JP4029448B2 - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および情報処理方法に関し、特に、コンピュータプログラムをダウンロード、インストールする場合などに用いて好適な情報処理装置および情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータにおいては、一般的に、所定のOSの制御の下で、各種のアプリケーションプログラムが実行される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、アプリケーションプログラムは、一般に、OSと依存関係を有し、所定のバージョンのOSの下でないと動作しない場合がある。従って、あるアプリケーションプログラムをインストールする場合には、通常、インストーラにおいて、アプリケーションプログラムが、既にインストールされているOSに適合するものであるかどうかが確認され、適合するときのみ、即ち、アプリケーションプログラムが、コンピュータに既にインストールされているOSの下で動作可能なバージョンのものであるときのみ、アプリケーションプログラムがインストールされるようになされている。
【0004】
具体的には、例えば、アプリケーションプログラムの中に、そのアプリケーションプログラムのバージョンが記述されており、インストーラでは、そこに記述されているバージョンを参照することで、OSとの整合性(OSと適合するかどうか)が判定される。
【0005】
ところで、例えば、コンピュータにインストールされたOSを、他のバージョンのものに書き換えたい場合がある。しかしながら、他のバージョンのOSをインストールする場合、そのOSが、既にインストールされているアプリケーションプログラムと適合するかどうかの確認は行われないため、OSの書き換え後に、書き換え前は実行可能であったアプリケーションプログラムが実行できなくなることがあった。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、コンピュータプログラムをインストール(あるいは、ダウンロード)する際に、そのコンピュータプログラムと、それと依存関係を有する他のコンピュータプログラムとの整合性を、相互に確認することにより、正常に動作しないコンピュータプログラムのインストール等を防止することができるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報処理装置は、実行可能なコンピュータプログラムを記憶する記憶手段と、第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている、第1のコンピュータプログラムに適合する、第1のコンピュータプログラムと依存関係のある第2のコンピュータプログラムのバージョンと、第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている第2のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、第2のコンピュータプログラムのバージョンが、第1のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定と、第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている、第2のコンピュータプログラムに適合する第1のコンピュータプログラムのバージョンと、第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている第1のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、第1のコンピュータプログラムのバージョンが、第2のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定とを行う判定手段と、判定手段の判定結果に基づいて、第2のコンピュータプログラムを記憶手段に記憶させる記憶制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の情報処理方法は、第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている、第1のコンピュータプログラムに適合する、第1のコンピュータプログラムと依存関係のある第2のコンピュータプログラムのバージョンと、第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている第2のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、第2のコンピュータプログラムのバージョンが、第1のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定と、第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている、第2のコンピュータプログラムに適合する第1のコンピュータプログラムのバージョンと、第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている第1のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、第1のコンピュータプログラムのバージョンが、第2のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定とを判定手段により行い、その判定結果に基づいて、第2のコンピュータプログラムを、記憶制御手段により、実行可能なコンピュータプログラムを記憶する記憶手段に記憶させることを特徴とする。
【0015】
