JP4035498B2 - 自動車用内装材のリサイクル方法 - Google Patents

自動車用内装材のリサイクル方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4035498B2
JP4035498B2 JP2003346256A JP2003346256A JP4035498B2 JP 4035498 B2 JP4035498 B2 JP 4035498B2 JP 2003346256 A JP2003346256 A JP 2003346256A JP 2003346256 A JP2003346256 A JP 2003346256A JP 4035498 B2 JP4035498 B2 JP 4035498B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
skin material
skin
organic solvent
limonene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003346256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005112930A (ja
Inventor
雅人 二井
理 安井
進 山口
勝久 熊谷
英夫 杉村
昭博 松浦
徹治 廣田
勝己 山口
孝至 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Hayashi Telempu Corp
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Hayashi Telempu Corp
Sekisui Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd, Hayashi Telempu Corp, Sekisui Kasei Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2003346256A priority Critical patent/JP4035498B2/ja
Publication of JP2005112930A publication Critical patent/JP2005112930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4035498B2 publication Critical patent/JP4035498B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Description

本発明は、自動車用内装材のリサイクル方法、詳しくは、ポリフェニレンエーテルおよびポリスチレンのポリマーブレンドからなる基材と、その基材に接着されている表皮材とを有する自動車用内装材を回収してリサイクルするための、自動車用内装材のリサイクル方法に関する。
従来より、天井材などの自動車用内装材として、ポリフェニレンエーテル(以下、PPEと省略する場合がある。)を主成分として、ポリスチレン(汎用ポリスチレンや高衝撃性ポリスチレンの総称、以下、PSと省略する場合がある。)を混練したポリマーブレンドに、発泡剤を添加した後、発泡成形することにより得られる発泡シートが使用されている。
たとえば、天井材は、このような発泡シートからなる基材に、表皮材として、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと省略する場合がある。)不織布からなる装飾層を一方の面(車室側)にホットメルト接着剤を介して貼着するとともに、PETスパンボンドからなる異音防止層を他方の面(ルーフ側)に熱融着することにより、形成されている。
しかるに、近年、自動車部品のマテリアルリサイクルが種々検討されており、このような自動車用内装材のマテリアルリサイクルも検討する必要を生じている。
たとえば、ホットメルト接着剤を介して表皮材と発泡積層体が積層一体化されてなる自動車内装材を、有機溶剤中に浸すことにより、分離・回収し、再利用することが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
また、リモネンと、リモネンに対して1〜6体積%のエタノールとを含む発泡ポリスチレン収縮剤に、発泡ポリスチレン成形体を接触させる発泡ポリスチレンの回収方法が提案されている(特許文献2参照。)。
特開2002−264130号公報 特開平5−263065号公報
しかし、特許文献1に記載される方法では、自動車内装材を有機溶剤のみに浸漬するため、分離に長時間を要して、工業的な実施には不向きである。
