〕
図26〜図28は第6実施形態例のゴルフ練習器を示す図で、図26は一部分を示す側面図、図27は部分平面図、図28は部分斜視図である。図示するように基板1には前後に支持部材35、36が立設され、これら支持部材にはx方向一線上に孔37、38が設けられている。39は基板1をパターのヘッド40に取り付けるための支持ピンであり、該支持ピン39の前方には小径の雄ネジが、また後端にはローレットつまみ部が設けられている。
【0072】
ピンの前方には止め輪41が設けられ、該止め輪41の後面からローレットつまみ部までの寸法は支持部材35と36の間隔と略同じである。基板1の両側部にはヒンジピン取付部材42、42が設けられ、該ヒンジピン取付部材42、42と軌条体構成部材3a、3aの後部に設けられたヒンジピン取付部材43、43とはヒンジピン10、10で連結されている。
【0073】
支持部材35、36の孔37、38には支持ピン39が回転可能に挿入され、抜け出し防止の止め輪41が支持ピン39に設けられた溝に嵌め合わされている。ヒンジピン取付部材43、43より後方の軌条体構成部材3a、3aは基板1の底面と適当間隔の隙間gを介して配置され、軌条体3の後端部の上向きの折曲部44、44が基板1の底面に接した状態で図26に示すように基板1のわん曲線の前部における接線と軌条体3のわん曲線の後部における接線が略同じ傾きになっている。
【0074】
上記のように構成された基板1と軌条体3は支持ピン39前端の小径雄ネジ部をパターヘッド40の後面に設けた雌ネジ止まり穴にねじ込むことによってヘッド40に取り付け固定する。このように取り付けた状態で図26に示すように、軌条体3は基板1、すなわちヘッド40に対して実線で示す状態から破線で示すように反時計方向には角度θ6だけ回転可能であるものの、時計方向の回転は軌条体構成部材3a、3aの後部の折曲部44、44と基板1の底面の接触によって阻止される。なお、上記軌条体3の反時計方向回転を許容するため、基板1及び軌条体3をヘッド40に取り付けた状態で、ヘッド40と軌条体3の間には上下方向に適当な寸法の隙間が設けられている。
【0075】
本第6実施形態例は上記のように構成されており、上記第1実施形態例と同様な作用、効果を奏する。そして特に、本実施形態例ではパター23のヘッド40に取り付けられた状態で、支持ピン39を軸にして、基板1と軌条体3が適当角度だけ自由に回転できるので、パター23を構えた状態における床面30とシャフト23aのなす角度、即ち図4に示す角度θが練習者により異なっている場合でも、床面30に軌条体3を接触させるだけで、軌条体3と基板1がパターのヘッド40に対して自動的に回転し、2個の軌条体構成部材3a、3aのうちの一方だけが床面30に接し、他方が床面30から浮くという不具合を解消することができる。
【0076】
〔第7実施形態例〕
図29は本発明の第7実施形態例のゴルフ練習器を示す分解斜視図であり、本実施形態例ではパターのシャフト23aに基板及び軌条体3を取り付けるように構成したものである。同図において、135a、135bは締め付けビス136c、136cにより着脱自在にパターのシャフト23aに締め付け固定できる二つ割りクランプ135のクランプ片、136はクランプ片135aの後方にx方向に固着された軸、138は軸136に回動・摺動自在に遊嵌された筒状部材137を軸136に固着するための押ネジ、139は筒状部材137の下方に固着されその下辺がz方向に伸びる逆L字状部材である。
【0077】
また、140は該逆L字状部材139の下辺に回動摺動可能に遊嵌され下方にx方向の孔141を有する板状部材142が固着された筒状部材、143は筒状部材140を逆L字状部材139に固着する押ネジ、1はヘッド40の底部に配置され前方が二股状に開いた二股状の基板、145はx方向の孔146を有し二股状の基板1の後方に立設された板状部材、147は板状部材145と板状部材142を固定するためのビス、148はビス147に螺入されるナット、2、2は二股状基板1の前端と軌条体構成部材3a、3aの後端を連結した傾動機構である。
【0078】
上記ゴルフ練習器は、締め付けビス136c、136cを抜き、二つ割りクランプ135をシャフト23aから取り外すことができ、着脱自在に軌条体3をパターに取り付けることができる構造となっている。なお、この取り付け構造によれば、ヘッド40に対する軌条体3のy、z方向の調整が行え、更にナット148を緩め、軌条体3をビス147を軸にして回動することにより、軌条体3の幅方向(z方向)とシャフト23aのなす角度を調整することができる。なお、本第7実施形態例において、上記以外は検知機構4を含め上記各実施形態例と略同じである。
【0079】
〔第8実施形態例〕