請求項1に記載の情報処理装置においては、記憶手段は、実行可能なコンピュータプログラムを記憶し、処理手段は、第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている、第1のコンピュータプログラムに適合する、第1のコンピュータプログラムと依存関係のある第2のコンピュータプログラムのバージョンと、第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている第2のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、第2のコンピュータプログラムのバージョンが、第1のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定と、第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている、第2のコンピュータプログラムに適合する第1のコンピュータプログラムのバージョンと、第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている第1のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、第1のコンピュータプログラムのバージョンが、第2のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定とを行い、記憶制御手段は、判定手段の判定結果に基づいて、第2のコンピュータプログラムを記憶手段に記憶させるようになされている。
【0016】
請求項4に記載の情報処理方法においては、第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている、第1のコンピュータプログラムに適合する、第1のコンピュータプログラムと依存関係のある第2のコンピュータプログラムのバージョンと、第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている第2のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、第2のコンピュータプログラムのバージョンが、第1のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定と、第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている、第2のコンピュータプログラムに適合する第1のコンピュータプログラムのバージョンと、第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている第1のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、第1のコンピュータプログラムのバージョンが、第2のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定とを判定手段により行い、その判定結果に基づいて、第2のコンピュータプログラムを、記憶制御手段により、実行可能なコンピュータプログラムを記憶する記憶手段に記憶させるようになされている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を説明するが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述すると、次のようになる。
【0019】
請求項1に記載の情報処理装置は、第1のコンピュータプログラムと依存関係のある第2のコンピュータプログラムを記憶させる処理を行う情報処理装置であって、実行可能なコンピュータプログラムを記憶する記憶手段と、第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている、第1のコンピュータプログラムに適合する第2のコンピュータプログラムのバージョンと、第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている第2のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、第2のコンピュータプログラムのバージョンが、第1のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定と、第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている、第2のコンピュータプログラムに適合する第1のコンピュータプログラムのバージョンと、第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている第1のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、第1のコンピュータプログラムのバージョンが、第2のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定とを行う判定手段(例えば、図3に示すCPU(Central Processor Unit)26、並びに図4に示すプログラムの処理ステップS1およびS2など)と、判定手段の判定結果に基づいて、第2のコンピュータプログラムを記憶手段に記憶させる記憶制御手段(例えば、図3に示すCPU26並びに図4に示すプログラムの処理ステップS3など)とを備えることを特徴とする。
【0020】
請求項3に記載の情報処理装置は、第1および第2のコンピュータプログラムが、所定の送信装置から送信される場合において、判定手段により、第2のコンピュータプログラムのバージョンが、第1のコンピュータプログラムのバージョンに適合していないか、または第1のコンピュータプログラムのバージョンが、第2のコンピュータプログラムのバージョンに適合していないと判定されたときに、所定の送信装置に、適合するバージョンの第1のコンピュータプログラムを要求する要求手段(例えば、図3に示すモデム28など)をさらに備えることを特徴とする。
【0021】
なお、勿論この記載は、各手段を上記したものに限定することを意味するものではない。
