JP4037000B2 - 熱アシスト記録方法および熱アシスト記録再生方法 - Google Patents

熱アシスト記録方法および熱アシスト記録再生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱源により記録媒体を昇温させ、磁気的に情報の記録および再生を実行する熱アシスト記録再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、広帯域のマルチメディア情報を扱うために、より大容量のメモリデバイスの需要が高まっている。なかでも、情報の書換えが可能な光ディスクや磁気ディスク、磁気テープを中心に、記録再生の高密度化技術の検討が活発に進められている。
【0003】
近年、上記の高密度化技術の一環として、光技術と磁気記録再生技術との融合により高密度記録を実現する技術が開発されている。具体的には、磁気記録の際に、熱をアシスト使用することによって狭トラック化を図ることで、高密度記録再生を可能にする技術(以下、熱アシスト磁気記録再生方式と称する)が開発されている。
【0004】
このような熱アシスト磁気記録再生方式を使用して記録再生を行う方法として、例えば、特開平4−176034号公報には、磁気的補償温度が略室温であるフェリ磁性体からなる記録媒体(磁気記録媒体)を使用して記録再生を行う方法が提案されている。
【0005】
該公報に記載の記録再生方法では、記録時には、上記記録媒体における記録すべきトラックに沿ってレーザ光を照射し、その昇温部位の保磁力を低下させた状態で、該昇温部位に記録用磁気ヘッドにより外部磁界を印加して情報を記録する一方、再生時には磁気記録媒体における再生すべきトラックにレーザ光を照射し、その昇温部位の残留磁化の強度を増大させ、そこから漏れ出る磁束を再生用磁気ヘッドで検出して情報を再生するようになっている。
【0006】
該記録再生方法によれば、レーザ光により昇温されていない略室温領域では、残留磁化がゼロに近いため、例えば記録媒体としてのディスク状記録媒体の半径方向に沿った再生用磁気ヘッドの幅が、再生すべきトラックのピッチより大きくても、該再生すべきトラックに隣接するトラック(隣接トラック)からのクロストークを充分に小さく抑えることが可能となり、高密度の記録再生を実現することができる。
【0007】
このように、熱アシスト磁気記録再生方式では、高密度記録時の隣接トラックからのクロストークを抑えるために、記録媒体として、室温近傍に磁気的補償温度を有するフェリ磁性体からなる記録媒体が用いられている。
【0008】
図12に、このような温度特性を有する記録媒体101を使用した、熱アシスト磁気記録再生方式に用いられる磁気記録再生システムの構成の一例を示す。
【0009】
先ず、上記の磁気記録再生システムを用いた熱アシスト磁気記録再生方式における記録動作について説明する。
記録される情報は、先ず、磁気記録再生装置外部(図示せず)から記録信号(データ信号)として信号処理部106に入力され、コントローラ104の指示により、該信号処理部106において符号化され、磁気記録に適した変調が行われる。次いで、この変調された信号は、前段処理部105で電流信号に変換され、記録用磁気ヘッドとして用いられる磁気ヘッド102の記録コイルを駆動することで記録磁界を発生させる。また、コントローラ104は、上記信号処理部106に指示を与える一方で、同時に、上記記録媒体101を挟んで上記磁気ヘッド102と対面するように配置された光照射装置103(熱源)を制御し、一定の光パワーを上記記録媒体101の記録領域に与えて記録領域を昇温するようになっている。これにより、保磁力が記録磁界よりも小さくなったところで、印加した記録磁界により、記録ビットが形成される。
【0010】
次に、上記の磁気記録再生システムを用いた熱アシスト磁気記録再生方式における再生動作について説明する。
記録した情報を再生する場合には、先ず、光照射装置103(熱源)から、磁気記録媒体101に形成された記録ビットの再生領域に光を照射し、該再生領域を加熱することにより、この加熱領域における残留磁化を増幅させる。これにより、磁気記録媒体101は、該加熱領域で残留磁化が最大となる。次いで、この残留磁化を、再生用磁気ヘッドとして用いられる磁気ヘッド102で検出し、その検出信号を前段処理部105で増幅し、再生信号として信号処理部106に出力する。信号処理部106では、この再生信号を2値化した後、デコードすることによって、記録した情報(データ信号)を再生する。
【0011】
図13に、上記熱アシスト磁気記録再生方式により記録された記録ビット110と、該記録ビット110の再生時に該記録ビット110に照射された光ビーム109のスポット径と、再生用磁気ヘッドの検出部108のサイズとの関係を示す。
【0012】
図13に示すように、記録ビット110…は、トラック幅方向に対しては略一定サイズで形成され、情報は記録ビット110…のトラック方向のサイズに反映されて記録されている。一方、再生用磁気ヘッドの検出部108は記録ビット110…のトラック幅方向のサイズと比較して充分に大きい。図14に、上記従来の熱アシスト磁気記録再生方式により再生された信号波形を示す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の熱アシスト磁気記録再生方式では、熱源は、記録媒体101の記録領域の加熱による保磁力の低下、あるいは、再生領域の加熱による残留磁化の増幅を目的とし、単に記録領域または再生領域の加熱手段として用いられているだけであり、記録すべき情報は、記録用磁気ヘッドを経由して、記録磁界としてのみ記録媒体101に印加されている。
【0014】
従って、このような状況下で記録すべき情報量の増加に対応するためには、磁界の変調周波数を高くして記録ビット110のトラック方向のサイズを小さくすることが要求される。
【0015】
しかしながら、記録ビット110のトラック方向のサイズを小さくすることは、記録用磁気ヘッドの性能および記録媒体101の性能から自ずと限界がある。
【0016】
また、再生時における加熱領域の到達温度を適切に調整する方法については、今まで提案されていなかった。
【0017】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、情報を多重記録することにより、記録容量の実質的な増大を図ると共に、記録再生処理の信頼性を向上させることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本願発明者等は、上記問題点を解決すべく、鋭意検討した結果、熱アシスト方式による磁気的記録方法では、記録媒体における昇温領域の保磁力と記録磁気ヘッドで発生する記録磁界とから記録ビットのサイズが決定されることに着目し、昇温領域の到達温度を変えることで記録媒体の保磁力を変化させ、記録磁気ヘッドからの印加磁場とは独立して記録ビットサイズを制御することができることを見い出して、本発明を完成させるに至った。
