JP4031596B2 - データロガー及び振動計測システム - Google Patents

データロガー及び振動計測システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地震に係る振動の計測データを記録するデータロガー等に関する。
【0002】
【従来の技術】
地震計測に係るデータロガーは、検出器と共に現地に常設される装置であり、検出器とはケーブルを介して接続されている。そして、検出器によって検出される地震、即ち振動に係る電気信号(アナログ信号)が、ケーブルを介してデータロガーに送信されると、データロガーは、受信したアナログ信号を振動値として数値で表した計測データ(デジタル信号)に変換して、計測データとして記録する。
【0003】
この地震計測に係るデータロガーが利用されるのは、自然発生する地震(以下、自然地震と呼ぶ。)の計測のためばかりではない。プラントや、工場、工事現場等においても、振動計測システムとして、数個〜数百個の検出器及びデータロガーが設置されて、プラント等の稼働に因る地震(以下、人工地震と呼ぶ。)が計測される。また逆に、自然地震が発生した場合にプラント等の稼働を即時中止するためにも利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多地点に複数の検出器及びデータロガーを設置して、自然地震や人工地震を計測する場合に問題となるのが、地震発生の時刻である。データロガーは、それぞれ別個独立であるため、各データロガーの時計を精確に設定・校正する必要があり、かつ、それぞれのデータロガーの同期を取る必要がある。因みに、一般的に地震計測に要求される計測時間の誤差は、1マイクロ秒程度である。
【0005】
この問題点を解決するため、GPS(Global Positioning System)受信機をデータロガーに内蔵させ、GPS受信機によって受信されるGPS信号から時刻信号を取り出して、データロガー内の時計を精確に校正する手段が考えられる。
【0006】
ところが、上記の通り、プラント等における振動計測システムにおいては、敷地内に設置されるデータロガーの数は、数百台にのぼる場合がある。すなわち、各データロガーにGPS信号の受信機能を持たせるには、GPS受信機の増設とGPSアンテナの据付が各データロガー毎に必要であるため、システム全体のコストが高くなってしまう。また、データロガーの設置後においては、各データロガー毎にGPS信号の受信確認等が必要となるため、保守の面においても実現が困難である。
【0007】
本発明の課題は、時刻校正用の信号を他のデータロガー又はGPS信号から入力できるデータロガーを提供するとともに、1台のデータロガーによって他のデータロガーの時刻校正を容易かつ低コストに実現する振動計測システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
振動に係る所定の計測データを、内部時計(例えば、図1の時計14)の時刻と対応付けて記録するデータロガーにおいて、
他のデータロガーから時刻信号を入力する外部入力手段(例えば、図1の入力端子IN)と、
時刻信号の入力状態を切り替える入力切替手段(例えば、図1のスイッチ4)と、
前記時刻信号に基づいて、前記内部時計の時刻を校正する校正手段(例えば、図1のCPU2)と、
前記校正手段によって校正された内部時計の時刻に対応づけて、前記計測データを記録する記録手段(例えば、図1の記憶媒体13)と、
を備え、
時刻信号を備えたGPS信号を受信する受信手段(例えば、図1のGPS受信機3)を組み込み可能に構成し、
前記入力切替手段により、
前記受信手段が組み込まれている場合には前記受信手段からの時刻信号を入力し、
前記受信手段が組み込まれていない場合には前記外部入力手段からの時刻信号を入力する切り替えが行われるようになっている、
ことを特徴としている。
【0009】
この請求項1記載の発明によれば、振動に係る所定の計測データを、内部時計の時刻と対応付けて記録するデータロガーにおいて、外部入力手段は、他のデータロガーから時刻信号を入力し、入力切替手段は、時刻信号の入力状態を切り替え、校正手段は、前記時刻信号に基づいて、前記内部時計の時刻を校正し、記録手段は、前記校正手段によって校正された内部時計の時刻に対応づけて、前記計測データを記録しており、さらに、時刻信号を備えたGPS信号を受信する受信手段を組み込み可能に構成し、前記入力切替手段により、前記受信手段が組み込まれている場合には前記受信手段からの時刻信号を入力し、前記受信手段が組み込まれていない場合には前記外部入力手段からの時刻信号を入力する切り替えが行われるようになっている。
