JP4028911B2 - 半導体基板の研磨方法および研磨装置 - Google Patents

半導体基板の研磨方法および研磨装置 Download PDF

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体基板の研磨方法に係り、特に半導体基板の表面を研磨して平坦な表面形状を形成する半導体基板の研磨方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体の量産ラインに対してCMP(Chemical Mechanical Polishing :化学機械的研磨)を用いた平坦化技術の導入が進んで来ている。このCMPを用いた従来の半導体基板の研磨方法としては、まず、研磨布を張り付けた研磨定盤(定盤)上に研磨液を分散し、回転もしくは振動する定盤上に基板支持基体によって保持された被研磨基板を適当な圧力で押し付け、被研磨基板の表面を研磨(主研磨)する。
【0003】
この場合、研磨剤(研磨液)としては、例えば、シリカ(SiO2 )、セリア(CeO2 )、アルミナ(Al2 3 )等の研磨粒子、およびアルカリのスラリー(水酸化カリウム:KOH、アンモニア:NH4 OH、アミン類等)を含んで構成される。その後、主研磨により生じた基板表面上の傷や埃を除去するために、純水を用いて研磨(仕上げ研磨)するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、仕上げ研磨終了時における金属不純物による半導体基板の表面の金属汚染状態(レベル)は、近年の微細加工精度を必要とする半導体集積回路(半導体チップ)の製造を満足するものではなかった。すなわち研磨後の洗浄において、さらに洗浄工程(機械的洗浄、アルカリ性薬液による洗浄、酸性薬液やキレート剤による洗浄、および次の工程を行うための前洗浄)を必要とせざるを得なかった。
【0005】
また、従来、研磨剤(研磨液)を改良した半導体基板の研磨方法としては、例えば、特開平2−278822号公報等に記載のものが知られている。この文献には、研磨剤と遷移金属のキレート塩とを用いて研磨(エッチング)を行うことが開示されている。しかしながら、研磨剤とキレート塩とを混合して半導体基板の表面を研磨した場合、金属汚染の除去を十分に行うためには、その後に機械的洗浄工程や酸性またはアルカリ性薬液による洗浄工程を行わなければならない。つまり、研磨工程後の洗浄工程を簡略化することはできない。
【0006】
このように従来の半導体基板の研磨方法では、研磨工程(主研磨工程)の後に様々な洗浄工程を行わなければならなかった。また、従来の半導体基板の研磨方法では、酸性薬液の洗浄によるアルミニウム配線に対する腐食の問題や、このアルミニウム配線の腐食を引き起こす洗浄を省略した場合において残存する金属汚染の問題等があった。
【0007】
本発明はかかる実情に鑑み、少ない工程で研磨後の半導体基板から金属汚染を効果的に除去する半導体基板の研磨方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、アルミニウム配線の腐食を伴うことなく金属汚染を十分に除去する半導体基板の研磨方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、半導体基板の表面を平坦化する半導体基板の研磨方法であって、前記半導体基板の表面を第1の研磨液を用いて研磨する主研磨工程と、該主研磨工程の後に前記半導体基板の表面をキレート剤を用いて研磨する仕上げ研磨工程とを備え、前記仕上げ研磨工程は、前記半導体基板の表面が前記主研磨工程で前記第1の研磨液中の砥粒から圧力を受けている状態で開始し、化学機械的にキレート化反応を促進して行うことを特徴とする半導体基板の研磨方法が提供される。
