JP4037657B2 - 容量素子の形成方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents

容量素子の形成方法および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法および半導体装置技術に関し、特に、DRAM(Dynamic Random Access Memory)を有する半導体装置の製造技術に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
DRAMは、そのメモリセルが、1つのメモリセル選択用トランジスタと、それに直列に接続されたキャパシタ(情報蓄積用容量素子)とから構成されているので、集積度が高く、ビット当たりの単価を安くできる等の理由から大容量メモリを必要とする各種コンピュータや通信機器等に広く使用されている。しかし、情報蓄積用素子としてキャパシタを用いているので、そのまま放置しておくと情報の記憶に用いられる信号電荷が時間の経過とともにリークしてしまい記憶内容が失われてしまう。そこで、DRAMにおいては、キャパシタの信号容量(以下、単に容量という)の確保が重要な技術となっている。本発明者が検討したDRAMのキャパシタ構造は、絶縁膜に開口されたキャパシタ形成用の孔内に、下部電極用の導体膜、容量絶縁膜および上部電極を積み重ねて形成する構造のものである。このようなDRAMのキャパシタの容量を確保することを考慮した技術としては、例えば特開2001−203139号公報に記載があり、キャパシタ用の孔パターンの形成時に、第1方向に延在する複数の帯状のパターンを有する第1マスクと、上記第1方向に交差する方向に延在する複数の帯状のパターンを有する第2マスクとの2枚のマスクを用いてウエハ上の同じフォトレジスト膜に重ね合わせ露光して孔パターンを転写することにより、孔パターンの平面角部が大きく丸まることや孔パターンの面積が縮小してしまう不具合を抑制する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記DRAMのキャパシタ形成技術においては、以下の課題があることを本発明者は見出した。
【0004】
すなわち、キャパシタを形成する孔を開口する場合に、露光処理上の理由から孔パターンの角部が大きく丸まったり、孔パターンの面積が縮小することにより、キャパシタの表面積が設計値よりも小さくなる結果、キャパシタの容量も設計値よりも小さくなってしまう問題がある。上記のように2枚のマスクを重ねて露光する場合でも上記孔パターンの角部の丸まりや平面積の縮小は生じるので、キャパシタの容量を確保することが難しい。今後も、設計上確保可能なキャパシタの平面積は今後益々縮小される傾向にあるので、キャパシタの容量を確保することは極めて重要な技術となる。
【0005】
本発明の目的は、情報記蓄積用容量素子を設計通りまたはより設計値に近い状態で形成することのできる技術を提供することにある。
【0006】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0008】
すなわち、本発明は、情報蓄積用容量素子形成用の孔パターンを形成するためのハードマスクを形成する場合に、第1方向に延在する複数の帯状の第1溝パターンの加工と、これに交差する第2方向に延在する複数の帯状の第2溝パターンの加工とを別々に行うものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
【0010】
また、以下の実施の形態では、便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。
【0011】
また、以下の実施の形態において、要素の数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する場合、特に明示したときおよび原理的に明らかに特定の数に限定されるときを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
【0012】
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップなどを含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
【0013】
同様に、以下の実施の形態において、構成要素などの形状、位置関係などに言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合を除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
【0014】
また、本実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す場合もある。
【0015】
また、以下の実施の形態では、電界効果トランジスタを代表するMIS・FET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)を単にMISという。
【0016】
(実施の形態1)
本実施の形態1のDRAMの製造方法を図1〜図38により説明する。
【0017】