【0010】
したがって、この請求項1記載の発明によって、受信手段が組み込まれている場合には、GPS信号が受信手段によって受信され、内部時計の時刻が校正される。また、受信手段が組み込まれていない場合にも、他のデータロガーから時刻信号を入力することができるため、同様の時刻校正を行うことができる。
【0011】
また、請求項2記載の発明のように、請求項1記載のデータロガーにおいて、前記入力切替手段による切り替えにより入力された時刻信号に基づいて、内部動作に係るクロック信号の同期をとる同期手段(例えば、図1のCPU2)をさらに備えることとしてもよい。
【0012】
この請求項2記載の発明によれば、時刻信号に基づいて内部動作に係るクロック信号の同期がとられるため、データロガーの内部動作の誤差を最小に抑えることが可能となる。
【0013】
さらに、請求項3記載の発明のように、請求項1または2記載のデータロガーを、携帯可能なケースに収めることとしてもよい。
【0014】
この請求項3記載の発明によれば、データロガーは携帯可能なケースに収められているため、運搬や交換等を容易に行うことができるとともに、設置面積が小さいために、設置場所を選ばず、データロガーの適用範囲を広げることができる。
【0015】
請求項4記載の発明は、
前記受信手段によって受信された時刻信号を外部へ出力する外部出力手段(例えば、図1の時刻信号用アンプ5及び出力端子OUT)をさらに備えた、請求項1〜3の何れか記載の複数のデータロガーを含む振動計測システム(例えば、図3の振動計測システム100)であって、
前記複数のデータロガーの内、1台のデータロガーの前記外部出力手段と、他のデータロガーの前記外部入力手段とを接続することによって、全てのデータロガーにおいて同一の時刻信号を用いることを特徴としている。
【0016】
この請求項4記載の発明によれば、前記受信手段によって受信された時刻信号を外部へ出力する外部出力手段をさらに備えた、請求項1〜3の何れか記載の複数のデータロガーを含む振動計測システムであって、前記複数のデータロガーの内、1台のデータロガーの前記外部出力手段と、他のデータロガーの前記外部入力手段とが接続されるため、全てのデータロガーにおいて同一の時刻信号が用いられる。
【0017】
したがって、請求項4記載の発明によって、データロガーは時刻信号を外部へ出力することができるため、受信手段を組み込んだデータロガーが1台あれば、他のデータロガーにおいては受信手段を組み込む必要がない。すなわち、受信手段を組み込んだデータロガーと接続することによって、受信手段を組み込んでいないデータロガーにおいても内部時計を校正することが可能となる。したがって、複数台のデータロガーからなる振動計測システムにおける時刻校正を容易かつ低コストに実現することができる。
【0018】
請求項5記載の発明は、
前記入力切替手段による切り替えにより入力される時刻信号を外部へ出力する外部出力手段(例えば、図4の時刻信号用アンプ5及び出力端子OUT)をさらに備えた、請求項1〜3の何れか記載の複数のデータロガーを含む振動計測システム(例えば、図5の振動計測システム100´)であって、
前記受信手段が組み込まれたデータロガーを先頭に、各データロガーの前記外部出力手段と前記外部入力手段を接続したディジーチェーン接続によって、全てのデータロガーにおいて同一の時刻信号を用いることを特徴としている。
【0019】
この請求項5記載の発明によれば、前記入力切替手段による切り替えにより入力される時刻信号を外部へ出力する外部出力手段をさらに備えた、請求項1〜3の何れか記載の複数のデータロガーを含む振動計測システムであって、前記受信手段が組み込まれたデータロガーを先頭に、各データロガーの前記外部出力手段と前記外部入力手段を接続したディジーチェーン接続がなされるため、全てのデータロガーにおいて同一の時刻信号が用いられる。
【0020】