また、本発明によれば、半導体基板の表面を平坦化する半導体基板の研磨装置であって、前記半導体基板を支持する基板支持基体と、該基板支持基体に対向して配置された研磨定盤と、該研磨定盤上に設けられた研磨布と、主研磨を行う際に前記研磨布に第1の研磨液を供給する研磨液供給部と、前記主研磨後の仕上げ研磨を行う際に前記研磨布にキレート剤を供給するキレート剤供給部とを備え、前記キレート剤供給部は、前記半導体基板の表面が前記主研磨における前記第1の研磨液中の砥粒から圧力を受けている状態で前記キレート剤を供給し、化学機械的にキレート化反応が促進するようにしたことを特徴とする半導体基板の研磨装置が提供される。
【0010】
仕上げ研磨工程を、キレート剤および第1の研磨液を使用して行うことができる。第1の研磨液は、好ましくは研磨粒子およびアルカリ遷移金属を含むスラリーを有している。
また、仕上げ研磨工程を、キレート剤および第1の研磨液とは異なる第2の研磨液を使用して行うことができる。第1の研磨液は、好ましくは研磨粒子およびアルカリ遷移金属を含むスラリーを有する。また、第2の研磨液は、好ましくは研磨粒子およびアンモニア若しくはアミン類を含むスラリーを有している。
【0011】
キレート剤は、クエン酸、エチレンジアミン4酢酸、ヒドロキシエチレンN−シアミン3酢酸、アンモニア3酢酸、ジエチレン8アミンペンタ酢酸およびエタノールジグリシネートの中から選ばれる少なくとも1つの物質で含んで構成することができる。キレート剤の体積濃度は、好ましくは0.01%以上、20%以下である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明の好適な実施の形態を説明する。
図1(A)は本発明に係る半導体基板の研磨方法の第1の実施形態における主研磨工程を説明するための概略断面図であり、図1(B)は本発明に係る半導体基板の研磨方法の第1の実施形態における仕上げ研磨工程を説明するための概略断面図である。なお、つぎに述べる各実施形態の半導体基板の研磨方法は、後述する他の様々な半導体基板研磨装置に適用することができる。
【0013】
まずここで、本発明方法に使用する半導体基板の研磨装置を説明する。図1において、1は半導体基板、2は基板支持基体(プレート)、3は研磨液供給機構(研磨液供給部)、4は研磨布(研磨パッド)、5は研磨定盤(定盤)、そして6はキレート剤供給機構(キレート剤供給部)である。ここで、本実施形態の半導体基板の研磨方法は、後述するように半導体集積回路(半導体チップ)を製造する各工程において行われるものとする。
【0014】
この半導体基板の研磨装置において、半導体基板1は支持基体2により保持され、定盤5上に設けられた研磨布4に適当な圧力で押し付けられるようになっている。ここで、支持基体2は第1の方向(例えば、反時計回り方向)に回転し、定盤5は第2の方向(例えば、時計回り方向)に回転するようになっている。すなわち定盤5および支持基体2は、同じ回転軸に対して逆方向に回転するようになっている。なお、支持基体2および定盤5は、回転の他に振動(揺動)するようにすることもできる。
【0015】
まず、第1の実施形態における半導体基板の研磨方法の主研磨工程では、図1(A)に示されるように半導体基板1を基板支持基体2で保持し、研磨液供給機構3から研磨液3aを研磨布4に供給する。そして、研磨液3aを供給しながら、定盤5上で研磨布4に半導体基板1を押し付けて、圧力を加えながら半導体基板1の表面を2分間〜5分間程度研磨(主研磨)する。この主研磨工程により半導体基板1の表面は、膜厚にして数千Å程度が除去(研磨)される。
【0016】
ここで、主研磨工程で用いる研磨液3aの好適な例としては、例えば水酸化カリウムもしくは硝酸鉄に、シリカ等の研磨粒子を混合したものを使用する。
【0017】
つぎに、上述の主研磨工程に引き続いて仕上げ研磨工程が行われる。この仕上げ研磨工程では図1(B)に示されるように、キレート剤供給機構6から研磨布4上にキレート剤6aを供給し、30秒間程度、半導体基板1の表面の研磨(仕上げ研磨)を行う。この仕上げ研磨は、主研磨による半導体基板1の表面の埃や傷等を除去するためのものである。
