JP4030826B2 - 追悼ビデオ作成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、セレモニーホール等で行われる葬儀において、司会者等による故人の紹介の際に使用されるナレーション用のシナリオ(台本)を作成し、このシナリオを用いて画像や、バックグラウンドミュージック(以下「BGM」という。)等の音楽、あるいは音声によるナレーションを格納した追悼用ビデオを作成するための追悼ビデオ作成装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
【0004】
従来、葬儀方法等に関する技術としては、例えば、次のような文献に記載されるものがあった。
文献1:特許第2754353号公報
文献2:特許第2912597号公報
文献3:特開2000−237017号公報
文献1には、葬儀方法及び葬儀用祭壇装置の技術が記載されている。この葬儀方法及び葬儀用祭壇装置では、棺の背部に祭壇表示用のスクリーンが配置され、このスクリーンの前方又は後方に、第1及び第2の映像装置が配置されている。第1の映像装置により、スクリーンに故人情報表示フレームを有する祭壇像が投影され、第2の映像装置により、前記スクリーンに投影された故人情報表示フレームに故人情報(即ち、故人の過去の記録)が投影される。
【0005】
又、文献1には、故人情報表示フレームを有する祭壇表示用スクリーンと、このスクリーンに祭壇像を表示させる映像装置と、前記故人情報表示フレームに配置され、故人の過去の記録を表示する液晶、プラズマディスプレイ、ブラウン管等のディスプレイ装置とを有する葬儀用祭壇装置の技術も記載されている。
【0006】
文献2には、葬儀方法の技術が記載されている。この葬儀方法では、葬儀の祭壇に設置されたスクリーンと、故人の遺影を前記スクリーンに映写するスライド映写装置と、故人の生前の活動を撮影したビデオ画像を前記スクリーン上に映写するビデオ映写装置と、前記スライド映写装置と前記ビデオ映写装置とによる映写を葬儀の進行に合わせて切り替える切替手段と、を備えた葬儀用映像装置を使用する。
【0007】
そして、葬儀の開始のときには、切替手段を操作してスライド映写装置からスクリーンに故人の遺影を映写する。弔辞のときには、切替手段を操作し、ビデオ映写装置又はスライド映写装置を適宜切り替えて選択し、スクリーンに故人の生前活動を撮影したビデオ画面又はスライド画面を択一的に映写する。葬儀の終了のときには、切替手段を操作し、スライド映写装置からスクリーンに故人の遺影を映写する。
【0008】
文献3には、液晶パネル内蔵額縁による画像展示システムの技術が記載されている。この画像展示システムでは、液晶表示装置を葬儀に使用する遺影展示用の額縁に嵌め込み、映像信号供給装置から液晶表示装置に画像信号を供給して遺影や写真の映像を表示させるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、従来の葬儀方法では、次のような課題があった。
【0011】
人が亡くなると、短期間(例えば、2、3日)で葬儀告別式が執り行われる。一般的には、人生の中で故人や故人の血縁に当たる有縁の方々が集まり、焼香をしてお別れをすることになる。その場合、縁のあった方々の中でも、故人の人生の大部分でつき合いがあった方は、大変少ないのが実態であり、幼少期に出会いがあった方、青壮期、老齢期等に少し知り合った等、様々である。つき合いも永かった方、短かった方、深かった方、浅かった方等、千差万別である。
【0012】
故人が生き方の軸足や活動の基本をどこに置いてきたのか、夫婦愛や、家族愛はどうだったのか、勤め先や地域社会との係わり合いはどうだったのか、家族であっても分からないことが多い。男性の場合、社歴のある方や社会的な地位にあった方は弔辞等で一部披露されるから一面的には分かるものであるが、それでも故人の人柄は充分分かっているということは少ない。特に女性の場合、家の中にいて家を守り、子供を産み、育て、しつけをして教育する等、大変重要な役割を持っているにもかかわらず、それらがあまり外側にでてこないために、殆ど知られていないのが実態である。
【0013】
ところが、従来の葬儀方法では、生前の活動等をスクリーン等に映写できるものの、これを解説するためのナレーションがないか、あっても葬儀司会者等によって極簡単に紹介される程度である。故人の尊い生涯を綴ったシナリオがあれば、葬儀司会者等により、遺族や親族はもとより、多くの会葬者に感銘を与える内容のナレーションを行うことも可能であるが、亡くなってから葬儀告別式までの短期間の間に、充分な内容のシナリオを作成することは困難であった。
【0014】
本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、故人の尊い生涯を綴ったシナリオを短時間で作成し、このシナリオを用いて画像及び音楽等を編集した追悼ビデオを作成するための追悼ビデオ作成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
【0016】
前記課題を解決するために、本発明の内の請求項1に係る発明では、追悼ビデオ作成装置において、表計算ソフトウェアを用いて作成されたナレーションプログラムと画像音楽編集プログラムとに従って装置全体を制御する制御手段と、画像データ、音楽データ及びその他のデータを入力するための入力手段と、入力ワークシート格納領域と、シナリオワークシート格納領域と、データベース格納領域と、法要日程格納領域と、宗旨格納領域と、史実格納領域と、ビデオデータ格納領域と、出力手段とを備えている。
【0017】
前記入力ワークシート格納領域は、前記制御手段によりアクセスされ、故人を特定するデータを入力するための故人特定フィールドと、故人の死亡年月日を入力するための死亡年月日フィールドと、宗派を入力するための宗旨フィールドと、その他のデータを入力するための入力フィールドと、を有する入力ワークシートのデータを格納する領域である。
【0018】
前記シナリオワークシート格納領域は、前記制御手段によりアクセスされ、書換可能な定例文が入力された定例文フィールドと、前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドに連結している第1の編集文フィールドと、前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドに連結している第1の貼付フィールドと、前記故人特定フィールド、前記死亡年月日フィールド、及び前記入力フィールドに連結しているコピーフィールドと、前記死亡年月日フィールドに連結している第2の編集文フィールドと、前記宗旨フィールドに連結している第2の貼付フィールドと、ディスプレイに表示するための複数の画像の画像番号が表示順に入力される画像番号フィールドと、が時系列的に配置されているシナリオワークシートのデータを格納する領域である。
【0019】
前記データベース格納領域は、前記制御手段によりアクセスされ、前記第1、第2の編集文フィールド、前記第1、第2の貼付フィールド、及び前記コピーフィールドの全部又は主要部分と連結している領域である。前記法要日程格納領域は、前記制御手段によりアクセスされ、法要日程管理データを格納する領域である。前記宗旨格納領域は、前記制御手段によりアクセスされ、宗旨に関する定例文を格納する領域である。前記史実格納領域は、前記制御手段によりアクセスされ、歴史的な出来事を格納する領域である。前記ビデオデータ格納領域は、前記制御手段によりアクセスされ、前記入力手段により入力された複数の画像データと音楽データとを格納する領域である。前記出力手段は、前記入力手段による出力指示に基づき、前記制御手段の制御により、前記シナリオワークシート格納領域に格納された前記シナリオワークシートのデータ、前記法要日程格納領域に格納された前記法要日程管理データ、又は作成された追悼ビデオデータを外部に出力するものである。
【0020】
そして、前記制御手段は、前記ナレーションプログラムに従い、前記入力ワークシート中の各フィールドへの前記入力手段によるデータの入力を促し、前記ワークシートにデータが入力されると、前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドの入力データを編集して文章を作成し、この文章を前記第1の編集文フィールドへ転送し、前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドの入力データに基づき、前記史実格納領域から前記歴史的な出来事を読み出して前記第1の貼付フィールドへ転送し、前記故人特定フィールド、前記死亡年月日フィールド、及び前記入力フィールドの入力データをコピーして前記コピーフィールドへ転送し、前記死亡年月日フィールドの入力データを編集して文章を作成し、この文章を前記第2の編集文フィールドへ転送し、前記宗旨フィールドの入力データに基づき、前記宗旨格納領域から前記宗旨に関する定例文を読み出して前記第2の貼付フィールドへ転送して、1月分〜12月分の前記シナリオワークシートを作成し、前記1月分〜12月分のシナリオワークシートにおける該当月のシナリオワークシートの選択を促し、前記該当月のシナリオワークシートが前記入力手段により選択されると、前記該当月のシナリオワークシート中の前記定例文フィールドにおける前記定例文の前記入力手段による決定を促すと共に、前記画像番号フィールドへの前記入力手段による前記画像番号の入力を促し、前記定例文が決定されると共に、必要に応じて前記画像番号が入力されると、前記該当月のシナリオワークシートを完成してこのシナリオワークシートのデータを前記データベース格納領域に格納する機能を有している。更に、前記第1、第2の編集文フィールド、前記第1、第2の貼付フィールド、及び前記コピーフィールドに転送されたフィールドデータに基づき、データベースを生成して前記データベース格納領域に格納する機能と、前記データベースに基づき、前記法要日程管理データを生成して前記法要日程格納領域に格納する機能とを有している。