【0022】
図1は、本発明を適用した放送システム(システムとは、複数の装置が論理的に集合した物をいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かは問わない)の一実施の形態の構成例を示している。
【0023】
放送局側では、送信装置1(提供装置)において、番組としてのディジタルビデオデータおよびディジタルオーディオデータが、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)エンコードされ、スクランブルされる。さらに、送信装置1では、番組としてのディジタルデータ、その他の必要なデータを配置したMPEGトランスポートストリーム(以下、適宜、TSという)が構成され、例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調される。
【0024】
ここで、送信装置1においてTSに配置される番組のデータ以外のデータとしては、例えば、ユーザ側の受信装置5で実行されるコンピュータプログラムなどがある。なお、送信装置1では、1のトランスポンダに対して、例えば、6番組分などのデータが多重化されたTSが構成される。また、ここでは、コンピュータプログラムを送信するのに、例えば、1のPID(Packet Identification)が割り当てられるものとする。
【0025】
送信装置1では、TSを変調した変調信号がアップコンバートとされ、アンテナ(パラボラアンテナ)2から、電波として送信される。
【0026】
アンテナ2からの電波は、衛星3で受信され、図示せぬトランスポンダにおいて、増幅その他の必要な処理が施された後、送信される。衛星3からの電波は、ユーザ(視聴者)側のアンテナ(パラボラアンテナ)4で受信され、ダウンコンバートされた後、例えば、IRD(Integrated Receiver and Decoder)やSTB(Set Top Box)などでなる受信装置5に供給される。
【0027】
受信装置5では、まず、アンテナ4からの信号の選択が行われる。即ち、衛星3は、一般には、複数のトランスポンダを有しており、アンテナ4では、その複数のトランスポンダから送信されてくる電波が受信され、ダウンコンバートされる。従って、アンテナ4から供給される信号には、その複数のトランスポンダからのものが含まれているため、受信装置5では、複数のトランスポンダに対応する信号から、いずれか1のトランスポンダに対応するものが、ユーザが行うチャンネルの選択操作にしたがって選択される。
【0028】
さらに、受信装置5では、選択された信号、即ち、QPSK変調された信号が、QPSK復調され、その結果得られるTSがデスクランブルされ、デスクランブル後のTSから、ユーザが選択したチャンネルのトランスポートパケット(以下、適宜、TSパケットという)が抽出される。そして、そのTSパケットに配置されているデータが、MPEGデコードされ、その結果得られる画像が、モニタ6に供給されて表示される(音声は、図示せぬスピーカから出力される)。
【0029】
また、受信装置5は、必要に応じて、コンピュータプログラムが配置されたTSパケットを抽出し、それを、ダウンロード、インストールする(取り込む)。そして、受信装置5では、そのインストールされたコンピュータプログラムが実行されることで、各種の処理が行われる。即ち、これにより、受信装置5では、例えば、受信装置5を構成する各ブロックの制御は勿論、上述のデスクランブル処理や、そのデスクランブル処理に用いるキーを獲得する処理、さらには、課金に関する処理などが行われる。
【0030】
ここで、受信装置5では、デスクランブルが行われると、その番組の視聴に対する課金に関する処理、即ち、例えば、視聴履歴を作成する処理なども、必要に応じて行われる。その処理の結果得られる課金情報は、例えば、公衆網7などを介して、送信装置1に送信され、送信装置1では、この課金情報に基づいて、課金が行われる。
【0031】
次に、図2は、図1の送信装置1の構成例を示している。
【0032】
バージョン情報付加回路11には、ユーザに配信すべきコンピュータプログラムとしての基本プログラムや、アプリケーションプログラムが入力されるようになされている。
【0033】
ここで、アプリケーションプログラムは、基本プログラムと依存関係を有し、所定のバージョンの基本プログラムの制御の下で動作するようになされている。
【0034】
そして、本実施の形態では、基本プログラムは、ブート部とロード部と呼ばれる2つのコンピュータプログラムから構成されている。ブート部は、コンピュータその他の装置(ここでは、受信装置5)の基本的な制御を行うためのもので、例えば、BIOS(Basic Input/Output System)やOSなどを含む。ロード部は、コンピュータプログラムをインストールするためのもので、いわゆるインストーラに相当する。なお、ロード部は、アプリケーションプログラムに含めても良い。この場合、基本プログラムは、ブート部だけで構成されることになる。また、バージョン情報付加回路11には、コンピュータプログラム(ここでは、上述したように、基本プログラムやアプリケーションプログラム)が、例えば、モジュール単位などで入力されるようになされている。
【0035】
バージョン情報付加回路11は、そこに入力される基本プログラムまたはアプリケーションプログラムに、そのバージョンと、その基本プログラムまたはアプリケーションプログラムに適合するアプリケーションプログラムまたは基本プログラムのバージョンとの両方をそれぞれ記述し、MUX(マルチプレクサ)12に出力するようになされている。
【0036】
MUX12は、バージョン情報付加回路11の出力と、スクランブラ14の出力とを多重化してTSを構成し、変調回路15に供給するようになされている。MPEGエンコーダ13には、一般の番組を構成するディジタルビデオデータおよびそれに付随するディジタルオーディオデータとしての番組データが供給されるようになされている。そして、MPEGエンコーダ13は、そこに入力される番組データをMPEGエンコードし、スクランブラ14に出力するようになされている。スクランブラ14は、MPEGエンコーダ13の出力を、必要に応じてスクランブルし、MUX12に供給するようになされている。