【0018】
ここで、キレート剤は金属と結合してキレート塩を形成し、半導体基板の表面から金属汚染を除去する効果を本来的に持っている。この性質を利用して、半導体基板の研磨後の洗浄工程に用いる薬液として使用されている例がある。本実施形態では、研磨中にキレート液を加える。これによって、研磨布や研磨剤中の砥粒(研磨粒子)から圧力を受けている半導体基板の表面において、上述した通常のキレート化反応に加えて、化学機械的にキレート化反応を促進する作用が加わって、研磨終了後に行う洗浄に比べて効果的にキレート塩を作って金属汚染が除去される。
【0019】
すなわち、半導体基板1の表面は、図1(A)に示されるように研磨液3aを用いた主研磨工程により、半導体基板1の表面が研磨されて(削り取られて)活性な状態となっている。この主研磨工程に引き続いてキレート剤6aを用いた仕上げ研磨工程を行うことにより、汚染物質が半導体基板1の表面と結合する前に半導体基板1の表面の埃や傷等を効果的に取り除くことができる。換言すると、本実施形態の仕上げ研磨工程におけるキレート剤は、既に半導体基板1の表面に強固に結びついている金属を通常のキレート化反応により取り除くというよりも、半導体基板1の表面に漂っている(強固には結合していない)金属(つまり汚染物質)を容易にキレート化反応させて取り除くように作用する。このため、そのような汚染物質を効果的に取り除くことができる。
【0020】
本実施形態では、仕上げ研磨工程の仕上げ研磨を施した後の半導体基板1の表面における金属汚染状態は、例えば表面濃度で8.9×109 atoms /cm2 程度の低汚染状態(1010atoms /cm2 程度以下)となる。これにより従来必要とされていた、汚染レベルを1010atoms /cm2 程度以下に低下させるための各工程を不要とすることができる。
【0021】
すなわち、従来では研磨終了時において金属不純物による半導体基板の表面の金属汚染状態は、鉄を例でみると表面濃度で7.9×1010atoms /cm2 程度となっている。ちなみに、近年の0.3μm以下の設計ルールに基づく微細加工を要求する半導体集積回路の製造において、次の製造工程に移るためには例えば半導体基板の表面の金属汚染状態を1010atoms /cm2 程度以下の汚染レベルに保持する必要がある。従って、金属汚染状態が7.9×1010atoms /cm2 程度の場合には、この金属汚染状態を1010atoms /cm2 程度以下にするために、研磨後の洗浄において以下の各工程を必要としていた。
【0022】
1)研磨で付着した微粒子のブラシによる除去を行う機械的洗浄工程
2)さらに、完全に微粒子を取り除くためにアルカリ性薬液による洗浄工程
3)金属汚染を除去するための酸性薬液、あるいはキレート剤による洗浄工程
4)次の半導体装置製造工程を行うための前洗浄工程
【0023】
上述した従来の半導体基板の研磨方法においては、金属汚染の除去を行うためには、上記1)〜4)の少なくとも4つの工程を経なければならない。さらに、条件によっては各洗浄工程を複数回に渡って行うことが必要な場合もあり、このように極めて多数の工程を経る必要がある。
【0024】
本発明によれば、上述したように仕上げ研磨により半導体基板1の表面の金属汚染状態が、8.9×109 atoms /cm2 程度となる。従って、従来の方法において不可欠であった、研磨後の洗浄における特に1)〜3)の3つの工程を省略することができる。また、3)の洗浄工程による酸性薬液を使用する必要がないことから、半導体基板1にアルミニウムを材料とする配線を形成するような場合でも、酸性薬液による腐食の恐れがない。
【0025】