したがって、請求項5記載の発明によって、データロガーは時刻信号を外部へ出力することができるため、受信手段を組み込んだデータロガーが1台あれば、他のデータロガーにおいては受信手段を組み込む必要がない。すなわち、受信手段を組み込んだデータロガーと接続することによって、受信手段を組み込んでいないデータロガーにおいても内部時計を校正することが可能となる。したがって、複数台のデータロガーからなる振動計測システムにおける時刻校正を容易かつ低コストに実現することができる。
【0021】
また、各データロガーが他のデータロガーのために時刻信号を入出力するため、受信手段を組み込んだ1台のデータロガーが、他の全てのデータロガーのために、時刻信号を出力する必要がない。したがって、増幅特性の低い安価なアンプ等を用いることができ、各データロガーの単価を低減させ、システム全体としてのコストを下げることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して、本発明を適用したデータロガー1、及びデータロガー1を複数台接続して構成した振動計測システム100の実施の形態を詳細に説明する。
【0023】
まず構成を説明する。
図1は、本発明を適用したデータロガー1の内部構成を示すブロック図である。
【0024】
データロガー1は、B5サイズ程度の筐体に収納されたポータブル型の記録装置であり、振動を検出する検出器20とはケーブル40を介して接続され、検出器20と共に現地に常設される。そして、常時検出器20から送信される振動に係る電気信号(アナログ信号)を、振動値として数値で表した計測データ(デジタル信号)に変換することによって、振動(地震)に係る計測データの記録を行う。また、データロガー1には、GPS受信機3を内蔵可能であり、内蔵された場合には、GPS受信機3等によって受信されるGPS信号内の、時刻信号に基づいて時計14の時刻を校正するとともに、他のデータロガーに当該時刻信号を出力する。また、GPS受信機3が内蔵されていない場合には、他のデータロガー1から出力される時刻信号を入力することによって、時計14の時刻を校正する。
【0025】
図1において、データロガー1は、CPU2と、GPS受信機3と、スイッチ4と、時刻信号用アンプ5と、検出信号用アンプ6と、A/D変換器7と、入力部8と、表示部9と、ROM10と、RAM11と、記憶部12と、記憶媒体13と、時計14とにより構成されている。
【0026】
CPU(Central Processing Unit)2は、ROM10に格納されているIPL(Initial Program Loader)プログラムや記憶媒体13に格納されている記録処理プログラム、時刻校正処理プログラム等を実行して、その処理結果を一時的にRAM11内のワークメモリエリアに格納するとともに、表示部9に表示する。
【0027】
また、記録処理として、CPU2は、A/D変換器7から入力される計測データ(デジタル信号)を記憶媒体13へ出力・記録する処理を行う。
【0028】
また、CPU2は、時刻校正処理として、スイッチ4から入力される時刻信号に基づいて、時計14の時刻を校正するとともに、時刻信号の1秒パルスに基づいて、データロガー1の内部動作に係るクロック信号の同期をとる。時刻信号とは、GPS衛星から送信される原子時計(誤差100万分の1秒)に同期した信号であり、GPS受信機3等によって受信されるGPS信号の1つである。
【0029】
ここで、時刻信号と内部動作に係るクロック信号の相関関係について、図2を参照して説明する。図2(a)は、時刻信号の1秒パルスの概略波形を示す図であり、同図(b)は、データロガー1の内部動作に係るクロック信号の概略波形を示す図である。図2において、時刻信号は、1秒周期でHレベルとLレベルを遷移する信号であり、Lレベルの信号中には、さらに時刻情報等を表す信号が含まれている。クロック信号は、データロガー1の内部動作に係る信号であり、例えば、CPU2の動作周波数である数MHz〜数百MHzの信号のことである。尚、図2においては、簡明のため5Hzとして示している。図2において、CPU2が、時刻信号の立ち上がり時に、クロック信号の立ち上がりを強制的に揃えることにより、データロガー1の内部動作、即ち振動検出と記録時刻に係る誤差を最小に抑えることができる。
【0030】
