JP4036944B2 - スイッチの接点構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プッシュロッドを出し入れさせることにより接点を開閉する形式のスイッチにおける接点構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
筒状のスイッチケースと、このスイッチケースの一端側からスイッチケース内へ延出して向い合う一対の板バネからなる導体板と、互いに接離可能に各導体板に設けられた接点と、スイッチケースの他端側から一端が出入り自在に設けられたプッシュロッドとを備え、このプッシュロッドをスイッチケース内へ押し込むことにより、スイッチケース内の他端を導体板間へ押し込んで各導体板を拡開させることにより接点を離間させるプッシュスイッチは公知である。
【0003】
また、アークによる導通不良を防止するため、各導体板毎に一対の接点を設けることも行われており、この接点は通常の場合リベットにより形成されることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例では、接点が向い合う各導体板毎に一対ずつ計4ケ設けられるので、それぞれをリベットにより形成すると工数が多くなり、かつ部品点数も多くなる。
しかしながら、接点を各導体板毎に一対で設ける理由は、少なくともいずれか一方側の導通を確保することにより、導通を確実にするためであるから、必ずしも左右の接点を同一構造にする必要はなく、要は、安価でかつ導通の信頼性を得られれば足りる。そのうえ接点の導通性を常時確保するための接点クリーニング構造を有するものであることも望まれる。
【0005】
上記課題を解決するため、スイッチの接点構造に係る本願の第1の発明は、筒状のスイッチケースと、この一端側からスイッチケース内へ延出して向い合う一対の板バネからなる導体板と、これら各導体板へ互いに接離可能に設けられた接点と、スイッチケースの他端側から一端部が出入り自在に設けられたプッシュロッドとを備え、このプッシュロッドをスイッチケース内へ押し込み、スイッチケース内の他端部を向い合う導体板間へ押し込んでこれら一対の導体板を拡開させることにより接点を離間させるよう構成したスイッチにおいて、
各導体板は、プッシュロッドの前記他端部が摺動するガイド部と、このガイド部の側方に一対の接点を備え、一方の接点をリベットで形成し、他方の接点を打ち出しにより形成するとともに、
前記一対の導体板は中間線に対して左右対称に設けられ、
前記プッシュロッドは、前記スイッチケースに出入する軸部とそのスイッチケース内側端部に設けられて前記ガイド部に摺動する前記他端部とを備え、この他端部はプッシュロッドの前記軸部における中心線に対して左右対称に設けられ、
前記一対の導体板の中間線とプッシュロッドの前記中心線がずれていることを特徴とする。
【0007】
の発明は上記第1の発明において、リベット接点の方が打ち出し接点よりも接点高さが高いことを特徴とする。
【0008】
本願発明によれば、導体板に設けられる一対の接点のうち、いずれか一方をリベットで形成し、他方を打ち出しにより形成したので、リベットの数を減らすことができ、それだけ製造工数及び部品点数を削減できる。
【0009】
また、一方の接点の構造を異ならせることにより、リベットの接点相互又は打ち出しの接点相互の接触により、両方が同じ原因で同時に不通になることがなくなるので、少なくともいずれか一方の導通を確保し易くなり、かつ安価にできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面に基づいてプッシュスイッチとして構成された一実施例を説明する。図1は接点部の拡大断面図、図2はこのスイッチにおけるプッシュロッドの軸線方向に沿う断面図(図3の2−2線に沿う断面図)、図3は図2の3−3線断面図、図4は導体板の平面図、図5は図4のA矢示方向から接点構造を示す図、図6は作用を説明する図1に対応する図である。
【0013】
図1〜図3に示すように、このプッシュスイッチは、スイッチケース1、カプラー2、一対の導体板3、ボス4、及びプッシュロッド5を備える。