【0021】
その上、前記制御手段は、前記画像音楽編集プログラムに従い、前記入力手段により入力された前記複数の画像データを、前記シナリオワークシート中の画像番号フィールドの画像番号に対応させて前記ビデオデータ格納領域に格納すると共に、前記入力手段により入力された前記音楽データを、前記シナリオワークシートのナレーションに対応させて前記ビデオデータ格納領域に格納し、前記ビデオデータ格納領域に格納された前記画像データ及び前記音楽データを編集して前記追悼ビデオデータを作成する機能も有している。
【0022】
請求項1に係る発明では、このような構成を採用したことにより、ナレーションプログラムに従い、入力手段により、入力ワークシート中の所定のフィールドにデータを入力すれば、この入力ワークシートと連結しているシナリオワークシート中の所定のフィールドに、データが転送されて入力される。シナリオワークシートにデータが入力されると、この入力データに基づいてデータベースが作成され、更に、このデータベースに基づいて法要日程管理データが作成される。更に、画像音楽編集プログラムに従い、入力手段により、画像データ及び音楽データを入力すれば、この画像データ及び音楽データが、シナリオワークシートのナレーションに対応して編集され、追悼ビデオが作成される。
【0023】
請求項2に係る発明では、追悼ビデオ作成装置において、表計算ソフトウェアを用いて作成されたナレーションプログラムと画像音楽編集プログラムとに従って装置全体を制御する制御手段と、画像データ、音楽データ、音声データ及びその他のデータを入力するための入力手段と、請求項1と同様の入力ワークシート格納領域、シナリオワークシート格納領域、データベース格納領域、法要日程格納領域、宗旨格納領域、及び史実格納領域と、請求項1と異なるディスプレイ、ビデオデータ格納領域、及び出力手段とを備えている。
【0024】
前記ディスプレイは、前記制御手段により制御され、前記シナリオワークシート格納領域に格納されたシナリオワークシートのデータを表示するものである。前記ビデオデータ格納領域は、前記制御手段によりアクセスされ、前記入力手段により入力された複数の画像データと音楽データと音声によるナレーションデータとを格納する領域である。前記出力手段は、前記入力手段による出力指示に基づき、前記制御手段の制御により、前記シナリオワークシート格納領域に格納された前記シナリオワークシートのデータ、前記法要日程格納領域に格納された前記法要日程管理データ、又は作成された追悼ビデオデータを外部に出力するものである。
【0025】
そして、前記制御手段は、前記ナレーションプログラムに従い、前記入力ワークシート中の各フィールドへの前記入力手段によるデータの入力を促し、前記ワークシートにデータが入力されると、前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドの入力データを編集して文章を作成し、この文章を前記第1の編集文フィールドへ転送し、前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドの入力データに基づき、前記史実格納領域から前記歴史的な出来事を読み出して前記第1の貼付フィールドへ転送し、前記故人特定フィールド、前記死亡年月日フィールド、及び前記入力フィールドの入力データをコピーして前記コピーフィールドへ転送し、前記死亡年月日フィールドの入力データを編集して文章を作成し、この文章を前記第2の編集文フィールドへ転送し、前記宗旨フィールドの入力データに基づき、前記宗旨格納領域から前記宗旨に関する定例文を読み出して前記第2の貼付フィールドへ転送して、1月分〜12月分の前記シナリオワークシートを作成し、前記1月分〜12月分のシナリオワークシートにおける該当月のシナリオワークシートの選択を促し、前記該当月のシナリオワークシートが前記入力手段により選択されると、前記該当月のシナリオワークシート中の前記定例文フィールドにおける前記定例文の前記入力手段による決定を促すと共に、前記画像番号フィールドへの前記入力手段による前記画像番号の入力を促し、前記定例文が決定されると共に、必要に応じて前記画像番号が入力されると、前記該当月のシナリオワークシートを完成してこのシナリオワークシートのデータを前記データベース格納領域に格納する機能を有している。更に、前記第1、第2の編集文フィールド、前記第1、第2の貼付フィールド、及び前記コピーフィールドに転送されたフィールドデータに基づき、データベースを生成して前記データベース格納領域に格納する機能と、前記データベースに基づき、前記法要日程管理データを生成して前記法要日程格納領域に格納する機能とを有している。
【0026】
その上、前記制御手段は、前記画像音楽編集プログラムに従い、前記入力手段により入力された前記複数の画像データを、前記シナリオワークシート中の画像番号フィールドの画像番号に対応させて前記ビデオデータ格納領域に格納し、前記入力手段により入力された前記音楽データを、前記シナリオワークシートのナレーションに対応させて前記ビデオデータ格納領域に格納し、前記ディスプレイに表示された前記シナリオワークシートのデータに従って発せられた前記音声によるナレーションデータを前記入力手段により入力して前記ビデオデータ格納領域に格納し、前記ビデオデータ格納領域に格納された前記画像データ、前記音楽データ、及び前記ナレーションデータを編集して前記追悼ビデオデータを作成する機能も有している。
請求項2に係る発明では、このような構成を採用したことにより、画像音楽編集プログラムに従い、入力手段により、画像データ、音楽データ、及び音声によるナレーションを入力すれば、この画像データ、音楽データ及びナレーションが編集され、ナレーション付きの追悼ビデオが作成される。
【0027】
請求項3に係る発明では、請求項1又は2の追悼ビデオ作成装置において、前記出力手段は、前記追悼ビデオデータを追悼ビデオディスクに格納した形で出力する。
【0032】
【発明の実施の形態】
【0033】
[葬儀用ナレーションのシナリオ作成装置]
【0034】
(構成)
【0035】
図1は、本発明の実施形態を示す葬儀用ナレーションのシナリオ作成装置の概略の構成図である。
【0036】
この葬儀用ナレーションのシナリオ作成装置は、パーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という。)等で構成され、バス1を有している。バス1には、制御手段(例えば、中央処理装置、以下「CPU」という。)2、プログラム格納用の読み出し専用メモリ(以下「ROM」という。)3、ワーキングデータ等を一時格納するための随時読み書き可能なメモリ(以下「RAM」という。)4、ハードディスク(以下「HDD」という。)等の大容量の内部記憶装置10、データ入力手段(例えば、キーボード21、マウス22等)、データ出力手段(例えば、出力ポート25、CRTや液晶表示装置等のディスプレイ26、印刷用のプリンタ27等)、及び外部記憶装置(例えば、フロッピディスク(FD)等の磁気ディスク31、CD−RW、DVD等の光ディスク32等)が、直接又は入/出力インタフェース(以下「I/Oインタフェース」という。)を介して、接続されている。
【0037】
CPU2は、表計算ソフトウェアを用いて作成されたナレーションプログラムに従って装置全体を制御する制御手段である。表計算ソフトウェアとしては、例えば、パソコンの標準的なオペレーションシステム(以下「OS」という。)であるマイクロソフト社製の「Windows」をOSとする、パソコン用の表計算ソフトウェアであるマイクロソフト社製のアプリケーションソフトウェア「Excel」等があり、このマクロ(macro)プログラム等を用いてナレーションプログラムが作成される。表計算ソフトウェアのデータは、例えば、縦・横マトリクス状に配列されたセル群で表示されている。セル群には、左上を基準にして、縦方向に1、2、3、・・・といった行番号、横方向にA、B、C、・・・といった列番号が割り当てられ、各セルに3A、7E等の番号が付加されている。
【0038】
内部記憶装置10は、CPU2によりアクセスされる記憶手段であり、例えば、ナレーションプログラムをフォルダの形で格納するナレーションプログラム格納領域11等を有している。ナレーションプログラム格納領域11内には、入力ワークシートのデータを格納する入力ワークシート格納領域11a、1月分〜12月分のシナリオワークシートのデータを格納するシナリオワークシート格納領域11b、データベースを格納するデータベース格納領域11c、法要日程管理データを格納する法要日程格納領域11d、宗旨に関する定例文のデータを格納する宗旨格納領域11e、歴史的な出来事(史実)のデータを格納する史実格納領域11f、及び接続文のデータを格納する接続文格納領域11g等も設けられている。
【0039】
(シナリオ作成方法)
【0040】
図2は図1のシナリオ作成装置を用いたシナリオ作成手順を示す図、図3は図2中のトップ画面の例を示す図、図4は図2中の「故人の生涯記録1」の入力ワークシートの例を示す図、図5は図2中の「故人の生涯記録2」の入力ワークシートの例を示す図、図6(A)、(B)は図2中のデータベースの例を示す図、図7は図2中のシナリオ作成処理の例を示すフローチャート、図8は図1中の宗旨格納領域11eに格納された宗旨に関する定例文の例を示す図、図9は図1中の史実格納領域11fに格納された歴史的な出来事の例を示す図、図10は図7中の入力ワークシートの印刷例を示す図、図11は図7中のシナリオワークシートの例を示す図、図12は図1中の接続文格納領域11gに格納された接続文の例を示す図、及び図13(A)、(B)、(C)は図1中の法要日程格納領域11dに格納された法要日程管理データの例を示す図である。
【0041】
以下、これらの図面を参照しつつ、シナリオ作成方法の一例を説明する。
【0042】