ちなみに、従来方法において極希薄な酸性薬液による洗浄を行う場合がある。半導体基板にアルミニウムを材料とする配線が既に形成されていると、一定の割合でこのアルミニウム配線が腐食されるため歩留りの低下が避けられない。また、アルミニウム配線の腐食を回避するために、アルミニウムに対して腐食作用を持った薬液を使用した洗浄工程を経ないようにすると、金属汚染を十分に取り切れないという問題が生じる。本発明によれば、このような問題をすべて解消することができる。
【0026】
つぎに、本発明の半導体基板の研磨方法の第2の実施形態を説明する。
図2(A)は本発明に係る半導体基板の研磨方法の第2の実施形態における主研磨工程を説明するための概略断面図であり、図2(B)は本発明に係る半導体基板の研磨方法の第2の実施形態における仕上げ研磨工程を説明するための概略断面図である。
【0027】
まず、第2の実施形態に使用する半導体基板の研磨装置を説明する。図2において、11は半導体基板、12は基板支持基体、13は研磨液供給機構、14は研磨布、15は研磨定盤(定盤)、そして16はキレート剤供給機構である。この装置の基本構成は、実質的に第1の実施形態の場合と同様であり、各構成部材は同様に作用するものとする。
【0028】
まず、第2の実施形態における半導体基板の研磨方法の主研磨工程は、前述した第1の実施形態の場合と同様に行われる。すなわち、図2(A)に示されるように半導体基板11を基板支持基体12で保持し、研磨液供給機構13から研磨液13aを研磨布14に供給する。そして、研磨液13aを供給しながら、定盤15上で研磨布14に半導体基板11を押し付けて、圧力を加えながら半導体基板11の表面を2分間〜5分間程度研磨(主研磨)する。この主研磨工程により半導体基板11の表面を膜厚にして数千Å程度を除去(研磨)する。ここで、研磨液13aとしては、前述した第2の実施形態における研磨液3aと同じものを使用することができる。
【0029】
つぎに、上述の主研磨工程に引き続いて仕上げ研磨工程が行われる。この仕上げ研磨工程では、主研磨工程で半導体基板11表面に加わった加工ダメージを取り除くために、図2(B)に示されるようにキレート剤供給機構16から研磨布14上にキレート剤16aを供給すると共に、研磨液供給機構13から少量の研磨液13aを研磨布14に供給して仕上げ研磨工程を行う。これにより半導体基板11の表面は、研磨液13aにより若干削られると共に、キレート剤16aによって半導体基板11の表面の埃や傷等が取り除かれる。
【0030】
ここで、第2の実施形態の仕上げ研磨工程において使用する研磨液としては、図2(A)に示した主研磨で用いたものと同じ研磨液供給機構13からの研磨液13aを使用してもよい。また、さらに別の研磨液供給機構17からの研磨液17aを使用するように構成してもよい。
なお、仕上げ研磨工程において、仕上げ研磨工程専用の研磨液供給機構17からの研磨液17aと、キレート剤供給機構16からのキレート剤16aとを使用する場合には、仕上げ研磨工程として最適な研磨液17aを選択することができる。この場合の研磨液17aの好適な例としては、例えばアルカリ金属を含まないアンモニアやアミン類に、シリカ等の研磨粒子を混合したものを使用することができる。
【0031】
図3は、図2で示した半導体基板の研磨方法の第2の実施形態における仕上げ研磨工程の変形例を説明するための概略断面図である。図3において、18は研磨液およびキレート剤混合液供給機構を示している。
この例では上述した主研磨で用いたのと同じ研磨液13aあるいは仕上げ研磨工程専用の研磨液17aと仕上げ研磨工程において使用するキレート剤16aとを混合した研磨液と、キレート剤混合液18aと、を研磨液およびキレート剤混合液供給機構18から供給して仕上げ研磨工程を行う。
【0032】
つぎに、本発明の半導体基板の研磨方法の第3の実施形態を説明する。
図4(A)は本発明に係る半導体基板の研磨方法の第3の実施形態における主研磨工程を説明するための概略断面図であり、図4(B)は本発明に係る半導体基板の研磨方法の第3の実施形態における仕上げ研磨工程を説明するための概略断面図である。
【0033】
まず、第3の実施形態に使用する半導体基板の研磨装置を説明する。図4において、21は半導体基板、22は基板支持基体、23は研磨液供給機構、24は第1の研磨布、25は第1の研磨定盤(定盤)、33はキレート剤供給機構、34は第2の研磨布、そして35は第2の研磨定盤(定盤)である。この装置の基本構成は、実質的に第1または第2の実施形態の場合と同様であり、各構成部材は同様に作用するものとする。
【0034】
まず、第3の実施形態における半導体基板の研磨方法の主研磨工程は、前述した第1の実施形態および第2の実施形態の場合と同様に行われる。すなわち、図4(A)に示されるように半導体基板21を基板支持基体22で保持し、研磨液供給機構23から研磨液23aを第1の研磨布24に供給する。そして、研磨液23aを供給しながら、第1の定盤25上で研磨布24に半導体基板21を押し付けて、圧力を加えながら半導体基板21の表面を2分間〜5分間程度研磨(主研磨)する。この主研磨工程により半導体基板21の表面を膜厚にして数千Å程度を除去(研磨)する。ここで、研磨液23aとしては、前述した第1の実施形態における研磨液3aと同じものを使用することができる。
【0035】
つぎに、図4(B)に示されるように、図4(A)に示した主研磨で使用した第1の研磨布24および第1の定盤25とは異なる第2の研磨布34および第2の定盤35を使用すると共に、第2の研磨布34および第2の定盤35に設けられたキレート剤供給機構33からのキレート剤33aを使用して仕上げ研磨を行うようになっている。
【0036】
すなわち、第3の実施形態の仕上げ研磨工程は、主研磨工程で生じる金属汚染に曝された第1の研磨布24や研磨液23aから速やかに半導体基板21を分離する。そして主研磨工程で使用したのとは別個の研磨定盤(第2の定盤)35および第2の研磨布34を使用して行われる。これにより仕上げ研磨における洗浄効果をより一層向上させることができる。
【0037】
図5は、図4(B)で示した半導体基板の研磨方法の第3の実施形態における仕上げ研磨工程の変形例を説明するための概略断面図である。図5において、38は研磨液およびキレート剤混合液供給機構を示している。
この例では上述した主研磨で用いたのと同じ研磨液23aあるいは仕上げ研磨工程専用の研磨液(第2の実施形態における研磨液17aに対応)と仕上げ研磨工程において使用するキレート剤33aとを混合した研磨液と、キレート剤混合液38aと、を研磨液およびキレート剤混合液供給機構38から供給して、仕上げ研磨工程を行う。
【0038】
なお、仕上げ工程で使用する研磨液としては、アルカリ金属を含まないアンモニアやアミン類等のスラリーを使用するのが好ましい。これは、仕上げ工程でアルカリ金属を含むスラリー(例えば、水酸化カリウム)を使用すると、該アルカリ金属が半導体基板上に残存して新たな汚染源となる恐れがあるためである。
【0039】
ところで、上述した第1〜第3の各実施形態において、キレート剤として例えば、クエン酸、エチレンジアミン4酢酸、ヒドロキシエチレンN−ジアミン3酢酸、アンモニア3酢酸、ジエチレン3アミンペンタ酢酸、エタノールジグリシネートのうちから少なくとも1つを選択して用いることができる。また、キレート剤の体積濃度(体積%)は、0.01%以上、20%以下にするのが好ましい。すなわちキレート剤の体積濃度を0.01%よりも小さくすると、キレート剤が不足して上述した洗浄効果を十分に得ることができないからである。一方、キレート剤の体積濃度を20%よりも大きくすると、キレート剤が過多となってキレート剤自身による有機物残留が問題となって好ましくない。従って、キレート剤の体積濃度は、0.01%〜20%の範囲に設定するのが好ましく、これにより主研磨により半導体基板の表面に発生した傷や付着した埃等が仕上げ研磨によって十分且つ確実に除去することができる。
【0040】