【0014】
スイッチケース1は角筒状をなす絶縁樹脂製の部材であり、その一端開口部にやはり絶縁樹脂製のカプラー2がそのベース部6を嵌合することにより一体化されている。
【0015】
導体板3は良導体金属からなる板バネ製であり、ベース部6に間隔を持って形成された貫通穴7に刺し込まれて中間部8を支持され、一端部側はカプラー2内へ延出してカプラー端子9をなしている。
【0016】
各導体板3の他端側はスイッチケース1内へ延出する本体部10をなし、それぞれベース部6側部分が中心方向へ向って先細り状に傾斜するとともに、さらに先端側部分は、逆に末広がり状に拡開するガイド部11をなしている。
【0017】
図4及び図5に明らかなように、ガイド部11を挟んで左右には、プッシュロッド5の中心線C1(図1)方向へ向って傾斜する接点形成部12が形成され、一方の接点形成部12の先端にはリベットにより形成されたリベット接点13が設けられ、他方の接点形成部12の先端には打ち出しにより形成された打ち出し接点14が設けられている。
【0018】
一方の導体板3のリベット接点13及び打ち出し接点14はそれぞれ他方の導体板3の対応するリベット接点13及び打ち出し接点14と接触可能になっている。
【0019】
再び図1〜図3において、ボス4は軸心方向に中空部15が貫通形成されたパイプ状をなし、スイッチケース1の他端側に一端を一体化され、外周にネジ16が形成され、図示しないスイッチホルダへの取付部になっている。
【0020】
中空部15内には、絶縁樹脂からなるプッシュロッド5が進退自在に収容されて、その一端は操作部17としてボス4の端部から外方へ突出し、他端はスイッチケース1内へ突出するヘッド部18をなしている。
【0021】
ヘッド部18とベース部6の間にはリターンスプリング20が設けられ、操作部17を押し込むと、ヘッド部18がリターンスプリング20に抗して一対のガイド部11間へそれぞれを押し広げながら摺動する。
【0022】
また、操作部17をフリーにすると、ヘッド部18がリターンスプリング20に押し戻されて、一対のガイド部11の間から外へ出るようになっている。
【0023】
なお、図1に明らかなように、プッシュロッド5の中心線C1と一対のガイド部11中間を通る中間線C2とは、dなるずれがあり、ヘッド部18は中心線C1に対して左右対称のため、一対のガイド部11のうち、いずれか側(本実施例では図の上側、以下これをB、下側をCと別称する)へオフセットされていることになる。
【0024】
また、ヘッド部18のガイド部11に対する接触部の径Rは、ガイド部11の自由端間の幅である最大幅W1より若干小さく、かつ最小幅W2よりも大きくなっており(W1>R>W2)、ヘッド部18がカプラー2側へ移動すると、一対のガイド部11間へ入って、これを押し広げながら摺動するようになっている。
【0025】
ヘッド部18の摺動範囲はガイド部11の長さ範囲に限られ、このガイド部11はプレスにより折り曲げられた屈曲部Eから先端側である未加工のストレート部分になっている。
【0026】
次に本実施例の作用を説明する。図1の状態はヘッド部18が一対のガイド部11間から後退し、本体部10が弾性変形しないため、各接点13、14が閉じた状態である。
【0027】
この状態から操作部17を押して、リターンスプリング20に抗してヘッド部18をガイド部11間へ移動させると、ヘッド部18が一対のガイド部11上を摺動しながら移動してこれを側方へ押し広げることにより、各接点13、14が開かれる(図6)。
【0028】
このとき、ヘッド部18は一対のガイド部11(B、C)のうち、B側にオフセットされているため、BをCより先にかつより大きく押し広げられる。
【0029】
このため接触しているリベット接点13及び打ち出し接点14は、B側とC側で挙動が異なり、この挙動の相違により離間するまでに相互の接触点がずれながら変化するため、接点クリーニングがおこなわれる。
【0030】
この接点クリーニングが各接点13及び14相互の接離毎に行われるから、接点間がいつも清浄にされ、導通性が常時良好に保たれることになる。
【0031】
この接点が開いた状態(図6)より、逆にヘッド部18を後退させると、互いに離れる方向へ弾性変形されていた一対の本体部10は復元弾性により互いに相手側へ接近し、やがて接点が接触する。
【0032】
そのうえ、リベット接点13の方が打ち出し接点14よりも接点高さが高いため、より早く接触し、この接触時にアークが発生する。
【0033】
但し、これに続く打ち出し接点14の接触では、アークが発生しないから、打ち出し接点14側ではアークによる導通不良のおそれがなくなる。また、接点の摩耗も少なくなる。
【0034】
このため、少なくともいずれか一方の接点について常時導通を確保できることになり、導通確保が確実になる。
【0035】
そのうえ、打ち出し接点14は導体板3の形成時に一体的にプレス成形により形成でき、かつ工数及び部品点数の多いリベット接点13を従来の半分にできるので、安価に製造できる。
【0036】
なお、接点クリーニング構造は上記実施例に限らず種々可能であり、以下参考例を示す。図7のように、ヘッド部18を楕円等の非円形断面にすることにより、プッシュロッド5の中心線C1に対して直交方向におけるヘッド部18の長さを非対称にしても前記オフセット構造と同様の効果が得られる。
【0037】
すなわち、中心線C1の直交方向におけるヘッド部18の長さのうち、一方のガイド部11Bと摺動する部分をL1、他方のガイド部11Cと摺動する部分をL2としたとき、L1>L2の関係となるようにすれば、中心線C1と中間線C2を同軸上に配置しても、ガイド部11Bと11Cの拡開量を不一致にすることができる。
【0038】
この場合、ヘッド部8の回り止め構造を備えることが望ましい。このような回り止め構造の例として、プッシュロッド5の外周に設けたレール状のガイド突起21と、これと対応するボス4の中空部15内壁に設けたガイド溝22の組合せがある。この組合せは逆でもよく、さらに他の公知の回り止め構造であってもよい。
【0039】
さらに、図8のように、ガイド部11のうち、ガイド部11Bとガイド部11Cの長さを変えれば(図中のDは寸法差)、中心線C1と中間線C2を同一直線上とし、かつヘッド部18を中心線C1に対して左右対称にしても、ガイド部11Bとガイド部11Cでは、ヘッド部18により開くタイミングがずれることになり、やはり接点クリーニングが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 接点部の拡大断面図
【図2】 同上スイッチにおけるプッシュロッドの軸線方向に沿う断面図
【図3】 図2の3−3線断面図
【図4】 導体板の平面図
【図5】 図4のA矢示方向から接点構造を示す図
【図6】 作用を説明する図1に対応する図である。
【図7】 参考例に係る接点構造の概略図
【図8】 さらに他の参考例に係る図7と同様の図

Claims (2)

  1. 筒状のスイッチケースと、この一端側からスイッチケース内へ延出して向い合う一対の板バネからなる導体板と、これら各導体板へ互いに接離可能に設けられた接点と、スイッチケースの他端側から一端部が出入り自在に設けられたプッシュロッドとを備え、このプッシュロッドをスイッチケース内へ押し込み、スイッチケース内の他端部を向い合う導体板間へ押し込んでこれら一対の導体板を拡開させることにより接点を離間させるよう構成したスイッチにおいて、
    各導体板は、プッシュロッドの前記他端部が摺動するガイド部と、このガイド部の側方に一対の接点を備え、一方の接点をリベットで形成し、他方の接点を打ち出しにより形成するとともに、
    前記一対の導体板は中間線に対して左右対称に設けられ、
    前記プッシュロッドは、前記スイッチケースに出入する軸部とそのスイッチケース内側端部に設けられて前記ガイド部に摺動する前記他端部とを備え、この他端部はプッシュロッドの前記軸部における中心線に対して左右対称に設けられ、
    前記一対の導体板の中間線とプッシュロッドの前記中心線がずれていることを特徴とするスイッチの接点構造。
  2. リベット接点の方が打ち出し接点よりも接点高さが高いことを特徴とする請求項1に記載したスイッチの接点構造。
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