JP4038947B2 - 標識灯、埋込型標識灯及び埋込型標識灯装置 - Google Patents

標識灯、埋込型標識灯及び埋込型標識灯装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は標識灯、埋込型標識灯及び埋込型標識灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
航空用の滑走路や誘導路の案内標識を示すために、各種色彩の標識光を投射する標識灯が路面下に埋設されている。
【0003】
この路面下に埋設される埋込型標識灯は、所定の光投射範囲と光量を有する配光特性を有することが規定されている。
【0004】
この埋込型標識灯は、路面に埋設される有底円筒状の基台と、この基台の円筒状内部に収納固定される略円盤状の標識灯体からなり、前記標識灯体は、上部灯体と下部灯体に分割され、この上部灯体の上面の一部に穿設された取付穴と、下部灯体の外周部のフランジ部に穿設された孔とが設けれている。前記基台の内面には、前記フランジ部が載置される内周段部が形成され、その内周段部には、ネジ部材が挿入される取付穴が形成され、前記上部灯体の取付穴と前記下部灯体のフランジ部の孔を介して、前記基台の内周段部の取付穴に挿入されたネジ部材とナットで螺合固定している。
【0005】
なお、前記基台と前記下部灯体との間と、前記上部灯体と下部灯体との間にはOリングを介在させて水密的に固定する。
【0006】
前記標識灯体の上部灯体の上面は、平坦部と傾斜面を有し、傾斜面の外周縁は、路面に埋設される前記基台の先端部分と同一平面寸法となるように形成されている。つまり、前記上部灯体の平坦部は、路面から傾斜面の傾斜角度分突出されるように配置されるが、前記傾斜面によって、前記上部灯体の車輪等での踏み付け走行が可能となっている。
【0007】
更に、前記上部灯体の内面から外面に対して、所定の高さと幅寸法で傾斜し、後述する光学レンズ系が配置される光導出用の開口溝が形成されている。この開口溝は後述する標識灯用ランプが配置される内部空間が連通されている。前記開口溝には、プリズムが水密的に挿入配置されると共に、このプリズムの光入射面には、色彩フィルタが配置されている。前記内部空間には、標識光を発光する電球とこの電球の後方に配置されて発光された標識光を反射するリフレクタからなる標識灯用ランプが取り付け配置されている。
【0008】
このような構成の埋込型標識灯において、前記標識灯用ランプへの点灯電力供給源からの点灯電力供給により、標識灯用ランプから発光した標識光は、リフレクタで反射され、色彩フィルタで所定の色彩光に変換され、前記開口溝から投射される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の埋込型標識灯において、特に航空用滑走路や誘導路及び一般道路などに埋設する際には、航空機の離発着や自動車の交通の少ない時間帯に路面をボーリングして、前記基台を路面下の電源と接続して埋設後、上部と下部灯体を組み入れるために、埋設型標識灯の設置作業を短時間で行う必要がある。特に基台や上部と下部灯体を埋設するためのボーリング作業の短縮のために、薄型が望まれている。
【0010】
さらに、埋込型標識灯の保守点検は、航空機の離発着が無く、交通量の少ない夜間の時間帯に実施されることが多く、又、標識灯から放射される光は所定の配光特性を維持すると共に、迅速な補修作業が求められている。
【0011】
しかしながら、従来の標識灯用ランプの交換時において、特にリフレクタ付き標識灯用ランプの場合は、リフレクタの取付向きを確認して所定の配光特性の標識灯を放射するように確認しながらの作業を行うことになり、ランプ交換作業時間の長期化と煩雑となる課題があった。
【0012】
又、埋込型標識灯を新設したり、あるいは、破損変形した際に新たな埋込型標識灯に交換する際に、前記埋込型標識灯の搬送や取り扱い時に、前記下部灯体に接続配置されたプラグやリード線を保持することが多く、リード線の切断や前記リード線とプラグ用端子台との接続弛みによる電気的接続不良が生じる課題があった。
【0013】
本発明は、埋込型標識灯の埋設作業が短時間化でき、標識用灯ランプの交換が確実に、かつ、迅速簡便に実行できる標識灯体と標識灯用ランプ及び埋込型標識灯の取り扱い作業において、点灯電力供給源と接続するリード線の断線や電気的接続不良の生じることのない標識灯、埋込型標識灯及び埋込型標識灯装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の標識灯は、斜め上方に光導出用の開口溝とこの開口溝に連通する内部空間部を有し、この開口溝と内部空間部の間に水密的に配置された光路規制用のプリズムを含んでなる光学レンズ系を配置する上部灯体と;前記上部灯体と水密的に嵌合される有底状を成し、この内側底面部に標識灯用ランプを配置する最底部と、前記標識灯用ランプのプラグと接続する端子部を配置する前記最底部から立ち上げられた段部とからなる下部灯体と;を具備したことを特徴とする。
【0015】
本発明及び以下の発明において、用語の定義及び技術的意味は次による。
【0016】
上部灯体は、円盤形状で、上面中央部分は平坦面を有し、その平坦面から外周に向けて傾斜面を有しており、その傾斜面の下面は下部灯体と接合して、路面と略同位置設置されるようになっている。前記傾斜面には標識光を導出する開口溝が設けられ、この開口溝は上部灯体内面の内部空間部に連通されている。さらに内部空間部には、前記標識光を投射する光源である標識灯用ランプが収納される。
【0017】
光学レンズ系は、上部灯体と下部灯体内の配置された標識灯用ランプから投射された光を、路面に対して所定の鉛直角を中心とした所定の配光特性の範囲内に標識光を投射するために屈折させるプリズムと、必要に応じて、標識光に特定の色彩光に変換する色フィルタなどから構成されている。
【0018】
標識灯用ランプは、埋込型標識灯用に最適であるが、これに限られるものではなく、露出型においても適用可能である。または埋込型標識灯としては、航空用や道路用などの用途に限定されるものではない。
【0019】
電球は、小型高出力の点からハロゲン電球が望ましいが、クリプトンやキセノンガスを封入した電球においても比較的小型高光出力が求められ、またはそれほど小型高光出力が求められない場合を含め、その他の電球を使用することも可能である。ハロゲン電球は、バルブ表面に赤外線反射膜を形成したものがあるが、発光効率が高いことから本発明に好適である。
【0020】
リフレクタは、電球から投射された光を反射させて所定の配光パターンの標識光を前記光学レンズ系を介して標識灯灯体の上部灯体の開口溝から投射するために、前記電球の背面に配置された反射手段である。
【0021】