また、特許文献2に記載されるような、リモネンと、リモネンに対して1〜6体積%のエタノールとを含む発泡ポリスチレン収縮剤に、自動車内装材を浸漬すると、基材中のポリスチレンを溶解させて基材と表皮材とを分離することはできる。しかし、分離後において、基材にリモネンが多量に残存して、リサイクル材として得るために押出機で溶融混練することが困難となり、また、得られたリサイクル材の物性や外観が、バージン材の物性や外観と比較して不良となる。また、表皮材にもポリスチレンを含むリモネンが多量に残存して、解繊あるいは粉砕後、溶融紡糸することが困難となる。
本発明の目的は、基材と表皮材とを効率よく短時間で分離することができ、しかも、回収された基材および表皮材を、容易にリサイクルすることができ、さらには、得られたリサイクル材の物性低下や外観不良を抑制することのできる、自動車用内装材のリサイクル方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、ポリフェニレンエーテルおよびポリスチレンのポリマーブレンドからなる基材と、前記基材に接着されている表皮材とを有する自動車用内装材のリサイクル方法であって、前記自動車用内装材を、少なくとも、リモネンに対して有機溶剤が体積基準において過剰割合で含まれている混合液に浸漬して、前記基材と前記表皮材とを分離することを特徴としている。
このような方法によると、基材と表皮材とを、リモネンに対して有機溶剤が過剰割合で含まれる混合液に浸漬して分離するので、効率よく短時間で分離することができる。また、表皮に残存するリモネンが低減される。そのため、解繊あるいは粉砕後に、そのまま溶融紡糸することができる。また、基材に残存するリモネンも低減される。そのため、リサイクル材として得るために押出機で容易に溶融混練することができ、得られたリサイクル材の物性低下や外観不良も抑制することができる。
また、この方法においては、前記混合液に浸漬した後、さらに外力を加えることが好適である。外力を加えることで、基材と表皮材とを、強固に接着されている部分や絡み合っている部分などがあっても、効率よく分離することができる。
また、この方法においては、分離された前記基材および前記表皮材を、有機溶剤で洗浄することが好適である。有機溶剤で洗浄することで、得られるリサイクル材の物性低下や外観不良を、より一層抑制することができる。
また、この方法においては、分離された前記表皮材を、遠心脱液することが好適である。遠心脱液することで、表皮材に残存するポリスチレンを、容易に0.5重量%以下とすることができる。
また、前記混合液が、リモネン10〜25体積%に対して、有機溶剤75〜90体積%を含んでいることが好適である。混合液に、有機溶剤75〜90体積%を含有させれば、基材および表皮材を効率よく短時間で分離しつつ、基材および表皮材に残存するリモネンをより一層低減して、リサイクル材を容易に得ることができ、また、得られたリサイクル材の物性低下や外観不良を、より一層抑制することができる。
本発明の自動車用内装材のリサイクル方法によれば、基材と表皮材とを、効率よく短時間で分離することができるとともに、基材および表皮に残存するリモネンを低減することができる。そのため、リサイクル材を容易に得ることができ、また、得られたリサイクル材の物性低下や外観不良を抑制することができる。
本発明のリサイクル方法の対象となる自動車用内装材は、自動車の内装に使用されるものであれば、特に制限されず、たとえば、天井材、ドアトリムなどが挙げられる。
図1には、自動車用内装材のリサイクル方法の一例として、天井材のリサイクル方法が示されている。以下、本発明のリサイクル方法を、この天井材のリサイクル方法を例示して、説明する。
図1(c)に示すように、この天井材1は、基材2と、その基材2の一方の面(車室側)に装飾層として設けられる表皮材3a(以下の説明において、装飾層と後述する異音防止層とを区別する場合には、装飾層を表皮材3a、異音防止層を表皮材3bとし、区別しない場合には、表皮材3とする。)と、その基材2の他方の面(ルーフ側)に異音防止層として設けられる表皮材3bとを備えている。
基材2は、PPEとPSとのポリマーブレンド(PS変性PPE樹脂)に、発泡剤を添加した後、発泡成形(発泡押出成形等)することにより得られる発泡シートから形成されている。
装飾層として設けられる表皮材3aは、たとえば、PET不織布から形成されており、基材2の一方の面に、エチレン−酢酸ビニル樹脂からなるホットメルト接着剤を介して貼着されている。
異音防止層として設けられる表皮材3bは、たとえば、PETスパンボンドから形成されており、基材2の他方の面に、熱融着されている。