表計算ソフトウェアを用いて作成されたナレーションプログラムが格納されている光ディスク32等を、図1のシナリオ作成装置にセットし、そのナレーションプログラムを内部記憶装置10内のナレーションプログラム格納領域11にダウンロード(格納)する。
【0043】
図2のステップS1において、マウス22をクリックする等してナレーションプログラム格納領域11のフォルダを開き、ナレーションソフトのワークシートをクリック等する。ナレーションプログラム格納領域11に格納されたナレーションプログラムに従い、CPU2の制御により、ステップS2において、ディスプレイ26上に、図3のようなナレーションソフトのメニュー画面(即ち、トップ画面)40が表示される。
【0044】
トップ画面40には、例えば、天寿を全うされた方用の「故人の生涯記録1」ボタン41、若くして亡くなられた方用の「故人の生涯記録2」ボタン42、「データベース」ボタン43、「操作手順」ボタン44、及び「ナレーションソフト終了」ボタン45等が設けられ、これらを図2のステップS3で選択できるようになっている。
【0045】
例えば、ステップS4において、「故人の生涯記録1」ボタンS4をマウス22でクリックして選択すると、CPU2の制御により、入力ワークシート格納領域11a内の図4のような入力ワークシート50Aが読み出され、ディスプレイ22に表示される。同様に、ステップS5で、「故人の生涯記録2」ボタン42をクリックすると、入力ワークシート格納領域11a内の図5のような入力ワークシート50Bが読み出されてディスプレイ26に表示される。ステップS6で、「操作手順」ボタン44をクリックすると、予めナレーションプログラム格納領域11内に格納された操作手順の説明文が読み出されてディスプレイ26に表示される。ステップS7で、「データベース」ボタン43をクリックすると、データベース格納領域11c内の図6のようなデータベースが読み出されてディスプレイ26に表示される。
【0046】
ステップS4の後、ステップS8において、図7のフローチャートに従い、シナリオ作成処理が行われる。ステップS5の後、ステップS9において、ステップS8とほぼ同様のシナリオ作成処理が行われる。ステップS7の後、ステップS10において、データベース画面中の図示しない「法要画面へ移動」ボタンをクリックすると、図13のような法要日程管理データ71がディスプレイ26に表示される。
【0047】
ステップS6の操作手順から、ステップS8又はステップS9のシナリオ作成処理へ任意に移動したり、あるいはステップS8又はS9からステップS7のデータベース画面へ任意に移動できるようになっている。
【0048】
図3の「ナレーションソフト終了」ボタン45をクリックすると、CPU2の制御により、図2のナレーションプログラムが終了する。
【0049】
例えば、ステップS8のシナリオ作成処理では、図7のフローチャートに従い、以下のような処理が行われる。
【0050】
図4の入力ワークシート50Aは、セルが縦・横マトリクス状に配列された表計算ソフトウェア用のシートであり、ページ区切りを表す縦方向(列方向)の破線の左側が1頁目、右側が2頁目である。
【0051】
1頁目の左上に、複数のセルからなる「トップ画面へ戻る」ボタン51が配置されている。ボタン51の下の行には、複数行×複数列のセル群からなる告別式実施月(1月〜12月分)の選択ボタン52が配置されている。選択ボタン52の下の行には、1行又は複数行からなる多数(例えば、24個)のデータ入力用の入力フィールド53(53−1〜53−24)が配置されている。
【0052】
入力フィールド53−1〜53−24は、故人を特定するデータを入力するための故人特定フィールド(53−1〜53−3,53−5)と、故人の死亡年月日を入力するための「死亡年月日」フィールド53−4と、宗派を入力するための「宗旨」フィールド53−6と、その他のデータを入力するための入力フィールド(53−7〜53−24)とで構成されている。
【0053】
入力フィールド53−1〜53−24の内、実線の矩形の枠で囲まれたフィールドは、キーボード21からデータを入力するフィールドである。破線の矩形の枠で囲まれたフィールドは、画面上に表示される複数セルからなるシート内から、所望のデータを選択して入力するフィールドである。一点鎖線の矩形の枠で囲まれたフィールドは、予め所定の関数式が埋め込まれていて、この関数式に基づき自動的にデータが入力されるフィールドである。二点鎖線の矩形の枠で囲まれたフィールドは、入力をするか否かは任意であり、必要に応じてキーボード21からデータを入力するフィールドである。
【0054】
2頁目の上の行には、簡単な操作手順が表示されると共に、「印刷」ボタン54、「データ転送」ボタン55、及び入力内容を全て消去するための「入力内容オールクリヤ」ボタン56が設けられている。下の行には、「冒頭行へ戻る」ボタン57が設けられている。
【0055】
図7のステップS20で、シナリオ作成処理が開始されると、ステップS21で、図4のような入力ワークシート50Aがディスプレイ26に表示され、次のステップS22で、フィールド53−1〜53−24への入力処理が行われる。
【0056】
例えば、マウス22を操作して画面上のポインタ(矢印)を「ふり仮名」フィールド53−1へ移動し、マウス22の左ボタンをクリックして、データ入力位置やコマンド実行位置を示すセルカーソルを、「ふり仮名」フィールド53−1へ移動させる。これにより、「ふり仮名」フィールド53−1へのデータ入力が可能になるので、キーボード21によって故人の氏名のふり仮名を入力する。セルカーソルを「氏名」フィールド53−2へ移動し、キーボード21で故人の氏名を漢字で入力する。
【0057】
セルカーソルを「生年月日」フィールド53−3へ移動すれば、読み出しボタンが画面上に表示される。この読み出しボタンをクリックすれば、予め登録された年号・生年月日が記載されたシートが開いて画面上に表示される。このシート内から所望の年号・生年月日をクリックして選択すれば、選択した年号・生年月日が「生年月日」フィールド53−3に入力される。「生年月日」フィールド53−3の末列のフィールドには、予め埋め込まれた関数式により、満年齢が自動的に計算されて入力される。
【0058】
「死亡年月日」フィールド53−4へセルカーソルを移動し、画面上に表示される読み出しボタンをクリックすれば、予め登録された死亡年月日が記載されたシートが開く。このシート内から所望の死亡年月日・死亡時間をクリックして選択すれば、選択した死亡年月日と死亡時間が「死亡年月日」フィールド53−4に入力される。
【0059】
「出生地」フィールド53−5へセルカーソルを移動し、画面上に表示される読み出しボタンをクリックすれば、予め登録された出生地が記載されたシートが開く。このシート内から、故人の生まれた都道府県名と市町村名を選択する。シート内に該当する地名が無ければ、キーボード21で地名を入力すればよい。更に、父・母のふり仮名と漢字の氏名をキーボード21で入力すると共に、兄弟の人数と続柄を画面上のシート内から選択して入力する。
【0060】
「宗旨」フィールド53−6へセルカーソルを移動し、画面上に表示される読み出しボタンをクリックすれば、予め登録された図8のような宗派名が記載されたシートが開く。このシート内から所望の宗派を選択すれば、故人の宗派名が「宗旨」フィールド53−6に入力される。
【0061】
以下同様に、「少年(少女)時代のお人柄」フィールド53−7に、故人の人柄をシートから選択して入力する。「青少年(少女)時代の思い出・出来事」フィールド53−8に、思い出や出来事をキーボード21から文字入力する。文字入力の条件は、例えば、最大で200文字程度で、入力時に改行をしない。
【0062】
「故人の結婚記念日」フィールド53−9に、結婚記念日をシートから選択して入力する。更に、配偶者の氏名とふり仮名をキーボード21から入力する。又、配偶者が既に死亡している場合には、死亡年月日をシートから選択して入力する。
【0063】
「結婚当時のご様子・思い出・出来事」フィールド53−10に、これらの内容をキーボード21から入力する。「お二人の間のお子様」フィールド53−11に、お二人の間のお子様を男女別にシートから選択して入力する。「子育てやご活躍・生活のご様子など」フィールド53−12に、これらの内容をキーボード21から文字入力する。文字入力の条件は、例えば、最大で200文字程度で、入力時に改行をしない。
【0064】
「生前好まれた歌手」フィールド53−13、「生前よく歌われた歌」フィールド53−14、「好きな作家」フィールド53−15、「好きな本」フィールド53−16、「生前よくやったスポーツ」フィールド53−17、「見るスポーツで好きなもの」フィールド53−18、「趣味」フィールド53−19、「生前好きだった花」フィールド53−20、「職歴」フィールド53−21、及び「受賞履歴」フィールド53−22に対して、任意に入力する。この内、フィールド53−13〜53−16,53−19〜53−22は、キーボード21から文字入力し、フィールド53−17,53−18は、シートから選択して入力する。
【0065】
「晩年のご生活・ご様子」フィールド53−23に、これらの内容をキーボード21から文字入力する。文字入力の条件は、例えば、最大で200文字程度で、入力時に改行をしない。
【0066】
入力フィールドの最後の「ご臨終に際し」フィールド53−24へ、セルカーソルを移動し、画面上に表示される読み出しボタンをクリックすれば、予め登録された文章が記載されたシートが開く。このシート内から所望の文章、例えば、「故人も、多くの皆様からお見舞いを頂き、大変感謝をいたしておりました。」を選択して入力する。
【0067】
入力フィールド53−1〜53−24への入力後、「冒頭行へ戻る」ボタン57をクリックすれば、セルカーソルが冒頭の位置へ戻り、図7のステップS23へ進む。
【0068】
図7のステップS23では、シナリオワークシート格納領域11bに格納された1月分〜12月分の各シナリオワークシート60に対し、入力ワークシート50Aのデータが転送されて入力等が行われる。