このリフレクタは、電球が配置される位置を元に、異なる曲面を有した複数のファセットで構成されている。この複数のファセット個々で反射された電球からの光の反射パターンが合成されて所望の配光特性が得られるようになっており、前記個々のファセットの曲面を変えることにより、反射光の配光パターンの制御が可能となっている。
【0022】
また、前記複数のファセットは、電球から投射された光の上半分と下半分を反射する面に分けられていると共に、各ファセットの面は滑らかで、隣接するファセットの境界は、異なる曲面が接合された形状となっている。さらに、上半分と下半分のファセットの境界には、上半分ファセットに対して下半分ファセットが後退した段差を設けることも可能で、前記上部灯体の開口溝から投射される標識光の鉛直方向の配光パターンの上下半分の各ファセットの曲面以外で制御を行うことも可能である。
【0023】
これら、前記ファセットは、一体に成形され、ファセットの基体内面には、高反射率の反射膜を被着したものが好適であるが、基体自体が反射率の高い物質、例えば高純度アルミニュームなどで成形される場合は、別に反射膜を被着する必要はない。また、基体としてはガラスや金属が適している。
【0024】
なお、前記電球とリフレクタとは、それらの光学的関係を規制するために、口金セメントのような部材を介して固着することが望ましい。しかし、必要に応じて、リフレクタに対して電球を着脱可能とすることもできる。このような構成を採用すると、電球の断線時にリフレクタをそのままにして電球のみを交換することが可能となる。
【0025】
これにより、標識灯の薄型が実現でき、灯体の路面への埋設作業や点検保守作業の短縮が実現できた。
【0026】
請求項2の発明の標識灯は、請求項1記載の標識灯において、前記端子部は;前記標識灯用ランプから導出されたリード線のコネクタが挿入接続される一対の接続プラグ端子と;この接続プラグ端子と併設され、接続プラグ端子との間に電気的に接続されるフィルムカットアウト素子を挟持接続する一対の接続接片と;前記接続プラグ端子と前記接続接片と電気的に接続された電源接続用の一対の電源プラグ端子と;前記接続プラグ端子と前記接続接片及び前記電源プラグ端子を植設する絶縁基板と;を具備し、前記絶縁基板の表面側に前記接続プラグ端子と前記接続接片とが配置され、前記絶縁基板の裏面側に前記電源プラグ端子が配置されることを特徴とする。
【0027】
標識灯用ランプから導出されるリード線の一端は、電球のフィラメントに電気的に接続されており、他端には、コネクタが電気的に接続されている。このコネクタは、前記リード線が接続されると共に、前記接続プラグ端子に挿入する際の把持部と、前記接続プラグ端子に挿入され電気的に接続される弾性体からなる挿入部とから構成されている。
【0028】
接続プラグ端子は、前記コネクタの挿入部が挿入されるプラグであり、この接続プラグ端子と、フィルムカットアウト素子の表面に設けられた電極に接触して電気的に接続される接続接片と、電源プラグ端子は、それぞれの一方の端子と接片同志が電気的に接続されている。
【0029】
前記フィルムカットアウト素子は、前記電球のフィラメントと並列に接続されるもので、フィラメントが断線した際に、フィルムカットアウト素子の両端電極に加わる高電圧により、絶縁破壊を生じさせて、断線フィラメント間を短絡させるものである。
【0030】
一般に、設置された複数の標識灯の光度を均一に制御するために、複数の標識灯内部の複数電球を直列接続して、電球点灯電力は定電流が用いられている。このため、1つの電球に断線が生じると、同一電源に接続されている他の電球が全て消灯されることになる。このため、ある電球のフィラメント断線により消灯した際に、他の電球は継続点灯可能なように、各電球のフィラメント毎に、前記フィルムカットアウト素子が並列接続配置されている。
【0031】
このフィルムカットアウト素子は、円盤型コンデンサの形状構造を有し、フィラメントが正常時には、フィルムカットアウト素子の両電極に所定の電圧が供給されているが、フィラメント断線時にはフィルムカットアウト素子の両電極間に高電圧が加わり、コンデンサの絶縁破壊を生じさせ、前記フィラメント間を短絡させるようになっている。
【0032】
これにより、フィラメント断線していない他の電球に短絡したフィルムカットアウト素子を介して、点灯電力が供給されて継続点灯させるものである。なお、フィラメント断線時にフィラメント電極間を短絡させることが可能な素子であれば、フィルムカットアウト素子以外の素子を用いることも可能である。
【0033】
前記接続プラグ端子と前記フィルムカットアウト素子は、接続プラグ端子の幅方向と、前記接続接片の幅方向は、同一方向となるように併設されており、かつ、前記接続接片は、前記接続プラグ端子の間に前記フィルムカットアウト素子が配置される位置に配置されている。
【0034】
前記標識灯は、下部灯体に標識灯用ランプを固定収納した後、前記標識灯用ランプから導出されているリード線の接続コネクタを端子部に接続し、かつ、上部灯体と仮嵌合させることで、下部灯体の裏面側には、点灯電力源と接続する電源プラグ端子しか露出されず、従来のような下部灯体から延在したリード線のハンドリングができず、標識灯の外周面を保持して搬送や取付作業を行うことになり、点灯電力源と接続された電源コネクタを前記電源プラグ端子に接続する単純作業となる。またも標識灯内に収納接続プラグ端子とフィルムカットアウト素子の接続接片との並設配置構成により、端子部の省スペース化と小型化が可能となった。
【0035】
請求項3の発明の標識灯は、請求項2の標識灯において、前記接続接片で挟持接続されるフィルムカットアウト素子の高さ寸法は、前記端子部の接続プラグ端子の高さ方向寸法以下としたことを特徴とする。
【0036】
前記フィルムカットアウト素子の高さ寸法を接続プラグ端子の高さ寸法以下とすることにより、前記接続プラグ端子に挿入する前記電球からのリード線に接続されたコネクタの挿脱作業が容易に行える。このコネクタ挿脱時の前記接続プラグ端子に近接して設けたフィルムカットアウト素子の接続接片の転倒や破損などの影響が軽減可能となった。
【0037】
請求項4の発明の標識灯に用いる標識灯用ランプは、電球を内部に配置すると共に電球の一端を固着する固定部及び固定部に連接される反射面部を有するリフレクターと;前記固定部の端部に配設される有底円筒状のベースと;前記ベースの一方向から導出され前記電球に電気的に一端が接続され、他端にコネクタが接続されたリード線と;を具備したことを特徴とする。
【0038】
電球はリフレクタを連接する固定部の端部の有底円筒状ベースに固着部材、例えばセメント材などで一体的に固着されている。これにより、電球とリフレクタの位置関係が規制され、リフレクタから反射される反射パターンが所定の配光特性を有することが可能となった。
【0039】
請求項5の発明の標識灯に用いる標識灯用ランプのベースは、前記リード線導出部分の外周円弧を平面状とすることを特徴とする。
【0040】
標識灯用ランプの有底円筒状のベースから電球に接続されているリード線を導出させ、そのリード線が導出されるベース部分の円弧を平面状にする。例えば標識灯用ランプのリフレクターの上半分反射面を上にした状態で、背面から見て右側にリード線を導出する場合は、そのリード線導出させたベースの円弧の一部を切り欠いて平面にする。これにより、標識灯用ランプを灯体に取り付ける際に前記平面の位置で標識灯用ランプの取付方向が認識可能となり、特に夜間における取付作業時に、標識灯用ランプの取付方向の確認に有効である。
【0041】
請求項6の発明の標識灯に用いる標識灯用ランプは、前記ベースの有底円筒状の外側有底部は、略台径の形状を具備したことを特徴とする。
【0042】
埋込型標識灯から投射される標識光は、所定の鉛直角の配光パターンを有する必要があり、この所定の配光パターンを確保するために、灯体内に収納配置される標識灯用ランプは、略斜めに取り付け固定して、プリズムなどで所定の鉛直角の光にするための光路規制をする必要がある。この灯体内の収納配置において、標識灯用ランプの有底円筒状ベースの外側有底部を断面略台形状に形成することにより、灯体内に収納配置する標識灯用ランプの高さ方向の寸法が短縮化でき、灯体を薄くすることが可能となる。
【0043】
請求項7の発明の標識灯に用いる標識灯用ランプは、前記標識灯用ランプの電球は、フィラメントを有する電球であり、前記電球のフィラメントは、タングステン部材でシングルコイル形状に形成され、このシングルコイルフィラメントの%ピッチを170%以上であることを特徴とする。
【0044】
標識灯用ランプは、主として路面下に設置使用されることが多く、路面状を通過する車輪による振動を多く受けることになる。このため、標識灯用ランプに用いられる電球のフィラメントをタングステン部材のシングルコイル形状で%ピッチを170%に形成することで、耐震性の優れた電球が得られた。
【0045】
請求項8の発明の埋込型標識灯は、斜め上方に光導出用の開口溝とこの開口溝に連通する内部空間部を有し、この開口溝と内部空間部の間に水密的に配置された光路規制用のプリズムを含んだ光学レンズ系と、前記内部空間部に請求項4乃至7のいずれか1の標識灯用ランプの前記リフレクターの前記反射面部に構成された上面反射面部が収納配置される上部灯体と;前記上部灯体と水密的に嵌合組み合わされる有底状の容器で、この容器の底面部に請求項4乃至7のいずれか1の標識灯用ランプを固定する最底部と、前記標識灯用ランプのプラグと接続する請求項2または3のいずれかの端子部を配置する前記最底部から立ち上げられた段部とからなる下部灯体と;を具備し、前記上部導体と前記下部導体を嵌合組み合わせて、前記上部灯体の開口溝の上部以外を路面に埋設することを特徴とする。
【0046】
本発明の埋込型標識灯は、空港用としては、滑走路の中心線灯、誘導路灯、及び停止線灯等、道路用としては交差点標識用などの所望の用途に適応することができる。
【0047】
この種の埋込型標識灯は、路面に埋設され、かつ、路面に対して、小さい鉛直角で標識光を投射することが必要である。また、路面への埋設作業と補修点検作業の容易性も必要である。このため、標識灯灯体を上部灯体と下部灯体に分割可能とし、上部灯体には、主として標識光の投射用開口溝と光路規制用の光学レンズ系を設け、下部灯体には、主として標識灯用ランプの取り付け固定と駆動電力供給端子を設けている。
【0048】
前記下部灯体は、有底状の容器で、最底部には標識灯用ランプが収納配置される空間を設け、この空間に配置される標識灯用ランプのベース側が配置される最底部から空間部に対して立ち上げた段部を設けた形状とする。これにより、下部灯体の外側底面は、最底面の平面部とこの平面部から立ち上がった段部の平面部との二段平面部を有して形状にした。
【0049】
また、この段部に配置する端子部は、標識灯用ランプと点灯電力源とを接続する端子で、標識灯用ランプの電球フィラメントに接続されたリード線接続用の端子と、路面下に設けられた点灯電力供給源と接続された駆動電力用電線と接続される端子を有している。
【0050】
これにより、下部灯体の内の標識灯用ランプの保持収納空間を最小スペースで確保でき、かつ、前記点灯電力供給源と接続された駆動電力用電線を下部灯体の外側底面の段部に配置することで、下部灯体の薄型が可能となった。
【0051】
請求項9の発明の埋込型標識灯装置は、請求項8記載の埋込型標識灯と;前記上部灯体と前記下部灯体を収納嵌合し、路面下に埋設される有底円筒状の基台と;前記基台の有底部内面に配置された前記下部灯体の段部から突出された電源プラグ端子に接続する電源コネクタと;この電源コネクタに電気的に接続され、前記基台の有底部外面に点灯電力供給源に接続された点灯電力供給コネクタに接続挿入するプラグと;を具備することを特徴とする。
【0052】
基台は、路面下に予め埋設されるもので、この路面下に埋設された基台に前記標識灯の下部灯体を嵌合収納させ、かつ、上部灯体を前記下部灯体と嵌合させて、前記基台と上下部灯体をボルトナットで固定する。
【0053】
この基台には、標識灯用ランプの点灯電力供給源と接続されたコネクタが配置されており、このコネクタを前記下部灯体の段部に設けた端子部の電源プラグ端子に接続する。前記電源プラグ端子は、前記下部灯体の端部から外側底面に露出されているために、前記点灯電力供給源と接続されたコネクタとの接続が容易に行うことができる。
【0054】
これにより、基台を介して、埋込型標識灯を路面下に埋設するために、標識灯用ランプの点検交換時には、基台と埋込型標識灯を固定しているボルトナットを解除して、上部灯体を下部灯体から解放することで、下部灯体に固定されている標識灯用ランプの交換が可能となる。また、標識灯用ランプの点灯電力源との接続も標識灯用ランプからのリード線コネクタと前記端子部のプラグの接続交換により簡単に実行できる。また、基台から埋込型標識灯全体を取り外して、新たな埋込型標識灯と交換することも可能で、その際には、基台と埋込型標識灯の固定手段であるネジナットの除去と締め付け、及び点灯電力源に接続されたコネクタを下部灯体の段部の外側底面に露出しているプラグから抜き取りと接続により短時間に交換が可能となった。
【0057】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係る埋込型標識灯の一実施形態の構成を示す断面図である。図2は本発明に係る埋込型標識灯の一実施の形態を示す斜視図である。図2(a)は埋込型標識灯の上部灯体を示しており、図2(b)は埋込型標識灯の下部灯体の表面を示しており、図2(c)は埋込型標識灯の下部灯体の裏面を示しており、図2(d)は埋込型標識灯の下部灯体のY−Y断面を示している。なお、図1と図2の同一部分は同一符号を付している。