GPS受信機3は、データロガー1内に内蔵可能な機能モジュールであって、データロガー1内に内蔵された場合には、GPSアンテナ3aによって受信されるGPS信号から時刻信号を抽出して、スイッチ4の接点INTと、時刻信号用アンプ5に出力する。尚、GPS受信機3が受信するGPSは、FM放送などの地上波を組み合わせたDGPS(Differential GPS)であってもよく、またGPS受信機3は、受信したGPS信号に基づいて位置情報及び高度情報を算出・出力することとしてもよい。
【0031】
スイッチ4は、接点INT又は接点EXTを切り替えて、固定接点4aと接続する切替スイッチであり、接点INTはGPS受信機3と接続され、接点EXTは入力端子INと接続されている。接点INTが固定接点4aと接続された場合(以下、接続された場合をON、接続されていない場合をOFFと呼ぶ。)には、GPS受信機3から入力される時刻信号が、固定接点4aを介してCPU2へ出力される。また、接点EXTをONとした場合には、入力端子INから入力される他のデータロガーからの時刻信号がCPU2へ出力される。
【0032】
尚、スイッチ4は、接点EXTをONとして予め設定しておき、GPS受信機3が内蔵された場合に、自動的に接点INTがONに切り替わることとしてもよい。その場合にはスイッチの切替に伴う誤動作を防ぐことができる。
【0033】
時刻信号用アンプ5は、GPS受信機3から入力される時刻信号を増幅して出力端子OUTに出力するアンプである。
【0034】
入力端子INは、GPS受信機3を備えた他のデータロガーの出力端子OUTとケーブルを介して接続され、他のデータロガーから時刻信号を入力する接続端子であり、出力端子OUTは、GPS受信機3を備えていない他のデータロガーの入力端子INとケーブルを介して接続され、他のデータロガーへ時刻信号を出力する接続端子である。
【0035】
検出信号用アンプ6は、検出器20から常時送信されるアナログ信号である電気信号を増幅するアンプであり、A/D変換器7は、増幅された電気信号(アナログ信号)を、振動値として数値で表したデジタル信号である計測データに変換し、CPU2に出力するA/Dコンバータである。
【0036】
入力部8は、各種設定値等を入力するための入力キー等により構成され、キーの押下信号をCPU2に出力する。表示部9は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU2から入力されるデータロガー1の動作状態や現在時刻等を表示する。
【0037】
ROM(Read Only Memory)10は、CPU2によってデータロガー1の起動時に実行されるIPLプログラムの他、各種処理プログラムの初期設定値等を格納する。
【0038】
RAM(Random Access Memory)11は、検出信号用アンプ6等を介して検出器20から常時入力される計測データを一時的に格納するバッファエリアや、時刻校正処理等の各種処理に係る各種データを格納するワークメモリエリアを形成している。
【0039】
記憶部12は、記録処理プログラムや時刻校正処理プログラム、計測データを格納するための記憶媒体13を有しており、この記憶媒体13は磁気的、光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。また、この記憶媒体13は記憶部12に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものである。
【0040】
時計14は、誤差の少ない水晶時計等によって構成され、CPU2により実行される記録処理において、計測データと対応づけて記録される時刻を、CPU2に出力する。また、時計14の時刻は、CPU2により実行される時刻校正処理によって、時刻信号に基づいて校正される。
【0041】
次に動作を説明する。
まず記録処理に係るデータロガー1の動作について説明する。地震の発生有無に関わらず、常時、検出器20からデータロガー1へ電気信号(アナログ信号)が送信されており、データロガー1は、受信したアナログ信号を検出信号用アンプ6によって増幅し、A/D変換器7によってデジタル信号である計測データに変換する。次いで、計測データがCPU2に入力されると、CPU2は、計測データを記憶媒体13に格納する。以上が記録処理である。
【0042】
次に、時刻校正処理に係る動作について説明する。
