JPH0787869B2 - ゴルフ練習具 - Google Patents

ゴルフ練習具

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JPH0787869B2
JPH0787869B2 JP61203516A JP20351686A JPH0787869B2 JP H0787869 B2 JPH0787869 B2 JP H0787869B2 JP 61203516 A JP61203516 A JP 61203516A JP 20351686 A JP20351686 A JP 20351686A JP H0787869 B2 JPH0787869 B2 JP H0787869B2
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rail
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貞夫 宮崎
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貞夫 宮崎
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はゴルフ練習具に関するもであり、詳しくはゴル
フクラブ、特にパターに取付けて打撃練習を行なうゴル
フ練習具に関するものである。
〔従来技術〕
ゴルフの上達にはパッティングやショートアプローチ技
術の向上が不可欠とされ、愛好家のあいだでは不断の練
習が行なわれている。しかしながら練習用マット等の敷
設、収納、打撃ボールの回収、ボールの位置決め等に手
間がかかるため、手軽にパッティング練習等を行なう得
ないという問題があった。こうした問題を解決するた
め、本出願人は先にパッティング等を簡便に行ない得る
ゴルフ練習器を発明し、これを「ゴルフ練習器」として
出願している(特願昭58−010819号) 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら上記したゴルフ練習器は簡便に打撃練習し
得るという利点はあるものの、実用面から見た場合、以
下に述べるような2つの欠点を有している。
まず第1の欠点は前記ゴルフ練習器の軌条体と組合わさ
れるパターは予め対となるべく取付可能に構成された特
定のパターでなければならず、通常の市販パターを使用
する愛好家が各自の所有するパターに軌条体を取付けて
練習することができない点にある。
つぎに、前記ゴルフ練習器を有効に使用するには、テー
クバック、振出し時に2個の軌条体構成部材がボールに
接触することなく、いわばボールの斜め下を通過しなけ
ればならず、ヘッド底部の描く円弧状軌跡の半径と軌条
体のわん曲線の半径とが略等しいことが必要である。し
かしながら円弧状軌跡の半径は練習器の身長や体位、打
法により異なるものであって、その半径が前記ゴルフ練
習器の軌条体わん曲線の半径と異なる場合は使用しにく
いという欠点がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、通常の
パターに着脱自在に取付けて簡便に打撃練習を行ない得
ると共に、不特定の練習者が打撃動作を行なっても前記
不具合を生じることなく手軽にパッティング練習を行な
い得るゴルフ練習具を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本発明に係るゴルフ練習具
は、所定寸法離間して略並行に配置された2個の軌条体
構成部材を有する軌条体と、該軌条体をパターのヘッド
の打撃面に対してその長手方向が略直角となるようにパ
ターに着脱自在に取付けるように構成された取付手段と
を具備し、軌条体構成部材はその離間寸法がボールの直
径より小さく且つ軌条体に該ボールをのせた場合、該ボ
ール底部が該軌条体底部より下方に突出する寸法とし、
軌条体はパターに取付手段で取り付けた状態で該取付手
段に対して所定範囲で上下に傾動し得るように構成され
ていることを特徴とする。
〔作用〕
本発明は上記構成を採用することにより、軌条体を構成
する軌条体構成部材はその離間寸法がボールの直径より
小さく且つ軌条体に該ボールを載せた場合、該ボール底
部が該軌条体底部より下方に突出する寸法とし、該軌条
体はパターに取付手段で取り付けた状態で該取付手段に
対して所定範囲で上下に傾動し得るように構成されてい
るので、該軌条体を取付手段でパターに取付け、ボール
をヘッド打撃面で打撃すると該ボールは軌条体構成部材
と軌条体構成部材の間の底面(芝面、地面も含む)を転
走しながら該軌条体構成部材に乗り上げ制動され失速
し、該失速後のボールは元の位置に戻ると共に、パター
のヘッド底部の描く円弧状軌跡の半径と軌条体の形状の
差異による不具合は軌条体が傾動することにより自動的
に解消するから、練習者がいかなる半径の円弧状軌跡で
も不具合なく繰り返しパッティングの練習ができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第6図は本発明の第1実施例を示す図で、第1
図は右利き練習者が所持した通常のパターヘッドに本実
施例のゴルフ練習具を取付け、前方(X方向)へ打撃す
るべく構えた状態の平面図、第2図は第1図のA−A線
上断面図、第3図は第2図のB−B線上断面図、第4図
は第2図のC−C線上断面図、第5図は第1図のD部分
を示す分解組立斜視図、第6図は作動図である。
本発明に係るゴルフ練習具は、2個の軌条体構成部材か
ら成る軌条体8と、該軌条体8の後部に所定角だけ傾動
自在に連結された板状部材9と、取付機構55等から成
る。
軌条体8は後方から前方(X方向)に向って略平行に伸
びた2個の軌条体構成部材8a,8aで構成され、該軌条体
8は凹状にわん曲している。このわん曲線の半径は如何
なる練習者の円弧状軌跡の半径よりも適量大きく形成さ
れている。
2個の軌条体構成部材8a,8aはボール2の直径寸法より
適量小さい間隔で配置され、その断面は軌条体8上にボ
ール2をのせた場合、第3図に示すようにボール2の底
部が軌条体8の底部からそのわん曲外方側に向けて寸法
aだけ突出するよう構成される。また2個の軌条体構成
部材8a,8aはその前端部において前端部材7により一体
的に連結される。
軌条体8の後部には前方が二股状に開き、底面がわん曲
した板状部材9が配置され、その前端両側部には打撃当
接体10,10が立設される。2個の打撃面当接体10,10の後
面は平面的にみて軌条体8の中心線と略直角なZ方面一
直線上に配置される。打撃面当接体10,10の両外側部に
はZ方向の孔11を有するヒンジピン取付部材12が固着さ
れる。
2個の軌条体構成部材8a,8aの後端にはZ方向の孔13が
形成されたヒンジペン取付部材14,14が立設され、ヒン
ジピン取付部材14,14の後部には後方に向けて突出した
ストッパー15,15が一体的に形成される。軌条体8の中
心線に対し同じ側にある孔11,13には片端に雄ねじ部を
有する頭付のヒンジピン16,16がZ方向一直線上にある
ように遊嵌され、片端にはナット17が螺入される。
上記のようにヒンジペン16,16を介して板状部材9とピ
ン連結された軌条体8はヒンジペン16,16を軸として第
2図の状態から板状部材9に対し、二点鎖線で示すよう
に、少なくとも角度θ1は反時計方向の回転が自由に行
なえるものの、時計方向の回転はストッパー15,15の後
端と打撃面当接体10,10前面の当接によって禁止され
る。このようにストッパー15,15によって板状部材9に
対する軌条体8の時計方向回転が禁じられた常態で、軌
条体8のわん曲線の軌条体8後端部における接線と、板
状部材9底面のわん曲線の板状部材9前端部における接
線とは略一致している。
18は下面に雌ねじ孔を有する押圧体であり、該押圧体18
は板状部材9に複数個設けられた孔19の下方から挿通し
たビス20を螺入することによって前記複数個のいずれの
孔位置にも固定できる。21は押圧体18をZ,X方向に貫通
する十字孔であり、該十字孔21のZ方向孔には中央部に
X方向の雌ねじ孔22を有するピン23が遊嵌される。十字
孔21のX方向孔には押圧体18を貫通する押ねじ24が挿通
され、該押ねじ24は前記ピン23の雌ねじ孔22に螺入され
る。押ねじ24の前端には押圧座金25が遊嵌される。
本発明の第1実施例は上記のように構成されており、上
記の練習具を通常のパターのヘッドに取付けるには、ま
ず、ヘッド4の打撃面5を打撃面当接体10,10の後面に
当てがい、ヘッド4の底面を板状部材9の前端両側部に
のせる。つぎに押ねじ24を回して押圧座金25によりヘッ
ド4後面を押圧する。これによりヘッド4は押ねじ24と
打撃面当接体10,10に挟まれて板状部材9に摩擦固定さ
れる。なお33,34はそれぞれ板状部材9上面、打撃面当
接体10,10の後面に貼着されたクッション材である。
本発明の第1実施例は以上のように通常のパターのヘッ
ドに取付けることができ、取付けた状態ではパター3と
軌条体8を共に振ることができる。
以下、作用説明として通常のパターに取付けた本発明の
第1実施例を用いてパッティング練習を行なう方法を述
べる。
まず、第1図、第2図に示すように2個の軌条体構成部
材8a,8aの間の床面1上にボール2を置き、軌条体8の
底部を床面1から微小寸法だけ上方に浮かした状態に構
える。この状態で軌条体8の底部は第4図に示すように
床面1より微小寸法bだけ上方にあり、この寸法bは第
3図に示した寸法aより小さい。従ってボール2は2個
の軌条体構成部材8a,8aには接触しない。
つぎに第6図に示すようにヘッド4を後方に引いてテー
クバックをとるとヘッド4底部は凹状の円弧状軌跡Sに
沿って軌条体8と共に移動する。しかしながら前記した
ように軌条体8のわん曲線の半径は円弧状軌跡Sの半径
より大きい。このため、ヘッド4の後方移動が進むにつ
れて軌条体8の底部はやがては床面1に接し、その後は
床面1を擦りながらヘッド4に曳かれて後方に移動す
る。この移動につれて軌条体8はヒンジピン16を軸とし
てヘッド4に対しては角度θ1だけ反時計方向に回転し
てテークバックが終了する。この終了状態で軌条体8の
底部は床面1と点Pで接し、静止したボール2の位置に
おける床面1から軌条体8の底部までの寸法はcとな
る。しかしながらこの寸法cは、通常の範囲では円弧状
態軌跡Sがどのような半径であっても、常に第3図で示
した寸法aより小さくなり、従ってテークバックによっ
て軌条体構成部材8a,8aは静止したボール2に接触する
ことはなく、2個の軌条体構成部材8a,8aはテークバッ
ク開始から終了までボール2の斜め下をくぐり抜け続け
る。
つぎにヘッド4を前方に振出してボール2を打撃する
が、この場合はテークバック時とは逆の過程をたどり、
軌条体8はボール2に接触することなくヘッド4に押さ
れて床面1を擦りながら前方に移動する。そして軌条体
8はヘッド4に対しては時計方向に回転して元の第2図
の状態に戻りボール2を打撃する。この打撃と同時に前
記ストッパー15,15が打撃面当接体10,10の前面に当接し
てヘッド4に対する軌条体8のその後の時計方向の回転
を禁じる ヘッド4で打撃されたボール2は軌条体8に接触するこ
となく或る距離だけ床面1上を前方に転走する。この速
度はヘッドと連動して振出される軌条体8の速度より大
きい。しかしながらヘッド4に対する時計方向の回転が
禁じられた軌条体8がヘッド4の円弧状軌跡Sに沿って
上昇し続けるのでボール2はやがて軌条体8上に乗り上
げ、2個の軌条体構成部材8a,8aに跨って転走しはじめ
る。
軌条体8を転走しはじめたボール2はその後のヘッドの
振出しによって起こる軌条体8の前上り勾配の増加によ
って制動され軌条体8上で失速する。強く打撃した場合
は軌条体8の前端に設けられた前端部材7に衝突して失
速する。
軌条体8上で失速したボール2は軌条体に沿って元のヘ
ッド4の位置まで転がり落ちてくる。
本発明の第1実施例の使用方法は以上に述べたとおりで
あり、通常パターに取付けるだけで面倒なボール収拾等
が不要となり、手軽に打撃練習が行なえる。
通常パターのヘッドには種々の形状のものがあり、前記
第1実施例はヘッドの後面が後方下りの斜面に形成され
たヘッドに取付けることができない。第7図、第8図は
本発明の第2実施例を示す図で、上記したように後面が
後方下りの斜面に形成された通常のパターのヘッドに取
付けることができる。なお、第7図は部分平面図、第8
図は第7図のE−E線上断面図である。
上記図において、押えレバー26の中央部にはX方向に長
い長孔が設けられ、後端には爪28が形成される。爪28は
板状部材9の後部に刻設された複数のロック歯29と噛合
して押えレバー26の後方移動を禁ずる。30は孔19に挿通
し得る締付けボルトであり、31は球面座金、32は蝶ナッ
トである。なお、本実施例において、上記以外は前記第
1実施例とほぼ同じである。
本発明の第2実施例は上記のように構成されており、本
実施例を通常パターヘッドに取付けるには、前記同様ヘ
ッド4aの打撃面5a及びヘッド4a底面を打撃当接体10,10
後面、板状部材9の前端両側部に当てがい、押えレバー
26の前端をヘッド4a後面の斜面に当てがう。同時に爪28
をロック歯29に噛合わせて下方から孔19、長孔27に締付
ボルト30を挿通し、球面座金31を介し押えレバー26を蝶
ナット32で下方に締付ける。これによりヘッド4aは板状
部材9及び打撃面当接体10,10に押圧され板状部材9に
摩擦固定される。
第9図は本発明の第3実施例に示す部分分解組立斜視図
であり、本実施例は通常パターのシャフトに取付けられ
るようにしたものである。
同図において、35a,35bは締付ビス36c,36cにより着脱自
在に通常のパターのシャフト37に締付固定できる2つ割
りクランプ35のクランプ片、36はクランプ片35a後方に
X方向に固着された軸、37は軸36に回動、摺動自在に遊
嵌された筒状部材、38は筒状部材37を軸36に固着するた
めの押ねじ、39は筒状部材37の下方に固着され、その下
辺がZ方向に配置された逆L字状部材、40は逆L字状部
材39の下辺に回動、摺動可能に遊嵌され、下方にX方向
の孔41を有する板状部材42が固着された筒状部材、43は
筒状部材40を逆L字状部材39に固着するための押ねじ、
44はヘッド4cの底部に配置され、前方が二股状に開いた
二股状部材、45はX方向の孔46を有し、二股状部材44の
後方に立設された板状部材、47は板状部材45と板状部材
42を固定するためのビス、48はビス47に螺入されるナッ
ト、49,49は二股状部材44前端と軌条体構成部材8a,8aの
後端を連結した前記同様の機能をもつヒンジ機構であ
る。
上記構造によれば締付ビス36c,36cを抜き、2つ割りク
ランプ35をシャフト37から取外すことができ、従って着
脱自在に軌条体8を通常パター3に取付けることができ
る。なおこの取付構造によればヘッド4aに対する軌条体
8のY,Z方向の調整が行なえ、更にナット48を緩め、軌
条体8をビス47を軸にして回動することにより軌条体8
の軸方向(Z方向)とシャフト37のなす角度を調整でき
る。なお、本実施例において、上記以外は前記第1実施
例とほぼ同様である。
第10図は本発明の第4実施例を示す正面図である。
同図において、軌条体8のわん曲線の半径は円弧状軌跡
の半径より適量小さい。前記ヒンジピン取付部材14から
後方に突設したストッパー15aの突出寸法は前記第1実
施例のそれより小さく、該ストッパー15aは軌条体8が
板状部材9に対し二点鎖線で示した第2図の状態からヒ
ンジピン16を軸に角度θ2だけ時計方向に回転したとき
に打撃面当接体10に接し、それ以上軌条体8が時計方向
に回転するのが禁じられる。なお第10図において上記以
外は第1前記実施例とほぼ同じである。
以上のように構成された本発明の第4実施例の作用を第
11図(a)〜(c)に基づいて簡単に説明する。なお第
11図(a)〜(c)は作用を模擬的に示した説明図であ
る。
まず前記同様に構えた状態から第11図(a)に示すよう
にテークバックをとると、軌条体8のわん曲線の半径が
円弧状軌跡Sの半径より適量小さいので、軌条体8は自
重によりヘッド4に対してはヒンジピン16を軸に角度θ
だけ時計方向に回転し、テークバック終了時には軌条体
8の底部は床面1と点Qで接し、このとき静止している
ボール2の位置における床面1から軌条体8底部までの
高さ寸法はc1となる。しかしながらこの寸法c1は、通常
範囲では円弧状軌跡Sがどのような半径であっても常に
第3図に示した寸法aより小さくなり、従って軌条体8
をボール2に接触させることなくテークバックをとるこ
とができる。
つぎにヘッド4を前方に振出して打撃するが、この場
合、ボール2を打撃する瞬間までは軌条体8はヘッド4
に対して反時計方向に角度θ2だけ回転し、打撃後は第
11図(b)に示すように反対に角度θ2だけ時計方向に
回転した後、同方向の回転を禁じられ、床面1を離れて
第11図(c)に示すように円弧状軌跡Sに沿って上昇す
る。打撃後のボール2が軌条体8に乗り上げて制動され
るのは前記第1実施例の場合と同じであるが、本実施例
ではヘッド4に対する軌条体8の時計方向回転の禁止が
打撃よりやや遅れて起こるので、打撃後も軌条体8が長
時間低い位置にあり、従って打撃されたボール2が床面
1を転がる距離が長くなる。
なお、第10図に示したストッパー15aの構造は前記第1
実施例のように軌条体わん曲線の半径が円弧状軌跡Sの
半径より大きい場合にも適用でき、この場合には打撃
後、ボール2が床面1上を転がる距離を一層長くするこ
とができる。
つぎに、上記第4実施例は前記第10図に示した角度θ2
を更に大きくすることにより、第12図に示すように、打
撃によって床面1上を転がるボール2を、軌条体8に接
触させることなく、軌条体8の先端近傍まで到達させる
ことができる。
なお第12図は第4実施例の別の使用方法を模擬的に示し
た説明図である。
第12図において、ヘッド4で打撃されたボール2は前記
同様に床面1上を転がりはじめるが、打撃後のヘッド4
が円弧状軌跡S上の位置H1,H2,H3に進むにつれて軌条体
8はその底部が接する床面1の位置を点R1,R2,R3と前方
に移動し、転がっているボール2の前方の軌条体8を降
下させ続ける。この降下によって転走するボール2の位
置における床面1から軌条体8底部までの高さ寸法は、
ボール2が軌条体8に乗り上げるほどの寸法には達せ
ず、従ってボール2は軌条体8に接触することなく軌条
体8の前端近傍まで床面1を転送する。軌条体8の前端
近傍まで転送したボール2は軌条体8に乗り上げるか、
または前端部材7に衝突して失速する。
前記したように本発明ゴルフ練習具を通常パターに取付
けて使用する場合、打撃されたボールは打撃位置から前
方に或る距離だけ軌条体8に接触することなく床面1上
を転走して軌条体8に乗り上げる。従って本発明ゴルフ
練習具は、通常パターに取付けた状態で、その打撃面か
ら前方に向けた或る区間は軌条体8は必ずしも必要では
ない。
第13図に示した第5実施例は上記観点からヘッドに取付
けられた状態で、ヘッド前方の前記或る区間には軌条体
8を設けず、この区間を連結部材で連結したものであ
る。なお第13図は第5実施例を示す平面図である。
上記図において、軌条体8は、打撃面当接体10,10から
前方に向けた或る寸法Lの区間には設けられておらず、
2個の軌条体構成部材8a,8aの後端8a′,8a′の近傍には
連結部材50,50の前端が一体的に連結される。前記軌条
体構成部材8a,8aの後端8a′,8a′は打撃されて床面1上
を転がったボール2が軌条体8に接する部位51より適当
寸法だけ後方に位置している。連結部材50,50は軌条体
8の幅方向(Z方向)外方側に向けて膨らんだ形に形成
され、該連結部材50,50の後端はヒンジピン16,16を介し
て打撃面当接体10,10に連結される。ヒンジピン取付部
材14,14は連結部材50,50の後端に立設される。上記以外
は前記第1実施例とほぼ同様である。なお第14図は第13
図のF部分を示す部分斜視図である。
上記のように構成しても打撃されたボールが前記同様に
軌条体8に乗り上げることから前記実施例とほぼ同様の
作用、効果を奏する。
つぎに前記各実施例では軌条体8がヒンジピン16を軸と
して傾動する構造を示したが、板状部材9に対して軌条
体8を所定角だけ傾動させる傾動機構は他にも種々のも
のが容易に実施できる。
第15図(a)は本発明の第6実施例を示す部分正面図で
あり、皮革等の可撓材を用いて軌条体8を傾動し得るよ
うに構成したものである。
同図において、板状部材9の両側部前端には前方に向け
て突設部材52が固着される。53は適度な可撓性を有する
皮革等からなる可撓材であり、該可撓材53は、前記突設
部材52の前端面と軌条体部材8aの後端面を密接した状態
で、突設部材52と軌条体部材8aの上面に跨るように貼着
される。
以上のように構成された軌条体8の傾動機構は第15図
(b)に示すように、可撓材53を屈曲させて軌条体8を
板状部材9に対し反時計方向に回転させることは容易で
あるが時計方向の回転は実質的に禁止される。なお、第
6図実施例において、上記以外は前記第1実施例とほぼ
同様である。
さらに、前記実施例では軌条体8のわん曲線の半径は練
習者の円弧状軌跡Sの半径より適量大きい場合、あるい
は適量小さい場合について述べたが上記両半径は略等し
くても同様の作用効果を奏する。
第16図(a)は本発明の第7実施例を示す正面図であ
り、本実施例では軌条体8は異なる半径のわん曲線が組
合わされた形状に構成される。第16図(b)は本発明の
第8実施例を示す正面図であり、本実施例では軌条体8
は直線状に形成される。第16図(c)は本発明の第9実
施例を示す正面図であり、本実施例では軌条体8は直線
状に形成された軌条体の前方にわん曲した軌条体が一体
的に連結されて構成される。なお第7,第8,第9実施例に
おいて上記以外は前記第1実施例とほぼ同様である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るゴルフ練習具は、軌条
体を構成する条体構成部材はその離間寸法かボールの直
径より小さく且つ軌軌条体に該ボールを載せた場合、該
ボール底部が該軌条体底部より下方に突出する寸法と
し、該軌条体はパターに取付手段で取り付けた状態で該
取付手段に対して所定範囲で上下に傾動し得るように構
成されているので、該軌条体を取付手段でパターに取付
け、ボールをヘッド打撃面で打撃すると該ボールは軌条
体構成部材と軌条体構成部材の間の床面(芝面、地面も
含む)を転送しながら該軌条体構成部材に乗り上げ制動
され失速し、該失速後のボールは元の位置に戻ると共
に、パターのヘッド底部の描く円弧状軌跡の半径と軌条
体の形状の差異による不具合は軌条体が傾動することに
より自動的に解消するから、練習者がいかなる半径の円
弧状軌跡でも不具合なく繰り返しパッティングの練習が
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の第1実施例を示す図で、第1
図は平面図、第2図は第1図のA−A線上断面図、第3
図は第2図のB−B線上断面図、第4図は第2図のC−
C線上断面図、第5図は第1図のD部分を示す分解組立
斜視図、第6図は作動図である。 第7図、第8図は本発明の第2実施例を示す図で第7図
は部分平面図、第8図は第7図のE−E線上断面であ
る。 第9図は本発明の第3実施例を示す部分分解組立斜視
図、第10図は本発明の第4実施例を示す正面図、第11図
(a),(b),(c)は第4実施例の作動図、第12図
は第4実施例の別の用い方の作動図、第13図は本発明の
第5実施例を示す平面図、第14図は第13図のF部分を示
す分解組立斜視図、第15図(a)は本発明の第6実施例
を示す部分正面図、第15図(b)は第15図(a)の軌条
体が傾動した状態を示す正面図、第16図(a)は本発明
の第7実施例を示す正面図、第16図(b)は本発明の第
8実施例を示す正面図、第16図(c)は本発明の第9実
施例を示す正面図である。 2……ボール、3……パター、4,4a,4c……ヘッド、5,5
a……ヘッドの打撃面、7……前端部材、8……軌条
体、8a……軌条体構成部材、9……板状部材、10……打
撃面当接体、15,15a……ストッパー、16……ヒンジピ
ン、18……押圧体、24……押ねじ、26……押えレバー、
29……ロック歯、30……締付ボルト、35……2つ割りク
ランプ、50……連結部材、53……可撓材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定寸法離間して略並行に配置された2個
    の軌条体構成部材を有する軌条体と、該軌条体をパター
    のヘッドの打撃面に対してその長手方向が略直角となる
    ようにパターに着脱自在に取付け得るように構成された
    取付手段とを具備し、前記軌条体構成部材はその離間寸
    法がボールの直径より小さく且つ前記軌条体に該ボール
    をのせた場合、該ボール底部が該軌条体底部より下方に
    突出する寸法とし、 前記軌条体は前記パターに前記取付手段で取り付けた状
    態で該取付手段に対して所定範囲で上下に傾動し得るよ
    うに構成されていることを特徴とするゴルフ練習具。
JP61203516A 1986-08-29 1986-08-29 ゴルフ練習具 Expired - Lifetime JPH0787869B2 (ja)

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JPS5816170U (ja) * 1981-07-22 1983-02-01 根本 治幸 ゴルフパタ−練習器
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