【0058】
埋込型標識灯100は、路面Gに埋設される有底円筒状の基台101と、この基台101の円筒状内部に収納固定される略円盤状の標識灯体102からなり、前記標識灯体102は、上部灯体103と下部灯体104に分割され、この上部灯体103の上面の一部に取付穴105が穿設され、下部灯体104の外周部には、フランジ部106が形成されている。一方、前記基台101の内面には、前記フランジ部106が載置される内周段部107が形成されている。この内周段部107には、ボルト部材が挿入される取付穴108が形成され、前記上部灯体103の取付穴105と前記下部灯体104のフランジ部106には、前記基台101の内周段部107の取付穴108に挿入されたボルト部材が挿入延出する透孔109が穿設され、この透孔109から延出したボルト部材にナットが螺合するように形成されている。
【0059】
つまり、前記基台101の取付穴108と、前記上部灯体103の取付穴105及び前記下部灯体104のフランジ部106の透孔109により、ボルト部材とナットで取り付け固定される。この時、前記基台101と前記下部灯体104との間と、前記上部灯体103と下部灯体104との間にはOリング110を介在させて水密的に固定する。
【0060】
前記標識灯灯体102の上部灯体103の上面は、平坦部111と傾斜面112を有し、傾斜面112の外周縁は、路面Gに埋設される前記基台101の先端部分と同一平面寸法となるように形成されている。つまり、前記上部灯体103の平坦部111は、路面Gから傾斜面112の傾斜角度分突出されるように配置されるが、前記傾斜面112によって、前記上部灯体103の車輪等での踏み付け走行が可能となっている。
【0061】
更に、前記上部灯体103の内面から外面に対して、所定の高さと幅寸法で傾斜し、後述する光学レンズ系が配置される光導出用の開口溝113が形成されている。この開口溝113は後述する標識灯用ランプ117が配置される内部空間114が連通されている。前記開口溝113には、プリズム115が挿入配置されて水密的に固定されていると共に、このプリズム115の光入射面には、色彩フィルタ116が配置固定されている。前記内部空間114には、標識光を発光する電球とこの電球の後方に配置されて発光された標識光を反射するリフレクタからなる標識灯用ランプ117が取り付け配置されている。
【0062】
このような構成の埋込型標識灯100において、前記標識灯用ランプ117への図示しない点灯電力供給源からの点灯電力供給により、標識灯用ランプ117から発光した標識光は、リフレクタで反射され、色彩フィルタ116で所定の色彩光に変換され、前記開口溝113から投射される。
【0063】
この埋込型標識灯100の下部灯体104は、図2(b)(c)に示すように、全体形状としては、断面が凹型で有底円筒状の形状をしており、その有底円筒状の開口部にはフランジ106が形成されている。前記有底円筒状の内部は、最低底面部26と、この最低底面部26から立ち上げた段部27a,27bが形成されている。前記最低底面部26には、後述する標識灯用ランプが収納配置されるスペースで、前記段部27a,27bは、最低底面部26に収納された標識灯用ランプと点灯電力源と接続する後述する端子部51が配置される。この段部27a,27bには、前記端子部51が配置される端子部取付孔28a,28bが穿設されている。
【0064】
なお、この埋込型標識灯の上下灯体102,104には、2つの標識灯用ランプを収納するとし、図2(a)に示すように、互いに逆方向に設けた開口溝113,113から逆方向の標識光を投射する例を用いている。
【0065】
つまり、前記最低底面部26には、互いに逆向きした標識灯用ランプを収納するスペースが確保されると共に、その収納配置された標識灯用ランプのベース部からの後方に段部27a,27bを設けると共に、端子部取付孔28a、28bを穿設したものである。
【0066】
次に、図3を用いて本発明の標識灯用ランプの構成について説明する。図3(a)は標識灯用ランプの全体構成を示す斜視図で、図3(b)は図3(a)の切断線X−Xの矢印方向から見た断面図である。
【0067】
標識灯用ランプ10(図1の標識灯用ランプ117に代わる本発明の標識灯用ランプ)は、電球11を中心として背後に上半分反射面12と下半分反射面13からなるリフレクタ14が配置されている。このリフレクタ14の上・下半分反射面12,13は、図中縦方向に複数の異なる自由曲線を有するファセット12a〜12n,13a〜13nを有し、前記各ファセット12a〜12nは一体に形成されて上半分反射面12を構成し、前記ファセット13a〜13nは一体に形成されて下半分反射面13を構成している。更に、前記上半分反射面12と下半分反射面13とは、図示されていないプリズムを介して、所定の配光特性の水平角の範囲に光を投射するように前記電球11の中心とする円弧状に形成されている。又、前記配光特性の求める鉛直角内に、前記プリズムを介して投射するように上半分反射面12と前記下半分反射面13で反射する標識光の反射角度を前記中心を基準として異ならせている。このため、埋込型標識灯灯体に前記標識灯用ランプ10を収納配置する際には、リフレクター14の上半分反射面12と下半分反射面13の位置を確認する必要があり、このため、前記リフレクター14の反射面の裏面に上半分反射面12の方向を示す表示マークを付している。
【0068】
更に、前記電球11は、図示されていないフィラメントの点灯用電力供給源に接続されるリード線15は、前記リフレクタ14の後方に一体に成形延在された略円筒形状の固定部16内にセメント材等で埋設固定され、かつ、前記固定部16の端部から導出されている。この固定部16は、前記リフレクタ14と連設され、前記電球11の口金部分が固着されると共に、有底円筒状の保護用のベース17が密着固定されており、このベース17の円筒状の一部に前記接続リード線引き出し開口18が形成されている。この開口18は、前記リフレクタ14の上半分反射面12を上側にした状態で前記ベース17の背面から見て右側に設け、更に、この開口18の近傍のベース17の外周面は垂直に切除した平面部19を形成する。この平面部19の開口18から導出された前記接続リード線15は、電球11に供給する点灯電力供給源に接続されるプラグ20に接続されている。又、前記ベース17の有底部の外形は、断面が台形状の傾斜面21を有している。
【0069】
このように電球11、リフレクター14、固定部16、ベース17を一体に形成され、かつ、リード線15が導出された標識灯用ランプ10が生成される。
【0070】