具体的には、上述したように研磨終了時の半導体基板上での残留鉄汚染物質の表面濃度(残留鉄汚染濃度)は、第1、第2および第3の実施形態ともに、8.9×109 atoms /cm2 程度となる。明らかなように、従来の研磨方法による7.9×1010atoms /cm2 程度よりも残留鉄汚染濃度を格段に小さくすることができる。
【0041】
ここで、図6〜図8は本発明の半導体基板の研磨方法が適用される各半導体製造工程の例を示す図である。
図6(A)はストッパの無い層間絶縁膜の平坦化の例を示し、図6(B)はストッパ付きの層間絶縁膜の平坦化の例を示している。図6(A)および(B)において、211は第1層間絶縁膜、212および214はバリヤ層、213は第1層配線、215は絶縁膜、そして216はストッパ絶縁膜を示している。
【0042】
図6(A)に示す例では、本発明の研磨方法を適用して、C1−C1の位置まで半導体基板を研磨し、絶縁膜(層間絶縁膜)215を平坦化する様子が示されている。また、図6(B)に示す例では、本発明の研磨方法を適用して、C2−C2の位置まで半導体基板を研磨し、ストッパ絶縁膜216まで平坦化する様子が示されている。
【0043】
図7(A)5はビアホール埋込みの平坦化の例を示し、図6(B)はデュアルダマシン(埋込み)配線の平坦化の例を示している。図7(A)および(B)において、217はバリヤ層、218はブランケット金属層、そして219はビアホールを示している。なお、絶縁膜215は第2層間絶縁膜を構成している。
【0044】
図7(A)に示す例では、本発明の研磨方法を適用して、C3−C3の位置まで半導体基板を研磨し、表面が平坦化され、金属膜218が埋め込まれたビアホール219を形成する様子が示されている。また、図7(B)に示す例では、本発明の研磨方法を適用して、C4−C4の位置まで半導体基板を研磨し、ビアホール219上に第2層配線218′を形成する様子が示されている。
【0045】
図8(A)は深溝埋込みの平坦化の例を示し、同図において、220は深溝、221はバット酸化膜、222は窒化シリコン膜、そして223は多結晶シリコン膜を示している。
図8(A)に示す例では、本発明の研磨方法を適用して、C5−C5の位置まで半導体基板を研磨し、すなわち窒化シリコン膜222まで研磨して平坦化された深溝埋込みを形成する様子が示されている。
【0046】
図8(B)は浅溝埋込みの平坦化の例を示し、同図において、224はパッド酸化膜、225は窒化シリコン膜、226は埋込み絶縁膜を示している。
図8(B)に示す例では、本発明の研磨方法を適用して、C6−C6の位置まで半導体基板を研磨し、すなわち窒化シリコン膜225まで研磨して平坦化された浅溝(素子分離領域)227およびデバイス領域228を形成する様子が示されている。
【0047】
上述した図6〜図8は、本発明が適用される例を示すものであり、本発明の半導体基板の研磨方法は、他の様々な半導体製造工程に適用することができるのはもちろんである。
【0048】
ここでまた、図9および図10は本発明の半導体基板の研磨方法が適用される半導体基板研磨装置の他の例を示す図である。すなわち図9は半導体基板研磨装置の概略断面図を示し、図10(A)は図9の半導体基板研磨装置における基板支持基体部の平面図を示し、そして図10(B)は図10(A)の基板支持基体部をX−X線に沿って切断した断面図を示している。
【0049】
図9および図10において、41は半導体基板、42は基板支持基体(プレート)、43は研磨液供給機構(研磨液供給部)、44は研磨布(研磨パット)、45は定盤、46はキレート剤供給機構(キレート剤供給部)を示している。
【0050】
図9に示されるように、半導体基板研磨装置は、マシンセンターL1を中心として回転する研磨定盤(定盤)45の上に研磨布44が設けられている。この研磨布44に対して支持基体42により保持され、半導体基板41が適当な圧力で押し付けられるようになっている。ここで、定盤45は中空となっており、中に流された冷却液により半導体基板41と研磨布44との摩擦熱による温度上昇を制御するようになっている。
【0051】
図10(A)および(B)に示されるように、半導体基板41は例えば、ワックス47により支持基体42に保持されるようになっている。また支持基体42はマシンヘッド40に取り付けられるようになっている。支持基体42(マシンヘッド40)はまた、定盤45の回転軸(マシンセンター)とは異なる軸L2を中心として回転するようになっており、これらの複合した回転により半導体基板41の研磨を行うようになっている。ここで支持基体42(マシンヘッド40)は、マシンセンターL1の周囲に複数個設けるように構成してもよい。
【0052】
さらに半導体基板研磨装置には、主研磨工程で使用する研磨液43aを供給する研磨液供給機構43や仕上げ研磨工程で使用するキレート剤46aを供給するキレート剤供給機構46が設けられている。
これらの例からも分かるように本発明に係る半導体基板の研磨方法は、様々な研磨装置に適用することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、半導体基板の研磨方法によれば、キレート剤を用いて半導体基板表面の研磨を行うことにより、研磨後の半導体基板表面の洗浄工程を簡略化することができると共に、半導体基板上に形成されているアルミニウム配線等の腐食を防ぎつつ効果的に埃を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係る半導体基板の研磨方法の第1の実施形態における主研磨工程を説明するための概略断面図、(B)は仕上げ研磨工程を説明するための概略断面図である。
【図2】(A)は本発明に係る半導体基板の研磨方法の第2の実施形態における主研磨工程を説明するための概略断面図、(B)は仕上げ研磨工程を説明するための概略断面図である。
【図3】図2(B)に示す半導体基板の研磨方法の第2の実施形態における仕上げ研磨工程の変形例を説明するための概略断面図である。
【図4】(A)は本発明に係る半導体基板の研磨方法の第3の実施形態における主研磨工程を説明するための概略断面図、(B)は仕上げ研磨工程を説明するための概略断面図である。
【図5】図4(B)に示す半導体基板の研磨方法の第3の実施形態における仕上げ研磨工程の変形例を説明するための概略断面図である。
【図6】本発明の半導体基板の研磨方法が適用される各半導体製造工程の例を示す図である。
【図7】本発明の半導体基板の研磨方法が適用される各半導体製造工程の別の例を示す図である。
【図8】本発明の半導体基板の研磨方法が適用される各半導体製造工程のさらに別の例を示す図である。
【図9】本発明の半導体基板の研磨方法が適用される半導体基板研磨装置の他の例を示す概略断面図である。
【図10】(A)は図9に示した半導体基板研磨装置における基板支持基体部を示す平面図、(B)は(A)のX−X線に沿って切断した断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
2 基板支持基体(プレート)
3 研磨液供給機構(研磨液供給部)
3a 研磨液
4 研磨布(研磨パッド)
5 研磨定盤(定盤)
6 キレート剤供給機構(キレート剤供給部)
6a キレート剤
11 半導体基板
12 基板支持基体
13 研磨液供給機構
14 研磨布
15 研磨定盤(定盤)
16 キレート剤供給機構
16a キレート剤
17 研磨液供給機構
17 研磨液
21 半導体基板
22 基板支持基体
23 研磨液供給機構
24 第1の研磨布
25 第1の研磨定盤(定盤)
33 キレート剤供給機構
34 第2の研磨布
35 第2の研磨定盤(定盤)
38 研磨液およびキレート剤混合液供給機構
38a キレート剤混合液

Claims (12)

  1. 半導体基板の表面を平坦化する半導体基板の研磨方法であって、
    前記半導体基板の表面を第1の研磨液を用いて研磨する主研磨工程と、該主研磨工程の後に前記半導体基板の表面をキレート剤を用いて研磨する仕上げ研磨工程とを備え、
    前記仕上げ研磨工程は、前記半導体基板の表面が前記主研磨工程で前記第1の研磨液中の砥粒から圧力を受けている状態で開始し、化学機械的にキレート化反応を促進して行うことを特徴とする半導体基板の研磨方法。
  2. 請求項1に記載の半導体基板の研磨方法において、
    前記仕上げ研磨工程を、前記キレート剤および前記第1の研磨液を使用して行うようにしたことを特徴とする半導体基板の研磨方法。
  3. 請求項1に記載の半導体基板の研磨方法において、
    前記仕上げ研磨工程を、前記キレート剤および前記第1の研磨液とは異なる第2の研磨液を使用して行うようにしたことを特徴とする半導体基板の研磨方法。
  4. 請求項3に記載の半導体基板の研磨方法において、
    前記第1の研磨液は研磨粒子およびアルカリ遷移金属を含むスラリーを有し、前記第2の研磨液は研磨粒子およびアンモニア若しくはアミン類を含むスラリーを有していることを特徴とする半導体基板の研磨方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体基板の研磨方法において、
    前記キレート剤は、クエン酸、エチレンジアミン4酢酸、ヒドロキシエチレンN−ジアミン3酢酸、アンモニア3酢酸、ジエチレン3アミンペンタ酢酸およびエタノールジグリシネートの中から選ばれる少なくとも1つの物質を含んで構成されていることを特徴とする半導体基板の研磨方法。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体基板の研磨方法において、
    前記キレート剤の体積濃度は、0.01%以上20%以下であることを特徴とする半導体基板の研磨方法。
  7. 半導体基板の表面を平坦化する半導体基板の研磨装置であって、
    前記半導体基板を支持する基板支持基体と、該基板支持基体に対向して配置された研磨定盤と、該研磨定盤上に設けられた研磨布と、主研磨を行う際に前記研磨布に第1の研磨液を供給する研磨液供給部と、前記主研磨後の仕上げ研磨を行う際に前記研磨布にキレート剤を供給するキレート剤供給部とを備え、
    前記キレート剤供給部は、前記半導体基板の表面が前記主研磨における前記第1の研磨液中の砥粒から圧力を受けている状態で前記キレート剤を供給し、化学機械的にキレート化反応が促進するようにしたことを特徴とする半導体基板の研磨装置。
  8. 請求項7に記載の半導体基板の研磨装置において、
    前記キレート剤供給部は、前記仕上げ研磨を行う際に前記研磨布に前記キレート剤および前記第1の研磨液を供給することを特徴とする半導体基板の研磨装置。
  9. 請求項7に記載の半導体基板の研磨装置において、
    前記キレート剤供給部は、前記仕上げ研磨を行う際に前記研磨布に前記キレート剤および前記第1の研磨液とは異なる第2の研磨液を供給することを特徴とする半導体基板の研磨装置。
  10. 請求項9に記載の半導体基板の研磨装置において、
    前記第1の研磨液は研磨粒子およびアルカリ遷移金属を含むスラリーを有し、前記第2の研磨液は研磨粒子およびアンモニア若しくはアミン類を含むスラリーを有していることを特徴とする半導体基板の研磨装置。
  11. 請求項7〜10のいずれか1項に記載の半導体基板の研磨装置において、
    前記キレート剤は、クエン酸、エチレンジアミン4酢酸、ヒドロキシエチレンN−ジアミン3酢酸、アンモニア3酢酸、ジエチレン3アミンペンタ酢酸およびエタノールジグリシネートの中から選ばれる少なくとも1つの物質を含んで構成されていることを特徴とする半導体基板の研磨装置。
  12. 請求項7〜10のいずれか1項に記載の半導体基板の研磨装置において、
    前記キレート剤の体積濃度は、0.01%以上20%以下であることを特徴とする半導体基板の研磨装置。
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