図3は、振動計測システム100の概略構成を示す図である。振動計測システム100は、データロガー1と同一のn(nは自然数)台のデータロガーによって構成されており、データロガー1−1のみGPS受信機3−1を備えている。また、データロガー1−1の出力端子OUT−1と、他の全てのデータロガーの入力端子INとが接続されている。また、データロガー1−1のスイッチ4−1のみ接点INTがONとなっており、他のデータロガーのスイッチにおいては、接点EXTがONとなっている。
【0043】
図3において、データロガー1−1は、GPSアンテナ3a−1によって受信されたGPS信号から、GPS受信機3−1が時刻信号を抽出し、出力端子OUT−1等を介して他のデータロガーに出力する。また、データロガー1−1は、この時刻信号に基づいて、内部時計の時刻を校正するとともに、内部動作に係るクロック信号と時刻信号との同期をとる。
【0044】
一方、他のデータロガーにおいては、データロガー1−1から出力される時刻信号を、入力端子IN等を介して入力することによって、内部時計の時刻校正を行うとともに、内部動作に係るクロック信号と時刻信号との同期をとる。
【0045】
したがって、GPS受信機を内蔵しないデータロガーであっても、GPS受信機を内蔵したデータロガーと接続され、時刻信号を他のデータロガーから入力することによって、時刻校正処理を行うことができる。
【0046】
以上のように、本発明を適用したデータロガー1は、GPS受信機3の内蔵が可能であり、また、時刻信号を他のデータロガーから入力及び外部出力できるよう構成されているため、GPS受信機3を内蔵したデータロガーが1台あれば、他のデータロガーにおいてはGPS受信機を内蔵する必要がなく、GPS受信機を内蔵したデータロガーと接続することによって、内部時計を校正することが可能となる。したがって、複数台のデータロガーからなる振動計測システムにおける時刻校正を容易かつ低コストに実現することができる。
【0047】
なお、本発明は、上記実施の形態の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であり、例えば、振動計測システム100における各データロガー間の接続をディジーチェーンとなるように、データロガー内の構成を変更することとしてもよい。図4は、このデータロガー1の変形例であるデータロガー1´の内部構成を示すブロック図である。
【0048】
図4において、データロガー1´は、スイッチ4の接点INTがGPS受信機3と接続され、接点EXTが入力端子INと接続され、固定接点4aがCPU2及び時刻信号用アンプ5と接続されている。他の構成についてはデータロガー1と同一である。図5は、図4のデータロガー1´を用いた振動計測システム100´の構成を示す図である。
【0049】
図5において、振動計測システム100´は、データロガー1−1´にのみGPS受信機3−1´が内蔵されている。また、各データロガー間の接続は、データロガー1−1´の出力端子OUT−1´と、データロガー1−2´の入力端子IN−2´とが接続され、データロガー1−2´の出力端子OUT−2´と次のデータロガーの入力端子とが接続されるといった、ディジーチェーンとなるよう構成されている。
【0050】
この場合には、GPS受信機を内蔵している1台のデータロガーが、他の全てのデータロガーのために、時刻信号を増幅して出力する必要がない。したがって、増幅特性の低い安価な時刻信号用アンプを用いることができるため、各データロガーの単価を低減させ、システム全体としてのコストを下げることができる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、受信手段が組み込まれている場合には、GPS信号が受信手段によって受信され、内部時計の時刻が校正される。また、受信手段が組み込まれていない場合にも、他のデータロガーから時刻信号を入力することができるため、同様の時刻校正を行うことができる。
【0052】
請求項2記載の発明によれば、時刻信号に基づいて内部動作に係るクロック信号の同期がとられるため、データロガーの内部動作の誤差を最小に抑えることが可能となる。
【0053】
請求項3記載の発明によれば、データロガーは携帯可能なケースに収められているため、運搬や交換等を容易に行うことができるとともに、設置面積が小さいために、設置場所を選ばず、データロガーの適用範囲を広げることができる。
【0054】