図1〜図3は、本実施の形態1のDRAMの同一製造工程中においてメモリセル領域の異なる位置を切断して示した要部断面図を示している。まず、例えばp型で比抵抗が10Ωcm程度の単結晶シリコン(Si)からなる半導体基板(以下、単に基板という)1Sを用意する。この段階の基板1Sは、平面略円形状のウエハ1を構成するデバイス形成基板である。この基板1Sの主面(デバイス形成面)に、例えばSGI(Shallow Groove Isolation)またはSTI(Shallow Trench Isolation)と称する溝型の分離部2を形成する。溝型の分離部2は、基板1Sの分離領域部分に溝を形成した後、その溝の内に、例えば二酸化シリコン膜(SiO2)等のような酸化シリコン膜からなる絶縁膜を埋め込むことで形成されている。続いて、基板1SにpウエルPWLを形成する。このpウエルPWLは、基板1Sに、例えばホウ素(B)等のような不純物をイオン打ち込みした後、基板1Sをアニール(熱処理)することにより形成する。その後、基板1Sの主面をフッ酸(HF)系の洗浄液等を使って洗浄した後、基板1Sをウェット酸化してpウエルPWLの表面に清浄なゲート絶縁膜3を形成する。このゲート絶縁膜3は、例えば酸化シリコン膜からなり、その厚さは、二酸化シリコン換算膜厚で、例えば6nm程度である。このゲート絶縁膜3は、酸化シリコン膜に代えて酸窒化シリコン膜で構成しても良い。酸窒化シリコン膜は、酸化シリコン膜に比べて膜中における界面準位の発生を抑制したり、電子トラップを低減したりする効果が高いので、ゲート絶縁膜3を酸窒化シリコン膜とすることにより、ゲート絶縁膜3のホットキャリア耐性を向上でき、絶縁耐性を向上させることができる。酸窒化シリコン膜を形成するには、例えば基板1SをNO、NO2またはNH3といった含窒素ガス雰囲気中で熱処理すれば良い。また、酸化シリコンからなるゲート絶縁膜3を形成した後、基板1Sを上記した含窒素ガス雰囲気中で熱処理し、ゲート絶縁膜3と基板1Sとの界面に窒素を偏析させることによっても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0018】
次いで、ゲート絶縁膜3上にゲート電極4(ワード線WL)を形成し、続いてゲート電極4の両側のpウエルPWLに低不純物濃度のn型の半導体領域5a,5bを形成する。これにより、DRAMのメモリセル選択用のnチャネル型のMISQsを基板1Sに形成する。このゲート電極4(ワード線WL)は、例えばリンなどの不純物をドープしたポリシリコン膜を基板1S上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法で堆積し、次いでその上部に窒化タングステン(WN)膜等のようなバリア膜とタングステン(W)膜等のような金属膜とを下層から順にスパッタリング法で堆積し、さらにその上部に窒化シリコン膜等からなるキャップ膜6をCVD法で堆積した後、ホトレジスト膜をマスクにしてこれらの膜をドライエッチングすることにより形成する。また、n型の半導体領域5a,5bは、pウエルPWLに、例えばヒ素(As)等のような不純物をイオン打ち込みして形成する。続いて、基板1S上に、例えば厚さ50nm程度の窒化シリコン膜等からなる絶縁膜7aを低圧CVD法等により堆積する。この絶縁膜7aは、互いに隣接するワード線WL間を埋め込まないような状態で、基板1Sの主面、ゲート電極4の側面およびキャップ膜6の表面(上面および側面)を被覆している。その後、例えば酸化シリコン膜等からなる絶縁膜7bをCVD法等によって堆積した後、絶縁膜7a,7bに基板1Sのn型の半導体領域5a,5bが露出するようなコンタクトホール8を形成し、さらにそのコンタクトホール8内に、例えばn型のドープトポリシリコン膜からなるプラグ9aを形成する。
【0019】
次いで、絶縁膜7bおよびプラグ9a上に、例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜7cをCVD法等により堆積した後、その絶縁膜7cにビット線コンタクト用のスルーホール10aを形成し、さらに、そのスルーホール10a内に、例えば薄いチタン(Ti)系の金属膜上にタングステン等のような厚い金属膜を積層してなるプラグ9bを形成する。続いて、その絶縁膜7cおよびプラグ9b上に、例えばタングステン等のような金属膜を堆積した後、これをパターニングすることにより、ビット線BLを形成する。ビット線BLは、プラグ9bを介してプラグ9aと電気的に接続されている。その後、例えば酸化シリコン膜からなる厚い絶縁膜7dおよび窒化シリコン膜からなる薄い絶縁膜7eを下層から順に堆積した後、その絶縁膜7e,7dにプラグ9aの上面が露出するようなスルーホール10bを形成し、さらに、そのスルーホール10b内に、例えば厚いドープトポリシリコン膜で形成したプラグ9cを形成する。その後、絶縁膜7eおよびプラグ9c上に、例えば厚さ1.8μm〜2μm程度の酸化シリコン膜等からなる絶縁膜(第1絶縁膜)7fをCVD法等によって堆積する。
【0020】
次に、図4は図1〜図3に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図5は図4のA1−A1線の断面図、図6は図4および図5に続く図4のA1−A1線の断面図を示している。なお、本実施の形態1の最後に示した断面図を除いて以降の断面図は図1〜図3の要部のみを示す。まず、図4および図5に示すように、絶縁膜7f上に、例えば厚さ30nm程度の窒化シリコン膜からなる絶縁膜(第2絶縁膜)7g、例えば厚さ400nm程度の酸化シリコン膜からなる絶縁膜(第3絶縁膜)7hを下層から順にCVD法等により堆積した後、その上に、ホトレジスト(以下、単にレジストという)膜を塗布し、これをフォトリソグラフィ技術(第1露光処理)によってパターニングすることにより、絶縁膜7h上に、図4の左右方向(第1方向)に沿って互いに平行に延びる平面帯状の複数のレジストパターン(第1レジストパターン)11aを形成する。このレジストパターン11aの幅(短方向寸法)および隣接間隔は、例えば130nm程度である。このレジストパターン形成時に使用したフォトマスクには、複数の帯状の光透過領域が形成され、その複数の光透過領域の1つおきに、透過光の位相を180度反転させる位相シフタが配置されている。続いて、レジストパターン11aをエッチングマスクとしてそこから露出する絶縁膜7hをエッチング除去する。この時、下層の絶縁膜7gがエッチングストッパとして機能するような条件でエッチング処理を施す。その後、レジストパターン11aを除去することにより、図6に示すように、絶縁膜7g上に、絶縁膜7hからなる平面帯状の複数のハードマスクパターン7h1を形成する。すなわち、絶縁膜7hに平面帯状の複数の第1溝パターンを形成する。
【0021】
次に、図7は図6に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図8は図7のA2−A2線の断面図、図9は図7のA3−A3線の断面図、図10は図7〜図9に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図11は図10のA4−A4線の断面図を示している。ここでは、図7〜図9に示すように、レジスト膜を塗布し、これをフォトリソグラフィ技術(第2露光処理)によってパターニングすることにより、絶縁膜7g,7h上に、図7の左右方向(第2方向)に延在するハードマスクパターン7h1に対して直交する方向に互いに平行に延びる平面帯状の複数のレジストパターン(第2レジストパターン)11bを形成する。このレジストパターン11bの幅(短方向寸法)は、例えば270nm程度、隣接間隔は、例えば150nm程度である。この時用いたフォトマスクは、上記レジストパターン11aの形成に用いたのとは異なる。続いて、レジストパターン11bをエッチングマスクとしてそこから露出するハードマスクパターン7h1をエッチング除去する。この時、下層の絶縁膜7gがエッチングストッパとして機能するような条件でエッチング処理を施す。その後、レジストパターン11bを除去することにより、図10および図11に示すように、絶縁膜7g上にハードマスクパターン7h1を加工してなる平面長方形状の複数のハードマスクパターン7h2を形成する。すなわち、絶縁膜7hに、平面帯状の複数の第2溝パターンを形成し、この第2溝パターンに直交する上記第1溝パターンと合わせて平面格子状の溝パターン12aを形成する。ここで、ハードマスクパターン7h2は、後述のキャパシタ孔形成領域に相当する箇所であるが、本実施の形態1によれば、このハードマスクパターン7h2の平面形状を4つの角部を有する平面長方形状のパターンに形成することができる。
【0022】
次に、図12は図10および図11に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図13は図12のA5−A5線の断面図、図14は図12および図13に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図15は図14のA6−A6線の断面図を示している。ここでは、図12および図13に示すように、絶縁膜7g上およびハードマスクパターン7h2の表面を覆うように、例えば酸化シリコン膜からなる薄い絶縁膜13をCVD法等によって堆積する。この絶縁膜13は、溝パターン12aの幅をフォトリソグラフィ技術で加工可能な最小加工寸法よりも小さくするためのもので、この絶縁膜13の厚さは、溝パターン12aを埋めてしまわない程度の厚さで、これを形成した後の溝パターン12aの幅が、例えば50nm程度になるような厚さにすることが好ましく、例えば40nm程度である。続いて、図14および図15に示すように、絶縁膜13上に、例えばポリシリコン膜からなるハードマスク膜14をCVD法等によって堆積する。このハードマスク膜14の厚さは、この後のエッチング工程に耐えられる厚さが好ましく、例えば300nm程度である。
【0023】
次に、図16は図14および図15に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図17は図16のA7−A7線の断面図、図18は図16および図17に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図19は図18のA8−A8線の断面図、図20は図18および図19に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図21は図20のA9−A9線の断面図を示している。ここでは、図16および図17に示すように、メモリセル領域が露出され、メモリセル領域の外周の周辺領域が覆われるようなレジストパターン11cをフォトリソグラフィ技術によってハードマスク膜14上に形成した後、図18および図19に示すように、これをエッチングマスクとして、そこから露出するハードマスク膜14を異方性のドライエッチング法等によってエッチバックする。これにより、メモリセル領域の外周の周辺領域および溝パターン12a内のみにハードマスク膜14を残す。すなわち、メモリセル領域の外周の周辺領域およびキャパシタ孔外周領域が覆われ、かつ、メモリセル領域内のキャパシタ孔形成領域が露出されるようなハードマスクパターン(第2マスクパターン)14aを形成する。メモリセル領域内においてハードマスクパターン14aは平面格子状に形成されており、ハードマスクパターン14aにおいて図18の上下方向に延びるパターン部分と図18の左右方向に延びるパターン部分とは互いに直角に交差している。続いて、レジストパターン11c、ハードマスクパターン14aをエッチングマスクとし、かつ、絶縁膜17gをエッチングストッパとして、メモリセル領域内において露出する酸化シリコン膜からなる絶縁膜13,7h2を図20および図21に示すようにエッチング除去する。
【0024】
次に、図22は図20および図21に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図23は図22のA10−A10線の断面図、図24は図22および図23に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図25は図24のA11−A11線の断面図、図26は図24および図25に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図27は図26のA12−A12線の断面図、図28は図27に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの図26のA12−A12に相当する箇所の要部断面図、図29は図28に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの図26のA12−A12に相当する箇所の要部断面図を示している。ここでは、上記レジストパターン11cを除去した後、図22および図23に示すように、ハードマスクパターン14aをエッチングマスクとして、そこから露出する絶縁膜7g,7fをエッチング除去することにより、メモリセル領域に底面からプラグ9cの上面が露出されるような複数のキャパシタ孔(孔)15を形成する。この時、キャパシタ孔15の下部に到る際に下層の絶縁膜7eがエッチングストッパとして機能するようなエッチング条件とする。本実施の形態1では、図22に示すように、キャパシタ孔15の平面形状を長方形状に形成することができる。続いて、図24および図25に示すように、複数のキャパシタ孔15内にレジスト膜11dを埋め込んだ後、メモリセル領域および周辺領域のハードマスクパターン14aを図26および図27に示すように選択的に除去する。その後、絶縁膜13およびハードマスクパターン7h2を図28に示すように選択的にエッチング除去した後、さらに絶縁膜7gを図29に示すように選択的にエッチング除去する。
【0025】
次に、図30は図29に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図31は図30のA13−A13線の断面図、図32は図30および図31に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図33は図32のA14−A14線の断面図、図34は図32および図33に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図35は図34のA15−A15線の断面図、図36は図34および図35に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部平面図、図37は図36のA16−A16線の断面図、図38は図36および図37に続くDRAMの製造工程中のメモリセルの要部断面図を示している。
【0026】
ここでは、上記レジスト膜11dを図30および図31に示すように除去した後、ウエハ1に対して洗浄処理を施すことにより、キャパシタ孔15の外周の絶縁膜17fを若干エッチングしてキャパシタ孔15の平面寸法を大きくする。続いて、図32および図33に示すように、絶縁膜7f上およびキャパシタ孔15内に、例えばドープトポリシリコン膜等のような薄い導体膜16をCVD法等によって堆積した後、キャパシタ孔15内にレジスト膜11eを埋め込む。続いて、図34および図35に示すように、絶縁膜7f上の導体膜16を異方性のドライエッチング法等によってエッチバックする。この時、キャパシタ孔15内上部の導体膜16も若干エッチング除去されキャパシタ孔15の底部側に後退する。その後、レジスト膜11eを図36および図37に示すように除去することにより、キャパシタ孔15内に導体膜16からなる下部電極を形成する。その後、図38に示すように、例えば酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層膜等からなる容量絶縁膜17を形成した後、上部電極用の導体膜18を堆積することで、DRAMのメモリセルを構成する情報蓄積用のキャパシタ(情報蓄積用容量素子)19を形成する。本実施の形態1においては、キャパシタ孔15の平面形状が長方形なので、キャパシタ孔の平面形状が円形状または楕円形状のものと比べて、導体膜16からなる下部電極の表面積を増大させることができる。したがって、情報蓄積用のキャパシタ19の容量を増大させることができる。
【0027】
図39および図40は、本発明者が検討した一般的なDRAMのキャパシタ50における要部平面図を示している。なお、符号Gx,Gyは、キャパシタ50のおおよその平面寸法が分かるように、それぞれXおよびY方向の目盛りを示したもので、1つの正方形が、例えば20nm程度に相当している。
【0028】
図39は、互いに隣接するキャパシタ50間の設計上の分離幅が、例えば60nm程度の場合、図40は、その設計上の分離幅が、例えば30nm程度の場合を示している。また、図39および図40では、下部電極用の導体膜51の厚さDs50が等しく、例えば40nm程度である。この図39および図40においては、キャパシタ孔52の平面形状は、四隅の角が丸まりほぼ楕円形状に形成されている。特に最小加工寸法が200nm以下の場合、1回のリソグラフィで平面四角形状のキャパシタを形成するのは困難である。図39のキャパシタ孔52内壁の周囲長は、例えば577nm程度である。また、図40のキャパシタ孔52内壁の周囲長さは、例えば671nm程度であり、図39のその周囲長の1.16倍程度である。また、図39の上下方向(Y方向)に隣接するキャパシタ50の分離幅Ws50は、設計通り、例えば60nm程度であり、図40のその分離幅Ws51も、設計通り、例えば30nm程度である。しかし、図39の左右方向(X方向)に隣接するキャパシタ50の分離幅Ws52は、例えば110nm程度であり、図40のその分離幅Ws53は、例えば80nm程度であり、共に設計値よりも大幅に離れている。このX方向に隣接するキャパシタ50の分離幅は、発明者の検討によれば80nm程度が限界である。これは、キャパシタ孔形成に係わる露光処理の際に、図39および図40のX方向の光学的解像限界により、互いに隣接するキャパシタ孔を分離するための転写パターンが消失してしまい、後に加工する容量が短絡してしまうためである。すなわち、この方法では、X方向の分離幅Ws52,Ws53のばらつきが大きく、キャパシタ孔52をX方向に長く(隣接するキャパシタ50間が近づくように)することは困難である。したがって、キャパシタ50の容量を増大させることができない。なお、図40の場合のキャパシタ50の容量の最大値は、例えば15.5pF程度である。
【0029】
一方、図41および図42は、本実施の形態1の方法で形成したDRAMのキャパシタ19における要部平面図を示している。図41は、互いに隣接するキャパシタ19間の設計上の分離幅が、例えば60nm程度の場合、図42は、その設計上の分離幅が、例えば30nm程度の場合を示している。また、図41および図42では、下部電極用の導体膜16の厚さDs1が等しく、例えば40nm程度である。この図41および図42においては、キャパシタ孔15の平面形状は、長方形状に形成されている。図41のキャパシタ孔15内壁の周囲長は、例えば800nm程度であり、図39のその周囲長の1.39倍程度である。また、図42のキャパシタ孔15内壁の周囲長さは、例えば920nm程度であり、図39のその周囲長の1.59倍程度である。いずれもキャパシタ孔15の周囲長を、図39および図40の場合よりも増大させることができた。また、図41では、上下方向(Y方向)および左右方向(X方向)に隣接するキャパシタ50の分離幅Ws1,Ws2が共に設計通り、例えば60nm程度であり、図42のその分離幅Ws3,Ws4も共に設計通り、例えば30nm程度である。すなわち、本実施の形態1によれば、キャパシタ孔15の寸法制御性を向上させることができるので、キャパシタ孔15のX方向の長さを限界まで拡大させることができる。このため、キャパシタ19の容量を増大させることができる。図42の場合のキャパシタ19の容量の最大値を、例えば25pF程度に向上できる。
【0030】
図43は、平面四角形状のキャパシタ19と平面円形状のキャパシタ50との外壁面積比の説明図を示している。この外壁面積比は、キャパシタ面積(本実施の形態1のキャパシタ19では斜線の領域S1の面積、平面円形状のキャパシタ50では斜線の領域S50の面積)をピッチ面積(キャパシタ19,50を内包する四角形状の領域S2であり、本実施の形態1では、例えば280nm×280nm程度である)で割ることで得られる。平面円形状のキャパシタ50の外壁面積比は、例えば61%程度であった。特に最小加工寸法が200nm以下の場合、1回のリソグラフィで上記外壁面積比を60%以上確保できるのは困難である。これに対して本実施の形態1のキャパシタ19の外壁面積比は、例えば78%程度であり、平面円形状のキャパシタ50に比べて増大させることができた。このように本実施の形態1の方法によれば、上記外壁面積比を61%よりも大きくでき、最低でも75%またはそれ以上とすることができる。
【0031】
このように本実施の形態1によれば、最新鋭の製造装置を用いなくても、キャパシタを設計通りに形成することができる。このため、製品を展開できる工場の制限が少なくなるので、生産性を向上させることができ、DRAMの製造コストを低減できる。したがって、産業の発展に大きく寄与できる。
【0032】
(実施の形態2)
本実施の形態2においては、ハードマスクの加工において、例えばポリシリコン膜を用いる方法の一例について説明する。
【0033】
図44は本実施の形態2のDRAMの製造工程中におけるメモリセルの要部断面図であって、前記実施の形態1の図4および図5と同一工程を示しており、図4のA1−A線に相当する箇所の断面図を示している。前記実施の形態1と異なるのは、絶縁膜7h上に、例えばポリシリコン膜からなるマスキング膜20を堆積した後、その上にレジストパターン11aを形成していることである。マスキング膜20は、絶縁膜7hよりも薄く形成できるので、後述のマスクキング膜20のパターニングの際に高解像特性を得ることができる。続いて、上記レジストパターン11aをエッチングマスクとして、そこから露出するマスキング膜20を選択的にエッチングした後、レジストパターン11aをアッシング除去する。図45は、このエッチング工程およびアッシング工程後のDRAMの製造工程中におけるメモリセルの要部断面図を示している。上記エッチング処理により、上記ポリシリコン膜からなる複数のマスキングパターン20a1を形成する。この段階のマスキングパターン20a1は、平面帯状にパターン形成されており、ポリシリコン膜20が除去されることで平面帯状に形成された第1溝パターンを挟んで互いに平行になるように配置されている。
【0034】
次に、図46は図45に続くDRAMの製造工程中におけるメモリセルの要部平面図、図47は図46のA17−A17線の断面図、図48はA18−A18線の断面図をそれぞれ示している。ここでは、絶縁膜7hおよびマスキングパターン20a1上に、前記互いに平行に延在する平面帯状のレジストパターン11bを前記実施の形態1と同様に形成する。このレジストパターン11bの形成に際して、本実施の形態2では、レジストパターン11bの下地のマスキングパターン20a1の厚さを、絶縁膜7hによるハードマスクパターン7h1よりも薄くできるので、レジストパターン11bを形成するためのレジスト膜を塗布する際にその下地段差を緩和することができる。このため、そのレジスト膜に露光処理によってパターンを転写する際に、前記実施の形態1の場合よりも解像度を向上させることができる。したがって、レジストパターン11bの寸法精度を向上させることが可能となる。
【0035】
続いて、このレジストパターン11bをエッチングマスクとして、そこから露出するマスキングパターン20a1を選択的にエッチングした後、レジストパターン11bをアッシング除去する。図49は、このエッチング工程およびアッシング工程後のDRAMの製造工程中におけるメモリセルの要部平面図を、図50は、図49のA19−A19線の断面図をそれぞれ示している。上記エッチング処理により、上記ポリシリコン膜からなる複数のマスキングパターン20a2を形成する。すなわち、ポリシリコン膜20に平面帯状の第2溝パターンを形成し、これに直交する上記第1溝パターンと合わせて平面帯状の溝パターンを形成する、したがって、この段階のマスキングパターン20a2は、平面長方形状にパターン形成されており、図49の上下左右方向に所定の間隔毎に配置されている。このマスキングパターン20a2から露出する平面格子状の溝パターンからは下層の絶縁膜7hの上面が露出されている。
【0036】
続いて、このマスキングパターン20a2をエッチングマスクとして、そこから露出する絶縁膜7hを前記実施の形態1と同様に絶縁膜7gをエッチングストッパとして機能させて選択的にエッチングする。図51は、このエッチング工程後のDRAMの製造工程中におけるメモリセルの要部断面図を示している。このエッチング処理により、平面長方形状の絶縁膜7hからなるハードマスクパターン7h2を形成し、また、前記溝パターン12aを形成する。この溝パターン12aの底部からは前記実施の形態1と同様に、窒化シリコン膜等からなる絶縁膜7gが露出されている。その後、ハードマスクパターン7h2上のマスキングパターン20a2を選択的にエッチング除去する。このようにして、前記実施の形態1の説明で用いた図10および図11と同様の構成を得ることができる。これ以降は、前記実施の形態1の図12以降の図を用いて説明したのと同じなので説明を省略する。
【0037】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0038】
例えば半導体基板としてSOI(Silicon On Insulator)基板を用いても良い。
【0039】
また、前記格子状のハードマスクパターン14aとしてポリシリコン膜に代えて窒化シリコン膜を用いても良い。
【0040】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるDRAMを有する半導体装置に適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく、例えばDRAMと論理回路とを同一半導体基板に設けている混載型の半導体装置等の他の半導体装置の製造方法にも適用できる。
【0041】
【発明の効果】
本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下の通りである。
【0042】
すなわち、情報蓄積用容量素子形成用の孔パターンを形成するためのハードマスクを形成する場合に、第1方向に延在する複数の帯状の第1溝パターンの加工と、これに交差する第2方向に延在する複数の帯状の第2溝パターンの加工とを別々に行うことにより、情報記蓄積用容量素子を設計通りまたはより設計値に近い状態で形成することができる。このため、同じ最小加工寸法で比較した場合、情報蓄積用容量素子の容量を最大限に確保できる。また、キャパシタの容量に余裕がある場合はさらなるキャパシタの微細化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図2】図1と同一工程時における半導体装置の異なる位置の要部断面図である。
【図3】図1と同一工程時における半導体装置の異なる位置の要部断面図である。
【図4】図1〜図3に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図5】図4のA1−A1線の断面図である。
【図6】図4および図5に続く図4のA1−A1線の断面図である。
【図7】図6に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図8】図7のA2−A2線の断面図である。
【図9】図7のA3−A3線の断面図である。
【図10】図7〜図9に続く半導体装置の製造工程中のメモリセルの要部平面図である。
【図11】図10のA4−A4線の断面図である。
【図12】図10および図11に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図13】図12のA5−A5線の断面図である。
【図14】図12および図13に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図15】図14のA6−A6線の断面図である。
【図16】図14および図15に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図17】図16のA7−A7線の断面図である。
【図18】図16および図17に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図19】図18のA8−A8線の断面図である。
【図20】図18および図19に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図21】図20のA9−A9線の断面図である。
【図22】図20および図21に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図23】図22のA10−A10線の断面図である。
【図24】図22および図23に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図25】図24のA11−A11線の断面図である。
【図26】図24および図25に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図27】図26のA12−A12線の断面図である。
【図28】図27に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの図26のA12−A12に相当する箇所の要部断面図である。
【図29】図28に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの図26のA12−A12に相当する箇所の要部断面図である。
【図30】図29に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図31】図30のA13−A13線の断面図である。
