JP4029216B2 - 車両用スピーカー補助部材 - Google Patents
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Description
これに対し、車両では、ホームステレオとは全く違って極めて限られた狭い環境下の中にスピーカーは設置されるため、スピーカーの設置場所は基本的にはドア−への埋設が一般に行なわれている。
つまり、セダンタイプの車両を例に取ると、運転者は、前部両側のドア−下部に埋設された2本のスピーカーと、後部リアウインドウ下に上方に向けて埋設された2本のスピーカーを通して音声を聴いている。
このため、一般的なカーオーディオでは、手元のチューナーを介して各4本のスピーカー音量を調整して、左右前後のバランスをとり、音響効果的には理想と程遠い状態で満足しているのが現状である。
約500Hz以下のいわゆる中低音域帯では、音の指向性は余りなく、車両内部でも、運転者の脚部で音出しが邪魔されるにもかかわらず、かなりの音の広がりを感じることができる。
音圧・音色がアンプやスピーカーなどの改良によってグレードアップされるにもかかわらず、聴者にとってこの高音域の音質低下が問題となる。
したがって、車種によっては、この高音域帯の音質低下を補填するために、高音専用スピーカー、(以下、「ツイーター」という)を別途フロントガラスサイドピラー下部に埋設したり、カーマニアの中には別売りのツイーターを購入し、ドア−のインナーパネルを外して取り付けたりしている。
しかし、ツイーターを別途設置したり、スピーカー自身を回動させる方法等は、自動車の熾烈な販売合戦の中、1円でも製造コストを下げて販売価格戦線に臨む各メーカーにとって辛い選択となり、また技術的にも、製造ラインの組立作業工程の増加に繋がることが容易に推測される。
更に、カーマニアのように、自身で車両を改造しても別途費用が掛かることと、その割には思ったほどの音質向上につながるとは思えないのが実情である。
このような構成とすることによって、簡単な構造の音声指向体をスピーカーの前面に配置するだけで、音声の指向方向を容易に変えて、車内においても、室内におけるホームステレオと同等の音響効果を得ることできる。この場合、構造が簡単なので、車両用スピーカー補助部材を安価に製作できる。また、構造が簡単なので、容易に車両に取り付けることができ、かつ、容易に操作することができる。
このような構成とすることによって、乗員の体格、姿勢に合わせて正確に音声の進行方向を変更することができる。
このような構成とすることによって、自動的に乗員の体格、姿勢に合わせて正確に音声の進行方向を変更することができる。
このような構成とすることによって、車両用スピーカー補助部材を、新設車のみならず、既存車にも容易に取り付けることができる。
このような構成とすることによって、照明装置より柔らかい光を投射する間接照明が可能となり、車室内のデザイン効果を高めることができる。
このような構成とすることによって、照明装置より柔らかい光を投射する間接照明が可能となり、車室内のデザイン効果を高めることができる。
このような構成とすることによって、照明装置より柔らかい光を投射する間接照明が可能となり、車室内のデザイン効果を高めることができる。特に、車両床部の間接照明用フットライトとしてファッション感覚で鑑賞することができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第一の実施の形態に係る車両用スピーカー補助部材Aを車両の内壁(本実施の形態の場合、前部ドアの内壁)10に取り付けた状態を図4及び図5に示す。また、車両用スピーカー補助部材Aの具体的構成を図1から図3に示す。なお、図1は車両用スピーカー補助部材Aの正面図、図2は図1のA−A線による横断面図、図3は図1のB−B線による縦断面図である。
一方、音声指向体12は、図2および図3に示す状態では、上面が開口した半割椀状体からなり、半割部である基部16には、支持枠11に設けた環状案内溝13に摺動自在に嵌め込まれる半円状の摺動案内片17が一体的に取り付けられている。かかる音声指向体12の摺動案内片17を支持枠11の環状案内溝13に嵌入することによって、音声指向体12を支持枠11の中心を回転中心として円周方向に相対回転させることができる。
一方、音声指向体12の開口部(図4および図5の回転位置では上方に向けて開口している)は、進行方向変更後の音声の出射口19を形成している。かかる構成によって、例えば、図5に示すように、スピーカーBから発生した指向性の強い高音域の音を含む音声の進行方向20aを進行方向20bへ変更することができる。この場合、進行方向20bの延長線上に乗員(運転者等)の頭部が位置することになる。
スピーカーBのスイッチを投入すると、音楽等の音声が図5に示すようにスピーカーBから出射し、車両用スピーカー補助部材Aが無い場合には、そのまま車内に直進することになり、聴者の耳への指向性はない。これに対して、本発明では、スピーカーBの前方に車両用スピーカー補助部材Aを設けたので、スピーカーBから出射した指向性の強い高音域の音を含む音声の進行方向20aを、音声進行方向変更面18を利用して、延長線上に聴者の耳が位置する進行方向20bへ変更することができる。
本発明の第2の実施の形態にかかる車両用スピーカー補助部材Aについて図6を参照して説明する。
一般に、聴者の頭部の位置は、男女別、身長、足の長さ、ハンドルとの間隔、座席シートの傾斜角などの個人差が甚だしい。
の上部に設けた頭部位置検出センサ31で検出し、この検出位置情報をCPU32に送り、駆動信号をモータ等の回転駆動装置33に送り、回転駆動装置33によって音声指向体12を自動的に回動させるようにしている。
このような構成とすることによって、自動的に乗員の体格、姿勢に合わせて正確に音声の進行方向を変更することができる。
上記の自動的な音声可変方法以外にも最も簡便な手動方法として、支持枠11と音声指向体12を一体化して支持枠11の裏面に予めセットしたマジックテープ(登録商標)などを利用し、聴者が着席後、音声指向体12の開口部を自身の方向へ向けて貼り付けし、最適な高音域の音が聞こえる状態にすることもできる。この方法によれば、新造時の車両以外に既存の車両へもオプショナルなパーツとして利用することができる。
この効果はカーオーディオをファッション的に取り付ける購買者が増えてきている現状を考えれば、車両への付加価値を増やし購買意欲を引き出すことにも貢献できる
B:スピーカー
11:支持枠
12:音声指向体
Claims (7)
- 車両の内壁に設けたスピーカーに対峙して半割椀状体からなる音声指向体を配置し、前記スピーカーの前面と対峙する前記音声指向体の内面に、前記スピーカーからの音声の進行方向変更面を形成したことを特徴とする車両用スピーカー補助部材。
- 前記音声指向体を前記スピーカーに対して相対回転可能に取り付け、進行方向変更後の前記音声の出射方向を可変としたことを特徴とする請求項1記載の車両用スピーカー補助部材。
- 前記音声指向体に回転駆動装置を接続し、前記車両の座席に乗員頭部位置検出センサを取り付け、前記乗員頭部位置検出センサに基づいて前記回転駆動装置を駆動して、前記音声指向体からの前記音声の出射方向を調整可能としたことを特徴とする請求項2記載の車両用スピーカー補助部材。
- 前記音声指向体を前記スピーカーとは別体に構成し、前記車両の内壁又は前記スピーカーに着脱自在に取り付け可能としたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の車両用スピーカー補助部材。
- 前記音声指向体の内部に照明装置を組み込み、前記音声の出射方向と同一方向に照明光を出射可能としたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項記載の車両用スピーカー補助部材。
- 前記音声指向体を半透明素材から形成したことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項記載の車両用スピーカー補助部材。
- 前記音声指向体に透かし模様を設けたことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項記載の車両用スピーカー補助部材。
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