【0069】
例えば、図11に示す7月分のシナリオワークシート60は、セルが縦・横マトリクス状に配列された表計算ソフトウェア用のシートであり、破線の矩形で囲まれた複数の定例文フィールド61−1〜61−7が、列方向に時系列的に配置されている。各定例文フィールド61−1〜61−7は、複数行×複数列のセル群からなり、これらには季節(7月)に適した書換可能なナレーション用の定例文のデータが予め入力されている。定例文フィールド61−1〜61−7間には、複数行×複数列のセル群からなる複数の貼付フィールド62−1〜62−4、編集文フィールド63−1〜63−4、コピーフィールド64−1,64−2、 及び接続文フィールド65−1が列方向に時系列的に配置されている。
【0070】
上の行の定例文フィールド61−1の下の第2の貼付フィールド62−1は、図4中の宗旨フィールド53−6と連結していて、このフィールド53−6に入力されたデータ(例えば、「浄土宗」)に基づき、CPU2の制御により、宗旨格納領域11eから読み出された図8のような宗旨に関する定例文(例えば、「お浄土の世界にお帰りになられました。」)が貼り付けられて入力されるフィールドである。
【0071】
即ち、シナリオワークシート60の貼付フィールド62−1(このセルの列行位置C13)には、関数[=VLOOKUP(入力ワークシート50A!$K$16,宗旨!$B$3:$D$14,3,FALSE)]が埋め込まれている。VLOOKUPとは、検索したい値を範囲指定した表の左端の値と比較して、該当する行の指定した列位置にあるデータを返す関数である。つまり、入力ワークシート50Aの「宗旨」フィールド53−6(このセルの列行位置K16)に入力した「浄土宗」が検索対象値となり、宗旨格納領域11eを開くと(即ち、図8のようなシート「宗旨」を開くと)、左端の列に宗旨が登録され、それぞれの行に対応する言葉が登録されている。範囲とは、前記の関数で「宗旨!$B$3:$D$14,3」の部分がこれに相当する。この関数で、最後の「・・・3」の意味は、左端の3列目の値を返すことである。このような連結構造により、「浄土宗」という検索対象値に対して、同行の3列目の「お浄土の世界にお帰りになられました。」という言葉が返されることになる。
【0072】
末行に位置する他の第2の貼付フィールド62−4も、同様の機能を有するフィールドである。
【0073】
定例文フィールド61−2の下の第1の編集文フィールド63−1は、図4中の故人特定フィールド(53−1〜53−3,53−5)及びその他の入力フィールド(53−7〜53−24)に連結していて、これらのフィールドに入力されたデータ(例えば、氏名「特許太郎」、ふり仮名「とっきょたろう」)が、CPU2の制御により編集されて作成された文章(例えば、「故、特許太郎(とっきょたろう)さまが」)が、入力されるフィールドである。下の行に位置する他の第1の編集文フィールド63−2,63−4も同様の機能を有するフィールドである。
【0074】
例えば、編集文フィールド63−2において、セル列行位置C31の文章「栃木県矢板市に」の連結構造及び編集方法は、次のようになっている。
【0075】
図4の入力ワークシート50A中の「出生地」フィールド53−5において、「栃木県」及び「矢板市」と選択すると、シナリオワークシート60のセル列行位置C31に「栃木県矢板市に」と出力される。即ち、入力ワークシート50Aの「出生地」フィールド53−5(セルD15とセルE15に相当)を、シナリオワークシート60の所定のセルC31に貼り付ける。この場合、“=入力ワークシート50A!D15&入力ワークシート50!E15&”に””と貼り付けることで、「栃木県矢板市に」という繋がりのある文章が貼り付けられる。
【0076】
定例文フィールド61−3の下の接続文フィールド65−1は、後のステップにおいて、接続文の入力処理が行われるフィールドである。
【0077】
定例文フィールド61−5の下の第1の貼付フィールド62−3は、図4中の故人特定フィールド(53−1〜53−3,53−5)及びその他の入力フィールド(53−7〜53−24)に連結していて、これらのフィールドに入力されたデータ(例えば、故人の「生年月日」)に基づき、CPU2の制御により、史実格納領域11fから読み出された図9のような歴史的な出来事(例えば、「明治天皇がお亡くなりになられた年であり、」)が貼り付けられて、入力されるフィールドである。定例文フィールド61−5の下の他の第1の貼付フィールド62−3も、同様の機能を有するフィールドである。
【0078】
貼付フィールド62−3の下のコピーフィールド64−1は、図4中の故人特定フィールド(53−1〜53−3,53−5)、「死亡年月日」フィールド53−4、及びその他の入力フィールド(53−7〜53−24)と連結していて、このフィールドに入力されたデータ(例えば、「平成14年7月3日午前3時3分」)がコピー(複写)されて入力されるフィールドである。定例文フィールド61−7の下の他のコピーフィールド64−2も、同様の機能を有するフィールドである。
【0079】
定例文フィールド61−1〜61−7の内容は、変更可能である。その他のフィールド62−1〜62−4,63−1〜63−4,64−1,64−2は、入力ワークシート50Aのセルと連結しているため、内容を変更する場合、その入力ワークシート50A上で変更する必要がある。
【0080】
シナリオワークシート60の左端列の複数行のセル群には、画像番号フィールド65が設けられている。この画像番号フィールド65は、ディスプレイに表示するための複数の画像(例えば、映像、史料、写真等)の画像番号を表示順に入力するための(即ち、インデックスを付けるための)フィールドである。画像番号のインデックスを付けるか否かは任意であるが、インデックスを付けるときには、画像番号フィールド65中の所望のセルへ、セルカーソルを移動し、画像番号を選択して入力する。
【0081】
図7のステップS23では、シナリオワークシート格納領域11bに格納された他の月(1月〜6月、8月〜12月)のシナリオワークシート60,・・・に 対しても、入力ワークシート50Aのデータが転送されて入力等が行われる。このステップS23と同時に、又は後に、ステップS24の印刷処理へ進む。
【0082】
ステップS24の印刷処理では、入力ワークシート50Aの入力内容を確認し、誤りがあれば訂正する。印刷物が必要であれば、ステップS25において、入力ワークシート50Aの2頁目の「印刷」ボタン54をマウス22でクリックすれば、CPU2の制御によってプリンタ27で、入力済の図10のような入力ワークシートが印刷される。
【0083】
印刷不要の場合、あるいは印刷終了後、図7のステップS26へ進み、入力ワークシート50Aの記録内容を、データベース格納領域11cへ転送するか否かの選択を行う。記録内容を転送する場合、入力ワークシート50Aの2頁目の「データ転送」ボタン55をマウス22でクリックすれば、ステップS27へ進む。ステップS27では、CPU2の制御により、入力ワークシート50Aの記録内容がデータベース格納領域11cへ転送され、図6(A)、(B)のようなデータベース70が作成される。
【0084】
データベース70は、例えば、セルが縦・横マトリクス状に配列された表計算ソフトウェア用の複数枚のシートにデータを格納したものであり、図6(A)に示すように、データ転送順(受付順)に行方向のセル群に、図10に対応する入力フィールド名のデータが格納されている。更に、このデータベース70には、図6(B)に示すように、行方向のセル群に、複数の法要日程フィールドが設けられている。各法要日程フィールドには、死亡年月日から法要年月日(例えば、初七日、三十五日、四十九日、・・・)を算出する関数が埋め込まれており、「死亡年月日」フィールドに死亡年月日が入力されると、この死亡年月日に基づいて法要年月日が自動的に算出されるようになっている。
【0085】
そのため、ステップS27で「データ転送」ボタン55をクリックすると、入力ワークシート50Aのデータが、データベース70の所定のフィールド(即ち、セル)に順序よく転送される。このデータ転送は、次のような仕組みになっている。
【0086】
例えば、データベース70の行2の各セルに、入力ワークシート50Aから転送したいセルが貼り付けてある。そのため、CPU2の制御により、入力ワークシート50Aに入力された文章が、データベース70の行2の各セルにも入力される。行2に入力された文章をデータベース70の表に順番に転送させるためには、空欄を探してそこに当てはめる必要がある。そこで、データベース70の表を最下行から追っていき、既に文章が入力されているセルの直ぐ下のセル(空欄のセル)に入力セルを合わせて、そこに文章を転送させるという一連の操作を、自動的に実行させるマクロプログラムを組んだことにより、順序よく転送され続けてデータベース70が完成されていく。
【0087】
データベース70が作成されると、CPU2の制御により、法要日程データが法要日程格納領域11dへ転送され、図13(A)、(B)、(C)のような法要日程管理データ71が作成される。
【0088】
法要日程管理データ71は、例えば、セルが縦・横マトリクス状に配列された表計算ソフトウェア用の複数枚のシートにデータを格納したものであり、図13(A)、(B)、(C)に示すように、データ転送順(受付順)に行方向のセル群に、図6に対応する法要日程のデータが格納されている。
【0089】
図7のステップS27の処理の後、あるいはステップS26でデータ転送不要の場合、ステップS28へ進み、図4の入力ワークシート50Aの画面に戻り、ステップS29へ進む。ステップS29において、入力ワークシート50Aの告別式実施月の選択ボタン52をマウス22でクリックし、告別式実施月(例えば、7月)を選択する。すると、ステップS23においてシナリオワークシート格納領域11bに格納された図11のような7月分のシナリオワークシート60が、ステップS30でディスプレイ26に表示され、ステップS31へ進む。
【0090】
ステップS31において、接続文を入力するか否かを選択する。図11の7月分のシナリオワークシート60中には、接続文フィールド65−1が存在するので、ステップS32の接続文挿入処理へ進む。ステップS32において、接続文フィールド65−1へセルカーソルを移動し、画面上に表示される読み出しボタンをクリックすれば、接続文格納領域11gに登録された接続文の例が画面上に表示される。この接続文の例から所望の文章、例えば、「そのご生涯を振り返りますときに、・・・聞こえてくるようでございます。」を選択して入力する。
【0091】
適切な文例がない場合は、接続文フィールド65−1の右側に設けられた図示しない登録ボタンをクリックする。すると、接続文格納領域11gに格納された図12のような登録画面(この画面には前記の登録された接続文の例が記載されている。)が表示されるので、この登録画面内の空欄のセルに所望の文章をキーボード21で入力すれば、この文章が登録される。セルの数には制限があるので、登録できる文章は、例えば、最大48文例までである。文章登録後、図12の登録画面に設けられた図示しない「7月分シナリオワークシート画面に戻る」ボタンをクリックすると、7月分のシナリオワークシート60の画面が表示される。そこで、接続文フィールド65−1へセルカーソルを移動し、画面上に表示される読み出しボタンをクリックすれば、接続文格納領域11gに登録された前記の新規文章が画面上に表示されるので、これを選択して入力する。
【0092】
接続文の挿入処理が終了するか、あるいは接続文の入力が不要なときは、図7のステップS33へ進む。ステップS33では、シナリオワークシート60の画像番号フィールド65に、画像番号のインデックスを付けるか否かを選択する。インデックスを付けるときには、ステップS34において、画像番号フィールド65中の所望のセルへ、セルカーソルを移動する。すると、画面上に読み出しボタンが表示されるので、このボタンをクリックすれば、予め登録された映像、史料、写真等の番号が表示されたシートが開く。このシート内から所望の番号を選択すれば、映像、史料、写真等の番号が、画像番号フィールド65内の所望のセルに入力される。
【0093】
画像番号を挿入した後、あるいはステップS33で画像番号の入力が不要のときには、ステップS35へ進む。ステップS35において、例えば、シナリオワークシート60の上方に表示された図示しないツールバーから「印刷プレビュー」ボタンをクリックし、印刷プレビュー画面を表示して、シナリオワークシート60の入力内容や、印刷される状態を確認する。図11のセル群からなる各フィールド61−1,・・・は、印刷可能な入力文字数が制限されているので、制限を越えた入力文字は、フィールド枠からはみ出して切れて読めなくなる。
【0094】
文字が切れて読めない場合は、フィールド枠の行の高さ調整をする必要があるので、ステップS36へ進み、行の高さ調整を行う。調整方法としては、例えば、シナリオワークシート60のソフトを保護するために、これには予めシート保護手段が施されているので、このシート保護手段を解除した後、高さを変更したいフィールド枠の行番号を指定してこの行の高さを変更し、切れた文字が読めるように調整する。調整後は、シート保護手段を施し、シナリオワークシート60のソフトを保護しておく。又、シナリオワークシート60のソフトを保護するために、「列」や「行」の追加や削除を行わないようにすることが望ましい。
【0095】
必要があれば、図11の定例文フィールド61−1〜61−7中の文章を修正する。他のフィールド62−1,・・・中の文章は、入力ワークシート50Aと連結しているので、入力ワークシート50A上で修正する。その後、シナリオワークシート60に設けられた図示しない印刷ボタンをクリックすれば、ステップS37へ進み、プリンタ27によってシナリオワークシート60が印刷される。
【0096】
印刷後、シナリオワークシート60に設けられた図示しない「入力ワークシートへ戻る」ボタンをクリックすれば、ステップS38へ進み、入力ワークシート50Aの画面が表示され、ステップS39へ進む。入力ワークシート50内の「入力内容オールクリア」ボタン56をクリックすれば、ステップS40へ進み、CPU2の制御により、入力ワークシート50A及び1月分〜12月分シナリオワークシート60,・・・の入力内容が全て消去される。
【0097】
入力内容の全てが消去された後、あるいはステップS39で入力内容の消去不要のときには、ステップS41へ進む。ステップS41において、入力ワークシート50A内の「トップ画面へ戻る」ボタン51をクリックすると、CPU2の制御により、図3のトップ画面40が表示される。
【0098】
作成されたデータベース70の内容を確認する場合、ステップS42で、図3の「データベース」ボタン43をクリックすると、ステップS43へ進み、CPU2の制御により、図6のデータベース70がディスプレイ26に表示される。「データベース」画面でデータ内容を確認し、訂正・追加の必要があれば、画面上のセルカーソルを該当個所へ移動して修正を行う。更に、「データベース」画面上の図示しない「法要画面へ移動」ボタンをクリックすると、図13の法要日程管理データ71がディスプレイ26に表示される。「法要日程管理データ」画面で法要日程をチェックする。管理したい項目を追加する場合は、開いている「列」にセルカーソルを移動して入力する。
【0099】
「法要日程管理データ」画面上の図示しない「トップ画面へ戻る」ボタンをクリックすると、ステップS44で、図3のトップ画面40が表示される。画面上の「ナレーションソフト終了」ボタン45をクリックすると、「変更を保存しますか?」との問いかけがあるので、上書き保存の必要があれば、「はい」ボタンをクリックすれば、上書き保存された後、ステップS45でナレーションソフトが終了する。
【0100】
(効果)
【0101】
図1のシナリオ作成装置では、次の(a)〜(f)のような効果がある。
【0102】
(a) 「Excel」等の表計算ソフトウェアの関数とマクロを用いて作成されたナレーションプログラムに従って、CPU2でシナリオ作成装置全体を制御しているので、葬儀用ナレーションのシナリオ、データベース70、及び法要日程管理データ71を短時間の内に、簡単かつ的確に作成できる。特に、「Excel」等の表計算ソフトウェアは、市販のパソコン等に対して汎用性があり、使いやすく、安定性・拡張性(Access等への展開)に富み、修正・追加が容易にできる等の特徴がある。
【0103】
(b) 例えば、故人の生涯の内容を記入する記入用紙を予め用意しておき、遺族の方にその記入用紙に必要事項を記入して頂き、これを元にオペレータが、画面上の入力ワークシート50A,50Bに必要項目を入力したり、項目の中から必要事項を選択するだけで、これらの内容が自動的にシナリオワークシート60に貼り付けられる。これにより、短時間で、故人の生涯を綴ったナレーション用のシナリオを作成できる。特に、1月〜12月まで季節毎に文章が作成され、歴史的な史実も織り交ぜながらシナリオが完成されるので、遺族、親族はもとより、多くの会葬者に感銘を与える内容のシナリオを短時間の内に、簡単かつ的確に作成できる。
【0104】
(c) 入力ワークシート50A,50Bへ入力するだけで、自動的にデータベース70及び法要日程管理データ71が作成されるので、葬儀後の煩雑な法要日程管理を簡単かつ的確に行うことができる。
【0105】
(d) 入力ワークシート50A,50B中の入力フィールド53−1〜53−24において、実線の矩形の枠で囲まれたフィールドと、破線の矩形の枠で囲まれたフィールドと、一点鎖線の矩形の枠で囲まれたフィールドと、二点鎖線の矩形の枠で囲まれたフィールドとは、それぞれ機能が異なるので、これらを異なる色で画面に表示すれば、オペレータの入力、選択操作がより容易になる。
【0106】
(e) シナリオワークシート60中の定例文フィールド61−1〜61−7、貼付フィールド62−1〜62−4、編集文フィールド63−1〜63−4、コピーフィールド64−1,64−2、及び接続文フィールド65−1は、それ ぞれ機能が異なるので、これらを異なる色で画面に表示すれば、見やすくなってオペレータの入力、選択操作がより容易になる。
【0107】
(f) シナリオワークシート60中に画像番号フィールド65を設け、映像番号、史料番号、写真番号等を入力するようになっているので、ナレーションの際に映像、史料、写真等の表示を容易に行うことができる。又、これらの映像番号、史料番号、写真番号等を異なる色で画面に表示すれば、見やすくなってオペレータの操作がより容易になる。
【0108】
[追悼ビデオ作成装置]
【0109】
(構成)
【0110】
図14は、本発明の実施形態を示す追悼ビデオ作成装置の概略の構成図であり、図1のシナリオ作成装置中の構成要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
【0111】
この追悼ビデオ作成装置は、例えば、パソコン等で構成され、図1のシナリオ作成装置と同様に、バス1、CPU1、ROM3、RAM4、内部記憶装置10、入力手段(例えば、キーボード21、マウス22)、出力手段(例えば、出力ポート25、ディスプレイ26、プリンタ27)、及び外部記憶装置30を有する他に、新たに、入力手段として画像入力装置23及び音声入力装置24と、出力手段として音声出力装置28とが設けられ、これらが直接又はI/Oインタフェースを介してバス1に接続されている。
【0112】
内部記憶装置10は、図1と同様に、HDD等の大容量の記憶装置であり、これには画像音楽編集プラグラム格納領域12等が設けられている。画像音楽編集プラグラム格納領域12には、装置全体を制御するための画像音楽編集プログラムが格納されている。画像音楽編集プログラムとしては、例えば、フォトショップ、ソフトフォトショップ(アトビー社製)等の静止画像編集用ソフトや、ソフトビデオスタジオ6(ユーリードシステムズ(株)製)等の動画像・音楽編集用ソフト等がある。又、この画像音楽編集プラグラム格納領域12には、図1のシナリオ作成装置で作成された図11のシナリオワークシート60のデータを格納するシナリオワークシート格納領域12a、画像データ格納領域12b、音楽データ格納領域12と、吹き込まれた音声によるナレーションのデータを格納するナレーションデータ格納領域12d、及び編集済のビデオデータを格納するビデオデータ格納領域12e等が設けられている。
【0113】
画像入力装置23は、プリント写真、史料等の静止画像を入力するスキャナ、ディジタルカメラで撮影されたディジタル写真の画像信号を入力する画像入力端子、及びDVD等に収録された動画像の映像、史料等のビデオ信号を入力するビデオ入力端子等を有している。音声入力装置24は、マイクロホンや、CD、DVD等のプレーヤの音声出力信号を入力する音声入力端子等を有している。音声出力装置28は、スピーカや音声出力端子等を有している。
【0114】
(追悼ビデオ作成方法)
【0115】
図14の追悼ビデオ作成装置を用いた追悼ビデオ作成方法の一例を、以下説明する。
【0116】
予め遺族の方等から借りた故人のプリント写真や遺品等を用意しておく。シナリオワークシート格納領域12aには、データ入力済の図11のようなシナリオワークシート60のデータを格納しておく。このシナリオワークシート60内の画像番号フィールド65に記載された画像番号の写真1、・・・、史料1、・・・、映像1、映像2、・・・を、画像入力装置23により取り込んで画像データ格納領域12bに格納する。
【0117】
例えば、故人等の写真1、・・・を取り込む場合、画像音楽編集プログラム格納領域12に格納された画像音楽編集プログラム中のフォトショップ等の写真編集用ソフトを開く(読み出す)。画像入力装置23中のスキャナ等で故人等の写真1、・・・を取り込む。そして、切り抜きやサイズ調整等を行った後、JPG等の画像圧縮方式で圧縮し、画像データ格納領域12bに格納する。
【0118】
映像1、映像2、・・・を取り込む場合、画像音楽編集プログラム中のソフトビデオスタジオ6等の動画像編集用ソフトを開く。例えば、映像1、映像2、・・・が記録されたDVD等の光ディスクを追悼ビデオ作成装置にセットし、映像1、映像2、・・・を取り込み、画像圧縮等して画像データ格納領域12bに格納する。
【0119】
史料1、・・・を取り込む場合、静止画像のときには写真1、・・・の取り込みと同様の方法で取り込み、動画像のときには映像1、映像2、・・・の取り込みと同様の方法で取り込み、画像圧縮等して画像データ格納領域12bに格納する。
【0120】
次に、画像データ格納領域12bに格納された写真1、・・・、映像1、映像2、・・・、史料1、・・・のデータを編集するために、ソフトビデオスタジオ6等の動画像編集用ソフトを用い、格納された写真1、・・・、映像1、映像2、・・・、史料1、・・・を、映し出す順に画面上のストリートボードに配置し、映し出す時間をナレーションの長さに合わせて設定し、映し出す画面間の切替の設定等を行った後、作成された画像のみの第1の追悼ビデオのデータをビデオデータ格納領域12eに格納する。この画像のみの第1の追悼ビデオのデータは、DVD等の光ディスク32に格納して出力してもよい。
【0121】
画像のみの第1の追悼ビデオに、バックグラウンドミュージック(以下「BGM」という。)等の音楽(ミュージック)を取り込んで演出効果を高める場合、画像音楽編集プログラム中のソフトビデオスタジオ6等の編集用ソフトを開き、メニュー画面から「オーディオ」中の「ミュージック」を選択する。例えば、BGM等の音楽が録音されたCD、DVD等の光ディスクを追悼ビデオ作成装置にセットし、音楽を取り込んで音楽データ格納領域12cに格納する。格納された音楽データを、編集用ソフトの例えばミュージックトラックに置く。ナレーションの時間に合わせてBGM等の音楽の時間を設定し、画像に合わせてBGM等の音楽を切り替えて効果を高めた音楽付きの第2の追悼ビデオのデータをビデオデータ格納領域12eに格納する。この音楽付きの第2の追悼ビデオのデータは、例えば、DVD等の光ディスク32に格納して出力するか、あるいは出力ポート25から出力する。
【0122】
音楽付きの第2の追悼ビデオに、音声によるナレーションを取り込んで演出効果を高める場合、画像音楽編集プログラム中のソフトビデオスタジオ6等の編集用ソフトを用い、このメニュー画面から「オーディオ」中の「ナレーション」を選択する。シナリオワークシート格納領域12aに格納されたデータ入力済の図11のようなシナリオワークシート60を、画面に表示する。例えば、ナレーションを入れたい箇所にカーソルを移動し、画面上の図示しない表示「プレビューと同期録音」を選び、「録音」ボタンをクリックし、音声入力装置24中のマイクから、音声によりナレーションを吹き込む。この際、予めCD等に録音しておいたナレーションを入力するようにしてもよい。入力されたナレーションは、圧縮等してナレーションデータ格納領域12dに格納する。格納されたナレーションデータは、レタリング(再編集)等を行って音楽付きの第2の追悼ビデオのデータに付加し、ナレーション・音楽付きの第3の追悼ビデオのデータを作成し、ビデオデータ格納領域12eに格納する。このナレーション・音楽付きの第3の追悼ビデオのデータは、例えば、DVD等の光ディスク32に格納して出力するか、あるいは出力ポート25から出力する。
【0123】
(効果)
【0124】
図14の追悼ビデオ作成装置では、次の(i)〜(iv)のような効果がある。
【0125】
(i) 図1のシナリオ作成装置で作成された図11のようなデータ入力済のシ ナリオワークシート60を用い、このシナリオワークシート60内の画像番号フィールド65に記載された画像番号の写真1、史料1、、映像1、映像2、・・・を、映し出す順に取り込んで画像のみの第1の追悼ビデオを作成するようにしたので、映し出す時間がナレーションの長さに合致した第1の追悼ビデオを短時間で、簡単かつ的確に作成できる。
【0126】
(ii) 画像のみの第1の追悼ビデオに、BGM等の音楽をナレーションの時間に合わせて取り込んで音楽付きの第2の追悼ビデオを作成するようにしたので、映し出す画像に適合したBGM等の音楽付きの演出効果の高い第2の追悼ビデオを短時間で、簡単かつ的確に作成できる。
【0127】
(iii) 音楽付きの第2の追悼ビデオに、音声によるナレーションを取り込ん で音楽・ナレーション付きの第3の追悼ビデオを作成するようにしたので、映し出す画像やBGM等の音楽に適合した音楽・ナレーション付きのより演出効果の高い第3の追悼ビデオを短時間で、簡単かつ的確に作成できる。
【0128】
(iv) ビデオ作成の時期も、故人が亡くなってから作成するのではなく、元気 に生きている内に、個人の歴史(自分史)を作成編集することにより、生前中に 試写会を行い、当人から手直しする部分や加筆する部分、更には、好きなBGM等、質的に高いビデオに加工し、保存しておいてもよい。これにより、人生の最終頁を迎える局面で心おきなく、迷わず、静かにその時を迎えることができる。
【0129】
[葬儀演出システム]
【0130】
(構成)
【0131】
図15は、本発明の実施形態を示す葬儀演出システムの概略の構成図である。
【0132】
例えば、葬儀用ホール内の正面には、祭壇81が設置されている。祭壇81の中央には花壇82が設けられ、この花壇82の前に、棺83や、故人の写真入り額縁84等が設置されている。花壇82の背面側の天井からは、水引幕85等が垂れ下がっている。祭壇81上の棺83の前には、焼香台86が設置されている。焼香台86と向き合う位置には、図示しないが、会葬者用の多数の椅子が並べられ、これらの椅子の近くに、葬儀司会者用の司会台87が設置されている。
【0133】
この葬儀用ホールには、葬儀演出システムを構成するビデオ再生装置91、マイク92、プラズマディスプレイ等の大画面(例えば、数百インチ)のディスプレイ93、スピーカ94、及び図示しない照明装置等が設けられている。
【0134】
ビデオ再生装置91は、図14の追悼ビデオ作成装置により作成された画像のみの第1の追悼ビデオ、音楽付きの第2の追悼ビデオ、あるいは音楽・ナレーション付きの第3の追悼ビデオを再生する装置であり、例えば、司会台87の下等の隠れた場所に設置されている。ビデオ再生装置91には、司会用のマイクロホン92が有線又は無線により接続され、更に、大画面のディスプレイ93及びスピーカ94等が接続されている。大画面のディスプレイ93は、例えば、花壇82上に設置されている。スピーカ94は、天井や壁等に取り付けられている。
【0135】
(仏式の葬儀例)
【0136】
図16は、仏式の葬儀例を示すフローチャートである。
【0137】
例えば、仏式の葬儀の場合、先ずステップS50において、図14の追悼ビデオ作成装置により作成された追悼ビデオを用いて、故人の紹介が行われる。
【0138】
この際、音楽・ナレーション付きの第3の追悼ビデオを使用する場合、例え、その追悼ビデオが格納されたDVD等の光ディスク32をビデオ再生装置91にセットし、スタートスイッチをオン状態にする。すると、光ディスク32に格納された追悼ビデオが再生され、データ入力済の図11のようなシナリオワークシート60の画像番号の映像1、映像2、写真1、史料1、映像1、・・・・が大画面のディスプレイ93から順次映し出されると共に、録音されたBGM等の音楽とナレーションがスピーカ94から発せられ、故人の尊い生涯が会葬者に紹介されていく。これにより、多くの会葬者は、故人生前の徳を称え、成仏を祈り、魂の鎮を願うであろう。
【0139】
音楽付きの第2の追悼ビデオを使用する場合は、これがビデオ再生装置91によって再生され、データ入力済の図11のようなシナリオワークシート60の画像番号の映像1、映像2、写真1、史料1、映像1、・・・・が、大画面のディスプレイ93から順次映し出されると共に、録音されたBGM等の音楽がスピーカ94から発せられる。葬儀司会者は、データ入力済の図11のようなシナリオに基づき、マイクロホン92を用いて生の声で、故人の生まれてからお亡くなりになるまでの尊い生涯を会葬者に対して詩的に語りかけていく。これにより、故人の最後にふさわしい、効果的な葬儀が演出される。