請求項4記載の発明によれば、データロガーは時刻信号を外部へ出力することができるため、受信手段を組み込んだデータロガーが1台あれば、他のデータロガーにおいては受信手段を組み込む必要がない。すなわち、受信手段を組み込んだデータロガーと接続することによって、受信手段を組み込んでいないデータロガーにおいても内部時計を校正することが可能となる。したがって、複数台のデータロガーからなる振動計測システムにおける時刻校正を容易かつ低コストに実現することができる。
【0055】
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明の効果と同様に、複数台のデータロガーからなる振動計測システムにおける時刻校正を容易かつ低コストに実現することができる。また、各データロガーが他のデータロガーのために時刻信号を入出力するため、受信手段を組み込んだ1台のデータロガーが、他の全てのデータロガーのために、時刻信号を出力する必要がない。したがって、増幅特性の低い安価なアンプ等を用いることができ、各データロガーの単価を低減させ、システム全体としてのコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータロガー1の内部構成を示すブロック図。
【図2】(a)は、時刻信号の1秒パルスの概略波形を示す図。(b)は、データロガー1の内部動作に係るクロック信号の概略波形を示す図。
【図3】データロガー1を用いた振動計測システム100の概略構成を示す図。
【図4】データロガー1´の内部構成を示すブロック図。
【図5】データロガー1´を用いた振動計測システム100´の構成を示す図。
【符号の説明】
1 データロガー
2 CPU
3 GPS受信機
4 スイッチ
5 時刻信号用アンプ
6 検出信号用アンプ
7 A/D変換器
8 入力部
9 表示部
10 ROM
11 RAM
12 記憶部
13 記憶媒体
14 時計
20 検出器
100 振動計測システム

Claims (5)

  1. 振動に係る所定の計測データを、内部時計の時刻と対応付けて記録するデータロガーにおいて、
    他のデータロガーから時刻信号を入力する外部入力手段と、
    時刻信号の入力状態を切り替える入力切替手段と、
    前記時刻信号に基づいて、前記内部時計の時刻を校正する校正手段と、
    前記校正手段によって校正された内部時計の時刻に対応づけて、前記計測データを記録する記録手段と、
    を備え、
    時刻信号を備えたGPS信号を受信する受信手段を組み込み可能に構成し、
    前記入力切替手段により、
    前記受信手段が組み込まれている場合には前記受信手段からの時刻信号を入力し、
    前記受信手段が組み込まれていない場合には前記外部入力手段からの時刻信号を入力する切り替えが行われるようになっている、
    ことを特徴とするデータロガー。
  2. 前記入力切替手段による切り替えにより入力された時刻信号に基づいて、内部動作に係るクロック信号の同期をとる同期手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のデータロガー。
  3. 請求項1または2記載のデータロガーを、携帯可能なケースに収めたことを特徴とするデータロガー。
  4. 前記受信手段によって受信された時刻信号を外部へ出力する外部出力手段をさらに備えた、請求項1〜3の何れか記載の複数のデータロガーを含む振動計測システムであって、
    前記複数のデータロガーの内、1台のデータロガーの前記外部出力手段と、他のデータロガーの前記外部入力手段とを接続することによって、全てのデータロガーにおいて同一の時刻信号を用いることを特徴とする振動計測システム。
  5. 前記入力切替手段による切り替えにより入力される時刻信号を外部へ出力する外部出力手段をさらに備えた、請求項1〜3の何れか記載の複数のデータロガーを含む振動計測システムであって、
    前記受信手段が組み込まれたデータロガーを先頭に、各データロガーの前記外部出力手段と前記外部入力手段を接続したディジーチェーン接続によって、全てのデータロガーにおいて同一の時刻信号を用いることを特徴とする振動計測システム。
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