図30は本発明の第8実施形態例のゴルフ練習器を示す部分側面図である。本ゴルフ練習器はヘッドの後部が略垂直に形成されたパターのヘッド部に取り付けることができるようにしたものである。同図において、70は上部にはx方向に貫通した雌ネジ孔71をまた下面には雌 ネジ孔72を有する押圧用支持部材であり、雌ネジ孔71には後端部にローレットつまみ73、また前端部には押圧座金74を設けた押ネジ75がねじ込まれる。また、押圧用支持部材70は基板1に複数個設けられた孔の下方から挿入したビス76をねじ込むことによって複数個の孔のいずれの位置にも取り付けることができる。
【0080】
本第8実施形態例のゴルフ練習器は上記のように構成されており、前記形状のパターのヘッド40に取り付けるには、押圧支持部材70を基板1に取り付けた後、ヘッド40の打撃面を基板1に設けられた打撃面当接体7、7に宛てがい、ヘッド40の底面を基板1の両側部にのせる。次に押ネジ75を回し、押圧座金74を介してへッド40を押圧する。これによりヘッド40は押圧座金74と打撃面当接体7、7に挟まれて摩擦固定される。
【0081】
〔第9実施形態例〕
図31及び図32は本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図であり、図31は軌条体3の長手方向から見た正面図、図32は一部分解組立斜視図である。本検知機構4は軌条体構成部材3a、3aには長孔60を設けた一対の互いに対向して配置された検知部材取付座61が大きく軌条体3の外方に突出して取り付けられている。該検知部材取付座61には下面に雌ネジ孔62を有する検知部材支持筒63がビス64により取り付けられている。該検知部材支持筒63の上面には雌ネジ孔65が設けられている。
【0082】
検知部材支持筒63の雌ネジ孔65が設けられた部分には軌条体3の幅方向(z方向)に貫通する小さな孔66が設けられている。該孔66には細いピアノ線のようなスプリング弾性を有する線材67と、その内側端に固着された球状の検知子68からなる検知部材15の線材67が挿入される。線材67はローレットビス69により支持筒63に固着される。また、該ローレットビス69を緩めれば、線材67は孔66に対して摺動自在である。
【0083】
上記のように構成された検知機構4は、ローレットビス69を緩めて線材67を孔66に対して摺動し、その後においてローレットビス69を締め付けることにより、球状の検知子68、68の間隙を上記第1実施形態例における図8、図9の寸法EからFの範囲で自由に調整できる。
【0084】
更に本第9実施形態例における検知機構では、線材67の支持筒63に対する摺動と、長孔60を用いての検知部材取付け座61に対する支持筒63の摺動とを独立に行えることから、球状の検知子68と68の間隔を一定に保った状態で、球状の検知子68から支持筒63までの線材67の長さ、即ち検知部材15の弾性力の強弱を自由に調整できる。
【0085】
上記のように構成された検知機構4は打撃練習に際し、万一スイングの不正により検知部材15がボール6に接触した場合でも、図32の破線で示すように検知部材15のほうが弾性変形し、ボール6への衝撃が少なく、従って床面30上のボール6の位置がそれほど大きく変わることがないので、一連の打撃動作をそのまま続行してボール6を打撃できるという大きな利点がある。
【0086】
〔第10実施形態例〕
図33は本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図である。図示するように、第1実施形態例の検知部材15の内側に弾性を有する柔らかい毛180を植毛し、ブラシ状の検知部材15としたものである。検知部材15をこのように構成すると上記と同様スイングにより軌条体3が幅方向に振れ検知部材15がボール6に接触した場合でも、毛180が弾性変形するので、床面30上のボール6の位置にそれほど大きい狂いが生じず、従って一連の打撃動作をそのまま続けてボール6を打撃することができる。こうした効果は図示のように毛長さの短いブラシ状とせず十分に長い毛を少数本設けることで一層顕著になる。
【0087】
〔第11実施形態例〕
図34、図35は本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図である。本検知機構は図示するように、2個の軌条体構成部材3a、3aを連結した補強部材45の両端部に雌ネジ孔を有するアーム271を一体的に設け、該雌ネジに雄ネジ部を有する検知部材15を先端が補強部材45の内側になるようにねじ込み後端にローレットつまみ272を設けたものである。なお273は検知部材15をアーム271に固定するためのローレットナットである。
【0088】
上記構成の検知機構はローレットナット273を緩めて検知部材15を回転させることにより、一対の対向した検知部材15、15の先端の間隔を自由に調整できる。その後ローレットナット273を締めてこの間隔を固定する。検知機構4をこのように構成しても上記各検知機構4と同様な作用効果を有する。
【0089】
〔第12実施形態例〕