このような天井材1は、まず、図1(a)に示すように、基材2、装飾層としての表皮材3a、および、異音防止層としての表皮材3bを用意して、図1(b)に示すように、これらを貼り合わせる。貼り合わせは、たとえば、基材2の両面に、ホットメルト接着剤が塗工された装飾層としての表皮材3aと、異音防止層としての表皮材3bとを重ね合わせ、これらを貫通する図示しないピンなどで複数箇所を固定して、加熱炉で加熱する。その後、図1(c)に示すように、得られた積層シートをプレス機などで圧縮成形することにより、製造することができる。なお、このようにして製造された天井材1は、図示しないピンの刺し込み部分などにおいて、基材2、装飾層としての表皮材3aおよび異音防止層としての表皮材3bが絡み合う状態となる場合がある。
そして、この方法では、上記のようにして得られた天井材1の使用後の廃材または製造時に発生する不要部分などを、次のようにしてリサイクルする。
すなわち、まず、図1(d)に示すように、リサイクルすべき天井材1を粉砕する。天井材1の粉砕は、特に制限されず、公知の粉砕機を用いて、後の処理が容易となる適宜のサイズ(たとえば、最長500×500mmの片)に粉砕する。
次いで、この方法では、図1(e)に示すように、粉砕された天井材1を、リモネンと有機溶剤とが、リモネンに対して有機溶剤が体積基準において過剰割合で、含まれる混合液7に浸漬して、基材2と表皮材3とを分離する。
混合液7に含まれるリモネンは、単環式モノテルペンの一種であり、d体およびl体の光学異性体が存在するが、この方法においては、少なくともd−リモネンを含むものが用いられる。なお、d−リモネンは、たとえば、橙皮油、レモン油、ベルガモット油、ういきょう油などに含まれており、商業的に入手可能である。
混合液7に含まれる有機溶剤は、リモネンに相溶すれば特に制限されないが、たとえば、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノールなどのアルコール類、たとえば、エチレングリコール、プロピレングリコール、セロソルブ、カルビトールなどのグリコール類、たとえば、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類、たとえば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、たとえば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−ペンタンなどの脂肪族炭化水素類、たとえば、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、カルビトールアセテートなどのエステル類、その他、ケロシン、ソルベントナフサなどの石油系溶剤類などが挙げられる。これら有機溶剤のうち、好ましくは、アルコール類、さらに好ましくは、エタノールが挙げられる。
また、混合液7は、リモネンに対して有機溶剤が体積基準において過剰割合で含まれている。リモネンに対して有機溶剤が体積基準においてより少ない割合で含まれていると、つまり、リモネンが有機溶剤に対して体積基準においてより多い割合で含まれていると、分離後において、基材2と表皮材3とに残存するリモネンが多くなって、リサイクル材の形成が困難となり、また、得られるリサイクル材の物性低下や外観不良が不可避となる。
リモネンと有機溶剤との割合は、好ましくは、リモネン10〜25体積%に対して、有機溶剤75〜90体積%である。
このような割合であれば、基材2と表皮材3とを効率よく分離して分離時間を短縮しつつ、基材2と表皮材3とに残存するリモネンを低減することができる。そのため、リサイクル材を容易に得ることができ、また、得られたリサイクル材の物性低下や外観不良を抑制することができる。たとえば、図7には、混合割合が種々異なるリモネンとエタノールとの混合液に、天井材1を浸漬して分離した場合において、その混合液中のリモネン濃度と分離時間との関係を示している。このグラフにおいて、リモネン濃度が10体積%未満では、分離時間が急激に長くなり、また、25体積%を超えても、分離時間がそれほど変わらないことがわかる。
そして、天井材1を混合液7に浸漬するには、特に制限されないが、たとえば、浸漬槽8に混合液7を満たし、その混合液7に天井材1を浸漬する。浸漬条件は、天井材1を混合液7中に浸漬できれば、特に制限されないが、たとえば、天井材1の浮上を防止すべく、天井材1を混合液7中に浸漬した後に、図示しない落とし蓋などを混合液7の液面近傍に配置して、天井材1を混合液7に均一に浸漬させればよい。
そして、このような浸漬によって、基材2中のポリスチレンがリモネンに溶解して、熱融着された基材2と異音防止層としての表皮材3bとの界面が次第に剥離するとともに、ホットメルト接着剤が有機溶剤に溶解して、基材2と装飾層としての表皮材3aとの界面が次第に剥離するようになる。