【0019】
即ち、請求項1記載の発明の熱アシスト記録方法は、上記課題を解決するために、記録媒体上の記録領域を加熱し、磁気的に情報を記録する熱アシスト記録方法において、記録媒体上の記録領域に記録される記録ビットの長さと幅とが、互いに異なる2つの情報を示すように記録を行うことを特徴としている。
【0020】
上記の方法によれば、記録ビットの長さと幅とが、互いに異なる2つの情報を示すように記録を行うことで、記録ビットの長さあるいは記録ビットの幅で示される独立した異なる情報を同一の記録領域に多重記録することができるので、記録容量の実質的な増大を図ることができ、記録装置としてのパフォーマンスを向上させることができる。また、各情報が、同じ記録領域に記録されているため、これらの情報を同時に再生することが可能になる。従って、上記の方法によれば、記録再生処理の信頼性を向上させることができる。
【0021】
尚、従来、記録ビットのサイズに着目した多重記録において、記録ビットの長さ方向と幅方向とで独立して情報を多重化する方法は、未だ知られていない。
【0022】
請求項2記載の発明の熱アシスト記録方法は、上記課題を解決するために、請求項1記載の熱アシスト記録方法において、記録ビットの長さによって示される第1の情報の記録が記録磁界の印加を制御することによって行われ、記録ビットの幅によって示される第2の情報の記録が、熱源による記録領域の昇温到達温度を制御することによって行われることを特徴としている。
【0023】
上記の方法によれば、従来提案されている熱アシスト記録装置と同じハードウェア構成を使用して2つの情報を同時に記録することができる。しかも、記録用磁気ヘッドと熱源というように異なる手段を用いることにより、互いに独立して情報を供給できるため、回路構成が非常に容易となる。
【0024】
請求項3記載の発明の熱アシスト記録方法は、上記課題を解決するために、記録媒体上の記録領域を加熱し、磁気的に情報を記録する熱アシスト記録方法において、記録媒体上の記録領域に、第1の情報に応じた記録磁界を印加することにより、第1の情報を記録媒体上の記録領域に記録すると同時に、上記第1の情報とは異なる第2の情報に応じて熱源の強度を変調することにより、第2の情報を、上記第1の情報の記録が行われる記録領域と同じ記録領域に、上記第1の情報と同時に記録することを特徴としている。
【0025】
上記の方法によれば、記録容量の実質的な増大を図ることができ、記録装置としてのパフォーマンスを向上させることができる。また、上記第1の情報と第2の情報とが、同じ記録領域に記録されているため、該第1の情報と第2の情報とを、同時に再生することが可能になる。従って、上記の方法によれば、記録再生処理の信頼性を向上させることができる。さらに、上記の方法によれば、従来提案されている熱アシスト記録装置と同じハードウェア構成を使用して2つの情報を同時に記録することができる。しかも、記録用磁気ヘッドと熱源というように異なる手段を用いることにより、互いに独立して情報を供給できるため、回路構成が非常に容易となる。
【0026】
請求項4記載の発明の熱アシスト記録方法は、上記課題を解決するために、請求項2または3記載の熱アシスト記録方法において、上記熱源として光を用いることを特徴としている。
【0027】
上記の方法によれば、光強度を変化させることにより、上記第2の情報を、容易かつ高速に熱量に変換して記録することができる。
【0028】
請求項5記載の発明の熱アシスト記録方法は、上記課題を解決するために、請求項2〜4の何れか1項に記載の熱アシスト記録方法において、上記第1の情報と第2の情報とは、各々の情報の再生において互いに影響を与えない程度に離れた異なる周波数帯域を有していることを特徴としている。
【0029】
上記の方法によれば、上記第1の情報と第2の情報とが、たとえ同じ磁場情報として混合した状態で検出されても、第1の情報と第2の情報とを、各々の周波数帯域を制限することにより、周波数帯域毎に簡単に分離して、各々の情報を再生することができる。
【0030】
請求項6記載の発明の熱アシスト記録方法は、上記課題を解決するために、請求項5記載の熱アシスト記録方法において、上記第1の情報の周波数帯域は、上記第2の情報の周波数帯域よりも高いことを特徴としている。
【0031】
上記の方法によれば、上記第1の情報を記録する記録用磁気ヘッドの性能を最大限に活用することができると共に、上記第2の情報を熱量に容易に変換することができる。
【0032】
請求項7記載の発明の熱アシスト記録再生方法は、上記課題を解決するために、記録媒体上の記録領域を加熱し、磁気的に情報を記録、再生する熱アシスト記録再生方法において、記録時には、記録媒体上の記録領域に、第1の情報に応じた記録磁界を印加することにより、第1の情報を記録媒体上の記録領域に記録すると同時に、上記第1の情報とは異なる第2の情報に応じて熱源の強度を変調することにより、第2の情報を、上記第1の情報の記録が行われる記録領域と同じ記録領域に、上記第1の情報と同時に記録し、再生時には、記録媒体上の同一の記録領域に記録された第1の情報と第2の情報とを、磁場情報として混合した状態で検出した後、信号強度の変化を利用して分離して再生することを特徴としている。
【0033】
上記の方法によれば、記録容量の実質的な増大を図ることができ、記録装置としてのパフォーマンスを向上させることができると共に、第1の情報と第2の情報とを、その信号強度の変化を利用して簡単に分離して、各々の情報を再生することができる。しかも、上記の方法によれば、同じ記録領域に記録された第1の情報と第2の情報とを、同時に再生することが可能である。従って、上記の方法によれば、記録再生処理の信頼性を向上させることができる。また、上記の方法によれば、従来提案されている熱アシスト記録装置と同じハードウェア構成を使用して2つの情報を同時に記録することができると共に、従来提案されている熱アシスト再生装置と同じハードウェア構成を使用して、記録された2つの情報を同時に磁場情報として検出することができるので、装置としてのコストアップを抑制することができる。しかも、上記の方法によれば、記録用磁気ヘッドと熱源というように異なる手段を用いて記録を行うことにより、互いに独立して情報を供給できるため、回路構成が非常に容易となる。
【0034】
請求項8記載の発明の熱アシスト記録再生方法は、上記課題を解決するために、記録媒体上の記録領域を加熱し、磁気的に情報を記録、再生する熱アシスト記録再生方法において、記録時には、記録媒体上の記録領域に、第1の情報に応じた記録磁界を印加することにより、第1の情報を記録媒体上の記録領域に記録すると同時に、上記第1の情報とは異なる第2の情報に応じて熱源の強度を変調することにより、第2の情報を、上記第1の情報の記録が行われる記録領域と同じ記録領域に、各々の情報の再生において互いに影響を与えない程度に離れた異なる周波数帯域で、上記第1の情報と同時に記録し、再生時には、記録媒体上の同一の記録領域に記録された第1の情報と第2の情報とを、磁場情報として混合した状態で検出した後、周波数帯域毎に分離して再生することを特徴としている。