図36は本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図である。本検知機構は図示するように、線材で形成された一対の検知部材15、15を2個の軌条体3の長手方向に沿って互いに対向して設けた構成である。即ち軌条体3を構成する2個の軌条体構成部材3a、3aのそれぞれには所定寸法離れた位置に2個の検知部材取付座260a、260aが設けられ、これら検知部材取付座260a、260aにはそれぞれ支持筒263a、263aが設けられている。それぞれの支持筒263a、263aには小孔266が設けられている。一対の支持筒263a、263aの小孔266、266に検知部材15、15の折曲部を挿入しローレットナット269で締め付けることにより、検知部材15、15を支持筒263a、263aに固定する。
【0090】
上記構成の検知機構4において、ローレットナット269を緩め、検知部材15、15における軌条体3と平行な部分の間隔寸法Gを図8、図9に示す寸法EからFの範囲で調整し、ローレットナット269を締め付け前記と同様検知部材15、15を支持筒263a、263aに固定する。
【0091】
本第12実施形態例の検知機構4は上記各検知機構4と同様の作用効果を奏することは無論であるが、特に本実施例のものは、検知部材15、15が軌条体3の長さ方向、即ち打撃練習時のヘッドの振り出し方向に長く設けられているので、スイング時に検知部材15、15がボール6をすり抜ける様子が上から視認しやすく、従って高精度のスイングの管理が行える。
【0092】
〔第13実施形態例〕
図37は本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図である。本検知機構4は検知部材15、15の先端がボール6の中心より下方に対向するように配置されている。即ち、検知部材取付座60a、60a及び支持筒63、63を介して軌条体構成部材3a、3aに取り付けられた検知部材15、15はボール6の中心より下方に配置されている。
【0093】
なお、このように検知部材を低く設定すると、打撃後のボール6が軌条体構成部材3a、3a上を転がって戻ってくる場合、ボール6が検知部材15、15に引っ掛かり戻りが悪くなるが、検知部材15、15を柔らかい弾性を有する線材で構成すれば戻って来るボール6は検知部材15、15を後方に押し分けてヘッドまで戻る。
【0094】
〔第14実施形態例〕
図38は本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図である。本検知機構は高技能を有する練習者に適したもので、検知部材15a、15aは2個の軌条体構成部材3a、3aの一部が内側に向かって突出するように、該軌条体構成部材3a、3aと一体的に形成されている。検知部材15aの先端と検知部材15aの先端との間隔Jは床面に静止したボール6の下側に検知部材15a、15aの先端が接触しない所定の寸法とする。
【0095】
上記のように検知機構4を構成しても検知部材15a、15aの先端がボールの下側に接触しないようにスイングすることにより正しい打法の練習が行える。本構成例では検知部材15aと15aの間隔を調整することはできないが、この間隔を高技能者の規範と考え得るようにしておけば、かえって正しいスイングに向けての練習が行いやすいという利点がある。なお、図39は図38のK−K線上断面図である。
【0096】
上記実施形態例ではいずれも検知機構4を1個所に設けているが、該検知機構4は軌条体3の長手方向に沿って複数個所設けることもできる。また、検知機構4は軌条体3の長手方向に沿って移動可能に構成することも可能である(このためには軌条体3の長手方向のいろいろな位置に取り付け孔等を設けどの孔にでも検知部材等を取り付けできるように構成する。検知機構4は軌条体3の前方に配置するほど高精度なスイングが要求される)。また、検知機構4の検知部材の間隔は調整できないような構造としても良い(図38に示す例のように)。
【0097】
なお、これまでの説明ではおもに検知機構を軌条体に取り付けた構成例を述べたが、本発明ゴルフ練習器の検知機構は軌条体をパターに取り付けた状態でヘッドの打撃面より前方に設けられていれば、どの部分に取り付けられていても同様の作用効果を奏する。すなわち、検知機構は図24に示したように軌条体と取付け手段を連結した連結部材にも取り付けることができるし、これと類似した連結部材等にも取り付けることができる。また更に、前記検知機構は取付け手段に対して傾動し得ることが必ずしも必要でないことから、軌条体をパターに取り付けるための取付け手段にも取り付けることができる。そしてこのように取付け手段に取り付ける場合は、例えば取付け手段から前方に向けて検知機構を取り付けるための図示を省略した部材を延設し、この延設した部材等にも取り付けることができる。
【0098】
〔第15実施形態例〕