なお、浸漬時間は、上記したように、混合液7の混合割合、天井材1の種類や形状、あるいは、後処理方法などによって異なるため、適宜決定されるが、基材2と表皮材3とが、完全に分離する時間として設定してもよく、また、それまで待たなくても、たとえば、強固に接着されている部分や絡み合っている部分などは剥離していないが、その他の部分において、基材2と表皮材3とが剥がれ易くなる時間(たとえば、1秒〜30分程度、好ましくは、1秒〜15分程度)として設定してもよい。このような所定時間として設定することにより、処理時間を短縮して、迅速な回収を図ることができる。
また、この浸漬においては、必要により、40〜45℃の温度範囲において加温してもよい。加温することにより、混合液7が基材2に浸透しやすくなり、分離を促進することができる。
なお、図1(e)では、基材2と表皮材3とが、完全に分離している状態が示されており、この状態では、基材2が混合液7の液面に浮上し、表皮材3が混合液7の底に沈降する。
また、上記の浸漬において、完全に分離しない場合には、必要により、図2〜図6に示すように、混合液7に浸漬された天井材1に外力を作用させて、基材2と表皮材3とを分離する。外力を加えることで、基材2と表皮材3とを、強固に接着されている部分や絡み合っている部分などがあっても、効率よく分離することができる。天井材1に外力を作用させる方法は、特に制限されず、種々の方法が挙げられる。
たとえば、図2に示すように、混合液7に浸漬された天井材1を遠心分離する。すなわち、この方法では、まず、円筒状の金網11を用意する。この円筒状の金網11は、格子状をなし、各格子間の穴の大きさが、分離後の表皮材3のみが通過できる大きさとして設定されている。
そして、この金網11に、浸漬後の天井材1を投入して、金網11を高速回転させる。そうすると、金網11の円周方向に作用する遠心力により、たとえば、強固に接着されている部分や絡み合っている部分などがあっても、基材2と表皮材3とが分離される。分離後の基材2の体積は大きく、一方、分離後の表皮材3の体積が小さいため、基材2が金網11内に保持される一方、金網11の穴から、表皮材3が排出され、これによって、基材2と表皮材3とが分離され、それぞれを回収することができる。
また、たとえば、図3に示すように、混合液7に浸漬された天井材1を、摩擦抵抗を付与できる部材と摺擦させてもよい。すなわち、この方法では、図3(a)に示すように、まず、所定間隔を隔てて平行に配置される1対の平板状の上側金網12および下側金網13を用意する。これら上側金網12および下側金網13は、投入側が上方、排出側が下方となるように、傾斜状に設けられている。また、これら上側金網12および下側金網13は、それぞれ格子状をなし、上側金網12における交差部分には下方に向かって突出する摩擦抵抗を付与できる部材としての上側突起14が、下側金網13における交差部分には上方に向かって突出する摩擦抵抗を付与できる部材としての下側突起15が、それぞれ形成されている。
そして、図3(b)に示すように、これら上側金網12および下側金網13の間に、浸漬後の天井材1を投入して、エアなどの圧力で、これら上側金網12および下側金網13の間を通過させる。そうすると、たとえば、上側金網12の上側突起14に異音防止層としての表皮材3bが引っ掛かり、剪断力によって、基材2と表皮材3bとの間が剥離し、また、下側金網13の下側突起15に装飾層としての表皮材3aが引っ掛かり、剪断力によって、基材2と表皮材3aとの間が剥離し、これによって、たとえば、強固に接着されている部分や絡み合っている部分などがあっても、基材2と表皮材3とが分離される。
また、上側金網12および下側金網13に、常時振動を付与しておけば、上側金網12の上側突起14に引っ掛かった表皮材3b、および、下側金網13の下側突起15に引っ掛かった表皮材3aを落下させることができ、それぞれを回収することができる。
なお、この方法では、浸漬後の天井材1を上下逆に投入して、上側金網12の上側突起14に装飾層としての表皮材3aを引っ掛け、また、下側金網13の下側突起15に異音防止層としての表皮材3bを引っ掛けるようにしてもよい。
また、たとえば、図4に示すように、混合液7に浸漬された天井材1を、機械的に攪拌してもよい。すなわち、この方法では、図4に示すように、浸漬槽8に攪拌羽根16を設けるとともに、浸漬槽8の底にバケット17を設置しておき、混合液7に浸漬された天井材1を、この攪拌羽根16によって攪拌する。そうすると、混合液7中において機械的な攪拌力によって、たとえば、強固に接着されている部分や絡み合っている部分などがあっても、天井材1が、基材2と表皮材3とに剥離される。攪拌条件は適宜選択されるが、たとえば、20〜45℃で、5〜30分程度である。また、攪拌は、天井材1の混合液7への浸漬直後から開始してもよく、また、浸漬後、所定時間経過後から開始してもよい。