【0035】
上記の方法によれば、記録容量の実質的な増大を図ることができ、記録装置としてのパフォーマンスを向上させることができると共に、第1の情報と第2の情報とを、各々の周波数帯域を制限することにより、周波数帯域毎に簡単に分離して、各々の情報を再生することができる。しかも、上記の方法によれば、同じ記録領域に記録された第1の情報と第2の情報とを、同時に再生することが可能である。従って、上記の方法によれば、記録再生処理の信頼性を向上させることができる。また、上記の方法によれば、従来提案されている熱アシスト記録装置と同じハードウェア構成を使用して2つの情報を同時に記録することができると共に、従来提案されている熱アシスト再生装置と同じハードウェア構成を使用して、記録された2つの情報を同時に磁場情報として検出することができるので、装置としてのコストアップを抑制することができる。しかも、上記の方法によれば、記録用磁気ヘッドと熱源というように異なる手段を用いて記録を行うことにより、互いに独立して情報を供給できるため、回路構成が非常に容易となる。
【0036】
請求項9記載の発明の熱アシスト記録再生方法は、上記課題を解決するために、請求項8記載の熱アシスト記録再生方法において、上記第1の情報の周波数帯域は、上記第2の情報の周波数帯域よりも高いことを特徴としている。
【0037】
上記の方法によれば、上記第1の情報を記録する記録用磁気ヘッドの性能を最大限に活用することができると共に、上記第2の情報を熱量に容易に変換することができる。
【0038】
請求項10記載の発明の熱アシスト記録再生方法は、上記課題を解決するために、請求項7〜9の何れか1項に記載の熱アシスト記録再生方法において、記録された第2の情報を用いて再生時の加熱領域の到達温度を調整することを特徴としている。
【0039】
上記の方法によれば、第1の情報を再生しながら同時に第2の情報の再生信号から記録媒体上の加熱領域の状況を間接的に取り込み、熱源にフィードバックすることで、情報再生に最適な加熱領域を得ることができる。従って、上記の方法によれば、情報再生の信頼性をより一層向上させることができる。
【0040】
請求項11記載の発明の熱アシスト記録再生方法は、上記課題を解決するために、請求項7〜10の何れか1項に記載の熱アシスト記録再生方法において、上記熱源として光を用いることを特徴としている。
【0041】
上記の方法によれば、光強度を変化させることにより、上記第2の情報を、容易かつ高速に熱量に変換して記録することができる。
【0042】
請求項12記載の発明の熱アシスト記録再生方法は、上記課題を解決するために、請求項7〜11の何れか1項に記載の熱アシスト記録再生方法において、上記第2の情報は記録媒体上のアドレス情報を含んでいることを特徴としている。
【0043】
上記の方法によれば、第1の情報を再生しながら同時に第2の情報から現在の再生ヘッドが位置するアドレス情報を得ることができる。このことは、情報再生の信頼性のさらなる向上に寄与する。
【0044】
請求項13記載の発明の熱アシスト記録再生方法は、上記課題を解決するために、請求項7〜12の何れか1項に記載の熱アシスト記録再生方法において、上記第2の情報は、特定パターンの繰り返しによる基準信号を含んでいることを特徴としている。
【0045】
上記の方法によれば、第1の情報を再生しながら同時に第2の情報を確実に再生することができる。従って、情報再生の信頼性をより一層向上させることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
本発明に係る一実施の形態について、図1ないし図11に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本実施の形態で使用する記録媒体(磁気記録媒体)1(図1参照)は、ガラス等からなる透明支持基板上に、希土類遷移金属等のフェリ磁性体からなる磁性膜を記録層として有するものであり、例えば、図11に示すような温度特性を有している。該記録媒体1は、磁気的補償温度(Tcomp)で、曲線81で示す残留磁化(Mr )が略ゼロ、曲線82で示す保磁力(Hc )が発散し、その磁気的補償温度(Tcomp)は、室温付近に設定されている。ここで採用した磁性膜は、Tb、Fe、Coの3つの金属からなる合金膜である。
【0047】
図1に、熱アシスト記録再生方式を利用して上記の温度特性を有する記録媒体1に記録再生を行う本実施の形態にかかる熱アシスト記録再生方法に使用する磁気記録再生システムの構成を示す。
上記磁気記録再生システムは、図1に示すように、磁気ヘッド2、光照射装置3、コントローラ4、前段処理部5、第1信号処理部6、および第2信号処理部7を備えている。
【0048】
上記磁気ヘッド2は、記録用磁気ヘッドおよび再生用磁気ヘッドとして使用される。該磁気ヘッド2としては、巻線を有する磁気ヘッドや、磁気抵抗効果を利用したMR(Magnet-Resistive) ヘッド、さらに高い磁界感度が得られるGMR(Giant Magnet-Resistive) ヘッド等を用いることができる。
【0049】
また、光照射装置3は、上記記録媒体1を挟んで上記磁気ヘッド2と対面するように配置され、コントローラ4の指示に基づいた光パワーを上記記録媒体1の記録領域あるいは再生領域に与えてこれらの領域を昇温する熱源であり、記録用光照射装置および再生用光照射装置として使用される。該光照射装置3としては、例えば、光ビームの照射により局所的な昇温が可能な光レーザ等が好適に用いられる。このように、記録媒体1を加熱する熱源として光を用いることで、記録すべき情報を、容易かつ高速に熱量に変換することが可能になる。
【0050】
先ず、上記磁気記録再生システムを用いた記録動作について説明する。本実施の形態では、磁気記録の際に、熱をアシスト使用することによって、2つの異なる独立した情報を、同一のトラックに、同時に記録する。
【0051】
記録される第1の情報は、先ず、磁気記録再生システム外部(図示せず)から記録信号(第1データ信号)として第1信号処理部6に入力され、コントローラ4の指示により、該第1信号処理部6において符号化され、磁気記録に適した変調が行われる。次いで、この変調された信号は、前段処理部5で電流信号に変換され、記録用磁気ヘッドとして用いられる磁気ヘッド2の記録コイルを駆動することで記録磁界を発生させる。
【0052】
一方、記録される第2の情報は、先ず、磁気記録再生システム外部(図示せず)から記録信号(第2データ信号)として第2信号処理部7に入力され、コントローラ4の指示により、該第2信号処理部7において符号化され、磁気記録に適した変調が行われる。次いで、この変調された信号は、光照射装置3において光強度の変化に変換されて記録媒体1に供給される。
【0053】
このように、記録媒体1には、記録用磁気ヘッドからの印加磁場として、第1の情報に基づく記録磁界と、記録媒体1を加熱する熱源による、第2の情報に基づく光パワーとが供給され、この両者の情報にしたがって記録ビットが形成される。つまり、上記第1の情報は、保磁力が記録磁界よりも小さくなったところで、記録磁界の印加の有無(制御)により、記録ビットの長さ方向の情報として記録され、第2の情報は、保磁力が記録磁界よりも小さくなったところで、光強度の変化(昇温到達温度の制御)により、記録ビットの幅方向の情報として記録される。
【0054】
図6に、このようにして形成された記録ビット10と、該記録ビット10の再生時に該記録ビット10に照射された光ビーム9のスポット径と、再生用磁気ヘッドの検出部8のサイズとの関係を示す。図6から判るように、本実施の形態では、記録ビット10…のトラック方向のサイズ(記録ビット長)の変化とトラック幅方向のサイズ(記録ビット幅)の変化とで、互いに独立した異なる2つの情報を示すようになっている。
【0055】
以下、本実施の形態にかかる記録原理について詳細に説明する。
一般的な記録用磁気ヘッドのサイズは、該記録用磁気ヘッドのヘッド幅が約3μmであり、ヘッドギャップが0.3μm程度である。このような記録用磁気ヘッドのサイズと、記録媒体1上の昇温領域のサイズ(1μmφ)とを比較すると、トラック幅方向に関しては、昇温領域のサイズが、記録用磁気ヘッドのヘッド幅よりも小さく、トラック方向に関しては、ヘッドギャップ、即ち、磁界印加領域のサイズが昇温領域のサイズよりも小さい状況にある。
【0056】
このため、熱アシスト磁気記録再生方式では、トラック幅方向の記録ビットサイズは、昇温領域のサイズ、つまり、昇温領域における保磁力により決定され、トラック方向の記録ビットサイズは、磁界印加領域のサイズ、つまり、記録用磁気ヘッドにより印加される磁界により、各々別々に決定されることになる。
【0057】
従って、記録媒体1における昇温領域の到達温度を変化させることで、記録用磁気ヘッドからの印加磁場とは独立して記録ビット10のサイズを制御することが可能になる。
【0058】
つまり、従来は、一定の光パワーを記録媒体の記録領域に与えて該記録領域を昇温することで、記録用磁気ヘッドにより印加される磁界により記録ビットのトラック方向のサイズが決定され、トラック幅方向に関しては、略一定サイズに保たれ、記録ビットのトラック方向のサイズの変化によってのみ情報の記録が行われていた。
【0059】
これに対し、本実施の形態では、記録媒体1における昇温領域の到達温度を変化させることで、記録用磁気ヘッドからの印加磁場によって決定される記録ビット10…のトラック方向のサイズによる情報とは別に、記録ビット10…のトラック幅方向のサイズにより、記録ビット10…のトラック方向のサイズによる情報とは異なる情報の記録を行っている。
【0060】
図2に、昇温領域の到達温度がT1、T2の各場合における記録媒体1上の各温度プロファイルP1、P2を示す。記録に必要な媒体温度(記録閾値温度)をT0とすると、温度プロファイルP1から、昇温領域の到達温度がT1の場合に記録される記録ビット10のトラック幅方向のサイズはD1となる。一方、温度プロファイルP2から、昇温領域の到達温度が、T1より低いT2である場合に記録される記録ビット10のトラック幅方向のサイズは、D1より小さいD2となる。このように、昇温領域の到達温度をT1からT2に変えることで、記録ビット10のトラック幅方向のサイズはD1からD2に変化する。このことから、昇温領域の到達温度を変化させることで、記録ビット10のトラック幅方向のサイズを容易に変化させることができることが判る。
【0061】
本実施の形態では、光照射装置3(熱源)として、例えば、上述したように光レーザを利用して光ビーム9を記録媒体1に照射することにより昇温領域を形成している。従って、この場合、記録媒体1上の昇温領域の到達温度は、図3に示すように、光レーザの駆動電流(レーザ駆動電流)を変化させて光出力を例えばI1→I2、I2→I1と増減させることにより、容易に変更することができる。
【0062】
以上のように、記録媒体1上の昇温領域の到達温度を変化させることは、例えば図6に示したように、記録ビット10のトラック幅方向のサイズの変化を誘起することになる。つまり、熱源として光レーザを使用した場合、該光レーザの駆動電流の変調情報がそのまま記録媒体1上の記録ビット10のトラック幅方向のサイズに反映されることになる。
【0063】
本実施の形態では、例えば、光パワーを、記録媒体1上で、4mW〜6mWの範囲で変調させ、2kΟe程度の記録磁界を印加した。このときの記録媒体1上の昇温領域の到達温度は、シュミレーションによれば、約150℃〜230℃程度に変化する。このとき、光の波長を650nmとし、光ビームのスポット径を1μmとすると、本実施の形態では、上記結果の一例として、トラック幅が0.7μm〜1.0μm変化した。
【0064】
従って、本発明の方法によれば、従来提案されている熱アシスト磁気記録方式に用いられている磁気記録再生装置(システム)と同じハードウェア構成を使用して2つの情報を同一のトラック(記録領域)上に同時に記録することができる。
【0065】
この結果、例えば、動画を記録する場合のように画像と音声との2種類の異なる情報の記録を、1つの磁気ヘッド2並びに1つの光照射装置3を用いて、1回の操作で同じトラックに同時に記録し、また、再生時には同時に再生を行うことが可能になる。従って、記録容量を実質的に増大することが可能になると共に、記録再生処理の信頼性を向上させ、記録装置としてのパフォーマンスを向上させることができる。
【0066】
しかも、上記の方法によれば、記録用磁気ヘッド(磁気ヘッド2)と熱源(光照射装置3)というように、異なる手段により、互いに独立した異なる情報を記録することで、回路構成が非常に容易になる。
【0067】
尚、本実施の形態において、熱源を変調できる範囲は自ずと限定される。つまり、上記記録媒体1上の昇温領域の到達温度の上限は、トラック密度および熱源である光照射装置3(昇温装置)の能力から決定される。つまり、上記記録媒体1上の昇温領域の到達温度を上げればトラック幅が広くなるため、トラック密度が低下する。一方、上記記録媒体1上の昇温領域の到達温度の下限は、記録媒体1上の保磁力の温度特性と記録用磁気ヘッドの発生磁界強度とから決定される。
【0068】
上記の方法により記録を行う場合、記録される情報は、各々異なる周波数軸における信号強度を有している。図4に、上記第1の情報および第2の情報の各々の周波数軸における信号強度分布を示す。図4に示すように、光の強度変調として記録される第2の情報は低域(例えば47.5kH〜52.5kHz)の周波数成分で構成されており、高域(1MHz〜15MHz)の周波数成分で方法されている第1の情報とは、各々の情報の再生において互いに影響を与えない程度に離れた異なる周波数帯域に属している。
【0069】
このため、上記第1の情報と第2の情報とは、再生時に、同じ磁場情報として検出されても、その周波数帯域を制限することにより、容易に両者を分離して、各々の情報を再生することができる。上記第1の情報の周波数帯域と第2の情報の周波数帯域とは、互いに重なり合わない異なる周波数帯域であれば、容易に両者を分離して、各々の情報を再生することができるが、両者の周波数帯域の一部が重なるような場合(変調信号に低域成分が現れるような場合)でも、各々の情報再生において互いに影響を与えない条件下では許容される。具体的には、一方の情報の周波数帯域において、他方の情報の信号レベルが1桁以上小さいことが好ましく、2桁以上小さいことが特に好ましい。
【0070】
この場合、上述したように、第1の情報の周波数帯域が第2の情報の周波数帯域よりも高いことで、上記第1の情報を記録する記録用磁気ヘッドの性能を最大限に活用することができ、かつ、第2の情報を熱量に容易に変換することができる。
【0071】
つまり、上記記録媒体1の昇温速度(変調速度)は速くすることはできない。また、熱源による記録媒体1の変調は、変調幅が限定されて狭いため、信号の品質が悪く、高密度とすることはできない。このため、記録用磁気ヘッドによる磁界変調速度を速くすることが考えられる。この場合、線密度(トラックの長さ方向の密度)を最大とするためには、磁界変調による第1の情報の周波数帯域を高くすることが必要となる。
【0072】
これに対し、周波数帯域が低い第2の情報に対応する熱源の変調は低速でよい。従って、第1の情報の周波数帯域が第2の情報の周波数帯域よりも高ければ、第2の情報を熱量に変換することが容易になる。つまり、例えば、熱源として光を使用しなくても、抵抗成分により発生するジュール熱を利用することも可能となる。
【0073】
尚、本実施の形態では、光の強度変調として記録された第2の情報の周波数帯域は、限られた狭い範囲となっており、再生時に第1の情報と第2の情報とをより分離し易く設定されている。
【0074】
本実施の形態において、上記第2の情報には、記録媒体1上の記録位置を特定するためのアドレス情報を含めることができる。図5に、上記第2の情報にアドレス情報を含める場合のフォーマットの一例を示す。
【0075】
ここでは、一つの情報の固まりをブロックという単位で表現している。一つのブロックには少なくとも一つのアドレス情報が含まれている。上記第2の情報が記録媒体1上のアドレス情報を含むことで、第1の情報を再生しながら同時に第2の情報から、その時点において再生用磁気ヘッドが位置するアドレス情報を得ることができる。このことは、情報再生の信頼性のさらなる向上に寄与する。
【0076】
上記フォーマットでは、先ず、ブロックの始まりを表すブロックマークがあり、それに続いて基準信号、さらにアドレス情報があり、最後に、このアドレス情報に対するエラー検出のためのエラー検出コードまたはエラー訂正のための訂正コードが形成される。上記基準信号は、第2の情報の再生状態を評価するためのものであり、特定パターンの繰り返しからなる。この特定パターンとはフォーマット上で他の情報には含まれないパターンを指し、よって、単一の周波数であってもよい。上記第2の情報が、このように特定パターンの繰り返しによる基準信号を含むことで、第1の情報を再生しながら同時に第2の情報から現在の再生状況を容易に確認することができる。従って、情報再生の信頼性をより一層向上させることができる。上記基準信号は、予め定められた信号で符号化されていないため、評価のための処理過程が容易で、現時点での生の情報(再生状況)を把握することが可能であり、その信号レベル(品質)によって、再生系の状態の検出を行うことができる。
【0077】
尚、これらの情報は全てデジタル情報であり、実際に記録を行う際には、第2信号処理部7にて周波数変調(FM変調)が行われる。例えば、第2の情報が図4に示すスペクトルを有する場合、中心周波数を50kHzとして、“1”を52.5kHzの信号に変換(変調)し、“0”を47.5kHの信号に変換(変調)し、この変調信号により光照射装置3を制御して光強度を変化させる。
【0078】
この結果、前記図6に示すように、記録ビット10のトラック幅方向のサイズが、第2の情報を周波数変調した信号に対応して変化する。
【0079】
次に、上記磁気記録再生システムを用いた本実施の形態にかかる熱アシスト磁気記録再生方法による再生動作について説明する。
記録した第1の情報および第2の情報を再生する場合には、先ず、コントローラ4の指示に基づいて、光照射装置3(熱源)から、磁気記録媒体1に形成された記録ビット10の再生領域(即ち、記録が行われた記録領域のうち、再生すべき記録領域)に光を照射し、該再生領域を加熱することにより、この加熱領域の残留磁化を増幅させる。これにより、磁気記録媒体1は、該加熱領域における高温領域(例えば150℃付近)で残留磁化(Mr )が最大となる。次いで、この残留磁化を、再生用磁気ヘッドとして用いられる磁気ヘッド2で検出し、その検出信号を前段処理部5で増幅して第1信号処理部6に出力する。本実施の形態では、同一のトラックに、異なる2つの独立した情報が記録されている。従って、上記磁気ヘッド2では、第1の情報に基づく成分と、第2の情報に基づく成分とが混合された再生信号が検出されている。従って、上記第1信号処理部6では、前段処理部5で増幅された上記検出信号から、第1の情報と第2情報とに基づく2つの再生信号を分離して、各々の再生信号について2値化、デコードを行うことにより、第1の情報(第1データ信号)と第2の情報(第2データ信号)とを同時に再生することができる。
【0080】
尚、図1では、説明の便宜上、情報の記録再生を、ともに磁気ヘッド2を用いて行っているが、記録用の磁気ヘッドと再生用の磁気ヘッドとは、各々、独立して設けることもできる。
【0081】
以下に、前段処理部5で増幅された上記検出信号から、第1の情報と第2情報とに基づく2つの再生信号を分離するための第1信号処理部6の回路構成の一例を図7に示す。
【0082】
ここでは、第2の情報に相当する再生信号が、図4に示すように限られた周波数帯域に存在することを利用して、分離手段としてのバンドパスフィルタ11(ここでの中心周波数は50kHz)を使用して、前段処理部5で増幅された検出信号(信号A)から第2の情報に相当する再生信号(信号B)だけを抽出している。そして、増幅された上記の検出信号(信号A)を再生信号として、2値化回路12により直接2値化し、次いで、デコーダ13によりデコードすることで第1の情報を再生し、上記バンドパスフィルタ11を通過した再生信号(信号B)を2値化回路14により2値化し、デコーダ15によりデコード(FM復調)を行って、第2の情報を再生している。
【0083】
つまり、前段処理部5で増幅された検出信号(信号A)を直接2値化、デコードした場合、記録ビット10のトラック幅方向のサイズに拘らず、トラック方向のサイズの変化に基づいて情報の再生が行われる。一方、上記バンドパスフィルタ11を通過した再生信号(信号B)を2値化、デコードすることにより、記録ビット10のトラック方向のサイズに拘らず、トラック幅方向のサイズの変化に基づいて情報の再生が行われる。この結果、第1の情報と第2の情報とを分離して再生することができる。
【0084】
また、増幅された上記検出信号(信号A)から、第1の情報と第2情報とに基づく2つの再生信号を分離するための第1信号処理部6の他の回路構成を図8に示す。該回路では、図7のバンドパスフィルタ11に代えて、分離手段として、増幅度可変アンプ16と信号レベル検出器17とを用いている。
【0085】
ここでは、第2の情報に相当する再生信号が、検出信号(信号A)の信号強度の変化として現れることを利用している。つまり、該回路では、検出信号(信号A)は、増幅度可変アンプ16を通り、信号レベル検出器17に入力され、ここで信号レベルが検知され、この信号レベル情報(信号C)が増幅度可変アンプ16にフィードバックされて検出信号(信号A)の振幅(信号レベル)を一定に近づけた信号Dを得るようになっている。従って、該回路では、信号レベル情報(信号C)が第2の情報に相当する再生信号となり、該信号レベル情報(信号C)を2値化回路14、デコーダ15を経由して2値化、デコードすることで、第2の情報を得ることができる。また、同時に信号Dを、2値化回路12、デコーダ13を経由して2値化、デコードすることで、第1の情報を再生することができる。
【0086】
尚、図8に示す回路においても、信号Aを直接2値化し、デコードすることで第1の情報を再生することもできる。しかしながら、信号Aの代わりに、信号Aの振幅(信号レベル)を一定に近づけた信号Dを使用することで,2値化処理が容易に実行できるという利点がある。これは、上記信号Dを使用することで、2値化の判定レベルを固定することができるからである。図9(a)〜(c)に、上記の信号A、信号C、信号Dの具体的な波形を示す。
【0087】
また、前段処理部5で増幅された検出信号(信号A)から、第1の情報と第2情報とに基づく2つの再生信号を分離する際には、記録された第2の情報を用いて再生時の加熱領域の到達温度を調整(制御)することが望ましい。
【0088】
図10に、再生時における昇温領域の到達温度を制御するために採用した第1信号処理部6の回路構成を示す。
【0089】
ここでは、上記したように、第2の情報に相当する信号Bをバンドパスフィルタ11で抽出し、さらに、この抽出した信号Bの信号レベルを信号レベル検出器17にて検出し、その結果をコントローラ4に送っている。コントローラ4は送られてくる信号レベルの検出信号が常に最大値を採るように光照射装置3を制御する。この結果、昇温領域は記録ビット10のトラック幅方向の最大サイズと同じになる。このように、昇温領域における到達温度(昇温到達温度)を制御すれば、第1の情報を再生しながら同時に第2の情報の再生信号から記録媒体1上の加熱領域の状況を間接的に取り込み、コントローラ4を介して光照射装置3にフィードバックすることで、情報再生に最適な加熱領域を得ることができる。この結果、精度良く第2の情報を再生することができ、情報再生の信頼性をより一層向上させることができる。
【0090】
但し、昇温領域が、記録ビット10のトラック幅方向の最大サイズよりもさらに拡大すると磁化増幅領域が大きくなり、今度は再生信号のS/N(信号対ノイズ比)が劣化する。よって、正確には、信号レベル検出器17の信号が最大値を採る直前の値を目標として光照射装置3を制御することが好ましい。
【0091】
また、本実施の形態において、昇温領域を一定とするためにだけ、第2の情報を利用し、第1の情報のみを再生する場合には、信号Bが検出されないように光照射装置3を制御すればよい。このように、第1の情報のみを再生するためには、昇温領域を記録ビット10…のトラック幅方向の最小サイズに合わせればよい。これにより、記録ビット10…のトラック幅方向の変化が検出されず、記録ビット10…のトラック方向のサイズの変化にて示される第1の情報のみが再生される。
【0092】
この場合、第2の情報に単純な特定パターンの繰り返しからなる基準信号を含めておくことでデコード作業を必要とせず、容易に基準信号を取り出すことが可能となる。
【0093】
【発明の効果】
本発明にかかる請求項1記載の熱アシスト記録方法は、以上のように、記録媒体上の記録領域を加熱し、磁気的に情報を記録する熱アシスト記録方法において、記録媒体上の記録領域に記録される記録ビットの長さと幅とが、互いに異なる2つの情報を示すように記録を行う方法である。
【0094】
上記の方法によれば、記録ビットの長さと幅とが、互いに異なる2つの情報を示すように記録を行うことで、記録ビットの長さあるいは記録ビットの幅で示される独立した異なる情報を同一の記録領域に多重記録することができるので、記録容量の実質的な増大を図ることができ、記録装置としてのパフォーマンスを向上させることができる。また、各情報が、同じ記録領域に記録されているため、これらの情報を同時に再生することが可能になる。従って、上記の方法によれば、記録再生処理の信頼性を向上させることができるという効果を奏する。
【0095】
本発明にかかる請求項2記載の熱アシスト記録方法は、以上のように、記録ビットの長さによって示される第1の情報の記録が記録磁界の印加を制御することによって行われ、記録ビットの幅によって示される第2の情報の記録が、熱源による記録領域の昇温到達温度を制御することによって行われる方法である。
【0096】
上記の方法によれば、従来提案されている熱アシスト記録装置と同じハードウェア構成を使用して2つの情報を同時に記録することができる。しかも、記録用磁気ヘッドと熱源というように異なる手段を用いることにより、互いに独立して情報を供給できるため、回路構成が非常に容易となるという効果を奏する。
【0097】
本発明にかかる請求項3記載の熱アシスト記録方法は、以上のように、記録媒体上の記録領域を加熱し、磁気的に情報を記録する熱アシスト記録方法において、記録媒体上の記録領域に、第1の情報に応じた記録磁界を印加することにより、第1の情報を記録媒体上の記録領域に記録すると同時に、上記第1の情報とは異なる第2の情報に応じて熱源の強度を変調することにより、第2の情報を、上記第1の情報の記録が行われる記録領域と同じ記録領域に、上記第1の情報と同時に記録する方法である。
【0098】
上記の方法によれば、記録容量の実質的な増大を図ることができ、記録装置としてのパフォーマンスを向上させることができる。また、上記第1の情報と第2の情報とが、同じ記録領域に記録されているため、該第1の情報と第2の情報とを、同時に再生することが可能になる。従って、上記の構成によれば、記録再生処理の信頼性を向上させることができる。さらに、上記の方法によれば、従来提案されている熱アシスト記録装置と同じハードウェア構成を使用して2つの情報を同時に記録することができる。しかも、記録用磁気ヘッドと熱源というように異なる手段を用いることにより、互いに独立して情報を供給できるため、回路構成が非常に容易となるという効果を奏する。
【0099】
本発明にかかる請求項4記載の熱アシスト記録方法は、以上のように、上記熱源として光を用いる方法である。
【0100】
上記の方法によれば、光強度を変化させることにより、上記第2の情報を、容易かつ高速に熱量に変換して記録することができるという効果を奏する。
【0101】
本発明にかかる請求項5記載の熱アシスト記録方法は、以上のように、上記第1の情報と第2の情報とは、各々の情報の再生において互いに影響を与えない程度に離れた異なる周波数帯域を有している方法である。
【0102】
上記の方法によれば、上記第1の情報と第2の情報とが、たとえ同じ磁場情報として混合した状態で検出されても、第1の情報と第2の情報とを、各々の周波数帯域を制限することにより、周波数帯域毎に簡単に分離して、各々の情報を再生することができるという効果を奏する。
【0103】
本発明にかかる請求項6記載の熱アシスト記録方法は、以上のように、上記第1の情報の周波数帯域は、上記第2の情報の周波数帯域よりも高い方法である。
【0104】
上記の方法によれば、上記第1の情報を記録する記録用磁気ヘッドの性能を最大限に活用することができると共に、上記第2の情報を熱量に容易に変換することができるという効果を奏する。
【0105】
本発明にかかる請求項7記載の熱アシスト記録再生方法は、以上のように、記録媒体上の記録領域を加熱し、磁気的に情報を記録、再生する熱アシスト記録再生方法において、記録時には、記録媒体上の記録領域に、第1の情報に応じた記録磁界を印加することにより、第1の情報を記録媒体上の記録領域に記録すると同時に、上記第1の情報とは異なる第2の情報に応じて熱源の強度を変調することにより、第2の情報を、上記第1の情報の記録が行われる記録領域と同じ記録領域に、上記第1の情報と同時に記録し、再生時には、記録媒体上の同一の記録領域に記録された第1の情報と第2の情報とを、磁場情報として混合した状態で検出した後、信号強度の変化を利用して分離して再生する方法である。
【0106】
上記の方法によれば、記録容量の実質的な増大を図ることができ、記録装置としてのパフォーマンスを向上させることができると共に、第1の情報と第2の情報とを、その信号強度の変化を利用して簡単に分離して、各々の情報を再生することができる。しかも、上記の方法によれば、同じ記録領域に記録された第1の情報と第2の情報とを、同時に再生することが可能である。従って、上記の方法によれば、記録再生処理の信頼性を向上させることができる。また、上記の方法によれば、従来提案されている熱アシスト記録装置と同じハードウェア構成を使用して2つの情報を同時に記録することができると共に、従来提案されている熱アシスト再生装置と同じハードウェア構成を使用して、記録された2つの情報を同時に磁場情報として検出することができるので、装置としてのコストアップを抑制することができる。しかも、上記の構成によれば、記録用磁気ヘッドと熱源というように異なる手段を用いて記録を行うことにより、互いに独立して情報を供給できるため、回路構成が非常に容易となるという効果を奏する。
【0107】
本発明にかかる請求項8記載の熱アシスト記録再生方法は、以上のように、記録媒体上の記録領域を加熱し、磁気的に情報を記録、再生する熱アシスト記録再生方法において、記録時には、記録媒体上の記録領域に、第1の情報に応じた記録磁界を印加することにより、第1の情報を記録媒体上の記録領域に記録すると同時に、上記第1の情報とは異なる第2の情報に応じて熱源の強度を変調することにより、第2の情報を、上記第1の情報の記録が行われる記録領域と同じ記録領域に、各々の情報の再生において互いに影響を与えない程度に離れた異なる周波数帯域で、上記第1の情報と同時に記録し、再生時には、記録媒体上の同一の記録領域に記録された第1の情報と第2の情報とを、磁場情報として混合した状態で検出した後、周波数帯域毎に分離して再生する方法である。
【0108】
上記の方法によれば、記録容量の実質的な増大を図ることができ、記録装置としてのパフォーマンスを向上させることができると共に、第1の情報と第2の情報とを、各々の周波数帯域を制限することにより、周波数帯域毎に簡単に分離して、各々の情報を再生することができる。しかも、上記の方法によれば、同じ記録領域に記録された第1の情報と第2の情報とを、同時に再生することが可能である。従って、上記の方法によれば、記録再生処理の信頼性を向上させることができる。また、上記の方法によれば、従来提案されている熱アシスト記録装置と同じハードウェア構成を使用して2つの情報を同時に記録することができると共に、従来提案されている熱アシスト再生装置と同じハードウェア構成を使用して、記録された2つの情報を同時に磁場情報として検出することができるので、装置としてのコストアップを抑制することができる。しかも、上記の方法によれば、記録用磁気ヘッドと熱源というように異なる手段を用いて記録を行うことにより、互いに独立して情報を供給できるため、回路構成が非常に容易となるという効果を奏する。
【0109】
本発明にかかる請求項9記載の熱アシスト記録再生方法は、以上のように、上記第1の情報の周波数帯域は、上記第2の情報の周波数帯域よりも高い方法である。
【0110】
上記の方法によれば、上記第1の情報を記録する記録用磁気ヘッドの性能を最大限に活用することができると共に、上記第2の情報を熱量に容易に変換することができるという効果を奏する。
【0111】
本発明にかかる請求項10記載の熱アシスト記録再生方法は、以上のように、記録された第2の情報を用いて再生時の加熱領域の到達温度を調整する方法である。
【0112】
上記の方法によれば、第1の情報を再生しながら同時に第2の情報の再生信号から記録媒体上の加熱領域の状況を間接的に取り込み、熱源にフィードバックすることで、情報再生に最適な加熱領域を得ることができる。従って、上記の構成によれば、情報再生の信頼性をより一層向上させることができるという効果を奏する。
【0113】
本発明にかかる請求項11記載の熱アシスト記録再生方法は、以上のように、上記熱源として光を用いる方法である。
【0114】
上記の方法によれば、光強度を変化させることにより、上記第2の情報を、容易かつ高速に熱量に変換して記録することができるという効果を奏する。
【0115】
本発明にかかる請求項12記載の熱アシスト記録再生方法は、以上のように、上記第2の情報は記録媒体上のアドレス情報を含んでいる方法である。
【0116】
上記の方法によれば、第1の情報を再生しながら同時に第2の情報から現在の再生ヘッドが位置するアドレス情報を得ることができる。このことは、情報再生の信頼性のさらなる向上に寄与するという効果を奏する。
【0117】
本発明にかかる請求項13記載の熱アシスト記録再生方法は、以上のように、上記第2の情報は、特定パターンの繰り返しによる基準信号を含んでいる方法である。
【0118】
上記の方法によれば、第1の情報を再生しながら同時に第2の情報を確実に再生することができる。従って、情報再生の信頼性をより一層向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる熱アシスト磁気記録再生方法に使用する磁気記録再生システムの一例を示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態において、昇温領域の到達温度を変化させたときの温度プロファイルを説明する図である。
【図3】本発明の一実施の形態において熱源として使用したレーザの駆動電流と光出力との関係を説明する図である。
【図4】本発明の一実施の形態における第1の情報および第2の情報の各々の周波数軸における信号強度分布を説明するスペクトル図である。
【図5】本発明の一実施の形態における第2の情報のフォーマットの一例を説明する図である。
【図6】上記熱アシスト磁気記録再生方法を用いて記録された記録ビットと、光ビームのスポット径と、再生用磁気ヘッドの検出部のサイズとの関係を説明する図である。
【図7】バンドパスフィルタを使用した第1信号処理部の回路構成を示す図である。
【図8】増幅度可変アンプと信号レベル検出器とを使用した第1信号処理部の回路構成を示す図である。
【図9】(a)は、上記熱アシスト磁気記録方法により記録、再生を行って得られた信号Aの波形図であり、(b)は、信号Aから分離した第2の情報に相当する信号Cの波形図であり、(c)は、信号Cを増幅度可変アンプにフィードバックして得られた第1の情報に相当する信号Dの波形図である。
【図10】再生時の昇温領域における到達温度を制御するための第1信号処理部の回路構成を示す図である。
【図11】上記熱アシスト記録再生方法に係る磁気記録媒体の残留磁化および保磁力の温度特性を示すグラフである。
【図12】従来の熱アシスト磁気記録再生方式に用いられる磁気記録再生システムの概略構成図である。
【図13】従来提案されている熱アシスト方式により記録された記録ビットと、光ビームのスポット径と、再生用磁気ヘッドの検出部のサイズとの関係を説明する図である。
【図14】従来提案されている熱アシスト方式により再生された信号波形図である。
【符号の説明】
1 記録媒体
2 磁気ヘッド
3 光照射装置(熱源)
4 コントローラ
5 前段処理部
6 第1信号処理部
7 第2信号処理部
8 検出部
9 光ビーム
10 記録ビット
11 バンドパスフィルタ
12 2値化回路
13 デコーダ
14 2値化回路
15 デコーダ
16 増幅度可変アンプ
17 信号レベル検出器
81 残留磁化
82 保磁力

Claims (12)

  1. 記録媒体上の記録領域を加熱し、磁気的に情報を記録する熱アシスト記録方法において、
    記録媒体上の記録領域に記録される記録ビットの長さと幅とが、互いに異なる2つの情報を示すように記録を行い、
    記録ビットの長さによって示される第1の情報の記録が、記録磁界の印加を制御することによって行われ、
    記録ビットの幅によって示される第2の情報の記録が、熱源による記録領域の昇温到達温度を制御することによって行われることを特徴とする熱アシスト記録方法。
  2. 記録媒体上の記録領域を加熱し、磁気的に情報を記録する熱アシスト記録方法において、
    記録媒体上の記録領域に、第1の情報に応じた記録磁界を印加することにより、第1の情報を記録媒体上の記録領域に記録すると同時に、上記第1の情報とは異なる第2の情報に応じて熱源の強度を変調することにより、第2の情報を、上記第1の情報の記録が行われる記録領域と同じ記録領域に、上記第1の情報と同時に記録することを特徴とする熱アシスト記録方法。
  3. 上記熱源として光を用いることを特徴とする請求項または2に記載の熱アシスト記録方法。
  4. 上記第1の情報と第2の情報とは、各々の情報の再生において互いに影響を与えない程度に離れた異なる周波数帯域を有していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の熱アシスト記録方法。
  5. 上記第1の情報の周波数帯域は、上記第2の情報の周波数帯域よりも高いことを特徴とする請求項4に記載の熱アシスト記録方法。
  6. 記録媒体上の記録領域を加熱し、磁気的に情報を記録、再生する熱アシスト記録再生方法において、
    記録時には、記録媒体上の記録領域に、第1の情報に応じた記録磁界を印加することにより、第1の情報を記録媒体上の記録領域に記録すると同時に、上記第1の情報とは異なる第2の情報に応じて熱源の強度を変調することにより、第2の情報を、上記第1の情報の記録が行われる記録領域と同じ記録領域に、上記第1の情報と同時に記録し、
    再生時には、記録媒体上の同一の記録領域に記録された第1の情報と第2の情報とを、磁場情報として混合した状態で検出した後、信号強度の変化を利用して分離して再生することを特徴とする熱アシスト記録再生方法。
  7. 記録媒体上の記録領域を加熱し、磁気的に情報を記録、再生する熱アシスト記録再生方法において、
    記録時には、記録媒体上の記録領域に、第1の情報に応じた記録磁界を印加することにより、第1の情報を記録媒体上の記録領域に記録すると同時に、上記第1の情報とは異なる第2の情報に応じて熱源の強度を変調することにより、第2の情報を、上記第1の情報の記録が行われる記録領域と同じ記録領域に、各々の情報の再生において互いに影響を与えない程度に離れた異なる周波数帯域で、上記第1の情報と同時に記録し、
    再生時には、記録媒体上の同一の記録領域に記録された第1の情報と第2の情報とを、磁場情報として混合した状態で検出した後、周波数帯域毎に分離して再生することを特徴とする熱アシスト記録再生方法。
  8. 上記第1の情報の周波数帯域は、上記第2の情報の周波数帯域よりも高いことを特徴とする請求項7に記載の熱アシスト記録再生方法。
  9. 記録された第2の情報を用いて再生時の加熱領域の到達温度を調整することを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載の熱アシスト記録再生方法。
  10. 上記熱源として光を用いることを特徴とする請求項6〜9の何れか1項に記載の熱アシスト記録再生方法。
  11. 上記第2の情報は記録媒体上のアドレス情報を含んでいることを特徴とする請求項6〜10の何れか1項に記載の熱アシスト記録再生方法。
  12. 上記第2の情報は、特定パターンの繰り返しによる基準信号を含んでいることを特徴とする請求項6〜11の何れか1項に記載の熱アシスト記録再生方法。
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