【図32】図30および図31に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図33】図32のA14−A14線の断面図である。
【図34】図32および図33に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図35】図34のA15−A15線の断面図である。
【図36】図34および図35に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図37】図36のA16−A16線の断面図である。
【図38】図36および図37に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部断面図である。
【図39】本発明者が検討した一般的なDRAMのキャパシタにおける要部平面図である。
【図40】本発明者が検討した一般的なDRAMのキャパシタにおける要部平面図である。
【図41】本発明の一実施の形態の方法で形成したDRAMのキャパシタにおける要部平面図である。
【図42】本発明の一実施の形態の方法で形成したDRAMのキャパシタにおける要部平面図である。
【図43】平面四角形状のキャパシタと平面円形状のキャパシタとの外壁面積比の説明図である。
【図44】本発明の他の実施の形態である半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部断面図である。
【図45】図44に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部断面図である。
【図46】図45に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図47】図46のA17−A17線の断面図である。
【図48】図46のA18−A18線の断面図である。
【図49】図46〜図48に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部平面図である。
【図50】図49のA19−A19線の断面図である。
【図51】図49および図50に続く半導体装置の製造工程中におけるメモリセルの要部断面図である。
【符号の説明】
1 ウエハ
1S 半導体基板
2 分離部
3 ゲート絶縁膜
4 ゲート電極
5a,5b 半導体領域
6 キャップ膜
7a〜7e 絶縁膜
7f 絶縁膜(第1絶縁膜)
7g 絶縁膜(第2絶縁膜)
7h 絶縁膜(第3絶縁膜)
7h1,7h2 ハードマスクパターン
8 コンタクトホール
9a〜9c プラグ
10a,10b スルーホール
11a フォトレジストパターン(第1レジストパターン)
11b フォトレジストパターン(第2レジストパターン)
11c フォトレジストパターン
11d,11e フォトレジスト膜
12a 溝パターン
13 絶縁膜
14 ハードマスク膜
14a ハードマスクパターン
15 キャパシタ孔(孔)
16 導体膜
17 容量絶縁膜
18 導体膜
19 情報蓄積用のキャパシタ(情報蓄積用容量素子)
20 マスクキング膜
20a1,20a2 マスキングパターン
50 キャパシタ
51 導体膜
52 キャパシタ孔
PWL pウエル
Qs メモリセル選択用のnチャネル型のMIS・FET

Claims (6)

  1. (a)ウエハ上に、第1絶縁膜、第2絶縁膜および第3絶縁膜を順次形成する工程と、
    (b)第1露光処理と前記第1露光処理に引き続くエッチング、および第2露光処理と前記第2露光処理に引き続くエッチングにより、前記第3絶縁膜に格子状の溝パターンを形成する工程と、
    (c)前記溝をハードマスク膜で充填し、前記溝パターンで囲まれる矩形領域に第3絶縁膜の表面を露出させる工程と、
    (d)前記ハードマスク膜をマスクとして、表面が露出している前記第3絶縁膜およびその下に位置する前記第2絶縁膜と前記第1絶縁膜をエッチング除去し、前記第1絶縁膜に平面矩形状の孔を形成する工程と、
    (e)前記平面矩形状の孔内に、第1電極、容量絶縁膜および第2電極を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする情報蓄積用容量素子の形成方法。
  2. 前記第3絶縁膜に格子状の溝パターンを形成する工程(b)は、
    前記第3絶縁膜上に、第1方向に延在する複数の第1レジストパターンを第1露光処理によって形成する工程と、
    前記第1レジストパターンをエッチングマスクとして、そこから露出する第3絶縁膜をエッチングした後、前記第1レジストパターンを除去する工程と、
    前記第3絶縁膜上に、前記第1方向に直交する第2方向に延在する複数の第2レジストパターンを第2露光処理によって形成する工程と、
    前記第2レジストパターンをエッチングマスクとして、そこから露出する第3絶縁膜をエッチングした後、前記第2レジストパターンを除去する工程と、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の情報蓄積用容量素子の形成方法。
  3. 前記第3絶縁膜は前記第2絶縁膜に対してエッチング選択比を高くとれる材料からなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の情報蓄積用容量素子の形成方法。
  4. 以下の工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (a)ウエハの主面に複数のメモリセル選択用の電界効果トランジスタを形成する工程、
    (b)前記ウエハの主面上において前記メモリセル選択用の電界効果トランジスタの上層に第1絶縁膜を堆積する工程、
    (c)前記第1絶縁膜上に、前記第1絶縁膜に対してエッチング選択比を高く取れる材料からなる第2絶縁膜を堆積する工程、
    (d)前記第2絶縁膜上に、前記第2絶縁膜に対してエッチング選択比を高くとれる材料からなる第3絶縁膜を堆積する工程、
    (e)前記第3絶縁膜上に、第1方向に延在する平面帯状の複数の第1レジストパターンを第1露光処理によって形成する工程、
    (f)前記第1レジストパターンをエッチングマスクとして、そこから露出する第3絶縁膜を、前記第2絶縁膜をエッチングストッパとして機能させた状態でエッチングした後、前記第1レジストパターンを除去する工程、
    (g)前記第3絶縁膜上に、前記第1方向に直行する第2方向に延在する平面帯状の複数の第2レジストパターンを第2露光処理によって形成する工程、
    (h)前記第2レジストパターンをエッチングマスクとして、そこから露出する第3絶縁膜を、前記第2絶縁膜をエッチングストッパとして機能させた状態でエッチングした後、前記第2レジストパターンを除去する工程、
    (i)前記(f)及び(h)工程により前記第3絶縁膜に形成された溝パターン内に、ハードマスクパターンを埋め込み形成する工程、
    (j)前記ハードマスクパターンをエッチングマスクとして、そこから露出される前記第3絶縁膜、第2絶縁膜、および第1絶縁膜をエッチングすることにより、前記第1絶縁膜に情報蓄積用容量素子用の平面矩形状の孔を形成する工程、
    (k)前記情報蓄積用容量素子用の平面矩形状の孔内に、第1電極および第2電極間に容量絶縁膜を介してなる情報蓄積用容量素子を形成する工程。
  5. 以下の工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (a)ウエハの主面に複数のメモリセル選択用の電界効果トランジスタを形成する工程、
    (b)前記ウエハの主面上において前記メモリセル選択用の電界効果トランジスタの上層に第1絶縁膜を堆積する工程、
    (c)前記第1絶縁膜上に、前記第1絶縁膜に対してエッチング選択比を高く取れる材料からなる第2絶縁膜を堆積する工程、
    (d)前記第2絶縁膜上に、前記第2絶縁膜に対してエッチング選択比を高くとれる材料からなる第3絶縁膜を堆積する工程、
    (e)前記第3絶縁膜上に、第1方向に延在する平面帯状の複数の第1レジストパターンを第1露光処理によって形成する工程、
    (f)前記第1レジストパターンをエッチングマスクとして、そこから露出する第3絶縁膜を、前記第2絶縁膜をエッチングストッパとして機能させた状態でエッチングした後、前記第1レジストパターンを除去する工程、
    (g)前記第3絶縁膜上に、前記第1方向に直行する第2方向に延在する平面帯状の複数の第2レジストパターンを第2露光処理によって形成する工程、
    (h)前記第2レジストパターンをエッチングマスクとして、そこから露出する第3絶縁膜を、前記第2絶縁膜をエッチングストッパとして機能させた状態でエッチングした後、前記第2レジストパターンを除去する工程、
    (i)前記(f)及び(h)工程により前記第3絶縁膜に形成された溝パターンの少なくとも側面に側壁膜を形成する工程、
    (j)前記(i)工程後の前記溝パターン内に、ハードマスクパターンを埋め込み形成する工程、
    (k)前記ハードマスクパターンをエッチングマスクとして、そこから露出される前記第3絶縁膜、第2絶縁膜、および第1絶縁膜をエッチングすることにより、前記第1絶縁膜に情報蓄積用容量素子用の平面矩形状の孔を形成する工程、
    (l)前記情報蓄積用容量素子用の平面矩形状の孔内に、第1電極および第2電極間に容量絶縁膜を介してなる情報蓄積用容量素子を形成する工程。
  6. 以下の工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法;
    (a)ウエハの主面に複数のメモリセル選択用の電界効果トランジスタを形成する工程、
    (b)前記ウエハの主面上において前記メモリセル選択用の電界効果トランジスタの上層に第1絶縁膜を堆積する工程、
    (c)前記第1絶縁膜上に、前記第1絶縁膜に対してエッチング選択比を高く取れる材料からなる第2絶縁膜を堆積する工程、
    (d)前記第2絶縁膜上に、前記第2絶縁膜に対してエッチング選択比を高くとれる材料からなる第3絶縁膜を堆積する工程、
    (e)前記第3絶縁膜上にポリシリコン膜を堆積する工程、
    (f)前記ポリシリコン膜上に、第1方向に延在する平面帯状の複数の第1レジストパターンを第1露光処理によって形成する工程、
    (g)前記第1レジストパターンをエッチングマスクとして、そこから露出するポリシリコン膜を、前記第3絶縁膜をエッチングストッパとして機能させた状態でエッチングした後、前記第1レジストパターンを除去する工程、
    (h)前記ポリシリコン膜上に、前記第1方向に直行する第2方向に延在する平面帯状の複数の第2レジストパターンを第2露光処理によって形成する工程、
    (i)前記第2レジストパターンをエッチングマスクとして、そこから露出するポリシリコン膜を、前記第3絶縁膜をエッチングストッパとして機能させた状態でエッチングした後、前記第2レジストパターンを除去する工程、
    (j)前記(g)及び(i)工程により形成された前記ポリシリコン膜のマスキングパターンをエッチングマスクとして、そこから露出する前記第3絶縁膜を、前記第2絶縁膜をエッチングストッパとして機能させた状態でエッチングする工程、
    (k)前記(j)工程により、前記第3絶縁膜に形成された溝パターン内に、ハードマスクパターンを埋め込み形成する工程、
    (l)前記ハードマスクパターンをエッチングマスクとして、そこから露出される前記第3絶縁膜、第2絶縁膜、および第1絶縁膜をエッチングすることにより、前記第1絶縁膜に情報蓄積用容量素子用の平面矩形状の孔を形成する工程、
    (m)前記情報蓄積用容量素子用の平面矩形状の孔内に、第1電極および第2電極間に容量絶縁膜を介してなる情報蓄積用容量素子を形成する工程。
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