そして、このような攪拌によって、基材2と表皮材3とが分離され、基材2が混合液7の液面に浮上し、表皮材3が浸漬槽8の底に沈降するので、浮上した基材2を網などですくい上げ、また、底に沈降した表皮材3を、予め設置したバケット17内に収容して、バケット17ごと引き上げる。これによって、基材2と表皮材3とを分離して、それぞれを回収することができる。
なお、上記の説明においては、浸漬槽8に攪拌羽根16を設けたが、浸漬槽8とは、別途、攪拌羽根16を備える攪拌槽を用意して、その攪拌槽に、浸漬後の天井材1を投入して、攪拌してもよい。
また、たとえば、図5に示すように、混合液7に浸漬された天井材1を、複数のローラ間に通過させてもよい。すなわち、この方法では、図5に示すように、まず、水が満たされている水槽18と、その水槽18内に、所定間隔を隔てて上下斜めに配置される2つの搬送ローラ19および20と、2つの搬送ローラ19および20の間に巻回されるエンドレスベルト21と、上方の搬送ローラ19の上方に配置され、その上方の搬送ローラ19をエンドレスベルト21を介して押圧する押圧ローラ22と、下方の搬送ローラ20の下方に配置されるバケット23と、上方の搬送ローラ19に天井材1を案内するためのガイド部材24とを用意する。
そして、搬送ローラ19および20の回転駆動により、エンドレスベルト21をこれら搬送ローラ19および20の周りに周回移動させた状態で、ガイド部材24から浸漬後の天井材1を投入する。そうすると、投入された天井材1は、エンドレスベルト21上に載り、上方の搬送ローラ19と押圧ローラ22との間を通過するときに、これら1対の上方の搬送ローラ19および押圧ローラ22からの押圧力によって、たとえば、強固に接着されている部分や絡み合っている部分などがあっても、基材2と表皮材3との間で剪断力が作用して、これら基材2と表皮材3とが分離される。分離された基材2は、水面に浮上するので、水槽18中の水をオーバーフローさせるか、あるいは、網などですくい上げることによって回収する。また、分離された表皮材3は、そのままエンドレスベルト21によって搬送され、バケット23内に収容されるので、バケット23ごと引き上げることによって回収する。これによって、基材2と表皮材3とを分離して、それぞれを回収することができる。
また、たとえば、図6に示すように、混合液7に浸漬された天井材1を、3軸ローラ25間に通過させてもよい。すなわち、この方法では、図6に示すように、浸漬槽8から浸漬後の天井材1を搬送するためのベルトコンベア26と、3つのローラ27、28および29が互いに接触する(つまり、各ローラがその他の2つのローラと共に接触する)3軸ローラ25と、ベルトコンベア26から3軸ローラ25に天井材1を案内するためのガイド部材30と、3つのローラ27、28および29によってそれぞれ剥離された基材2、装飾層としての表皮材3aおよび異音防止層としての表皮材3bを回収するための3つの回収トレイ31、32および33をそれぞれ用意する。
なお、3軸ローラ25の各ローラ27、28および29は、各ローラ27、28および29によって、それぞれ基材2、装飾層としての表皮材3aおよび異音防止層としての表皮材3bが回収できるように、その表面粗さ(つまり、表面を粗くして引っ掛かり易くする表面加工)、表面温度、回転速度などが設定されている。
そして、この方法では、浸漬後の天井材1を、ベルトコンベア26によって搬送後、ガイド部材30から、3軸ローラ25に向けて投入する。そうすると、投入された天井材1は、各ローラ27、28および29の温度および回転速度、さらには、表面の摩擦係数などに起因して、たとえば、強固に接着されている部分や絡み合っている部分などがあっても、基材2、装飾層としての表皮材3aおよび異音防止層としての表皮材3bがそれぞれ分離され、たとえば、基材2がローラ27によって回収され回収トレイ31に収容され、装飾層としての表皮材3aがローラ28によって回収され回収トレイ32に収容され、異音防止層としての表皮材3bがローラ29によって回収され回収トレイ33に収容される。これによって、基材2と表皮材3とを分離して、それぞれを回収することができる。
また、図示しないが、外力を作用させる他の方法として、たとえば、ジェット噴射などによる噴射流を天井材1に付与する方法などを用いることもできる。
その後、この方法では、図1(f)に示すように、分離された基材2と表皮材3とを分別回収して、リサイクルするための処理がなされる。なお、分別回収された表皮材3中には、リモネンに溶解して表皮材3に浸透したポリスチレンが残存する。