図40(a)、(b)は本発明のゴルフ練習器に用いる傾動機構の他の構成例を示す図である。同図に示す傾動機構はいずれもゴム、皮革、柔軟性のあるプラスチック等屈曲性を有する部材を用いて軌条体3を傾動できるようにしたものである。図40(a)においては、基板1の前端に設けられた打撃面当接体7、7と軌条体3の後部は、屈曲可能なゴム、皮革等からなる略L字状の可撓体54で、接着剤54aにより一体的に固着される。以上のように構成された傾動機構は、同図(b)に示すように可撓体54を屈曲させて軌条体3を基板1に対して角度θ7だけ反時計方向に傾動させることが容易であるが、時計方向の回転は実質的に阻止されるので前記第1実施形態例の傾動機構と同様の作用効果を奏する。
【0099】
〔第16実施形態例〕
図41(a)は本発明のゴルフ練習器に用いる軌条体の傾動機構の他の構成例を示す図である。本傾動機構は皮革等の可撓可能な材料を用いて軌条体3を傾動し得るように構成したものである。同図において、基板1の両側部前端には前方に向けて突出した部材52が設けられている。53は適度な可撓性を有する皮革等からなる可撓材であり、この可撓材53は前記部材52の前端面が軌条体構成部材3aの後端面に密接した状態で部材52と軌条体構成部材3aの上面に跨るように貼着されている。
【0100】
上記構成の軌条体の傾動機構は図41(b)に示すように、可撓材53を屈曲させて軌条体3を基板1に対して反時計方向に角度θ8回転させることは容易であるが、時計方向の回転は実質的に阻止される。なお、上述の傾動機構は上記第1実施形態例のゴルフ練習器にも適用できる。
【0101】
〔第17実施形態例〕
図42(a)は本発明のゴルフ練習器に用いる軌条体の傾動機構の他の構成例を示す図である。本傾動機構は軌条体3の途上に設け、後方の軌条体3に対して前方の軌条体3が傾動するように構成されている。基板1に固着され、前方に伸びた軌条体3はその後方寄りの一部の区間が切除され、該切除区間の軌条体3は皮革、ゴム等の可撓性を有する可撓材53を介して接着等により連結されている。
【0102】
上記構成の軌条体の傾動機構は、図42(b)に示すように基板1に対して、図42(a)の状態から反時計方向に角度θ9だけ回転できるとともに、図42(c)に示すように、図42(a)の状態から時計方向に角度θ10だけ回転することができ、前記第2実施形態例のゴルフ練習器に適用した場合はヒンジピンを用いたのと同様な作用効果を奏する。
【0103】
〔第18実施形態例〕
図43〜図46は本発明のゴルフ練習器に用いる軌条体の形状を示す図である。図43に示す軌条体3は異なる半径のわん曲線を組み合わせたものである。また、図44に示す軌条体3は略水平な直線状に構成されたものである。また、図45に示す軌条体3は前方上がりの直線状に構成したものである。また、図46に示す軌条体3は直線状に形成した軌条体3の前方に、更にわん曲した軌条体を一体的に構成したものである。
【0104】
なお、上記した図43〜図46は前記第1、第2実施形態例のゴルフ練習器と同様に基板1と軌条体3がヒンジピン等の傾動機構を介して連結された例を示したが、これら図43〜図46に示した軌条体の形状は、例えば第3実施形態例に示したように軌条体を可撓性を有する材料で構成する場合や、第4実施形態例に示すように、基板を設けずにヘッドに軌条体を取付けるように構成した場合にも適用できる。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、床面に静止するボールに対する2個の軌条体構成部材の幅方向の振れを検知する検知手段を設け、検知手段は軌条体の長手方向中心線に略対称な位置に設けられた検知部材を具備し、検知部材には該検知部材の軌条体幅方向の間隔を調整することができる調整手段を設けているので、検知部材の軌条体幅方向の間隔を調整して、スイングの不安定な初心者から高い技能を備えた者までが簡単に打撃練習を繰り返すことができ、ヘッドのスイートスポットをボールの中心を通る目標線から逸脱させないようにスイングする高精度のスイングが習得できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフ練習器の構成例を示す側面図である。
【図2】図1に示すゴルフ練習器の平面図である。
【図3】図2に示すゴルフ練習器のA−A断面図である。
【図4】図1に示すゴルフ練習器のB−B断面図である。
【図5】図2に示すゴルフ練習器のC部分の分解斜視図である。
【図6】図1に示すゴルフ練習器のD−D断面図である。
【図7】本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の分解斜視図である。
【図8】図7に示す検知機構の作動を説明するための図である。
【図9】図7に示す検知機構の作動を説明するための図である。
【図10】図1に示すゴルフ練習器の作動を説明するための側面図である。
【図11】本発明のゴルフ練習器の他の構成例を示す側面図である。
【図12】図11に示すゴルフ練習器の作用を説明するための側面図である。
【図13】図11に示すゴルフ練習器の作用を説明するための側面図である。
【図14】図11に示すゴルフ練習器の作用を説明するための側面図である。
【図15】図11に示すゴルフ練習器の応用例の作用を説明するための図である。
【図16】本発明のゴルフ練習器の他の構成例を示す側面図である。
【図17】図16に示すゴルフ練習器のH−H断面図である。
【図18】図16に示すゴルフ練習器の作用を説明するための側面図である。
【図19】図16に示すゴルフ練習器の作用を説明するための側面図である。
【図20】図16に示すゴルフ練習器の作用を説明するための側面図である。
【図21】本発明のゴルフ練習器の他の構成例を示す側面図である。
【図22】図21に示すゴルフ練習器の作用を説明するための側面図である。
【図23】図21に示すゴルフ練習器のヘッド近傍を上下反転した部分斜視図である。
【図24】本発明のゴルフ練習器の他の構成例を示す平面図である。
【図25】図24に示すゴルフ練習器のI部分の斜視図である。
【図26】本発明のゴルフ練習器の他の構成例を示す部分側面図である。
【図27】図26に示すゴルフ練習器の部分平面図である。
【図28】図26に示すゴルフ練習器の部分斜視図である。
【図29】本発明のゴルフ練習器の他の構成例を示す分解斜視図である。
【図30】本発明のゴルフ練習器の他の構成例を示す部分側面図である。
【図31】本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図である。
【図32】本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図である。
【図33】本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図である。
【図34】本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図である。
【図35】本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図である。
【図36】本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図である。
【図37】本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図である。
【図38】本発明のゴルフ練習器に用いる検知機構の他の構成例を示す図である。
【図39】図38に示すゴルフ練習器のK−K断面図である。
【図40】図40(a)は 本発明のゴルフ練習器の傾動機構の他の構成例を示す部分側面図、同図(b)は作用を説明するための図である。
【図41】図41(a)は 本発明のゴルフ練習器の傾動機構の他の構成例を示す部分側面図、同図(b)は作用を説明するための図である。
【図42】図42(a)は 本発明のゴルフ練習器の傾動機構の他の構成例を示す部分側面図、同図(b)及び(c)は作用を説明するための図である。
【図43】本発明のゴルフ練習器の他の構成例を示す側面図である。
【図44】本発明のゴルフ練習器の他の構成例を示す側面図である。
【図45】本発明のゴルフ練習器の他の構成例を示す側面図である。
【図46】本発明のゴルフ練習器の他の構成例を示す側面図である。
【図47】従来のゴルフ練習器におけるボールと軌条体断面の位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 基板
2 傾動機構
3 軌条体
4 検知機構
5 ストッパー部材
6 ボール
7 打撃面当接体
15 検知部材
Claims (2)
- 所定寸法離間して略並行に配置された2個の軌条体構成部材を有する軌条体と、該軌条体をパターのヘッドの打撃面に対してその長手方向が略直角となるようにパターに取り付け得るように構成された取付け手段とを具備し、前記軌条体構成部材はその離間寸法がボールの直径より小さく且つ前記軌条体に該ボールを載せた場合、該ボール底部が該軌条体底部より下方に突出する寸法としたゴルフ練習器において、
前記取付け手段で前記軌条体を前記パターに取り付けた状態で該パターの前記ヘッドの前記打撃面より前方の所定位置に、前記2個の軌条体構成部材の間の床面に静止する前記ボールに対する該軌条体構成部材の幅方向の振れを検知する検知手段を設け、
前記検知手段は前記軌条体の長手方向中心線に略対称な位置に設けられた検知部材を具備し、
前記検知部材には該検知部材の前記軌条体幅方向の間隔を調整することができる調整手段が設けられていることを特徴とするゴルフ練習器。 - 前記軌条体は前記パターに前記取付け手段で取り付けた状態で、該取付け手段に対して所定範囲で上下に傾動し得るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のゴルフ練習器。
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- 1998-05-08 JP JP12605598A patent/JP4039540B2/ja not_active Expired - Fee Related
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