【0037】
変調回路15は、MUX12が出力するTSを、例えば、QPSK変調し、その結果得られる変調信号を、アップコンバータ16に出力するようになされている。アップコンバータ16は、変調回路15からの変調信号をアップコンバートし、アンテナ2に供給するようになされている。
【0038】
コントローラ17は、送信装置1を構成する各ブロックを制御する他、モデム18から供給される情報を処理して、番組の視聴に対する課金のための処理を行うようにもなされている。モデム18は、公衆網7を介して、受信装置5から送信されてくる課金情報を受信し、コントローラ17に供給するようになされている。
【0039】
次に、その動作について説明する。
【0040】
番組データは、MPEGエンコーダ13に入力され、そこで、MPEGエンコードされて、スクランブラ14に供給される。スクランブラ14では、MPEGエンコーダ13の出力がスクランブルされ、MUX12に供給される。
【0041】
一方、バージョン情報付加回路11には、ユーザに配信すべき基本プログラムまたはアプリケーションプログラムが入力される。そして、バージョン情報付加回路11では、入力された基本プログラムまたはアプリケーションプログラムに、そのバージョンと、その基本プログラムまたはアプリケーションプログラムに適合するアプリケーションプログラムまたは基本プログラムのバージョンとの両方が記述され、MUX12に出力される。
【0042】
具体的には、例えば、基本プログラムのうちのブート部が入力された場合には、入力されたブート部に、そのバージョンと、そのブート部に適合するロード部またはアプリケーションプログラムそれぞれのバージョンとが記述される。また、例えば、基本プログラムのうちのロード部が入力された場合には、入力されたロード部に、そのバージョンと、そのロード部に適合するブート部またはアプリケーションプログラムそれぞれのバージョンとが記述される。さらに、例えば、アプリケーションプログラムが入力された場合には、入力されたアプリケーションプログラムに、そのバージョンと、そのアプリケーションプログラムに適合するブート部またはロード部それぞれのバージョンとが記述される。
【0043】
ここで、以上のように、バージョン情報付加回路11において、そこに入力されるコンピュータプログラムに付加される情報を、以下、適宜、バージョン情報という。
【0044】
MUX12では、バージョン情報付加回路11の出力と、スクランブラ14の出力とが多重化され、TSが構成される。このTSは、変調回路15に供給され、そこで、QPSK変調される。その結果得られる変調信号は、アップコンバータ16を介して、アンテナ2に供給され、電波として送信される。
【0045】
なお、受信装置5から、公衆網7を介して、通信リンクの確立の要求があった場合には、その要求は、モデム18で受信され、これにより、送信装置1と受信装置5との間の通信リンクが確立される。そして、送信装置1と受信装置5との間で、必要なデータがやりとりされる。即ち、例えば、受信装置5から課金情報が送信されてくると、それは、モデム18で受信され、コントローラ17に供給される。この場合、コントローラ17では、その課金情報に基づいて、番組の視聴に対する料金の算出が行われる。
【0046】
次に、図3は、図1の受信装置5の構成例を示している。
【0047】
フロントエンド部21には、アンテナ4で受信され、ダウンコンバートされた信号が供給されるようになされている。そして、フロントエンド部21は、アンテナ4からの信号を受信し、その受信信号に対して、所定の受信処理を施して、その結果得られるTSを、DMUX(デマルチプレクサ)22に供給するようになされている。DMUX22は、そこに供給されるTSを構成するTSパケットの中から、PIDなどを参照することで、必要なTSパケットを抽出するようになされている。そして、DMUX22において抽出されたTSパケットのうち、一般の番組に関するものはデスクランブラ23に、コンピュータプログラムに関するものはI/F(Interface)25に、それぞれ供給されるようになされている。
【0048】
デスクランブラ23は、DMUX22からのTSパケット(のペイロード)に配置された番組データを、必要に応じてデスクランブルし、MPEGデコーダ24に供給するようになされている。MPEGデコーダ24は、デスクランブラ23の出力をMPEGデコードし、そのデコード結果を出力するようになされている。
【0049】
I/F25は、DMUX22からのTSパケットを受信し、そこに配置されているコンピュータプログラムを、テンポラリバッファ29に供給するようになされている。CPU26は、プログラムメモリ27に記憶されたコンピュータプログラムを実行することで、受信装置5を構成する各ブロックの制御、その他の各種の処理を行うようになされている。プログラムメモリ27は、例えば、フラッシュメモリやHD(Hard Disk)などで構成され、CPU26が実行するコンピュータプログラムを記憶するようになされている。
【0050】
なお、ここでは、プログラムメモリ27に、あるバージョンの基本プログラムと、その基本プログラムの制御の下で動作可能なアプリケーションプログラムとが、既に記憶(インストール)されているものとする。
【0051】
モデム28は、公衆網7を介して、送信装置1(モデム18)との間の通信制御を行うようになされている。テンポラリバッファ29は、I/F25を介して供給されるコンピュータプログラムを一時記憶するようになされている。RAM(Random Access Memory)30は、プログラムメモリ27に記憶されたコンピュータプログラムのうち、CPU26が実行すべきものをロードするようになされている。即ち、CPU26は、実行すべきコンピュータプログラムを、プログラムメモリ27から読み出し、RAM30上に展開して実行するようになされている。
【0052】
なお、I/F25,CPU26、プログラムメモリ27、モデム28、テンポラリバッファ29,RAM30は、データバスを介して、相互に接続されており、これらの間では、このデータバスを介して、データのやりとりが行われる。また、CPU26は、プログラムメモリ27、テンポラリバッファ29、およびRAM30と、アドレスバスによって接続されており、CPU26から、プログラムメモリ27、テンポラリバッファ29、およびRAM30に対して、データを記憶させるアドレス、あるいはデータを読み出すアドレスは、このアドレスバスを介して供給されるようになされている。さらに、図示していないが、I/F25は、受信装置5を構成するフロントエンド部21、デスクランブラ23、MPEGデコーダ24にも接続されており、CPU26からの指令その他のデータは、I/F25を介して供給されるようになされている。
【0053】
以上のように構成される受信装置5では、一般の番組を視聴する場合には、フロントエンド部21において、アンテナ4からの信号が受信され、ユーザが図示せぬリモコン(リモートコマンダ)を操作することにより選択したチャンネルに対応した周波数帯域の受信信号が選択される。さらに、フロントエンド部11では、その選択された受信信号に対して、QPSK復調その他の必要な処理が施され、これによりTSとされ、DMUX22に供給される。DMUX22では、フロントエンド部21から供給されるTSから、ユーザの選択したチャンネルに対応するPIDを有するTSパケットが抽出され、デスクランブラ23に供給される。デスクランブラ23では、DMUX22の出力がデスクランブルされ、MPEGデコーダ24に供給される。MPEGデコーダ24では、デスクランブラ23の出力がMPEGデコードされ、これにより、ユーザが選択したチャンネルで放送されている番組の画像が表示されるとともに、対応する音声が出力される。
【0054】
また、DMUX22では、フロントエンド部21から供給されるTSから、コンピュータプログラムの配信のために割り当てられたPIDを有するTSパケットも抽出される。このTSパケットに配置されたコンピュータプログラムは、I/F25を介して、テンポラリバッファ29に供給されて記憶される。
【0055】
テンポラリバッファ29にコンピュータプログラムが記憶されると、CPU26は、プログラムメモリ27に記憶された基本プログラムの中のロード部を、RAM30上に展開して実行し、これにより、テンポラリバッファ29に記憶されたコンピュータプログラムを、ダウンロード、インストールする処理(以下、適宜、インストール処理という)を行う。
【0056】
即ち、図4のフローチャートは、インストール処理の詳細を示している。
【0057】
インストール処理では、まず最初に、ステップS1において、インストール対象のコンピュータプログラムのバージョンが、それと依存関係を有する他のコンピュータプログラム(以下、適宜、依存プログラムという)に記述されているバージョン情報に適合しているかどうかが判定される。
【0058】
ここで、本実施の形態では、例えば、基本プログラムを構成するブート部およびロード部、並びにアプリケーションプログラムが、相互に、依存関係を有している。従って、ブート部がインストール対象のコンピュータプログラムである場合には、ロード部およびアプリケーションプログラムが依存プログラムとなる。また、ロード部がインストール対象のコンピュータプログラムである場合には、ブート部およびアプリケーションプログラムが依存プログラムとなる。さらに、アプリケーションプログラムがインストール対象のコンピュータプログラムである場合には、ブート部およびロード部が依存プログラムとなる。
【0059】
ステップS1において、インストール対象のコンピュータプログラムのバージョンが、依存プログラムに記述されているバージョン情報に適合していると判定された場合、ステップS2に進み、依存プログラムのバージョンが、インストール対象のコンピュータプログラムに記述されているバージョン情報に適合しているかどうかが判定される。ステップS2において、依存プログラムのバージョンが、インストール対象のコンピュータプログラムに記述されているバージョン情報に適合していると判定された場合、即ち、インストール対象のコンピュータプログラムのバージョンと、依存プログラムのバージョンとが、相互に適合している場合(相互に整合がとれている場合)、ステップS3に進み、インストール対象のコンピュータプログラムが、テンポラリバッファ29からダウンロードされ、プログラムメモリ27にインストールされ、インストール処理を終了する。
【0060】
一方、ステップS1において、インストール対象のコンピュータプログラムのバージョンが、依存プログラムに記述されているバージョン情報に適合していないと判定された場合、およびステップS2において、依存プログラムのバージョンが、インストール対象のコンピュータプログラムに記述されているバージョン情報に適合していないと判定された場合は、いずれの場合も、インストール対象のコンピュータプログラムのダウンロード、インストールは行われず、インストール処理を終了(中止)する。
【0061】
なお、ステップS3においては、インストール対象のコンピュータプログラムが、プログラムメモリ27にインストールされるのと同時に、そのプログラムメモリ27に記憶されていた、インストール対象のコンピュータプログラムと異なるバージョンのものは、基本的に消去される(例えば、上書きされる)。
【0062】
また、インストール処理は、テンポラリバッファ29に記憶されたコンピュータプログラムが、ブート部、ロード部、またはアプリケーションプログラムのうちのいずれか1つだけの場合には、それだけを、インストール対象のコンピュータプログラムとして行われるが、テンポラリバッファ29に記憶されたコンピュータプログラムが、ブート部、ロード部、またはアプリケーションプログラムのうちの複数である場合には、その複数のコンピュータプログラムそれぞれを、インストール対象のコンピュータプログラムとして行われる。
【0063】
次に、図5および図6を参照して、インストール処理について、さらに説明する。
【0064】
いま、プログラムメモリ27に、例えば、図5に示すような、基本プログラム(ブート部およびロード部)並びにアプリケーションプログラムが記憶(インストール)されているものとする。
【0065】
ここで、本実施の形態では、ブート部の最後に、そのバージョンと、そのブート部に適合するロード部またはアプリケーションプログラムそれぞれのバージョンとが記述されている。ロード部またはアプリケーションプログラムについても、同様に、その最後にバージョン情報が記述されている。
【0066】
図5の実施の形態では、ブート部のバージョンは1.0であり、それと適合するロード部またはアプリケーションプログラムそれぞれのバージョンは、1.1以上または2.0以上となっている。また、ロード部のバージョンは1.1であり、それと適合するブート部またはアプリケーションプログラムそれぞれのバージョンは、1.0以上または1.3以上となっている。さらに、アプリケーションプログラムのバージョンは2.2であり、それと適合するブート部またはロード部それぞれのバージョンは、1.0以上または1.1となっている。
【0067】
従って、バージョンが1.0であるブート部は、1.0以上のバージョンのブート部を要求するロード部およびアプリケーションプログラムと適合したものとなっている。また、バージョンが1.1であるロード部は、1.1以上または1.1のバージョンのロード部をそれぞれ要求するブート部またはアプリケーションプログラムと適合したものとなっている。さらに、バージョンが2.2であるアプリケーションプログラムは、2.0以上または1.3以上のバージョンのアプリケーションプログラムをそれぞれ要求するブート部またはロード部と適合したものとなっている。よって、この場合、プログラムメモリ27にインストールされているブート部、ロード部、およびアプリケーションプログラムは、いずれも正常に動作する。
【0068】
以上のように、プログラムメモリ27に、ブート部、ロード部、およびアプリケーションプログラムがインストールされている状態において、例えば、図6に示すようなロード部(図6(A))およびアプリケーションプログラム(図6(B))が、送信装置1から送信され、受信装置5のテンポラリバッファ29に記憶されたとする。
【0069】
この場合、テンポラリバッファ29に記憶されたロード部またはアプリケーションプログラムそれぞれを、順次、インストール対象のコンピュータプログラムとして、インストール処理が行われる。
【0070】
即ち、例えば、まず最初に、テンポラリバッファ29に記憶されたロード部が、インストール対象のコンピュータプログラムとされる。この場合、例えば、プログラムメモリ27に記憶されているブート部(図5)と、テンポラリバッファ29に記憶されたアプリケーションプログラム(図6(B))とが、依存プログラムとされる。
【0071】
そして、インストール対象のコンピュータプログラムと、依存プログラムとが相互に適合するかどうかが判定される。
【0072】
即ち、いまの場合、テンポラリバッファ29に記憶されたロード部(図6(A))のバージョンは1.2であり、それと適合するブート部またはアプリケーションのバージョンは、それぞれ0.8以上または1.3以上となっている。一方、依存プログラムである、プログラムメモリ27に記憶されているブート部(図5)、またはテンポラリバッファ29に記憶されたアプリケーションプログラム(図6(B))のバージョンは、それぞれ1.0または2.3である。従って、いずれも、テンポラリバッファ29に記憶されたロード部に適合する。
【0073】
また、依存プログラムである、プログラムメモリ27に記憶されているブート部(図5)と適合するロード部のバージョンは、1.1以上となっており、従って、バージョンが1.2である、テンポラリバッファ29に記憶されたロード部(図6(A))は、プログラムメモリ27に記憶されているブート部(図5)に適合する。
【0074】
さらに、依存プログラムである、テンポラリバッファ29に記憶されているアプリケーションプログラム(図6(B))と適合するロード部のバージョンは、1.1以上となっており、従って、バージョンが1.2である、テンポラリバッファ29に記憶されたロード部(図6(A))は、同じくテンポラリバッファ29に記憶されているアプリケーションプログラム(図6(B))に適合する。
【0075】
従って、インストール対象のコンピュータプログラムであるロード部(図6(A))と、依存プログラムであるブート部(図5)またはアプリケーションプログラム(図6(B))それぞれとは、相互に適合するので、テンポラリバッファ29に記憶されているロード部(図6(A))は、プログラムメモリ27に転送され、インストールされる。
【0076】
次に、例えば、テンポラリバッファ29に記憶されたアプリケーションプログラムが、インストール対象のコンピュータプログラムとされる。この場合、例えば、プログラムメモリ27に記憶されているブート部(図5)と、上述のようにしてインストールされたロード部(図6(A))とが、依存プログラムとされる。
【0077】
そして、インストール対象のコンピュータプログラムと、依存プログラムとが相互に適合するかどうかが判定される。
【0078】
即ち、いまの場合、テンポラリバッファ29に記憶されたアプリケーションプログラム(図6(B))のバージョンは2.3であり、それと適合するブート部またはアプリケーションのバージョンは、それぞれ1.0以上または1.1以上となっている。一方、依存プログラムである、プログラムメモリ27に記憶されているブート部(図5)、または既にインストールされたロード部(図6(A))のバージョンは、それぞれ1.0または1.2である。従って、いずれも、テンポラリバッファ29に記憶されたアプリケーションプログラムに適合する。
【0079】
また、依存プログラムである、プログラムメモリ27に記憶されているブート部(図5)と適合するアプリケーションプログラムのバージョンは、2.0以上となっており、従って、バージョンが2.3である、テンポラリバッファ29に記憶されたロード部(図6(A))は、プログラムメモリ27に記憶されているブート部(図5)に適合する。
【0080】
さらに、依存プログラムである、既にインストールされたロード部(図6(A))と適合するアプリケーションプログラムのバージョンは、1.3以上となっており、従って、バージョンが2.3である、テンポラリバッファ29に記憶されたアプリケーションプログラム(図6(B))は、既にインストールされたロード部(図6(A))に適合する。
【0081】
従って、インストール対象のコンピュータプログラムであるアプリケーションプログラム(図6(B))と、依存プログラムであるブート部(図5)またはロード部(図6(A))それぞれとは、相互に適合するので、テンポラリバッファ29に記憶されているアプリケーションプログラム(図6(B))は、プログラムメモリ27に転送され、インストールされる。
【0082】
以上のように、コンピュータプログラムを、ダウンロード、インストールする際に、そのコンピュータプログラムと、それと依存関係を有する他のコンピュータプログラムとの整合性を、相互に確認するようにしたので、正常に動作しないコンピュータプログラムのダウンロード、インストールを防止することができる。
【0083】
なお、インストール対象のコンピュータプログラムのバージョンが、依存プログラムのバージョンに適合していないか、または依存プログラムのバージョンが、インストール対象のコンピュータプログラムのバージョンに適合していないときには、送信装置1に、例えば、インストール対象のコンピュータプログラムに適合するバージョンの依存プログラムを要求するようにすることが可能である。この要求は、例えば、CPU26の制御の下、モデム28に行わせることが可能である。また、この場合、送信装置1には、要求されたコンピュータプログラムを、衛星3を介して送信させても良いし、公衆網7を介して送信させても良い。
【0084】
さらに、コンピュータプログラムを、いわゆるアッパーコンパチブルに構成する場合においては、インストール対象のコンピュータプログラムのインストールは、そのバージョンが、既に記録されている、対応するコンピュータプログラムのバージョンよりも新しい場合にのみ許可するようにすることができる。この場合、コンピュータプログラムには、そのバージョンだけを記述するだけで済み、それと適合する依存プログラムのバージョンは記述する必要がない。
【0085】
また、本発明の適用範囲は、図1に示したようなディジタル衛星放送を受信する受信装置に限定されるものではなく、コンピュータプログラムをロードして実行する、あらゆる装置に適用可能である。
【0086】
さらに、受信装置5に実行させるコンピュータプログラムは、衛星回線、インターネット、その他のネットワークを介して伝送することで提供する他、フロッピーディスク、CD-ROMディスク、その他の記録媒体に記録して提供することができる。
【0088】
【発明の効果】
請求項1に記載の情報処理装置および請求項4に記載の情報処理方法によれば、第1のコンピュータプログラムと依存関係のある第2のコンピュータプログラムのバージョンが、第1のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定と、第1のコンピュータプログラムのバージョンが、第2のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定とが行われ、その判定結果に基づいて、第2のコンピュータプログラムが記憶される。従って、第1のコンピュータプログラムに適合しないバージョンの第2のコンピュータプログラムがダウンロード、インストールされることを防止することなどが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した放送システムの一実施の形態の構成例を示す図である。
【図2】図1の送信装置1の構成例を示す図である。
【図3】図1の受信装置5の構成例を示す図である。
【図4】図3のCPU26によるインストール処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】プログラムメモリ27の記憶内容を示す図である。
【図6】テンポラリバッファ29の記憶内容を示す図である。
【符号の説明】
1 送信装置, 2 アンテナ, 3 衛星, 4 アンテナ, 5 受信装置, 6 モニタ, 7 公衆網, 11 バージョン情報付加回路, 12 MUX, 13 MPEGエンコーダ, 14 スクランブラ, 15 変調回路, 16 アップコンバータ, 17 コントローラ, 18 モデム, 21 フロントエンド部, 22 DMUX, 23 デスクランブラ, 24 MPEGデコーダ, 25 I/F, 26 CPU, 27 プログラムメモリ, 28 モデム, 29 テンポラリバッファ, 30 RAM
Claims (4)
- 第1のコンピュータプログラムと依存関係のある第2のコンピュータプログラムを記憶させる処理を行う情報処理装置であって、
実行可能なコンピュータプログラムを記憶する記憶手段と、
前記第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている、前記第1のコンピュータプログラムに適合する前記第2のコンピュータプログラムのバージョンと、前記第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている前記第2のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、前記第2のコンピュータプログラムのバージョンが、前記第1のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定と、前記第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている、前記第2のコンピュータプログラムに適合する前記第1のコンピュータプログラムのバージョンと、前記第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている前記第1のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、前記第1のコンピュータプログラムのバージョンが、前記第2のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定とを行う判定手段と、
前記判定手段の判定結果に基づいて、前記第2のコンピュータプログラムを前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記第2のコンピュータプログラムと、前記第2のコンピュータプログラムと依存関係のある第3のコンピュータプログラムを受信する受信手段
をさらに備え、
前記記憶手段は、前記第1のコンピュータプログラムを記憶し、
前記判定手段は、前記記憶手段に既に記憶されている前記第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている、前記第1のコンピュータプログラムに適合する前記第2のコンピュータプログラムのバージョンと、前記受信手段により受信された第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている前記第2のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、前記第2のコンピュータプログラムのバージョンが、前記第1のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定、前記第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている、前記第2のコンピュータプログラムに適合する前記第1のコンピュータプログラムのバージョンと、前記第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている前記第1のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、前記第1のコンピュータプログラムのバージョンが、前記第2のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定、前記受信手段により受信された第3のコンピュータプログラムの内部に記述されている、前記第3のコンピュータプログラムに適合する前記第2のコンピュータプログラムのバージョンと、前記第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている前記第2のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、前記第2のコンピュータプログラムのバージョンが、前記第3のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定、および、前記第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている、前記第2のコンピュータプログラムに適合する前記第3のコンピュータプログラムのバージョンと、前記第3のコンピュータプログラムに記述されている前記第3のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、前記第3のコンピュータプログラムのバージョンが、前記第2のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第1および第2のコンピュータプログラムが、所定の送信装置から送信される場合において、
前記判定手段により、前記第2のコンピュータプログラムのバージョンが、前記第1のコンピュータプログラムのバージョンに適合していないか、または前記第1のコンピュータプログラムのバージョンが、前記第2のコンピュータプログラムのバージョンに適合していないと判定されたときに、前記所定の送信装置に、適合するバージョンの前記第1のコンピュータプログラムを要求する要求手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 第1のコンピュータプログラムと依存関係のある第2のコンピュータプログラムを記憶させる処理を行う情報処理装置の情報処理方法であって、
前記第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている、前記第1のコンピュータプログラムに適合する前記第2のコンピュータプログラムのバージョンと、前記第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている前記第2のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、前記第2のコンピュータプログラムのバージョンが、前記第1のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定と、前記第2のコンピュータプログラムの内部に記述されている、前記第2のコンピュータプログラムに適合する前記第1のコンピュータプログラムのバージョンと、前記第1のコンピュータプログラムの内部に記述されている前記第1のコンピュータプログラムのバージョンに基づく、前記第1のコンピュータプログラムのバージョンが、前記第2のコンピュータプログラムのバージョンに適合しているかどうかの判定とを判定手段により行い、
その判定結果に基づいて、前記第2のコンピュータプログラムを、記憶制御手段により、実行可能なコンピュータプログラムを記憶する記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする情報処理方法。
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