すなわち、この方法では、分離された基材2を、まず、図1(g)に示すように、有機溶剤9で洗浄する。有機溶剤9で洗浄することにより、得られるリサイクル材の物性低下や外観不良を抑制することができる。有機溶剤9は、上記した有機溶剤を用いることができ、好ましくは、混合液7に含まれている有機溶剤と同一の有機溶剤が用いられる。有機溶剤9で洗浄するには、特に制限されないが、たとえば、洗浄槽34に有機溶剤9を満たし、その有機溶剤9に基材2を浸漬して、必要により圧縮および開放を繰り返すように基材2を圧搾すればよい。
その後、この方法では、洗浄された基材2を、図1(h)に示すように、遠心脱液(遠心分離)する。遠心脱液は、特に制限されず、混合液7を基材2から除去できる公知の遠心脱液機(遠心分離機)35を用いて、遠心脱液する。なお、このような遠心脱液は、上記した混合液7の混合割合が、リモネン10〜25体積%に対して、有機溶剤75〜90体積%である場合には、省略することもできる。
次いで、この方法では、遠心脱液された基材2を、図2(i)に示すように、乾燥する。乾燥は、特に制限されないが、ドライヤ36などを用いて、熱風により乾燥すればよい。図8には、混合割合がリモネン10体積%:エタノール90体積%の混合液Aに浸漬した場合、および、混合割合がリモネン25体積%:エタノール75体積%の混合液Bに浸漬した場合の乾燥時間と、重量変化との関係を示している。この混合液A、Bともに、浸漬前の重量と浸漬後の重量とが同一になるまで、つまり、混合液7を完全に除去するまで、約45分程度の時間を要していることがわかる。なお、実用的には、重量変化が約120%前後の若干湿った状態で乾燥を終了しても不具合がないため、乾燥時間は、少なくとも15分以上に設定することができる。
次いで、この方法では、乾燥された基材2を、図1(j)に示すように、ペレタイザーなどを用いる公知の方法によりリペレット化し、基材2の原料ペレットとする。
その後、この方法では、原料ペレットに発泡剤を添加して、発泡押出成形することにより、図1(a)に示すように、上記した発泡シートとして基材2を得る。発泡押出形成は、公知の押出機(単軸、二軸を含む。)を用いて溶融混練し、発泡成形すればよい。このようにして得られた基材2は、リサイクル材として、再度、天井材1として用いられる。
また、この方法では、分離された表皮材3を、まず、図1(k)に示すように、有機溶剤10で洗浄する。有機溶剤10で洗浄することにより、得られるリサイクル材の物性低下や外観不良を抑制することができる。有機溶剤10は、上記した有機溶剤を用いることができ、好ましくは、混合液7に含まれている有機溶剤と同一の有機溶剤が用いられる。有機溶剤10で洗浄するには、特に制限されないが、たとえば、基材2の洗浄と同様に、洗浄槽40に有機溶剤10を満たし、その有機溶剤10に表皮材3を浸漬して、必要により圧縮および開放を繰り返すように表皮材3を圧搾すればよい。
その後、この方法では、洗浄された表皮材3を、図1(l)に示すように、遠心脱液((遠心分離)する。遠心脱液することにより、表皮材3に残存するポリスチレンを、容易に0.5重量%以下とすることができる。遠心脱液は、特に制限されず、混合液7を表皮材3から除去できる公知の遠心脱液機(遠心分離機)39を用いて、遠心脱液する。なお、表皮材3では、このような遠心脱液は、上記した混合液7の混合割合にかかわらず、行なうことが好ましい。
このような処理により、表皮材3に残存するポリスチレンを0.5重量%以下、好ましくは、0.0〜0.2重量%とすることができる。
次いで、この方法では、遠心脱液された表皮材3を、図1(m)に示すように、公知の方法により粉砕して、表皮材3の原料繊維とする。
その後、この方法では、図1(a)に示すように、溶融紡糸し、スパンボンド法等によって不織布に形成して、不織布やスパンボンドとなるようにフェルト化して、PET不織布からなる装飾層としての表皮材3aと、PETスパンボンドからなる異音防止層としての表皮材3bとを得る。
なお、この溶融紡糸においては、表皮材3に残存するポリスチレンが2.0重量%の場合には、口金で詰まりが発生して溶融紡糸ができない一方、表皮材3に残存するポリスチレンが0.5重量%の場合には、口金で詰まりが発生することなく良好に溶融紡糸できることが確認されている。
そして、このようにして得られた表皮材3は、リサイクル材として、再度、天井材1として用いられる。
このような方法によると、基材2と表皮材3とを、リモネンに対して有機溶剤が過剰割合で含まれる混合液7に浸漬して分離するので、効率よく短時間で分離することができる。また、表皮材3に残存するリモネンが低減され、その結果、リモネン中に溶解して表皮材3に浸透するポリスチレンが0.5重量%以下となるように分離することができる。そのため、表皮材3を、解繊あるいは粉砕後に、そのまま溶融紡糸することができる。また、基材2に残存するリモネンも低減される。そのため、リサイクル材として得るために押出機で容易に溶融混練することができる。その結果、得られたリサイクル材の物性低下や外観不良も抑制することができる。