【0140】
又、画像のみの第1の追悼ビデオを使用する場合には、これがビデオ再生装置91によって再生され、データ入力済の図11のようなシナリオワークシート60の画像番号の映像1、映像2、写真1、史料1、映像1、・・・・が、大画面のディスプレイ93から順次映し出されていく。葬儀司会者は、効果を高めるために、録音されたBGM等の音楽や故人の生前の声等をオーディオ再生機等から出力させつつ、データ入力済の図11のようなシナリオに基づき、マイクロホン92を用いて生の声で、故人の尊い生涯を会葬者に対して詩的に語りかけていく。これにより、故人の最後にふさわしい、効果的な葬儀が演出される。
【0141】
引き続いて、ステップS51で厳かな読経が始まり、ステップS52で参列者による焼香が行われる。焼香が終わると、ステップS53で故人とのお別れが行われ、ステップS54で出棺が行われる。
【0142】
(効果)
【0143】
図15の葬儀演出システムでは、次の(1)、(2)のような効果がある。
【0144】
(1) ビデオ再生装置91により再生されたシナリオワークシート60の画像番号の映像1、映像2、写真1、史料1、映像1、・・・・が、大画面のディスプレイ93から順次映し出されると共に、BGM等の音楽とナレーションがスピーカ94から発せられ、故人の尊い生涯が会葬者に紹介されていく。そのため、多くの会葬者により、故人の「こういう素晴らしい面があったのか」、「このような才能があったのか」等が再発見がされ、故人の徳を称えながらお別れができ、故人の最後にふさわしい葬儀の演出ができる。
【0145】
(2) 音楽・ナレーション付きの第3の追悼ビデオを使用する場合は、画像、BGM等の音楽及びナレーションがビデオ再生装置91で再生されて大画面のディスプレイ93やスピーカ94から出力されるので、自動的に故人の尊い生涯を紹介することができる。又、音楽付きの第2の追悼ビデオ、あるいは画像のみの第1の追悼ビデオを使用する場合には、データ入力済の図11のようなシナリオに基づき、葬儀司会者の生の声で、故人の尊い生涯が参列者に語りかけられるので、より感銘深い効果的な葬儀を演出できる。
【0146】
[変形例]
【0147】
なお、本発明は図示の実施形態に限定されず、種々の変形や利用形態が可能である。この変形や利用形態としては、例えば、次の(I)〜(IV)のようなものが ある。
【0148】
(I) 図1のシナリオ作成装置では、「故人の生涯記録1」及び「故人の生涯 記録2」の2種類のシナリオを作成する例について説明したが、シナリオの種類は1種類、あるいは3種類以上であってもよい。又、入力ワークシート50A,50Bのフォーマットは、図4及び図5に限定されず、入力フィールド及びボタンの種類や配置形態等を、種々変更が可能である。
【0149】
(II) 図15において、追悼ビデオが格納された光ディスク32をビデオ再生装置91にセットして追悼ビデオを再生するようにしたが、これに限定されない。例えば、図14の追悼ビデオ作成装置の出力ポート25から出力された追悼ビデオデータを、インターネット等の通信網を介して図15のビデオ再生装置91へ送信し、このビデオ再生装置91で再生するようにしてもよい。
【0150】
(III) 図14の追悼ビデオ作成装置の内部記憶装置10に、図1のナレーシ ョンプログラムを格納すれば、この追悼ビデオ作成装置を用いて図1と同様のシナリオを作成できる。又、図14の追悼ビデオ作成装置は、光ディスク32等の記録データを再生できるので、図15のビデオ再生装置91として使用することも可能である。
【0151】
(IV) 図1のシナリオ作成装置を用いて葬儀以外のセレモニー等のナレーションを作成したり、図14の追悼ビデオ作成装置を用いて葬儀以外のセレモニー等のビデオを作成することも可能である。
【0152】
【発明の効果】
【0153】
以上詳細に説明したように、請求項1に係る発明によれば、入力ワークシートとシナリオワークシートとが連結しているので、入力ワークシート中の各フィールドに所定のデータを入力すれば、この入力データがシナリオワークシート中の所定のフィールドに転送されて入力される。これにより、1月分〜12月分の葬儀用ナレーションのシナリオを、短時間の内に、簡単かつ的確に作成することができる。しかも、シナリオワークシートとデータベースと法要日程管理データとが連結しているので、シナリオワークシートにデータが入力されると、この入力データに基づき自動的にデータベースが作成され、更に、このデータベースに基づき自動的に法要日程管理データが作成される。従って、この法要日程管理データにより、葬儀後の煩雑な法要日程の管理を、簡単かつ的確に行うことができる。
【0154】
しかも、シナリオワークシートとデータベースと法要日程管理データとが連結しているので、シナリオワークシートにデータが入力されると、この入力データに基づき自動的にデータベースが作成され、更に、このデータベースに基づき自動的に法要日程管理データが作成される。従って、この法要日程管理データにより、葬儀後の煩雑な法要日程の管理を、簡単かつ的確に行うことができる。
【0155】
特に、本発明では、画像音楽編集プログラムに従い、シナリオワークシートのデータに基づいて画像データ及び音楽データが編集されるので、短時間の内に容易に、ナレーションの内容に対応した演出効果の高い追悼ビデオを作成できる。
【0156】
請求項2に係る発明によれば、画像音楽編集プログラムに従い、シナリオワークシートのデータに基づいて画像データ、音楽データ、及び音声によるナレーションが編集されるので、短時間の内に容易に、音声によるナレーション付きの演出効果の高い追悼ビデオを作成できる。
【0157】
請求項3に係る発明によれば、追悼ビデオデータが記録された追悼ビデオディスクが作成されるので、この追悼ビデオディスクを再生することにより、演出効果の高い葬儀を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態を示す葬儀用ナレーションのシナリオ作成装置の概略の構成図である。
【図2】図2は、図1のシナリオ作成装置を用いたシナリオ作成手順を示す図である。
【図3】図3は、図2中のトップ画面40の例を示す図である。
【図4】図4は、図2中の「故人の生涯記録1」の入力ワークシート50Aの例を示す図である。
【図5】図5は、図2中の「故人の生涯記録2」の入力ワークシート50Bの例を示す図である。
【図6】図6は、図2中のデータベース70の例を示す図である。
【図7】図7は、図2中のシナリオ作成処理の例を示すフローチャートである。
【図8】図8は、図1中の宗旨格納領域11eに格納された宗旨に関する定例文の例を示す図である。
【図9】図9は、図1中の史実格納領域11fに格納された歴史的な出来事の例を示す図である。
【図10】図10は、図7中の入力ワークシートの印刷例を示す図である。
【図11】図11は、図7中のシナリオワークシート60の例を示す図である。
【図12】図12は、図1中の接続文格納領域11gに格納された接続文の例を示す図である。
【図13】図13は、図1中の法要日程格納領域11dに格納された法要日程管理データ71の例を示す図である。
【図14】図14は、本発明の実施形態を示す追悼ビデオ作成装置の概略の構成図である。
【図15】図15は、本発明の実施形態を示す葬儀演出システムの概略の構成図である。
【図16】図16は、仏式の葬儀例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 CPU
10 内部記憶装置
11 ナレーションプログラム格納領域
11a 入力ワークシート格納領域
11b シナリオワークシート格納領域
11c データベース格納領域
11d 法要日程格納領域
11e 宗旨格納領域
11f 史実格納領域
11g 接続文格納領域
12 画像音楽編集プログラム格納領域
12a シナリオワークシート格納領域
12b 画像データ格納領域
12c 音楽データ格納領域
12d ナレーションデータ格納領域
12e ビデオデータ格納領域
21 キーボード
22 マウス
23 画像入力装置
24 音声入力装置
25 出力ポート
26 ディスプレイ
27 プリンタ
28 音声出力装置
30 外部記憶装置
31 磁気ディスク
32 光ディスク
50A,50B 入力ワークシート
53−1〜53−24 フィールド
60 シナリオワークシート
61−1〜61−7,62−1〜62−4,63−1〜63−4,64−1,64−2,65 フィールド
70 データベース
71 法要日程管理データ
81 祭壇
84 額縁
91 ビデオ再生装置
92 マイクロホン
93 ディスプレイ
94 スピーカ

Claims (3)

  1. 表計算ソフトウェアを用いて作成されたナレーションプログラムと画像音楽編集プログラムとに従って装置全体を制御する制御手段と、
    画像データ、音楽データ及びその他のデータを入力するための入力手段と、
    前記制御手段によりアクセスされ、故人を特定するデータを入力するための故人特定フィールドと、故人の死亡年月日を入力するための死亡年月日フィールドと、宗派を入力するための宗旨フィールドと、その他のデータを入力するための入力フィールドと、を有する入力ワークシートのデータを格納する入力ワークシート格納領域と、
    前記制御手段によりアクセスされ、書換可能な定例文が入力された定例文フィールドと、前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドに連結している第1の編集文フィールドと、前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドに連結している第1の貼付フィールドと、前記故人特定フィールド、前記死亡年月日フィールド、及び前記入力フィールドに連結しているコピーフィールドと、前記死亡年月日フィールドに連結している第2の編集文フィールドと、前記宗旨フィールドに連結している第2の貼付フィールドと、ディスプレイに表示するための複数の画像の画像番号が表示順に入力される画像番号フィールドと、が時系列的に配置されているシナリオワークシートのデータを格納するシナリオワークシート格納領域と、
    前記制御手段によりアクセスされ、前記第1、第2の編集文フィールド、前記第1、第2の貼付フィールド、及び前記コピーフィールドの全部又は主要部分と連結しているデータベース格納領域と、
    前記制御手段によりアクセスされ、法要日程管理データを格納する法要日程格納領域と、
    前記制御手段によりアクセスされ、宗旨に関する定例文を格納する宗旨格納領域と、
    前記制御手段によりアクセスされ、歴史的な出来事を格納する史実格納領域と、
    前記制御手段によりアクセスされ、前記入力手段により入力された複数の画像データと音楽データとを格納するビデオデータ格納領域と、
    前記入力手段による出力指示に基づき、前記制御手段の制御により、前記シナリオワークシート格納領域に格納された前記シナリオワークシートのデータ前記法要日程格納領域に格納された前記法要日程管理データ、又は作成された追悼ビデオデータを外部に出力する出力手段と、
    を備えた追悼ビデオ作成装置であって、
    前記制御手段は、前記ナレーションプログラムに従い、
    前記入力ワークシート中の各フィールドへの前記入力手段によるデータの入力を促し、前記ワークシートにデータが入力されると、
    前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドの入力データを編集して文章を作成し、この文章を前記第1の編集文フィールドへ転送し、前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドの入力データに基づき、前記史実格納領域から前記歴史的な出来事を読み出して前記第1の貼付フィールドへ転送し、前記故人特定フィールド、前記死亡年月日フィールド、及び前記入力フィールドの入力データをコピーして前記コピーフィールドへ転送し、前記死亡年月日フィールドの入力データを編集して文章を作成し、この文章を前記第2の編集文フィールドへ転送し、前記宗旨フィールドの入力データに基づき、前記宗旨格納領域から前記宗旨に関する定例文を読み出して前記第2の貼付フィールドへ転送して、1月分〜12月分の前記シナリオワークシートを作成し、
    前記1月分〜12月分のシナリオワークシートにおける該当月のシナリオワークシートの選択を促し、前記該当月のシナリオワークシートが前記入力手段により選択されると、前記該当月のシナリオワークシート中の前記定例文フィールドにおける前記定例文の前記入力手段による決定を促すと共に、前記画像番号フィールドへの前記入力手段による前記画像番号の入力を促し、
    前記定例文が決定されると共に、必要に応じて前記画像番号が入力されると、前記該当月のシナリオワークシートを完成してこのシナリオワークシートのデータを前記データベース格納領域に格納する機能と、
    前記第1、第2の編集文フィールド、前記第1、第2の貼付フィールド、及び前記コピーフィールドに転送されたフィールドデータに基づき、データベースを生成して前記データベース格納領域に格納する機能と、
    前記データベースに基づき、前記法要日程管理データを生成して前記法要日程格納領域に格納する機能とを有し、
    且つ、前記制御手段は、前記画像音楽編集プログラムに従い、
    前記入力手段により入力された前記複数の画像データを、前記シナリオワークシート中の画像番号フィールドの画像番号に対応させて前記ビデオデータ格納領域に格納すると共に、前記入力手段により入力された前記音楽データを、前記シナリオワークシートのナレーションに対応させて前記ビデオデータ格納領域に格納し、前記ビデオデータ格納領域に格納された前記画像データ及び前記音楽データを編集して前記追悼ビデオデータを作成する機能を有することを特徴とする追悼ビデオ作成装置。
  2. 表計算ソフトウェアを用いて作成されたナレーションプログラムと画像音楽編集プログラムとに従って装置全体を制御する制御手段と、
    画像データ、音楽データ、音声データ及びその他のデータを入力するための入力手段と、
    前記制御手段によりアクセスされ、故人を特定するデータを入力するための故人特定フィールドと、故人の死亡年月日を入力するための死亡年月日フィールドと、宗派を入力するための宗旨フィールドと、その他のデータを入力するための入力フィールドと、を有する入力ワークシートのデータを格納する入力ワークシート格納領域と、
    前記制御手段によりアクセスされ、書換可能な定例文が入力された定例文フィールドと、前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドに連結している第1の編集文フィールドと、前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドに連結している第1の貼付フィールドと、前記故人特定フィールド、前記死亡年月日フィールド、及び前記入力フィールドに連結しているコピーフィールドと、前記死亡年月日フィールドに連結している第2の編集文フィールドと、前記宗旨フィールドに連結している第2の貼付フィールドと、ディスプレイに表示するための複数の画像の画像番号が表示順に入力される画像番号フィールドと、が時系列的に配置されているシナリオワークシートのデータを格納するシナリオワークシート格納領域と、
    前記制御手段によりアクセスされ、前記第1、第2の編集文フィールド、前記第1、第2の貼付フィールド、及び前記コピーフィールドの全部又は主要部分と連結しているデータベース格納領域と、
    前記制御手段によりアクセスされ、法要日程管理データを格納する法要日程格納領域と、
    前記制御手段によりアクセスされ、宗旨に関する定例文を格納する宗旨格納領域と、
    前記制御手段によりアクセスされ、歴史的な出来事を格納する史実格納領域と、
    前記制御手段により制御され、前記シナリオワークシート格納領域に格納されたシナリオワークシートのデータを表示するディスプレイと、
    前記制御手段によりアクセスされ、前記入力手段により入力された複数の画像データと音楽データと音声によるナレーションデータとを格納するビデオデータ格納領域と、
    前記入力手段による出力指示に基づき、前記制御手段の制御により、前記シナリオワークシート格納領域に格納された前記シナリオワークシートのデータ、前記法要日程格納領域に格納された前記法要日程管理データ、又は作成された追悼ビデオデータを外部に出力する出力手段と、
    を備えた追悼ビデオ作成装置であって、
    前記制御手段は、前記ナレーションプログラムに従い、
    前記入力ワークシート中の各フィールドへの前記入力手段によるデータの入力を促し、 前記ワークシートにデータが入力されると、
    前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドの入力データを編集して文章を作成し、この文章を前記第1の編集文フィールドへ転送し、前記故人特定フィールド及び前記入力フィールドの入力データに基づき、前記史実格納領域から前記歴史的な出来事を読み出して前記第1の貼付フィールドへ転送し、前記故人特定フィールド、前記死亡年月日フィールド、及び前記入力フィールドの入力データをコピーして前記コピーフィールドへ転送し、前記死亡年月日フィールドの入力データを編集して文章を作成し、この文章を前記第2の編集文フィールドへ転送し、前記宗旨フィールドの入力データに基づき、前記宗旨格納領域から前記宗旨に関する定例文を読み出して前記第2の貼付フィールドへ転送して、1月分〜12月分の前記シナリオワークシートを作成し、
    前記1月分〜12月分のシナリオワークシートにおける該当月のシナリオワークシートの選択を促し、前記該当月のシナリオワークシートが前記入力手段により選択されると、前記該当月のシナリオワークシート中の前記定例文フィールドにおける前記定例文の前記入力手段による決定を促すと共に、前記画像番号フィールドへの前記入力手段による前記画像番号の入力を促し、
    前記定例文が決定されると共に、必要に応じて前記画像番号が入力されると、前記該当月のシナリオワークシートを完成してこのシナリオワークシートのデータを前記データベース格納領域に格納する機能と、
    前記第1、第2の編集文フィールド、前記第1、第2の貼付フィールド、及び前記コピーフィールドに転送されたフィールドデータに基づき、データベースを生成して前記データベース格納領域に格納する機能と、
    前記データベースに基づき、前記法要日程管理データを生成して前記法要日程格納領域に格納する機能とを有し、
    且つ、前記制御手段は、前記画像音楽編集プログラムに従い、
    前記入力手段により入力された前記複数の画像データを、前記シナリオワークシート中の画像番号フィールドの画像番号に対応させて前記ビデオデータ格納領域に格納し、前記入力手段により入力された前記音楽データを、前記シナリオワークシートのナレーションに対応させて前記ビデオデータ格納領域に格納し、前記ディスプレイに表示された前記シナリオワークシートのデータに従って発せられた前記音声によるナレーションデータを前記入力手段により入力して前記ビデオデータ格納領域に格納し、前記ビデオデータ格納領域に格納された前記画像データ、前記音楽データ、及び前記ナレーションデータを編集して前記追悼ビデオデータを作成する機能を有することを特徴とする追悼ビデオ作成装置。
  3. 前記出力手段は、前記追悼ビデオデータを追悼ビデオディスクに格納した形で出力することを特徴とする請求項1又は2記載の追悼ビデオ作成装置。
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