JP4030774B2 - 電子部品装着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、機台上で移動可能なスライドベース上に着脱可能に複数並設される部品供給ユニットから吸着ノズルにより任意の電子部品を取出してプリント基板上に装着する電子部品装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の電子部品装着装置においては、吸着ノズルの高さレベルをラインセンサ等の高さ検出装置により検出して、経時的な高さレベルの変化に対応すべく電子部品取出しのための吸着ノズルの下降ストロークを補正することにより、より適正な吸着取出が行なえるよう対応していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、吸着取出レベルは経時的に変化するために、前述した吸着ノズルの高さレベルに応じた補正では、十分とはいえない。
【0004】
そこで本発明は、吸着取出レベルに応じた補正をすることにより、極小電子部品にも対応できるように吸着取出の安定化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため第1の本発明は、ベース上に着脱可能に複数並設される部品供給ユニットから吸着ノズルにより任意の電子部品を取出してプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、装置本体から延在した取付部材に設けられた第1の検出センサと、該第1の検出センサにより装着動作の自動運転時に使用される前記部品供給ユニットの基準面までの距離を計測した計測値を前記吸着ノズルの電子部品取出時の下降ストロークに加味するように制御する制御装置を設けたことを特徴とする。
【0006】
第2の発明は、請求項1に記載の電子部品装着装置において、前記装置本体から延出した取付部材に設けられ、前記ベースの基準面までの距離を計測する第2の検出センサを備え、前記制御装置は前記第2の検出センサにより計測した計測値を前記吸着ノズルの電子部品取出時の下降ストロークに加味するように制御することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態にについて説明する。図1は高速型電子部品装着装置の側面図であり、図2はその供給系廻りの外観斜視図である。両図に示すように、この高速型電子部品装着装置1は、装置本体2を挟んで相互に平行に、電子部品Aを供給する供給系3と、電子部品Aをプリント基板Bに装着する装着系4とを配して構成されており、供給系3は電子部品供給装置3Aで構成されている。
【0009】
装置本体2には、駆動系の主体を為すインデックスユニット6と、これに連結された回転テーブル7と、この回転テーブル7の外周部に搭載した複数個(例えば12個)の装着ヘッド8とが設けられており、この回転テーブル7はインデックスユニット6により、装着ヘッド8の個数に対応する間欠ピッチで間欠回転される。回転テーブル7が間欠回転すると、各装着ヘッド8に搭載した吸着ノズル9が供給系3及び装着系4に適宜臨み、供給系3から供給された電子部品Aを吸着した後、装着系4に回転搬送し、装着系4に導入したプリント基板Bにこれを装着する。
【0010】
供給系3を構成する電子部品供給装置3Aは、前後方向に長い機台11と、機台11上にスライド自在に搭載した4つのスライドベース(ユニットベース)12と、各スライドベース12に着脱自在に装着した多数のテープカセット(部品供給ユニット)13と、機台11と各スライドベース12との間に組み込んだリニアモータ14とを備えている。4つのスライドベース12は、その2つを一組として機台11の左右に配置され、各組のスライドベース12、12を介して2組のテープカセット13群を交互に装置本体2に臨ませるようにしている。即ち、それぞれ多数のテープカセット13を搭載した片側2つのスライドベース12、12が、装置本体2の位置に移動(スライド)して部品供給動作している間に、ホーム(原点)位置にある他方の2つのスライドベース12、12上では、次の作業に向けてテープカセット13の交換作業が行われる。
【0011】
各テープカセット13は薄手に形成され、この薄手に形成された多数のテープカセット13は、スライドベース12の上面に狭い間隙を存して横並び搭載されている。この場合、各テープカセット13は、スライドベース12の上面に位置決めされ、且つレバー操作により着脱自在に装着されている。そして、スライドベース12に装着されたテープカセット13の先端部には、電子部品Aを吸着すべく、装置本体2の装着ヘッド8(吸着ノズル9)が臨むようになっている。テープカセット13には、所定のピッチで電子部品Aが装填されたキャリアテープが、テープリール16に巻回された状態で搭載されており、電子部品Aは、テープリール16から繰り出されたキャリアテープからカバーテープが剥離されて(カバーテープリール15に巻かれ)、吸着ノズル9により吸着されていく。
【0012】
スライドベース12は、左右の接合部材21a、21bを介して位置決め固定された上側のベースブロック22と下側のスライドブロック23とで構成されている。ベースブロック22の上面には、上記のテープカセット13が装着され、スライドブロック23の下面には左右一対のスライダ24a、24bが設けられている。ベースブロック22は、水平部26と傾斜部27とで一体に形成され、水平部27に装着されたテープカセット13に対し傾斜部27は、テープリール16を逃げた位置に配設されている。
【0013】
スライドブロック23は、上水平部29と垂直部30と下水平部31とで、断面クランク状に一体に形成され、また垂直部30から下水平部31にかけてその外側には放熱フィンを避けるように切り欠かれた適宜数のリブ部32が形成されている。上水平部29は、一方の接合部材21aを介してベースブロック22の水平部26を支持し、リブ部32は他方の接合部材21bを介してベースブロック22の傾斜部27を支持している。また、上水平部29の外端部下面には上記の第1のスライダ24aが固定されると共に、下水平部31の外端部下面には上記の第2のスライダ24bが固定されている。
【0014】
前記機台11は、機台本体41と鉛直ブロック42とで構成され、鉛直ブロック42の端部上面には、第1のスライダ24aが係合する第1のスライドレール43aが取り付けられ、機台本体41の端部上面には、第2のスライダ24bが係合する第2のスライドレール43bが取り付けられている。また、鉛直ブロック42の上面には水平に延びる上マグネットベース44が取り付けられ、この上マグネットベース44に対応して機台本体41の上面には下マグネットベース45が取り付けられている。
【0015】
前記リニアモータ14は、機台11に固定された上下一対の固定子47a、47bと、スライドベース12に固定された可動子48とを備えている。固定子47a、47bは、上下のマグネットベース44、45と上下のマグネット49、49とから構成されている。上下一対のマグネット49、49のうち上マグネット49は、上マグネットベース44の下面に下向きに固定され、下マグネット49は、下マグネットベース45の上面に上向きに固定されている。一方、可動子48は、スライドベース12とほぼ同じ長さを有しており、スライドブロック23の垂直部30の側面に固定されている。この状態で、可動子48の上面は上固定子47aに、下面は下固定子47bにそれぞれ間隙(エアーギャップ)を存して対峙している。即ち、可動子48と上下両固定子47a、47bとは上下に対峙し、全体としてリニアモータ14を構成している。
【0016】
各スライドブロック23に固定された可動子48は、磁性体の構造物に励磁コイルを巻回して構成され(図示省略)る一方、上下各固定子47a、47bは、上下各マグネットベース44、45の長手方向に多数のマグネット49を列設して構成されている。
【0017】
尚、前記プリント基板Bは図6に示すX軸駆動モータ50及びY軸駆動モータ51によりXY方向に移動するXYテーブル52に固定され、部品Aが装着ステーションで前記吸着ノズル9により装着される。
【0018】
各装着ヘッド8はヘッド昇降シャフト53の下部に取り付けられており、該シャフト53上部はローラ取り付け体54に固定されている。ローラ取り付け体54の上部にはその内方に突出する上カムフォロワ55及び下カムフォロワ56が回動可能に枢支される。
【0019】
57は回転テーブル7を下方で水平方向に回動可能に支持している支持台であり、該支持台57の回転テーブル7の回動軸のまわりには該支持台57に対して固定して円筒カムが突設され、前記上カムフォロワ55は該円筒カムの上面に接して取り付け体54を吊り下げ支持することにより装着ヘッド8を支持している。下カムフォロワ56は図示しない圧縮バネに付勢され円筒カムの下面を押圧するようになされている。
【0020】
従って、カムフォロワ55、56は円筒カムを挟んだ状態となっており、また円筒カムは上下しているため回転テーブル7の回動によりカムフォロワ55、56が円筒カムの上面及び下面を転がりながら移動し、それにつれて装着ヘッド8も上下動しながら回動移動する。
【0021】
63は断面コの字形状の昇降ブロックであり、吸着ステーションにおいて前記円筒カムが切り欠かれた部分に配置され、支持板62に取り付けられたガイド64に沿って上下動する昇降板65にその上端が取り付けられている。
【0022】
前記昇降ブロック63下部の突片67は昇降ブロック63の上昇位置にて円筒カムの延長位置にあり回転テーブル7の回動によりカムフォロワ55、56が該突片67の上下を挟んで乗り移ることができるようになされている。
【0023】
前記昇降板65の上端にはレール110が取り付けられ、該レール110に沿ってガイド部111が水平方向に移動可能となっているため、該ガイド部111を移動体66は上下左右方向に移動可能となっている。移動体66の表側の面には一対のローラ112が回動可能に取り付けられており、ストローク可変板113に形成された上下方向に伸びる上下ガイド片114を挟んでいるため、該移動体66は該ガイド片114に案内されて上下方向に移動する。これによりレール110及び昇降板65も昇降することになる。
【0024】
115はストロークモータであり、ボールネジ116を回動させ該ボールネジ116が嵌合するナット117に取り付けられた前記可変板113をガイド118に沿って左右に移動させる。該可変板113の移動によりガイド片114を挟むローラ112を介して移動体66は、例えば図3及び図4の位置にレール110に沿って移動する。
【0025】
119は支軸120のまわりに回動可能なカムレバー121の一端に枢支されたカムフォロワ122に係合し該レバー121を揺動させるカムであり、カム119の回動によりカムレバー121が揺動するとレバー121の他端に回動可能に枢支されたリンクレバー123を介して該リンクレバー123の他端に回動可能に枢支された上下揺動レバー124が支軸125のまわりに揺動する。
【0026】
上下揺動レバー124に形成された係合片126には前記移動体66の背面に回動可能に取り付けられたカムフォロワ127がレール110と支持台57の間に張架された引張りバネ128に引っ張られて係合する。従って、移動体66は揺動レバー124の揺動によりストロークモータ115が回動することにより左右方向の位置が決められたガイド片114に沿って上下動することになる。
【0027】
前記係合片126はカム119の回動により図3及び図4の実線の位置と2点鎖線の位置の間を揺動するが、一番高い位置である実線の位置ではカムフォロワ127の係合する面は水平であり、この位置ではストロークモータ115の回動によりガイド片114がどの位置にあっても移動体66、即ち昇降ブロック63の高さ位置は変わらずカフォロワ55、56が円筒カムと昇降ブロック63との間を乗り移れるようになっている。また、ガイド片114の左右方向の位置により移動体66、即ち昇降ブロック63の下限位置は変わり、吸着ノズル9の上下ストロークは変化することになる。
【0028】
そして、係合片126の揺動の下限位置は図3及び図4の2点鎖線の位置で常に同じであり、またカムフォロワ127の当接面が直線状であることから、カムフォロワ127がある位置にある場合に移動体66が下降するストロークに対して、モータ115の回動により移動体66が横方向に移動した場合の下降ストロークの増加分は移動体66の横方向の移動距離に比例しリニアに変化する。このため吸着ノズル9の上下ストロークの制御が容易となる。
【0029】
カム119の回動により該ブロック63は一つ前のステーションの装着ヘッド8が吸着ステーションに移動して停止するまで上昇状態を保ち、装着ヘッド8が吸着ステーションに移動して停止してから下降し、次の回転テーブル7の回動までに上昇するようになされている。尚、装着ステーションにおいても、同様な構造のものが設けられている。
【0030】
ここで、吸着取出レベルは経時的に変化するために、吸着取出レベルに応じた補正をすることにより、極小電子部品にも対応できるように吸着取出の安定化を図る必要があり、この点について説明する。
【0031】
前記支持台57には、センサ取付台(取付部材)70を垂下し、この取付台70に設けられた光センサなどから成る検出センサ71によりテープカセット13の取出位置Cにおける電子部品の上面までの距離を計測し、その計測値を後述のRAM95に格納し、制御装置であるCPU93が前記吸着ノズル9の電子部品取出時の下降ストロークに加味するようにストロークモータ115を制御する。
【0032】
即ち、チップ部品Aの吸着取出し時の装着ヘッド8の下降ストロークの制御は、エンボステープの場合、下降量が吸着ノズル9の下端面とシュート面との距離である「L」とすると、この「L」の値を前記検出センサ71によりテープカセット13の取出位置Cにおける電子部品の上面までの距離の計測値に基づいて増減する。
【0033】
次に、図6の制御ブロック図について、以下説明する。90はインターフェースで、前記X軸駆動モータ50、Y軸駆動モータ51、リニアモータ14、部品認識装置89、回転テーブル7を間欠回動させるインデックスモータ101、ストロークモータ115、タッチパネルスイッチ91、CRT92等が接続されている一方、これらは本装着動作を統括制御する制御装置としてのCPU93によりROM94に記憶された装着に係わるプログラムに従い制御される。前記タッチパネルスイッチ91は、図示しない取り付け具を介してCRT92の画面上に取り付けられている。また、該タッチパネルスイッチ91はガラス基板の表面全体に透明導電膜がコーティングされ、四辺に電極が印刷されている。そのため、タッチパネルスイッチ91の表面に極微少電流を流し、作業者がタッチすると四辺の電極に電流変化を起こし、電極と接続した回路基板によりタッチした座標値が計算される。従って、その座標値が後述するRAM95内にある作業を行わせるスイッチ部として予め記憶された座標値群の中の座標値と一致すれば、当該作業が行われることとなる。
【0034】
89は部品認識装置で、吸着ノズル9が吸着する部品Aの位置ずれを部品Aの下面をカメラにて所定の視野範囲で撮像し、その撮像画面を認識処理して認識する。
【0035】
以上のような構成により、以下動作について説明する。先ず、電源を投入すると、CRT92は初期画面を表示し、この画面において二重枠で表示された「生産運転」の操作スイッチ部を押圧して始動キーを押圧すると、チップ部品Aの装着動作の自動運転が開始される。
【0036】
先ず、図示しない移載装置によりプリント基板BがXYテーブル52上に載置されると、RAM95に格納された当該プリント基板Bに対応するNCデータに従い、リニアモータ14を駆動して、所定のスライドベース12上のテープカセット(部品供給ユニット)13が吸着ノズル9の吸着位置に移動するようにCPU93が制御する。
【0037】
次に、上記動作と並行して回転テーブル7が間欠的に回動して装着ヘッド8が吸着ステ−ションに移動して、すでにノズル選択装置により選択された吸着ノズル9が部品吸着位置に停止する。装着ヘッド8の移動によりカムフォロワ55、56が円筒カムを挟んでいるため、該カムにローラ取り付け体54が案内されてカムフォロワ55、56が昇降ブロック63の突片67を挟み込む位置に移動する。
【0038】
前記装着ヘッド8の移動とともに、インデックスモータ101の回動により図示しないカムが回動して昇降棒が下降してテープカセット13の揺動レバー(図示せず)が押し下げられ、テープリール16に巻装されたテープが、所定ピッチ送られ、一方カバーテープリール15が回動し、カバーテープが剥がされる。こうして、吸着ノズル9の吸着位置にチップ部品Aの供給が行われるが、装着ヘッド8が吸着ステ−ションに移動してくる間に吸着ノズル9の昇降ストロークの設定動作が行われる。
【0039】
即ち、検出センサ71によりテープカセット13の取出位置Cにおける電子部品の上面までの距離の計測値を既にRAM95に格納しているので、制御装置であるCPU93がこの計測値を参照して下降ストロークを計算する。
【0040】
次に、インターフェース90を介してストロークモータ115を回動させ、ボールネジ116及びナット117を介して、ガイド118に沿ってストローク可変板113を移動させ、上下ガイド片114及びローラ112を介して、移動体66をレール110に沿って移動させる。こうして、移動体66に設けられたカムフォロワ127を上述のように算出されたストロークとなる位置に停止させる。
【0041】
次に、インデックスモータ101が回動して、カム119の回動によりカムフォロワ122を押し、カムレバー121及びリンクレバー123の揺動を介して支軸125を支点に上下揺動レバー124が下方に揺動する。すると、引張りバネ128の付勢により、ローラ112が上下ガイド片114に沿って転がりながら、移動体66及びレール110が下降し、レール110と一体の昇降板65がガイド64に沿って下降する。こうして、昇降ブロック63が下降し、既に該ブロック63に乗り移っているカムフォロワ55、56を介して取り付け体54が下降し吸着ノズル9がチップ部品Aの上面の位置まで下降し、部品Aを吸着して取り出す。その後、更にカム119が回動することにより揺動レバー124が図3の反時計方向に回動し、ノズル9は部品Aを吸着したまま元の位置まで上昇する。
【0042】
次に、回転テーブル7が間欠回動をして部品Aを吸着した装着ヘッド8はカムフォロワ55、56が円筒カムに沿って転がり、次の停止ステーションに移動する。
【0043】
回転テーブル7がさらに間欠回動して装着ヘッド8は部品認識ステーションに達する。認識ステーションでは認識装置89が部品Aの下面を撮像してその画面を認識処理することにより吸着ノズル9に対する部品Aの位置ずれが認識される。
【0044】
次に、装着ヘッド8は角度補正ステーションに移動しヘッド回動装置により認識装置89の認識結果に基づく回転角度位置の補正角度を角度データに加えた回転角度量だけ回動させる。
【0045】
次に、装着ヘッド8が回転テーブル7の回動により装着ステーションに達するが、この間欠回動の間にCPU93は下降すべきストロークを算出し吸着ステーションの場合と同様にして、ストロークモータ115を回動させ移動体66の位置を該ストロークに合わせたものとする。こうして吸着ステーションの場合と同様にして装着ヘッド8が下降して、X軸駆動モータ50及びY軸駆動モータ51の回動により認識装置89の認識結果を補正して移動したXYテーブル52上に載置されたプリント基板B上に吸着ノズル9に吸着された部品Aを装着する。その後も同様にしてチップ部品Aの装着動作が続けられる。
【0046】
次に、図1に示すように、装置本体2に水平な取付板72を設け、この取付板72に設けられた光センサなどから成る検出センサ(第1の検出センサ)73によりテープカセット13の所定基準位置Dまでの距離を計測し、その計測値を後述のRAM95に格納し、制御装置であるCPU93が前記吸着ノズル9の電子部品取出時の下降ストロークに加味するようにストロークモータ115を制御する。
【0047】
即ち、テープカセット13の所定基準位置Dまでの距離も経時的に変化するので、これに対応すべく、前記計測値に基づいてその変化した分だけ増減させ、CPU93はストロークモータ115を制御して、チップ部品Aの吸着取出し時における装着ヘッド8の下降ストロークの制御を行う。
【0048】
更には、前記取付板72に断面L字形状の取付板74を設け、この取付板74に設けられた光センサなどから成る検出センサ(第2の検出センサ)75によりスライドベース12の所定基準位置Eまでの距離を計測し、その計測値を後述のRAM95に格納し、制御装置であるCPU93が前記吸着ノズル9の電子部品取出時の下降ストロークに加味するようにストロークモータ115を制御する。尚、このスライドベース12の所定基準位置までの距離の計測に当り、スライドベース12を構成するベースブロック22の水平部26に検出部12Aを突設する。
【0049】
即ち、スライドベース12の所定基準位置Eまでの距離も経時的に変化するので、これに対応すべく、前記計測値に基づいてその変化した分だけ増減させ、CPU93はストロークモータ115を制御して、チップ部品Aの吸着取出し時における装着ヘッド8の下降ストロークの制御を行う。
【0050】
尚、本実施形態は、従来から行われていた補正に加えて行ってもよい。即ち吸着ノズル9の高さレベルをラインセンサ等の高さ検出装置により検出して、経時的な高さレベルの変化に対応すべく電子部品取出しのための吸着ノズルの下降ストロークを補正することに加えて行ってもよい。
【0051】
更に、検出センサ71、73、75の検出結果を組み合わせて前記下降ストロークを制御してもよく、また各検出センサ71、73、75のうちのいずれか1つ又は2つを装着装置に設け、その検出結果に基づいて前記下降ストロークを制御してもよい。
【0052】
以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、装着動作の自動運転時に使用される部品供給ユニットの基準面までの距離を計測し、吸着取出レベルに応じた補正をすることにより、極小電子部品にも対応できるように吸着取出の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高速型電子部品装着装置の側面図である。
【図2】電子部品供給装置の外観斜視図である。
【図3】装着ヘッドの昇降機構を示す正面図である。
【図4】装着ヘッドの昇降機構を示す正面図である。
【図5】装着ヘッドの昇降機構を示す側面図である。
【図6】制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 高速型電子部品装着装置
2 装着本体
3 電子部品供給装置(供給系)
8 装着ヘッド
9 吸着ノズル
11 機台
12 スライドベース(ユニットベース)
13 テープカセット
14 リニアモータ
71、73、75 検出センサ
93 CPU
95 RAM
115 ストロークモータ
Claims (2)
- ベース上に着脱可能に複数並設される部品供給ユニットから吸着ノズルにより任意の電子部品を取出してプリント基板上に装着する電子部品装着装置において、装置本体から延在した取付部材に設けられた第1の検出センサと、該第1の検出センサにより装着動作の自動運転時に使用される前記部品供給ユニットの基準面までの距離を計測した計測値を前記吸着ノズルの電子部品取出時の下降ストロークに加味するように制御する制御装置を設けたことを特徴とする電子部品装着装置。
- 前記装置本体から延出した取付部材に設けられ、前記ベースの基準面までの距離を計測する第2の検出センサを備え、前記制御装置は前記第2の検出センサにより計測した計測値を前記吸着ノズルの電子部品取出時の下降ストロークに加味するように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子部品装着装置。
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