表1は、装飾層としての表皮材3aについて、バージン材の物性とリサイクル材の物性とを比較したものである。
Figure 0004035498
表1から、リサイクル材は、引張強度、引張伸び、引裂き強度および燃焼速度のいずれにおいても、バージン材とほぼ同等の性能を有していることがわかる。
また、表2は、基材2について、バージン材の物性とリサイクル材の物性とを比較したものである。
Figure 0004035498
表2から、リサイクル材は、引張強度、引張伸び、曲げ弾性率、アイゾット衝撃値、熱変形温度のいずれにおいても、バージン材とほぼ同等の性能を有していることがわかる。
なお、本発明のリサイクル方法では、上記に述べた各工程を、適宜、順序を変更して実施してもよく、また、他の処理工程を含んでいてもよい。
天井材のリサイクル方法を示す工程図である。 天井材に外力を作用させて基材と表皮材とを分離する方法の一実施形態(遠心分離する態様)を示す説明図である。 天井材に外力を作用させて基材と表皮材とを分離する方法の一実施形態(摩擦抵抗を付与できる部材と摺擦させる態様)を示す説明図であって、(a)は、金網の斜視図、(b)は、天井材が分離する状態を示す側面図である。 天井材に外力を作用させて基材と表皮材とを分離する方法の一実施形態(機械的に攪拌する態様)を示す説明図である。 天井材に外力を作用させて基材と表皮材とを分離する方法の一実施形態(水槽中において1対のローラを通過させる態様)を示す説明図である。 天井材に外力を作用させて基材と表皮材とを分離する方法の一実施形態(3軸ローラに投入する態様)を示す説明図である。 リモネン濃度と分離時間との関係を示すグラフである。 乾燥時間と重量変化との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 天井材
2 基材
3 表皮材
7 混合液
9 有機溶剤
10 有機溶剤

Claims (5)

  1. ポリフェニレンエーテルおよびポリスチレンのポリマーブレンドからなる基材と、前記基材に接着されている表皮材とを有する自動車用内装材のリサイクル方法であって、
    前記自動車用内装材を、少なくとも、リモネンに対して有機溶剤が体積基準において過剰割合で含まれている混合液に浸漬して、前記基材と前記表皮材とを分離することを特徴とする、自動車用内装材のリサイクル方法。
  2. 前記混合液に浸漬した後、さらに外力を加えることを特徴とする、請求項に記載の自動車用内装材のリサイクル方法。
  3. 分離された前記基材および前記表皮材を、有機溶剤で洗浄することを特徴とする、請求項またはに記載の自動車用内装材のリサイクル方法。
  4. 分離された前記表皮材を、遠心脱液することを特徴とする、請求項のいずれかに記載の自動車用内装材のリサイクル方法。
  5. 前記混合液が、リモネン10〜25体積%に対して、有機溶剤75〜90体積%を含んでいることを特徴とする、請求項のいずれかに記載の自動車用内装材のリサイクル方法。
JP2003346256A 2003-10-03 2003-10-03 自動車用内装材のリサイクル方法 Expired - Fee Related JP4035498B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003346256A JP4035498B2 (ja) 2003-10-03 2003-10-03 自動車用内装材のリサイクル方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003346256A JP4035498B2 (ja) 2003-10-03 2003-10-03 自動車用内装材のリサイクル方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005112930A JP2005112930A (ja) 2005-04-28
JP4035498B2 true JP4035498B2 (ja) 2008-01-23

Family

ID=34539269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003346256A Expired - Fee Related JP4035498B2 (ja) 2003-10-03 2003-10-03 自動車用内装材のリサイクル方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4035498B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008064012A2 (en) * 2006-11-13 2008-05-29 Shaw Industries Group, Inc. Methods and systems for recycling carpet and carpets manufactured from recycled material