この標識灯用ランプ10を図1に示した埋込型標識灯灯体の所定の位置に取り付け固定する際に、作業者は、前記標識灯用ランプ10の固定部16を保持した際に前記リード線15及び前記ベース17の平面部19が右側にあるようにすることにより、前記リフレクター12の裏面に表記されている表示確認を行うことなく、前記リフレクター12の上下関係を正確に判定可能となる。
【0071】
次に、このような構成の標識灯用ランプ10を図4に示すように単一の埋込型標識灯灯体内に2つの標識灯用ランプ10を収納配置する際にも有効である。なお、図4は図2に示した埋込型標識灯体の下部灯体104の最低底面部26の内部に収納配置される標識灯用ランプ10を簡略化して、上面から見た平面図である。
【0072】
最初に、図4(a)に示すように、単一の下部灯体104内に2つの標識灯用ランプ10aと10bを互いに異なる逆向きに配置して、約180度異なる方向に標識光を放射させる場合に、前記標識灯用ランプ10a,10bは最低底面部26内に近接して配置し、前記標識灯用ランプ10a,10bのベース17a,17bから導出されているリード線15a,15bは前記ベース17a,17bの近傍に位置する段部27a,27bに配置される端子部に接続する。これにより、前記リード線15a,15bは最短距離で端子部に接続可能となる。
【0073】
又、図4(b)に示すように、単一の下部灯体104に2つの標識灯用ランプ10c,10dを例えば、図示の角度で配置し標識光を放射させる場合に、前記段部27は、両標識用ランプ10c,10dのベース17c,17dが配置される近傍に設ける。このような配置に標識灯用ランプ10c,10dを配置した際に、前記標識灯用ランプ10c,10dのベース17c,17dには、傾斜面21c,21dが設けられているために、この傾斜面21c,21dが最大接近する位置に標識灯用ランプ10c,10dが配置可能となり、前記灯体25の内部空間を有効に活用でき、又、各標識灯用ランプ10c,10dのリード線15c,15dは互いに一方向から導出されているために整理接続も容易となる。なお、2つ以上の標識灯用ランプ10を灯体25に収納配置する場合も同様な取付と接続リード線の整理が可能となる。
【0074】
この図4に示すように、標識灯用ランプ10を下部灯体104の最底部26に固定配置する際に、標識灯用ランプ10からの光が上部灯体102の開口溝113から投射させるためには、斜めに固定配置する必要がある。その際に、図3(b)に示すように標識灯用ランプ10のベース17の後端有底部が台形21を設けたことにより、最底部26の面Lと平行前記台形21を平行にできるために、下部灯体104の薄型化が実現できた。
【0075】
次に図5を用いて、本発明の他の実施形態を説明する。図5は本発明に係る標識灯用ランプの電球の実施形態を示し、図5(a)は電球の構成を示す断面図、図5(b)はフィラメント条件を示す平面図、図5(c)はフィラメント特性を示す特性図である。
【0076】
一般に埋込型標識灯は、路面状を走行する車輪から与えられる外部振動が加わる。このために、前記標識灯灯体内に収納固定する標識灯用ランプの保持具を振動に対して振動吸収する弾性部材を介して灯体内に取り付け固定しているが、前記弾性部材で吸収できない外部振動が加わると前記標識灯用ランプのフィラメントが変形したり、振動によりフィラメントのコイルタウン間が接触して溶着することにより電球から放射される光の光度低下となる課題がある。
【0077】
この為、電球のフィラメント自体の外部振動に対する強度の改善が望まれる。そこで、電球のフィラメントの形状やコイルピッチ等の改良により、振動による光度低下のない電球フィラメントを発明した。
【0078】
電球10は、図5(a)に示すように、バルブ31内にフィラメント32が収納され、このフィラメント32の両端部は、モリブデン箔33に接続され、このモリブデン箔33は、アウターピン34に接続されており、前記アウターピン34と前記モリブデン箔33との接続線は前記バルブ31で封装されている。前記フィラメント32は、一般にはシングルコイル、ダブルコイル又はトリプルコイル等があり、フィラメント32の強度は、図5(b)に示すようにコイル線径、コイル径の%Md(マンドレル)、コイルピッチの%Pitch(ピッチ)及びトータルコイルターン数によって設定される。そこで本願発明者は、各種フィラメント材を用いて振動試験を行い、タングステン材を用いてシングルコイルで%Pitchを170%以上のフィラメントが前記標識用ランプの最適であることが確認された。
【0079】
このタングステン材でシングルコイルで形成したフィラメントの強度試験をタングステン線径を147MG、%Mdを495%、トータルターン数を7.5ターンとし、%Pitchを125%,145%,165%,185%,205%,及び225%と変化させ、フィラメントに与える振動は20から500Hzスイープで加速度5G,10G,で10分間与えて、電球点灯時のフィラメント変化を観察し、図5(c)の振動対フィラメントの%Pitchの特性図に示すような結果が得られた。なお、電球は6.6Aで点灯状態としている。
【0080】
この試験結果から%Pitchが170%以上のシングルコイルフィラメントが耐震性に優れていることが確認できた。
【0081】
次に、本発明の標識灯用ランプとランプ点灯用電力源と接続する前記埋込型標識灯の下部灯体25に配置する端子部について図6乃至図8を用いて説明する。
【0082】
この端子部51は、絶縁部材で形成された基台表面に前記標識用ランプ10から導出されたリード線15が接続される一対の平板状の接続プラグ端子52a,52bが対向して植設されている。この接続プラグ端子52a,52bとの間には、一対の平板状の接続接片53a、53bが対向して植設されている。この接続接片の上部側は互いに向かい合った側に弾性湾曲部が設けられ、後
述するフィルムカットアウト素子57が挟持されるようになっている。
【0083】
つまり、前記接続接片53a,53bは前記フィルムカットアウト素子57を挟持するための所定の間隔を持って配置され、その接続接片53a,53bの外側に所定の間隔で前記接続プラグ端子52a,52bが配置されており、これら接続プラグ端子52a,52bと接続接片53a,53bは併設された配置関係となっている。
【0084】
前記接続プラグ端子52aと接続接片53a、及び前記接続プラグ端子52bと接続接片53bは、それぞれ前記基台内で接続片54a,54bで電気的に接続されている。
【0085】
前記端子部51の基台裏面には、前記接続片54a,54bに電気的に接続され、前記点灯用電力供給源と接続されたコネクタが挿入接続される一対の電源プラグ端子55a,55bが植設されている。
【0086】
一方、前記標識灯用ランプ10の電球のフィラメントの両端に一端が接続されたリード線15それぞれの接続線の他端には、接続コネクタ56a,56bが接続される。この接続コネクタ56a、56bは、前記リード線15の接続線の絶縁被覆を除去した心線を接続すると共に、前記接続プラグ端子52a,52bに挿入時に把持する把持部56a’,56b’と、前記接続プラグ端子52a,52bに挿入嵌合されて電気的に接続される弾性構造挿入部56a”,56b”とからなっている。
【0087】
前記接続接片53a,53bとの間に挿入されるフィルムカットアウト素子57は、前記接続プラグ端子52a,52bに接続される電球フィラメントが断線した際に、この接続プラグ端子52a,52bの間を短絡するもので、内部にコンデンサが配置され、絶縁部材で形成された円盤状で、その円盤の両平面には、コンデンサの各電極に電気的に接続された接触面57a,57b(図の関係から57aのみ示す)が形成されている。このフィルムカットアウト素子57は、前記接続接片53a,53bの間に介挿されて、接触面57a,57bとが電気的に接続されるようになっている。なお、接続接片53a,53bとの間の基台には、円弧状の収納孔53’を設けて、前記フィルムカットアウト素子57の外周縁の一部が収納されるようになっている。この円弧形状の孔53’により、フィルムカットアウト素子57が接続接片53a,53bで挟持されている間の直径方向の回転移動を停止させている。
【0088】
つまり、フィルムカットアウト素子57は、前記電球フィラメントの断線により、前記接続プラグ端子52a,52bの間が高電圧になり、この高電圧は前記フィルムカットアウト素子57の両電極57a,57bに印加されて、内部のコンデンサに絶縁破壊を生じさせて、接続プラグ端子52a,52bとの間を短絡させるものである。
【0089】
前記電源プラグ端子55a,55bには、図示していない点灯電力供給源と接続された電源コネクタ58のコネクタ58a,58bが挿入接続されるようになっている。
【0090】
このような端子部51を前記埋込型標識灯の下部灯体25の段部27a,27bに設けた端子部取付孔28a,28b(図2参照)に取り付けた状態を図7に示している。前記接続プラグ端子52a,52bの基台からの植設高さt2は、前記接続接片53a,53bの間に介挿設置されたフィルムカットアウト素子57の基台からの高とほぼ同じ高さまたはそれ以下の高さに設定し、かつ、前記接続コネクタ56a,56bの弾性構造挿入部56a”,56b”の長さと略同一である。これにより、前記接続コネクタ56a,56bの把持部56a’,56b’の長さ寸法t1は、前記接続プラグ端子52a,52bやフィルムカットアウト素子57の設置より高い位置に位置することになり、前記接続コネクタ56a,56bを前記接続プラグ端子52a,52bに挿入接続作業時に、前記フィルムカットアウト素子57が邪魔することもなく、かつ、前記接続プラグ端子52a,52bと前記接続接片53a,53bとを平板状に並設配置したことで、端子部51の小型化が可能となった。
【0091】
また、前記端子部51の裏面に植設され、前記接続プラグ端子52a,52bと接続接片53a,53bと接続されている電源プラグ端子58a,58bの高さ寸法t4は、前記下部灯体25の最低底面部26から段部27a、27bの寸法よりもt3低く設定する。つまり、最低底面部26と段部27a,27bの段差t3+t4に設定し、電源プラグ端子55a,55bが下部灯体25の段部27a,27bの端子部取付孔28aから突出される寸法をt4に設定することで、寸法t3の空間に前記電源コネクタ58とこのコネクタに接続される電線の収納が可能となり、下部灯体25の薄型が達成される。
【0092】
このような上部灯体102と下部灯体25を用い、かつ、下部灯体25に標識灯用ランプ10と端子第51を配置して生成した標識灯を複数配置する標識灯システムについて、図9を用いて説明する。
【0093】
点灯電源Pの両端には、標識灯用ランプ10に供給する点灯電力を定電流化する定電流制御器RGが接続されている。この定電流制御器RGの出力側には、複数の標識灯T1〜Tn内に配置されている複数の標識灯用ランプ10のフィラメントL1〜Lnが直列に接続されている。この各フィラメントL1〜Ln個々には、フィルムカットアウト素子C1〜Cnがそれぞれ並設に接続されている。
【0094】
このような構成により、各標識灯体T1〜Tnの各フィラメントL1〜Lnには定電流制御器RGで制御された定電流電力が供給されて均一な光量の光が発光される。もし仮に、例えば、標識灯体T1のフィラメントL2が断線すると、全標識灯体T1〜Tnの標識灯用ランプが消灯するが、このフィラメントL2と並列接続されているフィルムカットアウト素子C2の両端電圧は上昇する。この電圧上昇値がフィルムカットアウト素子C2の所定の絶縁耐圧以上となると、絶縁破壊が生じて、フィルムカットアウト素子C2が短絡させて、フィラメントL2を除く他のフィラメントL1とL3〜Lnに点灯電力が供給されて、標識灯の点灯維持するようになる。
【0095】
次に前記端子部と下部灯体への配置の他の実施形態について、図10乃至図13を用いて説明する。図10(a)は端子プラグの外観斜視図で、図10(b)は端子部とプラグ部の分解斜視図で、図10(c)は標識灯灯体に端子プラグを取り付け固定した状態を示す断面図である。
【0096】
端子プラグ41は、導電材で形成された一対の立方体の端子部42と一対の丸棒状のプラグ部43から構成しており、前記立方体の端子部42の一面には、図示されていない標識用ランプの接続リード線が接続される端子金具取付穴44a,44bが穿設されている。又、前記立方体の端子部42の他の面には後述するプラグ部43が螺合するネジ穴45a,45bが穿設されている。前記プラグ部43は、一端に前記端子部42のネジ穴45a,45bに各々螺合するネジ部46a,46bが形成され、他端は、図示されていない点灯電力供給源に接続されたコネクタに挿入接続されるように先端部が円形の頭部となっている。このプラグ部43のネジ部46a,46bは、前記端子部42のネジ穴45a,45bにそれぞれ螺合接続した後、絶縁樹脂材を用いて一体に成型する。
【0097】
このようにして成型された端子プラグ41は、図10(c)に示すように標識灯灯体47の下部灯体48の下面に形成した端子プラグ収納部分49に水密的に取り付け固定し、前記標識灯灯体47の内部に収納された標識用ランプ10の接続リード線を前記端子部42の端子金具取付穴44a,44bに接続固定し、前記プラグ部43に図示されていない点灯電力供給源に接続されたコネクタに接続するようにすることにより、標識灯灯体47の搬送や取付作業中に従来のように標識灯灯体47に直接接続されているプラグ付きリード線を作業者が保持することもなく、リード線の断線や端子台へのリード線接続不良も解消できる。
【0098】
次に、図11を用いて説明する。この変形例の端子プラグ41’は、端子部とプラグ部を一体にしたもので、図11(b)に示すように一対の略L字状の板状の導体部材を用い、一端を折曲して端子部42’とし、この端子部42’には端子金具取付穴44a’、44b’を穿設し、他端は図示されていない点灯電力供給源に接続されたコネクタに挿入接続されるように先端部加工してプラグ部43’とする。このように一体に形成された一対の端子部42’とプラグ部43’は、絶縁樹脂材を用いて一体に成型した端子プラグ41’である。
【0099】
次に、図12と図13を用いて説明する。この実施形態は、前記他の実施形態で説明した端子プラグ41,41’のいずれかを用いて標識灯灯体に取り付け配置する構造に関する。なお、説明の関係から端子プラグ41を用いて説明する。
【0100】
最初に図12(a,b)を用いて説明すると、図12(a)は標識灯灯体の底面図で、標識灯灯体の下部灯体61の底面62に前記端子プラグ41を配置するための凹部63を形成し、この凹部63には、図示されていない下部灯体61の底面内部と連通する端子プラグ取付孔が穿設されており、この端子プラグ取付孔に前記端子プラグ41のプラグ部43が前記底面62から突出するように水密的に取り付け固定する。これにより、標識灯灯体の上部灯体の内部空間に配置される標識用ランプの接続リード線は端子プラグ41の端子部42に接続し、点灯電力供給源に接続されたコネクタは前記端子プラグ41のプラグ部43に挿入接続が容易となる。
【0101】
なお、前記下部灯体61の底面62に形成した前記端子プラグ41を配置する凹部63は、図12(c,d)に示すように、図12(a,b)とは、深さ寸法を異ならせて、前記端子プラグ41のプラグ部43の先端が前記底面62から突出しない形状とすることにより、前記標識灯灯体の据付や保守作業時に他の物体に下部灯体61を衝突させた際の前記端子プラグ41のプラグ部43の変形破損の防止可能となる。
【0102】
次に、図13を用いて変形例を説明すると、図13(a)は、前記下部灯体61の底面62と、この底面に形成した凹部63の深さ寸法を小さくし、かつ、この凹部に配置される前記端子プラグ41のプラグ部43が底面62から突出しないようにしたもので、前記端子プラグ41は、樹脂材で形成する際に矩形状とし、かつ、前記凹部63の前記端子プラグ41の取付面は傾斜させ、前記端子プラグ41を取り付けた際に、プラグ部43は底面のほぼ中央部を向くようにしたものである。更に、前記端子プラグ41の端子部42は、標識灯灯体に収納される標識用ランプの接続リード線との接続作業の容易性を考慮して底面62又は凹部63と平行な面42となるように形成する。
【0103】
また、図13(b)に円筒状の端子プラグ41を用いた例を示したが、図13(a)に比して、前記凹部63の寸法は大きくし、かつ、端子プラグ41の端子部42が配置される部分は、円筒部を切除して平面化することで作業の容易性は保持できる。
【0104】
なお、この他の実施形態の説明において、単一の標識灯灯体内に2つの標識用ランプを背面配置した例で説明したが、単一の標識灯灯体内に単一の標識用ランプを収納配置する際には、前記端子プラグは単一のものを使用し、2以上の標識用ランプを収納配置する際には、端子プラグを収納する標識用ランプ個数に応じて使用することは明らかである。
【0105】
又、下部灯体の底面に前記端子プラグを配置する例を用いて説明したが、前記下部灯体を収納して路面下に埋設される基台に前記端子プラグをは位置することと、この端子プラグを配置するための底面形状は、前述の下部灯体と同様な形状とすることが可能なことは明らかである。
【0106】
【発明の効果】
請求項1の発明の標識灯は、下部灯体に標識灯用ランプが固定配置する最底部と端子部を配置する段部により、標識灯灯体の薄型が実現でき、灯体の路面への埋設作業や点検保守作業の短縮が実現できた。
【0107】
請求項2の発明の標識灯は、端子部の接続プラグ端子の間にフィルムカットアウト素子を挟持する接続接片を並設配置構成により、標識灯と点灯電力源とを接続するリード線は、端子部とのコネクタでの接続により行うため、標識灯のハンドリング時にリード線と標識灯との接続点剥離が生じることなく、端子部の省スペース化と小型化も可能となった。
【0108】
請求項3の発明の標識灯は、前記端子部の接続プラグ端子の高さ寸とフィルムカットアウト素子の高さ方向寸法と同等としたことにより、接続プラグ端子に挿入する標識用ランプからのリード線に接続されたコネクタの挿脱作業が容易に行え、このコネクタ挿脱時の前記接続プラグ端子に近接して設けたフィルムカットアウト素子の接続接片の転倒や破損などの影響が軽減可能となった。
【0109】
請求項4の発明の標識灯に用いる標識灯用ランプは、電球をリフレクターと連接する固定部の端部の有底円筒状ベースに固着部材、例えばセメント材などで一体的に固着されている。これにより、電球とリフレクターの位置関係が規制され、リフレクターから反射される反射パターンが所定の配光特性を有することが可能となった。
【0110】
請求項5の発明の標識灯に用いる標識灯用ランプは、標識灯用ランプのリード線が導出するベース部分の円弧を平面状にすることで、例えば標識灯用ランプのリフレクターの方向が判別でき、特に夜間における取付作業時に、標識灯用ランプの取付方向の確認に有効である。
【0111】
請求項6の発明の標識灯に用いる標識灯用ランプは、前記ベースの有底円筒状の外側有底部は、略台径の形状としたことにより、灯体内に収納配置する標識灯用ランプの高さ方向の寸法が短縮化でき、灯体を薄くすることが可能となる。
【0112】
請求項7の発明の標識灯に用いる標識灯用ランプは、前記標識灯用ランプの電球のフィラメントをタングステン材でシングルコイル形状のシングルコイルフィラメントの%ピッチを170%以上とすることで、耐震性の優れた電球が得られた。
【0113】
請求項8の発明の埋込型標識灯は、端子部を配置する前記最底部から立ち上げられた段部とからなる下部灯体を用いることで、下部灯体の内の標識灯用ランプの保持収納空間を最小スペースで確保でき、かつ、前記点灯電力供給源と接続された駆動電力用電線を下部灯体の外側底面の段部に配置することで、下部灯体の薄型が可能となった。
【0114】
請求項9の発明の埋込型標識灯装置は、基台を介して、埋込型標識灯を路面下に埋設し、標識灯用ランプの点検交換時には、基台と埋込型標識灯を固定しているボルトナットを解除して、上部灯体を下部灯体から解放することで、下部灯体に固定されている標識灯用ランプの交換が可能となる。また、標識灯用ランプの点灯電力源との接続も標識灯用ランプからのリード線コネクタと前記端子部のプラグの接続交換により簡単に実行できる。また、基台から埋込型標識灯全体を取り外して、新たな埋込型標識灯と交換することも可能で、その際には、基台と埋込型標識灯の固定手段であるボルトナットの除去と締め付け、及び点灯電力源に接続されたコネクタを下部灯体の段部の外側底面に露出しているプラグから抜き取りと接続により短時間に交換が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る埋込型標識灯の全体構成を示す断面図。
【図2】本発明に係る埋込型標識灯の一実施の形態を示し、図2(a)は埋込型標識灯の上部灯体を示す斜視図で、図2(b)は埋込標識灯の下部灯体の表面を示す斜視図で、図2(c)は埋込型標識灯の下部灯体の裏面を示す斜視図で、図2(d)は図2(b)の埋込型標識灯の下部灯体のY−Y切断線で切断した断面。
【図3】本発明に係る標識灯用ランプの一実施の形態を示す斜視図。
【図4】本発明に係る埋込型標識灯への標識灯用ランプの配置状態を示す説明図。
【図5】本発明に係る標識用ランプの他の実施の形態のフィラメント形状を示し、図5(a)は標識灯用ランプの断面図、図5(b)はフィラメントの形状寸法を示す平面図、図5(c)はフィラメントの振動対フィラメントピッチの特性図。
【図6】本発明に係る埋込型標識灯に用いる端子部の構成を示す斜視図。
【図7】図6に示した端子部で、図7(a)は上面から見た平面図、図7(b)は断面図。
【図8】図6で示した端子部の全体構成を説明する断面図。
【図9】本発明に係る標識灯システムの構成を説明するブロック図。
【図10】本発明に係る埋込型標識灯の端子部の他の実施の形態を示し、図10(a)は外観の斜視図、図10(b)は端子部とプラグの分解斜視図、図10(c)は端子プラグを標識灯に配置した状態を示す一部断面図。
【図11】本発明に係る埋込型標識灯の端子プラグの変形例を示す斜視図。
【図12】本発明に係る埋込型標識灯と端子部の配置の一実施の形態を示す底面図と側面図。
【図13】本発明に係る埋込型標識灯と端子部の配置の他の実施形態を示す斜視図と一部断面図。
【符号の説明】
10…標識灯用ランプ
11…電球
12…上半分反射面
12a〜12n…ファセット
13…下半分反射面
13a〜13n…ファセット
14…リフレクター
15…リード線
16…固定部
17…ベース
18…開口
19…平面部
20…プラグ
21…台形部
26…最低底面部
27…段部
28…電源端子取付孔
31…バルブ
32…フィラメント
33…モリブデン箔
41…端子プラグ
42…端子部
43…プラグ
44…接続端子取付穴
45…プラグ取付ネジ穴
46…ネジ部
51…端子部
52…接続プラグ端子
53…接続接片
54…接続片
55…電源プラグ端子
56…接続コネクタ
57…フィルムカットアウト素子
58…電源コンセント
100…埋込型標識灯
101…基台
102…標識灯
103…上部灯体
104…下部灯体

Claims (9)

  1. 斜め上方に光導出用の開口溝とこの開口溝に連通する内部空間部を有し、この開口溝と内部空間部の間に水密的に配置された光路規制用のプリズムを含んでなる光学レンズ系を配置する上部灯体と;
    前記上部灯体と水密的に嵌合される有底状を成し、この内側底面部に標識灯用ランプを配置する最底部と、前記標識灯用ランプのプラグと接続する端子部を配置する前記最底部から立ち上げられた段部とからなる下部灯体と;
    を具備したことを特徴とする標識灯。
  2. 前記端子部は;
    前記標識灯用ランプから導出されたリード線のコネクタが挿入接続される一対の接続プラグ端子と;
    この接続プラグ端子と併設され、接続プラグ端子との間に電気的に接続されるフィルムカットアウト素子を挟持接続する一対の接続接片と;
    前記接続プラグ端子と前記接続接片と電気的に接続された電源接続用の一対の電源プラグ端子と;
    前記接続プラグ端子と前記接続接片及び前記電源プラグ端子を植設する絶縁基板と;
    を具備し、前記絶縁基板の表面側に前記接続プラグ端子と前記接続接片とが配置され、前記絶縁基板の裏面側に前記電源プラグ端子が配置されることを特徴とする請求項1に記載の標識灯。
  3. 前記接続接片で挟持接続されるフィルムカットアウト素子の高さ寸法は、前記端子部の接続プラグ端子の高さ方向寸法以下としたことを特徴とする請求項2に記載の標識灯。
  4. 前記標識灯用ランプは;
    電球を内部に配置すると共に電球の一端を固着する固定部及び固定部に連接される反射面部を有するリフレクターと;
    前記固定部の端部に配設される有底円筒状のベースと;
    前記ベースの一方向から導出され前記電球に電気的に一端が接続され、他端にコネクタが接続されたリード線と;
    を具備したことを特徴とする請求項1に記載の標識灯。
  5. 前記標識灯用ランプのベースは、前記リード線導出部分の外周円弧を平面状とすることを特徴とする請求項4に記載の標識灯。
  6. 前記ベースの有底円筒状の外側有底部は、略台径の形状を具備したことを特徴とする請求項4または5に記載の標識灯。
  7. 前記標識灯用ランプの電球は、フィラメントを有する電球であり、前記電球のフィラメントは、タングステン部材でシングルコイル形状に形成され、このシングルコイルフィラメントの%ピッチを170%以上であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1に記載の標識灯。
  8. 斜め上方に光導出用の開口溝とこの開口溝に連通する内部空間部を有し、この開口溝と内部空間部の間に水密的に配置された光路規制用のプリズムを含んでなる光学レンズ系と、前記内部空間部に請求項4乃至7のいずれか1に記載の標識灯用ランプの前記リフレクターの前記反射面部に構成された上面反射面部が収納される上部灯体と;
    前記上部灯体と水密的に嵌合組み合わされる有底状の容器で、この容器の底面部に標識灯用ランプを固定する最底部と、前記標識灯用ランプのプラグと接続する請求項2または3のいずれかの端子部を配置する前記最底部から立ち上げられた段部とからなる下部灯体と;
    を具備し、前記上部灯体と前記下部灯体を嵌合組み合わせて、前記上部灯体の開口溝の上部以外を路面に埋設することを特徴とする埋込型標識灯。
  9. 請求項8記載の埋込型標識灯と;
    前記上部灯体の路面埋設部分と前記下部灯体を収納嵌合し、路面下に埋設される有底円筒状の基台と;
    前記基台の有底部内面に配置された前記下部灯体の段部から突出された電源プラグ端子に接続する電源コネクタと;
    この電源コネクタに電気的に接続され、前記基台の有底部外面に点灯電力供給源に接続された点灯電力供給コネクタに接続挿入するプラグと;
    を具備することを特徴とする埋込型標識灯装置。
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