JP5548133B2 (ja) * 2008-10-14 2014-07-16 リンテック株式会社 接合体、ルーフ構造体、それに用いる積層シート及び積層シートの使用方法
JP5883585B2 (ja) * 2011-06-24 2016-03-15 アースリサイクル株式会社 複合系プラスチック廃棄物の分離回収方法及びそれに用いる万能型分離回収装置
JP5880960B2 (ja) * 2012-05-08 2016-03-09 日立化成株式会社 複合体からの不溶物の回収方法
JP6091863B2 (ja) * 2012-11-27 2017-03-08 横浜油脂工業株式会社 エチレン−酢酸ビニル共重合体の剥離剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005112930A (ja) 2005-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI359067B (en) Method of separating and cleaning of post consumer
US8815056B2 (en) Web on stampable sheet and method of making
JP4035498B2 (ja) 自動車用内装材のリサイクル方法
CN1246430A (zh) 易于回收利用的容器
JPH0994476A (ja) 複合材料から成る出発片からプラスチツクを回収する方法
JPH0778160B2 (ja) 混合スクラッププラスチックから製造された有用物品及びその製造法
US20160075848A1 (en) Methods and systems for carpet recycling
CA1059713A (fr) Fabrication de panneaux presentant des souplesses differentes
JP2017124553A (ja) ナイロン製エアバッグスクラップ布のリサイクル方法
JP4081323B2 (ja) 自動車用天井材の回収方法
CN109641373B (zh) 从复合结构体分离聚合物
JP2001180413A (ja) エアバッグスクラップ布のシリコン除去方法
JP2002172619A (ja) 繊維製品のスクラップの処理方法および繊維製品およびチップモールド
JP6162974B2 (ja) 水処理不織布フィルター
JP2005280197A (ja) 廃プラスチック複合材の処理方法および処理装置、ならびに分別回収プラスチック、再生プラスチックおよび再生プラスチック製品
US5931971A (en) Method for removal of hydrocarbons from fabrics
JP4674946B2 (ja) 自動車用プラスチック天井材のリサイクル方法
EP4059686A1 (en) Method for removing adhesives and/or interlaminar inks on laminated plastic material
EP3863489B1 (de) Haushaltsgerät, verfahren zum herstellen eines haushaltsgeräts und verfahren zum demontieren eines haushaltsgeräts
JP3553577B2 (ja) 樹脂成形体の塗膜の剥離及び分離方法
GB1569217A (en) Glass fibre recovery
JP3351283B2 (ja) 樹脂成形体の塗膜の剥離方法
JPH06298990A (ja) ポリオレフィン含有産業廃棄物の再資源化方法およびその再資源化装置
JP2004155887A (ja) 樹脂部品の回収方法
TW201206670A (en) A method of separation and recycling for the static shielding bag

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071029

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4035498

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees